JP2024066186A - Sdnネットワークシステム、及びsdnコントローラ - Google Patents

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Abstract

【課題】通信設定の更新後、当該通信設定でSDNネットワークシステムが正常に機能することを担保する。【解決手段】ステップS81では、SDNコントローラは、テストデータを送信する送信処理を行う。ステップS83では、SDNコントローラは、通信設定での送信処理で通信エラーが発生しているか否かを判定する判定処理を行う。判定処理において通信エラーが発生していないと判定したとき、ステップS85では、SDNコントローラは、通信設定でテストデータ以外のデータの送受信を許可する許可処理を行う。そして、送信処理は、テストデータを正常経路でSDNコントローラからSDNスイッチへと送信する第1テスト処理を含む。判定処理では、SDNコントローラは、第1テスト処理によって正常経路での通信エラーが検知されないことを条件に、通信設定に通信エラーが発生していないと判定する。【選択図】図4

Description

本発明は、SDNネットワークシステム、及びSDNコントローラに関する。
特許文献1には、ネットワークの通信設定を変更可能な、SDN(Software Defined Network)ネットワークシステムが記載されている。SDNネットワークシステムは、複数のSDNスイッチと、各SDNスイッチの通信設定を変更するSDNコントローラと、を備えている。
特開2017-169044号公報
特許文献1に記載のSDNネットワークシステムでは、例えば新たな機器が接続されることがある。このように新たな機器が接続された場合、SDNスイッチの通信設定も更新され得る。そして、SDNスイッチの通信設定が更新された直後は、SDNネットワークが正常に機能することが担保されていないので、通信エラーが発生する虞が捨てきれない。
上記課題を解決するため、本発明の一態様は、SDNスイッチと、前記SDNスイッチの通信設定を制御するSDNコントローラと、を備える車両のSDNネットワークシステムであって、前記SDNコントローラは、テストデータを送信する送信処理と、前記通信設定での前記送信処理で通信エラーが発生しているか否かを判定する判定処理と、前記判定処理において前記通信エラーが発生していないと判定したとき、前記通信設定で前記テストデータ以外のデータの送受信を許可する許可処理と、を実行し、前記通信設定で規定されている前記データの伝達経路を正常経路としたとき、前記送信処理は、前記テストデータを前記正常経路で前記SDNコントローラから前記SDNスイッチへと送信する第1テスト処理を含み、前記判定処理では、前記第1テスト処理によって前記正常経路での前記通信エラーが検知されないことを条件に、前記通信設定に前記通信エラーが発生していないと判定するSDNネットワークシステムである。
上記課題を解決するため、本発明の一態様は、SDNスイッチの通信設定を制御するSDNコントローラであって、テストデータを送信する送信処理と、前記通信設定での前記送信処理で通信エラーが発生しているか否かを判定する判定処理と、前記判定処理において前記通信エラーが発生していないと判定したとき、前記通信設定で前記テストデータ以外のデータの送信を許可する許可処理と、を実行し、前記通信設定で規定されている前記データの伝達経路を正常経路としたとき、前記送信処理は、前記テストデータを前記正常経路で前記SDNコントローラから前記SDNスイッチへと送信する第1テスト処理を含み、前記判定処理では、前記第1テスト処理によって前記正常経路での前記通信エラーが検知されないことを条件に、前記通信設定に前記通信エラーが発生していないと判定するSDNコントローラである。
上記各構成によれば、判定処理では、正常経路での通信に通信エラーが発生していないことを確認できる。そして、正常経路での通信に通信エラーが発生していないこと、すなわち正常経路で正常に通信ができることを担保した上で、テストデータ以外のデータの送信が許可される。したがって、通信設定の更新後、テストデータ以外のデータを送る段階では、当該通信設定の正常経路でSDNネットワークが正常に機能することを担保できる。
図1は、通信システムを示す概略図である。 図2は、車両制御装置を示す概略図である。 図3は、OTAによる更新プログラムの一連の処理の流れを示す図である。 図4は、テストプログラムの一連の処理の流れを示す図である。
(一実施形態)
以下、SDNネットワークシステムの一実施形態について、説明する。以下では、SDNネットワークシステムを有する車両とサーバとを含んだ通信システムについて、図面を参照して説明する。
<通信システムの概要>
図1に示すように、通信システム10は、複数の車両20と、サーバ30と、を備えている。各車両20は、車両制御装置21と、通信装置22と、操作端末23と、を有している。車両制御装置21は、車両20の各装置を制御する。車両制御装置21の詳細については、後述する。
通信装置22は、サーバ30と、外部通信回線網40を介して接続している。外部通信回線網40は、例えば携帯電話回線網などの無線通信回線網である。そのため、車両20とサーバ30とは、外部通信回線網40を介して、互いに情報通信が可能である。
操作端末23は、車両20のユーザによって操作される端末である。操作端末23は、例えば、タッチディスプレイである。操作端末23は、車両制御装置21から入力された情報を示す画像を表示する。また、操作端末23は、ユーザによって操作されることによって示される情報を車両制御装置21へ入力する。
図示は省略するが、サーバ30は、CPUとROMとを有している。サーバ30のCPUは、ROMに記憶されたプログラムを実行する。これにより、サーバ30は、車両20に向けて、キャンペーン情報及び配信パッケージを送信する。
<車両制御装置の概要>
図2に示すように、車両制御装置21は、マスタECU21Aと、複数の物理ECU21Bと、を備えている。そして、マスタECU21Aと各物理ECU21Bとは、通信回線によって接続されている。図示は省略するが、マスタECU21A及び各物理ECU21Bは、いずれもCPUとROMとを有している。そして、これらのECUは、ROMに記憶されたプログラムを実行する。物理ECU21Bは、各物理ECU21Bに接続されているハード機器を制御する。ハード機器は、例えば、エンジン、ブレーキ、モータ、などである。
マスタECU21Aは、SDNネットワークシステム50を有している。SDNネットワークシステム50は、SDNコントローラ51と、複数のSDNスイッチ53と、を備えている。
SDNコントローラ51は、各SDNスイッチ53の通信設定を制御する。具体的には、SDNコントローラ51は、SDNネットワークシステム50のネットワーク上での、データ通信経路を定めている。SDNコントローラ51は、例えば新たな物理ECU21Bが接続されたときなどに、改めてデータ通信経路を定める。つまり、SDNコントローラ51は、通信設定を動的に制御する。また、SDNコントローラ51は、データ通信経路を示す経路情報等を各SDNスイッチ53へ送信する。これにより、SDNコントローラ51は、各SDNスイッチ53の通信設定を一元的に管理する。また、SDNコントローラ51は、SDNスイッチ53が転送すべきデータを送信する。
SDNスイッチ53は、SDNネットワークシステム50のネットワーク上でデータ転送を行う。具体的には、SDNコントローラ51から受信した経路情報に基づいて、自身のフローテーブル内に記憶したデータ転送のためのルールを更新する。そして、SDNスイッチ53は、更新したルールに基づいて、SDNコントローラ51から受信したデータを、適切な物理ECU21Bに転送する。
また、SDNコントローラ51は、車両20の外部のサーバ30から更新ソフトウェアをダウンロードするダウンロード処理を実行可能である。そして、SDNコントローラ51は、ダウンロード処理でダウンロードした更新ソフトウェアをインストール及びアクティベートする。これら一連の処理により、SDNコントローラ51は、新たな更新ソフトウェアを実行可能となる。
<OTAについての一連の処理について>
サーバ30は、車両20の通信装置22へキャンペーン情報を送信する。車両20の通信装置22がキャンペーン情報を受信すると、通信装置22は、キャンペーン情報を車両制御装置21に出力する。車両制御装置21は、キャンペーン情報が入力されると、OTA(Over The Air)による更新プログラムを実行する。なお、キャンペーン情報は、市場の車両20に対してソフトウェア更新を行うイベントを示す情報である。
図3に示すように、車両制御装置21は、OTAによる更新プログラムの一連の処理を開始すると、先ず、ステップS11の処理を行う。ステップS11では、車両制御装置21は、車両20のユーザに対して、更新ソフトウェアのインストールの承認を要求する。具体的には、車両制御装置21は、操作端末23に、インストールをしてもよいか否かを示すインストール承諾メッセージを出力する。インストール承諾メッセージは、例えば、「新しいソフトウェアを適用しますか?」というメッセージである。その後、車両制御装置21は、処理をステップS12へ進める。
一方で、操作端末23は、車両制御装置21からインストール承諾メッセージが入力された後、ユーザによって承諾を示す操作がされると、インストール承諾処理プログラムを実行する。操作端末23は、インストール承諾処理プログラムを開始すると、ステップS30を行う。ステップS30では、操作端末23は、インストール承諾処理を実行する。インストール承諾処理では、操作端末23は、車両制御装置21へユーザの承諾を示す情報を出力する。これにより、操作端末23は、インストール承諾処理プログラムを終了する。
ステップS12では、車両制御装置21は、承諾されたか否かを判定する。車両制御装置21は、操作端末23からユーザの承諾を示す情報が入力されたか否かによって、承諾されたか否かを判定する。操作端末23からユーザの承諾を示す情報が入力されていないとき(S12:NO)、車両制御装置21は、ステップS12の処理を繰り返す。一方で、操作端末23からユーザの承諾を示す情報が入力されたとき(S12:YES)、車両制御装置21は、処理をステップS13へ進める。
ステップS13では、車両制御装置21は、配信パッケージ送信要求処理を行う。配信パッケージ送信要求処理では、車両制御装置21は、通信装置22を介してサーバ30へ、配信パッケージを要求することを示す情報を送信する。その後、車両制御装置21は、処理をステップS14へ進める。
一方で、サーバ30は、通信装置22から配信パッケージを要求することを示す情報が入力されると、配信パッケージ送信プログラムを実行する。サーバ30は、配信パッケージ送信プログラムを開始すると、ステップS40を行う。ステップS40では、車両制御装置21は、配信パッケージを通信装置22へ送信する。これにより、サーバ30は、配信パッケージ送信プログラムを終了する。
ステップS14では、車両制御装置21は、通信装置22が配信パッケージをダウンロードしたか否かを判定する。通信装置22が配信パッケージをダウンロードしていないとき(S14:NO)、車両制御装置21は、ステップS14の処理を繰り返す。一方で、通信装置22が配信パッケージをダウンロードしたとき(S14:YES)、車両制御装置21は、処理をステップS15へ進める。
ステップS15では、車両制御装置21は、通信装置22がダウンロードした配信パッケージをインストールする。なお、配信パッケージとは、サーバ30から車両20に1度に転送する一連のデータセットである。配信パッケージは、更新ソフトウェアの本体の他に、HMI(Human Machine Interface)の表示情報、パッケージ情報、セキュリティ情報等を含んでいる。さらに、配信パッケージは、SDNネットワークシステム50のネットワーク情報を含んでいる。すなわち、配信パッケージは、各SDNコントローラ51の通信設定を含んでいる。そして、車両制御装置21が配信パッケージをダウンロードする際に、SDNコントローラ51は、配信パッケージ中の各SDNスイッチ53の通信設定をダウンロード処理する。また、車両制御装置21が配信パッケージ中の更新ソフトウェアをインストールする際に、SDNコントローラ51は、配信パッケージ中の各SDNスイッチ53の通信設定をインストールする。その後、車両制御装置21は、処理をステップS16へ進める。
ステップS16では、車両制御装置21は、車両20のユーザに対して、インストールした更新ソフトウェアのアクティベートの承諾を要求する。具体的には、車両制御装置21は、操作端末23に、アクティベートをしてもよいか否かを示すアクティベート承諾メッセージを出力する。アクティベート承諾メッセージは、例えば、「更新時間はおよそXX分程度ですが、その間は再始動が行えません。よろしいですか?」というメッセージである。その後、車両制御装置21は、処理をステップS17へ進める。
一方で、操作端末23は、車両制御装置21からアクティベート承諾メッセージが入力された後、ユーザによって承諾を示す操作がされると、アクティベート承諾処理プログラムを実行する。操作端末23は、アクティベート承諾処理プログラムを開始すると、ステップS50を行う。ステップS50では、操作端末23は、アクティベート承諾処理を実行する。アクティベート承諾処理では、操作端末23は、車両制御装置21へユーザの承諾を示す情報を出力する。これにより、操作端末23は、アクティベート承諾処理プログラムを終了する。
ステップS17では、車両制御装置21は、承諾されたか否かを判定する。車両制御装置21は、操作端末23からユーザの承諾を示す情報が入力されたか否かによって、承諾されたか否かを判定する。操作端末23からユーザの承諾を示す情報が入力されていないとき(S17:NO)、車両制御装置21は、ステップS17の処理を繰り返す。一方で、操作端末23からユーザの承諾を示す情報が入力されたとき(S17:YES)、車両制御装置21は、処理をステップS18へ進める。
ステップS18では、車両制御装置21は、インストールした更新ソフトウェアをアクティベートする。これにより、車両制御装置21は、アクティベートした更新ソフトウェアの情報に基づいて、車両20の制御を可能な状態となる。また、車両制御装置21が更新ソフトウェアをアクティベートした際に、SDNコントローラ51は、各SDNスイッチ53の新しい通信設定をアクティベートする。その後、車両制御装置21は、処理をステップS19へ進める。
ステップS19では、車両制御装置21は、更新完了処理を行う。更新完了処理では、車両制御装置21は、操作端末23に、今回のキャンペーン情報に基づくソフトウェアの更新が完了したことを示す情報を出力する。具体的には、車両制御装置21は、操作端末23に、ソフトウェアの更新が完了したことを示す更新完了メッセージを出力する。更新完了メッセージは、例えば、「新しいソフトウェアへの更新が完了しました」というメッセージである。その後、車両制御装置21は、処理をステップS20へ進める。
一方で、操作端末23は、車両制御装置21から更新完了メッセージが入力された後、ユーザによって確認を示す操作がされると、確認処理プログラムを実行する。操作端末23は、確認処理プログラムを開始すると、ステップS60を行う。ステップS60では、操作端末23は、確認処理を実行する。確認処理では、操作端末23は、車両制御装置21へ、ユーザが確認したことを示す情報を出力する。これにより、操作端末23は、確認処理プログラムを終了する。
ステップS20では、車両制御装置21は、確認されたか否かを判定する。車両制御装置21は、操作端末23からユーザが確認したことを示す情報が入力されたか否かによって、確認されたか否かを判定する。操作端末23からユーザが確認したことを示す情報が入力されていないとき(S20:NO)、車両制御装置21は、ステップS20の処理を繰り返す。一方で、操作端末23からユーザが確認したことを示す情報が入力されたとき(S20:YES)、車両制御装置21は、一連の処理を終了する。
<通信エラーの判定についての一連の処理について>
上述したように、車両制御装置21がキャンペーン情報に基づく更新ソフトウェアをアクティベートしたときに、SDNコントローラ51が各SDNスイッチ53の通信設定を更新する。これにより、各SDNスイッチ53のデータの転送先などの経路情報が更新される。そして、SDNコントローラ51が各SDNスイッチ53の通信設定を更新したときに、車両制御装置21は、ROMに記憶されたテストプログラムを実行する。
図4に示すように、車両制御装置21がテストプログラムを開始すると、SDNコントローラ51は、先ずステップS81を行う。ステップS81では、SDNコントローラ51は、送信処理を行う。送信処理では、SDNコントローラ51は、テストデータを各SDNスイッチ53へ送信する。
送信処理は、第1テスト処理と、第2テスト処理と、第3テスト処理と、第4テスト処理と、を含んでいる。SDNコントローラ51は、送信処理を行う際に、これら4つの処理をすべて行う。ここで、各SDNスイッチ53の通信設定は、送信するデータの形式と、送り先の物理ECU21Bまでの経路と、送り先の物理ECU21Bへデータを送信する際のトラフィック量と、を定めている。なお、ここでいうトラフィック量とは、単位時間あたりに送信するデータの量である。
以下では、通信設定で規定されているデータの伝達経路を正常経路とする。つまり、正常経路とは、SDN53スイッチがデータを送る際に、当該データが伝達されるべき経路である。また、通信設定で規定されていないデータの経路を異常経路とする。異常経路とは、SDNスイッチ53がデータを送る際に、当該データが伝達されてはならない経路である。したがって、異常経路は、正常経路とは異なる経路である。
さらに、通信設定で規定されているデータのトラフィック量を正常トラフィック量とする。つまり、正常トラフィック量は、通信設定で規定されている所定のデータについてSDNスイッチ53が送り先の物理ECU21Bへ送るべきトラフィック量である。また、通信設定で規定されていないデータのトラフィック量を異常トラフィック量とする。つまり、異常トラフィック量は、通信設定で規定されている所定のデータについてSDNスイッチ53が送り先の物理ECU21Bへ送るべきでないトラフィック量である。
4つのテスト処理のうち、第1テスト処理は、テストデータを正常経路でSDNコントローラ51からSDNスイッチ53へと送信する処理である。第2テスト処理は、テストデータを異常経路でSDNコントローラ51からSDNスイッチ53へと送信する処理である。第3テスト処理は、テストデータのトラフィック量を異常トラフィック量として、当該テストデータをSDNコントローラ51からSDNスイッチ53へと送信する処理である。第4テスト処理は、テストデータのトラフィック量を正常トラフィック量として、当該テストデータをSDNコントローラ51からSDNスイッチ53と送信する処理である。なお、SDNコントローラ51がSDNスイッチ53へテストデータを送信すると、SDNスイッチ53は、物理ECU21Bへテストデータを転送する。
ステップS81は、ステップS81Aと、ステップS81Bと、ステップS81Cと、に大別される。ステップS81Aでは、SDNコントローラ51は、第1のテストデータのトラフィック量を正常トラフィック量とし、且つ第1のテストデータを正常経路で送信する。つまり、ステップS81Aは、第1テスト処理及び第4テスト処理として機能している。
また、ステップS81Bでは、SDNコントローラ51は、第2テスト処理を行う。具体的には、SDNコントローラ51は、第2のテストデータのトラフィック量を正常トラフィック量とし、且つ第2のテストデータを異常経路で送信する。
また、ステップS81Cでは、SDNコントローラ51は、第3テスト処理を行う。具体的には、SDNコントローラ51は、第3のテストデータのトラフィック量を異常トラフィック量とし、且つ第3のテストデータを正常経路で送信する。これら、ステップS81A~ステップS81Cの処理が終わると、SDNコントローラ51は、ステップS81の処理を終える。その後、SDNコントローラ51は、処理をステップS82へ進める。
一方で、SDNスイッチ53は、SDNコントローラ51からテストデータを受信すると、ステップS91の処理を行う。ステップS91では、SDNスイッチ53は、送信処理によって送信された第1~第3のテストデータのそれぞれについて、異常があるか否かを検知する。具体的には、SDNスイッチ53は、テストデータとアクセス制御リストと照らし合わすことで、異常があるか否かを検知する。アクセス制御リストは、各物理ECU21Bに対して、送信可能な信号を示すリストである。このアクセス制御リスト上では、接続されているハード機器の種類毎に、送信可能な信号、及び送信可能なトラフィック量が個別に設定されている。したがって、物理ECU21Bの種類が異なると、送信可能な信号及び送信可能なトラフィック量が異なり得る。アクセス制御リストは、予め車両制御装置21のROMに記憶されている。
SDNスイッチ53は、受信したテストデータを、アクセス制御リストと照らし合わせる。SDNスイッチ53は、テストデータの経路情報がアクセス制御リストの経路情報と異なる場合、テストデータの経路情報について異常経路での通信エラーがあると検知する。一方で、SDNスイッチ53は、テストデータの経路情報がアクセス制御リストの経路情報と一致する場合、テストデータの経路情報について正常経路での通信エラーがないと検知する。
また、SDNスイッチ53は、テストデータのトラフィック量がアクセス制御リストのトラフィック量を超えている場合、テストデータのトラフィック量について異常トラフィック量での通信エラーがあると検知する。SDNスイッチ53は、テストデータのトラフィック量がアクセス制御リストのトラフィック量以下である場合、テストデータのトラフィック量について正常トラフィック量での通信エラーがないと検知する。
SDNコントローラ51から受信した各テストデータについて、通信エラーがあるか否かを検知した後、SDNスイッチ53は、処理をステップS92へ進める。
ステップS92では、SDNスイッチ53は、通信エラーを示す情報をSDNコントローラ51へ送信する。通信エラーを示す情報は、ステップS91でSDNスイッチ53が判定した各テストデータについての通信エラーがあるか否かを示す情報である。より詳細には、通信エラーを示す情報は、テストデータの経路情報について通信エラーがあるか否か、テストデータのトラフィック量について通信エラーがあるか否か、を示す情報である。つまり、通信エラーを示す情報は、通信エラーがないことを示す情報を含む。また、通信エラーを示す情報は、通信エラーがあるか否かが、経路情報又はトラフィック量のいずれについての情報であるかを示す情報を含む。その後、SDNスイッチ53は、今回の一連の処理を終了する。
ところで、ステップS82では、SDNコントローラ51は、SDNスイッチ53から通信エラーを示す情報を受信する。その後、SDNコントローラ51は、処理をステップS83へ進める。
ステップS83では、SDNコントローラ51は、判定処理を行う。判定処理では、送信処理による通信で、通信エラーが発生しているか否かを判定する。詳細には、SDNコントローラ51は、以下の条件を満たすときに、通信設定に通信エラーが発生していないと判定する。1つ目の条件は、第1テスト処理によって正常経路での通信エラーが検知されていないことである。2つ目の条件は、第2テスト処理によって異常経路での通信エラーが検知されたことである。3つ目の条件は、第3テスト処理によって異常トラフィック量での通信エラーが検知されたことである。4つ目の条件は、第4テスト処理によって正常トラフィック量での通信エラーが検知されていないことである。SDNコントローラ51は、上記4つを条件に、通信設定に通信エラーが発生していないと判定する。そして、SDNコントローラ51は、上記4つの条件を1つでも満たしていないときに、通信エラーが発生していると判定する。
送信処理による通信で、通信エラーが発生していると判定したとき(S83:YES)、SDNコントローラ51は、処理をステップS84へ進める。ステップS84では、SDNコントローラ51は、異常通知処理を行う。異常通知処理では、SDNコントローラ51は、操作端末23へ、各SDNスイッチ53の通信設定が異常であることを示す情報を出力する。その後、SDNコントローラ51は、一連の処理を終了する。
一方で、送信処理による通信で、通信エラーが発生していないと判定したとき(S83:NO)、SDNコントローラ51は、処理をステップS85へ進める。ステップS85では、許可処理を行う。許可処理では、SDNコントローラ51は、通信設定でテストデータ以外のデータの送受信を許可する。その後、SDNコントローラ51は、SDNコントローラ51は、処理をステップS86へ進める。
ステップS86では、SDNコントローラ51は、正常通知処理を行う。正常通知処理では、SDNコントローラ51は、操作端末23へ、通信設定が正常であることを示す情報を出力する。なお、正常通知処理は、上述したソフトウェアの更新が完了したことを示す情報を出力する更新完了処理と合わせて実行される。これを受けて、操作端末23は、フトウェアの更新が完了したことを示す情報及び通信設定が正常であることを示す情報を、合わせて表示する。これにより、SDNコントローラ51は、一連の処理を終了する。
(実施形態の作用)
上記実施形態によれば、OTAによるソフトウェアの更新がなされる際に、SDNスイッチ53の通信設定が更新される。そして、通信設定が更新されたときに、SDNコントローラ51は、テストプログラムを開始する。これにより、SDNコントローラ51は、第1テスト処理~第4テスト処理を含む送信処理を行う。そして、SDNコントローラ51は、SDNスイッチ53からの通信エラーを示す情報に基づいて、更新した通信設定に通信エラーが発生しているか否かを判定する。
(実施形態の効果)
(1)上記実施形態によれば、ステップS83における判定処理では、SDNコントローラ51は、第1テスト処理によって正常経路での通信エラーが検知されないことを条件に、通信設定に通信エラーが発生していないと判定している。そして、通信設定に通信エラーが発生していないと判定したとき、SDNコントローラ51は、ステップS84にて許可処理を行っている。そのため、正常経路での通信に通信エラーが発生してないこと、すなわち正常経路で正常に通信ができることを担保したうえで、テストデータ以外のデータの送受信が許可される。したがって、通信設定の更新後、テストデータ以外のデータを送る段階では、当該通信設定の正常経路でSDNネットワークシステム50のネットワークが正常に機能することを担保できる。
(2)上記実施形態によれば、ステップS83における判定処理では、SDNコントローラ51は、第2テスト処理によって異常経路での通信エラーが検知されたことを条件に、通信設定に通信エラーが発生していないと判定している。そのため、更新後の通信設定で、機能するべきでない異常経路で信号が送受信されないことを担保できる。したがって、更新後の通信設定では、正常経路での通信を正しい通信として、且つ異常経路での通信をエラーの生じた通信として、正確に取り扱える。
(3)上記実施形態によれば、ステップS83における判定処理では、SDNコントローラ51は、通信設定に通信エラーが発生していないと判定する条件に、さらに以下の条件を有する。これらの条件は、第3テスト処理によって異常トラフィック量での通信エラーが検知されたこと、及び第4テスト処理によって正常トラフィック量での通信エラーが検知されないこと、である。そのため、更新後の通信設定で、適切なトラフィック量でのデータの送受信が実行できることを担保できる。
(4)上記実施形態によれば、SDNコントローラ51は、OTAによるソフトウェアの更新がなされる際に、通信設定を更新する。そして、SDNコントローラ51は、通信設定が更新されたときに、送信処理及びその後の判定処理を実行する。よって、SDNコントローラ51は、通信設定が更新された後の早いタイミングで、テストプログラムを開始する。したがって、通信設定が更新されてから当該通信設定に通信エラーが発生しているか否かが確定するまでの時間が長くなることを防げる。
(5)上記実施形態によれば、SDNコントローラ51は、許可処理の後に、正常通知処理を実行する。また、操作端末23は、これを受けて通信設定が正常であることを示す情報を表示する。したがって、車両20のユーザは、通信設定に問題がないことを確実に把握できる。
(その他の実施形態)
上記実施形態は、以下のように変更して実施することができる。上記実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
<通信エラーの判定についての一連の処理について>
・SDNコントローラ51は、送信処理において、第1テスト処理と第4テスト処理とを兼ねてステップS81Aの処理を行っているが、これに限られない。SDNコントローラ51は、第1テスト処理とは別個の処理として、第4テスト処理でテストデータを送信してもよい。また、データの伝達経路に起因する通信エラーと、データのトラフィック量に起因する通信エラーとを区別できるのであれば、第4テスト処理として、SDNコントローラ51は、例えば、異常経路に正常トラフィック量のテストデータを送信してもよい。
・送信処理では、SDNコントローラ51は、第3テスト処理及び第4テスト処理を省いてもよい。この場合、判定処理では、SDNコントローラ51は、トラフィック量によらずに判定することになる。
・また、送信処理では、SDNコントローラ51は、第2テスト処理を省いてもよい。この場合、判定処理では、SDNコントローラ51は、異常経路についての通信エラーによらずに判定することになる。このように、送信処理では、SDNコントローラ51は、少なくとも第1テスト処理を実行すればよい。そして、判定処理では、SDNコントローラ51は、正常経路での通信エラーが検知されないことを条件に、通信設定に通信エラーが発生していないと判定すればよい。
・上記実施形態では、SDNスイッチ53が、アクセス制御リストとの対比によってテストデータに異常があるか否かを検知していたが、これに限られない。例えば、テストデータをSDNスイッチ53から転送された物理ECU21Bが、当該テストデータのフィルタリングを行う際に、通信エラーを検知してもよい。フィルタリングは、予め定められたデータの種別、トラフィック量に適合するか否かを判定する処理である。そして、物理ECU21Bが、マスタECU21AのSDNコントローラ51へ、当該通信エラーを示す信号を送信することで、SDNコントローラ51は、テストデータに通信エラーが検知されたか否かを確認できる。
・また例えば、トラフィック量のテストデータによってテスト処理を行う際に、SDNコントローラ51は、次のように、正常か異常かを確認してもよい。具体的には、異常トラフィック量のテストデータを送信した場合と、正常トラフィック量のテストデータを送信した場合とにおいて、データ送信の遅延やスループットなどを比較することで、正常か異常かを確認できる。つまり、異常トラフィック量のテストデータの場合、正常トラフィック量のテストデータの場合と比べて、データ送受信の遅延が発生したり、データ送受信のスループットが上限に達したりするように変化する。この場合、SDNコントローラ51は、異常トラフィック量のテストデータを送信していれば正常と判断し、正常トラフィック量のテストデータを送信していれば以上と判断できる。
・SDNコントローラ51がテストプログラムの実行を開始するタイミングは、OTAによるソフトウェアの更新を契機とするタイミングに限られない。例えば、SDNコントローラ51は、車両20の電源がオン状態となったときに、送信処理を実行してもよい。車両20の電源がオフ状態の際に、ハード機器が新たに接続されたり、変更されたりされる可能性がある。そのため、車両20の電源がオン状態となったときに、テストプログラムを実行することで、SDNコントローラ51は、車両20の走行前に通信エラーの有無を判定し得る。
・また例えば、SDNコントローラ51は、車両20が備える電子制御装置を駆動可能な状態に切り替えるための信号を受信したときに、送信処理を実行してもよい。電子制御装置は、例えば、物理ECU21Bである。物理ECU21Bは、車両20の出荷時には、駆動不可能な状態とされているものの、車両20の出庫後に、追加費用の支払い等によって、ディーラ等によって駆動可能な状態に切り替えられることがある。このようなときには、新たに物理ECU21Bを駆動させることによって通信設定が変更される場合がある。よって、ディーラなどから物理ECU21Bを駆動可能な状態に切り替えるための信号を受信したときに、SDNコントローラ51は、テストプログラムを実行する。これにより、新たな物理ECU21Bが起床されたときに、通信設定の通信エラーの有無を判定できる。なお、電子制御装置を駆動可能な状態に切り替えるための信号は、例えばウェイクアップ信号等と呼称されることもある。
<OTAについての一連の処理について>
・車両制御装置21は、ステップS18の後に、上述したテストプログラムにおけるステップS85の許可処理がされたか否かを判定する許可判定処理を行ってもよい。そして、許可判定処理において、許可処理がされたとき、車両制御装置21は、処理をステップS19へ進めてもよい。さらに、ステップS19では、ステップS86での正常通知処理で通知する通信設定が正常であることを示す信号も併せて操作端末23へ送信してもよい。一方で、許可判定処理において、予め定められた所定時間内に、許可処理がされなかったとき、車両制御装置21は、更新完了処理に代えて、更新未完了であることを示す情報を操作端末23へ出力する処理を行ってもよい。この場合、ステップS19を行う条件として、テストプログラムを実行することによって、許可処理が実行されたことを条件としている。そして、更新完了処理では、通信設定が正常であることを示す信号も併せて操作端末23へ送信している。よって、操作端末23を確認するユーザは、ソフトウェアの更新が完了したことと、通信設定が正常であることと、を一度で確認できる。
<その他>
・車両20は、通信システム10を構成するものに限られない。上述した変更例のように、車両20がOTAによるソフトウェアの更新の際に限られず、テストプログラムを実行すればよい。
・車両制御装置21は、コンピュータプログラム(ソフトウェア)に従って各種処理を実行する1つ以上のプロセッサを含む回路(circuitry)として構成してもよい。なお、車両制御装置21は、各種処理のうち少なくとも一部の処理を実行する、特定用途向け集積回路(ASIC)等の1つ以上の専用のハードウェア回路、又はそれらの組み合わせを含む回路として構成してもよい。プロセッサは、CPU及び、RAM並びにROM等のメモリを含む。メモリは、処理をCPUに実行させるように構成されたプログラムコード又は指令を格納している。メモリすなわちコンピュータ可読媒体は、汎用又は専用のコンピュータでアクセスできるあらゆる利用可能な媒体を含む。
・なお、送信処理において、SDNコントローラ51は、第1テスト処理~第4テスト処理から選ばれる少なくとも1つの処理を実行すればよい。さらに、送信処理においてSDNコントローラ51が実行するテスト処理の種類は、第1テスト処理~第4テスト処理に限られない。フローテーブル内における通信設定の内容によって、適宜定めれればよい。
<関連する技術的思想>
上記実施形態及び変更例から把握できる技術的思想について記載する。
<付記1>
SDNスイッチと、前記SDNスイッチの通信設定を制御するSDNコントローラと、を備える車両のSDNネットワークシステムであって、
前記SDNコントローラは、
テストデータを送信する送信処理と、
前記通信設定での前記送信処理で通信エラーが発生しているか否かを判定する判定処理と、
前記判定処理において前記通信エラーが発生していないと判定したとき、前記通信設定で前記テストデータ以外のデータの送受信を許可する許可処理と、を実行し、
前記通信設定で規定されている前記データの伝達経路を正常経路としたとき、
前記送信処理は、前記テストデータを前記正常経路で前記SDNコントローラから前記SDNスイッチへと送信する第1テスト処理を含み、
前記判定処理では、前記第1テスト処理によって前記正常経路での前記通信エラーが検知されないことを条件に、前記通信設定に前記通信エラーが発生していないと判定する
SDNネットワークシステム。
<付記2>
前記通信設定で規定されていない前記データの伝達経路を異常経路としたとき、
前記送信処理は、前記テストデータを前記異常経路で前記SDNコントローラから前記SDNスイッチへと送信する第2テスト処理を含み
前記判定処理では、前記第2テスト処理によって前記異常経路での前記通信エラーが検知されたことを条件に、前記通信設定に前記通信エラーが発生していないと判定する
<付記1>に記載のSDNネットワークシステム。
<付記3>
前記通信設定で規定されている前記データのトラフィック量を正常トラフィック量とし、前記通信設定で規定されていない前記データのトラフィック量を異常トラフィック量としたとき、
前記送信処理は、前記テストデータのトラフィック量を前記異常トラフィック量として、当該テストデータを前記SDNコントローラから前記SDNスイッチへと送信する第3テスト処理と、前記テストデータのトラフィック量を前記正常トラフィック量として、当該テストデータを前記SDNコントローラから前記SDNスイッチへと送信する第4テスト処理と、を含み、
前記判定処理では、前記第3テスト処理によって前記異常トラフィック量での前記通信エラーが検知されたこと、及び前記第4テスト処理によって前記正常トラフィック量での前記通信エラーが検知されないことを条件に、前記通信設定に前記通信エラーが発生していないと判定する
<付記1>又は<付記2>に記載のSDNネットワークシステム。
<付記4>
前記SDNコントローラは、前記車両の電源がオン状態となったときに、前記送信処理を実行する
<付記1>~<付記3>のいずれか1つに記載のSDNネットワークシステム。
<付記5>
前記SDNコントローラは、前記車両が備える電子制御装置を駆動可能な状態に切り替えるための信号を受信したときに、前記送信処理を実行する
<付記1>~<付記3>のいずれか1つに記載のSDNネットワークシステム。
<付記6>
前記SDNコントローラは、前記車両の外部のサーバから更新ソフトウェアをダウンロードするダウンロード処理を実行可能であり、
前記SDNコントローラは、前記ダウンロード処理でダウンロードした前記更新ソフトウェアをアクティベートしたときに、前記送信処理を実行する
<付記1>~<付記3>のいずれか1つに記載のSDNネットワークシステム。
<付記7>
前記SDNコントローラは、前記許可処理の後に前記通信設定が正常であることを示す信号を出力する正常通知処理を実行する
<付記6>に記載のSDNネットワークシステム。
<付記8>
SDNスイッチと、SDNスイッチを制御するSDNコントローラと、を備える車両のSDNネットワークシステムであって、
前記SDNコントローラは、
テストデータを送信する送信処理と、
前記送信処理による通信設定で通信エラーが発生しているか否かを判定する判定処理と、
前記判定処理において前記通信エラーが発生していないと判定したとき、前記通信設定で前記テストデータ以外のデータの送受信を許可する許可処理と、を実行する
SDNネットワークシステム。
<付記9>
SDNスイッチの通信設定を制御するSDNコントローラであって、
テストデータを送信する送信処理と、
前記通信設定での前記送信処理で通信エラーが発生しているか否かを判定する判定処理と、
前記判定処理において前記通信エラーが発生していないと判定したとき、前記通信設定で前記テストデータ以外のデータの送信を許可する許可処理と、を実行する
SDNコントローラ。
10…通信システム
20…車両
21…車両制御装置
21A…マスタECU
21B…物理ECU
22…通信装置
23…操作端末
30…サーバ
50…SDNネットワークシステム
51…SDNコントローラ
53…SDNスイッチ
上記課題を解決するため、本発明の一態様は、SDNスイッチと、前記SDNスイッチの通信設定を制御するSDNコントローラと、を備える車両のSDNネットワークシステムであって、前記SDNコントローラは、前記通信設定でのテストデータが送信される送信処理で通信エラーが発生しているか否かを判定する判定処理と、前記判定処理において前記通信エラーが発生していないと判定したとき、前記通信設定で前記テストデータ以外のデータの送受信を許可する許可処理と、を実行し、前記通信設定で規定されている前記データの伝達経路であって、前記SDNスイッチを含む経路を正常経路としたとき、前記送信処理は、前記テストデータを前記正常経路で前記SDNコントローラから前記SDNスイッチへと送信する第1テスト処理を含み、前記判定処理では、前記第1テスト処理によって前記正常経路での前記通信エラーが検知されないことを条件に、前記通信設定に前記通信エラーが発生していないと判定するSDNネットワークシステムである。
上記課題を解決するため、本発明の一態様は、SDNスイッチの通信設定を制御するSDNコントローラであって、前記通信設定でのテストデータが送信される送信処理で通信エラーが発生しているか否かを判定する判定処理と、前記判定処理において前記通信エラーが発生していないと判定したとき、前記通信設定で前記テストデータ以外のデータの送信を許可する許可処理と、を実行し、前記通信設定で規定されている前記データの伝達経路であって、前記SDNスイッチを含む経路を正常経路としたとき、前記送信処理は、前記テストデータを前記正常経路で前記SDNコントローラから前記SDNスイッチへと送信する第1テスト処理を含み、前記判定処理では、前記第1テスト処理によって前記正常経路での前記通信エラーが検知されないことを条件に、前記通信設定に前記通信エラーが発生していないと判定するSDNコントローラである。

Claims (8)

  1. SDNスイッチと、前記SDNスイッチの通信設定を制御するSDNコントローラと、を備える車両のSDNネットワークシステムであって、
    前記SDNコントローラは、
    テストデータを送信する送信処理と、
    前記通信設定での前記送信処理で通信エラーが発生しているか否かを判定する判定処理と、
    前記判定処理において前記通信エラーが発生していないと判定したとき、前記通信設定で前記テストデータ以外のデータの送受信を許可する許可処理と、を実行し、
    前記通信設定で規定されている前記データの伝達経路を正常経路としたとき、
    前記送信処理は、前記テストデータを前記正常経路で前記SDNコントローラから前記SDNスイッチへと送信する第1テスト処理を含み、
    前記判定処理では、前記第1テスト処理によって前記正常経路での前記通信エラーが検知されないことを条件に、前記通信設定に前記通信エラーが発生していないと判定する
    SDNネットワークシステム。
  2. 前記通信設定で規定されていない前記データの伝達経路を異常経路としたとき、
    前記送信処理は、前記テストデータを前記異常経路で前記SDNコントローラから前記SDNスイッチへと送信する第2テスト処理を含み
    前記判定処理では、前記第2テスト処理によって前記異常経路での前記通信エラーが検知されたことを条件に、前記通信設定に前記通信エラーが発生していないと判定する
    請求項1に記載のSDNネットワークシステム。
  3. 前記通信設定で規定されている前記データのトラフィック量を正常トラフィック量とし、前記通信設定で規定されていない前記データのトラフィック量を異常トラフィック量としたとき、
    前記送信処理は、前記テストデータのトラフィック量を前記異常トラフィック量として、当該テストデータを前記SDNコントローラから前記SDNスイッチへと送信する第3テスト処理と、前記テストデータのトラフィック量を前記正常トラフィック量として、当該テストデータを前記SDNコントローラから前記SDNスイッチへと送信する第4テスト処理と、を含み、
    前記判定処理では、前記第3テスト処理によって前記異常トラフィック量での前記通信エラーが検知されたこと、及び前記第4テスト処理によって前記正常トラフィック量での前記通信エラーが検知されないことを条件に、前記通信設定に前記通信エラーが発生していないと判定する
    請求項1又は請求項2に記載のSDNネットワークシステム。
  4. 前記SDNコントローラは、前記車両の電源がオン状態となったときに、前記送信処理を実行する
    請求項1又は請求項2に記載のSDNネットワークシステム。
  5. 前記SDNコントローラは、前記車両が備える電子制御装置を駆動可能な状態に切り替えるための信号を受信したときに、前記送信処理を実行する
    請求項1又は請求項2に記載のSDNネットワークシステム。
  6. 前記SDNコントローラは、前記車両の外部のサーバから更新ソフトウェアをダウンロードするダウンロード処理を実行可能であり、
    前記SDNコントローラは、前記ダウンロード処理でダウンロードした前記更新ソフトウェアをアクティベートしたときに、前記送信処理を実行する
    請求項1又は請求項2に記載のSDNネットワークシステム。
  7. 前記SDNコントローラは、前記許可処理の後に前記通信設定が正常であることを示す信号を出力する正常通知処理を実行する
    請求項6に記載のSDNネットワークシステム。
  8. SDNスイッチの通信設定を制御するSDNコントローラであって、
    テストデータを送信する送信処理と、
    前記通信設定での前記送信処理で通信エラーが発生しているか否かを判定する判定処理と、
    前記判定処理において前記通信エラーが発生していないと判定したとき、前記通信設定で前記テストデータ以外のデータの送信を許可する許可処理と、を実行し、
    前記通信設定で規定されている前記データの伝達経路を正常経路としたとき、
    前記送信処理は、前記テストデータを前記正常経路で前記SDNスイッチへと送信する第1テスト処理を含み、
    前記判定処理では、前記第1テスト処理によって前記正常経路での前記通信エラーが検知されないことを条件に、前記通信設定に前記通信エラーが発生していないと判定する
    SDNコントローラ。
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