JP2024066860A - 縦型半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】アバランシェ耐量を向上できる縦型半導体装置を提供する。【解決手段】半導体素子が形成されたセル領域1と、セル領域1を囲む外周領域2とを有する半導体基板10を備え、不純物層14が形成されている領域をセル領域1とし、トレンチゲート構造は、セル領域1から外周領域2まで延設されており、ベース層13は、セル領域1から外周領域2まで延設され、コンタクトホール20aは、セル領域1から外周領域2まで延設され、上部電極21は、外周領域2でもコンタクトホール20aを通じてベース層13と接続されるようにする。【選択図】図3

Description

本発明は、トレンチゲート構造を有する縦型半導体装置に関するものである。
従来より、トレンチゲート構造を有する縦型半導体装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。具体的には、この縦型半導体装置は、MOSFET(metal 0xide semiconductor field effect transistorの略)素子が形成されて構成されている。より詳しくは、縦型半導体装置は、n型のドレイン領域上にn型のドリフト層が形成され、ドリフト層上にp型のベース層が形成されている。ベース層の表層部には、n型のソース層が形成されており、トレンチゲート構造は、ソース層およびベース層を貫通してドリフト層に達するように形成されている。
特開2013-84905号公報
このような縦型半導体層は、通常、MOSFET素子が形成されるセル領域と、セル領域を囲むように配置される外周領域とを備えている。そして、トレンチゲート構造は、外周領域での電界緩和を図ることができるように、セル領域から外周領域に延設されることがある。
しかしながら、上記のような縦型半導体装置では、ドリフト層、ベース層、ソース層によって寄生バイポーラトランジスタが構成される。そして、本発明者らの検討によれば、外周領域までトレンチゲート構造を延設している場合、外周領域に配置されているトレンチゲート構造の周囲で寄生バイポーラトランジスタが作動し易いことが確認された。このため、寄生バイポーラが作動し難くなるように、アバランシェ耐量を向上させることが望まれている。
本発明は上記点に鑑み、アバランシェ耐量を向上できる縦型半導体装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための請求項1では、トレンチゲート構造を有する半導体素子が形成された縦型半導体装置であって、半導体素子が形成されたセル領域(1)と、セル領域を囲む外周領域(2)とを有する半導体基板(10)を備え、セル領域は、第1導電型のドリフト層(12)と、ドリフト層上に形成された第2導電型のベース層(13)と、ベース層の表層部に形成され、ドリフト層より高不純物濃度とされた第1導電型の不純物層(14)と、不純物層およびベース層を貫通してドリフト層に達し、半導体基板の面方向に沿って延設されたトレンチ(16)内に、ゲート絶縁膜(17)を介して、ゲート電極(18)が配置されたトレンチゲート構造と、ドリフト層を挟んでベース層と反対側に形成され、ドリフト層よりも高不純物濃度とされた第1導電型または第2導電型の高濃度層(11)と、半導体基板の一面(10a)上に形成され、ベース層および不純物層を露出させるコンタクトホール(20a)が形成された層間絶縁膜(20)と、コンタクトホールを通じて不純物層およびベース層と電気的に接続される第1電極(21)と、高濃度層と電気的に接続される第2電極(22)と、を有し、不純物層が形成されている領域がセル領域とされ、トレンチゲート構造は、セル領域から外周領域まで延設されており、ベース層は、セル領域から外周領域まで延設され、コンタクトホールは、セル領域から外周領域まで延設され、第1電極は、外周領域でもコンタクトホールを通じてベース層と接続されている。
これによれば、縦型半導体装置がアバランシェ動作する際、外周領域のベース層を通じて第1電極からキャリア(例えば、正孔)が引き抜かれ易くなる。したがって、アバランシェ耐量の向上を図ることができ、寄生バイポーラトランジスタが作動することを抑制できる。
なお、各構成要素等に付された括弧付きの参照符号は、その構成要素等と後述する実施形態に記載の具体的な構成要素等との対応関係の一例を示すものである。
第1実施形態における縦型半導体装置の平面図である。 図1中のII-II線に沿った断面図である。 図1中のIII-III線に沿った断面図である。 図1に示す縦型半導体装置の回路構成を示す模式図である。 調整距離とアバランシェ耐量との関係を示す図である。 第2実施形態における縦型半導体装置の断面図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、同一符号を付して説明を行う。
(第1実施形態)
第1実施形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、本実施形態の縦型半導体装置は、例えば、自動車等の車両に搭載され、車両用の各種電子装置を駆動するための装置として適用されると好適である。
本実施形態の縦型半導体装置は、図1に示されるように、セル領域1および外周領域2を有している。なお、具体的には後述するが、本実施形態の縦型半導体装置は、半導体素子として、ソース層14を有するnチャネル型のMOSFET素子が形成されて構成されている。そして、本実施形態では、セル領域1と外周領域2とは、ソース層14が形成されているか否かによって区画され、ソース層14が形成されている部分がセル領域1とされている。言い換えると、実際にMOSFET素子として機能する部分がセル領域1とされ、MOSFET素子として機能しない部分が外周領域2とされている。なお、図1では、後述する層間絶縁膜20および上部電極21を省略して示している。また、図1は、断面図ではないが、理解をし易くするため、後述するゲート絶縁膜17およびゲート電極18にハッチングを施してある。
本実施形態の縦型半導体装置は、図2および図3に示されるように、不純物濃度が高濃度とされたn型のシリコン基板等で構成される基板11を有する半導体基板10を用いて形成されている。基板11の表面上には、基板11よりも不純物濃度が低濃度とされたn型のドリフト層12が形成されている。なお、本実施形態では、基板11がドレイン領域として機能し、高濃度層に相当する。
ドリフト層12の表層部には、比較的不純物濃度が低く設定されたp型のベース層13が形成されている。ベース層13は、例えば、ドリフト層12に対してp型不純物をイオン注入すること等によって形成され、チャネル領域を形成するチャネル層として機能する。本実施形態では、ベース層13は、ドリフト層12側に位置するベース領域13aと、ベース領域13aよりも高不純物濃度とされ、ベース領域13a上に形成されたベースコンタクト領域13bとを含んで構成されている。そして、本実施形態のベース層13は、セル領域1から外周領域2に渡って形成されている。
また、ベース層13の表層部には、ドリフト層12よりも不純物濃度が高濃度とされたn型のソース層14が形成されている。ソース層14は、後述する複数のトレンチ16の間において、トレンチ16の側面に接するように形成されている。また、ベースコンタクト領域13bは、ソース層14を挟んで後述するトレンチ16と反対側に位置するように形成されている。
そして、本実施形態では、ソース層14が形成されている領域がセル領域1とされている。なお、ベースコンタクト領域13bは、後述するトレンチ16の長手方向(すなわち、延設方向)において、ソース層14と一致するように形成されていてもよいし、セル領域1から外周領域2に少しだけ突き出すように形成されていてもよい。そして、本実施形態では、ソース層14が不純物層に相当する。また、半導体基板10は、基板11側が他面10bとされ、ベース層13およびソース層14層側が一面10aとされている。
半導体基板10には、一面10a側からベース層13やソース層14を貫通してドリフト層12に達するように複数のトレンチ16が形成されている。複数のトレンチ16は、半導体基板10の面方向における一方向を長手方向とし、当該一方向と交差する方向に沿って配列されるように形成されている。より詳しくは、複数のトレンチ16は、等間隔に平行に並べられることでストライプ状のレイアウトとされている。なお、図1中では、トレンチ16は紙面左右方向を長手方向として延設され、紙面上下方向に配列されている。また、各トレンチ16は、長手方向の両端部がセル領域1から外周領域2に突き出すように形成されている。
トレンチ16の内壁面は、ゲート絶縁膜17によって覆われている。トレンチ16内には、ゲート絶縁膜17を介してドープトポリシリコンによって構成されたゲート電極18が配置されている。
半導体基板10の一面10a側には、ゲート電極18を覆うように酸化膜等で構成された層間絶縁膜20が形成されている。そして、層間絶縁膜20には、ソース層14やベース層13を露出させるコンタクトホール20aが形成されている。
ここで、本実施形態のコンタクトホール20aは、トレンチ16の長手方向において、ソース層14よりも突き出すように形成されている。言い換えると、コンタクトホール20aは、外周領域2に位置するベース層13も露出させるように形成されている。但し、コンタクトホール20aは、トレンチ16の長手方向における端部よりもセル領域1側で終端するように形成されている。なお、図1では、コンタクトホール20aを点線で示している。つまり、図1では、点線で囲まれる領域が層間絶縁膜20から露出する領域となる。
そして、層間絶縁膜20上には、ソース電極に相当する上部電極21が形成されている。具体的には、上部電極21は、セル領域1において、コンタクトホール20aを通じてソース層14およびベースコンタクト領域13b(すなわち、ベース層13)と接続されるように形成されている。また、上部電極21は、外周領域2において、コンタクトホール20aを通じてベース層13と接続されるように形成されている。なお、本実施形態では、上部電極21が第1電極に相当する。
基板11のうちの他面10b側には、ドレイン電極に相当する下部電極22が形成されている。なお、本実施形態では、下部電極22が第2電極に相当している。
以上が本実施形態における縦型半導体装置の構成である。なお、本実施形態では、n型、n型、n型が第1導電型に相当し、p型、p型が第2導電型に相当している。また、本実施形態では、上記のように、基板11、ドリフト層12、ベース層13、ソース層14等を含んで半導体基板10が構成されている。
次に、上記縦型半導体装置における作動および効果について説明する。まず、上記のような縦型半導体装置は、ゲート電極18に絶縁ゲート構造における閾値電圧以上の電圧が印加されることにより、ベース層13のうちのトレンチ16と接する部分にチャネル領域が形成され、ソース-ドレイン間に電流が流れることでオン状態となる。また、ゲート電極18に印加されている電圧が閾値電圧未満となると、ベース層13に形成されていたチャネル領域が消滅し、電流が遮断されることでオフ状態となる。
そして、上記のような縦型半導体装置は、図4に示されるような回路構成となる。すなわち、本実施形態における縦型半導体装置は、MOSトランジスタMTr、ドリフト層12、ベース層13、ソース層14による寄生バイポーラトランジスタPTr、空乏容量DC、ベース層13の内部抵抗Rを含む回路構成となる。そして、上記のような縦型半導体装置では、オン状態からオフ状態とする際、アバランシェ破壊が発生してソース-ドレイン間に過大な電流が流れる可能性がある。
したがって、本実施形態では、コンタクトホール20aが外周領域2まで延設され、外周領域2において、ベース層13が上部電極21と電気的に接続されるようにしている。これにより、縦型半導体装置がアバランシェ動作する際、外周領域2のベース層13を通じて上部電極21から正孔が引き抜かれ易くなる。つまり、ベース層13の内部抵抗Rが小さくなる領域が増加する。したがって、アバランシェ耐量を向上でき、寄生バイポーラトランジスタPTrが作動することを抑制できる。
ここで、図4に示されるように、セル領域1から外周領域2に突き出すコンタクトホール20aの長さを調整距離dとする。つまり、ソース層14から外周領域2側に突き出すコンタクトホール20aの長さを調整距離dとする。言い換えると、外周領域2にて上部電極21と接続されるベース層13のトレンチ16の長手方向に沿った長さを調整距離dとする。この場合、調整距離dを長くするほど正孔を上部電極21から引き抜き易くできる。但し、本発明者らの検討によれば、図5に示されるように、アバランシェ耐量は、調整距離dが0.1μm以上になるとほぼ変化しないことが確認された。したがって、本実施形態では、調整距離dが0.1μm以上とされている。
なお、図5は、各不純物濃度において、基板11を1×1018~1×1020cm-3、ドリフト層12を1×1016~1×1018cm-3、ベース領域13aを1×1013cm-3、ベースコンタクト領域13bを1×1015~1×1016cm-3程度、ソース層14を1×1013cm-3程度とした結果を示している。
以上説明したように、本実施形態では、コンタクトホール20aがセル領域1から外周領域2に延設され、外周領域2でも上部電極21がベース層13と接続される。このため、縦型半導体装置がアバランシェ動作する際、外周領域2のベース層13を通じて上部電極21から正孔が引き抜かれ易くなる。したがって、アバランシェ耐量の向上を図ることができ、寄生バイポーラトランジスタPTrが作動することを抑制できる。
(1)本実施形態では、調整距離が0.1μm以上とされている。このため、アバランシェ耐量を十分に高くできる。
(第2実施形態)
第2実施形態について説明する。本実施形態は、第1実施形態に対し、トレンチコンタクトを形成したものである。その他に関しては、第1実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。
本実施形態では、図6に示されるように、半導体基板10には、層間絶縁膜20に形成されたコンタクトホール20aと連通するようにコンタクトトレンチ23が形成されている。より詳しくは、コンタクトトレンチ23は、半導体基板10の一面10aに対する法線方向において、コンタクトホール20aと一致するように形成されている。つまり、コンタクトトレンチ23は、コンタクトホール20aと同様に、セル領域1からの調整距離dが0.1μm以上とされている。
そして、本実施形態のソース層14は、ゲート絶縁膜17側に位置するソース領域14aと、ソース層14よりも高不純物濃度とされ、コンタクトトレンチ23の側面と接するように形成されたソースコンタクト領域14bとを有する構成とされている。また、ベースコンタクト領域13bは、コンタクトトレンチ23の底面と接するように形成されている。
以上説明した本実施形態によれば、コンタクトホール20aがセル領域1から外周領域2に延設され、外周領域2でも上部電極21がベース層13と接続される。このため、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
ここで、例えば、コンタクトホール20aおよびコンタクトトレンチ23を外周領域2まで延設せず、外周領域2に別のコンタクトホールを形成して上部電極21を外周領域2のベース層13と接続する構成とすることも考えられる。しかしながら、この構成では、コンタクトトレンチ23およびコンタクトホール20aを形成する工程と、別のコンタクトホールを形成する工程とを別々に行う必要があり、製造工程が増加する。つまり、本実施形態の縦型半導体装置では、製造工程が増加することを抑制しつつ、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
(1)本実施形態では、半導体基板10にコンタクトトレンチ23が形成され、ソースコンタクト領域14bおよびベースコンタクト領域13bがコンタクトトレンチ23と接するように形成されている。このため、上部電極21との接続面積を確保し易くでき、隣合うトレンチ16間の長さを短くできる。したがって、オン抵抗の低減を図ると共に縦型半導体装置の小型化を図ることができる。
(他の実施形態)
本開示は、実施形態に準拠して記述されたが、本開示は当該実施形態や構造に限定されるものではないと理解される。本開示は、様々な変形例や均等範囲内の変形をも包含する。加えて、様々な組み合わせや形態、さらには、それらに一要素のみ、それ以上、あるいはそれ以下、を含む他の組み合わせや形態をも、本開示の範疇や思想範囲に入るものである。
例えば、上記各実施形態では、第1導電型をn型、第2導電型をp型としたnチャネルタイプのトレンチゲート構造のMOSFETを例に挙げて説明した。しかしながら、縦型半導体装置は、例えばnチャネルタイプに対して各構成要素の導電型を反転させたpチャネルタイプのトレンチゲート構造のMOSFETが形成されて構成されていてもよい。さらに、縦型半導体装置は、MOSFET以外に、同様の構造のIGBTが形成された構成とされていてもよい。IGBTの場合、上記各実施形態におけるn型の基板11をp型のコレクタ層に変更する以外は、上記第1実施形態で説明した縦型MOSFETと同様である。
また、上記各実施形態では、半導体基板10がシリコン基板で構成される例について説明した。しかしながら、半導体基板10は、炭化珪素基板であってもよいし、窒化ガリウム基板であってもよい。
そして、上記各実施形態において、ベースコンタクト領域13bが形成されておらず、ベース層13がそのまま上部電極21と接続されていてもよい。また、上記第1実施形態では、上部電極21と接続されるようにソースコンタクト領域14bが形成されていてもよいし、上記第2実施形態では、ソースコンタクト領域14bが形成されていなくてもよい。
1 セル領域
2 外周領域
10a 一面
11 基板(高濃度層)
12 ドリフト層
13 ベース層
14 ソース層(不純物層)
16 トレンチ
17 ゲート絶縁膜
18 ゲート電極
20 層間絶縁膜
20a コンタクトホール
21 上部電極(第1電極)
22 下部電極(第2電極)

Claims (3)

  1. トレンチゲート構造を有する半導体素子が形成された縦型半導体装置であって、
    前記半導体素子が形成されたセル領域(1)と、前記セル領域を囲む外周領域(2)とを有する半導体基板(10)を備え、
    前記セル領域は、
    第1導電型のドリフト層(12)と、
    前記ドリフト層上に形成された第2導電型のベース層(13)と、
    前記ベース層の表層部に形成され、前記ドリフト層より高不純物濃度とされた第1導電型の不純物層(14)と、
    前記不純物層および前記ベース層を貫通して前記ドリフト層に達し、前記半導体基板の面方向に沿って延設されたトレンチ(16)内に、ゲート絶縁膜(17)を介して、ゲート電極(18)が配置された前記トレンチゲート構造と、
    前記ドリフト層を挟んで前記ベース層と反対側に形成され、前記ドリフト層よりも高不純物濃度とされた第1導電型または第2導電型の高濃度層(11)と、
    前記半導体基板の一面(10a)上に形成され、前記ベース層および前記不純物層を露出させるコンタクトホール(20a)が形成された層間絶縁膜(20)と、
    前記コンタクトホールを通じて前記不純物層および前記ベース層と電気的に接続される第1電極(21)と、
    前記高濃度層と電気的に接続される第2電極(22)と、を有し、
    前記不純物層が形成されている領域が前記セル領域とされ、
    前記トレンチゲート構造は、前記セル領域から前記外周領域まで延設されており、
    前記ベース層は、前記セル領域から前記外周領域まで延設され、
    前記コンタクトホールは、前記セル領域から前記外周領域まで延設され、
    前記第1電極は、前記外周領域でも前記コンタクトホールを通じて前記ベース層と接続されている縦型半導体装置。
  2. 前記コンタクトホールは、前記外周領域における前記トレンチの延設方向に沿った長さを調整距離(d)とすると、前記調整距離が0.1μm以上とされている請求項1に記載の縦型半導体装置。
  3. 前記半導体基板には、前記コンタクトホールと連通するコンタクトトレンチ(23)が形成されており、
    前記不純物層は、前記コンタクトトレンチの側面と接する状態で形成され、
    前記ベース層は、前記コンタクトトレンチの底面と接する状態で形成されている請求項1または2に記載の縦型半導体装置。
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