JP2024061822A5 - クッションアセンブリおよび患者インターフェース - Google Patents

Claims (20)

1. 空気流れを周囲空気圧力に対して連続的に陽圧において患者の鼻孔入口へ送達するためのクッションアセンブリであって、
   周囲空気圧力よりも少なくとも６ｃｍＨ _２ Ｏ高い治療圧力まで加圧可能であるキャビティを少なくとも部分的に形成するプレナムチャンバであって、前記プレナムチャンバは、前記キャビティの前側で非患者接触構造を形成し、治療圧力における空気流れを患者の呼吸のために受容するようなサイズ及び構造にされたプレナムチャンバ入口ポートを含む、プレナムチャンバと、
   患者の顔の鼻ブリッジ領域の下方の患者の気道への入口を包囲する患者の顔の領域に対して圧力アシストシールを形成するように構築および配置されたシーリング部を有するシール形成構造であって、前記シーリング部は、前記治療圧力における空気流れが少なくとも患者の鼻孔への入口に送達されるように、その中に形成された穴を有し、前記シール形成構造は、使用時において患者の呼吸サイクル全体において前記治療圧力を前記キャビティ内に維持するように構築および配置される、シール形成構造と、
   を含み、
   前記シール形成構造は、前記シーリング部を支持する可撓性の支持構造を含み、前記支持構造は、シリコーンを含み、前記シーリング部は、患者の鼻下点および患者の鼻尖点を含む患者の鼻の下側をシールするように構成され、
   前記プレナムチャンバは、シリコーンを含み、前記支持構造は、ワンピース構造として前記プレナムチャンバと一体的に形成され、
   前記シール形成構造は、前記シーリング部と前記支持構造との間に延在するシール付勢部を含み、前記シール付勢部は、前記支持構造の隣接部分のシリコーンと比較して、増大した可撓性を有するように前記支持構造の隣接部分のシリコーンの肉厚よりも小さい肉厚を有するシリコーンを有し、
   使用中、前記シーリング部、前記シール付勢部及び少なくとも前記支持構造の部分は、前記クッションアセンブリの後方の患者対向面に沿って配置され、
   使用中、前記キャビティの加圧によって前記シール付勢部が、患者の顔に向かって延びるように構成されることにより、前記シーリング部が患者の顔の少なくとも一部分に向かう方向において、前記支持構造の少なくとも一部分から突出する、クッションアセンブリ。
2. 前記シール付勢部は、前記支持構造の少なくとも一部分に直接接続されている、請求項１に記載のクッションアセンブリ。
3. 前記シール付勢部は、前記シーリング部に直接接続されている、請求項１または２に記載のクッションアセンブリ。
4. 前記シーリング部の内縁は、前記シール付勢部に成形される、請求項１～３のいずれか一項に記載のクッションアセンブリ。
5. 前記シーリング部内の少なくとも１つ穴部は、２つの穴部を含み、前記シーリング部の２つの穴部の間にブリッジ部位が配置される、請求項１～４のいずれか一項に記載のクッションアセンブリ。
6. 前記ブリッジ部位は、前記シーリング部が異なるサイズの鼻に適合するように膨張させることを可能にするために過度の材料と共に座屈する、請求項５に記載のクッションアセンブリ。
7. 前記シール付勢部は、少なくとも前記クッションアセンブリの側方領域内に配置される、請求項１～３のいずれか一項に記載のクッションアセンブリ。
8. 前記シーリング部は、前記クッションアセンブリの中央領域内においてよりも、前記クッションアセンブリの前記側方領域内においてより長い距離にわたって延びるように構成されるため、前記シール付勢部が使用時において前記キャビティ内で加圧されることによって起動された際に、前記中央領域により屈曲領域または可撓領域が形成されることにより、前記側方領域内の前記シーリング部により患者の鼻翼がクレードル保持またはピンチ保持される、請求項７に記載のクッションアセンブリ。
9. 前記シール付勢部は、前記側方領域においてより大きく、前記クッションアセンブリの前記中央領域においてより小さい、請求項８に記載のクッションアセンブリ。
10. 前記シール付勢部は、少なくとも前記クッションアセンブリの中央部の一部において省略される、請求項８または９に記載のクッションアセンブリ。
11. 前記シール付勢部のサイズは、前記クッションアセンブリの周辺において変化する、請求項１～１０のいずれか一項に記載のクッションアセンブリ。
12. 前記シール付勢部は、前記クッションアセンブリの周辺全体周囲に延びる、請求項１～１１のいずれか一項に記載のクッションアセンブリ。
13. 前記支持構造と前記シール付勢部とは、ワンピースで一体的に形成される、請求項１～１２のいずれか一項に記載のクッションアセンブリ。
14. 前記シーリング部は、患者の顔を密閉するように構成される織物膜であり、前記織物膜は、織物材料と、前記織物材料に付加して前記織物材料を実質的に空気不透過性にする空気不透過層とを含む、請求項１～１３のいずれか一項に記載のクッションアセンブリ。
15. 使用時において前記キャビティの加圧前では、前記シール付勢部の最後部は、前記シーリング部を越えて後ろ側に突出しない、請求項１～１４のいずれか一項に記載のクッションアセンブリ。
16. 前記プレナムチャンバ入口ポートは、第１プレナムチャンバ入口ポートであり、前記プレナムチャンバの第１側方部に配置されている、請求項１～１５のいずれか一項に記載のクッションアセンブリ。
17. 前記クッションアセンブリは、さらに、前記治療圧力における空気流れを患者の呼吸のために受容するようなサイズおよび構造にされた第２プレナムチャンバ入口ポートを含み、前記第２プレナムチャンバ入口ポートは、前記第１側方部とは反対の前記プレナムチャンバの第２側方部に配置されている、請求項１６に記載のクッションアセンブリ。
18. 睡眠呼吸障害の治療のために患者に陽圧の空気流れを送達するための患者インターフェースであって、前記患者インターフェースは、
    請求項１～１７のいずれか一項に記載のクッションアセンブリ；および
    前記シール形成構造を患者の頭部上の治療的に有効な位置に保持するための力を提供する位置決めおよび安定化構造を含む、患者インターフェース。
19. 前記位置決め及び安定化構造は、前記クッションアセンブリに空気流れを送達するように構成される１組の導管を含み、前記導管は、使用中、前記患者の眼と耳との間で、患者の顔のそれぞれの側面に沿って延在するように構成される、請求項１８に記載の患者インターフェース。
20. それぞれの前記導管は、前記導管に対する患者の顔をクッション保護するために前記導管の外表面上に設けられるスリーブを含む、請求項１９に記載の患者インターフェース。