JP2024044012A - 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】対象が選択された理由および選択されなかった理由の推定を支援する技術を提供する。【解決手段】本願に係る情報処理装置は、ユーザに関する情報を取得する取得部と、当該ユーザに関する情報に基づいて、当該ユーザが興味を示した候補群と、前記候補群のうち選択された対象と、を推定する解析部と、を備えることを特徴とする。例えば、前記解析部は、ユーザの検索履歴から所定のカテゴリに対応する検索対象を当該ユーザが興味を示した候補群として抽出し、当該ユーザの位置データに基づいて前記検索対象のうち選択された検索対象を推定する。例えば、解析部は、当該ユーザの検索履歴から前記検索対象に対応するキーワードを抽出し、当該キーワードをキーワード群に仕分けし、前記ユーザに関する情報に基づいて、前記検索対象および前記キーワード群別に魅力度を解析する。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法およびプログラムに関する。
従来、移動体を利用する観光客の適正な動態調査をするための技術が知られている(特許文献1参照)。
特開2019-109711号公報
しかしながら、上述した技術は、移動体の位置情報と速度情報とに基づいて、移動体が低速または停止すると推定される停滞地域を特定しているに過ぎない。そのため、上述した技術では、利用者が訪問地に訪問した理由、または訪問しなかった理由を説明することができず、訪問地の課題や改善点について提案することができなかった。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、対象が選択された理由および選択されなかった理由の推定を支援する技術を提供することを目的とする。
本願に係る情報処理装置は、ユーザに関する情報を取得する取得部と、当該ユーザに関する情報に基づいて、当該ユーザが興味を示した候補群と、前記候補群のうち選択された対象と、を推定する解析部と、を備えることを特徴とする。
実施形態の一態様によれば、対象が選択された理由および選択されなかった理由の推定を支援することができる。
図1は、実施形態に係る情報処理の概要を示す図である。 図2は、実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。 図3は、実施形態に係る情報処理装置の構成例を示す図である。 図4は、実施形態に係る情報処理装置の生成部によって生成されるコンテンツの一例を示す図である。 図5は、実施形態に係る端末装置の構成例を示す図である。 図6は、実施形態に係る情報処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図7は、ハードウェア構成の一例を示す図である。
以下に、本願に係る情報処理装置、情報処理方法およびプログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と記載する。)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報処理装置、情報処理方法およびプログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
[実施形態]
〔1.情報処理の概要〕
まず、図1を参照し、実施形態に係る情報処理装置1を有する情報処理システム100による情報処理の概要について説明する。図1は、実施形態に係る情報処理の概要を示す図である。図1に示すように、情報処理システム100は、情報処理装置1、ログサーバ2、および端末装置3、4を有する。情報処理装置1と、ログサーバ2とは、同一のサーバ装置やクラウドシステム等により実現されてもよい。情報処理装置1、ログサーバ2、および端末装置3、4は、ネットワークN(例えば、図2参照)を介して有線または無線により通信可能に接続される。
情報処理装置1は、ユーザUAに関する情報を収集し、商品または役務の購買に結び付くユーザUAの関心傾向を分析する情報処理装置である。より具体的には、情報処理装置1は、ログサーバ2およびユーザUAが操作する端末装置3から取得した情報に基づいて、ユーザUAが商品または役務を選択した理由および選択しなかった理由を推定して、端末装置4を操作するオペレータUBにユーザUAの関心傾向を示すコンテンツを提供する。情報処理装置1は、例えば、サーバ装置やクラウドシステム等により実現される。
ログサーバ2は、各種のログデータを取得する情報処理装置である。具体的には、ログサーバ2は、各地域(エリア)に所在するユーザUAのネットワークN(例えば、図2参照)上の行動を示すログデータを取得する。例えば、ログサーバ2は、ユーザUAの位置の履歴である位置履歴を端末装置3から取得する。また、ログサーバ2は、ユーザUAが入力した検索クエリの履歴である検索履歴を検索サーバ(検索エンジン)から取得する。また、ログサーバ2は、ユーザUAが閲覧したコンテンツの履歴である閲覧履歴をコンテンツサーバから取得する。また、ログサーバ2は、ユーザUAによる決済の履歴である決済履歴を電子商取引サーバや電子決済サーバから取得する。また、ログサーバ2は、ユーザUAによる投稿の履歴である投稿履歴を口コミの投稿サービスを提供する投稿サーバやSNS(Social Networking Service)サーバから取得する。なお、ログサーバ2は、上述した情報の他にも各種の情報を取得可能である。例えば、ログサーバ2は、ユーザUAの年齢、性別、家族構成、経済状況といったユーザUAの属性に関する情報を取得する。
また、ログサーバ2は、各地域に所在する施設に関するネットワークN(例えば、図2参照)上の情報を取得する。例えば、ログサーバ2は、各地域に所在する施設を訪問したユーザUAに関するネットワークN上の情報を取得する。また、ログサーバ2は、取得した投稿履歴に基づいて、各地域に所在する施設を訪問したユーザUAにより投稿された情報であって、施設に関する情報を取得する。また、ログサーバ2は、各地域に所在する施設の所在地、平均価格(平均客単価)、カテゴリ(例えば、カフェやレストランといった店舗の業態のカテゴリ、イタリアンやフレンチといった店舗で取り扱われる料理のカテゴリ等)に関する情報を各施設の端末装置から取得する。また、ログサーバ2は、上述した情報の他にも各種の情報を取得可能である。例えば、ログサーバ2は、施設の営業時間、施設における喫煙の可否等の施設に関する情報を取得する。
また、ログサーバ2は、各地域に関するネットワーク上の情報を取得する。例えば、ログサーバ2は、各地域における気温、天気、標高、トイレの有無、屋根のある場所の有無、街灯の有無、犯罪率、平均地価、国勢調査の結果といった各地域に関するネットワークN上の情報を取得する。
端末装置3は、ユーザUAによって使用される情報処理端末である。ユーザUAは、商品または役務等を選択して購入、利用する消費者である。図1では、1台の端末装置3および1人のユーザUAのみ記載しているが、情報処理システム100には、複数のユーザUAと、各々のユーザUAによって利用される複数の端末装置3と、が含まれる。各々のユーザUAは、少なくとも1台の端末装置3を利用する。
端末装置3の典型例としては、スマートフォンが想定されるが、タブレット型端末、ノート型PC(Personal Computer)、デスクトップPC、携帯電話機、またはPDA(Personal Digital Assistant)等により実現されてもよい。また、端末装置3は、LTE(Long Term Evolution)、4G(4th Generation)、5G(5th Generation:第5世代移動通信システム)等の無線通信網や、Bluetooth(登録商標)、無線LAN(Local Area Network)等の近距離無線通信を介してネットワークNに接続し、任意のサーバ装置と通信を行うことができる。
端末装置4は、オペレータUBによって使用される情報処理端末である。オペレータUBは、商品または役務等を開発、提供する事業者、または事業者対して取り扱う商品または役務の課題や改善点等に関する提案を行う事業者等である。図1では、1台の端末装置4および1人のオペレータUBのみ記載しているが、情報処理システム100には、複数のオペレータUBと、各々のオペレータUBによって利用される複数の端末装置4と、が含まれていてもよい。オペレータUBは、端末装置4を操作して、情報処理装置1にアクセスし、情報処理装置1から提供されるコンテンツを参照することで、商品または役務等の取引対象が選択された理由および選択されなかった理由を推定する。端末装置4は、情報処理装置1に含まれる機能であってもよい。
端末装置4の典型例としては、ノート型PCまたはデスクトップPCが想定されるが、スマートフォン、タブレット型端末、携帯電話機、またはPDA等により実現されてもよい。また、端末装置4は、無線LAN等の近距離無線通信を介してネットワークNに接続し、情報処理装置1と通信を行うことができる。
情報処理装置1は、ログサーバ2および端末装置3から取得したユーザUAの検索履歴および行動履歴に基づいて、ユーザUAの関心傾向を分析する。より具体的には、情報処理装置1は、オペレータUBが端末装置4から入力したカテゴリに関して、ユーザUAが興味を示した候補群(検索対象)とユーザUAが最終的に選択した対象とを推定し、検索対象に対応するキーワードを抽出し、キーワード群別の魅力度を解析する。なお、オペレータUBが端末装置4から入力するカテゴリとは、例えば、旅行、レジャー、不動産(引越し)等の移動を伴う取引対象の分類を示す。
検索対象とは、例えば、地域や施設等である。例えば、地域は、都道府県や区市町村(行政区域)等であってもよい。また、地域は、市街地や住宅地、商業地(商店街/繁華街/オフィス街)等であってもよいし、温泉街や宿場町等であってもよい。また、施設は、例えば、大型商業施設(ショッピングセンター/アウトレットモール/地下街)、娯楽施設(テーマパーク/遊園地/遊戯場/動物園/水族館/プール/入浴施設/公園/庭園/名所)、飲食施設(カフェ/レストラン)、文化施設(ホール/図書館/美術館/博物館)、複合施設、宿泊施設、スポーツ施設、寺社仏閣、公共機関、金融機関、医療機関、教育機関、または鉄道駅や道の駅、空港、港湾(乗船場)等であってもよい。
図1に示すように、ユーザUAの端末装置3は、端末装置3の位置データを情報処理装置1に定期的に送信する(ステップS1)。情報処理装置1は、ログサーバ2から、端末装置3のユーザUAのネットワークN上の行動に関する各種ログデータを定期的に受信する(ステップS2)。
端末装置4は、オペレータUBが所望するカテゴリに関するユーザUAの関心傾向を示すコンテンツを端末装置4が取得するため、当該カテゴリを入力する操作をオペレータUBが行った場合、情報処理装置1に対して当該カテゴリを示すカテゴリ情報を送信する(ステップS3)。オペレータUBが端末装置4から入力するカテゴリとは、例えば、旅行、レジャー、不動産(引越し)等の移動を伴う取引対象の分類を示す。なお、オペレータUBの入力操作に基づいて情報処理装置1に対して送信する情報は、カテゴリ情報のみならず、解析対象とする期間(開始日および終了日/現在までの年月日数/月歴/季節)、地域、ユーザUAの属性(年齢/性別/家族構成/経済状況)等を含んでもよい。
情報処理装置1は、端末装置4から入力されたカテゴリ情報に関し、ユーザUAが商品または役務を選択した理由および選択しなかった理由を解析する。まず、情報処理装置1は、まず、ログサーバ2から取得したユーザUAの検索履歴から、オペレータUBによって入力されたカテゴリ(選択カテゴリ)に対応する検索対象を抽出する(ステップS4)。情報処理装置1は、ログサーバ2から取得したユーザUAの閲覧履歴に基づいて、閲覧したコンテンツ内のテキストから、選択カテゴリに対応する検索対象を抽出してもよい。例えば、選択カテゴリが「旅行」である場合、検索対象は、「奈良」や「長崎」等の都道府県名を含む。検索対象は、近畿や九州等の地方、地域名を含んでもよい。
この際、情報処理装置1は、例えば、ユーザUAが端末装置3によって、最初に検索対象を検索してから所定期間内に検索した同一カテゴリの他の検索対象を抽出する。すなわち、ユーザUAが端末装置3によって、例えば「奈良」を検索してから、所定期間内に「長崎」を検索した場合、情報処理装置1は、「奈良」および「長崎」を検索対象として抽出する。また、情報処理装置1は、例えば、同一の検索対象を検索した回数および頻度を取得してもよい。
次いで、情報処理装置1は、ユーザUAの行動履歴に基づいて、抽出された検索対象のうち、実際にユーザUAによって選択された検索対象を推定する(ステップS5)。すなわち、情報処理装置1は、検索対象について、実際のアクション(訪問、滞在、購入等)があったかを推定する。ユーザUAの行動履歴は、少なくとも端末装置3から取得したユーザUAの位置データを含み、例えば、ログサーバ2から取得したユーザUAによる端末装置3の決済履歴等の行動履歴を含んでもよい。
訪問および滞在等の実際のアクションの有無は、例えば、端末装置3の位置データに基づいて推定される。購入等の実際のアクションの有無は、例えば、端末装置3の決済履歴に基づいて推定される。検索対象と推定された実際のアクションとが一致した場合、検索対象は、ユーザUAに選択されたと推定される。実際のアクションに結び付かなかった検索対象は、ユーザUAに選択されなかったと推定される。例えば、位置データにユーザUAが奈良に移動、滞在を示すデータが含まれる場合、情報処理装置1は、実際にユーザUAによって選択された対象が「奈良」であると推定する。また、情報処理装置1は、決済履歴にユーザUAの居住地から「奈良」までの旅券の購入や、「奈良」の宿泊施設の予約が含まれる場合に、実際にユーザUAによって選択された対象が「奈良」であると推定してもよい。
次いで、情報処理装置1は、ユーザUAの検索履歴から検索対象に対応するキーワードを抽出する(ステップS6)。検索対象に対応するキーワードとは、検索対象である都道府県、地方または地域に含まれる施設、特産品、シンボル等を示す固有のキーワードが含まれる。検索対象に対応するキーワードには、検索対象に限定されず、選択カテゴリ自体に広く対応するキーワードが含まれてもよい。選択カテゴリ自体に対応するキーワードは、選択カテゴリが「旅行」である場合、「寺社」「温泉」「海の幸」「動物 触れ合い」「幼児 旅館」等が例示される。
なお、抽出されたキーワードは、所定の法則でキーワード群に仕分けされる。例えば、キーワードは、生物、物品、施設等のキーワード群に仕分けされる。物品に関するキーワードは、さらに、飲食、工芸、織物等のキーワード群に仕分けされてもよい。また、施設に関するキーワードは、さらに、公園、寺社、宿泊、文化施設等のキーワード群に仕分けされてもよい。
次いで、情報処理装置1は、ユーザUAの行動履歴に基づいて、検索対象およびキーワード群別に魅力度を解析する(ステップS7)。魅力度は、キーワード群に関し、実際のアクション(訪問、滞在、購入等)への繋がりやすさを数値化したスコアである。魅力度は、例えば、複数の評価項目に対するスコアを加算することで算出されてもよい。評価項目は、例えば、訪問の有無や滞在時間の長短等、端末装置3の位置データに基づいて推定されるものを含む。また、評価項目は、例えば、購買の有無や金額等、端末装置3の決済履歴に基づいて推定されるものを含んでもよい。また、評価項目は、例えば、検索や閲覧の回数および頻度等、端末装置3の検索履歴に基づくものを含んでもよい。評価項目は、例えば、評価項目毎に重み付けパラメータが設定される。重み付けパラメータは、訪問、滞在、購入等の実際のアクションに関しては高く設定され、検索、閲覧等に関しては低く設定される。
次いで、情報処理装置1は、魅力度の解析結果に基づいて、ユーザUAの関心傾向を示す情報を含むコンテンツを生成する(ステップS8)。コンテンツは、例えば、スコア表やレーダーチャートを含む。コンテンツは、キーワード群別の魅力度を示すスコアを示したものに限定されず、例えば、検索対象毎の合計スコアや、実際のアクションに結び付いたキーワードが列挙されたもの等を含んでもよい。
次いで、情報処理装置1は、ネットワークN(図2参照)を介して、ユーザUAの関心傾向を示す情報を含むコンテンツを、オペレータUBの端末装置4に提供する(ステップS9)。そして、オペレータUBの端末装置4は、コンテンツを表示することとなる。
〔2.情報処理システムの構成〕
次に、図2を用いて、実施形態に係る情報処理装置1を有する情報処理システム100の構成について説明する。図2は、実施形態に係る情報処理システム100の構成例を示す図である。図2に示すように、情報処理システム100は、情報処理装置1と、ログサーバ2と、端末装置3と、端末装置4と、を有する。
情報処理装置1、ログサーバ2、および端末装置3、4は、ネットワークNを介して有線または無線により通信可能に接続される。ネットワークNは、例えば、LANや、インターネット等のWAN(Wide Area Network)である。なお、通信ネットワークNは、例えば、4Gまたは5G等の移動体通信システム等を含む構成であるが、かかる例に限定されない。また、図2に示す情報処理システム100に含まれる各装置の数は図示したものに限られない。例えば、図2では、図示の簡略化のため、端末装置3、4を1台ずつのみ示したが、これはあくまでも例示であって限定されるものではなく、それぞれ2台以上であってもよい。
〔3.情報処理装置の構成〕
次に、図3を用いて、実施形態に係る情報処理装置1の構成について説明する。図3は、実施形態に係る情報処理装置1の構成例を示す図である。図3に示すように、情報処理装置1は、通信部11と、記憶部12と、制御部20と、を備える。なお、情報処理装置1は、情報処理装置1を利用する管理者等から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を表示するための表示部(例えば、液晶ディスプレイ等)を有してもよい。
通信部11は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。通信部11は、ネットワークN(図2参照)と有線または無線で接続され、ログサーバ2、および端末装置3、4との間で情報の送受信を行う。
記憶部12は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、光ディスク等の記憶装置によって実現される。図3に示すように、記憶部12は、位置データベース13と、ユーザデータベース14と、履歴データベース15と、地図データベース16と、を有する。
位置データベース13には、端末装置3の位置データが記憶される。ここで、位置データは、GPS(Global Positioning System)、携帯基地局、およびアクセスポイント等に基づいて取得される位置座標等であってもよい。
ユーザデータベース14は、端末装置3のユーザUAの属性データ(属性情報)が記憶される。ここで、属性データは、ユーザUAの年齢、性別、家族構成、自宅、勤務地、職業、職位、収入、居住形態、車の有無、習い事、ライフスタイル等を含んでいてもよい。また、属性データは、ユーザUAのデモグラフィック(人口統計学的属性)、サイコグラフィック(心理学的属性)、ジオグラフィック(地理学的属性)、ベヘイビオラル(行動学的属性)等に関するデータであってもよい。
履歴データベース15には、端末装置3のユーザUAのネットワークN上の行動を示すログデータが登録される。ここで、ログデータは、位置履歴、検索履歴、閲覧履歴、決済履歴、投稿履歴等を含んでいてもよい。また、ログデータは、実店舗におけるクレジットカード、デビットカード、電子マネー、バーコード決済、または、QRコード(登録商標)決済等のキャッシュレス決済による決済履歴等を含んでいてもよい。
地図データベース16には、地図データが登録される。ここで、地図データは、複数の縮尺のラスタ形式の地図描画用の画像、ベクタ形式の地図描画用の画像等を含んでいてもよい。例えば、地図データは、縮尺に従ってメッシュ化された地図データ(例えば、JIS規格の第1~3次地域区画メッシュデータ、および、100mメッシュデータ等)等であってもよい。また、地図データは、地図上の地物、注記、および記号に関する地図オブジェクトデータを含んでいてもよい。
制御部20は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、情報処理装置1内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部20は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。図3に示すように、制御部20は、取得部21と、解析部22と、生成部23と、提供部24と、を有する。
取得部21は、ユーザUAの端末装置3の位置データを取得する。なお、取得部21は、ユーザUAの端末装置3の位置データに基づいて、ユーザUAの出発地と目的地とを取得してもよい。また、取得部21は、ユーザUAの端末装置3の位置データに基づいて、目的地から流出したユーザUAの滞在地を取得してもよい。
また、取得部21は、ログサーバ2から各種ログデータを取得する。取得部21が取得するログデータは、少なくともユーザUAが入力した検索サーバ(検索エンジン)に対する検索クエリの履歴である検索履歴と、ユーザUAの位置の地歴である位置履歴と、を含む。なお、取得部21は、ユーザUAの閲覧履歴、決済履歴、投稿履歴等を取得してもよい。
解析部22は、取得部21がログサーバ2から取得したユーザUAの検索履歴から、オペレータUBによって入力されたカテゴリ(選択カテゴリ)に対応する検索対象を抽出する。解析部22は、取得部21がログサーバ2から取得したユーザUAの閲覧履歴に基づいて、閲覧したコンテンツ内のテキストから、選択カテゴリに対応する検索対象を抽出してもよい。解析部22は、例えば、ユーザUAが端末装置3によって、最初に検索対象を検索してから所定期間内に検索した同一カテゴリの他の検索対象を抽出する。
解析部22は、取得部21が端末装置3およびログサーバ2から取得したユーザUAの位置データを含む行動履歴に基づいて、抽出した検索対象のうち、実際にユーザUAによって選択された検索対象を推定する。
解析部22は、取得部21がログサーバ2から取得したユーザUAの検索履歴から、検索対象に対応するキーワードを抽出する。解析部22は、ログサーバ2から取得したユーザUAの閲覧履歴に基づいて、閲覧したコンテンツ内のテキストから、検索対象に対応するキーワードを抽出してもよい。
解析部22は、ユーザUAの位置データを含む行動履歴に基づいて、検索対象およびキーワード群別に魅力度を解析する。具体的には、解析部22は、端末装置3の位置データに基づいて、検索対象およびキーワード群に関し、訪問の有無や滞在時間等の長短を推定する。そして、解析部22は、訪問の有無や滞在時間の長短等に関する評価項目について、推定結果に基づいてスコアを決定する。また、解析部22は、端末装置3の決済履歴に基づいて、検索対象およびキーワード群に関し、購買の有無や金額等を推定する。そして、解析部22は、購買の有無や金額等に関する評価項目について、推定結果に基づいてスコアを決定する。また、解析部22は、端末装置3の検索履歴に基づいて、検索対象およびキーワード群に関し、検索や閲覧の回数および頻度等を推定する。そして、解析部22は、検索や閲覧の回数および頻度等に関する評価項目について、推定結果に基づいてスコアを決定する。解析部22は、各々の評価項目のスコアに所定の重み付けをし、検索対象およびキーワード群別に全ての評価項目のスコアを加算することで、検索対象およびキーワード群別の魅力度を算出する。
生成部23は、魅力度の解析結果に基づいて、ユーザUAの関心傾向を示す情報を含むコンテンツを生成する。コンテンツは、例えば、スコア表(例えば、図4参照)やレーダーチャートを含む。コンテンツは、キーワード群毎の魅力度を示すスコアを示したものに限定されず、例えば、検索対象毎の合計スコアや、実際のアクションに結び付いたキーワードが列挙されたもの等を含んでもよい。生成部23は、例えば、複数のタイプのコンテンツを生成可能であって、通信部11を介してオペレータUBの端末装置4から要求されたタイプのコンテンツを生成してもよい。また、同一または類似の検索対象を有する複数のユーザUAがいる場合、生成部23は、当該複数のユーザUAについて解析結果をマージした情報を含むコンテンツを生成してもよい。
提供部24は、生成部23によって生成されたユーザUAの関心傾向を示す情報を示すコンテンツを含む表示コンテンツを通信部11およびネットワークNを介して端末装置4に送信することで、ユーザUAの関心傾向を示す情報を示すコンテンツを含む表示コンテンツを、オペレータUBに提供する。
〔4.コンテンツの一例〕
図4は、実施形態に係る情報処理装置1の生成部23によって生成されるコンテンツの一例を示す図である。図4に示すコンテンツは、選択カテゴリが「旅行」に対応するユーザUA1の関心度の傾向を、数値化された魅力度のスコア表として示す表コンテンツである。図4に示すコンテンツでは、「ユーザ」、「キーワード群」、「キーワード」、および各検索対象(例えば、「奈良」、「長崎」)のスコア等の項目を有する。コンテンツでは、例えば、検索対象のうち、ユーザUA1に選択されたと推定された選択対象を、最も左列に表示させてもよい。
「ユーザ」は、例えば、ユーザUA1を識別するための識別情報を示す。「ユーザ」の項目に加えて、ユーザUA1の属性を示す「性別」「年齢」等の項目があってもよい。「キーワード群」は、複数の「キーワード」を包括する分類を示す。図4に示す例において、キーワード群は、「生物」、「公園」、「寺社」、「飲食」、「宿泊」を含む。「キーワード」は、ユーザUA1が端末装置3によって検索対象の検索を含むに一連の検索行動を行った際に検索されたテキストを示す。図4に示す一例では、例えば、キーワードの「鹿」、「カピバラ」、「動物 触れ合い」が、「生物」のキーワード群に仕分けられたことを意味する。
また、図4において、「奈良」および「長崎」は、それぞれ検索対象の一つである。「奈良」および「長崎」に対応する数値は、それぞれのキーワード群に対する魅力度のスコアを示す。スコアは、上述した複数の評価項目の合計スコアである。図4に示すコンテンツでは、ユーザUA1が、「生物」、「宿泊」、「公園」について、関心が高いことが推定できる。また、これらに関するスコアは、「奈良」の方が「長崎」より大きい。これにより、ユーザUA1が「長崎」ではなく「奈良」を選択した理由が、「生物」、「宿泊」、「公園」にあることが推定できる。言い換えると、ユーザUA1が「長崎」を選択しなかった理由が、「宿泊」、「公園」、「生物」にあることが推定できる。
〔5.端末装置の構成〕
次に、図5を用いて、実施形態に係る端末装置3の構成について説明する。図5は、実施形態に係る端末装置3の構成例を示す図である。図5に示すように、端末装置3は、通信部31と、測位部32と、物理センサ部33と、入力部34と、表示部35と、記憶部36と、制御部40と、を備える。
通信部31は、NIC等によって実現される。通信部31は、ネットワークN(図2参照)と有線または無線で接続され、情報処理装置1、およびログサーバ2との間で情報の送受信を行う。
測位部32は、GPSの衛星から送出される信号(電波)を受信し、受信した信号に基づいて、自装置である端末装置3の現在位置を示す位置情報(例えば、緯度および経度)を取得する。すなわち、測位部32は、端末装置3の位置を測位する。なお、GPSは、GNSS(Global Navigation Satellite System)の一例に過ぎない。
また、測位部32は、GPS以外にも、種々の手法により位置を測位することができる。例えば、測位部32は、位置補正等のための補助的な測位手段として、下記のように、端末装置3の様々な通信機能を利用して位置を測位してもよい。
(Wi-Fi測位)
例えば、測位部32は、端末装置3のWi-Fi(登録商標)通信機能や、各通信会社が備える通信網を利用して、端末装置3の位置を測位する。具体的には、測位部32は、Wi-Fi通信等を行い、付近の基地局やアクセスポイントとの距離を測位することにより、端末装置3の位置を測位する。
(ビーコン測位)
また、測位部32は、端末装置3のBluetooth(登録商標)機能を利用して位置を測位してもよい。例えば、測位部32は、Bluetooth(登録商標)機能によって接続されるビーコン(beacon)発信機と接続することにより、端末装置3の位置を測位する。
(地磁気測位)
また、測位部32は、予め測定された構造物の地磁気のパターンと、端末装置3が備える地磁気センサとに基づいて、端末装置3の位置を測位する。
(RFID測位)
また、例えば、端末装置3が駅改札や店舗等で使用される非接触型ICカードと同等のRFID(Radio Frequency Identification)タグの機能を備えている場合、もしくはRFIDタグを読み取る機能を備えている場合、端末装置3によって決済等が行われた情報とともに、使用された位置が記録される。測位部32は、かかる情報を取得することで、端末装置3の位置を測位してもよい。また、位置は、端末装置3が備える光学式センサや、赤外線センサ等によって測位されてもよい。
測位部32は、必要に応じて、上述した測位手段の一つまたは組合せを用いて、端末装置3の位置を測位してもよい。
物理センサ部33は、端末装置3の各種の物理的な情報を検出するセンサであり、端末装置3に搭載または接続される各種のセンサを含む。なお、接続は、有線接続、無線接続を問わない。例えば、センサ類は、ウェアラブルデバイスやワイヤレスデバイス等、端末装置3以外の検知装置であってもよい。例えば、ジャイロセンサ、加速度センサ、気圧センサ、温度センサ、音量センサ、明度センサ等である。なお、物理センサ部33は、GPS等の測位システムを用いて、端末装置3の現在位置を推定するセンサであってもよい。また、端末装置3は、上記の加速度センサやジャイロセンサ、気圧センサ等を利用した歩行者自律航法(PDR:Pedestrian Dead-Reckoning)等の技術を用いて端末装置3の位置を測位することが可能である。これにより、GPS等の測位システムでは取得することが困難な屋内での位置情報を取得することが可能になる。
入力部34は、ユーザUAから各種操作を受け付ける入力装置である。例えば、入力部34は、キーボードやマウスや操作キー等によって実現される。なお、入力部34は、入出力ポート(I/O port)やUSB(Universal Serial Bus)ポート等であってもよい。また、入力部34は、ユーザUAから音声入力を受け付けるマイク等であってもよい。マイクは、ワイヤレスであってもよい。
表示部35は、位置情報等の各種情報を表示する表示装置である。例えば、表示部35は、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)や有機ELディスプレイ(Organic Electro-Luminescent Display)等によって実現される。また、表示部35がタッチパネル式のディスプレイである場合、表示部35の一部が入力部34として機能する。
記憶部36は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、HDD、SSD、光ディスク等の記憶装置によって実現される。かかる記憶部36には、各種プログラムや各種データ等が記憶される。
制御部40は、例えば、CPUやMPU等によって、端末装置3内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。例えば、また、制御部40は、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。図5に示すように、制御部40は、送信部41と、受信部42と、処理部43と、を有する。
送信部41は、例えば入力部34を用いてユーザUAにより入力された各種情報や、端末装置3に搭載または接続された物理センサ部33の各センサによって検知された各種情報、測位部32によって測位された端末装置3の位置情報等を、通信部31を介して情報処理装置1およびログサーバ2へ送信することができる。
受信部42は、通信部11を介して、各種サーバから提供される各種情報や、各種サーバからの各種情報の要求を受信することができる。
処理部43は、表示部35等を含め、端末装置3全体を制御する。例えば、処理部43は、送信部41によって送信される各種情報や、受信部42によって受信された各種サーバからの各種情報を表示部35へ出力して表示させることができる。また、処理部43は、入力部34を介して受け付けたユーザUAの操作に従って、各種制御を実行する。
〔6.情報処理装置の処理フロー〕
次に、図6を用いて、実施形態に係る情報処理装置1による処理手順について説明する。図6は、実施形態に係る情報処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図6に示すように、情報処理装置1は、ユーザUAの位置データを収集する(ステップS101)。具体的には、情報処理装置1の取得部21が、通信部11およびネットワークNを介して、ユーザUAが操作する端末装置3から、端末装置3の位置データを定期的に取得する。情報処理装置1は、取得した位置データを、記憶部12の位置データベース13に記憶する。
また、情報処理装置1は、ユーザUAの検索履歴を含む行動履歴を収集する(ステップS102)。具体的には、情報処理装置1の取得部21が、通信部11およびネットワークNを介して、ログサーバ2から、端末装置3のネットワークN上の行動に関する各種ログデータを定期的に取得する。ログデータは、少なくとも端末装置3による検索履歴を含むユーザUAの行動履歴を含む。情報処理装置1は、取得したログデータを、記憶部12の履歴データベース15に記憶する。
そして、情報処理装置1は、オペレータUBに入力されたカテゴリ情報を取得する(ステップS103)。具体的には、情報処理装置1の取得部21が、通信部11およびネットワークNを介して、オペレータUBが操作する端末装置4から、オペレータUBが端末装置4に入力したカテゴリを示すカテゴリ情報を取得する。
次いで、情報処理装置1は、ユーザUAの検索履歴から、所定期間内の選択カテゴリに対応する検索対象を抽出する(ステップS104)。具体的には、情報処理装置1の解析部22が、履歴データベース15に記憶されたユーザUAの所定期間内の検索履歴から、ステップS103で取得したカテゴリ情報(選択カテゴリ)に対応する検索対象を抽出する。
次いで、情報処理装置1は、ユーザUAの位置データに基づいて、ユーザUAに選択された検索対象を推定する(ステップS105)。具体的には、情報処理装置1の解析部22が、位置データベース13に記憶されたユーザUAの位置データに基づいて、ステップS104で抽出された検索対象のうち、実際にユーザUAによって選択された検索対象を推定する。すなわち、解析部22は、検索対象に訪問および滞在したことを示す位置データがある場合、当該検索対象が選択された検索対象であると推定する。
次いで、情報処理装置1は、ユーザUAの検索履歴から、検索対象に対応するキーワードを抽出する(ステップS106)。具体的には、情報処理装置1の解析部22が、履歴データベース15に記憶されたユーザUAの所定期間内の検索履歴から、検索対象に対応するキーワードを抽出する。解析部22は、履歴データベース15に記憶されたユーザUAの所定期間内の閲覧履歴に基づいて、閲覧したコンテンツ内のテキストから、検索対象に対応するキーワードを抽出してもよい。
次いで、情報処理装置1は、ユーザUAの位置データを含む行動履歴に基づいて、キーワード群別に検索対象の魅力度を解析する(ステップS107)。具体的には、情報処理装置1の解析部22が、端末装置3の位置データに基づいて、検索対象およびキーワード群に関し、訪問の有無や滞在時間等の長短を推定する。そして、解析部22は、訪問の有無や滞在時間の長短等に関する評価項目について、推定結果に基づいてスコアを決定する。解析部22は、端末装置3の決済履歴に基づいて、検索対象およびキーワード群に関し、購買の有無や金額等を推定し、購買の有無や金額等に関する評価項目について、推定結果に基づいてスコアを決定してもよい。また、解析部22は、端末装置3の検索履歴に基づいて、検索対象およびキーワード群に関し、検索や閲覧の回数および頻度等を推定し、検索や閲覧の回数および頻度等に関する評価項目について、推定結果に基づいてスコアを決定してもよい。解析部22は、各々の評価項目のスコアに所定の重み付けをし、検索対象およびキーワード群別に全ての評価項目のスコアを加算することで、検索対象およびキーワード群別の魅力度を算出する。
次いで、情報処理装置1は、ユーザUAの関心傾向を示すコンテンツを生成する(ステップS108)。具体的には、情報処理装置1の生成部23が、解析部22による解析結果の情報を示すコンテンツを生成する。コンテンツは、例えば、スコア表(図4参照)やレーダーチャートを含む。生成部23は、例えば、キーワード群毎の魅力度を示すスコアを示した内容に限定されず、例えば、検索対象毎の合計スコアや、実際のアクションに結び付いたキーワードが列挙されたもの等を含むコンテンツを生成してもよい。
次いで、情報処理装置1は、オペレータUBが操作する端末装置4に表示するための表示コンテンツを提供する(ステップS109)。具体的には、情報処理装置1の提供部24が、生成部23によって生成されたユーザUAの関心傾向を示す情報を示すコンテンツを含む表示コンテンツを、通信部11およびネットワークNを介して端末装置4に送信することで、当該表示コンテンツをオペレータUBに提供する。
〔7.変形例〕
上記では、情報処理の一例について説明した。しかしながら、実施形態は、これに限定されるものではない。以下、情報処理の変形例について説明する。
例えば、上記実施形態では、情報処理システム100に、各種のログデータを取得する機能を備えるログサーバ2が含まれる例について説明したが、実施形態は、これに限定されるものではない。例えば、情報処理装置1は、各種のログデータを取得する機能を備えていてもよい。このような場合、情報処理装置1は、ログサーバ2を介さず、端末装置3から各種のログデータを取得して蓄積してもよい。このような構成を有する場合、情報処理システム100は、ログサーバ2を有さずともよい。
また、上記実施形態において、情報処理装置1が実行している処理の一部または全部は、実際には、端末装置4が実行してもよい。例えば、スタンドアローン(Stand-alone)で(端末装置4単体で)処理が完結してもよい。この場合、端末装置4に、上記の実施形態における情報処理装置1の機能が備わっているものとする。また、上記の実施形態では、端末装置4は情報処理装置1と連携しているため、オペレータUBから見れば、情報処理装置1の処理も端末装置4が実行しているように見える。すなわち、他の観点では、端末装置4は、情報処理装置1を備えているともいえる。
また、上記実施形態における情報処理装置1の制御部20および端末装置3の制御部40の内部構成は、図3および図5に示した構成に限られず、上述した情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部20、40が有する各処理部の接続関係は、図3および図5に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
また、上述した一つの実施形態では、検索クエリに基づいて、ユーザUAが興味を有した候補群と、選択された対象と、を解析したが、実施形態は、これに限定されるものではない。例えば、ユーザUAに関する情報は、WEB等の検索に限定せず、例えば、地図アプリ等でプッシュ表示された施設の施設カテゴリや、施設を選択したといったネットワークN上における利用者の行動等、ユーザUAの興味や選択を示唆する情報であれば、任意の情報が採用可能である。
〔8.効果〕
上述したように、情報処理装置1は、対象が選択された理由および選択されなかった理由の推定を支援することができる。例えば、情報処理装置1は、各ユーザUAが興味を示した候補群と、候補群のうち選択された対象と、を推定できる。すなわち、情報処理装置1は、候補群のうち選択されなかった対象も推定できる。情報処理装置1は、ユーザUAの検索履歴に基づいて、所定のカテゴリに対応する検索対象を、ユーザUAが興味を示した候補群として推定することができる。また、情報処理装置1は、ユーザUAの位置データに基づいて、検索対象のうち選択された検索対象を推定することができる。また、情報処理装置1は、ユーザUAの検索履歴から検索対象に対応するキーワードを抽出し、ユーザUAに関する情報に基づいて、検索対象およびキーワード群別に魅力度を解析することができる。また、情報処理装置1は、ユーザUAの位置データに基づいて、検索対象やキーワード群に含まれるキーワードへの訪問の有無および滞在時間の長短等を推定し、推定結果に基づいて魅力度に対応するスコアを算出することができる。また、情報処理装置1は、ユーザUAの決済履歴に基づいて、検索対象やキーワード群に含まれるキーワードの購入の有無および金額等を推定し、推定結果に基づいて魅力度に対応するスコアを算出することができる。また、情報処理装置1は、ユーザUAの検索履歴に基づいて、検索対象やキーワード群に含まれるキーワードの検索の回数および頻度等を推定し、推定結果に基づいて魅力度に対応するスコアを算出することができる。
また、情報処理装置1は、解析結果に基づく情報を含むコンテンツを生成し、オペレータUBに提供することができる。オペレータUBは、ユーザUAによる検索対象やキーワード群への魅力度を確認することで、検索対象が選択された理由および選択されなかった理由を推定することができる。実施形態の情報処理装置1は、ユーザUAの検索履歴を参照することで選択されなかった候補群を推定し、ユーザUAの位置データを含む行動履歴を参照することで選択された検索対象と選択理由を推定し、その解析結果をオペレータUBに提供する。これらにより、情報処理装置1は、結果として、検索対象が選択されなかった理由の推定の支援も可能である。
〔9.ハードウェア構成〕
また、上述してきた実施形態に係る情報処理装置1および端末装置3、4は、例えば図7に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図7は、ハードウェア構成の一例を示す図である。コンピュータ1000は、出力装置1010、入力装置1020と接続され、演算装置1030、一次記憶装置1040、二次記憶装置1050、出力I/F(Interface)1060、入力I/F1070、ネットワークI/F1080がバス1090により接続された形態を有する。
演算装置1030は、一次記憶装置1040や二次記憶装置1050に格納されたプログラムや入力装置1020から読み出したプログラム等に基づいて動作し、各種の処理を実行する。一次記憶装置1040は、RAM等、演算装置1030が各種の演算に用いるデータを一次的に記憶するメモリ装置である。また、二次記憶装置1050は、演算装置1030が各種の演算に用いるデータや、各種のデータベースが登録される記憶装置であり、ROM(Read Only Memory)、HDD、フラッシュメモリ等により実現される。
出力I/F1060は、モニタやプリンタといった各種の情報を出力する出力装置1010に対し、出力対象となる情報を送信するためのインタフェースであり、例えば、USBやDVI(Digital Visual Interface)、HDMI(登録商標)(High Definition Multimedia Interface)といった規格のコネクタにより実現される。また、入力I/F1070は、マウス、キーボード、およびスキャナ等といった各種の入力装置1020から情報を受信するためのインタフェースであり、例えば、USB等により実現される。
なお、入力装置1020は、例えば、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等から情報を読み出す装置であってもよい。また、入力装置1020は、USBメモリ等の外付け記憶媒体であってもよい。
ネットワークI/F1080は、ネットワークNを介して他の機器からデータを受信して演算装置1030へ送り、また、ネットワークNを介して演算装置1030が生成したデータを他の機器へ送信する。
演算装置1030は、出力I/F1060や入力I/F1070を介して、出力装置1010や入力装置1020の制御を行う。例えば、演算装置1030は、入力装置1020や二次記憶装置1050からプログラムを一次記憶装置1040上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。
例えば、コンピュータ1000が情報処理装置1として機能する場合、コンピュータ1000の演算装置1030は、一次記憶装置1040上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部20の機能を実現する。また、二次記憶装置1050には、記憶部12内のデータが格納される。また、コンピュータ1000の演算装置1030は、ネットワークI/F1080を介して他の機器から取得したプログラムを一次記憶装置1040上にロードし、ロードしたプログラムを実行してもよい。また、コンピュータ1000の演算装置1030は、ネットワークI/F1080を介して他の機器と連携し、プログラムの機能やデータ等を他の機器の他のプログラムから呼び出して利用してもよい。
〔10.その他〕
以上、本願の実施形態を説明したが、これら実施形態の内容により本発明が限定されるものではない。また、前述した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、前述した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。さらに、前述した実施形態の要旨を逸脱しない範囲で構成要素の種々の省略、置換または変更を行うことができる。
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況等に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
例えば、上述した情報処理装置1は、複数のサーバコンピュータで実現してもよく、また、機能によっては外部のプラットフォーム等をAPI(Application Programming Interface)やネットワークコンピューティング等で呼び出して実現する等、構成は柔軟に変更できる。
また、上述してきた実施形態および変形例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
また、上記してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」等に読み替えることができる。例えば、取得部は、取得手段や取得回路に読み替えることができる。
1 情報処理装置
2 ログサーバ
3、4 端末装置
11、31 通信部
12、36 記憶部
13 位置データベース
14 ユーザデータベース
15 履歴データベース
16 地図データベース
20、40 制御部
21 取得部
22 解析部
23 生成部
24 提供部
32 測位部
33 物理センサ部
34 入力部
35 表示部
41 送信部
42 受信部
43 処理部
100 情報処理システム

Claims (10)

  1. ユーザに関する情報を取得する取得部と、
    当該ユーザに関する情報に基づいて、当該ユーザが興味を示した候補群と、前記候補群のうち選択された対象と、を推定する解析部と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記取得部は、前記ユーザの検索履歴を取得し、
    前記解析部は、前記ユーザの検索履歴から所定のカテゴリに対応する検索対象を前記ユーザが興味を示した候補群として抽出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記取得部は、前記ユーザの位置データを取得し、
    前記解析部は、前記ユーザの位置データに基づいて前記検索対象のうち選択された検索対象を推定する
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記解析部は、前記ユーザの検索履歴から前記検索対象に対応するキーワードを抽出し、当該キーワードをキーワード群に仕分けし、前記ユーザに関する情報に基づいて、前記検索対象および前記キーワード群別に魅力度を解析する
    ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記解析部は、前記検索対象および前記キーワード群に関し、前記ユーザの位置データに基づいて訪問の有無および滞在時間等の長短を推定し、推定結果に基づいて魅力度に対応するスコアを算出する
    ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記取得部は、前記ユーザの決済履歴を取得し、
    前記解析部は、前記検索対象および前記キーワード群に関し、前記ユーザの決済履歴に基づいて購買の有無および金額を推定し、推定結果に基づいて魅力度に対応するスコアを算出する
    ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  7. 前記解析部は、前記検索対象および前記キーワード群に関し、前記ユーザの検索履歴に基づいて検索の回数および頻度を推定し、推定結果に基づいて魅力度に対応するスコアを算出する
    ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  8. 前記解析部による解析結果に基づく情報を含むコンテンツを生成する生成部を含む、
    請求項1から7のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  9. 情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
    ユーザに関する情報を取得する取得工程と、
    前記ユーザに関する情報に基づいて、当該ユーザが興味を示した候補群と、前記候補群のうち選択された対象と、を推定する解析工程と、
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  10. ユーザに関する情報を取得する取得手順と、
    前記ユーザに関する情報に基づいて、当該ユーザが興味を示した候補群と、前記候補群のうち選択された対象と、を推定する解析手順と、
    をコンピュータに実行させるための情報処理プログラム。
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