JP2024066544A - 営農支援プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 生育状況の的確な把握を実現することである。【解決手段】 画面100を構成するのは、品種101、圃場名102、植生指数(NDVI)103、植生画像(NDVI画像)104、開張幅105、及び、擬似画像106である。開張幅105で示されるのは、植物の開張幅であり、それに対応するのは、植生指数である。擬似画像106で示されるのは、植生の擬似状況であり、それに対応するのは、植生指数である。【選択図】 図3
Description
本発明が関係するのは、営農支援プログラムである。
従来から農業で求められているのは、営農支援の自動化である。我が国では、農業従事
者の数が次第に減少していることから、営農支援の自動化は、急務である。そのため、様
々な情報処理装置が開発されている。具体的には、以下のとおりである。
者の数が次第に減少していることから、営農支援の自動化は、急務である。そのため、様
々な情報処理装置が開発されている。具体的には、以下のとおりである。
特許文献1で開示されるのは、農作業支援システムである。このシステムで実行される
のは、画像認識及び出力である。すなわち、衛星画像データの波長成分が用いられること
で認識されるのは、作物品種の生育状態である。また、当該生育状態が用いられることで
出力されるのは、管理対象圃場毎の作業内容である。
のは、画像認識及び出力である。すなわち、衛星画像データの波長成分が用いられること
で認識されるのは、作物品種の生育状態である。また、当該生育状態が用いられることで
出力されるのは、管理対象圃場毎の作業内容である。
特許文献2で開示されるのは、植生指標算出装置である。この装置で算出されるのは、
農作物の植生指標であり、その際に用いられるのは、上空画像である。当該上空画像に含
まれるのは、農作物の画像である。
農作物の植生指標であり、その際に用いられるのは、上空画像である。当該上空画像に含
まれるのは、農作物の画像である。
特許文献3で開示されるのは、施肥機制御システムである。このシステムで制御される
のは、施肥機の位置であり、その際に用いられるのは、ドローンカメラ画像である。すな
わち、当該カメラ画像が用いられることで判定されるのは、農作物の生育良否である。こ
の生育良否が用いられることで推測されるのは、生育不良の農作物の位置である。当該位
置が用いられることで特定されるのは、施肥機の位置である。
のは、施肥機の位置であり、その際に用いられるのは、ドローンカメラ画像である。すな
わち、当該カメラ画像が用いられることで判定されるのは、農作物の生育良否である。こ
の生育良否が用いられることで推測されるのは、生育不良の農作物の位置である。当該位
置が用いられることで特定されるのは、施肥機の位置である。
本発明が解決しようとする課題は、生育状況の的確な把握の実現である。言い換えると
、植生指標(NDVI)又は植生指標画像(ヒートマップ)が表示されただけでは、生育
状況が把握し難い。
、植生指標(NDVI)又は植生指標画像(ヒートマップ)が表示されただけでは、生育
状況が把握し難い。
<第1の観点>生育状況を的確に把握するため、営農支援プログラムによって処理装置
が実行するのは、出力処理である。当該処理によって、出力装置で出力されるのは、植物
の開張幅である。当該開張幅が出力される条件は、植生指標又は植生画像が出力されるこ
とである。別の視点から、前記開張幅が出力される際に用いられるのは、植生指標である
。
が実行するのは、出力処理である。当該処理によって、出力装置で出力されるのは、植物
の開張幅である。当該開張幅が出力される条件は、植生指標又は植生画像が出力されるこ
とである。別の視点から、前記開張幅が出力される際に用いられるのは、植生指標である
。
<第2の観点>生育状況を直観的に把握するため、営農支援プログラムによって処理装
置が実行するのは、出力処理である。当該処理によって、出力装置で出力されるのは、植
物の擬似画像である。当該擬似画像が出力される条件は、植生指標又は植生画像が出力さ
れることである。別の視点から、前記擬似画像が出力される際に用いられるのは、植生指
標である。
置が実行するのは、出力処理である。当該処理によって、出力装置で出力されるのは、植
物の擬似画像である。当該擬似画像が出力される条件は、植生指標又は植生画像が出力さ
れることである。別の視点から、前記擬似画像が出力される際に用いられるのは、植生指
標である。
<第3の観点>生育状況を精度良く把握するため、営農支援プログラムによって処理装
置が実行するのは、出力処理である。当該処理によって、出力装置で出力されるのは、補
正後植生指標である。当該補正後植生指標が出力される際に用いられるのは、定植後日数
である。
置が実行するのは、出力処理である。当該処理によって、出力装置で出力されるのは、補
正後植生指標である。当該補正後植生指標が出力される際に用いられるのは、定植後日数
である。
本発明が可能にするのは、生育状況の的確な把握の実現である。
<営農支援システム>営農支援システムとは、複数の装置の組合せであって、その用途
が営農支援であるものをいう。図1で示すのは、営農支援システムの一実施の形態の構成
である。営農支援システム1で電子的に実現されるのは、営農支援の全部又は一部である
。営農支援システム1を構成するのは、撮影装置10、管理装置20、及び、利用者装置
30である。これらの装置を接続するのは、通信回線である。本実施の形態で採用するの
は、クライアント‐サーバ型システムであるが、本発明で排除されないのは、スタンドア
ロン型システムである。
が営農支援であるものをいう。図1で示すのは、営農支援システムの一実施の形態の構成
である。営農支援システム1で電子的に実現されるのは、営農支援の全部又は一部である
。営農支援システム1を構成するのは、撮影装置10、管理装置20、及び、利用者装置
30である。これらの装置を接続するのは、通信回線である。本実施の形態で採用するの
は、クライアント‐サーバ型システムであるが、本発明で排除されないのは、スタンドア
ロン型システムである。
<撮影装置>撮影装置10の用途は、撮影である。撮影装置10が実装されているのは
、人工衛星10a、飛翔体(例えば、ヘリコプタやドローン等)10b、又は、圃場の監
視設備13cである。撮影装置10で俯瞰的に撮影されるのは、圃場であり、かつ、出力
されるのは、圃場画像である。撮影装置10を運用するのは、撮影者(例えば、衛星運用
者など)である。撮影者が兼務しうるのは、後述の管理者及び利用者である。
、人工衛星10a、飛翔体(例えば、ヘリコプタやドローン等)10b、又は、圃場の監
視設備13cである。撮影装置10で俯瞰的に撮影されるのは、圃場であり、かつ、出力
されるのは、圃場画像である。撮影装置10を運用するのは、撮影者(例えば、衛星運用
者など)である。撮影者が兼務しうるのは、後述の管理者及び利用者である。
<管理装置>管理装置とは、情報処理装置であって、それを操作するのが管理者(例え
ば、農業サービス提供者など)であるものをいう。前記管理装置を例示すると、サーバ端
末などである。
ば、農業サービス提供者など)であるものをいう。前記管理装置を例示すると、サーバ端
末などである。
図2で示すのは、ハードウエア構成の一例である。管理装置20を構成するのは、コン
ピュータの基本要素であり、具体的には、入力装置21、出力装置22、通信装置23、
主記憶装置24、補助記憶装置25、及び、処理装置26である。これらの装置を接続す
るのは、システムバスである。
ピュータの基本要素であり、具体的には、入力装置21、出力装置22、通信装置23、
主記憶装置24、補助記憶装置25、及び、処理装置26である。これらの装置を接続す
るのは、システムバスである。
<利用者装置>利用者装置とは、情報処理装置であって、それを操作するのが利用者(
例えば、農業法人の従業員や個人農家など)であるものをいう。前記利用者装置を例示す
ると、スマートフォンやタブレット端末などである。利用者装置30を構成するのは、コ
ンピュータの基本要素である。
例えば、農業法人の従業員や個人農家など)であるものをいう。前記利用者装置を例示す
ると、スマートフォンやタブレット端末などである。利用者装置30を構成するのは、コ
ンピュータの基本要素である。
<入力装置>入力装置21の用途は、入力である。入力装置21は、汎用されており、
例示すると、キーボード、ポインティングデバイス、コードリーダ、ICリーダ、OCR
やマイクロホン等である。入力装置12で受け付けるのは、各種データの入力である。
例示すると、キーボード、ポインティングデバイス、コードリーダ、ICリーダ、OCR
やマイクロホン等である。入力装置12で受け付けるのは、各種データの入力である。
<出力装置>出力装置22の用途は、出力である。出力に含まれるのは、表示、投影、
印刷、その他これらに類する態様である。出力装置22は、汎用されており、例示すると
、ディスプレイモニタ、プリンタ、プロジェクタ等である。出力装置22で出力されるの
は、各種データである。
印刷、その他これらに類する態様である。出力装置22は、汎用されており、例示すると
、ディスプレイモニタ、プリンタ、プロジェクタ等である。出力装置22で出力されるの
は、各種データである。
<通信装置>通信装置23の用途は、通信である。通信に含まれるのは、公衆回線通信
及び専用回線通信である。通信装置23は、汎用されており、例示すると、Wi-Fi(
登録商標)モデム、Bluetooth(登録商標)モデム等である。通信装置13、2
3で授受されるのは、各種データである。
及び専用回線通信である。通信装置23は、汎用されており、例示すると、Wi-Fi(
登録商標)モデム、Bluetooth(登録商標)モデム等である。通信装置13、2
3で授受されるのは、各種データである。
<主記憶装置>主記憶装置24で一時的に記憶されるのは、各種データである。主記憶
装置24を例示すると、RAM等である。各種データを例示すると、コンピュータ読み取
り可能なプログラム(以下、「プログラム」という。)、演算テーブル、データベース、
入出力値等である。
装置24を例示すると、RAM等である。各種データを例示すると、コンピュータ読み取
り可能なプログラム(以下、「プログラム」という。)、演算テーブル、データベース、
入出力値等である。
<補助記憶装置>補助記憶装置25で恒常的に記憶されるのは、各種データである。補
助記憶装置25を例示すると、ROM、SSD、HDD等である。各種データを例示する
と、コンピュータプログラム、ルックアップテーブル、データベース、入出力値等である
。
助記憶装置25を例示すると、ROM、SSD、HDD等である。各種データを例示する
と、コンピュータプログラム、ルックアップテーブル、データベース、入出力値等である
。
<処理装置>処理装置26の用途は、制御及び演算である。処理装置26を具現化する
のは、MPUやCPU等である。処理装置26で読み出されるのは、コンピュータプログ
ラムであり、それによって実行されるのは、各種処理である。
のは、MPUやCPU等である。処理装置26で読み出されるのは、コンピュータプログ
ラムであり、それによって実行されるのは、各種処理である。
<営農支援プログラム>営農支援プログラムを恒常的に記憶しているのは、補助記憶装
置25である。営農支援プログラムが読み出される先は、主記憶装置24である。処理装
置26で実行されるのは、読み出された営農支援プログラムであり、それによって実現さ
れるのは、以下の処理である。
置25である。営農支援プログラムが読み出される先は、主記憶装置24である。処理装
置26で実行されるのは、読み出された営農支援プログラムであり、それによって実現さ
れるのは、以下の処理である。
<画面仕様>図3で示すのは、画面仕様の一例である。画面100が出力されるのは、
営農支援プログラムの実行後である。画面100を構成するのは、品種101、圃場名1
02、植生指数(NDVI)103、植生画像(NDVI画像)104、開張幅105、
及び、擬似画像106である。
営農支援プログラムの実行後である。画面100を構成するのは、品種101、圃場名1
02、植生指数(NDVI)103、植生画像(NDVI画像)104、開張幅105、
及び、擬似画像106である。
品種名101で示されるのは、選択された植物の品種名である。品種名を選択する手段
は、利用者装置30である。選択された品種名を一時的に記憶するのは、主記憶装置24
である。品種名の候補を恒常的に記憶するのは、補助記憶装置25である。本実施の形態
で採用するのは、トマトであるが、本発明が排除しないのは、トマト以外の植物である。
は、利用者装置30である。選択された品種名を一時的に記憶するのは、主記憶装置24
である。品種名の候補を恒常的に記憶するのは、補助記憶装置25である。本実施の形態
で採用するのは、トマトであるが、本発明が排除しないのは、トマト以外の植物である。
圃場名102で示されるのは、選択された圃場名である。圃場名を選択する手段は、利
用者装置30である。選択された圃場名を一時的に記憶するのは、主記憶装置24である
。圃場名の候補を恒常的に記憶するのは、補助記憶装置25である。
用者装置30である。選択された圃場名を一時的に記憶するのは、主記憶装置24である
。圃場名の候補を恒常的に記憶するのは、補助記憶装置25である。
植生指数103で示されるのは、選択された圃場の植生指数である。ここで、植生指数
とは、指標であって、それで示されるのが植生状況であるものいう。この植生状況を例示
すると、植物の量(植生分布)や活力(活性度)などである。本実施の形態で採用するの
は、正規化差植生指数“Normalized Difference Vegetati
on Index(NDVI)”である。NDVIが採りうる値の範囲は、-1.0から
+1.0まで(-1.0≦NDVI≦1.0)である。植生指数を一時的に記憶するのは
、主記憶装置24である。
とは、指標であって、それで示されるのが植生状況であるものいう。この植生状況を例示
すると、植物の量(植生分布)や活力(活性度)などである。本実施の形態で採用するの
は、正規化差植生指数“Normalized Difference Vegetati
on Index(NDVI)”である。NDVIが採りうる値の範囲は、-1.0から
+1.0まで(-1.0≦NDVI≦1.0)である。植生指数を一時的に記憶するのは
、主記憶装置24である。
植生画像104で示されるのは、可視化された植生指標である。植生画像104を構成
するのは、圃場画像104a、ヒートマップ104b、拡大釦104c、縮小釦104d
、及び、ポインタ104eである。圃場画像104aは、可視画像であり、その源泉は、
撮影装置10である。ヒートマップ104bは、色又はその濃淡であり、そこに反映され
るのは、植生指標である。拡大釦104cが操作されると、圃場画像104a及びヒート
マップ104bが拡大される。縮小釦104dが操作されると、圃場画像104a及びヒ
ートマップ104bが縮小される。ポインタ104eが操作されると、圃場における位置
が特定される。すなわち、ポインタ104eが操作されると、植生指数103、開張幅1
05、及び、擬似画像106が変動する。これにより、圃場の位置毎に、植物の生育状況
が把握される。
するのは、圃場画像104a、ヒートマップ104b、拡大釦104c、縮小釦104d
、及び、ポインタ104eである。圃場画像104aは、可視画像であり、その源泉は、
撮影装置10である。ヒートマップ104bは、色又はその濃淡であり、そこに反映され
るのは、植生指標である。拡大釦104cが操作されると、圃場画像104a及びヒート
マップ104bが拡大される。縮小釦104dが操作されると、圃場画像104a及びヒ
ートマップ104bが縮小される。ポインタ104eが操作されると、圃場における位置
が特定される。すなわち、ポインタ104eが操作されると、植生指数103、開張幅1
05、及び、擬似画像106が変動する。これにより、圃場の位置毎に、植物の生育状況
が把握される。
開張幅105を出力することで的確に把握されるのは、植物の生育状況である。開張幅
105で示されるのは、植物の開張幅であり、それに対応するのは、植生指数である。植
生指数が高いほど、植物の開張幅は、大きい。植生指数が低いほど、植物の開張幅は、小
さい。
105で示されるのは、植物の開張幅であり、それに対応するのは、植生指数である。植
生指数が高いほど、植物の開張幅は、大きい。植生指数が低いほど、植物の開張幅は、小
さい。
擬似画像106を出力することで、直覚的に把握されるのは、植物の生育状況である。
擬似画像106で示されるのは、植物の擬似的な生育状況であり、それに対応するのは、
植生指数である。図4で示すのは、擬似画像の一例である。図4(a)で示すのは、植生
指数が0.85以上の擬似画像である。当該擬似画像で表現されているのは、繁茂した植
物である。図4(b)で示すのは、植生指数が0.20以下の擬似画像である。当該擬似
画像で表現されているのは、定植直後の植物である。本実施の形態で採用するのは、写真
である。すなわち、擬似画像を準備するため予め撮影されるのは、植物である。植物が撮
影されるのは、植生指数毎(或いは、定植日からの経過日数。以下、「定植後日数」とい
う。)である。本発明で排除されないのは、写真以外の方式(例えば、写生、イラスト、
模式図、再現画像など)である。
擬似画像106で示されるのは、植物の擬似的な生育状況であり、それに対応するのは、
植生指数である。図4で示すのは、擬似画像の一例である。図4(a)で示すのは、植生
指数が0.85以上の擬似画像である。当該擬似画像で表現されているのは、繁茂した植
物である。図4(b)で示すのは、植生指数が0.20以下の擬似画像である。当該擬似
画像で表現されているのは、定植直後の植物である。本実施の形態で採用するのは、写真
である。すなわち、擬似画像を準備するため予め撮影されるのは、植物である。植物が撮
影されるのは、植生指数毎(或いは、定植日からの経過日数。以下、「定植後日数」とい
う。)である。本発明で排除されないのは、写真以外の方式(例えば、写生、イラスト、
模式図、再現画像など)である。
<営農支援のコンテキスト>図5で示すのは、営農支援のコンテキストである。圃場画
像、並びに、日付(実時間)、定植日及び品種が入力されると、営農支援が出力される。
圃場画像の源泉は、撮影者である。日付、定植日及び品種の源泉は、利用者である。営農
支援の収容先は、利用者又は管理者である。営農支援に含まれるのは、植生指数、植生画
像、開張幅、及び、擬似画像である。
像、並びに、日付(実時間)、定植日及び品種が入力されると、営農支援が出力される。
圃場画像の源泉は、撮影者である。日付、定植日及び品種の源泉は、利用者である。営農
支援の収容先は、利用者又は管理者である。営農支援に含まれるのは、植生指数、植生画
像、開張幅、及び、擬似画像である。
<営農支援のデータフロー>図6で示すのは、営農支援のデータフローである。営農支
援を構成するのは、大まかには、3つの処理であり、具体的には、植生演算P1、開張幅
演算P2、及び、擬似画演算P3である。
援を構成するのは、大まかには、3つの処理であり、具体的には、植生演算P1、開張幅
演算P2、及び、擬似画演算P3である。
<植生演算P1>植生演算P1で演算されるのは、植生指数及び植生画像である。すな
わち、圃場画像が用いられて得られるのは、植生指数及び植生画像である。図7で示すの
は、植生演算のデータフローである。植生演算P1を構成するのは、大まかには、指数演
算P1.1、補正演算1.2及び植生画像演算P1.3である。これらの演算の説明は、
以下のとおりである。
わち、圃場画像が用いられて得られるのは、植生指数及び植生画像である。図7で示すの
は、植生演算のデータフローである。植生演算P1を構成するのは、大まかには、指数演
算P1.1、補正演算1.2及び植生画像演算P1.3である。これらの演算の説明は、
以下のとおりである。
<指数演算P1.1>補正前植生指数が演算される。すなわち、圃場画像が用いられて
得られるのは、補正前植生指数である。当該補正前植生指数を一時的に記憶するのは、主
記憶装置24である。この演算は、周知である(特開2001‐357380号公報、特
開2006‐314215号公報、特開2007‐143490号公報、特開2010‐
68719号公報、特開2012‐196167号公報、特開2015‐188333号
公報、特開2017‐169511号公報など)である。
得られるのは、補正前植生指数である。当該補正前植生指数を一時的に記憶するのは、主
記憶装置24である。この演算は、周知である(特開2001‐357380号公報、特
開2006‐314215号公報、特開2007‐143490号公報、特開2010‐
68719号公報、特開2012‐196167号公報、特開2015‐188333号
公報、特開2017‐169511号公報など)である。
<補正演算P1.2>補正後植生指数が演算されることで、精度良く把握されるのは、
植物の生育状況である。補正前植生指数、並びに、日付及び定植日が用いられることで演
算されるのは、補正後植生指数である。補正されない場合、補正後植生指数に等しいのは
、補正前植生指数である。当該補正後植生指数を一時的に記憶するのは、主記憶装置24
である。それによって、雑草の影響が排除される。数1で示すのは、補正後植生指数ND
VI_a、補正前植生指数NDVI_o、及び補正定数c(0<c<0.40)の関係であ
る。補正定数cは、任意に設定され、その際に考慮するのは、隣り合う畝の間隔(以下、
「畝間」という。)及び土壌の性質の少なくとも一つ以上である。
植物の生育状況である。補正前植生指数、並びに、日付及び定植日が用いられることで演
算されるのは、補正後植生指数である。補正されない場合、補正後植生指数に等しいのは
、補正前植生指数である。当該補正後植生指数を一時的に記憶するのは、主記憶装置24
である。それによって、雑草の影響が排除される。数1で示すのは、補正後植生指数ND
VI_a、補正前植生指数NDVI_o、及び補正定数c(0<c<0.40)の関係であ
る。補正定数cは、任意に設定され、その際に考慮するのは、隣り合う畝の間隔(以下、
「畝間」という。)及び土壌の性質の少なくとも一つ以上である。
補正演算P1.2が実行される条件は、補正前植生指数NDVI_o及び基準植生指数
NDVI_sの差分が所定値d(d>0.20)より大きいことである。数2で示すのは
、補正前植生指数NDVI_o、基準植生指数NDVI_s及び所定値dの関係である。基
準植生指数NDVI_sが準備されるのは、定植後日数毎である。定植後日数を得るため
、日付(実時間)から差し引かれるのは、定植日である。所定値dを決める際に考慮され
るのは、雑草の有無、雑草の大きさ、畝間、土壌の性質の少なくとも一つ以上である。
NDVI_sの差分が所定値d(d>0.20)より大きいことである。数2で示すのは
、補正前植生指数NDVI_o、基準植生指数NDVI_s及び所定値dの関係である。基
準植生指数NDVI_sが準備されるのは、定植後日数毎である。定植後日数を得るため
、日付(実時間)から差し引かれるのは、定植日である。所定値dを決める際に考慮され
るのは、雑草の有無、雑草の大きさ、畝間、土壌の性質の少なくとも一つ以上である。
<植生画像演算P1.3>植生画像演算が演算される。すなわち、補正後植生指数が用
いられることで演算されるのは、植生画像である。当該植生画像を一時的に記憶するのは
、主記憶装置24である。この演算は、周知である(特開2001‐357380号公報
、特開2006‐314215号公報、特開2007‐143490号公報、特開201
0‐68719号公報、特開2012‐196167号公報、特開2015‐18833
3号公報、特開2017‐169511号公報など)である。
いられることで演算されるのは、植生画像である。当該植生画像を一時的に記憶するのは
、主記憶装置24である。この演算は、周知である(特開2001‐357380号公報
、特開2006‐314215号公報、特開2007‐143490号公報、特開201
0‐68719号公報、特開2012‐196167号公報、特開2015‐18833
3号公報、特開2017‐169511号公報など)である。
<開張幅演算P2>植物の開張幅が演算される。すなわち、補正後植生指数及び品種が
用いられることで演算されるのは、開張幅である。当該開張幅を一時的に記憶するのは、
主記憶装置24である。当該演算で用いるのは、開張幅テーブルである。当該開張幅テー
ブルで定義されているのは、補正後植生指数及び開張幅の関係である。当該開張幅テーブ
ルが準備されるのは、品種毎である。このテーブルを恒常的に記憶するのは、補助記憶装
置25である。記憶された開張幅テーブルが読み出される先は、主記憶装置24である。
図8で示すのは、補正後植生指数及び開張幅の関係の一例である。補正後植生指数及び開
張幅は、相関する。すなわち、補正後植生指数が大きければ、開張幅も大きく、補正後植
生指数が小さければ、開張幅も小さい。本実施の形態で採用するのは、補正後植生指数で
あるが、本発明が排除しないのは、補正前植生指数の採用である。
用いられることで演算されるのは、開張幅である。当該開張幅を一時的に記憶するのは、
主記憶装置24である。当該演算で用いるのは、開張幅テーブルである。当該開張幅テー
ブルで定義されているのは、補正後植生指数及び開張幅の関係である。当該開張幅テーブ
ルが準備されるのは、品種毎である。このテーブルを恒常的に記憶するのは、補助記憶装
置25である。記憶された開張幅テーブルが読み出される先は、主記憶装置24である。
図8で示すのは、補正後植生指数及び開張幅の関係の一例である。補正後植生指数及び開
張幅は、相関する。すなわち、補正後植生指数が大きければ、開張幅も大きく、補正後植
生指数が小さければ、開張幅も小さい。本実施の形態で採用するのは、補正後植生指数で
あるが、本発明が排除しないのは、補正前植生指数の採用である。
<擬似画演算P3>擬似画像が演算される。すなわち、補正後植生指数及び品種が用い
られることで演算されるのは、擬似画像である。当該擬似画像を一時的に記憶するのは、
主記憶装置24である。当該演算で用いるのは、擬似画像テーブルである。当該擬似画像
テーブルで定義されているのは、補正後植生指数及び擬似画像の関係である。当該テーブ
ルが準備されるのは、品種毎である。このテーブルを恒常的に記憶するのは、補助記憶装
置25である。記憶されたテーブルが読み出される先は、主記憶装置24である。本実施
の形態で採用するのは、補正後植生指数であるが、本発明が排除しないのは、補正前植生
指数の採用である。
られることで演算されるのは、擬似画像である。当該擬似画像を一時的に記憶するのは、
主記憶装置24である。当該演算で用いるのは、擬似画像テーブルである。当該擬似画像
テーブルで定義されているのは、補正後植生指数及び擬似画像の関係である。当該テーブ
ルが準備されるのは、品種毎である。このテーブルを恒常的に記憶するのは、補助記憶装
置25である。記憶されたテーブルが読み出される先は、主記憶装置24である。本実施
の形態で採用するのは、補正後植生指数であるが、本発明が排除しないのは、補正前植生
指数の採用である。
本発明が有用な分野は、農業である。
26 処理装置
101 品種
103 植生指数(NDVI)
104 植生画像(NDVI画像)
105 開張幅
106 擬似画像
101 品種
103 植生指数(NDVI)
104 植生画像(NDVI画像)
105 開張幅
106 擬似画像
Claims (2)
- 営農支援プログラムであって、それによって処理装置が実行するのは、以下の処理である
:
出力:出力されるのは、補正後植生指標であり、その際に用いるのは、定植後日数であ
る。 - 請求項1のプログラムであって、
前記補正植生指標が出力される条件は、植生指標が前記定植後日数における基準指標以
上であることである。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022175932A JP2024066544A (ja) | 2022-11-02 | 2022-11-02 | 営農支援プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022175932A JP2024066544A (ja) | 2022-11-02 | 2022-11-02 | 営農支援プログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2024066544A true JP2024066544A (ja) | 2024-05-16 |
Family
ID=91067524
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022175932A Pending JP2024066544A (ja) | 2022-11-02 | 2022-11-02 | 営農支援プログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2024066544A (ja) |
-
2022
- 2022-11-02 JP JP2022175932A patent/JP2024066544A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20221109 |