JP2024054468A - 方立及び建具 - Google Patents
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Abstract
【課題】意匠性の向上と、板状体の見込み方向の位置を変えることが可能な方立を提供する。【解決手段】上下方向に延びる第1枠部材と、上下方向に延び、第1枠部材と組み合わされたときの断面が矩形に形成される第2枠部材と、それぞれが上下方向に延び見込み方向に互いに離れて配置され、第1枠部材の内面から第2枠部材に向けて見付け方向に突出する一対の突部と、第1枠部材及び前記第2枠部材に上下方向に沿って延在して形成され、板状体の端部が保持される溝部を有し、締結部材を用いて第1枠部材及び第2枠部材に取り付けられる一対の保持部材と、を備える。突部は、断面が第1枠部材の内面から第2枠部材に向けて線状に延びる第1部分と、断面が第1部分の先端から見込み方向に延びる第2部分と、を有する。【選択図】図3
Description
本開示は、方立及び建具に関する。
窓枠の間には、並置された板状体であるガラス体の端部を突き合わせて固定するための方立が縦方向に沿って設置される。特許文献1には、点対称に配置された第1枠部材及び第2枠部材を有し断面が矩形に形成された方立と、ガラス体の端部を固定するための溝部が形成された一対の押縁と、を備える建具が開示されている。
特許文献1の建具においては、方立と押縁とを別体として構成したことによって、ガラス体の端部が方立から離間して支持されるため、正面視して薄型の方立を形成し、意匠性を向上させることが記載されている。
特許文献1に記載された方立は、枠部材が点対称に配置されているため、ガラス体は重心のバランスから方立における見込み方向の中心位置に配置される。ガラス体を見込み方向の中心からずれた位置に配置する場合は、別構成の方立を用意する必要があり、在庫の増加及びコスト増加が生じる。また、特許文献1の方立においてガラス体の見込み方向の位置をずらした場合、方立組立ねじが露出してしまい、意匠性が低下する。
本開示は、以上のような点を考慮してなされたもので、意匠性の向上と、板状体の見込み方向の位置を変えることが可能な方立及び建具を提供することを目的とする。
本開示の第1の態様は、上下方向に延びる第1枠部材と、上下方向に延び、前記第1枠部材と組み合わされたときの断面が矩形に形成される第2枠部材と、それぞれが上下方向に延び見込み方向に互いに離れて配置され、前記第1枠部材の内面から前記第2枠部材に向けて見付け方向に突出する複数の突部と、前記第1枠部材及び前記第2枠部材に上下方向に沿って延在して形成され、板状体の端部が保持される溝部を有し、締結部材を用いて前記第1枠部材及び前記第2枠部材に取り付けられる一対の保持部材と、を備え、前記突部は、断面が前記第1枠部材の内面から前記第2枠部材に向けて線状に延びる第1部分と、前記断面が前記第1部分の先端から前記見込み方向に延びる第2部分と、を有する、方立である。
以下、本開示の方立及び建具の実施の形態を、図1から図7を参照して説明する。以下の実施形態は、本開示の一態様を示すものであり、この開示を限定するものではなく、本開示の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。また、以下の図面においては、各構成をわかりやすくするために、実際の構造と各構造における縮尺等を異ならせている。
図1に示されるように、建具1は、縦方向の枠材である方立2と、方立2に設けられた横方向の枠材である無目30と、左右両側の一対の縦枠50と、一対の縦枠50を上下で架設する一対の横枠70,80とを備えた窓用の枠体である。建具1は、建物の窓、店舗用カーテンウォールを設置する位置に形成された開口等の設置位置に固定される。建具1において方立2は、1個とは限らず開口やガラス板等の板状体の大きさに応じて1個以上設けられてもよい。
以下、建物の開口に取り付けられた状態の建具1を室内側から見たときに、上下となる方向を上下方向、左右となる方向を左右方向として示す建具1において、左右方向を見付け方向と呼び、左右方向に直交し屋内外方向に沿った方向を見込み方向と呼ぶ。
図2及び図3に示されるように、方立2は、第1枠部材3と、第2枠部材6と、板状体Gを固定するための対象部材に固定される保持部材10と、を備える。第1枠部材3と、第2枠部材6とは、上側から見た平面視において見付け方向に対向する。第1枠部材3は、見付け方向の左側に位置する。第2枠部材6は、見付け方向の右側に位置する。第1枠部材3及び第2枠部材6は、上下方向に延び、見付け方向に組み合わされたときに、断面が矩形に形成される。以下、上側から見た状態を説明する。
第1枠部材3及び第2枠部材6は、例えば、アルミニウムの押し出しにより形成された部材である。第1枠部材3及び第2枠部材6は、表面が予め塗装やアルマイト処理される。第1枠部材3及び第2枠部材6は、塗装やアルマイト処理の他に表面がラッピング処理されていてもよい。
第1枠部材3は、見込み方向に延びる帯状に形成された縦板4と、縦板4における室外側の端部から右方向に延びる帯状の端面板5Aと、縦板4における室内側の端部から右方向に延びる帯状の端面板5Bと、を有する。縦板4は、左側の表面側が平坦に形成されている。縦板4は、第2枠部材6と対向する内面に一対の突部11、12と、保持部13と、を有している。保持部13は、縦板4における室外側の端部側から右側に突出する。保持部13は、端面板5Aよりも室内側に位置し、端面板5Aとの間に右側に開口する空間13Aを形成する。
一対の突部11、12は、第1枠部材3の内面から第2枠部材6に向けて見付け方向の右側に突出する。一対の突部11、12は、それぞれが上下方向に延び見込み方向に互いに離れて配置されている。突部11は、見込み方向の室外側に位置する。突部12は、突部11よりも見込み方向の室内側に位置する。
突部11は、第1部分11Aと、第2部分11Bと、を有する。第1部分11Aは、第1枠部材3の内面から第2枠部材6に向けて見付け方向の右側に向かって延びる。第2部分11Bは、第1部分11Aの先端から見込み方向に延びる。第2部分11Bは、第1部分11Aの先端から見込み方向の室外側に延びる。第2部分11Bは、第2枠部材6と見付け方向に隙間14Aを介して配置されている。隙間14Aには、施工仕様に応じてパッキン23が配置される。パッキン23を用いた場合には、方立2の内部において気密、水密及び耐風圧にシールすることができる。
突部12は、第1部分12Aと、第2部分12Bと、を有する。第1部分12Aは、第1枠部材3の内面から第2枠部材6に向けて線状に延びる。第2部分12Bは、第1部分12Aの先端から見込み方向に延びる。第2部分12Bは、第1部分12Aの先端から見込み方向の室外側に延びる。第2部分12Bは、第2枠部材6と見付け方向に隙間14Bを介して配置されている。隙間14Bには、施工仕様に応じてパッキン24が配置される。パッキン24を用いた場合には、方立2の内部において気密、水密及び耐風圧にシールすることができる。一対の突部11、12は、第2部分11B、12Bが第1部分11A、12Aの先端から見込み方向の同一側である室外側に延びるL字状にそれぞれ形成されている。
縦板4には、締結部材21を用いて保持部材10を固定するためのネジ穴15が形成されている。ネジ穴15は、上下方向及び見込み方向に複数個形成されている。図4に示すように、ネジ穴15は、見込み方向における第1部分11Aと第1部分12Aとの間に2つ形成されている。ネジ穴15は、見込み方向及び上下方向に離れた位置に配置されている。見込み方向及び上下方向に離れた位置に配置された締結部材21を用いて保持部材10を固定することによって、保持部材10が受ける荷重に対して曲げ剛性が向上する。
端面板5Aは、室外側の表面が平坦に形成されている。端面板5Bは、室内側の表面が平坦に形成されている。端面板5Bは、室外側に突出する爪部16を有する。
第2枠部材6は、見込み方向に延びる帯状に形成された縦板7を有する。縦板7は、右側の表面側が平坦に形成されている。縦板7は、第1枠部材3と対向する内面に爪部7Aと、爪部7Bと、を有する。爪部7Aは、左側に突出する。爪部7Aは、左側の先端に室外側に延びる保持壁17を有する。保持壁17は、右側から空間13Aに挿入されている。縦板7の室外側の端部と保持壁17と端面板5Aとが囲む空間には、シール材25が設けられている。室外側の接合部である端面板5Aと縦板7との接合部にシール材25が設けられていることによって、第1枠部材3と第2枠部材6とは、室外側の端部において気密性能、水密性能及び耐風圧性能を確保される。爪部7Bは、左側に突出する。爪部7Bは、左側の先端に室内側に延びる係合壁18を有する。係合壁18は、爪部16に左側から係合する。
縦板7には、締結部材22を用いて保持部材10を固定するためのネジ穴19が形成されている。ネジ穴19は、上下方向及び見込み方向に複数個形成されている。図5に示すように、ネジ穴19は、見込み方向における第1部分11Aと第1部分12Aとの間に2つ形成されている。ネジ穴19は、見込み方向及び上下方向に離れた位置に配置されている。見込み方向及び上下方向に離れた位置に配置された締結部材22を用いて保持部材10を固定することによって、保持部材10が受ける荷重に対して曲げ剛性が向上する。
上記構成によって、第1枠部材3と第2枠部材6とが組み合わされて中空部を備えた方立2が構成される。方立2は、矩形断面の筒状体に形成される。
保持部材10は、板状体Gを固定するための部材である。板状体Gは、一例として、ガラス板である。保持部材10は、第1枠部材3に対向する縦枠50に取り付けられている。保持部材10は、第2枠部材6に対向する縦枠50に取り付けられている。第1枠部材3に取り付けられた保持部材10と第2枠部材6に取り付けられた保持部材10とは、方立2を介して線対称の位置に固定されている。以下では、第2枠部材6に取り付けられた保持部材10について説明し、第1枠部材3に取り付けられた保持部材10の説明を省略することがある。保持部材10は、第1枠部材3、第2枠部材6、縦枠50等の他の部材に上下方向に延在して形成されている。
保持部材10は、アルミニウムの押し出しにより形成された部材である。保持部材10は、表面が予め塗装やアルマイト処理される。保持部材10は、塗装やアルマイト処理の他に表面がラッピング処理されていてもよい。保持部材10は、断面がコ字状の筒状体に形成されている。保持部材10は、板状体Gの端部を挟持して固定するように形成されている。保持部材10は、板状体Gの端部を第1枠部材3及び第2枠部材6から離間して支持する。保持部材10は、板状体Gの端部を方立2から離間して支持する。
保持部材10は、板状体Gの端部を収容する凹状の溝部10Aが形成されている。保持部材10は、他の部材に固定される本体部51と、本体部51に着脱自在な押縁部52とを備える。保持部材10は、例えば、押縁部52が見付け方向の外側に配置されるように方立2に固定される。本体部51には、他の部材にネジ止めするためのネジ穴10Bが形成されている。ネジ穴10Bは上下方向及び見込み方向に複数個形成される。第1枠部材3に取り付けられる保持部材10のネジ穴10Bは、第1枠部材3のネジ穴15と見付け方向に対向する位置に形成される。第2枠部材6に取り付けられる保持部材10のネジ穴10Bは、第2枠部材6のネジ穴19と見付け方向に対向する位置に形成される。保持部材10は、締結部材21を用いネジ穴10B及びネジ穴15を介して第1枠部材3に固定される。保持部材10は、締結部材22を用いネジ穴10B及びネジ穴19を介して第2枠部材6に固定される。締結部材21及び締結部材22は、一例として、タップネジが用いられる。
本体部51は、腕部51Aと、爪部51Bと、を有する。腕部51Aは、見付け方向の右側に延びる。腕部51Aは、板状体Gの端部を挟持する一方の部材である。爪部51Bは、押縁部52に対して右側から係止する。
押縁部52は、本体部51に嵌め込まれている。押縁部52は、腕部51Aに対向する腕部52Aを備えている。板状体Gは、押縁部52が取り外された状態において本体部51に仮止めされる。押縁部52は、ネジを用いずに本体部51に嵌め込まれるため、施工が簡略化されて工期が短縮されると共に、意匠性が向上する。
保持部材10は、押縁部52が取り付けられる前に本体部51の内部から締結部材21及び締結部材22を用いることによって、第1枠部材3及び第2枠部材6に固定される。押縁部52が取り付けられた後は、締結部材21及び締結部材22が保持部材10の内部に隠蔽されるため、意匠性が向上する。押縁部52が外された状態においては溝部10Aが露出されるので、板状体Gの取り付けを容易にできる。板状体Gは、押縁部52が外された状態において押縁部52が設けられた側から取り付けることができる。
本体部51には、板状体Gの端部を挟持するように目地底を形成するためのバックアップ材Hが嵌め込まれる。本体部51には、押縁部52が取り付けられる。押縁部52が本体部51に取り付けられると、腕部51Aと腕部52Aとの間に溝部10Aが形成される。溝部10Aと板状体Gとの間に生じる隙間にはシール材Cが充填される。板状体Gの端部は、シール材Cを介して腕部51Aと腕部52Aとによって挟持される。
無目30について説明する。図1に示したように、無目30は、方立2の左右方向の両側から水平方向に向かって縦枠50に架設される部材である。無目30は、端部が方立2及び縦枠50にネジ等により固定される。
図6に示されるように、側面視して無目30には、内方に向かって突出する一対の突起を有する2個のネジ爪35が形成されている。以下では、側面視した状態において説明する。ネジ爪35は、見込み方向に離れた一対の突起がネジを把持するように形成されている。ネジ36は、無目30のネジ爪35に第1枠部材3に形成された図示しないネジ穴を、及び第2枠部材6に形成された図示しないネジ穴を介して、図3に示したように、方立2の内部からねじ込まれる。ネジ36がねじ込まれることによって、無目30が方立2に固定される。無目30は、縦枠50にもネジを用いて固定される。ネジは、無目30、方立2、縦枠50の内部に隠蔽されるため、建具1の意匠性が向上する。
無目30は、アルミニウムの押し出しにより形成された中空の部材である。無目30は、表面が予め塗装やアルマイト処理される。無目30は、塗装やアルマイト処理の他に表面がラッピング処理されていてもよい。無目30は、本体部31を備える。無目30は、側面視して矩形断面の筒状体に形成されている。本体部31の上面側には、溝部31を形成する腕部31Bが形成されている。板状体Gの端部は、シール材Cを介して腕部31Cによって挟持される。本体部31の下面側には、溝部31Bを形成し、板状体Gの上端を挟持するように形成された腕部31Dが形成されている。
本体部31には、板状体Gの端部を挟持するように目地底を形成するためのバックアップ材Hが嵌め込まれる。溝部31Aと板状体Gとの間に生じる隙間にはシール材Cが充填される。板状体Gの下端部は、シール材Cを介して溝部31Aによって挟持され固定される。溝部31Bと板状体Gとの間に生じる隙間にはシール材Cが充填される。板状体Gの上端部は、シール材Cを介して溝部31Bによって挟持され固定される。
実施形態の建具1においては、締結部材21を用いネジ穴10B及びネジ穴15を介して保持部材10を第1枠部材3に固定し、締結部材22を用いネジ穴10B及びネジ穴19を介して保持部材10を第2枠部材6に固定することによって、板状体Gを、例えば、方立2における見込み方向の中心位置に配置できる。実施形態の建具1においては、第1枠部材3におけるネジ穴15の見込み方向の位置、及び第2枠部材6におけるネジ穴19の見込み方向の位置をずらすことによって、方立2における見込み方向の中心からずれて偏心した位置に板状体Gを容易に配置できる。例えば、図7に示すように、第1枠部材3におけるネジ穴15の見込み方向の位置、及び第2枠部材6におけるネジ穴19の見込み方向の位置を中心から室外側にずらすことによって、方立2における見込み方向の室外側に板状体Gを容易に配置できる。
実施形態の建具1によれば、見込み方向における板状体Gの位置を容易に変更できるため、別構成の方立を用意する必要がなくなり、在庫の増加及びコスト増加を抑制することができる。また、板状体Gを見込み方向の位置をずらした場合でも、保持部材10で方立組立ねじが隠蔽される為、意匠性が低下しない。
パッキン23、24から大きく離れた位置で締結部材22を用いて板状体Gを固定した場合には、外力の負荷が加わったときにパッキン23、24の周囲に隙間が生じてシール性能が低下する可能性がある。実施形態の建具1によれば、突部11、12に近接した位置で第1枠部材3と第2枠部材6に対してそれぞれ2つの締結部材21、22を用いて板状体Gを固定するため、板状体Gを方立2における見込み方向の中心からずれた位置に固定した場合でも、パッキン23、24に近接した位置において板状体Gを固定でき、パッキン23、24を用いた気密・水密状態を安定して保持することができる。実施形態の建具1によれば、見込み方向に離れて配置された第1部分11Aと第1部分12Aとの間に2つの締結部材21、22を配置することによって、パッキン23、24に近接した位置において板状体Gを固定して気密・水密状態を安定して保持することができる。
実施形態の建具1によれば、第2枠部材6と第2部分11B、12Bとの間にパッキン23、24を配置可能であるため、パッキン23、24の有無に応じて、屋外用と屋内用とを容易に選択することができる。実施形態の建具1によれば、パッキン23、24を用いない場合に、隙間14A、14Bが二次ホローとなり外気導入路として使用することが可能になる。
実施形態の建具1によれば、突部11、12における第2部分11B、12Bが第1部分11A、12Aの先端から見込み方向の室外側に延びることによって、室外側のホローに外圧を掛けやすくなる。
実施形態の建具1によれば、方立2と保持部材10とを別体として構成したことによって、板状体Gの端部が方立から離間して支持されるため、正面視して薄型の方立2を形成し、意匠性を向上させることができる。建具1によれば、保持部材10に押縁部52を設けることにより、固定用のビスなどが外部に露出することなく部材内部に隠蔽することができ、意匠性を向上させることができる。建具1によれば、予めある程度組み立てられた塗装済みの部材を施工現場でビス等により組んで枠体を形成するため、施工を簡略化し、工期を大幅に短縮できる。
ネジ穴15及びネジ穴19の少なくとも何れか一方が突部11、12の第1部分11A、12Aと重なった場合、パッキン23、24のシール性能が低下する可能性がある。実施形態の建具1によれば、ネジ穴15及びネジ穴19の見込み方向の位置を、突部11、12の第1部分11A、12Aと離れた位置とすることによって、パッキン23、24を用いた気密・水密状態を安定して保持することができる。
以上、添付図面を参照しながら本開示に係る好適な実施形態について説明したが、本開示は係る例に限定されないことは言うまでもない。上述した例において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本開示の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
実施形態では、第2部分11B、12Bが第1部分11A、12Aの先端から室外側に延びるL字状である構成を例示したが、この構成に限定されない。第2部分11B、12Bが第1部分11A、12Aの先端から室内側に延びるL字状である構成であってもよいし、第2部分11B、12Bが第1部分11A、12Aの先端から見込み方向の両側に延びるT字状である構成であってもよい。第2部分11B、12Bの一方が第1部分11A、12Aの先端から室外側に延び、他方が第1部分11A、12Aの先端から室内側に延びる構成であってもよい。
実施形態では、見込み方向に離れた第1部分11Aと、第1部分12Aとの間に締結部材21、22の両方が配置される構成を例示したが、この構成に限定されない。締結部材21、22の何れか一方が第1部分11Aと、第1部分12Aとの間から外れた位置に配置される構成であってもよい。
実施形態では、突部を2つ設ける構成を例示したが、この構成に限定されない。突部は、見込み方向に離れて3つ以上設けられる構成であってもよい。
1…建具、2…方立、3…第1枠部材、6…第2枠部材、10…保持部材、10A…溝部、11、12…突部、11A、12A…第1部分、11B、12B…第2部分、14A、14B…隙間、21、22…締結部材、23、24…パッキン、30…無目、G…板状体
Claims (7)
- 上下方向に延びる第1枠部材と、
上下方向に延び、前記第1枠部材と組み合わされたときの断面が矩形に形成される第2枠部材と、
それぞれが上下方向に延び見込み方向に互いに離れて配置され、前記第1枠部材の内面から前記第2枠部材に向けて見付け方向に突出する複数の突部と、
前記第1枠部材及び前記第2枠部材に上下方向に沿って延在して形成され、板状体の端部が保持される溝部を有し、締結部材を用いて前記第1枠部材及び前記第2枠部材に取り付けられる一対の保持部材と、
を備え、
前記突部は、
断面が前記第1枠部材の内面から前記第2枠部材に向けて線状に延びる第1部分と、
前記断面が前記第1部分の先端から前記見込み方向に延びる第2部分と、
を有する、方立。 - 前記突部は、前記断面において前記第2部分が前記第1部分の先端から前記見込み方向の同一側に延びるL字状に形成されている、
請求項1に記載の方立。 - 前記突部は、前記第2部分が前記第1部分の先端から前記見込み方向の室外側に延びている、
請求項2に記載の方立。 - 前記第2枠部材と前記第2部分との間にパッキンを配置可能である、
請求項1から3のいずれか一項に記載の方立。 - 前記締結部材は、前記見込み方向及び前記上下方向に離れた位置に配置可能である、
請求項1から3のいずれか一項に記載の方立。 - 前記締結部材は、前記見込み方向に離れて配置された前記第1部分の間に配置される、
請求項5に記載の方立。 - 上下方向に延びる方立と、
前記方立に設けられ見付け方向に延びる無目と、
を有し、
前記方立として、請求項1から3のいずれか一項に記載の方立が用いられている、建具。
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2022
- 2022-10-05 JP JP2022160690A patent/JP2024054468A/ja active Pending
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