JP2024046453A - ハイブリッド車 - Google Patents

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Abstract

【課題】P(駐車)レンジでのモータジェネレータを用いた発電(Pレンジ発電)を可能とし、かつ、Pレンジ発電中にR(後進走行)レンジに切り替えられた場合に(シフト操作された場合に)、シフト操作に対する応答遅れが生じることを防止することが可能なハイブリッド車を提供する。【解決手段】ハイブリッド車1において、マニュアルバルブ80は、Pレンジが選択されているときに前進クラッチ32にオイルを供給できるように構成されており、HEV-CU70等は、Pレンジで高電圧バッテリ73のSOCが所定値以下に低下した場合に、出力クラッチ61を解放し、前進クラッチ32を締結するとともに、エンジン10を稼働してモータジェネレータ40を発電機として駆動し、Pレンジで発電しているときにRレンジが選択された場合に、電動オイルポンプ36を駆動し、油路39を通して出力クラッチ61にオイルを供給する。【選択図】 図1

Description

本発明は、ハイブリッド車に関する。
近年、エンジンと電動モータとを併用することで車両の燃料消費率(燃費)を効果的に向上させることができるハイブリッド車(HEV)が広く実用化されている。
例えば、特許文献1には、エンジンのクランク軸が、ロックアップクラッチを含むトルクコンバータと、前進クラッチ、後進ブレーキを含む前後進切替機構とを介して、無段変速機のプライマリ軸(プライマリプーリ)の一端と接続され、該無段変速機のプライマリ軸の他端とモータジェネレータ(電動モータ)の入出力軸とが接続されるとともに、該無段変速機のセカンダリ軸(セカンダリプーリ)と前輪とが出力クラッチを介して接続されたハイブリッド車が開示されている。
特開2016-61348号公報
ところで、特許文献1に記載された構成のハイブリッド車において、P(パーキング:駐車)レンジで駐車中に、例えば、エアコンディショナ等の電装品の電力消費により、高電圧バッテリの充電率(SOC:State of Charge)が低下した場合に、エンジンでモータジェネレータを駆動して発電したい(高電圧バッテリを充電したい)という要求がある。すなわち、Pレンジで発電(以下、「Pレンジ発電」という)したいという要求がある。
しかしながら、特許文献1に記載されたハイブリッド車では、Pレンジにおいて、前進クラッチ及び後進ブレーキが共に解放されるため、エンジンでモータジェネレータを駆動することができず、発電(Pレンジ発電)することができなかった。
そこで、Pレンジ発電を可能とするために、Pレンジにおいて、例えば、前進クラッチを締結、後進ブレーキを解放するとともに、出力クラッチを解放した場合、すなわち、エンジンでモータジェネレータを駆動でき、かつ、前輪に駆動力が伝達されないようにした場合、Pレンジ発電中にPレンジからR(リバース:後進走行)レンジに切り替えられたときに(シフト操作されたときに)、通常時に(すなわち、Pレンジ発電していない状態において)PレンジからRレンジ(又はD(ドライブ:前進走行)レンジ)に切り替えられたときと比較して、締結(オイル供給)を要するクラッチ(例えば出力クラッチ)が増える(2系統となる)ことにより、シフト操作に対する応答遅れが生じるおそれがある。そのため、運転者に違和感を与えるおそれがある。
本発明は、上記問題点を解消する為になされたものであり、エンジンが、前進クラッチ、後進ブレーキを含む前後進切替機構を介して、無段変速機のプライマリ軸の一端と接続され、該無段変速機のプライマリ軸の他端とモータジェネレータとが接続されるとともに、該無段変速機のセカンダリ軸と駆動輪とが出力クラッチを介して接続されたハイブリッド車において、駐車(P)レンジでのモータジェネレータを用いた発電(Pレンジ発電)を可能とし、かつ、Pレンジ発電中にRレンジ(又はDレンジ)に切り替えられたとしても(シフト操作されたとしても)、シフト操作に対する応答遅れが生じることを防止することが可能なハイブリッド車を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係るハイブリッド車は、エンジンが、前進クラッチ、後進ブレーキを含む前後進切替機構を介して、無段変速機のプライマリ軸の一端と接続され、該無段変速機のプライマリ軸の他端とモータジェネレータとが接続されるとともに、該無段変速機のセカンダリ軸と駆動輪とが出力クラッチを介して接続されたハイブリッド車において、エンジン及びモータジェネレータにより駆動され、オイルを昇圧して吐出する機械式オイルポンプと、電動モータにより駆動され、吐出圧が機械式オイルポンプの吐出圧よりも高い場合に開弁する逆止弁を介してオイルを吐出する電動オイルポンプと、シフト操作状態に応じて、前進クラッチ及び後進ブレーキに対するオイルの供給を切り替えるマニュアルバルブと、電動オイルポンプと出力クラッチ又は後進ブレーキとを連通する油路と、エンジン、モータジェネレータ、電動オイルポンプの駆動、及び、前進クラッチ、後進ブレーキ、出力クラッチの締結、解放を制御するコントロールユニットとを備え、マニュアルバルブが、駐車レンジが選択されているときに前進クラッチにオイルを供給できるように構成されており、コントロールユニットが、駐車レンジで高電圧バッテリの充電率が所定値以下に低下した場合に、出力クラッチを解放し、前進クラッチを締結するとともに、エンジンを稼働してモータジェネレータを発電機として駆動し、駐車レンジで発電しているときに、後進走行レンジが選択された場合に、電動オイルポンプを駆動し、油路を通して出力クラッチ又は後進ブレーキにオイルを供給することを特徴とする。
本発明によれば、エンジンが、前進クラッチ、後進ブレーキを含む前後進切替機構を介して、無段変速機のプライマリ軸の一端と接続され、該無段変速機のプライマリ軸の他端とモータジェネレータとが接続されるとともに、該無段変速機のセカンダリ軸と駆動輪とが出力クラッチを介して接続されたハイブリッド車において、駐車(P)レンジでのモータジェネレータを用いた発電(Pレンジ発電)を可能とし、かつ、Pレンジ発電中にRレンジ(又はDレンジ)に切り替えられたとしても(シフト操作されたとしても)、シフト操作に対する応答遅れが生じることを防止することが可能となる。
実施形態に係るハイブリッド車の構成を示すブロック図である。 前後進切替機構(前進クラッチ、後進ブレーキ)及び出力クラッチに油圧を供給する油圧回路の構成(Pレンジ発電状態)を示す図である。 前後進切替機構(前進クラッチ、後進ブレーキ)及び出力クラッチに油圧を供給する油圧回路の構成(Rレンジ状態)を示す図である。 Pレンジ、Pレンジ発電、Rレンジ、Dレンジの各状態におけるロックアップクラッチ、前進クラッチ、出力クラッチ、トランスファクラッチ、後進ブレーキの締結・解放状態を示す係合表である。 実施形態に係るハイブリッド車におけるPレンジ発電処理の処理手順を示すフローチャートである(その1)。 実施形態に係るハイブリッド車におけるPレンジ発電処理の処理手順を示すフローチャートである(その2)。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図中、同一又は相当部分には同一符号を用いることとする。また、各図において、同一要素には同一符号を付して重複する説明を省略する。
まず、図1~図4を併せて用いて、実施形態に係るハイブリッド車1の構成について説明する。図1は、ハイブリッド車1の構成を示すブロック図である。図2は、前後進切替機構30(前進クラッチ32、後進ブレーキ33)及び出力クラッチ61に油圧を供給する油圧回路の構成(Pレンジ発電状態)を示す図であり、図3は、同油圧回路の構成(Rレンジ状態)を示す図である。図4は、Pレンジ、Pレンジ発電、Rレンジ、Dレンジの各状態におけるロックアップクラッチ24、前進クラッチ32、出力クラッチ61、トランスファクラッチ64、後進ブレーキ33の締結・解放状態を示す係合表である。
エンジン10は、どのような形式のものでもよいが、例えば水平対向型の筒内噴射式4気筒ガソリンエンジンである。エンジン10では、エアクリーナ(図示省略)から吸入された空気が、吸気管に設けられた電子制御式のスロットルバルブにより絞られ、インテークマニホールドを通り、エンジン10に形成された各気筒に吸入される。ここで、エアクリーナから吸入された空気の量はエアフローメータ83により検出される。さらに、スロットルバルブには、該スロットルバルブの開度を検出するスロットル開度センサが配設されている。各気筒には、燃料を噴射するインジェクタが取り付けられている。また、各気筒には混合気に点火する点火プラグ、及び、該点火プラグに高電圧を印加するイグナイタ内蔵型コイルが取り付けられている。エンジン10の各気筒では、吸入された空気とインジェクタによって噴射された燃料との混合気が点火プラグにより点火されて燃焼する。燃焼後の排気ガスは排気管を通して排出される。
上述したエアフローメータ83、スロットル開度センサに加え、エンジン10のカムシャフト近傍には、エンジン10の気筒判別を行うためのカム角センサが取り付けられている。また、エンジン10のクランク軸15近傍には、クランク軸15の回転位置(回転速度)を検出するクランク角センサ84が取り付けられている。これらのセンサは、後述するエンジンコントロールユニット(以下「ECU」という)71に接続されている。また、ECU71には、エンジン10の冷却水の温度を検出する水温センサ等の各種センサも接続されている。
エンジン10のクランク軸15には、クラッチ機能とトルク増幅機能を持つトルクコンバータ20、及び、前後進切替機構30を介して、エンジン10からの駆動力を変換して出力する無段変速機50が接続されている。
トルクコンバータ20は、主として、ポンプインペラ21、タービンランナ22、及び、ステータ23から構成されている。クランク軸15に接続されたポンプインペラ21がオイルの流れを生み出し、ポンプインペラ21に対向して配置されたタービンランナ22がオイルを介してエンジン10の動力を受けてタービン軸25を駆動する。両者の間に位置するステータ23は、タービンランナ22からの排出流(戻り)を整流し、ポンプインペラ21に還元することでトルク増幅作用を発生させる。
また、トルクコンバータ20は、入力と出力とを直結状態にするロックアップクラッチ24を有している。トルクコンバータ20は、ロックアップクラッチ24が締結されていないとき(非ロックアップ状態のとき)はエンジン10の駆動力をトルク増幅して無段変速機50に伝達し、ロックアップクラッチ24が締結されているとき(ロックアップ時)はエンジン10の駆動力を無段変速機50に直接伝達する。なお、Pレンジ(駐車レンジ)で発電する際には、ロックアップクラッチ24は締結される(詳細は後述する)。トルクコンバータ20を構成するタービンランナ22の回転数(タービン回転数)は、タービン回転センサ87により検出される。検出されたタービン回転数は、後述するトランスミッションコントロールユニット(以下「TCU」という)74に出力される。
前後進切替機構30は、駆動輪の正転と逆転(車両の前進と後進)とを切り替えるものである。前後進切替機構30は、主として、ダブルピニオン式の遊星歯車列31、前進クラッチ32及び後進ブレーキ33を備えている。前後進切替機構30では、前進クラッチ32、及び、後進ブレーキ33それぞれの状態を制御することにより、エンジン駆動力の伝達経路を切り替えることが可能に構成されている。
より具体的には、Dレンジ(前進走行レンジ)が選択された場合には、前進クラッチ32を締結して後進ブレーキ33を解放することにより、タービン軸25の回転がそのまま後述するプライマリ軸51に伝達され、車両を前進走行させることが可能となる。また、Rレンジ(後進走行レンジ)が選択された場合には、前進クラッチ32を解放して後進ブレーキ33を締結することにより、遊星歯車列31を作動させてプライマリ軸51の回転方向を逆転させることができ、車両を後進走行させることが可能となる。
なお、Nレンジ又はPレンジが選択された場合には、前進クラッチ32及び後進ブレーキ33を解放することにより、タービン軸25とプライマリ軸51とは切り離され(エンジン駆動力の伝達が遮断され)、前後進切替機構30はプライマリ軸51に動力を伝達しないニュートラル状態となる。ただし、Pレンジで発電する際には、前進クラッチ32が締結され、後進ブレーキ33が解放される(詳細は後述する)。
前進クラッチ32及び後進ブレーキ33の動作(締結、解放)は、後述するTCU74、バルブボディ75、及び、マニュアルバルブ80によって制御される。
無段変速機50は、前後進切替機構30を介してトルクコンバータ20のタービン軸25と接続されるプライマリ軸51と、該プライマリ軸51と平行に配設されたセカンダリ軸55とを有している。
プライマリ軸51には、プライマリプーリ52が設けられている。プライマリプーリ52は、プライマリ軸51に接合された固定シーブ52aと、該固定シーブ52aに対向して、プライマリ軸51の軸方向に摺動自在に装着された可動シーブ52bとを有し、それぞれのシーブ52a、52bのコーン面間隔、すなわちプーリ溝幅を変更できるように構成されている。一方、セカンダリ軸55には、セカンダリプーリ53が設けられている。セカンダリプーリ53は、セカンダリ軸55に接合された固定シーブ53aと、該固定シーブ53aに対向して、セカンダリ軸55の軸方向に摺動自在に装着された可動シーブ53bとを有し、プーリ溝幅を変更できるように構成されている。
プライマリプーリ52とセカンダリプーリ53との間には駆動力を伝達するチェーン54が巻き掛けられている。プライマリプーリ52及びセカンダリプーリ53の溝幅を変化させて、各プーリ52、53に対するチェーン54の巻き掛け径の比率(プーリ比)を変化させることにより、変速比が無段階に変更される。ここで、チェーン54のプライマリプーリ52に対する巻き掛け径をRpとし、セカンダリプーリ53に対する巻き掛け径をRsとすると、変速比iは、i=Rs/Rpで表される。よって、変速比iは、プライマリプーリ回転数Npをセカンダリプーリ回転数Nsで除算する(i=Np/Ns)ことにより求められる。
ここで、プライマリプーリ52の可動シーブ52bの背面側には油圧室52cが形成されている。一方、セカンダリプーリ53の可動シーブ53bの背面側には油圧室53cが形成されている。プライマリプーリ52、セカンダリプーリ53それぞれの溝幅は、プライマリプーリ52の油圧室52cに導入されるプライマリ油圧と、セカンダリプーリ53の油圧室53cに導入されるセカンダリ油圧とを調節することにより設定・変更される。
無段変速機50のプライマリ軸51の他端には、モータジェネレータ(電動モータ)40がトルク伝達可能に接続されている。モータジェネレータ40は、例えば、三相交流タイプの交流同期モータである。なお、本実施形態では、モータジェネレータ40として、回転子に永久磁石を用い、固定子にコイルを用いるタイプのものを採用した。モータジェネレータ40は、主として車両を駆動する駆動力源として動作し、回生時等には発電機として働くモータジェネレータである。なお、モータジェネレータ40では、回転子にコイルを用い、固定子に永久磁石を用いてもよい。また、モータジェネレータ40として、交流同期モータに代えて、例えば、交流誘導モータや直流モータ等を用いてもよい。
無段変速機50には、無段変速機50や、前後進切替機構30、出力クラッチ61、トランスファクラッチ64、モータジェネレータ40等に用いられるオイルを圧送するために機械式オイルポンプ35が設けられている。機械式オイルポンプ35は、オイルパンに貯留されているオイルを吸入し、昇圧して、無段変速機50や、前後進切替機構30、出力クラッチ61、トランスファクラッチ64、モータジェネレータ40等に圧送する。機械式オイルポンプ35としては、例えば、トロコイドポンプやベーンポンプなどが用いられる。機械式オイルポンプ35の駆動軸は、例えば、チェーン等を介して、タービン軸25及びプライマリ軸51それぞれとトルク伝達可能に接続されている。すなわち、機械式オイルポンプ35は、エンジン10及びモータジェネレータ40それぞれによって駆動可能に構成されている。
また、無段変速機50には、例えば、エンジン10が停止された低速走行時等、機械式オイルポンプ35の回転(吐出圧)が低下するときに、必要とされる油圧を確保するため、電動オイルポンプ36を備えている。電動オイルポンプ36は、電動モータにより駆動され、オイルパンに貯留されているオイルを昇圧して吐出する。電動オイルポンプ36の駆動は、TCU74によって制御される。
図2、3に示されるように、電動オイルポンプ36の吐出口は、その吐出圧が機械式オイルポンプ35の吐出圧よりも(所定圧以上)高い場合に開弁する逆止弁37を介して、機械式オイルポンプ35の吐出口と接続(連通)されている。逆止弁37は、例えば、スプリングとボール、又はスプリングと棒状の弁体で構成され、電動オイルポンプ36側から機械式オイルポンプ35側へのオイルの流入を許可し、機械式オイルポンプ35側から電動オイルポンプ36側への流入を禁止するチェックバルブである。
また、電動オイルポンプ36の吐出口には、第2の逆止弁38を介して、出力クラッチ61と連通された油路39が接続されている。第2の逆止弁38は、電動オイルポンプ36側の油圧(吐出圧)が、出力クラッチ61側の油圧よりも(所定圧以上)高い場合に開弁する。すなわち、第2の逆止弁38は、電動オイルポンプ36から出力クラッチ61へのオイルの流入(オイル供給)を許可する一方、出力クラッチ61から電動オイルポンプ36へのオイルの流入(逆流)を禁止する。
図1に戻り、無段変速機50のセカンダリ軸55は、一対のギヤ(リダクションドライブギヤ、リダクションドリブンギヤ)からなるリダクションギヤ(セカンダリリダクションギヤ)59を介して、カウンタ軸60につながれており、無段変速機50で変換された駆動力は、リダクションギヤ59を介して、カウンタ軸60に伝達される。カウンタ軸60には、出力クラッチ61、及び、パーキング機構を構成するパーキングギヤ62が取り付けられている。パーキング機構は、Pレンジが選択されたときに、車輪が回転しないようにロックする。パーキング機構は、パーキングポールがパーキングギヤ62に噛み込むことによりパーキングギヤ62をロックして無段変速機50をパーキング状態にする。
出力クラッチ61は、無段変速機50のセカンダリ軸55と駆動輪との間に設けられ、無段変速機50(エンジン10及びモータジェネレータ40)と駆動輪との間のトルク伝達を断続するものであり、例えば、停車中に、エンジン10でモータジェネレータ40を回して発電(Pレンジ発電)する際に、エンジン10やモータジェネレータ40と車輪側とを切り離すために、解放される。よって、出力クラッチ61は、それ以外のときは(例えば走行中は)締結される。なお、出力クラッチ61の制御(締結、解放)は、後述するTCU74によって行われる。
カウンタ軸60は、一対のギヤ(カウンタドライブギヤ、カウンタドリブンギヤ)からなるカウンタギヤ63を介して、フロントドライブシャフト66につながれている。カウンタ軸60に伝達された駆動力は、カウンタギヤ63、及び、フロントドライブシャフト66を介してフロントデファレンシャル(以下「フロントデフ」ともいう)67に伝達される。フロントデフ67は、例えば、ベベルギヤ式の差動装置である。フロントデフ67からの駆動力は、左前輪ドライブシャフトを介して左前輪に伝達されるとともに、右前輪ドライブシャフトを介して右前輪に伝達される。
一方、上述したカウンタ軸60上のカウンタギヤ63(カウンタドライブギヤ)の後段には、リヤデファレンシャル(以下「リヤデフ」ともいう)69に伝達される駆動力を調節するトランスファクラッチ64が介装されている。トランスファクラッチ64は、4輪の駆動状態(例えば前輪のスリップ状態等)やエンジントルクなどに応じて締結力(すなわち後輪へのトルク分配率)が制御される。よって、カウンタ軸60に伝達された駆動力は、トランスファクラッチ64の締結力に応じて分配され、後輪側にも伝達される。
より具体的には、カウンタ軸60の後端は、一対のギヤ(トランスファドライブギヤ、トランスファドリブンギヤ)からなるトランスファギヤ65を介して、車両後方へ延在するプロペラシャフト68とつながれている。よって、カウンタ軸60に伝達され、トランスファクラッチ64によって調節(分配)された駆動力は、トランスファギヤ65(トランスファドリブンギヤ)から、プロペラシャフト68を介してリヤデフ69に伝達される。
リヤデフ69には左後輪ドライブシャフト及び右後輪ドライブシャフトが接続されている。リヤデフ69からの駆動力は、左後輪ドライブシャフトを介して左後輪に伝達されるとともに、右後輪ドライブシャフトを介して右後輪に伝達される。
上述したように構成されているため、ハイブリッド車1では、エンジン10とモータジェネレータ40の2つの動力で車輪(車両)を駆動することができる。また、モータジェネレータ40を用いて減速回生や発電を行うことができる。また、上述したように駆動力伝達系が構成されることにより、例えば、シフトレバー77がDレンジに操作された場合には、前進クラッチ32が係合され、エンジン駆動力(及びモータジェネレータ40の駆動力)が無段変速機50のプライマリ軸51に入力される。無段変速機50により変換された駆動力は、セカンダリ軸55から出力され、リダクションギヤ59、カウンタ軸60、カウンタギヤ63を介してフロントドライブシャフト66に伝達される。そして、フロントデフ67によって駆動力が左右に分配され、左右の前輪に伝達される。
一方、カウンタ軸60に伝達された駆動力の一部は、トランスファクラッチ64、及び、トランスファギヤ65を介してプロペラシャフト68に伝達される。ここで、トランスファクラッチ64に所定のクラッチトルクが付与されると、そのクラッチトルクに応じて分配された駆動力がプロペラシャフト68に出力される。そして、リヤデフ69を介して駆動力が後輪にも伝達される。
また、Rレンジが選択された場合には、前進クラッチ32が解放され、後進ブレーキ33が締結されることにより、プライマリ軸51の回転方向が逆転される。その後のトルクフローは、上述したDレンジの場合と同様である。また、Pレンジが選択された場合には、前進クラッチ32及び後進ブレーキ33が共に解放され、タービン軸25とプライマリ軸51とが切り離される(エンジン駆動力の伝達が遮断される)。なお、Pレンジにおいて発電を行う場合には、前進クラッチ32が締結され、後進ブレーキ33が解放されるとともに、出力クラッチ61が解放され、エンジン10でモータジェネレータ40を駆動でき、かつ、前輪及び後輪に駆動力が伝達されないようにされる(詳細は後述する)。
車両の駆動力源であるエンジン10、モータジェネレータ40、及び、無段変速機50は、ハイブリッド車コントロールユニット(以下「HEV-CU」という)70、ECU71、パワーコントロールユニット(以下「PCU」という)72、TCU74、ビークルダイナミクスコントロールユニット(以下「VDCU」という)76等を有して構成される制御システムによって総合的に制御される。
HEV-CU70、ECU71、PCU72、TCU74、VDCU76それぞれは、演算を行うマイクロプロセッサ、該マイクロプロセッサに各処理を実行させるためのプログラム等を記憶するEEPROM、演算結果などの各種データを記憶するRAM、その記憶内容が保持されるバックアップRAM、及び、入出力I/F等を有して構成されている。
HEV-CU70、ECU71、PCU72、TCU74、VDCU76それぞれは、CAN(Controller Area Network)100を介して、相互に通信可能に接続されている。
HEV-CU70には、例えば、アクセルペダルの踏み込み量すなわちアクセルペダル操作量を検出するアクセルペダルセンサ81、モータジェネレータ40の回転位置(回転速度)を検出するレゾルバ82などを含む各種センサが接続されている。また、HEV-CU70は、CAN100を介して、ECU71やPCU72、TCU74、VDCU76等から、例えば、エンジン回転数や、プライマリプーリ回転数、セカンダリプーリ回転数、ブレーキ操作量、ステアリングホイールの操舵角、ヨーレート等の各種情報を受信する。
HEV-CU70は、取得したこれらの各種情報に基づいて、エンジン10、モータジェネレータ40、及び、無段変速機50の駆動を総合的に制御する。HEV-CU70は、例えば、アクセルペダル操作量(運転者の要求駆動力)、エンジン回転数、モータ回転数、プライマリプーリ回転数、セカンダリプーリ回転数、車両の運転状態(車速や操舵角等)、高電圧バッテリ73の充電率(SOC)などの各種情報に基づいて、エンジン10の要求出力、モータジェネレータ40のトルク指令値、及び、無段変速機50の目標変速比を求める。そして、HEV-CU70は、求めた要求出力、トルク指令値、目標変速比などをCAN100を介して出力する。また、HEV-CU70は、Pレンジ状態において高電圧バッテリ73のSOCが所定値以下に低下した場合に、エンジン10でモータジェネレータ40を駆動して発電(Pレンジ発電)し、高電圧バッテリ73の充電を行うよう制御する(詳細は後述する)。
ECU71では、上述したカム角センサの出力から気筒が判別され、クランク角センサ84の出力によって検出されたクランク軸15の回転位置の変化からエンジン回転数(回転速度)が求められる。また、ECU71では、上述した各種センサから入力される検出信号に基づいて、吸入空気量、アクセルペダル操作量、混合気の空燃比、及び、水温等の各種情報が取得される。そして、ECU71は、取得したこれらの各種情報、及び、HEV-CU70からの要求出力に基づいて、燃料噴射量や点火時期、並びに、電子制御式スロットルバルブ等の各種デバイスを制御することによりエンジン10を制御する。なお、ECU71は、Pレンジ発電を行うときにエンジン10を稼働する。
また、ECU71は、例えば、エアフローメータ83により検出された吸入空気量やエンジン回転数等に基づいて、エンジン10のエンジントルク(出力トルク)を算出する。そして、ECU71は、CAN100を介して、エンジン回転数(回転速度)、エンジントルク等の情報をTCU74やHEV-CU70等に送信する。
PCU72は、HEV-CU70からの上記トルク指令値に基づいて、インバータ72aを介して、モータジェネレータ40を駆動する。ここで、インバータ72aは、高電圧バッテリ73の直流電力を三相交流の電力に変換してモータジェネレータ40に供給する。一方、インバータ72aは、回生時やPレンジ発電時などに、モータジェネレータ40で発電した交流電圧を直流電圧に変換して高電圧バッテリ73を充電する。
VDCU76には、ブレーキペダルが踏まれているか否かを検出するブレーキスイッチ89や、ブレーキアクチュエータのマスタシリンダ圧力(ブレーキ油圧)を検出するブレーキ液圧センサ90が接続されている。また、VDCU76には、車両の各車輪の回転速度(車速)を検出する車輪速センサ91等も接続されている。
VDCU76は、ブレーキペダルの操作量(踏み込み量)に応じてブレーキアクチュエータを駆動して車両を制動するとともに、車両挙動を各種センサ(例えば車輪速センサ91、操舵角センサ、加速度センサ、ヨーレートセンサ等)により検知し、自動加圧によるブレーキ制御とエンジン10等のトルク制御により、横滑りを抑制し、旋回時の車両安定性を確保する。また、VDCU76は、急制動や滑りやすい路面で制動した場合に生じる車輪ロックを防止し、各車輪のスリップ率を適正に保つことで、制動時の方向安定性と操舵性を確保するとともに、最適な制動力を得るアンチロックブレーキ機能(ABS機能)、及び、滑りやすい路面や過大な駆動力によって生ずる駆動輪の空転を抑えて、発進時や加速時の車両安定性と加速性を確保するトラクションコントロール機能(TCS機能)を兼ね備えている。
VDCU76は、検出したブレーキスイッチ89やブレーキ液圧等の制動情報(ブレーキ操作情報)や車輪速(車速)等を、CAN100を介してTCU74、HEV-CU70、及び、ECU71等に送信する。
TCU74には、プライマリプーリ52の回転数を検出するプライマリプーリ回転センサ85や、セカンダリプーリ53の回転数(車速に対応)を検出するセカンダリプーリ回転センサ86などが接続されている。また、TCU74には、タービン回転センサ87、出力クラッチ回転センサ88等も接続されている。
また、TCU74は、CAN100を介して、ECU71からエンジントルク等の情報を受信し、HEV-CU70からモータトルクやアクセルペダル操作量等の情報を受信し、VDCU76から車速やブレーキ操作情報等を受信する。
TCU74は、取得したこれらの各種情報(車両の運転状態)、及び、HEV-CU70からの目標変速比に基づいて無段変速機50の変速比を無段階に変更する。
その際に、TCU74は、バルブボディ75を構成するソレノイドバルブ(電磁弁)の駆動を制御することにより、プライマリプーリ52の油圧室52c及びセカンダリプーリ53の油圧室53cに供給する油圧を調節して、無段変速機50の変速比を変更する。
また、図2、3に示されるように、TCU74は、バルブボディ75を構成するリニアソレノイド751及びコントロールバルブ752の駆動を制御することにより、前進クラッチ32又は後進ブレーキ33に供給/排出するオイル量(油圧)を調節して、前進クラッチ32又は後進ブレーキ33の締結/解放を行う。なお、オイルを前進クラッチ32側に供給(又は排出)するか、又は後進ブレーキ33側に供給(又は排出)するかは、シフトレバー77に連動して動くように構成されたマニュアルバルブ80によって切替えられる。
ここで、例えば、車両のフロア(センターコンソール)等には、運転者による、無段変速機50の動作状態(レンジ)を択一的に切り換える操作を受付けるシフトレバー(セレクトレバー)77が設けられている。シフトレバー77には、該シフトレバー77と連動して動くように接続され、該シフトレバー77の選択位置を検出するレンジスイッチ79が取り付けられている。レンジスイッチ79は、TCU74に接続されており、検出されたシフトレバー77の選択位置が、TCU74に読み込まれる。なお、シフトレバー77では、ドライブ「D」レンジ、マニュアル「M」レンジの他、パーキング「P」レンジ、リバース「R」レンジ、ニュートラル「N」レンジなどを選択的に切り換えることができる。なお、シフトレバー77に代えて、スイッチタイプのセレクト機構を用いてもよい。
ここで、シフトレバー77が操作されてDレンジ(前進走行レンジ)が選択された場合には、マニュアルバルブ80が動き、前進クラッチ32の油圧室にオイルが供給されるとともに、後進ブレーキ33の油圧室からオイルが排出される。これにより、前進クラッチ32が締結状態、後進ブレーキ33が解放状態となり、車両は前進可能となる。一方、シフトレバー77が操作されてRレンジ(後進走行レンジ)が選択された場合には、マニュアルバルブ80が動き、後進ブレーキ33の油圧室にオイルが供給されるとともに、前進クラッチ32の油圧室からオイルが排出される。これにより、後進ブレーキ33が締結状態、前進クラッチ32が解放状態となり、車両は後進可能となる。
なお、シフトレバー77が操作されてNレンジ又はPレンジが選択された場合には、前進クラッチ32の油圧室、及び後進ブレーキ33の油圧室それぞれからオイルが排出される。これにより、前進クラッチ32及び後進ブレーキ33それぞれが解放状態となり(エンジン駆動力の伝達が遮断され)、無段変速機50はニュートラル状態となる。ただし、Pレンジで発電する際には、前進クラッチ32の油圧室にオイルが供給され、締結状態となる。ここで、マニュアルバルブ80は、Pレンジが選択されたときに前進クラッチ32にオイル(油圧)を供給できるように構成されている。
また、TCU74は、上述したバルブボディ75を構成するリニアソレノイド754及びコントロールバルブ755の駆動を制御することにより、出力クラッチ61に供給/排出するオイル量(油圧)を調節して、出力クラッチ61の締結、解放を制御する。なお、TCU74は、Pレンジでは出力クラッチ61を締結し、Pレンジで発電する際には出力クラッチ61を解放する(図4参照)。また、TCU74は、Pレンジで発電しているときに、Rレンジに切り替えられた場合(シフト操作された場合)に、電動オイルポンプ36を駆動し、油路39を通して出力クラッチ61にオイルを供給する。なお、TCU74は、出力クラッチ61の油圧室にオイルが充填され、出力クラッチ61側の油圧が上昇して第2の逆止弁38が閉弁したときには、電動オイルポンプ36の駆動を停止する。
さらに、TCU74は、上述したバルブボディ75を構成するソレノイドバルブの駆動を制御することにより、トランスファクラッチ64に供給する油圧を調節(すなわち締結力を調節)して、後輪へ伝達される駆動力の分配比率を調節する。
上述したように、また、図4に示されるように、Pレンジの状態では、ロックアップクラッチ24が解放、前進クラッチ32が解放、出力クラッチ61が締結、トランスファクラッチ64が締結、後進ブレーキ33が解放される。Pレンジ発電の状態では、ロックアップクラッチ24が締結、前進クラッチ32が締結、出力クラッチ61が解放、トランスファクラッチ64が締結、後進ブレーキ33が解放される。Dレンジの状態では、ロックアップクラッチ24が車速に応じて締結、前進クラッチ32が締結、出力クラッチ61が締結、トランスファクラッチ64が締結、後進ブレーキ33が解放される。Rレンジの状態では、ロックアップクラッチ24が解放、前進クラッチ32が解放、出力クラッチ61が締結、トランスファクラッチ64が締結、後進ブレーキ33が締結される。
そのため、Pレンジ状態からDレンジ状態に移行する際には前進クラッチ32(1系統)のみ締結が必要となる。また、Pレンジ状態からRレンジ状態に移行する際には後進ブレーキ33(1系統)のみ締結が必要となる。また、Pレンジ発電状態からDレンジ状態に移行する際には出力クラッチ61(1系統)のみ締結が必要となる。一方、Pレンジ発電状態からRレンジ状態に移行する際には後進ブレーキ33と出力クラッチ61(2系統)の締結が必要となる。
ここで、特に、HEV-CU70、TCU74、ECU71(以下、「HEV-CU70等」ということもある)は、協調して、Pレンジでのモータジェネレータ40を用いた発電(Pレンジ発電)を可能とし、かつ、Pレンジ発電中にRレンジに切り替えられたとしても(シフト操作されたとしても)、シフト操作に対する応答遅れが生じることを防止する機能を有している。HEV-CU70、TCU74、ECU71では、それぞれのEEPROM等に記憶されているプログラムがマイクロプロセッサによって実行されることにより、当該機能が実現される。HEV-CU70、TCU74、ECU71は、特許請求の範囲に記載のコントロールユニットとして機能する。
HEV-CU70等は、Pレンジで高電圧バッテリ73の充電率(SOC)が所定値以下に低下した場合に、出力クラッチ61を解放し、前進クラッチ32を締結する(図4参照)とともに、エンジン10を稼働してモータジェネレータ40を発電機として駆動する(発電を行う)。また、HEV-CU70等は、その際に(Pレンジで発電するときに)、ロックアップクラッチ24を締結するとともに、トランスファクラッチ64を締結する(図4参照)。
なお、HEV-CU70等は、Pレンジ発電時に、EPB(電動パーキングブレーキ)を自動的にオンするとともに、パーキング機構(パーキングギヤ62)をロックする(図4参照)。
HEV-CU70等は、高電圧バッテリ73の充電率(SOC)が所定値以上になった場合(充電が完了した場合)、Pレンジ発電を終了し、通常のPレンジ状態(前進クラッチ32解放、ロックアップクラッチ24解放、出力クラッチ61締結)に戻す(図4参照)。
HEV-CU70等(TCU74)は、Pレンジで発電しているときに、Rレンジに切り替えられた場合(シフト操作された場合)に、Pレンジ発電を終了するとともに、電動オイルポンプ36を駆動し、油路39を通して出力クラッチ61にオイルを供給する。そのため、出力クラッチ61には、機械式オイルポンプ35から供給されるオイルに加えて、電動オイルポンプ36からもオイルが供給される。
なお、HEV-CU70等(TCU74)は、出力クラッチ61の油圧室にオイルが充填され、出力クラッチ61側の油圧が上昇して第2の逆止弁38が閉弁した場合には、電動オイルポンプ36の駆動を停止する。
ところで、出力クラッチ61の油圧室からのオイルの抜け量(落ち量)は、Pレンジで発電が開始されてから、Rレンジに切り替えられるまでの時間と相関を有する。そのため、HEV-CU70等(TCU74)は、Pレンジで発電が開始されてから、Rレンジに切り替えられるまでの時間を計時し、当該計時した時間に応じて、電動オイルポンプ36の駆動時間を設定(制御)し、当該設定した駆動時間が経過するまで電動オイルポンプ36を駆動する。すなわち、HEV-CU70等(TCU74)は、出力クラッチ61の油圧室からのオイルの抜け量(落ち量)を推定し、その量に応じて電動オイルポンプ36を駆動する。
次に、図5、6を参照しつつ、ハイブリッド車1の動作について説明する。図5、6は、ハイブリッド車1におけるPレンジ発電処理の処理手順を示すフローチャートである。本処理は、主としてHEV-CU70、ECU71、TCU74において、所定のタイミングで繰り返して実行される。
ステップS100では、Pレンジにシフトされたか否かについての判断が行われる。ここで、Pレンジにシフトされた場合には、ステップS102に処理が移行する。一方、Pレンジにシフトされていないときには、本処理から一旦抜ける。
ステップS102では、高電圧バッテリ73のSOCが所定値(a%)以下であるか否かについての判断が行われる。ここで、SOCが所定値(a%)よりも高い場合には、前進クラッチ32が解放(ステップS104)されるとともに、ロックアップクラッチ24が解放(ステップS106)される。すなわち、通常のPレンジ状態に移行される。その後、本処理から一旦抜ける。一方、SOCが所定値(a%)以下のときには、ステップS108に処理が移行する。
ステップS108では、出力クラッチ61が解放される。続いて、ステップS110では、Pレンジで発電が開始されてからRレンジに切り替えられるまでの時間を計時するタイマ(t1)が起動される。
次に、ステップS112において前進クラッチ32が締結され、ステップS114においてロックアップクラッチ24が締結される。
続いて、ステップS116では、エンジン10が稼働しているか否かについての判断が行われる。ここで、エンジン10が稼働していない場合には、ステップS118において、エンジン10が始動された後、ステップS120に処理が移行する。一方、既にエンジン10が稼働しているときには、ステップS120に処理が移行する。
ステップS120では、Pレンジ発電が行われる。次に、ステップS122では、高電圧バッテリ73のSOCが所定値(b%)以上であるか否か(充電が完了したか否か)についての判断が行われる。ここで、SOCが所定値(b%)よりも高い場合には、前進クラッチ32が解放(ステップS124)され、ロックアップクラッチ24が解放(ステップS126)されるとともに、出力クラッチ61が締結される(ステップS128)。すなわち、通常のPレンジ状態に移行される。その後、本処理から一旦抜ける。一方、SOCが所定値(b%)未満のときには、ステップS130に処理が移行する。
ステップS130では、シフト操作が受け付けられたか否かについての判断が行われる。ここで、シフト操作が受け付けられていない場合には、ステップS120に処理が移行し、引き続き、Pレンジ発電が行われる。一方、シフト操作が受け付けられたときには、ステップS132に処理が移行する。
ステップS132では、Rレンジにシフトされたか否かについての判断が行われる。ここで、Rレンジ以外にシフトされた場合には、ステップS133に処理が移行する。一方、Rレンジにシフトされたときには、ステップS134に処理が移行する。
ステップS133では、Dレンジにシフトされたか否かについての判断が行われる。ここで、Dレンジ以外にシフトされた場合には、上述したステップS124に処理が移行し、一旦、通常のPレンジ状態に移行された後、選択されたシフト状態に移行する。一方、Dレンジにシフトされたときには、上述したステップS126に処理が移行し、ロックアップクラッチ24が解放(ステップS126)されるとともに、出力クラッチ61が締結される(ステップS128)。すなわち、Dレンジ状態に移行される。その後、本処理から一旦抜ける。
ステップS134では、Pレンジで発電が開始されてからRレンジに切り替えられるまでの時間を計時するタイマ(t1)が停止される。続いて、前進クラッチ32が解放(ステップS136)されるとともに、ロックアップクラッチ24が解放(ステップS138)される。
続くステップS140では、高電圧バッテリ73のSOCが所定値(c%)以下であるか否かについての判断が行われる。ここで、SOCが所定値(c%)以下の場合には、ステップS150に処理が移行する。一方、SOCが所定値(c%)より高いときには、ステップS142に処理が移行する。
ステップS142では、タイマ(t1)の値が所定値以上であるか否かについての判断が行われる。ここで、タイマ(t1)の値が所定値未満の場合には、ステップS150に処理が移行する。一方、タイマ(t1)の値が所定値以上のときには、ステップS144に処理が移行する。
ステップS144では、電動オイルポンプ36が所定の回転数で駆動される(すなわち、出力クラッチ61にオイルが供給される)。続いて、ステップS146では、電動オイルポンプ36の駆動が開始されてから所定時間(設定時間)経過したか否かについての判断が行われる。ここで、電動オイルポンプ36の駆動が開始されてから所定時間(設定時間)経過していない場合には、ステップS144に処理が移行し、引き続いて、電動オイルポンプ36が駆動される。一方、電動オイルポンプ36の駆動が開始されてから所定時間(設定時間)経過したときには、ステップS148に処理が移行する。
ステップS148では、電動オイルポンプ36の駆動が停止される。次に、ステップS150では、後進ブレーキ33が締結される。また、ステップS152において、出力クラッチ61が締結される。すなわち、後進走行状態に移行される。その後、本処理から一旦抜ける。
以上、詳細に説明したように、本実施形態によれば、Pレンジが選択されているときに前進クラッチ32にオイル(油圧)を供給できるように構成されており、Pレンジで高電圧バッテリ73の充電率(SOC)が所定値以下に低下した場合に、出力クラッチ61が解放され、前進クラッチ32が締結されるとともに、エンジン10が稼働されてモータジェネレータ40が発電機として駆動される(発電が行われる)。そして、Pレンジで発電が行われているときに、Rレンジに切り替えられた場合(シフト操作された場合)には、電動オイルポンプ36が駆動され、油路39を通して出力クラッチ61にオイルが供給される。そのため、Rレンジに切り替えるために締結(オイル供給)を要する2系統のクラッチ(出力クラッチ61及び後進ブレーキ33)のうち、一方(本実施形態では出力クラッチ61)へのオイル供給(締結)を電動オイルポンプ36で補助することができる。その結果、Pレンジでのモータジェネレータ40を用いた発電(Pレンジ発電)を可能とし、かつ、Pレンジ発電中にRレンジに切り替えられたとしても(シフト操作されたとしても)、シフト操作に対する応答遅れが生じることを防止することが可能となる。
本実施形態によれば、油路39に介装され、電動オイルポンプ36側の油圧(吐出圧)が、出力クラッチ61側の油圧よりも(所定圧以上)高い場合に開弁する第2の逆止弁38を備えている。すなわち、電動オイルポンプ36から出力クラッチ61へのオイルの流入(オイル供給)を許可する一方、出力クラッチ61から電動オイルポンプ36へのオイルの流入(逆流)を禁止することができる。そのため、出力クラッチ61の締結が完了した後は、第2の逆止弁38が閉弁することにより、電動オイルポンプ36からの過剰なオイル供給を防止することができる。
ところで、出力クラッチ61の油圧室からのオイルの抜け量(落ち量)は、Pレンジで発電が開始されてからRレンジに切り替えられるまでの時間と相関を有する。本実施形態によれば、Pレンジで発電が開始されてからRレンジに切り替えられるまでの時間が計時され、当該計時された時間に応じて電動オイルポンプ36の駆動時間が設定され、当該設定された駆動時間が経過するまで電動オイルポンプ36が駆動される。そのため、出力クラッチ61の油圧室からのオイルの抜け量(落ち量)を推定し、その量に応じて電動オイルポンプ36を駆動することができる。よって、電動オイルポンプ36の不要な駆動(必要以上の作動)を防止し、消費電力を抑制することが可能となる。
本実施形態によれば、Pレンジで発電するときに、ロックアップクラッチ24が締結される。そのため、エンジン10とモータジェネレータ40とを直結することができ、より効率よく発電することが可能となる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、電動オイルポンプ36と出力クラッチ61とを油路39で連通したが、出力クラッチ61に代えて、電動オイルポンプ36と後進ブレーキ33(コントロールバルブ752の下流側)とを油路で連通する構成としてもよい。
上記実施形態では、Pレンジで発電が開始されてからRレンジに切り替えられるまでの時間が計時され、当該計時された時間に応じて電動オイルポンプ36の駆動時間が設定され、当該設定された駆動時間が経過するまで電動オイルポンプ36が駆動されたが、加えて、計時中に、計時時間が所定時間以上となった場合、一時的に電動オイルポンプ36を駆動する(クラッチが締結されない程度にオイルを入れる)とともに、計時時間をリセット(リスタート)するようにしてもよい。
また、Pレンジ発電を行う際に、前進クラッチ32に代えて後進ブレーキ33を締結する構成としてもよい。より具体的には、マニュアルバルブ80が、Pレンジが選択されたときに、前進クラッチ32に代えて、後進ブレーキ33にオイル(油圧)を供給できるように構成されており、油路が、電動オイルポンプ36と出力クラッチ61又は後進ブレーキ33とを連通することに代えて、電動オイルポンプ36と出力クラッチ61又は前進クラッチ32とを連通し、HEV-CU70等が、Pレンジで発電しているときに、Dレンジに切り替えられた場合(シフト操作された場合)に、電動オイルポンプ36を駆動し、油路を通して出力クラッチ61又は前進クラッチ32にオイルを供給する構成としてもよい。
なお、上記実施形態では、HEV-CU70、ECU71、TCU74、VDCU76等をCAN100を介して相互に通信可能に接続する構成(システム構成)をしたが、システム構成は、上記実施形態の構成に限られることなく、例えば、エンジン10を制御するECU71と、無段変速機50を制御するTCU74とを一体のハードウェアで構成してもよい。
1 ハイブリッド車
10 エンジン
15 クランク軸
20 トルクコンバータ
21 ポンプインペラ
22 タービンランナ
23 ステータ
24 ロックアップクラッチ
25 タービン軸
30 前後進切替機構
31 遊星歯車列
32 前進クラッチ
33 後進ブレーキ
35 機械式オイルポンプ
36 電動オイルポンプ
37 逆止弁
38 第2の逆止弁
39 油路(油圧回路)
40 モータジェネレータ
50 無段変速機
51 プライマリ軸
52 プライマリプーリ
53 セカンダリプーリ
54 チェーン
55 セカンダリ軸
59 リダクションギヤ(セカンダリリダクションギヤ)
60 カウンタ軸
61 出力クラッチ
62 パーキングギヤ
63 カウンタギヤ
64 トランスファクラッチ
65 トランスファギヤ
66 フロントドライブシャフト
67 フロントデファレンシャル
68 プロペラシャフト
69 リヤデファレンシャル
70 HEV-CU
71 ECU
72 PCU
73 高電圧バッテリ
74 TCU
75 バルブボディ
751、754 リニアソレノイド
752、755 コントロールバルブ
76 VDCU
77 シフトレバー
79 レンジスイッチ
80 マニュアルバルブ
81 アクセルペダルセンサ
82 レゾルバ
83 エアフローメータ
84 クランク角センサ
85 プライマリプーリ回転センサ
86 セカンダリプーリ回転センサ
87 タービン回転センサ
88 出力クラッチ回転センサ
89 ブレーキスイッチ
90 ブレーキ液圧センサ
91 車輪速センサ
100 CAN

Claims (5)

  1. エンジンが、前進クラッチ、後進ブレーキを含む前後進切替機構を介して、無段変速機のプライマリ軸の一端と接続され、該無段変速機のプライマリ軸の他端とモータジェネレータとが接続されるとともに、該無段変速機のセカンダリ軸と駆動輪とが出力クラッチを介して接続されたハイブリッド車において、
    前記エンジン及び前記モータジェネレータにより駆動され、オイルを昇圧して吐出する機械式オイルポンプと、
    電動モータにより駆動され、吐出圧が前記機械式オイルポンプの吐出圧よりも高い場合に開弁する逆止弁を介してオイルを吐出する電動オイルポンプと、
    シフト操作状態に応じて、前記前進クラッチ及び前記後進ブレーキに対するオイルの供給を切り替えるマニュアルバルブと、
    前記電動オイルポンプと前記出力クラッチ又は前記後進ブレーキとを連通する油路と、
    前記エンジン、前記モータジェネレータ、前記電動オイルポンプの駆動、及び、前記前進クラッチ、前記後進ブレーキ、前記出力クラッチの締結、解放を制御するコントロールユニットと、を備え、
    前記マニュアルバルブは、駐車レンジが選択されているときに前記前進クラッチにオイルを供給できるように構成されており、
    前記コントロールユニットは、
    駐車レンジで高電圧バッテリの充電率が所定値以下に低下した場合に、前記出力クラッチを解放し、前記前進クラッチを締結するとともに、前記エンジンを稼働して前記モータジェネレータを発電機として駆動し、
    駐車レンジで発電しているときに、後進走行レンジが選択された場合に、前記電動オイルポンプを駆動し、前記油路を通して前記出力クラッチ又は前記後進ブレーキにオイルを供給する
    ことを特徴とするハイブリッド車。
  2. 前記油路に介装され、前記電動オイルポンプ側の油圧が、前記出力クラッチ又は前記後進ブレーキ側の油圧よりも高い場合に開弁する第2の逆止弁を備えることを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド車。
  3. 前記コントロールユニットは、駐車レンジで発電が開始されてから後進レンジに切り替えられるまでの時間を計時し、当該計時した時間に応じて前記電動オイルポンプの駆動時間を設定し、当該設定した駆動時間が経過するまで前記電動オイルポンプを駆動することを特徴とする請求項2に記載のハイブリッド車。
  4. 前記エンジンと前記前後進切替機構との間に配設され、ロックアップクラッチを含むトルクコンバータと、
    前記出力クラッチの後段側において従駆動輪との間に配設されるトランスファクラッチとを備え、
    前記コントロールユニットは、駐車レンジで発電するときに、前記ロックアップクラッチを締結するとともに、前記トランスファクラッチを締結することを特徴とする請求項3に記載のハイブリッド車。
  5. 前記マニュアルバルブは、駐車レンジが選択されているときに、前記前進クラッチに代えて、前記後進ブレーキにオイルを供給できるように構成されており、
    前記油路は、前記電動オイルポンプと前記出力クラッチ又は前記後進ブレーキとを連通することに代えて、前記電動オイルポンプと前記出力クラッチ又は前記前進クラッチとを連通し、
    前記コントロールユニットは、駐車レンジで発電しているときに、前進走行レンジが選択された場合に、前記電動オイルポンプを駆動し、前記油路を通して前記出力クラッチ又は前記前進クラッチにオイルを供給することを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載のハイブリッド車。
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