JP2024066499A - トリアルカノールアミンに基づくエステルクワットを含む配合物 - Google Patents

トリアルカノールアミンに基づくエステルクワットを含む配合物 Download PDF

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Abstract

【課題】ケラチン繊維に対して優れたコンディショニング効果を発揮し、同時に高い粘度及び安定性を可能にする組成物を提供する。【解決手段】本発明の組成物は、トリアルカノールアミンに基づく特定のエステルクワットを含み、化粧品におけるこれらの組成物の使用が提供される。【選択図】図1

Description

本発明は、トリアルカノールアミンに基づく特定のエステルクワット(ester quats;エステル第四級アンモニウムカチオン)を含む組成物、及び化粧品におけるこれらの組成物の使用を提供する。
独国特許出願公開第3608093号明細書は、2つの2-アシルオキシアルキル基を含む第四級アンモニウム化合物(そのアシル基は12~22個の炭素原子を有する飽和又は不飽和カルボン酸に由来し、ジメチルジ(オレオイル-オキシイソプロピル)アンモニウムメトサルフェートを含む)、及び繊維柔軟加工配合物におけるそのような物質の使用を記載している。
独国特許第3877422号明細書は、同様の第四級アンモニウム化合物(対応するアシル基は最大17個の炭素原子を含み、ジメチルジ(パルミトイル-オキシイソプロピル)アンモニウムクロリドを含む)、及び繊維柔軟加工配合物におけるそのような物質の使用を記載しているが、ヘアコンディショニング剤に対するそれらの適合性についても言及している。
欧州特許第0900260号明細書は、特定のモノ-、ジ-及びトリエステル成分を有する織物柔軟加工有効量の第四級アンモニウム塩を含む、安定性及び柔軟加工性能が改善された繊維柔軟剤組成物を開示しており、ジエステル成分は、第四級アンモニウム塩の総量に基づいて、約55重量%を超える量であり、トリエステル成分は、約25重量%未満の量である。
欧州特許出願公開第3820980号明細書は、組成物の重量に基づいて、約30重量%~約100重量%の、1つ又は複数のエステルクワット及び1つ又は複数のグリセリドの混合物を含む組成物を開示しており、混合物は、約50重量%~約80重量%のエステルクワット及び約20重量%~約50重量%のグリセリドを含み;組成物の重量に基づいて、場合により0重量%~約70重量%の溶媒を含む。
これまでに得られたヘアコンディショニングでの使用に適したエステルクワットは、溶媒を使用することによって配合可能な形態に変換されるだけである固体物質であり、その結果、その溶媒が最終配合物中に存在することになることが規定される。これは、配合オプションの自由度を制限する。現在利用可能な液体ヘアコンディショニング剤は、優れたコンディショニング特性を示すが、濃度が増加するにつれて配合物の粘度を低下させる。これは使用濃度を制限し、脂肪アルコールのための乳化剤の使用を必要とする。
独国特許出願公開第3608093号明細書 独国特許第3877422号明細書 欧州特許第0900260号明細書 欧州特許出願公開第3820980号明細書
本発明の目的は、ケラチン繊維に対して優れたコンディショニング効果を発揮し、同時に高い粘度及び安定性を可能にする組成物を提供することであった。
驚くべきことに、以下に記載される組成物は、本発明の目的を達成することができることが見出された。
本発明は、一般式I)のエステルクワットを含む組成物であって、
Figure 2024066499000002
式中、
は、脂肪酸のアシル残基であり、
は、1~6個の炭素原子を有するアルキル残基及びHから独立して選択され、特にHであり、
ここで、
a=1.0~2.2、好ましくは1.5~2.0、特に好ましくは1.7~1.9、特に1.8であり、かつ
b=3-aであり、
は、以下:
2より大きい、不飽和C16アシル残基に対する飽和C16アシル残基の重量比、及び
10より大きい、飽和C18アシル残基に対する不飽和C18アシル残基の重量比
を有するアシル残基の混合物である
ことを特徴とする、
組成物を提供する。
本発明による組成物のエステルクワットは、複数の異なる分子から構成される化合物であり、記載された数a~cは平均値を示すことが、一般式I)及び選択された表現から当業者に明らかである。
アシル残基の混合物が不飽和C16アシル残基又は飽和C18アシル残基を含まない場合、前記のそれぞれの比は2より大きいか又は10より大きい。
本発明は、ケラチン繊維、特に毛髪、好ましくはヒト毛髪の美容処理のための、一般式I)のエステルクワットを含む組成物の使用であって、
Figure 2024066499000003
式中、
は、脂肪酸のアシル残基であり、
は、1~6個の炭素原子を有するアルキル残基及びHから独立して選択され、特にHであり、
ここで、
a=1.0~2.2、好ましくは1.5~2.0、特に好ましくは1.7~1.9、特に1.8であり、かつ
b=3-aであり、
は、以下:
2より大きい、不飽和C16アシル残基に対する飽和C16アシル残基の重量比、及び
10より大きい、飽和C18アシル残基に対する不飽和C18アシル残基の重量比
を有するアシル残基の混合物である
ことを特徴とする、
組成物の使用をさらに提供する。
本発明の1つの利点は、使用されるエステルクワットが室温で液体であり、したがって溶媒を使用することなく、加熱することなく、最終消費者配合物に容易に組み込むことができ、その結果、そのような溶媒は必ずしも前記配合物中に存在する必要がないことである。
本発明の別の利点は、処理されたケラチン繊維の光沢が増加することである。
本発明のさらなる利点は、使用される化合物が、少ない使用量でも良好な効果を発現することである。
さらなる利点は、使用される化合物が、生態学的観点からほとんど影響を及ぼさないことである。
別の利点は、使用される化合物が、これまでに知られている第四級エステル化合物よりも長いすすぎ時間の場合にケラチン繊維に対する改善されたコンディショニング効果を示すことである。
本発明の別の利点は、使用される化合物が、晶出しないことである。
本発明の別の利点は、使用される化合物が、比較的低い使用濃度で有効であることである。
本発明の別の利点は、使用される化合物が、染毛剤が洗い流されるのを防ぐことである。
本発明の別の利点は、使用される化合物が、ケラチン繊維を熱誘起損傷から保護することである。
本発明の別の利点は、使用される化合物が、濡れた毛髪及び乾いた毛髪に対して、くし通り力を減少させることである。
本発明の別の利点は、使用される化合物が、特に経済的に実現可能であることである。
本発明の別の利点は、使用される化合物を界面活性剤配合物に組み込んで、透明な配合物を得ることができることである。
本発明の別の利点は、コンディショニング剤の使用濃度に応じて粘度を高めることができることである。
特に明記しない限り、記載のパーセンテージ(%)は、全て質量パーセンテージである。
本発明の文脈で使用されるエステルクワットは、有機製造化学の関連する方法によって調製することができる。通常、エステルクワットの調製は、第一に、エステル化アルカノールアミンが、アルカノールアミンをカルボン酸又は対応する誘導体と反応させることによって調製され、次いで、前記アルカノールアミンがその後、適切な試薬で四級化される多段階プロセスに基づく。本発明に関連して、使用されるアルカノールアミンは、トリエタノールアミン若しくはトリイソプロパノールアミン又はそれらの混合物、特にトリエタノールアミンである。
適切な調製プロセスに関連して、欧州特許第0483195号明細書を参照することができ、これによれば、トリアルカノールアミンは、次亜リン酸の存在下で脂肪酸により部分的にエステル化され、空気を通し、次いで、硫酸ジメチル又はエチレンオキシドにより四級化が行われる。そこに列挙されている化合物は、布地用の柔軟剤として役立つ。独国特許第4308794号明細書は、適切な分散剤の存在下でトリエタノールアミンエステルの四級化を行うことによる固体エステルクワットの調製を記載している。このトピックに関する概説は、例えば、R.Puchtaら(Tens.Surf.Det.,30,186(1993))、M.Brock(Tens.Surf.Det.,30,394(1993))、R.Lagermanら(J.Am.Chem.Soc.,71,97(1994))又はI.Shapiro(Cosm.Toil.,109,77(1994))に見ることができる。
本発明による組成物中に存在するエステルクワットは、それらのエステル化度に関するパラメータaによって特徴付けられる。したがって、エステルクワットは、対応するモノエステル、ジエステル及び/又はトリエステルを含み、その結果、エステル化度に対応する統計平均が得られる。
定量的測定に適した方法はHPLC及びNMRであり、特に強調されているのは、Characterization of quaternized triethanolamine esters(esterquats)by HPLC,HRCGC and NMR(Wilkes,A.J.et al.World Surfactants Congress,4th,Barcelona,June 3-7,1996)に開示されている方法である。
本発明による好ましい組成物は、存在する一般式I)の全てのエステルクワットに基づいて、20重量%未満、好ましくは15重量%未満、特に好ましくは10重量%未満のトリエステルクワットを含む一般式I)のエステルクワットを含む。
本発明による好ましい組成物は、R=H、a=1.7~1.9、特に1.8、及びb=3である一般式I)のエステルクワットを含む。
一般式I)のアシル残基Rは、2より大きい、不飽和C16アシル残基に対する飽和C16アシル残基の重量比、及び、10より大きい、飽和C18アシル残基に対する不飽和C18アシル残基の重量比を有する混合物である。
このような分布は、特に、混合植物油に見られ得る。
本発明による好ましい組成物は、アシル残基の混合物が、以下に示すアシル残基含有量(混合植物油脂肪酸I):
C16 4重量%~7重量%、
C16:1 0重量%~2重量%、
C18 0重量%~4重量%、
C18:1 55重量%~65重量%、
C18:2 15重量%~25重量%、
C18:3 6重量%~12重量%、
を含むことを特徴とし、
ここで、重量パーセンテージは、一般式I)のエステルクワット中の全てのRの合計に基づく。ヨウ素価は、好ましくは100gあたりのI(ヨウ素)gで100~160、特に好ましくは105~135の範囲である。
本発明による好ましい組成物は、アシル残基の混合物が、以下に示すアシル残基含有量(混合植物油脂肪酸II):
C16 4重量%~7重量%、
C16:1 0重量%~2重量%、
C18 0重量%~4重量%、
C18:1 14重量%~21重量%、
C18:2 12重量%~25重量%、
C18:3 29重量%~39重量%、
を含むことを特徴とし、
ここで、重量パーセンテージは、一般式I)のエステルクワット中の全てのRの合計に基づく。ヨウ素価は、好ましくは100gあたりのヨウ素gで100~160、特に好ましくは105~135の範囲である。
本発明による好ましい組成物は、アシル残基の混合物が、以下に示すアシル残基含有量(トール油脂肪酸):
C16 1重量%~8重量%、
C16:1 0重量%~2重量%、
C18 0重量%~4重量%、
C18:1 40重量%~60重量%、
C18:2 30重量%~40重量%、
C18:3 5重量%~10重量%、
を含むことを特徴とし、
ここで、重量パーセンテージは、一般式I)のエステルクワット中の全てのRの合計に基づく。ヨウ素価は、好ましくは100gあたりのヨウ素gで140~160の範囲である。
本発明による上記の組成物において、アシル残基の混合物は、もちろん、具体的に挙げられたものに加えて他のアシル残基の含有量を含み得る。本発明によれば、具体的に挙げられたアシル残基の合計が、混合物中に存在する全てのアシル残基に基づいて、少なくとも70重量%、特に少なくとも80重量%、特に好ましくは少なくとも90重量%になる場合が好ましい。
本発明による好ましい組成物は、アシル残基の混合物が、100gあたりのヨウ素gで80~170、好ましくは95~160、特に好ましくは105~135のヨウ素価を有することを特徴とする。
本発明による組成物中に存在する化合物I)の電荷は、対応するアニオンによって補償されなければならない。これは、本発明による組成物中に存在する対アニオンによって行われる。
そのような対アニオンとして適しているのは、例えば、ハロゲン化物アニオン、ハロゲノイドアニオン、鉱酸のアニオン、硫酸アニオン、亜硫酸アニオン、亜硫酸水素アニオン、スルホン酸アニオン、アルキルスルホン酸アニオン及びアリールスルホン酸アニオン、リン酸アニオン、リン酸水素アニオン、亜リン酸アニオン、亜リン酸水素アニオン、亜ホスホン酸アニオン、カルボン酸アニオン、ホウ酸アニオン、炭酸アニオン、硫化物アニオン、硫化水素アニオン、乳酸アニオン、グリコール酸アニオン、ギ酸アニオン、酢酸アニオン及びプロピオン酸アニオンである。
これらのアニオンは、好ましくは、化粧品用途に適しているものであって、したがって例えば非毒性であるものから選択される。特に好ましくは、塩化物アニオン、臭化物アニオン、ヨウ化物アニオン、アルキル硫酸アニオン、例えばメチル硫酸アニオン、エチル硫酸アニオン、アルキルスルホン酸アニオン、例えばメチルスルホン酸アニオン、トリフレートアニオン、トシレートアニオン、リン酸アニオン、硫酸アニオン、硫酸水素アニオン、乳酸アニオン、グリコール酸アニオン、酢酸アニオン及びクエン酸アニオン、好ましくは塩化物アニオン及びメチル硫酸アニオンを含む群から選択される一般式I)の化合物に対する少なくとも1つの対アニオンが存在する。
本発明による組成物は、配合物、特に化粧品配合物を形成するようにさらなる成分を用いて加工されてもよく、したがって、本発明による組成物は、特に化粧品配合物である。
本発明による配合物は、好ましくは0.2重量%~25重量%、好ましくは0.5重量%~15重量%、特に1重量%~10重量%の量のエステルクワットを含み、ここで、重量パーセンテージは全組成物に基づく。
本発明による好ましい配合物は、脂肪酸又は脂肪酸塩を全く含まないことを特徴とする。
本発明による配合物が0.5重量%~20重量%、好ましくは1.0重量%~10重量%、特に2.0重量%~7.0重量%の少なくとも1つの脂肪アルコールをさらに含み、ここで、重量パーセンテージは全配合物に基づく場合が、有利であることが証明されている。
これに関連して、「脂肪アルコール」は、好ましくは、8~30個の炭素原子のアルキル基を有する非分枝又は分枝モノアルコールを意味すると理解され、これは不飽和であってもよい。好ましい脂肪アルコールは、オクタノール、デカノール、ラウリルアルコール、イソラウリルアルコール、アンテイソラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、イソミリスチルアルコール、セチルアルコール、パルミトレイルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、アンテイソステアリルアルコール、エイコサノール、ペトロセリニルアルコール、ゲルベアルコール、アラキルアルコール、ガドレイルアルコール、ベヘニルアルコール、エルシルアルコール、ヘクタコサノール、オクタコサノール及びメリシルアルコール、及びそれらの混合物、特に工業グレードの混合物、好ましくは12~18個、好ましくは16~18個の炭素原子を有する工業グレードのココナッツ又は獣脂脂肪アルコール、並びにモノ不飽和脂肪アルコール、例えばオレイルアルコール、エライジルアルコール、δ-9-シス-ヘキサデセノール、δ-9-オクタデセノール、トランス-δ-9-オクタデセノール、シス-δ-11-オクタデセノール、トランス-10,シス-12-ヘキサデジエン-1-オール、オクタコサ-10,19-ジエン-1-オール、及び多価不飽和脂肪アルコール、例えばリノレイルアルコール(9Z,12Z-オクタデカジエン-1-オール)、エライドリノレイルアルコール(9E,12E-オクタデカジエン-1-オール)、リノレニルアルコール(9Z,12Z,15Z-オクタデカトリエン-1-オール)、エライドリノレニルアルコール(9E,12E,15E-オクタデカトリエン-1-オール)であり、特に好ましくは16~18個の炭素原子を有するココナッツ又は獣脂脂肪アルコールの混合物である。
本発明によれば、本発明による組成物は、少なくとも1つのアルキルアミドアミンを含むことが好ましい。
好ましく存在するアルキルアミドアミンは、一般式II)
Figure 2024066499000004
のアルキルアミドアミンである。
式中、RCOは、6~22個の炭素原子並びに0及び/又は1、2又は3個の二重結合を有する脂肪族、直鎖又は分岐鎖アシル残基であり、一般に天然に存在する又は合成的に調製された脂肪酸に由来する。
及びRは、同一又は異なるアルキル残基であり、場合により、ヒドロキシ基、エステル基、アミン、アミド又は他の極性置換基などの官能基を有していてもよいが、一般に、1つ又は複数の分岐を多くとも有する非置換炭化水素残基が好ましい。
しかしながら、1~6個の炭素原子を有する短鎖炭化水素残基が特に好ましく、本発明によれば、エチル残基及びメチル残基が極めて特に好ましい。
数mは1~10の整数であり、mの値は2~7、特に2~4が好ましい。
アルキルアミドアミンは、通常、天然又は合成の脂肪酸及び脂肪酸留分をジアルキルアミノアミンでアミド化することによって調製される。そのような脂肪酸の典型的な例は、カプロン酸、カプリル酸、2-エチルヘキサン酸、カプリン酸、ラウリン酸、イソトリデカン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、パームオレイン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、エライジン酸、ペトロセリン酸、リノール酸、リノレン酸、エレオステアリン酸、アラキジン酸、ガドレイン酸、ベヘン酸及びエルカ酸、並びに例えば天然の油脂の加圧開裂中、レーレンのオキソ合成からのアルデヒドの還元又は不飽和脂肪酸の二量体化中に生成されるそれらの工業グレードの混合物である。
通常、ココナッツ油又はパーム油から得ることができる脂肪酸留分が特に好ましく、ステアリン酸の使用が一般に特に好ましい。
意図される用途に応じて、本発明による組成物は、エステルクワット及びアルキルアミドアミンを多様な量で含み得る。
ケラチン繊維、特にヒト毛髪の処理では、一般に、0.2重量%~7重量%、好ましくは0.3重量%~5重量%、特に好ましくは0.4重量%~3重量%の活性成分濃度(個々の成分に基づく)が使用される。特に良好な結果は、0.2重量%~2重量%の有効成分濃度で達成することができる。しかしながら、本発明による調製物のケラチン繊維、特にヒト毛髪への適用は、低濃度での前記活性成分の使用に限定されない。前記有効成分がそれぞれ2重量%~20重量%又は3重量%~14重量%、特に5重量%~12重量%の割合で存在する濃縮物を使用することも可能である。
エステルクワット及びアルキルアミドアミンは、本発明による調製物中に、通常20対1~1対20、特に10対1~1対10の重量比で存在する。所望の効果に応じて、混合比を5:1~1:5又はさらには3:1~1:3に変化させることもできる。
本発明による配合物は、例えば、以下の群から選択される少なくとも1つのさらなる追加の成分を含み得る:
皮膚軟化薬、
乳化剤、
増粘剤/粘度調整剤/安定剤、
酸化防止剤、
ヒドロトロープ(又はポリオール)、
固形物及び充填剤、
真珠光沢添加剤、
消臭及び制汗活性成分、
忌避剤、
セルフタンニング剤、
防腐剤、
コンディショニング剤、
香料、
着色剤、
化粧品有効成分、
ケア添加剤、
過脂肪剤、
溶媒。
個々の群の例示的な代表例として使用することができる物質は当業者に公知であり、例えば独国特許出願第102008001788.4号から得ることができる。この特許出願は、参照により本明細書に組み込まれ、したがって、本開示の一部を形成するとみなされる。
さらなる任意の成分及びこれらの成分の使用量に関しては、当業者に知られている関連のハンドブック、例えば、K.Schrader,「Grundlagen und Rezepturen der Kosmetika」[Fundamentals and formulations of cosmetics]、第2版、329~341ページ、Huethig Buch Verlag,Heidelbergを特に参照されたい。
それぞれの添加剤の量は、意図される用途によって導かれる。
関連する用途のための典型的な出発配合物は公知の技術水準であり、例えば、関連する基材及び活性物質の製造業者のパンフレットに含まれる。これらの既存の配合物は、一般に、変えずに採用することができる。しかしながら、必要に応じて、調整及び最適化のために、所望の変更を単純なテストによって直接的に行うことができる。
本発明によれば、本発明による組成物は、ポリグリセロールエステル類の群から選択される少なくとも1つの乳化剤を含むことが好ましい。
本発明によれば、前記配合物が3.0~5.5、好ましくは3.5~5.0のpHを有することが好ましい。
本発明に関連して、「pH」は、ISO 4319(1977)に従って較正されたpH電極を使用して5分間撹拌した後、25℃で当該組成物について測定される値として定義される。
本発明による組成物は、ケラチン繊維を処理するために、特に毛髪を処理するために、本発明に従って使用することができる。
これに関連して、好ましくは、好ましい組成物として上述した組成物が使用される。
本発明による使用は、コンディショニング、光沢、可撓性、弾性、及び/又は、くし通り性の改善をもたらし、処理された繊維の破損の確率を低下させ、さらに、繊維間の抗静電気力を低下させる。
本発明による使用は、熱に対する繊維の保護をもたらす。
以下の実施例は、本発明を例として説明するものであり、適用範囲が明細書及び特許請求の範囲の全体から明らかである本発明を、実施例において引用された実施形態に限定することを何ら意図するものではない。
以下の図は、実施例の一部である。
1分のすすぎ時間後の配合物間のくし通り力の減少の比較。 3分のすすぎ時間後の配合物間のくし通り力の減少の比較。
例1a:「混合植物油脂肪酸、トリエタノールアミンとの反応生成物、硫酸ジメチルで四級化」(本発明)の調製
混合植物油脂肪酸I(C16 4.7%、C16:1 0.2%、C18 1.6%、C18:1 60.2%、C18:2 18.7%、C18:3 7.3%、ヨウ素価110gI/100g)608g(2.16mol)をトリエタノールアミン182.4g(1.22mol)と混合し、撹拌しながら190℃に加熱する。反応水を連続的に留去する。反応水の大部分を大気圧で蒸留した後、減圧を適用し、反応混合物の酸価を少なくとも<6mgKOH/gまで反応させる。得られたエステルアミンを60℃に冷却し、反応温度が90℃を超えないように、硫酸ジメチル137.6g(1.09mol)と混合する。
室温に冷却した後、最終生成物の全アミン価(TAN)及び活性成分含有量を分析する。
TAN=5.0mgKOH/g;活性成分含有量1.16meq/g(Eptonによるカチオン活性成分含有量)。
例1b:「混合植物油脂肪酸、トリエタノールアミンとの反応生成物、硫酸ジメチルで四級化」(本発明)の調製
混合植物油脂肪酸II(C16 6.2%、C16:1 0.5%、C18 2.2%、C18:1 20.1%、C18:2 23.5%、C18:3 36.3%、ヨウ素価160gI/100g)563g(2.0mol)をトリエタノールアミン168.5g(1.13mol)と混合し、撹拌しながら190℃に加熱する。反応水を連続的に留去する。反応水の大部分を大気圧で蒸留した後、減圧を適用し、反応混合物の酸価を少なくとも<6mgKOH/gまで反応させる。得られたエステルアミンを60℃に冷却し、反応温度が90℃を超えないように、硫酸ジメチル128.3g(1.02mol)と混合する。
室温に冷却した後、最終生成物の全アミン価(TAN)及び活性成分含有量を分析する。
TAN=4.9mgKOH/g;活性成分含有量1.15meq/g(Eptonによるカチオン活性成分含有量)。
例2:「ステアリン酸、トリエタノールアミンとの反応生成物、硫酸ジメチルで四級化」(本発明ではない)の調製
ステアリン酸(工業グレード品質、純度約98%)800g(3.12mol)をトリエタノールアミン263g(1.76mol)と混合し、例1に記載のようにエステル化する。エステルアミンの酸価は5.6mgKOH/gであった。この混合物を、例1に記載されるように硫酸ジメチル198g(1.57mol)でアルキル化した。アルキル化の終了時に、粘度が急激に上昇し、混合物を215gのイソプロパノールで希釈した。
最終生成物のTANは4.0mgKOH/gと測定され、活性成分含有量は0.96meq/gであった。
例3:「トール油脂肪酸、トリエタノールアミンとの反応生成物、硫酸ジメチルで四級化」(本発明)の調製
市販のトール油脂肪酸(Kraton製Sylfat(商標)2、CAS番号61790-12-3)814g(2.84mol)をトリエタノールアミン240g(1.60mol)と混合し、例1に記載のようにエステル化する。エステルアミンの酸価は4.5mgKOH/gであった。この混合物を、例1に記載されるように硫酸ジメチル168g(1.33mol)でアルキル化した。最終生成物のTANは6.3mgKOH/gと測定され、活性成分含有量は1.18meq/gであった。
例4:「エルカ酸、トリエタノールアミンとの反応生成物、硫酸ジメチルで四級化」(本発明ではない)の調製
エルカ酸392g(1.15mol)をトリエタノールアミン97g(0.65mol)と混合し、例1に記載のようにエステル化する。エステルアミンの酸価は3.9mgKOH/gであった。この混合物を、例1に記載されるように硫酸ジメチル73.7g(0.59mol)でアルキル化した。最終生成物のTANは3.9mgKOH/gと測定され、活性成分含有量は1.13meq/gであった。
例5:「イソステアリン酸、トリエタノールアミンとの反応生成物、硫酸ジメチルで四級化」(本発明ではない)の調製
イソステアリン酸(工業グレード品質)504g(1.77mol)をトリエタノールアミン149.2g(1.0mol)と混合し、例1に記載のようにエステル化する。エステルアミンの酸価は3.4mgKOH/gであった。この混合物を、例1に記載されるように硫酸ジメチル113.5g(0.9mol)でアルキル化した。
最終生成物のTANは5.1mgKOH/gと測定され、活性成分含有量は1.16meq/gであった。
例6:「オレイン酸、トリエタノールアミンとの反応生成物、硫酸ジメチルで四級化」(本発明ではない)の調製
オレイン酸(98%)500g(1.77mol)をトリエタノールアミン149.2g(1.0mol)と混合し、例1に記載のようにエステル化する。エステルアミンの酸価は3.4mgKOH/gであった。この混合物を、例1に記載されるように硫酸ジメチル113.5g(0.9mol)でアルキル化した。
最終生成物のTANは5.5mgKOH/gと測定され、活性成分含有量は1.19meq/gであった。
例7:「1-プロパンアミニウム,2-ヒドロキシ-N-(2-ヒドロキシプロピル)-N,N-ジメチル、混合植物油脂肪酸、硫酸メチルとのジエステル」(本発明ではない)の調製
混合植物油脂肪酸1120g(4mol)をメチルジイソプロパノールアミン302g(2.05mol)と混合し、撹拌しながら180℃に加熱する。反応水を連続的に留去する。反応水の大部分を大気圧で蒸留した後、減圧を適用し、反応混合物の酸価を少なくとも<7mgKOH/gまで反応させる。得られたエステルアミンを60℃に冷却し、反応温度が100℃を超えないように、硫酸ジメチル240g(1.90mol)と少しずつ混合する。
室温に冷却した後、最終生成物の全アミン価(TAN)及び活性成分含有量を分析する。
TAN=5.0mgKOH/g;活性成分含有量1.27meq/g(Eptonによるカチオン活性成分含有量)。
例8:例及び市販製品を使用したヘアトリートメント剤の適用技術。
適用に関連する評価のために、標準化された方法でブリーチ処理によって予めダメージを受けた毛房を使用した。この目的のために、標準的な整髪製品が使用される。毛房に対する損傷は、独国特許出願公開第10327871号明細書に詳細に記載されている。
適用に関連する評価のために、例の化合物を単純な化粧品配合物中で使用した。
参照化合物として、市販のエステルクワットである(INCI)ジステアロイルエチルヒドロキシエチルモニウムメトサルフェート(VARISOFT(登録商標)EQ F 75 ペレット、エボニックインダストリーズ)も使用した。
ヘアリンスに使用した場合の適用特性を以下の配合物で試験した(表1):
Figure 2024066499000005
試験配合物の組成は、試験結果が(通常存在する)配合物の成分の影響を受けないように、単純になるように慎重に選択される。明記された成分に加えて、及び/又は明記された成分の代わりに、本発明による配合物は、さらなる成分を含んでもよい。特に、さらなる成分との組み合わせは、記載された効果の場合に相乗的改善をもたらすことができる。
この毛髪は、コンディショニング剤を含まないシャンプー配合物(表2)を用いて前処理される。
Figure 2024066499000006
コンディショニング試料での予めダメージを受けた毛房の標準化された処理:
上記のように予めダメージを受けた毛房を、表2のシャンプー配合物で洗浄する。
ここで、前記毛房は流温水で濡らされる。過剰な水を手で優しく絞り出し、次いでシャンプーを適用し、前記毛髪に1分間優しく作用させる(0.5ml/毛房2g)。毛房を流温水で30秒間すすいだ。この手順をもう一度繰り返すが、ただし、最終的なすすぎは1分間である。
次いで、洗浄直後に、毛房を、表1からのヘアリンス配合物でコンディショニングする。
ここで、リンス液を適用し、前記毛髪に優しく作用させる(0.5ml/毛房2g)。1分間の滞留時間の後、前記毛髪をa)1分間又はb)3分間すすぐ。
官能評価の前に、前記毛髪を湿度50%及び25℃の空気中で少なくとも12時間乾燥させる。
評価基準:
前記官能評価は、1~5までのスケールで与えられる等級を用いて行われ、1が最も悪い評価であり、5が最も良い評価である。個々の試験基準はそれぞれ独自の評価を受ける。
試験基準は以下の通りである。
湿潤時くし通り性、湿潤時感触、乾燥時くし通り性、乾燥時感触、外観/光沢。
以下の表では、a)1分のすすぎ時間の場合及びb)3分のすすぎ時間の場合に上記のように実施された毛房の処理の官能評価の結果を、本発明の配合物1a及び8a並びに比較配合物及び対照配合物C0a(試験物質を含まない対照)と比較する。
a)1分間のすすぎ時間
Figure 2024066499000007
b)3分間のすすぎ時間
Figure 2024066499000008
表3aの結果は、本発明の配合物1a及び8aが、比較配合物V7aと同じレベルであり、比較配合物V2a及びV6aよりも非常に有意に優れた、1分のすすぎ時間での非常に良好なコンディショニング特性を有することを示している。本発明の配合物1a及び8aは、V5aと比較して顕著に改善されている。
表3bの結果は、本発明の配合物1a及び8aが、比較配合物V2a及びV6aよりも、1分後よりも3分のすすぎ時間でさらに著しく改善されたコンディショニング特性を有することを示している。比較配合物V7aと比較して、結果は非常に高いレベルで同等である。比較配合物V7aは、長いすすぎ時間の場合でさえ非常に良好なコンディショニング特性で知られているエステルクワットを含む。比較配合物V6aは、コンディショニング化合物として、VARISOFT(登録商標)EQ F 75(C16/18脂肪アルコール中65%濃度、エボニックインダストリーズ、INCI:ジステアロイルエチルジモニウムクロリド、セテアリルアルコール)、つまりエステルクワットを含み、非常に良好な乳化特性を有するが、1分間のすすぎ時間で中程度のコンディショニング性能しか有さず(表3a参照)、3分間のすすぎ時間でさらに悪いコンディショニングを示す。
例8:毛髪のくし通り力に対する本発明による化合物の影響
実験条件:
測定装置:Diasron MTT 175
測定距離:20cm
くしを通す速度:2000mm/分
使用した毛房:長さ=23cm;幅=1.5cm;重量=2g
測定条件:T=22℃
前記毛房は、重量測定によって決定された60%の残留水分で測定される。
ヨーロッパ系人のダメージのない暗褐色の毛髪を実験に使用する。くし通り力の測定を実行するために、この毛髪は、標準的な条件に従って実験室でパーマをかけることによってダメージを受ける。
1.)毛髪1gあたり4gのパーミング溶液を、15分間作用させたままにし、水道水(T=35℃)を流しながら2分間すすぐ。(パーミング溶液:ユニバーサルパーミング、Basler) 2.)毛髪1gあたり4gの中和剤(1部の中和溶液+3部の水)を、10分間作用させたままにし、2分間すすぐ。(中和溶液:泡中和剤濃縮物、Basler)
試験配合物での処理の前にくし通り力の測定を行う:
予めダメージを受けた毛房は、一晩、状態調節される。
3.)前記毛房を緩衝液(クエン酸Na、pH=6)に1分間浸漬する。 4.)くし通り抵抗の変化が確認できなくなるまで、前記毛房を手で予めコーミングする。 5.)前記毛房を測定装置にクランプ固定し、1回目のくし通り力の測定を行う。前記測定を合計10回繰り返す。
前記房の処理:
毛房(毛髪2g/溶液0.5g)あたり0.5gのそれぞれの試験配合物を使用する。前記配合物を前記毛髪中へ30秒間揉み込み、次いで5分間放置し、次いで水道水を流しながら1分間又は3分間すすぐ。
前記試験配合物での処理の後にくし通り力の測定を行う:
項目3~5が繰り返される。
次いで、前記試験配合物による処理の前後のくし通り性(%)を計算する。
使用した試験配合物:
ヘアリンスに使用した場合のくし通り力を以下の配合物で試験した(表4):
Figure 2024066499000009
結果を図1(1分のすすぎ時間)及び図2(3分のすすぎ時間)に示す。
例9:ケラチン繊維の帯電防止仕上げ
帯電防止挙動を試験するために、シャドウシルエット法を使用した。
上述の前処理された毛房、プラスチックコーム、スポットライト、及び同心円の半円でマークされた投影場が使用される。
この実験は、標準化された気候条件下で実施した。前記投影場から15cmの距離で前記毛房を吊り上げる。スポットライトは、前記投影場に影が落ちるように、前記毛房から145cmの距離に配置される。
次に、くしを使用して前記毛房を連続して5回コーミングする。静電帯電は、シャドウシルエットを介して、影の2つの外側点にマークを付け、それらの間の距離を決定することによって、測定される。影領域が小さいほど、帯電防止効果がより有効である。
結果:
Figure 2024066499000010
例10:ヘアリンス配合物の粘度
Figure 2024066499000011
例配合物
以下に列挙するそれぞれ個々の配合物を3回調製した。
「本発明の例X」については、本発明の例1a、1b及び3のそれぞれを使用した。
配合例1)パール化シャンプー
Figure 2024066499000012
配合例2)リンスオフコンディショナー
Figure 2024066499000013
配合例3)リンスオフコンディショナー
Figure 2024066499000014
配合例4)リンスオフコンディショナー
Figure 2024066499000015
配合例5)リンスオフコンディショナー
Figure 2024066499000016
配合例6)リンスオフコンディショナー
Figure 2024066499000017
配合例7)リンスオフコンディショナー
Figure 2024066499000018
配合例8)リーブイン・コンディショナー・スプレー
Figure 2024066499000019
配合例9)リーブイン・コンディショナー・スプレー
Figure 2024066499000020
配合例10)リーブイン・コンディショナー・スプレー
Figure 2024066499000021
配合例11)リーブイン・コンディショナー・フォーム
Figure 2024066499000022
配合例12)ストロングホールドスタイリングゲル
Figure 2024066499000023
配合例13)ボディケア組成物
Figure 2024066499000024
配合例14)マイルドフォームバス
Figure 2024066499000025
配合例15)リンスオフコンディショナー
Figure 2024066499000026
配合例16)リンスオフコンディショナー
Figure 2024066499000027
配合例17)リンスオフコンディショナー
Figure 2024066499000028
配合例18)2in1シャンプー及び集中コンディショナー
Figure 2024066499000029
配合例19:ペットケア-コンディショナー
Figure 2024066499000030
配合例20:インシャワーヘア及びボディコンディショナー(O/Wエマルジョン)
Figure 2024066499000031
配合例21:ホットオイルトリートメント
Figure 2024066499000032
配合例22:ダメージを受けた毛髪のためのストロングコンディショニングヘアリンス
Figure 2024066499000033
配合例23:カラーヘア用のコンディショニングヘアリンス
Figure 2024066499000034
配合例24:クリーミーなコンディショニングシャンプー
Figure 2024066499000035

Claims (15)

  1. 一般式I)のエステルクワットを含む組成物であって、
    Figure 2024066499000036
    式中、
    は、脂肪酸のアシル残基であり、
    は、1~6個の炭素原子を有するアルキル残基及びHから独立して選択され、特にHであり、
    ここで、
    a=1.0~2.2、好ましくは1.5~2.0、特に好ましくは1.7~1.9、特に1.8であり、かつ
    b=3-aであり、
    は、以下:
    2より大きい、不飽和C16アシル残基に対する飽和C16アシル残基の重量比、及び
    10より大きい、飽和C18アシル残基に対する不飽和C18アシル残基の重量比
    を有するアシル残基の混合物である
    ことを特徴とする、
    組成物。
  2. アシル残基の前記混合物が、以下に示すアシル残基含有量:
    C16 4重量%~7重量%、
    C16:1 0重量%~2重量%、
    C18 0重量%~4重量%、
    C18:1 55重量%~65重量%、
    C18:2 15重量%~25重量%、
    C18:3 6重量%~12重量%、
    を含むことを特徴とし、
    ここで、前記重量パーセンテージは、前記一般式I)のエステルクワット中の全てのRの合計に基づく、
    請求項1に記載の組成物。
  3. アシル残基の前記混合物が、以下に示すアシル残基含有量:
    C16 4重量%~7重量%、
    C16:1 0重量%~2重量%、
    C18 0重量%~4重量%、
    C18:1 14重量%~21重量%、
    C18:2 12重量%~25重量%、
    C18:3 29重量%~39重量%、
    を含むことを特徴とし、
    ここで、前記重量パーセンテージは、前記一般式I)のエステルクワット中の全てのRの合計に基づく、
    請求項1に記載の組成物。
  4. アシル残基の前記混合物が、以下に示すアシル残基含有量:
    C16 1重量%~8重量%、
    C16:1 0重量%~2重量%、
    C18 0重量%~4重量%、
    C18:1 40重量%~60重量%、
    C18:2 30重量%~40重量%、
    C18:3 5重量%~10重量%、
    を含むことを特徴とし、
    ここで、前記重量パーセンテージは、前記一般式I)のエステルクワット中の全てのRの合計に基づく、
    請求項1に記載の組成物。
  5. 具体的に挙げられたアシル残基の合計が、前記混合物中に存在する全てのアシル残基に基づいて、少なくとも70重量%、特に少なくとも80重量%、特に好ましくは少なくとも90重量%になることを特徴とする、請求項2~4のいずれかに記載の組成物。
  6. 前記アシル残基の前記混合物が、100gあたりのヨウ素gで80~170、好ましくは95~160、特に好ましくは105~135のヨウ素価を有することを特徴とする、請求項1~5のいずれかに記載の組成物。
  7. 塩化物アニオン、臭化物アニオン、ヨウ化物アニオン、アルキル硫酸アニオン、例えばメチル硫酸アニオン、エチル硫酸アニオン、アルキルスルホン酸アニオン、例えばメチルスルホン酸アニオン、トリフレートアニオン、トシレートアニオン、リン酸アニオン、硫酸アニオン、硫酸水素アニオン、乳酸アニオン、グリコール酸アニオン、酢酸アニオン及びクエン酸アニオンを含む群から選択される、前記一般式I)の前記化合物に対する少なくとも1つの対アニオンをさらに含む、請求項1~6のいずれかに記載の組成物。
  8. 前記組成物が配合物、特に化粧品配合物であることを特徴とする、請求項1~7のいずれかに記載の組成物。
  9. 前記エステルクワットが、0.2重量%~25重量%、好ましくは0.5重量%~15重量%、特に1重量%~10重量%の量で存在することを特徴とし、ここで、前記重量パーセンテージは、前記全組成物に基づく、請求項1~8のいずれかに記載の組成物。
  10. 少なくとも1つのアルキルアミドアミンを含み、前記アルキルアミドアミンが、好ましくは0.2重量%~25重量%、好ましくは0.5重量%~15重量%、特に1.0重量%~10重量%の量で存在することを特徴とし、ここで、前記重量パーセンテージは、前記全組成物に基づく、請求項1~9のいずれかに記載の組成物。
  11. ケラチン繊維の美容処理のための、請求項1~10のいずれかに記載の組成物の使用。
  12. 前記ケラチン繊維の光沢を増加させるための、請求項11に記載の使用。
  13. 前記ケラチン繊維の可撓性、くし通り性及び/又は弾性を高めるための、請求項11に記載の使用。
  14. 前記ケラチン繊維の間の抗静電気力を低減するための、請求項11に記載の使用。
  15. 前記ケラチン繊維を熱に対して保護するための、請求項11に記載の使用。
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