JP2024059187A - 同軸電気コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】広帯域まで良好な信号伝送特性を確保しやすい同軸電気コネクタを提供する。【解決手段】誘電体30は、第一誘電体31と、上下方向で第一誘電体31と離間した位置で第一誘電体31との間に空間43B-1を形成するように設けられた第二誘電体32とを有し、中心導体20は、第二誘電体32に対して下方から当接する当接部23C-2を有し、第一誘電体31は、中心導体20を径方向で保持しており、第二誘電体32は、当接部23C-2によって下方から押圧されたときに、第二誘電体32の直上に形成された空間43Cへ向けて弾性変形可能となっている。【選択図】図3

Description

本発明は、回路基板に接続される同軸電気コネクタに関する。
この種の同軸電気コネクタとして、外部導体の内部空間内に誘電体(絶縁部材)、中心導体および環状金具が設けられた同軸電気コネクタが、例えば特許文献1に開示されている。外部導体の内部空間は、回路基板の実装面に対して直角な上下方向で外部導体を貫通して形成されている。該内部空間内では、下端寄りの位置に筒状をなす樹脂製の誘電体が配置されており、上下方向に延びる中心導体が誘電体の保持孔に挿通された状態で該誘電体に保持され、さらに、環状金具が下方から取り付けられることにより誘電体および中心導体の抜けが防止されている。
中心導体は、誘電体の保持孔に挿通されて保持される部分に、該中心導体の径方向外方へ突出する傾斜突部を有しており、保持孔の内周面に形成された段部(窪み)に傾斜突部が下方から当接した状態で段部によって上方から支持されている。中心導体は、その下端部が外部導体の下面から若干突出しており、同軸電気コネクタが回路基板に実装されたときに、回路基板の実装面上の回路部に上方から接圧をもって接触するようになっている。このとき、中心導体は回路基板の実装面から上方へ向けた反力を常に受けているが、誘電体の段部が中心導体の傾斜突部を上方から支持して上記反力に対抗することで、中心導体と回路基板の回路部との接圧を生じさせている。
特開2015-149184号
特許文献1では、誘電体は、一部材として構成されており、上述のような中心導体を保持する機能および中心導体と回路基板の回路部との接圧を生じさせる機能の両方を有している。この誘電体は上下方向に長く延びる筒状をなしており、その径方向で外部導体の内周面と中心導体の外周面との間を埋めるようにして設けられている。したがって、上下方向での誘電体の範囲では、上記径方向で外部導体の内周面と中心導体の外周面と間に空気層が存在していない分、使用可能な周波数帯域が狭く、その結果、広帯域における同軸電気コネクタにおける信号伝送特性が低くなってしまう。
本発明は、かかる事情に鑑み、広帯域まで良好な信号伝送特性を確保しやすい同軸電気コネクタを提供することを目的とする。
(1) 本発明に係る同軸電気コネクタは、回路基板に接続される同軸電気コネクタであって、前記回路基板の実装面に対して直角な上下方向に延びる軸線をもつ内部空間が上下方向に貫通して形成された金属製の外部導体と、前記内部空間内で前記外部導体に直接的または間接的に保持される誘電体と、前記内部空間内で上下方向に延び前記誘電体に保持され、下端部で前記実装面に接触する金属製の中心導体とを有する。
かかる同軸電気コネクタにおいて、本発明では、前記誘電体は、第一誘電体と、上下方向で前記第一誘電体と離間した位置で前記第一誘電体との間に空間を形成するように設けられた第二誘電体とを有し、前記中心導体は、前記第二誘電体に対して下方から当接する当接部を有し、前記第一誘電体は、前記中心導体を径方向で保持しており、前記第二誘電体は、前記当接部によって下方から押圧されたときに、前記第二誘電体の直上に形成された空間へ向けて弾性変形可能となっていることを特徴としている。
(1)の発明では、誘電体は第一誘電体と第二誘電体とを有しており、第一誘電体が中心導体を径方向で保持する機能を有し、第二誘電体が中心導体の当接部を上方から支持する機能を有している。同軸電気コネクタが回路基板上に実装されると、中心導体の下端部が回路基板から上方へ向けた力(反力)を受ける。このとき、第二誘電体は、中心導体の当接部によって押圧されて上方へ弾性変形し、第二誘電体に生じる弾性力によって上記反力に対抗する。その結果、中心導体の接触部と回路基板との適切な接圧をもった接触状態を維持される。
(1)の発明では、第一誘電体と第二誘電体とは上下方向で互いに離間して設けられており、第一誘電体と第二誘電体との間には空間が形成されている。つまり、上下方向でこの空間が形成されている範囲では、径方向で外部導体の内周面と中心導体の外周面との間に空気層が存在することとなる。したがって、従来のような、上下方向に長く延びる1つの誘電体が外部導体と中心導体との間に設けられる場合と比べて、上記空気層が存在している分、使用可能な周波数帯域が広くなり、その結果、広帯域まで良好な信号伝送特性を確保することができる。
(2) (1)の発明において、前記第一誘電体は、前記第二誘電体よりも下方に設けられていることとしてもよい。
(3) (1)または(2)の発明において、前記第二誘電体は、前記第一誘電体よりも荷重たわみ温度が高くなっていることとしてもよい。第二誘電体の荷重たわみ温度が第一誘電体の荷重たわみ温度よりも高くなっていると、同軸電気コネクタの使用環境が高温となっても塑性変形しにくくなる。したがって、当接部が第二誘電体によって上方から支持された状態において中心導体が正規位置よりも上方へ移動しにくく、第二誘電体の弾性力によって上記反力に十分に対抗できる。その結果、中心導体の接触部と回路基板との適切な接圧をもった接触状態を維持しやすくなる。
(4) (1)ないし(3)の発明において、前記第一誘電体は、前記第二誘電体の誘電率よりも低い誘電率を有していてもよい。誘電体において、第一誘電体の誘電率が第二誘電体の誘電率よりも低くすることにより、誘電体が第二誘電体のみで構成される場合と比べて、同軸コネクタの使用可能な周波数帯域が広くなり、その結果、広帯域まで良好な信号伝送特性を確保することができる。
(5) (4)の発明において、前記第一誘電体は、ポリテトラフルオロエチレン製であり、前記第二誘電体は、ポリエーテルイミド製であることとしてもよい。
本発明では、広帯域まで良好な信号伝送特性を確保しやすい同軸電気コネクタを提供できる。
本発明の実施形態の同軸電気コネクタを回路基板とともに示した斜視図であり、斜め上方から見た状態を示している。 図1の同軸電気コネクタを斜め下方から見た状態で示した斜視図である。 (A)は図1の同軸電気コネクタの断面図であり、同軸電気コネクタの軸線を含む面での断面を示しており、(B)は(A)の一部を拡大して示した断面図である。
以下、添付図面にもとづき、本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の実施形態の同軸電気コネクタ1(以下、「同軸コネクタ1」という)を回路基板Pとともに示した斜視図であり、斜め上方から見た状態を示している。図1では、回路基板Pは、その一部のみが図示されており、実際には、X軸方向およびY軸方向の両方向でさらに広がって形成されている。図2は、同軸コネクタ1を斜め下方から見た状態で示した斜視図である。図3(A)は、同軸コネクタ1の断面図であり、同軸コネクタ1の軸線を含む面での断面を示している。図3(B)は、図3(A)の一部を拡大して示した断面図である。
同軸コネクタ1が実装される回路基板Pは、ICチップ等の電子部品(図示せず)の性能試験に使用される、いわゆるテストボードである。また、同軸コネクタ1は、回路基板Pに実装され、電子部品の電気的特性を測定するための測定機器(図示せず)に相手同軸コネクタ(図示せず)および同軸ケーブル(図示せず)を介して接続される、いわゆるテストコネクタである。回路基板Pの実装面には、図1に示されているように、実装面上でY軸方向に延びる信号パターンP1と、信号パターンP1を囲むようにして広がるグランドパターンP2が形成されている。信号パターンP1のY2側の端部近傍には、性能試験の対象である電子部品(図示せず)が実装され、信号パターンP1のY1側の端部近傍(コネクタパターン部)には、同軸コネクタ1が実装される。同軸コネクタ1には、同軸ケーブル(図示せず)に接続された相手同軸コネクタ(図示せず)が上方から嵌合接続される。
同軸コネクタ1は、回路基板Pの実装面に対して直角な上下方向(Z軸方向)に延びる軸線を有しており、Y軸方向において対称な形状をなしている。同軸コネクタ1は、図3に示されているように、金属製の外部導体10と、外部導体10の後述の内部空間16と同心をなすように該内部空間16内に配置される金属製の中心導体20、樹脂製の誘電体30および金属製の支持体40とを有している。また、誘電体30は、互いに異なる材料で成形された第一誘電体31と第二誘電体32とを有している。
外部導体10は、回路基板Pに対して平行に広がる板状の基部11と、基部11の上面から上方へ延びる円筒状の円筒部12とを有している。基部11は、図1に示されるように、信号パターンP1が延びるY軸方向に対して直角なコネクタ幅方向(X軸方向)を長手方向とする板状をなしている。コネクタ幅方向で円筒部12を挟んだ両端側には、基部11を上下方向に貫通するねじ孔である取付孔部13が1つずつ設けられている。本実施形態では、取付孔部13および該取付孔部13に対応して回路基板Pに設けられたねじ孔(図示せず)にねじ部材(図示せず)が下方から螺合されることにより、同軸コネクタ1が回路基板Pに取り付けられる。
図2に示されるように、基部11の底面には、コネクタ幅方向(X軸方向)における中央部で基部11の短手方向(Y軸方向)に延びる底溝部14が形成されている。底溝部14は、図3(A)に示されるように、Y軸方向に見て基部11の底面から四角形状に没しているとともに、図2に示されるように、Y軸方向で基部11のY2側の端部から中央部までにわたる範囲に延びている。底溝部14の溝幅寸法(X軸方向での寸法)は、信号パターンP1(図1参照)の幅寸法(X軸方向での寸法)および中心導体20の外径よりも大きくなっている(図1および図3(A)参照)。また、底溝部14の両側の側縁(Y軸方向に延びる縁部)は、図2に示されているように、基部11の中央部に位置する範囲では中心導体20および後述の内部空間16と同心をなす円弧状となっており、その他の範囲ではY軸方向に延びる直状となっている。したがって、底溝部14は、側縁が円弧状をなす範囲での溝幅寸法が、側縁が直状をなす範囲での溝幅寸法よりも大きくなっている。
また、基部11の底面で中央に広がる領域には、図2に示されるように、他の領域よりも若干突出した突部15が形成されている(図3(A)も参照)。突部15は、下方から見て一部を底溝部14によって切り欠かれた円形状をなして形成されている。この突部15は、下方から見て中心導体20と同心をなしている。本実施形態では、同軸コネクタ1が回路基板Pにねじ止めされて取り付けられると、突部15の底面が回路基板PのグランドパターンP2の上面に押し付けられる。したがって、このように基部11の底面に突部15が設けられていることにより、外部導体10とグランドパターンP2とを中心導体近傍で確実に接面させて良好な電気的な導通状態を確保しやすくなる。
円筒部12は、上下方向に延びる中心軸線をもち、基部11の上面から上方へ向けて起立した円筒状をなしている。円筒部12は、上下方向での中間部が他部よりも大径となっている。
外部導体10には、上下方向に延びる中心軸線をもち、図3(A)に示されるように、基部11および円筒部12を上下方向に貫通する内部空間16が形成されている。内部空間16は、大径空間16Aと、大径空間16Aよりも下方に形成された小径空間16Bとを有している。
大径空間16Aは、円筒部12の上端位置から下端寄りの位置にわたる上下方向での範囲に形成された円筒状の空間である。大径空間16Aは、図3(A)に示されるように、上部の空間が下部の空間よりも若干大径となっている。該下部の空間には、図3(A)に示されるように、支持体40の後述の大径部41が収容されている。また、上部の空間は、同軸コネクタ1に相手同軸コネクタ(図示せず)が上方から嵌合接続される際に相手同軸コネクタを受け入れるための空間となっている。相手同軸コネクタが嵌合接続されたとき、外部導体10に支持される支持体40の上面が、相手同軸コネクタの相手外部導体(図示せず)の下面に接触して電気的に導通可能となる。
小径空間16Bは、大径空間16Aよりも小径となっており、大径空間16Aの下端位置から基部11の底溝部14の上端位置にわたる上下方向での範囲に形成されている。小径空間16Bは、図3(A)に示されるように、上部の空間が下部の空間よりも大径となっている。また、上部の空間は、上端側部分を除き円筒状をなしているが、上端側部分は上方へ向かうにつれて内径寸法が徐々に大きくなるテーパ状をなしている。小径空間16Bの内周面は、上下方向での上部の空間と下部の空間との境界位置で段状の面をなしている。図3(A)に示されるように、この段状の面を有する段部17は、支持体40の下面に接面して、支持体40を下方から支持している。なお、段部17が、支持体40だけでなく、後述の第一誘電体31も下方から支持するようになっていてもよい。
中心導体20は、上下方向に延びるピン状をなしており、上下方向に見て内部空間16と同心をなす位置に設けられている。中心導体20は、図3(A)に示されているように、上部に設けられ相手同軸コネクタの相手中心導体(図示せず)が接続される接続部21と、下部に設けられ回路基板Pの信号パターンP1(図1参照)に接触可能な接触部22と、接続部21と接触部22との間に設けられ両者を連結する連結部23とを有している。
接続部21は、図3(A)に示されるように、外部導体10の大径空間16A内、より詳細には、大径空間16A内に配置された支持体40の後述の上方空間43A内に収容されている。接続部21の上部は、円筒状をなし、周方向での複数位置にスリット21Aが形成されており、隣接するスリット21Aの間には接続片21Bが形成されている。複数の接続片21Bで囲まれた空間には、相手同軸コネクタの相手中心導体(図示せず)が上方から挿入されるようになっている。このとき、複数の接続片21Bは、相手中心導体によって接続部21の径方向外方へ押し広げられて弾性変形した状態となり、相手中心導体の外周面に接圧をもって接触することにより、相手中心導体と電気的に導通可能となる。
接触部22は、接続部21よりも小径の円柱状をなしており、図3(A)に示されているように、その下端側部分が底溝部14内に突出しており、その他の部分は小径空間16B内に収容されている。また、接触部22の下端側部分の先端部(下端部)は、その先端面(下端面)が突部15の下面よりも若干下方に位置している。このように接触部22の下端部が突部15の下面よりも若干突出していることにより、同軸コネクタ1が回路基板Pに実装された状態で、この下端部で信号パターンP1に確実に接触するようになっている。
連結部23は、図3(A)に示されるように、支持体40の後述の下方空間43Bおよび中間空間43Cに収容されており、径寸法が異なる3つの円柱状部分を有している。具体的には、連結部23は、連結部23の下端側に位置する第一取付部23Aと、連結部23の上端側に位置する第二取付部23Bと、上下方向で第一取付部23Aと第二取付部23Bとの間に位置する中間部23Cとを有している。これらの円柱状部分は、中間部23C、第一取付部23A、第二取付部23Bの順に径寸法が大きくなっている。また、第一取付部23Aは接触部22と同径となっており、第二取付部23Bは接触部22より小径となっている。中間部23Cは、接触部22よりも若干大径であり、かつ、接続部21よりも小径となっている。第一取付部23Aは、その外周面に第一誘電体31が取り付けられている。第二取付部23Bは、その外周面に第二誘電体32が取り付けられている。
図3(B)に示されるように、中間部23Cの下端部には、第一取付部23Aとの境界位置で段状をなす第一当接部23C-1が形成されている。第一当接部23C-1は、第一誘電体31の上面に対して上方から接面することで当接している。換言すると、第一誘電体31が第一当接部23C-1を下方から支持している。また、図3(B)に示されるように、中間部23Cの上端部には、第二取付部23Bとの境界位置で段状をなす第二当接部23C-2が形成されている。第二当接部23C-2は、同軸コネクタ1が回路基板Pに実装された状態において、第二誘電体32の下面に対して下方から接面することで当接する。換言すると、第二誘電体32が第二当接部23C-2を上方から支持する。
第一誘電体31は、例えばポリテトラフルオロエチレン(PTFE)製であり、円環板状に成形されて作られている。本実施形態では、第一誘電体31の材料であるポリテトラフルオロエチレンは、誘電率が約2.1、荷重たわみ温度が約55℃となっている。第一誘電体31は、図3(A),(B)に示されるように、上下方向で第二誘電体32よりも若干小さく、すなわち薄く形成されている。
第一誘電体31は、支持体40の後述の下方空間43Bの内径よりも若干大きい外径で形成されており、この下方空間43B内に圧入されて収容されている。図3(B)に示されているように、第一誘電体31には、第一誘電体31を上下方向に貫通する第一貫通孔部31Aが形成されている。第一貫通孔部31Aは、中心導体20の第一取付部23Aの外径とほぼ同じ内径で形成されている。
本実施形態では、第一誘電体31は、周方向全域にわたって連続した円環板状をなしているが、これに替えて、例えば、周方向での1箇所に切込部が形成されていてもよい。この場合、上記切込部は、第一誘電体31を周方向で完全に切り離すように形成されていてもよく、また、一部のみを切り離すように部分的に形成されていてもよい。
第二誘電体32は、例えば、ポリエーテルイミド(PEI)製であり、円環板状に成形されて作られている。本実施形態では、第二誘電体32の材料であるポリエーテルイミドは、誘電率が第一誘電体31の誘電率よりも高く(約3.1)、荷重たわみ温度が第一誘電体31の荷重たわみ温度よりも高い(約197~200℃)。第二誘電体32は、第一誘電体31とは別体をなし、第一誘電体31よりも上方で第一誘電体31と離間した位置に設けられている。第二誘電体32は、第一誘電体31の外径より若干小さい外径で形成されている。また、この第二誘電体32は、支持体40の後述の下方空間43Bの内径より若干小さくなっており、第二誘電体32の外周面と下方空間43Bとの内周面との間には径方向で若干の隙間が形成されている。なお、第二誘電体32の外径は下方空間43Bの内径と同じであってもよい。第二誘電体32には、該第二誘電体32を上下方向に貫通する第二貫通孔部32Aが形成されている。第二貫通孔部32Aは、中心導体20の第二取付部23Bの外径とほぼ同じ内径で形成されている。
また、第二誘電体32には、周方向での1箇所に切込部(図示せず)が形成されている。したがって、第二誘電体32は、周方向における上記切込部の位置で不連続となっている。なお、上記切込部は、第二誘電体32を周方向で完全に切り離すように形成されていてもよく、また、一部のみを切り離すように部分的に形成されていてもよい。
支持体40は、略円筒状をなしており、外部導体10の内部空間16に収容されている。支持体40は、図3(A)に示されるように、上部に大径部41を有しているとともに、下部に大径部41よりも小径の小径部42を有している。大径部41は、その外径が大径空間16Aの下部の空間より若干小径となっており、外部導体10の大径空間16Aに収容されている。本実施形態では、大径部41は、上端側部分に他部よりも若干大径となっている部分を有しており、この部分で大径空間16Aに圧入され、外部導体10に保持されている。小径部42は、小径空間16Bの上部の空間に適合した形状をなしている。つまり、小径部42の下部は円筒状をなし、小径部42の上部、すなわち大径部41に連結される部分は、上方へ向かうにつれて外径寸法が徐々に大きくなるテーパ状をなしている。小径部42は、その外径が小径空間16Bの上部の空間と若干小径となっており、該空間内に収容されている。
支持体40には、外部導体10の内部空間16と共通の軸線をもち支持体40を貫通する内部空間43が形成されている。図3(B)に示されるように、内部空間43は、上下方向で支持体40の大径部41とほぼ同じ範囲に形成された上方空間43Aと、上下方向で支持体40の小径部42とほぼ同じ範囲に形成された下方空間43Bと、上下方向で支持体40の大径部41の小径部42との境界位置近傍に形成された中間空間43Cとを有している。上方空間43Aは、内部空間43の上部に形成され、中心導体20の接続部21を収容している。下方空間43Bは、内部空間43の下部で上方空間43Aよりも若干小径をなして形成され、中心導体20の連結部23、第一誘電体31および第二誘電体32を収容している。
上下方向で上方空間43Aと下方空間43Bとの間の位置には、内部空間43の内周面から径方向内方へ張り出す支持部44が設けられている。支持部44は、内部空間43の周方向全域にわたり形成されており、この支持部44によって囲まれた空間が中間空間43Cをなしている。中間空間43Cは、上方空間43Aおよび下方空間43Bよりも小径となっており、中心導体20の連結部23の上端部を収容している。また、中間空間43Cは、後述するように、上方へ弾性変形した第二誘電体32の一部を下方から受け入れることにより、第二誘電体32の弾性変形を許容するようになっている。図3(B)に示されるように、支持部44は、その下面で第二誘電体32の上面に接面して第二誘電体32を支持している。
同軸コネクタ1は次の要領で製造される。まず、第二誘電体32の第二貫通孔部32Aに中心導体20を下端側、すなわち接触部22側から挿通させることにより、第二誘電体32を第二取付部23Bに取り付ける。本実施形態では、第二貫通孔部32Aは、連結部23の中間部23Cよりも小径となっているが、第二誘電体32には切込部が形成されており、中間部23Cが第二貫通孔部32Aに挿通される際、第二誘電体32が切込部の位置で周方向に開くように変形することにより、中間部23Cの挿通が許容される。そして、第二誘電体32が中間部23Cの範囲を通過して第二取付部23Bの範囲に達すると、第二誘電体32は、切込部の位置で閉じるように変形する。この結果、第二誘電体32の内周面が第二取付部23Bの外周面に接面し、第二誘電体32が第二取付部23Bを保持した状態となる。この状態において、第二誘電体32が切込部は完全に閉じていてもよいし、若干開いていてもよい。
第二誘電体32が第二取付部23Bに取り付けられた状態において、中心導体20の第二当接部23C-2の上面は第二誘電体32の下面に接面して当接している。なお、この時点において、第二当接部23C-2が第二誘電体32に当接していることは必須ではなく、同軸コネクタ1が回路基板Pに実装されたときに、初めて第二当接部23C-2が第二誘電体32に当接して該第二誘電体32を下方から支持するようになっていてもよい。
次に、第二誘電体32を取り付けた中心導体20を支持体40の内部空間43へ下方から挿入する。このとき、中心導体20は、第二誘電体32が内部空間43の下方空間43Bの上部に達するまで挿入される。その結果、中心導体20の連結部23が下方空間43Bおよび中間空間43Cに収容される。
次に、第一誘電体31を第一取付部23Aに下方から取り付ける。このとき、中心導体20を下端側から、すなわち接触部側から第一誘電体31の第一貫通孔部31Aに挿通させる。第一誘電体31は、第一取付部23Aに取り付けられた状態において、第一当接部23C-1に下方から接面して当接している。また、本実施形態では、第一誘電体31は、その外径が中間空間43Cの内径よりも若干大きくなっており、内部空間43の下方空間43Bへ下方から圧入されることとなる。したがって、第一誘電体31は、下方空間43Bの内周面によって径方向内方へ向けた押圧力を受けて圧縮され、第一貫通孔部31Aの内周面で第一取付部23Aの外周面を強固に保持する。
一方、第二誘電体32の外径は、本実施形態では、中間空間43Cの内径よりも若干小さくなっている。したがって、第二誘電体32は、下方空間43Bの内周面からの押圧力を受けていない。なお、第二誘電体32は、その外径が中間空間43Cの内径よりも若干大きくなるように形成されていてもよく、その場合には、第二誘電体32は、下方空間43Bの内周面によって径方向内方へ向けた押圧力を受けて圧縮され、第二貫通孔部32Aの内周面で第二取付部23Bの外周面を強固に保持する。また、第二誘電体32は、支持体40の支持部44によって上方から支持される。
中心導体20および誘電体30が内部空間43に収容された状態において、第二誘電体32は、径方向での内側部分が第二当接部23C-2によって下方から支持されるとともに、径方向での外側部分が支持体40の支持部44によって上方から支持される(図3(B)参照)。なお、この時点で第二誘電体32が支持部44によって上方から支持されることは必須ではなく、同軸コネクタ1が回路基板Pに実装されたときに、初めて第二誘電体32が支持部44に支持されるようになっていてもよい。
次に、支持体40を外部導体10の内部空間16へ上方から圧入して収容する。支持体40は、その下面が外部導体10の段部17の上面に当接するまで圧入される。その結果、図3(B)に示されるように、段部17が第一誘電体31および支持体40のそれぞれの下面に接面して、第一誘電体31および支持体40を下方から支持した状態となる。また、中心導体20の接触部22は、下端側部分を除き、小径空間16Bに収容され、下端側部分は、小径空間16Bから下方へ突出して外部導体10の底溝部14内に位置する。このようにして支持体40を外部導体10に取り付けることにより、同軸コネクタ1が完成する。
次に、同軸コネクタ1の使用要領について説明する。本実施形態では、同軸コネクタ1は、性能試験の対象となる電子部品(ICチップ等)が実装された回路基板P(テストボード)のコネクタパターン部に実装されて使用される。まず、同軸コネクタ1は、外部導体10の取付孔部13が回路基板Pのねじ孔(図示せず)に位置合わせされて回路基板Pに配置される。このようにして回路基板Pに配置された同軸コネクタ1は、ねじ部材(図示せず)を取付孔部13および回路基板Pのねじ孔に下方から螺合することにより、回路基板Pに取り付けられる。
同軸コネクタ1が回路基板Pに取り付けられると、中心導体20の接触部22の下端面が回路基板Pの信号パターンP1に上方から押し付けられるともに、外部導体10の突部15の下端面が回路基板PのグランドパターンP2に上方から押し付けられる。この結果、中心導体20と信号パターンP1、外部導体10とグランドパターンP2が、それぞれ接圧をもって接触して電気的に導通可能な状態となる。
既述したように、中心導体20の接触部22の下端面は外部導体10の突部15の下面よりも若干下方に位置しているので、接触部22の下端面が回路基板Pの信号パターンP1に上方から押し付けられると、接触部22の下端部が信号パターンP1から上方へ向けた力(反力)を受け、中心導体20が上方へ移動する。中心導体20が上方へ移動する際、第一誘電体31は、第一取付部23Aの外周面との摩擦により、径方向での内側部分が上方へ向けて変位するように弾性変形する。
また、中心導体20が上方へ移動すると、中心導体20の第二当接部23C-2が第二誘電体32の径方向での内側部分を下方から押圧する。押圧された第二誘電体32の内側部分は、上方へ変位するように弾性変形し、該内側部分の一部が支持体40の中間空間43C内へ下方から進入する。つまり、中間空間43Cによって第二誘電体32の弾性変形が許容される。この第二誘電体32の弾性変形により、中心導体20の上方への移動が可能となっている。本実施形態では、第二誘電体32は円環板状をなしており、板厚方向、すなわち上下方向で比較的薄いので、上下方向での弾性変形が容易となっている。第二誘電体32は、上方へ向けて弾性変形すると、第二誘電体32に生じる弾性力によって上記反力に対抗する。第二誘電体32に生じる弾性力で上記反力に対抗する結果、接触部22と信号パターンP1との適切な接圧をもった接触状態を維持される。
本実施形態では、第一誘電体31と第二誘電体32とは上下方向で互いに離間して設けられており、第一誘電体31と第二誘電体32との間には、図3(B)に示されるように、下方空間43Bの一部としての空間43B-1が形成されている。つまり、上下方向でこの空間43B-1が形成されている範囲、すなわち中心導体20の連結部23の中間部23Cの範囲では、径方向で支持体40の内周面と中間部23Cの外周面との間に空気層が存在することとなる。したがって、従来のような、上下方向に長く延びる1つの誘電体が外部導体と中心導体との間に設けられる場合と比べて、上記空気層が存在している分、使用可能な周波数帯域が広くなり、その結果、広帯域まで良好な信号伝送特性を確保することができる。
また、同軸コネクタ1には、同軸ケーブル(図示せず)の一端に取り付けられた相手同軸コネクタ(図示せず)が上方から嵌合接続される。この結果、同軸コネクタ1の中心導体20の接続部21に相手同軸コネクタの相手中心導体(図示せず)が接続され、同軸コネクタ1の外部導体10の円筒部12に相手同軸コネクタの相手外部導体(図示せず)が接続される。また、同軸ケーブルの他端は、電気的特性を測定するための測定機器(図示せず)に接続される。電子部品の性能試験では、テストボードに実装された電子部品に電圧が印加されて、測定機器で電気的特性が測定される。
上述の電子部品(ICチップ等)の性能試験は、広い温度範囲(例えば-55℃~105℃)の使用環境を想定して実施される。したがって、性能試験に用いられる同軸コネクタ1において、回路基板Pとの接触状態が上記温度範囲での温度変化による影響を極力受けないことが好ましい。本実施形態では、誘電体30は、材質が異なる2つの部材、すなわち第一誘電体31と第二誘電体32とを有している。中心導体20の第二当接部23C-2を上方から支持している第二誘電体32は、ポリエーテルイミド製であり、ポリテトラフルオロエチレン製の第一誘電体31と比べて、荷重たわみ温度が高い。したがって、第二誘電体32は温度環境が高温となっても塑性変形しにくいので、回路基板Pからの反力を受けている中心導体20が正規位置よりも上方へ移動しにくく、第二誘電体32の支持力により上記反力に十分に対抗できる。その結果、中心導体20の接触部22と回路基板Pの信号パターンP1との適切な接圧をもった接触状態を維持しやすくなる。
本実施形態では、中心導体20の第一取付部23Aの外周面を保持している第一誘電体31は、ポリテトラフルオロエチレン製であり、ポリエーテルイミド製の第二誘電体32と比べて弾性が高いので、第一取付部23Aの外周面に高い接圧をもって接触することができ、したがって、誘電体30が第二誘電体32のみで構成される場合と比べて、より強固に中心導体20を保持できる。
また、本実施形態では、誘電体30において、第一誘電体31は第二誘電体32よりも誘電率が低いので、誘電体30が第二誘電体32のみで構成される場合と比べて、同軸コネクタ1の使用可能な周波数帯域が広くなり、その結果、広帯域まで良好な信号伝送特性を確保することができる。
本実施形態では、誘電体30が支持体40によって直接的に保持される、換言すると、誘電体30が支持体40を介して外部導体10によって間接的に保持されることとしたが、支持体を設けることは必須ではなく、例えば、支持体を設けずに、誘電体が外部導体によって直接的に保持されるようになっていてもよい。
本実施形態では、同軸コネクタ1が、回路基板P上に実装された電子部品の性能試験を目的として使用されることとしたが、試験対象はこれに限られず、例えば、回路基板自体の性能試験を目的として使用されてもよい。このとき、回路基板上に電子部品を実装することは必須ではない。
本実施形態では、第二誘電体32は第一誘電体31よりも上方に設けられることとしたが、これに替えて、第二誘電体が第一誘電体よりも下方に設けられていてもよい。このとき、中心導体において、第二誘電体に下方から当接可能な位置に第二当接部が設けられる。また、上下方向で第一誘電体と第二誘電体との間、すなわち第一誘電体の下方かつ第二誘電体の上方に形成された空間(空気層)によって、第二誘電体の上方への弾性変形が許容されることとなる。
本実施形態では、同軸コネクタ1は、いわゆるテストコネクタとして使用される例を説明したが、使用用途はこれに限られず、例えば、電気製品に設けられる回路基板に実装されてもよい。
本実施形態では、信号パターンP1全体およびグランドパターンP2全体が、回路基板Pの実装面(上面)上に設けられていることとしたが、これに替えて、例えば、信号パターンおよびグランドパターンの少なくとも一部が回路基板の裏面(下面)や内層で回路基板の面に沿って延びるように設けられていてもよい。このとき、回路基板の板厚方向で異なって位置するパターン同士はビア等によって接続される。
1 同軸コネクタ
10 外部導体
16 内部空間
20 中心導体
23C-2 第二当接部(当接部)
30 誘電体
31 第一誘電体
32 第二誘電体
43B-1 空間
43C 中間空間(空間)
P 回路基板

Claims (5)

  1. 回路基板に接続される同軸電気コネクタであって、
    前記回路基板の実装面に対して直角な上下方向に延びる軸線をもつ内部空間が上下方向に貫通して形成された金属製の外部導体と、
    前記内部空間内で前記外部導体に直接的または間接的に保持される誘電体と、
    前記内部空間内で上下方向に延び前記誘電体に保持され、下端部で前記実装面に接触する金属製の中心導体とを有する同軸電気コネクタにおいて、
    前記誘電体は、第一誘電体と、上下方向で前記第一誘電体と離間した位置で前記第一誘電体との間に空間を形成するように設けられた第二誘電体とを有し、
    前記中心導体は、前記第二誘電体に対して下方から当接する当接部を有し、
    前記第一誘電体は、前記中心導体を径方向で保持しており、
    前記第二誘電体は、前記当接部によって下方から押圧されたときに、前記第二誘電体の直上に形成された空間へ向けて弾性変形可能となっていることを特徴とする同軸電気コネクタ。
  2. 前記第一誘電体は、前記第二誘電体よりも下方に設けられていることとする請求項1に記載の同軸電気コネクタ。
  3. 前記第二誘電体は、前記第一誘電体よりも荷重たわみ温度が高くなっていることとする請求項1または請求項2に記載の同軸電気コネクタ。
  4. 前記第一誘電体は、前記第二誘電体の誘電率よりも低い誘電率を有していることとする請求項1または請求項2に記載の同軸電気コネクタ。
  5. 前記第一誘電体は、ポリテトラフルオロエチレン製であり、前記第二誘電体は、ポリエーテルイミド製であることとする請求項4に記載の同軸電気コネクタ。

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