JP2024006067A - 共同玄関装置、通信システム、インターホンシステム、ペアリング方法、ペアリングプログラム、玄関子機、および親機 - Google Patents
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Abstract
【課題】施工コストを抑制したインターホンシステムを提供する。【解決手段】本開示の一態様である共同玄関装置は、集合施設の共同玄関に設けられ、集合施設に含まれる施設の玄関に設けられる玄関子機と通信する通信部と、通信部の動作を制御する制御部と、玄関子機に対して、施設に設けられる親機を介さずに給電を行うことが可能な給電部とを備える。【選択図】図1
Description
本開示は、共同玄関装置、通信システム、インターホンシステム、ペアリング方法、ペアリングプログラム、玄関子機、および親機に関する。
インターホンシステムが設けられたマンション等の集合施設では、共同玄関には共同玄関装置が設置されており、共同玄関装置は、各施設(各住戸)内に設置された親機と、通信可能に接続されている。また、各施設の玄関には玄関子機が設置されており、玄関子機は、親機と、通信可能に接続されている。一般に、共同玄関装置と親機との間、および、玄関子機と親機との間が、有線で接続されている(特許文献1参照)。
使用中の集合施設で共同玄関装置の置き換えを行う場合には、各施設に立ち入り、親機と共同玄関装置とを通信可能な状態にする必要がある。しかし、全ての施設に立ち入って作業する必要があるため、施工コストが大きかった。
本開示の目的は、施工コストを抑制したインターホンシステムを提供することである。
本開示の一態様である共同玄関装置は、集合施設の共同玄関に設けられ、集合施設に含まれる施設の玄関に設けられる玄関子機と通信する通信部と、通信部の動作を制御する制御部と、玄関子機に対して、施設内に設けられる親機を介さずに給電を行うことが可能な給電部とを備えることを特徴とする。
本開示の一態様である通信システムは、上記の共同玄関装置と、玄関子機とを備えることを特徴とする。
本開示の一形態であるインターホンシステムは、上記の共同玄関装置と、玄関子機と、親機とを備えることを特徴とする。
本開示の一形態であるペアリング方法は、集合施設の共同玄関に設けられる共同玄関装置と、集合施設に含まれる施設の玄関に設けられる玄関子機とのペアリング方法であって、共同玄関装置から玄関子機に給電を開始するステップと、共同玄関装置が、識別情報の入力を受け付け、ペアリングモードに移行するステップと、玄関子機が、ペアリングモードに移行するステップと、共同玄関装置が、識別情報に関連付けて、玄関子機に固有の登録番号を登録するステップとを含むことを特徴とする。
本開示の一形態であるペアリングプログラムは、上記のペアリング方法をコンピュータで実現するためのプログラムであることを特徴とする。
本開示の一形態である玄関子機は、集合施設に含まれる施設の玄関に設けられ、集合施設の共同玄関に設けられる共同玄関装置と、相互に通信可能であることを特徴とする。
本開示の一形態である親機は、集合施設に含まれる施設内に設けられ、施設の玄関に設けられる玄関子機と接続され、玄関子機を介して、集合施設の共同玄関に設けられる共同玄関装置と相互に通信可能であることを特徴とする。
本開示の一態様である共同玄関装置によれば、施工コストを抑制することができる。
以下、図面を参照しながら、本開示の実施形態について詳細に説明する。以下で説明する実施形態はあくまでも一例であって、本開示は以下の実施形態に限定されない。また、以下で説明する複数の実施形態、変形例を選択的に組み合わせることは当初から想定されている。
本開示の装置およびシステムの主体は、コンピュータを備えている。このコンピュータがプログラムを実行することによって、本開示の装置およびシステムの主体の機能が実現される。コンピュータは、プログラムに従って動作するプロセッサを主なハードウェア構成として備える。プロセッサは、プログラムを実行することによって上記機能を実現することができれば、その種類は問わない。プロセッサは、集積回路(IC)または大規模集積回路(LSI)を含む1つまたは複数の電子回路で構成される。複数の電子回路は、1つのチップに集積されていてもよく、複数のチップに設けられていてもよい。複数のチップは、1つの装置に集約されていてもよく、複数の装置に備えられていてもよい。また、プログラムは、コンピュータが読み取り可能なROM、光ディスク、ハードディスクドライブ等の非一時的記憶媒体に記憶される。プログラムは、記憶媒体に予め格納されていてもよく、インターネット等を含む広域通信網を介して記憶媒体に供給されてもよい。
以下、実施形態の一例であるインターホンシステム1に含まれる通信システム3、共同玄関装置10、玄関子機20、および親機22ついて、図1~図5を参照しつつ、説明する。
まず、図1を参照しつつ、インターホンシステム1の概要について説明する。図1は、本実施形態のインターホンシステム1の構成を模式的に示す図である。インターホンシステム1は、集合施設に設けられるシステムであり、本実施形態では、集合施設は、マンション、寮、社宅等の集合住宅である。なお、インターホンシステム1が適用される集合施設は、集合住宅に限定されず、例えば、オフィス、工場、研究施設、医療施設、宿泊施設等の複数の施設(複数の会社、部課、部門等)が集合して構成される施設でもよい。
インターホンシステム1は、集合住宅の玄関ドア5に設けられる共同玄関装置10と、集合住宅に含まれる施設(住戸)の玄関に設けられる玄関子機20と、住戸内に設けられる親機22とを備える。
共同玄関装置10と玄関子機20とは、例えば、無線によって相互に通信可能に接続されており、通信システム3を構成している。本実施形態では、住戸Aに設置された玄関子機20は、共同玄関装置10と直接無線で接続されており、住戸Bに設置された玄関子機20は、中継機15を介して共同玄関装置10と間接的に無線で接続されている。中継機15は、共同玄関装置10および玄関子機20と相互に通信可能に接続されることで、共同玄関装置10と直接通信しづらい状況にある玄関子機20が共同玄関装置10と通信するのを補助することができる。親機22は、例えば、有線によって玄関子機20と接続されている。親機22と共同玄関装置10とは、玄関子機20を介して、相互に通信可能に接続されている。親機22は、住戸内に設置されており玄関子機20に比べて共同玄関装置10と無線による直接の通信がしづらい状況にあるため、本開示のように共同玄関装置10と相互に通信可能な玄関子機20を介して共同玄関装置10と接続されることが好ましい。
共同玄関装置10は、玄関ドア5に隣接して設置されている。玄関ドア5は、例えば、自動ドアにより構成され、平常時は施錠された状態が基本である。共同玄関装置10は、例えば、来訪者が各住戸の呼び出しを行うために使用される。来訪者は、共同玄関装置10で訪問先の住戸を呼び出して、その住戸の居住者に玄関ドア5の電気錠を解錠してもらう。これにより、来訪者は、玄関ドア5から集合住宅の内側に入ることができる。また、共同玄関装置10は、例えば、集合住宅内への立ち入りが許可された許可者が玄関ドア5の電気錠を解錠するために使用される。許可者は、予め決められた電気錠の解錠操作を行うことで、玄関ドア5の電気錠を解錠して、集合住宅の玄関ドア5よりも内側に入ることができる。例えば、許可者は、共同玄関装置10に予め決められた暗証番号を入力することで、玄関ドア5の電気錠を解錠することができる。
親機22は、例えば、マイク、スピーカ、モニタ、通話ボタン、解錠ボタン等を備える。共同玄関装置10を介して来訪者から呼び出しを受けた居住者は、親機22のモニタにより、来訪者の映像を確認する。居住者は、通話ボタンを操作することで、マイクおよびスピーカにより来訪者との通話が可能となる。居住者が解錠ボタンを操作することで、親機22から解錠信号が送信されて玄関ドア5が解錠され、来訪者は集合住宅の内側に入ることができる。また、玄関子機20を介して来訪者から呼び出しを受けた居住者は、親機22のモニタにより、来訪者の映像を確認する。居住者は、通話ボタンを操作することで、マイクおよびスピーカにより来訪者との通話が可能となる。
玄関子機20は、例えば、親機22を呼び出すための呼出ボタン20aを備える。また、玄関子機20は、カメラ、マイク、およびスピーカを備える。呼出ボタン20aが操作されると、親機22の呼び出しが行われると共に、玄関子機20のカメラにより来訪者が撮影され、その映像が親機22のモニタに表示される。
玄関子機20は、後述するように、共同玄関装置10とのペアリングが可能なように構成されている。ペアリング済みの玄関子機20は、共同玄関装置10と相互に通信可能である。
一般的なインターホンシステムは、インターホンシステムを統括的に制御する制御装置を備える。制御装置は、共同玄関装置、玄関子機、および親機と通信可能に接続され、各装置から信号を受信して種々の情報を取得し、各装置に制御信号を出力して各装置を制御する。本実施形態のインターホンシステム1は、制御装置を備えず、共同玄関装置10が、制御装置の機能を有する。
次に、図2~図4を参照しつつ、共同玄関装置10について説明する。図2は、本実施形態の共同玄関装置10の正面図である。図2に示すように、共同玄関装置10は、テンキー10a、呼出ボタン10b、逆マスターキー挿入部10c、カメラ10d、スピーカ10e、マイク10f、モニタ10g、センサ10h、および給電コネクタ10xを備える。また、共同玄関装置10は、上記構成以外に、例えば、ICカードリーダを備えてもよい。ICカードリーダは、予め登録されたカードキーを検知したときに、解錠信号を送信するように機能する。
テンキー10aは、居住者または来訪者が操作することできるユーザインターフェースである。許可者は、例えば、テンキー10aを用いて暗証番号を入力することで、玄関ドア5の電気錠を解錠することができる。また、来訪者は、テンキー10aで住戸番号を入力し、呼出ボタン10bを押すことで、訪問先の住戸を呼び出すことができる。鍵を有する居住者等は、逆マスターキー挿入部10cに鍵を挿入して玄関ドア5の電気錠を解錠することもできる。
カメラ10dは、共同玄関装置10を操作する居住者や来訪者を撮像する。来訪者が共同玄関装置10で訪問先の住戸を呼び出した場合には、共同玄関装置10は、カメラ10dで来訪者を撮影し、その映像を呼び出しが行われた親機22に送信する。
スピーカ10eおよびマイク10fは、来訪者が各住戸に設置された親機22を介して居住者と通話をするために用いられる。スピーカ10eからは、呼び出し音、居住者が応答した場合にはその音声等が出力される。来訪者の声はマイク10fにより取得されて親機22に送信されるので、訪問先の居住者と会話することができる。モニタ10gには、例えば、カメラ10dにより撮影された映像が表示される。
センサ10hは、共同玄関装置10の前に人が存在することを検知する。センサ10hの人の検知に起因して、例えば、共同玄関装置10がスリープ状態から動作状態に移行する。動作状態の開始に伴ってモニタ10gが点灯し、共同玄関装置10の前の人に共同玄関装置10への操作を促してもよい。居住者と来訪者との間の通信が終了した場合や、所定時間経っても共同玄関装置10への操作がない場合には、共同玄関装置10は再度スリープ状態に移行する。
給電コネクタ10xは、玄関子機20と電気的に接続するためのコネクタであり、共同玄関装置10から玄関子機20に給電を行うために用いられる。本実施形態においては、給電コネクタ10xは、共同玄関装置10の内部に収納されている。共同玄関装置10の前面パネルを取り外すことで給電コネクタ10xが露出し、給電コネクタ10xに玄関子機20の電源ケーブルを接続することができる。なお、共同玄関装置10における給電コネクタ10xの設置位置は、この例に限定されない。例えば、給電コネクタ10xは、露出した状態で、共同玄関装置10の周縁に設けられてもよい。
給電コネクタ10xを介して共同玄関装置10から玄関子機20に電気を供給しつつ、共同玄関装置10と玄関子機20とのペアリングを行うことで、施工コストを抑制することができる。これにより、例えば、集合住宅の共同玄関において、共同玄関装置10と玄関子機20とのペアリングを行うことができるので、作業工数を抑制することができる。なお、共同玄関装置10と玄関子機20とのペアリングを行う場所は、共同玄関に限定されず、例えば、工事関係者の事務所等で行ってもよい。一方、各住戸の玄関に設置された玄関子機20と、集合住宅の共同玄関に設置された共同玄関装置10とのペアリングを行う場合には、少なくとも玄関子機20と共同玄関装置10の各々に対応する作業者が必要となる。また、作業者は、各住戸の玄関子機20の各々まで移動しなくてはならない。
ペアリングによって、玄関子機20の登録データが共同玄関装置10に記憶される。図3は、実施形態の一例における玄関子機20の登録データを示す図である。1から昇順に並んだ管理番号の各々に、住戸の部屋番号が割り当てられている。玄関子機20は、各々、固有の登録番号(ID)を有しており、例えば、部屋番号101の住戸の玄関に設けられる玄関子機20のIDは、「AAAAAAAAA」である。共同玄関装置10で部屋番号101の住戸の呼び出し操作が行われたときには、共同玄関装置10は、「AAAAAAAAA」のIDを有する玄関子機20と通信し、その住戸の親機22を呼び出す。図3は、一例であって、玄関子機20の登録データの形式は特に限定されない。玄関子機20の登録データは、例えば、後述するメモリ32に保存される。
図4は、実施形態の一例である共同玄関装置10の構成を示すブロック図である。共同玄関装置10は、例えば、共同玄関装置10を制御するための演算処理を実行するプロセッサ30と、制御プログラム等が記憶されたメモリ32とを備える。共同玄関装置10は、プロセッサ30を含むコンピュータにより構成される。メモリ32は、例えば、RAM、ROM、ハードディスク等により構成され、プロセッサ30を含むコンピュータに内蔵されている。なお、共同玄関装置10は、1つのコンピュータで構成されていてもよく、複数のコンピュータで構成されていてもよい。
共同玄関装置10は、玄関子機20と通信する通信部40と、通信部40の動作を制御する制御部42と、玄関子機20に対して親機22を介さずに給電を行うことが可能な給電部44とを備える。また、共同玄関装置10は、操作部46を備えてもよい。例えば、既存のインターホンシステムから本開示に係るインターホンシステム1への置き換えを行う場合には、施工コストを抑制することができる。共同玄関装置10、および、玄関子機20を既存のものと置き換えることで親機22と共同玄関装置10との間の通信が可能になるので、各住戸に立ち入り、親機22と共同玄関装置10とを通信可能な状態にする必要がない。
通信部40は、玄関子機20と通信する機能を有する。通信部40は、玄関子機20を介して、親機22と相互に通信するように構成されている。通信部40は、例えば、玄関子機20と無線により通信する。無線とは、線を使わずに電波を用いる通信のことである。使用する周波数帯は、集合住宅で使用できるものであれば、特に限定されない。中継機15は、市販の装置を使用してもよい。
制御部42は、通信部40の動作を制御する機能を有する。制御部42は、共同玄関装置10で呼び出し操作が行われたときに所定の親機22を呼び出し、親機22の操作に基づいて玄関ドア5の解錠信号を出力するように構成されている。また、制御部42は、玄関子機20の呼出ボタン20aが操作されたときに、親機22を呼び出すように構成されている。
制御部42は、共同玄関装置10を用いた玄関ドア5の解錠操作に関連する制御を行うように構成されている。具体的には、制御部42は、共同玄関装置10に入力された入力情報を取得し、その入力情報に基づき、玄関ドア5の解錠信号を出力する。
制御部42は、通信部40と玄関子機20との間の通信のペアリングを行う動作モードであるペアリングモードを有する。制御部42は、ペアリングモードにおいて、所定の信号の送信元である玄関子機20とペアリングを行う。即ち、制御部42は、ペアリングモードにおいて、通信部40と玄関子機20との間の通信を確立するように構成されている。ペアリング済みの玄関子機20は、通信部40からの呼び出しが可能である。ここで、玄関子機20の呼び出しが可能とは、玄関子機20に接続された親機22を間接的に呼び出し可能であることを含む。
プロセッサ30は、メモリ32にインストールされた制御プログラムを読み出して実行することにより、上記の制御部42の機能を実現する。即ち、メモリ32にインストールされた制御プログラムには、共同玄関装置10と玄関子機20とのペアリング方法をコンピュータで実現するためのペアリングプログラムが含まれている。
操作部46は、共同玄関装置10に対する操作を受け付けるように構成されている。本実施形態においては、操作部46はテンキー10aである。制御部42は、操作部46に対する第1操作に基づき、ペアリングモードを開始してもよい。第1操作は、例えば、テンキー10aで所定の暗証番号を入力する操作である。また、制御部42は、操作部46に対する第2操作に基づき、玄関子機20が設けられる施設を特定する識別情報を設定してもよい。図3に示す例においては、識別情報は、例えば、部屋番号であり、第2操作は、テンキー10aで部屋番号を入力する操作である。
給電部44は、玄関子機20に電気を供給するように構成されている。これにより、共同玄関装置10は、玄関子機20に対して、親機22を介さずに給電を行うことが可能となる。ペアリングを行うことができる。本実施形態においては、給電コネクタ10xは、給電部44の有する接続口である。給電部44と玄関子機20とは、例えば、ケーブルによって接続される。
以下、図5のフローチャートを参照しながら、共同玄関装置10と玄関子機20とのペアリング手順の一例について説明する。
このペアリング手順では、共同玄関装置10が集合住宅の共同玄関に設置されており、電気の供給を受けた状態からスタートする。まず、共同玄関装置10の電源がONにされる(S1)。次に、共同玄関装置10の給電コネクタ10xに玄関子機20の電源ケーブルを接続し、共同玄関装置10から玄関子機20に給電を開始する(S2)。
共同玄関装置10は、識別情報の入力を受け付け、さらに、所定の暗証番号の入力を受け付けると、ペアリングモードに移行する(S3)。識別情報および所定の暗証番号は、例えば、テンキー10aで入力される。識別情報は、例えば、住戸の部屋番号である。また、玄関子機20は、所定の操作を受け付けると、ペアリングモードに移行する(S4)。所定の操作は、例えば、呼出ボタン20aを所定時間以上押す操作である。
共同玄関装置10は、ペアリングモードにおいて、玄関子機20に固有の登録番号(ID)を取得し、同じIDを有する玄関子機20が登録されているか否かを確認する(S5)。S5のステップにおいて、既に同じIDの玄関子機20が登録済みの場合(Yes)は、その玄関子機20の再登録は行わず、共同玄関装置10は、ペアリングモードを維持し、他の玄関子機20がペアリングモードに移行するまで待機する。共同玄関装置10は、例えば、モニタ10gにペアリングの結果を表示してもよい。S5のステップにおいて、同じIDの玄関子機20が登録されていない場合(No)は、共同玄関装置10は、識別情報に関連付けて玄関子機20のIDを登録し(S6)、本フローは終了する。
上述したように、本開示の共同玄関装置、通信システム、インターホンシステム、ペアリング方法、ペアリングプログラム、玄関子機、および親機によれば、共同玄関装置と玄関子機とを効率的にペアリングさせて、簡便な方法でインターホンシステムを構築することができるので、施工コストを抑制することができる。
1 インターホンシステム、3 通信システム、5 玄関ドア、10 共同玄関装置、10a テンキー、10b 呼出ボタン、10c 逆マスターキー挿入部、10d カメラ、10e スピーカ、10f マイク、10g モニタ、10h センサ、15 中継機、20 玄関子機、20a 呼出ボタン、22 親機、30 プロセッサ、32 メモリ、40 通信部、42 制御部、44 給電部、46 操作部
Claims (13)
- 集合施設の共同玄関に設けられる共同玄関装置であって、
前記集合施設に含まれる施設の玄関に設けられる玄関子機と通信する通信部と、
前記通信部の動作を制御する制御部と、
前記玄関子機に対して、前記施設内に設けられる親機を介さずに給電を行うことが可能な給電部とを備える、共同玄関装置。 - 前記通信部は、無線により通信する、請求項1に記載の共同玄関装置。
- 前記制御部は、前記通信部と前記玄関子機との間の通信のペアリングを行う動作モードであるペアリングモードを有する、請求項1に記載の共同玄関装置。
- さらに、操作部を備え、
前記制御部は、前記操作部に対する第1操作に基づき、前記ペアリングモードを開始する、請求項3に記載の共同玄関装置。 - 前記制御部は、前記操作部に対する第2操作に基づき、前記玄関子機が設けられる前記施設を特定する識別情報を設定する、請求項4に記載の共同玄関装置。
- 前記制御部は、前記ペアリングモードにおいて、所定の信号の送信元である前記玄関子機とペアリングを行う、請求項3に記載の共同玄関装置。
- 前記ペアリング済みの前記玄関子機は、前記通信部からの呼び出しが可能である、請求項3に記載の共同玄関装置。
- 請求項1~7のいずれか1項に記載の共同玄関装置と、前記玄関子機とを備える通信システム。
- 請求項1~7のいずれか1項に記載の共同玄関装置と、前記玄関子機と、前記親機とを備えるインターホンシステム。
- 集合施設の共同玄関に設けられる共同玄関装置と、前記集合施設に含まれる施設の玄関に設けられる玄関子機とのペアリング方法であって、
前記共同玄関装置から前記玄関子機に給電を開始するステップと、
前記共同玄関装置が、識別情報の入力を受け付け、ペアリングモードに移行するステップと、
前記玄関子機が、ペアリングモードに移行するステップと、
前記共同玄関装置が、前記識別情報に関連付けて、前記玄関子機に固有の登録番号を登録するステップとを含む、ペアリング方法。 - 請求項10に記載のペアリング方法をコンピュータで実現するための、ペアリングプログラム。
- 集合施設に含まれる施設の玄関に設けられる玄関子機であって、
前記集合施設の共同玄関に設けられる共同玄関装置と、相互に通信可能に接続される、玄関子機。 - 集合施設に含まれる施設内に設けられる親機であって、
前記施設の玄関に設けられる玄関子機と接続され、
前記玄関子機を介して、前記集合施設の共同玄関に設けられる共同玄関装置と相互に通信可能に接続される、親機。
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