JP2024053169A - 什器 - Google Patents

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雄大 中村
克弥 松崎
英之 新谷
徹 長谷川
亜加梨 寺尾
真生 櫻井
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Abstract

【課題】端部ビーム間に中間ビームを配しこれらを連結してなる什器において、組立の手間を軽減する。【解決手段】対をなす脚体10、11間にビームを架設してなる什器であるカウンターKにおいて、各脚体10、11から突出させた端部ビーム12、13と、これら端部ビーム12、13同士を連結する中間ビーム14とを備えてなり、端部ビーム12、13が、同一方向に開放された凹溝12a、13aをそれぞれ備え、これら端部ビーム12、13の各凹溝12a、13aに中間ビーム14の両端部を同一方向からそれぞれ嵌合させて中間ビーム14を端部ビーム12間に架設する構成を採用する。【選択図】図6

Description

本発明は、オフィス等で好適に使用される什器に関する。
一般に、オフィス空間に存在する既存の柱は一定の建築モジュールに対応させて配されているが、柱自体の幅寸法がまちまちであるため、柱間の内法寸法は種々のオフィスにおいて微妙に異なっている。
そのため、建築構造物の一部である柱間に所望の家具を密に配置することは難しく、例えば、柱間に位置させて窓際にカウンター等の什器を見栄えよく設置するには、現場での大工仕事を伴う造作に頼らざるを得ないのが現状である。
かかる事情は、オフィス空間に配置される什器に限らず、店舗その他種々の空間において同様であり、何らかの対策が望まれている。
上述した要望に応じるべく、天板を支持する支持体の幅寸法を変更可能に構成したものが存在する。従来のこのような構成の什器は、支持体が互いに相対移動可能なメイン要素部と可動端部とを備えているとともに、支持体のメイン要素部を支持する中間ビームの内部に可動端部側の脚に支持させた端部ビームを挿入しこれらを相対スライド移動させる構成を採用している(例えば、特許文献1を参照)。そのため、所望の位置に可動端部側の脚を先に配置しておく組立方法を採用しにくいという問題が存在する。
また、幅寸法を変更可能なものに限らず、什器の両端近傍部に配した端部ビーム間に中間ビームを配しこれらを連結するにあたって、中間ビームの内部に端部ビームを挿入する作業が面倒に感じられることがあり、このような手間を軽減する要望が存在する。
特開2020-49003号公報
本発明は、以上に着目してなされたものであり、端部ビーム間に中間ビームを配しこれらを連結してなる什器において、組立の手間を軽減すること、また、家具幅を柔軟に変更することができ、建築柱間などの寸法変更が困難な空間に見栄えよく配置することができる家具を提供することを目的としている。
請求項1記載の発明に係る什器は、対をなす脚体間にビームを架設してなる什器であって、各脚体から突出させた端部ビームと、これら端部ビーム同士を連結する中間ビームとを備えてなり、前記端部ビームが、同一方向に開放された凹溝をそれぞれ備えたものであり、これら端部ビームの各凹溝に前記中間ビームの両端部を同一方向からそれぞれ嵌合させて前記中間ビームを前記端部ビーム間に架設しているものである。
請求項2記載の発明に係る什器は、少なくとも一方の端部ビームと前記中間ビームとの間に、その中間ビームを前記端部ビームに対して長手方向に相対位置変更可能に連結するビーム連結機構を備えている請求項1記載のものである。
請求項3記載の発明に係る什器は、前記端部ビームが、底板と、この底板の両側縁に連続する側板とを備え、前記両側板間に反底板側に開放された凹溝を形成してなるのであり、前記中間ビームが、前記凹溝に内嵌する角パイプ状のものである請求項2記載のものである。
請求項4記載の発明に係る什器は、前記ビーム連結機構が、前記端部ビームの底板に長手方向に間隔をあけて貫設された複数のボルト挿通孔と、これらボルト挿通孔のいずれかに選択的に挿入可能なボルトと、前記中間ビームに設けられ前記ボルト挿通孔を通して挿入された前記ボルトを螺着可能なナット部とを備えたものである請求項3記載のものである。
請求項5記載の発明に係る什器は、前記中間ビームが、前記端部ビームの底板内面に当接する底板と、この底板の両側縁から延出させた側板と、これら側板の延出端間に設けられた頂板とを備えたものであり、前記ナット部が、前記中間ビームの底板に貫設されたボルト挿通孔と、このボルト挿通孔に軸心を一致させて前記底板の内面に固設されたナットとを備えたものである請求項4記載のものである。
請求項6記載の発明に係る什器は、前記端部ビームの凹溝が、それぞれ上向きに開放されたものである請求項1記載のものである。
請求項7記載の発明に係る什器は、対をなす脚体間にビームを架設してなる什器であって、各脚体から突出させた端部ビームと、これら端部ビーム同士を連結する中間ビームとを備えてなり、前記中間ビームが、同一方向に開放された凹溝をそれぞれ備えたものであり、この中間ビームの凹溝に前記各端部ビームを同一方向からそれぞれ嵌合させて前記中間ビームを前記端部ビーム間に架設しているものである。
請求項8記載の発明に係る什器は、少なくとも一方の端部ビームと前記中間ビームとの間に、その中間ビームを前記端部ビームに対して長手方向に相対位置変更可能に連結するビーム連結機構を備えている請求項7記載のものである。
請求項9記載の発明に係る什器は、前記中間ビームが、頂板と、この頂板の両側縁に連続する側板とを備え、前記両側板間に反頂板側に開放された凹溝を形成してなるのであり、前記端部ビームが、前記凹溝に内嵌する角パイプ状のものである請求項8記載のものである。
請求項1及び7に係る発明によれば、端部ビーム間に中間ビームを配しこれらを連結してなる什器において、組立の手間を軽減することができる。
請求項2及び8に係る発明によれば、前段で述べた効果を得ることができるとともに、家具幅を柔軟に変更することができ、建築柱間などの寸法変更が困難な空間に見栄えよく配置することができる家具を提供することが可能となる。
本発明の一実施形態に係るカウンターを示す全体斜視図。 同実施形態に係るカウンターを示す正面図。 同実施形態に係るカウンターを示す平面図。 同実施形態に係るカウンターを示す底面図。 同実施形態に係るカウンターの要部を示す斜視図。 同実施形態に係るカウンターを示す分解斜視図。 同実施形態に係るカウンターを示す分解斜視図。 同実施形態に係るカウンターを示す分解斜視図。 図2におけるA-A線に沿った断面図。 図4におけるB-B線に沿った断面図。 図4における要部を拡大して示す図。 図9における要部を拡大して示す図。 図10における要部を拡大して示す図。 本発明の他の実施形態に係るカウンターの要部を示す正面図。 同実施形態に係るカウンターの要部を示す断端面図。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照しつつ説明する。
この実施形態は、本発明を什器の一つであるカウンターKに適用した場合のものである。
このカウンターKは、図1、図2及び図5に示すように、支持体1に天板2を支持させてなるものであり、その支持体1は、支持体本体4と、この支持体本体4に対して取付け位置変更可能に連設された可動端部5とを備えてなる。すなわち、図1~図5に示すように、この実施形態における支持体1は、天板2を支持するためのものであり、天板2は、支持体本体4に支持されたメイン天板部6と、このメイン天板部6にスライド可能に外嵌され可動端部5に支持されたサブ天板部7とを備えたものである。そして、支持体本体4に対する可動端部5の取付け位置を変更してメイン天板部6に対するサブ天板部7の被さり度合いを変更することにより家具幅Wを変えることができるようになっている。また、このカウンターKは、左右対称な形状を有する。
<支持体1の支持体本体4>
この実施形態の支持体1は、図1、図2及び図4に示すように、支持体本体4の両端にそれぞれ可動端部5を配設したものである。支持体本体4は、図1、図2及び図4~図7に示すように、本体側の脚体であり幅方向中央に位置する中間脚10と、この中間脚10に支持された端部ビーム12と、この端部ビーム12に一端部を支持された中間ビーム14とを主体に構成されている。中間脚10は、前、後の脚支柱21、23と、両脚支柱21、23の下端部同士を剛結する下ステー25とを備えているとともに、板状をなす天板受金具27を介してこれら脚支柱21、23の上端部同士を剛結している。この中間脚10の下端には、図示しないアジャスタが設けられている。また、前の脚支柱21の背面には、端部ビーム12が溶接等により剛結されている。
<支持体1の可動端部5>
可動端部5は、図1、図2及び図4~図8に示すように、可動端部5側の脚体であるエンド脚11と、このエンド脚11の上端から延出させた端部ビーム13とを主体に構成されたものである。エンド脚11は、横幅方向端部に配される端部枠15と、この端部枠15の後縁から内方に延出する背面枠16とを備えた平面視L字状のものである。より具体的には、このエンド脚11の端部枠15は、前の脚支柱29と、この脚支柱29の後に位置する外後の脚支柱31と、これら脚支柱29、31の上端間を剛結する縦上ステー33と、脚支柱29、31の下端部間を剛結する縦下ステー35とを主体に構成されたものである。背面枠16は、外後の脚支柱31の内側方に配された内後の脚支柱37と、外後の脚支柱31及び内後の脚支柱37の上端間を剛結する横上ステー39と、脚支柱31、37の下端部間を剛結する横下ステー41とを主体に構成されたものである。このエンド脚11の上端(横上ステー39)にはメイン天板2取付け用の天板受金具43が固設されているとともに、下端に図示しないアジャスタが設けられている。天板受金具43には、複数のボルト挿通孔43aが所定のピッチで穿設されている。そして、端部ビーム13が、このエンド脚11に対してブラケット13bを介して着脱可能に取り付けられている。さらに詳述すると、端部枠15の内面、本実施形態では縦上ステー33の内向き面33aにブラケット13bを添接させた状態で、ボルト73を縦上ステー33内に設けた板ナット71に螺着させることにより、前述した端部ビーム13が着脱可能に取り付けられるようになっている。この端部ビーム13の長さ寸法L1は、エンド脚11の横幅方向寸法W1よりも長尺である。
<ビーム連結機構8>
このカウンターKは、対をなす脚体、具体的には中間脚10とエンド脚11との間にビームを架設してなる。より具体的には、このカウンターKは、図2及び図4~図8に示すように、中間脚10及びエンド脚11からそれぞれ突出させた端部ビーム12、13と、これら端部ビーム12、13同士を連結する中間ビーム14とを備えてなる。換言すれば、このカウンターKは、横幅方向両端部に配されるエンド脚11間に、エンド脚11から内方に突出させた端部ビーム13と、これら端部ビーム13間に配設された中間ビーム14とを備えている。その上で、端部ビーム12、13は、図6に示すように、同一方向、本実施形態では上方に開放された凹溝12a、13aをそれぞれ備えたものであり、これら端部ビーム12、13の各凹溝12a、13aに中間ビーム14の両端部を同一方向、本実施形態では上方からそれぞれ嵌合させてその中間ビーム14を端部ビーム12、13間に架設している。さらに、図8~図13に示すように、エンド脚11から突出する端部ビーム13と中間ビーム14との間に、その中間ビーム14を端部ビーム13に対して長手方向に相対位置変更可能に連結するビーム連結機構8を備えている。
ここで、中間脚10から突出する端部ビーム12は、図7に示すように、底板45と、この底板45の両側縁に連続する側板47とを備え、両側板47間に底板45と反対側すなわち上方に開放された凹溝12aを形成してなる。また、エンド脚11から突出する端部ビーム13は、図7~図13に示すように、底板49と、この底板49の両側縁に連続する側板51とを備え、両側板51間に底板49と反対側すなわち上方に開放された凹溝13aを形成してなる。
中間ビーム14は、端部ビーム12、13の凹溝12a、13aに内嵌する角パイプ状のものである。より具体的には、この中間ビーム14は、図7~図13に示すように、端部ビーム12、13の底板45、49の内面に当接する底板53と、この底板53の両側縁から延出させた側板55と、これら側板55の延出端間に設けられた頂板57とを備えている。
一方、ビーム連結機構8は、図12~図13に示すように、エンド脚11から突出する端部ビーム13の底板49に長手方向に間隔をあけて貫設された複数のボルト挿通孔13xと、これらボルト挿通孔13xのいずれかに選択的に挿入可能なボルト59と、中間ビーム14に設けられボルト挿通孔13xを通して挿入されたボルト59を螺着可能なナット部61とを備えたものである。このナット部61は、中間ビーム14の底板53に貫設されたボルト挿通孔14xと、このボルト挿通孔14xに軸心を一致させて底板53の内面に固設されたナット63とを備えたものである。そして、中間ビーム14を上方から端部ビーム13の凹溝13a内に嵌入し、端部ビーム13のボルト挿通孔13xのいずれかと中間ビーム14のボルト挿通孔14xとの軸心を一致させるとともに、これらボルト挿通孔13x、14xを通過させたボルト59をナット63に締着することによりこれら端部ビーム13と中間ビーム14とを連結するようにしている。また、中間脚10から突出する端部ビーム12の底板45の2箇所にもボルト挿通孔12xが設けられているとともに、中間ビーム14の底板53における他端部にもボルト挿通孔14xが貫設されており、このボルト挿通孔14xに軸心を一致させて底板53の内面にナット63が固設されている。その上で、これらボルト挿通孔12x、14xを通して挿入されたボルト59をナット63に螺着することによりこれら端部ビーム12と中間ビーム14とを連結するようにしている。
ここで、上述した端部ビーム13のボルト挿通孔13xは、所定ピッチで間欠的に設けられており、エンド脚11と中間脚10とを水平方向に相対移動させつつ端部ビーム13のボルト挿通孔13xのいずれかと中間ビーム14のボルト挿通孔14xとの軸心を一致させ、これらボルト挿通孔13x、14xを通過させたボルト59をナット63に締着することにより端部ビーム13と中間ビーム14との相対的な位置決めを行うことができるようになっている。
<無段階取付け機構9>
無段階取付け機構9は、支持体1の可動端部5に対するサブ天板部7の取付け位置をカウンターKの幅方向に無段階に調整するためのものであり、図11に示すように、可動端部5の縦上ステー33の下面に固設された対をなすピン33pを利用して構成されている。そして、サブ天板部7の後述するステー107の下面に設けられカウンターKの幅方向に伸びる長孔109にこのピン33pを挿し通すことによりサブ天板部7の取付け位置をカウンターKの幅方向に無段階に調整できるようになっている。
<天板2(メイン天板部6とサブ天板部7)>
本発明のカウンター天板である天板2は、図1~図7に示すように、支持体1の支持体本体4側に配されたメイン天板部6と、支持体1の可動端部5上に載設されているとともにメイン天板部6の端部にスライド可能に外嵌されているサブ天板部7とを備え、横幅方向に延びている。この天板2は、端部ビーム12、13及び中間ビーム14上に配設している。
詳述すると、メイン天板部6は、例えば、図1、図3及び図5~図7に示すように、平面視長方形状をなす中実な板材101を主体に構成されたもので、その板材101の一端部が支持体本体4の中間脚10に設けられた天板受金具27にねじ止めされているとともに、他端部が可動端部5のエンド脚11に設けられた天板受金具43にねじ止めされている。板材101の反使用端側には上方に解放されたトレー103が設けられている。なお、この実施形態では、図1ないし図4に示すように、メイン天板部6は2つ設けられている。
サブ天板部7は、図1、図5~図7、図11及び図13に示すように、メイン天板2の上面に添接するとともにメイン天板2の板材101を包持可能な本体105と、この本体105の端部に溶接等により剛結されたステー107とを備えている。前述したように、ステー107の下面にカウンターKの幅方向に伸びる長孔109が対をなして設けられており、この長孔109に可動端部5の縦上ステー33の下面に固設された対をなすピン33pを挿し通すことにより無段階取付け機構9を形成している。
<幕板3>
以上説明した通り、このカウンターKは、図1、図2及び図4~図7に示すように、幅方向に伸縮可能な支持体1と、この支持体1に支持され幅方向に伸縮可能な天板2とを備えており、さらに、この天板2の下には、幅方向に伸縮可能な幕板3が配されている。この幕板3は、支持体本体4側に設けられたメイン幕板部3aと、このメイン幕板部3aにスライド可能に係合した状態で可動端部5側に設けられたサブ幕板部3bとを備えたものである。
ここで、図1は本実施形態のカウンターKを示す上方からの全体斜視図である。図2は同カウンターKを示す正面図である。図3は同カウンターKを示す平面図である。図4は同カウンターKを示す底面図である。図5は同カウンターの左半部を示す下方からの斜視図である。図6は同カウンターKの左半部を示す上方からの分解斜視図である。図7は同カウンターKの左半部を示す下方からの分解斜視図。図8は同カウンターにおけるエンド脚11への端部ビーム13の取付態様及び端部ビーム13と中間ビームとの接続態様を示す分解斜視図である。なお、図6~図8においてはカウンターKの左半部のみを示しているが、前述したようにカウンターKは左右対称な形状を有するため、カウンターKの右半部も左右反転させた同様の形状を有している。図9は図2におけるA-A線に沿った断面図である。図10は図4におけるB-B線に沿った断面図である。なお、図9及び図10においてカウンターKの下部は省略して示している。図11は図4における要部を拡大して示す図である。図12は図9における要部を拡大して示す図である。図13は図10における要部を拡大して示す図である。
<本実施形態に係る効果>
以上に述べたように、本実施形態によれば、端部ビーム12、13が、同一方向に開放された凹溝12a、13aをそれぞれ備えたものであり、これら端部ビーム12、13の各凹溝12a、13aに中間ビーム14の両端部を同一方向、本実施形態では上方からそれぞれ嵌合させて中間ビーム14を端部ビーム12、13間に架設するようにしているので、支持体1の支持体本体4及び可動端部5を先に所望の位置に配してから支持体本体4側の端部ビーム12と可動端部5側の端部ビーム13との間に中間ビーム14を嵌入させる組立態様を採用可能である。従って、カウンターKを所望の位置に配し組み立てる際の手間を軽減できる。
また、一方の端部ビーム13と中間ビーム14との間に、その中間ビーム14を端部ビーム13に対して長手方向に相対位置変更可能に連結するビーム連結機構8を備えているので、このようなカウンターKの幅寸法を柔軟に変更することができ、建築柱間などの寸法変更が困難な空間に見栄えよく配置することができる。
支持体本体4側の端部ビーム12が、底板45と、この底板45の両側縁に連続する側板47とを備え、両側板47間に底板45と反対側すなわち上方に開放された凹溝12xを形成してなり、可動端部5側の端部ビーム13が、底板49と、この底板49の両側縁に連続する側板51とを備え、両側板51間に底板49と反対側すなわち上方に開放された凹溝13xを形成してなるとともに、中間ビームが、凹溝12x、13xに内嵌する角パイプ状のものであるので、上述したビーム連結機構8を無理なく実現できる。

<他の実施形態>
なお、本実施形態は以上に述べた実施形態に限らない。
例えば、カウンターに限らず、対をなす脚体間にビームを架設してなり、各脚体から突出させた端部ビームと、これら端部ビーム同士を連結する中間ビームとを備える構成の什器全般に本発明を適用してよい。
また、上述した実施形態では、中間脚及び両エンド脚からそれぞれ端部ビームを突出させ、中間脚側の端部ビームとエンド脚側の端部ビームとを中間ビームにより連結するようにしているが、中間脚を有しない什器に本発明を適用してもよい。すなわち、幅方向両端部にエンド脚を配するとともに、これらエンド脚からそれぞれ端部ビームを突出させ、両端部ビーム間を中間ビームにより連結する構成の什器に本発明を適用してもよい。さらに、複数の中間脚を有し、各中間脚からからそれぞれ端部ビームを突出させ、両端部ビーム間を中間ビームにより連結する構成の什器に本発明を適用してもよい。
さらに、上述した実施形態では、少なくとも一方の端部ビームと中間ビームとの間に、その中間ビームを端部ビームに対して長手方向に相対位置変更可能に連結するビーム連結機構を備えているが、中間ビームと端部ビームとを長手方向に相対位置変更不能に連結する構成の什器に本発明を適用してもよい。このようなものであっても、長尺なビームを中間ビームと端部ビームとに分割して収納に要するスペースの削減を図りつつ、中間ビームと端部ビームとを接続する際の手間の軽減を図ることはできる。
加えて、上述した実施形態では、端部ビームが、底板と、この底板の両側縁に連続する側板とを備え、両側板間に反底板側に開放された凹溝を形成してなるのであり、中間ビームが、端部ビームの凹溝に内嵌する角パイプ状のものであるが、例えば、端部ビーム及び中間ビームがともにチャネル状をなすものであってもよい。
上述した実施形態では、ビーム連結機構が、端部ビームの底板に長手方向に間隔をあけて貫設された複数のボルト挿通孔と、これらボルト挿通孔のいずれかに選択的に挿入可能なボルトと、中間ビームに設けられボルト挿通孔を通して挿入されたボルトを螺着可能なナット部とを備えたものであるが、対をなす脚体間に長尺なビームを架設してなる什器において、長尺なビームを端部ビームと中間ビームとに分割しているものであれば、ビームの長手寸法が変更不能なものであっても、本発明を適用してよい。このようなものであっても、端部ビームと中間ビームとを連結する際に、端部ビームの凹溝の開放端側から中間ビームを挿入する簡単な操作により端部ビーム内に中間ビームを配置できるからである。
そして、上述した実施形態のように端部ビームが同一方向に開放された凹溝をそれぞれ備える構成に変えて、以下に述べるような構成を採用してもよい。すなわち、図14及び図15に示すように、中間ビームA14が凹溝A14aを備えたものであり、この中間ビームA14の凹溝A14aに各端部ビームA12、A13を同一方向からそれぞれ嵌合させて中間ビームA14を端部ビームA12、A13間に架設する態様を採用してもよい。
図14及び図15に示す態様では、一方の端部ビームA13と中間ビームA14との間に、その中間ビームA14を端部ビームA13に対して長手方向に相対位置変更可能に連結するビーム連結機構8を備えている。このビーム連結機構8は、端部ビームA13の前面に所定ピッチで設けたねじ挿通孔A13xと、中間ビームA14の前面に設けたねじ挿通孔A14xと、中間ビームA14の内部に軸心をねじ挿通孔A13x、A14xに一致させて設けたナット63を利用して形成したナット部A61と、ねじ挿通孔A13x、A14xを通過させてナット63に螺着したボルト59とを備えている。そして、中間ビームA14は、頂板A57と、この頂板A57の両側縁に連続する側板A55とを備え、両側板A55間に反頂板A57側すなわち下方に開放された凹溝A14aを形成してなるのであり、端部ビームA13は、凹溝A14aに内嵌する角パイプ状のものである。なお、図14はこの態様に係るカウンターの要部を示す正面図である。図15は、端部ビームA13と中間ビームA14との接合箇所を示す断端面図であり、端部ビームA13、中間ビームA14、メイン天板部6の板材101、サブ天板部7及びビーム連結機構8以外は省略して示している。また、この態様において、その他の部位は上述した実施形態に準じた構成を有するので、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
このようなものであっても、中間ビームA14の凹溝A14aに端部ビームA12、A13を同一方向、本実施形態では下方からそれぞれ嵌合させて中間ビームA14を端部ビームA12、A13間に架設するようにしているので、中間脚10及びエンド脚11を先に所望の位置に配してから両端部ビームA12、A13間に中間ビームA14を嵌入させる組立態様を採用可能である。
加えて、上述した態様において、中間ビームA14を上方から端部ビームA12、A13に嵌合させて中間ビームA14の凹溝A14a内に端部ビームA12、A13が配されるようにして、中間ビームA14を端部ビームA12、A13間に架設するようにしてもよい。
その他、本発明の趣旨を損ねない範囲で種々に変更してよい。
K…什器(カウンター)
8…ビーム連結機構
10…脚体(中間脚)
11…脚体(エンド脚)
12…端部ビーム
12a…凹溝
13…端部ビーム
13a…凹溝
13x…ボルト挿通孔
14…中間ビーム
14x…ボルト挿通孔
45、49…(端部ビームの)底板
47、51…(端部ビームの)側板
53…(中間ビームの)底板
55…(中間ビームの)側板
57…(中間ビームの)頂板
59…ボルト
61…ナット部
63…ナット

Claims (9)

  1. 対をなす脚体間にビームを架設してなる什器であって、各脚体から突出させた端部ビームと、これら端部ビーム同士を連結する中間ビームとを備えてなり、
    前記端部ビームが、同一方向に開放された凹溝をそれぞれ備えたものであり、これら端部ビームの各凹溝に前記中間ビームの両端部を同一方向からそれぞれ嵌合させて前記中間ビームを前記端部ビーム間に架設している什器。
  2. 少なくとも一方の端部ビームと前記中間ビームとの間に、その中間ビームを前記端部ビームに対して長手方向に相対位置変更可能に連結するビーム連結機構を備えている請求項1記載の什器。
  3. 前記端部ビームは、底板と、この底板の両側縁に連続する側板とを備え、前記両側板間に反底板側に開放された凹溝を形成してなるのであり、
    前記中間ビームは、前記凹溝に内嵌する角パイプ状のものである請求項2記載の什器。
  4. 前記ビーム連結機構は、前記端部ビームの底板に長手方向に間隔をあけて貫設された複数のボルト挿通孔と、これらボルト挿通孔のいずれかに選択的に挿入可能なボルトと、前記中間ビームに設けられ前記ボルト挿通孔を通して挿入された前記ボルトを螺着可能なナット部とを備えたものである請求項3記載の什器。
  5. 前記中間ビームは、前記端部ビームの底板内面に当接する底板と、この底板の両側縁から延出させた側板と、これら側板の延出端間に設けられた頂板とを備えたものであり、
    前記ナット部は、前記中間ビームの底板に貫設されたボルト挿通孔と、このボルト挿通孔に軸心を一致させて前記底板の内面に固設されたナットとを備えたものである請求項4記載の什器。
  6. 前記端部ビームの凹溝は、それぞれ上向きに開放されたものである請求項1記載の什器。
  7. 対をなす脚体間にビームを架設してなる什器であって、各脚体から突出させた端部ビームと、これら端部ビーム同士を連結する中間ビームとを備えてなり、
    前記中間ビームが、同一方向に開放された凹溝をそれぞれ備えたものであり、この中間ビームの凹溝に前記各端部ビームを同一方向からそれぞれ嵌合させて前記中間ビームを前記端部ビーム間に架設している什器。
  8. 少なくとも一方の端部ビームと前記中間ビームとの間に、その中間ビームを前記端部ビームに対して長手方向に相対位置変更可能に連結するビーム連結機構を備えている請求項7記載の什器。
  9. 前記中間ビームは、頂板と、この頂板の両側縁に連続する側板とを備え、前記両側板間に反頂板側に開放された凹溝を形成してなるのであり、
    前記端部ビームは、前記凹溝に内嵌する角パイプ状のものである請求項8記載の什器。
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