JP2024052005A - 搬送システムおよび搬送方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】基板のたわみがあった場合であっても接触による基板の破損を防止すること。【解決手段】実施形態に係る搬送システムは、ロボットと、コントローラとを備える。コントローラは、ロボットの動作を制御する。ロボットは、ハンドと昇降機構とを備える。ハンドは、基板を搬送する。昇降機構はハンドを昇降させる。ハンドは、保持している基板の下面との距離を検出可能なセンサを備える。コントローラは、記憶部と、検出部と、算出部とを備える。記憶部は、基板の載置位置における載置高さを含む載置情報を記憶する。検出部は、載置高さからハンドを下降させた場合に、基板がハンドから離れた離反高さを検出する。算出部は、載置高さと離反高さとの差分に基づいて基板のたわみ量を算出する。【選択図】図1

Description

開示の実施形態は、搬送システムおよび搬送方法に関する。
従来、ウェハやパネルといった基板を搬送するハンドを有するロボットを用いて、基板を収容するカセットとの間で基板の搬出入を行う搬送システムが知られている。
たとえば、ロボットと、カセットに収容済のウェハとが接触する可能性の有無を、ウェハ搬送アームやカセットのセンサによって検出する技術が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
特開2007-234936号公報
しかしながら、上記した従来技術には、カセットに収容済の基板のたわみがあった場合に、収容済の基板と、ロボットやあらたに搬入する基板とが接触する可能性がある。
実施形態の一態様は、基板のたわみがあった場合であっても接触による基板の破損を防止することができる搬送システムおよび搬送方法を提供することを目的とする。
実施形態の一態様に係る搬送システムは、ロボットと、前記ロボットの動作を制御するコントローラとを備える。前記ロボットは、基板を搬送するハンドと、前記ハンドを昇降させる昇降機構とを備える。前記ハンドは、保持している前記基板の下面との距離を検出可能なセンサを備える。前記コントローラは、記憶部と、検出部と、算出部とを備える。記憶部は、前記基板の載置位置における載置高さを含む載置情報を記憶する。検出部は、前記載置高さから前記ハンドを下降させた場合に、当該基板が前記ハンドから離れた離反高さを検出する。算出部は、当該載置高さと当該離反高さとの差分に基づいて当該基板のたわみ量を算出する。
実施形態の一態様によれば、基板のたわみがあった場合であっても接触による基板の破損を防止することができる搬送システムおよび搬送方法を提供することができる。
図1は、搬送システムの概要を示す上面模式図である。 図2は、センサの検出範囲を示す側面模式図である。 図3は、ロボットの斜視図である。 図4Aは、カセットの正面模式図である。 図4Bは、カセットの上面模式図である。 図5は、基板の搬入可否に関する判定処理の説明図である。 図6は、基板向き検出処理の説明図である。 図7は、搬送室の上面図である。 図8は、搬送システムのブロック図である。 図9は、たわみ量情報の説明図である。 図10は、搬送高さ調整処理の処理手順を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本願の開示する搬送システムおよび搬送方法を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
また、以下に示す実施形態では、「鉛直」、「正面」、「まっすぐ」、「中間」といった表現を用いる場合があるが、厳密にこれらの状態を満たすことを要しない。すなわち、上記した各表現は、製造精度、設置精度、処理精度、検出精度などのずれを許容するものとする。
まず、実施形態に係る搬送システム1の概要について図1を用いて説明する。図1は、搬送システム1の概要を示す上面模式図である。図1には、説明をわかりやすくする観点から、鉛直上向きを正方向とするZ軸、基板500を載置するカセット200の正面に沿う幅方向の向きをX軸、カセット200の奥行きに沿う向きをY軸とする3次元の直交座標系を示している。かかる直交座標系は、以下の説明で用いる他の図面においても示す場合がある。
ここで、カセット200の正面とは、ハンド13を挿入可能な開口を有する側面のことを指す。また、カセット200は、ハンド13の挿入向き(Y軸方向)に延伸する複数の支持部を有する(カセット200に示した破線参照)。なお、カセット200の構成については図4Aおよび図4Bを用いて後述することとする。また、図1には、カセット200に載置される基板500を正面側(Y軸負方向側)からみた正面図ST1をあわせて示している。
図1では、基板500の載置場所として、基板500を多段に収容するカセット200を例示したが、基板500の載置場所は、基板500の向きを整えるアライナや、基板500を処理する処理装置であってもよい。アライナや処理装置の配置例については図7を用いて後述することとする。また、本実施形態では、基板500として、外形が矩形であるガラスエポキシのような樹脂材料の基板やガラス基板などのパネルを示すが、基板500は、外形が円形であるウェハや、任意の形状や任意の材料の薄板であってもよい。
図1に示すように、搬送システム1は、ロボット10と、ロボット10の動作を制御するコントローラ20とを備える。ロボット10は、基板500を搬送するハンド13と、ハンド13を昇降させる昇降機構とを備える。ここで、ハンド13は、保持している基板500の下面との距離を検出可能なセンサSを備える。つまり、センサSは、ハンド13に載置されている基板500や、ハンド13の上方にある基板500を検出可能である。
なお、図1には、先端側が2つに分岐したハンド13の各分岐部分にそれぞれセンサSが設けられた場合(センサSの個数が2つである場合)を示したが、センサSの個数は1つであってもよい。また、ハンド13の先端側が3つ以上に分岐する場合には、各分岐部分にそれぞれセンサSを設けることとしてもよい。つまり、分岐部の数と同数のセンサSをハンド13に設けることとしてもよい。
コントローラ20は、基板500の載置位置(XY座標)における「載置高さ(Z座標)」を含む載置情報を記憶し、かかる載置高さからハンド13を下降させた場合に、基板500がハンド13から離れた「離反高さ(Z座標)」を検出する。そして、コントローラ20は、載置高さと離反高さとの差分に基づいて基板500のたわみ量を算出する。なお、コントローラ20の構成の詳細については図8を用いて後述することとする。
具体的には、図1における正面図ST1の上段に示したように、ハンド13は基板500を保持した状態でカセット200における収容段を示すスロットに基板500を搬入すべくハンド13を挿入する。ここで、カセット200のスロットにおける「載置高さ」が「z1」であるとする。なお、載置高さとは、各スロットにおける支持部の上面の高さを指す。ハンド13は、載置高さよりも高い位置でカセット200に挿入され、挿入高さから下降することで基板500を各スロットの載置高さに載置する。そして、正面図ST1の下段に示したように、さらにハンド13を下降させると、基板500がたわむように変形していき、高さ「z2」でハンド13から基板500が離れる。
このように、基板がハンド13から離れる高さを「離反高さ」と呼び、かかる「離反高さ」が「z2」であるとする。ここで、離反高さは、ハンド13におけるセンサSによって計測される。なお、正面図ST1には、基板500の「たわみ量」が「d」である場合を示している。この場合、たわみ量(d)は、式(d=z1-z2)であらわすことができる。
このように、基板500の載置高さからハンド13を下降させることで基板500がハンド13から離れた離反高さを検出し、載置高さと検出した離反高さとの差分によって基板500のたわみ量を算出する。これにより、コントローラ20は、基板500のたわみ量を取得することができる。このようにすることで、たとえば、搬入済の基板500との接触を回避するために、あらたな基板500の搬入高さを調整したり、あらたな基板500の搬入を中止したりすることが可能となる。
したがって、図1に示した搬送システム1によれば、基板500にたわみがあった場合であっても、搬入済の基板500と、ハンド13やハンド13に保持された基板500との接触による基板500の破損を防止することができる。なお、基板500の厚みが薄くなるほど、たわみ量が大きくなる傾向があるため、基板500の厚みが基板500の主面の面積に対して薄い場合には、上記したたわみ量の取得は特に有用である。
また、図1には基板500を多段に収容するカセット200を例示したが、1つの基板500を載置する載置場所についても、図1に示したたわみ量の取得手順を適用することができる。たとえば、基板の向きを整えるアライナに基板を搬入する際に、たわみ量を取得しておき、アライナから基板500を搬出する際に、取得したたわみ量に対応する高さに調整したハンド13で、基板500にアクセスして搬出することができる。これにより、ハンド13と、搬出対象となる基板500との接触を回避することが可能となる。
次に、図1に示したセンサSについて、図2を用いて説明する。図2は、センサSの検出範囲を示す側面模式図である。なお、説明をわかりやすくする観点から、図2に示した基板500では、たわみによる変形の記載を省略している。また、図2に示した高さ(z1およびz2)は、図1の正面図ST1に示した載置高さ(z1)および離反高さ(z2)とそれぞれ対応している。また、高さ(z3)は、離反高さ(z2)よりも低い位置を指す。
図2に示すように、センサSは、ハンド13における上面13uよりも低い位置に設けられる。ここで、センサSは、上方に限定的な検出範囲DAを有する限定反射型ファイバーセンサである。なお、センサSとして、レーザ変位センサや静電容量センサを用いることとしてもよい。
図2に示した場合では、センサSは、ハンド13の上面13uに対応する高さ(z3)から離反高さ(z2)までの範囲にある対象物を検出することができるものとする。つまり、センサSは、高さ(z3)から離反高さ(z2)までの範囲では、「ON」の信号を、高さ(z3)よりも近い範囲および離反高さ(z2)よりも遠い範囲では、「OFF」の信号を、それぞれ出力する。なお、ハンド13の上面13uの高さは、基板500が横方向に移動することを防止しつつ基板500を支持するパッド等の表面高さを含めた高さである。
このように、センサSは、基板500の下面500dが高さ(z3)から離反高さ(z2)までの範囲にある場合には、基板500を検出することができる。つまり、センサSは、ハンド13における上面13uに基板500の下面500dがある場合を検出可能であるので、センサSは、基板500がハンド13に載置されているか否かを検出する、いわゆる在荷センサ(基板有無センサ)の役割を兼ねることができる。したがって、センサSを用いることで、ハンド13に搭載するセンサ数を削減することができる。
ここで、図1の正面図ST1に示した離反高さ(z2)の検出は、基板500とハンド13とが所定距離だけ離れてはじめて行われる点について説明する。図2に示したように、センサSの検出範囲DAのZ軸に沿う向きの距離を「d1」とすると、ハンド13の上面13uと、基板500の下面500dとが、「d1」だけ離れてはじめて、センサSの出力信号が「OFF」となる。したがって、離反高さ(z2)は、式(z2=z3+d1)であらわすことができる。このようにして、図1の正面図ST1に示した離反高さ(z2)を算出することができる。
次に、図1に示したロボット10の構成例について図3を用いて説明する。図3は、ロボット10の斜視図である。なお、図3はロボット10を斜め上方からみた斜視図に相当する。
図3に示すように、ロボット10は、たとえば、水平多関節型のスカラ型アームと、昇降機構とを有する水平多関節ロボットである。ロボット10は、本体部10aと、昇降部10bと、第1アーム11と、第2アーム12と、ハンド13とを備える。本体部10aは、たとえば、搬送室の床面などに固定され、昇降部10bを昇降させる昇降機構を内蔵する。
昇降部10bは、第1アーム11の基端側を第1軸A1まわりに回転可能に支持するとともに、昇降軸A0に沿って昇降する。なお、昇降部10b自体を第1軸A1まわりに回転させることとしてもよい。また、第1軸A1を、昇降部10bの上面におけるY軸負方向に寄せて配置することとしてもよい。第1軸A1を同図のY軸負方向に寄せて配置することで、第1アーム11を長くすることができる。
第1アーム11は、第2アーム12の基端側を第2軸A2まわりに回転可能に先端側で支持する。第2アーム12は、ハンド13の基端側を第3軸A3まわりに回転可能に先端側で支持する。
このように、ロボット10は、第1アーム11、第2アーム12およびハンド13の3リンクを含んだ水平多関節ロボットである。また、ロボット10は、上記したように、昇降機構を有しているので、カセット200内に多段収容される基板500に対してそれぞれアクセスしたり、ハンド13を下降させる動作によって収容された各基板500のたわみ量を取得したりすることができる。
ハンド13は、第1延伸部13aと、第2延伸部13bと、基部13cとを備える。第1延伸部13aおよび第2延伸部13bは、基部13cから分岐して間隔をあけて対向するように延伸する。また、第1延伸部13aおよび第2延伸部13bにおける上面の基端側(基部13c側)には、それぞれ、センサS1およびセンサS2が設けられる。また、図1等に示した基板500は、第1延伸部13aおよび第2延伸部13bによって支持される。なお、センサS1およびセンサS2の位置関係については図4Bを用いて後述することとする。
次に、図1に示したカセット200について図4Aおよび図4Bを用いて説明する。図4Aは、カセット200の正面模式図であり、図4Bは、カセット200の上面模式図である。なお、図4Bには、カセット200における基板500の受け渡し位置にあるハンド13を破線で示している。
図4Aに示すように、カセット200の正面は開口しており、カセット200の内部における天面201と底面202との間には、基板500をそれぞれ収容可能なN(Nは2以上の整数)段のスロットを有する。各スロットには、カセット200の奥行きに沿う向き(Y軸方向)にそれぞれ延伸する第1支持部211、第2支持部212および第3支持部213が設けられる。
ここで、各スロットは、基板500を載置高さ(s)でそれぞれ支持する。なお、各段の載置高さを区別する場合には、1段目の高さを載置高さ(s1)、2段目の高さを載置高さ(s2)、N段目の高さを載置高さ(sN)のように記載することとする。また、スロット間のピッチ(p)は等間隔であるとする。
第1支持部211および第2支持部212は、カセット200の内部における側面205に設けられる。また、第3支持部213は、カセット200の幅方向(X軸方向)について、第1支持部211および第2支持部212の中間位置に設けられる。すなわち、カセット200は、正面視において基板500を3箇所で支持する。なお、図4Aでは、第3支持部213が1つである場合を示したが、たとえば、第3支持部213を各支持部の間隔が等間隔となるように2つ以上設けることとしてもよい。
ここで、図4Bに示すように、第3支持部213は、カセット200の背面203から正面204へ向けて延伸する棒状(バー状)の部材であり、第1支持部211および第2支持部212の最前端よりも、最前端がカセット200の背面203寄りにある。つまり、第3支持部213の奥行き方向(Y軸方向)の延伸長さは、第1支持部211および第2支持部212の延伸長さよりも短い。
このように、第3支持部213の最前端が短いと、第3支持部213によって支持される基板500の正面側が前垂れする可能性がある。ここで、センサSは、ハンド13における各延伸部の基端側にある。したがって、かかる前垂れの影響を加味したたわみ量を、センサSで検出しやすい。なお、本実施形態では、センサSをハンド13における各延伸部の基端側に設ける場合について説明するが、各延伸部の先端側に設けることとしてもよい。
また、図4Bに示したように、ハンド13は、カセット200における第1支持部211と第3支持部213との間に挿入可能な第1延伸部13aと、第2支持部212と第3支持部213との間に挿入可能な第2延伸部13bとを備える。なお、上記したように、第3支持部213を2つ以上設ける場合には、各支持部の間にそれぞれ挿入可能な数の延伸部をハンド13に設けることとしてもよい。
このように、カセット200は、カセット200の正面からみて基板500の両端をそれぞれ支持する第1支持部211および第2支持部212を備える。また、カセット200は、第1支持部211および第2支持部212の中間位置で基板500を支持する第3支持部213を備える。
また、ハンド13は、カセット200における第1支持部211と第3支持部213との間に挿入可能な第1延伸部13aと、第2支持部212と第3支持部213との間に挿入可能な第2延伸部13bとを少なくとも備える。そして、センサSは、ハンド13における第1延伸部13aおよび第2延伸部13bの基端側にそれぞれ設けられる。つまり、センサSをハンド13全体としての基端側に設けることで、ハンド13の振動に伴うセンサSの検知精度の悪化を低減することができる。
このように、正面視において3点で基板を支持するカセット200と、二股形状のハンド13とを組み合わせることで、ハンド13における2つの延伸部のセンサSで基板500のたわみやすい部位をそれぞれ検出しやすくなる。また、ハンド13における各延伸部の基端側にセンサSを設けることで、センサSを各延伸部の先端側に設ける場合よりも、各延伸部の振動に伴う検出精度の悪化を低減することが可能になる。
また、図4Bに示したように、各センサS(センサS1およびセンサS2)は、ハンド13がカセット200内部における基板500の受け渡し位置にある場合に、上面視で、第3支持部213の最前端(y2)と、基板500の最前端(y1)との間にある。このように、カセット200の奥行き方向(Y軸方向)について、各センサSのハンド13への搭載位置を上記した範囲とすることで、第3支持部213が短いことによる基板500の前垂れの影響を各センサSで検出しやすい。
次に、検出したたわみ量に基づく基板500の搬入可否に関する判定処理について図5を用いて説明する。図5は、基板500の搬入可否に関する判定処理の説明図である。なお、図5では、基板500をカセット200の1段目(一番上の段)に搬入してたわみ量を検出し、カセット200の2段目にあらたな基板500を搬入可能か否かについて判定する流れを3つのフェーズ(フェーズS51、フェーズS52およびフェーズS53)で示している。
図5のフェーズS51に示すように、基板500を保持したハンド13は、基板500をカセット200における一段目のスロットにおける載置高さ(s1)に載置するために、載置高さ(s1)よりも高い高さでハンド13をカセット200に進入させる。なお、図5では、各載置高さ(s)よりもマージン(m)だけ高い進入高さ(h1)でハンド13を進入させる場合を示している。
なお、マージン(m)の大きさは、ハンド13の厚み、基板500の厚み、カセット200における各支持部の鉛直向きの幅等に応じてあらかじめ定められるものとする。なお、図5では、カセット200の各段におけるマージン(m)が同じ場合を示したが、スロットごとに異なる大きさとすることとしてもよい。
フェーズS51に示したハンド13を下降させると、フェーズS52に示すように、基板500は、カセット200における一段目のスロットに載置高さ(s1)に載置される。さらに、ハンド13を下降させていくと、基板500はカセット200のスロットおよびハンド13に支持された状態で変形していく。具体的には、基板500はハンド13に支持されたまま、自重によってカセット200における第1支持部211と第3支持部213との間や、第2支持部212と第3支持部213との間がたわんで変形する。そして、基板500から離れたハンド13は、カセット200外へ退出する。
なお、フェーズS52では、基板500における、ハンド13における第1延伸部13aによって支持された部位のたわみ量が「d2」で、第2延伸部13bによって支持されていた部位のたわみ量が「d3」である場合を示している、なお、2つのたわみ量が異なる場合には、大きいほうの値が、基板500のたわみ量(d)として採用される。
つづいて、フェーズS53に示すように、図1に示したコントローラ20は、あらたな基板を保持したハンド13が、二段目のスロットにおける進入高さ(h2)でカセット200に進入可能か否かを判定する。すなわち、一段目のスロットに載置された基板500のたわみ量(d)に基づき、搬入済のたわんだ基板500の下面と、ハンド13に保持されたあらたな基板500の上面との間に安全間隔があるか否かが判定される。
なお、安全間隔の大きさはあらかじめ設定することができる。そして、安全間隔があると判定された場合には、コントローラ20は、二段目のスロットに向けてハンド13が進入可能と判定し、一方、安全間隔がないと判定された場合には、進入不可と判定する。なお、フェーズS53には、進入高さ(h2)で進入予定のハンド13を参考のため記載している。
一方、コントローラ20が進入不可と判定した場合には、エラーメッセージを表示するなどして二段目のスロットへのハンド13の進入を中止する。なお、二段目の直下にあたる三段目のスロットへあらたな基板500の搬入を行うこととしてもよい。なお、フェーズS53には、進入高さ(h2)でのハンド13の進入が可能な場合の例を示している。
このように、図1等に示したロボット10は、カセット200への基板500の搬入を上段から下段へ向かう順序で行う。また、コントローラ20は、カセット200に対して最後に搬入した基板500のたわみ量に基づいて直下の段へのあらたな基板500の搬入可否を判定する。そして、搬入可と判定された場合には、直下の段へあらたな基板500を搬入する。一方、搬入不可と判定された場合には、たとえば、直下の段の一つ下の段へあらたな基板500を搬入する。
カセット200への基板500の搬入を上から下の順序で行うことで、基板500の搬入作業を迅速に行うことができる。また、直上の段に搬入した基板500のたわみ量を利用して直下の段への基板の搬入可否を判定するので、接触による基板500の破損を防止することができる。
次に、センサS1およびセンサS2を利用した基板向きの検出処理について図6を用いて説明する。図6は、基板向き検出処理の説明図である。なお、図6では、図5に示したカセット200の記載を省略している。また、基板向きのずれ角度については、説明をわかりやすくする観点から誇張して記載している。また、図6では、ハンド13の延伸向きがY軸向きに沿っている場合について記載している。
図6に示すように、ハンド13をY軸正方向へ移動させる場合について説明する。ここで、ハンド13の延伸向きと基板の向きとが相対的にずれている場合、Y軸の座標が同じになるように配置されたセンサS1およびセンサS2は、基板500におけるハンド13寄りの辺501の検出タイミングにずれが生じる。
図6に示したように、基板500の下方を通過するようにハンド13をY軸正方向へ移動させた場合、センサS2は、基板の辺501を座標(y3)で検出する。一方、センサS1は、辺501を座標(y3)よりも大きい座標(y4)で検出する。ここで、センサS1と、センサS2との間隔を「w」とすると、相対的なずれ角度(θ)は、式(θ=arctan((y4-y3)/w))であらわされる。
このように、図1に示したコントローラ20は、第1延伸部13aおよび第2延伸部13bの基端側にそれぞれ設けられたセンサS(センサS1およびセンサS2)に基板500における辺501を検出させることによって、搬送対象となる基板500のハンド13に対する向きを検出させる。
そして、ハンド13の向きと、基板500の向きとが相対的にずれていることが検出された場合には、ずれ角度(θ)を補正した角度で、再度、ハンド13を基板500へ向けて移動させることで、基板500をまっすぐにハンド13に保持させることができる。なお、図6に示した場合では、ハンド13を時計回りに「θ」だけ回転させたうえで、基板500における辺501の中央へ向けてハンド13を移動させることとすればよい。
次に、図1に示した搬送システム1が設置される搬送室における各装置の配置例について図7を用いて説明する。図7は、搬送室の上面図である。図7に示すように、搬送室には、ロボット10およびコントローラ20を含む搬送システム1と、カセット200と、アライナ300と、処理装置400とが配置される。
ここで、搬送室は、図示略の筐体に囲われたエリアであって、上部から下方へ向けて清浄な気流が形成されるように設けられている。また、アライナ300は、基板500の向きを整えるために鉛直向きのZ軸まわりに回転する回転軸に接続された載置台を有する。また、処理装置400は、基板500に対して基板500の製造工程ごとに各種の加工処理を行う装置である。
なお、少なくともカセット200およびアライナ300は、ロボット10がアクセス可能な範囲にそれぞれ設置される。本実施形態では、ロボット10がカセット200からアライナ300へ基板500を搬送し、アライナ300からはたとえば別の搬送手段を用いて基板500が後工程の処理装置400へと搬送される。なお、図7に示すように処理装置400がロボット10のアクセス可能な範囲に設置され、ロボット10がアライナ300から処理装置400へ基板500を搬送することとしてもよい。また、図7では、カセット200、アライナ300および処理装置400を1つずつ示したが、各装置の数を限定するものではない。つまり、各装置は、2つ以上配置することとしてもよい。
上記したように搬送システム1は、カセット200に載置された基板500のたわみ量を検出するが、同様に、アライナ300に載置された基板500や、処理装置400に載置された基板500のたわみ量についても、同様の手順で検知することができる。
次に、図1に示した搬送システム1の構成について図8を用いて説明する。図8は、搬送システム1のブロック図である。搬送システム1は、ロボット10と、ロボット10の動作を制御するコントローラ20とを備える。なお、ロボット10の構成例については図3を用いて既に説明したので、以下では、コントローラ20の構成について主に説明することとする。
図8に示すように、コントローラ20は、制御部21と、記憶部22とを備える。制御部21は、動作制御部21aと、検出部21bと、算出部21cとを備える。また、記憶部22は、教示情報22aと、載置情報22bと、たわみ量情報22cとを記憶する。また、コントローラ20は、ロボット10に接続される。
ここで、コントローラ20は、たとえば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、入出力ポートなどを有するコンピュータや各種の回路を含む。
コンピュータのCPUは、たとえば、ROMに記憶されたプログラムを読み出して実行することによって、制御部21の動作制御部21a、検出部21bおよび算出部21cとして機能する。また、制御部21の動作制御部21a、検出部21bおよび算出部21cの少なくともいずれか一つまたは全部をASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアで構成することもできる。
記憶部22は、たとえば、RAMやHDDに対応する。RAMやHDDは、教示情報22a、載置情報22bおよびたわみ量情報22cを記憶することができる。なお、コントローラ20は、有線や無線のネットワークで接続された他のコンピュータや可搬型記録媒体を介して上記したプログラムや各種情報を取得することとしてもよい。
動作制御部21aは、教示情報22a、載置情報22bおよびたわみ量情報22cに基づいてロボット10の動作制御を行う。具体的には、動作制御部21aは、記憶部22に記憶された教示情報22aに基づいてロボット10における各軸に対応するアクチュエータに指示することで、ロボット10に基板500の搬送を行わせる。また、動作制御部21aは、アクチュエータにおけるエンコーダ値を用いてフィードバック制御を行うなどしてロボット10の動作精度を向上させる。
また、動作制御部21aは、基板500の載置位置における載置高さを含む載置情報22bに基づいて基板500を各種載置位置に載置するが、基板500のたわみ量が検出された後は、かかるたわみ量を含んだたわみ量情報22cで載置情報22bを補正したハンド高さで、基板500の搬送を行う。
たとえば、基板500がたわみ量(d)だけ下方へたわんだ場合には、各種載置位置における載置高さからたわみ量(d)を引いた高さへ基板500を搬送する。なお、たわみ量(d)はマイナスの値であってもよい。これは、基板500が上方へたわむことも考えられるためである。
検出部21bは、各種載置位置における載置高さからハンド13を下降させた場合に、基板500がハンド13から離れた離反高さを検出する。なお、載置高さおよび離反高さは、ロボット10における昇降機構を駆動するアクチュエータのエンコーダ値およびセンサS(図2参照)の出力に基づいて取得するものとする。
そして、検出部21bは、検出した離反高さを算出部21cへ出力する。算出部21cは、載置高さと、離反高さとの差分に基づいて基板500のたわみ量を算出する。なお、かかる算出処理の詳細については図2を用いて既に説明したので、ここでの説明を省略する。
教示情報22aは、ロボット10へ動作を教示するティーチング段階で生成され、ハンド13の移動軌跡をはじめとするロボット10の動作を規定する「ジョブ」を含んだ情報である。なお、有線や無線のネットワークで接続された他のコンピュータで生成された教示情報22aを記憶部22に記憶させることとしてもよい。
載置情報22bは、図1等に示したカセット200の各段における基板500の載置高さを含んだ情報である。また、載置情報22bに、図7に示したアライナ300における基板500の載置高さや、処理装置400における基板500の載置高さを含めることもできる。このように、アライナ300や処理装置400に載置した基板500のたわみ量についても算出することで、基板500の厚みや可撓性が製造工程に応じて変化した場合であっても、その後の製造工程において算出済のたわみ量を利用することが可能となる。
たわみ量情報22cは、基板500のそれぞれについて、製造工程ごとに基板500のたわみ量を関連付けた情報である。基板500の製造工程が進んであらたなたわみ量が算出されるたびに、該当する基板500のたわみ量は、算出部21cによって最新の値に更新されていくことになる。
そして、動作制御部21aは、前工程までのたわみ量情報に基づいて次工程の搬送における搬送高さを調整することになる。このように、基板500ごと、製造工程ごとにたわみ量をたわみ量情報22cとして記憶するので、記憶したたわみ量情報22cを以降の製造工程で利用することが可能となり、接触による基板500の破損をより確実に防止することができる。
次に、図8に示したたわみ量情報22cの例について図9を用いて説明する。図9は、たわみ量情報22cの説明図である。図9に示すように、たわみ量情報22cは、「基板識別番号」、「製造工程番号」および「たわみ量」の各項目を含んだ情報である。基板識別番号は、各基板500(図1参照)を一意に識別する番号である。なお、識別番号をアルファベット等の記号を含んだ識別記号とすることとしてもよい。
製造工程番号は、基板500の製造工程を一意に識別する番号である。なお、製造工程番号は、識別番号と同様の製造工程記号としてもよい。また、たわみ量は、最新の製造工程番号に対応する製造工程において取得されたたわみ量である。
ここで、たわみ量情報22cには、1つの基板識別番号ごとに1つのレコードが存在するものとする。つまり、特定の基板識別番号の基板500について製造工程番号が増加していくと(製造工程が進んでいくと)、該当するレコードのたわみ量が更新されていくものとする。
たとえば、基板識別番号が「1」の製造工程番号は「5」であり、たわみ量は「2」である。また、基板識別番号が「11」の製造工程番号は「2」であり、たわみ量は「4」であり、基板識別番号が「41」の製造工程番号は「1」であり、たわみ量は「6」である。このように、各基板500について、たわみ量情報22cには、最新の製造工程におけるたわみ量で更新が記録されていく。また、製造工程が進んでいくと、かかるたわみ量が更新されていく。
なお、図9には、製造工程番号が大きくなるにつれてたわみ量が小さくなっていく場合を示した。これは、各製造工程において基板500の積層を進めていく場合には、基板500の厚みが増加するので、たわみ量が小さくなっていく傾向にあるためである。なお、基板500の材質や、製造工程の内容によっては、製造工程が進むと、たわみ量が大きくなる場合もある。
次に、各製造工程における搬送高さ調整処理について、図10を用いて説明する。図10は、搬送高さ調整処理の処理手順を示すフローチャートである。なお、図10には、任意の製造工程においてたわみ量を取得した場合に、次の製造工程における搬送高さを調整する手順について示している。
図10に示すように、コントローラ20(図8参照)の算出部21cは、基板500(図1参照)のたわみ量を算出する(ステップS101)。また、算出部21cは、ステップ101で算出されたたわみ量と、基板識別番号および製造工程番号とを関連付ける(ステップS102)。そして、算出部21cは、ステップS102で関連付けたレコードのたわみ量情報22cを更新する(ステップS103)。
つづいて、次の製造工程では、動作制御部21aは、最新のたわみ量情報22cに基づいて基板500の搬送高さを変更する(ステップS104)。つまり、動作制御部21aは、最新のたわみ量に対応した搬送高さへハンドの高さを変更する。そして、ロボット10は、変更後の搬送高さで基板500を搬送し(ステップS105)、処理を終了する。なお、搬送工程が進むたびに、ステップS101~ステップS105が繰り返されていくことになる。
上述してきたように、実施形態の一態様に係る搬送システム1は、ロボット10と、ロボット10の動作を制御するコントローラ20とを備える。ロボット10は、基板500を搬送するハンド13と、ハンド13を昇降させる昇降機構とを備える。ハンド13は、保持している基板500の下面との距離を検出可能なセンサSを備える。
また、コントローラ20は、記憶部22と、検出部21bと、算出部21cとを備える。記憶部22は、基板500の載置位置における載置高さを含む載置情報22bを記憶する。検出部21bは、載置高さからハンド13を下降させた場合に、基板500がハンド13から離れた離反高さを検出する。算出部21cは、載置高さと離反高さとの差分に基づいて基板500のたわみ量を算出する。
このように、基板500の載置高さからハンド13を下降させることで基板500がハンド13から離れた離反高さを検出し、載置高さと検出した離反高さとの差分によって基板500のたわみ量を算出することで、基板500のたわみ量を取得することができる。これにより、たとえば、あらたな基板500の搬入高さを調整したり、あらたな基板500の搬入を中止したりすることが可能となり、基板500のたわみがあった場合であっても接触による基板500の破損を防止することができる。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 搬送システム
10 ロボット
10a 本体部
10b 昇降部
11 第1アーム
12 第2アーム
13 ハンド
13a 第1延伸部
13b 第2延伸部
13c 基部
20 コントローラ
21 制御部
21a 動作制御部
21b 検出部
21c 算出部
22 記憶部
22a 教示情報
22b 載置情報
22c たわみ量情報
200 カセット
201 天面
202 底面
203 背面
204 正面
205 側面
211 第1支持部
212 第2支持部
213 第3支持部
300 アライナ
400 処理装置
500 基板
A0 昇降軸
A1 第1軸
A2 第2軸
A3 第3軸
S センサ

Claims (12)

  1. ロボットと、
    前記ロボットの動作を制御するコントローラと
    を備え、
    前記ロボットは、
    基板を搬送するハンドと、
    前記ハンドを昇降させる昇降機構と
    を備え、
    前記ハンドは、
    保持している前記基板の下面との距離を検出可能なセンサを備え、
    前記コントローラは、
    前記基板の載置位置における載置高さを含む載置情報を記憶する記憶部と、
    前記載置高さから前記ハンドを下降させた場合に、当該基板が前記ハンドから離れた離反高さを検出する検出部と、
    当該載置高さと当該離反高さとの差分に基づいて当該基板のたわみ量を算出する算出部と
    を備えることを特徴とする搬送システム。
  2. 前記ロボットは、
    前記基板を多段に収容するカセットに対して前記基板の搬出入を行い、
    前記載置情報は、
    前記カセットの各段における載置高さを含むこと
    を特徴とする請求項1に記載の搬送システム。
  3. 前記基板は、
    矩形のパネルであり、
    前記カセットは、
    該カセットの正面からみて前記基板の両端をそれぞれ支持する第1支持部および第2支持部と、
    前記正面からみて前記基板を前記第1支持部および前記第2支持部の中間位置で支持する第3支持部と
    を備え、
    前記ハンドは、
    前記第1支持部と前記第3支持部との間に挿入可能な第1延伸部と、前記第2支持部と前記第3支持部との間に挿入可能な第2延伸部とを少なくとも備え、
    前記センサは、
    前記第1延伸部および前記第2延伸部の基端側にそれぞれ設けられること
    を特徴とする請求項2に記載の搬送システム。
  4. 前記第3支持部は、
    前記カセットの背面から前記正面へ向けて延伸するバーであり、上面視で、前記第1支持部および前記第2支持部の最前端よりも最前端が前記カセットの背面寄りにあること
    を特徴とする請求項3に記載の搬送システム。
  5. 前記センサは、
    前記ハンドが前記カセットの内部における前記基板の受け渡し位置にある場合に、上面視で、前記第3支持部の最前端と、当該基板の最前端との間にあること
    を特徴とする請求項4に記載の搬送システム。
  6. 前記検出部は、
    前記第1延伸部および前記第2延伸部の基端側にそれぞれ設けられた前記センサに前記基板における前記ハンド寄りの辺を検出させることによって、搬送対象となる当該基板の前記ハンドに対する向きを検出すること
    を特徴とする請求項3に記載の搬送システム。
  7. 前記ロボットは、
    前記カセットへの前記基板の搬入を上段から下段へ向かう順序で行い、
    前記コントローラは、
    前記カセットに対して最後に搬入した前記基板のたわみ量に基づいて直下の段へのあらたな前記基板の搬入可否を判定する判定部
    をさらに備えることを特徴とする請求項2に記載の搬送システム。
  8. 前記センサは、
    前記ハンドの基端側に設けられること
    を特徴とする請求項1に記載の搬送システム。
  9. 前記検出部は、
    前記基板が前記ハンドによって保持されているか否かを前記センサによって検出すること
    を特徴とする請求項1に記載の搬送システム。
  10. 前記ロボットは、
    前記基板の向きを整えるアライナに対して前記基板の搬出入を行い、
    前記載置情報は、
    前記アライナにおける載置高さを含むこと
    を特徴とする請求項1に記載の搬送システム。
  11. 前記算出部は、
    前記基板のそれぞれについて、製造工程ごとに当該基板の前記たわみ量を関連付けたたわみ量情報を前記記憶部に記憶させ、
    前記ロボットは、
    前工程までの前記たわみ量情報に基づいて次工程の搬送における搬送高さを調整すること
    を特徴する請求項1に記載の搬送システム。
  12. ロボットと、前記ロボットの動作を制御するコントローラとを備え、前記ロボットは、基板を搬送するハンドと、前記ハンドを昇降させる昇降機構とを備え、前記ハンドは、保持している前記基板の下面との距離を検出可能なセンサを備える搬送システムが実行する搬送方法であって、
    前記基板の載置位置における載置高さを含む載置情報を記憶することと、
    前記載置高さから前記ハンドを下降させた場合に、当該基板が前記ハンドから離れた離反高さを検出することと、
    当該載置高さと当該離反高さとの差分に基づいて当該基板のたわみ量を算出することと
    を含むことを特徴とする搬送方法。
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