JP2024051663A - センサ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】センサ装置の空間分解能を向上させる。【解決手段】センサ装置は、基板厚さ方向に並んで配置された複数の基板と、複数の基板上にわたって配置された複数のセンサと、を備え、複数の基板を平面視したときに、複数のセンサそれぞれが異なる位置に配置されている。【選択図】図2

Description

本発明は、センサ装置に関する。
例えば特許文献1は、配管に対して設けられた複数の磁気センサのセンシングデータに基づいて、配管の減肉を検出する技術を開示する。
特開2021-144015号公報 特開2021-163161号公報
センサ装置の空間分解能を向上させるためには、複数のセンサの高密度配置が必要になるが、センサのパッケージサイズ、周辺部品、配線等の関係で、限りがある。
本発明の一側面は、センサ装置の空間分解能を向上させる。
一側面に係るセンサ装置は、基板厚さ方向に並んで配置された複数の基板と、複数の基板上にわたって配置された複数のセンサと、を備え、複数の基板を平面視したときに、複数のセンサそれぞれが異なる位置に配置されている。
本発明によれば、センサ装置の空間分解能を向上させることができる。
実施形態に係るセンサ装置を含むセンサシステムの概略構成の例を示す図である。 センサ装置の概略構成の例を示す分解斜視図である。 センサ配置の例を示す図である。 基板レイアウトの例を示す図である。 センサ装置の概略構成の例を示す分解斜視図である。 センサ配置の例を示す図である。 センサ装置の概略構成の例を示す図である。 センサ装置の概略構成の例を示す図である。 センサ装置の概略構成の例を示す図である。
以下、図面を参照しつつ実施形態について説明する。同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は適宜省略する。
図1は、実施形態に係るセンサ装置を含むセンサシステムの概略構成の例を示す図である。センサシステム1は、例えば対象物の監視に用いられる。対象物として、配管9が例示される。矛盾の無い範囲において、配管9は対象物に適宜読み替えられてよい。配管9の詳細は後述する。
センサシステム1は、センサ装置2と、情報処理装置7とを含む。センサ装置2及び情報処理装置7は、少なくともセンサ装置2から情報処理装置7にデータ送信できるように、通信可能に構成される。
センサ装置2は、複数の基板3と、複数のセンサ4とを含む。図1には、基板3に対するXYZ座標系も示される。X軸方向及びY軸方向(XY平面方向)は、基板3の面方向に相当する。Z軸方向は、基板3の厚さ方向に相当する。XY平面方向を、基板面方向とも称する。Z軸方向を、基板厚さ方向とも称する。
複数の基板3は、基板厚さ方向(Z軸方向)に並んで配置される。複数の基板3は、積層するように配置されてもよい。図1に示される例では、複数の基板3として、2つの基板3が例示される。2つの基板3のうちの第1の基板を、基板31と称し図示する。第2の基板を、基板32と称し図示する。Z軸負方向に、基板31及び基板32がこの順に配置される。
複数のセンサ4は、複数の基板3上にわたって配置される。図2及び図3も参照して説明する。
図2は、センサ装置の概略構成の例を示す分解斜視図である。基板31及び基板32がZ軸方向に分解されて示される。複数のセンサ4は、基板31上及び基板32上に分けて配置される。
複数のセンサ4のうち、基板31上に配置されるセンサ4を、センサ41(第1のセンサ)と称し図示する。複数のセンサ41が、基板31上に2次元状にアレイ配置される。
複数のセンサ4のうち、基板32上に配置されるセンサ4を、センサ42(第2のセンサ)と称し図示する。複数のセンサ42が、基板32上に2次元状にアレイ配置される。
この例では、複数のセンサ41は、基板31のZ軸正方向側の面上に配置される。複数のセンサ42は、基板32上のZ軸正方向側の面上に配置される。基板厚さ方向(Z軸方向)において、複数のセンサ41及び複数のセンサ42は、基板31を挟んで互いに反対側に位置している。
図3は、センサ配置の例を示す図である。図3の(A)には、基板厚さ方向、より具体的に、Z軸負方向にみたときのセンサ配置の例が示される。基板31の背後に位置する基板32及びセンサ42は、破線で示される。複数の基板3を平面視したとき(Z軸方向にみたとき)に、複数のセンサ4それぞれは、互いに異なる位置に配置されている。
図3の(B)及び図3の(C)には、基板面方向、より具体的に、X軸正方向及びY軸負方向にみたときのセンサ配置の例が示される。基板31上に配置された複数のセンサ41と、基板32上に配置された複数のセンサ42とは、基板厚さ方向(Z軸方向)において、互いに異なる位置に配置されている。また、この例では、図3の(B)に示されるように、Y軸方向において、センサ41及びセンサ42が交互に配置されている。図3の(C)に示されるように、X軸方向において、センサ41及びセンサ42が交互に配置されている。
なお、図3に示される例では、基板32上に配置された複数のセンサ42が、基板31上に配置された複数のセンサ41の間を埋めるように配置される。従って、センサ42の数は、センサ41の数よりも少なくなる。これに限らず、複数のセンサ41が複数のセンサ42の間を埋めるように配置されてもよく、その場合、センサ41の数は、センサ42数よりも少なくなる。また、センサ41及びセンサ42は、互いに数が同じになるように配置されてもよい。
センサ装置2によれば、複数のセンサ4を複数の基板3上にわたって3次元状に配置することができる。これにより、例えば複数のセンサ4を1つの基板3上に2次元配置する場合よりも、基板面方向(XY平面方向)におけるセンサ4どうしの間隔を短くし、複数のセンサ4を高密度に配置することができる。その分、センサ装置2の空間分解能を向上させることができる。
なお、基板3上に配置されたセンサ4どうしの間には、例えばセンサ4を駆動等するための周辺部品、配線等が配置される。このため、1つの基板3上に配置されたセンサ4どうしの間の間隔を狭くすることには限りがある。図4を参照して説明する。
図4は、基板レイアウトの例を示す図である。図示される基板3は、基板31及び基板32のいずれであってもよい。基板3は、基板3上に配置されたセンサ4どうしの間に、センサ周辺領域Rを有する。具体的に、センサ周辺領域Rは、X軸方向、Y軸方向、また、それらの間の方向(斜め方向)において、隣り合うセンサ4どうしの間に位置している。
センサ周辺領域Rに配置されるいくつかの要素が、部品P及び配線Lとして符号を付して例示される。部品Pの例は、抵抗器、コイル、コンデンサ等である。配線Lの例は、電源線、信号線、グラウンド線、ランドパターン等である。
この図4と、先に説明した図3の(A)との対比から理解されるように、基板厚さ方向(Z軸方向)にみたときに、基板32上に配置された複数のセンサ42のうちの少なくとも一部のセンサ42は、基板31のセンサ周辺領域Rと重なり得る。同様に、基板31上に配置された複数のセンサ41のうちの少なくとも一部のセンサ41は、基板32のセンサ周辺領域Rと重なり得る。センサ周辺領域Rと重なるようにセンサ4を配置することができるので、複数のセンサ4の高密度配置が可能になる。
図1に戻り、配管9について説明する。配管9は、例えば炭素鋼配管等の金属製の配管であってよい。配管9は予め着磁されていてよい。着磁の手法はとくに限定されないが、例えば特許文献1に示される手法が用いられてよい。
センサ装置2は、配管9に取り付けられ、配管9の周囲に生じる磁場を検出する。この場合のセンサ4は、磁気センサある。以下では、センサ4は、磁束密度を検出する磁気センサであるものとする。例えば、3軸方向の磁束密度がセンサ4によって検出される。
センサ装置2は、複数のセンサ4が配管9の側面に対向するように、配管9に取り付けられる。複数のセンサ4は、配管9の側面に対して例えばアレイ状に設置される。
一実施形態において、複数の基板3は、いずれも可撓性を有するフレキシブル基板であってよい。複数の基板3が配管9の側面にフィットするように、センサ装置2を配管9に取り付けることができる。例示される配管9の形状に限らず、さまざまな任意形状に対するセンサ装置2の取り付けが容易になる。
配管9に取り付けられた複数のセンサ4それぞれの位置で、磁束密度が検出される。複数のセンサ4の検出結果を示すデータを、センシングデータと称する。このセンシングデータは、配管9の側面に沿った磁束密度の分布を示すデータであり、センサ装置2から情報処理装置7に送信される。
情報処理装置7は、センサ装置2からのセンシングデータに基づいて、配管9を監視する。配管9の監視は、配管9の厚さの減少(減肉)の検出を含む。具体的に、配管9が腐食する等して減肉が生じると、その減肉部分に応じた漏れ磁束が発生し、センシングデータに示される磁束密度分布が変化する。情報処理装置7は、そのような磁束密度分布の変化に基づいて、配管9の減肉の発生、ひいては腐食等の発生を検出する。
磁束密度分布の変化に基づく配管9の減肉の検出の具体的な手法はとくに限定されず、種々の公知のアルゴリズム等が用いられてよい。例えば、参照データに示される磁束密度分布と、センサ装置2から得られたセンシングデータに示される磁束密度分布との比較結果に基づいて、配管9の減肉が検出されてよい。この手法は、パターンマッチング等とも称される。或いは、特許文献2に示されるように、参照データと、センサ装置2から得られたセンシングデータとの差分に基づく判定指標の度数分布に基づいて、配管9の減肉が検出されてもよい。
情報処理装置7は、例えば上記のようなアルゴリズムを実行できるように設計される。設計は、ハードウェア設計であってもよいし、ソフトウェア設計であってもよい。情報処理装置7は、PC等の汎用のコンピュータを用いて実現されてもよい。
以上で説明したセンサシステム1では、センサ装置2を用いることで、配管9を非破壊で監視することができる。センサ装置2では、複数のセンサ4が複数の基板3上にわたって高密度に配置される。その分、センサ装置2の空間分解能を向上させることができる。対象物が配管9であれば、その側面に沿った磁束密度分布をより正確に検出し、監視精度を向上させることができる。
例えば、センサ装置2が1つの基板31だけを含む場合には、基板31上のセンサ41どうしの間、すなわち基板31のセンサ周辺領域Rでの磁束密度が検出できず、その位置の減肉の検出が難しくなる。センサ装置2が基板32も含むことにより、基板31のセンサ周辺領域Rでの磁束密度を、基板32上のセンサ42で検出することができる。その位置の減肉も検出できる可能性が高まる。結果として、配管9の減肉の検出率を向上させることができる。
<変形例>
開示される技術は、上記実施形態に限定されない。いくつかの変形例について述べる。
上記実施形態では、センサ装置2が、複数の基板3として、基板31及び基板32の2つの基板3を含む場合を例に挙げて説明した。ただし、センサ装置2は、3つ以上の基板3を含んでもよい。複数のセンサ4をさらに高密度に配置して、センサの空間分解能をさらに向上させることができる。
上記実施形態では、センサ4が磁気センサである場合を例に挙げて説明した。ただし、磁気センサ以外のさまざまなセンサが、センサ4として用いられてよい。また、配管9以外のさまざまな物が対象物となり得る。
一実施形態において、複数の基板3は、基板面方向(XY平面方向)において互いの位置をずらして配置された同一設計基板であってよい。基板を統一することで、コストを削減したり、部品管理が行い易くなったりする等のメリットが得られる。図5及び図6を参照して説明する。
図5は、センサ装置の概略構成の例を示す分解斜視図である。複数の基板3として、基板31及び基板32が例示される。基板32は、基板31と同じに設計された基板である。基板32に配置可能なセンサ4の数及び配置位置は、基板31と同じである。
この例では、実際に基板32上に配置されるセンサ42の数は、基板31上に配置されるセンサ41の数よりも少ない。基板32上においてセンサ42が配置されない部分(未実装部分)は、一点鎖線で仮想的に示される。
図6は、センサ配置の例を示す図である。図6の(A)において、基板32及びセンサ42のうち、基板31及びセンサ41の背後に位置する部分は破線で示される。これまでと同様に、複数のセンサ41及び複数のセンサ42は、基板面方向(XY平面方向)において、互いに異なる位置に配置されている。
図6の(B)及び図6の(C)に示されるように、複数のセンサ41と、複数のセンサ42とは、基板厚さ方向(Z軸方向)において、互いに異なる位置に配置されている。また、Y軸方向及びX軸方向において、センサ41及びセンサ42が交互に配置されている。
一実施形態において、センサ装置2は、複数の基板3の保持する基板ホルダを備えてよい。種々の公知のホルダ構成が採用されてよい。基板ホルダには、温度変化等に起因して伸縮等するものもある。とくに、基板3の伸縮率と基板ホルダ5の伸縮率とが互いに異なると、基板ホルダの伸縮に起因して、基板3及びセンサ4に予期せぬ伸縮、曲げ等の力が生じ、センサ4の検出結果が変動等する可能性がある。このような問題に対処するために、基板ホルダは、複数の基板3がその基板ホルダの伸縮の影響を受けないように、複数の基板3を保持してよい。図7~図9を参照して説明する。
図7~図9は、センサ装置の概略構成の例を示す図である。図7は、センサ装置2の分解斜視図である。図8は、センサ装置2の斜視図である。図9は、この後で説明する基板ホルダ5の概略構成の例を示す斜視図である。
図7に示されるように、基板31はネジ穴31bを含み、基板32はネジ穴32bを含む。ネジ穴31bは、基板31の長手方向の一端部(X軸負方向側部分)の近くに設けられる。同様に、ネジ穴32bは、基板32の一端部の近くに設けられる。
センサ装置2は、基板ホルダ5と、ネジ61と、ネジ62とをさらに含む。基板ホルダ5は、基板31と基板32との間に設けられ、一方の面(Z軸正方向側の面)で基板31を保持し、他方の面(Z軸負方向側の面)で基板32を保持する。基板ホルダ5は、基板31及び基板32を保持した状態で、図示しない筐体に収容されてよい。基板ホルダ5のいくつかの要素について説明する。
基板ホルダ5は、ネジ穴50bを含む。ネジ穴50bには、基板ホルダ5を筐体に固定するためのネジ(不図示)が挿通される。この例では、基板ホルダ5は、長手方向(X軸方向)の両端部それぞれにネジ穴50bを含み、その部分が図示しない筐体に固定される。
基板ホルダ5は、固定面51aと、ネジ穴51bと、弾性固定部51cとを含む。基板ホルダ5の長手方向(X軸方向)において、固定面51aは、ネジ穴51bと弾性固定部51cとの間に設けられる。換言すると、ネジ穴51b及び弾性固定部51cは、固定面51aを挟んで互いに反対側に設けられる。この例では、基板ホルダ5の長手方向の一端部(X軸負方向側端部)の近くにネジ穴51bが設けられ、他端部(X軸正方向側端部)の近くに弾性固定部51cが設けられる。
固定面51aは、基板31を基板ホルダ5とは反対側(Z軸正方向側)に向けて支持するように、基板31の一部に当接する。この例では、固定面51aは、一対の固定面51a、51aであり、基板31の短手方向(Y軸方向)の両端の縁部の一部に当接する。
ネジ穴51bには、ネジ61が嵌められる。ネジ61は、基板31を基板ホルダ5に押し付けて固定するように、基板31のネジ穴31bを通り、基板ホルダ5のネジ穴51bに嵌めらる。
弾性固定部51cは、基板31を基板ホルダ5に押し付けて固定する。この例では、弾性固定部51cは、一対の弾性固定部51c、51cであり、基板31の短手方向(Y軸方向)の両端の縁部の一部に当接するフック形状を有する。弾性固定部51cは、弾性変形可能である。
基板31は、ネジ穴51b及びネジ61によって基板ホルダ5しっかりと固定される一方で、弾性固定部51cによって基板ホルダ5に柔軟に固定される。この例では、長手方向(X軸方向)において、ネジ穴51b及びネジ61が基板31及び基板ホルダ5を一箇所で固定しているだけなので、基板31が基板ホルダ5の伸縮から独立して伸縮可能である。短手方向(Y軸方向)において、弾性固定部51cが基板31及び基板ホルダ5の両側を固定しているので、基板31が基板ホルダ5の伸縮から独立して伸縮可能である。
上記の構成によれば、温度変化等に起因して基板ホルダ5が基板31やセンサ41とは異なる伸縮率で伸縮した場合でも、伸縮の相違が吸収される。従って、基板31及びセンサ41が基板ホルダ5の伸縮の影響を受けるのを防ぐことができる。
基板32に関しても、基板ホルダ5は、固定面(図には表れない)と、ネジ穴52bと、弾性固定部52cとを含む。これらは上記の固定面51a、ネジ穴51b及び弾性固定部51cと同様であるので説明は省略する。
なお、基板厚さ方向(Z軸方向)に3つ以上の基板3を配置してもよく、その場合は、複数の基板ホルダ5が同じ筐体に収容され、筐体内に固定されてよい。例えば、各基板ホルダ5のネジ穴50bを長いネジで挿通して固定してよい。ネジ穴50bの周辺部どうしの間には、比較的大きい厚さを有するワッシャを介在させてよい。複数のセンサ4は、すべての基板3にわたって間隔が均等になるように配置されてよい。
基板面方向(XY平面方向)に複数の基板3を並べて配置してもよく、その場合は、1つの基板ホルダ5が、基板面方向に並ぶ2つ以上の基板3を支持するように構成されてよい。或いは、複数の基板ホルダ5が並んで配置されるように、筐体内に収容されてよい。
上記のように複数の基板ホルダ5を組み合わせて用いる場合には、基板ホルダ5におけるネジ穴50bやネジ穴51b等の位置を変えることで、センサ4の位置をずらして配置することができる。
例えばセンサ41が磁気センサの場合の基板ホルダ5の材料は、非磁性体材料であってよい。基板ホルダ5が磁化することによる、センサ41の検出性能等への影響を防ぐことができる。
以上で説明した技術は、例えば次のように特定される。開示される技術の1つは、センサ装置2である。図1~図3等を参照して説明したように、センサ装置2は、基板厚さ方向(Z軸方向)に並んで配置された複数の基板3と、複数の基板3上にわたって配置された複数のセンサ4と、を備える。複数の基板3を平面視したとき(Z軸方向にみたとき)に、複数のセンサ4それぞれは、互いに異なる位置に配置されている。
上記のセンサ装置2によれば、複数のセンサ4を複数の基板3上にわたって配置することで、例えば1つの基板3上に配置する場合よりも、基板面方向(XY平面方向)におけるセンサ4どうしの間隔を短くし、複数のセンサ4を高密度に配置することができる。従って、センサ装置2の空間分解能を向上させることができる。
図1~図3等を参照して説明したように、複数の基板3は、基板31(第1の基板)と、基板32(第2の基板)と、を含み、複数のセンサ4は、基板31上に配置された複数のセンサ41(第1のセンサ)と、基板32上に配置された複数のセンサ42(第2のセンサ)と、を含み、基板厚さ方向(Z軸方向)において、基板31上に配置された複数のセンサ41と、基板32上に配置された複数のセンサ42とは、互いに異なる位置に配置されていてよい。また、基板面方向(XY平面方向)において、センサ41及びセンサ42は、交互に配置されていてよい。例えばこのように複数のセンサ4を複数の基板3上にわたって3次元上に配置することで、複数のセンサ4を高密度に配置することができる。
図3及び図4等を参照して説明したように、複数の基板3それぞれは、当該基板3上に配置されたセンサ4どうしの間に、部品P及び配線Lが配置されたセンサ周辺領域Rを有し、複数の基板3を平面視したとき(Z軸方向にみたとき)に、基板32上に配置された複数のセンサ42のうちの少なくとも一部のセンサ42は、基板31のセンサ周辺領域Rと重なっていてよい。これにより、基板3上にセンサ4を配置することのできないセンサ周辺領域Rが存在する場合でも、複数のセンサ4を高密度に配置することができる。
図1等を参照して説明したように、複数の基板3は、可撓性を有してよい。これにより、任意形状物に対するセンサ装置2の取り付けが容易になる。
図5及び図6等を参照して説明したように、複数の基板3は、基板面方向(XY平面方向)において互いの位置をずらして配置された同一設計基板であってよい。基板3を統一することで、コストを削減したり、部品管理が行い易くなったりする等のメリットが得られる。
図7~図9等を参照して説明したように、センサ装置2は、複数の基板3を保持する基板ホルダ5を備え、基板ホルダ5は、複数の基板3が基板ホルダ5の伸縮の影響を受けないように、複数の基板3を保持してよい。これにより、基板ホルダ5の伸縮に起因して生じ得るセンサ4の検出結果の変動等を抑制することができる。
図1等を参照して説明したように、複数のセンサ4は、いずれも磁気センサであり、センサ装置2は、金属製の対象物、(例えば配管9)に取り付けられてよい。これにより、対象物における腐食の発生を検出することができる。センサ装置2は、複数のセンサ4が配管9の側面に対向するように、配管9に取り付けられてよい。これにより、配管9の減肉の発生を検出することができる。
これまで説明した技術特徴のうち、排他的でない技術特徴は適宜組み合わされてよい。
開示される技術特徴の組合せのいくつかの例を以下に記載する。
(1)
基板厚さ方向に並んで配置された複数の基板と、
前記複数の基板上にわたって配置された複数のセンサと、
を備え、
前記複数の基板を平面視したときに、前記複数のセンサそれぞれが異なる位置に配置されている、
センサ装置。
(2)
前記複数の基板は、
第1の基板と、
第2の基板と、
を含み、
前記複数のセンサは、
前記第1の基板上に配置された複数の第1のセンサと、
前記第2の基板上に配置された複数の第2のセンサと、
を含み、
前記基板厚さ方向において、前記第1の基板上に配置された複数の第1のセンサと、前記第2の基板上に配置された前記複数の第2のセンサとは、互いに異なる位置に配置されている、
(1)に記載のセンサ装置。
(3)
基板面方向において、前記第1のセンサ及び前記第2のセンサは、交互に配置されている、
(2)に記載のセンサ装置。
(4)
前記複数の基板それぞれは、当該基板上に配置された前記センサどうしの間に、部品及び配線が配置されたセンサ周辺領域を有し、
前記複数の基板を平面視したときに、前記第2の基板上に配置された前記複数の第2のセンサのうちの少なくとも一部の第2のセンサは、前記第1の基板の前記センサ周辺領域と重なっている、
(2)又は(3)に記載のセンサ装置。
(5)
前記複数の基板は、可撓性を有する、
(1)~(4)のいずれかに記載のセンサ装置。
(6)
前記複数の基板は、前記基板面方向において互いの位置をずらして配置された同一設計基板である、
(1)~(5)のいずれかに記載のセンサ装置。
(7)
前記複数の基板を保持する基板ホルダを備え、
前記基板ホルダは、前記複数の基板が前記基板ホルダの伸縮の影響を受けないように、前記複数の基板を保持する、
(1)~(6)のいずれかに記載のセンサ装置。
(8)
前記複数のセンサは、いずれも磁気センサであり、
前記センサ装置は、金属製の対象物に取り付けられる、
(1)~(7)のいずれかに記載のセンサ装置。
(9)
前記複数のセンサが配管の側面に対向するように、前記配管に取り付けられる、
(1)~(8)のいずれかに記載のセンサ装置。
1 センサシステム
2 センサ装置
3 基板
31 基板
31b ネジ穴
32 基板
32b ネジ穴
4 センサ
41 センサ
42 センサ
5 基板ホルダ
50b ネジ穴
51a 固定面
51b ネジ穴
51c 弾性固定部
52b ネジ穴
52c 弾性固定部
61 ネジ
62 ネジ
7 情報処理装置
9 配管
L 配線
P 部品
R センサ周辺領域

Claims (9)

  1. 基板厚さ方向に並んで配置された複数の基板と、
    前記複数の基板上にわたって配置された複数のセンサと、
    を備え、
    前記複数の基板を平面視したときに、前記複数のセンサそれぞれが異なる位置に配置されている、
    センサ装置。
  2. 前記複数の基板は、
    第1の基板と、
    第2の基板と、
    を含み、
    前記複数のセンサは、
    前記第1の基板上に配置された複数の第1のセンサと、
    前記第2の基板上に配置された複数の第2のセンサと、
    を含み、
    前記基板厚さ方向において、前記第1の基板上に配置された複数の第1のセンサと、前記第2の基板上に配置された前記複数の第2のセンサとは、互いに異なる位置に配置されている、
    請求項1に記載のセンサ装置。
  3. 基板面方向において、前記第1のセンサ及び前記第2のセンサは、交互に配置されている、
    請求項2に記載のセンサ装置。
  4. 前記複数の基板それぞれは、当該基板上に配置された前記センサどうしの間に、部品及び配線が配置されたセンサ周辺領域を有し、
    前記複数の基板を平面視したときに、前記第2の基板上に配置された前記複数の第2のセンサのうちの少なくとも一部の第2のセンサは、前記第1の基板の前記センサ周辺領域と重なっている、
    請求項2又は3に記載のセンサ装置。
  5. 前記複数の基板は、可撓性を有する、
    請求項1~3のいずれか1項に記載のセンサ装置。
  6. 前記複数の基板は、基板面方向において互いの位置をずらして配置された同一設計基板である、
    請求項1~3のいずれか1項に記載のセンサ装置。
  7. 前記複数の基板を保持する基板ホルダを備え、
    前記基板ホルダは、前記複数の基板が前記基板ホルダの伸縮の影響を受けないように、前記複数の基板を保持する、
    請求項1~3のいずれか1項に記載のセンサ装置。
  8. 前記複数のセンサは、いずれも磁気センサであり、
    前記センサ装置は、金属製の対象物に取り付けられる、
    請求項1~3のいずれか1項に記載のセンサ装置。
  9. 前記複数のセンサが配管の側面に対向するように、前記配管に取り付けられる、
    請求項1~3のいずれか1項に記載のセンサ装置。
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