JP2024050107A - ブローバイガス処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ブローバイガス中の水分が凝縮し、凍結して氷が生成された場合に、生成された氷を除去し、クランクケース内圧の異常上昇を防止することが可能なブローバイガス処理装置を提供する。【解決手段】ブローバイガス処理装置60は、クランクケース10bとスロットルバルブ13の下流側とを連通しブローバイガスを吸気系に還流する第1掃気ライン61及び第2掃気ライン64と、第1掃気ライン61に介装され、吸気系の圧力に応じてブローバイガスの流量を調節するPCVバルブ62と、スロットルバルブ13の上流側とクランクケース10bとを連通し新気を導入する新気ライン63と、第2掃気ライン64に介装され、クランクケース10bの内圧が正圧となり、かつ、クランクケース10bの内圧と吸気系の圧力との差圧が所定圧よりも大きくなると開弁する差圧弁65とを備え、第1掃気ライン61と第2掃気ライン64とは熱交換可能とされている。【選択図】 図1

Description

本発明は、ブローバイガス処理装置に関する。
従来から、シリンダとピストンとの間からクランクケースに漏れ出したブローバイガスの環境(大気)への放出を防止するために、ブローバイガスをエンジンの吸気系に戻して燃焼させ処理するブローバイガス処理装置が広く用いられている(例えば、特許文献1参照)。
ブローバイガス処理装置は、例えば、クランクケース内部とスロットルバルブの下流側とを連通しブローバイガスを吸気系に還流(導入)する掃気ライン(PCVライン)と、掃気ラインを流れるブローバイガスの流量を調節するPCV(Positive Crankcase Ventilation)バルブと、スロットルバルブの上流側とクランクケース内部とを連通し新気を導入する新気ラインとを有して構成されている。
特開2010-173548号公報
ところで、例えば、極低温環境下においては、外部の冷たい空気によって水分を含んだブローバイガスが冷却され、ブローバイガス中の水分が凝縮し、凍結して氷が生成されることがある。そして、その氷によって掃気ラインや新気ラインが閉塞して、クランクケース内圧が異常上昇するおそれがある。
本発明は、上記問題点を解消する為になされたものであり、ブローバイガス中の水分が凝縮し、凍結して氷が生成された場合に、生成された氷を除去し、クランクケース内圧の異常上昇を防止することが可能なブローバイガス処理装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係るブローバイガス処理装置は、クランクケースと吸気系のスロットルバルブ下流側とを連通しブローバイガスを吸気系に還流する第1掃気ラインと、吸気系のスロットルバルブ上流側とクランクケースとを連通し新気を導入する新気ラインと、第1掃気ラインに介装され、吸気系の圧力に応じてブローバイガスの流量を調節する流量制御弁と、クランクケースと吸気系のスロットルバルブ下流側とを連通しブローバイガスを吸気系に還流する第2掃気ラインと、第2掃気ラインに介装され、クランクケースの内圧が正圧となり、かつ、クランクケースの内圧と吸気系の圧力との差圧が所定圧よりも大きくなると開弁する差圧弁とを備え、第1掃気ラインと第2掃気ラインとが熱交換可能とされていることを特徴とする。
本発明によれば、ブローバイガス中の水分が凝縮し、凍結して氷が生成された場合に、生成された氷を除去し、クランクケース内圧の異常上昇を防止することが可能となる。
実施形態に係るブローバイガス処理装置が適用されたエンジンの構成を示す図である。 実施形態に係るブローバイガス処理装置の要部の構成を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、特に区別する必要がある場合を除いて、図中、同一又は相当部分には同一符号を用いることとする。また、各図において、同一要素には同一符号を付して重複する説明を省略する。
まず、図1及び図2を併せて用いて、実施形態に係るブローバイガス処理装置60の構成について説明する。図1は、ブローバイガス処理装置60が適用されたエンジン10の構成を示す図である。図2は、ブローバイガス処理装置60の要部(第2掃気ライン64及び差圧弁65等)の構成を示す図である。
エンジン10は、どのような型式のものでもよいが、例えば水平対向型の4気筒ガソリンエンジンである。また、エンジン10は、シリンダ内(筒内)に燃料を直接噴射する筒内噴射式のエンジンである。エンジン10では、エアクリーナ16から吸入された空気が、吸気管15に設けられた電子制御式スロットルバルブ(以下、単に「スロットルバルブ」ともいう)13により絞られ、インテークマニホールド11を通り、エンジン10に形成された各気筒に吸入される。なお、吸気管15及びインテークマニホールド11は、特許請求の範囲に記載の吸気系に相当する。
ここで、エアクリーナ16から吸入された空気の量は、エアクリーナ16とスロットルバルブ13との間に配置されたエアフローメータ14により検出される。また、インテークマニホールド11を構成するコレクター部(サージタンク)の内部には、インテークマニホールド11内の圧力(吸気管負圧)を検出するバキュームセンサ30が配設されている。さらに、スロットルバルブ13には、該スロットルバルブ13の開度を検出するスロットル開度センサ31が配設されている。
シリンダヘッドには、気筒毎に吸気ポート22と排気ポート23とが形成されている(図1では片バンクのみ示した)。各吸気ポート22、排気ポート23それぞれには、該吸気ポート22、排気ポート23を開閉する吸気バルブ24、排気バルブ25が設けられている。吸気バルブ24を駆動する吸気カム軸と吸気カムプーリとの間には、吸気カムプーリと吸気カム軸とを相対回動してクランクシャフト10aに対する吸気カム軸の回転位相(変位角)を連続的に変更して、吸気バルブ24のバルブタイミング(開閉タイミング)を進遅角する可変バルブタイミング機構26が配設されている。この可変バルブタイミング機構26により吸気バルブ24の開閉タイミングがエンジン運転状態に応じて可変設定される。
同様に、排気カム軸と排気カムプーリとの間には、排気カムプーリと排気カム軸とを相対回動してクランクシャフト10aに対する排気カム軸の回転位相(変位角)を連続的に変更して、排気バルブ25のバルブタイミング(開閉タイミング)を進遅角する可変バルブタイミング機構27が配設されている。この可変バルブタイミング機構27により排気バルブ25の開閉タイミングがエンジン運転状態に応じて可変設定される。
エンジン10の各気筒には、シリンダ内に燃料を噴射するインジェクタ12が取り付けられている。インジェクタ12は、高圧燃料ポンプ(図示省略)により加圧された燃料を各気筒の燃焼室内へ直接噴射する。
また、各気筒のシリンダヘッドには、混合気に点火する点火プラグ17、及び該点火プラグ17に高電圧を印加するイグナイタ内蔵型コイル21が取り付けられている。エンジン10の各気筒では、吸入された空気とインジェクタ12によって噴射された燃料との混合気が点火プラグ17により点火されて燃焼する。燃焼後の排気ガスは排気管18を通して排出される。
排気管18の集合部の下流かつ排気浄化触媒20の上流には、空燃比センサ19が取り付けられている。空燃比センサ19としては、排気ガス中の酸素濃度、未燃ガス濃度に応じた信号(すなわち混合気の空燃比に応じた信号)を出力でき、空燃比をリニアに検出することができるリニア空燃比センサ(LAFセンサ)が用いられる。
空燃比センサ19の下流には排気浄化触媒20が配設されている。排気浄化触媒20は三元触媒であり、排気ガス中の炭化水素(HC)及び一酸化炭素(CO)の酸化と、窒素酸化物(NOx)の還元を同時に行い、排気ガス中の有害ガス成分を無害な二酸化炭素(CO)、水蒸気(HO)及び窒素(N)に清浄化するものである。排気浄化触媒20の下流側には、排気音を低減する消音器(マフラ)43が取り付けられている。
排気管18には、エンジン10から排出された排気ガスの一部を、エンジン10のインテークマニホールド11に再循環させる排気ガス再循環装置(以下「EGR(Exhaust Gas Recirculation)装置」という)40が設けられている。EGR装置40は、エンジン10の排気管18とインテークマニホールド11とを連通するEGR配管41、及びEGR配管41上に介装され、排気ガス還流量(EGR流量)を調節するEGRバルブ42を有している。EGRバルブ42は、エンジン10の運転状態に応じて、後述する電子制御装置50によって開度(EGRSTP)が制御される。
上述したエアフローメータ14、空燃比センサ19、バキュームセンサ30、スロットル開度センサ31に加え、エンジン10のカムシャフト近傍には、エンジン10の気筒判別を行うためのカム角センサ32が取り付けられている。また、エンジン10のクランクシャフト10a近傍には、クランクシャフト10aの回転位置を検出するクランク角センサ33が取り付けられている。ここで、クランクシャフト10aの端部には、例えば、2歯欠歯した34歯の突起が10°間隔で形成されたタイミングロータ33aが取り付けられており、クランク角センサ33は、タイミングロータ33aの突起の有無を検出することにより、クランクシャフト10aの回転位置を検出する。カム角センサ32及びクランク角センサ33としては、例えば電磁ピックアップ式のものなどが用いられる。
これらのセンサは、電子制御装置(以下「ECU」という)50に接続されている。さらに、ECU50には、エンジン10の冷却水の温度を検出する水温センサ34、潤滑油の温度を検出する油温センサ35、アクセルペダルの踏み込み量すなわちアクセルペダルの操作量を検出するアクセルペダルセンサ36、及び、車両の速度を検出する車速センサ37等の各種センサも接続されている。
ECU50は、演算を行うマイクロプロセッサ、該マイクロプロセッサに各処理を実行させるためのプログラム等を記憶するEEPROM、演算結果などの各種データを記憶するRAM、バッテリ等によってその記憶内容が保持されるバックアップRAM、及び、入出力I/F等を有して構成されている。また、ECU50は、インジェクタ12を駆動するインジェクタドライバ、点火信号を出力する出力回路、及び、電子制御式スロットルバルブ13を開閉する電動モータ13aを駆動するモータドライバ等を備えている。
ECU50では、カム角センサ32の出力から気筒が判別され、クランク角センサ33の出力から回転角速度およびエンジン回転数が求められる。また、ECU50では、上述した各種センサから入力される検出信号に基づいて、吸入空気量、吸気管負圧、アクセルペダル操作量、混合気の空燃比、及び、エンジン10の水温や油温等の各種情報が取得される。そして、ECU50は、取得したこれらの各種情報に基づいて、燃料噴射量や点火時期、及び、スロットルバルブ13やEGRバルブ42等の各種デバイスを制御することによりエンジン10を総合的に制御する。
また、エンジン10は、燃焼室からシリンダとピストンとの間を通してクランクケース10b内に漏れ出したブローバイガスを吸気管15等(吸気系)に導入して燃焼させるブローバイガス処理装置60を備えている。ブローバイガス処理装置60は、クランクケース10b内部と吸気管15等のスロットルバルブ13の下流側とを連通しブローバイガスを吸気管15等に還流(導入)する第1掃気ライン(PCVライン)61と、第1掃気ライン61に介装され、吸気管15等の圧力に応じて、第1掃気ライン61を流れるブローバイガスの流量を調節するPCVバルブ62(特許請求の範囲に記載の流量制御弁に相当)と、スロットルバルブ13の上流側とクランクケース10b内部とを連通し新気を導入する新気ライン63とを含んで構成されている。
なお、本実施形態では、PCVバルブ62として、例えば、クランクケース10bとスロットルバルブ13の下流側(例えばインテークマニホールド11)との圧力差によって差動するタイプのものを用いた。
ところで、例えば、-20℃以下の極低温環境下においては、外部の冷たい空気によって水分を含んだブローバイガスが冷却され、ブローバイガス中の水分が凝縮し、凍結して氷が生成されることがある。そして、その氷によって第1掃気ライン61等が閉塞した場合、クランクケース内圧の異常上昇が生じ得る。
そこで、本実施形態に係るブローバイガス処理装置60は、ブローバイガス中の水分が凝縮し、凍結して氷が生成された場合に、生成された氷を除去し(すなわち、第1掃気ライン61等の閉塞を解消し)、クランクケース内圧の異常上昇を防止する機能を有している。
そのため、ブローバイガス処理装置60は、上述した構成に加えて、第2掃気ライン64と、第2掃気ライン64に介装された差圧弁65とを備えている。
第2掃気ライン64は、クランクケース10b内部と吸気管15等のスロットルバルブ13の下流側とを連通しブローバイガスを吸気管15等に還流(導入)する。第2掃気ライン64は、第1掃気ライン61と熱交換可能とされている。
より具体的には、熱交換可能とするため、第2掃気ライン64は、少なくとも一部分が、第1掃気ライン61に接触して(密着して)巻き付けられている。特に、凍結し易い(閉塞し易い)PCVバルブ62と熱交換可能とするため、図2に示されるように、第2掃気ライン64は、少なくとも一部分が、第1掃気ライン61に介装されたPCVバルブ62の周囲に接触して巻き付けられることが好ましい。
第2掃気ライン64に介装される差圧弁65は、例えば、弁体651と、弁体651に対して閉弁方向の付勢力を付与するコイルスプリング652(付勢部材)とを有して構成されるオン・オフバルブである。差圧弁65(コイルスプリング652)は、クランクケース10bの内圧が正圧となり、かつ、クランクケース10bの内圧と吸気系の圧力との差圧(圧力差)が所定圧よりも大きくなると開弁する(すなわちクランクケース10b内部と吸気管15等とを連通する)ように設定されている。そのため、第1掃気ライン61が閉塞してクランクケース10bの内圧が上昇すると、差圧弁65が開き、第2掃気ライン64にブローバイガスが流れる。
一方、差圧弁65は、クランクケース10bの内圧が負圧のときや、クランクケース10bの内圧と吸気系の圧力との差圧(圧力差)が所定圧以下のときは、クランクケース10b内部と吸気管15等との連通を遮断する。すなわち、差圧弁65は、通常は閉じている(ノーマリクローズ)。そのため、第1掃気ライン61が閉塞していないときには、第2掃気ライン64にはブローバイガスが流れない。
差圧弁65は、凍結による閉塞を生じ難くするため、クランクケース10b(シリンダブロック)の内部又は近傍に配設される。また、PCVバルブ62よりも、凍結による閉塞を生じ難くするため、差圧弁65の開口面積は、PCVバルブ62の開口面積よりも大きく設定される。
上述したように構成されることにより、例えば、極低温環境下において、外部の冷たい空気によって水分を含んだブローバイガスが冷却され、ブローバイガス中の水分が凝縮し、凍結して氷が生成され、その氷によって第1掃気ライン61(PCVバルブ62)等が閉塞してクランクケース内圧が上昇すると、すなわち、クランクケース内圧が正圧となり、かつ、クランクケース内圧と吸気系の圧力との差圧が所定圧よりも大きくなると、差圧弁65が開弁して暖かいブローバイガスが第2掃気ライン64を流れる。
ここで、第1掃気ライン61と第2掃気ライン64とは熱交換可能とされているため、ブローバイガスで温められた第2掃気ライン64の熱で第1掃気ライン61(PCVバルブ62)の氷が融けて第1掃気ライン61の閉塞が解消される。なお、PCVバルブ62の閉塞が解消されることで、暖かいブローバイガスが第1掃気ライン61に流入するため、第1掃気ライン61の吸気管15等との接続箇所等に生成した氷も融ける。
なお、第1掃気ライン61の閉塞が解消されてクランクケース10bの内圧が正常に戻ると、差圧弁65は閉弁する。そして、第2掃気ライン64の連通が遮断され、ブローバイガスが流れなくなる(通常の状態に戻る)。このように、第2掃気ライン64には、第1掃気ライン61が閉塞したときにしか水分を含んだブローバイガスが流れないため、極低温環境下でも氷が生成されにくい。すなわち、第2掃気ライン64は凍結して閉塞し難い。
以上、詳細に説明したように、本実施形態によれば、第1掃気ライン61(PCVバルブ62)が凍結して閉塞することによりクランクケース内圧が上昇すると、すなわち、クランクケース内圧が正圧となり、かつ、クランクケース内圧と吸気系の圧力との差圧が所定圧よりも大きくなると、差圧弁65が開弁し、暖かいブローバイガスが第2掃気ライン64を流れる。そして、ブローバイガスで温められた第2掃気ライン64の熱で第1掃気ライン61(PCVバルブ62)の氷が融けて第1掃気ライン61の閉塞が解消される。その結果、ブローバイガス中の水分が凝縮し、凍結して氷が生成された場合に、生成された氷を除去し(すなわち第1掃気ライン61の閉塞を解消し)、クランクケース内圧の異常上昇を防止することが可能となる。
なお、第1掃気ライン61の閉塞が解消されてクランクケース10bの内圧が正常に戻ると、差圧弁65が閉弁されることにより、第2掃気ライン64の連通が遮断され、水分を含んだブローバイガスが流れなくなる。そのため、極低温環境下であっても第2掃気ライン64が凍結して閉塞することを防止できる。
本実施形態によれば、差圧弁65が、クランクケース10b(シリンダブロック)の内部又は近傍に配設されているため、エンジン10からの熱によって差圧弁65の凍結による閉塞を生じ難くすることができる。
また、本実施形態によれば、差圧弁65の開口面積が、PCVバルブ62の開口面積よりも大きく設定されているため、PCVバルブ62よりも、凍結による閉塞を生じ難くすることができる。
本実施形態によれば、第2掃気ライン64の少なくとも一部分が、第1掃気ライン61に接触して巻き付けられているため、効率よく熱交換することができる。
特に、本実施形態によれば、第2掃気ライン64の少なくとも一部分が、第1掃気ライン61に介装されたPCVバルブ62の周囲に接触して巻き付けられているため、凍結し易い(閉塞し易い)PCVバルブ62との間で効率よく熱交換することができ、PCVバルブ62の氷を効率よく融かして閉塞を解消することができる。なお、PCVバルブ62の閉塞が解消されることで、暖かいブローバイガスが第1掃気ライン61に流入するため、第1掃気ライン61の吸気管15等との接続箇所等に生成した氷も融かすことができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、第2掃気ライン64を、氷ができやすい(閉塞しやすい)PCVバルブ62の周囲に巻き付け熱交換可能としたが、第2掃気ライン64を巻き付ける箇所(熱交換箇所)は、上記実施形態に限られることなく、氷ができやすい他の箇所、例えば、第1掃気ライン61の吸気管15等との接続箇所や、新気ライン63の吸気管15等との接続箇所に巻き付けてもよい。
なお、第2掃気ライン64と第1掃気ライン61との熱交換の方法は上記実施形態に限られることなく、例えば、第2掃気ライン64を巻き付けることに代えて、又は加えて、第2掃気ライン64を第1掃気ライン61に接触させつつ並べて配設する構成等としてもよい。
上記実施形態では、本発明をNA(自然吸気)エンジンに適用した場合を例にして説明したが、本発明は、過給機(ターボチャージャ等)を備えたエンジンに適用することもできる。
10 エンジン
10a クランクシャフト
10b クランクケース
11 インテークマニホールド
13 電子制御式スロットルバルブ
15 吸気管
18 排気管
19 空燃比センサ
20 排気浄化触媒
40 排気ガス再循環装置
41 EGR配管
42 EGRバルブ
43 消音器
50 ECU
60 ブローバイガス処理装置
61 第1掃気ライン
62 PCVバルブ
63 新気ライン
64 第2掃気ライン
65 差圧弁
651 弁体
652 コイルスプリング

Claims (5)

  1. クランクケースと吸気系のスロットルバルブ下流側とを連通しブローバイガスを前記吸気系に還流する第1掃気ラインと、
    前記吸気系のスロットルバルブ上流側と前記クランクケースとを連通し新気を導入する新気ラインと、
    前記第1掃気ラインに介装され、前記吸気系の圧力に応じてブローバイガスの流量を調節する流量制御弁と、
    前記クランクケースと前記吸気系のスロットルバルブ下流側とを連通しブローバイガスを前記吸気系に還流する第2掃気ラインと、
    前記第2掃気ラインに介装され、前記クランクケースの内圧が正圧となり、かつ、前記クランクケースの内圧と前記吸気系の圧力との差圧が所定圧よりも大きくなると開弁する差圧弁と、を備え、
    前記第1掃気ラインと前記第2掃気ラインとは、熱交換可能とされていることを特徴とするブローバイガス処理装置。
  2. 前記差圧弁は、前記クランクケースの内部又は近傍に配設されていることを特徴とする請求項1に記載のブローバイガス処理装置。
  3. 前記差圧弁の開口面積は、前記流量制御弁の開口面積よりも大きいことを特徴とする請求項2に記載のブローバイガス処理装置。
  4. 前記第2掃気ラインは、少なくとも一部分が、前記第1掃気ラインに接触して巻き付けられていることを特徴とする請求項3に記載のブローバイガス処理装置。
  5. 前記第2掃気ラインは、少なくとも一部分が、前記第1掃気ラインに介装された前記流量制御弁の周囲に接触して巻き付けられていることを特徴とする請求項4に記載のブローバイガス処理装置。
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