JP2024060445A - 光ファイバケーブル - Google Patents

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貴之 島津
隆径 横地
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Abstract

【課題】所望の光ファイバを容易に引き出し可能な光ファイバケーブルを提供する。【解決手段】光ファイバケーブルは、複数の光ファイバと、筒状の本体部、及び、本体部の延在方向に沿って延びると共に、延在方向から見て本体部から放射状に延びる複数の隔壁を有するスロットロッドと、複数の光ファイバ及びスロットロッドを収容する筒状の保護部材と、を備え、複数の隔壁と保護部材の内周面によって画成される内部空間には、複数の光ファイバに含まれる第1光ファイバが収容され、保護部材の表面には、第1光ファイバの位置を示す目印部が設けられている。【選択図】図4

Description

本開示は、光ファイバケーブルに関する。
下記特許文献1には、光ファイバテープ心線、及び、光ファイバテープ心線を覆う被覆材から構成された光通信幹線ケーブル本体と、光通信幹線ケーブル本体から分岐した光ファイバテープ心線とを有する光通信幹線ケーブルが開示される。下記特許文献2には、光ファイバケーブルを備えた光通信システムが開示される。下記特許文献3には、複数の光ファイバをそれぞれ含む複数のケーブルを備えたケーブルアッセンブリが開示される。
特開2001-51131号公報 特願2021-197246号 米国特許出願公開第2022/0043226号明細書 特願2021-197035号
上記特許文献1に記載される光通信幹線ケーブル本体では、シースが除去された部位から、所望の光ファイバが分岐される。このような光ファイバの分岐においては、分岐すべき光ファイバの特定、特定された光ファイバのみの分岐など精密な作業が必要になる。このため、所望の光ファイバを容易に引き出し可能な光ファイバケーブルが望まれている。
本開示の一側面の目的は、所望の光ファイバを容易に引き出し可能な光ファイバケーブルの提供である。
本開示の一側面に係る光ファイバケーブルは、複数の光ファイバと、筒状の本体部、及び、本体部の延在方向に沿って延びると共に、延在方向から見て本体部から放射状に延びる複数の隔壁を有するスロットロッドと、複数の光ファイバ及びスロットロッドを収容する筒状の保護部材と、を備え、複数の隔壁と保護部材の内周面によって画成される内部空間には、複数の光ファイバに含まれる第1光ファイバが収容され、保護部材の表面には、第1光ファイバの位置を示す目印部が設けられる。
本開示の別の一側面に係る光ファイバケーブルは、複数の光ファイバと、複数の光ファイバを収容する筒状の保護部材と、を備え、保護部材の内周面と表面との間には、複数の光ファイバに含まれる第1光ファイバを収容する内部空間が設けられ、保護部材の表面には、第1光ファイバの位置を示す目印部が設けられる。
本開示の一側面によれば、所望の光ファイバを容易に引き出し可能な光ファイバケーブルを提供することができる。
図1は、第1実施形態に係る光ファイバケーブルを備える光通信システムの概略平面図である。 図2は、図1に示される光ファイバケーブルの要部概略平面図である。 図3は、光ファイバケーブルの内部構成を示す斜視図である。 図4は、光ファイバケーブルの一部を示す模式断面図である。 図5は、光ファイバケーブルの一部を拡大して示す図である。 図6は、変形例に係る光ファイバケーブルの一部を拡大して示す図である。 図7は、光ファイバケーブルに設けられる目印部の変形例を示す図であり、(a)部は、目印部が凸部である例を示す図であり、(b)部は、目印部が凹部である例を示す図である。 図8は、第2実施形態に係る光ファイバケーブルの内部構成を示す斜視図である。 図9は、光ファイバケーブルの一部を示す模式断面図である。 図10は、光ファイバケーブルの一部を拡大して示す図である。 図11は、変形例に係る光ファイバケーブルの一部を拡大して示す図である。 図12は、光ファイバケーブルに設けられる目印部の変形例を示す図であり、(a)部は、目印部が凸部である例を示す図であり、(b)部は、目印部が凹部である例を示す図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に、本開示の実施形態の内容を列記して説明する。
[1]本開示の一実施形態は、複数の光ファイバと、筒状の本体部、及び、本体部の延在方向に沿って延びると共に、延在方向から見て本体部から放射状に延びる複数の隔壁を有するスロットロッドと、複数の光ファイバ及びスロットロッドを収容する筒状の保護部材と、を備え、複数の隔壁と保護部材の内周面によって画成される内部空間には、複数の光ファイバに含まれる第1光ファイバが収容され、保護部材の表面には、第1光ファイバの位置を示す目印部が設けられる、光ファイバケーブルである。
[2]本開示の別の一実施形態は、複数の光ファイバと、複数の光ファイバを収容する筒状の保護部材と、を備え、保護部材の内周面と表面との間には、複数の光ファイバに含まれる第1光ファイバを収容する内部空間が設けられ、保護部材の表面には、第1光ファイバの位置を示す目印部が設けられる、光ファイバケーブルである。
上記[1]及び[2]の光ファイバケーブルには、第1光ファイバの位置を示す目印部が設けられている。この場合、目印部によって第1光ファイバの位置を特定できる。これにより、特定された第1光ファイバの位置から、各光ファイバの位置を特定できる。このため、上記光ファイバケーブルを用いることによって、所望の光ファイバを容易に引き出し可能である。
[3]上記[1]または[2]の光ファイバケーブルにおいて、目印部は、凸部、凹部、及び、インクのうち少なくとも1つを含んでもよい。この場合、目印部を容易に見つけることができ、第1光ファイバの位置をより容易に特定することができる。したがって、上記光ファイバケーブルを用いることによって、所望の光ファイバをより容易に引き出し可能である。
[4]上記[3]の光ファイバケーブルにおいて、目印部は、第1光ファイバに対応するトレースラインを含んでもよい。この場合、保護部材においてトレースラインに沿った領域のみを除去することにより、第1光ファイバを引き出し可能である。よって、第1光ファイバの引き出し作業時における、保護部材の除去作業が容易となる。
[5]上記[1]から[4]のいずれかの光ファイバケーブルにおいて、保護部材には、内部空間と保護部材の外部とを連通する連通部が設けられ、第1光ファイバの先端は、連通部を介して保護部材の外部に引き出されてもよい。この場合、保護部材に対しては連通部を設ける加工のみを施すことにより、第1光ファイバが引き出されている。したがって、保護部材の頑健性の低下を抑制できる。
[6]上記[5]の光ファイバケーブルは、連通部を覆うと共に、保護部材に取り付けられる分岐部材をさらに備えてもよい。この場合、連通部から露出する複数の光ファイバの一部分を、分岐部材によって保護することができる。
[7]上記[1]から[6]のいずれかの光ファイバケーブルは、複数の光ファイバのそれぞれの一端に接続される第1コネクタと、第1光ファイバの先端に接続される第2コネクタと、をさらに備えてもよい。この場合、第1コネクタを接続した光モジュールと第2コネクタを接続した光モジュールとの間において、光通信を行うことができる。
[本開示の実施形態の詳細]
本開示の実施形態に係る光ファイバケーブルの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本開示はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。以下の説明では、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態に係る光ファイバケーブルを備える光通信システム1の概略平面図である。光通信システム1は、データセンタ、基地局などに設けられる装置群である。光通信システム1は、サーバラック群2a,2bと、現用配線盤3a,3bと、予備配線盤4a,4bと、光ファイバケーブル5,6,7,8とを備える。
図1に示されるように、サーバラック群2a,2bのそれぞれは、N個のサーバラック9を有する(Nは2以上の整数)。サーバラック群2a,2bのそれぞれにおいて、N個のサーバラック9は、平面視にて一方向に沿って並んで配置される。各サーバラック9には、上下方向に並ぶ複数のシェルフ(不図示)が設けられる。複数のシェルフのそれぞれには、物理サーバ(不図示)などが載置される。なお、上記一方向は、以下、並び方向とする。
現用配線盤3a,3bと、予備配線盤4a,4bとのそれぞれは、光通信システム1に用いられる通信回線(光ファイバケーブル)を収容する集線装置であり、中間配線盤(Intermediate Distribution Frame;IDF)とも称される。現用配線盤3aは、並び方向において、サーバラック群2aの一端に配置される。現用配線盤3bは、並び方向において、サーバラック群2bの一端に配置される。予備配線盤4aは、並び方向において、サーバラック群2aの他端に配置される。予備配線盤4bは、並び方向において、サーバラック群2bの他端に配置される。
現用配線盤3a,3bのそれぞれには、現用線を構成する外部多心ケーブル(不図示)が接続される。現用配線盤3a,3bのそれぞれにおいて、当該外部多心ケーブルが複数の通信回線に分割及び整線される。予備配線盤4a,4bのそれぞれには、予備線を構成する外部多心ケーブル(不図示)が接続される。予備配線盤4a,4bにおいて当該外部多心ケーブルが複数の通信回線に分割及び整線される。現用配線盤3a,3b及び予備配線盤4a,4bのそれぞれでは、光ファイバケーブルの成端処理がなされてもよい。現用配線盤3a,3b及び予備配線盤4a,4bのそれぞれには、多心の光配線を引き留め、接続点を収容する成端ユニットが載置され得る。なお、現用配線盤3a,3b及び予備配線盤4a,4bのそれぞれは、中間配線盤に限られない。
光ファイバケーブル5は、サーバラック群2aと現用配線盤3aとを接続する多心ケーブルである。同様に、光ファイバケーブル6は、サーバラック群2bと現用配線盤3bとを接続する多心ケーブルであり、光ファイバケーブル7は、サーバラック群2aと予備配線盤4aとを接続する多心ケーブルであり、光ファイバケーブル8は、サーバラック群2bと予備配線盤4bとを接続する多心ケーブルである。光ファイバケーブル5,6は、現用線として用いられ、光ファイバケーブル7,8は、予備線として用いられる。光ファイバケーブル5,6,7,8は、互いに同一構造を有してもよいし、互いに異なる構造を有してもよい。本実施形態では、光ファイバケーブル5,6,7,8は、互いに同一構造を有する。このため、以下では、光ファイバケーブル5のみについて詳細に説明する。
図2は、光ファイバケーブル5の要部概略平面図である。図2に示すように、光ファイバケーブル5は、幹線ケーブル10、多心光ファイバコード21,22,23,24、分岐光ファイバケーブル25a,25b,25c,25d,25e、第1コネクタ31,32,33,34、第1分岐部材40、第2分岐部材45a,45b,45c,45d,45e(分岐部材)、及び、第2コネクタ50a,50b,50c,50d,50eを有する。ここで、分岐光ファイバケーブル25a,25b,25c,25d,25eは互いに同一構造を有し、第2分岐部材45a,45b,45c,45d,45eは互いに同一構造を有し、第2コネクタ50a,50b,50c,50d,50eは互いに同一構造を有する。このため以下では、分岐光ファイバケーブル25aの詳細と、第2分岐部材45aの詳細と、第2コネクタ50aの詳細とについて説明する。なお、本実施形態において分岐光ファイバケーブルの個数はN個であるが、図2においてはN個の分岐光ファイバケーブルのうち分岐光ファイバケーブル25a,25b,25c,25d,25eを簡易的に図示している。第2分岐部材及び第2コネクタについても同様である。
図3は、光ファイバケーブル5の内部構成を示す斜視図である。図4は、光ファイバケーブル5の一部を示す模式断面図である。図5は、光ファイバケーブル5の一部を拡大して示す図である。幹線ケーブル10は、いわゆるスロット型ケーブルであり、複数の光ファイバ11を収容するケーブルである。幹線ケーブル10の一端は、図2に示すように、第1分岐部材40に収容される。図3及び図4に示すように、幹線ケーブル10は、複数の光ファイバ11と、保護部材12と、スロットロッド13と、テンションメンバ14とを備える。なお、以下の説明においては、保護部材12が延在する方向を方向Xと称する。また、保護部材12の周方向であって、方向Xから見た時計回り方向を方向Yと称する。
複数の光ファイバ11のそれぞれは、1つの心線を有する部材である。複数の光ファイバ11のそれぞれは、心線に加えて、当該心線を被覆する被覆部材を有してもよい。本実施形態では、幹線ケーブル10には、96本の光ファイバ11が収容される。
保護部材12は、複数の光ファイバ11及びスロットロッド13を収容する円筒状の樹脂部材である。保護部材12は、円筒状の内部空間を画成する内周面12a、及び、保護部材12の外周面を画成する表面12bを有する。本実施形態では、保護部材12は、単一部材であるが、これに限られない。例えば、保護部材12は、内周面12aを画成する内側部材と、表面12bを画成する外側部材とを有してもよい。
スロットロッド13は、保護部材12の内部空間に収容される複数の光ファイバ11の位置決め部材である。スロットロッド13は、例えばプラスチック等の樹脂製部材である。スロットロッド13は、図4に示すように、円筒状の本体部15、及び、本体部15の延在方向に沿って延びると共に、方向Xから見て本体部15から放射状に延びる隔壁16aから隔壁16hを有する。隔壁16aから隔壁16hは、方向Yに沿って順に並んでおり、互いに離間している。隔壁16aから隔壁16hのそれぞれは、方向Xに沿って螺旋状に設けられている。隔壁16aから隔壁16hは、方向Xから見て、方向Xに沿って方向Yに向かって回転するようなS状に設けられてもよく、方向Xに沿って方向Yとは逆方向に向かって回転するようなZ状に設けられてもよく、あるいは方向Xに沿ってS状とZ状とを交互に繰り返すようなSZ状に設けられていてもよい。隔壁16aから隔壁16hのそれぞれの先端は、平面でもよいし、曲面でもよい。なお、上記延在方向は、方向Xに相当する。
隔壁16aから隔壁16hは、方向Xから見た場合、方向Yにおいて所定の間隔を空けて並んでいる。本実施形態では、隔壁16aから隔壁16hは、方向Yにおいて等間隔に並んでいる。すなわち、隔壁16aから隔壁16hは、360度を隔壁の数で除した角度の間隔で並んでいる。本実施形態では、隔壁16aから隔壁16hは、45度間隔で並んでいる。隔壁16aから隔壁16hのそれぞれは、内周面12aに接している。本実施形態では、隔壁16aから隔壁16hのそれぞれは、内周面12aに密着している。方向Xから見た保護部材12の径方向において表面12bのうち隔壁16aに重なる部分は、当該径方向に沿って保護部材12の中心から外部へ向かう凸形状を呈している。表面12bのうち隔壁16bに重なる部分なども同様に、上記凸形状を呈している。
保護部材12の内部には、内部空間17aから内部空間17hが画成される。内部空間17aから内部空間17hのそれぞれは、複数の光ファイバ11の一部を収容する空間であり、保護部材12の内部にて互いに独立している。内部空間17aから内部空間17hは、方向Yに沿って順に並んでいる。具体的には、内部空間17aは、内周面12aと、隔壁16aと、隔壁16bとによって画成される。また、内部空間17bは、内周面12aと、隔壁16bと、隔壁16cとによって画成される。内部空間17cから内部空間17hについても同様である。本実施形態では、内部空間17aから内部空間17hのそれぞれには、複数の光ファイバ11のうち、12本の光ファイバが収容される。内部空間17aから内部空間17hのそれぞれに収容される複数の光ファイバは、紐、帯、メッシュチューブなどの結束部材によって束ねられてもよい。以下では、複数の光ファイバ11のうち内部空間17aに収容される光ファイバを第1光ファイバ11aと呼称することがある。また、複数の光ファイバ11のうち内部空間17aから保護部材12の外部に引き出される光ファイバを第1光ファイバ11bと呼称することがある。
方向Yに沿った内部空間17aの幅は、本体部15から内周面12aへ近づくほど広い。内部空間17bから内部空間17hの幅も同様である。内部空間17aから内部空間17hのそれぞれは、方向Xに沿って螺旋状に画成されている。内部空間17aから内部空間17hは、S状に画成されてもよく、Z状に画成されてもよく、SZ状に画成されていてもよい。
内部空間17aから内部空間17hは、方向Xから見た場合、方向Yにおいて所定の間隔を空けて並んでいる。本実施形態では、内部空間17aから内部空間17hは、方向Yにおいて等間隔に並んでいる。すなわち、内部空間17aから内部空間17hは、360度を内部空間の数で除した角度の間隔にて並んでいる。本実施形態では、内部空間17aから内部空間17hは、45度間隔で並んでいる。
保護部材12の表面12bには、目印部18が設けられている。目印部18は、第1光ファイバ11aの位置を示す部分である。本実施形態では、目印部18は、表面12bに印刷された部分であり、例えばインクジェット法等の公知手段を用いて形成される。目印部18は、方向Xにおいて保護部材12の全長にわたって連続して延在する、第1光ファイバ11aに対応したトレースラインである。目印部18は、保護部材12の径方向において内部空間17aに重なっている。これにより、目印部18を視認したユーザは、保護部材12を除去することなく、第1光ファイバ11aの位置を容易に推測できる。目印部18は、内部空間17aと同様に、方向Xに沿って螺旋状に設けられている。目印部18は隔壁16aなどと同様に、S状に設けられてもよく、Z状に設けられてもよく、SZ状に設けられてもよい。
方向Yに沿った内部空間17aの最大幅を100%とした場合、方向Yに沿った目印部18の幅は、例えば20%以上である。目印部18の幅が20%以上であることにより、ユーザは目印部18をより容易に視認できる。目印部18の幅は、例えば、50%以上でもよいし、60%以上でもよいし、70%以上でもよい。第1光ファイバ11aの位置を正確に特定する観点から、目印部18の幅は、例えば、100%以下である。
保護部材12には、内部空間17aと保護部材12の外部とを連通する連通部19が設けられている。本実施形態では、連通部19は、表面12bのうち目印部18が設けられている部分に少なくとも設けられている開口部である。隔壁16aの一部と、隔壁16bの一部とのそれぞれは、連通部19から露出している。連通部19は、例えばカッターを用いて保護部材12の一部を除去することにより設けられる。第1光ファイバ11aの一部は、連通部19から露出している。図5において、2本の第1光ファイバ11bの各先端(不図示)が、連通部19を介して保護部材12の外部に引き出されている。ここで、図2において、2本の第1光ファイバ11bの各先端は、後述する第2コネクタ50aに接続されている。
方向Xに沿った連通部19の長さは、例えば40mm以上である。当該長さが40mm以上であることにより、内部空間17aから第1光ファイバ11bをより容易に引き出すことができる。保護部材12の除去作業の効率化、保護部材12の頑健性の低下抑制などの観点から、上記長さは、例えば100mm以下である。
方向Yに沿った内部空間17aの最大幅を100%とした場合、方向Yに沿った連通部19の幅は、例えば80%以上である。連通部19の幅が80%以上であることにより、ユーザは第1光ファイバ11bをより容易に引き出すことができる。連通部19の幅は、例えば、120%以上でもよいし、140%以上でもよい。内部空間17bに収容される複数の光ファイバ11、及び、内部空間17hに収容される複数の光ファイバ11の露出防止の観点から、連通部19の幅は、例えば、200%以下である。
テンションメンバ14は、幹線ケーブル10の引張強度を向上させるための円柱状の部材であり、スロットロッドの内部空間に収容される。テンションメンバ14は、例えば鋼線、繊維強化プラスチック線等である。
図2に示すように、多心光ファイバコード21,22,23,24のそれぞれは、光ファイバケーブル5の延在方向において現用配線盤3aと第1分岐部材40との間に位置する通信回線である。多心光ファイバコード21,22,23,24のそれぞれは、複数の光ファイバ11の一部を含むコードである。多心光ファイバコード21,22,23,24のそれぞれに含まれる心数は、幹線ケーブル10内の光ファイバ11の数を、多心光ファイバコード21,22,23,24の数で除した数に等しければよい。本実施形態では、多心光ファイバコード21,22,23,24のそれぞれは、24心コードである。多心光ファイバコード21の一端は、第1コネクタ31に接続される。同様に、多心光ファイバコード22,23,24の各一端は、第1コネクタ32,33,34にそれぞれ接続される。多心光ファイバコード21,22,23,24のそれぞれの他端は、第1分岐部材40に収容される。多心光ファイバコード21,22,23,24のそれぞれは、例えば補強チューブによって補強される。なお、多心光ファイバコード21,22,23,24の各一端は、光ファイバ11の一端に相当する。
分岐光ファイバケーブル25aは、幹線ケーブル10から対応するサーバラック9へ向かう通信回線である。分岐光ファイバケーブル25aは、保護部材12の外部へ引き出された第1光ファイバ11bと、第1光ファイバ11bを収容する円筒状の保護チューブ26とを有する。
第1コネクタ31,32,33,34のそれぞれは、現用配線盤3aに接続されるコネクタである。第1コネクタ31,32,33,34のそれぞれは、多心光コネクタであり、例えば、MPOコネクタ(Multi-fiber Push Onコネクタ)である。この場合、第1コネクタ31に接続される光ファイバ11の本数(心数)は、多心光ファイバコード21に収容される光ファイバ11の本数に相当する。第1コネクタ32,33,34についても同様である。
第1分岐部材40は、多心光ファイバコード21,22,23,24から光ファイバ11に分岐した箇所を収容する部材である。第1分岐部材40内には空洞が設けられ、当該空洞に多心光ファイバコード21,22,23,24の他端が収容される。第1分岐部材40内にて、多心光ファイバコード21,22,23,24のそれぞれの位置が定められてもよい。第1分岐部材40内においては、多心光ファイバコード21,22,23,24に設けられる補強チューブ等(不図示)が除去されることにより、光ファイバ11の一部が露出する。複数の光ファイバ11は、第1分岐部材40内において12本ずつに纏められ、幹線ケーブル10において内部空間17aから内部空間17hのそれぞれに収容される。
図5に示すように、第2分岐部材45aは、連通部19から露出した第1光ファイバ11a、及び、保護部材12と保護チューブ26との間において露出した第1光ファイバ11bを保護するための樹脂部材である。第2分岐部材45aは、連通部19を覆うように、保護部材12に取り付けられている。第2分岐部材45aは、弾性を有してもよい。第2分岐部材45aの具体的な構成の一例は、上記特許文献4に示される分岐保護ケースである。
図2に示すように、第2コネクタ50aは、対応するサーバラック9に接続されるコネクタである。第2コネクタ50aは、多心または単心光コネクタであり、例えば単心のLC型光コネクタを簡易的に一体化したデュアルLC型の光コネクタである。第2コネクタ50aには、分岐光ファイバケーブル25aが接続される。すなわち、2本の第1光ファイバ11bの各先端が第2コネクタ50aに接続される。
以上に説明した本実施形態に係る光ファイバケーブル5では、第1光ファイバ11aの位置が、目印部18によって特定される。換言すると、目印部18の存在によって、第1光ファイバ11aが収容される内部空間17aの位置が、保護部材12を除去することなく特定できる。よって、特定された第1光ファイバ11aもしくは内部空間17aの位置から、各光ファイバ11の位置を特定できる。本実施形態では、内部空間17aから内部空間17hが、方向Yに沿って45度間隔で設けられているからである。このため、目印部18の位置に基づいて内部空間17aから内部空間17hのそれぞれの位置を容易に特定できる。このような光ファイバケーブル5を用いることによって、複数の光ファイバ11のうち所望の光ファイバを容易に引き出し可能である。
さらに、本実施形態では、保護部材12の径方向において表面12bのうち隔壁16aに重なる部分は、当該径方向に沿って保護部材12の中心から外部へ向かう凸形状を呈している。表面12bのうち隔壁16bに重なる部分なども同様に、上記凸形状を呈している。このため、保護部材12を除去することなく、隔壁16aから隔壁16hの位置を容易に特定できる。よって、保護部材12において除去すべき箇所を容易に特定できる。
本実施形態では、目印部18は、第1光ファイバ11aに対応するトレースラインを含んでいる。この場合、保護部材12においてトレースラインに沿った領域のみを除去することにより、第1光ファイバ11bを引き出すことができる。よって、第1光ファイバ11bの引き出し作業時における、保護部材12の除去作業が容易となる。
本実施形態では、保護部材12には、内部空間17aと保護部材12の外部とを連通する連通部19が設けられ、第1光ファイバ11bの先端は、連通部19を介して保護部材12の外部に引き出されている。この場合、保護部材12に対しては連通部19を設ける加工のみを施すことにより、第1光ファイバ11bが引き出されている。したがって、保護部材12の頑健性の低下を抑制できる。
本実施形態では、光ファイバケーブル5は、連通部19を覆うと共に、保護部材12に取り付けられる第2分岐部材45aを備えている。この場合、連通部19から露出する複数の光ファイバ11の一部分を、第2分岐部材45aによって保護することができる。
本実施形態では、光ファイバケーブル5は、複数の光ファイバ11のそれぞれの一端に接続される第1コネクタ31,32,33,34と、第1光ファイバ11bの先端に接続される第2コネクタ50aと、を備えている。これにより、第1コネクタ31,32,33,34を接続した現用配線盤3aと第2コネクタ50aを接続したサーバラック9との間において、光通信を行うことができる。
[第1実施形態に係る変形例]
以下では、図6を参照しながら、第1実施形態の変形例に係る光ファイバケーブルの連通部を説明する。なお、変形例の説明において上記実施形態と重複する記載は省略し、上記実施形態と異なる部分を記載する。つまり、技術的に可能な範囲において、変形例に上記実施形態の記載を適宜用いてもよい。
図6は、変形例に係る光ファイバケーブル5の一部を拡大して示す図である。図6に示すように、連通部19Aは、保護部材12の一部を除去することによって設けられる空間である。連通部19Aは、保護部材12の一部を全周にわたって除去することにより設けられる。連通部19Aでは、全ての光ファイバ11が露出する。第1光ファイバ11bは、連通部19Aを介して保護部材12の外部へ引き出されている。方向Xに沿った連通部19Aの長さは、連通部19と同様である。以上に説明した連通部19Aが設けられる場合であっても、上記第1実施形態と同様の作用効果が奏される。
次に、図7を参照しつつ、光ファイバケーブル5に設けられる目印部18の変形例について説明する。図7は、光ファイバケーブル5に設けられる目印部18の変形例(目印部18A,18B)を示す図であり、(a)部は、目印部18Aが凸部である例を示す図であり、(b)部は、目印部18Bが凹部である例を示す図である。図7の(a)部に示すように、目印部18Aは、方向Xから見た場合、凸形状を呈する凸部である。表面12bを基準とした目印部18Aの高さは、例えば1.0mm以上である。この場合、ユーザは目印部18Aをより容易に視認できる。目印部18Aの高さは、例えば3.0mm以下である。この場合、保護部材12の最大外径が大きくなることを抑制できる。方向Yに沿った目印部18Aの幅は、例えば目印部18の幅と同様である。
図7の(b)部に示すように、目印部18Bは、方向Xから見た場合、凹形状を呈する凹部である。表面12bを基準とした目印部18Bの深さは、例えば0.5mm以上である。この場合、ユーザは目印部18Bをより容易に視認できる。目印部18Bの深さは、例えば1.0mm以下である。この場合、目印部18Bが内部空間17aへ到達することを防げる。方向Yに沿った目印部18Bの幅は、例えば目印部18の幅と同様である。
目印部18A,18Bは、例えば保護部材12の製造と同時に形成される。以上に説明した目印部18Aもしくは目印部18Bが設けられる場合であっても、上記第1実施形態と同様の作用効果が奏される。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態に係る光ファイバケーブル105について説明する。以下では、第1実施形態に係る光ファイバケーブル5と相違する点を主に説明し、その他の説明は省略することがある。光ファイバケーブル105は、幹線ケーブル10とは異なる幹線ケーブル110を備える。
以下では、図8、図9及び図10を参照しつつ幹線ケーブル110について説明する。図8は、光ファイバケーブル105の内部構成を示す斜視図である。図9は、光ファイバケーブル105の一部を拡大して示す模式断面図である。図10は、光ファイバケーブル105の一部を拡大して示す図である。図8及び図9に示すように、幹線ケーブル110は、スロットロッド13及びテンションメンバ14を有さない。代わりに、幹線ケーブル110は、複数の光ファイバ11を収容する保護部材112と、保護部材112に挿入されるテンションメンバ114とを備える。
保護部材112は、複数の光ファイバ11を収容する円筒状の樹脂部材である。保護部材112は、円筒状の内部空間を画成する内周面112a、及び、保護部材12の外周面を画成する表面112bを有する。内周面112aと表面112bとの間には、内部空間117aから内部空間117hが設けられる。内部空間117aから内部空間117hのそれぞれは、光ファイバ11が収容される円筒状の空間である。本実施形態では、内部空間117aには、複数の光ファイバ11のうち、12本の第1光ファイバ11aが収容され、内部空間117bから内部空間117hのそれぞれには、12本の光ファイバ11が収納されている。内部空間117aから内部空間117hは、例えば、保護部材112の製造と同時に形成される。
内部空間117aから内部空間117hは、互いに独立しており、方向Yに沿って所定の間隔を空けて順に並んでいる。本実施形態では、内部空間117aから内部空間117hは、方向Yにおいて等間隔に並んでいる。すなわち、内部空間117aから内部空間117hは、360度を内部空間の数で除した角度の間隔で並んでおり、本実施形態では、内部空間117aから内部空間117hは、45度間隔で並んでいる。
内部空間117aから内部空間117hのそれぞれは、内周面112aと表面112bとの両方に対して離間している。保護部材112の径方向において、内部空間117aと内周面112aとの距離、及び、内部空間117aと表面112bとの距離のそれぞれは、1.0mm以上である。この場合、保護部材112の劣化が進行しても、第1光ファイバ11aが露出しにくい。
保護部材112の表面112bには、目印部118が設けられている。目印部118は、第1光ファイバ11aの位置を示す部分である。目印部118は、保護部材112の径方向において内部空間117aに重なる。
図8及び図10に示すように、保護部材112には、内部空間117aと保護部材112の外部とを連通する連通部119が設けられている。連通部119は、表面112bのうち目印部118が設けられている部分に少なくとも設けられている。図10に示すように、光ファイバケーブル5と同様に光ファイバケーブル105では、複数の第1光ファイバ11aのうち2本の第1光ファイバ11bの各先端が、連通部119を介して保護部材112の外部に引き出されている。
以上に説明した第2実施形態に係る光ファイバケーブル105でも、第1光ファイバ11a及び内部空間117aの位置が、目印部118によって特定される。よって、特定された第1光ファイバ11aもしくは内部空間117aの位置から、各光ファイバ11の位置を特定できる。このため、目印部118の位置に基づいて内部空間117aから内部空間117hのそれぞれの位置を容易に特定できる。したがって、光ファイバケーブル105の利用によって、上記第1実施形態に係る光ファイバケーブル5と同様の作用効果が奏される。
[第2実施形態に係る変形例]
以下では、図11を参照しながら、第2実施形態の変形例に係る光ファイバケーブルの連通部を説明する。なお、変形例の説明において上記実施形態と重複する記載は省略し、上記実施形態と異なる部分を記載する。つまり、技術的に可能な範囲において、変形例に上記実施形態の記載を適宜用いてもよい。
図11は、変形例に係る光ファイバケーブル105の一部を拡大して示す図である。図11に示すように、連通部119Aは、保護部材112の一部を除去することによって設けられる空間である。連通部119Aは、保護部材112の一部を全周にわたって除去することにより設けられる。連通部119Aでは、全ての光ファイバ11が露出する。第1光ファイバ11bは、連通部119Aを介して保護部材112の外部へ引き出されている。以上に説明した連通部119Aが設けられる場合であっても、上記第2実施形態と同様の作用効果が奏される。
次に、図12を参照しつつ、光ファイバケーブル105に設けられる目印部118の変形例について説明する。図12は、光ファイバケーブル105に設けられる目印部118の変形例(目印部118A,118B)を示す図であり、(a)部は、目印部118Aが凸部である例を示す図であり、(b)部は、目印部118Bが凹部である例を示す図である。図12の(a)部に示すように、目印部118Aは、方向Xから見た場合、凸形状を呈する凸部である。図12の(b)部に示すように、目印部118Bは、方向Xから見た場合、凹形状を呈する凹部である。目印部118A,118Bは、例えば保護部材112と一体成形される。以上に説明した目印部118Aもしくは目印部118Bが設けられる場合であっても、上記第2実施形態と同様の作用効果が奏される。
本開示による光ファイバケーブルは、上述した実施形態に限られるものではなく、他に様々な変形が可能である。例えば、上記の各実施形態において、複数の内部空間のそれぞれには、複数の光ファイバが収容されていたが、複数の内部空間のそれぞれには、1本の光ファイバが収容されていてもよい。また、複数の内部空間のそれぞれに収容される光ファイバの本数は、互いに異なっていてもよい。また、複数の内部空間に含まれる一部の内部空間には、光ファイバが収容されなくてもよい。
複数の内部空間のそれぞれには、リボンファイバが収容されていてもよい。リボンファイバは、互いに一列に並んだ複数の光ファイバが樹脂等によって互いに固定(接着される)された部材である。また、複数の内部空間のそれぞれには、間欠リボンファイバが収容されていてもよい。間欠リボンファイバは、光ファイバ同士の固定された部分(接着部)と、光ファイバ同士が互いに分離された部分(単心部)との両方を有する部材である。また、引き出す光ファイバの本数は、2本でなくてもよく、1本以上であればよい。
上記の各実施形態において、引き出された2本の第1光ファイバは1つの第2コネクタに接続されていたが、これに限られない。例えば、複数の光ファイバのそれぞれが、対応する第2コネクタに接続されていてもよい。
上記の各実施形態において、目印部が保護部材の全長にわたって連続して設けられているが、目印部は、連続していなくてもよい。例えば、目印部は、保護部材の全長にわたって間欠的に設けられてもよい。この場合、目印部は、所定の間隔を空けて保護部材の表面に設けられてもよい。また、目印部は、インク、凸部、及び、凹部のうち少なくとも2つを組み合わせたものであってもよい。
第1コネクタ、光ファイバ、多心光ファイバコード、隔壁、及び、内部空間等の個数は、上記の各実施形態のものに限られず、適宜変更することができる。
1…光通信システム
2a,2b…サーバラック群
3a,3b…現用配線盤
4a,4b…予備配線盤
5,6,7,8…光ファイバケーブル
9…サーバラック
10…幹線ケーブル
11…光ファイバ
11a…第1光ファイバ
11b…第1光ファイバ
12…保護部材
12a…内周面
12b…表面
13…スロットロッド
14…テンションメンバ
15…本体部
16a,16b,16c,16d,16e,16f,16g,16h…隔壁
17a,17b,17c,17d,17e,17f,17g,17h…内部空間
18,18A,18B…目印部
19,19A…連通部
21,22,23,24…多心光ファイバコード
25a,25b,25c,25d,25e…分岐光ファイバケーブル
26…保護チューブ
31,32,33,34…第1コネクタ
40…第1分岐部材
45a,45b,45c,45d,45e…第2分岐部材
50a,50b,50c,50d,50e…第2コネクタ
105…光ファイバケーブル
110…幹線ケーブル
112…保護部材
112a…内周面
112b…表面
114…テンションメンバ
117a,117b,117c,117d,117e,117f,117g,117h…内部空間
118,118A,118B…目印部
119,119A…連通部
X…保護部材が延在する方向
Y…保護部材の周方向。

Claims (7)

  1. 複数の光ファイバと、
    筒状の本体部、及び、前記本体部の延在方向に沿って延びると共に、前記延在方向から見て前記本体部から放射状に延びる複数の隔壁を有するスロットロッドと、
    前記複数の光ファイバ及び前記スロットロッドを収容する筒状の保護部材と、を備え、
    前記複数の隔壁と前記保護部材の内周面によって画成される内部空間には、前記複数の光ファイバに含まれる第1光ファイバが収容され、
    前記保護部材の表面には、前記第1光ファイバの位置を示す目印部が設けられる、
    光ファイバケーブル。
  2. 複数の光ファイバと、
    前記複数の光ファイバを収容する筒状の保護部材と、を備え、
    前記保護部材の内周面と表面との間には、前記複数の光ファイバに含まれる第1光ファイバを収容する内部空間が設けられ、
    前記保護部材の表面には、前記第1光ファイバの位置を示す目印部が設けられる、
    光ファイバケーブル。
  3. 前記目印部は、凸部、凹部、及び、インクのうち少なくとも1つを含む、請求項1または請求項2に記載の光ファイバケーブル。
  4. 前記目印部は、前記第1光ファイバに対応するトレースラインを含む、請求項1または請求項2に記載の光ファイバケーブル。
  5. 前記保護部材には、前記内部空間と前記保護部材の外部とを連通する連通部が設けられ、
    前記第1光ファイバの先端は、前記連通部を介して前記保護部材の外部に引き出される、請求項1または請求項2に記載の光ファイバケーブル。
  6. 前記連通部を覆うと共に、前記保護部材に取り付けられる分岐部材をさらに備える、請求項5に記載の光ファイバケーブル。
  7. 前記複数の光ファイバのそれぞれの一端に接続される第1コネクタと、
    前記第1光ファイバの先端に接続される第2コネクタと、をさらに備える、請求項1または請求項2に記載の光ファイバケーブル。
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