JP2024062191A - 医用画像処理装置及びその制御方法、医用情報生成システム、プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】情報同士の関連付けの作業を効率的に行う。【解決手段】撮影装置と通信可能に接続される医用画像処理装置は、撮影装置により撮影して得た医用画像に関する画像情報と、画像情報に付された第1の付帯情報とを含む第1の検査データを取得し、第1の検査データに含まれる画像情報を処理し、処理により得た処理結果情報と、第1の付帯情報の少なくとも一部を含み且つ処理結果情報に付される第2の付帯情報とを含む第2の検査データを生成する。画像情報と処理結果情報とは、第1の付帯情報と第2の付帯情報とにより関連付けられている。【選択図】 図1
Description
本開示は、医用画像処理装置及びその制御方法、医用情報生成システム、プログラムに関する。
一般に、CT装置や放射線撮影装置等の医用画像撮影装置(モダリティ)で撮影された医用画像は、患者、モダリティ、検査日時、検査の種別などによりグルーピングされて、保存される。複数の医用画像を医用画像参照装置に表示させる際には、共通のグループに属する医用画像が並べて表示される。医用画像データの代表的な規格として知られているDICOMにより医用画像データが生成される場合、医用画像データをグルーピングするためのシリーズと呼ばれるグループ情報が用いられる。DICOMは、Digital Imaging and Communications in Medicineの略である。モダリティには、このようなグループ情報を生成して医用画像に関連付ける機能を備えたものが多く存在する。
医用画像参照装置は、グループ情報が付加された医用画像を参照する際に、グループ情報に基づいて複数の医用画像をグループごとに並べて表示する機能を備える。これにより、医用画像をより診断に適したグループに括って、医用画像参照装置に並べて表示させることができる。特許文献1では、このような表示を行うために、医用画像をグループごとに医用画像参照装置に表示させるためのグループ情報をユーザの労力を要することなく自動的に生成する技術が開示されている。また、別検査で得られた医用画像を用いた比較診断のために、検査の実施時または読影時に、別検査を参照するケースが存在する。特許文献2には、検査実施時に同様の過去検査の撮影情報を参照して検査計画を立案するために異なる検査の画像に関連付けを行う技術が開示されている。また、特許文献3には、PACS(Picture Archiving and Communication System)において異なる検査の画像に関連付けを行うことにより読影の効率を向上させる技術が開示されている。すなわち、従来技術としては、複数の検査に関連付けを行う場合、関連付けを行う医用画像がPACSなどの画像保管装置に保管された後に関連付けが行われること知られている。
ここで、例えば、複数の検査を実施した後に、保管された医用画像を確認し、関連付けを指示する必要が生じてしまうことがある。例えば、医用画像を処理した結果と、その処理に用いられた医用画像を関連付ける場合、医用画像と処理結果とを関連付けるための作業に手間がかかり、診断効率の低下をもたらす可能性がある。
そこで、本開示の技術の一つは、情報同士の関連付けの作業を効率的に行うことを目的とする。
本開示の一態様による医用画像処理装置は、以下の構成を備える。すなわち、
撮影装置と通信可能に接続される医用画像処理装置であって、
前記撮影装置により撮影して得た医用画像に関する画像情報と、前記画像情報に付された第1の付帯情報とを含む第1の検査データを取得する取得手段と、
前記第1の検査データに含まれる前記画像情報の処理を行う処理手段と、
前記処理により得た処理結果情報と、前記第1の付帯情報の少なくとも一部を含み且つ前記処理結果情報に付される第2の付帯情報とを含む第2の検査データを生成する生成手段と、を備え、
前記画像情報と前記処理結果情報とは、前記第1の付帯情報と前記第2の付帯情報とにより関連付けられている。
撮影装置と通信可能に接続される医用画像処理装置であって、
前記撮影装置により撮影して得た医用画像に関する画像情報と、前記画像情報に付された第1の付帯情報とを含む第1の検査データを取得する取得手段と、
前記第1の検査データに含まれる前記画像情報の処理を行う処理手段と、
前記処理により得た処理結果情報と、前記第1の付帯情報の少なくとも一部を含み且つ前記処理結果情報に付される第2の付帯情報とを含む第2の検査データを生成する生成手段と、を備え、
前記画像情報と前記処理結果情報とは、前記第1の付帯情報と前記第2の付帯情報とにより関連付けられている。
本開示の技術の一つによれば、情報同士の関連付けの作業を効率的に行うことができる。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
<医用情報生成システムの構成>
図1は、実施形態に係る医用情報生成システム1の概略構成例を示す図である。医用情報生成システム1は、医用画像撮影装置100、医用レポート生成装置110を含む。医用画像撮影装置100と医用レポート生成装置110とは、通信可能に接続されている。また、医用情報生成システム1には、RIS(Radiology Information System)120、PACS(Picture Archiving and Communication Systems)130、医用画像参照装置140がネットワーク150で接続されている。ネットワーク150は、例えば、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)等で構成される。ネットワーク150は、有線ネットワークでも無線ネットワークでもよい。
図1は、実施形態に係る医用情報生成システム1の概略構成例を示す図である。医用情報生成システム1は、医用画像撮影装置100、医用レポート生成装置110を含む。医用画像撮影装置100と医用レポート生成装置110とは、通信可能に接続されている。また、医用情報生成システム1には、RIS(Radiology Information System)120、PACS(Picture Archiving and Communication Systems)130、医用画像参照装置140がネットワーク150で接続されている。ネットワーク150は、例えば、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)等で構成される。ネットワーク150は、有線ネットワークでも無線ネットワークでもよい。
医用画像撮影装置100は、RIS120から検査オーダーを受け付け、医用画像の撮影を行う。制御部104は、検査オーダー、撮影された医用画像などを表示部101に表示し、操作者ユーザにGUI画面を提供する。操作部102は、表示部101により提供されるGUI画面への操作入力(検査オーダーの選択、撮影指示など)を受け付ける。撮影部103は、例えばFPD(Flat Panel Detector)のような放射線検出器を含む。撮影部103は、放射線検出器を用いた放射線撮影により得られた放射線画像を、医用画像として提供する。制御部104は、撮影部103で被検体を撮影して得られた医用画像(実体)と、当該医用画像に付帯する付帯情報とを含む検査データを生成し、検査保存部105に保存する。以下、制御部104(医用画像撮影装置100)により生成された検査データを第1の検査データと称する。第1の検査データのデータ構成については、図4の参照により後述する。検査保存部105に保存された第1の検査データは、ネットワーク150を介して、例えばPACS130および医用レポート生成装置110の双方に出力される。医師または読影医はPACS130に保存された検査情報や医用画像を、医用画像参照装置140を用いて参照し、必要な診断を実施する。なお、実施形態において、放射線という用語は、X線の他、例えば、α線、β線、γ線粒子線、宇宙線などを含み得る。
医用レポート生成装置110は、医用画像撮影装置100から得られる医用画像を処理することにより処理結果情報を得る医用画像処理装置の一例である。医用レポート生成装置110において、取得部113は、医用画像撮影装置100から提供される第1の検査データを取得する。解析部116は、第1の検査データに含まれている医用画像を解析し、その解析結果を示す解析結果画像を生成する。解析部116は、取得部113により取得された解析対象の医用画像などを表示部111に表示し、ユーザに解析処理のためのGUI画面を提供する。操作部112は、表示部111により提供されるGUI画面への操作入力(検査オーダーの選択、撮影指示など)を受け付ける。生成部117は、解析部116により得られる解析結果を表す画像(解析結果の実体)を含む解析結果情報を生成する。解析結果情報は処理結果情報の一例である。また、生成部117は、第1の検査データに含まれている付帯情報の少なくとも一部を流用して、解析結果情報に付帯する付帯情報を生成する。そして、生成部117は、解析結果情報と、生成された付帯情報とを含む第2の検査データを生成し、検査保存部115に保存する。すなわち、生成部117は、第1の検査データに含まれている第1の付帯情報の少なくとも一部を含み且つ解析結果情報に付される第2の付帯情報を生成する。これにより、画像情報と解析結果情報(処理結果情報)とは、第1の付帯情報と第2の付帯情報とに共通して含まれる第1の付帯情報の少なくとも一部により関連付けられることになる。検査保存部115に保存された第2の検査データは、ネットワーク150を介して例えばPACS130に出力され、保存される。
医師または読影医は、PACS130に保存された第1の検査データや第2の検査データから得られる医用画像や解析結果の画像を医用画像参照装置140に表示させて参照し、必要な診断を実施する。例えば、医用画像撮影装置100は放射線画像撮影装置、医用レポート生成装置110は骨密度測定装置として実現することができる。この場合、医用画像撮影装置100では患者の腰椎、大腿骨、あるいは前腕などの測定対象部位に対して放射線撮影を行い、医用画像としての放射線撮影画像を含む第1の検査データを生成する。医用画像撮影装置100で生成された検査データは、医用レポート生成装置110およびPACS130に出力される。医用レポート生成装置110は、医用画像撮影装置100から送信された検査データに含まれている医用画像を基に、骨密度計測を行い、その測定結果を含む第2の検査データ(骨密度レポート)を生成し、PACS130に出力する。
なお、本実施形態では、「第1の検査データ」として、X線などの放射線を用いて被検体を撮影することにより得られる放射線画像(医用画像)を適用した例について説明を行う。しかしながら、本開示はこれに限定されるものではなく、他の検査データを適用することも可能である。例えば、超音波画像等、放射線撮影以外の他のモダリティによって得られる医用画像を第1の検査データに適用可能である。また、「第2の検査データ」として、放射線画像(医用画像)を用いて骨密度計測データを生成する例について説明を行うが、本開示はこれに限定されるものではなく、他の画像処理(解析処理)およびそれにより得られる結果を適用することも可能である。また、解析結果として画像データが得られる例を示すが、これに限られるものではなく、例えば、解析結果情報は解析結果を表すテキストデータを含むものであってもよい。
<検査の流れ(医用画像撮影装置100)>
次に、図1に示す医用画像撮影装置100および医用レポート生成装置110による検査の流れについて図2、図3、図4を用いて説明する。
次に、図1に示す医用画像撮影装置100および医用レポート生成装置110による検査の流れについて図2、図3、図4を用いて説明する。
医用画像撮影装置100において、制御部104は、RIS120から検査オーダーを取得する。検査オーダーには、患者情報及び検査情報が含まれている。患者情報は、患者ID、患者名、生年月日などの情報を含み、検査情報は、検査ID、患者に対して実施する撮影の内容を示す撮影情報を含む。制御部104は、取得された検査オーダーに基づいて新規検査入力画面を表示部101に表示する。
図2は、表示部101に表示される新規検査入力画面200の一例を示す図である。図2に示す新規検査入力画面200には、患者情報入力領域210、患者情報確定ボタン220、依頼検査リスト表示領域230、患者情報表示領域240、撮影情報表示領域250、及び、検査開始ボタン270が設けられている。
依頼検査リスト表示領域230には、RIS120から受信された検査オーダーが並べられた依頼検査リストが表示される。操作者は、操作部102を介して依頼検査リスト表示領域230に表示された依頼検査リストの中からいずれか1つの検査を選択する。図2に例示されるように検査231(検査ID=O003)が選択されると、患者情報表示領域240には、当該選択された検査231の患者に対応する患者情報(患者ID、患者名、生年月日など)が表示される。また、撮影情報表示領域250には、当該選択された検査231の検査ID(O003)が表示され、その検査IDが表示された領域の直下の領域に、当該検査IDに対応する撮影情報が表示される。図2に示す例では、撮影情報に対応した撮影方法ボタンである腰椎正面_1ボタン251及び腰椎正面_2ボタン252が配置されている。操作者は、表示部101に表示された患者情報及び撮影情報を確認した後、検査開始ボタン270を押下する。医用画像撮影装置100は、検査開始ボタン270が押下されると、実施する検査を確定し、図3に示されるような撮影画面を表示部101に表示する。
図3は、表示部101に表示される撮影画面300の一例を示す図である。図3において、図2に示す構成と同様の構成については同じ符号を付している。撮影画面300は、撮影時に用いられる画面である。撮影画面300には、画像表示領域310、画像処理操作領域320、患者情報表示領域240、撮影情報表示領域250、検査終了ボタン350が設けられている。操作者が撮影方法ボタンである腰椎正面_1ボタン251と腰椎正面_2ボタン252のいずれかを選択することにより撮影方法が選択される。但し、撮影画面300の表示開始時では、撮影情報表示領域250内で最も上部に配置された撮影方法ボタンである腰椎正面_1ボタン251がデフォルトで選択状態になっている。医用画像撮影装置100(制御部104)は、選択された撮影方法ボタンに関連付けられた撮影方法に対応して設定された撮影条件に従って撮影部103による放射線撮影の準備を行う。
操作者は、選択された撮影方法を確認した後に、撮影のセッティング及び患者のポジショニングを行って一連の撮影準備を完了させ、撮影部103を用いて放射線撮影を行う。放射線撮影が完了すると、制御部104は、撮影部103の放射線検出装置から放射線画像(放射線画像信号)を取得するとともに、当該取得した放射線画像に対して所定の画像処理条件に基づいて画像処理を実施する。所定の画像処理条件は、例えば撮影方法に対応して予め規定されている。画像処理が終了すると、制御部104は、当該画像処理された放射線画像を画像表示領域310に表示させる。
操作者は、画像処理操作領域320に設けられたボタンを操作することにより、画像表示領域310に表示された放射線画像のコントラストなどを変更することができる。操作者は、上述した手順を繰り返して撮影情報表示領域250に示されている全撮影方法の撮影を実施する。全ての撮影が終了すると、操作者は、検査終了ボタン350を押下する。検査終了ボタン350の押下により、一連の検査が終了し、医用画像撮影装置100は、再度、図2に示す新規検査入力画面200を表示部101に表示する。このとき、制御部104は、写損として扱われなかった放射線画像(医用画像)の画像情報と付帯情報とを含む検査データ(第1の検査データ)を生成し、PACS130などの外部の記憶装置と医用レポート生成装置110とに出力する。例えば、腰椎正面_1ボタン251と腰椎正面_2ボタン252により、骨身密度測定のための、互いに異なる管電圧で撮影された腰椎部の2つの放射線画像を含む第1の検査データが生成され、出力される。
図4は医用画像撮影装置100が生成する第1の検査データのデータ構造の例を示す図である。第1の検査データにおいて、医用画像(実体)とこれを識別するための画像IDなどの識別情報を含む画像情報は、例えば階層的な分類の情報を含む関連情報とともに記録されている。関連情報は、付帯情報の一例である。なお、画像情報は、医用画像の実体を含むものとするが、これに限られるものではなく、識別IDにより画像情報と医用画像の実体とが紐づいた構成であってもよい。本例では、画像情報を分類するための階層構造は、図4に示されるように4つの階層を有している。一番上の階層である第4の階層のノードは患者情報410である。第4の階層の下の第3の階層のノードは検査情報420、第3の階層の下の第2の階層のノードはシリーズ情報430であり、画像情報440は第1の階層のノードに相当する。図4に示されるように、患者情報410は、患者ID、患者名、生年月日などの検査対象の患者を特定する情報を含む。検査情報420は、患者情報410に1つ以上格納され、検査ID、検査日時などの検査を特定する情報、および、検査に関する注釈等を記載する検査記述等を含む。シリーズ情報430は、検査情報420に1つ以上格納され、シリーズIDおよび収集日時などのシリーズを特定する情報、検査を行った装置の種別(モダリティ)を含む装置情報、検査対象部位を示す部位、などの情報を含む。画像情報440は、シリーズ情報430に1つ以上格納され、画像IDや収集日時などの画像を特定する情報、サイズなどの画像再生に必要な情報、画像の実体である画像データを含む。なお、図4に示されるデータ構成は、DICOM規格(Digital Imaging and Communications in Medicine)に準じている。すなわち、患者情報、検査情報、シリーズ情報、画像情報はそれぞれ、DICOM規格における患者(patient)レベルの患者情報、スタディレベルのスタディ情報、シリーズレベルのシリーズ情報、インスタンスレベルの画像情報に対応する。
<検査の流れ(医用レポート生成装置110)>
次に、医用画像撮影装置100が出力する第1の検査データを解析し、その解析結果を含む第2の検査データを生成し、出力する医用レポート生成装置110の処理について、図5~図11を参照して説明する。上述したように、第1の検査データに含まれている関連情報は、医用画像を特定する画像情報をノードとする第1の階層を含む複数の階層により画像情報が属する分類を表している。医用レポート生成装置110は、第1の検査データの関連情報における複数の階層の分類のうち、所定の階層までの上位階層の分類の情報を流用して、解析結果情報のための関連情報を生成する。
次に、医用画像撮影装置100が出力する第1の検査データを解析し、その解析結果を含む第2の検査データを生成し、出力する医用レポート生成装置110の処理について、図5~図11を参照して説明する。上述したように、第1の検査データに含まれている関連情報は、医用画像を特定する画像情報をノードとする第1の階層を含む複数の階層により画像情報が属する分類を表している。医用レポート生成装置110は、第1の検査データの関連情報における複数の階層の分類のうち、所定の階層までの上位階層の分類の情報を流用して、解析結果情報のための関連情報を生成する。
図5は医用レポート生成装置110が生成する第2の検査データにおける、解析結果の関連付け方法を設定する画面の一例を示す図である。医用レポート生成装置110は、第1の検査データに含まれる関連情報の少なくとも一部を流用して解析結果の関連情報を生成することにより、解析に使用した第1の検査データと解析結果を関連付ける。設定画面500は、関連付けの単位を選択するための関連付け選択部520、確定ボタン530、キャンセルボタン540を含む。確定ボタン530が押下されると、以下に説明する関連付け選択部520で選択された関連付けの単位を示す情報(関連付け設定情報)が設定保存部114に保存され、設定画面500が閉じる。キャンセルボタン540が押下されると、関連付け選択部520で選択されている関連付けの単位を示す情報は破棄され、設定画面500が閉じる。この場合、設定保存部114に保存されている関連付け設定情報は更新されない。
関連付け選択部520では、生成された解析結果情報を、医用画像撮影装置100から入力された第1の検査データに含まれている関連情報のどの階層(図4に示される複数の階層のうちのいずれか一つ)に関連付けるかを選択できる。例えば、関連付け選択部520において「患者に関連付け」が選択されている場合、医用レポート生成装置110は、第1の検査データの関連情報に含まれている患者情報を流用して第2の検査データのための関連情報を生成する。この処理は図8の参照により詳述される。「画像に関連付け」が選択されている場合、医用レポート生成装置110は、第2の検査データに含まれる解析結果情報に、第1の検査データに含まれている画像情報(若しくは、解析に用いた医用画像)への参照情報を付与する。参照情報としては、例えば、SOP Instanse UIDなどの画像IDを用いることができる。なお、「画像に関連付け」が選択されている場合、第2の検査データのための関連情報は、「患者情報に関連付け」の場合と同様に、第1の検査データの関連情報に含まれている患者情報を流用して生成される。この処理は図9の参照により詳述される。
関連付け選択部520において「シリーズに関連付け」が選択されている場合、医用レポート生成装置110は、第1の検査データの検査情報とシリーズ情報とを流用して関連情報を生成し、生成した関連情報と解析結果情報を含む第2の検査データを生成する。なお、本実施形態では、シリーズ情報に含まれている装置情報を更新するか否かをユーザが選択できる。シリーズ情報に含まれている装置情報とは、例えば、医用画像の撮影を行った装置のモダリティを表す。「装置情報を更新する」のチェックボックス521にチェックが入っている場合、第2の検査データの関連情報において、シリーズ情報に含まれている装置情報が医用レポート生成装置110の装置情報に更新される。チェックボックス521にチェックが入っていない場合は、装置情報の更新は行われない。この処理は図10の参照により詳述される。関連付け選択部520において「検査に関連付け」が選択されている場合、医用レポート生成装置110は、第1の検査データの検査情報を流用する。この場合、医用レポート生成装置110は、新たなシリーズ情報を生成し、追加することにより関連情報を生成し、生成された関連情報と解析結果情報と含む第2の検査データを生成する。この処理は図11の参照により詳述される。
図6は、本実施形態の医用レポート生成装置110が表示部111に表示する解析画面の一例を示す図である。図6において、解析画面620は、医用レポート生成装置110による医用レポート生成のための解析時に用いられる画面である。解析画面620は、画像表示領域631、解析処理操作領域633及び、レポート生成ボタン634を含む。
医用レポート生成装置110の解析部116は、解析画面620を表示部111に表示する。そして、解析部116は、医用画像撮影装置100から取得部113により取得された第1の検査データに含まれている解析対象の医用画像を、解析画面620の画像表示領域631に表示する。操作者は、画像表示領域631に表示された医用画像に対して、解析に必要な操作を解析処理操作領域633から選択して実施する。たとえば医用レポート生成装置110が骨密度の診断のためにDXA法(Dual X-ray Absorptiometry)により骨塩情報の医用レポートを生成する場合を仮定する。この場合、操作者は、解析処理操作領域633から、椎体領域を指定するROI設定、各椎骨の領域を指定するセグメンテーション設定、各椎骨の境目を指定する椎間設定などを選択し、画像表示領域631に画像処理オブジェクト632を配置する。医用レポート生成に必要な画像操作が完了すると、操作者はレポート生成ボタン634を押下する。レポート生成ボタン634の押下に応じて、解析部116は、解析処理操作領域633による設定と画像処理オブジェクト632とに基づいて医用画像を解析し、その解析結果を含む医用レポートを生成する。本実施形態では、医用レポートとして解析結果を表す画像(解析結果画像)が生成されるものとする。一連の解析処理が終了し解析結果画像が得られると、生成部117は、解析結果画像に対して、設定画面500で設定された関連付けの単位に応じた関連情報を生成、付与することにより、第2の検査データを生成する。生成された第2の検査データは、PACS130などの記憶装置に出力される。なお、解析の過程で生成される画像(例えば、骨密度測定のための骨画像)や、解析のために画像上に設定されるオブジェクト(例えば、画像処理オブジェクト632)を解析結果情報として含めるようにしてもよい。例えば、解析結果を表す画像を含む解析結果情報に加えて、図6の画像表示領域631に表示されているような画像を含む解析結果情報が生成されてもよい。
図7は、実施形態に係る医用レポート生成装置110による検査データの生成処理の一例を示すフローチャートである。S701において、取得部113は、解析対象の医用画像を含む第1の検査データを医用画像撮影装置100から取得する。取得された第1の検査データは、検査保存部115に保存される。S702において、解析部116は、解析画面620を表示し、その画像表示領域631に第1の検査データに含まれている医用画像を表示する。S703において、解析部116は、上述した解析処理を実行し、医用レポートを生成する。上述したように、本例では、解析結果画像を含む医用レポートが生成される。
S704以降において、生成部117は、解析結果画像の画像情報に関連情報を付与して、第2の検査データを生成する。具体的には、生成部117は、設定保存部114に保存された関連付けの単位の情報に従って関連情報を生成し、生成された関連情報と解析結果画像の画像情報とを用いて検査データ(第2の検査データ)を生成する。
まず、S704において、生成部117は、設定保存部114に保存されている関連付けの単位を示す関連付け設定情報を取得する。次に、S705において、生成部117は、取得した関連付け設定情報により表される検査データの関連付け設定に従って、関連付け方法を選択する。S706において、生成部117は、検査データの関連付け設定に応じて、関連情報を生成し、解析結果情報と関連情報とに基づいて第2の検査データを生成する(S800、S900、S1000、S1100)。S707において、生成部117は、生成された第2の検査データをPACS130等の外部の保存装置へ出力する。こうして、医用レポート生成装置110で生成された解析結果画像を含む検査データ(第2の検査データ)は、PACS130に保管される。
<関連付け設定が「患者情報に関連付け」の場合>
次に、S706による処理を説明する。まず、関連付け設定情報が、「患者情報に関連付け」を示す場合の処理(S800)の詳細を、図8(a)(b)を参照して説明する。図8(a)は、関連付け設定が「患者情報に関連付け」である場合の、生成部117による検査データの生成処理を示すフローチャートである。また、図8(b)は、関連付け設定が「患者情報に関連付け」である場合に生成される第2の検査データの構成例を表す図である。
次に、S706による処理を説明する。まず、関連付け設定情報が、「患者情報に関連付け」を示す場合の処理(S800)の詳細を、図8(a)(b)を参照して説明する。図8(a)は、関連付け設定が「患者情報に関連付け」である場合の、生成部117による検査データの生成処理を示すフローチャートである。また、図8(b)は、関連付け設定が「患者情報に関連付け」である場合に生成される第2の検査データの構成例を表す図である。
S801において、生成部117は、解析対象の医用画像(第1の検査データ)の関連情報から患者情報を複製する。S802において、生成部117は、解析結果情報に関連付けるための検査情報、シリーズ情報を新規に生成する。なお、S802で生成される検査情報およびシリーズ情報には、医用画像撮影装置100から入力された検査情報およびシリーズ情報と異なる検査IDおよびシリーズIDが付与される。これにより、S802で生成される検査情報およびシリーズ情報は、第1の検査データの検査情報およびシリーズ情報とは別の検査情報およびシリーズ情報として扱われる。また、シリーズ情報に含まれている装置情報には、医用レポート生成装置110のモダリティを表す情報が用いられる。例えば、図8(b)に示されるように、S801で得られた患者情報821にS802で生成された検査情報822が関連付けられ、検査情報822にS802で生成されたシリーズ情報823が関連付けられる。S803において、生成部117は、解析結果情報としての画像情報824を生成し、シリーズ情報823に関連付ける。S804において、全ての解析結果画像について処理を終えたか否かが判定され、全ての解析結果画像について処理を終えていないと判定された場合(S804でNO)、処理はS803へ戻る。他方、全ての解析結果画像について処理を終えていると判定された場合(S804でYES)、生成部117は本処理を終了し、生成部117は、S802、S803で生成された患者情報、検査情報、シリーズ情報、画像情報が第2の検査データとして出力する。図8(b)の例では、解析結果画像に、患者情報821、検査情報822、シリーズ情報823、画像情報824が関連情報として生成され、第2の検査データとして出力される。以上の処理によれば、PACS130において、第2の検査データは、第1の検査データの患者情報と関連付けられた新たな検査データとして追加される。このような第2の検査データは、第1の検査データとは異なる検査として扱われるが、解析対象の医用画像と解析結果画像とは患者情報により関連付けられることになる。
<関連付け設定が「画像に関連付け」の場合>
次に、関連付け設定として「画像に関連付け」が設定されている場合の生成部117の処理について説明する。図9(a)は、関連付け設定が「画像に関連付け」である場合の、生成部117による検査データの生成処理を示すフローチャートである。また、図9(b)は、関連付け設定が「画像に関連付け」である場合に生成される第2の検査データの構成例を表す図である。S705で、関連付け設定情報が「画像に関連付け」を示す場合の処理(S900)の詳細を、図9(a)(b)を参照して説明する。「画像に関連付け」が選択されると、生成部117は、解析結果画像に、医用画像撮影装置100で生成され、解析に使用された医用画像を識別する画像IDを付与することで関連付けを行う。
次に、関連付け設定として「画像に関連付け」が設定されている場合の生成部117の処理について説明する。図9(a)は、関連付け設定が「画像に関連付け」である場合の、生成部117による検査データの生成処理を示すフローチャートである。また、図9(b)は、関連付け設定が「画像に関連付け」である場合に生成される第2の検査データの構成例を表す図である。S705で、関連付け設定情報が「画像に関連付け」を示す場合の処理(S900)の詳細を、図9(a)(b)を参照して説明する。「画像に関連付け」が選択されると、生成部117は、解析結果画像に、医用画像撮影装置100で生成され、解析に使用された医用画像を識別する画像IDを付与することで関連付けを行う。
S901において、生成部117は、解析対象の医用画像(第1の検査データ)の関連情報から、患者情報を複製する。次に、S902において、生成部117は、検査情報およびシリーズ情報を新規に生成する。S902の処理はS802と同様の処理であり、図9(b)に示されるように、S901で取得された患者情報921にS902で生成された検査情報922が関連付けられ、検査情報922にS902で生成されたシリーズ情報923が関連付けられる。生成部117により生成される検査情報922およびシリーズ情報923には、第1の検査データの検査情報およびシリーズ情報とは異なるIDが付与され、別の検査情報およびシリーズ情報として扱われる。次に、S903において、生成部117は、解析部116の解析対象となった医用画像の画像情報から、画像IDを抽出する。そして、S904において、生成部117は、医用レポート生成装置110で生成した解析結果画像の画像情報924に、S903で抽出された画像IDを関連画像ID925として付与する。こうして、解析対象の医用画像を識別するための識別情報が解析結果の画像情報に付与されることになる。S904において、生成部117は、画像情報924と、S901およびS902により生成された関連情報(患者情報921、検査情報922、シリーズ情報923)とを用いて第2の検査データを生成する。解析部116により生成されたすべての解析結果画像の画像情報に対して上記処理が行われると(S906でYES)、本処理は終了する。
以上の処理によれば、生成部117により生成される第2の検査データは、医用画像撮影装置100で生成された患者情報と同一の患者情報を有し、解析部116により生成された解析結果画像を有する。このような第2の検査データがPACS130に格納され、医用画像参照装置140により表示される場合、第2の検査データに含まれる画像情報は、医用画像撮影装置100から出力された第1の検査データとは異なる検査として扱われる。しかしながら、医用レポート生成装置110からの第2の検査データに含まれている画像情報には、解析対象の医用画像への参照を可能とする関連画像IDが付与されている。そのため、解析対象となった撮影画像を容易に検索することができる。
<関連付け設定が「シリーズに関連付け」の場合>
次に、関連付け設定として「シリーズに関連付け」が設定されている場合の生成部117の処理について説明する。図10(a)は、関連付け設定が「画像に関連付け」である場合の、生成部117による検査データの生成処理を示すフローチャートである。また、図10(b)は、関連付け設定が「シリーズに関連付け」である場合に生成される第2の検査データの構成例を表す図である。S705で関連付け方法として「シリーズに関連付け」が選択された場合の処理(S1000)の詳細を、図10(a)(b)を参照して説明する。「シリーズに関連付け」が選択されると、生成部117は、解析結果画像の画像情報のための関連情報を生成する際に、第1の検査データのシリーズ情報を流用する。
次に、関連付け設定として「シリーズに関連付け」が設定されている場合の生成部117の処理について説明する。図10(a)は、関連付け設定が「画像に関連付け」である場合の、生成部117による検査データの生成処理を示すフローチャートである。また、図10(b)は、関連付け設定が「シリーズに関連付け」である場合に生成される第2の検査データの構成例を表す図である。S705で関連付け方法として「シリーズに関連付け」が選択された場合の処理(S1000)の詳細を、図10(a)(b)を参照して説明する。「シリーズに関連付け」が選択されると、生成部117は、解析結果画像の画像情報のための関連情報を生成する際に、第1の検査データのシリーズ情報を流用する。
まず、S1001において、生成部117は、解析対象の医用画像(第1の検査データ)の関連情報から、患者情報と検査情報とシリーズ情報とを複製する。これにより、第2の検査データの患者情報1021、検査情報1022、シリーズ情報1023が生成される。次に、S1002において、生成部117は、S1001で生成したシリーズ情報1023に含まれている装置情報(モダリティ)を更新するかどうかを判定する。装置情報を更新するかどうかは、関連付け設定情報の参照により判定される。上述のように、検査データ関連付け設定画面500でチェックボックス521にチェックが入れられた場合に、装置情報を更新する旨が関連付け設定情報に記録される。装置情報を更新すると判定された場合(S1002でYES)、S1003において、生成部117は、S1001で生成したシリーズ情報1023の装置情報を、医用レポート生成装置110の装置情報で更新する。これにより、シリーズ情報1023を識別するシリーズIDなどは医用画像撮影装置100で生成された第1の検査データのシリーズ情報と同一でありながら、装置情報は医用レポート生成装置110として扱うことが可能となる。
次に、S1004において、生成部117は、医用レポート生成装置110で生成した解析結果画像の画像情報1024を、S1001乃至S1003で生成したシリーズ情報に関連付ける(格納する)。これにより、医用画像撮影装置100で生成されたシリーズ情報と同一のシリーズIDを有するシリーズ情報1023に医用レポート生成装置110で生成された解析結果画像の画像情報1024を格納した第2の検査データ1020が生成される。医用レポート生成装置110は、第2の検査データ1020をPACS130に出力し、格納する。PACS130に格納された第2の検査データ1020は医用画像参照装置140から読み出される。医用画像参照装置140において、第2の検査データ1020に含まれる画像情報は、医用画像撮影装置100から出力された第1の検査データと同じシリーズに属する画像情報として扱われる。このため、解析結果情報と医用画像とを容易に比較参照することが可能になる。なお、上述した「画像に関連付け」の場合と同様に、解析に使用された医用画像を識別する画像IDを画像情報1024に付与してもよい。このようにすれば、シリーズIDによる医用画像の抽出と画像IDによる医用画像の抽出を適宜利用することが可能となり、使い勝手が向上する。
<関連付け設定が「検査に関連付け」の場合>
次に、関連付け設定として「検査に関連付け」が設定されている場合の生成部117の処理について説明する。図11(a)は、関連付け設定が「検査に関連付け」である場合の、生成部117による検査データの生成処理を示すフローチャートである。また、図11(b)は、関連付け設定が「シリーズに関連付け」である場合に生成される第2の検査データの構成例を表す図である。S705で関連付け方法として「検査に関連付け」が選択された場合の処理(S1100)の詳細を、11(a)(b)を参照して説明する。「検査に関連付け」が選択されると、生成部117は、解析結果画像の画像情報を関連付ける検査情報を、医用画像撮影装置100で生成された第1の検査データから流用して生成する。これにより、医用レポート生成装置110により生成される第2の検査データは、解析対象の医用画像の関連情報と同一の検査IDを有することになる。
次に、関連付け設定として「検査に関連付け」が設定されている場合の生成部117の処理について説明する。図11(a)は、関連付け設定が「検査に関連付け」である場合の、生成部117による検査データの生成処理を示すフローチャートである。また、図11(b)は、関連付け設定が「シリーズに関連付け」である場合に生成される第2の検査データの構成例を表す図である。S705で関連付け方法として「検査に関連付け」が選択された場合の処理(S1100)の詳細を、11(a)(b)を参照して説明する。「検査に関連付け」が選択されると、生成部117は、解析結果画像の画像情報を関連付ける検査情報を、医用画像撮影装置100で生成された第1の検査データから流用して生成する。これにより、医用レポート生成装置110により生成される第2の検査データは、解析対象の医用画像の関連情報と同一の検査IDを有することになる。
まず、S1101において、生成部117は、解析対象の医用画像(第1の検査データ)の関連情報から、患者情報1121と検査情報1122とを複製する。次に、S1102において、生成部117は、シリーズ情報1124を新規に生成する。これにより、シリーズ情報1124は、医用画像撮影装置100から入力された検査情報に格納されているシリーズ情報1123とは異なるシリーズIDが付与され、シリーズ情報1123とシリーズ情報1124とは別のシリーズ情報として扱われる。次に、S1103において、生成部117は、解析結果画像の画像情報1125を、S1102で生成されたシリーズ情報1124に関連付ける(格納する)。S1104において、解析部116により生成された全ての解析結果画像に対して上記処理を終えたと判定されると(S1104でYES)、本処理は終了する。一方、未処理の解析結果画像があると判定されると(S1104でNO)、処理はS1103に戻り、未処理の解析結果画像の画像情報をシリーズ情報1124に関連付ける。
こうして、解析部116が生成したすべての解析結果画像の画像情報がシリーズ情報1124に関連付けられる。これにより、医用画像撮影装置100で生成された第1の検査データと同一の患者情報および検査情報を有する関連情報と、解析結果情報とを含む第2の検査データ1120が生成され、PACS130に格納される。医用画像参照装置140から第2の検査データ1120が読み出されると、解析結果画像の画像情報は、医用画像撮影装置100から出力された第1の検査データと同一の検査として扱われる。そのため、医用画像撮影装置100の第1の検査データ内の医用画像と医用レポート生成装置110の第2の検査データ内の解析結果画像を同じ検査として扱うことが可能となる。このため、解析結果情報と医用画像とを容易に比較参照することが可能になる。なお、上述した「画像に関連付け」の場合と同様に、解析に使用された医用画像を識別する画像IDを画像情報1125に付与してもよい。このようにすれば、シリーズIDによる医用画像の抽出と画像IDによる医用画像の抽出を適宜利用することが可能となり、使い勝手が向上する。
以上説明したように、医用レポート生成装置110は、設定保存部114に保存された関連付け設定情報に応じて、第1の検査データの少なくとも関連情報の一部を流用して第2の検査データの関連情報を生成する。かかる構成によれば、例えば関連付け機構を有さないような画像保管装置へ第2の検査データが保存される場合であっても、第1の検査データの医用画像との適切な関連付けが行われ、医用画像参照装置での容易な比較参照が可能となる。また、図5の関連付け設定により、ユーザの用途に適した関連付けを行うことが可能である。さらに、医用画像参照装置140は、第1の検査データと第2の検査データとのうちの一方の検査データが選択されることに応じて、第1の付帯情報と第2の付帯情報とに共通して含まれる情報に基づいて他方の検査データを記憶装置から取得する。これにより、PACS130等の記憶装置に保存された画像を医用画像参照装置140で参照する場合に、ユーザ(閲覧者)が関連画像の関連付け処理を行うことなく、関連画像の比較、参照が可能となり、読影の効率が向上する。例えば、第1の検査データと第2の検査データはPACS130に記憶され、医用画像参照装置140により参照される。医用画像参照装置140は、第1の検査データと第2の検査データとのうちの一方の検査データが選択されると、それぞれの付帯情報に共通して含まれる情報により関連付けられている他方の検査データをPACS130から容易に取得することができる。
なお、上述した実施形態では、検査データ関連付け設定は、設定保存部114に保存される形態を例示したが、本開示はこの形態に限定されるものではない。例えば、PACS130等の記憶装置が検査データ関連付け設定を保持して、ネットワーク150を介して医用レポート生成装置110が検査データ関連付け設定を取得するようにしてもよい。その形態の場合、PACS130は、検査データ関連付け設定の設定および保存する機能を有する。また、医用レポートとして解析結果画像を例示したが、これに限られるものではない。例えば、テキスト情報であってもよい。また、解析結果画像として、例えば、図6の画像処理オブジェクト632が配置された画像を含めてもよい。この場合、画像処理オブジェクト632と医用画像を別々のレイヤーの画像としてもよい。また、図8~図11では、第2の検査データに含まれる画像情報として、1つの画像情報を示したが、複数の画像情報が存在してもよいし、画像情報とテキスト情報が混在してもよい。また、医用レポート生成装置110がRIS120から検査オーダーを受信して検査を実施する場合、患者情報は第1の検査データから流用されなくてもよく、例えば、検査オーダーに含まれている患者情報を用いて医用レポート生成装置110が生成するようにしてもよい。
本開示は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本明細書の開示は、以下の医用画像処理装置およびその制御方法、医用情報生成システム、プログラムを含む。
(項目1)
撮影装置と通信可能に接続される医用画像処理装置であって、
前記撮影装置により撮影して得た医用画像に関する画像情報と、前記画像情報に付された第1の付帯情報とを含む第1の検査データを取得する取得手段と、
前記第1の検査データに含まれる前記画像情報の処理を行う処理手段と、
前記処理により得た処理結果情報と、前記第1の付帯情報の少なくとも一部を含み且つ前記処理結果情報に付される第2の付帯情報とを含む第2の検査データを生成する生成手段と、を備え、
前記画像情報と前記処理結果情報とは、前記第1の付帯情報と前記第2の付帯情報とに共通して含まれる前記第1の付帯情報の少なくとも一部により関連付けられている、医用画像処理装置。
(項目2)
前記第1の付帯情報は、前記画像情報をノードとする第1の階層を含む複数の階層により前記画像情報が属する分類を表し、
前記生成手段は、前記第1の付帯情報における前記複数の階層の分類のうち、所定の階層までの上位階層の分類の情報を、前記第1の付帯情報の少なくとも一部として含むように前記第2の付帯情報を生成する、項目1に記載の医用画像処理装置。
(項目3)
前記所定の階層をユーザに選択させる選択手段をさらに備える、項目2に記載の医用画像処理装置。
(項目4)
前記複数の階層は、前記第1の階層と、前記第1の階層の上の第2の階層と、前記第2の階層の上の第3の階層と、を含み、
前記生成手段は、前記所定の階層が前記第2の階層である場合に、前記第1の付帯情報の前記第2の階層までの分類の情報に前記第1の階層のノードとして前記処理結果情報を追加することにより前記第2の付帯情報を生成する、項目2または3に記載の医用画像処理装置。
(項目5)
前記第2の階層の分類の情報は、前記医用画像を撮影したモダリティの情報を含み、
前記生成手段は、前記第2の付帯情報において、前記モダリティの情報を前記医用画像処理装置のモダリティを表す情報に更新する、項目4に記載の医用画像処理装置。
(項目6)
前記モダリティの情報の前記更新を行うか否かをユーザに設定させる設定手段をさらに備える、項目5に記載の医用画像処理装置。
(項目7)
前記複数の階層は、前記第1の階層と、前記第1の階層の上の第2の階層と、前記第2の階層の上の第3の階層と、を含み、
前記生成手段は、前記所定の階層が前記第3の階層である場合に、前記第1の付帯情報の前記第3の階層までの分類の情報に、第2の階層の分類の情報を追加し、前記第1の階層のノードとして前記処理結果情報を追加することにより前記第2の付帯情報を生成する、項目2または3に記載の医用画像処理装置。
(項目8)
前記処理結果情報に、前記処理手段により処理に用いられた前記画像情報を特定するための識別情報を含ませる、項目4乃至7のいずれか1項に記載の医用画像処理装置。
(項目9)
前記第2の階層および前記第3の階層の分類を表す情報は、それぞれDICOM規格(Digital Imaging and Communications in Medicine)により規定されるシリーズ情報およびスタディ情報である、項目4乃至8のいずれか1項に記載の医用画像処理装置。
(項目10)
前記第2の検査データを外部へ出力する出力手段を備える、項目1乃至9のいずれか1項に記載の医用画像処理装置。
(項目11)
前記処理手段は、前記第1の付帯情報において同じ分類に属している複数の画像情報を用いて処理を行う、項目1乃至10のいずれか1項に記載の医用画像処理装置。
(項目12)
前記処理手段は、前記処理結果情報として骨密度の測定結果を示す画像を生成する、項目1乃至11のいずれか1項に記載の医用画像処理装置。
(項目13)
前記処理結果情報は、前記処理の結果を表す画像データ、または、前記処理の結果を表すテキストデータを含む、項目1乃至12のいずれか1項に記載の医用画像処理装置。
(項目14)
項目1乃至13のいずれか1項に記載された医用画像処理装置と、
前記医用画像を撮影して前記第1の検査データを生成する医用画像撮影装置と、を備える、医用情報生成システム。
(項目15)
前記第1の検査データと前記第2の検査データを記憶する記憶装置と、
前記記憶装置に記憶された検査データを参照する参照装置と、をさらに備え、
前記参照装置は、前記第1の検査データと前記第2の検査データとのうちの一方の検査データが選択されることに応じて、前記第1の付帯情報と前記第2の付帯情報とに共通して含まれる情報に基づいて、他方の検査データを前記記憶装置から取得する、項目14に記載の医用情報生成システム。
(項目16)
撮影装置と通信可能に接続される医用画像処理装置の制御方法であって、
前記撮影装置により撮影して得た医用画像に関する画像情報と、前記画像情報に付された第1の付帯情報とを含む第1の検査データを取得する取得工程と、
前記第1の検査データに含まれる前記画像情報の処理を行う処理工程と、
前記処理により得た処理結果情報と、前記第1の付帯情報の少なくとも一部を含み且つ前記処理結果情報に付される第2の付帯情報とを含む第2の検査データを生成する生成工程と、を備え、
前記画像情報と前記処理結果情報とは、前記第1の付帯情報と前記第2の付帯情報とに共通して含まれる前記第1の付帯情報の少なくとも一部により関連付けられている、医用画像処理装置の制御方法。
(項目17)
コンピュータを、項目1乃至13のいずれか1項に記載された医用画像処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
(項目1)
撮影装置と通信可能に接続される医用画像処理装置であって、
前記撮影装置により撮影して得た医用画像に関する画像情報と、前記画像情報に付された第1の付帯情報とを含む第1の検査データを取得する取得手段と、
前記第1の検査データに含まれる前記画像情報の処理を行う処理手段と、
前記処理により得た処理結果情報と、前記第1の付帯情報の少なくとも一部を含み且つ前記処理結果情報に付される第2の付帯情報とを含む第2の検査データを生成する生成手段と、を備え、
前記画像情報と前記処理結果情報とは、前記第1の付帯情報と前記第2の付帯情報とに共通して含まれる前記第1の付帯情報の少なくとも一部により関連付けられている、医用画像処理装置。
(項目2)
前記第1の付帯情報は、前記画像情報をノードとする第1の階層を含む複数の階層により前記画像情報が属する分類を表し、
前記生成手段は、前記第1の付帯情報における前記複数の階層の分類のうち、所定の階層までの上位階層の分類の情報を、前記第1の付帯情報の少なくとも一部として含むように前記第2の付帯情報を生成する、項目1に記載の医用画像処理装置。
(項目3)
前記所定の階層をユーザに選択させる選択手段をさらに備える、項目2に記載の医用画像処理装置。
(項目4)
前記複数の階層は、前記第1の階層と、前記第1の階層の上の第2の階層と、前記第2の階層の上の第3の階層と、を含み、
前記生成手段は、前記所定の階層が前記第2の階層である場合に、前記第1の付帯情報の前記第2の階層までの分類の情報に前記第1の階層のノードとして前記処理結果情報を追加することにより前記第2の付帯情報を生成する、項目2または3に記載の医用画像処理装置。
(項目5)
前記第2の階層の分類の情報は、前記医用画像を撮影したモダリティの情報を含み、
前記生成手段は、前記第2の付帯情報において、前記モダリティの情報を前記医用画像処理装置のモダリティを表す情報に更新する、項目4に記載の医用画像処理装置。
(項目6)
前記モダリティの情報の前記更新を行うか否かをユーザに設定させる設定手段をさらに備える、項目5に記載の医用画像処理装置。
(項目7)
前記複数の階層は、前記第1の階層と、前記第1の階層の上の第2の階層と、前記第2の階層の上の第3の階層と、を含み、
前記生成手段は、前記所定の階層が前記第3の階層である場合に、前記第1の付帯情報の前記第3の階層までの分類の情報に、第2の階層の分類の情報を追加し、前記第1の階層のノードとして前記処理結果情報を追加することにより前記第2の付帯情報を生成する、項目2または3に記載の医用画像処理装置。
(項目8)
前記処理結果情報に、前記処理手段により処理に用いられた前記画像情報を特定するための識別情報を含ませる、項目4乃至7のいずれか1項に記載の医用画像処理装置。
(項目9)
前記第2の階層および前記第3の階層の分類を表す情報は、それぞれDICOM規格(Digital Imaging and Communications in Medicine)により規定されるシリーズ情報およびスタディ情報である、項目4乃至8のいずれか1項に記載の医用画像処理装置。
(項目10)
前記第2の検査データを外部へ出力する出力手段を備える、項目1乃至9のいずれか1項に記載の医用画像処理装置。
(項目11)
前記処理手段は、前記第1の付帯情報において同じ分類に属している複数の画像情報を用いて処理を行う、項目1乃至10のいずれか1項に記載の医用画像処理装置。
(項目12)
前記処理手段は、前記処理結果情報として骨密度の測定結果を示す画像を生成する、項目1乃至11のいずれか1項に記載の医用画像処理装置。
(項目13)
前記処理結果情報は、前記処理の結果を表す画像データ、または、前記処理の結果を表すテキストデータを含む、項目1乃至12のいずれか1項に記載の医用画像処理装置。
(項目14)
項目1乃至13のいずれか1項に記載された医用画像処理装置と、
前記医用画像を撮影して前記第1の検査データを生成する医用画像撮影装置と、を備える、医用情報生成システム。
(項目15)
前記第1の検査データと前記第2の検査データを記憶する記憶装置と、
前記記憶装置に記憶された検査データを参照する参照装置と、をさらに備え、
前記参照装置は、前記第1の検査データと前記第2の検査データとのうちの一方の検査データが選択されることに応じて、前記第1の付帯情報と前記第2の付帯情報とに共通して含まれる情報に基づいて、他方の検査データを前記記憶装置から取得する、項目14に記載の医用情報生成システム。
(項目16)
撮影装置と通信可能に接続される医用画像処理装置の制御方法であって、
前記撮影装置により撮影して得た医用画像に関する画像情報と、前記画像情報に付された第1の付帯情報とを含む第1の検査データを取得する取得工程と、
前記第1の検査データに含まれる前記画像情報の処理を行う処理工程と、
前記処理により得た処理結果情報と、前記第1の付帯情報の少なくとも一部を含み且つ前記処理結果情報に付される第2の付帯情報とを含む第2の検査データを生成する生成工程と、を備え、
前記画像情報と前記処理結果情報とは、前記第1の付帯情報と前記第2の付帯情報とに共通して含まれる前記第1の付帯情報の少なくとも一部により関連付けられている、医用画像処理装置の制御方法。
(項目17)
コンピュータを、項目1乃至13のいずれか1項に記載された医用画像処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
本開示は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。
1:医用情報生成システム、100:医用画像撮影装置、101:表示部、102:操作部、103:撮影部、104制御部、105:検査保存部、110:医用レポート生成装置、111:表示部、112:操作部、113:取得部、114:設定保存部、115:検査保存部、116:解析部、117:生成部
Claims (17)
- 撮影装置と通信可能に接続される医用画像処理装置であって、
前記撮影装置により撮影して得た医用画像に関する画像情報と、前記画像情報に付された第1の付帯情報とを含む第1の検査データを取得する取得手段と、
前記第1の検査データに含まれる前記画像情報の処理を行う処理手段と、
前記処理により得た処理結果情報と、前記第1の付帯情報の少なくとも一部を含み且つ前記処理結果情報に付される第2の付帯情報とを含む第2の検査データを生成する生成手段と、を備え、
前記画像情報と前記処理結果情報とは、前記第1の付帯情報と前記第2の付帯情報とに共通して含まれる前記第1の付帯情報の少なくとも一部により関連付けられている、医用画像処理装置。 - 前記第1の付帯情報は、前記画像情報をノードとする第1の階層を含む複数の階層により前記画像情報が属する分類を表し、
前記生成手段は、前記第1の付帯情報における前記複数の階層の分類のうち、所定の階層までの上位階層の分類の情報を、前記第1の付帯情報の少なくとも一部として含むように前記第2の付帯情報を生成する、請求項1に記載の医用画像処理装置。 - 前記所定の階層をユーザに選択させる選択手段をさらに備える、請求項2に記載の医用画像処理装置。
- 前記複数の階層は、前記第1の階層と、前記第1の階層の上の第2の階層と、前記第2の階層の上の第3の階層と、を含み、
前記生成手段は、前記所定の階層が前記第2の階層である場合に、前記第1の付帯情報の前記第2の階層までの分類の情報に前記第1の階層のノードとして前記処理結果情報を追加することにより前記第2の付帯情報を生成する、請求項2に記載の医用画像処理装置。 - 前記第2の階層の分類の情報は、前記医用画像を撮影したモダリティの情報を含み、
前記生成手段は、前記第2の付帯情報において、前記モダリティの情報を前記医用画像処理装置のモダリティを表す情報に更新する、請求項4に記載の医用画像処理装置。 - 前記モダリティの情報の前記更新を行うか否かをユーザに設定させる設定手段をさらに備える、請求項5に記載の医用画像処理装置。
- 前記複数の階層は、前記第1の階層と、前記第1の階層の上の第2の階層と、前記第2の階層の上の第3の階層と、を含み、
前記生成手段は、前記所定の階層が前記第3の階層である場合に、前記第1の付帯情報の前記第3の階層までの分類の情報に、第2の階層の分類の情報を追加し、前記第1の階層のノードとして前記処理結果情報を追加することにより前記第2の付帯情報を生成する、請求項2に記載の医用画像処理装置。 - 前記処理結果情報に、前記処理手段により処理に用いられた前記画像情報を特定するための識別情報を含ませる、請求項4に記載の医用画像処理装置。
- 前記第2の階層および前記第3の階層の分類を表す情報は、それぞれDICOM規格(Digital Imaging and Communications in Medicine)により規定されるシリーズ情報およびスタディ情報である、請求項4に記載の医用画像処理装置。
- 前記第2の検査データを外部へ出力する出力手段を備える、請求項1に記載の医用画像処理装置。
- 前記処理手段は、前記第1の付帯情報において同じ分類に属している複数の画像情報を用いて処理を行う、請求項1に記載の医用画像処理装置。
- 前記処理手段は、前記処理結果情報として骨密度の測定結果を示す画像を生成する、請求項1に記載の医用画像処理装置。
- 前記処理結果情報は、前記処理の結果を表す画像データ、または、前記処理の結果を表すテキストデータを含む、請求項1に記載の医用画像処理装置。
- 請求項1乃至13のいずれか1項に記載された医用画像処理装置と、
前記医用画像を撮影して前記第1の検査データを生成する医用画像撮影装置と、を備える、医用情報生成システム。 - 前記第1の検査データと前記第2の検査データを記憶する記憶装置と、
前記記憶装置に記憶された検査データを参照する参照装置と、をさらに備え、
前記参照装置は、前記第1の検査データと前記第2の検査データとのうちの一方の検査データが選択されることに応じて、前記第1の付帯情報と前記第2の付帯情報とに共通して含まれる情報に基づいて、他方の検査データを前記記憶装置から取得する、請求項14に記載の医用情報生成システム。 - 撮影装置と通信可能に接続される医用画像処理装置の制御方法であって、
前記撮影装置により撮影して得た医用画像に関する画像情報と、前記画像情報に付された第1の付帯情報とを含む第1の検査データを取得する取得工程と、
前記第1の検査データに含まれる前記画像情報の処理を行う処理工程と、
前記処理により得た処理結果情報と、前記第1の付帯情報の少なくとも一部を含み且つ前記処理結果情報に付される第2の付帯情報とを含む第2の検査データを生成する生成工程と、を備え、
前記画像情報と前記処理結果情報とは、前記第1の付帯情報と前記第2の付帯情報とに共通して含まれる前記第1の付帯情報の少なくとも一部により関連付けられている、医用画像処理装置の制御方法。 - コンピュータを、請求項1乃至13のいずれか1項に記載された医用画像処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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JP2022170032A JP2024062191A (ja) | 2022-10-24 | 2022-10-24 | 医用画像処理装置及びその制御方法、医用情報生成システム、プログラム |
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JP2022170032A JP2024062191A (ja) | 2022-10-24 | 2022-10-24 | 医用画像処理装置及びその制御方法、医用情報生成システム、プログラム |
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JP2022170032A Pending JP2024062191A (ja) | 2022-10-24 | 2022-10-24 | 医用画像処理装置及びその制御方法、医用情報生成システム、プログラム |
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- 2022-10-24 JP JP2022170032A patent/JP2024062191A/ja active Pending
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