JP2024061387A - 照明装置およびその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】照明装置に対する発光条件のカスタム設定を容易に行うことができるようにする。【解決手段】照明装置300は、撮像装置100に通信可能に接続され、照明光を発する。該照明装置は、ユーザにより設定されたカスタム発光条件を記憶する記憶手段308と、撮像装置においてユーザにより設定されたカスタム撮像条件での撮像が選択された場合に、記憶手段からカスタム撮像条件に対応するカスタム発光条件を読み出し、該カスタム発光条件での照明光の発光制御を行う制御手段310とを有する。【選択図】図1

Description

本発明は、被写体に向けて照明光を照射する照明装置に関する。
デジタルカメラ等の撮像装置とストロボ等の照明装置を含む撮像システムには、ユーザが照明装置の発光条件をカスタム設定できるものがある。
また、特許文献1には、撮像装置に装着された照明装置が通信可能な専用ストロボであると判断すると、専用ストロボ用の撮像モードを設定する撮像装置を含むものが開示されている。
特開2006-64763号公報
ただし、ユーザが照明装置に対するカスタム設定を照明装置上で行って照明装置に記憶させる構成では、撮像装置による撮像直前にユーザが容易に照明装置に対するカスタム設定を行うことができなかったり、カスタム設定を誤ったりするおそれがある。
本発明は、容易に発光条件のカスタム設定を行うことができるようにした照明装置を提供する。
本発明の一側面としての照明装置は、撮像装置に通信可能に接続され、照明光を発する。該照明装置は、ユーザにより設定されたカスタム発光条件を記憶する記憶手段と、撮像装置においてユーザにより設定されたカスタム撮像条件での撮像が選択された場合に、記憶手段からカスタム撮像条件に対応するカスタム発光条件を読み出し、該カスタム発光条件での照明光の発光制御を行う制御手段とを有することを特徴とする。なお、上記照明装置と撮像装置とを有することを撮像システムも、本発明の他の一側面を構成する。
また本発明の他の一側面としての制御方法は、撮像装置に通信可能に接続され、照明光を発する照明装置に適用される。該制御方法は、ユーザにより設定されたカスタム発光条件を記憶手段に記憶させるステップと、撮像装置においてユーザにより設定されたカスタム撮像条件での撮像が選択された場合に、記憶手段からカスタム撮像条件に対応するカスタム発光条件を読み出し、該カスタム発光条件での照明光の発光制御を行うステップとを有することを特徴とする。なお、上記制御方法に従う処理をコンピュータに実行させるプログラムも、本発明の他の一側面を構成する。
本発明によれば、照明装置に対するカスタム発光条件を容易に設定することができる。
実施形態1のストロボ装置を含む撮像システムの構成の一部を示すブロック図。 上記撮像システムの構成全体を示すブロック図。 実施形態1においてカメラ本体が実行するレリーズ前処理を示すフローチャート。 上記カメラ本体が実行するレリーズ処理を示すフローチャート。 上記カメラ本体が実行するカメラ設定処理を示すフローチャート。 実施形態1におけるストロボ充電・発光動作を示すフローチャート。 実施形態1においてストロボ装置が実行する処理を示すフローチャート。 実施形態2においてストロボ装置が実行する処理を示すフローチャート。 実施形態3においてストロボ装置が実行する処理を示すフローチャート。 実施形態2における表示部での表示例を示す図。 実施形態3における表示部での表示例を示す図。 実施形態3における表示部の別の表示例を示す図。 実施形態3における表示部のさらに別の表示例を示す図。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
(実施形態1)
図2は、本発明の実施形態1としての撮像システムの構成全体を示している。撮像システムは、撮像装置としてのカメラ本体100と、カメラ本体100に対して着脱可能なレンズユニット200と、カメラ本体100に対して着脱可能な照明装置としてのストロボ装置300とを含む。
カメラ本体100は、クイックリターンミラーを有するデジタル一眼レフまたはクイックリターンミラーを有さないミラーレスカメラである。カメラ本体100に設けられたマイクロコンピュータ(以下、カメラマイコンという)101は、プログラムに従って撮像システム全体を制御する。カメラマイコン101は、CPU、ROM、RAM、入出力制御回路(I/Oコントロール回路)、マルチプレクサ、タイマー回路、EEPROM、A/DコンバータおよびD/Aコンバータ等を含み、少なくとも1つのプロセッサにより構成されている。
撮像素子102は、CCDセンサやCMOSセンサ等の光電変換素子であり、赤外カットフィルタやローパスフィルタ等を含む。撮像素子102は、後述する撮像光学系により形成される被写体像を光電変換(撮像)する。
シャッタ103は、フォーカルプレンシャッタであり、撮像素子102への光の到達を阻止する遮光状態と撮像素子102を露光する開放位置との間で動作する。
測光(AE)回路104は、測光センサを備え、撮像領域(被写体)の複数の測光エリアのそれぞれに対する輝度情報を出力する。焦点検出回路105は、AFセンサを備え、撮像領域内の複数の焦点検出エリアのそれぞれにおけるデフォーカス量等の焦点情報を出力する。
ゲイン切替え回路106は、撮像素子102から出力されるアナログ撮像信号を増幅する。増幅のゲインは、撮像条件やユーザの操作等に応じてカメラマイコン101が切り替える。A/D変換器107は、増幅されたアナログ撮像信号をデジタル撮像信号に変換する。タイミングジェネレータ(TG)108は、増幅されたアナログ撮像信号のA/D変換器107への入力タイミングとのA/D変換器107によるデジタル変換タイミングとを同期させる。信号処理回路109は、A/D変換器107からのデジタル撮像信号に対して各種信号処理を行って画像データを生成する。
通信ラインSCLは、カメラ本体100とレンズユニット200およびストロボ装置300とを通信可能に接続する信号ラインである。カメラ本体100とレンズユニット200およびストロボ装置300は、この通信ラインSCLを通じて、カメラマイコン101をホストとしたデータの交換やコマンドの伝達等の通信を行う。
端子120は、カメラ本体100とレンズユニット200の通信の同期をとるためのSCLK_L端子、レンズユニット200にデータを送信するためのMOSI_L端子、レンズユニット200から送信されたデータを受信するためのMISO_L端子を含む。また、カメラ本体100とレンズユニット200との両方をつなぐGND端子も含む。
端子130は、カメラ本体100とストロボ装置300の通信の同期をとるためのSCLK_S端子、カメラ本体100からストロボ装置300にデータを送信するためのMOSI_S端子、ストロボ装置300から送信されたデータを受信するためのMISO_S端子を含む。端子130は、カメラ本体100に対してストロボ装置300等のアクセサリ装置を着脱可能とするアクセサリシューに設けられた端子である。
撮像モードダイヤル110は、撮像モードを選択するユーザにより回転操作される。撮像モードには、設定を全て自動で行うフルオートモード(FA)、風景やポートレート等のシーンごと適したシーン別モード(CN)の他、マニュアル設定モード(M)、絞り優先モード(Av)、シャッタ優先モード(Tv)およびプログラムモード(P)がある。
さらに撮像モードとして、ユーザが任意でカスタム設定した撮像条件(カスタム撮像条件)で撮像を行える複数のカスタム撮像モード(例えばC1、C2、C3:以下、単にカスタムモードという)を選択可能である。複数のカスタムモードでは、ストロボ装置300の発光に関する互いに異なるカスタム設定も可能である。
なお、カスタムモードでは、ストロボ装置300に対するカスタム設定は可能であるが、そのカスタム設定はカメラ本体100が有する不揮発性メモリに記憶されない。また本実施形態では、カメラ本体100におけるカスタム設定を、ストロボ装置300におけるカスタム設定(ストロボカスタム設定)と区別するため、カメラカスタム設定Cx_CA(カスタム番号x=1~3)という。
なお、撮像モードの選択は、撮像モードダイヤル110によらず、ボタン、スイッチおよびタッチパネル等の他の操作部材の操作により行ってもよい。
入力部111は、電源スイッチ、レリーズスイッチおよび設定ボタン等の操作部材を含む。カメラマイコン101は、入力部111を通じたユーザの入力に応じて各種処理を実行する。レリーズスイッチは、ユーザにより半押し操作されることでSW1-ONとなり、全押し操作されることでSW2-ONとなる。カメラマイコン101は、SW1-ONに応じて焦点調節や測光等の撮像準備処理を開始し、SW2-ONに応じて露光や現像処理等の撮像処理を開始する。また、設定ボタンは、ユーザにより操作されることで、カメラ本体100に装着されたストロボ装置300に対する各種設定を可能とする。液晶表示デバイスや発光素子を含む表示部112は、設定された撮像モードその他の撮像情報を表示する。
レンズユニット200において、マイクロコンピュータ(以下、レンズマイコンという)201は、プログラムに従って、カメラマイコン101からのコマンドに応じてレンズユニット200の動作を制御する。レンズマイコン201は、CPU、ROM、RAM、入出力制御回路(I/Oコントロール回路)、マルチプレクサ、タイマー回路、EEPROM、A/DコンバータおよびD/Aコンバータ等を含み、少なくとも1つのプロセッサにより構成されている。
撮像光学系は、フォーカスレンズやズームレンズ等のレンズ202と絞り205を含み、被写体からの光を撮像素子102上に結像させる。レンズ駆動部203は、フォーカスレンズを移動させるアクチュエータとその駆動回路を含む。レンズマイコン201は、焦点検出回路105の出力に基づいてカメラマイコン101により演算されたフォーカス駆動量に応じてレンズ駆動部203にフォーカスレンズを駆動させる。エンコーダ204はフォーカスレンズの位置を検出するために設けられている。レンズマイコン201は、エンコーダ204により検出された位置を用いてフォーカスレンズの駆動を制御する。
絞り205は、開口径を変化させて光量を調節する。絞り制御部206は、絞り205の開口径を変化させるアクチュエータを制御する。レンズマイコン201は、カメラマイコン101から指示される絞り値に応じて絞り制御部206に絞り205を駆動させる。
ストロボ装置300は、放電管305から被写体を照明する閃光や定常光等の照明光を発する。ストロボ装置300において、マイクロコンピュータ(制御手段:以下、ストロボマイコンという)310は、プログラムに従って、カメラマイコン101からのコマンドに応じてストロボ装置300の発光制御を行う。ストロボマイコン310は、CPU(MPU)、ROM、RAM、入出力制御回路(I/Oコントロール回路)、マルチプレクサ、タイマー回路、EEPROM、A/DコンバータおよびD/Aコンバータ等を含み、少なくとも1つのプロセッサにより構成されている。
電池301は、ストロボ装置300の電源(VBAT)として機能する。昇圧回路ブロック302は、昇圧部302a、電圧検出用の抵抗302b、302cおよびメインコンデンサ302dを有する。昇圧回路ブロック302は、電池301から供給される電圧を昇圧部302aにより数百Vに昇圧してメインコンデンサ302dに発光のための電気エネルギーを充電させる。メインコンデンサ302dの充電電圧は、抵抗302b、302cにより分圧され、分圧された電圧はストロボマイコン310のA/D変換端子に入力される。
トリガー回路303は、放電管305を励起させためのパルス電圧を放電管305に印加する。発光制御回路304は、放電管305の発光の開始と停止を制御する。
ストロボ装置300の発光部300bは、放電管305、反射傘306およびズーム光学系307により構成されている。放電管305は、トリガー回路303から印加される数KVのパルス電圧を受けて励起して、メインコンデンサ302dに充電された電気エネルギーを用いて照明光を発する。反射傘306は、放電管305から被写体側とは反対側に発せられた光を反射して被写体側に導く。
ズーム光学系307は、光学パネル等を含み、照明光の照射範囲を変化させるように動作する。ズーム光学系307は、放電管305との相対位置を変更することで、照射範囲の変化に応じてガイドナンバーを変化させることができる。
不揮発性メモリ308は、EEPROM等で構成された記憶手段であり、ストロボ装置300に関する各種情報を記憶する。また不揮発性メモリ308は、ストロボ装置300の発光制御に必要なデータや、ユーザが設定した発光モードやストロボカスタム設定(これらについては後述する)のデータを記憶する。不揮発性メモリ308は、ストロボマイコン310とEEP_COM信号で接続されている。
入力部312は、電源スイッチ、ストロボ装置300の発光モードを設定するモード設定スイッチ、各種パラメータを設定する設定ボタン等の操作部材を含む。ストロボマイコン310は、入力部312を通じたユーザの入力に応じて各種処理を実行する。液晶デバイスや発光素子を含む表示部313は、ストロボ装置300に関する情報を表示する。
ストロボカスタム設定に際してユーザが入力部312を通じて発光条件やその記憶のための操作が行われると、ストロボマイコン310は不揮発性メモリ308にストロボカスタム設定のデータを記憶させる。この処理については後述する。
積分回路309は、後述するフォトダイオード314の受光電流を積分し、その出力を後述するコンパレータ315の反転入力端子とストロボマイコン310のA/Dコンバータ端子に入力する。コンパレータ315の非反転入力端子は、ストロボマイコン310内のD/Aコンバータ端子に接続されている。コンパレータ315の出力は、後述するANDゲート311の一方の入力端子に入力される。ANDゲート311の他方の入力端子は、ストロボマイコン310の発光制御端子と接続されている。ANDゲート311の出力は、発光制御回路304に入力される。
フォトダイオード314は、放電管305から発せられる光を受光するセンサであり、直接またはグラスファイバー等の光学部材を介して放電管305から発せられる光を受光する。ズーム駆動回路330は、放電管305とズーム光学系307の相対位置に関する情報をエンコーダ等により検出するズーム検出部と、ズーム光学系307を移動させるためのアクチュエータを含むズーム駆動部とを有する。ストロボマイコン310は、レンズマイコン201から出力される焦点距離情報をカメラマイコン101を介して取得し、該焦点距離情報を用いてズーム光学系307の駆動量を演算する。
次に、カメラ本体100(カメラマイコン101)が実行する処理を、図1および図3~図6を用いて説明する。図1は、図2に示した撮像システムの構成の一部を抜粋して示している。図3のフローチャートは、カメラマイコン101がプログラムに従って実行する基本処理を示している。
カメラ本体100の入力部111に含まれる電源スイッチがONされて起動したカメラマイコン101は本処理を開始する。まずステップS1において、カメラマイコン101は自身のメモリやポートの初期化を行う。
次にステップS2では、カメラマイコン101は、カメラ本体100の入力部111に含まれるスイッチの状態や予め設定された情報を読み込み、シャッタ速度や絞り値、様々な撮像設定を行う。本ステップの処理の詳細を図5のフローチャートを用いて説明する。
ステップS50において、カメラマイコン101は、撮像モードダイヤル110にて選択されている撮像モードを読み込む。ステップS51では、カメラマイコン101は、選択されている撮像モードを判断する。選択されている撮像モードが簡易撮像モードとしてのフルオートモード(FA)またはシーン別モード(CN)である場合は、カメラマイコン101は、ステップS52へ進んで選択されている撮像モード(FA又はCN)を示す撮像モード情報を設定する。そしてステップS53にて、ストロボマイコン310に通信ラインSCSを介して撮像モード情報を送信する。
選択されている撮像モードが応用撮像モードとしてのマニュアル設定モード(M)、絞り優先モード(Av)、シャッタ優先モード(Tv)およびプログラムモード(P)のいずれかである場合は、カメラマイコン101は、ステップS54へ進む。
ステップS54では、カメラマイコン101は、選択されている撮像モード(M、Av、Tv又はP)を示す撮像モード情報を設定する。そしてステップS53にて、ストロボマイコン310に通信ラインSCSを介して撮像モード情報を送信する。
選択されている撮像モードがカスタムモード(C1、C2又はC3)である場合は、カメラマイコン101は、ステップS55へ進んで選択されているカスタムモードを示す撮像モード情報を設定する。そしてステップS53にて、ストロボマイコン310に通信ラインSCSを介して撮像モード情報を送信する。なお、前述したようにカスタムモードでは、ストロボ設定はカメラ本体100の不揮発性メモリには記憶されない。
次に図3のステップS3では、カメラマイコン101は、カメラ本体100の入力部111に含まれるレリーズスイッチが半押し操作されてSW1-ONであるか否かを判断する。SW1-ONであればステップS4へ移行し、SW1-OFFであればステップS3を繰り返す。
ステップS4では、カメラマイコン101は、レンズマイコン201と通信ラインSCLを介して通信を行い、レンズユニット200の焦点距離情報や、焦点調節や測光に必要な光学情報を取得する。
次にステップS5では、カメラマイコン101は、カメラ本体100にストロボ装置300が装着されているか否かを判断する。カメラ本体100にストロボ装置300が装着されていればステップS6へ移行し、未装着ならばS9bへ移行する。ストロボ装置300の装着か未装着かの判定は、カメラマイコン101とストロボマイコン310と間の通信が行われているか否かで判断する。また、ストロボ装置300の装着を検出する機械的なスイッチを設けて判断してもよい。
ステップS6では、カメラマイコン101は、ストロボマイコン310と通信ラインSCSを介して通信を行う。この際、カメラマイコン101は、ストロボ装置300のID情報と、メインコンデンサ302dの充電状態を示す充電情報と、ストロボ装置300の発光量や発光モード等の発光情報とを含むストロボ情報をストロボマイコン310から取得する。またカメラマイコン101は、ストロボマイコン310と通信ラインSCSを介して通信を行い、ステップS4にて取得した焦点距離情報をストロボマイコン310に送信する。これにより、ストロボマイコン310は受信した焦点距離情報に基づいてズーム光学系307の駆動量を演算し、演算した駆動量に基づいてズーム光学系307を移動させてストロボ装置300の照射範囲を焦点距離に合わせた範囲に変更する。
次にステップS7では、カメラマイコン101は、カメラ本体100の入力部111を介して設定されたカメラカスタム設定やレリーズスイッチの状態等を示す情報(カメラ情報)をストロボマイコン310に送信する準備(ストロボ用コマンドへの変換)を行う。
次にステップS8では、カメラマイコン101は、ステップS7で準備したカメラ情報をストロボマイコン310へ送信する。
次にステップS9aでは、カメラマイコン101は、自動焦点調節(AF)モードが設定されているか否かを判断する。AFモードが設定されていればステップS10aへ移行し、AFモードが設定されていない、すなわちマニュアル焦点調節(MF)モードが設定されていればステップS12へ移行する。
ステップS10aでは、カメラマイコン101は、焦点検出回路105に位相差検出方式による焦点検出動作を行わせる。
またステップS10aでは、カメラマイコン101は、複数の焦点検出エリアから焦点を合わせる焦点検出エリア(以下、目標合焦エリアという)を、近点優先等の自動選択アルゴリズムや入力部111へのユーザの操作に応じて決定する。
次にステップS11aでは、カメラマイコン101は、ステップS10aで決定された目標合焦エリアをカメラマイコン101内のRAMに記憶させる。
さらにステップS11aでは、カメラマイコン101は、焦点検出回路105からの焦点情報に基づいてフォーカスレンズの駆動量を演算する。そしてカメラマイコン101は、レンズマイコン201と通信ラインSCLを介して通信を行い、演算した駆動量を含むフォーカスコマンドをレンズマイコン201に送信する。これにより、レンズマイコン201は受信した駆動量でフォーカスレンズを移動させる。そしてステップS12へ移行する。
一方、ステップS5でストロボ装置300が未装着であると判断した場合は、カメラマイコン101はステップS9bへ移行し、ステップS9aと同様にAFモードが設定されているか否かを判断する。AFモードが設定されていればステップS10bへ移行し、MFモードが設定されていればステップS12へ移行する。
ステップS10bでは、カメラマイコン101は、ステップS10aと同様に複数の焦点検出エリアから目標合焦エリアを決定する。次にステップS11bでは、カメラマイコン101は、ステップS11aと同様にフォーカスレンズの駆動量を演算してこれを含むフォーカスコマンドをレンズマイコン201に送信し、フォーカスレンズを移動させる。そしてステップS12へ移行する。
ステップS12では、カメラマイコン101は、測光回路104に測光を行わせ、測光回路104から測光結果を取得する。例えば、カメラマイコン101は、測光回路104が備える測光センサの所定の領域で取得した測光結果である輝度値を被写体輝度値EVbとしてRAMに記憶させる。
次にステップS13では、カメラマイコン101は、ゲイン切替え回路106は、入力部111より入力されたISO感度等に応じてゲインを切り替える。またカメラマイコン101は、ストロボマイコン310と通信ラインSCSを介して通信を行い、切替え後のゲインを示すゲイン設定情報をストロボマイコン310に送信する。
次にステップS14では、カメラマイコン101は、ステップS12にて取得した測光結果に基づいて露出演算を行い、露出値を決定する。
次にステップS15では、カメラマイコン101は、ストロボマイコン310から充電完了信号を受信したか否かを判断する。充電完了信号を受信した場合はステップS16へ移行し、受信していなければステップS17へ移行する。
ステップS16では、カメラマイコン101は、ステップS14にて演算した露出値に基づいて、ストロボ装置300を発光させる撮像(ストロボ撮像)に適した露出制御値としてのシャッタ速度Tvと絞り値Avを決定する。
一方、ステップS17では、カメラマイコン101は、ステップS14にて演算した露出値に基づいてストロボ装置300を発光させない撮像(非ストロボ撮像)に適した露出制御値を決定する。
ステップS16またはステップS17にて露出制御値を決定したカメラマイコン101は、ステップS18へ移行し、入力部111に含まれるレリーズスイッチが全押し操作されてSW2-ONになったか否かを判断する。SW2-ONであれば図4のステップS19へ移行し、SW2-OFFであればステップS2へ戻る。
図4のフローチャートは、カメラマイコン101が実行するストロボ撮像処理を示している。ここでは、カメラ本体100がクイックリターンミラーを有する場合について説明する。
ステップS19では、カメラマイコン101は、測光回路104にストロボ装置300の非発光状態で測光を行わせ、測光回路104から非発光状態での測光結果(非発光状態輝度値)を取得する。カメラマイコン101は、各測光エリアで取得した非発光状態輝度値をEVaとして、RAMに記憶させる。
次にステップS20では、カメラマイコン101は、ストロボマイコン310に対して通信ラインSCSを介してプリ発光を命令する。ストロボマイコン310は、この命令に従って、トリガー回路303と発光制御回路304を制御し、放電管305に所定光量でのプリ発光を行わせる。
次にステップS21では、カメラマイコン101は、測光回路104にストロボ装置300がプリ発光している状態で測光を行わせ、測光回路104からプリ発光状態での測光結果(プリ発光状態輝度値)を取得する。カメラマイコン101は、取得したプリ発光状態輝度値をEVfとして、RAMに記憶させる。
次にステップS22では、カメラマイコン101は、露光に先立ってクイックリターンミラーをアップさせて撮像光路内から退避させる。
次にステップS23では、カメラマイコン101は、非発光状態輝度値とプリ発光状態輝度値から次式を用いてプリ発光成分の輝度値EVdfを抽出する。
EVdf=LN2(2EVf-2EVa
次にステップS24では、カメラマイコン101は、通信ラインSCSを介してストロボマイコン310からプリ発光時の発光量を示すプリ発光情報Qpreを取得する。
次にステップS25では、カメラマイコン101は、目標合焦エリア、焦点距離情報およびプリ発光情報Qpreから適正な本発光量を演算する。本発光量の演算では、露出値EVsと被写体輝度EVbとプリ発光成分の輝度値EVdfとに基づいて、プリ発光量に対して適正となる本発光量の相対比rを求める。
r=LN2(2EVs-2EVb)-EVdf
露出値EVsと被写体輝度EVbの伸張したものの差分をとっているのは、照明光と外光による露出が適正となるように制御するためである。
次にステップ26では、カメラマイコン101は、ストロボ撮像時のシャッタ速度Tvとプリ発光の発光時間t_preと予め設定された補正係数cとを用いて、次式により相対比rを補正して補正後の相対比r′を演算する。
r′=r+Tv-t_pre+c
シャッタ速度Tvとプリ発光の発光時間t_preとを用いて相対比rを補正するのは、プリ発光時の測光積分値INTpと本発光の測光積分値INTmとを正しく比較するためである。
次にステップS27では、カメラマイコン101は、通信ラインSCSを介してストロボマイコン310へ本発光量を決定するための相対比r′の情報を送信する。
次にステップS28では、カメラマイコン101は、図3のステップS16にて決定した絞り値Avを含む絞りコマンドをレンズマイコン201に送信するとともに、決定したシャッタ速度Tvになるようにシャッタ103を制御する。
次にステップS29では、カメラマイコン101は、通信ラインSCSを介してストロボマイコン310に本発光を命令する。これにより、ストロボマイコン310は、カメラから送信された相対比r′に基づいて放電管305に本発光量を行わせる。
次にステップS30では、カメラマイコン101は、クイックリターンミラーをダウンさせて撮像光路内に配置する。
次にステップS31では、カメラマイコン101は、ゲイン切替え回路106に撮像素子102から出力されたアナログ撮像信号を設定されたゲインで増幅させ、その後、A/D変換器107に増幅後のアナログ撮像信号をデジタル撮像信号に変換させる現像処理を行う。さらにカメラマイコン101は、信号処理回路109にデジタル撮像信号に対してホワイトバランス等の信号処理を行わせて画像データを生成させる。
次にステップS32では、カメラマイコン101は、画像データを不図示のメモリに記録して、ストロボ撮像処理を終了する。
その後、ステップS33において、カメラマイコン101は、SW1-ONか否かを判断し、SW1-ONであればステップS18へ戻り、SW1-OFFであればステップS2へ戻る。
図6のフローチャートは、ストロボマイコン310がプログラムに従って実行する発光処理を示している。ストロボ装置300の入力部312に含まれる電源スイッチがONされて起動したストロボマイコン310は本処理を開始する。
ステップS201では、ストロボマイコン310は、自身のメモリやポートの初期化を行う。
次にステップS202では、ストロボマイコン310は、昇圧回路ブロック302にメインコンデンサ302dの充電を開始させる。
次にステップS203では、ストロボマイコン310は、メインコンデンサ302dの充電が完了したか、つまりは充電電圧が所定値以上か否かを判断する。充電電圧が所定値以上であればステップS205へ移行し、所定値未満であればステップS204へ移行する。
ステップS204では、ストロボマイコン310は、充電未完信号をカメラマイコン101へ送信する。そしてステップS202へ戻る。
ステップS205では、ストロボマイコン310は、充電完了信号をカメラマイコン101へ送信する。そしてステップS206へ移行する。
ステップS206では、ストロボマイコン310は、カメラマイコン101から送信された撮像モード情報に対する処理を行う。具体的には、カメラ本体100にて設定された撮像モードを判断し、撮像モードに応じて本発光の発光条件の設定(ストロボ設定)を行う。この際、カメラカスタム設定に対応するストロボカスタム設定のデータを読み出す処理も行う。
図7のフローチャートは、ステップS206でのストロボ設定処理を示している。
ステップS101では、ストロボマイコン310は、カメラマイコン101から送信された撮像モード情報を受信する。
ステップS102では、ストロボマイコン310は、受信した撮像モードを判断する。撮像モードがフルオートモード(FA)またはシーン別モード(CN)である場合は、ストロボマイコン310はステップS103にてFAおよびCNに最適として固定されているストロボ設定(例えば自動調光設定)を行い、本処理を終了する。
撮像モードがマニュアル設定モード(M)、絞り優先モード(Av)、シャッタ優先モード(Tv)またはプログラムモード(P)である場合は、ストロボマイコン310はステップS104に進む。ステップS104では、ストロボマイコン310は、撮像モード情報と共にカメラマイコン101から受信した発光設定情報に基づいてストロボ設定を行い、本処理を終了する。発光設定情報は、例えば、後述するストロボ発光量情報、発光モード情報、ストロボワイヤレス設定情報、シンクロモード情報、調光補正情報等の少なくとも1つである。
撮像モードがカスタムモード(C1、C2、C3)である場合は、ストロボマイコン310はステップS105に進み、モードリンク設定を判断する。モードリンク設定とは、カスタム撮像モードのカメラカスタム設定(Cx_CA)と不揮発性メモリ308に記憶されたストロボカスタム設定(Cx_ST)とをリンクさせる(結合する)か否かの設定である。モードリンク設定のオン/オフは、入力部312のリンク設定スイッチ(リンク設定手段)312aを通じてユーザが設定可能である。
ストロボカスタム設定は、ユーザによりカスタム設定されたストロボ装置300の発光条件(カスタム発光条件)である。発光条件には、プリ発光有りの自動調光、マニュアル発光、マルチ(連続)発光、カスタム発光および外部調光等の発光モードや、発光量を調整するための調光補正値や、ハイスピードシンクロおよび後幕シンクロ等のシンクロモードが含まれる。
モードリンク設定がオンである場合は、カメラ本体100でのカメラカスタム設定とリンクするストロボカスタム設定での発光が行われる。モードリンク設定がオフの場合はそのようなリンクよる発光は行われない。
ストロボカスタム設定は複数設けることが可能であり、それぞれ別々の設定が可能である。
図1に示すように、不揮発性メモリ308には複数の記憶領域(レジスタ)が設けられており、ストロボカスタム設定のデータC1_ST DATA、C2_ST DATA、C3_ST DATAはそれぞれ別々の記憶領域に記憶されて保存される。
ステップS105においてモードリンク設定がオンである場合は、ストロボマイコン310はステップS106に進み、カメラカスタム設定にリンクしたストロボカスタム設定のデータを不揮発性メモリ308から読み出す。こうしてカメラカスタム設定とリンクされたストロボカスタム設定の発光条件が本発光前に設定される。
ステップS105でモードリンク設定がオフである場合は、ストロボマイコン310はステップS107に進み、カメラカスタム設定とストロボカスタム設定をリンクせず、カメラマイコン101から受信したカスタムモード(カメラカスタム設定)の発光条件を設定する。ただし、このカメラカスタム設定の発光条件は、ストロボカスタム設定として不揮発性メモリ308には記憶されない。そして本処理を終了する。
図6のステップS207では、ストロボマイコン310は、カメラマイコン101から発光命令(発光開始信号)を受信したか否かを判断し、受信していればステップS208へ移行し、受信していなければ本処理を終了する。
ステップS208では、ストロボマイコン310は、S206でのストロボ設定に従って発光制御回路304に発光を指示して発光制御を行う。これにより、発光制御回路304は放電管305を発光させる。
次にステップS209では、ストロボマイコン310は、発光が行われたか否かを判断し、発光が行われると本処理を終了する。
本実施形態によれば、カメラカスタム設定に対応するストロボカスタム設定をストロボ装置300に保存させることで、ユーザがカメラ本体100でカメラカスタム設定を選択するだけで容易に所望の発光条件でのストロボ撮像が可能となる。
なお、本実施形態では、3つのカメラおよびストロボカスタム設定が可能である場合について説明したが、数は3つ以外であってもよい。
(実施形態2)
実施形態2は、実施形態1で説明したモードリンク設定がオンである場合に、カメラ本体100においてユーザにより変更されたカメラカスタム設定で、不揮発性メモリ308上のストロボカスタム設定を上書き(更新)することを可能とする。本実施形態におけるカメラ本体100、レンズユニット200およびストロボ装置300の構成および図3~図7で説明した処理は実施形態1と共通である。
図8のフローチャートは、ストロボマイコン310がプログラムに従って実行するストロボカスタム設定アップデート処理を示している。
ステップS401において、ストロボマイコン310は、入力部312でストロボカスタム設定アップデートが選択されることに応じてストロボカスタム設定アップデート用のメニューを表示部313に表示させる。図10(a)、(b)は、表示部313としての液晶デバイスに表示されるメニューの例を示している。ユーザはこのメニューを見ながら入力部312の操作スイッチを操作することで、ストロボカスタム設定のアップデートを行う。
図10(a)、(b)において、メニューには2つのチェックボックスが設けられている。CF2-01はオートアップデート設定のオン/オフを選択するためのチェックボックスであり、CF2-02はモードリンク設定のオン/オフを選択するためのチェックボックスである。図10(a)における白のチェックボックスはオフを示し、図10(b)における黒のチェックボックスはオンを示す。黒のチェックボックスに代えてチェックマークを表示してもよい。
次にステップS402では、ストロボマイコン310は、オートアップデート設定がオンか否かを判断し、オートアップデート設定がオンであればステップS403へ進み、オフであれば本処理を終了する。
ステップS403では、ストロボマイコン310は、モードリンク設定がオンか否かを判断し、モードリンク設定がオンであればステップS404へ進み、オフであればステップS405へ進む。
ステップS404では、ストロボマイコン310は、不揮発性メモリ308のうち、ユーザにより選択されたカメラカスタム設定のカスタム番号に対応するストロボカスタム設定用の記憶領域を選択する。そしてストロボマイコン310は、カメラマイコン101から受信した変更後のカメラカスタム設定のデータによる選択された記憶領域に記憶された既存のストロボカスタム設定のデータの上書きを許可する。そして本処理を終了する。
実施形態1では、図7のステップS106でカメラカスタム設定にリンクしたストロボカスタム設定がストロボマイコン310により読み出されて発光条件が設定される。実施形態2では、ステップS404でストロボカスタム設定のデータの上書きが許可されると、上書きが実行された後に更新されたストロボカスタム設定のデータがストロボマイコン310により読み出されて発光条件が設定される。
ステップS405では、ストロボマイコン310は、カメラカスタム設定とストロボカスタム設定をリンクせず、不揮発性メモリ308のうちユーザにより選択されたカスタム番号に対応するストロボカスタム設定用の記憶領域を選択する。そしてストロボマイコン310は、カメラマイコン101から受信したカメラカスタム設定のデータで選択された記憶領域に記憶された既存のストロボカスタム設定のデータの上書きを許可する。そして本処理を終了する。
実施形態1では、図7のステップS107でストロボカスタム設定にリンクしていないカメラカスタム設定の発光条件がストロボマイコン310により設定される。実施形態2では、ステップS405でストロボカスタム設定のデータの上書きが許可されると、上書きが実行された後に更新されたストロボカスタム設定のデータがストロボマイコン310により読み出されて発光条件が設定される。
(実施形態3)
実施形態3では、実施形態1で説明したモードリンク設定がオンである場合において撮像モードしてカスタムモードが選択されたときは、ストロボ装置300における発光条件の変更を制限(禁止)する。本実施形態におけるカメラ本体100、レンズユニット200およびストロボ装置300の構成および図3~図6で説明した処理は実施形態1と共通である。
図9のフローチャートは、本実施形態におけるストロボ設定処理を示している。ステップS101~ステップS107の処理は図7と同じである。
ステップS106からステップS111に進んだストロボマイコン310は、入力部312を通じた発光条件(発光モード)の変更を制限するとともに、その制限を表示部313に表示する。
ここで、発光条件の設定を制限しない場合における表示部313の表示例について説明する。図11(a)~(f)および図12(a)~(h)は、表示部313としての液晶表示デバイスにおけるGUI表示の例を示している。ユーザは、GUI表示を見ながら入力部312の操作スイッチを操作してストロボ装置300の発光条件に関する設定を行う。
図11(a)は設定変更前の表示(第一階層)を示している。図11(b)~(e)は設定変更中の表示(第一および第二階層)を示している。図11(f)は設定変更後の表示(第一階層)を示している。
D1-01~D1-06は液晶表示デバイス上の複数(6つ)の表示エリアを示している。設定変更前および設定変更後の各表示エリアには、白い背景と黒い文字が表示される。なお、背景や文字の色は他の色であってもよい。
表示エリアD1-01には発光モードが表示される。発光モードは、実施例1でも説明したマニュアル発光(M)、プリ発光有りの自動調光(AUTO)、マルチ発光(MULTI)およびカスタム発光(C1AUTO、C2AUTO、C3AUTO)が含まれる。ここで、C1AUTO、C2AUTO、C3AUTOは、C1、C2、C3の各カスタム設定において発光モードがAUTO設定となっていることを表している。例えば、C1のカスタム設定において発光モードがマニュアル発光に設定されていればC1となる。
表示エリアD1-02には、ワイヤレスモードのON/OFFが表示される。表示エリアD1-03には、ズーム光学系307のズーム位置(焦点距離)が表示される。表示エリアD1-04には、シンクロモードが表示される。シンクロモードには、実施例1でも説明したハイスピードシンクロ(HSS)および後幕シンクロ(図示せず)が含まれる。
表示エリアD1-05には、自動調光時の光量補正のための調光補正値(例えば±1)が表示される。表示エリアD1-06には、調光補正値をシフトさせながら複数回のストロボ撮像を行う発光ブラケット(FEB)の設定の有無が表示される。
図11(a)の状態においてユーザが設定変更を開始する操作を行うと、図11(b)に示すように第一階層の表示が選択待機中の表示となる。この状態では、各表示エリアが黒枠で囲まれるボックス表示状態となる。また設定変更に係る表示エリア(ここではD1-11)内が黒く表示されて、文字が白く表示される。
図11(b)の状態においてユーザが発光モードを選択する操作を行うと、表示が図11(c)に示すように第二階層に移行する。図11(c)に示す第二階層における6つの表示エリアD2-11~D2-16にはそれぞれ、選択可能な発光モードであるAUTO、M、MULTI、C1AUTO、C2AUTO、C3AUTOが表示される。ユーザが設定したい発光モードを選択する、例えば図11(d)に示すようにMを選択する操作を行うことで、表示エリアD2-12内が黒く表示されて、文字が白く表示される。
ユーザが発光モードをMに確定する操作を行うと、図11(e)に示すように表示が第一階層に戻る。この第1階層における表示エリアD1-01には、選択された発光モードであるMが表示される。この段階でも、表示エリアD1-01内が黒く表示されて、文字Mが白く表示される。そしてユーザが設定変更を終了する操作を行うと、第一階層の表示が図11(f)に示すように設定変更(決定)後の表示となる。
図12(b)は、図11(f)と図12(a)に示した第一階層から遷移したストロボカスタム設定データの記憶/消去用の表示を示している。表示エリアK2-11、K2-13、K2-15にはそれぞれ、ストロボカスタム設定データの記憶実行(Cx_REG.)が表示されている。ユーザがCx_REG.を選択すると、該当する表示エリア内が黒く表示されて、文字Cx_REG.が白く表示され、ストロボカスタム設定データCx_ST DATAが不揮発性メモリ308の対応する記憶領域に記憶される。
表示エリアK2-12、K2-14、K2-16にはそれぞれ、ストロボカスタム設定データの消去(Cx_CLEAR)が表示されている。ユーザがCx_CLEARを選択すると、該当する表示エリア内が黒く表示されて、文字Cx_CLEARが白く表示され、ストロボカスタム設定データCx_ST DATAが不揮発性メモリ308の対応する記憶領域から消去されて初期データが該記憶領域に記憶される。
ユーザがストロボカスタム設定データの記憶/消去を終了する操作を行うと、図12(c)に示すように第一階層の表示に戻る。
記憶されたストロボカスタム設定データCx_ST DATAを用いるカスタム発光モードを設定するユーザが図12(d)に示す第一階層にて発光モード(D1-11)を選択する操作を行うと、図12(e)に示すように第一階層から第二階層の表示に遷移する。この第二階層における6つの表示エリアD2-11~D2-16にはそれぞれ、選択可能な発光モードであるAUTO、M、MULTI、C1、C2AUTO、C3AUTOが表示される。図12(f)に示すようにユーザが設定したいC1を選択すると、表示エリアD2-12内が黒く表示されて、文字C1が白く表示される。
ユーザが発光モードをC1に確定する操作を行うと、図12(g)に示すように表示が第一階層に戻る。この第1階層における表示エリアD1-11には、選択された発光モードであるC1が表示される。この段階でも、表示エリアD1-11内が黒く表示されて、文字が白く表示される。そしてユーザが設定変更を終了する操作を行うと、第一階層の表示が図12(h)に示すように設定変更後の表示となる。
ら図12(f)のD2-14エリアのC1MにGUIの操作により移動して、GUIの操作により選択、確定させると図12(g)のように第一階層に戻る。
図12(g)のD1-11のように第一階層の表示はC1Mとなり、設定変更状態から前述のGUIの操作により設定確定を行うと図12(h)のように設定確定状態となる。
図13(a)、(b)は、ステップS111で発光条件の設定を制限する場合の表示部313の表示例を示している。ここでは、C1から他の発光モードへの変更が制限される場合について説明する。
図12(h)に示したように発光モードとしてC1が設定されている状態からユーザが発光モードの変更する操作を行うことで、図13(a)に示すように第一階層の表示が選択待機中の表示となる。この状態では、各表示エリアが黒枠で囲まれるボックス表示状態となる。また設定変更に係る表示エリア(ここではD1-11)内が黒く表示されて、文字C1が白く表示される。
図13(a)の状態においてユーザが発光モードを選択する操作を行うと、表示が図13(c)に示すように第二階層に移行する。このとき、第二階層では、表示エリアD2-24に現在の発光モードであるC1がこれを囲む破線枠とともに表示されるが、他の発光モードは表示されない。これにより、C1から他の発光モードへの変更が制限されていることをユーザに表示する。
図9のステップS111からステップS112に進んだストロボマイコン310は、ステップS102と同様にカメラ本体100において撮像モードが変更されたか否かを判断する。例えばストロボ装置300ではカスタム発光モードのままでカメラ本体100において撮像モードがカスタムモードから絞り優先モード等の他の撮像モードに変更されたか否かを判断する。撮像モードの変更があればステップS113へ進み、変更がなければ本処理を終了する。
ステップS113では、ストロボマイコン310は、入力部312を通じたカスタム発光モードの他のカスタムモードへの変更を制限するとともに、その制限を表示部313に表示する。例えば、図12(h)に示したように発光モードとしてC1が設定された状態からユーザが発光モードの変更する操作を行うことで、図13(c)に示すように第一階層の表示が選択待機中の表示となる。この状態での表示は図13(a)と同じである。
図13(c)の状態においてユーザが発光モードを選択する操作を行うと、表示が図13(d)に示すように第二階層に移行する。このとき、第二階層の表示エリアD2-11~D2-13には変更可能な発光モードAUTO、M、MULTが黒枠とともに表示される。しかし、表示エリアD2-14~D2-16には、現在のカスタム発光モードであるC1と他のカスタム発光モードであるC2AUTO、C3AUTOが破線枠とともに表示される。これにより、カスタム発光モード以外の発光モードへの変更は許容されるが、カスタム発光モードの変更は制限されていることをユーザに表示する。
上記の実施形態には、以下の構成が含まれる。
(構成1)
撮像装置に通信可能に接続され、照明光を発する照明装置であって、
ユーザにより設定されたカスタム発光条件を記憶する記憶手段と、
前記撮像装置においてユーザにより設定されたカスタム撮像条件での撮像が選択された場合に、前記記憶手段から前記カスタム撮像条件に対応する前記カスタム発光条件を読み出し、該カスタム発光条件での前記照明光の発光制御を行う制御手段とを有することを特徴とする照明装置。
(構成2)
前記カスタム撮像条件と前記カスタム発光条件とのリンクを行うか否かを設定可能なリンク設定手段をさらに有し、
前記制御手段は、前記リンクを行う設定がなされた場合に、前記記憶手段から前記カスタム撮像条件に対応する前記カスタム発光条件を読み出して前記発光制御を行うことを特徴とする構成1に記載の照明装置。
(構成3)
前記記憶手段は、前記カスタム発光条件として互いに異なる複数の発光条件を記憶することが可能であり、
前記制御手段は、前記撮像装置において互いに異なるカスタム撮像条件が設定された複数の撮像のうちユーザにより選択された撮像のカスタム撮像条件に対応する前記カスタム発光条件を前記記憶手段から読み出して前記発光制御を行うことを特徴とする構成1または2に記載の照明装置。
(構成4)
前記制御手段は、前記撮像装置においてユーザにより変更された発光条件を含むカスタム撮像条件での撮像が選択された場合に、該変更された発光条件で前記記憶手段に記憶された前記カスタム発光条件を更新することを特徴とする構成1から3のいずれか1つに記載の照明装置。
(構成5)
前記カスタム撮像条件と前記カスタム発光条件とのリンクを行うか否かを設定可能なリンク設定手段をさらに有し、
前記制御手段は、前記リンクを行う設定がなされた場合に、前記変更された発光条件で前記記憶手段に記憶された前記カスタム発光条件を更新することを特徴とする構成4に記載の照明装置。
(構成6)
前記カスタム撮像条件と前記カスタム発光条件とのリンクを行うか否かを設定可能なリンク設定手段をさらに有し、
前記制御手段は、前記リンクを行う設定がなされた場合に、前記カスタム発光条件の変更を制限することを特徴とする構成1から5のいずれか1つに記載の照明装置。
(構成7)
構成1から6のいずれか一項に記載の照明装置と、
前記撮像装置とを有することを特徴とする撮像システム。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
以上説明した各実施例は代表的な例にすぎず、本発明の実施に際しては、各実施例に対して種々の変形や変更が可能である。
100 カメラ本体
101 カメラマイコン
110 撮影モードダイヤル
112 入力部
300 ストロボ装置
308 不揮発性メモリ
310 ストロボマイコン
312 入力部
313 表示部

Claims (9)

  1. 撮像装置に通信可能に接続され、照明光を発する照明装置であって、
    ユーザにより設定されたカスタム発光条件を記憶する記憶手段と、
    前記撮像装置においてユーザにより設定されたカスタム撮像条件での撮像が選択された場合に、前記記憶手段から前記カスタム撮像条件に対応する前記カスタム発光条件を読み出し、該カスタム発光条件での前記照明光の発光制御を行う制御手段とを有することを特徴とする照明装置。
  2. 前記カスタム撮像条件と前記カスタム発光条件とのリンクを行うか否かを設定可能なリンク設定手段をさらに有し、
    前記制御手段は、前記リンクを行う設定がなされた場合に、前記記憶手段から前記カスタム撮像条件に対応する前記カスタム発光条件を読み出して前記発光制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記記憶手段は、前記カスタム発光条件として互いに異なる複数の発光条件を記憶することが可能であり、
    前記制御手段は、前記撮像装置において互いに異なるカスタム撮像条件が設定された複数の撮像のうちユーザにより選択された撮像のカスタム撮像条件に対応する前記カスタム発光条件を前記記憶手段から読み出して前記発光制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  4. 前記制御手段は、前記撮像装置においてユーザにより変更された発光条件を含むカスタム撮像条件での撮像が選択された場合に、該変更された発光条件で前記記憶手段に記憶された前記カスタム発光条件を更新することを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  5. 前記カスタム撮像条件と前記カスタム発光条件とのリンクを行うか否かを設定可能なリンク設定手段をさらに有し、
    前記制御手段は、前記リンクを行う設定がなされた場合に、前記変更された発光条件で前記記憶手段に記憶された前記カスタム発光条件を更新することを特徴とする請求項4に記載の照明装置。
  6. 前記カスタム撮像条件と前記カスタム発光条件とのリンクを行うか否かを設定可能なリンク設定手段をさらに有し、
    前記制御手段は、前記リンクを行う設定がなされた場合に、前記カスタム発光条件の変更を制限することを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載の照明装置と、
    前記撮像装置とを有することを特徴とする撮像システム。
  8. 撮像装置に通信可能に接続され、照明光を発する照明装置の制御方法であって、
    ユーザにより設定されたカスタム発光条件を記憶手段に記憶させるステップと、
    前記撮像装置においてユーザにより設定されたカスタム撮像条件での撮像が選択された場合に、前記記憶手段から前記カスタム撮像条件に対応する前記カスタム発光条件を読み出し、該カスタム発光条件での前記照明光の発光制御を行うステップとを有することを特徴とする制御方法。
  9. 請求項8に記載の制御方法に従う処理をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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