JP2024060039A - レンズユニットおよびカメラモジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】最も物体側に位置されるレンズの外周部の厚さが薄い場合でも、該レンズと鏡筒との間をシールするシール部材の装着収容スペースを確保できるようにするレンズユニットおよびカメラモジュールを提供する。【解決手段】本発明のレンズユニット11は、レンズ群を構成する最も物体側に位置される第1のレンズ13と、この第1のレンズ13と像側で隣り合う第2のレンズ14と、第1のレンズ13と第2のレンズ14との間に介挿されてこれらのレンズ13,14間の光軸方向の離間距離を規定するスペーサ30とを有する。スペーサ30には、第1のレンズ13と鏡筒12との間をシールするOリング26を収容するためのシール部材収容部30aが設けられる。【選択図】図2

Description

本発明は、例えば自動車等の車両に搭載される車載カメラを構成し得るレンズユニットおよびカメラモジュールに関する。
従来から、自動車に車載カメラを搭載し、駐車をサポートしたり、画像認識により衝突防止を図ったりすることが行なわれており、さらにそれを自動運転に応用する試みもなされている。また、このような車載カメラ等のカメラモジュールは、一般に、複数のレンズが光軸に沿って並べられて成るレンズ群と、このレンズ群を収容保持する鏡筒(バレル)と、レンズ群の少なくとも一個所のレンズ間に配置される絞り部材とを有するレンズユニットを備える(例えば、特許文献1参照)。
特に、車載カメラ用のレンズユニットでは、少なくとも一部が車外に設置される場合など、防水および防塵の目的で、図6に示されるように、例えば最も物体側に位置されるレンズ100と鏡筒102との間にシール部材としてOリング104が介挿され、鏡筒102の内側のレンズ群L内に水や塵埃が侵入しないようにしている。この場合、レンズ100の外周面100aに、該レンズ100の像側部分で径が小さくなった段差状の縮径部100bが設けられ、この縮径部100bにOリング104が装着収容されて、レンズ100の外周面100aと鏡筒102の内周面102aとの間でOリング104が径方向で圧縮されることにより、鏡筒102の物体側端部が封止された状態となっている。
特開2013-231993号公報
しかしながら、最も物体側に位置されるレンズ100の外周部の厚さ(光軸方向に沿う寸法)が薄い場合には、Oリング104を収容可能な大きさの段差状の縮径部100bをレンズ100の外周部に設けることができない。そのため、Oリング104の装着収容スペースをどこに確保するかが問題となる。
本発明は、前記事情に鑑みてなされたものであり、最も物体側に位置されるレンズの外周部の厚さが薄い場合でも、該レンズと鏡筒との間をシールするシール部材の装着収容スペースを確保できるようにするレンズユニットおよびカメラモジュールを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明は、レンズを収容保持するための内側収容空間を形成する筒状の鏡筒と、前記鏡筒の前記内側収容空間内に組み込まれ、複数のレンズが積み重ねられるように光軸に沿って並べられて成るレンズ群とを備えるレンズユニットであって、
前記レンズ群を構成する最も物体側に位置される第1のレンズと、この第1のレンズと像側で隣り合う第2のレンズと、前記第1のレンズと前記第2のレンズとの間に介挿されてこれらのレンズ間の光軸方向の離間距離を規定するスペーサとを有し、
前記スペーサには、前記第1のレンズと前記鏡筒との間をシールするシール部材を収容するためのシール部材収容部が設けられることを特徴とする。
上記構成によれば、第1のレンズと第2のレンズとの間に介挿されるスペーサに、第1のレンズと鏡筒との間をシールするシール部材を収容するためのシール部材収容部を設けたため、第1のレンズの外周部の厚さが薄くシール部材のための装着収容スペースを第1のレンズに設けることができない場合であっても、そのような装着収容スペースをスペーサによって確保して第1のレンズと鏡筒との間を確実にシールすることが可能となる。
なお、上記構成において、スペーサの形態や材質等は任意に設定できる。例えば、スペーサは、金属または樹脂によって環状に形成されてもよい。また、スペーサに設けられるシール部材収容部は、環状の溝、段差など、シール部材を収容可能な様々な形態を成すことができる。さらに、シール部材収容部に収容されるシール部材の形態や材質等も任意に設定できる(例えばOリングの形態を成してもよい)が、そのようなシール部材は、鏡筒に対して第1のレンズを物体側で固定する固定力の作用によって光軸方向に圧縮され、同時に径方向については、スペーサのシール部材収容部の側壁と鏡筒12の内壁とにより圧縮されて固定力として作用する。光軸方向で固定力を作用させる手段、すなわち、鏡筒に対して第1のレンズを物体側で固定する固定手段としては、鏡筒の物体側端部に螺着される締結部材(キャップ)や、鏡筒の物体側端部に設けられて径方向内側にカシメられるカシメ部を挙げることができる。
前述した図6に示される従来技術のごとく最も物体側に位置されるレンズ(本発明の第1のレンズに対応する)の外周部にシール部材を装着収容できる段差状の縮径部を設けることができる場合には、レンズと鏡筒との間の隙間にシール部材が径方向で直接に介挿されることになるため、シール部材が径方向の1方向のみから力を受けて圧縮されるだけでレンズと鏡筒との間をシールできるが、スペーサに設けられたシール部材収容部にシール部材を収容する本発明の形態では、シール部材を第1のレンズと鏡筒との間の隙間に径方向で直接に介挿させることができないため、シール部材を径方向の1方向のみから力を与えて圧縮させただけでは、レンズと鏡筒との間を確実にシールできない。そのため、本構成のごとく、シール部材収容部に収容されるシール部材を第1のレンズによって光軸方向で圧縮できるとともに鏡筒によって径方向で圧縮できるようにシール部材収容部が開口していれば、すなわち、シール部材を径方向および光軸方向の2方向から圧縮できるようにすれば、第1のレンズとシール部材との間および鏡筒とシール部材との間をシールでき、結果として、第1のレンズと鏡筒との間を確実にシールできる。
また、上記構成では、シール部材が円形の断面を有し、シール部材収容部の断面の光軸方向に沿う寸法および径方向に沿う寸法がいずれもシール部材の円形断面の直径寸法よりも小さいことが好ましい。このような寸法関係に設定することにより、シール部材収容部内に収容されるシール部材は、シール部材収容部から突出する部位を介して第1のレンズと鏡筒とにより光軸方向および径方向の両方向で確実に圧縮され、第1のレンズと鏡筒との間を確実にシールできる。
また、上記構成において、シール部材収容部は、該シール部材収容部内で第1のレンズと鏡筒とによって圧縮されて変形されるシール部材の変形部位を部分的に逃がす逃がし凹部を有することが好ましい。これによれば、シール部材に作用する過度な圧縮力を逃がし凹部によって逃がして、圧縮に伴うシール部材の反力によって第1のレンズが浮き上がらないようにすることができ、それにより、鏡筒に対する第1のレンズの所望位置での確実な固定を実現できる。なお、逃がし凹部は、前述したように2つの方向でシール部材が圧縮される場合、シール部材のこれらの方向での圧縮を妨げない位置に設けられる(シール部材が光軸方向で第1のレンズとスペーサとに圧接できるようにするとともに径方向で鏡筒とスペーサとに圧接できるようにする)ことが好ましく、また、その個数が1つに限らず、複数設けられてもよい。
また、本発明は、上記構成のレンズユニットを備えるカメラモジュールも提供する。このようなカメラモジュールによれば、前述のレンズユニットの作用効果を得ることができる。
本発明によれば、第1のレンズと第2のレンズとの間に介挿されるスペーサに、第1のレンズと鏡筒との間をシールするシール部材を収容するためのシール部材収容部を設けたため、第1のレンズの外周部の厚さが薄くシール部材のための装着収容スペースを第1のレンズに設けることができない場合であっても、そのような装着収容スペースをスペーサによって確保して第1のレンズと鏡筒との間を確実にシールすることが可能となる。
本発明の一実施の形態に係るレンズユニットの概略断面図である。 図1のレンズユニットの要部拡大図である。 第1の変形例に係るレンズユニットの要部拡大図である。 第2の変形例に係るレンズユニットの要部拡大図である。 図1のレンズユニットを備えるカメラモジュールの概略断面図である。 従来のレンズユニットの一例の概略断面図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
なお、以下で説明される本実施の形態のレンズユニットは、特に車載カメラ等のカメラモジュール用のものであり、例えば、自動車の外表面側に固定して設置され、配線は自動車内に引き込まれてディスプレイやその他の装置に接続される。また、図1~図6において複数のレンズおよびスペーサについてはハッチングを省略している。
図1は、本発明の一実施の形態に係るレンズユニット11を示している。図示のように、本実施の形態のレンズユニット11は、例えば金属製の円筒状の鏡筒(バレル)12と、鏡筒12の内側収容空間S内に配置される複数のレンズ、例えば、物体側から、第1のレンズ13、第2のレンズ14、第3のレンズ15、第4のレンズ16、第5のレンズ17、および、第6のレンズ18から成る6つのレンズと、絞り部材22とを備えている。これらのレンズ13~18および絞り部材22は、レンズ13,14,15同士を光軸方向で隔てるスペーサ30を部分的に介して配設されている。
また、絞り部材22は、本実施の形態では、第3のレンズ15とスペーサ30との間に位置されており、透過光量を制限し、明るさの指標となるF値を決定する「開口絞り」またはゴーストの原因となる光線や収差の原因となる光線を遮光する「遮光絞り」である。
このようなレンズユニット11を備える車載カメラは、レンズユニット11と、図示しないイメージセンサを有する基板と、当該基板を自動車等の車両に設置する図示しない設置部材とを備えるものである。
鏡筒12の内側収容空間S内に組み込まれて収容保持される複数のレンズ13,14,15,16,17,18は、それぞれの光軸を一致させた状態で積み重ねられて配置されており、1つの光軸Oに沿って各レンズ13,14,15,16,17,18が並べられた状態となって、撮像に用いられる一群のレンズ群Lを構成している。また、レンズ群Lを構成する最も物体側に位置される第1のレンズ13は、物体側に凹面を有するとともに像側に凸面を有する球面ガラスレンズであり、その他のレンズ14~18は樹脂レンズであるが、これに限定されない。なお、これらのレンズ13,14,15,16,17,18の表面には、必要に応じて、反射防止膜、親水膜、撥水膜等が設けられる。
鏡筒12の物体側端部12b(図1において上端部)には締結固定部材としての略円筒状のキャップ23が螺着されており、このキャップ23によって第1のレンズ13が鏡筒12の物体側端部12bに固定されている。具体的には、キャップ23は、その周側壁の内周面に形成された雌ネジ部23aが鏡筒12の物体側端部12bの外周面に形成された雄ネジ部12aに螺合されて、そのフランジ状の上端の径方向内側の周端縁部23bが第1のレンズ13の物体側に面する表面の平坦状の外周縁部(環状の段差部)13aに当て付けられており、このキャップ23が締め付けられることによって第1のレンズ13が物体側端部12bに固定されてレンズ群Lが鏡筒12内に光軸方向で保持される。
また、鏡筒12の像側の端部(図1において下端部)には、第6のレンズ18よりも径の小さい開口部を有する内側フランジ部24が設けられており、この内側フランジ部24とキャップ23との間で、レンズ群Lを構成する複数のレンズ13,14,15,16,17,18と絞り部材22とが光軸方向で挟持されて保持される。
図2に明確に示されるように、本実施の形態において、レンズ群Lを構成する最も物体側に位置される第1のレンズ13とこの第1のレンズ13に像側で隣り合う第2のレンズ14との間にはこれらのレンズ13,14間の光軸方向の離間距離を規定する円筒状(または環状)のスペーサ30が介挿されており、このスペーサ30には、第1のレンズ13と鏡筒12との間をシールするシール部材として例えばOリング26を収容状態で装着するためのシール部材収容部30aが設けられている。なお、本実施の形態において、スペーサ30は、金属または樹脂によって形成されており、その物体側端面(図2の上端面)が第1のレンズ13の像側に面する表面の外周部に形成された平坦状の段差部(環状溝)13bの底面に当接するとともに、その像側端面(図2の下端面)が第2のレンズ14の物体側に面する表面に当接している。また、スペーサ30は、鏡筒12の内側収容空間S内に面するその内側面30bがゴースト防止対策として凹凸形状に形成されている。
具体的には、このシール部材収容部30aは、スペーサ30の物体側の外周端縁部に環状の溝として形成されており、また、シール部材収容部30a内に収容される断面が円形のOリング26は、第1のレンズ13の段差部13bの底面と鏡筒12の物体側端部12bの内周面12cとによって光軸方向および径方向に圧縮されることにより、鏡筒12の物体側端部12bと第1のレンズ13との間を封止しており、これにより、レンズユニット11の物体側の端部から鏡筒12内に水や塵埃等の微粒子が浸入するのを防止している。
シール部材収容部30aは、該シール部材収容部30aに収容されるOリング26を第1のレンズ13の段差部13bの底面によって光軸方向で圧縮できるとともに鏡筒12の物体側端部12bの内周面12cによって径方向で圧縮できるように開口している。そのため、シール部材収容部30aは、第1のレンズ13の段差部13bの底面と対向して光軸方向に面する底面30aaと、鏡筒12の物体側端部12bの内周面12cと対向して径方向に面する側面30abとによって画定されている。そして、この場合、シール部材収容部の断面の光軸方向に沿う寸法Bおよび径方向に沿う寸法AがいずれもOリング26の円形断面の直径寸法よりも小さく設定されている。したがって、図2に示されるようにレンズ13,14およびスペーサ30を組み付けて鏡筒12の物体側端部12bにキャップ23を締め付けた状態において、シール部材収容部30a内に収容されるOリング26は、シール部材収容部30aから光軸方向に突出する部位が第1のレンズ13の段差部13bの底面によって光軸方向で圧縮されるとともに、シール部材収容部30aから径方向に突出する部位が鏡筒12の物体側端部12bの内周面12cによって径方向で圧縮され、それにより、第1のレンズ13と鏡筒12との間を物体側端部で確実にシールできる。
なお、このように、本実施の形態において、Oリング26は、鏡筒12に対して第1のレンズ13を物体側で固定する固定力を作用させるキャップ23によって実質的に光軸方向で圧縮されるが、そのような固定力を作用させる手段としては、キャップ23以外に、例えば、図4に示されるようなカシメ部29、すなわち、鏡筒12の物体側端部12bに設けられて径方向内側にカシメられることにより鏡筒12に対して第1のレンズ13を物体側で固定するカシメ部29を挙げることができる。
また、本実施の形態において、シール部材収容部30aは、該シール部材収容部30a内で第1のレンズ13と鏡筒12とによって圧縮されて変形されるOリング26の変形部位を部分的に逃がす逃がし凹部30acを有している。この場合、逃がし凹部30acは、前述したように2つの方向(径方向および光軸方向)でOリング26が圧縮される場合、Oリング26のこれらの方向での圧縮を妨げない位置に設けられること、すなわち、Oリング26が光軸方向で第1のレンズ13とスペーサ30とに圧接できるようにするとともに径方向で鏡筒12とスペーサ30とに圧接できるようにする位置に設けられることが望ましい。そのため、本実施の形態において、逃がし凹部30acは、Oリング26の円形断面の中心O1を通って光軸方向に向かう第1の軸線L1およびOリング26の円形断面の中心O1を通って径方向に向かう第2の軸線L2から可能な限り逸れた位置、具体的には例えばスペーサ30の側面30abに隣接する底面30aaの部位に設けられる。あるいは、別の態様として、逃がし凹部30acは、図3に示されるように、スペーサ30の側面30abに隣接する底面30aaの部位および鏡筒12の物体側端部12bに隣接する底面30aaの部位の両方に設けられてもよい。勿論、スペーサ30の側面30abに逃がし凹部30acを設けても構わない。
また、図5は、図1の構成を成すレンズユニット11を有する本実施の形態のカメラモジュール300の概略断面図である。図示のように、このカメラモジュール300は、フィルタ99が装着された図1に係るレンズユニット11を有して構成される。
カメラモジュール300は、外装部品である前ケース(カメラケース)301と、レンズユニット11を保持するマウント(台座)302とを備えている。また、カメラモジュール300はパッケージセンサ(撮像素子;撮像センサ)304も備えている。
前ケース301は鏡筒12のフランジ12dに接続されており、レンズユニット11の物体側の端部を露出させるとともに他の部分を覆って防水を行なう部材である。マウント302は、前ケース301の内部に配置されており、その物体側端部302aが鏡筒12に当接して接着されるとともに、その像側端部302bが基板306上に載置固定されている。
パッケージセンサ304は、マウント302の内部で基板306上に配置されており、かつ、レンズユニット11により形成される物体の像を受光する位置に配置されている。また、パッケージセンサ304は、CCDやCMOS等を備えており、レンズユニット11を通じて集光されて到達する光を電気信号に変換する。変換された電気信号は、カメラにより撮影された画像データの構成要素であるアナログデータやデジタルデータに変換される。
以上説明したように、本実施の形態によれば、第1のレンズ13と第2のレンズ14との間に介挿されるスペーサ30に、第1のレンズ13と鏡筒12との間をシールするシール部材としてのOリング26を収容するためのシール部材収容部30aを設けたため、第1のレンズ13の外周部の厚さが本実施の形態のように薄くOリング26のための装着収容スペースを第1のレンズ13に設けることができない場合であっても、そのような装着収容スペースをスペーサ30によって確保して第1のレンズ13と鏡筒12との間を確実にシールすることが可能となる。
また、本実施の形態によれば、シール部材収容部30aは、該シール部材収容部30a内で第1のレンズ13と鏡筒12とによって圧縮されて変形されるOリング26の変形部位を部分的に逃がす逃がし凹部30acを有しているため、Oリング26に作用する過度な圧縮力を逃がし凹部30acによって逃がして、圧縮に伴うOリング26の反力によって第1のレンズ13が浮き上がらないようにすることができ、それにより、鏡筒12に対する第1のレンズ13の所望位置での確実な固定を実現できる。
なお、本発明は、前述した実施の形態に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。例えば、前述した実施の形態において、スペーサの形態や材質等は任意に設定できる。また、スペーサに設けられるシール部材収容部は、環状の溝、段差など、シール部材を収容可能な様々な形態を成すことができる。さらに、シール部材収容部に収容されるシール部材の形態や材質等も任意に設定できる。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、前述した実施の形態の一部または全部を組み合わせてもよく、あるいは、前述した実施の形態のうちの1つから構成の一部が省かれてもよい。
11 レンズユニット
12 鏡筒
13 第1のレンズ
14 第2のレンズ
26 Oリング(シール部材)
30 スペーサ
30a シール部材収容部
30ac 逃がし凹部
300 カメラモジュール
L レンズ群
O 光軸
S 内側収容空間

Claims (5)

  1. レンズを収容保持するための内側収容空間を形成する筒状の鏡筒と、前記鏡筒の前記内側収容空間内に組み込まれ、複数のレンズが積み重ねられるように光軸に沿って並べられて成るレンズ群とを備えるレンズユニットであって、
    前記レンズ群を構成する最も物体側に位置される第1のレンズと、この第1のレンズと像側で隣り合う第2のレンズと、前記第1のレンズと前記第2のレンズとの間に介挿されてこれらのレンズ間の光軸方向の離間距離を規定するスペーサとを有し、
    前記スペーサには、前記第1のレンズと前記鏡筒との間をシールするシール部材を収容するためのシール部材収容部が設けられることを特徴とするレンズユニット。
  2. 前記シール部材収容部は、該シール部材収容部に収容される前記シール部材を前記第1のレンズによって光軸方向で圧縮できるとともに前記鏡筒によって径方向で圧縮できるように開口していることを特徴とする請求項1に記載のレンズユニット。
  3. 前記シール部材が円形の断面を有し、前記シール部材収容部の断面の光軸方向に沿う寸法および径方向に沿う寸法がいずれも前記シール部材の円形断面の直径寸法よりも小さいことを特徴とする請求項2に記載のレンズユニット。
  4. 前記シール部材収容部は、前記シール部材収容部内で前記第1のレンズと前記鏡筒とによって圧縮されて変形される前記シール部材の変形部位を部分的に逃がす逃がし凹部を有することを特徴とする請求項2または3に記載のレンズユニット。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載のレンズユニットを備えることを特徴とするカメラモジュール。
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