JP2024048207A - X線ct装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】CTスキャン中において、ピンホールコリメータを用いずに、X線管の焦点位置に関する情報を特定すること。【解決手段】実施形態に係るX線CT装置は、記憶部と、取得部と、特定部とを備える。記憶部は、X線のエネルギースペクトルに関する第1の情報と、X線管の焦点位置に関する第2の情報とが対応付けられたテーブルを記憶する。取得部は、前記X線管から照射されるX線のエネルギースペクトルに関する第3の情報を取得する。特定部は、前記第3の情報と前記テーブルとに基づいて、補正焦点位置を特定する。【選択図】図1

Description

本明細書及び図面に開示の実施形態は、X線CT(Computed Tomography)装置に関する。
従来、フォトンカウンティングCTスキャンを実行可能なX線CT装置としてフォトンカウンティングCT装置が知られている。フォトンカウンティングCTスキャンでは、X線検出器で複数の任意のエネルギーの情報(エネルギー情報)を収集することができる。
また、従来のX線CT装置では、画像再構成処理を行う際に、X線管の焦点位置に関する情報が用いられる。ここで、CTスキャン(CT撮影)中において、X線管の陽極側のシャフトが熱膨張すること等の理由によって、X線管の焦点位置が移動してしまう場合がある。このため、例えば、従来、ピンホールが形成されたコリメータ(ピンホールコリメータ)を用いて、CTスキャン中にX線管の焦点位置を特定し、特定されたX線管の焦点位置に関する情報を用いて再構成処理を行うX線CT装置がある。
ここで、CTスキャン中において、ピンホールコリメータを用いずに、X線管の焦点位置に関する情報を特定することが望まれる。
特開2018-057655号公報 特表2019-503039号公報 特表2009-532161号公報 国際公開第2019/012686号
本明細書及び図面に開示の実施形態が解決しようとする課題の一つは、CTスキャン中において、ピンホールコリメータを用いずに、X線管の焦点位置に関する情報を特定することである。ただし、本明細書及び図面に開示の実施形態により解決しようとする課題は上記課題に限られない。後述する実施形態に示す各構成による各効果に対応する課題を他の課題として位置づけることもできる。
実施形態に係るX線CT装置は、記憶部と、取得部と、特定部とを備える。記憶部は、X線のエネルギースペクトルに関する第1の情報と、X線管の焦点位置に関する第2の情報とが対応付けられたテーブルを記憶する。取得部は、前記X線管から照射されるX線のエネルギースペクトルに関する第3の情報を取得する。特定部は、前記第3の情報と前記テーブルとに基づいて、補正焦点位置を特定する。
図1は、第1の実施形態に係るX線CT装置の構成例を示す図である。 図2は、第1の実施形態に係るX線管の構成の一例を示す図である。 図3は、第1の実施形態に係るX線管から照射されるX線に対して生じるヒール効果の一例について説明するための図である。 図4は、第1の実施形態に係る焦点位置特定用テーブルのデータ構造の一例を示す図である。 図5は、第1の実施形態に係るX線CT装置がCTスキャンを実行する場合の処理の流れの一例を説明するためのフローチャートである。 図6は、第1の実施形態の変形例に係るX線CT装置の構成例を示す図である。 図7は、第2の実施形態に係るX線CT装置が備える補正用検出器の構成例を示す図である。
以下、図面を参照して、各実施形態に係るX線CT装置を説明する。なお、一つの実施形態や一つの変形例に記載した内容は、矛盾しない限り、原則として他の実施形態や他の変形例にも同様に適用される。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係るX線CT装置1の構成例を示す図である。X線CT装置1は、フォトンカウンティングCTスキャン(フォトンカウンティングCT撮影)を実行可能なフォトンカウンティングCT装置である。すなわち、X線CT装置1は、従来の積分型(電流モード計測方式)の検出器ではなく、フォトンカウンティング方式のフォトンカウンティング検出器を用いて被検体Pを透過したX線の光子を計数することで、S/N比の高いX線CT画像データを再構成可能な装置である。図1に示すように、第1の実施形態に係るX線CT装置1は、架台10と、寝台20と、コンソール30とを有する。
架台10は、被検体PにX線を照射し、被検体Pを透過したX線に関するデータを収集する装置である。架台10は、X線高電圧装置11と、X線発生装置12と、X線検出器13と、データ収集回路14と、回転フレーム15と、架台制御装置16と、ピンホールコリメータ17とを有する。また、架台10において、図1に示すように、X軸、Y軸及びZ軸からなる直交座標系を定義する。すなわち、X軸は水平方向を示し、Y軸は鉛直方向を示し、Z軸は架台10が非チルト時の状態における回転フレーム15の回転中心軸方向を示す。
回転フレーム15は、X線発生装置12とX線検出器13とを被検体Pを挟んで対向するように支持し、後述する架台制御装置16によって被検体Pを中心とした円軌道にて高速に回転する円環状のフレームである。
X線発生装置12は、X線を発生し、発生したX線を被検体Pへ照射する装置である。X線発生装置12は、X線管(管球)12aと、ウェッジ12bと、コリメータ12cとを有する。
X線管12aは、X線高電圧装置11から高電圧の供給を受けて、陰極(フィラメントと呼ぶ場合もある)から陽極(ターゲット)に向けて熱電子を照射する真空管である。X線管12aは、回転フレーム15の回転にともなって、X線ビームを被検体Pに対して照射する。すなわち、X線管12aは、X線高電圧装置11から供給される高電圧を用いてX線を発生する。
また、X線管12aは、ファン角及びコーン角を持って広がるX線ビームを発生する。例えば、X線管12aは、X線高電圧装置11の制御により、フル再構成用に被検体Pの全周囲でX線を連続曝射したり、ハーフ再構成用にハーフ再構成可能な曝射範囲(180度+ファン角)でX線を連続曝射したりすることが可能である。また、X線管12aは、X線高電圧装置11の制御により、予め設定された位置(管球位置)でX線(パルスX線)を間欠曝射したりすることが可能である。また、X線高電圧装置11は、X線管12aから曝射されるX線の強度を変調させることも可能である。例えば、X線高電圧装置11は、特定の管球位置では、X線管12aから曝射されるX線の強度を強くし、特定の管球位置以外の範囲では、X線管12aから曝射されるX線の強度を弱くする。
ウェッジ12bは、X線管12aから曝射されたX線のX線量を調節するためのX線フィルタである。具体的には、ウェッジ12bは、X線管12aから被検体Pへ照射されるX線の分布が、予め定められた分布になるように、X線管12aから曝射されたX線を透過して減衰するフィルタである。例えば、ウェッジ12bは、所定のターゲット角度や所定の厚みとなるようにアルミニウムを加工したフィルタである。なお、ウェッジは、ウェッジフィルタ(wedge filter)や、ボウタイフィルタ(bow-tie filter)とも呼ばれる。
コリメータ12cは、鉛板等によって構成され、一部にスリットを有する。例えば、コリメータ12cは、後述するX線高電圧装置11の制御により、ウェッジ12bによってX線量が調節されたX線の照射範囲をスリットにより絞り込む。
なお、X線発生装置12のX線源は、X線管12aに限定されるものではない。例えば、X線発生装置12は、X線管12aに代えて、電子銃から発生した電子ビームを集束させるフォーカスコイルと電磁偏向させる偏向コイルと、被検体Pの半周を囲い偏向した電子ビームと衝突することによってX線を発生させるターゲットリングとによって構成されてもよい。
X線高電圧装置11は、変圧器(トランス)及び整流器等の電気回路から構成され、X線管12aに印加する高電圧を発生する機能を有する高電圧発生装置と、X線管12aが照射するX線に応じた出力電圧の制御を行うX線制御装置から構成される。高電圧発生装置は、変圧器方式であってもよいし、インバータ方式であっても構わない。例えば、X線高電圧装置11は、X線管12aに供給する管電圧や管電流を調整することで、被検体Pに対して照射されるX線量を調整する。また、X線高電圧装置11は、コンソール30の処理回路37から制御を受ける。
架台制御装置16は、CPU(Central Processing Unit)等によって構成される処理回路とモータ及びアクチュエータ等の駆動機構から構成される。架台制御装置16は、コンソール30に取り付けられた入力インターフェース31もしくは架台10に取り付けられた入力インターフェースからの入力信号を受けて、架台10の動作制御を行う機能を有する。例えば、架台制御装置16は、入力信号を受けて回転フレーム15を回転させることによって、被検体Pを中心とした円軌道上でX線管12aとX線検出器13とを旋回させる制御や、架台10をチルトさせる制御、及び寝台20及び天板22を動作させる制御を行う。架台制御装置16は、コンソール30の処理回路37から制御を受ける。
また、本実施形態では、架台制御装置16は、ピンホールコリメータ17の位置を制御する。例えば、架台制御装置16は、後述する焦点位置特定用テーブル35aにレコードを追加したり、焦点位置特定用テーブル35aに登録済みのレコードの登録内容を更新したりする場合に、X線管12aから照射されるX線の照射範囲内にピンホールコリメータ17が配置されるように、ピンホールコリメータ17を移動させる。なお、焦点位置特定用テーブル35aに新たにレコードを追加したり、焦点位置特定用テーブル35aに登録済みのレコードの登録内容を更新したりする場合とは、例えば、X線CT装置1を病院に搬入する前のタイミングであったり、X線管12aを交換した後のタイミングであったり、キャリブレーションを実行する場合等の被検体Pが寝台20に載置されていない場合が挙げられる。すなわち、CTスキャンが行われていない場合に、焦点位置特定用テーブル35aに各種の情報が登録されたり、焦点位置特定用テーブル35aの登録内容が更新されたりする。
また、架台制御装置16は、ピンホールコリメータ17の位置を制御する。例えば、架台制御装置16は、後述する焦点位置特定用テーブル35aにレコードを登録する場合に、X線管12aから照射されるX線の照射範囲内にピンホールコリメータ17が配置されるように、ピンホールコリメータ17を移動させる。なお、後述する焦点位置特定用テーブル35aにレコードを登録する場合とは、例えば、X線CT装置1を病院に搬入する前のタイミングであったり、X線管12aを交換するタイミングであったり、キャリブレーションを実行する場合等のCT撮影が行われない場合、すなわち、被検体Pが寝台20に載置されていない場合が挙げられる。
また、架台制御装置16は、CT撮影が行われない場合に、X線管12aから照射されるX線の照射範囲外にピンホールコリメータ17が配置されるように、ピンホールコリメータ17を移動させる。
X線検出器13は、複数のX線検出素子(「センサ」或いは単に「検出素子」とも言う)から構成され、計数したX線光子数(X線フォトン数)に応じた信号を出力するフォトンカウンティング検出器(光子計数型検出器)の一例である。また、X線検出素子は、フォトンカウンティング検出素子(光子計数型検出素子)の一例である。X線検出器13は、例えば、X線管12aの焦点を中心として1つの円弧に沿ってチャネル方向に複数のX線検出素子が配列された複数のX線検出素子列から構成される。X線検出器13は、チャネル方向に複数のX線検出素子が配列されたX線検出素子列がスライス方向に複数配列された構造を有する。X線検出器13の各X線検出素子は、X線発生装置12から照射され、被検体Pを通過したX線を検出し、当該X線量に対応した電気信号(パルス)を出力する。なお、各X線検出素子が出力する電気信号のことを検出信号とも言う。
例えば、X線検出器13が直接変換型のフォトンカウンティング検出器である場合について説明する。X線検出器13は、X線光子(X線フォトン)を検出するX線検出素子と、このX線検出素子に接続されて、X線検出素子が検出したX線光子を計数するASIC(Application Specific Integrated Circuit)とを備える検出部を複数有するフォトンカウンティング検出器である。
各X線検出素子は、X線光子が入射すると、X線検出素子に入射したX線を直接電荷に変換してASICに出力する。
ASICは、X線検出素子が出力した個々の電荷を弁別することで、X線検出素子に入射したX線光子の数を計数するとともに、個々の電荷の大きさに基づく演算処理を行なうことで、計数したX線光子のエネルギーを計測する。ASICは、複数のエネルギー帯域(エネルギービン)のそれぞれに対応するX線光子の数を計数し、複数のエネルギー帯域それぞれのX線光子の計数結果を示すデジタルデータを生成する。そして、ASICは、生成されたデジタルデータをデータ収集回路14に出力する。例えば、1つのASICから出力されるデジタルデータは、1画素のX線検出素子が検出したX線のエネルギースペクトルそのものである。
上述したような構成により、X線検出器13は、X線光子を検出してエネルギー情報を取得する。なお、X線検出器13は、例えば、グリッドと、シンチレータアレイと、光センサアレイとを備える間接変換型のフォトンカウンティング検出器であってもよい。シンチレータアレイは、複数のシンチレータを備え、シンチレータは入射X線エネルギーに応じた数の光を出力するシンチレータ結晶にて構成される。グリッドは、シンチレータアレイのX線入射側の面に配置され、散乱X線を吸収する機能を有するX線遮蔽板で構成される。光センサアレイは、シンチレータからの光量に応じた電気信号に変換する機能を有し、例えば、光電子増倍管等の光センサから構成される。ここで、光センサは、例えばPD(Photodiode)やAPD(Avalanche Photodiode)やSiPM(Silicon photomultipliers)などである。
データ収集回路14(DAS:Data Acquisition System)は、X線検出器13の各X線検出素子から計数処理の結果を収集して、検出データ(投影データ)を生成する回路である。言い換えると、データ収集回路14は、X線検出器13による計数結果を収集する。ここで、検出データは、例えば、サイノグラムである。サイノグラムとは、X線管12aの各位置において各X線検出素子に入射した計数処理の結果を並べたデータである。すなわち、サイノグラムは、X線管12aの各位置において各X線検出素子に入射したX線光子の各エネルギー帯域の計数結果を示す。データ収集回路14は、X線検出器13から各ビュー角度における計数処理の結果を収集して、サイノグラムを生成する。そして、データ収集回路14は、生成されたサイノグラムをコンソール30に送信する。
寝台20は、スキャン対象の被検体Pを載置、移動させる装置であり、寝台駆動装置21と、天板22と、基台23と、ベース(支持フレーム)24とを備えている。
天板22は、被検体Pが載置される板である。ベース24は、天板22を支持する。基台23は、ベース24を鉛直方向に移動可能に支持する筐体である。寝台駆動装置21は、被検体Pが載置された天板22を天板22の長軸方向へ移動して、被検体Pを回転フレーム15内に移動するモータあるいはアクチュエータである。なお、寝台駆動装置21は、天板22をX軸方向にも移動可能である。
なお、天板移動方法は、天板22だけを移動させてもよいし、寝台20のベース24ごと移動する方式であってもよい。また、立位CTである場合には、天板22に相当する患者移動機構を移動させる方式であってもよい。
なお、架台10は、例えば、天板22を移動させながら回転フレーム15を回転させて被検体Pをらせん状にスキャンするヘリカルスキャンを実行する。または、架台10は、天板22を移動させた後に被検体Pの位置を固定したままで回転フレーム15を回転させて被検体Pを円軌道にてスキャンするコンベンショナルスキャンを実行する。なお、以下の実施形態では、架台10と天板22との相対位置の変化が天板22を制御することによって実現されるものとして説明するが、実施形態はこれに限定されるものではない。例えば、架台10が自走式である場合、架台10の走行を制御することによって架台10と天板22との相対位置の変化が実現されてもよい。また、架台10の走行と天板22とを制御することによって架台10と天板22との相対位置の変化が実現されてもよい。
コンソール30は、操作者によるX線CT装置1の操作を受け付けるとともに、架台10によって収集されたサイノグラム(計数結果)を用いてX線CT画像データを再構成する装置である。コンソール30は、図1に示すように、入力インターフェース31と、ディスプレイ32と、メモリ35と、処理回路37とを有する。
入力インターフェース31は、操作者からの各種の入力操作を受け付け、受け付けた入力操作を電気信号に変換して処理回路37に出力する。例えば、入力インターフェース31は、投影データを収集する際の収集条件や、X線CT画像データを再構成する際の再構成条件、X線CT画像データから画像データ(後処理画像データ)を生成する際の画像処理条件等を操作者から受け付ける。例えば、入力インターフェース31は、マウスやキーボード、トラックボール、スイッチ、ボタン、ジョイスティック等により実現される。
ディスプレイ32は、各種の情報を表示する。例えば、ディスプレイ32は、処理回路37によって生成された画像データに基づく画像(X線CT画像)や、操作者からの各種操作を受け付けるためのGUI(Graphical User Interface)等を出力する。例えば、ディスプレイ32は、液晶ディスプレイやCRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ等によって構成される。
メモリ35は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、ハードディスク、光ディスク等により実現される。メモリ35は、例えば、投影データや再構成画像データを記憶する。また、メモリ35は、焦点位置特定用テーブル35aを記憶する。メモリ35は、記憶部の一例である。焦点位置特定用テーブル35aについては後述する。
処理回路37は、例えば、システム制御機能371、前処理機能372、再構成処理機能373、画像処理機能374、スキャン制御機能375、表示制御機能376、取得機能377及び特定機能378を実行する。ここで、例えば、図1に示す処理回路37の構成要素であるシステム制御機能371、前処理機能372、再構成処理機能373、画像処理機能374、スキャン制御機能375、表示制御機能376、取得機能377及び特定機能378が実行する各処理機能は、コンピュータによって実行可能なプログラムの形態でメモリ35内に記録されている。処理回路37は、例えば、プロセッサにより実現される。処理回路37は、メモリ35から各プログラムを読み出し、読み出した各プログラムを実行することで各プログラムに対応する機能を実現する。換言すると、各プログラムを読み出した状態の処理回路37は、図1の処理回路37内に示された各機能を有することとなる。
システム制御機能371は、入力インターフェース31を介して操作者から受け付けた入力操作に基づいて、処理回路37の各種機能を制御する。
前処理機能372は、データ収集回路14から出力された検出データに対して対数変換処理やオフセット補正処理、チャネル間の感度補正処理、チャネル間のゲイン補正処理、パイルアップ補正処理、応答関数補正処理、ビームハードニング補正等の前処理を施して生データを生成する。そして、前処理機能372は、生データをメモリ35に格納する。
なお、上述したように、データ収集回路14から出力されたデータを検出データと称し、検出データに対して対数変換処理やオフセット補正処理、チャネル間の感度補正処理、チャネル間のゲイン補正処理、パイルアップ補正処理、応答関数補正処理、ビームハードニング補正等の前処理を施したデータを生データと称する。また、検出データ及び生データを総称して投影データと称する。
再構成処理機能373は、前処理機能372により生成された生データに対して、フィルタ補正逆投影法や逐次近似再構成法等を用いた再構成処理を行ってX線CT画像データを生成する。なお、再構成処理機能373は、生データに対して再構成処理を行う際に、X線管12aの焦点位置を用いる。再構成処理機能373は、再構成したX線CT画像データをメモリ35に格納する。再構成処理機能373は、再構成処理部の一例である。
ここで、フォトンカウンティングCTで得られるサイノグラム(計数結果)から生成された投影データには、被検体Pを透過することで減弱されたX線のエネルギーの情報が含まれている。このため、再構成処理機能373は、例えば、特定のエネルギー成分のX線CT画像データを再構成することができる。また、再構成処理機能373は、例えば、複数のエネルギー成分それぞれのX線CT画像データを再構成することができる。
また、再構成処理機能373は、例えば、各エネルギー成分のX線CT画像データの各画素にエネルギー成分に応じた色調を割り当て、エネルギー成分に応じて色分けされた複数のX線CT画像データを重畳した画像データを生成する。また、再構成処理機能373は、例えば、物質固有のK吸収端を利用して、当該物質の同定が可能となる画像データを生成することができる。再構成処理機能373が生成する他の画像データとしては、単色X線画像データや密度画像データ、実効原子番号画像データ等が挙げられる。
また、X線CTの応用として、物質ごとにX線の吸収特性が異なることを利用して、被検体Pに含まれる物質の種別、存在量、密度等を弁別する技術がある。これを、物質弁別と言う。例えば、再構成処理機能373は、投影データに対して物質弁別を行い、物質弁別情報を得る。そして、再構成処理機能373は、物質弁別の結果である物質弁別情報を用いて物質弁別画像を示す物質弁別画像データを再構成する。
再構成処理機能373は、X線CT画像データを再構成する際に、フルスキャン再構成方式及びハーフスキャン再構成方式を適用可能である。例えば、再構成処理機能373は、フルスキャン再構成方式では、被検体の周囲一周、360度分の投影データを必要とする。また、再構成処理機能373は、ハーフスキャン再構成方式では、180度+ファン角度分の投影データを必要とする。以下では、説明を簡単にするため、再構成処理機能373は、被検体の周囲一周、360度分の投影データを用いて再構成するフルスキャン再構成方式を用いるものとする。
画像処理機能374は、入力インターフェース31を介して操作者から受け付けた入力操作に基づいて、再構成処理機能373によって生成されたX線CT画像データを公知の方法により、任意断面の断層像データやレンダリング処理による3次元画像データ等の各種の画像データに変換する。また、後述するモニタリングスキャンをスキャン制御機能375が実行する場合には、画像処理機能374は、X線CT画像データを公知の方法によりモニタリング画像データに変換する。画像処理機能374は、変換した各種の画像データをメモリ35に格納する。
スキャン制御機能375は、架台10で行なわれるCTスキャンを制御する。例えば、スキャン制御機能375は、X線高電圧装置11、X線検出器13、架台制御装置16、データ収集回路14及び寝台駆動装置21の動作を制御することで、架台10におけるスキャンの開始、スキャンの実行、及びスキャンの終了を制御する。具体的には、スキャン制御機能375は、放射線診療技師や医師等のユーザによって選択された検査プロトコルに基づいて、位置決め画像(スキャノ画像)を示す位置決め画像データ(スキャノ画像データ)を収集する位置決め撮影(位置決めスキャン)及び診断に用いる画像を示す画像データを収集する本撮影(本スキャン)における投影データの収集処理をそれぞれ制御する。
ここで、スキャン制御機能375がユーザにより選択された検査プロトコルを受け付ける手順の一例について説明する。例えば、スキャン制御機能375は、被検体Pの人体モデルをディスプレイ32に表示させる。ユーザは、ディスプレイ32に表示された人体モデルの複数の部位のうち、撮影対象の部位(撮影部位、撮影対象部位)を入力インターフェース31を介して選択する。そして、スキャン制御機能375は、ユーザにより選択された撮影部位用のプリセットされた複数の検査プロトコルを選択可能にディスプレイ32に表示させる。ユーザは、ディスプレイ32に表示された複数の検査プロトコルのうち、撮影に用いる検査プロトコルを入力インターフェース31を介して選択する。そして、スキャン制御機能375は、ユーザにより選択された検査プロトコルを撮影に使用する検査プロトコルとして受け付ける。
スキャン制御機能375は、2次元のスキャノ画像データ及び3次元のスキャノ画像データを撮影することができる。例えば、スキャン制御機能375は、X線管12aを0度の位置(被検体Pに対して正面方向の位置)に固定して、天板22を定速移動させながら連続的に撮影を行うことで2次元のスキャノ画像データを撮影する。又は、スキャン制御機能375は、X線管12aを0度の位置に固定して、天板22を断続的に移動させながら、天板22の移動に同期して断続的に撮影を繰り返すことで2次元のスキャノ画像データを撮影する。また、スキャン制御機能375は、被検体Pに対して正面方向だけでなく、任意の方向(例えば、側面方向など)からスキャノ画像データを撮影することができる。例えば、X線管12aが90度の位置(被検体Pに対して側面方向の位置)で撮影した場合、被検体Pの側面からの撮影がなされ、2次元のスキャノ画像データが得られる。なお、X線管12aの位置は、必要であれば、任意の複数の位置から撮影可能である。
また、スキャン制御機能375は、スキャノ画像データの撮影において、被検体に対する全周分の投影データを収集することで、3次元のスキャノ画像データを撮影する。例えば、スキャン制御機能375は、ヘリカルスキャン或いはノンヘリカルスキャンによって被検体に対する全周分の投影データを収集する。ここで、スキャン制御機能375は、被検体の胸部全体、腹部全体、上半身全体、全身などの広範囲に対して本スキャンよりも低線量でヘリカルスキャン又はノンヘリカルスキャンを実行する。ノンヘリカルスキャンとしては、例えば、ステップアンドシュート方式のスキャンが実行される。
また、血管造影検査を行う場合に、スキャン制御機能375は、ユーザによって選択された検査プロトコルに基づいて、被検体Pに造影剤が注入された後、造影剤の濃度を観察するためのモニタリングスキャン(モニタリング撮影、プレップスキャン)を行う。例えば、造影剤としてはヨード造影剤が用いられる。ここで、モニタリングスキャンは、被検体Pの断層像であるモニタリング画像上に設定された関心領域(Region of Interest)の造影剤の濃度変化を観察する撮影である。モニタリングスキャン中、スキャン制御機能375は、モニタリング画像に設定された関心領域において、被検体Pに注入された造影剤の濃度に応じて増加するCT値を検出し、CT値が閾値に到達したときをトリガとして、自動的に又はユーザによる指示を受けて本スキャンに移行する。なお、モニタリングスキャンは、診断には寄与しないものの、造影剤が高濃度の時に本スキャンへの移行を可能とすることより、本スキャンで得られるX線CT画像データの画質向上に寄与する。
表示制御機能376は、メモリ35が記憶する各種画像データに基づく画像を、ディスプレイ32に表示するように制御する。例えば、表示制御機能376は、モニタリング画像データに基づくモニタリング画像をディスプレイ32に表示させる。
取得機能377は、寝台20に載置された被検体Pに対してCTスキャンを行う際に、X線管12aから照射されるX線のエネルギースペクトルに関する情報を取得する。特定機能378は、取得機能377によりCTスキャンの実行中に取得されたX線管12aから照射されるX線のエネルギースペクトルに関する情報と焦点位置特定用テーブル35aとに基づいて、実際の焦点位置を特定する。取得機能377は、取得部の一例である。特定機能378は、特定部の一例である。なお、取得機能377及び特定機能378の詳細については後述する。
以上、第1の実施形態に係るX線CT装置1の構成について説明した。次に、図2を参照して、X線管12aの構成の詳細について説明する。図2は、第1の実施形態に係るX線管12aの構成の一例を示す図である。図2に示すように、X線管12aでは、陰極のフィラメント121から陽極のターゲット122に向けて熱電子の束(電子ビーム)が放出される。
ターゲット122は、シャフト123に接続されている。したがって、シャフト123が回転することによりターゲット122も連動して回転する。ターゲット122は、熱電子の進行方向に対して所定の角度に設定されている。この所定の角度は、ターゲットアングルと称される。ターゲット122が回転している状態で、ターゲット122にはフィラメント121から放射された熱電子が衝突する。熱電子がターゲット122に衝突すると、ターゲット122は、X線124を発生する。したがって、熱電子の束がターゲット122に衝突すると、ターゲット122は、X線124の束を発生する。
なお、X線124は、ターゲット122の表面ではなく、ターゲット122の内部から発生する。すなわち、ターゲット122の内部には、X線124の発生源の分布が存在する。このようなターゲット122の内部に存在する複数のX線124の複数の発生源の重心位置が、X線管12aの焦点位置となる。ここで、X線管12aの焦点位置は、例えば、両矢印125により示される、Z軸に平行な方向における位置である。なお、Z軸は、被検体Pの体軸方向(スライス方向)と平行な方向であるため、両矢印125により示される方向も、被検体Pの体軸方向と平行な方向となる。
次に、X線管12aから照射されるX線に対して生じるヒール効果について説明する。図3は、第1の実施形態に係るX線管12aから照射されるX線に対して生じるヒール効果の一例について説明するための図である。図3には、陰極側のX線検出素子により検出されたX線124(陰極側のX線124)のエネルギースペクトル41、及び、陽極側のX線検出素子により検出されたX線124(陽極側のX線124)のエネルギースペクトル42が示されている。図3に示すように、ヒール効果により、陽極側のX線124のエネルギースペクトル42の低エネルギー側のX線光子の数が、陰極側のX線124のエネルギースペクトル41の低エネルギー側のX線光子の数よりも減少している。したがって、エネルギースペクトル42の平均値(平均エネルギー)は、エネルギースペクトル41の平均値(平均エネルギー)よりも高くなる。
ここで、CTスキャン中において、シャフト123の熱膨張等により、図2に示す両矢印125が示す2方向のうち左側の方向にターゲット122が移動する場合がある。ターゲット122が移動する場合、焦点位置も移動する。この場合、焦点位置の変化に応じて、同一のX線検出素子から出力されるエネルギースペクトルも変化する。例えば、両矢印125が示す2方向のうち左側の方向に焦点位置が移動した場合、X線検出素子から出力されるエネルギースペクトルの低エネルギー側のX線光子の数は、焦点位置が移動する前のエネルギースペクトルの低エネルギー側のX線光子の数と比べて減少する。したがって、X線検出素子から出力されるエネルギースペクトルの平均値は、焦点位置が移動する前のエネルギースペクトルの平均値と比べて高くなる。
したがって、エネルギースペクトルそのものや、エネルギースペクトルの平均値等のX線のエネルギースペクトルに関する情報と、X線管12aの焦点位置とは対応している。したがって、X線のエネルギースペクトルに関する情報から、X線管12aの焦点位置を特定することができる。
そこで、第1の実施形態に係るX線CT装置1は、CTスキャンを行う前に、X線のエネルギースペクトルに関する情報とX線管12aの焦点位置に関する情報とが対応付けられて登録された焦点位置特定用テーブル35aをメモリ35に記憶している。そして、X線CT装置1は、CTスキャンを行う際に、X線管12aから照射されるX線のエネルギースペクトルに関する情報を取得する。そして、X線CT装置1は、取得されたX線のエネルギースペクトルに関する情報、及び、焦点位置特定用テーブル35aの登録内容に基づいて、最新のX線管12aの焦点位置に関する情報を特定し、特定された焦点位置に関する情報を用いて再構成処理を行う。これにより、第1の実施形態に係るX線CT装置1によれば、CTスキャン中において、ピンホールコリメータ17を用いずに、X線管12aの焦点位置に関する情報を特定することができる。以下、第1の実施形態に係るX線CT装置1の構成やX線CT装置1が実行する処理の詳細について説明する。
図4は、第1の実施形態に係る焦点位置特定用テーブル35aのデータ構造の一例を示す図である。図4に示すように、焦点位置特定用テーブル35aには、「X線のエネルギースペクトルに関する情報」及び「X線管の焦点位置に関する情報」の各項目を有するレコードが複数登録されている。例えば、焦点位置特定用テーブル35aに各種の情報が登録されるタイミングとしては、X線CT装置1を病院に搬入する前のタイミングであったり、X線管12aを交換した後のタイミングであったり、キャリブレーションを実行するタイミング等が挙げられる。
「X線のエネルギースペクトルに関する情報」の項目には、図1に示す検出部13aから出力されたX線のエネルギースペクトルに関する情報が登録される。
例えば、検出部13aは、X線検出器13の複数の上述した検出部(X線検出素子及びASIC)のうち、被検体Pを透過しないX線を検出可能な位置に配置された1画素の検出部である。一例としては、検出部13aは、チャネル方向の端部に配置された検出部である。
例えば、検出部13aは、X線高電圧装置11によりCTスキャンで用いられる大きさと同一の大きさの管電圧がX線管12aに供給されることによりX線管12aから照射されたX線を検出する。そして、検出部13aは、検出されたX線のエネルギースペクトルをデータ収集回路14に出力する。データ収集回路14は、検出部13aにより検出されたX線のエネルギースペクトルを含むサイノグラム(検出データ)をコンソール30に送信する。コンソール30の前処理機能372は、検出データに対して上述した前処理を施して生データを生成する。取得機能377は、生データから検出部13aにより検出されたX線のエネルギースペクトルを特定する。そして、取得機能377は、特定されたX線のエネルギ―スペクトルを「X線のエネルギースペクトルに関する情報」の項目に登録する。なお、取得機能377は、特定されたX線のエネルギ―スペクトルの平均値を平均エネルギーとして計算し、計算された平均エネルギーを「X線のエネルギースペクトルに関する情報」の項目に登録してもよい。このようにして、取得機能377は、検出部13aにより検出されたX線のエネルギースペクトルに関する情報を「X線のエネルギースペクトルに関する情報」の項目に登録する。「X線のエネルギースペクトルに関する情報」の項目に登録される情報は、X線のエネルギースペクトルに関する第1の情報の一例である。
また、取得機能377は、検出部13aによりX線が検出されたタイミングにおけるX線管12aの焦点位置を取得する。例えば、上述したように、ピンホールコリメータ17がX線管12aから照射されるX線の照射範囲内に配置される。そして、取得機能377は、特開2016-034373等に記載されている公知技術により、ピンホールコリメータ17を用いて、X線管12aの焦点位置を取得する。そして、取得機能377は、取得された焦点位置を、「X線管の焦点位置に関する情報」の項目に登録する。「X線管の焦点位置に関する情報」の項目に登録される焦点位置は、X線管12aの焦点位置に関する第2の情報の一例である。これにより、検出部13aにより検出されたX線のエネルギースペクトルに関する情報と、X線管12aの焦点位置に関する情報とが対応付けられて焦点位置特定用テーブル35aに登録される。また、焦点位置特定用テーブル35aには、複数の焦点位置のそれぞれと、複数の焦点位置のそれぞれに対応するX線エネルギースペクトルに関する情報とが対応付けられて登録される。
次に、X線CT装置1が被検体Pに対してCTスキャンを実行する場合について説明する。図5は、第1の実施形態に係るX線CT装置1がCTスキャンを実行する場合の処理の流れの一例を説明するためのフローチャートである。なお、X線CT装置1がCTスキャンを実行する場合にX線管12aに供給される管電圧の大きさと、焦点位置特定用テーブル35aに各種の情報を登録する際にX線管12aに供給される管電圧の大きさとは、同一であるものとする。また、図5に示す処理は、1フレーム分のX線CT画像データを生成する処理である。このため、X線CT装置1が複数フレーム分のX線CT画像データを生成する場合には、図5に示す処理が複数回繰り返し実行される。
例えば、図5に示すように、X線CT装置1は、焦点位置特定用テーブル35aに登録されるX線のエネルギースペクトルに関する情報を取得する方法と同様の方法で、X線のエネルギースペクトルに関する情報を取得する(ステップS101)。
ステップS101における処理について具体的に説明する。例えば、検出部13aは、X線管12aから照射されたX線を検出する。そして、検出部13aは、検出されたX線のエネルギースペクトルをデータ収集回路14に出力する。このような検出部13aは、補正用検出器の一例である。データ収集回路14は、検出部13aにより検出されたX線のエネルギースペクトルを含む検出データをコンソール30に送信する。前処理機能372は、検出データに対して上述した前処理を施して生データを生成する。取得機能377は、生データから、検出部13aにより検出されたX線のエネルギースペクトルを特定することにより、検出部13aにより検出されたX線のエネルギースペクトルを取得する。なお、取得機能377は、検出部13aにより検出されたX線のエネルギースペクトルの平均値を計算することにより、X線のエネルギースペクトルの平均値を取得してもよい。このように、取得機能377は、検出部13aからの出力に基づいて、X線管12aから照射されるX線のエネルギースペクトルに関する情報(第3の情報)を取得する。
次に、特定機能378は、ステップS101で取得されたX線のエネルギースペクトルに関する情報と、焦点位置特定用テーブル35aとに基づいて、実際の焦点位置(補正焦点位置)を特定する(ステップS102)。例えば、特定機能378は、焦点位置特定用テーブル35aの全てのレコードの中から、「X線のエネルギースペクトルに関する情報」の項目にステップS101で取得されたX線のエネルギースペクトルに関する情報が登録されたレコードを特定する。そして、特定機能378は、特定されたレコードの「X線管の焦点位置に関する情報」の項目に登録されたX線管の焦点位置を取得することにより、実際のX線管の焦点位置を特定する。
再構成処理機能373は、ステップS102で特定されたX線管12aの焦点位置を用いて、前処理機能372により生成された生データに対して再構成処理を行ってX線CT画像データを生成し(ステップS103)、図5に示す処理を終了する。すなわち、再構成処理機能373は、ステップS102で特定されたX線管12aの焦点位置に基づいて再構成処理を行う。
第1の実施形態に係るX線CT装置1について説明した。第1の実施形態に係るX線CT装置1によれば、CTスキャン中において、ピンホールコリメータ17を用いずに、X線管12aの焦点位置に関する情報を特定することができる。
(第1の実施形態の変形例)
上述した第1の実施形態では、X線CT装置1が、X線検出器13に含まれる検出部13aを用いて、焦点位置特定用テーブル35aの「X線のエネルギースペクトルに関する情報」に登録される情報を特定したり、図5に示す処理のステップS101においてX線のエネルギースペクトルに関する情報を取得したりする場合について説明した。しかしながら、X線CT装置1は、X線検出器13を構成する複数の検出部とは別に設けられた検出部を用いて同様の処理を行ってもよい。そこで、このような変形例を、第1の実施形態の変形例として説明する。なお、第1の実施形態の変形例の説明では、主に、第1の実施形態と異なる点について説明し、第1の実施形態と同様の構成の説明については省略する場合がある。
図6は、第1の実施形態の変形例に係るX線CT装置1の構成例を示す図である。図6に示すように、第1の実施形態の変形例に係るX線CT装置1は、検出部13aに代えて、検出部18を備えている点が、図1に示す第1の実施形態に係るX線CT装置1と異なる。
検出部18は、検出部13aと同様の構成を備える。ただし、検出部18は、X線検出器13を構成する複数の検出部とは別に設けられている。具体的には、検出部18は、被検体Pを透過しないX線を検出可能な位置に配置されている。また、検出部18は、データ収集回路14に接続されている。本変形例では、X線CT装置1は、検出部18を用いて、第1の実施形態と同様に、焦点位置特定用テーブル35aの「X線のエネルギースペクトルに関する情報」に登録される情報を特定したり、図5に示す処理のステップS101においてX線のエネルギースペクトルに関する情報を取得したりする。
第1の実施形態の変形例に係るX線CT装置1について説明した。第1の実施形態の変形例に係るX線CT装置1によれば、第1の実施形態に係るX線CT装置1と同様に、CTスキャン中において、ピンホールコリメータ17を用いずに、X線管12aの焦点位置に関する情報を特定することができる。
(第2の実施形態)
上述した第1の実施形態及び第1の実施形態の変形例では、X線CT装置1が、光子計数型検出素子を含む補正用検出器として検出部13a,18を用いて、各種の処理を行う場合について説明した。しかしながら、X線CT装置1は、複数の積分型検出素子を含む補正用検出器を用いて各種の処理を行ってももよい。そこで、このような実施形態を、第2の実施形態として説明する。なお、第2の実施形態の説明では、主に、第1の実施形態及び第1の実施形態の変形例と異なる点について説明し、第1の実施形態及び第1の実施形態の変形例と同様の構成の説明については省略する場合がある。
図7は、第2の実施形態に係るX線CT装置1が備える補正用検出器50の構成例を示す図である。第2の実施形態では、X線CT装置1は、検出部13a,18に代えて、補正用検出器50を備えている点が、図1に示す第1の実施形態に係るX線CT装置1及び図6に示す第1の実施形態の変形例に係るX線CT装置1と異なる。
補正用検出器50は、先の検出部18と同様に、被検体Pを透過しないX線を検出可能な位置に配置されている。図7に示すように、補正用検出器50は、複数のフィルタ51a,51b、遮蔽部材52、複数の積分型のX線検出素子(積分型検出素子)53a,53b、複数のDAS54a,54bを備える。
以下の説明では、X線管12aから複数のフィルタ51a,51bに入射するX線及びその単位面積あたりの線量を、それぞれ、フィルタ入射X線及びフィルタ入射X線量と呼ぶ。また、複数のフィルタ51a,51bのそれぞれを通過して複数のX線検出素子53a,53bのそれぞれへ入射するX線及びその単位面積あたりの線量を、それぞれ、チャンネル入射X線及びチャンネル入射X線量と呼ぶ。
複数のフィルタ51a,51bは、X線管12aからのX線(フィルタ入射X線)が入射するように設けられる。複数のフィルタ51a,51bの間には、遮蔽部材52が設けられている。複数のフィルタ51a,51b及び遮蔽部材52は、例えば、剛体のフレーム等の支持部材(図示しない)により一体に支持されている。
複数のフィルタ51a,51bは、X線管12aから複数のX線検出素子53a,53bのそれぞれに照射されるX線の線量(チャンネル入射X線量)を調節する。具体的には、複数のフィルタ51a,51bのそれぞれは、チャンネル入射X線のエネルギースペクトルが予め定められた分布になるように、フィルタ入射X線を減衰する。ここで、エネルギースペクトルは、例えば、X線のエネルギー又は波長(光子エネルギー)と、X線の強度(光子数)との関係を示す。複数のフィルタ51a,51bのそれぞれは、互いに異なるX線遮蔽能を有する。換言すれば、複数のフィルタ51a,51bのそれぞれを通過したX線(チャンネル入射X線)のエネルギースペクトルは、互いに異なる。複数のフィルタ51a,51bとしては、例えば、銅やタングステン、アルミ等の金属板が用いられる。図7に示す例では、フィルタ51a及びフィルタ51bは、互いに異なるX線遮蔽能を有する。
複数のフィルタ51a,51bのそれぞれが有するX線遮蔽能は、材質により変化させてもよいし、厚さ(フィルタ51a,51b内でのX線の透過経路長)により変化させてもよい。
遮蔽部材52は、フィルタ51a内で生じた散乱X線が、対応するX線検出素子53a以外のX線検出素子53bで検出されないように、当該散乱X線を遮蔽する。また、遮蔽部材52は、複数のフィルタ51b内で生じた散乱X線が、対応するX線検出素子53b以外のX線検出素子53aで検出されないように、当該散乱X線を遮蔽する。例えば、遮蔽部材52としては、例えば鉛など、高電子密度の金属板が用いられる。
複数のX線検出素子53a,53bのそれぞれは、複数のフィルタ51a,51bのそれぞれを通過したX線(チャンネル入射X線)が入射するように設けられる。複数のX線検出素子53a,53bのそれぞれは、複数のフィルタ51a,51bのそれぞれを通過したX線に応じた電気信号を生成する。複数のX線検出素子53a,53bのそれぞれは、シンチレータ及び光センサを有する。
シンチレータは、例えば、ヨウ化ナトリウム(NaI)やビスマス酸ジャーマネイト(BGO)等を材料として形成される。シンチレータの片面は、それぞれ、X線の入射面として機能する。シンチレータの入射面の反対側の面(以下、接合面と呼ぶ)には、光センサが設けられる。シンチレータは、入射面から入射されたX線フォトンのエネルギーを吸収し、蛍光(シンチレーション光)を発生する。発生されるシンチレーション光は、由来するX線フォトンのエネルギーに応じたエネルギーを有する。シンチレーション光は、シンチレータの内部を伝播し、接合面を介して、光センサに到達する。
光センサは、例えば、フォトダイオード(PhotoDiode:PD)や光電子増倍管(PhotoMultiplier Tube:PMT)等の受光素子である。光センサは、対応するシンチレータからのシンチレーション光のエネルギーに応じた電荷量を有する電流信号を発生する。なお、発生される電流信号は、電荷パルスである。
このように、複数のX線検出素子53a,53bのそれぞれは、チャンネル入射X線の強度を電流信号の電荷量に変換する。発生された電流信号は、複数のDAS54a,54bのそれぞれに供給される。
複数のDAS54a,54bのそれぞれは、複数のX線検出素子53a,53bのそれぞれからのアナログの電気信号(電流信号)を入力する。複数のDAS54a,54bのそれぞれは、積分器及びA/D変換器(ADC)を有する。
積分器は、例えば、抵抗、コンデンサ及びアンプを含む。積分器は、複数のX線検出素子53a,53bのうち対応するX線検出素子からの電気信号(電流信号)を入力する。積分器は、対応するX線検出素子から所定時間に読み出された電荷パルス(電流信号)を積分(加算)する。所定時間は、例えば、1ビューに相当する時間に応じて設定される。以下、積分された電荷パルスを積分信号と呼ぶ。生成されたアナログの積分信号(電流信号)は、対応するI/V変換回路(図示しない)を介して、対応するADCに供給される。
ADCは、対応する積分器から、対応するI/V変換回路(図示しない)を介して、アナログの積分信号(電圧信号)を入力する。ADCは、入力されたアナログの積分信号をA/D変換して、デジタルの積分信号を生成する。ADCは、処理可能な電気信号の範囲として予め設定された共通の入力レンジを有する。入力レンジは、例えば電気信号に関する大きさ(例えば振幅)の範囲である。電気信号の振幅は、アナログの積分信号の電圧値を示す。生成されたデジタルの電気信号は、コンソール30に送信される。
このように、複数のDAS54a,54bのそれぞれは、X線管12aからのX線に応じた電気信号をコンソール30に送信する。
コンソール30の前処理機能372は、ADCから送信された電気信号に対して各種の前処理を施して生データを生成する。具体的には、前処理機能372は、DAS54aから送信された電気信号に対して各種の前処理を施して第1の生データを生成する。また、前処理機能372は、DAS54bから送信された電気信号に対して各種の前処理を施して第2の生データを生成する。
そして、取得機能377は、第1の生データと第2の生データとの比を計算する。例えば、取得機能377は、第1の生データと第2の生データとの比として、第1の生データを第2の生データで除することにより得られるデータ、又は、第2の生データを第1の生データで除することにより得られるデータを計算する。
ここで、焦点位置の変化に応じて、第1の生データと第2の生データとの比も変化する。すなわち、第1の生データと第2の生データとの比は、X線のエネルギースペクトルに関する情報である。したがって、第1の生データと第2の生データとの比と、X線管12aの焦点位置とは対応している。したがって、第1の生データと第2の生データとの比に関する情報から、X線管12aの焦点位置を特定することができる。
このため、第2の実施形態では、取得機能377は、第1の生データと第2の生データとの比を焦点位置特定用テーブル35aの「X線のエネルギースペクトルに関する情報」の項目に登録する。「X線のエネルギースペクトルに関する情報」の項目に登録される第1の生データと第2の生データとの比は、X線のエネルギースペクトルに関する第1の情報の一例である。
また、第2の実施形態では、図5に示す処理のステップS101において、取得機能377は、上述した方法と同様の方法により第1の生データと第2の生データとの比を計算することにより、第1の生データと第2の生データとの比を取得する。このように、取得機能377は、複数の積分型のX線検出素子(積分型検出素子)53a,53bからの出力に基づいて、X線管12aから照射されるX線のエネルギースペクトルに関する情報(第3の情報)を取得する。
なお、上述したような方法で計算される第1の生データと第2の生データとの比は、X線管12aから照射されるX線を検出する複数のX線検出素子53a,53bから出力される複数の信号の比である。
第2の実施形態に係るX線CT装置1について説明した。第2の実施形態に係るX線CT装置1によれば、第1の実施形態に係るX線CT装置1及び第1の実施形態の変形例に係るX線CT装置1と同様に、CTスキャン中において、ピンホールコリメータ17を用いずに、X線管12aの焦点位置に関する情報を特定することができる。
なお、第2の実施形態において、X線CT装置1は、X線検出器13として積分型の検出器を用いてX線CT画像データを再構成してもよい。
上記説明において用いた「プロセッサ」という文言は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、若しくは、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、又は、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA))等の回路を意味する。プロセッサは、メモリ35に保存されたプログラムを読み出し実行することで機能を実現する。なお、メモリ35にプログラムを保存する代わりに、プロセッサの回路内にプログラムを直接組み込むよう構成しても構わない。この場合、プロセッサは回路内に組み込まれたプログラムを読み出し実行することで機能を実現する。なお、本実施形態の各プロセッサは、プロセッサごとに単一の回路として構成される場合に限らず、複数の独立した回路を組み合わせて1つのプロセッサとして構成し、その機能を実現するようにしてもよい。
以上述べた少なくとも1つの実施形態又は少なくとも1つの変形例のX線CT装置1によれば、CTスキャン中において、ピンホールコリメータ17を用いずに、X線管12aの焦点位置に関する情報を特定することができる。
いくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、実施形態同士の組み合わせを行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 X線CT装置
35 メモリ
35a 焦点位置特定用テーブル
377 取得機能
378 特定機能

Claims (7)

  1. X線のエネルギースペクトルに関する第1の情報と、X線管の焦点位置に関する第2の情報とが対応付けられたテーブルを記憶する記憶部と、
    前記X線管から照射されるX線のエネルギースペクトルに関する第3の情報を取得する取得部と、
    前記第3の情報と前記テーブルとに基づいて、補正焦点位置を特定する特定部と、
    を備える、X線CT装置。
  2. 前記補正焦点位置に基づいて再構成処理を行う再構成処理部を更に備える、請求項1に記載のX線CT装置。
  3. 前記X線管から照射されるX線を検出する補正用検出器を更に備え、
    前記取得部は、前記補正用検出器からの出力に基づいて前記第3の情報を取得する、請求項1に記載のX線CT装置。
  4. 前記補正用検出器は、複数の積分型検出素子を含む、請求項3に記載のX線CT装置。
  5. 前記補正用検出器は、光子計数型検出素子を含む、請求項3に記載のX線CT装置。
  6. 前記第1の情報及び前記第3の情報は、前記X線管から照射されるX線のエネルギースペクトル又は前記X線管から照射されるX線のエネルギースペクトルの平均値である、請求項1に記載のX線CT装置。
  7. 前記第1の情報及び前記第3の情報は、前記X線管から照射されるX線を検出する前記複数の積分型検出素子から出力される複数の信号の比である、請求項4に記載のX線CT装置。
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