JP2024062766A - 自動販売機 - Google Patents

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Abstract

【課題】商品取出口側への商品の搬送を良好に行うことができる自動販売機を提供する。
【解決手段】本体1の前面に配置された商品取出口2dと、本体1の内部に設けられた収納庫1aと、収納庫内に設置した商品収納ラック7と、商品収納ラック7の下方に配置され、商品収納ラック7から払い出される商品Pを受止める搬出ガイド板21と、搬出ガイド板21の一端側から他端側に亘って配設され移動により搬出ガイド板21の上面に払い出された商品Pを商品取出口側に向かって押し出す押出し部材37を含む商品搬出装置8と、を有し、押出し部材37は、上側に配置され商品取出口側に向かって伸びる上側アーム部54を有している自動販売機である。
【選択図】図1

Description

本発明は、商品収納ラックから払い出された商品を受け止めて外扉の商品取出口側に向けて搬出する商品搬出装置を備えた自動販売機に関する。
商品搬出装置を備えた自動販売機の一例として、特許文献1に記載された自動販売機が知られている。特許文献1に記載された自動販売機は、庫内の底部側に、商品収納ラックから下方に払い出された商品を受止めて外扉の商品取出口側に向かって水平に搬出案内する板金製の搬出ガイド板が配設されている。この搬出ガイド板の上面側には、搬出ガイド板の上面に払い出された商品を商品取出口側に向かって押し出すための押出し棒が設けられている。この押出し棒は、搬出ガイド板の両側に配設された無端チェーンの間に亘って架設され、モータなどの駆動源によって無端チェーンが循環すると、搬出ガイド板の上面に沿いながら商品取出口側に向かって移動する。搬出ガイド板の上面に払い出された商品は移動する押出し棒に押されて、搬出ガイド板の上面を摺動しながら商品取出口側に搬出案内される。この押出し棒は、断面が円環状の金属製中空部材(以下、円環状中空部材という。)を用いて製作されている。
特開2004-227377号公報
近年、自動販売機においては、多様なニーズに応えるため、大きさ、重量および外形形状などが異なる商品を販売する機会が増えている。しかし、特許文献1に記載された自動販売機では、商品を搬出するための押出し棒は、金属製の円環状中空部材を用いている。そのため、例えば、比較的、大きく、重量のあるような商品を、円環状中空部材である押出し棒によって押し出すと、押出し棒が円環状中空部材であるため、また、搬出ガイド板が水平であるため、商品が押出し棒の上面側曲面に乗り上げて搬出できなくなるおそれがある。
本発明は、上記のような実状に鑑みてなされたものであり、その目的は、商品取出口側への商品の搬送を良好に行うことができる自動販売機を提供することである。
本発明の一態様は、本体の前面に配置された商品取出口と、本体の内部に設けられた収納庫と、収納庫内に設置した商品収納ラックと、商品収納ラックの下方に配置され、商品収納ラックから払い出される商品を受止める搬出ガイド板と、搬出ガイド板の一端側から他端側に亘って配設され移動により搬出ガイド板の上面に払い出された商品を商品取出口側に向かって押し出す押出し部材と、を含む商品搬出装置と、を有し、押出し部材は、上側に配置され商品取出口側に向かって伸びる上側アーム部を有している自動販売機である。
本発明の一態様である自動販売機によれば、商品取出口側への商品の搬送を良好に行うことができる。
本発明の第一実施形態による自動販売機の側面断面図である。 本発明の第一実施形態による商品搬出装置の斜視図である。 本発明の第一実施形態による商品搬出装置のガイド板を取り除いた斜視図である。 本発明の第一実施形態による商品搬出装置の側面断面図である。 本発明の実施形態による押出し部材の斜視図である。 本発明の第一実施形態による押出し部材の断面図である。 本発明の実施形態による押出し部材の取付状態を説明する図である。 本発明の実施形態による押出し部材の正面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。本発明の実施形態による自動販売機は、商品収納ラックから払い出された商品を受け止めて外扉の商品取出口側に向けて搬出する商品搬出装置を備えた自動販売機である。
図1は、本発明の第1実施形態による自動販売機100の横断面を示す断面図であり、本図の右側が自動販売機100の前面、左側が後面(背面)を示す。自動販売機100は、紙箱飲料、缶飲料などの飲料、箱入りや袋入りなどの食品を商品Pとして販売する自動販売機である。自動販売機100は、前面が開口した本体1と、本体1の前面を開閉する外扉2とを備えている。
本体1は、商品Pを収納するための収納庫1aと、収納庫1aの下方に配置されて各種機器を収容する機械室1bとに区分されている。収納庫1aは、前面に開口が形成され、残りの壁面が断熱壁1cによって囲まれた断熱構造を有して形成されている。収納庫1aの前面に形成された開口には、断熱構造の内扉3が開閉自在に取り付けられている。内扉3の下部には商品搬出口3aが開設され、商品搬出口3aには断熱層を内部に備えた内側フラップ3a1が開閉可能に取り付けられている。
機械室1bは、前面に開口が形成されている。機械室1b内には、収納庫1aの内部を冷却するための冷却装置を構成する圧縮機4、庫外熱交換器5、図示されない膨張機構、庫外送風ファン6が配置されている。具体的には、圧縮機4は機械室1bの背面側に寄せて配置され、庫外熱交換器5及び庫外送風ファン6は、圧縮機4と機械室1bの前面との間に配置されている。庫外送風ファン6は、機械室1b内の空気を前面側から背面側に向って送風可能に構成されている。圧縮機4は冷媒を圧縮し、圧縮された冷媒は庫外熱交換器5で庫外送風ファン6によって導入される外気と熱交換して凝縮する。凝縮された冷媒は膨張機構で減圧される。
本体1の前面を開閉する外扉2は、前面に商品サンプルSを配置するための商品サンプル室2a、利用者等が商品を選択するための図示しない商品選択ボタン、利用者等により投入される金銭(硬貨や紙幣)及び/又は使用される電子マネーを処理する金銭処理部2b、商品受部2c、商品受部2cに開口する商品取出口2d、機械室1b内に外気を導入するための外気導入口2eを備えている。外扉2の幅方向一端側が本体1に開閉自在に支持されている。商品取出口2dには、外側フラップ2d1が開閉可能に取り付けられている。商品受部2cは、後述する商品搬出装置8から搬出されて商品搬出口3aから払い出される商品Pを受け入れる。商品受部2cに払い出された商品Pは商品取出口2dを通して購入者によって取り出される。
収納庫1aの内部には、前後方向に複数(図1の断面では6つ)の商品収納ラック7が配設されている。商品収納ラック7は、商品Pを上下方向に並べて収納すると共に最下部に位置する商品Pから順次下方に向けて払い出すように構成されている。商品収納ラック7の商品払い出し機構の方式としては、例えば、スパイラル方式、チェーンエレベータ方式、直積み方式などがある。複数の商品収納ラック7の下方には、商品搬出装置8が設けられている。商品搬出装置8は、商品収納ラック7から下方に払い出された商品Pを受け止めて、受け止めた商品Pを内扉3の商品搬出口3aに向けて払い出す。図1に示すように、商品搬出口3aは、収納庫1aと外扉2に設けられた商品受部2cとを連通させている。そのため、商品収納ラック7から下方に払い出された商品Pは商品搬出装置8によって商品取出口2d側に向けて払い出される。尚、詳細は後述するが、商品搬出装置8は商品収納ラック7から払い出される商品Pを受止めて商品取出口2d側に案内する搬出ガイド板21と、搬出ガイド板21の上面に払い出された商品Pを商品取出口2d側に向かって押し出すための押出し部材37とを有している。また、搬出ガイド板21は多数の通気孔21aが形成されている。
収納庫1aの下部であって、商品搬出装置8の下方には、冷却装置を構成する庫内熱交換器11と、庫内送風ファン12が配置されている。庫内熱交換器11は蒸発器として機能し、機械室に配置された図示しない膨張機構によって減圧された冷媒を蒸発させる。庫内送風ファン12は収納庫1aの庫内空気を循環させる。
また、収納庫1a内の背面側には背面ダクト13が設けられている。背面ダクト13は上部および下部に開口部が形成され、上部の開口部は商品収納ラック7の上部側と連通し、下部の開口部は庫内熱交換器11と庫内送風ファン12が配置された空間と連通している。
機械室1bに配置された圧縮機4、庫外熱交換器5、膨張機構、および、収納庫1aに配置された庫内熱交換器11は、冷媒を循環させる図示されない冷媒配管によって接続され冷凍回路を構成している。圧縮機4で高温高圧に圧縮された冷媒は、凝縮器として機能する庫外熱交換器5で外気と熱交換して凝縮される。凝縮された冷媒は図示されない膨張機構によって減圧され低温低圧の冷媒となり、蒸発器として機能する庫内熱交換器11へ送られる。低温低圧の冷媒は庫内熱交換器11を通過する際に収納庫1a内部の庫内空気と熱交換し蒸発する。庫内熱交換器11で冷媒が蒸発することにより庫内熱交換器11の周囲を通過する庫内空気は熱を奪われ冷却される。
庫内熱交換器11によって冷却された庫内空気は、商品搬出装置8の搬出ガイド板21に形成された通気孔21aを通過して商品収納ラック7内を上方に向けて流れる。商品収納ラック7内を流れる庫内空気は商品収納ラック7に収納された商品Pを冷却した後、上部側から背面ダクト13へ流れ、背面ダクト13を下方に向けて流れる庫内空気は下部側で、庫内熱交換器11が配置された空間へ流れ、再び、庫内熱交換器11によって冷却される。
尚、本実施形態では、庫外熱交換器5は凝縮器として機能し、庫内熱交換器11は蒸発器として機能して、収納庫1a内部の庫内空気を冷却したが、図示されない四方弁などにより、庫内熱交換器11を凝縮器として機能させ、庫外熱交換器5を蒸発器として機能させることで、収納庫1a内部の庫内空気を加温することも可能である。
次に、図2~5を参照して本実施形態に係る商品搬出装置8について説明する。図2は、商品搬出装置8が収納庫1aの内部に設置された状態における、商品搬出装置8の前面を左側から視た斜視図である。図2で示す矢印は方向を示し、紙面の右側に見える面が前面(前方)、前面の反対側の面が背面(後方)、紙面の左側に見える面が左面(左方)、左面の反対側の面が右面(右方)、紙面の上側に見える面が上面(上方)、上面の反対側が底面(下方)となる。図3についても同様である。
商品搬出装置8は、商品収納ラック7から払い出された商品Pを受止めるシュータ本体20と、シュータ本体20で受け止めた商品Pを商品取出口2d側(前方側)に向けて押し出すための搬送機構30と、搬送機構30を駆動させるための駆動装置40を有している。シュータ本体20は、商品収納ラック7から払い出される商品Pを上面で受止めて商品取出口2d側(前方側)に案内するための搬出ガイド板21、搬出ガイド板21の左右両端側にそれぞれ配置される側部シュータ22、搬出ガイド板21の後端側に配置される後部シュータ23、および、搬出ガイド板21の前端側に配置される前部シュータ24を有する。
搬出ガイド板21は平板状であって左右両端側には複数の通気孔21aが形成されている。商品搬出装置8が収納庫1aの内部に設置された状態で、搬出ガイド板21は水平となるように設置される。側部シュータ22は、搬出ガイド板21の左右方向中央側へ向かって下降する斜面を有し、商品収納ラック7から商品搬出装置8の左右両端側に払い出された商品Pを搬出ガイド板21の左右方向中央側へ案内する。後部シュータ23は、前側へ向かって下降する斜面を有し、商品収納ラック7から商品搬出装置8の後端側に払い出された商品Pを搬出ガイド板21の前方側へ案内する。前部シュータ24は、前方側へ向かって下降する斜面を有し、押出し部材37によって商品取出口2d側(前方側)に向かって押し出された商品Pを商品受部2c側に案内する。
図3は、商品搬出装置8から側部シュータ22、後部シュータ23、前部シュータ24およびブラケットなどを除いて、搬送機構30と駆動装置40の構成を説明するための斜視図である。図3で示す矢印は方向を示す。
搬送機構30は、一組の駆動スプロケット31、一組の従動スプロケット32、駆動軸33、一組の搬送用無端チェーン35、および、複数の押出し部材37を有している。一組の駆動スプロケット31は、それぞれ、搬出ガイド板21の後側で左右方向の一端側と他端側に配置される。一組の従動スプロケット32は、それぞれ、搬出ガイド板21の前側で左右方向の一端側と他端側に配置される。尚、図3においては示されていないが、一組の従動スプロケット32は、それぞれ、左右の側部シュータ22に形成された側板にねじ止めによって取り付けられている。駆動軸33は、一組の駆動スプロケット31同士を接続する。一組の搬送用無端チェーン35の一方は、左右方向の一端側の駆動スプロケット31および左右方向の一端側の従動スプロケット32に亘って巻回されている。一組の搬送用無端チェーン35の他方は、左右方向の他端側の駆動スプロケット31および左右方向の他端側の従動スプロケット32に亘って巻回されている。複数の押出し部材37は、搬出ガイド板21の左右方向の一端側と他端側に配置された搬送用無端チェーン35に接続されて、搬出ガイド板21の左右方向の一端側から他端側に亘って配設される。本実施形態では、4つの押出し部材37が搬送用無端チェーン35に等ピッチで接続されている。
左右の各搬送用無端チェーン35は搬出ガイド板21の左右方向の両端側で前後方向に沿って配置され、搬出ガイド板21の左右方向両端側の周りを周回する。周回する搬送用無端チェーン35の上部側は搬出ガイド板21の上面側に配置し、周回する搬送用無端チェーン35の下部側は搬出ガイド板21の底面側に配置する。図3においては、2つの押出し部材37が搬出ガイド板21の上面側に配設されている状態であり、図3では視えていないが搬出ガイド板21の底面側にも2つの押出し部材37が配設されている。一組の搬送用無端チェーン35は、上部側が矢印で示す前方側に移動するように周回する。従って、搬出ガイド板21の上面側に配設されている押出し部材37は搬出ガイド板21の上面に沿いながら前方側に向かって、すなわち、外扉2に設けられた商品取出口2d側に向かって移動する。尚、搬送用無端チェーン35は本発明における無端回動体である。
駆動装置40は、駆動モータ41、モータ駆動スプロケット42、モータ従動スプロケット43、駆動用無端チェーン44を有している。駆動モータ41は、押出し部材37を商品取出口2d側に向かって移動させるための駆動源となる。モータ駆動スプロケット42は駆動モータ41の軸に固定される。モータ従動スプロケット43は駆動軸33に固定される。駆動用無端チェーン44はモータ駆動スプロケット42およびモータ従動スプロケット43に巻回される。駆動モータ41の軸が回転すると駆動用無端チェーン44が周回し、駆動用無端チェーン44の周回によりモータ従動スプロケット43が回転して駆動軸33が回転する。
図4は、図3の商品搬出装置8におけるA-A矢視図であり、搬送機構30を示す。図4において示す矢印は方向を示し、紙面の右側が前方であり、紙面の左側が後方であり、紙面の上側が上方(上面側)であり、紙面の下側が下方(底面側)となり、紙面の手前側が左方、紙面の奥側が右方となる。一組の搬送用無端チェーン35は、搬出ガイド板21の左右方向の両端部(図4においては右方端部)を回るように周回する。一組の搬送用無端チェーン35の上部側は搬出ガイド板21の上面側に配置し、一組の搬送用無端チェーン35の下部側は搬出ガイド板21の底面側に配置する。一組の搬送用無端チェーン35の下部側は、2つのガイドスプロケット36によりガイドされている。
押出し部材37は、等ピッチで搬送用無端チェーン35に接続されている。図4においては、搬送用無端チェーン35の上部側に2つの押出し部材37が配設され、搬送用無端チェーン35の下部側に2つの押出し部材37が配設されている。尚、本図において、搬送用無端チェーン35の下部側に配設された押出し部材37の一つは搬出ガイド板21の陰に隠れて見えていない。図4において、駆動スプロケット31が時計方向に回転することにより、上部側の搬送用無端チェーン35に配設された押出し部材37は、搬出ガイド板21の上面25に沿いながら前方側に向かって移動する。そのため、商品収納ラック7から払い出され搬出ガイド板21で受け止められた商品Pは、押出し部材37によって押し出されながら搬出ガイド板21の上面25を摺動して前方側(商品取出口2d側)に向かって移動する。商品Pは搬出ガイド板21の前端まで移動すると、図示されていない前部シュータ24(図2参照)にガイドされて商品受部2c(図1参照)に払い落とされる。
次に、図5を参照して、押出し部材37について説明する。図5は押出し部材37の斜視図である。図5における矢印は、押出し部材37が搬出ガイド板21の左右方向の一端側および他端側に配設された搬送用無端チェーン35の上部側に接続された状態における方向を示す。押出し部材37は左右方向に長尺であり、押出し部材37の左右方向両端がそれぞれ、搬出ガイド板21の左右方向の一端側および他端側に配置された搬送用無端チェーン35に接続される。押出し部材37は、左右方向(長手方向)に形成された貫通孔53(詳細は、図6参照)を有した樹脂製のシャフトカバー部材50と、貫通孔53に挿入される2本の金属製のシャフト部材51を有する。2本のシャフト部材51は断面が円環状の中空部材(以下、円環状中空部材という。)ある。2本のシャフト部材51の長手方向(左右方向)の寸法はシャフトカバー部材50の長手方向(左右方向)の寸法より長く設定されている。2本のシャフト部材51が前後方向に隣り合って貫通孔53に挿入される。詳細は後述するが、2本のシャフト部材51は、両端が搬出ガイド板21の左右方向の一端側および他端側に配置された搬送用無端チェーン35に接続されることにより、左右方向の一端側および他端側に配置された搬送用無端チェーン35の間に亘って配設される。
次に、図6を参照して、押出し部材37のシャフトカバー部材50の構造について説明する。図6はシャフトカバー部材50を長手方向(左右方向)に対して垂直な面で切断した場合の断面(以下において、横断面という。)である。図6(a)は、第1実施形態におけるシャフトカバー部材50を示し、図6(b)、(c)は、他の実施形態におけるシャフトカバー部材50を示す。図6(b)、(c)の他の実施形態については後述する。図6(a)における矢印は、押出し部材37が搬出ガイド板21の左右方向の一端側および他端側に配置された搬送用無端チェーン35の上部側に配設された状態におけるシャフトカバー部材50の方向を示し、紙面における右方が前方(商品取出口2d側)であり、紙面における左方が後方であり、紙面における上方が上方であり、紙面における下方が下方である。シャフトカバー部材50は樹脂製であり、2本のシャフト部材51が挿入される貫通孔53が形成されたシャフトカバー本体52と、シャフトカバー本体52の上側に配置される上側アーム部54およびシャフトカバー本体52の下側に配置される下側アーム部55とを有している。本実施形態では、シャフトカバー本体52、上側アーム部54および下側アーム部55は、単一の樹脂で形成されている。ただし、単一の樹脂である必要はなく、例えば、上側アーム部54および下側アーム部55を形成する樹脂は、シャフトカバー本体52を形成する樹脂よりも変形が容易な柔らかい樹脂であっても構わない。
上側アーム部54を形成する樹脂は、単一の樹脂、または、複数の樹脂でも構わない。複数の樹脂で形成する場合は、例えば、上側アーム部54の基端(上側基端部58)側を第1の樹脂で形成し、上側アーム部54の先端(上側先端部57)側を第1の樹脂よりも柔らかい第2の樹脂で形成することができる。上側アーム部54の先端側を上側アーム部54の基端側の第1の樹脂よりも柔らかい第2の樹脂で形成することにより、上側アーム部54の上側先端部57は、商品Pを押し出す際に、商品Pの外面(外装)の凹凸を吸収し、滑り止めとなり、全体として、商品Pの変形や傷つきを防止しながら押し出すことができる。また、下側アーム部55を形成する樹脂も同様に、単一の樹脂、または、複数の樹脂でも構わない。複数の樹脂で形成する場合は、上側アーム部54の場合と同様である。
シャフトカバー本体52は、横断面が前後方向に長円な形状であり、貫通孔53も同様に前後方向に長円な形状である。貫通孔53に2本のシャフト部材51が前後方向に配置されて挿入される(図7参照)。貫通孔53の内周面には内部側に向かって突出する二つの凸部56が、貫通孔53の上側の前後方向中央と下側の前後方向中央とにそれぞれ設けられている。二つの凸部56によって、前後方向に挿入される2本のシャフト部材51とシャフトカバー本体52とが互いに移動することなく固定される。
上側アーム部54はシャフトカバー本体52の前側でシャフトカバー本体52に接続され前方(商品取出口2d側)に向かって伸びる。下側アーム部55は上側アーム部54よりも下方において、シャフトカバー本体52の前側でシャフトカバー本体52に接続され前方(商品取出口2d側)に向かって伸びる。上側アーム部54の先端(上側先端部57)はシャフトカバー本体52に接続される基端(上側基端部58)よりも前方(商品取出口2d側)に位置している。同様に、下側アーム部55の先端(下側先端部59)はシャフトカバー本体52に接続される基端(下側基端部60)よりも前方(商品取出口2d側)に位置している。上側アーム部54の上側基端部58と下側アーム部55の下側基端部60は、上側基端部58が下側基端部60よりも上方に配置して、上下方向の略中央でシャフトカバー本体52に接続している。
上側アーム部54の上側先端部57と下側アーム部55の下側先端部59とは高さ方向において所定の間隔をおいて配置される。上側アーム部54は、上側基端部58から上側先端部57までの間に前方(商品取出口2d側)に向かうに従って上側に傾斜する上側傾斜部61を有している。下側アーム部55は、下側基端部60から下側先端部59までの間に前方(商品取出口2d側)に向かうに従って下側に傾斜する下側傾斜部62を有している。すなわち、上側アーム部54は、先端に向かうに従って上側に傾斜する上側傾斜部61を有し、下側アーム部55は、先端に向かうに従って下側に傾斜する下側傾斜部62を有している。下側アーム部55は、押出し部材37が搬送用無端チェーン35の上部側に接続された状態で、下側先端部59が搬出ガイド板21の上面25に摺接するように設定されている。
また、下側アーム部55は、横断面において、後方側に向かって凸状となる円弧状に形成され、先端側に向かうほど搬出ガイド板21の上面25と下側アーム部55とで形成される角度(90度より小さい側の角度)が小さくなる。同様に、上側アーム部54も、横断面において後方側に向かって凸状となる円弧状に形成され、先端側に向かうほど搬出ガイド板21の上面25と上側アーム部54とで形成される角度(90度より小さい側の角度)が小さくなる。上側アーム部54の基端(上側基端部58)から先端(上側先端部57)までの寸法と、下側アーム部55の基端(下側基端部60)から先端(下側先端部59)までの寸法とは同じに設定されており、シャフトカバー部材50は横断面の形状が上下方向で線対称となるように設定されている。
上部側の搬送用無端チェーン35に押出し部材37が接続された状態において、上側アーム部54および下側アーム部55は、シャフトカバー本体52の前側に位置し、前方、すなわち、商品取出口2d側に向かって伸びる。そのため、搬出ガイド板21の上面25を移動する押出し部材37の上側アーム部54の上側先端部57および下側アーム部55の下側先端部59が、搬出ガイド板21の上面25に払い出された商品Pに当接しながら商品Pを商品取出口2d側に向かって押し出す。
従来のような、押出し部材が円環状中空部材の場合は、比較的、大きく、重量のあるような商品を、円環状中空部材である押出し部材によって押し出すと、押出し部材が円環状中空部材であるため、商品が押出し棒の上面側曲面に乗り上げて搬出できなくなるおそれがあった。また、例えば、袋入りの食品などの商品を円環状中空部材である押出し部材によって押し出すと、搬出ガイド板の上面と押出し棒の下面側曲面とで形成される隙間に袋の溶着された端部(耳部)が入り込み、搬出できなくなるおそれがあった。一方、第1実施形態においては、上部側の搬送用無端チェーン35に押出し部材37が接続された状態において、押出し部材37は、上側に配置され商品取出口2d側に向かって伸びる上側アーム部54と、下側に配置され商品取出口2d側に向かって伸びる下側アーム部55とを有しているため、搬出ガイド板21の上面25に払い出された商品Pは上側アーム部54の上側先端部57および下側先端部59の2か所で押圧されて、商品取出口2d側へと移動する。そのため、商品Pが押出し部材37の上面側に乗り上げること、および、搬出ガイド板21の上面25と押出し部材37との間に商品Pが入り込むことを抑制でき、商品取出口2dへの商品Pの搬送を良好に行うことができる。
第1実施形態においては、上側アーム部54の上側先端部57と下側アーム部55の下側先端部59とは高さ方向において所定の間隔をおいて配置されるので、搬出ガイド板21の上面25と押出し部材37との間に商品Pが入り込むこと、および、商品Pが押出し部材37の上面側に乗り上げることを抑制でき、商品取出口2dへの商品Pの搬送を良好に行うことができる。
第1実施形態においては、上側アーム部54は、上側基端部58から上側先端部57までの間に前方に向かうに従って上側に傾斜する上側傾斜部61を有し、下側アーム部55は、下側基端部60から下側先端部59までの間に前方に向かうに従って下側に傾斜する下側傾斜部62を有しているので、搬出ガイド板21の上面25と押出し部材37との間に商品Pが入り込むこと、および、商品Pが押出し部材37の上面側に乗り上げることを抑制でき、商品取出口2dへの商品Pの搬送を良好に行うことができる。
第1実施形態においては、下側アーム部55は、押出し部材37が搬送用無端チェーン35の上部側に接続された状態で、下側先端部59が搬出ガイド板21の上面25に摺接するように設定されているので、搬出ガイド板21の上面25と押出し部材37との間に商品Pが入り込むことを更に抑制できる。
第1実施形態においては、シャフトカバー部材50は横断面の形状が上下方向で線対称となるように設定されている。そのため、商品搬出装置8の組み立てにおいて、押出し部材37を搬送用無端チェーン35に取り付ける場合、シャフトカバー部材50の上下方向の向きを間違えて取り付けてしまうことを防止できる。
次に図7を参照して、押出し部材37と搬送用無端チェーン35との接続について説明する。図7は、図4における搬送用無端チェーン35に押出し部材37が接続された状態の部分拡大図である。連結ピン38は搬送用無端チェーン35のリンク同士を連結する連結ピンである。搬送用無端チェーン35において、押出し部材37が接続される位置における隣り合う一組(本実施形態では2個)の連結ピンには固定用連結ピン39が使用されている。一組の固定用連結ピン39は、搬出ガイド板21の左右方向の一端側および他端側に配置されるそれぞれの搬送用無端チェーン35に使用される。それぞれの搬送用無端チェーン35に使用される一組の固定用連結ピン39は、互いにリンクよりも搬出ガイド板21の左右方向中央側に突出している。押出し部材37のシャフトカバー本体52に挿入された2本のシャフト部材51の両端が、それぞれの搬送用無端チェーン35に使用される一組の固定用連結ピン39に係止されて、2本のシャフト部材51は左右方向の一端側および他端側に配置された搬送用無端チェーン35の間に亘って配設される。尚、押出し部材37の搬送用無端チェーン35への取り付けは、2本のシャフト部材51がシャフトカバー本体52の貫通孔53に挿入された状態で、2本のシャフト部材51の両端を固定用連結ピン39に係止させる。
次に、図8を参照して、押出し部材37における上側アーム部54の上側先端部57の形状について説明する。図8は、搬送用無端チェーン35に押出し部材37が接続された状態における、押出し部材37のシャフトカバー部材50を前方から視た正面図である。紙面の左右方向がシャフトカバー部材50の左右方向(長手方向)であり、紙面の上方が、上部側の搬送用無端チェーン35に押出し部材37が接続された状態における上方であり、紙面の下方が、上部側の搬送用無端チェーン35に押出し部材37が接続された状態における下方である。図8(a)は本実施形態のシャフトカバー部材50であり、図8(b)、(c)は他の実施形態のシャフトカバー部材50を示す。図8(b)、(c)の他の実施形態については後述する。本実施形態において、シャフトカバー部材50の上側先端部57は左右方向で平坦形状である。尚、上側アーム部54および下側アーム部55の左右方向幅は、シャフトカバー本体52の左右方向幅よりも短く設定され、左右両端側は同じ幅で、上側アーム部54および下側アーム部55が形成されていない。
次に、シャフトカバー部材50の第2、第3実施形態について、図6(b)、(c)を用いて説明する。尚、シャフトカバー部材50の他の実施形態において、シャフトカバー本体52は第1実施形態と共通するので、シャフトカバー本体52についての説明は省略する。第1実施形態においては、上側アーム部54と下側アーム部55とは横断面の形状が上下方向で線対称となっていた。図6(b)に示す第2実施形態においては、上側アーム部54と下側アーム部55とは横断面の形状が上下方向で線対称ではなく、上側アーム部54の上側先端部57が下側アーム部55の下側先端部59よりも前方側に位置している。そのため、商品Pが押出し部材37の上面側に乗り上げることを更に抑制でき、商品取出口2dへの商品Pの搬送を良好に行うことができる。図6(c)に示す第3実施形態においては、第1実施形態のシャフトカバー部材50に対して、上側アーム部54と下側アーム部55との上下方向中間に中間アーム部63を設けている。
次に、他の実施形態における、押出し部材37における上側アーム部54の先端(上側先端部57)の形状について、図8(b)を用いて説明する。シャフトカバー部材50の先端(上側先端部57)は左右方向に亘って凹凸状の係止部64が形成されている。シャフトカバー部材50の上側先端部57に左右方向に亘って凹凸状の係止部64が形成されることで、商品Pが押出し部材37の上面側に乗り上げることを抑制でき、商品取出口2dへの商品Pの搬送を良好に行うことができる。尚、係止部64は、図8(c)に示すように、鋸の歯状のように先端が山形になる形状でも構わない。尚、図8(b)において、係止部64は、凹凸状が一定のピッチで形成されているが、これに限定されず、ピッチが一定でなくても構わない。また、凹凸状の凸部先端の高さは、それぞれが異なっていても構わない。凹凸状の凸部先端の高さが、それぞれ異なることにより、商品が袋物のような不定形のものを押す場合、有効となる。また、図8(c)における、係止部64が鋸の歯状の場合も同様に、鋸の歯状のピッチが一定でなくても構わない。また、鋸の歯状の先端の高さは、それぞれが異なっていても構わない。先端の高さが、それぞれ異なることにより、商品が袋物のような不定形のものを押す場合、有効となる。また、下側アーム部55の先端(下側先端部59)に、上側アーム部54の先端に形成された係止部64と同様に、係止部64が形成されていても構わない。
上記した実施形態では、上側アーム部54および下側アーム部55は、横断面において、後方側に向かって凸状となる円弧状に形成されていたが、円弧状に形成されている必要はなく、上側アーム部54および下側アーム部55は、横断面において、V状に形成される直線状であっても構わない。あるいは、上側アーム部54および下側アーム部55のどちらか一方を円弧状とし、他方を直線状にしても構わない。
上記した実施形態では、横断面において、上側アーム部54は上側基端部58から上側先端部57までの間に前方(商品取出口2d側)に向かうに従って上側に傾斜する上側傾斜部61を有し、下側アーム部55は下側基端部60から下側先端部59までの間に前方(商品取出口2d側)に向かうに従って下側に傾斜する下側傾斜部62を有していたが、必ずしも、上側傾斜部61および下側傾斜部62を有している必要はない。シャフトカバー本体52の上側に配置された上側アーム部54が、シャフトカバー本体52の前側でシャフトカバー本体52に接続され前側(商品取出口2d側)に向かって水平に伸びていてもよい。同様に、シャフトカバー本体52の下側に配置された下側アーム部55が、シャフトカバー本体52の前側でシャフトカバー本体52に接続され前側(商品取出口2d側)に向かって水平に伸びていてもよい。
上記した実施形態では、押出し部材37は2本のシャフト部材51を有していたが、シャフト部材51は2本である必要はなく、1本または3本以上であっても構わない。ただし、2本以上であることが望ましい。2本以上とすることにより、強度を向上させることができる。
上記した実施形態では、押出し部材37は、シャフトカバー部材50とシャフト部材51は別部材で構成されていたが、シャフトカバー部材50とシャフト部材51は別部材ではなく一体であっても構わない。
上記した実施形態では、2本のシャフト部材51の長手方向(左右方向)の寸法はシャフトカバー部材50の長手方向(左右方向)の寸法より長く設定され、2本のシャフト部材51が搬出ガイド板21の左右方向の一端側および他端側に配置された搬送用無端チェーン35の間に亘って配設されるが、必ずしも、2本のシャフト部材51が左右方向の一端側および他端側に配置された搬送用無端チェーン35の間に亘って配設される必要はない。例えば、左右方向の一端側および他端側に配置された搬送用無端チェーン35に使用される固定用連結ピン39それぞれに短いシャフト部材を固定し、左右それぞれの固定用連結ピン39に固定された短いシャフト部材にシャフトカバー部材50の左右両端を係止させるようにして、押出し部材37を搬送用無端チェーン35の間に亘って配設させてもよい。
上記した実施形態では、シャフト部材51は金属製の円環状としたが、必ずしも、金属製の円環状である必要はない。剛性を有していれば、例えば、カーボン製やセラミック製であっても構わない。また、円環状ではなく、円柱(中実)状や他の形状であっても構わない。
上記した実施形態では、商品搬出装置8が収納庫1aの内部に設置された状態で、搬出ガイド板21は水平となるように設置されるが、必ずしも水平である必要はない。例えば、搬出ガイド板21を商品取出口2dに向かうほど低くなる斜め状態に設置しても構わない。搬出ガイド板21を商品取出口2dに向かうほど低くなる斜め状態に設置することにより、商品Pが押出し部材37の上面側に乗り上げることを抑制できる。
上記した実施形態では、シャフトカバー部材50は樹脂製としたが、必ずしも樹脂製でなくても構わない。商品Pを押出し部材37が商品取出口2d側に向かって押し出す際に、上側アーム部54および下側アーム部55の先端部が商品Pへ当接することによって、上側アーム部54および下側アーム部55が変形できれば金属製であっても構わない。
上記した実施形態では、押出し部材37は、上側に配置され商品取出口2d側に向かって伸びる上側アーム部54と、下側に配置され商品取出口2d側に向かって伸びる下側アーム部55とを有しているが、押出し部材37は、少なくとも、上側に配置され商品取出口2d側に向かって伸びる上側アーム部54を有していればよい。これにより、商品Pが押出し部材37の上面側に乗り上げることを抑制でき、商品取出口2dへの商品Pの搬送を良好に行うことができる。
以上、本発明のいくつかの実施形態について述べたが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内においてさらに各種の変形および変更が可能であることを付言する。
1 本体
1a 収納庫
1b 機械室
1c 断熱壁
2 外扉
2a 商品サンプル室
2b 金銭処理部
2c 商品受部
2d 商品取出口
2d1 外側フラップ
2e 外気導入口
3 内扉
3a 商品搬出口
3a1 内側フラップ
S 商品サンプル
P 商品
4 圧縮機
5 庫外熱交換器
6 庫送風ファン
7 商品収納ラック
8 商品搬出装置
11 庫内熱交換器
12 庫内送風ファン
13 背面ダクト
20 シュータ本体
21 搬出ガイド板
21a 通気孔
22 側部シュータ
23 後部シュータ
24 前部シュータ
25 上面
30 搬送機構
31 駆動スプロケット
32 従動スプロケット
33 駆動軸
35 搬送用無端チェーン
36 ガイドスプロケット
37 押出し部材
38 連結ピン
39 固定用連結ピン
40 駆動装置
41 駆動モータ
42 モータ駆動スプロケット
43 モータ従動スプロケット
44 駆動用無端チェーン
50 シャフトカバー部材
51 シャフト部材
52 シャフトカバー本体
53 貫通孔
54 上側アーム部
55 下側アーム部
56 凸部
57 上側先端部
58 上側基端部
59 下側先端部
60 下側基端部
61 上側傾斜部
62 下側傾斜部
63 中間アーム部
64 係止部

Claims (10)

  1. 本体の前面に配置された商品取出口と、
    前記本体の内部に設けられた収納庫と、
    前記収納庫内に設置された商品収納ラックと、
    前記商品収納ラックの下方に配置され、前記商品収納ラックから払い出される商品を受止める搬出ガイド板と、前記搬出ガイド板の一端側から他端側に亘って配設され移動により前記搬出ガイド板の上面に払い出された商品を前記商品取出口側に向かって押し出す押出し部材と、を含む商品搬出装置と、
    を有し、
    前記押出し部材は、上側に配置され前記商品取出口側に向かって伸びる上側アーム部を有していることを特徴とする自動販売機。
  2. 前記押出し部材は、下側に配置され前記商品取出口側に向かって伸びる下側アーム部を有していることを特徴とする請求項1に記載の自動販売機。
  3. 前記上側アーム部は、前記商品取出口側に向かうに従って上側に傾斜する上側傾斜部を有し、
    前記下側アーム部は、前記商品取出口側に向かうに従って下側に傾斜する下側傾斜部を有する、ことを特徴とする請求項2に記載の自動販売機。
  4. 前記押出し部材の前記上側アーム部および/または前記下側アーム部の先端には、前記押出し部材が前記搬出ガイド板の一端側から他端側に亘って配設される方向に凹凸部が形成されていることを特徴とする請求項2または3に記載の自動販売機。
  5. 前記押出し部材が前記搬出ガイド板の一端側から他端側に亘って配設される方向に垂直な断面における前記押出し部材の断面形状は上下方向対称であることを特徴とする請求項2または3に記載の自動販売機。
  6. 前記押出し部材が前記搬出ガイド板の一端側から他端側に亘って配設される方向に垂直な断面における前記押出し部材の断面形状において、前記上側アーム部の基端から先端までの寸法は、前記下側アーム部の基端から先端までの寸法よりも長いことを特徴とする請求項2または3に記載の自動販売機。
  7. 前記上側アーム部および前記下側アーム部は樹脂で形成され、
    前記上側アーム部の先端側の樹脂は、前記上側アーム部の基端側の樹脂より柔らかく、
    前記下側アーム部の先端側の樹脂は、前記下側アーム部の基端側の樹脂より柔らかい、ことを特徴とする請求項2または3に記載の自動販売機。
  8. 前記商品搬出装置は、前記搬出ガイド板の一端側および他端側に配置されて周回する一組の無端回動体を有し、前記押出し部材は前記一組の無端回転体の間に亘って配設されて、前記搬出ガイド板の上面に沿いながら前記商品取出口側に向かって移動し、
    前記押出し部材は、前記上側アーム部および前記下側アーム部が一体形成されるシャフトカバー部材と前記シャフトカバー部材を貫通するシャフト部材を有し、前記シャフト部材の両端が前記一組の無端回転体に接続されていることを特徴とする請求項2または3に記載の自動販売機。
  9. 前記シャフト部材は複数本であり、前記複数本のシャフト部材は前記商品取出口側に向かう方向に並列して前記一組の無端回転体に接続されていることを特徴とする請求項8に記載の自動販売機。
  10. 前記シャフトカバー部材と前記シャフト部材は一体に形成されていることを特徴とする請求項8に記載の自動販売機。
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