JP2024059060A - 釣竿 - Google Patents

釣竿 Download PDF

Info

Publication number
JP2024059060A
JP2024059060A JP2023004621A JP2023004621A JP2024059060A JP 2024059060 A JP2024059060 A JP 2024059060A JP 2023004621 A JP2023004621 A JP 2023004621A JP 2023004621 A JP2023004621 A JP 2023004621A JP 2024059060 A JP2024059060 A JP 2024059060A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reel seat
rod
rod body
grip
main body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2023004621A
Other languages
English (en)
Inventor
剛 ▲高▼原
知之 小澤
雄貴 松田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimano Inc
Original Assignee
Shimano Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimano Inc filed Critical Shimano Inc
Priority to KR1020230089889A priority Critical patent/KR20240053518A/ko
Priority to CN202311347019.9A priority patent/CN117898266A/zh
Publication of JP2024059060A publication Critical patent/JP2024059060A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Fishing Rods (AREA)

Abstract

Figure 2024059060000001
【課題】リールシートを把持する手への振動伝達効率を向上させる。
【解決手段】リールシート2と、中空の第1竿体11と、第2竿体12とを備える。リールシート2には釣り用リールが取り付けられる。第1竿体11は、第1本体部20と第1グリップ部21とを有する。第1本体部20は、リールシート2よりも竿先側に設けられる。第1グリップ部21は、第1本体部20とリールシート2との間に、第1本体部20と一体に設けられる。第2竿体12は、第1連結部30と、挿通部31と、第1装着部32とを有する。第1連結部30は、第1本体部20の内周面に連結される。挿通部31は、第1グリップ部21の径方向内側に位置する。挿通部31は、第1連結部30よりも竿尻側に設けられる。第1装着部32の外周面にリールシート2が装着される。第1装着部32は、挿通部31よりも竿尻側に設けられる。
【選択図】図1

Description

本発明は、リールシートを備えた釣竿に関する。
リールシートの前側や後側には、グリップが設けられる。グリップは、EVAやコルク等から構成される。グリップは、竿体の外周面に装着されたり、あるいは、リールシートに装着されたりする。しかしながら、グリップがEVA等から構成されるため、竿体を伝わる振動がグリップに伝わりにくく、グリップから手に伝わりにくい。特に、リールシートの近傍部分は、釣り人の手が常に触れている部分である。そのため、リールシートの近傍部分の振動伝達特性は、釣りに大きな影響を及ぼす。
特開2017-209020号公報 特開2022-85176号公報
本発明は、リールシートを把持する手への釣竿から伝わる振動伝達効率を向上させることを課題とする。
本発明の第1側面の釣竿は、リールシートと、中空の第1竿体と、第2竿体とを備える。リールシートには釣り用リールが取り付けられる。第1竿体は、第1本体部と第1グリップ部とを有する。第1本体部は、リールシートよりも竿先側に設けられる。第1グリップ部は、第1本体部とリールシートとの間に、第1本体部と一体に設けられる。第2竿体は、第1連結部と、挿通部と、第1装着部とを有する。第1連結部は、第1本体部の内周面に連結される。挿通部は、第1グリップ部の径方向内側に位置する。挿通部は、第1連結部よりも竿尻側に設けられる。第1装着部の外周面にリールシートが装着される。第1装着部は、挿通部よりも竿尻側に設けられる。
この構成によれば、リールシートよりも竿先側に第1グリップ部が設けられている。第1グリップ部は、中空の第1竿体に一体に設けられている。魚のアタリなどの振動は、第1本体部から第1グリップ部にスムーズに且つ高感度で伝達される。そして、第1グリップ部からリールシートを把持する手に高感度で伝達されることになる。一方、第2竿体は第1連結部において第1竿体と連結される。第1連結部は、第1グリップ部よりも竿先側に位置する。即ち、第1本体部を竿先側から竿尻側に向けて伝達される振動は、第1グリップ部よりも竿先側において、第1本体部から第1連結部を介して第2竿体へと伝達されることになる。そのため、第1竿体から第2竿体に振動が高感度で伝達される。そして、振動は、第2竿体の第1装着部からリールシートに伝達され、リールシートから手に伝達されることになる。
第1側面に従う第2側面の釣竿においては、第1グリップ部の内周面と挿通部の外周面との間には、第1空間が設けられる。この構成によれば、第1空間が設けられることにより、第1グリップ部と挿通部がそれぞれ独立して振動できる。そのため、第1グリップ部の内周面と挿通部の外周面との間に他の部材が存在している場合に比して、第1グリップ部を伝達する振動と挿通部を伝達する振動がそれぞれ減衰しにくい。また、第1空間においても振動が伝達され、振動の共振効果も得られる。
第1側面又は第2側面に従う第3側面の釣竿においては、第1グリップ部は、竿尻側に向けて拡径する。この構成によれば、第1空間が竿尻側に向けて大きくなっていくので、ホーン効果が得られて、高感度で振動が手に伝達される。
第2側面又は第3側面に従う第4側面の釣竿においては、第1グリップ部は、延長部を有する。延長部は、リールシートの径方向外側に位置する。延長部は、リールシートの竿先側の端部よりも竿尻側に延びる。この構成によれば、第1グリップ部に、リールシートの竿先側の端部よりも竿尻側に延びる延長部が設けられているので、リールシートを把持する手が第1グリップ部の延長部に接触しやすい。また、第1グリップ部の広い面積に手を接触させることができる。そのため、振動が手に高感度に伝達されることになる。
第4側面に従う第5側面の釣竿においては、延長部は、リールシートの少なくとも一部を覆う。延長部とリールシートとの間には、第2空間が設けられる。第2空間は、リールシートの径方向外側に設けられる。第2空間は、第1空間と連続する。この構成によれば、リールシートの径方向外側に第2空間が設けられているので、延長部における振動がリールシートによって阻害されにくく、振動が延長部を高感度で伝達できる。そして、第1空間と第2空間が連続しているので、第1空間の振動が第2空間へとスムーズに伝達される。
第5側面に従う第6側面の釣竿においては、リールシートは、一対の第1重合部を有する。一対の第1重合部は、互いに周方向に離れて設けられる。延長部は、周方向の両端部に、一対の第2重合部を有する。一対の第2重合部は、一対の第1重合部に、リールシートの径方向外側から重なる。第2空間は、延長部とリールシートとの間に設けられる。第2空間は、一対の第1重合部の間において周方向に連続する。この構成によれば、一対の第1重合部の間において第2空間がリールシートの周方向に連続しているので、第2空間を容易に拡大させることができる。そして、第1空間が断面視環状であって周方向に無端状である一方、第2空間は断面視において周方向に有限の長さを有しているため、第1空間における振動が第2空間に集約されて伝達することになる。
第4側面から第6側面の何れか一つの側面に従う第7側面の釣竿においては、延長部は、所定の周方向長さを有する。周方向長さは、竿尻側に向けて短くなる。この構成によれば、延長部の周方向長さが竿尻側に向けて短くなるので、リールシートの部分における釣竿の径方向の過度の肥大化を防止でき、握り心地と延長部による振動伝達効果とを容易に両立させることができる。また、第2空間が設けられている場合には、第2空間の周方向長さも竿尻側に向けて短くなる。そのため、第2空間を伝達する振動が竿尻側に向けて集約されていくことになる。
第6側面又は第7側面に従う第8側面の釣竿においては、リールシートは、脚載置部を有する。脚載置部には、釣り用リールの脚が載置される。延長部は、脚載置部に対して、リールシートの径方向反対側に位置する。この構成によれば、延長部を竿尻側に容易に延長させることができる。そして、リールシートにスピニングリールを取り付けた際に、スピニングリールがリールシートの下側に位置し、延長部がリールシートの上側に位置する。そのため、リールシートを把持した手が延長部に容易に当たる。
第8側面に従う第9側面の釣竿においては、リールシートは、フードを有する。フードは、脚載置部よりも竿先側に設けられる。フードは、脚の竿先側の端部を保持する。延長部は、フードよりも竿尻側に延びる。この構成によれば、延長部がフードよりも竿尻側に延びているので、リールシートを把持する手を延長部に容易に当てることができる。
第1側面から第9側面の何れか一つの側面に従う第10側面の釣竿においては、第1グリップ部は、延長部を有する。延長部は、リールシートの竿先側の端部よりも竿尻側に延びる。延長部は、第1支持部を含む。リールシートは、第2支持部と第3支持部を有する。第2支持部は、第1支持部をリールシートの径方向内側から支持する。第3支持部は、、第1支持部をリールシートの径方向外側から支持する。この構成によれば、リールシートの延長部の第1支持部が、第2支持部及び第3支持部によって、リールシートの径方向内側及び径方向外側の双方から支持されることになる。そのため、第1竿体とリールシートとの間でしっかりとした結合状態が確保される。特に、釣竿が大きく曲がるような状態においても、第1竿体とリールシートとが分離しにくい。
第1側面から第10側面の何れか一つの側面に従う第11側面の釣竿においては、第2竿体は、第2本体部をさらに有する。第2本体部は、第1装着部よりも竿尻側に設けられる。この構成によれば、リールシートから竿尻側に向けて第2本体部が延伸されているので、例えばリールシートを把持する手の腕を第2本体部に当てることができる。第2本体部によって腕が支持されるので、釣竿をしっかりと把持できる。また、一方の手でリールシートを把持し、他方の手で第2本体部を把持することもでき、ダブルハンドキャストを容易に行うことができる。
本発明の第12側面の釣竿は、リールシートと、第3竿体と、第4竿体とを備える。リールシートには、釣り用リールが取り付けられる。第3竿体は、第2装着部と、第3本体部と、中空の第2グリップ部とを有する。第2装着部の外周面にリールシートが装着される。第3本体部は、第2装着部よりも竿尻側に設けられる。第2グリップ部は、第3本体部の外周面と一体に設けられる。第4竿体は、第2連結部と第4本体部を有する。第2連結部は、第3本体部に連結される。第4本体部は、第2連結部よりも竿尻側に設けられる。第2グリップ部は、開口端部を有する。開口端部は、第2グリップ部の竿先側の端部に設けられる。開口端部は、第3本体部に対して、第3本体部の径方向外側に離間する。
この構成によれば、第2グリップ部が第3本体部の外周面と一体に設けられているので、第2グリップ部が第3本体部の外周面と別体である場合に比して、第2グリップ部に振動が高感度に伝達する。
第12側面に従う第13側面の釣竿においては、第3竿体と前記第4竿体とは一体に形成される。この構成によれば、第3竿体から第4竿体へとスムーズに振動が伝達され、また、釣竿の厚肉化を防止できて釣竿を軽量化できる。
以上のように、グリップ部が本体部と一体に設けられているので、振動がグリップ部に高感度で伝達される。
本発明の第1の実施形態における釣竿の要部を示す斜視図。 同釣竿の要部を示す正面図。 図2の要部拡大図。 同釣竿の要部を示す断面図。 図4の要部拡大図。 (a)は図5のA-A断面図、(b)は図5のB-B断面図。 (a)は図5のC-C断面図、(b)は図5のD-D断面図。 (a)は図5のE-E断面図、(b)は図5のF-F断面図。 同釣竿のブランクを示す分解図。 同釣竿の分解図。 同釣竿の分解図。 同釣竿の使用状態を示す要部断面図。 同釣竿の使用状態を示す要部断面図。 本発明の第2の実施形態における釣竿の要部を示す斜視図。 同釣竿の要部を示す断面図。 図15の要部拡大図。 図16の要部拡大図。 同釣竿のブランクを示す分解図。 同釣竿の分解図。 本発明の第3の実施形態における釣竿の要部を示す断面図。 同釣竿の分解図。 本発明の第4の実施形態における釣竿の要部を示す断面図。 同釣竿の分解図。 本発明の第5の実施形態における釣竿の要部を示す断面図。 同釣竿の分解図。 本発明の第6の実施形態における釣竿の要部を示す断面図。 図26の要部拡大図。 同釣竿のブランクを示す断面図。 図28の要部拡大図。 (a)乃至(d)は、同ブランクの製造工程を示す図。 本発明の第7の実施形態における釣竿のブランクを示す断面図。 図31の要部拡大図。 本発明の第8の実施形態における釣竿の要部を示す断面図。 本発明の第9の実施形態における釣竿のリールシートの要部断面図。 同実施形態における釣竿の要部を示す断面図。 (a)は図35のG-G断面図、(b)は図35のH-H断面図。
以下、本発明の第1の実施形態に係る釣竿について図1から図13を参酌しつつ説明する。尚、釣竿の軸線方向を前後方向とし、竿先側を前側(第1軸線方向)、竿尻側を後側(第2軸線方向)とする。釣竿は、竿本体1(ブランク)と、竿本体1に装着されたリールシート2と、竿本体1の後端部に装着された尻栓3と、を備えている。
<竿本体1>
竿本体1には、図示しない釣糸ガイドが設けられる。竿本体1は、繊維強化樹脂製である。強化繊維はカーボン繊維やガラス繊維であってよい。本実施形態の竿本体1は、第1竿体11と第2竿体12を備えている。
<第1竿体11>
第1竿体11は、第2竿体12の前側に位置する。第1竿体11は、第2竿体12の前側に逆並継ぎで接続されている。第1竿体11は、メインブランクである。第1竿体11は、リールシート2よりも前側に位置する。第1竿体11は、釣竿の穂先まで延びていてもよいし、第1竿体11の前側に一又は複数の中空あるいは中実の竿体が連結されてもよい。
第1竿体11は、その全長に亘って中空である。第1竿体11は、第1本体部20と第1グリップ部21を有する。第1本体部20は、リールシート2に対して前側に離れて位置する。第1本体部20は、第1竿体11の全長のうちリールシート2よりも前側の部分である。第1本体部20は、第1竿体11の主要部である。第1本体部20は、第1グリップ部21を除く第1竿体11の全長を構成する。第1本体部20は、第1竿体11の前端部を有する。第1本体部20は、円筒状である。第1本体部20は、第1勾配で後側に向けて拡径している。第1勾配は、一般的なブランクの勾配であればよく、例えば、1/1000から5/1000程度である。第1本体部20は、その後端部に、第2竿体12が連結される第3連結部22を有する。第3連結部22は、第1グリップ部21の前側に隣接している。第3連結部22は、第1グリップ部21と同じ長さかそれよりも短い。第3連結部22は、後述のグリップ主部23と同じ長さかそれよりも長い。尚、第3連結部22は、後側に向けて拡径しない実質上径一定のストレート形状であってもよい。即ち、第3連結部22の勾配は0であってもよい。
第1グリップ部21は、第1本体部20とリールシート2との間に設けられる。第1グリップ部21は、第1竿体11の全長のうち第1本体部20よりも後側の部分である。第1グリップ部21は、第1本体部20の後側に連続し、第1本体部20と一体に形成されている。第1グリップ部21の後端部は第1竿体11の後端部である。第1グリップ部21は、第1本体部20よりも大径であり、より詳細には、第1本体部20の後端部よりも大径である。第1グリップ部21は、第1勾配よりも大きい第2勾配で後側に向けて拡径する。第1グリップ部21の後端部は、第1竿体11の後端開口部である。第1竿体11の後端開口部は、前後方向に対して直交せず、前後方向に対して傾斜している。第1竿体11の後端開口部はリールシート2により閉塞される。第1竿体11の後端開口部は、図3や図10のような側面視において上側から下側に向けて湾曲しながら延びていてもよいし、直線状に延びていてもよい。第1竿体11の後端開口部が側面視において直線状に延びている場合には、その後端開口部は前後方向に対して傾斜した平面となる。
第1グリップ部21は、グリップ主部23と、グリップ主部23の後側に連続する延長部24(オーバーラップ部)とから構成される。グリップ主部23は、断面円形状であり、後側に向けて拡径する筒状である。グリップ主部23は、第1グリップ部21の全長のうちリールシート2の前端部よりも前側の領域であり、即ち、第1本体部20の後端部からリールシート2の前端部に対応した部分までの領域である。
延長部24は、第1グリップ部21の全長のうちリールシート2の前端部よりも後側に延びた領域である。延長部24は、リールシート2の径方向外側に位置して、リールシート2の一部を径方向外側から覆う。延長部24は、リールシート2の全周を覆ってもよいし、リールシート2の全周のうちの一部のみを覆ってもよい。
本実施形態において、延長部24は、グリップ主部23の後側に連続する環状部25と、環状部25の後側に連続する湾曲片部26とから構成される。環状部25は、断面視円形状であって、後側に向けて拡径している。環状部25は、グリップ主部23と共に一つの円錐台形状の筒部を構成している。環状部25は、リールシート2を全周に亘って覆う。湾曲片部26は、リールシート2の全周のうちの一部のみを覆う。湾曲片部26は、リールシート2の中心線(竿本体1の中心線)を中心とした断面視円弧状であって、周方向長さを有する。湾曲片部26の周方向長さは、後側に向けて徐々に短くなり、湾曲片部26の後端部において最小となり、本実施形態では0となる。湾曲片部26は、頂上部26aを中心とした左右対称形状であって、上側に向けて湾曲した形状である。従って、湾曲片部26は、リールシート2の上部を覆う。湾曲片部26の周方向の両端部26bは、後側に向けて徐々に上側となる。湾曲片部26は、平面視において後側に尖った先細り形状である。
延長部24は、後述するリールシート2の第1重合部57に径方向外側から重なる第2重合部27を有する。第2重合部27は、湾曲片部26の周方向の両端部26bにそれぞれ設けられる。左右一対の第2重合部27は、湾曲片部26の前端部及び後端部において互いに接続されている。従って、第2重合部27は、第1竿体11の後端開口部に全周に亘って設けられる。
<第2竿体12>
第2竿体12は、第1竿体11に分離不能に連結されている。第2竿体12は、サブブランクである。第2竿体12は、リールシート2よりも後側に延びている。第2竿体12は、釣竿の竿尻まで延びている。第2竿体12の後端部に尻栓3が装着されている。但し、第2竿体12の後側に一又は複数の竿体が連結されてもよい。
第2竿体12は、その全長に亘って中空である。第2竿体12は、第1連結部30と挿通部31と第1装着部32と第2本体部33を有する。第1連結部30は、第2竿体12の前端部から後側に所定長さ範囲の部分である。第1連結部30は、第1竿体11の第1本体部20に連結される。第1連結部30は、第2竿体12の全長のうち第1竿体11に連結される部分である。第1連結部30は、第1本体部20の第3連結部22に連結される。第1連結部30の長さは第3連結部22の長さに対応している。第1連結部30の外周面が第3連結部22の内周面に接着固定される。第1連結部30は、円筒状である。第1連結部30は、第3勾配で後側に向けて拡径している。第3勾配は、第1勾配と実質的に同じである。尚、第1連結部30は後側に向けて拡径しないストレート形状であってもよく、即ち、第3勾配は0であってもよい。
挿通部31は、第1連結部30の後側に隣接する。挿通部31は、第1連結部30と連続している。挿通部31は、円筒状である。挿通部31は、後側に向けて拡径してもよいし、ストレート形状であってもよい。挿通部31は、第1グリップ部21の径方向内側を挿通する。詳細には、挿通部31は、第1グリップ部21のグリップ主部23の径方向内側を挿通する。挿通部31の長さはグリップ主部23の長さに対応している。挿通部31は、第2竿体12の全長のうち第1連結部30よりも後側であって且つリールシート2よりも前側の部分である。
第1装着部32は、挿通部31の後側に隣接する。第1装着部32は、挿通部31と連続している。第1装着部32は円筒状である。第1装着部32の外周面にリールシート2が装着される。即ち、リールシート2は、第2竿体12に装着される。第1装着部32には、リールシート2のうち後述するリールシート本体40が取り付けられる。第1装着部32は、第2竿体12の全長のうち後述のリールシート本体40が装着される部分である。第1装着部32の長さは、リールシート本体40の長さに対応している。第1装着部32は、後側に向けて拡径していてもよいが、ストレート形状であることが好ましい。
第2本体部33は、第1装着部32の後側に隣接する。第2本体部33は、第1装着部32と連続している。第2本体部33は、円筒状であるが、その一部や全部が断面視非円形状であってもよい。第2本体部33は、リールシート2よりも後側に延びている。第2本体部33は、第2竿体12の後端部まで延びている。第2本体部33の後端部が第2竿体12の後端部である。第2竿体12の後端部に尻栓3が装着される。第2本体部33は、第2竿体12の全長のうちリールシート本体40よりも後側の部分である。
第2本体部33は、その後端部までストレート形状であってもよいが、本実施形態では、その後部所定長さ領域に第3グリップ部35を一体に有する構成である。即ち、第2本体部33は、第2本体主部34と第3グリップ部35から構成される。第2本体主部34は、第2本体部33の前部を構成し、第3グリップ部35は、第2本体部33の後部を構成する。第2本体主部34は、第1装着部32の後側に隣接する。第2本体主部34は、第1装着部32と連続している。第2本体主部34は、円筒状である。第2本体主部34は、ストレート形状であるが、後側に向けて拡径していてもよい。
第3グリップ部35は、第2竿体12に一体に形成されている。第3グリップ部35は、第2本体主部34の後側に隣接している。第3グリップ部35は、第2本体主部34の勾配よりも大きな勾配で後側に向けて拡径している。第3グリップ部35は、第2本体主部34よりも大径であり、より詳細には、第2本体主部34の後端部よりも大径である。第3グリップ部35の断面形状は本実施形態では円形状であるが、非円形状であってもよい。尚、本実施形態では、第3グリップ部35が第2竿体12に一体に設けられているが、第3グリップ部35が第2竿体12とは別体の構成であってもよい。
<リールシート2>
リールシート2は、第2竿体12に装着される。リールシート2には、リールが取り付けられる。本実施形態のリールシート2は、スピニングリールを取り付けることに適している。スピニングリールは、使用状態において釣竿の下側に位置する。以下、上下方向は、釣竿の使用状態を基準にして説明する。平面視において上下方向と直交する方向を左右方向とする。
リールシート2は、全体として筒状である。リールシート2の径方向内側を竿本体1が貫通する。リールシート2は、リールシート本体40と、可動フード41と、固定ナット42を備える。リールシート本体40は、筒状であって、その径方向内側を竿本体1が貫通する。リールシート本体40は、竿本体1の外周面に直接あるいは筒状のスペーサ43を介して取り付けられる。本実施形態では、リールシート本体40は、竿本体1の外周面にスペーサ43を介して取り付けられている。リールシート本体40は、例えば、合成樹脂製であって、樹脂成形品である。リールシート本体40は、脚載置部50と、固定フード51と、雄ネジ部52を有する。脚載置部50は、リールシート本体40の下面に設けられる。脚載置部50には、リールの脚200が載置される。固定フード51は、脚載置部50の前側に位置する。固定フード51は、リールの脚200の前端部201を保持する。固定フード51は、リールシート本体40に一体に形成されている。雄ネジ部52は、リールシート本体40の後端部の外周面に設けられる。
図3等に示すように、リールシート本体40は、主筒部53(第1筒部)と延伸筒部54(第2筒部)とに区画される。主筒部53は、リールシート本体40の主要部であって、リールシート本体40の全長のうち大部分を占めている。主筒部53に、固定フード51、脚載置部50及び雄ネジ部52が設けられている。延伸筒部54は、主筒部53の前側に隣接している。延伸筒部54は、リールシート本体40の前端部を含む所定長さ領域に設けられる。延伸筒部54は、径略一定である。延伸筒部54と主筒部53との間の境界部55は、前後方向に対して直交面に設けられているのではなく、直交面に対して前後方向に傾斜している。境界部55は、下側ほど前側となっている。境界部55の全周のうち、境界部55の最下部が最も前側に位置し、境界部55の最上部が最も後側に位置する。境界部55は、図3のような側面視において、上側から下側に向けて湾曲しながら延びていてもよいし、直線状に延びていてもよい。境界部55が側面視において上側から下側に向けて直線状に延びる場合、第1竿体11の後端開口部もそれに対応して側面視において直線状とされる。即ち、第1竿体11の後端開口部は前後方向に対して傾斜した平面となる。延伸筒部54の長さ(軸方向の長さ)は、周方向に変化している。延伸筒部54の長さは、全周のうち、最下部において最も短く、最下部から最上部まで徐々に長くなり、最上部において最も長い。延伸筒部54の最下部は、固定フード51よりも前側に位置する。
境界部55には段差部56が設けられている。段差部56は、境界部55の全周に亘って設けられている。段差部56は、延伸筒部54の外周面に対して主筒部53の外周面の方が径方向外側となるように形成されている。段差部56は、二段の階段状となっていて、その一段目には、左右一対の第1重合部57が形成されている。左右一対の第1重合部57は、互いに左右対称であって、且つ、互いに連続している。従って、第1重合部57は、全体として、境界部55を周回し、境界部55の全周に亘って設けられる。第1重合部57の外周面は、延伸筒部54の外周面よりも一段大径であり、主筒部53の外周面よりも一段小径である。
第1重合部57の径方向内側には境界凹部58が設けられている。境界凹部58は、前側に開口し、境界部55から後側に向けて凹んでいる。境界凹部58は、主筒部53の内部まで延びている。境界凹部58は、境界部55の最下部を除いて、境界部55の全周に亘って形成されている。延伸筒部54の外周面は、境界凹部58の径方向内側の壁面と面一である。
延伸筒部54は、第1竿体11の内部に進入する。延伸筒部54の外周面は、第1竿体11の内周面から径方向内側に離間している。第1竿体11の第2重合部27の内周面は、第1重合部57の外周面に当接する。第1重合部57は、第1竿体11の後端開口部を径方向内側から支持する。第1竿体11の後端面は、主筒部53の前端面に前側から当接する。
固定ナット42は、雄ネジ部52に螺合する。本実施形態のリールシート2は、その後部に固定ナット42及び可動フード41を備えた構成である。可動フード41は、固定ナット42の前側に位置する。固定ナット42は、可動フード41を前後に移動させる。可動フード41は、リールの脚200の後端部202を保持する。可動フード41は、筒状であって、リールシート本体40の径方向外側に被せられる。
<空間>
第1竿体11のグリップ主部23は、第2竿体12の挿通部31に対して径方向外側に離間している。グリップ主部23の内周面は、挿通部31の外周面から径方向外側に離間している。グリップ主部23の内周面と挿通部31の外周面の間には、第1空間61が設けられる。第1空間61は、環状である。グリップ主部23は、挿通部31よりも大きな勾配で後側に向けて拡径している。そのため、第1空間61を前後方向と直交する方向に切断したときの断面積は、後側に向けて徐々に大きくなる。第1空間61の断面積は、グリップ主部23の後端部において最大となる。
第1竿体11の延長部24は、第2重合部27を除いて、リールシート本体40の延伸筒部54に対して径方向外側に離間している。延長部24の内周面は、延伸筒部54の外周面から径方向外側に離間している。延長部24の内周面と延伸筒部54の外周面との間には、第2空間62が設けられる。第2空間62は、延長部24の環状部25の径方向内側においては、全周に亘って連続して設けられる。第2空間62は、延長部24の湾曲片部26の径方向内側においては、湾曲片部26の周方向の両端部26bまで周方向に連続している。第2空間62は、全周のうち主として上側に偏重して設けられる。第2空間62は、第1空間61と連続している。第2空間62は、第1空間61の後端部から第2重合部27まで前後方向に連続している。
更に、第2空間62の後側には、境界凹部58により第3空間63が設けられる。第3空間63は、第2重合部27の径方向内側に設けられる。第3空間63は、第2空間62と連続している。このように空間は、第1竿体11を後側に越えて、リールシート本体40の主筒部53まで延びている。
図12と図13に釣竿を右手で把持した状態を例示している。図12では、人差し指302と中指303をリールの脚200よりも前側に位置させ、薬指304と小指305をリールの脚200よりも後側に位置させている。即ち、中指303と薬指304の間にリールの脚200を位置させているが、把持の仕方は任意であって、リールの脚200を人差し指302と中指303の間に位置させたり、薬指304と小指305の間に位置させたりしてもよい。そして、親指301を釣竿の上面に位置させている。前側に向かう親指301は、第1グリップ部21の上面に当接する。また、延長部24の湾曲片部26の上面には、親指301の付け根から母指球300が当接する。また、湾曲片部26の側面には、人差し指302の付け根付近から手の平が当接する。
図13では、親指301を釣竿の左側面に位置させると共に中指303を釣竿の右側面に位置させて、主として親指301と中指303で左右から釣竿を挟持する。そして、人差し指302を釣竿の上面に位置させて前側に伸ばすようにしている。このように把持する場合には、人差し指302を第1グリップ部21の上面に当接させることができる。そして、人差し指302の付け根付近を湾曲片部26の上面に当接させることができる。また、親指301と中指303を湾曲片部26の左右側面に当接させることができる。
このように、本実施形態の釣竿においては、リールシート2の直前に設けられた第1グリップ部21が中空であって且つ第1竿体11に一体に設けられているので、魚のアタリなどの振動が第1グリップ部21から手にダイレクトに伝わる。第1グリップ部21が第1本体部20の後側に連続していて第1本体部20と一体に形成されているので、第1本体部20を伝わってくる振動が第1グリップ部21に高感度で伝達される。そのため、第1グリップ部21から手に高感度で振動が伝達されることになる。
特に、延長部24が後側に向けて延伸しているので、延長部24に手を容易に接触させることができ、延長部24から手に振動が容易に伝わる。更に、延長部24が釣竿の上面において後側に延伸する湾曲片部26を有しているので、手の平の大きな面積を湾曲片部26に当接させることができ、高感度で振動をキャッチすることができる。特に、湾曲片部26が固定フード51よりも後側に延びているので、手の平に湾曲片部26を容易に当接させることができる。湾曲片部26の周方向長さが後側に向けて減少しているので、リールシート本体40の形状に大きな影響を与えることなく湾曲片部26を後側に向けて容易に延ばすことができる。
しかも、第1グリップ部21の径方向内側が空洞となっていて第1グリップ部21と挿通部31の間に第1空間61が設けられている。そのため、第1空間61で共鳴が生じやすく、第1グリップ部21から手に高効率で振動が伝達される。第1空間61が後側に向けて拡大しているので、後側に向かうホーン効果が得られる。また、延長部24の径方向内側、特には湾曲片部26の径方向内側には第1空間61と連通する第2空間62がリールシート本体40との径方向の間に設けられているので、第1空間61内を共鳴する振動が第2空間62へと伝達されると共に空間の前後方向の全長が長くなるので共振効果が高まり、また、延長部24を伝わる振動が減衰しにくい。第2空間62が周方向に連続しているので、図13のような把持の仕方においては親指301や中指303にも高効率で振動が伝達される。更には、リールシート本体40に境界凹部58が形成されていて第3空間63が設けられており、その第3空間63が第2空間62と連通しているので、空間の前後方向の長さが更に増加すると共に、リールシート本体40からも手の平に振動が効率良く伝達されることになる。
一方、第1竿体11の第1本体部20を後側に向けて伝わってきた振動は、第1本体部20から第1連結部30に伝達されることになる。第1連結部30が第1グリップ部21よりも前側に位置しているので、第1グリップ部21よりも前側の位置で、第1竿体11から第2竿体12へと振動が伝達されることになる。従って、第1竿体11の振動が効率良く第2竿体12へと伝達される。そして、第2竿体12の第1装着部32からリールシート本体40へと振動が伝達されると共に、リールシート2よりも後側に第2本体部33が延伸されているので、第2本体部33に他方の手、例えば左手を当てることで振動が左手にも効率良く伝達されることになる。特に、第2本体部33に一体に第3グリップ部35が形成されている場合には、第3グリップ部35を左手で把持することにより、振動が高感度で左手にも伝わることになる。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態に係る釣竿について説明する。図14から図19に、第2の実施形態の釣竿を示している。尚、第1の実施形態と同様の構成についてはその詳細な説明を省略する。また、図15等において、可動フード41と固定ナット42の図示は省略している。本実施形態において、第1竿体11の第1グリップ部21は、グリップ主部23と延長部24を有している。延長部24は、環状部25のみを有し、湾曲片部26を有していない。従って、第1竿体11の後端開口部は、前後方向に対して直交する形状である。リールシート本体40はスペーサ43を介さずに第2竿体12の外周面に直接接着固定されている。
第2竿体12は、図18に示しているように二つの竿体から構成される。即ち、第2竿体12は、後竿体15と接続竿体16から構成される。後竿体15は、第2竿体12の主要部を構成する。後竿体15は、第1装着部32と第2本体部33から構成される。リールシート本体40は、後竿体15の前部に装着される。リールシート本体40の前端部と後竿体15の前端部は、前後方向の位置が同じであって面一である。リールシート本体40の前端部と後竿体15の前端部が前後に位置ずれしていてもよい。
接続竿体16は、後竿体15の前端部の内周面に連結される。接続竿体16は、後竿体15の前側に並継ぎで接続される。接続竿体16は、中空であるが、中実であってもよい。後竿体15は第1継合部71を有し、接続竿体16は、第1継合部71の径方向内側に接続する第2継合部72を有する。接続竿体16は、リールシート本体40の径方向内側において、後竿体15に連結される。従って、第2継合部72は、第1装着部32に設けられる。本実施形態においては、第2継合部71の長さは、第1装着部32の長さよりも短いが、第1装着部32の長さと同じであってもよいしそれよりも長くてもよい。
接続竿体16は、後竿体15の前端部から前側に所定長さ突出する。接続竿体16は、第1連結部30と挿通部31を有する。接続竿体16の全長のうち第2継合部72を除いた部分、即ち、接続竿体16の全長のうち後竿体15から前側に突出した部分は、第1連結部30と挿通部31により構成される。このように、第1竿体11には第2竿体12の接続竿体16が連結される構成であってもよい。
接続竿体16の強化繊維は、前後方向に対して傾斜した繊維であってよく、互いに交差した二方向の繊維であってよい。接続竿体16の強化繊維が前後方向に対して傾斜していて且つ互いに交差した二方向の繊維であると、接続竿体16が曲がりやすく、しかも、捻れ強度が向上する。接続竿体16が曲がりやすいと、第1竿体11の曲がりに追従でき、釣竿のバット部まで綺麗に曲がることができる。尚、第1竿体11と同じ勾配で接続竿体16が後側に向けて拡径していると、接続竿体16が曲がりやすい。逆に、接続竿体16がストレート形状であると、接続竿体16が曲がりにくくなり、バット部があまり曲がらない竿の調子とすることができる。このように、接続竿体16を備えることにより、バット部の調子を容易に設定することができる。
<第3の実施形態>
図20及び図21に、本発明の第3の実施形態に係る釣竿を示している。尚、第2の実施形態と同様の構成についてはその詳細な説明を省略する。可動フード41と固定ナット42の図示は省略している。本実施形態の釣竿は、第2の実施形態の釣竿とは、リールシート2の取付箇所のみが異なる。第2の実施形態においては、リールシート本体40は、後竿体15に取り付けられていたが、本実施形態においては、接続竿体16に取り付けられている。従って、第1装着部32は接続竿体16に設けられる。
<第4の実施形態>
図22及び図23に、本発明の第4の実施形態に係る釣竿を示している。尚、上記実施形態と同様の構成についてはその詳細な説明を省略する。可動フード41と固定ナット42の図示は省略している。本実施形態の釣竿は、第2及び第3の実施形態の釣竿とは、第2竿体12の構成が異なる。第2及び第3の実施形態においては、接続竿体16が後竿体15の径方向内側に連結されていたが、本実施形態では接続竿体16が後竿体15の径方向外側に連結されている。即ち、本実施形態においては、接続竿体16は後竿体15の前側に逆並継ぎで接続される。リールシート本体40は、後竿体15に取り付けられている。このように接続竿体16が後竿体15の前側に逆並継ぎで接続されると、バット部が曲がりにくくなり、強靱な竿本体1を製作できる。
<第5の実施形態>
図24及び図25に、本発明の第5の実施形態に係る釣竿を示している。尚、上記実施形態と同様の構成についてはその詳細な説明を省略する。可動フード41と固定ナット42の図示は省略している。本実施形態の釣竿は、第4の実施形態の釣竿とは、リールシート2の取付箇所のみが異なる。第4の実施形態においては、リールシート本体40は、後竿体15に取り付けられていたが、本実施形態においては、接続竿体16に取り付けられている。
<第6の実施形態>
図26から図30に、本発明の第6の実施形態に係る釣竿を示している。尚、上記実施形態と同様の構成についてはその詳細な説明を省略する。本実施形態における釣竿は、両軸受けリールを取り付けることに適した釣竿である。脚載置部50は、リールシート本体40の上面に設けられ、両軸受けリールは、使用状態において釣竿の上側に位置する。リールシート本体40の下面には下側に突出するトリガー59が設けられている。固定フード51は、脚載置部50の後側に設けられ、可動フード41及び固定ナット42は、リールシート本体40の前側に設けられる。
図28のように本実施形態の竿本体1は、第3竿体13を備えている。第3竿体13は、主竿体部80と第2グリップ部81とを有する。主竿体部80は、メインブランクである。主竿体部80に、リールシート2が装着され、また、外ガイドの場合には図示しない釣糸ガイドが装着される。主竿体部80は、リールシート2よりも前側に延びている。主竿体部80は、釣竿の穂先まで延びていてもよいし、主竿体部80の前側に一又は複数の中空あるいは中実の竿体が連結されてもよい。
主竿体部80は、円筒状である。主竿体部80は、第5本体部82と第2装着部83と第3本体部84を有する。第5本体部82は、リールシート2よりも前側に位置する。第5本体部82は、第3竿体13の主竿体部80の全長のうちリールシート2よりも前側に突出する部分である。第5本体部82は、主竿体部80の主要部である。第5本体部82は、好ましくは主竿体部80の前端部を有する。第5本体部82は、後側に向けて拡径している。
第2装着部83は、第5本体部82の後側に連続し、第5本体部82と一体に形成されている。第2装着部83にリールシート本体40が装着される。第2装着部83は、第3竿体13の主竿体部80の全長のうちリールシート本体40が装着される部分である。第2装着部83は、ストレート形状であることが好ましい。第3本体部84は、第2装着部83の後側に連続し、第2装着部83と一体に形成されている。第3本体部84は、円筒状である。第3本体部84は、第2装着部83の後側に連続している。第3本体部84は、第3竿体13の主竿体部80の全長のうちリールシート本体40から後側に突出した部分であって且つ第2グリップ部81の後端部までの範囲である。
第2グリップ部81は、第3本体部84の外周面と一体に形成されている。第2グリップ部81は、中空であって、第3本体部84よりも大径である。第2グリップ部81は、第3本体部84の全長を径方向外側から覆う。第2グリップ部81は、その後端部において第3本体部84の外周面と一体に接続されている。第2グリップ部81の後端部の内周面が第3本体部84の後端部の外周面と一体に形成されている。第2グリップ部81の内周面は、第2グリップ部81の後端部を除いて、第3本体部84の外周面に対して径方向外側に離間している。第2グリップ部81と第3本体部84により、第3竿体13は、部分的に二重管構造となっている。第2グリップ部81は、前側に向けて拡径している。第2グリップ部81の内周面と第3本体部84の外周面との間には、環状の第4空間64が設けられる。第2グリップ部81は、その前端部に、前側に開口する開口端部81aを有する。開口端部81aは、第3本体部84に対して径方向外側に離間している。第2グリップ部81の開口端部81aは、リールシート本体40の後端部の後側に対向している。第2グリップ部81の前端部は開口し、第2グリップ部81の後端部は閉じている。
リールシート2は、第2グリップ部81の前端部の内周面を径方向内側から支持する支持部を有する。支持部は、リールシート本体40と一体に形成されていてもよいが、本実施形態ではリールシート本体40とは別体の構成である。支持部は、第2グリップ部81を全周に亘って支持することが好ましい。
図27のように、本実施形態では、リールシート2は、連結筒90を備えている。連結筒90は、リールシート本体40とは別体である。リールシート本体40の後端部には、後端面から前側に伸びる環状凹部100が形成されている。環状凹部100は、トリガー59の径方向内側まで延びていると共に、固定フード51の径方向内側まで延びている。リールシート本体40の後端部は、環状凹部100の外側に設けられた外筒部101と、環状凹部100の内側に設けられた内筒部102とを有する。内筒部102は、外筒部101よりも後側に延びている。連結筒90は、第1取付筒部91と、第2取付筒部92と、支持部としての支持筒部93と、隔壁部94とを有する。第1取付筒部91は、その内周面がリールシート本体40の内筒部102の外周面に取り付けられる。第1取付筒部91は、隔壁部94から後側に延びている。第2取付筒部92は、その外周面がリールシート本体40の外筒部92の内周面に取り付けられる。第2取付筒部92は、隔壁部94から前側に延びている。
支持筒部93は、第2グリップ部81の前端部の内周面に取り付けられて第2グリップ部81の前端部を径方向内側から支持する。支持筒部93の外周面が第2グリップ部81の内周面に径方向に重なる。支持筒部93は、隔壁部94から後側に延びている。支持筒部93は、第1取付筒部91よりも大径であって、第1取付筒部91に対して径方向外側に離間している。支持筒部93は、第1取付筒部91よりも長く、第1取付筒部91よりも後側に延びている。隔壁部94は、リールシート本体40と第2グリップ部81の間に位置する。隔壁部94は、リールシート本体40の外筒部101の後端面と第2グリップ部81の前端面により前後に挟み込まれる。連結筒90のうち、隔壁部94の外周面のみが外部に露出する。連結筒90により、第2装着部83及び第3本体部84の径方向外側において、リールシート本体40と第2グリップ部81が前後に連結される。
図28のように、竿本体1は、第4竿体14を備える。第4竿体14は、第3竿体13と一体に形成されている。第3竿体13と第4竿体14は、前後に連続していて、1本の竿管を構成している。主竿体部80が第2グリップ部81の後端部よりも後側に延伸され、その延伸部が第4竿体14を構成している。
第4竿体14は、第2連結部110と第4本体部111を有する。第2連結部110は、第3本体部84の後側に連続する部分である。第2連結部110は、第3本体部84の後側に連続し、第3本体部84と一体に形成される。図29のように第2連結部110には、厚肉部114が設けられることが好ましい。厚肉部114は、第2グリップ部81の後端部の直後に位置する。厚肉部114は環状であって、即ち、全周に亘って設けられることが好ましい。厚肉部114の肉厚は、第3本体部84の肉厚よりも厚く、第4本体部111の肉厚、特には後述の第4本体主部112の肉厚よりも厚い。尚、厚肉部114は、第2グリップ部81の後端部まで延びていてもよい。厚肉部114を設けると、第2グリップ部81と第3本体部84との接合箇所における応力集中を緩和することができる。また、厚肉部114を設けることにより、第3本体部84から第4竿体14にかけて、カーボン繊維等の強化繊維が蛇行しにくくなり、強度が安定する。
第4本体部111は、第2連結部110の後側に連続している。第4本体部111は、上述の第2本体部33と同様の構成であってよい。第4本体部111は、その後端部までストレート形状であってもよいが、本実施形態では、その後部所定長さ領域に第4グリップ部113を一体に有する構成である。即ち、第4本体部111は、第4本体主部112と第4グリップ部113から構成される。第4本体主部112は、第4本体部111の前部を構成し、第4グリップ部113は、第4本体部111の後部を構成する。第4本体主部112は、第3本体部84の後側に連続する。第4本体主部112は、ストレート形状であるが、後側に向けて拡径していてもよい。
第4グリップ部113は、第4本体部111に一体に形成されている。第4グリップ部113は、第4本体主部112の後側に隣接している。第4グリップ部113は、第4本体主部112の勾配よりも大きな勾配で後側に向けて拡径している。第4グリップ部113は、第4本体主部112よりも大径であり、より詳細には、第4本体主部112の後端部よりも大径である。第4グリップ部113の断面形状は本実施形態では円形状であるが、非円形状であってもよい。尚、本実施形態では、第4グリップ部113が第4本体部111に一体に設けられ、即ち、竿本体1と一体に設けられているが、第4グリップ部113が竿本体1とは別体の構成であってもよい。第4グリップ部113の後端部に尻栓3が装着されている。
図30に竿本体1の製造方法の一例を示している。まず、図30(a)のように、主竿管120を形成する。尚、主竿管120には多数のドットを付して示している。主竿管120は、例えば図示しない第1のマンドレルにプリプレグを巻回し、加熱焼成した後、第1のマンドレルを抜いて、主竿管120を形成する。主竿管120により、第3竿体13の主竿体部80と第4竿体14が構成される。次に、図30(b)、(c)のように、主竿管120の外周面に第2のマンドレル121を装着する。そして、第2のマンドレル121にプリプレグを巻回し、加熱焼成することにより、第2グリップ部81を主竿管120の外周面に一体に形成する。その後、図30(d)のように、第2グリップ部81から第2のマンドレル121を前側に引き抜く。これにより竿本体1が形成される。
このように、本実施形態ではリールシート2の直後に位置する第2グリップ部81がメインブランクである主竿体部80の外周面に一体に形成されいる。そのため、第2グリップ部81を接着するための接着剤が不要となり軽量化できる。しかも、主竿体部80を伝わる振動が、接着剤層によって減衰することなく、主竿体部80の外周面から第2グリップ部81へとスムーズ且つ高感度で伝達される。第2グリップ部81はリールシート2の直後に位置している。リールシート2のトリガー59に指を掛けてリールシート2を把持すると、その手の平が第2グリップ部81に当接する。つまり、第2グリップ部81はリールシート2と共に一体に把持される。そのため、第2グリップ部81からスムーズに手の平に振動が伝達されることにより、魚のアタリを容易に手の平でキャッチすることができ、素早くフッキングに持ち込むことができる。しかも、第2グリップ部81の径方向内側が空洞であって第4空間64が形成されているので、第3本体部84を伝達する振動が第4空間64で共鳴し、それによって第2グリップ部81も大きく振動することになる。特に、第4空間64の断面積が前側に向けて拡大しているので、ホーン効果によって前側に振動が増幅されて、第2グリップ部81の特に前部を把持している手に効果的に振動が伝達されることになる。
一方、主竿体部80と第2グリップ部81が二重管構造を構成している。そのため、第3本体部84から第4竿体14へとスムーズに振動が伝達される。特に、本実施形態では、第4竿体14が第3本体部84と連続していて1本の竿管を構成しているため、振動がスムーズに第4竿体14に伝達される。また、第4竿体14に第4グリップ部113が一体に形成されているので、第4グリップ部113にも第3竿体13からダイレクトに振動が伝達される。
また、第3竿体13と第4竿体14が一体に形成されているので、第3竿体13の外周面や内周面に第4竿体14が接着固定された構成に比して、第4竿体14を曲がりやすく設定することが可能となる。第4竿体14を曲がりやすく設定すると、例えばジギングの際に、第4竿体14が適度に撓み、シャクリ操作が行いやすくなる。第4竿体14が適度に撓むことで、釣竿の扱いが容易になり、釣り人の負担が軽減される。
<第7の実施形態>
図31及び図32に、本発明の第7の実施形態に係る釣竿の竿本体1を示している。尚、上記実施形態と同様の構成についてはその詳細な説明を省略する。本実施形態においては、第3竿体13と第4竿体14は互いに別体に形成されている。第4竿体14は、第3竿体13の後側に接続されている。第4竿体14の前端部の外周面が、第3竿体13の後端部の内周面に接着により接続される。即ち、第4本体の第2連結部110の外周面が、第3竿体13の第3本体部84の内周面に連結される。
<第8の実施形態>
尚、図33のように、リールシート2(リールシート本体40)の前側に第1グリップ部21を位置させてもよい。第1グリップ部21は、第6の実施形態における第2グリップ部81と同様にして形成される。この釣竿は、スピニングリールの装着に適している。第1グリップ部21の後端開口部は、後側に開口していて、リールシート本体40の前端部と対向している。第1グリップ部21は、第1竿体11に一体に設けられ、第1本体部20と一体に形成される。
<第9の実施形態>
図34から図36に、本発明の第9の実施形態に係る釣竿を示している。尚、本実施形態の釣竿は、上記第1の実施形態の釣竿とは、延長部24及びリールシート2の構成が異なる。本実施形態における延長部24は、第1支持部131を有する。第1支持部131は、延長部24の後端部に設けられ、好ましくは、延長部24の全周に亘って設けられる。
リールシート2は、第2支持部132と第3支持部133を有する。図34のように、第2支持部132と第3支持部133は、リールシート本体40に一体的に形成されている。第2支持部132と第3支持部133は、好ましくは、全周に亘って設けられるが、周方向に間隔をあけて複数箇所に設けられてもよい。第2支持部132は、第3支持部133よりも径方向内側に位置する。第2支持部132と第3支持部133は、本実施形態においては、互いに径方向に対向している。第2支持部132は、境界凹部58の径方向外側に設けられ、境界凹部58の径方向外側の壁面を構成している。第2支持部132は、前側に向けて延びている。
第3支持部133は、第2支持部132に対して、径方向外側に所定の間隔をあけて設けられている。第3支持部133は、前側に向けて延びている。第2支持部132と第3支持部133の径方向の間の隙間は、係合凹部134を構成する。図35及び図36のように、係合凹部134に、延長部24の第1支持部131が後側に向けて係入する。係合凹部134は好ましくは全周に亘って設けられ、即ち、環状の溝である。係合凹部134は、前側に開口し、後側に向けて凹んでいる。係合凹部134の径方向の寸法は、第1支持部131の肉厚に対応している。第2支持部132は、係合凹部134に係入された第1支持部131を径方向内側から支持し、第3支持部133は、第1支持部131を径方向外側から支持する。即ち、第2支持部132と第3支持部133は、第1支持部131を径方向に挟持する。
このように、第1支持部131が第2支持部132と第3支持部133によって径方向両側から支持されるので、延長部24とリールシート本体40とがしっかりと安定して結合されることになる。そのため、第1竿体11が仮に大きく曲がったとしても、延長部24とリールシート2とが離間せずに強固な結合状態が確保される。特に、第2支持部132と第3支持部133が全周に亘って設けられているので、第1竿体11がどの方向に曲がっても第1支持部131がしっかりと支持される。また、第2支持部132と第3支持部133が互いに周方向に離間しているのではなく、第2支持部132と第3支持部133が互いに径方向に対向しているので、第1支持部131がより一層確実に支持される。
尚、第2支持部132と第3支持部133の前後方向の長さは互いに等しくてもよいし、互いに異なっていてもよい。例えば、第2支持部132よりも第3支持部133の方が、前後方向の長さが長くてもよい。また、図35においては、第3支持部133の外周面と延長部24の外周面との間に段差が生じているが、この段差をなくすように、第3支持部133の外周面が延長部24の外周面と略面一となっていてもよい。また更に、第3支持部133がリールシート本体40に一体的に形成されたが、リールシート本体40とは別体の構成であってもよい。例えば、第3支持部133がリールシート本体40とは別体にリング状に構成され、そのリング状の第3支持部133がリールシート本体40の外周面に接着固定されていてもよい。
1 竿本体
2 リールシート
3 尻栓
11 第1竿体
12 第2竿体
13 第3竿体
14 第4竿体
15 後竿体
16 接続竿体
20 第1本体部
21 第1グリップ部
22 第3連結部
23 グリップ主部
24 延長部
25 環状部
26 湾曲片部
26a 頂上部
26b 両端部
27 第2重合部
30 第1連結部
31 挿通部
32 第1装着部
33 第2本体部
34 第2本体主部
35 第3グリップ部
40 リールシート本体
41 可動フード
42 固定ナット
43 スペーサ
50 脚載置部
51 固定フード(フード)
52 雄ネジ部
53 主筒部
54 延伸筒部
55 境界部
56 段差部
57 第1重合部
58 境界凹部
59 トリガー
61 第1空間
62 第2空間
63 第3空間
64 第4空間
71 第1継合部
72 第2継合部
80 主竿体部
81 第2グリップ部
81a 開口端部
82 第5本体部
83 第2装着部
84 第3本体部
90 連結筒
91 第1取付筒部
92 第2取付筒部
93 支持筒部
94 隔壁部
100 環状凹部
101 外筒部
102 内筒部
110 第2連結部
111 第4本体部
112 第4本体主部
113 第4グリップ部
114 厚肉部
120 主竿管
121 第2のマンドレル
131 第1支持部
132 第2支持部
133 第3支持部
134 係合凹部
200 リールの脚
201 脚の前端部
202 脚の後端部
300 母指球
301 親指
302 人差し指
303 中指
304 薬指
305 小指

Claims (13)

  1. 釣り用リールが取り付けられるリールシートと、
    前記リールシートよりも竿先側に設けられる第1本体部、及び、前記第1本体部と前記リールシートとの間に前記第1本体部と一体に設けられる第1グリップ部、を有する、中空の第1竿体と、
    前記第1本体部の内周面に連結される第1連結部、前記第1グリップ部の径方向内側に位置するように前記第1連結部よりも竿尻側に設けられる挿通部、及び、外周面に前記リールシートが装着されるように前記挿通部よりも竿尻側に設けられる第1装着部、を有する第2竿体と、
    を備える、釣竿。
  2. 前記第1グリップ部の内周面と前記挿通部の外周面との間には、第1空間が設けられる、請求項1に記載の釣竿。
  3. 前記第1グリップ部は、竿尻側に向けて拡径する、請求項1または2に記載の釣竿。
  4. 前記第1グリップ部は、前記リールシートの径方向外側に位置するように前記リールシートの竿先側の端部よりも竿尻側に延びる延長部を有する、請求項2に記載の釣竿。
  5. 前記延長部は、前記リールシートの少なくとも一部を覆い、
    前記延長部と前記リールシートとの間には、前記リールシートの径方向外側に前記第1空間と連続する第2空間が設けられる、請求項4に記載の釣竿。
  6. 前記リールシートは、互いに周方向に離れて設けられる一対の第1重合部を有し、
    前記延長部は、周方向の両端部に、前記一対の第1重合部に前記リールシートの径方向外側から重なる一対の第2重合部を有し、
    前記第2空間は、前記一対の第1重合部の間において周方向に連続するように前記延長部と前記リールシートとの間に設けられる、請求項5に記載の釣竿。
  7. 前記延長部は、所定の周方向長さを有し、
    前記周方向長さは、竿尻側に向けて短くなる、請求項4に記載の釣竿。
  8. 前記リールシートは、前記釣り用リールの脚が載置される脚載置部を有し、
    前記延長部は、前記脚載置部に対して、前記リールシートの径方向反対側に位置する、請求項6に記載の釣竿。
  9. 前記リールシートは、前記脚載置部よりも竿先側に前記脚の竿先側の端部を保持するフードを有し、
    前記延長部は、前記フードよりも竿尻側に延びる、請求項8に記載の釣竿。
  10. 前記第1グリップ部は、前記リールシートの竿先側の端部よりも竿尻側に延び、第1支持部を含む延長部を有し、
    前記リールシートは、前記第1支持部を前記リールシートの径方向内側から支持する第2支持部、及び、前記第1支持部を前記リールシートの径方向外側から支持する第3支持部、を有する、請求項1または2に記載の釣竿。
  11. 前記第2竿体は、前記第1装着部よりも竿尻側に設けられる第2本体部をさらに有する、請求項1に記載の釣竿。
  12. 釣り用リールが取り付けられるリールシートと、
    外周面に前記リールシートが装着される第2装着部、前記第2装着部よりも竿尻側に設けられる第3本体部、及び、前記第3本体部の外周面と一体に設けられる中空の第2グリップ部、を有する、第3竿体と、
    前記第3本体部に連結される第2連結部、及び、前記第2連結部よりも竿尻側に設けられる第4本体部、を有する、第4竿体と、
    を備え、
    前記第2グリップ部は、前記第2グリップ部の竿先側の端部に設けられ、前記第3本体部に対して前記第3本体部の径方向外側に離間する開口端部を有する、釣竿。
  13. 前記第3竿体と前記第4竿体とは一体に形成される、請求項12に記載の釣竿。
JP2023004621A 2022-10-17 2023-01-16 釣竿 Pending JP2024059060A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR1020230089889A KR20240053518A (ko) 2022-10-17 2023-07-11 낚싯대
CN202311347019.9A CN117898266A (zh) 2022-10-17 2023-10-17 钓竿

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022166194 2022-10-17
JP2022166194 2022-10-17

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2024059060A true JP2024059060A (ja) 2024-04-30

Family

ID=90826813

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2023004621A Pending JP2024059060A (ja) 2022-10-17 2023-01-16 釣竿

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2024059060A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11576359B2 (en) Fishing rod
JP7239658B2 (ja) リアグリップ竿体
KR20210019590A (ko) 릴시트 및 낚싯대
JP6691842B2 (ja) 筒状リールシート及びリールシート本体並びに釣竿
AU2021334241A1 (en) Reel seat
JP2024059060A (ja) 釣竿
JP5525941B2 (ja) リールシート及び釣竿
KR102062710B1 (ko) 릴 시트용 팜 레스트, 릴 시트, 및 낚싯대
US7810274B2 (en) Custom rod with sensor ring handle
KR20240053518A (ko) 낚싯대
CN117898266A (zh) 钓竿
JP7493434B2 (ja) 釣竿
JP2007202402A (ja) 釣竿
JP7107825B2 (ja) 釣竿及び釣竿用のグリップ部材
TW202233063A (zh) 握持部及具有其的捲線器座以及釣竿
CN112806334A (zh) 钓竿
JP2003102344A (ja) 穂先竿
JP3925913B2 (ja) 釣竿
JP7262546B2 (ja) リールシート
KR100902558B1 (ko) 릴 시트
JP2007295805A (ja) 釣竿
EP0880891B1 (en) Fishing rod
JP3246812U (ja) 釣竿
JP6965393B2 (ja) 釣竿
JP2007089468A (ja) 釣竿