JP2024058028A - 共同玄関装置、中継システム、通信システム、インターホンシステム、インターホン中継システム、中継装置、玄関子機、および親機 - Google Patents
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Abstract
【課題】施工後の無線環境の変化に対応して、無線通信の安定性を維持する。【解決手段】本開示の一態様である共同玄関装置は、複数の施設を含む集合施設の共同玄関に設けられ、施設の玄関に設けられる玄関子機、施設の内に設けられる親機、および、集合施設の内に設けられる1つ以上の中継装置、の内の1つ以上と無線により通信する、無線通信部と、中継装置と有線により通信する、有線通信部と、中継装置の各々との通信について、無線通信部および有線通信部のいずれを用いるかを設定する設定部とを備える。【選択図】図2
Description
本開示は、共同玄関装置、中継システム、通信システム、インターホンシステム、インターホン中継システム、中継装置、玄関子機、および親機に関する。
インターホンシステムが設けられたマンション等の集合施設では、共同玄関には共同玄関装置が設置されており、共同玄関装置は、各施設(各住戸)内に設置された親機と通信可能に接続されている。また、各施設の玄関には玄関子機が設置されており、玄関子機は、親機と通信可能に接続されている。一般に、共同玄関装置と親機との間、および玄関子機と親機との間が、有線で接続されている(特許文献1参照)。
共同玄関装置と、親機または玄関子機との間を無線で接続することで、施工コストを抑制することができる。また、共同玄関装置と、親機または玄関子機との間に中継装置を設置することで、無線通信の安定性を向上させることができる。しかし、施工後に集合施設の改修等により無線環境が変化して、無線通信が不安定になる可能性がある。
本開示の目的は、施工後の無線環境の変化に対応して、無線通信の安定性を維持することである。
本開示の一態様である共同玄関装置は、複数の施設を含む集合施設の共同玄関に設けられ、施設の玄関に設けられる玄関子機、施設の内に設けられる親機、および、集合施設の内に設けられる1つ以上の中継装置、の内の1つ以上と無線により通信する、無線通信部と、中継装置と有線により通信する、有線通信部と、中継装置の各々との通信について、無線通信部および有線通信部のいずれを用いるかを設定する設定部とを備えることを特徴とする。
本開示の一態様である中継システムは、上記の共同玄関装置と、中継装置とを備えることを特徴とする。
本開示の一態様である通信システムは、上記の共同玄関装置と、中継装置と、玄関子機とを備えることを特徴とする。
本開示の一形態であるインターホンシステムは、上記の共同玄関装置と、玄関子機と、親機とを備えることを特徴とする。
本開示の一形態であるインターホン中継システムは、上記の共同玄関装置と、中継装置と、玄関子機と、親機とを備えることを特徴とする。
本開示の一形態である中継装置は、複数の施設を含む集合施設の内に設けられ、有線および無線のいずれかにより、集合施設の共同玄関に設けられる共同玄関装置と接続可能であることを特徴とする。
本開示の一形態である玄関子機は、複数の施設を含む集合施設において、施設の玄関に設けられ、集合施設の共同玄関に設けられる共同玄関装置と有線および無線のいずれかを用いて接続可能な中継装置を介して、共同玄関装置と接続されることを特徴とする。
本開示の一形態である親機は、複数の施設を含む集合施設において、施設の内に設けられ、集合施設の共同玄関に設けられる共同玄関装置と有線および無線のいずれかを用いて接続可能な中継装置を介して、共同玄関装置と接続されることを特徴とする。
本開示の一態様である共同玄関装置によれば、施工後に無線環境が変化した場合においても、無線通信の安定性を維持することができる。
以下、図面を参照しながら、本開示の実施形態について詳細に説明する。以下で説明する実施形態はあくまでも一例であって、本開示は以下の実施形態に限定されない。また、以下で説明する複数の実施形態、変形例を選択的に組み合わせることは当初から想定されている。
本開示の装置およびシステムの主体は、コンピュータを備えている。このコンピュータがプログラムを実行することによって、本開示の装置およびシステムの主体の機能が実現される。コンピュータは、プログラムに従って動作するプロセッサを主なハードウェア構成として備える。プロセッサは、プログラムを実行することによって上記機能を実現することができれば、その種類は問わない。プロセッサは、集積回路(IC)または大規模集積回路(LSI)を含む1つまたは複数の電子回路で構成される。複数の電子回路は、1つのチップに集積されていてもよく、複数のチップに設けられていてもよい。複数のチップは、1つの装置に集約されていてもよく、複数の装置に備えられていてもよい。また、プログラムは、コンピュータが読み取り可能なROM、光ディスク、ハードディスクドライブ等の非一時的記憶媒体に記憶される。プログラムは、記憶媒体に予め格納されていてもよく、インターネット等を含む広域通信網を介して記憶媒体に供給されてもよい。
以下、実施形態の一例であるインターホンシステム1に含まれる共同玄関装置10、玄関子機20、および親機22、並びに、インターホン中継システム100、通信システム3、中継システム5、中継装置7について、図1~図3を参照しつつ、説明する。
まず、図1を参照しつつ、インターホンシステム1の概要について説明する。図1は、本実施形態に係るインターホンシステム1、並びに、インターホン中継システム100、通信システム3、および中継システム5の施工時の構成を模式的に示す図である。インターホンシステム1は、複数の施設を含む集合施設に設けられるシステムであり、本実施形態では、集合施設は、マンション、寮、社宅等の集合住宅である。なお、インターホンシステム1が適用される集合施設は、集合住宅に限定されず、例えば、オフィス、工場、研究施設、医療施設、宿泊施設等の複数の施設(複数の会社、部課、部門等)が集合して構成される施設でもよい。
インターホンシステム1は、集合住宅の共同玄関9に設けられる共同玄関装置10と、集合住宅に含まれる施設(住戸)の玄関に設けられる玄関子機20と、住戸内に設けられる親機22とを備える。各住戸が玄関子機20および親機22を有するので、集合住宅は、複数の玄関子機20および複数の親機22を備える。
共同玄関装置10と、玄関子機20または親機22とは、無線によって相互に通信可能に接続される。ここで、無線とは、線を使わずに電波を用いる通信のことである。無線通信に使用する周波数帯は、集合住宅で使用できるものであれば、特に限定されない。
共同玄関装置10は、共同玄関9に隣接して設置されている。共同玄関9は、例えば、自動ドアにより構成され、平常時は施錠された状態が基本である。共同玄関装置10は、例えば、来訪者が各住戸の呼び出しを行うために使用される。来訪者は、共同玄関装置10で訪問先の住戸を呼び出して、その住戸の居住者に共同玄関9の電気錠を解錠してもらう。これにより、来訪者は、共同玄関9から集合住宅の内側に入ることができる。また、共同玄関装置10は、例えば、集合住宅内への立ち入りが許可された許可者が共同玄関9の電気錠を解錠するために使用される。許可者は、予め決められた電気錠の解錠操作を行うことで、共同玄関9の電気錠を解錠して、集合住宅の共同玄関9よりも内側に入ることができる。例えば、許可者は、共同玄関装置10に予め決められた暗証番号を入力することで、共同玄関9の電気錠を解錠することができる。
玄関子機20は、例えば、親機22を呼び出すための呼出ボタン20aを備える。また、玄関子機20は、カメラ、マイク、およびスピーカを備える。呼出ボタン20aが操作されると、親機22の呼び出しが行われると共に、玄関子機20のカメラにより来訪者が撮影され、その映像が親機22のモニタに表示される。
親機22は、例えば、マイク、スピーカ、モニタ、通話ボタン、解錠ボタン等を備える。共同玄関装置10を介して来訪者から呼び出しを受けた居住者は、親機22のモニタにより、来訪者の映像を確認する。居住者は、通話ボタンを操作することで、マイクおよびスピーカにより来訪者との通話が可能となる。居住者が解錠ボタンを操作することで、親機22から解錠信号が送信されて共同玄関9が解錠され、来訪者は集合住宅の内側に入ることができる。また、玄関子機20を介して来訪者から呼び出しを受けた居住者は、親機22のモニタにより、来訪者の映像を確認する。居住者は、通話ボタンを操作することで、マイクおよびスピーカにより来訪者との通話が可能となる。
一般的なインターホンシステムは、インターホンシステムを統括的に制御する制御装置を備える。制御装置は、共同玄関装置、玄関子機、および親機と通信可能に接続され、各装置から信号を受信して種々の情報を取得し、各装置に制御信号を出力して各装置を制御する。本実施形態のインターホンシステム1は、制御装置を備えず、共同玄関装置10が、制御装置の機能を有する。なお、共同玄関装置10以外の装置が、インターホンシステムを統括的に制御する機能を有してもよい。
次に、図1および図2を参照しつつ、インターホン中継システム100、通信システム3、中継システム5、および中継装置7について説明する。インターホン中継システム100は、共同玄関装置10と、中継装置7と、玄関子機20と、親機22とを備える。通信システム3は、共同玄関装置10と、中継装置7と、玄関子機20とを備える。また、中継システム5は、共同玄関装置10と、中継装置7とを備える。集合施設の内には、1つ以上の中継装置7が設けられる。中継装置7は、例えば、集合施設の共用部分に設けられる。
図1において、住戸Aに設置された玄関子機20は、共同玄関装置10と直接無線で接続されており、住戸Bおよび住戸Cに設置された玄関子機20は、各々、中継装置7を介して共同玄関装置10と間接的に無線で接続されている。共同玄関装置10と、住戸Bおよび住戸Cとの間の通信を補助する中継装置7は、いずれも共同玄関装置10と無線で接続されている。中継装置7は、共同玄関装置10および玄関子機20と相互に通信可能に接続されることで、共同玄関装置10と直接通信しづらい状況にある玄関子機20が共同玄関装置10と通信するのを補助することができる。なお、図1では、各中継装置7に1つの玄関子機20が接続されているが、各中継装置7に複数の玄関子機20が接続されてもよい。
親機22は、例えば、有線によって玄関子機20と接続されている。親機22と共同玄関装置10とは、玄関子機20を介して、相互に通信可能に接続されている。親機22は、住戸内に設置されており玄関子機20に比べて共同玄関装置10と無線による直接の通信がしづらい状況にあるため、本実施形態のように、共同玄関装置10と相互に通信可能な玄関子機20を介して共同玄関装置10と接続されることが好ましい。また、使用中の集合住宅でインターホンシステム1の置き換えを行う場合には、共同玄関装置10と親機22とが無線によって接続されていると、各住戸で親機22の置き換えをする必要があるので、施工コストが大きくなる。
図2は、無線環境が変化した後における図1に対応する図である。図2は、施設の改修等に起因した無線環境の変化により、住戸Cの玄関子機20に接続する中継装置7と共同玄関装置10との間の無線通信が不安定になった後の通信システム3、中継システム5、および中継装置7の態様を示している。共同玄関装置10と住戸Bとの間の通信を補助する中継装置7は、図1と同様に、共同玄関装置10および玄関子機20と無線で接続されている。一方、共同玄関装置10と住戸Cとの間の通信を補助する中継装置7は、玄関子機20とは無線で接続されているが、共同玄関装置10とは有線で接続されている。中継装置7と共同玄関装置10との間を有線で接続することで、住戸Cに設置された玄関子機20と共同玄関装置10との間の通信状況を改善できる。
上記のように、中継装置7は、無線または有線のいずれかにより共同玄関装置10と接続可能である。これにより、施工後に無線環境が変化した場合においても、無線通信の安定性を維持することができる。中継装置7は、例えば、無線による通信のためのアンテナ、および有線による通信のためのジャックを有する。ジャックは、共同玄関装置10と接続する有線を接続するために用いられる。中継装置7は、ジャックに有線が接続されている場合には、共同玄関装置10と有線により通信し、ジャックに有線が接続されていない場合には、共同玄関装置10と無線により通信するように、自動的に切り替えを行ってもよい。
次に、図3および図4を参照しつつ、共同玄関装置10について説明する。図3は、本実施形態の共同玄関装置10の正面図である。図3に示すように、共同玄関装置10は、筐体10x、テンキー10a、呼出ボタン10b、逆マスターキー挿入部10c、カメラ10d、スピーカ10e、マイク10f、モニタ10g、およびジャック10iを備える。また、共同玄関装置10は、上記構成以外に、例えば、ICカードリーダを備えてもよい。ICカードリーダは、予め登録されたカードキーを検知したときに、解錠信号を送信するように機能する。
筐体10xは、例えば、箱型であって、正面、背面、および上下左右の4つの側面を有する。筐体10xは、例えば、正面を含む上筐体と、背面を含む下筐体から構成されている。下筐体は、共同玄関9近傍の壁に取り付けられており、上筐体は、メンテナンス等の際に内部を確認できるように、取り外し可能な状態で下筐体に篏合している。筐体10xの内部には、後述するプロセッサ30、メモリ32等が収容されている。
テンキー10aは、居住者または来訪者が操作することできるユーザインターフェースである。許可者は、例えば、テンキー10aを用いて暗証番号を入力することで、共同玄関9の電気錠を解錠することができる。また、来訪者は、テンキー10aで住戸番号を入力し、呼出ボタン10bを押すことで、訪問先の住戸を呼び出すことができる。鍵を有する居住者等は、逆マスターキー挿入部10cに鍵を挿入して共同玄関9の電気錠を解錠することもできる。
カメラ10dは、共同玄関装置10を操作する居住者や来訪者を撮像する。来訪者が共同玄関装置10で訪問先の住戸を呼び出した場合には、共同玄関装置10は、カメラ10dで来訪者を撮影し、その映像を呼び出しが行われた親機22に送信する。
スピーカ10eおよびマイク10fは、来訪者が各住戸に設置された親機22を介して居住者と通話をするために用いられる。スピーカ10eからは、呼び出し音、居住者が応答した場合にはその音声等が出力される。来訪者の声はマイク10fにより取得されて親機22に送信されるので、訪問先の居住者と会話することができる。モニタ10gには、例えば、カメラ10dにより撮影された映像が表示される。
センサ10hは、共同玄関装置10の前に人が存在することを検知する。センサ10hの人の検知に起因して、例えば、共同玄関装置10がスリープ状態から動作状態に移行する。動作状態の開始に伴ってモニタ10gが点灯し、共同玄関装置10の前の人に共同玄関装置10への操作を促してもよい。居住者と来訪者との間の通信が終了した場合や、所定時間経っても共同玄関装置10への操作がない場合には、共同玄関装置10は再度スリープ状態に移行する。
ジャック10iは、中継装置7を共同玄関装置10に接続するために使用される。具体的には、中継装置7から延びる接続配線の先端のプラグをジャック10iに差し込むことで、中継装置7は、共同玄関装置10に接続される。ジャック10iは筐体10x内に収容されており、接続配線は筐体10xの側面または背面から共同玄関装置10の外に延出している。なお、中継装置7と共同玄関装置10との間の接続方法は、上記の態様に限定されない。
図4は、実施形態の一例である共同玄関装置10の構成を示すブロック図である。共同玄関装置10は、例えば、共同玄関装置10を制御するための演算処理を実行するプロセッサ30と、制御プログラム等が記憶されたメモリ32とを備える。共同玄関装置10は、プロセッサ30を含むコンピュータにより構成される。メモリ32は、例えば、RAM、ROM、ハードディスク等により構成され、プロセッサ30を含むコンピュータに内蔵されている。なお、共同玄関装置10は、1つのコンピュータで構成されていてもよく、複数のコンピュータで構成されていてもよい。
共同玄関装置10は、無線通信部40と、有線通信部42と、設定部44とを備える。
無線通信部40は、玄関子機20、親機22、および、中継装置7の内の1つ以上と無線により通信する機能を有する。無線通信部40は、例えば、無線による通信のためのアンテナを含む。本実施形態においては、無線通信部40は、玄関子機20および中継装置7と無線により通信する。また、中継装置7は、玄関子機20と無線により通信し、玄関子機20と親機22との間は、通信可能なように有線で接続される。無線通信部40は、玄関子機20を介して、親機22と相互に通信できるように構成されている。
有線通信部42は、中継装置7と有線により通信する機能を有する。これにより、施工後の無線環境の変化に対応して、無線通信の安定性を維持することができる。有線通信部42と中継装置7との間は、共同玄関装置10の筐体10xの外に敷設される接続配線を介して接続される。有線通信部42は、例えば、ジャック10i(図2参照)を含む。
設定部44は、中継装置7の各々との通信について、無線通信部40および有線通信部42のいずれを用いるかを設定する機能を有する。設定部44は、例えば、有線通信部42を用いて、一部の中継装置7と通信し、且つ、無線通信部40を用いて、それ以外の中継装置7、および、中継装置7と接続されていない玄関子機20または親機22と通信するように設定する。なお、有線通信部42を用いる場合には、有線通信部42と中継装置7とは、有線で接続されている。
設定部44は、中継装置7との通信について、所定の操作に基づき、無線通信部40および有線通信部42のいずれを用いるかを設定してもよい。所定の操作は、共同玄関装置10が中継装置7と通信する際に、無線通信部40および有線通信部42のいずれを使用するかを選択するための予め決められた操作である。例えば、共同玄関装置10のテンキー10aを用いて、予め決められた第1暗証番号を入力することで無線通信部40が選択され、予め決められた第2暗証番号を入力することで有線通信部42が選択されるようにしてもよい。また、共同玄関装置10に接続されたパーソナルコンピュータ等の外部装置を用いて、予め決められた第1暗証番号を入力することで無線通信部40が選択され、予め決められた第2暗証番号を入力することで有線通信部42が選択されるようにしてもよい。
設定部44は、有線通信部42と有線で接続されている中継装置7との通信については、有線通信部42を用いるように設定し、有線通信部42と有線で接続されていない中継装置との通信については、無線通信部40を用いるように設定してもよい。これにより、無線通信部40と有線通信部42の切り替えを効率的に行うことができる。この場合は、無線通信部40と有線通信部42の切り替えが自動的に行われるので、所定の操作を入力する必要がない。
本実施形態においては、共同玄関装置10は、制御部46を備える。制御部46は、共同玄関装置10で呼び出し操作が行われたときに所定の親機22を呼び出し、親機22の操作に基づいて共同玄関9の解錠信号を出力するように構成されている。また、制御部46は、共同玄関装置10を用いた共同玄関9の解錠操作に関連する制御を行うように構成されている。具体的には、制御部46は、共同玄関装置10に入力された入力情報を取得し、その入力情報に基づき、共同玄関9の解錠信号を出力する。なお、共同玄関装置10が制御部46を備えず、インターホンシステム1の他の装置が制御部46の機能を有してもよい。
上述したように、本開示の共同玄関装置、中継システム、通信システム、インターホンシステム、中継装置、玄関子機、および親機によれば、施工後に無線環境が変化した場合においても、無線通信の安定性を維持することができる。
本開示は、以下の実施形態によりさらに説明される。
構成1:
複数の施設を含む集合施設の共同玄関に設けられる共同玄関装置であって、
前記施設の玄関に設けられる玄関子機、前記施設の内に設けられる親機、および、前記集合施設の内に設けられる1つ以上の中継装置、の内の1つ以上と無線により通信する、無線通信部と、
前記中継装置と有線により通信する、有線通信部と、
前記中継装置の各々との通信について、前記無線通信部および前記有線通信部のいずれを用いるかを設定する設定部とを備える、共同玄関装置。
構成2:
前記設定部は、前記中継装置との通信について、所定の操作に基づき、前記無線通信部および前記有線通信部のいずれを用いるかを設定する、構成1に記載の共同玄関装置。
構成3:
前記中継装置は、前記玄関子機と無線により通信し、
前記玄関子機と前記親機との間は、通信可能なように有線で接続される、構成1または2に記載の共同玄関装置。
構成4:
前記設定部は、前記有線通信部と有線で接続されている前記中継装置との通信については、前記有線通信部を用いるように設定し、前記有線通信部と有線で接続されていない前記中継装置との通信については、前記無線通信部を用いるように設定する、構成1~3のいずれか1つに記載の共同玄関装置。
構成5:
前記設定部は、前記有線通信部を用いて、一部の前記中継装置と通信し、且つ、前記無線通信部を用いて、前記一部以外の前記中継装置、および、前記中継装置と接続されていない前記玄関子機または前記親機と通信するように設定する、構成1~4のいずれか1つに記載の共同玄関装置。
構成6:
構成1~5のいずれか1つに記載の共同玄関装置と、前記中継装置とを備える、中継システム。
構成7:
構成1~5のいずれか1つに記載の共同玄関装置と、前記中継装置と、前記玄関子機とを備える通信システム。
構成8:
構成1~5のいずれか1つに記載の共同玄関装置と、前記玄関子機と、前記親機とを備えるインターホンシステム。
構成9:
構成1~5のいずれか1つに記載の共同玄関装置と、前記中継装置と、前記玄関子機と、前記親機とを備えるインターホン中継システム。
構成10:
複数の施設を含む集合施設の内に設けられる中継装置であって、
有線および無線のいずれかにより、前記集合施設の共同玄関に設けられる共同玄関装置と接続可能である、中継装置。
構成11:
複数の施設を含む集合施設において、前記施設の玄関に設けられる玄関子機であって、
前記集合施設の共同玄関に設けられる共同玄関装置と有線および無線のいずれかを用いて接続可能な中継装置を介して、前記共同玄関装置と接続される、玄関子機。
構成12:
複数の施設を含む集合施設において、前記施設の内に設けられる親機であって、
前記集合施設の共同玄関に設けられる共同玄関装置と有線および無線のいずれかを用いて接続可能な中継装置を介して、前記共同玄関装置と接続される、親機。
構成1:
複数の施設を含む集合施設の共同玄関に設けられる共同玄関装置であって、
前記施設の玄関に設けられる玄関子機、前記施設の内に設けられる親機、および、前記集合施設の内に設けられる1つ以上の中継装置、の内の1つ以上と無線により通信する、無線通信部と、
前記中継装置と有線により通信する、有線通信部と、
前記中継装置の各々との通信について、前記無線通信部および前記有線通信部のいずれを用いるかを設定する設定部とを備える、共同玄関装置。
構成2:
前記設定部は、前記中継装置との通信について、所定の操作に基づき、前記無線通信部および前記有線通信部のいずれを用いるかを設定する、構成1に記載の共同玄関装置。
構成3:
前記中継装置は、前記玄関子機と無線により通信し、
前記玄関子機と前記親機との間は、通信可能なように有線で接続される、構成1または2に記載の共同玄関装置。
構成4:
前記設定部は、前記有線通信部と有線で接続されている前記中継装置との通信については、前記有線通信部を用いるように設定し、前記有線通信部と有線で接続されていない前記中継装置との通信については、前記無線通信部を用いるように設定する、構成1~3のいずれか1つに記載の共同玄関装置。
構成5:
前記設定部は、前記有線通信部を用いて、一部の前記中継装置と通信し、且つ、前記無線通信部を用いて、前記一部以外の前記中継装置、および、前記中継装置と接続されていない前記玄関子機または前記親機と通信するように設定する、構成1~4のいずれか1つに記載の共同玄関装置。
構成6:
構成1~5のいずれか1つに記載の共同玄関装置と、前記中継装置とを備える、中継システム。
構成7:
構成1~5のいずれか1つに記載の共同玄関装置と、前記中継装置と、前記玄関子機とを備える通信システム。
構成8:
構成1~5のいずれか1つに記載の共同玄関装置と、前記玄関子機と、前記親機とを備えるインターホンシステム。
構成9:
構成1~5のいずれか1つに記載の共同玄関装置と、前記中継装置と、前記玄関子機と、前記親機とを備えるインターホン中継システム。
構成10:
複数の施設を含む集合施設の内に設けられる中継装置であって、
有線および無線のいずれかにより、前記集合施設の共同玄関に設けられる共同玄関装置と接続可能である、中継装置。
構成11:
複数の施設を含む集合施設において、前記施設の玄関に設けられる玄関子機であって、
前記集合施設の共同玄関に設けられる共同玄関装置と有線および無線のいずれかを用いて接続可能な中継装置を介して、前記共同玄関装置と接続される、玄関子機。
構成12:
複数の施設を含む集合施設において、前記施設の内に設けられる親機であって、
前記集合施設の共同玄関に設けられる共同玄関装置と有線および無線のいずれかを用いて接続可能な中継装置を介して、前記共同玄関装置と接続される、親機。
1 インターホンシステム、3 通信システム、5 中継システム、7 中継装置、9 共同玄関、10 共同玄関装置、10x 筐体、10a テンキー、10b 呼出ボタン、10c 逆マスターキー挿入部、10d カメラ、10e スピーカ、10f マイク、10g モニタ、10h センサ、10i ジャック、20 玄関子機、20a 呼出ボタン、22 親機、30 プロセッサ、32 メモリ、40 無線通信部、42 有線通信部、44 設定部、46 制御部、100 インターホン中継システム
Claims (12)
- 複数の施設を含む集合施設の共同玄関に設けられる共同玄関装置であって、
前記施設の玄関に設けられる玄関子機、前記施設の内に設けられる親機、および、前記集合施設の内に設けられる1つ以上の中継装置、の内の1つ以上と無線により通信する、無線通信部と、
前記中継装置と有線により通信する、有線通信部と、
前記中継装置の各々との通信について、前記無線通信部および前記有線通信部のいずれを用いるかを設定する設定部とを備える、共同玄関装置。 - 前記設定部は、前記中継装置との通信について、所定の操作に基づき、前記無線通信部および前記有線通信部のいずれを用いるかを設定する、請求項1に記載の共同玄関装置。
- 前記中継装置は、前記玄関子機と無線により通信し、
前記玄関子機と前記親機との間は、通信可能なように有線で接続される、請求項1に記載の共同玄関装置。 - 前記設定部は、前記有線通信部と有線で接続されている前記中継装置との通信については、前記有線通信部を用いるように設定し、前記有線通信部と有線で接続されていない前記中継装置との通信については、前記無線通信部を用いるように設定する、請求項1に記載の共同玄関装置。
- 前記設定部は、前記有線通信部を用いて、一部の前記中継装置と通信し、且つ、前記無線通信部を用いて、前記一部以外の前記中継装置、および、前記中継装置と接続されていない前記玄関子機または前記親機と通信するように設定する、請求項1に記載の共同玄関装置。
- 請求項1~5のいずれか1項に記載の共同玄関装置と、前記中継装置とを備える、中継システム。
- 請求項1~5のいずれか1項に記載の共同玄関装置と、前記中継装置と、前記玄関子機とを備える通信システム。
- 請求項1~5のいずれか1項に記載の共同玄関装置と、前記玄関子機と、前記親機とを備えるインターホンシステム。
- 請求項1~5のいずれか1項に記載の共同玄関装置と、前記中継装置と、前記玄関子機と、前記親機とを備えるインターホン中継システム。
- 複数の施設を含む集合施設の内に設けられる中継装置であって、
有線および無線のいずれかにより、前記集合施設の共同玄関に設けられる共同玄関装置と接続可能である、中継装置。 - 複数の施設を含む集合施設において、前記施設の玄関に設けられる玄関子機であって、
前記集合施設の共同玄関に設けられる共同玄関装置と有線および無線のいずれかを用いて接続可能な中継装置を介して、前記共同玄関装置と接続される、玄関子機。 - 複数の施設を含む集合施設において、前記施設の内に設けられる親機であって、
前記集合施設の共同玄関に設けられる共同玄関装置と有線および無線のいずれかを用いて接続可能な中継装置を介して、前記共同玄関装置と接続される、親機。
Priority Applications (1)
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JP2022165132A JP2024058028A (ja) | 2022-10-14 | 2022-10-14 | 共同玄関装置、中継システム、通信システム、インターホンシステム、インターホン中継システム、中継装置、玄関子機、および親機 |
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