JP2024061035A - 金属皮膜の成膜装置 - Google Patents

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Abstract

Figure 2024061035000001
【課題】成膜の際に、スクリーンマスクと基材との間に、染み出し液が入り込むことを抑えることができる金属皮膜の成膜装置を提供する。
【解決手段】マスク構造体60は、所定のパターンPの貫通部分68が形成されたスクリーンマスク62を備える。スクリーンマスク62は、格子状に開口部64cが形成されたメッシュ部分64と、基材B側においてメッシュ部分64に固着され、貫通部分68が形成されたマスク部分65と、を備える。マスク部分65は、マスク部分65の形状を保持するコア部分65aと、コア部分65aよりも軟質の弾性材料からなり、基材Bに接触するシール部分65bと、を有する。
【選択図】図5

Description

本発明は、基材の表面に所定のパターンで金属皮膜を成膜する成膜装置に関する。
従来から、基材の表面に金属を析出させて、金属皮膜を成膜する成膜装置が提案されている(例えば、特許文献1)。特許文献1には、成膜装置は、めっき液を収容する収容体を備えている。収容体には、開口部が形成されており、開口部は、電解質膜で封止されている。成膜装置は、めっき液の液圧により電解質膜で基材を押圧する押圧機構をさらに備えている。
ここで、基材の表面の所定のパターンの金属製の下地層が形成されている場合には、電解質膜の液圧で基材を押圧しながら、陽極と基材との間に電圧を印加する。これにより、下地層の上に所定のパターンの金属皮膜を成膜することができる。ただし、基材に所定のパターンの下地層が形成されていない場合には、たとえば、特許文献2に示すマスキング材を利用することも想定される。
特開2016-125087号公報 特開2016-108586号公報
ここで、マスキング材として、スクリーンマスクを有したマスク構造体を用いて成膜する場合、マスク構造体は、基材と電解質膜との間に挟み込まれる。この状態で、基材とスクリーンマスクの密着性を確保すべく、めっき液の液圧が作用した電解質膜で、マスク構造体が押圧される。しかしながら、スクリーンマスクが基材に十分に密着していない場合には、所望のパターンの金属皮膜を形成することができないことがある。
具体的には、スクリーンマスクは、所定のパターンに応じた貫通部分が形成されている。成膜の際には、この貫通部分に、電解質膜から染み出した液めっき液(染み出し液)が充填され、電解質膜の押圧により染み出し液が加圧される。これにより、スクリーンマスクと基材との間に、染み出し液が入り込み、所望のパターンの金属皮膜を成膜できないおそれがある。
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、成膜の際に、スクリーンマスクと基材との間に、染み出し液が入り込むことを抑えることができる金属皮膜の成膜装置を提供することである。
前記課題を鑑みて、本発明に係る金属皮膜の成膜装置は、電解質膜と基材との間にマスク構造体を挟み込んだ状態で、電解めっきにより、所定のパターンの金属皮膜を基材に成膜する成膜装置である。前記成膜装置は、めっき液の液圧により、前記電解質膜で前記マスク構造体を押圧する押圧機構を備えている。前記マスク構造体は、前記所定のパターンの貫通部分が形成されたスクリーンマスクを備えている。前記スクリーンマスクは、格子状に開口部が形成されたメッシュ部分と、基材側において前記メッシュ部分に固着され、前記貫通部分が形成されたマスク部分と、を備えている。前記マスク部分は、前記マスク部分の形状を保持するコア部分と、前記コア部分よりも軟質の弾性材料からなり、前記基材に接触するシール部分と、を有する。
本発明によれば、まず、電解質膜と基材との間にマスク構造体を挟み込み、押圧機構により、めっき液の液圧が作用した電解質膜で、マスク構造体を押圧する。この押圧によって、マスク部分のシール部分が弾性変形した状態で、基材の表面に接触する。この結果、スクリーンマスクを、基材に密着させることができる。
一方、電解質膜の押圧により、めっき液により膨潤した電解質膜から染み出した染み出し液(めっき液)が、スクリーンマスクの貫通部分に充填される。電解質膜の押圧により、充填された染み出し液は加圧される。上述した如く、マスク部分のシール部分が弾性変形した状態で、基材の表面に接触している。さらに、コア部分は、メッシュ部分に固着されており、マスク部分よりも剛性が高い。したがって、電解質膜の押圧があったとしても、貫通部分の形状を保持することができる。貫通部分は、所定のパターンに応じた形状であるため、基材の表面に、電解めっきにより所定のパターンの金属皮膜を成膜することができる。
たとえば、前記シール部分は、前記貫通部分を形成する側壁面に沿って延在してもよい。
この例によれば、シール部分が、貫通部分を形成する側壁面に沿って延在しているため、コア部分はシール部分で覆われている。したがって、成膜時に、貫通部分に充填された染み出し液に、コア部分が接触することを抑えることができる。この結果、コア部分の劣化および損傷を抑えることができ、マスク部分の剛性を維持することができる。
たとえば、前記コア部分は、前記基材に対向する対向面と、前記貫通部分を形成する側壁面と、を有しており、前記シール部分は、前記対向面と前記側壁面とで形成される稜線に沿って、形成されていることが好ましい。
この例によれば、シール部分が、コア部分の稜線に沿って形成されているので、電解質膜の押圧により、シール部分の圧縮変形性を高めることができる。この結果、より精度の良いパターンの金属皮膜を成膜することができる。
たとえば、前記マスク部分の硬さは、前記シール部分から前記コア部分に進むに従って、傾斜的に硬くなっていることが好ましい。
マスク構造体を繰り返し使用する場合、シール部分が繰り返して弾性変形する。これにより、シール部分とコア部分とが、これらの界面で分離し易い。しかしながら、この例によれば、シール部分の硬さとコア部分の硬さとの硬度差が局所的に大きくなることを抑えられている。この結果、コア部分とシール部分との分離を防止することができる。
本発明によれば、成膜の際に、スクリーンマスクと基材との間に、染み出し液が入り込むことを抑えることができる。
本発明の実施形態に係る金属皮膜の成膜装置の一例を示す模式的断面図である。 図1に示す成膜装置のマスク構造体の模式的斜視図と、金属皮膜が成膜された基材の模式的斜視図である。 図2に示すA-A線に沿った部分的な拡大断面図である。 図3AのC部の拡大断面図である。 図1に示す成膜装置による成膜を説明するための模式的断面図である。 図4の要部断面図である。 本発明の実施形態に係る成膜装置を用いた、金属皮膜の成膜方法の一例を説明するフローチャートである。 変形例1に係る成膜装置のマスク構造体の部分的な断面図である。 変形例2に係る成膜装置のマスク構造体の部分的な断面図である。 変形例3に係る成膜装置のマスク構造体の部分的な断面図である。 変形例4に係る成膜装置のマスク構造体の部分的な断面図である。 図7Bのマスク構造体のマスク部分の製造方法を説明するための模式図である。 図7Cのマスク構造体のマスク部分の製造方法を説明するための模式図である。 図7Dのマスク構造体のマスク部分の製造方法を説明するための模式図である。 変形例5に係る成膜装置のマスク構造体の部分的な断面図である。 変形例6に係る成膜装置のマスク構造体の部分的な断面図である。
まず、本発明の実施形態に係る金属皮膜の成膜装置1について説明する。図1は、本発明の実施形態に係る金属皮膜の成膜装置の一例を示す模式的断面図である。
図1に示すように、成膜装置1は、電解質膜13と基材Bとの間にマスク構造体60を挟み込んだ状態で、電解めっきにより、所定のパターンPの金属皮膜Fを基材Bに成膜する成膜装置である。具体的には、成膜装置1は、陽極11と、電解質膜13と、陽極11と基材Bとの間に電圧を印加する電源14と、を備える。
成膜装置1は、陽極11およびめっき液Lを収容した収容体15と、基材Bを載置する載置台40と、マスク構造体60と、を備える。成膜時に、マスク構造体60は、基材Bとともに載置台40に載置される。電解質膜13は、マスク構造体60と陽極11との間に配置される。
成膜装置1は、収容体15を昇降させる直動アクチュエータ70を備えている。本実施形態では、説明の便宜上、陽極11の下方に電解質膜13を配置し、さらにその下方にマスク構造体60および基材Bを配置することを前提としている。しかしながら、基材Bの表面に金属皮膜を成膜することができるのであれば、この位置関係に限定されるものではない。
基材Bは陰極として機能するものである。基材Bの材料は、陰極(即ち導電性を有した表面)として機能するものであれば、特に限定されるものではない。基材Bは、例えば、アルミニウムや銅等の金属材料からなってもよい。金属皮膜Fから配線パターンを形成する際には、基材Bは、樹脂等の絶縁性基板の表面に、銅などの下地層が形成された基材を用いる。この場合には、金属皮膜Fの成膜後、金属皮膜Fが成膜された部分以外の下地層をエッチング等で除去する。これにより、絶縁性基板の表面に、金属皮膜Fによる配線パターンを形成することができる。
陽極11は、一例として、金属皮膜の金属と同じ金属からなる非多孔質(たとえば無孔質)の陽極である。陽極11は、ブロック状または平板状の形状を有する。陽極11の材料としては、例えば、銅などを挙げることができる。陽極11は、電源14の電圧の印加で溶解する。ただし、めっき液Lの金属イオンのみで成膜する場合、陽極11は、めっき液Lに対して不溶性の陽極である。陽極11は、電源14の正極に電気的に接続されている。電源14の負極は、載置台40を介して基材Bに電気的に接続されている。
めっき液Lは、成膜すべき金属皮膜の金属をイオンの状態で含有している液である。その金属の一例として、銅、ニッケル、金、銀、または鉄などを挙げることができる。めっき液Lは、これらの金属を、硝酸、リン酸、コハク酸、硫酸、またはピロリン酸などの酸で溶解(イオン化)した溶液である。該溶液の溶媒としては、一例として、水やアルコールなどが挙げられる。たとえば金属が銅の場合には、めっき液Lとしては、硫酸銅、ピロリン酸銅などを含む水溶液を挙げることができる。
電解質膜13は、めっき液Lに接触させることにより、めっき液Lとともに金属イオンを内部に含浸(含有)することが可能となる膜である。電解質膜13は、可撓性を有した膜である。電源14により電圧を印加したときに、めっき液Lの金属イオンが、基材B側に移動することができるものであれば、電解質膜13の材料は、特に限定されない。電解質膜13の材料としては、たとえばデュポン社製のナフィオン(登録商標)などのフッ素系樹脂などのイオン交換機能を有した樹脂等を挙げることができる。電解質膜の膜厚は、20μmから200μmの範囲にあることが好ましい。より好ましくは、その膜厚は、20μmから60μmの範囲にある。
収容体15は、めっき液Lに対して不溶性の材料からなる。収容体15には、めっき液を収容する収容空間15aが形成されている。収容体15の収容空間15aには、陽極11が配置されている。収容空間15aの基材B側には、開口部15dが形成されている。収容体15の開口部15dは、電解質膜13で覆われている。具体的には、電解質膜13の周縁は、収容体15と枠体17とで挟持されている。これにより、収容空間15a内のめっき液Lを、電解質膜13で封止することができる。
図1および図4に示すように、直動アクチュエータ70は、電解質膜13とマスク構造体60が接離自在となるように、収容体15を昇降させる。本実施形態では、載置台40が固定されており、収容体15が直動アクチュエータ70により昇降する。直動アクチュエータ70は、電動式のアクチュエータであり、ボールねじ等(図示せず)によって、モータの回転運動を直動運動に変換する。ただし、電動式のアクチュエータの代わりに、油圧式または空気式のアクチュエータを用いてもよい。
収容体15には、めっき液Lを収容空間15aに供給する供給流路15bが形成されている。さらに、収容体15には、めっき液Lを収容空間15aから排出する排出流路15cが形成されている。供給流路15bおよび排出流路15cは、収容空間15aに連通する孔である。供給流路15bと排出流路15cとは、収容空間15aを挟んで形成されている。供給流路15bは、液供給管50に接続されている。排出流路15cは、液排出管52に流体的に接続されている。
成膜装置1は、液タンク90と、液供給管50と、液排出管52と、ポンプ80と、をさらに備える。図1に示すように、液タンク90には、めっき液Lが収容されている。液供給管50は、液タンク90と収容体15とを接続している。液供給管50には、ポンプ80が設けられている。ポンプ80は、液タンク90から収容体15へめっき液Lを供給する。液排出管52は、液タンク90と収容体15とを接続している。液排出管52には、圧力調整弁54が設けられている。圧力調整弁54は、収容空間15aのめっき液Lの圧力(液圧)を所定の圧力に調整する。
本実施形態では、ポンプ80を駆動させることにより、液タンク90から液供給管50内にめっき液Lが吸引される。吸引されためっき液Lは、供給流路15bから収容空間15aに圧送される。収容空間15aのめっき液Lは、排出流路15cを介して液タンク90へ戻される。このようにして、めっき液Lは、成膜装置1内を循環する。
さらに、ポンプ80の駆動を持続することにより、収容空間15aのめっき液Lの液圧を、圧力調整弁54で、所定の圧力に維持することができる。ポンプ80は、めっき液Lの液圧が作用した電解質膜13で、マスク構造体60を押圧するものである。したがって、ポンプ80は、本発明でいう「押圧機構」に相当する。ただし、電解質膜13でマスク構造体60を押圧することができるのであれば、押圧機構は、特に限定されるものではない。ポンプ80の代わりに、めっき液を射出するピストンとシリンダで構成される射出機構であってもよい。
載置台40は、一例として、導電性の材料(例えば金属)から形成されている。載置台40には、第1凹部41と、第2凹部42と、が形成されている。第1凹部41は、基材Bを収容する凹部である。第2凹部は、第1凹部41に基材Bを収容した状態で、マスク構造体60を収容する凹部である。
図2は、図1に示す成膜装置1のマスク構造体60の模式的斜視図と、金属皮膜Fが成膜された基材Bの模式的斜視図である。図3Aは、図2に示すA-A線に沿った部分的な拡大断面図であり、図3Bは、図3AのC部の拡大断面図である。
マスク構造体60は、枠体61と、スクリーンマスク62と、を備えている。スクリーンマスク62は、金属皮膜Fの所定のパターンPに応じた貫通部分68が形成されている。スクリーンマスク62は、メッシュ部分64とマスク部分65を備えている。
枠体61は、スクリーンマスク62の周縁62aを、枠体61に対して、基材B側(載置台40側)で支持している。具体的には、スクリーンマスク62の周縁62aは、枠体61に固着されている。本実施形態では、スクリーンマスク62は、矩形状の外形を有している。したがって、枠体61は、矩形の額縁状の形状を有する。マスク構造体60の形状を保持できるものであれば、枠体61の材料は、特に限定されるものではない。たとえば、枠体61の材料として、ステンレス鋼などの金属材料、または熱可塑性樹脂などの樹脂材料を挙げることができる。枠体61は、たとえば、金属板を打ち抜き加工により形成されたものであり、1mmから3mm程度の厚さを有する。なお、図3A等では、説明の便宜上、枠体61の厚さを、実際の厚さよりも厚く描いている。
メッシュ部分64は、格子状に複数の開口部64c、64c、…が形成されている。具体的には、図3Bに示すように、メッシュ部分64は、配向された複数の線材64a、64bが交差するように織り込まれた網目状の部分である。複数の線材64a、64a同士は間隔を空けて配列されており、これらに交差する複数の線材64b、64b同士は間隔を空けて配列されている。これにより、メッシュ部分64には、格子状に複数の開口部64c、64c、…が形成される。めっき液Lに対して耐食性を有するものであれば、線材64a、64bの材料は、特に限定されるものではない。線材64a、64bの材料として、たとえば、ステンレス鋼など金属材料、またはポリエステルなどの樹脂材料などを挙げることができる。
マスク部分65は、メッシュ部分64に対して基材B側において、メッシュ部分64に固着されている。マスク部分65には、所定のパターンPに応じた貫通部分68が形成されている。マスク部分65は、電解質膜13からの押圧により、成膜時に基材Bに密着する部分である。マスク部分65は、マスク部分65の形状を保持するコア部分65aと、コア部分よりも軟質の弾性材料からなり、基材Bに接触するシール部分65bと、を有する。
図3Bに示すように、コア部分65aは、メッシュ部分64に固着されている。コア部分65aの表面のうち、基材Bに対向する表面(対向面65c)に、シール部分65bが形成されている。シール部分65bは、コア部分65aの対向面65cの全面に形成されている。シール部分65bの厚さは、コア部分65aの厚さよりも薄い。シール部分65bの厚さは、コア部分65aの厚さに対して、1/5から1/10程度の範囲にあることが好ましい。
コア部分65aは、アクリル樹脂、酢酸ビニル樹脂、ポリビニル樹脂、ポリイミド樹脂、または、ポリエステル樹脂などの樹脂材料を挙げることができる。所定のパターンPを有したコア部分65aは、乳剤を用いた一般的なシルクスクリーンの製造技術で、製造可能である。したがって、スクリーンマスク62の製造方法の詳細な説明は、省略する。
この他にも、コア部分65aの材料は、ステンレス鋼などの金属材料であってもよい。この場合には、貫通部分68が形成された金属シートを、メッシュ部分64に貼り付けることにより、コア部分65aを形成することができる。さらに、コア部分65aは、樹脂層と金属層とを積層した積層構造であってもよい。
シール部分65bの材料は、コア部分65aの材料よりも軟質の弾性材料である。具体的には、シール部分65bの材料としては、シリコーンゴム(PMDS)またはエチレンプロピレンジエンゴム(EPDM)などのゴム材料を挙げることができる。ただし、電解質膜13の押圧時に、弾性変形するものであれば、シール部分65bの材料は特に限定されない。
したがって、たとえば、コア部分65aと、シール部分65bは、熱硬化樹脂またはゴム材料からなってもよい。たとえば、これらの材料の硬化剤の種類または添加割合を変更することにより、シール部分65bの硬さとコア部分65aの硬さを調整してもよい。この他にも、スクリーンマスクの製造時において、架橋反応または重合反応をさせる際の温度条件等を設定することにより、これらの硬さを調整してもよい。
コア部分65aの硬度は、ショアA硬度で、HS150以上であることが好ましく、HS200以上であることがより好ましい。一方、シール部分65bの硬度は、ショアA硬度で、HS90以下であることが好ましく、HS50以下であることがより好ましい。コア部分65aとシール部分65bとが、ゴム材料からなる場合には、これらの硬度の関係を、市販の規定のゴム硬度計を用いて特定することができる。
図4から図6を参照して、成膜装置1を用いた成膜方法について、説明する。まず、図6に示すように配置工程S1を行う。この工程では、基材Bとマスク構造体60を載置台40に配置する。具体的には、載置台40の第1凹部41に、基材Bを収容し、その後、第2凹部42に、マスク構造体60を収容する。この際、収容体15に取付けられた陽極11に対して基材Bのアライメントが調整され、基材Bの温度調整が行われてもよい。
次に、押圧工程S2を行う。この工程では、まず、直動アクチュエータ70を駆動させ、図1の状態から図4に示す状態まで、マスク構造体60に向かって、収容体15を下降させる。次に、ポンプ80を駆動させる。これにより、収容体15の収容空間15aにめっき液Lが供給される。液排出管52には圧力調整弁54が設けられているため、収容空間15aのめっき液Lの液圧は、所定の圧力に維持される。この結果、図4に示すように、電解質膜13が液圧により、枠体61の内部空間69に向かって変形し、電解質膜13と基材Bとの間にマスク構造体60を挟み込むことができる。さらに、めっき液Lの液圧が作用した電解質膜13で、マスク構造体60を押圧することができる。この押圧によって、マスク部分65のシール部分65bが弾性変形した状態で、基材Bの表面に接触する。この結果、スクリーンマスク62を、基材Bに密着させることができる。
一方、電解質膜13の押圧により、めっき液Lにより膨潤した電解質膜13から染み出した染み出し液(めっき液)Laが、スクリーンマスク62の貫通部分68に充填される。電解質膜13の押圧により、充填された染み出し液Laは加圧される。上述した如く、マスク部分65のシール部分65bが弾性変形した状態で、基材Bの表面に接触している。さらに、コア部分65aは、メッシュ部分64に固着されており、マスク部分65よりも剛性が高い。したがって、電解質膜13の押圧に拘わらず、貫通部分68の形状を保持することができる。貫通部分68は、所定のパターンPに応じた形状であるため、基材Bの表面に、電解めっきにより所定のパターンの金属皮膜Fを成膜することができる。
次に、成膜工程S3を行う。この工程では、押圧工程S2における電解質膜13による押圧状態を維持し、金属皮膜Fの成膜を行う。具体的には、陽極11と、基材Bとの間に電圧を印加する。これにより、電解質膜13の内部に含有された金属イオンが、染み出し液Laを介して、基材Bの表面に移動し、金属イオンは基材Bの表面で還元される。貫通部分68に充填された染み出し液Laは、電解質膜13により貫通部分68の内部に密封されているので、基材Bの表面に、所定のパターンの金属皮膜Fを成膜することができる(図2参照)。さらに、電解質膜13の押圧により、染み出し液Laは、均一に加圧されるので、均質な金属皮膜Fを成膜することができる。なお、金属皮膜Fにより配線を製造する際には、絶縁性の基材Bの表面に形成された導電性の下地層をエッチングすればよい。
<変形例>
図7Aから図7Dは、変形例1から変形例4に係る成膜装置のマスク構造体の部分的な断面図である。これらの変形例が、図3Aに示す実施形態と相違する点は、マスク部分の形態である。したがって、上述した実施形態と相違する点を説明し、同様の構成は、その詳細な説明を省略する。
たとえば、図7Aに示すように、変形例1では、シール部分65bは、貫通部分68を形成するコア部分65aの側壁面65eに沿って延在してもよい。これにより、コア部分65aはシール部分65bで覆われる。したがって、成膜時に、貫通部分68に充填された染み出し液Laに、コア部分65aが接触することを抑えることができる。この結果、コア部分65aの劣化および損傷を抑えることができ、マスク部分65の剛性を維持することができる。さらに、シール部分65bで、コア部分65aの稜線65fを含む角部を保護することができる。たとえば、シール部分65bは、コア部分65aをシール部分65bとなる流動性を有した材料(たとえば、図8Bの材料6B)に浸漬し、この材料を固化することにより成形される。
さらに、図7Bから図7Dに示すように、変形例2から変形例4では、コア部分65aは、基材Bに対向する対向面65cと、貫通部分68を形成する側壁面65eと、を有している。シール部分65bは、対向面65cと側壁面65eとで形成される稜線65fに沿って、形成されている。なお、これらの図では、稜線65fは、紙面に対して垂直方向に延在している。ここで、稜線65fは、コア部分65aにより、貫通部分68を形成する開口縁である。この開口縁は、基材B側(メッシュ部分64)とは反対側の開口縁である。
これらの変形例によれば、シール部分65bが、コア部分65aの稜線65fに沿って、部分的に形成されている。すなわち、コア部分65aの対向面65cが、シール部分65bから露出している。電解質膜13を押圧により、シール部分65bの圧縮変形性を高めることができる。この結果、より精度の良いパターンの金属皮膜Fを成膜することができる。
ここで、図7Bに示す変形例2では、シール部分65bは、コア部分65aの対向面65cのうち、稜線65fに沿った縁領域に形成されている。それ以外の対向面65cの中央領域は、対向面65cが、シール部分65bから露出している。対向面65cに部分的にシール部分65bを設けることにより、シール部分65bの圧縮変形性を高めることができる。
図7Bに示すシール部分65bは、図8Aに示すようにして製造することができる。コア部分65aの対向面65cに、シール部分65bに相当するシート材6Aを接触させる(図8A上図参照)。この状態で、コア部分65aの稜線65fに沿った縁領域に向かって、シート材6Aにレーザ光G1を照射し、シート材6Aをコア部分65aに部分的に融着させる(図8B中央図参照)。その後、シート材6Aを取り除けば、図7Bに示すシール部分65bを得ることができる(図8C下図参照)。
図7Cに示す変形例3では、コア部分65aの対向面65cのうち、稜線65fに沿った縁領域に凹部65gが形成されている。シール部分65bは、凹部65gに入り込み、露出した対向面65cよりも基材B側に突出している。図7Bと比較して、変形例3では、シール部分65bの厚みを大きくすることにより、シール部分65bの圧縮変形性をさらに高めることができる。また、シール部分65bが、凹部65gに入り込むことで、シール部分65bが、コア部分65aに嵌合する。これにより、コア部分65aに、シール部分65bを機械的に拘束することができる。
図7Cに示すシール部分65bは、図8Bに示すようにして製造することができる。コア部分65aの対向面65cに、シール部分65bに相当する溶融したゴムまたは樹脂の材料6Bを接触させる(図8B上図参照)。具体的には、凹部65gに材料6Bに入り込む位置まで、コア部分65aを材料6Bに接触させる。その後、材料6Bからコア部分65aを引き上げ、材料6Bを固化させると、シール部分65bを含む部分6Cが形成される(図8B中央図参照)。コア部分65aの稜線65fに沿った縁領域を除く領域に、レーザ光G2を照射して、樹脂を除去する。これにより、図7Cに示すシール部分65bを得ることができる(図8C下図参照)。
図7Dに示す変形例4では、シール部分65bは、コア部分65aの対向面65cのうち、稜線65fに沿った縁領域に形成されている。それ以外の対向面65cの中央領域は、対向面65cが、シール部分65bから露出している。さらに、シール部分65bは、コア部分65aの側壁面65eにも延在している。対向面65cに部分的にシール部分65bを設けることにより、シール部分65bの圧縮変形性を高めることができる。さらに、シール部分65bで、コア部分65aの稜線65fを含む角部を保護することができる。
図7Dに示すシール部分65bは、図8Cに示すようにして製造することができる。コア部分65aの対向面65cに、シール部分65bに相当する溶融したゴムまたは樹脂の材料6Bを接触させる(図8C上図参照)。その後、材料6Bからコア部分65aを引き上げ、材料6Bを固化させると、シール部分65bを含む部分6Dが形成される(図8C中央図参照)。コア部分65aの稜線65fに沿った縁領域を除く領域に、レーザ光G2を照射して、樹脂を除去する。これにより、図7Dに示すシール部分65bを得ることができる(図8C下図参照)。
図9Aおよび図9Bは、変形例5および変形例6に係る成膜装置のマスク構造体の部分的な断面図である。これらの変形例が、図3Aに示す実施形態と相違する点は、マスク部分の形態である。したがって、上述した実施形態と相違する点を説明し、同様の構成は、その詳細な説明を省略する。
変形例5および変形例6では、マスク部分65の硬さは、シール部分65bからコア部分65aに進むに従って、傾斜的に硬くなっている。マスク構造体60を繰り返し使用する場合、シール部分65bが、繰り返し弾性変形する。これにより、シール部分65bとコア部分65aとが、これらの界面で分離し易い。しかしながら、これらの例によれば、シール部分65bの硬さとコア部分65aの硬さとの硬度差が局所的に大きくなることを抑えられている。この結果、コア部分65aとシール部分65bとの分離を防止することができる。
図9Aに示す変形例5では、基材Bに接触する側にのみ、シール部分65bが形成されており、マスク部分65の厚さ方向に沿って、マスク部分65の硬さが傾斜的に変化している。具体的には、マスク部分65は、シール部分65b側からメッシュ部分64側のコア部分65aに進むに従って、傾斜的に硬くなっている。この変形例5では、マスク部分65のうち、電解質膜13の押圧により圧縮弾性変形する部分が、シール部分65bである。それ以外の部分が、コア部分65aである。マスク部分65の硬さは、以下のように変化させればよい。具体的には、マスク部分65の作製時に、ヒータを用いて、厚さ方向に温度勾配を付与した加熱により、樹脂材料またはゴム材料の架橋反応または重合反応の程度を変化させる。
図9Bに示す変形例6では、コア部分65aを囲うように、シール部分65bが形成されている。すなわち、この変形例6では、変形例5とは異なり、貫通部分68を形成する側壁面65eまで、シール部分65bが延在している。これにより、コア部分65aが露出することを抑えることができる。マスク部分65の硬さは、以下のように変化させればよい。具体的には、マスク部分65の作製時に、マイクロ波を用いて、中心からその周りに温度勾配を付与した加熱により、樹脂材料またはゴム材料の架橋反応または重合反応の程度を変化させる。
本発明を以下の実施例により説明する。
[実施例]
成膜用の基材として、ガラス繊維製の布を重ねたものにエポキシ樹脂を含侵させたガラスエポキシ基板を準備した。このガラスエポキシ基板の表面には銅箔が形成されている。次に、図1に示す実施形態に係る成膜装置を用いて銅皮膜を成膜した。マスク構造体は、図9Bに示すマスク構造体を準備した。具体的には、マスク部分の表面を膨潤させることにより、シール部分のショアA硬度HS40に調整した。なお、コア部分のショアA硬度HS600である。めっき液には、株式会社JCU製の硫酸銅水溶液(Cu-BRITE-SED)を用い、陽極にはCu板を使用した。電解質膜に、デュポン社のナフィオン(登録商標)を用いた。成膜条件としては、めっき液の温度を42℃として、解液の液圧1MPa、電流密度7A/dm、成膜時間500秒で、銅皮膜を成膜した。
[比較例1]
実施例と同じように銅皮膜を成膜した。実施例と異なる点は、マスク構造体のマスク部分に、厚さ100μmのポリエチレンテレフタレート(PET)を用いた点である。
[比較例2]
実施例と同じように銅皮膜を成膜した。実施例と異なる点は、マスク構造体のマスク部分に、厚さ100μmのショアA硬度HS50のシリコーンゴムを用いた点である。
成膜後の実施例および比較例1、2において、成膜した金属皮膜の形状を確認した。比較例1では、マスク部分と基材との間に、めっき液(染み出し液)の侵入が確認された。実施例および比較例2では、このような現象はなかった。これは、比較例1のマスク部分の材料が、硬質であり、マスク部分と基材との密着性が十分でなかったことによる。
一方、実施例と比較例1、2のマスク部分に対して、電解質膜の押圧による構造解析を行った。比較例2のマスク部分は大きく変形し、貫通部分の断面積が、押圧後に5%程度減少することがわかった。なお、実施例および比較例1のものは、押圧前後の変化がほとんどなかった。
これらの結果から、マスク部分にコア部分を設け、コア部分よりも軟質の弾性材料からなり基材に接触するシール部分を設けることにより、所望のパターンかつ所望の断面形状の金属皮膜を成膜することができるといえる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に係る成膜装置に限定されるものではなく、本発明の概念及び特許請求の範囲に含まれるあらゆる態様を含む。また、上述した課題及び効果を奏するように、各構成を適宜選択的に組み合わせても良い。例えば、上記実施の形態における各構成要素の形状、材料、配置、サイズ等は、本発明の具体的態様によって適宜変更され得る。
1:成膜装置、13:電解質膜、40:載置台、41:第1凹部、42:第2凹部、42b:開口縁、60:マスク構造体、61:枠体、62:スクリーンマスク、64:メッシュ部分、65:マスク部分、65a:コア部分、65b:シール部分、68:貫通部分、B:基材、L:めっき液

Claims (4)

  1. 電解質膜と基材との間にマスク構造体を挟み込んだ状態で、電解めっきにより、所定のパターンの金属皮膜を基材に成膜する成膜装置であって、
    前記成膜装置は、めっき液の液圧により、前記電解質膜で前記マスク構造体を押圧する押圧機構を備えており、
    前記マスク構造体は、前記所定のパターンの貫通部分が形成されたスクリーンマスクを備え、
    前記スクリーンマスクは、格子状に開口部が形成されたメッシュ部分と、前記基材側において前記メッシュ部分に固着され、前記貫通部分が形成されたマスク部分と、を備え、
    前記マスク部分は、前記マスク部分の形状を保持するコア部分と、前記コア部分よりも軟質の弾性材料からなり、前記基材に接触するシール部分と、を有する、金属皮膜の成膜装置。
  2. 前記シール部分は、前記貫通部分を形成する側壁面に沿って延在している、請求項1に記載の金属皮膜の成膜装置。
  3. 前記コア部分は、前記基材に対向する対向面と、前記貫通部分を形成する側壁面と、を有しており、
    前記シール部分は、前記対向面と前記側壁面とで形成される稜線に沿って、形成されている、請求項1に記載の金属皮膜の成膜装置。
  4. 前記マスク部分の硬さは、前記シール部分から前記コア部分に進むに従って、傾斜的に硬くなっている、請求項1に記載の金属皮膜の成膜装置。
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