JP2024066540A - 重荷重用タイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】転がり抵抗の増加と耐摩耗性の低下とを抑制しつつ、陸部エッジの損傷リスクの低減とウェット性能の向上とを達成できる、重荷重用タイヤ2の提供。【解決手段】タイヤ2は、トレッド面6を有するトレッド4を備える。トレッド面6の第一端側のミドル陸部12mと第二端側のミドル陸部12mとの間に位置する周方向溝10が周方向細溝36である。周方向細溝36は溝口14を含むテーパー部40と溝底34を含む胴部46とを備える。タイヤ2が路面と接地すると、胴部46において一対の溝壁30が互いに接する。テーパー部40は、溝口14が広い幅広部44と溝口14が狭い幅狭部46とを含む。幅広部44と幅狭部46とは周方向において交互に配置される。【選択図】図1

Description

本発明は、重荷重用タイヤに関する。
タイヤのトレッドは、周方向に連続してのびる周方向溝を有する。周方向溝はトレッドを複数の陸部に区分する。複数の陸部のうち、赤道を含む陸部又は赤道に近い陸部がクラウン陸部とも呼ばれ、クラウン陸部に近い陸部がミドル陸部とも呼ばれる。
周方向溝の溝幅を狭め、隣り合う陸部を近づけると、接地時に陸部同士が互いに支え合う状態が構成される。陸部の変形が抑制され、見かけ上、陸部の剛性が高まる。タイヤは転がり抵抗を低減でき、耐摩耗性を向上できる。
転がり抵抗を低減するために、周方向溝の溝幅を狭め、陸部同士が互いに支え合うことができるようにトレッドを構成した、重荷重用空気入りタイヤが知られている(例えば、下記の特許文献1)。
特開2012-020714号公報
トラック等の車両のトレーラー軸に装着されたタイヤは、レーンチェンジの時に横に振られたり、旋回時に横に引きずられたりする。このとき、タイヤには、横力(タイヤの軸方向に向いた力)が作用する。
センター部において陸部を寄せたトレッドでは、センター部の接地圧が高まる。特に、陸部のエッジでの接地圧が高まる傾向にある。このトレッドを有するタイヤをトレーラー軸に装着した場合、陸部のエッジに欠け等の損傷が生じることが懸念される。このトレッドでは、周方向溝の溝容積が減るため、濡れた路面での制動性能(以下、ウェット性能とも呼ばれる。)が低下することも懸念される。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものである。本発明の目的は、転がり抵抗の増加と耐摩耗性の低下とを抑制しつつ、陸部エッジの損傷リスクの低減とウェット性能の向上とを達成できる、重荷重用タイヤを提供することである。
本発明に係るタイヤは、路面と接地するトレッド面を有するトレッドを備える。前記トレッドは、周方向に連続してのびる複数の周方向溝を有する。前記複数の周方向溝は、前記トレッドを、軸方向に並ぶ複数の陸部に区分する。前記複数の陸部のうち、赤道を含む陸部又は前記赤道に最も近い陸部がクラウン陸部であり、前記クラウン陸部に最も近い陸部がミドル陸部である。前記複数の周方向溝はそれぞれ、溝口を含む一対の溝壁と溝底を含む溝底部とを有する。前記複数の周方向溝のうち、前記トレッド面の第一端側のミドル陸部と第二端側のミドル陸部との間に位置する周方向溝が周方向細溝である。前記周方向細溝は、前記溝口を含むテーパー部と前記溝底を含む胴部とを備える。前記テーパー部は前記溝口から内側に向かって先細りである。前記タイヤが路面と接地すると、前記胴部において前記一対の溝壁が互いに接する。前記テーパー部は、前記溝口が広い幅広部と、前記溝口が狭い幅狭部とを含む。前記幅広部と前記幅狭部とは周方向において交互に配置される。
本発明によれば、転がり抵抗の増加と耐摩耗性の低下とを抑制しつつ、陸部エッジの損傷リスクの低減とウェット性能の向上とを達成できる、重荷重用タイヤが得られる。
本発明の一実施形態に係る重荷重用タイヤのトレッドを示す展開図である。 図1のII-II線に沿った断面の一部を示す断面図である。 図1のIII-III線に沿った断面の一部を示す断面図である。 図1のIV-IV線に沿った断面の一部を示す断面図である。 周方向細溝の変形例を示す断面図である。 周方向細溝の他の変形例を示す断面図である。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて、本発明が詳細に説明される。
本発明のタイヤはリムに組まれる。タイヤの内部には空気が充填され、タイヤの内圧が調整される。リムに組まれたタイヤはタイヤ-リム組立体とも呼ばれる。タイヤ-リム組立体は、リムと、このリムに組まれたタイヤとを備える。
本発明において、タイヤを正規リムに組み、タイヤの内圧を正規内圧に調整し、このタイヤに荷重をかけていない状態は、正規状態とも呼ばれる。
本発明においては、特に言及がない限り、タイヤ各部の寸法及び角度は、正規状態で測定される。
正規リムにタイヤを組んだ状態で測定できない、タイヤの子午線断面における各部の寸法及び角度は、回転軸を含む平面に沿ってタイヤを切断することにより得られる、タイヤの切断面において、測定される。この測定では、左右のビード間の距離が、正規リムに組んだタイヤにおけるビード間の距離に一致するように、タイヤはセットされる。なお、正規リムにタイヤを組んだ状態で確認できないタイヤの構成は、前述の切断面において確認される。
正規リムとは、タイヤが依拠する規格において定められたリムを意味する。JATMA規格における「標準リム」、TRA規格における「Design Rim」、及びETRTO規格における「Measuring Rim」は、正規リムである。
正規内圧とは、タイヤが依拠する規格において定められた内圧を意味する。JATMA規格における「最高空気圧」、TRA規格における「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」に掲載された「最大値」、及びETRTO規格における「INFLATION PRESSURE」は、正規内圧である。
正規荷重とは、タイヤが依拠する規格において定められた荷重を意味する。JATMA規格における「最大負荷能力」、TRA規格における「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」に掲載された「最大値」、及びETRTO規格における「LOAD CAPACITY」は、正規荷重である。
本発明において、タイヤのトレッド部とは、路面と接地する、タイヤの部位である。ビード部とは、リムに嵌め合わされる、タイヤの部位である。サイドウォール部とは、トレッド部とビード部との間を架け渡す、タイヤの部位である。タイヤは、部位として、トレッド部、一対のビード部及び一対のサイドウォール部を備える。
[本発明の実施形態の概要]
[構成1]
本発明の一態様に係る重荷重用タイヤは、路面と接地するトレッド面を有するトレッドを備える、タイヤであって、前記トレッドが、周方向に連続してのびる複数の周方向溝を有し、前記複数の周方向溝が、前記トレッドを、軸方向に並ぶ複数の陸部に区分し、前記複数の陸部のうち、赤道を含む陸部又は前記赤道に最も近い陸部がクラウン陸部であり、前記クラウン陸部に最も近い陸部がミドル陸部であり、前記複数の周方向溝がそれぞれ、溝口を含む一対の溝壁と溝底を含む溝底部とを有し、前記複数の周方向溝のうち、前記トレッド面の第一端側のミドル陸部と第二端側のミドル陸部との間に位置する周方向溝が周方向細溝であり、前記周方向細溝が、前記溝口を含むテーパー部と前記溝底を含む胴部とを備え、前記テーパー部が前記溝口から内側に向かって先細りであり、前記タイヤが路面と接地すると、前記胴部において前記一対の溝壁が互いに接し、前記テーパー部が、前記溝口が広い幅広部と、前記溝口が狭い幅狭部とを含み、前記幅広部と前記幅狭部とが周方向において交互に配置される。
このようにタイヤを整えることにより、陸部の変形が抑制される。このタイヤは転がり抵抗を低減でき、耐摩耗性を向上できる。テーパー部は溝口への応力集中を抑制する。陸部の溝口において欠け等の損傷が生じにくい。このタイヤは陸部エッジの損傷リスクを低減できる。テーパー部は周方向細溝の溝容積を増加させる。左右のミドル陸部の間において周方向溝の溝幅を狭めて陸部を寄せて配置させているにもかかわらず、このタイヤは良好なウェット性能を発揮できる。
このタイヤは、転がり抵抗の増加と耐摩耗性の低下とを抑制しつつ、陸部エッジの損傷リスクの低減と良好なウェット性能の発揮とを達成できる。
[構成2]
好ましくは、前述の[構成1]に記載の重荷重用タイヤにおいて、隣り合う2本の周方向細溝において前記トレッド面の第一端側の周方向細溝の幅広部が、その第二端側の周方向細溝の幅狭部と軸方向において重複する。
このようにタイヤを整えることにより、このタイヤは、周方向におけるクラウン陸部及びミドル陸部の剛性変動を効果的に抑制できる。このタイヤは、転がり抵抗の増加と耐摩耗性の低下とを抑制しつつ、陸部エッジの損傷リスクを効果的に低減でき、良好なウェット性能を効果的に発揮できる。
[構成3]
好ましくは、前述の[構成1]又は[構成2]に記載の重荷重用タイヤにおいて、前記幅広部の溝幅の、前記幅狭部の溝幅に対する比が3.0以下である。
このようにタイヤを整えることにより、幅広部と幅狭部との境界部分に応力が集中することが抑制される。このタイヤは局所的に偏摩耗が生じることを効果的に抑制できる。このタイヤは耐摩耗性の向上を図ることができる。
[構成4]
好ましくは、前述の[構成1]から[構成3]のいずれかに記載の重荷重用タイヤにおいて、前記胴部の幅が0.3mm以上3.0mm以下である。
このようにタイヤを整えることにより、タイヤをインフレートする際に、陸部同士が接触することが抑制される。このタイヤは適正にインフレートできるので、トレッド面のプロファイルが適正なプロファイルで構成される。このタイヤは、プロファイルの不整による偏摩耗の発生を抑制できる。トレッドが路面に接地した際に、陸部同士が接触し互いに支え合うことができる。陸部の変形が抑制されるので、このタイヤは転がり抵抗を低減でき、耐摩耗性を向上できる。
[構成5]
好ましくは、前述の[構成1]から[構成4]のいずれかに記載の重荷重用タイヤにおいて、前記テーパー部の深さの、前記周方向細溝の溝深さに対する比が、0.05以上0.30以下である。
このようにタイヤを整えることにより、テーパー部が周方向細溝の溝容積の増加に貢献できる。左右のミドル陸部の間において周方向溝の溝幅を狭めて陸部を寄せて配置させているにもかかわらず、このタイヤは良好なウェット性能を発揮できる。陸部の剛性が適切に維持されるので、このタイヤは転がり抵抗の増加を抑制でき、良好な耐摩耗性を維持できる。
[構成6]
好ましくは、前述の[構成1]から[構成5]のいずれかに記載の重荷重用タイヤにおいて、前記複数の陸部のうち、前記ミドル陸部の次に、赤道に近い陸部がショルダー陸部であり、前記複数の周方向溝のうち、前記ミドル陸部と前記ショルダー陸部との間に位置する周方向溝がショルダー周方向溝であり、前記ショルダー周方向溝が有する一対の溝壁のうち、前記赤道側に位置する溝壁が、前記溝口における前記トレッド面の法線に対して傾斜し、前記赤道側に位置する溝壁の傾斜角が10度以上である。
このようにタイヤを整えることにより、ミドル陸部の頂面のエッジへの応力集中が抑制される。このタイヤは、ミドル陸部の頂面のエッジにおいて損傷が生じることを効果的に抑制できる。
[構成7]
好ましくは、前述の[構成1]から[構成7]のいずれかに記載の重荷重用タイヤにおいて、前記胴部が前記溝底側に拡大幅部を有し、前記拡大幅部において、前記胴部が最大幅を示す。
このようにタイヤを整えることにより、拡大幅部が周方向細溝の溝容積の増加に貢献する。拡大幅部を有する周方向細溝は、この拡大幅部を有さない周方向細溝に比して、路面とトレッド面との間に存在する水を効果的に排出できる。左右のミドル陸部の間において周方向溝の溝幅を狭めて陸部を寄せて配置させているにもかかわらず、このタイヤは良好なウェット性能を発揮できる。
[構成8]
好ましくは、前述の[構成7]に記載の重荷重用タイヤにおいて、前記拡大幅部の前記テーパー部側が、前記拡大幅部の外側から内向きに窪むように湾曲する、又は、前記拡大幅部の内側から外向きに膨らむように湾曲する。
このようにタイヤを整えることにより、拡大幅部のテーパー部側が、溝容積の増加に貢献する。路面とトレッド面との間に存在する水が効果的に排出される。左右のミドル陸部の間において周方向溝の溝幅を狭めて陸部を寄せて配置させているにもかかわらず、このタイヤは良好なウェット性能を発揮できる。テーパー部側に作用する力が効果的に分散されるので、拡大幅部において周方向細溝に損傷が生じることが抑制される。周方向細溝はその機能を安定に発揮できる。
[構成9]
より好ましくは、前述の[構成8]に記載の重荷重用タイヤにおいて、前記拡大幅部の前記テーパー部側が、前記拡大幅部の外側から内向きに窪むように湾曲する。
このようにタイヤを整えることにより、このタイヤは良好なウェット性能を効果的に発揮できる。周方向細溝はその機能をより安定に発揮できる。
[本発明の実施形態の詳細]
図1は、本発明の一実施形態に係るタイヤ2の一部を示す。このタイヤ2は、トラック、バス等の車両に装着される。詳細には、このタイヤ2は、自由回転可能に車両に設けられるトレーラー軸に装着される。このタイヤ2は重荷重用タイヤである。
図1において、左右方向はタイヤ2の軸方向であり、上下方向はタイヤ2の周方向である。図1の紙面に対して垂直な方向は、タイヤ2の径方向である。図1において周方向にのびる一点鎖線CLはタイヤ2の赤道面を表す。
図1はトレッド4を示す。タイヤ2はトレッド4を備える。トレッド4はタイヤ2のトレッド部に含まれる。トレッド4は架橋ゴムからなる。
トレッド4はトレッド面6において路面と接地する。トレッド4は、路面と接地するトレッド面6を有する。トレッド面6と赤道面との交線が赤道である。
図1はトレッド面6の展開図である。図1において、符号TEで示される位置はトレッド面6の端である。図1に示されたトレッド面6では、赤道面の左側に位置するトレッド面6の端TEが第一端TE1であり、赤道面の右側に位置する端TEが第二端TE2である。図1において符号TWで示される長さは、トレッド面6の幅である。トレッド面6の幅TWは、第一端TE1から第二端TE2までの軸方向距離である。
本発明においては、外観上、明瞭なエッジとしてトレッド面6の端TEを識別できない場合、接地面の軸方向外端(接地端とも呼ばれる。)に対応するトレッド面6上の位置が、トレッド面6の端TEとして特定される。接地面は、正規状態のタイヤ2のキャンバー角を0°とした状態で、タイヤ2の正規荷重に相当する荷重をタイヤ2に負荷して、平面からなる路面にタイヤ2を接触させて得られる。
トレッド4には溝8が刻まれる。これにより、トレッドパターンがトレッド4に構成される。図1はタイヤ2のトレッドパターンを示す。図1のトレッドパターンは、赤道上に中心点を有する略点対称なトレッドパターンである。図示されないが、タイヤ2が、例えば、赤道を中心とする線対称なトレッドパターンを有していてもよく、非対称なトレッドパターンを有していてもよい。このタイヤ2が、周方向に方向性を有するトレッドパターンを有してもいてもよい。
トレッド4には、周方向に連続してのびる複数の周方向溝10が刻まれる。図1に示されたトレッド4は4本の周方向溝10を有する。これにより、軸方向に並ぶ5本の陸部12がトレッド4に構成される。4本の周方向溝10は、トレッド4(具体的には、トレッド4のトレッド面6を含む部分)を5本の陸部12に区分する。
周方向溝10は、周方向にのびる溝口14を有する。溝口14は一対のエッジ16で構成される。周方向溝10の溝幅は一対のエッジ16間の軸方向距離で表される。周方向溝10の溝幅が周方向において変化する場合は、最小幅を用いて周方向溝10の溝幅が表される。周方向溝10の溝深さは、左右のエッジ16を結ぶ線分から溝底までの最短距離で表される。
4本の周方向溝10のうち、赤道に最も近い周方向溝10がセンター周方向溝10cである。センター周方向溝10cに最も近い周方向溝10がミドル周方向溝10mである。図1に示されたトレッド4は、一対のセンター周方向溝10cと、センター周方向溝10cの軸方向外側に位置する一対のミドル周方向溝10mとを備える。
トレッド4が赤道を含む周方向溝10を有してもよい。この場合、赤道を含む周方向溝10がセンター周方向溝10cである。
赤道から第一端TE1までのゾーン(以下、第一ゾーンとも呼ばれる。)では、第二端TE2側が赤道側であり、赤道から第二端TE2までのゾーン(以下、第二ゾーンとも呼ばれる。)では、第一端TE1側が赤道側である。例えば、第一ゾーンのミドル周方向溝10mの第一端TE1側のエッジ16は、第二ゾーンのミドル周方向溝10mの第二端TE2側のエッジ16に対応する。
5本の陸部12のうち、赤道を含む陸部12がクラウン陸部12cである。クラウン陸部12cに最も近い陸部12がミドル陸部12mである。ミドル陸部12mはクラウン陸部12cの次に赤道に近い陸部12である。ミドル陸部12mの軸方向外側に位置する陸部12がショルダー陸部12sである。ショルダー陸部12sは、トレッド面6の端TEを含む。このトレッド4では、ショルダー陸部12sがミドル陸部12mの次にクラウン陸部12cに近い陸部12である。ショルダー陸部12sはミドル陸部12mの次に赤道に近い陸部12である。
このトレッド4に、ショルダー陸部12sの軸方向外側に周方向溝10を挟んで別の陸部12がさらに設けられてもよい。この場合、ショルダー陸部12sの軸方向外側に位置する別の陸部12がトレッド面6の端TEを含む。ショルダー陸部12sと別の陸部との間にさらに別の陸部12が設けられてもよい。
図1に示されたトレッド4は、クラウン陸部12cと、クラウン陸部12cの軸方向外側に位置する一対のミドル陸部12mと、ミドル陸部12mの軸方向外側に位置する一対のショルダー陸部12sとを有する。
トレッド4が赤道を含む周方向溝10を有する場合、赤道に最も近い陸部12がクラウン陸部12cである。
陸部12の頂面はトレッド面6の一部をなす。前述のエッジ16は陸部12の頂面と周方向溝10との境界である。陸部12の幅は、陸部12の第一端TE1側エッジ16から第二端TE2側エッジ16までの軸方向距離で表される。トレッド面6の端TEを含むショルダー陸部12sの幅は、トレッド面6の端TEからショルダー陸部12sの頂面の赤道側エッジ16までの軸方向距離で表される。陸部12の幅が周方向において変化する場合は、最大幅を用いて陸部12の幅が表される。
図1において符号Wcで示される長さはクラウン陸部12cの幅である。符号Wmで示される長さはミドル陸部12mの幅である。符号Wsで示される長さはショルダー陸部12sの幅である。
陸部12の幅は、グリップ性能と、ウェット性能とを考慮して適宜決められる。図1に示されたトレッド4では、クラウン陸部12cの幅Wcの、トレッド面6の幅TWに対する比(Wc/TW)は、0.10以上0.20以下であるのが好ましい。ミドル陸部12mの幅Wmの、トレッド面6の幅TWに対する比(Wm/TW)は、0.10以上0.20以下であるのが好ましい。ショルダー陸部12sの幅Wsの、トレッド面6の幅TWに対する比(Ws/TW)は、0.10以上0.25以下であるのが好ましい。
図1に示されたトレッド4では、クラウン陸部12c及びミドル陸部12mに横溝18が刻まれる。横溝18の溝幅は0.5mm以上3.5mm以下」である。横溝18は周方向溝10よりも浅い。横溝18の溝深さの、周方向溝10の溝深さに対する比は、0.12以上0.32以下であるのが好ましい。
クラウン陸部12cには、クラウン横溝18cが刻まれる。クラウン横溝18cはクラウン陸部12cを横断する。クラウン横溝18cは、第一端TE1側のセンター周方向溝10cと第二端TE2側のセンター周方向溝10cとの間を架け渡す。
クラウン陸部12cに複数のクラウン横溝18cを刻むことで、周方向に並ぶ複数のブロック20(以下、クラウンブロック20cとも呼ばれる。)が構成される。複数のクラウン横溝18cは、クラウン陸部12cの頂面を含む部分を、複数のクラウンブロック20cに区分する。
詳述しないが、クラウン陸部12cにおけるクラウン横溝18cのピッチは、タイヤ2の仕様に応じて適宜設定される。
図1に示されたクラウン横溝18cは、傾斜角が大きい中央部18ccと、この中央部18ccの両側に位置し傾斜角が小さい一対のサイド部18csとを備える。サイド部18csのエッジが軸方向に対してなす角度が15度以上であり、中央部18ccのエッジが軸方向に対してなす角度が30度以下であるのが好ましい。
ミドル陸部12mには、複数の横溝18(以下、ミドル横溝18mとも呼ばれる。)が刻まれる。図1に示されたミドル横溝18mでは、そのエッジの輪郭は円弧で表される。ミドル横溝18mは円弧状に湾曲する。図示されないが、この円弧の中心は、ミドル陸部12mの幅中心よりも軸方向外側の領域に位置する。
ミドル横溝18mはミドル陸部12mを横断する。ミドル横溝18mは、センター周方向溝10cとミドル周方向溝10mとの間を架け渡す。
ミドル横溝18mはクラウン横溝18cの溝深さと同じ溝深さを有する。ミドル横溝18mがクラウン横溝18cよりも浅くてもよく、深くてもよい。
ミドル陸部12mに複数のミドル横溝18mを刻むことで、周方向に並ぶ複数のブロック20(以下、ミドルブロック20mとも呼ばれる。)が構成される。複数のミドル横溝18mは、ミドル陸部12mの頂面を含む部分を、複数のミドルブロック20mに区分する。周方向において隣り合うミドルブロック20mの間はミドル横溝18mである。
ミドル陸部12mにおけるミドル横溝18mのピッチは、クラウン陸部12cにおけるクラウン横溝18cのピッチと同じである。
ミドル陸部12mは、ミドル横溝18mに加え、縦溝22(以下、ミドル縦溝22mとも呼ばれる。)を有する。ミドル陸部12mはミドル横溝18mとミドル縦溝22mとを有する。ミドル縦溝22mは周方向に連続してのびる。ミドル縦溝22mの溝幅は1.0mm以上4.0mm以下である。ミドル縦溝22mは周方向溝10よりも浅い。ミドル縦溝22mの溝深さの、周方向溝10の溝深さに対する比は、0.12以上0.32以下であるのが好ましい。
前述したように、ミドル陸部12mは複数のミドルブロック20mを含む。ミドル縦溝22mは、ミドルブロック20m(具体的には、ミドルブロック20mの頂面を含む部分)を2つのサブミドルブロック24mに区分する。
ミドル縦溝22mは、第一ミドル縦溝26と、第二ミドル縦溝28とを備える。
第一ミドル縦溝26はストレートにのびる。第一ミドル縦溝26は周方向に対して傾斜する。第二ミドル縦溝28も周方向に対して傾斜する。しかし第二ミドル縦溝28は、第一ミドル縦溝26の傾斜の向きと逆向きに傾斜する。周方向において、第一ミドル縦溝26と第二ミドル縦溝28とは交互に配置される。
第一ミドル縦溝26及び第二ミドル縦溝28のそれぞれはミドル横溝18mと交差する。第二ミドル縦溝28は、第一ミドル縦溝26が交差するミドル横溝18mの隣に位置するミドル横溝18mと交差する。第一ミドル縦溝26と第二ミドル縦溝28とはそれぞれ、周方向に並ぶ複数のミドル横溝18mと一つ置きに交差する。
第一ミドル縦溝26及び第二ミドル縦溝28は、ミドル陸部12mの軸方向中心において、ミドル横溝18mと交差する。
図1に示されるように、ショルダー陸部12sには、クラウン陸部12c及びミドル陸部12mのように横溝18は刻まれていない。ショルダー陸部12sに複数の横溝18が刻まれてもよい。
本発明においては、トレッド4に刻まれた複数の周方向溝10のうち、ミドル陸部12mとショルダー陸部12sとの間に位置する周方向溝10はショルダー周方向溝10sとも呼ばれる。図1に示されたトレッド4では、トレッド4に刻まれる4本の周方向溝10のうち、ミドル周方向溝10mがミドル陸部12mとショルダー陸部12sとの間に位置する周方向溝10である。このトレッド4では、ミドル周方向溝10mはショルダー周方向溝10sでもある。
図2は、図1のII-II線に沿った、ミドル周方向溝10mの断面図である。図2において紙面左側が、トレッド面6の第一端TE1側である。このミドル周方向溝10mの断面を用いて周方向溝10の構成が説明される。図1においてII-II線は軸方向にのびる。図1において紙面上側がタイヤ2の径方向外側に対応し、下側がタイヤ2の径方向内側に対応する。
周方向溝10は、一対の溝壁30と溝底部32とを備える。
一対の溝壁30は前述の溝口14を含む。言い換えれば、一対の溝壁30はそれぞれ、溝口14を構成するエッジ16を含む。一対の溝壁30のうち、トレッド面6の第一端TE1側の溝壁30は第一溝壁30aであり、第二端TE2の溝壁30が第二溝壁30bである。前述の第一ゾーンにおいては、第一溝壁30aが外側溝壁30sとも呼ばれ、第二溝壁30bが内側溝壁30uとも呼ばれる。第二ゾーンにおいては、第一溝壁30aが内側溝壁30uとも呼ばれ、第二溝壁30bが外側溝壁30sとも呼ばれる。
第一ゾーン及び第二ゾーンのそれぞれにおいて、外側溝壁30sはトレッド面6の端TE側に位置する溝壁30であり、内側溝壁30uは赤道側に位置する溝壁30である。
溝底部32は一対の溝壁30の間を架け渡す。溝底部32は溝底34を含む。溝底34は、周方向溝10の断面において最も深い位置である。周方向溝10の左右のエッジ16を結ぶ線分の法線に沿って、この線分から溝底部32までの距離が計測される。この線分から溝底部32までの距離が最大となる位置が、溝底34である。
図2に示された溝底部32は曲面である。言い換えれば、この溝底部32の輪郭は円弧である。溝底部32が平面を含み、この平面が溝底34を含んでもよい。この場合、平面の幅中心が溝底34として用いられる。
図1に示されたトレッド4では、トレッド面6の第一端TE1側のミドル陸部12mと第二端TE2側のミドル陸部12mとの間に2本のセンター周方向溝10cが位置する。
図1に示されるように、センター周方向溝10cはミドル周方向溝10mの溝幅に比して狭い溝幅を有する。センター周方向溝10cは周方向細溝36とも呼ばれる。トレッド4に刻まれた複数の周方向溝10のうち、トレッド面6の第一端TE1側のミドル陸部12mと第二端TE2側のミドル陸部12mとの間に位置する周方向溝10が周方向細溝36である。
前述のミドル周方向溝10mは、ミドル陸部12mとトレッド面6の端TEとの間に位置する周方向溝10である。ミドル陸部12mとトレッド面6の端TEとの間に位置する周方向溝10は、周方向細溝36との区別のために周方向太溝38とも呼ばれる。図1に示されたトレッド4では、ミドル陸部12mとトレッド面6の端TEとの間に1本の周方向太溝38が位置する。図示されないが、ミドル陸部12mとトレッド面6の端TEとの間に複数の周方向太溝38が設けられてもよい。
図1において符号WGで示される長さは、周方向太溝38の溝幅である。溝幅WGは、例えば、トレッド面6の幅TWの4.0%以上10.0%以下であるのが好ましい。周方向太溝38の溝深さは、例えば、10mm以上21mm以下であるのが好ましい。タイヤ2が良好なウェット性能を発揮できる観点から、溝深さは13mm以上18mm以下であるのがより好ましい。
図3及び4は周方向細溝36の断面を示す。図3は図1のIII-III線に沿った周方向細溝36の断面を示し、図4は図1のIV-IV線に沿った周方向細溝36の断面を示す。図1においてIII-III線及びIV-IV線は軸方向にのびる。
図3及び4において紙面左側がトレッド面6の第一端TE1側である。周方向細溝36の左側に位置する陸部12がミドル陸部12mであり、右側に位置する陸部12がクラウン陸部12cである。紙面上側がタイヤ2の径方向外側に対応し、下側がタイヤ2の径方向内側に対応する。
周方向細溝36はテーパー部40と胴部42とを備える。テーパー部40は溝口14を含む。テーパー部40は溝口14から内側に向かって先細りである。胴部42は溝底34を含む。図3及び図4に示された周方向細溝36では、その胴部42はストレートにのびる。
図3及び図4において符号PBはテーパー部40と胴部42との境界である。周方向細溝36の断面において、胴部42における溝壁30の輪郭は直線で表される。本発明においては、テーパー部40における溝壁30の輪郭線が、胴部42の輪郭を表す直線に収束する位置がテーパー部40と胴部42との境界PBである。
図3及び4において符号WBで示される長さは胴部42の幅である。幅WBは、胴部42における第一溝壁30aから第二溝壁30bまでの軸方向距離(詳細には最短距離)で表される。
周方向細溝36の胴部42の幅WBは狭い。タイヤ2が路面と接地すると、トレッド4が変形する。これにより、胴部42において一対の溝壁30が互いに接する。陸部10同士が互いに支え合うので、陸部10の変形が抑制される。このタイヤ2は転がり抵抗を低減できる。見かけ上、陸部10の剛性が高まるので、このタイヤ2は耐摩耗性を向上できる。
図3及び4に示されるように、陸部10の頂面と周方向細溝36の胴部42との間はテーパー部40である。陸部10の頂面のエッジ16に作用する力が、このテーパー部40が設けられていない場合に比べて低減される。テーパー部40は、エッジ16への応力集中を抑制する。陸部10のエッジ16において欠け等の損傷が生じにくい。このタイヤ2は、陸部エッジの損傷リスクを低減できる。
テーパー部40は周方向細溝36の溝容積を増加させる。左右のミドル陸部12mの間において周方向溝10の溝幅を狭めて陸部10を寄せて配置させているにもかかわらず、このタイヤ2は良好なウェット性能を発揮できる。
図1に示されるように、周方向細溝36には、溝口14が広い部分と狭い部分とが設けられる。溝口14が広い部分は幅広部44とも呼ばれ、溝口14が狭い部分は幅狭部46とも呼ばれる。幅広部44の溝口14は幅狭部46の溝口14より広い。
前述したように、テーパー部40が溝口14を含む。テーパー部40は、溝口14が広い幅広部44と、溝口14が狭い幅狭部46とを含む。図1に示されるように、幅広部44と幅狭部46とは周方向において交互に配置される。
このタイヤ2は、周方向細溝36の全周にわたりテーパー部40を幅広部44で構成したタイヤに比べて、陸部10の剛性を上げることができる。幅広部44による転がり抵抗や耐摩耗性への影響が抑制される。
周方向細溝36の全周にわたりテーパー部40を幅狭部46で構成したタイヤに比べて、このタイヤ2は陸部10の剛性を下げることができ、かつ溝容積を確保できる。幅狭部46による陸部エッジの損傷リスクやウェット性能への影響が抑制される。
このタイヤ2は、転がり抵抗の増加と耐摩耗性の低下とを抑制しつつ、陸部エッジの損傷リスクの低減と良好なウェット性能の発揮とを達成できる。
図1に示されるように、トレッド面6の第一端TE1側の周方向細溝36の幅広部44は、第二端TE2側の周方向細溝36の幅狭部46と軸方向において重複する。第一端TE1側の周方向細溝36の幅狭部46は、第二端TE2側の周方向細溝36の幅広部44と軸方向において重複する。これにより、このタイヤ2は、周方向におけるクラウン陸部12c及びミドル陸部12mの剛性変動を効果的に抑制できる。このタイヤ2は、転がり抵抗の増加と耐摩耗性の低下とを抑制しつつ、陸部エッジの損傷リスクを効果的に低減でき、良好なウェット性能を効果的に発揮できる。この観点から、隣り合う2本の周方向細溝36においてトレッド面6の第一端TE1側の周方向細溝36の幅広部が、その第二端TE2側の周方向細溝36の幅狭部46と軸方向において重複するのが好ましい。
図1に示されるように、クラウン横溝18cが第一端TE1側の周方向細溝36の幅狭部46と第二端TE2側の周方向細溝36の幅狭部46との間を架け渡し、ミドル横溝18mが周方向細溝36の幅広部44とミドル周方向溝10m(すなわち、周方向太溝38)との間を架け渡す。これにより、トレッド4と路面との間に存在する水が効果的に排出される。周方向細溝36だけでなく、クラウン横溝18c及びミドル横溝18mが、路面を掻くエッジ成分として効果的に機能できる。このタイヤ2は、左右のミドル陸部12mの間において周方向溝10の溝幅を狭めて陸部10を寄せて配置させているにもかかわらず、ウェット性能の向上を図ることができる。この観点から、トレッド面6の第一端TE1側及び第二端TE2側の両側に周方向細溝36を有する陸部10には、第一端TE1側の周方向細溝36の幅狭部46と第二端TE2側の周方向細溝36の幅狭部46との間を架け渡す横溝18が設けられ、周方向細溝36と周方向太溝38との間に位置する陸部10には、周方向細溝36の幅広部44と周方向太溝38との間を架け渡す横溝18が設けられるのが好ましい。
前述したように、ミドル陸部12mにはミドル横溝18mに加えて周方向にのびるミドル縦溝22mが設けられる。ミドル縦溝22mも、エッジ成分として機能する。ミドル横溝18m及びミドル縦溝22mの相乗効果により、このタイヤ2はウェット性能の向上を図ることができる。この観点から、周方向細溝36と周方向太溝38との間に位置する陸部10に周方向細溝36の幅広部44と周方向太溝38との間を架け渡す横溝18を設ける場合は、周方向に連続してのびる縦溝22を設けるのがより好ましい。
図3に示された周方向細溝36の断面は、テーパー部40が幅広部44である周方向細溝36の断面である。図3において符号WT1で示される長さは幅広部44の溝口14の幅である。幅WT1は、幅広部44の溝口14を構成する一対のエッジ16の間の軸方向距離である。本発明においては、軸方向距離WT1が幅広部44の溝幅である。
図4に示された周方向細溝36の断面は、テーパー部40が幅狭部46である周方向細溝36の断面である。図4において符号WT2で示される長さは幅狭部46の溝口14の幅である。幅WT2は、幅狭部46の溝口14を構成する一対のエッジ16の間の軸方向距離である。本発明においては、軸方向距離WT2が幅狭部46の溝幅である。
図1において、溝口14の幅が一定の幅WT1を維持している部分が幅広部44であり、一定の幅WT2を維持している部分が幅狭部46である。幅WT1から幅WT2に変化している部分、つまり、幅広部44と幅狭部46との間の部分が境界部分である。
このタイヤ2では、周方向におけるクラウン陸部12c及びミドル陸部12mの剛性変動を効果的に抑制できる観点から、幅広部44と幅狭部46とは同じ周方向長さを有するのが好ましい。
このタイヤ2では、幅広部44の溝幅WT1の、幅狭部46の溝幅WT2に対する比(WT1/(WT2)は3.0以下であるのが好ましい。これにより、溝幅WT1と溝幅WT2との差が適切に維持される。幅広部44と幅狭部46との境界部分に応力が集中することが抑制される。このタイヤ2は局所的に偏摩耗が生じることを効果的に抑制できる。このタイヤ2は耐摩耗性の向上を図ることができる。この観点から、比(WT1/(WT2)は2.5以下であるのがより好ましい。
前述したように、幅広部44の溝口14は幅狭部46の溝口14より広い。幅広部44が陸部エッジの損傷リスクの低減と良好なウェット性能の発揮とに効果的に貢献でき、幅狭部が転がり抵抗の増加と耐摩耗性の低下とを効果的に抑制できる観点から、比(WT1/(WT2)は1.1以上であるのが好ましく、1.5以上であるのがより好ましい。
周方向細溝36の胴部42の幅WBは0.3mm以上3.0mm以下であるのが好ましい。
胴部42の幅WBが0.3mm以上に設定されることにより、タイヤ2をインフレートする際に、陸部12同士が接触することが抑制される。このタイヤ2は適正にインフレートできるので、トレッド面のプロファイルが適正なプロファイルで構成される。このタイヤ2は、プロファイルの不整による偏摩耗の発生を抑制できる。このタイヤは良好な耐摩耗性を維持できる。この観点から、胴部42の幅WBが0.7mm以上であるのがより好ましい。
胴部42の幅WBは3.0mm以下に設定されることにより、トレッド4が路面に接地した際に、陸部12同士が接触し互いに支え合うことができる。陸部10の変形が抑制されるので、このタイヤ2は転がり抵抗を低減できる。見かけ上、陸部10の剛性が高まるので、このタイヤ2は耐摩耗性も向上できる。この観点から、胴部42の幅WBは2.5mm以下であるのがより好ましい。
図3及び図4において符号DAで示される長さは、周方向細溝36の溝深さである。符号DTで示される長さは、テーパー部40に深さである。テーパー部40に深さDTは、左右のエッジ16を結ぶ線分からテーパー部40と胴部42との境界PBまでの最短距離で表される。幅広部44における、周方向細溝36の溝深さDA及びテーパー部40に深さDTは、幅狭部46におけるそれらと同じである。
テーパー部40の深さDTの、周方向細溝36の溝深さDAに対する比(DT/DA)は0.05以上0.30以下であるのが好ましい。
比(DT/DA)が0.05以上に設定されることにより、テーパー部40が周方向細溝36の溝容積の増加に貢献できる。左右のミドル陸部12mの間において周方向溝10の溝幅を狭めて陸部10を寄せて配置させているにもかかわらず、このタイヤ2は良好なウェット性能を発揮できる。この観点から、比(DT/DA)は0.10以上であるのがより好ましい。
比(DT/DA)が0.30以下に設定されることにより、陸部10の剛性が適切に維持される。このタイヤ2は転がり抵抗の増加を抑制でき、良好な耐摩耗性を維持できる。この観点から、比(DT/DA)は0.25以下であるのがより好ましい。
前述したように、ミドル周方向溝10mはミドル陸部12mとショルダー陸部12sとの間に位置する周方向溝10であり、ショルダー周方向溝10sでもある。図2に示された内側溝壁30uは、ショルダー周方向溝10sが有する一対の溝壁30のうち、赤道側に位置する溝壁30である。
図2に示されるように、ショルダー周方向溝10sの内側溝壁30uは、溝口14におけるトレッド面6の法線に対して傾斜する。図2において角度θuは、内側溝壁30uの傾斜角である。
ショルダー周方向溝10sの溝口14sを構成する一対のエッジ16sのうち赤道側に位置するエッジ16suは、ミドル陸部12mの頂面のエッジでもある。
前述したように、このタイヤ2は、左右のミドル陸部12mの間において周方向溝10の溝幅を狭めて陸部10を寄せて配置する。そのため、ミドル陸部12mの頂面のエッジでもあるエッジ16suには応力が集中しやすく、欠け等の損傷が生じることが懸念される。
しかしこのタイヤ2では、前述したように、ショルダー周方向溝10sの内側溝壁30uは、溝口14におけるトレッド面6の法線に対して傾斜する。エッジ16suへの応力集中が抑制される。このタイヤ2は、ミドル陸部12mの頂面のエッジにおいて損傷が生じることを効果的に抑制できる。この観点から、内側溝壁30uの傾斜角θuは10度以上であるのが好ましく、15度以上であるのがより好ましい。
図2に示されるように、ショルダー周方向溝10sの外側溝壁30sも、溝口14におけるトレッド面6の法線に対して傾斜する。図2において角度θsは、外側溝壁30sの傾斜角である。
図2に示されるように、外側溝壁30sの傾斜角θsは内側溝壁30uの傾斜角θuよりも小さい。これによりタイヤ2は、ショルダー陸部12sの頂面の面積を確保できる。ショルダー陸部12sの剛性が維持され、耐摩耗性の低下が抑制される。ミドル陸部12mの頂面のエッジにおける損傷の発生を抑制し、耐摩耗性の低下を抑制できる観点から、外側溝壁30sの傾斜角θsは内側溝壁30uの傾斜角θuよりも小さく、内側溝壁30uの傾斜角θuは10度以上であるのがさらに好ましい。
図5は、周方向細溝36の変形例を示す。図6は、周方向細溝36の他の変形例を示す。図5及び6に示される周方向細溝36は、幅狭部46での周方向細溝36である。図4に示された周方向細溝36に対応する。
図5及び6が示すように、周方向細溝36の胴部42は溝底34側に拡大幅部48を有することができる。図示されないが、胴部42が拡大幅部48を有する場合、周方向細溝36の幅広部44においても同様に、周方向細溝36の胴部42は溝底34側に拡大幅部48を有する。
図5及び6に示された周方向細溝36のうち、拡大幅部48以外の部分は、図3及び4に示された周方向細溝36と同等の構成を有する。
図5及び6に示された周方向細溝36において、胴部42のうち、拡大幅部48以外の部分は、本体部50とも呼ばれる。この周方向細溝36の胴部42は本体部50と拡大幅部48とを有する。図5及び6において符号EMで示される位置は、本体部50と拡大幅部48との境界である。詳述しないが、本体部50の幅は、図3及び4に示された周方向細溝36の胴部42の幅WBと同じ幅を有する。
図5及び6において、符号WMで示される位置は、胴部42が最大幅を示す位置である。この図5及び6に示された周方向細溝36では、胴部42は拡大幅部48において最大幅を示す。拡大幅部48は本体部50よりも広い。
拡大幅部48は周方向細溝36の溝容積の増加に貢献する。拡大幅部48を有する周方向細溝36は、この拡大幅部48を有さない周方向細溝36に比して、路面とトレッド面6との間に存在する水を効果的に排出できる。左右のミドル陸部12mの間において周方向溝10の溝幅を狭めて陸部10を寄せて配置させているにもかかわらず、このタイヤ2は良好なウェット性能を発揮できる。この観点から、胴部42が溝底34側に拡大幅部48を有し、拡大幅部48において胴部42が最大幅を示すのが好ましい。
図5及び6において、最大幅位置WMから溝底34側の部分(以下、拡大幅部48の溝底側)は、径方向内向きに凸な形状を有する。拡大幅部48の溝底側は、丸みを帯びた輪郭を有する。最大幅位置WMからテーパー部40側の部分(以下、拡大幅部48のテーパー部側)は、境界EMから最大幅位置WMに向かって、左右の溝壁30間の距離が漸増する。
図5においては、拡大幅部48のテーパー部側は、拡大幅部48の内側から外向きに膨らむように湾曲する。これに対して図6においては、拡大幅部48のテーパー部側は、拡大幅部の外側から内向きに窪むように湾曲する。図5及び6に示された拡大幅部48のテーパー部側は、溝容積の増加に貢献する。路面とトレッド面6との間に存在する水が効果的に排出される。左右のミドル陸部12mの間において周方向溝10の溝幅を狭めて陸部10を寄せて配置させているにもかかわらず、このタイヤ2は良好なウェット性能を発揮できる。テーパー部側に作用する力が効果的に分散されるので、拡大幅部48において周方向細溝36に損傷が生じることが抑制される。周方向細溝36がその機能を安定に発揮できる。この観点から、拡大幅部48のテーパー部側は、拡大幅部48の外側から内向きに窪むように湾曲する、又は、拡大幅部48の内側から外向きに膨らむように湾曲するのが好ましい。
図5において、二点鎖線LEは、周方向細溝36が境界EMまで摩耗した場合の仮想摩耗面を表す。周方向細溝36が境界EMまで摩耗した場合、境界EMは、摩耗した周方向細溝36の溝口を構成する。
図5において角度θsは、この境界EMでの拡大幅部48の接線が仮想摩耗面LEに対してなす角度である。
図6において、二点鎖線LAは、図5に示された周方向細溝36の境界EMと同等の位置まで摩耗した場合の仮想摩耗面を表す。符号PAで示された位置は、仮想摩耗面LAと拡大幅部48との交点である。周方向細溝36が位置PAまで摩耗した場合、位置PAは、摩耗した周方向細溝36の溝口を構成する。
図6において角度θuは、この位置PAでの拡大幅部48の接線が仮想摩耗面LAに対してなす角度である。
図5に示された周方向細溝36の拡大幅部48では、摩耗した周方向細溝36の溝口における傾斜角は、境界EMにおいて最小の傾斜角θsを示す。
これに対して図6に示された周方向細溝36の拡大幅部48では、摩耗した周方向細溝36の溝口における傾斜角は、境界EMから最大幅位置WMに向かって徐々に低下する。最大幅位置WMの付近で傾斜角は最小を示す。しかし、位置PAでの傾斜角θuはもちろんのこと、この傾斜角の最小値は、図5に示された位置EMでの最小の傾斜角θsよりも大きい。
図6に示された周方向細溝36では、図5に示された周方向細溝36に比して、摩耗した周方向細溝36の溝口における、欠け等の損傷が生じにくい。この観点から、拡大幅部48のテーパー部側は拡大幅部48の外側から内向きに窪むように湾曲するのがより好ましい。
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、転がり抵抗の増加と耐摩耗性の低下とを抑制しつつ、陸部エッジの損傷リスクの低減とウェット性能の向上とを達成できる、重荷重用タイヤが得られる。本発明は、自由回転可能に車両に設けられるトレーラー軸に装着されるタイヤにおいて顕著な効果を奏する。
以上説明された、転がり抵抗の増加と耐摩耗性の低下とを抑制しつつ、陸部エッジの損傷リスクの低減とウェット性能の向上とを達成できる技術は、種々のタイヤにも適用されうる。
2・・・タイヤ
4・・・トレッド
6・・・トレッド面
8・・・溝
10、10c、10m、10s・・・周方向溝
12、12c、12m、12s・・・陸部
14、14s・・・溝口
30、30a、30b、30s、30u・・・溝壁
32・・・溝底部
34・・・溝底
36・・・周方向細溝
40・・・テーパー部
42・・・胴部
44・・・幅広部
46・・・幅狭部
48・・・拡大幅部

Claims (9)

  1. 路面と接地するトレッド面を有するトレッドを備える、タイヤであって、
    前記トレッドが、周方向に連続してのびる複数の周方向溝を有し、
    前記複数の周方向溝が、前記トレッドを、軸方向に並ぶ複数の陸部に区分し、
    前記複数の陸部のうち、赤道を含む陸部又は前記赤道に最も近い陸部がクラウン陸部であり、前記クラウン陸部に最も近い陸部がミドル陸部であり、
    前記複数の周方向溝がそれぞれ、溝口を含む一対の溝壁と溝底を含む溝底部とを有し、
    前記複数の周方向溝のうち、前記トレッド面の第一端側のミドル陸部と第二端側のミドル陸部との間に位置する周方向溝が周方向細溝であり、
    前記周方向細溝が、前記溝口を含むテーパー部と前記溝底を含む胴部とを備え、
    前記テーパー部が前記溝口から内側に向かって先細りであり、
    前記タイヤが路面と接地すると、前記胴部において前記一対の溝壁が互いに接し、
    前記テーパー部が、前記溝口が広い幅広部と、前記溝口が狭い幅狭部とを含み、
    前記幅広部と前記幅狭部とが周方向において交互に配置される、
    重荷重用タイヤ。
  2. 隣り合う2本の周方向細溝において前記トレッド面の第一端側の周方向細溝の幅広部が、その第二端側の周方向細溝の幅狭部と軸方向において重複する、
    請求項1に記載の重荷重用タイヤ。
  3. 前記幅広部の溝幅の、前記幅狭部の溝幅に対する比が3.0以下である、
    請求項1又は2に記載の重荷重用タイヤ。
  4. 前記胴部の幅が0.3mm以上3.0mm以下である、
    請求項1又は2に記載の重荷重用タイヤ。
  5. 前記テーパー部の深さの、前記周方向細溝の溝深さに対する比が、0.05以上0.30以下である、
    請求項1又は2に記載の重荷重用タイヤ。
  6. 前記複数の陸部のうち、前記ミドル陸部の次に、赤道に近い陸部がショルダー陸部であり、
    前記複数の周方向溝のうち、前記ミドル陸部と前記ショルダー陸部との間に位置する周方向溝がショルダー周方向溝であり、
    前記ショルダー周方向溝が有する一対の溝壁のうち、前記赤道側に位置する溝壁が、前記溝口における前記トレッド面の法線に対して傾斜し、
    前記赤道側に位置する溝壁の傾斜角が10度以上である、
    請求項1又は2に記載の重荷重用タイヤ。
  7. 前記胴部が前記溝底側に拡大幅部を有し、
    前記拡大幅部において、前記胴部が最大幅を示す、
    請求項1又は2に記載の重荷重用タイヤ。
  8. 前記拡大幅部の前記テーパー部側が、前記拡大幅部の外側から内向きに窪むように湾曲する、又は、前記拡大幅部の内側から外向きに膨らむように湾曲する、
    請求項7に記載の重荷重用タイヤ。
  9. 前記拡大幅部の前記テーパー部側が、前記拡大幅部の外側から内向きに窪むように湾曲する、
    請求項8に記載の重荷重用タイヤ。

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