JP2024042637A - 乾燥装置及び基板処理装置 - Google Patents

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ソン リ,ジェ
チャン チョ,ホン
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Abstract

【課題】超臨界状態の処理流体を供給して基板を効率的に処理でき、乾燥処理効率が高く、均一に乾燥することができる乾燥装置及び基板処理装置を提供する。【解決手段】基板処理装置は、処理流体を供給する供給ポート521aが形成された上部チャンバ521と、上部チャンバと組合されて処理空間を形成する下部チャンバと、処理空間で基板を支持する支持部材と、供給ポートと向い合うように上部チャンバに設置されるバッフルユニット600を含む。バッフルユニットは、処理流体が流れる複数の第1ホールが形成された第1バッフル613を含む第1バッフルアセンブリー610と、第1バッフルアセンブリーより供給ポートから遠い位置に設置され、処理流体が流れる複数の第2ホール631aが形成された第2バッフル631を含む第2バッフルアセンブリー630を含む。【選択図】図5

Description

本発明は、乾燥装置及び基板処理装置に関するものである。
半導体素子を製造するために、基板に写真、蝕刻、アッシング、イオン注入、そして、薄膜蒸着など多様な工程らを通じて所望のパターンをウェハーなどの基板上に形成する。それぞれの工程には多様な処理液、処理ガスらが使用され、工程進行中にはパーティクル、そして、工程副産物が発生する。このようなパーティクル、そして、工程副産物を基板から除去するためにそれぞれの工程前後には洗浄工程が遂行される。
一般な洗浄工程は、基板をケミカル及びリンス液で液処理する。また、基板上に残留するケミカル及びリンス液を除去するために乾燥処理する。乾燥処理の一例で、基板を高速で回転させて基板上に残留するリンス液を除去する回転乾燥工程を有することができる。しかし、このような回転乾燥方式は基板上に形成されたパターンを崩す恐れがある。
最近には基板上にイソプロピルアルコール(IPA)のような有機溶剤を供給して基板上に残留するリンス液を表面張力が低い有機溶剤で切り替えて、以後基板上に超臨界状態の乾燥用ガス(例えば、二酸化炭素)を供給して基板に残留する有機溶剤を除去する超臨界乾燥工程が利用されている。超臨界乾燥工程では内部が密閉された高圧チャンバに乾燥用ガスを供給し、乾燥用ガスを加熱及び加圧する。乾燥用ガスの温度及び圧力はすべて臨界点以上に上昇して乾燥用ガスは超臨界状態で相変化する。超臨界状態の乾燥用ガスは高い溶解力と浸透性を有する。すなわち、基板上に超臨界状態の乾燥用ガスが供給されれば、乾燥用ガスは基板上のパターンで容易に浸透し、基板上に残留する有機溶剤も乾燥用ガスに易しく溶解される。これに、基板に形成されたパターンとパターンとの間に残留する有機溶剤を容易に除去することができるようになる。
一方、超臨界状態の乾燥用ガスを利用して基板を均一に乾燥させるためには、基板に超臨界状態の乾燥用ガスを基板に均一に供給することが非常に重要である。例えば、基板に供給される乾燥用ガスが基板の中央領域に集中されて供給されれば、基板の中央領域では過度な乾燥がなされることがあるし、基板の縁領域では処理液の乾燥が完全に遂行されることができることができない。場合によっては基板上に乾燥染み(Drying Mark)が発生されることもある。
超臨界状態の乾燥用ガスを基板に均一に供給するため、高圧チャンバに乾燥用ガスが供給される直径が小さなポートを複数形成する方法を考慮することもできるが、このような方法は高圧チャンバの製造費用を増加させることがあるし、また、高圧チャンバが乾燥用ガスの超臨界状態を維持するための高圧状態を維持することを難しくすることがあるために適切ではない。また、高圧チャンバに供給される乾燥用ガスが高圧及び高温状態で供給されるためポートの直径を小さくすることにも限界がある。
韓国特許第10-2154476号公報
本発明は、基板を効率的に処理することができる乾燥装置及び基板処理装置を提供することを一目的とする。
また、本発明は、基板に対する乾燥処理効率を高めることができる基板処理装置を提供することを一目的とする。
また、本発明は、基板を均一に乾燥することができる乾燥装置及び基板処理装置を提供することを一目的とする。
また、本発明は、基板に供給される処理流体の流動を容易に変更することができる乾燥装置及び基板処理装置を提供することを一目的とする。
また、本発明は、チャンバに形成される供給ポートの個数をふやすか、または、供給ポートの直径を小さくしなくも基板に処理流体を均一に供給することができる乾燥装置及び基板処理装置を提供することを一目的とする。
本発明の目的はこれに制限されないし、言及されなかったまた他の目的らは下の記載から通常の技術者に明確に理解されることができるであろう。
本発明は、基板を処理する装置を提供する。基板処理装置は、処理流体を供給する供給ポートが形成された第1チャンバと、前記第1チャンバと組合されて処理空間を形成する第2チャンバと、前記処理空間で基板を支持する支持部材と、及び前記供給ポートと向い合うように前記第1チャンバに設置されるバッフルユニットを含み、前記バッフルユニットは:処理流体が流れる第1ホールが形成された第1バッフルを含む第1バッフルアセンブリーと、及び前記第1バッフルアセンブリーより前記供給ポートから遠い位置に設置され、処理流体が流れる第2ホールらが形成された第2バッフルを含む第2バッフルアセンブリーを含むことができる。
一実施例によれば、前記第1バッフルの直径は、前記第2バッフルの直径より小さいことがある。
一実施例によれば、前記第1バッフルと前記第2バッフルはお互いに離隔されて設置され、その間にバッファー空間を形成することができる。
一実施例によれば、前記供給ポートで前記支持部材に支持された基板を向ける方向に前記バッフルユニットを眺める時、前記第2ホールらのうちで少なくとも一部は前記第1ホールらと重畳されないように形成されることができる。
一実施例によれば、前記第1バッフルアセンブリーは:固定手段によって前記第1チャンバに離隔されて固定されるベースプレートと、及び前記ベースプレートに置かれる複数の前記第1バッフルを含むことができる。
一実施例によれば、前記第1バッフルらはお互いに積層され、積層された前記第1バッフルらのうちで一つには前記ベースプレートに形成されて支持突起が挿入される少なくとも一つ以上の安着溝が形成されることができる。
一実施例によれば、前記第1バッフルアセンブリーは:お互いに積層される複数の前記第1バッフルと、及び積層された前記第1バッフルが置かれて、前記第1チャンバに密着されて固定される固定リングを含むことができる。
一実施例によれば、前記第2バッフルアセンブリーは:前記第1チャンバと前記第2バッフルとの間に設置されるギャップリングと、及び前記ギャップリングに締結される前記第2バッフルを含むことができる。
一実施例によれば、前記第1ホールの内径と、前記第2ホールの内径はお互いに相異なことがある。
一実施例によれば、前記第1ホールの内径は前記第2ホールの内径より大きくなることがある。
一実施例によれば、前記第1ホールの内径は1mm乃至5mmであり、前記第2ホールの内径は0.5mm乃至1mmであることがある。
一実施例によれば、前記第1チャンバには:前記第1バッフルアセンブリーが設置される収容空間と、及び前記収容空間と前記第2バッフルとの間空間であるバッファー空間が形成されることができる。
一実施例によれば、前記収容空間を定義する第1内壁の水平面に対する第1傾斜角は、前記バッファー空間を定義する第2内壁の水平面に対する第2傾斜角より大きくなることができる。
一実施例によれば、前記収容空間の深さは、前記バッファー空間の深さより深いことがある。
また、本発明は、基板に残留する処理液を乾燥する乾燥装置を提供する。乾燥装置は、処理流体を供給する供給ポートが形成された上部チャンバと、前記上部チャンバとお互いに組合されて処理空間を形成する下部チャンバと、前記上部チャンバと前記下部チャンバのうちで何れか一つを昇降させる昇降ユニットと、前記供給ポートに処理流体を供給する流体供給ユニットと、前記処理空間で基板を支持する支持部材と、及び前記供給ポートと向い合うように前記上部チャンバに設置されるバッフルユニットを含み、前記バッフルユニットは:処理流体が流れる第1ホールが形成された第1バッフルと、及び前記第1バッフルより下に設置され、処理流体が流れる第2ホールが形成された第2バッフルを含み、前記第1バッフルと前記第2バッフルはお互いに離隔されて設置され、その間に前記流体供給ユニットが供給する処理流体が拡散されるバッファー空間が位置することができる。
一実施例によれば、前記第1ホールの内径は、前記第2ホールの内径より大きくなることがある。
一実施例によれば、前記第2バッフルの直径は、前記第1バッフルの直径より大きくなることがある。
一実施例によれば、前記上部チャンバには:前記第1バッフルが設置される収容空間-前記収容空間は前記バッファー空間より前記供給ポートに隣接するように位置される-が形成され、前記収容空間の深さは、前記バッファー空間の深さより深くて、前記収容空間を定義する第1内壁の第1傾斜角は、前記バッファー空間を定義する第2内壁の第2傾斜角より大きくなることがある。
一実施例によれば、上側で前記支持部材に支持された基板を向ける方向に前記収容空間及び前記バッファー空間を眺める時、前記バッファー空間の直径は、前記収容空間の直径より大きくなることができる。
また、本発明は、基板を処理する装置を提供する。基板処理装置は、基板に処理液を供給して基板を液処理する液処理装置と、及び前記液処理装置で処理された基板に超臨界状態の処理流体を供給して乾燥処理する乾燥装置を含み、前記乾燥装置は:処理流体を供給する供給ポートが形成された上部チャンバと、前記上部チャンバとお互いに組合されて処理空間を形成する下部チャンバと、前記上部チャンバと前記下部チャンバが組合されて前記処理空間を形成時前記上部チャンバと前記下部チャンバをクランピングするクランピングユニットと、前記下部チャンバを昇降させて前記上部チャンバと前記下部チャンバとの間の距離を変更させる昇降ユニットと、前記供給ポートで処理流体を供給する流体供給ユニットと、前記上部チャンバに設置され、前記供給ポートと向い合うように基板を支持する支持部材と、及び前記供給ポートと向い合うように前記上部チャンバに設置されるバッフルユニットを含み、前記上部チャンバには:収容空間と、及び前記収容空間より下に形成されるバッファー空間が形成され、前記バッフルユニットは:前記収容空間に設置される第1ホールが形成された第1バッフルら-前記第1バッフルらはお互いに積層される-と、及び前記第1バッフルとお互いに離隔されて設置され、前記バッファー空間と前記処理空間を区画する、第2ホールらが形成された第2バッフルを含み、前記第2バッフルは、前記第1バッフルより大きい直径を有することができる。
本発明の一実施例によれば、基板を効率的に処理することができる。
また、本発明の一実施例によれば、基板に対する乾燥処理効率を高めることができる。
また、本発明の一実施例によれば、基板を均一に乾燥することができる。
また、本発明の一実施例によれば、基板に供給される処理流体の流動を容易に変更することができる。
また、本発明の一実施例によれば、チャンバに形成される供給ポートの個数をふやすか、または、供給ポートの直径を小さくしなくても基板に処理流体を均一に供給することができる。
本発明の効果が上述した効果らに限定されるものではなくて、言及されない効果らは本明細書及び添付された図面から本発明が属する技術分野で通常の知識を有した者に明確に理解されることができるであろう。
本発明の一実施例による基板処理装置を概略的に見せてくれる平面図である。 図1の液処理装置の一実施例を概略的に見せてくれる図面である。 図1の乾燥装置の一実施例を概略的に見せてくれる図面である。 図3のクランピングユニットが工程チャンバをクランピングする姿を見せてくれる図面である。 本発明の第1実施例によるバッフルユニットを説明するための図面である。 図5のベースプレートを上方から眺めた図面である。 図5のベースプレートの下方から眺めた図面である。 図5の第1バッフルら及び第1バッフルらが積層された姿を上方から眺めた図面である。 図5の第1バッフルら及び第1バッフルらが積層された姿を下方から眺めた図面である。 ベースプレートに第1バッフルらが置かれた姿を上方から眺めた図面である。 ベースプレートに第1バッフルらが置かれた姿を下方から眺めた図面である。 本発明の第1実施例によるバッフルユニットを有する乾燥装置で、処理流体の流動を見せてくれる図面である。 本発明の第2実施例によるバッフルユニットを説明するための図面である。 図13のバッフルユニットと上部チャンバの概略的な分解斜視図である。 本発明の第2実施例によるバッフルユニットを有する乾燥装置で、処理流体の流動を見せてくれる図面である。 第1バッフルらの他の例を見せてくれる図面である。 図16の第1バッフルらのうちで何れか一つの一部分を拡大した図面である。 本発明の実施例によるバッフルユニットを設置する場合とそうではない場合に、基板の中心からの距離による処理流体の流速を示したグラフである。
以下では添付した図面を参照にして本発明の実施例に対して本発明が属する技術分野で通常の知識を有した者が容易に実施できるように詳しく説明する。しかし、本発明はいろいろ相異な形態で具現されることができるし、ここで説明する実施例で限定されない。また、本発明の望ましい実施例を詳細に説明するにおいて、関連される公知機能または構成に対する具体的な説明が本発明の要旨を不必要に曇ることがあると判断される場合にはその詳細な説明を略する。また、類似機能及び作用をする部分に対しては図面全体にかけて等しい符号を使用する。
ある構成要素を‘包含'するということは、特別に反対される記載がない限り他の構成要素を除くことではなく、他の構成要素をさらに含むことができるということを意味する。具体的に,“含む”または“有する”などの用語は明細書上に記載した特徴、数字、段階、動作、構成要素、部品またはこれらを組み合わせたものが存在することを指定しようとすることであって、一つまたはその以上の他の特徴らや数字、段階、動作、構成要素、部品またはこれらを組み合わせたものなどの存在または付加可能性をあらかじめ排除しないものとして理解されなければならない。
単数の表現は文脈上明白に異なるように志さない限り、複数表現を含む。また、図面で要素らの形状及び大きさなどはより明確な説明のために誇張されることがある。
第1、第2などの用語は多様な構成要素らを説明するのに使用されることができるが、前記構成要素らは前記用語によって限定されてはいけない。前記用語は一つの構成要素を他の構成要素から区別する目的で使用されることができる。例えば、本発明の権利範囲から離脱されないまま第1構成要素は第2構成要素で命名されることができるし、類似に第2構成要素も第1構成要素で命名されることができる。
ある構成要素が異なる構成要素に“連結されて”いるか、または“接続されて”いると言及された時には、その他の構成要素に直接的に連結されているか、または接続されていることもあるが、中間に他の構成要素が存在することもあると理解されなければならないであろう。反面に、ある構成要素が異なる構成要素に“直接連結されて”いるか、または“直接接続されて”いると言及された時には、中間に他の構成要素が存在しないことで理解されなければならないであろう。構成要素らとの関係を説明する他の表現ら、すなわち“~間に”と“すぐ~間に”または“~に隣合う”と“~に直接隣合う”なども同じく解釈されなければならない。
異なるように定義されない限り、技術的であるか科学的な用語を含んでここで使用されるすべての用語らは、本発明が属する技術分野で通常の知識を有した者によって一般的に理解されることと等しい意味である。一般に使用される前もって定義されているもののような用語は、関連技術の文脈上有する意味と一致する意味であることで解釈されなければならないし、本出願で明白に定義しない限り、理想的や過度に形式的な意味で解釈されない。
以下では、図1乃至図18を参照して、本発明の実施例に対して説明する。
図1は、本発明の一実施例による基板処理装置を概略的に見せてくれる平面図である。
図1を参照すれば、基板処理装置はインデックスモジュール10、処理モジュール20、そして、制御機30を含む。上部から眺める時、インデックスモジュール10と処理モジュール20は一方向に沿って配置される。以下、インデックスモジュール10と処理モジュール20が配置された方向を第1方向(X)といって、上部から眺める時第1方向(X)と垂直な方向を第2方向(Y)といって、第1方向(X)及び第2方向(Y)にすべて垂直な方向を第3方向(Z)という。
インデックスモジュール10は基板(例えば、ウェハー)が収納された容器(C)から基板を処理モジュール20に返送し、処理モジュール20で処理が完了された基板を容器(C)に収納する。インデックスモジュール10の長さ方向は第2方向(Y)に提供される。インデックスモジュール10はロードポート12とインデックスフレーム14を有する。インデックスフレーム14を基準でロードポート12は処理モジュール20の反対側に位置される。基板らが収納された容器(C)はロードポート12に置かれる。ロードポート12は複数個が提供されることができるし、複数のロードポート12は第2方向(Y)に沿って配置されることができる。
容器(C)としては、前面開放一体式ポッド(Front Open Unified Pod:FOUP)のような密閉用容器が使用されることができる。容器(C)はオーバーヘッドトランスファー(Overhead Transfer)、オーバーヘッドコンベヤー(Overhead Conveyor)、または自動案内車両(Automatic Guided Vehicle)のような移送手段(図示せず)や作業者によってロードポート12に置かれることができる。
インデックスフレーム14にはインデックスロボット120が提供される。インデックスフレーム14内には長さ方向が第2方向(Y)に提供されたガイドレール124が提供され、インデックスロボット120はガイドレール124上で移動可能に提供されることができる。インデックスロボット120は基板Wが置かれるハンド122を含み、ハンド122は前進及び後進移動、第3方向(Z)を軸にした回転、そして、第3方向(Z)に沿って移動可能に提供されることができる。ハンド122は複数個が上下方向に離隔されるように提供され、ハンド122らはお互いに独立的に前進及び後進移動することができる。
制御機30は基板処理装置を制御することができる。制御機30は基板処理装置の制御を行うマイクロプロセッサー(コンピューター)でなされるプロセスコントローラーと、オペレーターが基板処理装置を管理するためにコマンド入力操作などを行うキーボードや、基板処理装置の稼働状況を可視化して表示するディスプレイなどでなされるユーザーインターフェースと、基板処理装置で実行される処理をプロセスコントローラーの制御で行うための制御プログラムや、各種データ及び処理条件によって各構成部に処理を実行させるためのプログラム、すなわち、処理レシピが記憶された記憶部を具備することができる。また、ユーザーインターフェース及び記憶部はプロセスコントローラーに接続されてあり得る。処理レシピは記憶部のうちで記憶媒体に記憶されてあり得て、記憶媒体は、ハードディスクでもなって、CD-ROM、DVDなどの可搬性ディスクや、フラッシュメモリーなどの半導体メモリーであることもある。
制御機30は基板処理装置が基板に対して液処理工程及び乾燥工程を遂行できるように、基板処理装置が有する構成らを制御することができる。例えば、制御機30は基板処理装置が基板に対して液処理工程及び乾燥工程を遂行するようにインデックスモジュール10及び処理モジュール20を制御することができる。
処理モジュール20はバッファーユニット200、返送装置300、液処理装着400、そして、乾燥装置500を含む。
バッファーユニット200は処理モジュール20に搬入される基板と処理モジュール20から搬出される基板が一時的にとどまる空間を提供する。液処理装着400は基板上に液を供給して基板Wを液処理する液処理工程を遂行する。乾燥装置500は基板上に残留する液を除去する乾燥工程を遂行する。返送装置300はバッファーユニット200、液処理装着400、そして、乾燥装置500の間に基板を返送する。
返送装置300はその長さ方向が第1方向(X)に提供されることができる。バッファーユニット200はインデックスモジュール10と返送装置300との間に配置されることができる。液処理装着400と乾燥装置500は返送装置300の側部に配置されることができる。液処理装着400と返送装置300は第2方向(Y)に沿って配置されることができる。乾燥装置500と返送装置300は第2方向(Y)に沿って配置されることができる。バッファーユニット200は返送装置300の一端に位置されることができる。
一例によれば、液処理装着400らは返送装置300の両側に配置され、乾燥装置500らは返送装置300の両側に配置され、液処理装着400らは乾燥装置500らよりバッファーユニット200にさらに近い位置に配置されることができる。返送装置300の一側で液処理装置400らは第1方向(X)及び第3方向(Z)に沿ってそれぞれAXB(A、Bはそれぞれ1または1より大きい自然数)配列で提供されることができる。また、返送装置300の一側で乾燥装置500らは第1方向(X)及び第3方向(Z)に沿ってそれぞれCXD(C、Dはそれぞれ1または1より大きい自然数)個が提供されることができる。前述したところと異なり、返送装置300の一側には液処理装置400らだけ提供され、その他側には乾燥装置500らだけ提供されることができる。
返送装置300は返送ロボット320を有する。返送装置300内には長さ方向が第1方向(X)に提供されたガイドレール324が提供され、返送ロボット320はガイドレール324上で移動可能に提供されることができる。返送ロボット320は基板Wが置かれるハンド322を含み、ハンド322は前進及び後進移動、第3方向(Z)を軸にした回転、そして、第3方向(Z)に沿って移動可能に提供されることができる。ハンド322は複数個が上下方向に離隔されるように提供され、ハンド322らはお互いに独立的に前進及び後進移動することができる。
バッファーユニット200は基板Wが置かれるバッファー220を複数個具備する。バッファー220らは第3方向(Z)に沿ってお互いの間に離隔されるように配置されることができる。バッファーユニット200は前面(front face)と後面(rear face)が開放される。前面はインデックスモジュール10と見合わせる面であり、後面は返送装置300と見合わせる面である。インデックスロボット120は前面を通じてバッファーユニット200に近付いて、返送ロボット320は後面を通じてバッファーユニット200に近付くことができる。
図2は、図1の液処理装置の一実施例を概略的に見せてくれる図面である。
図2を参照すれば、液処理装着400はハウジング410、コップ420、支持ユニット440、液供給ユニット460、そして、昇降ユニット480を有する。
ハウジング410は基板Wが処理される内部空間を有することができる。ハウジング410は概して六面体の形状を有することができる。例えば、ハウジング410は直方体の形状を有することができる。また、ハウジング410には基板Wが搬入されるか、または、搬出される開口(図示せず)が形成されることができる。また、ハウジング410には開口を選択的に開閉するドア(図示せず)が設置されることができる。
コップ420は上部が開放された桶形状を有することができる。コップ420は処理空間を有して、基板Wは処理空間内で液処理されることができる。支持ユニット440は処理空間で基板Wを支持する。液供給ユニット460は支持ユニット440に支持された基板W上に処理液を供給する。処理液は複数種類で提供され、基板W上に順次に供給されることができる。昇降ユニット480はコップ420と支持ユニット440との間の相対高さを調節する。
一例によれば、コップ420は複数の回収桶422、424、426を有する。回収桶ら422、424、426はそれぞれ基板処理に使用された液を回収する回収空間を有する。それぞれの回収桶ら422、424、426は支持ユニット440をくるむリング形状で提供される。液処理工程が進行時基板Wの回転によって飛散される処理液は各回収桶422、424、426の流入口422a、424a、426aを通じて回収空間に流入される。一例によれば、コップ420は第1回収桶422、第2回収桶424、そして、第3回収桶426を有する。第1回収桶422は支持ユニット440をくるむように配置され、第2回収桶424は第1回収桶422をくるむように配置され、第3回収桶426は第2回収桶424をくるむように配置される。第2回収桶424に液を流入する第2流入口424aは第1回収桶422に液を流入する第1流入口422Aより上部に位置され、第3回収桶426に液を流入する第3流入口426aは第2流入口424aより上部に位置されることができる。
支持ユニット440は支持板442と駆動軸444を有する。支持板442の上面は概して円形で提供されて基板Wより大きい直径を有することができる。支持板442の中央部には基板Wの後面を支持する支持ピン442Aが提供され、支持ピン442Aは基板Wが支持板442から一定距離離隔されるようにその上端が支持板442から突き出されるように提供される。支持板442の縁部にはチャックピン442Bが提供される。チャックピン442Bは支持板442から上部に突き出されるように提供され、基板Wが回転される時基板Wが支持ユニット440から離脱されないように基板Wの側部を支持する。駆動軸444は駆動機446によって駆動され、基板Wの底面中央と連結され、支持板442をその中心軸を基準に回転させる。
一例によれば、液供給ユニット460はノズル462を含むことができる。ノズル462は基板Wに処理液を供給することができる。処理液はケミカル、リンス液または有機溶剤であることができる。ケミカルは強酸または強塩基の性質を有するケミカルであることができる。また、リンス液は純水であることがある。また、有機溶剤はイソプロピルアルコール(IPA)であることがある。
また、図2では液供給ユニット460が一つのノズル462のみを具備することを例で挙げて説明したが、これと他に液供給ユニット460は複数のノズル462らを含むことができるし、それぞれのノズル462らではお互いに相異な種類の処理液を供給することができる。例えば、ノズル462らのうちで何れか一つではケミカルを供給し、ノズル462らのうちで他の一つではリンス液を供給し、ノズル462らのうちでまた他の一つでは有機溶剤を供給することができる。また、制御機30はノズル462らのうちで他の一つで基板Wにリンス液を供給した以後、ノズル462らのうちでまた他の一つで有機溶剤を供給するように液供給ユニット460を制御することができる。これに、基板W上に供給されたリンス液は表面張力が小さな有機溶剤に置き換えされることができる。
昇降ユニット480はコップ420を上下方向に移動させる。コップ420の上下移動によってコップ420と基板Wとの間の相対高さが変更される。これによって基板Wに供給される液の種類によって処理液を回収する回収桶422、424、426が変更されるもので、液らを分離回収することができる。前述したところと異なり、コップ420は固定設置され、昇降ユニット480は支持ユニット440を上下方向に移動させることができる。
再び図1を参照すれば、液処理装着400で液処理された基板は返送装置300によって乾燥装置500に返送されることができる。液処理装着400から乾燥装置500に返送される基板上には液膜が形成されてあり得る。言い換えれば、液処理装着400から乾燥装置500に返送される基板は、ウェッティング状態を維持したまま乾燥装置500に搬入されることができる。液膜は液処理装着400で供給された処理液によって形成されることができる。例えば、液処理装着400から乾燥装置500に返送される基板上には有機溶剤による液膜が形成されてあり得る。
図3は、図1の乾燥装置の一実施例を概略的に見せてくれる図面であり、図4は図3のクランピングユニットが工程チャンバをクランピングする姿を見せてくれる図面である。
図3、そして図4を参照すれば、乾燥装置500はハウジング510、工程チャンバ520、昇降ユニット540、クランピングユニット550、流体供給ユニット560、排気ユニット570、そして、バッフルユニット600を含むことができる。
ハウジング510は乾燥装置500の骨格であることができる。ハウジング510はフレーム512、そして、中間板514を含むことができる。
フレーム512は内部に空間を有することができる。フレーム512は内部に空間を有する桶形状を有することができる。フレーム512には後述するクランピングユニット550の第1移動アセンブリー554と第2移動アセンブリー555が設置されることができる。
フレーム512が内部に有する空間は中間板514によって区画されることができる。中間版514によってフレーム512の空間は上部空間515と下部空間516に分けられることができる。上部空間515にはクランピングユニット550の第1クランピング部材551、そして、第2クランピング部材553が配置されることができる。また、上部空間515には工程チャンバ520の上部チャンバ521が配置されることができる。下部空間516には昇降ユニット540の昇降板542と昇降軸544が配置されることができる。
また、中間版514の中央領域には開口が形成されることができる。後述するところのように昇降ユニット540によって昇降される下部チャンバ522は上部空間515と下部空間516との間で移動されることができる。
工程チャンバ520は基板Wが処理される処理空間520aを定義することができる。工程チャンバ520は上部チャンバ521、下部チャンバ522、支持部材523、遮断部材524、加熱要素525、シーリング部材526、そして、緩衝部材527を含むことができる。
上部チャンバ521は下部チャンバ522より上側に設置されることができる。上部チャンバ521と下部チャンバ522のうちで何れか一つの位置は固定され、上部チャンバ521と下部チャンバ522のうちで他の一つの位置は変更されることができる。例えば、上部チャンバ521の位置は固定され、下部チャンバ522は昇降ユニット540によって上下方向に移動可能に構成されることができる。
上部チャンバ(第1チャンバ)521、と下部チャンバ(第2チャンバ)522はお互いに組合されて処理空間520aを定義することができる。例えば、後述する昇降ユニット540が下部チャンバ522を上の方向に持ち上げて、上部チャンバ521と下部チャンバ522を密着させる場合、上部チャンバ521と下部チャンバ522はお互いに組合されて処理空間520aを定義することができる。
上部チャンバ521の上面は、段差になった形状を有することができる。例えば、上部チャンバ521の上面中央領域の高さは、上面縁領域の高さより高いことがある。下部チャンバ522の下面は段差になった形状を有することができる。例えば、下部チャンバ522の下面中央領域の高さは、下面縁領域の高さより低いことがある。
下部チャンバ522の上面中央領域は上から下に向ける方向に湾入されることがある。下部チャンバ522で湾入された領域は、上部チャンバ521と下部チャンバ522がお互いに組合される場合上述した処理空間520aを定義することができる。
上部チャンバ521と下部チャンバ522それぞれは金属材質で提供されることができる。
上部チャンバ521には流体供給ユニット560が供給する処理流体を基板Wに供給する上部供給ポート521aが形成されることができる。上部供給ポート521aは後述する支持部材523に支持された基板Wの上面と向い合うように形成されることができる。上部供給ポート521aは上方で上部チャンバ521を眺める時、上部チャンバ521の中央に形成されることができる。上部供給ポート521aの上部はその直径が一定であり、上部供給ポート521aの下部はその直径が上から下に移動するほど徐徐に大きくなる形状を有することができる。
下部チャンバ522には流体供給ユニット560が供給する処理流体を処理空間520aに供給する下部供給ポート522A、そして、処理空間520aに供給された処理流体を外部に排気する排気ポート522Bが形成されることができる。
排気ポート522Bは下方で下部チャンバ522を眺める時、下部チャンバ522の中央に形成されることができる。下部供給ポート522Aは下方で下部チャンバ522を眺める時、下部チャンバ522の中心で偏心された位置に形成されることができる。
支持部材523は基板Wを支持することができる。支持部材523は基板Wの縁領域を支持するように構成されることができる。支持部材523は上部チャンバ521に設置されることができる。支持部材523は上部チャンバ521の下部に設置されることができる。支持部材523は概してリング形状を有するが、支持部材523の中心を向ける方向に延長される安着突起を含むことができる。支持部材523の安着突起には基板Wの縁領域下面が置かれることができる。
遮断部材524は後述する下部チャンバ522に形成された下部供給ポート522Aと向い合うように設置されることができる。遮断部材524は板形状を有する板部と、板部の下部に設置される複数のレッグらを含むことができる。遮断部材524は下部供給ポート522Aと向い合うように設置されて下部供給ポート522Aが供給する処理流体を1次的にブロッキング(Blocking)することができる。これに、下部供給ポート522Aが供給する処理流体は基板Wの下面中央領域に集中されて供給されないで、処理空間520aに比較的均一に拡散された以後基板Wに伝達することができる。
加熱要素525は上部チャンバ521と下部チャンバ522に設置されることができる。加熱要素525は上部チャンバ521と下部チャンバ522内に埋設されることができる。加熱要素525は第1加熱要素525aと第2加熱要素525bを含むことができる。第1加熱要素525aは上部チャンバ521に設置され、第2加熱要素525bは下部チャンバ522に設置されることができる。第1加熱要素525a及び第2加熱要素525bはそれぞれ複数個が上部チャンバ521及び下部チャンバ522に埋設されることができる。第1加熱要素525aは上側で上部チャンバ521を眺める時、円周方向に沿って複数個が埋設されることができる。第2加熱要素525bは上側で下部チャンバ522を眺める時、円周方向に沿って複数個が埋設されることができる。
加熱要素525はヒーター(Heater)であることがある。加熱要素525は処理空間520aの温度を、処理流体が超臨界状態を維持することができる温度で調節することができる。
シーリング部材526は上部チャンバ521と下部チャンバ522が形成する処理空間520aをシーリング(Sealing)することができる。シーリング部材526は下部チャンバ522に形成される溝に設置されることができる。シーリング部材526はリング形状を有することができる。シーリング部材526は弾性を有する素材で形成されることができる。シーリング部材526はゴム、または弾性を有するエンジニアリングプラスチック素材で形成されることができる。上部チャンバ521が下部チャンバ522と密着された以後、処理空間520aに処理流体が供給されて処理空間520aの圧力が高くなれば、処理空間520aの圧力によってお互いに遠くなる方向に上部チャンバ521と下部チャンバ522に力が加えられることができる。シーリング部材526は上部チャンバ521と下部チャンバ522がこのような圧力によって完全に密着されることができなくても、処理空間520aをシーリングさせることができる。
緩衝部材527は下部チャンバ522が上部チャンバ521に密着時上部チャンバ521で発生されることができる振動を低減させることができる。緩衝部材527は上部チャンバ521に設置されることができる。緩衝部材527は弾性を有する素材で形成されることができる。緩衝部材527は板スプリングまたはコイルスプリングであることができる。
昇降ユニット540は下部チャンバ522と上部チャンバ521のうちで何れか一つを昇降させることができる。昇降ユニット540は下部チャンバ522と上部チャンバ521のうちで何れか一つを移動させ、下部チャンバ522と上部チャンバ521との間の相対距離を調整することができる。例えば、昇降ユニット540は下部チャンバ522を昇降させ、上部チャンバ521に密着させることができる。昇降ユニット540は下部チャンバ522を上の方向に移動させ、上部チャンバ521と下部チャンバ522をお互いに組み合わせることができる。上部チャンバ521と下部チャンバ522はお互いに組合されて上述した処理空間520aを形成することができる。
昇降ユニット540は昇降板542と昇降軸544を含むことができる。昇降板542の上部には下部チャンバ522が設置されることができる。昇降板542の下部には複数の昇降軸544が設置されることができる。昇降軸544は図示されない駆動機によってその長さが伸縮されることができる。例えば、昇降軸544は空圧または油圧によってその長さが上下方向に伸縮されることができるシリンダーであることがある。
クランピングユニット550は工程チャンバ520をクランピングすることができる。処理空間520aの圧力が高くなるようになれば、上部チャンバ521と下部チャンバ522との間の間隔は離れることがあるが、クランピングユニット550は処理空間520aの圧力が高くなっても、上部チャンバ521及び下部チャンバ522の間の間隔が過度に遠くなることを最小化することができる。
クランピングユニット550は第1クランピング部材551、第2クランピング部材553、第1移動アセンブリー554及び第2移動アセンブリー555を含むことができる。第1クランピング部材551と第2クランピング部材553はお互いに見合わせる位置に設置されることができる。第1クランピング部材551と第2クランピング部材553の内側形状は工程チャンバ520の外側の形状と対応する形状を有することができる。例えば、上部チャンバ521と下部チャンバ522がお互いに組合された状態の工程チャンバ520の一側方は第1クランピング部材551の内側によってクランピングされ、工程チャンバ520の他の側方は第2クランピング部材552の内側によってクランピングされることができる。
第1移動アセンブリー554及び第2移動アセンブリー555はお互いに対称される構造を有することができる。第1移動アセンブリー554はガイドレール554a、ブラケット554b及び駆動機554cを含むことができる。ガイドレール554aはハウジング510の外部に位置され、ガイドレール554aは上部チャンバ521及びフレーム512の上部に設置されることができる。ブラケット554bはガイドレール554aに沿って移動可能に構成されることができる。ブラケット554bは第1クランピング部材551と連結されることができる。すなわち、駆動機554cがガイドレール554aに沿ってブラケット554bの位置を変更すれば、ブラケット554bと連結された第1クランピング部材551はその位置が水平方向に変更されることができる。
これと類似に、第2クランピング部材553も第2移動アセンブリー555によってその位置が水平方向に変更されることができる。
クランピングユニット550は昇降ユニット540が下部チャンバ522を上部チャンバ521と密着させれば、第1クランプ部材551及び第2クランプ部材553を水平方向に移動させ、上部チャンバ521及び下部チャンバ522をクランピングさせることができる。
流体供給ユニット560は処理空間520aで処理流体を供給することができる。処理流体は超臨界状態で処理空間520aに供給されるか、または、処理空間520aで気体状態から超臨界状態に転換されることができる。処理流体は二酸化炭素(CO)を含むガスであることができる。
流体供給ユニット560は上部供給ライン561、上部バルブ562、下部供給ライン563及び下部バルブ564を含むことができる。上部供給ライン561は流体供給源(図示せず)から処理流体の伝達を受けて上部供給ポート521aに処理流体を供給することができる。下部供給ライン563は流体供給源から処理流体の伝達を受けて下部供給ポート522Aに処理流体を供給することができる。上部供給ライン561にはオン/オフバルブである上部バルブ562が設置されることができるし、下部供給ライン563にはオン/オフバルブである下部バルブ564が設置されることができる。
また、図示されなかったが上部供給ライン561及び下部供給ライン563には処理空間520aに供給される処理流体の温度を高めるため、少なくとも一つ以上のヒーターらが設置されることができる。
排気ユニット570は処理空間520aに供給された処理流体を外部に排気することができる。排気ユニット570は排気ポート522Bと連結される排気ライン571、排気ライン571に設置される排気バルブ572及び減圧を提供する減圧機573を含むことができる。排気バルブ572はオン/オフバルブであることができる。減圧機573はポンプであることができる。
流体供給ユニット560が処理空間520aに処理流体を供給したことと、排気ユニット570が処理空間520aから処理流体を排気することによって処理空間520aの圧力は調節されることができる。
バッフルユニット600は上部供給ポート521aから供給される処理流体が基板Wに均一に供給されることができるようにできる。バッフルユニット600は上部チャンバ521に設置されることができる。バッフルユニット600は支持部材523に置かれた基板Wの上方に設置されることができる。バッフルユニット600は上部供給ポート521aと向い合うように上部チャンバ521に設置されることができる。
図5は、本発明の第1実施例によるバッフルユニットを説明するための図面である。
図3、そして図5を参照すれば、バッフルユニット600は上部供給ポート521aと向い合うように上部チャンバ521に設置されることができる。
先ず、上部チャンバ521には収容空間(SS)とバッファー空間(BS)が形成されることができる。収容空間(SS)は上部供給ポート521aと向い合う空間であることができる。バッファー空間(BS)は収容空間(SS)の下に位置する空間であることができる。バッファー空間(BS)と処理空間520aは後述するバッフルユニット600の第2バッフル631によって区画されることができる。バッファー空間(BS)と収容空間(BS)は概して上部が切断された円錐形状を有することができる。
収容空間(SS)を定義する上部チャンバ521の面らのうちで、側面に該当する第1内壁(W1)は水平面に対して第1傾斜角(A1)を成すことができる。第1傾斜角(A1)は第1内壁(W1)が水平面に対して成す2個の角のうちで小さな角を意味することができる。
バッファー空間(BS)を定義する上部チャンバ521の側面である第2内壁(W2)は水平面に対して第2傾斜角(A2)を成すことができる。第2傾斜角(A2)は第2内壁(W2)が水平面に対して成す2個の角度のうちで小さな角を意味することができる。
第1傾斜角(A1)は第2傾斜角(A2)と相異なことがある。例えば、第1傾斜角(A1)は第2傾斜角(A2)より大きい角度であることができる。要するに、第1内壁(W1)は第2内壁(W2)よりさらに険しい角度を有することができる。
また、収容空間(SS)の直径は下の方向に行くほど大きくなることができる。また、バッファー空間(BS)の直径は下の方向に行くほど大きくなることができる。また、上側支持部材523に支持された基板Wを向ける方向に収容空間(SS)及びバッファー空間(BS)を眺める時、バッファー空間(BS)の直径は収容空間(SS)より大きくなることができる。例えば、収容空間(SS)の直径らのうちで最大の直径(P1)はバッファー空間(BS)の直径らのうちで最大の直径(P2)より小さいことがある。また、収容空間(SS)の第1深さ(H1)は、バッファー空間(BS)の第2深さ(H2)よりさらに深いことがある。要するに、収容空間(SS)はその深さがバッファー空間(BS)より深くて、バッファー空間(BS)より険しい傾斜角で形成されることができる。
バッフルユニット600は第1バッフルアセンブリー610と第2バッフルアセンブリー630を含むことができる。第1バッフルアセンブリー610は上部供給ポート521aと直接的に向い合う位置に設置されることができる。第2バッフルアセンブリー630は第1バッフルアセンブリー610より低い位置、すなわち、上部供給ポート521aから遠い位置に設置されることができる。
第1バッフルアセンブリー610はベースプレート611、固定手段612、そして、第1バッフル613らを含むことができる。
図6は、図5のベースプレートを上方から眺めた図面であり、図7は図5のベースプレートの下方から眺めた図面である。
図5、図6、そして図7を参照すれば、ベースプレート611は概して中央に開口が形成されたドーナツ(Donut)形状を有することができる。ベースプレート611は概してリング形状を有することができる。ベースプレート611の上面には固定手段612が挟まれる挟み溝611aらが形成されることができる。挟み溝611aらは複数個が円周方向に沿ってお互いに離隔されて形成されることができる。挟み溝611aは固定手段612の頭部が挿入される挿入部と、挿入部から延長されて固定手段612の頭部がかかる係止部を含むことができる。また、ベースプレート611の内周には第1バッフル613が支持される支持突起611bが形成されることができる。支持突起611bは複数個がベースプレート611に形成されることができるし、支持突起611bらは円周方向に沿ってお互いに離隔されてベースプレート611に形成されることができる。
ベースプレート611は上部チャンバ521に固定設置されることができる。例えば、ベースプレート611は固定手段612によって上部チャンバ521に固定されることができる。ベースプレート611は固定手段612によって上部チャンバ521から離隔されて固定されることができる。固定手段612の頭部はベースプレート611に形成された挟み溝611aに固定され、固定手段612の胴体部は上部チャンバ521に形成される締結溝521bに挿入されることができる。固定手段612は締結溝521bに溶接されて固定されることができる。しかし、これに限定されるものではなくて締結溝521bに螺糸山が形成され、固定手段612は締結溝521bにねじ結合方式で固定されることもできる。
図8は、図5の第1バッフルら及び第1バッフルらが積層された姿を上方から眺めた図面であり、図9は図5の第1バッフルら及び第1バッフルらが積層された姿を下方から眺めた図面であり、図10はベースプレートに第1バッフルらが置かれた姿を上方から眺めた図面であり、図11はベースプレートに第1バッフルらが置かれた姿を下方から眺めた図面である。
図5、そして図8乃至図11を参照すれば、第1バッフルアセンブリー610は複数の第1バッフル613を含むことができる。例えば、第1バッフルアセンブリー610は第1-1バッフル613-1、第1-2バッフル613-2、第1-3バッフル613-3、そして第1-4バッフル613-4を含むことができる。第1-1バッフル613-1、第1-2バッフル613-2、第1-3バッフル613-3、第1-4バッフル613-4は特別に指定されない限り、本明細書で第1バッフル613で指称されることができる。第1バッフル613は第1ホール613aらが形成された打孔プレートであることができる。第1バッフル613らは積層されることができる構造を有することができる。第1-1バッフル613-1、第1-2バッフル613-2、第1-3バッフル613-3、そして、第1-4バッフル613-4は下から上の方向に順に積層されることができる。積層された第1バッフル613らはベースプレート611に置かれることができる。
第1バッフル613らのうちで一番下に配置される第1-1バッフル613-1の下面には、ベースプレート611の支持突起611bが挿入される安着溝613-1gが形成されることができる。安着溝613-1gは複数個が形成されることができるし、ベースプレート611の円周方向に沿ってお互いに離隔されて形成されることができる。安着溝613-1gの個数は支持突起611bよりさらに多い数が形成されることができる。これに、作業者が積層された第1バッフル613らをベースプレート611に安着させることをより易しく遂行することができるようになる。
再び図5を参照すれば、第2バッフルアセンブリー630は第2バッフル631、そして、ギャップリング632を含むことができる。第2バッフル631は複数の第2ホール631aらが形成された打孔プレートであることができる。第2バッフル631はバッファー空間(BS)と処理空間520aをお互いに区画することができる。第2バッフル631はバッファー空間(BS)の下に、そして、処理空間520aの上に設置されることができる。
第2バッフル631は上部チャンバ521に固定設置されることができる。第2バッフル631と上部チャンバ521との間にはギャップリング632が設置されることができる。ギャップリング632は概してリング形状を有することができる。ギャップリング632は一定厚さを有するリング形状のプレートであることができる。ギャップリング632を通じて第1バッフル613と第2バッフル631との間に特定間隔を確保することができる。
また、お互いに異なる厚さを有する複数のギャップリング632らが具備されることができる。これに、作業者は処理される基板Wの種類、または基板Wに要求される処理条件によって、ギャップリング632を交替して設置することで、第1バッフル613と第2バッフル631の間の間隔を調節して工程条件を変化させることができる。
また、第1バッフル613らの第1ホール613aの内径と、第2バッフル631の第2ホール631aの内径は同じであるか、または、第1ホール613aの内径が第2ホール631aの内径より小さいことがある。例えば、第1ホール613aの内径は1mm乃至5mmであり、第2ホール631aの内径は0.5mm乃至1mmであることがある。
また、第1バッフル613の直径(D1)は第2バッフル631の直径(D2)より小さいことがある。また、ベースプレート611の直径(D3)は第1バッフル613の直径(D1)より大きくて、第2バッフル631の直径(D2)より小さいことがある。
また、上側第1バッフル613らを眺めた時、第1バッフル613らのうちで何れか一つと、これと隣接した第1バッフル613らのうちで他の一つに形成された第1ホール613aらはお互いに重畳されないように形成されることができる。例えば、第1-1バッフル613-1に形成された第1ホール613aらと、第1-2バッフル613-2に形成された第1ホール613aらは上側で第1バッフル613らを眺める時、お互いに重畳されないように形成されることができる。
図12は、本発明の第1実施例によるバッフルユニットを有する乾燥装置であり、処理流体の流動を見せてくれる図面である。
図3、図5及び図12を参照すれば、本発明の第1実施例によるバッフルユニット600を乾燥装置500が具備する場合、上部供給ポート521aを通じて供給された処理流体(G)は第1バッフルアセンブリー610を通じて1次的にブロッキングされる。第1バッフルアセンブリー610を通じて1次的にブロッキングされた処理流体(G)らは第1バッフル613らに形成された第1ホール613aらを通じてバッファー空間(BS)に流入されるか、または、ベースプレート611と上部チャンバ521との間空間に流入された以後、バッファー空間(BS)に流入されることができる。比較的その直径が大きいバッファー空間(BS)に流入された処理流体(G)らはバッファー空間(BS)から広い範囲で拡散された以後、第2バッフル631に形成された第2ホール631aらを通じて基板Wに伝達されることができる。
また、前述したように第1ホール613aの内径は、第2ホール631aの内径より大きくなることがある。第1ホール613aの内径が比較的小さな場合、上部供給ポート521aを通じて供給される処理流体(G)によって第1バッフル613らが過度な圧力を受けることができて変形される恐れがある。また、第2ホール631aの内径が比較的大きい場合、基板Wに処理流体(G)が均一に供給されないこともある。これに、本発明の一実施例によれば、第1ホール613aの内径を第2ホール631aの内径より大きくして第1バッフル613に過度な圧力が印加される問題及び基板Wに処理流体(G)が均一に供給されることができない問題を解消することができる。
また、前述したようにバッファー空間(BS)の直径(D2)は収容空間(SS)の直径(D1)より大きくなることがある。第1バッフルアセンブリー610が設置された収容空間(SS)を通過した処理流体(G)が比較的直径が大きいバッファー空間(BS)に流入されれば、処理流体(G)の流速は遅くなることがある。処理流体(G)の流速が遅くなるようになれば、基板Wに処理流体(G)が直ちに供給されないで、バッファー空間(BS)で処理流体(G)が先ず均一に拡散された以後基板Wに供給されるようになるので、基板Wで処理流体を比較的均一に供給することができる。
図13は、本発明の第2実施例によるバッフルユニットを説明するための図面であり、図14は図13のバッフルユニットと上部チャンバの概略的な分解斜視図である。
前述した乾燥装置500は第1実施例によるバッフルユニット600の代わりに、以下で説明する第2実施例によるバッフルユニット700を具備することができる。また、前述した乾燥装置500は上述した上部チャンバ521の代わりに、上部チャンバ528を含むことができる。乾燥装置500が有する他の構成らは上述した実施例と同一/類似であるので、繰り返される説明は略する。
図3、図13、そして図14を参照すれば、本発明の第2実施例によるバッフルユニット700は第1バッフルアセンブリー710、そして、第2バッフルアセンブリー730を含むことができる。
上部チャンバ528には収容空間(SS)、そして、バッファー空間(BS)が形成されることができる。収容空間(SS)には第1バッフルアセンブリー710が設置されることができる。収容空間(SS)の下にはバッファー空間(BS)が位置することができる。バッファー空間(BS)と工程チャンバ520が形成する処理空間520aは第2バッフルアセンブリー730の第2バッフル731によって区画されることができる。
第1バッフルアセンブリー710は固定リング711、そして、第1バッフル713らを含むことができる。固定リング711上にはお互いに積層された複数の第1バッフル713らが置かれることができる。複数の第1バッフル713らが置かれた固定リング711は上部チャンバ528の収容空間(SS)に挿入されて図示されない固定手段(ボルトやねじなど)によって固定されることができる。第1バッフル713らには第1ホール713aらが形成されることができる。第1ホール713aらは上述した第1ホール613aらと等しい形状、そして、等しい内径を有することができる。
第2バッフルアセンブリー730は第2バッフルアセンブリー710より下に設置されることができる。第2バッフルアセンブリー730は第2バッフル731とギャップリング732を含むことができる。第2バッフル731とギャップリング732は上部チャンバ528に固定設置されることができる。例えば、第2バッフル731は上部チャンバ528に固定設置されるが、第2バッフル731と上部チャンバ528の間にギャップリング732が位置することができる。
第2バッフル731には第2ホール731aらが形成されることができる。第2ホール731aらは上述した第2ホール613aらと等しい形状、そして、等しい内径を有することができる。第2バッフル731はギャップリング732、そして、固定リング711によって複数の第1バッフル713らのうちで一番下に位置する第1バッフル713とお互いに離隔されることができる。
また、第1バッフル713の直径(D1)は、第2バッフル731の直径(D2)より小さいことがある。例えば、第1バッフル713の直径(D1)は50mm~150mmであることがある。例えば、第1バッフル713の直径(D1)は100mm、または150mmであることがある。
図15は、本発明の第2実施例によるバッフルユニットを有する乾燥装置であり、処理流体の流動を見せてくれる図面である。
図13及び図15を参照すれば、上部チャンバ528の上部供給ポート528aから供給される処理流体(G)は上述した第1実施例と類似に、第1バッフルアセンブリー710の第1バッフル713らによって1次的にブロッキングされ、以後第1バッフル713らに形成された第1ホール713aらを通じて、バッファー空間(BS)のうちで第1バッフル713と第2バッフル731との間空間に流入されて拡散されることがある。この時、バッファー空間(BS)は第1バッフル713らよりさらに大きい直径を有するので、バッファー空間(BS)で処理流体(G)らの拡散がより円滑になされることができる。バッファー空間(BS)で拡散された処理流体(G)らは基板Wに比較的均一に供給されることができる。
図16は、第1バッフルらの他の例を見せてくれる図面であり、図17は図16の第1バッフルらのうちで何れか一つの一部分を拡大した図面である。
前述した例では第1バッフル613、713らが打孔プレートであることを例で挙げて説明したが、これに限定されるものではない。例えば、図16及び図17に示されたところのように第1バッフル813らは複数の第1バッフルら813-1、813-2、813-3、813-4がお互いに積層されることができるように構成されるが、多孔性プレートに提供されることができる。この時、第1バッフル813らは円盤形状のプレートに打孔を形成する方式ではない、3Dプリンティング方式で製造されることができる。第1バッフル813らに形成された第1ホール813aらによる孔隙率は、基板Wに要求される処理条件によって使用者が多様に調整することができる。
図18は、本発明の実施例によるバッフルユニットを設置する場合とそうではない場合に、基板の中心からの距離による処理流体の流速を示したグラフである。
図18で、S1は、本発明のバッフルユニット600、700を使わない場合、基板の中心からの距離による処理流体の流速を見せてくれるグラフであり、S2は、本発明の第1実施例によるバッフルユニット600を使った場合、基板の中心からの距離による処理流体の流速を見せてくれるグラフであり、S3は、本発明の第2実施例によるバッフルユニット700を使用するが第1バッフル713の直径(D1)が100mmである場合、基板の中心からの距離による処理流体の流速を見せてくれるグラフであり、S4は、本発明の第2実施例によるバッフルユニット700を使用するが第1バッフル713の直径(D1)が150mmである場合、基板の中心からの距離による処理流体の流速を見せてくれるグラフである。処理流体の流速は基板Wの上側に流れる処理流体の流速であることができる。S1は、特に、第1実施例によるバッフルユニット600で第1バッフルアセンブリー610だけ使って第2バッフルアセンブリー630は使わない比較例示であることができる。
図18を参照すれば分かるように、本発明のバッフルユニット600、700を使わない場合(すなわち、二重バッフルアセンブリー構造を使わない場合)、基板の中心から距離による処理流体の流速が非常に不均一であることが分かる。一方、本発明の実施例によるバッフルユニット600、700を使用する場合には基板の中心からの距離による処理流体の流速が非常に均一に変化したことを分かる。すなわち、本発明は二重バッフルアセンブリー構造を利用して、処理流体を比較的均一に基板に伝達することができるようにするし、これによって基板を均一に乾燥することができるようになる。
以上の詳細な説明は本発明を例示するものである。また、前述した内容は本発明の望ましい実施形態を示して説明するものであり、本発明は多様な他の組合、変更及び環境で使用することができる。すなわち、本明細書に開示された発明の概念の範囲、著わした開示内容と均等な範囲及び/または当業界の技術または知識の範囲内で変更または修正が可能である。著わした実施例は本発明の技術的思想を具現するための最善の状態を説明するものであり、本発明の具体的な適用分野及び用途で要求される多様な変更も可能である。したがって、以上の発明の詳細な説明は開示された実施状態で本発明を制限しようとする意図ではない。また、添付された請求範囲は他の実施状態も含むことで解釈されなければならない。
500 乾燥装置
510 ハウジング
512 フレーム
514 中間版
515 上部空間
516 下部空間
520 工程チャンバ
520a 処理空間
521、528 上部チャンバ
521a、528a 上部供給ポート
521b 締結溝
522 下部チャンバ
522a 下部供給ポート
522b 排気ポート
523 支持部材
524 遮断部材
525 加熱要素
526 シーリング部材
527 緩衝部材
540 昇降ユニット
542 昇降板
544 昇降軸
550 クランピングユニット
551 第1クランピング部材
553 第2クランピング部材
554 第1移動アセンブリー
555 第2移動アセンブリー
560 流体供給ユニット
561 上部供給ライン
562 上部バルブ
563 下部供給ライン:
564 下部バルブ
570 排気ユニット
571 排気ライン
572 排気バルブ
573 減圧機
600 バッフルユニット
610 第1バッフルアセンブリー
611 ベースプレート
611a 挟み溝
611b 支持突起
612 固定手段
613 第1バッフル
613a 第1ホール
613-1g 安着溝
630 第2バッフルアセンブリー
631 第2バッフル
632 ギャップリング
631a 第2ホール
700 バッフルユニット
710 第1バッフルアセンブリー
711 固定リング
713 第1バッフル
713a 第1ホール
730 第2バッフルアセンブリー
731 第2バッフル
732 ギャップリング
731a 第2ホール
SS 収容空間
BS バッファー空間
W1 第1内壁
W2 第2内壁
A1 第1角度
A2 第2角度
H1 第1深さ
H2 第2深さ
P1 収容空間の直径
P2 バッファー空間の直径
D1 第1バッフルの直径
D2 第2バッフルの直径
D3 ベースプレートの直径

Claims (20)

  1. 基板を処理する装置において:
    処理流体を供給する供給ポートが形成された第1チャンバと、
    前記第1チャンバと組合されて処理空間を形成する第2チャンバと、
    前記処理空間で基板を支持する支持部材と、及び
    前記供給ポートと向い合うように前記第1チャンバに設置されるバッフルユニットを含み、
    前記バッフルユニットは:
    処理流体が流れる第1ホールが形成された第1バッフルを含む第1バッフルアセンブリーと、及び
    前記第1バッフルアセンブリーより前記供給ポートから遠い位置に設置され、処理流体が流れる第2ホールが形成された第2バッフルを含む第2バッフルアセンブリーを含む、
    基板処理装置。
  2. 前記第1バッフルの直径は、前記第2バッフルの直径より小さい、
    請求項1に記載の基板処理装置。
  3. 前記第1バッフルと前記第2バッフルはお互いに離隔されて設置され、その間にバッファー空間を形成する、
    請求項2に記載の基板処理装置。
  4. 前記供給ポートで前記支持部材に支持された基板を向ける方向に前記バッフルユニットを眺める時、前記第2ホールのうちで少なくとも一部は前記第1ホールらと重畳されないように形成される、
    請求項1乃至請求項3のうちで何れか一つに記載の基板処理装置。
  5. 前記第1バッフルアセンブリーは:
    固定手段によって前記第1チャンバに離隔されて固定されるベースプレートと、及び
    前記ベースプレートに置かれる複数の前記第1バッフルを含む、
    請求項1乃至請求項3のうちで何れか一つに記載の基板処理装置。
  6. 前記第1バッフルらはお互いに積層され、
    積層された前記第1バッフルらのうちで一つには前記ベースプレートに形成されて支持突起が挿入される少なくとも一つ以上の安着溝が形成される、
    請求項5に記載の基板処理装置。
  7. 前記第1バッフルアセンブリーは:
    お互いに積層される複数の前記第1バッフルと、及び
    積層された前記第1バッフルが置かれて、前記第1チャンバに密着されて固定される固定リングを含む、
    請求項1乃至請求項3のうちで何れか一つに記載の基板処理装置。
  8. 前記第2バッフルアセンブリーは:
    前記第1チャンバと前記第2バッフルとの間に設置されるギャップリングと、及び
    前記ギャップリングに締結される前記第2バッフルを含む、
    請求項1乃至請求項3のうちで何れか一つに記載の基板処理装置。
  9. 前記第1ホールの内径と、前記第2ホールの内径はお互いに相異な、
    請求項1乃至請求項3のうちで何れか一つに記載の基板処理装置。
  10. 前記第1ホールの内径は前記第2ホールの内径より大きい、
    請求項9に記載の基板処理装置。
  11. 前記第1ホールの内径は1mm乃至5mmであり、
    前記第2ホールの内径は0.5mm乃至1mmである、
    請求項1乃至請求項3のうちで何れか一つに記載の基板処理装置。
  12. 前記第1チャンバには:
    前記第1バッフルアセンブリーが設置される収容空間と、及び
    前記収容空間と前記第2バッフルとの間空間であるバッファー空間が形成される、
    請求項1または請求項2に記載の基板処理装置。
  13. 前記収容空間を定義する第1内壁の水平面に対する第1傾斜角は、前記バッファー空間を定義する第2内壁の水平面に対する第2傾斜角より大きい、
    請求項12に記載の基板処理装置。
  14. 前記収容空間の深さは、
    前記バッファー空間の深さより深い、
    請求項12に記載の基板処理装置。
  15. 基板に残留する処理液を乾燥する乾燥装置において:
    処理流体を供給する供給ポートが形成された上部チャンバと、
    前記上部チャンバとお互いに組合されて処理空間を形成する下部チャンバと、
    前記上部チャンバと前記下部チャンバのうちで何れか一つを昇降させる昇降ユニットと、
    前記供給ポートで処理流体を供給する流体供給ユニットと、
    前記処理空間で基板を支持する支持部材と、及び
    前記供給ポートと向い合うように前記上部チャンバに設置されるバッフルユニットを含み、
    前記バッフルユニットは:
    処理流体が流れる第1ホールが形成された第1バッフルと、及び
    前記第1バッフルより下に設置され、処理流体が流れる第2ホールが形成された第2バッフルを含み、
    前記第1バッフルと前記第2バッフルはお互いに離隔されて設置され、その間に前記流体供給ユニットが供給する処理流体が拡散されるバッファー空間が位置する、
    乾燥装置。
  16. 前記第1ホールの内径は、前記第2ホールの内径より大きい、
    請求項15に記載の乾燥装置。
  17. 前記第2バッフルの直径は、前記第1バッフルの直径より大きい、
    請求項15に記載の乾燥装置。
  18. 前記上部チャンバには:
    前記第1バッフルが設置される収容空間-前記収容空間は前記バッファー空間より前記供給ポートに接するように位置される-が形成され、
    前記収容空間の深さは、前記バッファー空間の深さより深くて、
    前記収容空間を定義する第1内壁の第1傾斜角は、前記バッファー空間を定義する第2内壁の第2傾斜角より大きい、
    請求項15に記載の乾燥装置。
  19. 上側で前記支持部材に支持された基板を向ける方向に前記収容空間及び前記バッファー空間を眺める時、前記バッファー空間の直径は、前記収容空間の直径より大きい、
    請求項18に記載の乾燥装置。
  20. 基板を処理する装置において:
    基板に処理液を供給して基板を液処理する液処理装置と、及び
    前記液処理装置で処理された基板に超臨界状態の処理流体を供給して乾燥処理する乾燥装置を含み、
    前記乾燥装置は:
    処理流体を供給する供給ポートが形成された上部チャンバと、
    前記上部チャンバとお互いに組合されて処理空間を形成する下部チャンバと、
    前記上部チャンバと前記下部チャンバが組合されて前記処理空間を形成時前記上部チャンバと前記下部チャンバをクランピングするクランピングユニットと、
    前記下部チャンバを昇降させて前記上部チャンバと前記下部チャンバとの間の距離を変更させる昇降ユニットと、
    前記供給ポートに処理流体を供給する流体供給ユニットと、
    前記上部チャンバに設置され、前記供給ポートと向い合うように基板を支持する支持部材と、及び
    前記供給ポートと向い合うように前記上部チャンバに設置されるバッフルユニットを含み、
    前記上部チャンバには:
    収容空間と、及び
    前記収容空間より下に形成されるバッファー空間が形成され、
    前記バッフルユニットは:
    前記収容空間に設置される第1ホールらが形成された第1バッフルら-前記第1バッフルらはお互いに積層される-と、及び
    前記第1バッフルとお互いに離隔されて設置され、前記バッファー空間と前記処理空間を区画する、第2ホールらが形成された第2バッフルを含み、
    前記第2バッフルは、前記第1バッフルより大きい直径を有する、
    基板処理装置。

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