JP2009022566A - 医用画像システム - Google Patents

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Abstract

【課題】記憶媒体に記憶された医用画像と同一条件で、容易に撮影を可能とする。
【解決手段】電子カルテ端末はメディアに記憶された医用画像を読み出し(ステップS1)、読み出された医用画像の付帯情報から撮影条件等を抽出する(ステップS4)。そして、抽出した撮影条件等を用いてオーダ情報を生成し、モダリティに送信する(ステップS5)。モダリティはオーダ情報に従って撮影条件等を設定し(ステップS6)、設定された内容で撮影を行う(ステップS7)。
【選択図】図4

Description

本発明は、医用画像システムに関する。
医用画像システムでは、撮影前にオペレータがモダリティにおいて撮影条件等を手入力している。撮影条件等は医師により撮影する患者の情報や撮影条件等が記載された指示書を元に入力する。システム化が進んだ病院等では、HIS(Hospital Information System)やRIS(Radiology Information System)等において撮影対象の患者やその撮影条件等を指示するオーダ情報を生成し、モダリティ(撮影装置)に配信することが行われている。この場合もHISやRISにおいてオーダ情報を生成する際に撮影条件等をオペレータが入力操作しなければならない。
このオペレータによる入力操作を容易にするため、患者が携帯するICカードや磁気カードに記憶されている患者情報等を読み取って利用することが行われている(例えば、特許文献1参照)。
特許第3791579号
一方、CD−R等の可搬型の記憶媒体に撮影された医用画像等を記憶させ、患者に提供することも行われている。患者が転院先等においてCD−Rを提供することで、今まで受けた診察結果を転院先でも活用することが可能となる。
転院先ではCD−Rに記憶された過去の診察における医用画像を医師が読影するが、経過観察を行うため、その過去の医用画像と同一条件で撮影を行いたいという場合がある。医用画像にはヘッダ領域に患者の情報やその医用画像を撮影した際の撮影条件等の情報が書き込まれていることが一般的であるので、この情報を確認すれば撮影条件の情報等は把握することができる。
しかしながら、この撮影条件をモダリティに設定するため、指示書を作成したり、オーダ情報生成のために入力を行わなければならない点は変わらない。そのため、医師が医用画像の付帯情報を確認して指示書を作成し、さらにモダリティやRIS等にオペレータが入力操作しなければならず、医師やオペレータの負担が大きい。特に、撮影条件が複雑な場合、例えばCT(Computed Tomography)撮影等の場合には撮影枚数が多く、また撮影条件もスライス厚(断層画像を得る間隔)、撮影の開始位置、終了位置等、詳細な設定が必要であるため、入力操作の負担が大きいとともに入力ミスも考えられる。
画像サーバに登録済みの医用画像がある場合、モダリティ側でこの医用画像から撮影条件等の情報を取得して同一条件で撮影を行うことは行われているが、上記のようにCD−Rに記憶された医用画像は画像サーバに未登録のものであるため、撮影条件の取得ができない。
本発明の課題は、記憶媒体に記憶された医用画像と同一条件で、容易に撮影を可能とすることである。
請求項1に記載の発明によれば、
少なくとも撮影装置を含む医用画像システムにおいて、
可搬型の記憶媒体に記憶された医用画像を読み出す読出手段と、
前記読み出された医用画像の付帯情報から撮影条件の情報を抽出し、当該撮影条件の情報を用いて撮影のオーダ情報を生成する制御手段と、を備え、
前記撮影装置は、前記生成された撮影のオーダ情報に従って撮影を行い、医用画像を生成する医用画像システムが提供される。
請求項2の記載によれば、
少なくとも撮影装置を含む医用画像システムにおいて、
前記撮影装置は、
撮影により医用画像を生成する撮影手段と、
可搬型の記憶媒体に記憶された医用画像を読み出す読出手段と、
前記読み出された医用画像の付帯情報から撮影条件の情報を抽出し、当該撮影条件により撮影を行うよう前記撮影手段を制御する制御手段と、
を備える医用画像システムが提供される。
請求項3の記載によれば、
前記制御手段は、前記読み出された医用画像の付帯情報から医用画像の生成条件の情報を抽出し、当該生成条件により医用画像の生成を行うよう前記撮影手段を制御する請求項1又は2に記載の医用画像システムが提供される。
請求項1に記載の発明によれば、記憶媒体に記憶されていた医用画像と同一の撮影条件により撮影された医用画像を得ることができる。また、オーダ情報を生成するにあたって、オペレータや医師が撮影条件を入力する負担を軽減することができるとともに、入力ミスを防ぐこともでき、容易かつ正確な撮影が可能となる。
請求項2に記載の発明によれば、記憶媒体に記憶されていた医用画像と同一の撮影条件により撮影された医用画像を得ることができる。撮影装置において記憶媒体から撮影条件の読み出しを行うので、オーダ情報を用いず、直接撮影装置に撮影条件を入力するようなシステム構成においても、オペレータや医師が撮影条件を入力する負担を軽減することができるとともに、入力ミスを防ぐこともでき、容易かつ正確な撮影が可能となる。
請求項3に記載の発明によれば、記憶媒体に記憶されていた医用画像と同一の生成条件により生成された医用画像を得ることができる。また、生成条件についても入力負担を軽減し、入力ミスを防いで、容易かつ正確な医用画像の生成を行うことができる。
〈第1実施形態〉
まず、構成を説明する。
図1に、本実施形態における医用画像システム1のシステム構成を示す。
医用画像システム1は、病院Aにおいて構築されているシステムであり、画像サーバ10、電子カルテ端末20、RIS30、モダリティ40を備えて構成されている。画像サーバ10、電子カルテ端末20、RIS30、モダリティ40は図示しないネットワークを介して相互に接続されている。
一方、医用画像システム2は病院Bにおいて構築されているシステムである。システム構成は医用画像システム1と同様であるが、図1では便宜上画像サーバ10のみ示している。
医用画像システム1は、電子カルテ端末20において撮影のオーダ情報を生成し、これをRIS30を介してモダリティ40に配信することで、モダリティ40がオーダ情報に従った撮影を行うというものである。モダリティ40の撮影により生成された医用画像は、画像サーバ10により保存され、管理されることとなる。
病院A及び病院B間はネットワーク接続されていないため、各医用画像システム1、2はそれぞれが管理している医用画像を、ネットワークを介して交換することができない。このような状況下でも、メディアMを用いて医用画像の提供を行うことが可能である。メディアMは可搬型の記憶媒体であり、CD−R、小型メモリ等が適用可能である。医用画像システム2のモダリティ40で撮影された医用画像は、医用画像システム2の画像サーバ10に保存されるので、画像サーバ10にてメディアMに医用画像を書き込む。患者が病院Bから病院Aに転院する際には、患者がメディアMを病院Bに持ち込めば、病院Aの電子カルテ端末20においてメディアMに記憶された医用画像を表示できるので、病院Aの医師は過去撮影された医用画像を読影することが可能となる。
以下、図1の医用画像システム1の構成について詳細に説明する。
画像サーバ10は、大容量のメモリを備え、モダリティ40により生成された医用画像をデータベース化した後、メモリに保存、管理する。
また、画像サーバ10は、メディアドライブ等を備えてメディアMへの医用画像の書込処理を行う。一方で、外部からメディアMが持ち込まれた場合にはメディアMに記憶された医用画像を読み出す処理を行う。読み出した医用画像は、上記のようにデータベース化した後、メモリに保存、管理する。なお、メディアMには医用画像の他、読影レポートや処方箋情報等の他の医療情報を書き込むことも可能である。
電子カルテ端末20は、医師が診察する際に用いる端末であり、電子カルテを生成する処理を行う。また、電子カルテ端末20はオーダ情報の生成を行う。オーダ情報は、撮影対象の患者を特定する患者情報の他、撮影条件、医用画像の生成条件等、撮影の内容を指定する情報を含む。
図2に、電子カルテ端末20の機能的構成を示す。
図2に示すように、電子カルテ端末20は、制御部21、操作部22、表示部23、通信部24、記憶部25、メディアドライブ26を備えて構成されている。
制御部21は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)等から構成され、記憶部25に記憶されているプログラムとの協働により、各種演算を行い、各部の動作を集中制御する。
例えば、制御部21は記憶部25から電子カルテ作成用のプログラムを読み出し、このプログラムとの協働により、電子カルテ作成のための操作画面の表示制御、電子カルテの情報生成等の処理を行う。
また、制御部21はオーダ情報生成用のプログラムとの協働により、オーダ情報生成用の操作画面の表示制御、オーダ情報の生成、配信等の処理を行う。
操作部22は、キーボード、マウス等を備え、これらの操作入力に応じた操作信号を生成して制御部21に出力する。
表示部23は、ディスプレイを備え、制御部21の表示制御に従って、各種操作画面や医用画像等をディスプレイ上に表示する。
通信部24は、通信用のインターフェイスを備え、ネットワーク上の画像サーバ10、RIS30等と通信を行う。
記憶部25は、ハードディスク等の大容量のメモリから構成され、プログラム、プログラムの実行に必要なパラメータのデータ等を記憶する。
また、記憶部25は、医用画像、電子カルテ等を記憶する。
メディアドライブ26は、メディアMに記憶された医用画像等のデータを読み出す処理を行う。また、制御部21の制御に従ってデータの書込処理を行う。
メディアMへの書込は、PDI(Portable Data for Imaging)規格に従って行う。PDIはIHE(Integrating the Healthcare Enterprise)又はIHE−J(IHE-Japan)によるガイドラインにおいて定められているものである。IHE、IHE−JはDICOM規格の他、HL7と呼ばれる医療機器の相互接続のために決められた規格を、臨床現場のワークフローに即して用いるために定められたガイドラインである。PDIはこのIHE、IHE−Jのうち、医用画像を可搬型の記憶媒体に保存して利用する場合のデータ運用に関して定めたガイドラインである。
PDI規格に従って医用画像を書き込むことにより、読み出す側においてもPDI規格に従う限り、書き込まれた医用画像の認識が可能となる。
RIS30は、放射線部門内の情報を管理する放射線部門システムである。RIS30は、電子カルテ端末20からオーダ情報を受けると、これをモダリティ40で採用されているDICOM規格に従ったデータ形式に変換してモダリティ40に送信する。
モダリティ40は、撮影を行って医用画像を生成する撮影装置である。モダリティ40としては、CR(Computed Radiography)装置、CT装置、MRI(Magnetic Resonance Imaging)装置等が挙げられる。モダリティ40は、DICOM規格に従って、電子カルテ端末20から送信されたオーダ情報に含まれる患者情報、医用画像の生成に関する情報、撮影条件等の情報を医用画像のヘッダ領域に書き込む等して、付帯させる。この付帯情報を参照することにより医用画像を個別に識別することが可能となる。
図3に、モダリティ40の機能的構成を示す。
モダリティ40は、図3に示すように撮影操作を行うためのコンソール41と撮影動作を行う撮影系42とから構成されている。
なお、図3ではコンソール41と撮影系42とが別体構成された例を示したが、モダリティ40の種類によっては一体に構成される場合もある。また、モダリティ40の種類によって詳細な構成は異なるが、基本的構成は図3に示す通りである。
コンソール41は、制御部411、操作部412、表示部413、通信部414、記憶部415、メディアドライブ416を備えて構成されている。
制御部411は、CPU等から構成され、撮影制御のプログラムとの協働によりコンソール41の各部の集中制御を行う。なお、制御部411は撮影制御部421と接続されており、撮影制御部421と撮影制御に係る制御信号等のやりとりを行う。
操作部412はキーボード等を備えて操作に応じた操作信号を生成して制御部411に出力する。この操作部412を介して撮影条件の入力操作等が可能である。
表示部413はディスプレイを備え、制御部411の制御に従って操作画面等を表示する。
通信部414は通信用のインターフェイスを備え、ネットワーク上の外部装置、例えばRIS30、画像サーバ10等と通信を行う。
記憶部415は、制御用のプログラム等を記憶する。
メディアドライブ416は、上述した電子カルテ端末20に設けられるメディアドライブ26と機能は同一であるのでここでは説明を省略する。
撮影系42は撮影制御部421、操作部422、撮影部423を備えて構成されている。
撮影制御部421は、制御部411から送信される制御信号に従って、撮影部423の撮影動作、画像生成部424の画像生成動作を制御する。
操作部422は、撮影開始を指示する指示ボタン等を備え、その操作に応じた操作信号を生成して撮影制御部421に出力する。
撮影部423は撮影動作を行い、医用画像を生成する。例えば、CR装置であれば撮影部423は、X線源、X線を吸収する蛍光体層を有する撮影パネル、読取部等を備えて構成される。撮影時には、X線源から照射され、被写体(患者)を透過したX線を撮影パネルにより吸収させる。これによりX線画像が記録される。その後、読取部が上記撮影パネルに励起光を照射すると、撮影パネルが吸収したX線エネルギーにより発光が起こるので、当該発光を読取部が光電変換することにより撮影パネルに記録されたX線画像を読み取る。
次に、医用画像システム1の動作について説明する。
図4は、他の病院Bにおいて作成されたメディアMが、患者によって病院Aに持ち込まれた際に、電子カルテ端末20とモダリティ40において行われる処理の流れを示す図である。メディアMには、病院Bの医用画像システム2で撮影された医用画像が記憶されている。
以下、医師や患者らのワークフローとともに処理の流れを説明する。
病院Aでは医師が患者の診察を行う。この際、医師は患者が持ち込んだメディアMを電子カルテ端末20のメディアドライブ26に挿入し、メディアM内のデータ読み出しの指示操作を行う。
電子カルテ端末20では、読み出しの指示に応じてメディアドライブ26がメディアM内に記憶されているデータの読出処理を行う(ステップS1)。制御部21は、この読み出されたデータの中から医用画像のデータを検索する。PDI規格ではメディアMのデータ構造も規格化されており、医用画像を格納するフォルダが決められているので、制御部21はこのフォルダ内のデータの有無を検索すればよい。医用画像のデータが検索されれば、制御部21は当該医用画像を表示部23上に表示させる(ステップS2)。この表示により医師は、メディアM内に記憶されていた医用画像の読影が可能となる。
このとき、制御部21は医用画像の表示画面上に、当該医用画像と同一の撮影条件でオーダ情報を生成することを指示するアイコンを設ける。或いは、デスクトップ上に当該アイコンを常時表示させておくこととしてもよい。
表示された過去の医用画像と現在の医用画像を比較する必要性があると医師が診断した場合等は、比較読影のため両画像を同一の撮影条件とすることを望むと考えられる。このような場合には、上記アイコンを操作すればよい。
アイコンの操作がない場合(ステップS3;N)、後述するステップS10の処理に移行する。
一方、医師によってアイコンが操作され、表示した医用画像と同一の撮影条件でオーダ情報を生成する指示操作がなされた場合(ステップS3;Y)、制御部21は表示している医用画像のヘッダ領域から患者情報、撮影条件等の付帯情報を抽出する(ステップS4)。
図5に、付帯情報の例を示す。
図5に示すように、医用画像には大きく分けて患者情報、検査情報、シリーズ情報、画像生成に関する情報、撮影条件の情報が付帯されているので、そのうちの全部又は撮影に最低限必要な一部を抽出する。
患者情報は、患者の名前、患者ID等、患者を特定する情報を含む。検査情報は、検査日付、検査ID、検査を依頼した医師名等、検査を特定する情報や検査の依頼に関する情報を含む。シリーズ情報は、各シリーズを区別するシリーズ番号、そのシリーズの検査部位等、シリーズに関する情報を含む。CT等の場合は同一検査でもその検査部位(例えば、左側の腹部から胸部、右側の腹部から胸部等)によって撮影単位(シリーズ)を分ける場合があり、このシリーズ毎に固有の情報をシリーズ情報とするものである。画像生成に関する情報は、画像を生成する日付、時刻、画素あたりのサンプル数、画素アスペクト比等の生成条件に関する情報を含む。撮影条件の情報は、モダリティ10の種類によって異なるが、MRI装置であれば反復時間、エコー時間、磁場強度等、CR装置であればX線管電流、爆射量等の情報を含む。
制御部21は、抽出した撮影条件や医用画像の生成条件等の情報を用いてオーダ情報を生成する。具体的には、予め患者情報、撮影条件等の必要項目が準備されたオーダ情報のフォーマットに、抽出した情報を入力する。そして、制御部21は生成したオーダ情報を、通信部24からRIS30を介してモダリティ40に送信させる(ステップS5)。
このとき、医師は画像サーバ10においてメディアM内の医用画像を読み込ませる。画像サーバ10はメディアMから医用画像を読み出し、保存する。保存の際には、医用画像の付帯情報に基づき、医用画像のデータベース化を行う。これにより、病院Bで撮影された医用画像を患者の過去の医用画像として管理することができる。
モダリティ40はオーダ情報を受信すると、制御部411がオーダ情報を表示部413に表示させ、オペレータにより確認の操作がなされると、オーダ情報に含まれる撮影条件、医用画像の生成条件の情報を読み出して撮影部423における設定を行うよう制御情報を撮影制御部421に出力する。撮影部423では、撮影制御部421の制御に従って、指定された撮影条件、生成条件により撮影動作、医用画像の生成動作の設定を行う(ステップS6)。
次いで、オペレータが操作部422を介して(或いは操作部412を介して)撮影開始の指示操作を行うと、撮影部423は設定した撮影条件の内容で患者の撮影を行い、設定した生成条件の内容で医用画像を生成する(ステップS7)。その後、制御部411は電子カルテ端末20から受信したオーダ情報に基づいて、生成された医用画像に付帯情報を付帯させると、当該医用画像を通信部414を介して画像サーバ10に送信させる(ステップS8)。
画像サーバ10では、医用画像をその付帯情報に基づいてデータベース化し、保存する。
一方、電子カルテ端末20では、過去と現在の医用画像を比較読影するため、画像サーバ10から患者に対応する医用画像を取得する。具体的には画像サーバ10からは保存している医用画像のリストが提供されるので、制御部21はこのリストから医師によって選択操作された患者の医用画像の要求情報を通信部24を介して画像サーバ10に送信させる。画像サーバ10から要求に応じた医用画像を受信すると、制御部21はこれを表示部23上に表示させる(ステップS9)。
表示された過去の医用画像は病院Bで撮影されたものであり、現在の医用画像はその過去の医用画像に付帯されていた撮影条件、医用画像の生成条件を用いて病院Aで撮影を行ったものである。よって、両画像の撮影条件、医用画像の生成条件は同一である。比較読影に際して撮影条件、医用画像の生成条件を同一とすることにより、条件の違いによる画質の差をなくすことができるので、医師は正確な診断が可能となる。
次いで、制御部21は電子カルテの作成画面を表示部23上に表示させ、操作部22を介しての入力操作に応じて電子カルテを生成し、記憶部25に記憶させる(ステップS10)。
以上のように、第1実施形態によれば、電子カルテ端末20においてメディアMから読み出した医用画像を表示する。そして、オーダ情報の生成が指示されると、この医用画像の付帯情報から撮影条件等の情報を抽出し、抽出した情報を用いてオーダ情報を生成する。モダリティ40はこのオーダ情報に従って撮影、医用画像の生成を行う。これにより、メディアMに記憶されていた医用画像と同一の撮影条件で撮影を行い、同一の生成条件で医用画像を生成することができる。また、オーダ情報を生成するにあたって、オペレータや医師が撮影条件や医用画像の生成条件を入力する負担を軽減することができるとともに、入力ミスを防ぐことができ、容易かつ正確な撮影が可能となる。
なお、規模が小さい医療機関ではRIS30が設置されず、電子カルテ端末20とモダリティ40が直接接続されているものもある。このような構成の場合には、RIS30を介さずに直接的に電子カルテ端末20で生成したオーダ情報をモダリティ40に送信すればよい。
さらに、上述した実施形態では電子カルテ端末20、RIS30、モダリティ40を含む構成において、電子カルテ端末20がオーダ情報を生成する場合を例に挙げたが、RIS30がオーダ情報を生成する構成もある。このような構成の場合、図6に示すようにRIS30においてメディアM内の医用画像を読み出して、当該医用画像に付帯されている撮影条件等を抽出すればよい。すなわち、上記実施形態で説明した電子カルテ端末20の機能をRIS30が実現する。
〈第2実施形態〉
規模が比較的小さい医療機関では、医用画像システムの規模も小さいため、オーダ情報を用いて撮影を行う構成となっていない場合もある。
第2実施形態では、医用画像システムでオーダ情報を用いずに撮影を行う場合について説明する。
図7は、第2実施形態に係る医用画像システム1sを示す図である。
医用画像システム1sは、画像サーバ10、電子カルテ端末20、モダリティ40を備えて構成されている。なお、画像サーバ10、電子カルテ端末20、モダリティ40の機能については第1実施形態と同様でありその動作が異なるのみであるので、同一構成には同一の符号を付している。
図8は、他の病院Bにおいて作成されたメディアMが、患者によって病院Aに持ち込まれた際に、電子カルテ端末20とモダリティ40における処理の流れを示す図である。メディアMには、病院Bの医用画像システム2で撮影された医用画像が記憶されている。
以下、医師や患者らのワークフローとともに処理の流れを説明する。
病院Aでは医師が患者の診察を行う。この際、医師は患者が持ち込んだメディアMを電子カルテ端末20のメディアドライブ26に挿入し、メディアM内のデータ読み出しの指示操作を行う。
電子カルテ端末20では、読み出しの指示に応じてメディアドライブ26がメディアM内に記憶されているデータの読出処理を行う(ステップS11)。制御部21は、この読み出されたデータの中から医用画像のデータを検索する。PDI規格ではメディアMのデータ構造も規格化されており、医用画像を格納するファイルが決められているので、制御部21はこのファイル内のデータの有無を検索すればよい。医用画像が検索されれば、制御部21は当該医用画像を表示部23上に表示させる(ステップS12)。この表示により、医師はメディアMに記憶されている医用画像の読影が可能となる。
表示された過去の医用画像と現在の医用画像を比較する必要性があると医師が診断した場合等は、比較読影のため両画像を同一の撮影条件及び/又は医用画像の生成条件とすることを望むと考えられる。この場合には、医師はメディアMに記憶されている医用画像と同一の撮影条件等で撮影を行うよう、指示書を作成する。すなわち、第2実施形態ではオーダ情報は生成しない。指示書は、例えばメディアMのどのフォルダ内のどの医用画像の撮影条件、医用画像の生成条件を用いる等、撮影条件等を用いる医用画像を特定できる内容を記載しておく。他、撮影を依頼した医師名等の必要事項を記載する点は従来の指示書と同じである。
医師はこの指示書をメディアMとともにモダリティ40のオペレータに渡す。
モダリティ40では、制御部411が撮影条件、医用画像の生成条件の設定画面を表示部413に表示させる。制御部411はこの設定画面においてメディアM内の医用画像から撮影条件等を抽出することを指示するためのアイコンを表示させる。医師から指示書とメディアMを渡されたオペレータは、操作部412を介して上記アイコンを操作し、メディアMをモダリティ40のメディアドライブ416に挿入する。
モダリティ40の制御部411は、アイコンの操作に応じてメディアM内のデータの読み出しをメディアドライブ416に行わせ、医用画像のデータを検索する。そして、検索された医用画像のリストを表示させる。オペレータはこのリストから指示書によって指定された医用画像を選択操作する。制御部411は、選択操作された医用画像のヘッダ領域から患者情報、撮影条件等の付帯情報を抽出する(ステップS13)。付帯情報の内容については、第1実施形態で説明した内容と同一である。よって、ここでは詳細な説明を省略する。
制御部411は、抽出した情報を表示部413に表示させ、オペレータにより確認の操作がなされると、撮影部423における設定を行うよう制御情報を撮影制御部421に出力する。撮影部423では、撮影制御部421の制御に従って、指定された撮影条件、生成条件により撮影動作、医用画像の生成動作の設定を行う(ステップS14)。
次いで、オペレータが操作部422を介して(或いは操作部412を介して)撮影開始の指示操作を行うと、撮影部423は設定した撮影条件の内容で患者の撮影を行い、設定した生成条件の内容で医用画像を生成する(ステップS15)。その後、制御部411はメディアM内の医用画像から抽出した情報に基づいて、生成された医用画像に付帯情報を付帯させると、当該医用画像を通信部414を介して画像サーバ10に送信させる(ステップS16)。
画像サーバ10では、医用画像をその付帯情報に基づいてデータベース化し、保存する。
一方、電子カルテ端末20では、過去と現在の医用画像を比較読影するため、画像サーバ10から患者に対応する医用画像を取得する。具体的には画像サーバ10からは保存している医用画像のリストが提供されるので、制御部21はこのリストから医師によって選択操作された患者の医用画像の要求情報を通信部24を介して画像サーバ10に送信させる。画像サーバ10から要求に応じた医用画像を受信すると、制御部21はこれを表示部23上に表示させる(ステップS17)。
次いで、制御部21は電子カルテの作成画面を表示部23上に表示させ、操作部22を介しての入力操作に応じて電子カルテを生成し、記憶部25に記憶させる(ステップS18)。
以上のように、第2実施形態によれば、メディアMに記憶された医用画像と同一の撮影条件で撮影を行う際、モダリティ40においてメディアMの医用画像を読み出し、この医用画像に付帯された撮影条件、医用画像の生成条件の情報を抽出する。そして、抽出した撮影条件によって撮影を行い、抽出した生成条件によって医用画像の生成を行う。これにより、メディアMに記憶されていた医用画像と同一の撮影条件、生成条件の医用画像を得ることができる。また、オペレータや医師が、モダリティ40において撮影条件、医用画像の生成条件を入力する負担を軽減することができるとともに、入力ミスを防ぐことができ、容易かつ正確な撮影が可能となる。
規模が比較的小さい医療機関では、医用画像システムの規模も小さいため、オーダ情報を用いて撮影を行う構成となっていない場合もある。このような場合でも、上述のように、モダリティ40で直接メディアMから撮影条件を取得できる構成とすることにより、容易に同一条件による撮影が可能となる。
第1実施形態に係る医用画像システムを示す図である。 図1の電子カルテ端末の機能的構成を示す図である。 図1のモダリティの機能的構成を示す図である。 医用画像システムにおける処理の流れを示すフローチャートである。 医用画像の付帯情報の例を示す図である。 他の実施例に係る医用画像システムを示す図である。 第2実施形態に係る医用画像システムを示す図である。 図7の医用画像システムにおける処理の流れを説明するフローチャートである。
符号の説明
1、2、1s 医用画像システム
10 画像サーバ
20 電子カルテ端末
21 制御部
22 操作部
26 メディアドライブ
30 RIS
40 モダリティ
41 コンソール
411 制御部
416 メディアドライブ
42 撮影系
421 撮影制御部
423 撮影部
M メディア

Claims (3)

  1. 少なくとも撮影装置を含む医用画像システムにおいて、
    可搬型の記憶媒体に記憶された医用画像を読み出す読出手段と、
    前記読み出された医用画像の付帯情報から撮影条件の情報を抽出し、当該撮影条件の情報を用いて撮影のオーダ情報を生成する制御手段と、を備え、
    前記撮影装置は、前記生成された撮影のオーダ情報に従って撮影を行い、医用画像を生成する医用画像システム。
  2. 少なくとも撮影装置を含む医用画像システムにおいて、
    前記撮影装置は、
    撮影により医用画像を生成する撮影手段と、
    可搬型の記憶媒体に記憶された医用画像を読み出す読出手段と、
    前記読み出された医用画像の付帯情報から撮影条件の情報を抽出し、当該撮影条件により撮影を行うよう前記撮影手段を制御する制御手段と、
    を備える医用画像システム。
  3. 前記制御手段は、前記読み出された医用画像の付帯情報から医用画像の生成条件の情報を抽出し、当該生成条件により医用画像の生成を行うよう前記撮影手段を制御する請求項1又は2に記載の医用画像システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014119862A (ja) * 2012-12-14 2014-06-30 Konica Minolta Inc 電子カルテ装置及びプログラム

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