JP2024061980A - パッド位置判定システム、パッド位置判定方法、およびパッド貼り付け方法 - Google Patents

パッド位置判定システム、パッド位置判定方法、およびパッド貼り付け方法 Download PDF

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博光 渡邉
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昭夫 矢内
大智 渡辺
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Abstract

【課題】本発明は、研磨テーブルに対する研磨パッドの位置を短時間で正確に合わせることができるパッド位置判定システム、およびパッド位置判定方法を提供する。【解決手段】パッド位置判定システム60は、基板Wを研磨する研磨面1a、および位置決め要素を有する研磨パッド1と、研磨パッド1を支持するパッド支持面3b、および位置決め要素に対応する位置基準部を有する研磨テーブル3と、研磨テーブル3の上方に配置され、位置決め要素および位置基準部の画像を生成する撮像装置62と、画像上に現れた位置決め要素の位置基準部に対する相対的な位置に基づいて、研磨パッド1の研磨テーブル3に対する相対的な位置が適正であるか否かを判定するパッド位置判定部65を備えている。【選択図】図4

Description

本発明は、ウェーハなどの基板の研磨に用いられる研磨パッドの位置を判定するパッド位置判定システム、およびパッド位置判定方法に関する。また、本発明は、そのようなパッド位置判定方法を用いて研磨パッドの位置を判定した後に、研磨パッドを研磨テーブルに貼り付けるパッド貼り付け方法に関する。
半導体デバイスの製造プロセスには、SiOなどの絶縁膜を研磨する工程や、銅、タングステンなどの金属膜を研磨する工程などの様々な工程が含まれる。裏面照射型CMOSセンサおよびシリコン貫通電極(TSV)の製造工程では、絶縁膜や金属膜の研磨工程の他にも、シリコン層(シリコンウェーハ)を研磨する工程が含まれる。
ウェーハの研磨は、一般に、化学機械研磨装置(CMP装置)を用いて行われる。このCMP装置は、研磨テーブル上に貼り付けられた研磨パッドにスラリーを供給しながら、ウェーハを研磨パッドに摺接させることによりウェーハの表面を研磨するように構成される。ウェーハの研磨は、その表面を構成する膜(絶縁膜、金属膜、シリコン層など)の厚さが所定の目標値に達したときに終了される。したがって、ウェーハの研磨中は、膜厚が測定される。
膜厚測定装置の例として、光をウェーハの表面に導き、ウェーハからの反射光に含まれる光学情報を解析することにより膜厚を測定する光学式膜厚測定装置がある。この光学式膜厚測定装置は、研磨テーブル内に配置された投光部および受光部からなるセンサヘッドを備えている。研磨パッドは、センサヘッドの位置と同じ位置に切り抜き部を有している。センサヘッドから発せられた光は、研磨パッドの切り抜き部を通ってウェーハに導かれ、ウェーハからの反射光は、再び切り抜き部を通ってセンサヘッドに到達する。
研磨パッドは、ウェーハの研磨および研磨パッドのドレッシングを繰り返し行うにつれて、徐々に摩耗する。したがって、研磨パッドの摩耗がある程度進んだ場合には、新たな研磨パッドに交換される。研磨パッドの裏面は粘着面から構成されており、研磨パッドは研磨テーブルのパッド支持面に貼り付けられる。研磨パッドと、研磨テーブルのパッド支持面は、基本的に同一形状を有している。
研磨パッドを研磨テーブルに貼り付ける際には、研磨テーブルに対する研磨パッドの位置を正確に合わせることが求められる。具体的には、研磨パッドの外周を研磨テーブルの外周に正確に合わせること、および研磨パッドの切り抜き部を研磨テーブル内のセンサヘッドに正確に合わせることが求められる。研磨パッドの位置が研磨テーブルに対してずれた状態で、研磨テーブルのパッド支持面に貼り付けられると、ウェーハの研磨性能に悪影響を及ぼすことがある。また、研磨パッドの切り抜き部がセンサヘッドからずれていると、膜厚測定精度が低下してしまう。
特開2015-9340号公報 特開2020-1162号公報
一般に、研磨パッドの研磨テーブルへの貼り付けは、作業者による手作業で行われる。研磨テーブルに対する研磨パッドの位置を、目視で正確に合わせることは容易ではなく、長い時間を要する。結果として、研磨装置の稼働率が低下してしまう。
そこで、本発明は、研磨テーブルに対する研磨パッドの位置を短時間で正確に合わせることができるパッド位置判定システム、およびパッド位置判定方法を提供する。また、本発明は、そのようなパッド位置判定方法を用いて研磨パッドの位置を判定した後に、研磨パッドを研磨テーブルに貼り付けるパッド貼り付け方法を提供する。
一態様では、基板を研磨する研磨面、および位置決め要素を有する研磨パッドと、前記研磨パッドを支持するパッド支持面、および前記位置決め要素に対応する位置基準部を有する研磨テーブルと、前記研磨テーブルの上方に配置され、前記位置決め要素および前記位置基準部の画像を生成する撮像装置と、前記画像上に現れた前記位置決め要素の前記位置基準部に対する相対的な位置に基づいて、前記研磨パッドの前記研磨テーブルに対する相対的な位置が適正であるか否かを判定するパッド位置判定部を備えた、パッド位置判定システムが提供される。
一態様では、前記位置決め要素は、前記研磨パッドに形成された切り抜き部であり、前記位置基準部は、前記切り抜き部よりも小さい面積を有しており、前記パッド位置判定部は、前記画像上において、前記位置基準部の全体が前記位置決め要素内に位置しているときに、前記研磨パッドの前記研磨テーブルに対する前記相対的な位置が適正であると判定するように構成されている。
一態様では、前記パッド位置判定部は、前記画像上において、前記位置基準部の全体が前記位置決め要素内に位置しており、かつ前記位置決め要素の向きが前記位置基準部の向きと一致しているときに、前記研磨パッドの前記研磨テーブルに対する前記相対的な位置が適正であると判定するように構成されている。
一態様では、前記位置基準部は、前記研磨テーブルの内部に設けられた光学式センサが発する光を通過させるために、前記研磨テーブルの前記パッド支持面に形成されたセンサ孔を含む。
一態様では、前記位置決め要素は、第1位置決め要素および第2位置決め要素であり、前記位置基準部は、前記第1位置決め要素に対応する第1位置基準部、および前記第2位置決め要素に対応する第2位置基準部であり、前記第1位置決め要素は、前記研磨パッドに形成された切り抜き部であり、前記第1位置基準部は、前記切り抜き部よりも小さい面積を有しており、前記第2位置決め要素は、前記研磨パッドの外周であり、前記第2位置基準部は、前記研磨テーブルの外周であり、前記パッド位置判定部は、前記画像上において、前記第1位置基準部の全体が前記第1位置決め要素内に位置し、かつ前記第2位置決め要素の全体が前記第2位置基準部に重なっているときに、前記研磨パッドの前記研磨テーブルに対する前記相対的な位置が適正であると判定するように構成されている。
一態様では、前記位置決め要素は、第1位置決め要素および第2位置決め要素であり、前記位置基準部は、前記第1位置決め要素に対応する第1位置基準部、および前記第2位置決め要素に対応する第2位置基準部であり、前記第1位置決め要素は、前記研磨パッドに形成された第1切り抜き部であり、前記第1位置基準部は、前記第1切り抜き部よりも小さい面積を有しており、前記第2位置決め要素は、前記研磨パッドに形成された第2切り抜き部であり、前記第2位置基準部は、前記第2切り抜き部よりも小さい面積を有しており、前記パッド位置判定部は、前記画像上において、前記第1位置基準部の全体が前記第1位置決め要素内に位置し、かつ前記第2位置基準部の全体が前記第2位置決め要素内に位置するときに、前記研磨パッドの前記研磨テーブルに対する前記相対的な位置が適正であると判定するように構成されている。
一態様では、前記パッド位置判定システムは、前記パッド位置判定部が前記研磨パッドの前記研磨テーブルに対する前記相対的な位置が適正であると判定したときに、前記判定の結果を表示する表示装置をさらに備えている。
一態様では、前記研磨テーブル上の前記研磨パッドを移動させる研磨パッド移動機構と、前記研磨パッド移動機構の動作を制御する動作制御部をさらに備え、前記パッド位置判定部は、前記研磨パッドの前記研磨テーブルに対する前記相対的な位置が適正であると判定したときに、前記動作制御部に停止信号を送り、前記動作制御部は前記研磨パッド移動機構に指令を与えて前記研磨パッドの移動を停止させるように構成されている。
一態様では、前記研磨パッドは、前記研磨面の裏面を構成する粘着面と、前記粘着面を覆う剥離シートを有し、前記剥離シートは、前記粘着面の一部を露出させる開口部を有している。
一態様では、前記位置決め要素は、前記研磨パッドに形成された切り抜き部であり、前記切り抜き部は、前記剥離シートの前記開口部内に位置している。
一態様では、前記剥離シートは、複数のシートピースに分割可能に構成されている。
一態様では、前記パッド位置判定システムは、前記研磨テーブルに着脱可能に取り付けられ、前記研磨テーブルの外周に沿った形状を有するガイド部材をさらに備えている。
一態様では、基板を研磨する研磨面、および位置決め要素を有する研磨パッドを用意し、前記研磨パッドを、前記位置決め要素に対応する位置基準部を有する研磨テーブルのパッド支持面により支持し、前記研磨テーブルの上方に配置された撮像装置により、前記位置決め要素および前記位置基準部の画像を生成し、前記画像上に現れた前記位置決め要素の前記位置基準部に対する相対的な位置に基づいて、前記研磨パッドの前記研磨テーブルに対する相対的な位置が適正であるか否かをパッド位置判定部により判定する、パッド位置判定方法が提供される。
一態様では、前記位置決め要素は、前記研磨パッドに形成された切り抜き部であり、前記位置基準部は、前記切り抜き部よりも小さい面積を有しており、前記パッド位置判定部により判定することは、前記画像上において、前記位置基準部の全体が前記位置決め要素内に位置しているときに、前記研磨パッドの前記研磨テーブルに対する前記相対的な位置が適正であると前記パッド位置判定部により判定することである。
一態様では、前記パッド位置判定部により判定することは、前記画像上において、前記位置基準部の全体が前記位置決め要素内に位置しており、かつ前記位置決め要素の向きが前記位置基準部の向きと一致しているときに、前記研磨パッドの前記研磨テーブルに対する前記相対的な位置が適正であると判定することである。
一態様では、前記位置基準部は、前記研磨テーブルの内部に設けられた光学式センサが発する光を通過させるために、前記研磨テーブルの前記パッド支持面に形成されたセンサ孔を含む。
一態様では、前記位置決め要素は、第1位置決め要素および第2位置決め要素であり、前記位置基準部は、前記第1位置決め要素に対応する第1位置基準部、および前記第2位置決め要素に対応する第2位置基準部であり、前記第1位置決め要素は、前記研磨パッドに形成された切り抜き部であり、前記第1位置基準部は、前記切り抜き部よりも小さい面積を有しており、前記第2位置決め要素は、前記研磨パッドの外周であり、前記第2位置基準部は、前記研磨テーブルの外周であり、前記画像上において、前記第1位置基準部の全体が前記第1位置決め要素内に位置し、かつ前記第2位置基準部の全体が前記第2位置決め要素に重なっているときに、前記研磨パッドの前記研磨テーブルに対する前記相対的な位置が適正であると判定する。
一態様では、前記位置決め要素は、第1位置決め要素および第2位置決め要素であり、前記位置基準部は、前記第1位置決め要素に対応する第1位置基準部、および前記第2位置決め要素に対応する第2位置基準部であり、前記第1位置決め要素は、前記研磨パッドに形成された第1切り抜き部であり、前記第1位置基準部は、前記第1切り抜き部よりも小さい面積を有しており、前記第2位置決め要素は、前記研磨パッドに形成された第2切り抜き部であり、前記第2位置基準部は、前記第2切り抜き部よりも小さい面積を有しており、前記画像上において、前記第1位置基準部の全体が前記第1位置決め要素内に位置し、かつ前記第2位置基準部の全体が前記第2位置決め要素内に位置するときに、前記研磨パッドの前記研磨テーブルに対する前記相対的な位置が適正であると判定する。
一態様では、前記パッド位置判定方法は、前記パッド位置判定部が前記研磨パッドの前記研磨テーブルに対する前記相対的な位置が適正であると判定したときに、表示装置により前記判定の結果を表示する工程をさらに含む。
一態様では、前記パッド位置判定方法は、前記研磨テーブルの前記パッド支持面上に支持された前記研磨パッドを、研磨パッド移動機構により移動させる工程と、前記研磨パッドの前記研磨テーブルに対する前記相対的な位置が適正であると判定したときに、前記研磨パッド移動機構による前記研磨パッドの移動を停止させる工程をさらに含む。
一態様では、前記パッド位置判定方法は、前記研磨テーブルに着脱可能に取り付けられ、前記研磨テーブルの外周に沿った形状を有するガイド部材に前記研磨パッドの外周を合わせて、前記研磨パッドを前記研磨テーブルの前記パッド支持面上に配置する工程をさらに含む。
一態様では、前記研磨パッドは、前記研磨面の裏面を構成する粘着面と、前記粘着面を覆う剥離シートを有し、前記剥離シートは、前記粘着面の一部を露出させる開口部を有しており、上記パッド位置判定方法により、前記研磨パッドの前記研磨テーブルに対する前記相対的な位置が適正であると判定したときに、前記研磨パッドの前記粘着面の露出部分を、前記剥離シートの前記開口部を介して、前記研磨テーブルの前記パッド支持面の一部に接着させて、前記研磨パッドを前記研磨テーブルに仮留めする工程と、前記剥離シートを前記研磨パッドから剥がして、前記研磨パッドの前記粘着面の全体を前記研磨テーブルの前記パッド支持面に貼り付ける、パッド貼り付け方法が提供される。
一態様では、前記位置決め要素は、前記研磨パッドに形成された切り抜き部であり、前記切り抜き部は、前記剥離シートの前記開口部内に位置している。
一態様では、前記剥離シートは、複数のシートピースに分割可能に構成されており、前記剥離シートを前記研磨パッドから剥がして、前記研磨パッドの前記粘着面の全体を前記研磨テーブルの前記パッド支持面に貼り付ける工程は、前記剥離シートを前記複数のシートピースに分割して前記研磨パッドから剥がして、前記研磨パッドの前記粘着面の全体を前記研磨テーブルの前記パッド支持面に貼り付ける工程である。
一態様では、前記研磨パッドを前記研磨テーブルの前記パッド支持面により支持する工程は、前記パッド支持面に載置された滑りシート上で前記研磨パッドを支持する工程であり、前記滑りシートは、前記剥離シートの前記開口部に対応する位置に形成され、前記剥離シートの前記開口部よりも大きい開口部を有し、前記研磨パッドを前記研磨テーブルに仮留めする工程は、前記研磨パッドの前記研磨テーブルに対する前記相対的な位置が適正であると判定したときに、前記研磨パッドの前記粘着面の露出部分を、前記剥離シートの前記開口部および前記滑りシートの前記開口部を介して、前記研磨テーブルの前記パッド支持面の一部に接着させて、前記研磨パッドを前記研磨テーブルに仮留めする工程であり、前記研磨パッドを前記研磨テーブルに仮留めする工程の後であって、前記研磨パッドの前記粘着面の全体を前記研磨テーブルの前記パッド支持面に貼り付ける工程の前に、前記滑りシートを前記研磨パッドと前記研磨テーブルの間から取り除く工程をさらに含む。
一態様では、前記滑りシートは、複数のシートピースに分割可能に構成されており、前記滑りシートを前記研磨パッドと前記研磨テーブルの間から取り除く工程は、前記滑りシートを前記複数のシートピースに分割して、前記研磨パッドと前記研磨テーブルの間から取り除く工程である。
本発明によれば、パッド位置判定部は、研磨パッドの位置決め要素と研磨テーブルの位置基準部の画像に基づいて、研磨パッドの研磨テーブルに対する相対的な位置が適正であるか否かを判定する。これにより、研磨パッドの研磨テーブルに対する相対的な位置を正確に合わせることができる。さらに、作業員は、パッド位置判定部の判定結果を表示する表示装置を確認することで、研磨パッドの研磨テーブルに対する相対的な位置が適正であるか否かを瞬時に把握できるため、研磨パッドを研磨テーブルに対して短時間で正確に位置合わせすることができる。
さらに、本発明によれば、パッド位置判定部により、研磨パッドの研磨テーブルに対する相対的な位置が適正であると判定された後、研磨パッドの粘着面の露出部分をパッド支持面の一部に接着させて、研磨パッドが研磨テーブルに仮留めされる。これにより、位置合わせが完了した研磨パッドの研磨テーブルに対する相対的な位置を固定することができる。さらに、研磨パッドと研磨テーブルの間に滑りシートを用いることで、研磨パッドの位置決め前に粘着面の露出部分が研磨テーブルのパッド支持面に接触するのを防止することができる。
研磨装置の一実施形態を示す図である。 光学式膜厚測定装置を備えた研磨装置を模式的に示す断面図である。 図2に示す研磨パッドの切り抜き部を上から見た図である。 パッド位置判定システムの一実施形態を模式的に示す断面図である。 図5(a)乃至図5(c)は、撮像装置によって生成された位置決め要素と位置基準部の画像の例を示す模式図である。 研磨装置の他の実施形態を模式的に示す断面図である。 図6に示す研磨パッドの切り抜き部を上から見た図である。 図8(a)は、本実施形態に係る研磨パッドの上面図であり、図8(b)は、本実施形態に係る研磨テーブルの上面図である。 図9(a)乃至図9(c)は、撮像装置によって生成された第1位置決め要素、第2位置決め要素、第1位置基準部、および第2位置基準部の画像の例を示す模式図である。 研磨装置のさらに他の実施形態を模式的に示す断面図である。 図10に示す研磨パッドを上から見た図である。 図12(a)乃至図12(c)は、撮像装置によって生成された第1位置決め要素、第2位置決め要素、第1位置基準部、および第2位置基準部の画像の例を示す模式図である。 研磨パッドの研磨テーブルに対する位置合わせに使用される滑りシートを示す模式図である。 新品の研磨パッドの一実施形態を示す上面図である。 図14に示す研磨パッドの裏面図である。 滑りシートの上に研磨パッドを重ねた状態を示す断面図である。 図16の矢印Bの方向から見た図である。 研磨パッドを研磨テーブルに貼り付ける方法の一例を示すフローチャートである。 図18のフローチャートの続きである。 パッド位置判定システムの他の実施形態を示す上面図である。 研磨パッド移動機構の他の実施形態を模式的に示す側面図である。 図21に示す研磨パッド移動機構の断面図である。 本実施形態に係る研磨パッドの裏面図である。 研磨パッドの仮留めに使用されるパッド押圧機構の一実施形態を示す模式図である。 図24に示すパッド押圧機構の上面図である。 研磨パッド移動機構により、研磨パッドの複数の剥離シートピースを取り除く様子を示す模式図である。 パッド位置判定システムのさらに他の実施形態を示す上面図である。 ガイド部材の他の実施形態を示す上面図である。 パッド位置判定システムのさらに他の実施形態を示す模式図である。 図29に示すパッド位置判定システムを模式的に示す断面図である。 図30とは異なる断面において、パッド位置判定システムを模式的に示す断面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、研磨装置の一実施形態を示す図である。図1に示すように、研磨装置は、研磨面1aを有する研磨パッド1が取り付けられた研磨テーブル3と、基板の一例であるウェーハWを保持し、ウェーハWを研磨テーブル3上の研磨パッド1に押圧しながら研磨するための研磨ヘッド5と、研磨パッド1に研磨液(例えばスラリー)を供給するための研磨液供給ノズル10と、ウェーハWの研磨を制御する研磨制御部12を備えている。
研磨テーブル3は、テーブル軸3aを介してその下方に配置されたテーブルモータ19に連結されており、このテーブルモータ19により研磨テーブル3が矢印で示す方向に回転されるようになっている。この研磨テーブル3のパッド支持面3bには研磨パッド1が貼付されている。パッド支持面3bは、研磨テーブル3の上面から構成されている。研磨パッド1の上面は、ウェーハWを研磨する研磨面1aを構成している。研磨パッド1は、研磨面1aの裏面を構成する粘着面1bを有しており、粘着面1bは、研磨テーブル3のパッド支持面3bに接着されている。研磨パッド1と研磨テーブル3のパッド支持面3bは、同じ大きさおよび同じ形状を有している。
研磨ヘッド5は研磨ヘッドシャフト16の下端に連結されている。研磨ヘッド5は、真空吸引によりその下面にウェーハWを保持できるように構成されている。研磨ヘッドシャフト16は、図示しない上下動機構により上下動するように構成されている。
ウェーハWの研磨は次のようにして行われる。研磨ヘッド5および研磨テーブル3をそれぞれ矢印で示す方向に回転させ、研磨液供給ノズル10から研磨パッド1上に研磨液(スラリー)を供給する。この状態で、研磨ヘッド5は、ウェーハWを研磨パッド1の研磨面1aに押し付ける。ウェーハWの表面は、研磨液の化学的作用と、研磨液に含まれる砥粒および/または研磨パッドの機械的作用との組み合わせにより研磨される。
研磨装置は、光学式センサの一例として、ウェーハWの膜厚を測定する光学式膜厚測定装置25を備えている。この光学式膜厚測定装置25は、ウェーハWの膜厚に従って変化する光学信号を取得するセンサモジュール42と、光学信号から膜厚を決定する処理部32を備えている。センサモジュール42は研磨テーブル3の内部に配置されており、処理部32は研磨制御部12に接続されている。センサモジュール42は、ウェーハWの表面に光を導き、かつウェーハWからの反射光を受けるセンサヘッド31を備えている。センサヘッド31は、記号Aで示すように研磨テーブル3と一体に回転し、研磨ヘッド5に保持されたウェーハWの光学信号を取得する。センサモジュール42は処理部32に接続されており、センサモジュール42によって取得された光学信号は処理部32に送られる。
研磨制御部12は、プログラムが格納された記憶装置12aと、プログラムに含まれる命令に従って演算を実行する演算装置12bを備えている。研磨制御部12は、少なくとも1台のコンピュータから構成される。記憶装置12aは、ランダムアクセスメモリ(RAM)などの主記憶装置と、ハードディスクドライブ(HDD)、ソリッドステートドライブ(SSD)などの補助記憶装置を備えている。演算装置12bの例としては、CPU(中央処理装置)、GPU(グラフィックプロセッシングユニット)が挙げられる。ただし、研磨制御部12の具体的構成はこれらの例に限定されない。
図2は、光学式膜厚測定装置25を備えた研磨装置を模式的に示す断面図である。研磨ヘッドシャフト16は、ベルト等の連結手段17を介して研磨ヘッドモータ18に連結されて研磨ヘッドモータ18によって回転されるように構成されている。この研磨ヘッドシャフト16の回転により、研磨ヘッド5が矢印で示す方向に回転する。
上述したように、光学式膜厚測定装置25は、センサヘッド31を有するセンサモジュール42と、処理部32を備えている。センサモジュール42は、光源および分光器を少なくとも含む光学装置47と、光学装置47に接続された光ファイバー48を備えている。光ファイバー48の先端はセンサヘッド31を構成し、光ファイバー48の他端は光学装置47に接続されている。光学装置47は、光を発し、光は光ファイバー48を通り、センサヘッド31からウェーハWの被研磨面に導かれる。ウェーハWからの反射光は、センサヘッド31によって受けられ、さらに光ファイバー48を通って光学装置47に伝達される。光学装置47は、反射光を波長に従って分解し、所定の波長範囲に亘って反射光の強度を測定するように構成されている。
研磨テーブル3は、その上面、すなわちパッド支持面3bに形成されたセンサ孔50および排水孔51を有している。センサ孔50および排水孔51の組み合わせは、後述する研磨パッド1の研磨テーブル3に対する位置合わせにおいて、1つの位置基準部として機能する。研磨パッド1は、センサ孔50と排水孔51に対応する位置に形成された1つの切り抜き部53を有している。本実施形態では、切り抜き部53は、研磨パッド1に形成された通孔である。
切り抜き部53は、後述する研磨パッド1の研磨テーブル3に対する位置合わせにおいて、1つの位置決め要素として機能する。センサ孔50および排水孔51は切り抜き部53に連通しており、切り抜き部53は、センサ孔50および排水孔51の直上に位置している。切り抜き部53は研磨面1aおよび粘着面1bで開口している。センサ孔50は液体供給路55に連結されている。この液体供給路55は、ロータリージョイント(図示せず)を介して液体供給源58に連結されている。排水孔51は、液体排出路56に連結されている。
光ファイバー48の先端から構成されるセンサヘッド31は、センサ孔50内に位置しており、ウェーハWの被研磨面の近傍に位置している。センサ孔50は、光学装置47から、光ファイバー48を通じて発せられた光を通過させる。センサヘッド31は、研磨ヘッド5に保持されたウェーハWの被研磨面を横切るように配置されている。研磨テーブル3が回転するたびにウェーハWの複数の領域に光が照射される。
ウェーハWの研磨中、液体供給源58からは、透明な液体として水(例えば、純水)が液体供給路55を介してセンサ孔50に供給され、ウェーハWの下面とセンサヘッド31との間の空間を満たす。水は、さらに排水孔51に流れ込み、液体排出路56を通じて排出される。研磨液は水と共に排出され、これにより光路が確保される。液体供給路55には、研磨テーブル3の回転に同期して作動するバルブ(図示せず)が設けられている。このバルブは、切り抜き部53の上にウェーハWが位置しないときは水の流れを止める、または水の流量を少なくするように動作する。
ウェーハWの研磨中、センサヘッド31から光がウェーハWに照射され、センサヘッド31によってウェーハWからの反射光が受光される。光学装置47は、各波長での反射光の強度を所定の波長範囲に亘って測定し、得られた光強度データを処理部32に送る。この光強度データは、ウェーハWの膜厚を反映した光学信号であり、反射光の強度及び対応する波長から構成される。
処理部32は、波長ごとの反射光の強度を表わす反射光のスペクトルを光強度データから生成し、反射光のスペクトルに基づいてウェーハWの膜厚を決定する。スペクトルに基づいてウェーハWの膜厚を決定する方法には、公知の技術が用いられる。例えば、処理部32は、反射光のスペクトルに最も形状が近い参照スペクトルを参照スペクトルライブラリの中から決定し、この決定された参照スペクトルに関連付けられた膜厚を決定する。他の例では、処理部32は、反射光のスペクトルに対してフーリエ変換を実行し、得られた周波数スペクトルから膜厚を決定する。
図3は、図2に示す研磨パッド1の切り抜き部53を上から見た図である。研磨パッド1の切り抜き部53は、楕円形状を有している。センサ孔50および排水孔51は円形である。センサ孔50および排水孔51は互いに隣接しており、研磨テーブル3の回転方向に沿って配列されている。研磨パッド1の切り抜き部53の幅は、センサ孔50の幅および排水孔51の幅よりも大きく、センサ孔50および排水孔51の開口端は、研磨パッド1の切り抜き部53内に位置している。センサヘッド31は、センサ孔50内に配置されている。液体供給路55を通じてセンサ孔50に供給された水、およびウェーハWの研磨に使用された研磨液(例えば、スラリー)は、排水孔51から液体排出路56を通じて排出される。
研磨パッド1は、ウェーハの研磨および研磨パッド1のドレッシングを繰り返し行うにつれて、徐々に摩耗する。したがって、研磨パッド1は消耗品である。研磨パッド1の摩耗がある程度進んだ場合には、新品の研磨パッドに交換される。
次に、新品の研磨パッド1を研磨テーブル3に貼り付ける際に、研磨テーブル3に対する研磨パッド1の位置を合わせるためのパッド位置判定システム60について説明する。図4は、パッド位置判定システム60の一実施形態を模式的に示す断面図である。パッド位置判定システム60は、新品の研磨パッド1と、研磨テーブル3と、研磨テーブル3の上方に配置された撮像装置62と、撮像装置62に接続されたパッド位置判定部65を備えている。パッド位置判定システム60により研磨パッド1の研磨テーブル3に対する位置合わせを行うときには、研磨パッド1は、研磨テーブル3のパッド支持面3bに貼り付けられていない状態(すなわち、仮置きの状態)で配置されている。
研磨パッド1は、研磨パッド1の研磨テーブル3に対する相対的な位置を合わせる際の指標となる位置決め要素を有しており、研磨テーブル3は位置決め要素に対応する位置基準部を有している。パッド位置判定システム60による研磨パッド1の研磨テーブル3に対する位置合わせは、研磨パッド1の位置決め要素、および研磨テーブル3の位置基準部を用いて行われる。
上述したように、研磨パッド1は、切り抜き部53を有しており、研磨テーブル3は、パッド支持面3bに形成されたセンサ孔50および排水孔51を有している(図3参照)。本実施形態では、研磨パッド1の位置決め要素は、切り抜き部53であり、位置決め要素に対応する研磨テーブル3の位置基準部は、センサ孔50および排水孔51の組み合わせである。センサ孔50および排水孔51は、その組み合わせで1つの位置基準部を構成している。本実施形態では、研磨テーブル3の位置基準部は、研磨パッド1の位置決め要素よりも小さい面積を有している。すなわち、研磨テーブル3のセンサ孔50と排水孔51の面積の合計は、研磨パッド1の切り抜き部53の面積よりも小さい。
撮像装置62は、研磨テーブル3上に研磨パッド1が配置された状態で、研磨パッド1および研磨テーブル3の上方から撮像し、位置決め要素および位置基準部の画像を生成するように構成されている。撮像装置62の例としては、CCDイメージセンサを備えた撮像装置、CMOSイメージセンサを備えた撮像装置などが挙げられる。本実施形態では、撮像装置62の研磨テーブル3に対する相対的な位置は、固定されている。
パッド位置判定部65は、撮像装置62によって生成された画像上に現れた位置決め要素の位置基準部に対する相対的な位置に基づいて、研磨パッド1の研磨テーブル3に対する相対的な位置が適正であるか否かを判定する。本実施形態において、研磨パッド1の研磨テーブル3に対する相対的な位置が適正な状態とは、研磨パッド1の外周が研磨テーブル3の外周に位置合わせされ、かつ研磨パッド1の切り抜き部53が研磨テーブル3のセンサ孔50および排水孔51に位置合わせされている状態である。
パッド位置判定部65は、プログラムが格納された記憶装置65aと、プログラムに含まれる命令に従って演算を実行する演算装置65bを備えている。パッド位置判定部65は、少なくとも1台のコンピュータから構成される。記憶装置65aは、ランダムアクセスメモリ(RAM)などの主記憶装置と、ハードディスクドライブ(HDD)、ソリッドステートドライブ(SSD)などの補助記憶装置を備えている。演算装置65bの例としては、CPU(中央処理装置)、GPU(グラフィックプロセッシングユニット)が挙げられる。ただし、パッド位置判定部65の具体的構成はこれらの例に限定されない。
図5(a)乃至図5(c)は、撮像装置62によって生成された位置決め要素と位置基準部の画像の例を示す模式図である。図5(a)は、研磨パッド1の研磨テーブル3に対する相対的な位置が適正である場合の位置決め要素(切り抜き部53)と位置基準部(センサ孔50および排水孔51)の画像を示している。本実施形態では、研磨パッド1の位置決め要素(切り抜き部53)は、楕円形状を有しており、研磨テーブル3の位置基準部を構成するセンサ孔50と排水孔51は、位置決め要素(切り抜き部53)の長手方向に沿って配列されている。本実施形態では、位置決め要素(切り抜き部53)の位置基準部(センサ孔50および排水孔51)に対する相対的な位置を合わせることにより、研磨パッド1の周方向、および研磨パッド1に平行な面内の互いに垂直なX方向、Y方向における研磨テーブル3に対する相対的な位置を合わせることができる。
図5(a)に示す画像では、位置基準部(センサ孔50および排水孔51)の全体は、位置決め要素(切り抜き部53)内に位置しており、かつ位置決め要素(切り抜き部53)の向き(方向)は、位置基準部(センサ孔50および排水孔51)の向き(方向)と一致している。位置決め要素が位置基準部に対してこのような相対位置にあるとき、研磨パッド1は研磨テーブル3に対して正しい位置にある。すなわち、研磨パッド1の外周が研磨テーブル3の外周に位置合わせされ、かつ研磨パッド1の切り抜き部53が研磨テーブル3のセンサ孔50および排水孔51に位置合わせされている。パッド位置判定部65は、画像上に現れた位置決め要素の位置基準部に対する相対的な位置が、図5(a)に示す位置にあるときに、研磨パッド1の研磨テーブル3に対する相対的な位置が適正であると判定する。
図5(b)は、研磨パッド1の研磨テーブル3に対する相対的な位置が適正ではない場合の位置決め要素と位置基準部の画像の一例を示している。図5(b)に示す画像では、位置基準部(センサ孔50および排水孔51)の全体は、位置決め要素(切り抜き部53)内に位置していない。より具体的には、位置基準部のうち、排水孔51は、位置決め要素である切り抜き部53内に位置しているが、センサ孔50の一部は、切り抜き部53内に位置せず、研磨パッド1の研磨面1aに隠れて画像上に現れていない。
位置決め要素が位置基準部に対してこのような相対位置にあるとき、研磨パッド1は研磨テーブル3に対して位置合わせされていない。図5(b)に示す例では、研磨パッド1の外周が研磨テーブル3の外周に位置合わせされておらず、かつ研磨パッド1の切り抜き部53が研磨テーブル3のセンサ孔50および排水孔51に位置合わせされていない。パッド位置判定部65は、画像上に現れた位置決め要素の位置基準部に対する相対的な位置が、図5(b)に示す位置にあるとき、研磨パッド1の研磨テーブル3に対する相対的な位置が適正ではないと判定する。
図5(c)は、研磨パッド1の研磨テーブル3に対する相対的な位置が適正ではない場合の位置決め要素と位置基準部の画像の一例を示している。図5(c)に示す画像では、位置基準部(センサ孔50および排水孔51)の全体は、位置決め要素(切り抜き部53)内に位置していない。より具体的には、位置基準部のうち、センサ孔50の一部および排水孔51の一部は、切り抜き部53内に位置せず、研磨パッド1の研磨面1aに隠れて画像上に現れていない。さらに、位置決め要素(切り抜き部53)の向き(方向)は、位置基準部(センサ孔50および排水孔51)の向き(方向)と一致していない。
位置決め要素が位置基準部に対してこのような相対位置にあるとき、研磨パッド1は研磨テーブル3に対して位置合わせされていない。図5(c)に示す例では、研磨パッド1の外周が研磨テーブル3の外周に位置合わせされておらず、かつ研磨パッド1の切り抜き部53が研磨テーブル3のセンサ孔50および排水孔51に位置合わせされていない。パッド位置判定部65は、画像上に現れた位置決め要素の位置基準部に対する相対的な位置が、図5(c)に示す位置にあるとき、研磨パッド1の研磨テーブル3に対する相対的な位置が適正ではないと判定する。
図4に示すように、パッド位置判定システム60は、パッド位置判定部65が研磨パッド1の研磨テーブル3に対する相対的な位置が適正であると判定したときに、パッド位置判定部65による判定の結果を表示する表示装置67をさらに備えている。表示装置67は、パッド位置判定部65に接続されている。表示装置67は、一例として表示灯であり、パッド位置判定部65が研磨パッド1の研磨テーブル3に対する相対的な位置が適正であると判定したときに、点灯または点滅するように構成されている。他の例では、表示装置67は、研磨パッド1の研磨テーブル3に対する相対的な位置が適正であることを表す文字を表示するように構成されてもよい。
本発明によれば、パッド位置判定部65は、研磨パッド1の位置決め要素と研磨テーブル3の位置基準部の画像に基づいて、研磨パッド1の研磨テーブル3に対する相対的な位置が適正であるか否かを判定する。これにより、研磨パッド1を研磨テーブル3に対して正確に位置合わせすることができる。さらに、作業員は、パッド位置判定部65の判定結果を表示する表示装置67を確認することで、研磨パッド1の研磨テーブル3に対する相対的な位置が適正であるか否かを瞬時に把握できるため、研磨パッド1を研磨テーブル3に対して短時間で正確に位置合わせすることができる。
本実施形態では、研磨パッド1の位置決め要素は楕円形状を有しており、研磨テーブル3の位置基準部は円形のセンサ孔50および円形の排水孔51の組み合わせであるが、位置決め要素および位置基準部の形状は、その相対的な位置関係により、研磨パッド1の研磨テーブル3に対する位置決めができる限り任意であり、本実施形態に限られない。例えば、位置決め要素および位置基準部は多角形状を有していてもよい。
図6は、研磨装置の他の実施形態を模式的に示す断面図である。特に説明しない本実施形態の構成は、上述した実施形態の構成と同様であるので、その重複する説明を省略する。本実施形態では、研磨テーブル3は、パッド支持面3bに形成されたセンサ孔50のみを有しており、排水孔51を有していない。すなわち、本実施形態の研磨装置は、ウェーハWの下面とセンサヘッド31との間の空間を液体で満たす機構を備えていない。
図7は、図6に示す研磨パッド1の切り抜き部53を上から見た図である。本実施形態の研磨パッド1の切り抜き部53および研磨テーブル3のセンサ孔50は、円形である。研磨パッド1の切り抜き部53の直径は、センサ孔50の直径よりも大きく、センサ孔50の開口端は、研磨パッド1の切り抜き部53内に位置している。センサヘッド31は、センサ孔50内に配置されている。
本実施形態の研磨パッド1の切り抜き部53は円形であるため、研磨パッド1の切り抜き部53と研磨テーブル3のセンサ孔50のみを用いて位置合わせを行うと、研磨パッド1の切り抜き部53が研磨テーブル3のセンサ孔50に位置合わせされても、研磨パッド1の外周が研磨テーブル3の外周に位置合わせされないことがある。そこで、本実施形態では、研磨パッド1の2つの位置決め要素と、研磨テーブル3の2つの位置基準部を用いて、研磨パッド1の研磨テーブル3に対する位置合わせが行われる。パッド位置判定部65は、撮像装置62によって生成された画像上に現れた第1位置決め要素の第1位置基準部に対する相対的な位置、および第2位置決め要素の第2位置基準部に対する相対的な位置に基づいて、研磨パッド1の研磨テーブル3に対する相対的な位置が適正であるか否かを判定する。
図8(a)は、本実施形態に係る研磨パッド1の上面図であり、図8(b)は、本実施形態に係る研磨テーブル3の上面図である。研磨パッド1は、第1位置決め要素および第2位置決め要素を有している。研磨パッド1の第1位置決め要素は、切り抜き部53であり、第2位置決め要素は、研磨パッド1の外周1cである。研磨テーブル3は、第1位置基準部および第2位置基準部を有している。第1位置決め要素に対応する研磨テーブル3の第1位置基準部は、センサ孔50であり、第2位置決め要素に対応する研磨テーブル3の第2位置基準部は、研磨テーブル3の外周3cである。研磨パッド1の外周1cおよび研磨テーブル3の外周3cは、同じ大きさおよび同じ形状を有している。本実施形態では、研磨パッド1の外周1cおよび研磨テーブル3の外周3cは、円形である。
図9(a)乃至図9(c)は、撮像装置62によって生成された第1位置決め要素、第2位置決め要素、第1位置基準部、および第2位置基準部の画像の例を示す模式図である。撮像装置62は、研磨テーブル3上に研磨パッド1が配置された状態で、研磨テーブル3の上方から撮像し、第1位置決め要素、第2位置決め要素、第1位置基準部、および第2位置基準部の画像を生成するように構成されている。一実施形態では、第1位置決め要素と第1位置基準部の画像と、第2位置決め要素と第2位置基準部の画像は、異なる2つの撮像装置62によって生成された画像であってもよい。
図9(a)は、研磨パッド1の研磨テーブル3に対する相対的な位置が適正である場合の第1位置決め要素、第2位置決め要素、第1位置基準部、および第2位置基準部の画像を示している。本実施形態では、第1位置決め要素(切り抜き部53)の第1位置基準部(センサ孔50)に対する相対的な位置と、第2位置決め要素(研磨パッド1の外周1c)の第2位置基準部(研磨テーブル3の外周3c)に対する相対的な位置の両方を合わせることにより、研磨パッド1の周方向、および研磨パッド1に平行な面内の互いに垂直なX方向、Y方向における研磨パッド1の研磨テーブル3に対する相対的な位置を合わせることができる。
図9(a)に示す画像では、第1位置基準部(センサ孔50)の全体は、第1位置決め要素(切り抜き部53)内に位置しており、かつ第2位置基準部(研磨テーブル3の外周3c)の全体は、第2位置決め要素(研磨パッド1の外周1c)に重なっている。研磨テーブル3の外周3cは、研磨パッド1の外周1cに隠れて画像上に現れていない。
第1位置決め要素が第1位置基準部に対してこのような相対位置にあり、かつ第2位置決め要素が第2位置基準部に対してこのような相対位置あるとき、研磨パッド1は研磨テーブル3に対して正しい位置にある。すなわち、研磨パッド1の外周が研磨テーブル3の外周に位置合わせされ、かつ研磨パッド1の切り抜き部53が研磨テーブル3のセンサ孔50に位置合わせされている。パッド位置判定部65は、画像上に現れた第1位置決め要素の第1位置基準部に対する相対的な位置、および第2位置決め要素の第2位置基準部に対する相対的な位置が、図9(a)に示す位置にあるときに、研磨パッド1の研磨テーブル3に対する相対的な位置が適正であると判定する。より具体的には、パッド位置判定部65は、第1位置基準部(センサ孔50)の全体が第1位置決め要素(切り抜き部53)内に位置しており、かつ第2位置基準部(研磨テーブル3の外周3c)の全体が第2位置決め要素(研磨パッド1の外周1c)に重なっているときに、研磨パッド1の研磨テーブル3に対する相対的な位置が適正であると判定する。
図9(b)は、研磨パッド1の研磨テーブル3に対する相対的な位置が適正ではない場合の第1位置決め要素、第2位置決め要素、第1位置基準部、および第2位置基準部の画像の一例を示している。図9(b)に示す画像では、第1位置基準部(センサ孔50)の全体は、第1位置決め要素(切り抜き部53)内に位置しているが、第2位置基準部(研磨テーブル3の外周3c)の全体は、第2位置決め要素(研磨パッド1の外周1c)に重なっていない。研磨テーブル3の外周3cの一部は、研磨パッド1の外周1cに隠れることなく、画像上に現れている。
第2位置決め要素が第2位置基準部に対してこのような相対位置にあるとき、研磨パッド1は研磨テーブル3に対して位置合わせされていない。図9(b)に示す例では、研磨パッド1の切り抜き部53は研磨テーブル3のセンサ孔50に位置合わせされているが、研磨パッド1の外周は研磨テーブル3の外周に位置合わせされていない。パッド位置判定部65は、画像上に現れた第1位置決め要素の第1位置基準部に対する相対的な位置、および第2位置決め要素の第2位置基準部に対する相対的な位置が、図9(b)に示す位置にあるとき、研磨パッド1の研磨テーブル3に対する相対的な位置が適正ではないと判定する。
図9(c)は、研磨パッド1の研磨テーブル3に対する相対的な位置が適正ではない場合の第1位置決め要素、第2位置決め要素、第1位置基準部、および第2位置基準部の画像の一例を示している。図9(c)に示す画像では、第1位置基準部(センサ孔50)の全体は、第1位置決め要素(切り抜き部53)内に位置していないが、第2位置基準部(研磨テーブル3の外周3c)の全体は、第2位置決め要素(研磨パッド1の外周1c)に重なっている。第1位置基準部(センサ孔50)の全体は、第1位置決め要素(切り抜き部53)内に位置せず、研磨パッド1の研磨面1aに隠れて画像上に現れていない。研磨テーブル3の外周3cは、研磨パッド1の外周1cに隠れて画像上に現れていない。
第1位置決め要素が第1位置基準部に対してこのような相対位置にあるとき、研磨パッド1は研磨テーブル3に対して位置合わせされていない。図9(c)に示す例では、研磨パッド1の外周1cは研磨テーブル3の外周3cに位置合わせされているが、研磨パッド1の切り抜き部53は研磨テーブル3のセンサ孔50に位置合わせされていない。パッド位置判定部65は、画像上に現れた第1位置決め要素の第1位置基準部に対する相対的な位置、および第2位置決め要素の第2位置基準部に対する相対的な位置が、図9(c)に示す位置にあるとき、研磨パッド1の研磨テーブル3に対する相対的な位置が適正ではないと判定する。
本実施形態によれば、研磨パッド1の切り抜き部53が円形の場合、すなわち1つの位置決め要素および位置基準部では正確に研磨パッド1の位置決めができない場合であっても、パッド位置判定部65は、画像上に現れた第1位置決め要素と第1位置基準部、および第2位置決め要素と第2位置基準部の2つの相対的な位置に基づいて、研磨パッド1の研磨テーブル3に対する相対的な位置が適正であるか否かを判定することができる。
一実施形態では、パッド位置判定部65は、研磨パッド1の研磨テーブル3に対する相対的な位置ずれ量を算出して、研磨パッド1の研磨テーブル3に対する相対的な位置ずれ量が所定の位置ずれしきい値よりも大きいときに、研磨パッド1の研磨テーブル3に対する相対的な位置が適正ではないと判定してもよい。言い換えれば、パッド位置判定部65は、研磨パッド1の研磨テーブル3に対する相対的な位置ずれ量が所定の位置ずれしきい値以下のときに、研磨パッド1の研磨テーブル3に対する相対的な位置が適正であると判定してもよい。
一実施形態では、研磨パッド1の第2位置決め要素は、研磨パッドの外周1cの一部であってもよく、研磨テーブル3の第2位置基準部は、研磨テーブル3の外周3cの一部であってもよい。この場合、撮像装置62は、研磨テーブル3の外周3cの全体または一部と研磨パッド1の外周1cの全体または一部の画像を生成し、パッド位置判定部65は、撮像装置62によって生成された画像上に現れた第1位置決め要素と第1位置基準部、および第2位置決め要素と第2位置基準部の2つの相対的な位置に基づいて、研磨パッド1の研磨テーブル3に対する相対的な位置が適正であるか否かを判定する。
他の実施形態では、撮像装置62は、撮像装置62の位置を移動させ(研磨テーブル3の回転中心周りに回転させ)、または研磨テーブル3を回転させて、研磨テーブル3の外周3cの一部と研磨パッド1の外周1cの一部の画像を、研磨テーブル3および研磨パッド1の周方向に沿って複数生成し、パッド位置判定部65は、生成された複数の画像に基づいて、研磨パッド1の外周全体に亘って、研磨テーブル3に対する相対的な位置が適正であるか否かを判定してもよい。
図10は、研磨装置のさらに他の実施形態を模式的に示す断面図である。特に説明しない本実施形態の構成は、図6を参照して説明した研磨装置の構成と同様であるので、その重複する説明を省略する。本実施形態では、光学式膜厚測定装置25は、2つのセンサモジュール42を備えている。研磨テーブル3は、パッド支持面3bに形成された2つのセンサ孔50A,50Bを有している。研磨パッド1は、2つのセンサ孔50A,50Bにそれぞれ対応する位置に形成された2つの切り抜き部53A,53Bを有している。本実施形態では、切り抜き部53A,53Bは通孔である。センサ孔50Aは切り抜き部53Aに連通しており、切り抜き部53Aは、センサ孔50Aの直上に位置している。同様に、センサ孔50Bは切り抜き部53Bに連通しており、切り抜き部53Bは、センサ孔50Bの直上に位置している。切り抜き部53A,53Bは研磨面1aおよび粘着面1bで開口している。
2つのセンサモジュール42のセンサヘッド31は、センサ孔50A,50B内にそれぞれ位置しており、ウェーハWの被研磨面の近傍に位置している。2つのセンサヘッド31は、研磨ヘッド5に保持されたウェーハWの被研磨面を横切るようにそれぞれ配置されている。研磨テーブル3が回転するたびに、2つのセンサヘッド31からウェーハWの複数の領域にそれぞれ光が照射され、ウェーハWの膜厚が測定される。
図11は、図10に示す研磨パッド1を上から見た図である。本実施形態の研磨パッド1の2つの切り抜き部53A,53Bは、円形である。研磨パッド1の切り抜き部53A,53Bの直径は、センサ孔50A,50Bの直径よりも大きく、センサ孔50A,50Bの開口端は、研磨パッド1の切り抜き部53A,53B内にそれぞれ位置している。2つのセンサヘッド31は、センサ孔50A,50B内に配置されている。
研磨パッド1は、第1位置決め要素および第2位置決め要素を有している。研磨パッド1の第1位置決め要素は、切り抜き部53Aであり、第2位置決め要素は、切り抜き部53Bである。研磨テーブル3は、第1位置基準部および第2位置基準部を有している。第1位置決め要素に対応する研磨テーブル3の第1位置基準部は、センサ孔50Aであり、第2位置決め要素に対応する研磨テーブル3の第2位置基準部は、センサ孔50Bである。
図12(a)乃至図12(c)は、撮像装置62によって生成された第1位置決め要素、第2位置決め要素、第1位置基準部、および第2位置基準部の画像の例を示す模式図である。撮像装置62は、研磨テーブル3上に研磨パッド1が配置された状態で、研磨テーブル3の上方から撮像し、第1位置決め要素、第2位置決め要素、第1位置基準部、および第2位置基準部の画像を生成するように構成されている。一実施形態では、第1位置決め要素と第1位置基準部の画像と、第2位置決め要素と第2位置基準部の画像は、異なる2つの撮像装置62によって生成された画像であってもよい。
図12(a)は、研磨パッド1の研磨テーブル3に対する相対的な位置が適正である場合の第1位置決め要素、第2位置決め要素、第1位置基準部、および第2位置基準部の画像を示している。本実施形態では、第1位置決め要素(切り抜き部53A)の第1位置基準部(センサ孔50A)に対する相対的な位置と、第2位置決め要素(切り抜き部53B)の第2位置基準部(センサ孔50B)に対する相対的な位置の両方を合わせることにより、研磨パッド1の周方向、および研磨パッド1に沿った平面内の互いに垂直なX方向、Y方向における、研磨パッド1の研磨テーブル3に対する相対的な位置を合わせることができる。
図12(a)に示す画像では、第1位置基準部(センサ孔50A)の全体は、第1位置決め要素(切り抜き部53A)内に位置しており、かつ第2位置基準部(センサ孔50B)の全体は、第2位置決め要素(切り抜き部53B)内に位置している。
第1位置決め要素が第1位置基準部に対してこのような相対位置にあり、かつ第2位置決め要素が第2位置基準部に対してこのような相対位置あるとき、研磨パッド1は研磨テーブル3に対して正しい位置にある。すなわち、研磨パッド1の外周が研磨テーブル3の外周に位置合わせされ、かつ研磨パッド1の切り抜き部53が研磨テーブル3のセンサ孔50に位置合わせされている。パッド位置判定部65は、画像上に現れた第1位置決め要素の第1位置基準部に対する相対的な位置、および第2位置決め要素の第2位置基準部に対する相対的な位置が、図12(a)に示す位置にあるときに、研磨パッド1の研磨テーブル3に対する相対的な位置が適正であると判定する。より具体的には、パッド位置判定部65は、第1位置基準部(センサ孔50A)の全体が第1位置決め要素(切り抜き部53A)内に位置しており、かつ第2位置基準部(センサ孔50B)の全体が第2位置決め要素(切り抜き部53B)内に位置しているときに、研磨パッド1の研磨テーブル3に対する相対的な位置が適正であると判定する。
図12(b)は、研磨パッド1の研磨テーブル3に対する相対的な位置が適正ではない場合の第1位置決め要素、第2位置決め要素、第1位置基準部、および第2位置基準部の画像の一例を示している。図12(b)に示す画像では、第1位置基準部(センサ孔50A)の全体は、第1位置決め要素(切り抜き部53A)内に位置しておらず、第2位置基準部(センサ孔50B)の全体は、第2位置決め要素(切り抜き部53B)内に位置していない。第1位置基準部(センサ孔50A)の一部は、第1位置決め要素(切り抜き部53A)内に位置せず、研磨パッド1の研磨面1aに隠れて画像上に現れていない。第2位置基準部(センサ孔50B)の一部は、第2位置決め要素(切り抜き部53B)内に位置せず、研磨パッド1の研磨面1aに隠れて画像上に現れていない。
第1位置決め要素が第1位置基準部に対してこのような相対位置にあるとき、および第2位置決め要素が第1位置基準部に対してこのような相対位置にあるとき、研磨パッド1は研磨テーブル3に対して位置合わせされていない。図12(b)に示す例では、研磨パッド1の切り抜き部53A,53Bは研磨テーブル3のセンサ孔50A,50Bに位置合わせされておらず、したがって、研磨パッド1の外周は研磨テーブル3の外周に位置合わせされていない。パッド位置判定部65は、画像上に現れた第1位置決め要素の第1位置基準部に対する相対的な位置、および第2位置決め要素の第2位置基準部に対する相対的な位置が、図12(b)に示す位置にあるとき、研磨パッド1の研磨テーブル3に対する相対的な位置が適正ではないと判定する。
図12(c)は、研磨パッド1の研磨テーブル3に対する相対的な位置が適正ではない場合の第1位置決め要素、第2位置決め要素、第1位置基準部、および第2位置基準部の画像の一例を示している。図12(c)に示す画像では、第1位置基準部(センサ孔50A)の全体は、第1位置決め要素(切り抜き部53A)内に位置しているが、第2位置基準部(センサ孔50B)の全体は、第2位置決め要素(切り抜き部53B)内に位置していない。第2位置基準部(センサ孔50B)の全体は、第2位置決め要素(切り抜き部53B)内に位置せず、研磨パッド1の研磨面1aに隠れて画像上に現れていない。
第2位置決め要素が第2位置基準部に対してこのような相対位置にあるとき、研磨パッド1は研磨テーブル3に対して位置合わせされていない。図12(c)に示す例では、研磨パッド1の切り抜き部53Aは研磨テーブル3のセンサ孔50Aに位置合わせされているが、切り抜き部53Bはセンサ孔50Bに位置合わせされていない。したがって、研磨パッド1の外周は研磨テーブル3の外周に位置合わせされていない。パッド位置判定部65は、画像上に現れた第1位置決め要素の第1位置基準部に対する相対的な位置、および第2位置決め要素の第2位置基準部に対する相対的な位置が、図12(c)に示す位置にあるとき、研磨パッド1の研磨テーブル3に対する相対的な位置が適正ではないと判定する。
これまで説明した実施形態では、研磨パッド1の位置決め要素としての切り抜き部に対応する研磨テーブル3の位置基準部は、センサ孔(またはセンサ孔と排水孔の組み合わせ)であったが、研磨テーブル3の位置基準部は、センサ孔(またはセンサ孔と排水孔の組み合わせ)に代えて、研磨テーブル3のパッド支持面3bに設けられた目印(例えば、矢印などのマーク)であってもよい。この場合、研磨テーブル3の目印と、この目印に対応する研磨パッド1の位置決め要素との相対位置を適正化することで、結果的に、研磨パッド1の切り抜き部の研磨テーブル3のセンサ孔(またはセンサ孔と排水孔の組み合わせ)に対する相対的な位置が適正となるように構成されてもよい。
一実施形態では、研磨装置は、光学式センサに代えて、例えば、温度センサなどの他のセンサを備えてもよく、研磨テーブル3のセンサ孔、および研磨パッド1の切り抜き部は、例えば、温度センサによる温度測定のために設けられたものであってもよい。
一実施形態では、パッド位置判定部65は、研磨パッド1の研磨テーブル3に対する相対的な位置ずれ量を算出して、研磨パッド1の研磨テーブル3に対する相対的な位置ずれ量所定の位置ずれしきい値よりも大きいときに、研磨パッド1の研磨テーブル3に対する相対的な位置が適正ではないと判定してもよい。言い換えれば、パッド位置判定部65は、研磨パッド1の研磨テーブル3に対する相対的な位置ずれ量が所定の位置ずれしきい値以下のときに、研磨パッド1の研磨テーブル3に対する相対的な位置が適正であると判定してもよい。
他の実施形態では、撮像装置62と研磨テーブル3の相対位置が固定されている場合、パッド位置判定部65は、撮像装置62により生成された画像上の研磨テーブル3の位置基準部(または、第1位置基準部および第2位置基準部)の位置を予め記憶し、記憶された画像上の研磨テーブル3の位置基準部の位置と、画像上に現れた研磨パッド1の位置決め要素(または、第1位置決め要素および第2位置決め要素)の相対的な位置に基づいて、研磨パッド1の研磨テーブル3に対する相対的な位置が適正であるか否かを判定してもよい。
一実施形態では、研磨パッド1の位置決め要素としての切り抜き部は、光の透過を許容する材料から構成された透明窓で塞がれてもよい。
次に、研磨パッド1を研磨テーブル3に貼り付ける方法の一実施形態について、説明する。以下に説明する実施形態は、図1乃至図5を参照して説明した実施形態に適用する場合の例であるが、図6乃至図9、および図10乃至図12を参照して説明した各実施形態にも適用することができる。本実施形態では、図13に示すように、研磨テーブル3のパッド支持面3bの上に滑りシート80が載置され、さらに滑りシート80の上に研磨パッド1が置かれる。研磨パッド1は、滑りシート80を介して研磨テーブル3のパッド支持面3bによって支持される。研磨パッド1が滑りシート80上に重ねられた状態で、研磨パッド1の研磨テーブル3に対する相対的な位置が合わせられる。
図14は、新品の研磨パッド1の一実施形態を示す上面図であり、図15は、図14に示す研磨パッド1の裏面図である。図15に示すように、新品の研磨パッド1は、研磨パッド1の粘着面1bを覆う剥離シート70を有している。剥離シート70は、紙、樹脂フィルムなど、粘着面1bから容易に剥がすことができる柔軟なシート材から構成されている。
剥離シート70は、研磨パッド1の粘着面1bと同じ大きさおよび同じ形状を有しており、研磨パッド1の粘着面1bの全体に貼り付けられている。本実施形態では、研磨パッド1および剥離シート70は円形である。剥離シート70は、研磨パッド1の粘着面1bの一部を露出させる開口部71を有している。研磨パッド1は、上述したように、研磨テーブル3内に配置されたセンサヘッド31の位置に対応する位置に形成された切り抜き部53を有している。切り抜き部53は、剥離シート70の開口部71内に位置している。本実施形態では、切り抜き部53は通孔である。
剥離シート70は、開口部71から放射状に延びる切り込み線75により、複数の(本実施形態では、5つの)シートピースに分割可能に構成されている。剥離シート70は、複数のシートピースに分割して、粘着面1bからシートピースを1つずつ剥がすことができる。本実施形態では、剥離シート70は、5つのシートピースに分割可能に構成されているが、一実施形態では、剥離シート70は、4つ以下、あるいは6つ以上の複数のシートピースに分割されてもよい。
図16は、滑りシート80の上に研磨パッド1を重ねた状態を示す断面図であり、図17は、図16の矢印Bの方向から見た図である。滑りシート80は、樹脂フィルム、紙など、剥離シート70と研磨テーブル3の間から容易に引き抜くことができる滑りのよいシート材から構成されている。樹脂フィルムの例としては、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリビニリデンフルオライド(PVDF)、超高分子量ポリエチレン(UHPE)、ポリエチレンテレフタレート(PET)などが挙げられる。特に、滑りシート80は、剥離シート70との間で摩擦が発生しにくいシート材から構成されている。
滑りシート80は、剥離シート70の開口部71に対応する位置に形成され、剥離シート70の開口部71よりも大きい開口部81を有している。図17に示すように、剥離シート70の開口部71は、滑りシート80の開口部81内に位置している。すなわち、切り抜き部53および粘着面1bの露出部分は、剥離シート70の開口部71内に位置している。本実施形態の滑りシート80は、研磨パッド1と同じ大きさおよび同じ形状を有しており、研磨パッド1の全体に重なるように配置されている。本実施形態では、滑りシート80は円形である。一実施形態では、滑りシート80は、研磨パッド1と異なる大きさを有していてもよいし、研磨パッド1と異なる形状を有していてもよい。
研磨テーブル3上に滑りシート80を載置した状態では、研磨テーブル3の位置基準部(センサ孔50および排水孔51)は、滑りシート80の開口部81の内側に位置する。滑りシート80は、研磨テーブル3上の滑りシート80に研磨パッド1を重ねたときに、研磨パッド1の粘着面1bの露出部分が研磨テーブル3のパッド支持面3bに接触しない程度の厚みを有している。例えば、滑りシート80の厚さは、0.2mm~2.0mmである。
滑りシート80は、開口部81から放射状に延びる切り込み線85により、複数の(本実施形態では、5つの)シートピースに分割可能に構成されている。滑りシート80は、複数のシートピースに分割して、研磨パッド1と研磨テーブル3の間からシートピースを1つずつ取り除くことが可能である。本実施形態では、滑りシート80の切り込み線85は、図15を参照して説明した剥離シート70の切り込み線75に対応する位置にある。すなわち、滑りシート80の5つのシートピースの位置は、剥離シート70の5つのシートピースに対応している。一実施形態では、滑りシート80の切り込み線85は、剥離シート70の切り込み線75に対応していなくてもよく、滑りシート80は、4つ以下、あるいは6つ以上の複数のシートピースに分割されてもよい。
図18は、研磨パッド1を研磨テーブル3に貼り付ける方法の一実施形態を示すフローチャートである。図19は、図18のフローチャートの続きである。
図18に示すように、ステップS101では、作業者は、滑りシート80を研磨テーブル3のパッド支持面3b上に載置する。滑りシート80は、研磨テーブル3の位置基準部(センサ孔50および排水孔51)が滑りシート80の開口部81の内側に位置するように載置される。
ステップS102では、作業者は、研磨テーブル3のパッド支持面3b上に載置された滑りシート80上に、新品の研磨パッド1を載置する。
ステップS103では、研磨パッド1が研磨テーブル3のパッド支持面3b上に載置された滑りシート80上に支持された状態で、撮像装置62(図4参照)は、研磨パッド1の位置決め要素(切り抜き部53)および研磨テーブル3の位置基準部(センサ孔50および排水孔51)の画像を生成する。撮像装置62により生成された画像は、パッド位置判定部65(図4参照)に送られる。
ステップS104では、パッド位置判定部65は、画像上に現れた研磨パッド1の位置決め要素(切り抜き部53)の研磨テーブル3の位置基準部(センサ孔50および排水孔51)に対する相対的な位置に基づいて、研磨パッド1の研磨テーブル3に対する相対的な位置が適正であるか否かを判定する。
ステップS104において、パッド位置判定部65が、研磨パッド1の研磨テーブル3に対する相対的な位置が適正であると判定した場合(ステップS104の「Yes」参照)、表示装置67は、研磨パッド1の研磨テーブルに対する位置が適正であることを表示する(ステップS105参照)。
ステップS104において、パッド位置判定部65が、研磨パッド1の研磨テーブル3に対する相対的な位置が適正ではないと判定した場合(ステップS104の「No」参照)、作業者は、研磨パッド1を移動させて、研磨テーブル3に対する相対的な位置を変更する(ステップS106参照)。研磨パッド1は、研磨パッド1の周方向、および/または研磨パッド1に沿った平面内の互いに垂直なX方向、Y方向に移動される。
研磨テーブル3に対する相対的な位置が変更された研磨パッド1は、再びステップS103およびステップS104が実行される。作業者は、表示装置67に研磨パッド1の研磨テーブルに対する位置が適正であることが表示されるまで(ステップS105参照)、研磨パッド1を移動させる。撮像装置62による画像の生成(ステップS103参照)、およびパッド位置判定部65による判定(ステップS104参照)は、所定の時間毎に行われてもよい。
図19に示すように、ステップS107では、作業者は、研磨パッド1の研磨面1a側から、研磨パッド1の粘着面1bの露出部分(すなわち、剥離シート70の開口部)を研磨テーブル3に押し付ける。これにより、研磨パッド1の粘着面1bの露出部分を、剥離シート70の開口部71および滑りシート80の開口部81を介して、パッド支持面3bの一部に接着させて、研磨パッド1を研磨テーブル3に仮留めする。
ステップS108では、作業者は、滑りシート80を複数のシートピースに分割して、研磨パッド1と研磨テーブル3の間から取り除く。
ステップS109では、作業者は、剥離シート70を複数のシートピースに分割して研磨パッド1から剥がして、研磨パッド1の粘着面1bの全体を研磨テーブル3のパッド支持面3bに貼り付ける。一実施形態では、滑りシート80の分割された1つのシートピースを研磨パッド1と研磨テーブル3の間から取り除いた後、取り除いた滑りシート80に対応する剥離シート70の1つのシートピースを研磨パッド1から剥がすことを順次行って、研磨パッド1の粘着面1bの全体を研磨テーブル3のパッド支持面3bに貼り付けてもよい。
本実施形態によれば、パッド位置判定部65により、研磨パッド1の研磨テーブル3に対する相対的な位置が適正であると判定された後、研磨パッド1の粘着面1bの露出部分をパッド支持面3bの一部に接着させて、研磨パッド1が研磨テーブル3に仮留めされる。これにより、位置合わせが完了した研磨パッド1の研磨テーブル3に対する相対的な位置を固定することができる。
さらに、本実施形態によれば、研磨パッド1と研磨テーブル3の間に滑りシート80を用いることで、研磨パッド1の位置決め前に粘着面1bの露出部分が研磨テーブル3のパッド支持面3bに接触するのを防止することができる。
一実施形態では、研磨パッド1の切り抜き部53は、剥離シート70の開口部71内に位置していなくてもよい。すなわち、研磨パッド1の切り抜き部53は、剥離シート70の開口部71の外側に位置してもよい。この場合、剥離シート70の開口部71は、滑りシート80の開口部81内に位置している。すなわち、粘着面1bの露出部分は、剥離シート70の開口部71内に位置している。一実施形態では、研磨パッド1の切り抜き部53は、研磨パッド1の周縁部に位置してもよい。
他の実施形態では、研磨パッド1を研磨テーブル3に貼り付ける際に、滑りシート80を用いなくてもよい。この場合、研磨パッド1は、研磨テーブル3のパッド支持面3bに直接支持される。剥離シート70は、研磨テーブル3上に研磨パッド1を載置したときに、研磨パッド1の粘着面1bの露出部分が研磨テーブル3のパッド支持面3bに接触しない程度の厚みを有している。あるいは、剥離シート70の開口部71は、研磨テーブル3上に研磨パッド1を載置したときに、研磨パッド1の粘着面1bの露出部分が研磨テーブル3のパッド支持面3bに接触しない程度の大きさを有している。
図20は、パッド位置判定システム60の他の実施形態を示す上面図である。図20に示すように、本実施形態のパッド位置判定システム60は、研磨パッド1を移動させる研磨パッド移動機構90と、研磨パッド移動機構90の動作を制御する動作制御部100をさらに備えている。研磨パッド移動機構90は、研磨パッド1を研磨パッド1の周方向、および研磨パッド1に平行な面内の互いに垂直なX方向、Y方向に移動させるように構成されている。研磨パッド移動機構90は、研磨パッド1の外周に接触可能な複数の(本実施形態では、3つの)パッド水平移動部材91と、研磨パッド1の外周に接触可能な複数の(本実施形態では、2つの)ローラー93を備えている。
複数のパッド水平移動部材91は、研磨パッド1の周方向において等間隔に配置されている。複数のパッド水平移動部材91は、研磨パッド1の外周に接触可能なパッド接触部91aをそれぞれ有しており、パッド接触部91aは、研磨パッド1の外周に対向している。複数のパッド水平移動部材91のパッド接触部91aは、研磨パッド1と実質的に同じ高さに位置している。複数のパッド水平移動部材91は、アクチュエータ(図示せず)にそれぞれ連結されている。各アクチュエータは、パッド水平移動部材91を研磨パッド1の半径方向において、研磨パッド1に近接する方向、および研磨パッド1から離間する方向に移動させるように構成されている。アクチュエータの例としては、ピストンシリンダ、リニアモータ、あるいはモータ(サーボモータ、ステッピングモータなど)とボールねじとの組み合わせが挙げられる。各アクチュエータは、パッド水平移動部材91を約0.1mmの精度で移動させることができるように構成されている。
複数のパッド水平移動部材91は、アクチュエータによりそれぞれ独立に移動可能に構成されている。研磨パッド移動機構90は、複数のパッド水平移動部材91を研磨パッド1に近接する方向に移動させる動作の組み合わせにより、研磨パッド1を研磨面1aに平行な面内の互いに垂直なX方向、Y方向に移動させることができる。研磨パッド移動機構90の構成は、研磨パッド1を研磨面1aに平行な面内の互いに垂直なX方向、Y方向に移動させることができる限り任意であり、本実施形態に限られない。例えば、研磨パッド移動機構90は、研磨パッド1を研磨面1aに平行な面内のX方向に移動させるパッド水平移動部材91と、研磨パッド1を研磨面1aに平行な面内のX方向に垂直なY方向に移動させるパッド水平移動部材91の2つのパッド水平移動部材91を備えていてもよい。あるいは、研磨パッド移動機構90は、4つ以上のパッド水平移動部材91を備えていてもよい。
2つのローラー93は、研磨パッド1の半径方向に延びる同一直線上に配置されており、研磨パッド1の外周に対向している。複数のローラー93は、それぞれのローラー93をその軸心を中心にして回転させるローラー回転機構(図示せず)と、それぞれのローラー93を移動させるローラーアクチュエータ(図示せず)に連結されている。ローラー回転機構の例としては、モータ、プーリー(および/またはギア)、および回転ベルトの組み合わせが挙げられる。ローラーアクチュエータは、ローラー93を研磨パッド1の半径方向において、研磨パッド1に近接する方向、および研磨パッド1から離間する方向に移動させるように構成されている。ローラーアクチュエータの例としては、ピストンシリンダ、リニアモータ、あるいはモータ(サーボモータ、ステッピングモータなど)とボールねじとの組み合わせが挙げられる。
研磨パッド移動機構90は、ローラーアクチュエータにより複数のローラー93を研磨パッド1に近接する方向に移動させて、研磨パッド1の外周に接触させた状態で、ローラー回転機構により複数のローラー93を同じ方向に回転させることにより、研磨パッド1をその中心軸Pを中心に回転させることができる。研磨パッド移動機構90の構成は、研磨パッド1を回転させることができる限り任意であり、本実施形態に限定されない。例えば、研磨パッド移動機構90は、3つ以上のローラー93を備えていてもよい。
研磨パッド移動機構90の複数のパッド水平移動部材91に連結されたアクチュエータ、複数のローラー93に連結されたローラー回転機構、およびローラーアクチュエータは、動作制御部100に電気的に接続されており、研磨パッド移動機構90の複数のパッド水平移動部材91に連結されたアクチュエータ、複数のローラー93に連結されたローラー回転機構、およびローラーアクチュエータの動作は、動作制御部100によって制御される。
動作制御部100は、パッド位置判定部65に電気的に接続されている。動作制御部100は、研磨パッド移動機構90に指令を与えて、研磨パッド1を移動させる。より具体的には、動作制御部100は、複数のパッド水平移動部材91に連結されたアクチュエータ、複数のローラー93に連結されたローラー回転機構、および/またはローラーアクチュエータを動作させて、研磨パッド1を移動させる。パッド位置判定部65は、研磨パッド1の研磨テーブル3に対する相対的な位置が適正であると判定したときに、動作制御部100に停止信号を送るように構成されている。動作制御部100は、パッド位置判定部65から送られた停止信号に基づいて、研磨パッド移動機構90に指令を与えて、研磨パッド1の移動を停止させる。より具体的には、動作制御部100は、パッド位置判定部65から送られた停止信号に基づいて、複数のパッド水平移動部材91に連結されたアクチュエータ、複数のローラー93に連結されたローラー回転機構、およびローラーアクチュエータの動作を停止させる。
一実施形態では、パッド位置判定部65は、研磨パッド1の研磨テーブル3に対する相対的な位置ずれ量を算出して、研磨パッド1の研磨テーブル3に対する位置ずれ量を動作制御部100に送るように構成されてもよい。この場合、動作制御部100は、パッド位置判定部65から送られた位置ずれ量に基づいて、研磨パッド移動機構90に指令を与えて、研磨パッド1の研磨テーブル3に対する位置が適正となるように、研磨パッド1を移動させる。より具体的には、動作制御部100は、パッド位置判定部65から送られた位置ずれ量に基づいて、研磨パッド1の研磨テーブル3に対する位置が適正となるように、複数のパッド水平移動部材91に連結されたアクチュエータ、複数のローラー93に連結されたローラー回転機構、およびローラーアクチュエータを動作させて、研磨パッド1を移動させる。
動作制御部100は、プログラムが格納された記憶装置100aと、プログラムに含まれる命令に従って演算を実行する演算装置100bを備えている。動作制御部100は、少なくとも1台のコンピュータから構成される。記憶装置100aは、ランダムアクセスメモリ(RAM)などの主記憶装置と、ハードディスクドライブ(HDD)、ソリッドステートドライブ(SSD)などの補助記憶装置を備えている。演算装置100bの例としては、CPU(中央処理装置)、GPU(グラフィックプロセッシングユニット)が挙げられる。ただし、動作制御部100の具体的構成はこれらの例に限定されない。一実施形態では、動作制御部100は、パッド位置判定部65と一体に構成されてもよい。
本実施形態では、研磨パッド1は、図14および図15を参照して説明した剥離シート70を有しており、研磨パッド1を研磨テーブル3に貼り付ける際に、図16および図17を参照して説明した滑りシート80を用いる。研磨パッド移動機構90により移動され、位置決めされた研磨パッド1は、上述した図19に示すステップS107~ステップS109を経て、研磨テーブル3に貼り付けられる。
一実施形態では、研磨パッド移動機構90は、複数のパッド水平移動部材91、および複数のローラー93に代えて、研磨パッド1の研磨面1aを真空吸着により保持する吸着部材(図示せず)を備えていてもよい。吸着部材は、吸着部材を移動させるアクチュエータ(図示せず)と、吸着部材をその軸心を中心にして回転させる吸着部材回転機構(図示せず)に連結されている。この場合、研磨パッド移動機構90は、アクチュエータにより吸着部材を移動させて、吸着部材に保持された研磨パッド1を研磨面1aに平行な面内の互いに垂直なX方向、Y方向に移動させるように構成されている。さらに、研磨パッド移動機構90は、吸着部材回転機構により吸着部材をその軸心を中心にして回転させて、吸着部材に保持された研磨パッド1を回転させるように構成されている。
図21は、研磨パッド移動機構90の他の実施形態を模式的に示す側面図である。図22は、図21に示す研磨パッド移動機構90の上面図である。図23は、本実施形態に係る研磨パッド1を示す裏面図である。特に説明しない本実施形態の構成は、図20を参照して説明した実施形態の構成と同様であるので、その重複する説明を省略する。本実施形態では、研磨パッド移動機構90は、研磨パッド1を支持する複数の(本実施形態では、3つの)パッド支持部材95を備えている。複数のパッド支持部材95は、研磨パッド1の周方向において等間隔に配置されている。
本実施形態の研磨パッド1は、図23に示すように、研磨パッド1の粘着面1bの外周に沿った領域の一部を覆う複数の(本実施形態では、3つの)剥離シートピース102を有している。複数の剥離シートピース102は、研磨パッド1の周方向において等間隔に配置されている。図21に示すように、パッド支持部材95のそれぞれは、剥離シートピース102に接触する支持部95aと、支持部95aから上方に延びるアーム95bと、支持部95aの端部から上方に突出する突起部95cを有している。
複数のパッド支持部材95は、それぞれのパッド支持部材95を移動させるアクチュエータ(図示せず)、および支持部材回転機構(図示せず)にそれぞれ連結されている。各アクチュエータは、パッド支持部材95を研磨パッド1の半径方向において、研磨パッド1に近接する方向、および研磨パッド1から離間する方向に移動させるように構成されている。アクチュエータの例としては、ピストンシリンダ、リニアモータ、あるいはモータ(サーボモータ、ステッピングモータなど)とボールねじとの組み合わせが挙げられる。各アクチュエータは、パッド支持部材95を約0.1mmの精度で移動させることができるように構成されている。
支持部材回転機構は、複数のパッド支持部材95を一体に研磨パッド1の周方向に沿って回転させるように構成されている。支持部材回転機構の例としては、モータ、プーリー(および/またはギア)、および回転ベルトの組み合わせが挙げられる。研磨パッド移動機構90は、アクチュエータにより複数のパッド支持部材95を研磨パッド1に近接する方向に移動させて、複数のパッド支持部材95をパッド支持位置に配置させる。パッド支持位置とは、研磨テーブル3の上方に複数のパッド支持部材95の支持部95aが配置され、研磨パッド1を支持可能な位置である。研磨パッド1は、複数のパッド支持部材95がパッド支持位置に配置された状態で、複数のパッド支持部材95により支持される。研磨パッド1を支持する複数のパッド支持部材95は、複数の支持部95aが研磨パッド1の複数の剥離シートピース102の直下に位置し、かつ複数の突起部95cが剥離シートピース102の半径方向外側に位置している。突起部95cの支持部95aからの高さは、剥離シートピース102の厚みよりも小さい。複数のパッド支持部材95に支持された研磨パッド1の粘着面1bは、研磨テーブル3のパッド支持面3bに接触しない。すなわち、研磨パッド1は、研磨パッド3の上方に位置している。
複数のパッド支持部材95は、アクチュエータによりそれぞれ独立に移動可能に構成されている。研磨パッド移動機構90は、パッド支持位置に配置された複数のパッド支持部材95により、研磨パッド1を支持した状態で、研磨パッド1に対する複数のパッド支持部材95の相対的な位置(すなわち、複数のパッド支持部材95の互いの相対位置)を一定に維持しながら、複数のパッド支持部材95を一体に移動させることにより、研磨パッド1を研磨面1aに平行な面内の互いに垂直なX方向、Y方向に移動させることができる。
さらに研磨パッド移動機構90は、パッド支持位置に配置された複数のパッド支持部材95により、研磨パッド1を支持した状態で、研磨パッド1に対する複数のパッド支持部材95の相対的な位置(すなわち、複数のパッド支持部材95の互いの相対位置)を一定に維持しながら、支持部材回転機構により複数のパッド支持部材95を一体に同じ方向に回転させることにより、研磨パッド1を研磨パッド1の中心軸Pを中心に回転させることができる。
研磨パッド移動機構90の構成は、研磨パッド1を研磨面1aに平行な面内の互いに垂直なX方向、Y方向に移動させることができ、かつ研磨パッド1を回転させることができる限り任意であり、本実施形態に限定されない。例えば、研磨パッド移動機構90は、4つ以上のパッド支持部材95を備えていてもよい。一実施形態では、研磨パッド移動機構90は、支持部材回転機構に代えて図20を参照して説明した複数のローラー93を備え、複数のローラー93により研磨パッド1を回転させてもよい。
研磨パッド移動機構90の複数のパッド支持部材95に連結されたアクチュエータ、および支持部材回転機構は、動作制御部100に電気的に接続されており、研磨パッド移動機構90の複数のパッド支持部材95に連結されたアクチュエータ、および支持部材回転機構の動作は、動作制御部100によって制御される。
研磨パッド移動機構90により移動され、位置決めされた研磨パッド1は、粘着面1bの露出部分を研磨テーブル3のパッド支持面3bの一部に接着させて、研磨テーブル3に仮留めされる。図24は、研磨パッド1の仮留めに使用されるパッド押圧機構105の一実施形態を示す模式図である。図25は、図24に示すパッド押圧機構105の上面図である。本実施形態のパッド位置判定システム60は、研磨パッド1の粘着面1bを研磨テーブル3のパッド支持面3bに対して押し付けるパッド押圧機構105をさらに備えている。パッド押圧機構105は、研磨パッド1を押し付ける押圧部106aを有する押圧ロッド106と、押圧ロッド106に連結されたアーム107を備えている。押圧部106aは、押圧ロッド106の下面を構成している。
パッド押圧機構105は、アーム107に連結された上下動機構(図示せず)および水平移動機構(図示せず)を備えている。上下動機構は、アーム107を介して押圧ロッド106を上下動ように構成されており、水平移動機構は、アーム107を介して押圧ロッド106を水平移動させるように構成されている。パッド押圧機構105は、位置決めされた研磨パッド1の上方に押圧ロッド106を配置して、押圧ロッド106を下降させる。パッド押圧機構105は、押圧ロッド106の押圧部106aにより研磨パッド1を研磨テーブル3に押し付けた状態で、押圧ロッド106を研磨パッド1の水平方向に移動させて、研磨パッド1の粘着面1bの一部を研磨テーブル3のパッド支持面3bの一部に接着させる。本実施形態では、押圧ロッド106は、水平移動機構により、研磨パッド1に対して水平方向に円を描くように移動され、研磨パッド1の粘着面1bの中央を含む部分を研磨テーブル3のパッド支持面3bの中央を含む部分に接着させる。これにより、研磨パッド1が研磨テーブル3に仮留めされる。
研磨パッド1が研磨テーブル3に仮留めされた後、パッド押圧機構105は、押圧ロッド106を上昇させ、押圧ロッド106を研磨パッド1の外側に移動させる。パッド押圧機構105の上下動機構および水平移動機構は、動作制御部100に電気的に接続されており、パッド押圧機構105の上下動機構および水平移動機構の動作は、動作制御部100によって制御される。
一実施形態では、研磨パッド1の研磨テーブル3への仮留めは、パッド押圧機構105を用いることなく、作業者が研磨パッド1の粘着面1bの露出部分を研磨パッド1の研磨面1a側から研磨テーブル3に押し付けることによって行われてもよい。この場合、パッド位置判定システム60は、パッド押圧機構105を備えていなくてもよい。
図26は、研磨パッド移動機構90により、研磨パッド1の複数の剥離シートピース102を取り除く様子を示す模式図である。研磨パッド1を研磨テーブル3に仮留めした後、研磨パッド移動機構90は、複数のパッド支持部材95を研磨パッド1の半径方向外側に移動させる。複数の剥離シートピース102は、複数のパッド支持部材95の突起部95cに引っ掛かけられることにより、研磨パッド1から剥がされて取り除かれる。複数の剥離シートピース102が取り除かれた研磨パッド1の粘着面1bは、研磨テーブル3のパッド支持面3bの全体に貼り付けられる。
図27は、パッド位置判定システム60のさらに他の実施形態を示す上面図である。本実施形態のパッド位置判定システム60は、研磨テーブル3の外周に取り付けられたガイド部材110を備えている。ガイド部材110は、研磨テーブル3の外周に沿った円弧形状を有している。本実施形態のガイド部材110は、磁石(図示せず)により研磨テーブル3に着脱可能に取り付けられている。研磨パッド1は、ガイド部材110に研磨パッド1の外周を合わせて、研磨テーブル3のパッド支持面3b上に配置される。ガイド部材110の構成は本実施形態に限られない。一実施形態では、図28に示すように、複数の円弧形状を有するガイド部材110が研磨テーブル3の外周に取り付けられてもよい。
ガイド部材110に研磨パッド1の外周を合わせて、研磨パッド1を配置することにより、研磨パッド1(研磨テーブル3のパッド支持面3b)に平行な面内の互いに垂直なX方向、Y方向における、研磨パッド1の研磨テーブル3に対する相対的な位置を合わせることができる。したがって、本実施形態によれば、研磨パッド1の位置決めでは、研磨パッド1の周方向における研磨テーブル3に対する相対的な位置のみを合わせればよい。
研磨パッド1の周方向における研磨テーブル3に対する位置合わせは、作業者が研磨パッド1を移動させることにより行ってもよい。あるいは、図20を参照して説明した研磨パッド移動機構90の複数のローラー93により行ってもよい。この場合、研磨パッド移動機構90は、複数のパッド水平移動部材91を備えていなくてもよい。
図29は、パッド位置判定システム60のさらに他の実施形態を示す模式図である。本実施形態では、研磨パッド1は、研磨パッド1を少なくとも含むパッド構造体120として、パッド搬送装置300によってパッド位置判定システム60に搬送される。研磨パッド1は、上述した研磨装置によるウェーハWの研磨を行う前に、パッド慣らし装置400によって慣らし処理が行われる。パッド搬送装置300は、パッド構造体120をパッド慣らし装置400からパッド位置判定システム60に搬送する。パッド位置判定システム60、パッド搬送装置300、およびパッド慣らし装置400は、クリーンルーム内に配置されている。パッド搬送装置300は、パッド保持機構310にパッド構造体120を載置して、パッド位置判定システム60とパッド慣らし装置400との間を移動可能に構成されている。パッド搬送装置300は、本実施形態に限定されることなく、パッド位置判定システム60と他の装置との間でパッド構造体120(研磨パッド1を含む)を搬送するように構成されていればよい。
図30は、図29に示すパッド位置判定システム60を模式的に示す断面図である。特に説明しないパッド位置判定システム60の構成は、図4を参照して説明したパッド位置判定システム60の構成と同様であるので、その重複する説明を省略する。本実施形態では、研磨パッド1に代えて、研磨パッド1を含むパッド構造体120が研磨テーブル3の上に載置される。パッド搬送装置300により搬送されたパッド構造体120は、研磨テーブル3に載置される前に、パッド位置判定システム60により研磨テーブル3に対する位置合わせが行われる。
パッド構造体120は、研磨テーブル3の上方において、パッド搬送装置300のパッド保持機構310の上に載置されている。パッド保持機構310は、パッド構造体120を保持する保持面132aを有する保持ステージ312を有している。パッド保持機構310は、真空吸着により保持面312a上にパッド構造体120を保持するように構成されている。パッド構造体120は、その中心軸が保持ステージ312の中心軸と一致するように保持されている。
図30に示すように、研磨パッド1は、支持プレート121により支持されている。より具体的には、研磨パッド1は支持プレート121の表面に接着剤により予め固定されている。研磨パッド1と支持プレート121は、一体構造体であるパッド構造体120を構成している。研磨パッド1と支持プレート121は、同じ大きさおよび同じ形状を有している。
研磨パッド1は、研磨テーブル3のセンサ孔50、排水孔51に対応する位置に形成された1つの切り抜き部53を有している。支持プレート121は、研磨パッド1の切り抜き部53と同じ位置に、切り抜き部53と同じ大きさの切り抜き部123を有している。本実施形態では、切り抜き部53および切り抜き部123は、通孔である。研磨パッド1の切り抜き部53は、支持プレート121の切り抜き部123に連通している。研磨パッド1の切り抜き部53および支持プレート121の切り抜き部123は、研磨パッド1の研磨テーブル3に対する位置合わせにおいて、1つの位置決め要素として機能する。
図31は、図30とは異なる断面において、パッド位置判定システム60を模式的に示す断面図である。本実施形態の研磨テーブル3は、その内部に複数のリフト機構125を備えている。複数のリフト機構125は、パッド構造体120をパッド搬送装置300から受け取り、かつパッド構造体120を研磨テーブル3上に置くように構成されている。各リフト機構125は、昇降ロッド126と、昇降ロッド126を昇降させるロッドアクチュエータ127を有している。ロッドアクチュエータ127が昇降ロッド126を上昇させると、昇降ロッド126の上部は研磨テーブル3のパッド支持面3bから突出し、これによりパッド構造体120を研磨テーブル3から上方に離すことができる。パッド搬送装置300からパッド構造体120を受け取るときは、ロッドアクチュエータ127は昇降ロッド126を上昇させ、パッド構造体120は昇降ロッド126の上端に置かれる。図31に示す複数のリフト機構125は、昇降ロッド126が上昇している状態である。
本実施形態の研磨テーブル3は、パッド構造体120を研磨テーブル3に固定するためのパッドチャック130をさらに備えている。本実施形態では、パッドチャック130は、研磨テーブル3内を延びる真空ライン131を有する真空チャックである。真空ライン131は、研磨テーブル3のパッド支持面3b内で開口する複数の開口端130aを有しており、真空ライン131の他方の端部は図示しない真空源(例えば真空ポンプ)に連通している。真空ライン131内に真空が形成されると、パッド構造体120の支持プレート121は研磨テーブル3のパッド支持面3bに真空により保持(固定)される。真空ライン131内の真空形成を停止すると、パッド構造体120を研磨テーブル3から取り外すことができる。このように、パッドチャック130は、パッド構造体120を研磨テーブル3に着脱可能に固定することができる。
本実施形態では、パッド搬送装置300のパッド保持機構310は、パッド位置判定システム60の研磨パッド移動機構として機能する。パッド保持機構310は、保持面312aが複数の昇降ロッド126の上端よりも上方に位置する状態で、パッド構造体120を保持して、パッド構造体120を移動させる。すなわち、パッド保持機構310は、パッド構造体120が複数の昇降ロッド126の上端に接触しない状態で、パッド構造体120を移動させる。
パッド保持機構310は、保持ステージ312を上下動させる上下動機構(図示せず)と、保持ステージ312を水平移動させるアクチュエータ(図示せず)と、保持ステージ312を回転させるステージ回転機構(図示せず)を備えている。アクチュエータは、保持ステージ312を研磨パッド1の研磨面1aと平行な方向に移動させるように構成されている。アクチュエータの例としては、ピストンシリンダ、リニアモータ、あるいはモータ(サーボモータ、ステッピングモータなど)とボールねじとの組み合わせが挙げられる。各アクチュエータは、保持ステージ312を約0.1mmの精度で移動させることができるように構成されている。
ステージ回転機構は、保持ステージ312をパッド構造体120の中心軸を中心に回転させるように構成されている。ステージ回転機構の例としては、モータ、プーリー(および/またはギア)、および回転ベルトの組み合わせが挙げられる。パッド保持機構310は、アクチュエータにより保持ステージ312を移動させて、パッド構造体120(研磨パッド1を含む)を研磨面1aに平行な面内の互いに垂直なX方向、Y方向に移動させることができる。さらに、パッド保持機構310は、ステージ回転機構により保持ステージ312を回転させて、パッド構造体120(研磨パッド1を含む)の周方向に回転させることができる。
本実施形態では、パッド構造体120(研磨パッド1を含む)の位置決め要素は、研磨パッド1の切り抜き部53および支持プレート121の切り抜き部123であり、位置決め要素に対応する研磨テーブル3の位置基準部は、センサ孔50および排水孔51である。パッド位置判定部65は、撮像装置62によって生成された画像上に現れた位置決め要素の位置基準部に対する相対的な位置に基づいて、パッド構造体120(研磨パッド1を含む)の研磨テーブル3に対する相対的な位置が適正であるか否かを判定する。
図31に示すように、パッド保持機構310は、動作制御部350に電気的に接続されており、パッド保持機構310の動作は、動作制御部350によって制御される。動作制御部350は、パッド位置判定部65に電気的に接続されている。動作制御部350は、パッド保持機構310に指令を与えて、パッド構造体120(研磨パッド1を含む)を移動させる。パッド位置判定部65は、パッド構造体120(研磨パッド1を含む)の研磨テーブル3に対する相対的な位置が適正であると判定したときに、動作制御部350に停止信号を送るように構成されている。動作制御部350は、パッド位置判定部65から送られた停止信号に基づいて、パッド保持機構310に指令を与えて、パッド保持機構310の移動を停止させる。
一実施形態では、パッド位置判定部65は、パッド構造体120(研磨パッド1を含む)の研磨テーブル3に対する相対的な位置ずれ量を算出して、パッド構造体120(研磨パッド1を含む)の研磨テーブル3に対する位置ずれ量を動作制御部350に送るように構成されてもよい。この場合、動作制御部350は、パッド位置判定部65から送られた位置ずれ量に基づいて、パッド保持機構310に指令を与えて、パッド構造体120(研磨パッド1を含む)の研磨テーブル3に対する位置が適正となるように、パッド構造体120(研磨パッド1を含む)を移動させる。
動作制御部350は、プログラムが格納された記憶装置350aと、プログラムに含まれる命令に従って演算を実行する演算装置350bを備えている。動作制御部350は、少なくとも1台のコンピュータから構成される。記憶装置350aは、ランダムアクセスメモリ(RAM)などの主記憶装置と、ハードディスクドライブ(HDD)、ソリッドステートドライブ(SSD)などの補助記憶装置を備えている。演算装置350bの例としては、CPU(中央処理装置)、GPU(グラフィックプロセッシングユニット)が挙げられる。ただし、動作制御部350の具体的構成はこれらの例に限定されない。一実施形態では、動作制御部350は、パッド位置判定部65と一体に構成されてもよい。
パッド保持機構310によりパッド構造体120(研磨パッド1を含む)が移動され、研磨テーブル3に対して位置合わせされると、パッド保持機構310は、上下動機構により保持ステージ312を下降させて、パッド構造体120を昇降ロッド126上に置く。その後、パッド保持機構310は、パッド構造体120の真空吸着を解除して、パッド構造体120の外側に移動される。ロッドアクチュエータ127は昇降ロッド126を下降させて研磨テーブル3内まで移動させ、これによりパッド構造体120は研磨テーブル3のパッド支持面3b上に載置される。さらにパッドチャック130は、真空ライン131内に真空を形成することにより、パッド構造体120を研磨テーブル3に固定する。一実施形態では、動作制御部350は、パッド位置判定部65から送られた停止信号に基づいて、パッド保持機構310に指令を与えて、パッド保持機構310の移動を停止させた後に、上下動機構により保持ステージ312を下降させてもよい。
本実施形態によれば、パッド構造体120(研磨パッド1を含む)を研磨テーブル3に位置合わせした後、パッドチャック130によりパッド構造体120が装着されるので、研磨パッド1を研磨テーブル3に貼り付ける作業をなくすことができる。
図29乃至図31を参照して説明した実施形態は、図6乃至図9、および図10乃至図12を参照して説明した各実施形態にも適用することができる。
上述した実施形態は、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者が本発明を実施できることを目的として記載されたものである。上記実施形態の種々の変形例は、当業者であれば当然になしうることであり、本発明の技術的思想は他の実施形態にも適用しうる。したがって、本発明は、記載された実施形態に限定されることはなく、特許請求の範囲によって定義される技術的思想に従った最も広い範囲に解釈されるものである。
1 研磨パッド
1a 研磨面
1b 粘着面
1c 外周
3 研磨テーブル
3a テーブル軸
3b パッド支持面
3c 外周
5 研磨ヘッド
10 研磨液供給ノズル
12 研磨制御部
12a 記憶装置
12b 演算装置
16 研磨ヘッドシャフト
17 連結手段
18 研磨ヘッドモータ
19 テーブルモータ
25 光学式膜厚測定装置
31 センサヘッド
32 処理部
42 センサモジュール
47 光学装置
48 光ファイバー
50 センサ孔
51 排水孔
53 切り抜き部
55 液体供給路
56 液体排出路
58 液体供給源
60 パッド位置判定システム
62 撮像装置
65 パッド位置判定部
65a 記憶装置
65b 演算装置
67 表示装置
70 剥離シート
71 開口部
75 切り込み線
80 滑りシート
81 開口部
85 切り込み線
90 研磨パッド移動機構
91 パッド水平移動部材
91a パッド接触部
93 ローラー
95 パッド支持部材
95a 支持部
95b アーム
95c 突起部
100 動作制御部
100a 記憶装置
100b 演算装置
102 剥離シートピース
105 パッド押圧機構
106 押圧ロッド
106a 押圧部
107 アーム
110 ガイド部材
120 パッド構造体
121 支持プレート
123 切り抜き部
125 リフト機構
126 アクチュエータ
127 昇降ロッド
130 パッドチャック
130a 開口端
131 真空ライン
300 パッド搬送装置
310 パッド保持機構
312 保持ステージ
312a 保持面
350 動作制御部
350a 記憶装置
350b 演算装置
400 パッド慣らし装置
W ウェーハ

Claims (26)

  1. 基板を研磨する研磨面、および位置決め要素を有する研磨パッドと、
    前記研磨パッドを支持するパッド支持面、および前記位置決め要素に対応する位置基準部を有する研磨テーブルと、
    前記研磨テーブルの上方に配置され、前記位置決め要素および前記位置基準部の画像を生成する撮像装置と、
    前記画像上に現れた前記位置決め要素の前記位置基準部に対する相対的な位置に基づいて、前記研磨パッドの前記研磨テーブルに対する相対的な位置が適正であるか否かを判定するパッド位置判定部を備えた、パッド位置判定システム。
  2. 前記位置決め要素は、前記研磨パッドに形成された切り抜き部であり、
    前記位置基準部は、前記切り抜き部よりも小さい面積を有しており、
    前記パッド位置判定部は、前記画像上において、前記位置基準部の全体が前記位置決め要素内に位置しているときに、前記研磨パッドの前記研磨テーブルに対する前記相対的な位置が適正であると判定するように構成されている、請求項1に記載のパッド位置判定システム。
  3. 前記パッド位置判定部は、前記画像上において、前記位置基準部の全体が前記位置決め要素内に位置しており、かつ前記位置決め要素の向きが前記位置基準部の向きと一致しているときに、前記研磨パッドの前記研磨テーブルに対する前記相対的な位置が適正であると判定するように構成されている、請求項2に記載のパッド位置判定システム。
  4. 前記位置基準部は、前記研磨テーブルの内部に設けられた光学式センサが発する光を通過させるために、前記研磨テーブルの前記パッド支持面に形成されたセンサ孔を含む、請求項2に記載のパッド位置判定システム。
  5. 前記位置決め要素は、第1位置決め要素および第2位置決め要素であり、
    前記位置基準部は、前記第1位置決め要素に対応する第1位置基準部、および前記第2位置決め要素に対応する第2位置基準部であり、
    前記第1位置決め要素は、前記研磨パッドに形成された切り抜き部であり、
    前記第1位置基準部は、前記切り抜き部よりも小さい面積を有しており、
    前記第2位置決め要素は、前記研磨パッドの外周であり、
    前記第2位置基準部は、前記研磨テーブルの外周であり、
    前記パッド位置判定部は、前記画像上において、前記第1位置基準部の全体が前記第1位置決め要素内に位置し、かつ前記第2位置決め要素の全体が前記第2位置基準部に重なっているときに、前記研磨パッドの前記研磨テーブルに対する前記相対的な位置が適正であると判定するように構成されている、請求項1に記載のパッド位置判定システム。
  6. 前記位置決め要素は、第1位置決め要素および第2位置決め要素であり、
    前記位置基準部は、前記第1位置決め要素に対応する第1位置基準部、および前記第2位置決め要素に対応する第2位置基準部であり、
    前記第1位置決め要素は、前記研磨パッドに形成された第1切り抜き部であり、
    前記第1位置基準部は、前記第1切り抜き部よりも小さい面積を有しており、
    前記第2位置決め要素は、前記研磨パッドに形成された第2切り抜き部であり、
    前記第2位置基準部は、前記第2切り抜き部よりも小さい面積を有しており、
    前記パッド位置判定部は、前記画像上において、前記第1位置基準部の全体が前記第1位置決め要素内に位置し、かつ前記第2位置基準部の全体が前記第2位置決め要素内に位置するときに、前記研磨パッドの前記研磨テーブルに対する前記相対的な位置が適正であると判定するように構成されている、請求項1に記載のパッド位置判定システム。
  7. 前記パッド位置判定部が前記研磨パッドの前記研磨テーブルに対する前記相対的な位置が適正であると判定したときに、前記判定の結果を表示する表示装置をさらに備えている、請求項1に記載のパッド位置判定システム。
  8. 前記研磨テーブル上の前記研磨パッドを移動させる研磨パッド移動機構と、
    前記研磨パッド移動機構の動作を制御する動作制御部をさらに備え、
    前記パッド位置判定部は、前記研磨パッドの前記研磨テーブルに対する前記相対的な位置が適正であると判定したときに、前記動作制御部に停止信号を送り、前記動作制御部は前記研磨パッド移動機構に指令を与えて前記研磨パッドの移動を停止させるように構成されている、請求項1に記載のパッド位置判定システム。
  9. 前記研磨パッドは、
    前記研磨面の裏面を構成する粘着面と、
    前記粘着面を覆う剥離シートを有し、
    前記剥離シートは、前記粘着面の一部を露出させる開口部を有している、請求項1に記載のパッド位置判定システム。
  10. 前記位置決め要素は、前記研磨パッドに形成された切り抜き部であり、
    前記切り抜き部は、前記剥離シートの前記開口部内に位置している、請求項9に記載のパッド位置判定システム。
  11. 前記剥離シートは、複数のシートピースに分割可能に構成されている、請求項9に記載のパッド位置判定システム。
  12. 前記研磨テーブルに着脱可能に取り付けられ、前記研磨テーブルの外周に沿った形状を有するガイド部材をさらに備えている、請求項1に記載のパッド位置判定システム。
  13. 基板を研磨する研磨面、および位置決め要素を有する研磨パッドを用意し、
    前記研磨パッドを、前記位置決め要素に対応する位置基準部を有する研磨テーブルのパッド支持面により支持し、
    前記研磨テーブルの上方に配置された撮像装置により、前記位置決め要素および前記位置基準部の画像を生成し、
    前記画像上に現れた前記位置決め要素の前記位置基準部に対する相対的な位置に基づいて、前記研磨パッドの前記研磨テーブルに対する相対的な位置が適正であるか否かをパッド位置判定部により判定する、パッド位置判定方法。
  14. 前記位置決め要素は、前記研磨パッドに形成された切り抜き部であり、
    前記位置基準部は、前記切り抜き部よりも小さい面積を有しており、
    前記パッド位置判定部により判定することは、前記画像上において、前記位置基準部の全体が前記位置決め要素内に位置しているときに、前記研磨パッドの前記研磨テーブルに対する前記相対的な位置が適正であると前記パッド位置判定部により判定することである、請求項13に記載のパッド位置判定方法。
  15. 前記パッド位置判定部により判定することは、前記画像上において、前記位置基準部の全体が前記位置決め要素内に位置しており、かつ前記位置決め要素の向きが前記位置基準部の向きと一致しているときに、前記研磨パッドの前記研磨テーブルに対する前記相対的な位置が適正であると判定することである、請求項14に記載のパッド位置判定方法。
  16. 前記位置基準部は、前記研磨テーブルの内部に設けられた光学式センサが発する光を通過させるために、前記研磨テーブルの前記パッド支持面に形成されたセンサ孔を含む、請求項14に記載のパッド位置判定方法。
  17. 前記位置決め要素は、第1位置決め要素および第2位置決め要素であり、
    前記位置基準部は、前記第1位置決め要素に対応する第1位置基準部、および前記第2位置決め要素に対応する第2位置基準部であり、
    前記第1位置決め要素は、前記研磨パッドに形成された切り抜き部であり、
    前記第1位置基準部は、前記切り抜き部よりも小さい面積を有しており、
    前記第2位置決め要素は、前記研磨パッドの外周であり、
    前記第2位置基準部は、前記研磨テーブルの外周であり、
    前記画像上において、前記第1位置基準部の全体が前記第1位置決め要素内に位置し、かつ前記第2位置基準部の全体が前記第2位置決め要素に重なっているときに、前記研磨パッドの前記研磨テーブルに対する前記相対的な位置が適正であると判定する、請求項13に記載のパッド位置判定方法。
  18. 前記位置決め要素は、第1位置決め要素および第2位置決め要素であり、
    前記位置基準部は、前記第1位置決め要素に対応する第1位置基準部、および前記第2位置決め要素に対応する第2位置基準部であり、
    前記第1位置決め要素は、前記研磨パッドに形成された第1切り抜き部であり、
    前記第1位置基準部は、前記第1切り抜き部よりも小さい面積を有しており、
    前記第2位置決め要素は、前記研磨パッドに形成された第2切り抜き部であり、
    前記第2位置基準部は、前記第2切り抜き部よりも小さい面積を有しており、
    前記画像上において、前記第1位置基準部の全体が前記第1位置決め要素内に位置し、かつ前記第2位置基準部の全体が前記第2位置決め要素内に位置するときに、前記研磨パッドの前記研磨テーブルに対する前記相対的な位置が適正であると判定する、請求項13に記載のパッド位置判定方法。
  19. 前記パッド位置判定部が前記研磨パッドの前記研磨テーブルに対する前記相対的な位置が適正であると判定したときに、表示装置により前記判定の結果を表示する工程をさらに含む、請求項13に記載のパッド位置判定方法。
  20. 前記研磨テーブルの前記パッド支持面上に支持された前記研磨パッドを、研磨パッド移動機構により移動させる工程と、
    前記研磨パッドの前記研磨テーブルに対する前記相対的な位置が適正であると判定したときに、前記研磨パッド移動機構による前記研磨パッドの移動を停止させる工程をさらに含む、請求項13に記載のパッド位置判定方法。
  21. 前記研磨テーブルに着脱可能に取り付けられ、前記研磨テーブルの外周に沿った形状を有するガイド部材に前記研磨パッドの外周を合わせて、前記研磨パッドを前記研磨テーブルの前記パッド支持面上に配置する工程をさらに含む、請求項13に記載のパッド位置判定方法。
  22. 前記研磨パッドは、
    前記研磨面の裏面を構成する粘着面と、
    前記粘着面を覆う剥離シートを有し、
    前記剥離シートは、前記粘着面の一部を露出させる開口部を有しており、
    請求項13乃至21のいずれか一項に記載のパッド位置判定方法により、前記研磨パッドの前記研磨テーブルに対する前記相対的な位置が適正であると判定したときに、前記研磨パッドの前記粘着面の露出部分を、前記剥離シートの前記開口部を介して、前記研磨テーブルの前記パッド支持面の一部に接着させて、前記研磨パッドを前記研磨テーブルに仮留めする工程と、
    前記剥離シートを前記研磨パッドから剥がして、前記研磨パッドの前記粘着面の全体を前記研磨テーブルの前記パッド支持面に貼り付ける、パッド貼り付け方法。
  23. 前記位置決め要素は、前記研磨パッドに形成された切り抜き部であり、
    前記切り抜き部は、前記剥離シートの前記開口部内に位置している、請求項22に記載のパッド貼り付け方法。
  24. 前記剥離シートは、複数のシートピースに分割可能に構成されており、
    前記剥離シートを前記研磨パッドから剥がして、前記研磨パッドの前記粘着面の全体を前記研磨テーブルの前記パッド支持面に貼り付ける工程は、前記剥離シートを前記複数のシートピースに分割して前記研磨パッドから剥がして、前記研磨パッドの前記粘着面の全体を前記研磨テーブルの前記パッド支持面に貼り付ける工程である、請求項22に記載のパッド貼り付け方法。
  25. 前記研磨パッドを前記研磨テーブルの前記パッド支持面により支持する工程は、前記パッド支持面に載置された滑りシート上で前記研磨パッドを支持する工程であり、
    前記滑りシートは、前記剥離シートの前記開口部に対応する位置に形成され、前記剥離シートの前記開口部よりも大きい開口部を有し、
    前記研磨パッドを前記研磨テーブルに仮留めする工程は、前記研磨パッドの前記研磨テーブルに対する前記相対的な位置が適正であると判定したときに、前記研磨パッドの前記粘着面の露出部分を、前記剥離シートの前記開口部および前記滑りシートの前記開口部を介して、前記研磨テーブルの前記パッド支持面の一部に接着させて、前記研磨パッドを前記研磨テーブルに仮留めする工程であり、
    前記研磨パッドを前記研磨テーブルに仮留めする工程の後であって、前記研磨パッドの前記粘着面の全体を前記研磨テーブルの前記パッド支持面に貼り付ける工程の前に、前記滑りシートを前記研磨パッドと前記研磨テーブルの間から取り除く工程をさらに含む、請求項22に記載のパッド貼り付け方法。
  26. 前記滑りシートは、複数のシートピースに分割可能に構成されており、
    前記滑りシートを前記研磨パッドと前記研磨テーブルの間から取り除く工程は、前記滑りシートを前記複数のシートピースに分割して、前記研磨パッドと前記研磨テーブルの間から取り除く工程である、請求項25に記載のパッド貼り付け方法。
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