JP2024060903A - 放射線撮像装置及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な処理によって、適切に欠損画素の画素データを補正すること可能な仕組みを提供する。【解決手段】入射した放射線Rを電荷に変換することにより画素データを生成する複数の画素112が設けられた画素アレイ110と、複数の画素112において電荷の蓄積完了から画素データを生成するまでの所定時間を制御する撮像部100又は統括制御装置300と、当該所定時間をパラメータとする欠損画素情報を用いて、複数の画素112のうちの欠損画素における画素データを補正する信号処理部310を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、放射線撮像装置及びその制御方法に関するものである。
近年、デジタルX線撮像装置の分野では、イメージインテンシファイアに代わり、解像度の向上や体積の小型化、画像の歪みを押さえることを目的として光電変換素子を用いた等倍光学系の大面積フラットパネル式の放射線撮像装置が普及している。この放射線撮像装置に用いられる等倍光学系のフラットパネルセンサの1つとして、シリコン半導体ウエハ上にCMOS半導体製造プロセスによって形成された光電変換素子を2次元に繋ぎ合わせて構成した大面積フラットパネルセンサがある。この大面積フラットパネルセンサは、矩形の撮像素子である画素アレイを複数枚タイリングすることによって実現する方法が知られている。また、光電変換素子を含む画素内に光信号用とノイズ信号用のサンプルホールド回路を設けた放射線撮像装置がある。この放射線撮像装置では、光信号とノイズ信号とを独立して保存し、撮像素子間、画素間で一括露光(電子シャッタ機能)を実現し、光信号とノイズ信号を差動方式で読み出す方法が知られている。
大面積フラットパネルセンサは、画素の高精細化と大画素数化が進み、例えば、横方向2000画素×縦方向2000画素を超える画素数を有するセンサが開発されている。このような大面積フラットパネルセンサには、サンプルホールド回路に製造プロセス上で発生する欠陥により、電荷リークが発生し、正常な出力値が得られない欠損画素が存在する。例えば、被写体の立体画像を構築する3D撮影においては、補正されない欠損画素が3Dの再構成画像にリングアーチファクトを発生させて画質に影響を及ぼすことが知られている。
この欠損画素を補正するために、特許文献1には、撮像部への高電圧印加の開始に起因して出現する欠損画素の範囲について、高電圧印加からの経過時間に応じて変更する技術が記載されている。また、特許文献2には、長時間の露光によって輝点となってしまう欠損画素を、ニューラルネットワークを活用して、露光時間と撮影部の温度をパラメータとして補正する技術が記載されている。
特開2010-233589号公報 特許第6942498号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術は、例えば3D撮影のような加減速を繰り返す撮影条件が一定ではない撮影では、適切に欠損画素の画素データを補正することは困難であった。また、特許文献2に記載の技術は、ニューラルネットワークを活用して欠損画素の補正処理を行うため、その補正処理が重くなってしまう(更には、装置構成が複雑になる)という問題があった。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、簡易な処理によって、適切に欠損画素の画素データを補正すること可能な仕組みを提供することを目的とする。
本発明の放射線撮像装置は、入射した放射線を電荷に変換することにより画素データを生成する複数の画素が設けられた画素アレイと、前記複数の画素において、前記電荷の蓄積完了から前記画素データを生成するまでの所定時間を制御する制御手段と、前記所定時間をパラメータとする欠損画素情報を用いて、前記複数の画素のうちの欠損画素における前記画素データを補正する補正手段と、を有する。
また、本発明は、上述した放射線撮像装置の制御方法を含む。
本発明によれば、簡易な処理によって、適切に欠損画素の画素データを補正することができる。これにより、放射線画像の画質を向上させることが可能になる。
本発明の実施形態に係る放射線撮像装置の概略構成の一例を示す図である。 図1に示す撮像部の概略構成の一例を示す図である。 図2に示す1つの画素の概略構成の一例を示す図である。 図3に示す画素が正常画素、白点画素及び黒点画素の場合のサンプルホールド回路の出力信号例を示す図である。 本発明の実施例1に係る放射線撮像装置の動作の一例を示すタイミングチャートである。 本発明の実施例1に係る放射線撮像装置の制御方法における処理手順の一例を示すフローチャートである。
以下に、図面を参照しながら、本発明を実施するための形態(実施形態)について説明する。また、以下に記載する本発明の実施形態において、放射線は、例えば、X線の他に、α線、β線、γ線、粒子線、宇宙線を含みうる。
図1は、本発明の実施形態に係る放射線撮像装置10の概略構成の一例を示す図である。放射線撮像装置10は、例えば被写体Hの放射線画像を取得するための装置である。放射線撮像装置10は、図1に示すように、撮像部(撮影部)100、統括制御装置300、入力装置400、曝射制御装置500、及び、放射線源600を有する。
撮像部100は、入射した放射線Rを電荷に変換することにより画素データを生成する複数の画素112が設けられた画素アレイ110を含み構成されている。撮像部100は、例えばパネル形状で構成されうる。
統括制御装置300は、例えば入力装置400から入力された情報に基づいて、放射線撮像装置10の動作を統括的に制御するとともに、各種の処理を行う。具体的に、統括制御装置300は、曝射制御装置500(放射線源600)及び撮像部100の動作を制御することにより、放射線撮像装置10の動作を統括的に制御する。図1に示す例では、統括制御装置300の内部には、信号処理部310及び記憶部320が構成されている。
信号処理部310は、撮像部100からの信号(情報やデータ等も含む)を処理する。なお、図1では、信号処理部310は、統括制御装置300の内部の一構成とされているが、本実施形態においてはこれに限定されるものではない。例えば、信号処理部310は、撮像部100の内部に構成されていてもよく、また、統括制御装置300及び撮像部100とは異なる構成部の内部に構成されていてもよい。
記憶部320は、統括制御装置300が各種の制御や各種の処理を実行する際に必要な各種の情報(信号やデータ等も含む)や、統括制御装置300が各種の制御や各種の処理を実行する際に必要なプログラムを記憶している。また、記憶部320は、統括制御装置300が各種の制御や各種の処理を実行することにより得られた各種の情報(信号やデータ等も含む)を記憶する。
入力装置400は、統括制御装置300に対して各種の情報(信号やデータ等も含む)を入力する。
曝射制御装置500は、統括制御装置300の制御に基づいて、放射線源600から発生させる放射線Rの制御を行う。
放射線源600は、曝射制御装置500の制御に基づいて、被写体H及び撮像部100に向けて放射線Rを照射する。
統括制御装置300の機能の全部又は一部は、撮像部100に組み込まれうる。或いは、撮像部100の機能の一部は、統括制御装置300に組み込まれうる。統括制御装置300は、コンピュータ(プロセッサ)と、当該コンピュータに提供するプログラムを格納したメモリ(記憶部320)のハードウェア構成を含み構成されうる。この際、信号処理部310は、当該プログラムの一部によって構成されうる。或いは、信号処理部310は、コンピュータ(プロセッサ)と、当該コンピュータに提供するプログラムを格納したメモリのハードウェア構成を含み構成されうる。なお、統括制御装置300の全部又は一部は、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)又はプログラマブルロジックアレイ(PLA)によって構成されていてもよい。また、統括制御装置300及び信号処理部310は、その動作を記述したファイルに基づいて論理合成ツールによって設計され構成されてもよい。
統括制御装置300は、放射線源600による放射線Rの放射(曝射)を許可する場合に、曝射制御装置500に対して曝射許可信号を送信する。曝射制御装置500は、統括制御装置300から曝射許可信号を受信すると、曝射許可信号の受信に応答して、放射線源600に放射線Rを放射(曝射)させる。被写体Hの動画を撮影する場合には、統括制御装置300は、曝射制御装置500に対して複数回にわたって曝射許可信号を送信する。この場合、統括制御装置300は、曝射制御装置500に対して所定の周期で複数回にわたって曝射許可信号を送信してもよいし、撮像部100による次のフレームの撮影が可能になる度に曝射制御装置500に対して曝射許可信号を送信してもよい。
なお、撮像部100が取り付けられたアームを回転させながら被写体Hを撮影して放射線画像を取得し、これらの放射線画像を用いて立体画像を構築する3D撮影では、アームの回転角に応じて曝射制御が必要になる。このため、撮像部100による次のフレームの撮影が可能になった後に、統括制御装置300は、曝射制御装置500に対しては曝射許可信号を送信し、撮像部100に対してはフレームの開始を示す撮影同期信号を送信する。
放射線源600は、放射線Rの連続的な放射期間(照射期間)において、放射線Rを放射しうる。撮像部100の画素アレイ110を構成する複数の画素112の各々は、入射した放射線Rを電気信号(例えば、電荷)に変換する変換素子と、当該変換素子をリセットするリセット部とを含む。各画素112は、放射線Rを電気信号に直接変換するように構成されてもよいし、放射線Rを可視光等の光に変換した後に当該光を電気信号に変換するように構成されてもよい。各画素112が、放射線Rを光に変換した後に当該光を電気信号に変換するように構成される場合、放射線Rを光に変換するためのシンチレータ(蛍光体)が利用されうる。シンチレータは、画素アレイ110を構成する複数の画素112によって共有されうる。
図2は、図1に示す撮像部100の概略構成の一例を示す図である。撮像部100は、図2に示すように、画素アレイ110、行選択回路120、制御部130、バッファ回路140、列選択回路150、増幅部160、AD変換器170、及び、検出部180を有する。また、読出回路RCは、図2に示すように、行選択回路120、制御部130、バッファ回路140、列選択回路150、増幅部160及びAD変換器170を含む。さらに、読出回路RCは、検出部180を含みうる。読出回路RCは、複数の画素112がマトリクス状(行列状)に設けられた画素アレイ110及び画素アレイ110の複数の画素112から信号を読み出すための回路である。
画素アレイ110は、複数の画素112が、複数の行及び複数の列を構成するように配置されている。行選択回路120は、制御部130の制御に基づいて、画素アレイ110における画素112の行を選択する。具体的に、行選択回路120は、行制御信号122を駆動することによって行を選択するように構成されうる。
制御部130は、例えば統括制御装置300の制御に基づいて、撮像部100の動作を統括的に制御するとともに、各種の処理を行う。具体的に、制御部130は、行選択回路120、バッファ回路140、列選択回路150及び検出部180の動作を制御することにより、撮像部100の動作を統括的に制御する。
バッファ回路140は、制御部130の制御に基づいて、画素アレイ110を構成する複数の画素112のうち、行選択回路120によって選択された行の画素112から信号をバッファリングする。具体的に、バッファ回路140は、画素アレイ110における複数の列信号伝送路114に出力される複数列分の信号をバッファリングする。この際、各列の列信号伝送路114は、列信号線対を構成する第1列信号線及び第2列信号線を含む。第1列信号線には、画素112のノイズレベルが出力されうる。第2列信号線には、画素112で検出された放射線Rに応じた放射線信号が出力されうる。また、バッファ回路140は、増幅回路を含みうる。
列選択回路150は、制御部130の制御に基づいて、バッファ回路140によってバッファリングされた1行分の信号対を所定の順に選択する。
増幅部160は、列選択回路150によって選択された信号対を増幅する。ここで、増幅部160は、例えば、信号対(後述するS信号とN信号の2つの信号)の差分(N-S)を増幅する差動増幅器として構成されうる。
AD変換器170は、増幅部160から出力される信号OUTをAD変換して、デジタル信号DOUT(放射線画像信号)を出力する。
検出部180は、例えば、AD変換器170によるAD変換によって得られたデジタル信号DOUT(放射線画像信号)の信号量の変化を検出する。
図3は、図2に示す1つの画素112の概略構成の一例を示す図である。この図3において、図2に示す構成と同様の構成については同じ符号を付している。
画素112は、図3に示すように、変換素子210、リセットスイッチ220(リセット部)、増幅回路230、感度変更部240、クランプ回路260、サンプルホールド回路(保持部)270及び280、出力回路290を有する。さらに、画素112は、図3に示すように、加算スイッチ251及び252、第1列信号線201及び第2列信号線202を含む列信号伝送路114を有する。
画素112は、撮像部100による撮像方式に関するモードとして、通常モード及び拡張モードで動作しうる。拡張モードは、例えば、上述した3D撮影によってフレームレートが可変の放射線画像を得るためのモードである。
変換素子210は、入射した放射線Rを電気信号(電荷)に変換する。変換素子210は、例えば、複数の画素112で共有されうるシンチレータと、光電変換素子とで構成されうる。変換素子210は、入射した放射線Rに応じた電気信号(電荷)を蓄積する電荷蓄積部211を有している。電荷蓄積部211は、増幅回路230の入力端子に接続されている。
増幅回路230は、MOSトランジスタ231及び232、電流源233を含みうる。MOSトランジスタ231は、MOSトランジスタ232を介して電流源233に接続されている。MOSトランジスタ231及び電流源233によって、ソースフォロア回路が構成される。MOSトランジスタ232は、イネーブル信号ENが活性化されることによってオンし、MOSトランジスタ231及び電流源233によって構成されるソースフォロア回路を動作状態にするイネーブルスイッチである。
変換素子210の電荷蓄積部211及びMOSトランジスタ231のゲートは、電荷蓄積部211に蓄積された電荷を電圧に変換する電荷電圧変換部CVCとして機能する。即ち、電荷電圧変換部CVCには、電荷蓄積部211に蓄積された電荷Qと電荷電圧変換部CVCが有する容量値Cとによって定まる電圧V(=Q/C)が現れる。電荷電圧変換部CVCは、リセットスイッチ220を介してリセット電位VRESに接続されている。リセット信号PRESが活性化されると、リセットスイッチ220がオンし、電荷電圧変換部CVCの電位がリセット電位VRESにリセットされる。
リセットスイッチ220は、変換素子210の電荷蓄積部211に接続された第1主電極(ドレイン)と、リセット電位VRESが与えられる第2主電極(ソース)と、制御電極(ゲート)とを有するトランジスタを含みうる。このトランジスタは、制御電極にオン電圧が与えられることによって第1主電極と第2主電極とを導通させて、変換素子210の電荷蓄積部211をリセットする。
感度変更部240は、スイッチ241及び242、付加容量243及び244、MOSトランジスタ245及び246を含みうる。第1変更信号WIDEが活性化されると、スイッチ241がオンし、電荷電圧変換部CVCの容量値に第1付加容量243の容量値が付加される。これによって、画素112の感度が低下する。さらに、第2変更信号WIDE2も活性化されると、スイッチ242もオンし、電荷電圧変換部CVCの容量値に第2付加容量244の容量値が付加される。これによって、画素112の感度が更に低下する。画素112の感度を低下させる機能を追加することによって、ダイナミックレンジを広げることができる。第1変更信号WIDEが活性化される場合には、イネーブル信号ENWが活性化されてもよい。この場合、MOSトランジスタ246がソースフォロア動作をする。なお、感度変更部240のスイッチ241がオンしたとき、電荷再分配によって変換素子210の電荷蓄積部211の電位が変化しうる。これにより、信号の一部が破壊されうる。
クランプ回路260は、クランプ容量261、MOSトランジスタ262~264、電流源265を含みうる。クランプ回路260は、リセットされた電荷電圧変換部CVCの電位に応じて、増幅回路230から出力されるリセットノイズレベルをクランプ容量261によってクランプする。このクランプ回路260は、変換素子210で変換された電気信号(電荷)に応じて増幅回路230から出力される信号(放射線信号)からリセットノイズレベルをキャンセルするための回路である。リセットノイズベルは、電荷電圧変換部CVCのリセット時のkTCノイズを含む。クランプ回路260によるクランプ動作は、クランプ信号PCLを活性化することによってMOSトランジスタ262をオンさせた後に、クランプ信号PCLを非活性化することによってMOSトランジスタ262をオフさせることによってなされる。クランプ容量261の出力側は、MOSトランジスタ263のゲートに接続されている。MOSトランジスタ263のソースは、MOSトランジスタ264を介して電流源265に接続されている。MOSトランジスタ263と電流源265とによってソースフォロア回路が構成されている。MOSトランジスタ264は、そのゲートに供給されるイネーブル信号EN0が活性化されることによってオンし、MOSトランジスタ263と電流源265とによって構成されるソースフォロア回路を動作状態にするイネーブルスイッチである。
サンプルホールド回路270は、スイッチ271及び容量272を含みうる。サンプルホールド回路280は、スイッチ281及び容量282を含みうる。このサンプルホールド回路270及び280の詳細については後述する。
出力回路290は、MOSトランジスタ291及び293、行選択スイッチ292及び294を含みうる。MOSトランジスタ291及びMOSトランジスタ293は、それぞれ、第1列信号線201及び第2列信号線202に接続された不図示の電流源とともに、ソースフォロア回路を構成する。
変換素子210で発生した電気信号(電荷)に応じてクランプ回路260から出力される信号である放射線信号は、サンプルホールド回路280によってサンプルホールド(保持)されうる。サンプルホールド回路280のスイッチ281は、行選択回路120によってサンプルホールド信号TSが活性化されることによってオンする。クランプ回路260から出力される放射線信号は、サンプルホールド信号TSが活性化されることによって、サンプルホールド回路280のスイッチ281を介して容量282に保持される。
通常モードでは、リセットスイッチ220によって電荷電圧変換部CVCの電位がリセットされ、クランプ回路260のMOSトランジスタ262がオンした状態では、クランプ回路260のノイズレベル(オフセット成分)が出力される。クランプ回路260のノイズレベルは、サンプルホールド回路270によってサンプルホールド(保持)されうる。サンプルホールド回路270のスイッチ271は、行選択回路120によってサンプルホールド信号TNが活性化されることによってオンする。クランプ回路260から出力されるノイズレベルは、サンプルホールド信号TNが活性化されることによって、サンプルホールド回路270のスイッチ271を介して容量272に保持される。
出力回路290において、行選択信号VSTが活性化されると、サンプルホールド回路270及び280に保持されている信号に応じた信号が列信号伝送路114を構成する第1列信号線201及び第2列信号線202に出力される。具体的には、サンプルホールド回路270に保持されている信号(ノイズレベル)に応じたN信号が、MOSトランジスタ291及び行選択スイッチ292を介して、第1列信号線201に出力される。また、サンプルホールド回路280に保持されている信号(放射線信号)に応じたS信号が、MOSトランジスタ293及び行選択スイッチ294を介して、第2列信号線202に出力される。
画素112は、図3に示すように、複数の画素112の信号を加算するための加算スイッチ251及び252を含みうる。この加算モード時には、図3に示す加算モード信号ADDN及びADDSが活性化される。加算モード信号ADDNの活性化により、複数の画素112の容量272同士が接続され、信号(ノイズレベル)が平均化される。また、加算モード信号ADDSの活性化により、複数の画素112の容量282同士が接続され、放射線信号が平均化される。
上述したリセット信号PRES、イネーブル信号EN、クランプ信号PCL、イネーブル信号EN0、サンプルホールド信号TN及びTS、行選択信号VSTは、行選択回路120によって制御(駆動)される制御信号である。これらの制御信号は、図2の行制御信号122に対応する。また、行選択回路120は、制御部130から供給されるタイミング信号に従って、リセット信号PRES、イネーブル信号EN、クランプ信号PCL、イネーブル信号EN0、サンプルホールド信号TN及びTS、行選択信号VSTを発生させる。
図3に示すように構成された画素112では、サンプルホールドの際に変換素子210の電荷蓄積部211等で信号の破壊が起こらない。即ち、図3に示すように構成された画素112では、放射線信号を非破壊で読み出すことができる。
ここで、サンプルホールド回路270に保持されている信号(ノイズレベル)、サンプルホールド回路280に保持されている放射線信号は、理想的には、永続的に保持された時の信号量(電荷量)を保つ。しかしながら、画素112の製造プロセス上の欠陥により信号(電荷)のリークが発生し、保持された時の信号量(電荷量)を維持できないサンプルホールド回路が存在してしまう。
放射線撮像装置10では、或る画素112の2つのサンプルホールド回路270及び280からのN信号及びS信号の差分(N-S)を画素信号(画素データ)として生成し、複数の画素112における画素信号(画素データ)から放射線画像信号を生成する。このため、N信号及びS信号のうちのどちらかの信号が変化するということは、即ち、本来の信号値から低い(暗い)値または高い(明るい)値となって出力されてしまう。
図4は、図3に示す画素112が正常画素、白点画素及び黒点画素の場合のサンプルホールド回路270及び280の出力信号例を示す図である。この図4において、横軸は、サンプルホールド回路270及び280によるサンプルホールドから読み出しまでの時間(s)を示し、縦軸は、画素値の電圧変換値(V)を示している。図4において、実線で示すS信号は、サンプルホールド回路280に保持されている信号に応じた信号であり、また、破線で示すN信号は、サンプルホールド回路270に保持されている信号に応じた信号である。N信号とS信号の差分(N-S)が、各画素の画素信号(画素データ)となりうる。正常画素では、実線で示すS信号及び破線で示すN信号がともに、サンプルホールドから読み出しまでの時間(s)によらずに一定である。白点画素では、破線で示すN信号が、サンプルホールドから読み出しまでの時間(s)に比例して増加しており、時間の経過で白点(輝点)となってしまう。黒点画素は、実線で示すS信号が、サンプルホールドから読み出しまでの時間(s)に比例して増加しており、時間の経過で黒点(暗点)となってしまう。この図4に示す白点画素及び黒点画素から、N信号及びS信号のどちらかのリークが発生した場合、画素信号(画素データ)の変動量は、サンプルホールドから読み出しまでの時間(s)に比例することがわかる。
次に、本発明の実施形態に係る放射線撮像装置10を踏まえた実施例を説明する。
<実施例1>
まず、実施例1について説明する。
図5は、本発明の実施例1に係る放射線撮像装置10の動作の一例を示すタイミングチャートである。具体的に、図5は、3D撮影(上述した拡張モード)における放射線撮像装置10の駆動信号例を示しており、横軸は経過時間である。また、図5の縦方向に記載する信号等において、図3に示す信号等と同様の信号等については同じ符号を付している。
図5において、信号Syncは、統括制御装置300から撮像部100に送信される、撮像部100が被写体Hの放射線撮影を開始するための同期信号である。図5において、イネーブル信号ENは、図3に示すイネーブル信号EN0も共用する。なお、図5では、付加容量243及び244を用いない高ゲインでの説明を行うが、ゲイン切り替え時においては、この付加容量243及び244は、電荷蓄積部211と同じタイミングで動作する。また、図5には、図3に示すリセット信号PRES、クランプ信号PCL、サンプルホールド信号TN及びTSのタイミングが図示されている。さらに、図5には、読出回路RCによる信号の読み出しタイミング(READ)、電荷の蓄積時間X-Windowのタイミングが図示されている。
図5において、クランプ信号PCLの立下りからサンプルホールド信号TSの立下りまでの時間が、電荷の蓄積時間X-Windowとなる。また、図5において、サンプルホールド信号TSの立下りが、電荷の蓄積完了のタイミングとなる。また、図5に示す所定時間501は、サンプルホールド信号TSの立下りのタイミングに相当する電荷の蓄積完了から、蓄積した電荷の読み出し(READの開始)のタイミングに相当する画素データを生成するまでの時間を示している。なお、図5に示す所定時間501は、図4の横軸に示すサンプルホールドから読み出しまでの時間(s)に対応しうる。また、図5に示す所定時間501は、例えば、制御部130又は統括制御装置300が制御する。この所定時間501を制御する制御部130又は統括制御装置300は、制御手段を構成する。
ここで、3D撮影(とりわけ被写体Hの血管撮影)は、被写体Hに対して放射線撮像装置10の側を回転させ、得られた複数の放射線画像から3次元画像を構築するための撮影手法である。この3D撮影では、放射線撮像装置10の側を回転させるため、回転し始めから回転速度を上げていき、中間位置で回転速度が最速となり、その後、回転速度を減速させていく動きとなる。このため、放射線画像におけるフレームレートが可変(回転し始めはフレームレートが低く、中間位置でフレームレートが最大)となる。これにより、例えば図5に示すように、電荷の蓄積完了から蓄積した電荷の読み出し(READの開始)のタイミングに相当する画素データを生成するまでの時間である所定時間501が、フレームごとに異なる。このため、通常のフレームレートや蓄積時間が一定の場合のオフセット補正では補正することができる、電荷のリーク等を原因とする欠損画素の補正が行えず、例えば図4に示す白点画素(輝点)や黒点画素(暗点)となってしまう。
また、例えば3D撮影において3次元画像を構築する上で、固定の欠損画素は、いわゆるリングアーチファクトと呼ばれる同心円状に現れるアーチファクトの原因となるため、正しい画素値に補正することが重要である。この欠損画素の画素値を正しい画素値に補正するために、本実施例では、以下の処理を行う。
電荷のリーク量は、サンプルホールド回路ごとに一意に決まり且つ時間に比例すると考えられる。このことから、本実施例では、例えば、予め放射線撮像装置10の出荷前検査において、画素アレイ110の全面の画素112において、所定時間501を変えたときの画素値の変化量を時間との1次式の情報として取得しておく。この際、それぞれの画素112において、所定時間501を変えたときの画素値の変化量は、上述した電荷のリーク量に基づく値である。具体的に、本実施例では、画素アレイ110にマトリクス状(行列状)に設けられた画素112ごとに、例えば、上述した1次式の情報を、所定時間501をパラメータとする欠損画素情報として取得し、記憶部320に記憶しておく。そして、本実施例では、信号処理部310は、記憶部320に記憶されている欠損画素情報を用いて、画素アレイ110に設けられている複数の画素112のうちの欠損画素における画素データを補正する処理を行う。この欠損画素における画素データを補正する処理を行う信号処理部310は、補正手段を構成する。
図6は、本発明の実施例1に係る放射線撮像装置10の制御方法における処理手順の一例を示すフローチャートである。具体的に、図6は、3D撮影(上述した拡張モード)における放射線撮像装置10の制御方法における処理手順の一例を示している。
まず、図6のSTEP(ステップ)601において、統括制御装置300は、撮像部100に対して、蓄積時間、ゲイン、画素加算等の撮影設定情報を送信する。そして、撮像部(撮影部)100は、統括制御装置300から受信した撮影設定情報に基づいて、撮影条件の設定を行う。
続いて、STEP602において、撮像部100は、撮影可能になったタイミングで、統括制御装置300に対して曝射許可信号を送信する。そして、統括制御装置300は、撮像部100から曝射許可信号を受信した後、曝射制御装置500に対しては曝射許可信号を送信し、撮像部100に対しては撮影同期信号(図5に示す信号Sync)を送信する。
続いて、STEP603において、撮像部100は、統括制御装置300から撮影同期信号である信号Syncを受信したか否かを判断する。この判断の結果、統括制御装置300から撮影同期信号である信号Syncを受信していない場合には(STEP603/No)、統括制御装置300から撮影同期信号である信号Syncを受信するまで、STEP603で待機する。
一方、STEP603の判断の結果、統括制御装置300から撮影同期信号である信号Syncを受信した場合には(STEP603/Yes)、STEP604に進む。
STEP604に進むと、撮像部100は、3D撮影の駆動を行う。
STEP604における3D撮影の駆動では、まず、STEP604-1において、撮像部100(制御部130)は、イネーブル信号EN、リセット信号PRES、クランプ信号PCLを順次活性化する。そして、撮像部100は、それぞれの画素112の電荷蓄積部211、ゲイン切り替え時には加えて付加容量243及び244の電荷を基準値へリセットする。
続いて、STEP604-2において、撮像部100は、それぞれの画素112で電荷の蓄積を行う。
続いて、STEP604-3において、撮像部100は、現在の撮影が3D撮影における1枚目(1フレーム目)の撮影であるか否かを判断する。
STEP604-3の判断の結果、現在の撮影が3D撮影における1枚目の撮影でない(2枚目以降の撮影である)場合には(STEP604-3/No)、STEP604-4に進む。
STEP604-4に進むと、読出回路RC及び信号処理部310は、前フレームの放射線画像信号に基づく放射線画像を読み出す。次いで、信号処理部310は、記憶部320に記憶されている欠損画素情報を用いて、本STEPで読み出した放射線画像における欠損画素の画素データを補正する処理を行う。
STEP604-4の処理が終了した場合、或いは、STEP604-3において現在の撮影が3D撮影における1枚目の撮影であると判断された場合には(STEP604-3/Yes)、STEP604-5に進む。
STEP604-5に進むと、撮像部100は、設定された時間経過後、イネーブル信号EN、サンプルホールド信号TSを順次活性化し、電荷蓄積部211に蓄積された電荷量に応じた信号をサンプルホールド回路280の容量282にサンプルホールドする。
続いて、STEP604-6において、撮像部100は、リセット信号PRES、クランプ信号PCLに加えて、サンプルホールド信号TNを順次活性化し、リセット時の信号をサンプルホールド回路270の容量272にサンプルホールドする。
その後、次のフレームの撮影同期信号である信号Syncを受信するまでが1フレームの動作となる。そして、この1フレームでの蓄積電荷量に応じた信号の読み出し(READ)は、図5に示すように、次のフレームの蓄積時間X-Window中に行われる。本実施例において、信号の読み出し(READ)を次のフレームで行うのは、3D撮影のようなフレームレートが一定ではない動画撮影において、撮影同期信号に応じて適切に駆動開始するためである。
STEP604におけるSTEP604-1~STEP604-6の処理が終了すると、STEP605に進む。
STEP605に進むと、例えば統括制御装置300は、規定枚数の撮影が完了したか否かを判断する。この判断の結果、規定枚数の撮影が完了していない場合には(STEP605/No)、STEP602に戻り、STEP602以降の処理を行う。この際、2フレーム以降の処理では、撮影同期信号である信号Syncの送信からの動作は1フレーム目と同様に順次行われるが、主に以下の点が異なる。具体的に、2フレーム目以降の処理では、1フレーム目と異なる点は、STEP604-4において図5の「READ」で示すように、第n+1フレームの蓄積時間X-Window中に第nフレームの蓄積信号を読み出し、画素データを生成する点である。
一方、STEP605の判断の結果、規定枚数の撮影が完了した場合には(STEP605/Yes)、STEP606に進む。なお、信号Syncを長時間受信せずにタイムアウトしてしまった場合にも、STEP606に進みうる。
STEP606に進むと、読出回路RC及び信号処理部310は、直前のフレーム(最終フレーム)の放射線画像信号に基づく放射線画像を読み出す。次いで、信号処理部310は、記憶部320に記憶されている欠損画素情報を用いて、本STEPで読み出した放射線画像における欠損画素の画素データを補正する処理を行う。なお、STEP606において、最終フレームの放射線画像信号に基づく放射線画像を読み出しているのは、当該最終フレームの動作中では読み出しが行われないためである(図5の「READ」を参照)。
STEP606の処理が終了すると、図6に示すフローチャートの処理が終了する。
図6のSTEP604-4又はSTEP606において、所定時間501をパラメータとする欠損画素情報を用いて画素データを補正することにより、全ての画素112を正しい画素値に補正することができ、放射線画像の画質を向上させることが可能になる。これにより、放射線撮像装置10又は放射線撮像装置10の外部システムにおいて、図6に示すフローチャートの処理で得られた複数の放射線画像を用いて被写体Hの3次元画像を構築する際に、3次元画像の画質を向上させることが可能になる。
なお、放射線撮像装置10の外部システムにおいて補正を行う場合には、放射線画像ファイルのヘッダやフッタに撮影条件とともに所定時間501の情報を付与しておき、その情報を基にして補正する態様としてもよい。
<実施例2>
次に、実施例2について説明する。なお、以下に記載する実施例2の説明では、上述した実施例1と共通する事項については説明を省略し、主として上述した実施例1と異なる事項について説明を行う。
上述した実施例1では、電荷のリークによる本来の画素値とは異なる画素値となってしまう欠損画素(異常画素)の補正方法について説明をした。実施例2では、万が一、欠損画素(異常画素)が多く、補正用のパラメータが膨大となってしまう場合の方法について説明する。
パネル形状で構成される近年の撮像部100は、高精細化に伴って、画素アレイ110の画素数が行方向及び列方向にそれぞれ3000画素を超えるものも一般的となっている。仮に、欠損画素(異常画素)が0.1%となってしまうと、9000画素も欠損画素(異常画素)となる。そうなると、補正用のパラメータが増え、補正のための時間もかかってしまう。そこで、実施例2では、STEP604-4又はSTEP606の読み出し時に、電荷の蓄積完了から読み出しまでの時間である所定時間501が閾値よりも短ければ通常画素の画素データとして読み出す。また、実施例2では、STEP604-4又はSTEP606の読み出し時に、電荷の蓄積完了から読み出しまでの時間である所定時間501が閾値よりも長ければ欠損画素の画素データとして読み出す。そして、実施例2では、信号処理部310は、通常画素の画素データについては補正を行わず、欠損画素については画素値(画素データ)を0として扱い、画像補正時に周辺の画素の画素値から画素値を補間するように補正を行いうる。この場合、時間のパラメータに依存しない固定値でのオフセット補正を行いうる。なお、信号処理部310は、所定時間501が閾値よりも長い欠損画素の画素データに対して、実施例1と同様に欠損画素情報を用いて補正を行うようにしてもよい。
以上説明した本発明の実施形態に係る放射線撮像装置10によれば、例えば3D撮影のように撮影条件が一定ではない撮影においても、簡易な処理によって、適切に欠損画素の画素データを補正することができる。例えば、電荷のリーク(例えばサンプルホールド回路のリーク)による欠損画素の画素データを本来の画素データに補正することができる。これにより、放射線画像の画質を向上させることが可能になる。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
このプログラム及び当該プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、本発明に含まれる。
なお、上述した本発明の実施形態は、いずれも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。即ち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
本発明の実施形態の開示は、以下の構成及び方法を含む。
[構成1]
入射した放射線を電荷に変換することにより画素データを生成する複数の画素が設けられた画素アレイと、
前記複数の画素において、前記電荷の蓄積完了から前記画素データを生成するまでの所定時間を制御する制御手段と、
前記所定時間をパラメータとする欠損画素情報を用いて、前記複数の画素のうちの欠損画素における前記画素データを補正する補正手段と、
を有することを特徴とする放射線撮像装置。
[構成2]
前記画素アレイには、前記複数の画素における各画素がマトリクス状に設けられており、
前記欠損画素情報は、前記所定時間をパラメータとする前記各画素の画素値の変化量における1次式の情報であることを特徴とする構成1に記載の放射線撮像装置。
[構成3]
前記欠損画素情報は、前記画素値の変化量が前記各画素の前記電荷のリーク量に基づく値であることを特徴とする構成2に記載の放射線撮像装置。
[構成4]
前記補正手段は、前記所定時間が閾値よりも長い画素を前記欠損画素として前記画素データを補正することを特徴とする構成1乃至3のいずれか1項に記載の放射線撮像装置。
[構成5]
前記所定時間は、前記電荷の蓄積完了から前記蓄積した電荷の読み出しまでの時間であることを特徴とする構成1乃至4のいずれか1項に記載の放射線撮像装置。
[方法1]
入射した放射線を電荷に変換することにより画素データを生成する複数の画素が設けられた画素アレイを備える放射線撮像装置の制御方法であって、
前記複数の画素において、前記電荷の蓄積完了から前記画素データを生成するまでの所定時間を制御する制御ステップと、
前記所定時間をパラメータとする欠損画素情報を用いて、前記複数の画素のうちの欠損画素における前記画素データを補正する補正ステップと、
を有することを特徴とする放射線撮像装置の制御方法。
10:放射線撮像装置、100:撮像部(撮影部)、110:画素アレイ、112:画素、114:列信号伝送路、120:行選択回路、122:行制御信号、130:制御部、140:バッファ回路、150:列選択回路、160:増幅部、170:AD変換器、180:検出部、300:統括制御装置、310:信号処理部、320:記憶部、400:入力装置、500:曝射制御装置、600:放射線源、H:被写体、R:放射線

Claims (6)

  1. 入射した放射線を電荷に変換することにより画素データを生成する複数の画素が設けられた画素アレイと、
    前記複数の画素において、前記電荷の蓄積完了から前記画素データを生成するまでの所定時間を制御する制御手段と、
    前記所定時間をパラメータとする欠損画素情報を用いて、前記複数の画素のうちの欠損画素における前記画素データを補正する補正手段と、
    を有することを特徴とする放射線撮像装置。
  2. 前記画素アレイには、前記複数の画素における各画素がマトリクス状に設けられており、
    前記欠損画素情報は、前記所定時間をパラメータとする前記各画素の画素値の変化量における1次式の情報であることを特徴とする請求項1に記載の放射線撮像装置。
  3. 前記欠損画素情報は、前記画素値の変化量が前記各画素の前記電荷のリーク量に基づく値であることを特徴とする請求項2に記載の放射線撮像装置。
  4. 前記補正手段は、前記所定時間が閾値よりも長い画素を前記欠損画素として前記画素データを補正することを特徴とする請求項1に記載の放射線撮像装置。
  5. 前記所定時間は、前記電荷の蓄積完了から前記蓄積した電荷の読み出しまでの時間であることを特徴とする請求項1に記載の放射線撮像装置。
  6. 入射した放射線を電荷に変換することにより画素データを生成する複数の画素が設けられた画素アレイを備える放射線撮像装置の制御方法であって、
    前記複数の画素において、前記電荷の蓄積完了から前記画素データを生成するまでの所定時間を制御する制御ステップと、
    前記所定時間をパラメータとする欠損画素情報を用いて、前記複数の画素のうちの欠損画素における前記画素データを補正する補正ステップと、
    を有することを特徴とする放射線撮像装置の制御方法。
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