JP2024066545A - 営農支援プログラム - Google Patents

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JP2024066545A JP2022175933A JP2022175933A JP2024066545A JP 2024066545 A JP2024066545 A JP 2024066545A JP 2022175933 A JP2022175933 A JP 2022175933A JP 2022175933 A JP2022175933 A JP 2022175933A JP 2024066545 A JP2024066545 A JP 2024066545A
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Abstract

【課題】 営農支援の精度を向上させることである。【解決手段】 一の選択肢「整枝あり」が選択されると、選択結果203「整枝あり」が出力される。他方、他の選択肢「整枝なし」が選択されると、選択結果303「整枝なし」が出力される。営農支援206、306で示されるのは、営農支援内容である。営農支援206、306に含まれるのは、収穫日206a、306a、収穫量206b、306b、施肥要否206c、306c、及び、除草要否206d、306dである。営農支援206、306に影響するのは、選択結果203、303である。これらの項目がそれぞれ有するのは、具体的な値である。例えば、項目「収穫日」が有するのは、具体的な値「YYYY年MM月DD日」である。また、項目「施肥要否」が有するのは、具体的な値「要」「否」である。【選択図】 図3

Description

本発明が関係するのは、営農支援プログラムである。
従来から農業で求められているのは、営農支援の自動化である。我が国では、農業従事
者の数が次第に減少していることから、営農支援の自動化は、急務である。そのため、様
々な情報処理装置が開発されている。具体的には、以下のとおりである。
特許文献1で開示されるのは、農作業支援システムである。このシステムで実行される
のは、画像認識及び出力である。すなわち、衛星画像データの波長成分が用いられること
で認識されるのは、作物品種の生育状態である。また、当該生育状態が用いられることで
出力されるのは、管理対象圃場毎の作業内容である。
特許文献2で開示されるのは、植生指標算出装置である。この装置で算出されるのは、
農作物の植生指標であり、その際に用いられるのは、上空画像である。当該上空画像に含
まれるのは、農作物の画像である。
特許文献3で開示されるのは、施肥機制御システムである。このシステムで制御される
のは、施肥機の位置であり、その際に用いられるのは、ドローンカメラ画像である。すな
わち、当該カメラ画像が用いられることで判定されるのは、農作物の生育良否である。こ
の生育良否が用いられることで推測されるのは、生育不良の農作物の位置である。当該位
置が用いられることで特定されるのは、施肥機の位置である。
特許文献4で開示されるのは、収穫量予測装置である。この装置で予測されるのは、農
作物の収穫量であり、その際に用いられるのは、作付別植生指数テーブルである。このテ
ーブルで対応付けられるのは、作付開始日からの経過日数及び圃場の植生指数平均値であ
る。
特許第4873545号 特許第6631747号 国際公開WO2019/064455 特開2017‐169511号
本発明が解決しようとする課題は、営農支援の精度向上である。
本課題を解決するため、本発明者が着目したのは、栽培慣習の相違である。栽培慣習が
異なると、情報への評価も異なる。そのような観点から、本発明を定義すると、以下のと
おりである。
営農支援プログラムによって処理装置が実行するのは、演算処理である。すなわち、前
記処理装置で演算されるのは、植生指数及び標準植生指数の差異であり、その際に用いら
れるのは、選択肢である。前記植生指数の源泉は、圃場画像である。前記選択肢に含まれ
るのは、第1の選択肢及び第2の選択肢である。前記標準植生指数に含まれるのは、第1
の標準植生指数及び第2の標準植生指数である。前記植生指数及び前記第1の標準植生指
数の差異が演算される条件は、前記第1の選択肢が入力されることである。前記植生指数
及び前記第2の標準植生指数の差異が演算される条件は、前記第2の選択肢が入力される
ことである。
別の観点から定義すると、営農支援プログラムによって処理装置が実行するのは、第1
の出力処理及び第2の出力処理である。前記第1の出力処理が実行されることで、出力装
置で出力されるのは、一の選択肢及び他の選択肢である。前記第2の出力処理が実行され
ることで、前記出力装置で出力されるのは、一の営農支援又は他の営農支援である。その
際に、当該処理で用いられるのは、圃場画像である。前記圃場画像が同一である場合、前
記一の選択肢が選択されると、前記一の営農支援が出力され、他方、前記他の選択肢が選
択されると、前記他の営農支援が出力される。前記一の営農支援及び前記他の営農支援で
共通にするのは、営農支援の項目である。前記一の営農支援及び前記他の営農支援で相違
するのは、営農支援の値である。
本発明が可能にするのは、営農支援の精度向上である。
営農支援システムの一実施の形態の構成である。 ハードウエア構成の一例である。 選択画面仕様の一例である。 支援画面仕様の一例であって、(a)整枝あり時のもの、(b)整枝なし時のものである。 営農支援のコンテキストである。 営農支援のデータフローである。 指数IDテーブルの一例である。 標準植生指数テーブルの一例であって、(a)栽培慣習Xの時のもの、(b)栽培慣習Yの時のものである。 定植後日数及び標準植生指数の関係である。
<営農支援システム>営農支援システムとは、複数の装置の組合せであって、その用途
が営農支援であるものをいう。図1で示すのは、営農支援システムの一実施の形態の構成
である。営農支援システム1で電子的に実現されるのは、営農支援の全部又は一部である
。営農支援システム1を構成するのは、撮影装置10、管理装置20、及び、利用者装置
30である。これらの装置を接続するのは、通信回線である。本実施の形態で採用するの
は、クライアント‐サーバ型システムであるが、本発明で排除されないのは、スタンドア
ロン型システムである。
<撮影装置>撮影装置10の用途は、撮影である。撮影装置10が実装されているのは
、人工衛星10a、飛翔体(例えば、ヘリコプタやドローン等)10b、又は、圃場の監
視設備13cである。撮影装置10で俯瞰的に撮影されるのは、圃場であり、かつ、出力
されるのは、圃場画像である。撮影装置10を運用するのは、撮影者(例えば、衛星運用
者など)である。撮影者が兼務しうるのは、後述の管理者及び利用者である。
<管理装置>管理装置とは、情報処理装置であって、それを操作するのが管理者(例え
ば、農業サービス提供者など)であるものをいう。前記管理装置を例示すると、サーバ端
末などである。
図2で示すのは、ハードウエア構成の一例である。管理装置20を構成するのは、コン
ピュータの基本要素であり、具体的には、入力装置21、出力装置22、通信装置23、
主記憶装置24、補助記憶装置25、及び、処理装置26である。これらの装置を接続す
るのは、システムバスである。
<利用者装置>利用者装置とは、情報処理装置であって、それを操作するのが利用者(
例えば、農業法人の従業員や個人農家など)であるものをいう。前記利用者装置を例示す
ると、スマートフォンやタブレット端末などである。利用者装置30を構成するのは、コ
ンピュータの基本要素である。
<入力装置>入力装置21の用途は、入力である。入力装置21は、汎用されており、
例示すると、キーボード、ポインティングデバイス、コードリーダ、ICリーダ、OCR
やマイクロホン等である。入力装置12で受け付けるのは、各種データの入力である。
<出力装置>出力装置22の用途は、出力である。出力に含まれるのは、表示、投影、
印刷、その他これらに類する態様である。出力装置22は、汎用されており、例示すると
、ディスプレイモニタ、プリンタ、プロジェクタ等である。出力装置22で出力されるの
は、各種データである。
<通信装置>通信装置23の用途は、通信である。通信に含まれるのは、公衆回線通信
及び専用回線通信である。通信装置23は、汎用されており、例示すると、Wi-Fi(
登録商標)モデム、Bluetooth(登録商標)モデム等である。通信装置13、2
3で授受されるのは、各種データである。
<主記憶装置>主記憶装置24で一時的に記憶されるのは、各種データである。主記憶
装置24を例示すると、RAM等である。各種データを例示すると、コンピュータ読み取
り可能なプログラム(以下、「プログラム」という。)、演算テーブル、データベース、
入出力値等である。
<補助記憶装置>補助記憶装置25で恒常的に記憶されるのは、各種データである。補
助記憶装置25を例示すると、ROM、SSD、HDD等である。各種データを例示する
と、コンピュータプログラム、ルックアップテーブル、データベース、入出力値等である
<処理装置>処理装置26の用途は、制御及び演算である。処理装置26を具現化する
のは、MPUやCPU等である。処理装置26で読み出されるのは、コンピュータプログ
ラムであり、それによって実行されるのは、各種処理である。
<営農支援プログラム>営農支援プログラムを恒常的に記憶しているのは、補助記憶装
置25である。営農支援プログラムが読み出される先は、主記憶装置24である。処理装
置26で実行されるのは、読み出された営農支援プログラムであり、それによって実現さ
れるのは、以下の処理である。
<選択画面仕様>図3で示すのは、選択画面仕様の一例である。画面100が出力され
るのは、営農支援プログラムの実行後である。画面100を構成するのは、2つの操作釦
110a、110bである。操作釦110aが操作されると、一の選択肢が選択される。
他方、操作釦110bが操作されると、他の選択肢が選択される。そのような選択結果を
一時的に記憶するのは、主記憶装置24である。これらの選択肢に関連するのは、栽培慣
習である。本実施の形態では、一の選択肢が「整枝あり」であり、他の選択肢が「整枝な
し」である。本発明で排除されないのは、他の栽培慣習(例えば、通路露出のための剪定
等)の採用である。
本発明で許容されるのは、栽培地(例えば、国や地方など)の選択である。例えば、一
の選択肢が「日本国」であり、他の選択肢が「日本国以外」である。栽培慣習が相違する
のは、栽培地毎だからである。例えば、植物(例えば、トマトなど)が慣習的に整枝され
るのは、日本国であり、そうではないのは、日本国以外である。
<支援画面仕様>図4で示すのは、支援画面仕様の一例であって、(a)「整枝あり」
が選択された場合、(b)「整枝なし」が選択された場合である。画面200が出力され
るのは、操作釦110aが操作されたときである。画面200を構成するのは、品種20
1、圃場名202、選択結果203、植生指数(NDVI)204、植生画像(NDVI
画像)205、及び、営農支援206である。
品種名201で示されるのは、選択された植物の品種名である。品種名を選択する手段
は、利用者装置30である。選択された品種名を一時的に記憶するのは、主記憶装置24
である。品種名の候補を恒常的に記憶するのは、補助記憶装置25である。本実施の形態
で採用するのは、トマトであるが、本発明が排除しないのは、トマト以外の植物である。
圃場名202で示されるのは、選択された圃場名である。圃場名を選択する手段は、利
用者装置30である。選択された圃場名を一時的に記憶するのは、主記憶装置24である
。圃場名の候補を恒常的に記憶するのは、補助記憶装置25である。
選択結果203で示されるのは、選択された選択肢である。本実施の形態では、一の選
択肢「整枝あり」が選択されると、選択結果203「整枝あり」が出力される。他方、他
の選択肢「整枝なし」が選択されると、選択結果303「整枝なし」が出力される。
植生指数204で示されるのは、選択された圃場の植生指数である。ここで、植生指数
とは、指標であって、それで示されるのが植生状況であるものいう。この植生状況を例示
すると、植物の量(植生分布)や活力(活性度)などである。本実施の形態で採用するの
は、正規化差植生指数“Normalized Difference Vegetati
on Index(NDVI)”である。NDVIが採りうる値の範囲は、-1.0から
+1.0までである。植生指数を一時的に記憶するのは、主記憶装置24である。
植生画像205で示されるのは、可視化された植生指標である。植生画像205を構成
するのは、圃場画像、ヒートマップ、各操作釦である。圃場画像は、可視画像であり、そ
の源泉は、撮影装置10である。ヒートマップは、色又はその濃淡であり、そこに反映さ
れるのは、植生指標である。各操作釦で実行されるのは、画像の拡大若しくは縮小、又は
、圃場位置毎の営農支援である。
営農支援206で示されるのは、営農支援内容である。本実施の形態において、営農支
援206に含まれるのは、収穫日206a、収穫量206b、施肥要否206c、及び、
除草要否206dである。これらの項目がそれぞれ有するのは、具体的な値である。例え
ば、項目「収穫日」が有するのは、具体的な値「YYYY年MM月DD日」である。また
、項目「施肥要否」が有するのは、具体的な値「要」「否」である。本発明で排除しない
のは、他の営農支援内容(例えば、生育段階の提示など)である
収穫日206aで示されるのは、植物の収穫日である。当該収穫日を決める要素は、少
なくとも、植生指数である。栽培慣習又は栽培地が異なる場合、植生指数の評価がある程
度の確度で異なる。すなわち、植生指数が「0.80」である場合、一の選択肢「整枝あ
り」が選択されると、収穫日206aで示されるのは、日付「2023/07/21」で
ある。他方、他の選択肢「整枝なし」が選択されると、収穫日206aで示されるのは、
日付「2023/07/09」である。つまり、植生指数が同一であっても、収穫日20
6aは、異なる。
収穫量206bで示されるのは、植物の収穫量である。当該収穫量を決める要素は、少
なくとも、植生指数である。栽培慣習又は栽培地が異なる場合、植生指数の評価がある程
度の確度で異なる。一の選択肢「整枝あり」が選択された場合、植生指数が「0.80」
であれば、収穫量206bで示されるのは、「1000kg」である。他方、他の選択肢
「整枝なし」が選択されると、収穫量206bで示されるのは、「800kg」である。
つまり、植生指数が同一であっても、収穫量206bは、異なる。
施肥要否206cで示されるのは、植物への施肥の要否である。当該要否を決める要素
は、少なくとも、植生指数である。栽培慣習又は栽培地が異なる場合、植生指数の評価が
ある程度の確度で異なる。一の選択肢「整枝あり」が選択された場合、植生指数が「0.
80」であれば、施肥要否206cで示されるのは、「否」である。他方、他の選択肢「
整枝なし」が選択されると、施肥要否206cで示されるのは、「要」である。つまり、
植生指数が同一であっても、施肥要否206cは、異なる。
除草要否206dで示されるのは、圃場での除草の要否である。当該要否を決める要素
は、少なくとも、植生指数である。栽培慣習又は栽培地が異なる場合、植生指数の評価が
ある程度の確度で異なる。一の選択肢「整枝あり」が選択された場合、植生指数が「0.
80」であれば、除草要否206dで示されるのは、「要」である。他方、他の選択肢「
整枝なし」が選択されると、除草要否206dで示されるのは、「否」である。つまり、
植生指数が同一であっても、除草要否206dは、異なる。
<営農支援のコンテキスト>図5で示すのは、営農支援のコンテキストである。圃場画
像、並びに、選択肢、日付(例えば、演算日など。以下、同じ。)、定植日及び品種が入
力されると、営農支援が出力される。圃場画像の源泉は、撮影者である。選択肢、定植日
及び品種の源泉は、利用者である。営農支援の収容先は、利用者又は管理者である。営農
支援に含まれるのは、収穫日及び収穫量、並びに、施肥要否、及び、除草要否である。営
農支援に付随するのは、植生指数、植生画像、選択肢である。
<営農支援のデータフロー>図6で示すのは、営農支援のデータフローである。営農支
援を構成するのは、大まかには、3つの処理であり、具体的には、植生演算P1、指数I
D読出P2、標準指数読出P3、及び、支援演算P3である。
<植生演算P1>植生指数及び植生画像を演算する際に用いるのは、圃場画像である。
当該植生指数及び当該植生画像を一時的に記憶するのは、主記憶装置24である。この演
算は、周知である(特開2001‐357380号公報、特開2006‐314215号
公報、特開2007‐143490号公報、特開2010‐68719号公報、特開20
12‐196167号公報、特開2015‐188333号公報、特開2017‐169
511号公報など)である。
<指数ID読出P2>指数IDを読み出す際に用いるのは、品種及び栽培慣習(例えば
、整枝の有無)である。補助記憶装置25に記憶されているのは、指数IDテーブルであ
る。図7で示すのは、指数IDテーブルの一例である。当該指数IDテーブルで対応付け
られるのは、品種及び栽培慣習並びに指数IDである。品種が同一であっても、栽培慣習
が異なれば、指数IDも異なる。例えば、品種Aが選択された場合、栽培慣習X(例えば
、整枝あり)が選択されると、指数ID「001」が読み出される。他方、品種Aが選択
された場合、栽培慣習Y(例えば、整枝なし)が選択されると、指数ID「002」が読
み出される。読み出された指数IDを一時的に記憶するのは、主記憶装置24である。
<標準指数読出P3>標準植生指数を読み出す際に用いられるのは、定植日及び日付、
並びに、指数IDである。先ず、日付及び定植日が用いられて得られるのは、定植日から
の経過日数(以下、「定植後日数」という。)である。得られた定植後日数が当てはめら
れるのは、標準植生指数テーブルである。それによって得られるのは、得られた定植後日
数での標準植生指数である。得られた標準植生指数を一時的に記憶するのは、主記憶装置
25である。
標準植生指数テーブルを恒常的に記憶するのは、補助記憶装置25である。読み出され
た指数テーブルを一時的に記憶するのは、主記憶装置26である。図8で示すのは、標準
植生指数テーブルの一例である。当該標準植生指数テーブルで定義されているのは、定植
後日数及び標準植生指数の関係である。ここで、標準植生指数とは、植生指標であって、
特定の品種が標準的或いは平均的に有するものをいう。前述のとおり、指数ID「001
」に対応するのは、品種「A」、かつ、栽培慣習Xである(図8(a)を参照。)。指数
ID「002」に対応するのは、品種「A」、かつ、栽培慣習Yである(図8(b)を参
照。)。前者及び後者を比較すると、前者の標準植生指数のピークは、後者のそれよりも
低い。図9で示すのは、定植後日数及び標準植生指数の関係である。本実施の形態で採用
するのは、栽培慣習「整枝の有無」である。整枝ありの標準植生指数(丸)及び整枝なし
の標準植生指数(四角)を比較すると、前者のピーク値(定植後K日の値)は、後者のピ
ーク値よりも低い。
<支援演算P3>営農支援を演算する際に用いるのは、植生指数及び標準植生指数であ
る。当該営農支援を一時的に記憶するのは、主記憶装置24である。当該営農支援に含ま
れるのは、収穫日及び収穫量、並びに、施肥要否、及び、除草要否である。支援演算P3
を構成するのは、以下の処理である。
<収穫日演算>収穫日を演算する際に用いられるのは、植生指数及び標準植生指数であ
る。得られた標準植生指数Ns(例えば、標準植生指数のピーク値。以下、同じ。)と比
較されるのは、定植後日数での植生指数Nr(例えば、植生指数のピーク値。以下、同じ
。)である。収穫日Dh、定植日dp、及び、加算日数d1、d2(d1>d2)の関係
は、以下のとおりである。
植生指数Nrが標準植生指数Ns以上の場合(Nr≧Ns)、演算式「数1」が成立す
る。例えば、定植後K日目(標準植生指数のピーク時)において、不等式「Nr≧Ns」
が満たされる場合、演算式「数1」が意味するのは、収穫日が標準的な収穫日であること
である。
Figure 2024066545000002
他方、植生指数Nrが標準植生指数Ns未満の場合(Nr<Ns。すなわち、下振れ。
)、演算式「数2」が成立する。例えば、定植後K日目(標準植生指数のピーク時)にお
いて、不等式「Nr<Ns」が満たされる場合、演算式「数2」が意味するのは、収穫日
が標準的な収穫日よりも早いことである。
Figure 2024066545000003
以上において、整枝の有無の関係なく、単一の標準植生指数Nsが適用される場合に、
植物が整枝されていると、下振れ判定が出やすい。つまり、実体に即さず、標準的な収穫
日よりも早い収穫日が出力される。これに対して、本実施の形態で採用するのは、整枝あ
り時の標準植生指数Ns1、及び、整枝なし時の標準植生指数Ns2(Ns1<Ns2)
である。それによって、下振れ判定の出易さが回避され、実体に即した収穫日が出力され
る。
<収穫量演算>収穫量を演算する際に用いられるのは、植生指数及び標準植生指数であ
る。得られた標準植生指数Nsと比較されるのは、植生指数Nrである。収穫量H、基準
収穫量Hs、及び、加算収穫量h1、h2(h1>h2)の関係は、以下のとおりである
植生指数Nrが標準植生指数Ns以上の場合(Nr≧Ns)、演算式「数3」が成立す
る。例えば、定植後K日目(標準植生指数のピーク時)において、不等式「Nr≧Ns」
が満たされる場合、演算式「数3」が意味するのは、収穫量が標準的な収穫量であること
である。
Figure 2024066545000004
他方、植生指数Nrが標準植生指数Ns未満の場合(Nr<Ns)、演算式「数4」が
成立する。例えば、定植後K日目(標準植生指数のピーク時)において、不等式「Nr<
Ns」が満たされる場合、演算式「数4」が意味するのは、収穫量が標準的な収穫量より
も少ないことである。
Figure 2024066545000005
以上において、整枝の有無の関係なく、単一の標準植生指数Nsが適用される場合に、
植物が整枝されていると、下振れ判定が出やすい。つまり、実体に即さず、標準的な収穫
量よりも早い収穫量が出力される。これに対して、本実施の形態で採用するのは、整枝あ
り時の標準植生指数Ns1、及び、整枝なし時の標準植生指数Ns2(Ns1<Ns2)
である。それによって、下振れ判定の出易さが回避され、実体に即した収穫量が出力され
る。
<施肥要否演算>施肥要否を演算する際に用いられるのは、植生指数及び標準植生指数
である。得られた標準植生指数Nsと比較されるのは、植生指数Nrである。植生指数N
r及び標準植生指数Nsの差が所定値d1以上の場合(Nr-Ns≧d1)、演算結果は
、施肥不要である。他方、前述の差が所定値未満の場合(Nr-Ns<d1)である場合
、演算結果は、施肥要である。d1を決める際に考慮されるのは、少なくとも、品種であ
る。
以上において、整枝の有無の関係なく、単一の標準植生指数Nsが適用される場合に、
植物が整枝されていると、下振れ判定が出やすい。つまり、実体に即さず、施肥「要」が
出力される。これに対して、本実施の形態で採用するのは、整枝あり時の標準植生指数N
s1、及び、整枝なし時の標準植生指数Ns2(Ns1<Ns2)である。それによって
、下振れ判定の出易さが回避され、実体に即した施肥要否が出力される。
<除草要否演算>施肥要否を演算する際に用いられるのは、植生指数及び標準植生指数
である。得られた標準植生指数Nsと比較されるのは、植生指数Nrである。植生指数N
r及び標準植生指数Nsの差が所定値d1以上の場合(Nr-Ns≧d2)、演算結果は
、除草要である。他方、前述の差が所定値未満の場合(Nr-Ns<d2)である場合、
演算結果は、除草不要である。d2を決める際に考慮されるのは、少なくとも、品種であ
る。
以上において、整枝の有無の関係なく、単一の標準植生指数Nsが適用される場合に、
植物が整枝されていると、下振れ判定が出やすい。つまり、実体に即さず、除草「不要」
が出力される。これに対して、本実施の形態で採用するのは、整枝あり時の標準植生指数
Ns1、及び、整枝なし時の標準植生指数Ns2(Ns1<Ns2)である。それによっ
て、下振れ判定の出易さが回避され、実体に即した除草要否が出力される。
本発明が有用な分野は、農業である。
26 処理装置
110 選択肢
204、304 植生指数
206、306 営農支援

Claims (6)

  1. 営農支援プログラムであって、それによって処理装置が実行するのは、以下の処理である

    演算:演算されるのは、植生指数及び標準植生指数の差異であり、その際に用いられる
    のは、入力された選択肢であり、かつ、
    前記選択肢に含まれるのは、第1の選択肢及び第2の選択肢であり、
    前記標準植生指数に含まれるのは、第1の標準植生指数及び第2の標準植生指数であ
    り、かつ、
    前記植生指数及び前記第1の標準植生指数の差異が演算される条件は、前記第1の
    選択肢が入力されることであり、かつ、
    前記植生指数及び前記第2の標準植生指数の差異が演算される条件は、前記第2の
    選択肢が入力されることである。
  2. 請求項1のプログラムであって、
    前記第1の選択肢及び前記第2の選択肢で示されるのは、栽培慣習の有無である。
  3. 請求項2のプログラムであって、
    前記栽培慣習の有無は、植物の整枝の有無である。
  4. 営農支援プログラムであって、それによって処理装置が実行するのは、以下の処理である

    第1の出力:出力されるのは、一の選択肢及び他の選択肢であり、
    第2の出力:出力されるのは、一の営農支援又は他の営農支援であり、その際に用いら
    れるのは、圃場画像であるものにおいて、
    前記圃場画像が同一である場合、前記一の選択肢が選択されると、前記一の営農支援が
    出力され、他方、前記他の選択肢が選択されると、前記他の営農支援が出力され、かつ、
    前記一の営農支援及び前記他の営農支援で共通にするのは、営農支援の項目であり、か
    つ、前記一の営農支援及び前記他の営農支援で相違するのは、営農支援の値である。
  5. 請求項4のプログラムであって、
    前記一の選択肢及び前記他の選択肢で示されるのは、栽培慣習の有無である。
  6. 請求項3のプログラムであって、
    前記栽培慣習の有無は、植物の整枝の有無である。
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