JP2024064048A - コンバイン - Google Patents
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Abstract
【課題】小豆などの枝葉が地面に近い作物をリールで掻き込むことができず、取りこぼすことがあった。【解決手段】刈刃装置(3B)の前方で作物を拾い上げるピックアップ装置(120)を備え、ピックアップ装置(120)は、ピックアップ装置(120)の前部に位置して作物を拾い上げるガイド(123)と、ガイド(123)の地面に対する高さを一定に保つ橇(132)を備える。また、ピックアップ装置(120)の刈刃装置(3B)に対する左右方向での刈取前処理装置(3)への取り付け位置が変更可能である。【選択図】図10
Description
本発明は、コンバインに関するものである。
従来のコンバインでは、刈刃装置の上方に回転するリールを備え、切断した作物をオーガ装置へ送り込む技術が知られている。(特許文献1)
しかし、特許文献1に開示された技術では、小豆などの枝葉が地面に近い作物をリールで掻き込むことができず、取りこぼすことがあった。
上記課題を解決した本発明は次記のとおりである。
請求項1に係る発明は、刈刃装置(3B)の後方に位置する支点部(121)により上下回動可能に構成され、刈刃装置(3B)の前方で作物を拾い上げるピックアップ装置(120)を備え、前記ピックアップ装置(120)は、ピックアップ装置(120)の前部に位置して作物を拾い上げるガイド(123)と、ガイド(123)の地面に対する高さを一定に保つ橇(132)を備えるコンバイン。
である。
である。
請求項2に係る発明は、前記ピックアップ装置(120)の刈刃装置(3B)に対する左右方向での刈取前処理装置(3)への取り付け位置が変更可能である請求項1に記載のコンバインである。
請求項3に係る発明は、複数の前記ピックアップ装置(120)を連結する連結体(127)を備え、この連結体(127)の刈取前処理装置(3)への取り付け位置が変更可能である請求項1または請求項2に記載のコンバインである。
請求項1記載の発明によれば、ピックアップ装置(120)により作物の取りこぼしを抑制することができる。
請求項2記載の発明によれば、取り付け位置が変更可能であることにより、植立条間の異なる圃場に対応することが容易となる。
請求項3記載の発明によれば、複数のピックアップ装置(120)を一体で位置変更できるので、調節が更に容易である。
図1に示すように、汎用コンバインは、機体フレーム1の下側に土壌面を走行する左右一対のクローラからなる走行装置2が設けられ、機体フレーム1の前側に圃場の穀稈を収穫する刈取前処理装置3が設けられ、刈取前処理装置3の後方左側に収穫された穀稈を脱穀・選別処理する脱穀装置4が設けられ、刈取前処理装置3の後方右側に操縦者が搭乗する操縦部5が設けられている。
操縦部5の下部には、エンジンEが設けられ、操縦部5の後側には、脱穀・選別処理された穀粒を貯留するグレンタンク6が設けられ、グレンタンク6の後側には、穀粒を外部に排出する排出筒7が設けられている。排出筒7は、グレンタンク6の下部に連通され上下方向に延在する縦排出筒と、縦排出筒の上部に連通され前後方向に延在する横排出筒から形成されている。
刈取前処理装置3は、圃場の穀稈を起立させながら掻込んで後方に搬送する掻込装置3Aと、後方に搬送された穀稈の株元を切断する刈刃装置3Bと、後方に搬送された穀稈を左側に寄せ集めるオーガ装置3Cと、寄せ集められた穀稈を脱穀装置4に搬送するフィーダハウス3Dから構成されている。
<刈刃装置周辺の構造>
オーガ装置3Cは、円筒部とその円筒部の外周に巻きかけられた螺旋板を有したオーガドラム100を備える。また、オーガドラム100の下側には、オーガドラムの100全左右幅に亘るテーブル底板101が位置しており、オーガドラム100の下方から前方に向かって延在している。
オーガ装置3Cは、円筒部とその円筒部の外周に巻きかけられた螺旋板を有したオーガドラム100を備える。また、オーガドラム100の下側には、オーガドラムの100全左右幅に亘るテーブル底板101が位置しており、オーガドラム100の下方から前方に向かって延在している。
テーブル底板101の前端部には前述した刈刃装置3Bの後端部が連結されている。刈刃装置3Bには可動刃110と固定刃111を有しており、固定刃111に前方に突出する突起を有する、所謂フィンガ型刈刃である。すなわち、可動刃110は山型のバリカン刃であり、図示せぬレシプロ駆動部によって左右に往復揺動する。固定刃111は左右方向で所定間隔をあけて複数設けられたフィンガ部112の上下中間部にスリットが形成されている。可動刃110が往復揺動する過程でフィンガ部112のスリットを通過し、切断対象がフィンガ部112におけるスリットよりも上側部分と下側部分に押し付けられた状態で可動刃110がスリットに入り込むため、切断対象が切断される。
<ピックアップ装置>
刈刃装置3Bの近傍にはピックアップ装置120が設けられている。ピックアップ装置120は、刈刃の後方に支点部121の左右軸を中心として、先端にガイド123を備えたロッド122が上下に回動可能である。ロッド122は支持部124と連結部126を介して支点部121と連結されている。
刈刃装置3Bの近傍にはピックアップ装置120が設けられている。ピックアップ装置120は、刈刃の後方に支点部121の左右軸を中心として、先端にガイド123を備えたロッド122が上下に回動可能である。ロッド122は支持部124と連結部126を介して支点部121と連結されている。
テーブル底板101の前端部の前面には刈刃装置3Bが固定されているが、テーブル底板101の前端部の上面にピックアップ装置120の支点部121が固定されている。この刈刃装置3Bの取り付け部とピックアップ装置120の取り付け部の間の上部はカバー128で覆われる。このカバー128は、山型形状によりテーブル底板101内に泥土が侵入することも防止する。
支持部124は後端部が支点部121の軸棒の上部に巻きかけられるように湾曲した部分から前方に向かって直線的に伸びた丸鋼で形成されている。この支持部124の前端部に上下方向中間部が連結されるのが連結部126であり、後側にフィンガ部112の先端が入り込めるスリットが上下に亘って形成された丸鋼である。
そして、連結部126の上端部にロッド122の前後方向の中間部が連結されている。ロッド122、ガイド123も丸鋼で構成されており、ピックアップ装置120を構成する部品は概ね穀稈等の引っかかりを抑制するため丸鋼で構成されている。
なお、ロッド122の前部の下側にはロッド122の前部下縁と連結部126前縁を繋ぐ板材からなる補強部125が設けられている。
上記のように構成されたピックアップ装置120は、前部が急傾斜とされ後部が緩傾斜とされたガイド123により作物を地面から拾い上げ、ロッド122の上縁に乗せる。ロッド122の上縁に乗った作物はロッド122を伝うようにして、刈刃装置3Bの後方まで案内されて、テーブル底板101上に運ばれる。なお、テーブル底板101上に運ばれる過程で作物が支持部124の後部に乗り上げることがあるが、支持部124の後部が支点部121の軸棒に沿うように巻きかけるように湾曲して形成されていることにより、搬送の停滞を抑制するようにしている。なお、ガイド123の線径はロッド122よりも細く形成されている。
なお、ピックアップ装置120は、ガイド123の前端部が地面に接触することにより上昇し、その上昇位置の上限が支持部124の後端部がストッパとなって規制される。
地面との接触が無くなると自重によりガイド123の先端部側が下降するが、その際には支持部124がフィンガ部112と接触することにより最下降位置で保持される。
ピックアップ装置120は、主に2つ1組で使用される。対象作物のオーガ装置3Cへの想定導入位置に対して、左右に挟み込むような位置関係で配置できるように、連結体127によって一体的にオーガ装置3Cに対して着脱することができる。このように一体化したピックアップ装置をオーガ装置3Cの取り込み条数分装着して使用する。また連結体127はオーガ装置3Cに対して左右の取り付け位置を変更可能としている。
なお、図11に示すようにロッド122はガイドを設けずに先端部を水平に近い緩傾斜とした形状で形成することもできる。この場合、基部に山形カバー121Aを設けることが好ましい。
また、図12に示すように、ロッド122の中間部の下方に、地面に接触する橇132を設置し、ガイド123の先端部の高さを地面に対して一定の高さに保つことも好ましい。ガイド123の先端を鋭利な形状とすると、枯葉等に先端が刺さって持ち回ることがあるため球状のキャップ131を装着することもできる。キャップ131はガイド123と一体で金属により形成しても、樹脂や金属等で着脱可能な部材としてもよく、その形状も非鋭利なものであれば任意の曲面形状とすることができる。
また、刈取前処理装置3の対地高さを検出する接地式の高さセンサーが設けられる場合には、支点部121と同軸で回動する構造とされることが好ましい。
<フィーダハウス>
フィーダハウス3Dは、縦方向の断面が略四角形に形成された筒状の枠体10の内側に枠体10の前部に設けられた左右方向に延在する支軸11に回転自在に支持された回転体12と、枠体10の後部に設けられた左右方向に延在する回転軸13に固定された回転体14と、回転体12に設けられた左右一対のスプロケットと回転体14に設けられた左右一対のスプロケットに巻付けられた左右一対のチェン15から構成されるコンベア18が形成されている。
フィーダハウス3Dは、縦方向の断面が略四角形に形成された筒状の枠体10の内側に枠体10の前部に設けられた左右方向に延在する支軸11に回転自在に支持された回転体12と、枠体10の後部に設けられた左右方向に延在する回転軸13に固定された回転体14と、回転体12に設けられた左右一対のスプロケットと回転体14に設けられた左右一対のスプロケットに巻付けられた左右一対のチェン15から構成されるコンベア18が形成されている。
回転軸13には、エンジンEの出力回転が伝動され、左右一対のチェン15には、前後方向に所定の間隔を隔てて穀稈を後方に搬送するスラット16が架設されている。
図2~5に示すように、支軸11の左部は、枠体10の左壁10Aの右側に隣接して設けられた、すなわち、枠体10の内周部に設けられた前後方向に延在する平鋼からなる支持アーム20Aの前部に固定され、支軸11の右部は、枠体10の右壁10Bの左側に隣接して設けられた、すなわち、枠体10の内周部に設けられた前後方向に延在する平鋼からなる支持アーム20Bの前部に固定されている。
回転軸13の左部は、枠体10の左壁10Aに回転自在に支持され、回転軸13の右部は、枠体10の右壁10Bに回転自在に支持されている。
支持アーム20Aは、枠体10の左壁10Aの左側に隣接して設けられた、すなわち、枠体10の外周部に設けられた前後方向に延在するアングル鋼からなる回動アーム21Aの後部に左右方向に延在する丸鋼からなる連結ピン22Aを介して連結されている。また、枠体10の左壁10Aには、連結ピン22Aが挿通する開口部が形成されている。なお、開口部の径は、連結ピン22Aの径よりも大径に形成されている。
同様に、支持アーム20Bは、枠体10の右壁10Bの右側に隣接して設けられた、すなわち、枠体10の外周部に設けられた前後方向に延在するアングル鋼からなる回動アーム21Bの後部に左右方向に延在する丸鋼からなる連結ピン22Bを介して連結されている。また、枠体10の右壁10Bには、連結ピン22Bが挿通する開口部が形成されている。なお、開口部の径は、連結ピン22Bの径よりも大径に形成されている。
これにより、回転体12の後方に配置される部材をなくすことができ、回転体12の後方の後方での穀稈の絡み付きを防止して、穀稈を脱穀装置4に効率良く搬送することができる。また、オーガ装置3Cから所定以上の穀稈が搬送された場合には、回転体12が上方に移動して回転体12の下方に滞留する穀稈を少なくすることができる。
支持アーム20Aと回動アーム21Aは、前後方向に所定の間隔を隔てて設けられた3本の連結ピン22Aによって連結されている。また、最も前側に配置された連結ピン22Aは、左側から順に後述する回動アーム24A、回動アーム21A、及び支持アーム20Aを連結している。
同様に、支持アーム20Bと回動アーム21Bは、前後方向に所定の間隔を隔てて設けられた3本の連結ピン22Bによって連結されている。また、最も前側に配置された連結ピン22Bは、右側から順に後述する回動アーム24B、回動アーム21B、及び支持アーム20Bを連結している。
これにより、支持アーム20Aと回動アーム21A、並び支持アーム20Bと回動アーム21Bを強固に連結して、支持アーム20A,20Bと回動アーム21A,21Bの変
形を防止することができる。
形を防止することができる。
回動アーム21Aの上面には、上下方向に延在するチャンネル鋼からなる回動アーム24Aが固定されている。また、回動アーム24Aの後部には、前後方向に延在する位置調整手段25Aの前部が連結されている。位置調整手段25Aの後部は、枠体10の左壁10Aに設けられた左右方向に延在して設けられた固定ピン26Aに回転自在に支持され、位置調整手段25Aの前側部には、ネジ部が形成され、ネジ部には2個のナット27Aが装着されている。
同様に、回動アーム21Bの上面には、上下方向に延在するチャンネル鋼からなる回動アーム24Bが固定されている。また、回動アーム24Bの後部には、前後方向に延在する位置調整手段25Bの前部が連結されている。位置調整手段25Bの後部は、枠体10の右壁10Bに設けられた左右方向に延在して設けられた固定ピン26Bに回転自在に支持され、位置調整手段25Bの前側部には、ネジ部が形成され、ネジ部には2個のナット27Bが装着されている。
これにより、位置調整手段25A,25Bを操作して回転体12の前後方向の傾きを抑制することができる。
回動アーム24Aの上部には、左右方向に延在する支軸が設けられ、支軸には、上下方向に延在する丸鋼からなるロッド29Aの下部が回転自在に支持されている。また、ロッド29Aの上部は、枠体10の上壁10Cの左部に設けられたブラケット30Aに形成された開口部を挿通している。
ロッド29Aには、円形に形成された板状のプレート32Aと、その上側に所定のバネ係数を有するスプリング33Aが装着されている。また、ロッド29Aの下側部には、ネジ部が形成され、ネジ部には2個のナット34Aが装着されている。
同様に、回動アーム24Bの上部には、左右方向に延在する支軸が設けられ、支軸には、上下方向に延在する丸鋼からなるロッド29Bの下部が回転自在に支持されている。また、ロッド29Bの上部は、枠体10の上壁10Cの右部に設けられたブラケット30Bに形成された開口部を挿通している。
ロッド29Bには、円形に形成された板状のプレート32Bと、その上側に所定のバネ係数を有するスプリング33Bが装着されている。また、ロッド29Bの下側部には、ネジ部が形成され、ネジ部には2個のナット34Bが装着されている。
これにより、枠体10の左側に配置されたスプリング33Aと枠体10の右側に配置されたスプリング33Bの自然長から圧縮された長さをそれぞれ調整することができ、回転体12の上下方向の傾きを抑制することができる。
なお、本実施形態では、枠体10の左側に配置されたスプリング33Aよりも枠体10の右側に配置されたスプリング33Aのバネ係数を小さくしている。
これにより、オーガ装置3Cから多くの穀稈が搬送されてくる回転体12を上方に容易に移動させて回転体12の下側に滞留する穀稈を少なくすることができる。
回動アーム24Aにおけるブラケット30Aよりも上方に延出する部位と回動アーム2
4Bにおけるブラケット30Bよりも上方に延出する部位は、左右方向に延在するチャンネル鋼からなる連結部材35で連結されている。
4Bにおけるブラケット30Bよりも上方に延出する部位は、左右方向に延在するチャンネル鋼からなる連結部材35で連結されている。
これにより、回転体12の上下方向の傾きをより抑制して、穀稈を脱穀装置4により効率良く搬送することができる。
また、支軸11の左部が固定された支持アーム20Aの後部と支軸11の右部が固定された支持アーム20Bの後部を左右方向に延在するチャンネル鋼からなる連結部材(図示省略)で連結することもできる。
これにより、回動アーム24Aと回動アーム24Bを連結部材35でのみ連結した場合と比較して回転体12の上下方向の傾きをより抑制でき、穀稈を脱穀装置4により効率良く搬送することができる。
図1に示すように、枠体10の上壁10Cの前部に前下がりに形成された平鋼からなる案内板38が設けられている。これにより、チェン15に絡み付いて持ち回された穀稈を回転体12の下方に効率良く落下させることができる。
回動アーム21Aの前部の固定ピン26Aを中心とする上方への移動変位量を測定するセンサ(図示省略)と、回動アーム21Bの前部の固定ピン26Bを中心とする上方への移動変位量を測定するセンサ(図示省略)が設け、これらのセンサによって測定された移動変位量が設定値を超えた場合には、操縦部5に設けられた警報機を鳴らして作業者に異常を知らせるのが好ましい。これにより、チェン15に過大な張力が加わるのを防止して、チェン15の破断を防止することができる。
回転体12の円筒形状に形成された筒部の加わる外力を測定する歪ゲージ等のセンサ(図示省略)を設け、これらのセンサによって測定された外力が設定値を超えた場合には、操縦部5に設けられた警報機を鳴らして作業者に異常を知らせるのが好ましい。これにより、回転体12の筒部に過大な外力が加わるのを防止して、回転体12の筒部の変形を防止することができる。
<掻込装置>
次に、掻込装置3Aの掻込リール50について説明する。図6に示すように、掻込リール50の左部には、回転軸51に基部が固定された支持アーム52Aが設けられ、掻込リール50の右部には、回転軸51に基部が固定された支持アーム52Bが設けられている。
次に、掻込装置3Aの掻込リール50について説明する。図6に示すように、掻込リール50の左部には、回転軸51に基部が固定された支持アーム52Aが設けられ、掻込リール50の右部には、回転軸51に基部が固定された支持アーム52Bが設けられている。
掻込リール50の各頂部には、左側の支持アーム52Aと右側の支持アーム52Bに架設されている左右方向に延在する丸鋼からなるタイン支持部53が設けられいる。また、タイン支持部53には、左右方向に所定の間隔を隔てて樹脂製のタイン54が装着されている。
正面視で、タイン支持部53におけるフィーダハウス3Dの前方を移動するタイン支持部53の左側部位に装着されたタイン54は、タイン54の上部よりもタイン54の下部が右側位置するように下方右側に向けて延在する姿勢で装着されている。これにより、掻込装置3Aからオーガ装置3Cに搬送された穀稈が、オーガ装置3Cの掻込みオーガ60に絡み付くのを抑制することができる。
タイン54の後部側には柔軟性のあるカーテンを備える。このカーテンは掻込リール50の略全幅に亘って延在するとともに、タイン54と略同等の上下長さを有する。なお、カーテンの高さは、ピックアップ装置120や刈刃装置3Bと干渉しない高さとなっている。
次に、タイン54について説明する。図7(a)に示すように、タイン54の上部には、タイン支持部53に装着するボルト等を挿通する開口部55と、タイン支持部53に係合する係合溝56が形成されている。また、係合溝56の下側には、後部が狭く、前部が広い切欠部57が形成されている。これにより、図7(b)に示すように、タイン54に圃場の穀稈から大きな外力が加わった場合には、タイン54が切欠部57の前側部を中心にして後方に折曲がり、また、タイン54が所定以上に後方に折曲がった場合には、切欠部57の後部が衝突して後方への折曲がりを規制してタイン54の破損を防止することができる。
回転軸51には、エンジンEの出力回転の回転数が変速ギヤ(図示省略)で増減速されて伝動される。増減速の切換作業を容易に行うために、これらの変速ギヤのボス部の径は、同一径に形成されている。
<オーガ装置>
次に、オーガ装置3Cの掻込みオーガ60について説明する。図8(a)に示すように、掻込みオーガ60は、オーガフレーム61の左壁と右壁に架設された左右方向に延在する回転軸62に固定されている。
次に、オーガ装置3Cの掻込みオーガ60について説明する。図8(a)に示すように、掻込みオーガ60は、オーガフレーム61の左壁と右壁に架設された左右方向に延在する回転軸62に固定されている。
掻込みオーガ60の外周部の右側部には、掻込装置3Aから搬送されてきた穀稈をフィーダハウス3Dの連通口の前方に位置する掻込みオーガ60の外周部の左側部に移動させる搬送螺旋63が設けられ、掻込みオーガ60の外周部の左側部には、左側部に移動してきた穀稈をフィーダハウス3Dに搬送する左右方向に所定の間隔を隔てて出没自在な掻込みフィンガ64が設けられている。
図8(b)に示すように、オーガフレーム61の底壁における掻込みフィンガ64が通過する部位の近傍には、穀稈を切断する切刃65が設けられている。なお、オーガフレーム61の底壁は、下方に凸部を有する緩やかな円弧状に形成されている。これにより、穀稈の長い茎を切断して、穀稈をフィーダハウス3Dに効率良く搬送することができる。
エンジンEの出力回転は、図示を省略した刈取クラッチ、脱穀クラッチ、及び排出クラッチを介して刈取前処理装置3、脱穀装置4、及びグレンタンク6に伝動される。これらの刈取クラッチ等は、駆動プーリ、ベルト、及び受動プーリで構成され、駆動プーリは、外輪部と内輪部の間に、ブレーキ手段が設けられている。これにより、駆動プーリと受動プーリに巻回されたベルトに過度な張力が加わるのを防止してベルトの破断を防止することができる。
<脱穀装置>
図13に示すように、扱胴11は、扱室10の前後壁に回転自在に支持される回転軸1と、回転軸160の前端部に支持されるインペラ部140と、回転軸160におけるインペラ部140の後側に支持されるロータ部150から形成されている。
図13に示すように、扱胴11は、扱室10の前後壁に回転自在に支持される回転軸1と、回転軸160の前端部に支持されるインペラ部140と、回転軸160におけるインペラ部140の後側に支持されるロータ部150から形成されている。
インペラ部140は、円形状の前板141と、前板141よりも径が大きい円形状の後板142と、前板141と後板142の外周部を連結する側板143から形成されている。
側板143の外周面には、インペラ部140の前部に搬送された穀稈をインペラ部140の後部に搬送する上下一対の搬送螺旋144が立設されている。これにより、インペラ部140に移送されてきた穀稈をロータ部150に効率良く移送することができる。
搬送螺旋144の前面には、円周方向に所定角度を隔てて側板143と搬送螺旋144の前面下部を連結する略三角形状の補強リブ145が設けられている。これにより、搬送螺旋144の剛性を高めて、穀稈から搬送螺旋144に加わる負荷によって搬送螺旋144が変形するのを抑制することができる。
図14に示すように、ロータ部150は、インペラ部140の後板142とロータ部150の後板162の間で回転軸160と並行に円筒状に配列する6本の連結横杆163と各連結横杆163を所定間隔で繋ぐ杆状のリング164で構成され、リング164の周囲には複数の丸棒形状の棒状扱歯154が扱胴11の回転方向に対して後退角を持たせて周方向に螺旋状配列として突出させている。
なお、図15に示す如く、ロータ部150は、インペラ部140の後板142とロータ部150の後板162の間でボルト組立より分離可能で、さらに周方向で3分割の前半部150Aと同じく3分割の後半部150Bに分離可能で、さらに各棒状扱歯154をリング164に取り外し交換可能にして部分修理等のメンテナンス作業を行い易くしている。
なお、周方向で3分割の前半部150Aと後半部150Bは、周方向で隣接する部位同士を連結しても良い。つまり例えば、1つの前半部150Aの回転上手側端部と、それに隣り合う前半部150Aの回転下手側端部を、前後方向の軸棒によりヒンジ構造で連結することで、いずれかの前半部150Aを扱胴11に装着したままの状態として、他の前半部150Aを開放させてメンテナンスを行うことができる。
3 刈取前処理装置
3B 刈刃装置
120 ピックアップ装置
121 支点部
123 ガイド
127 連結体
132 橇
3B 刈刃装置
120 ピックアップ装置
121 支点部
123 ガイド
127 連結体
132 橇
Claims (3)
- 刈刃装置(3B)の後方に位置する支点部(121)により上下回動可能に構成され、刈刃装置(3B)の前方で作物を拾い上げるピックアップ装置(120)を備え、
前記ピックアップ装置(120)は、ピックアップ装置(120)の前部に位置して作物を拾い上げるガイド(123)と、ガイド(123)の地面に対する高さを一定に保つ橇(132)を備えるコンバイン。 - 前記ピックアップ装置(120)の刈刃装置(3B)に対する左右方向での刈取前処理装置(3)への取り付け位置が変更可能である請求項1に記載のコンバイン。
- 複数の前記ピックアップ装置(120)を連結する連結体(127)を備え、この連結体(127)の刈取前処理装置(3)への取り付け位置が変更可能である請求項1または請求項2に記載のコンバイン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022172348A JP2024064048A (ja) | 2022-10-27 | 2022-10-27 | コンバイン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022172348A JP2024064048A (ja) | 2022-10-27 | 2022-10-27 | コンバイン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2024064048A true JP2024064048A (ja) | 2024-05-14 |
Family
ID=91034755
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022172348A Pending JP2024064048A (ja) | 2022-10-27 | 2022-10-27 | コンバイン |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2024064048A (ja) |
-
2022
- 2022-10-27 JP JP2022172348A patent/JP2024064048A/ja active Pending
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