JP2024042422A - インフラ更新判定装置及びインフラ更新判定方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】専用の装置を車両に導入することなく、多くの車両による計測値を用いて、インフラに発生した異常及び劣化を高精度に検出する。【解決手段】インフラ更新判定装置は、インフラを含む区間における複数の車両の3軸加速度値と計測時刻との履歴を保持し、当該履歴を参照して、第1期間における複数の車両の3軸加速度値の所定の統計量を算出し、算出した所定の統計値と、所定の閾値と、に基づいて、インフラ更新判定を実行し、インフラ更新判定の判定結果を出力するためのデータを生成する。【選択図】図3
Description
本発明は、インフラ更新判定装置及びインフラ更新判定方法に関する。
本願発明の背景技術として、特開2013-140448号公報(特許文献1)がある。この公報には、「路面調査装置は、道路の路面上の異常を検出する検出処理によって路面の劣化候補が検出された劣化候補地点を取得する。さらに、路面調査装置は、車両に搭載される加速度センサによって車両が走行する路面と平行な方向に計測された加速度及び加速度が計測された計測位置を対応付けて記憶する走行データ記憶部に記憶された加速度のうち劣化候補地点に対応する計測位置の加速度を参照して、劣化候補地点で許容範囲外の加速度が計測された頻度を算出する。さらに、路面調査装置は、算出された頻度が所定の閾値以上である場合に、当該頻度が算出された劣化候補地点を、路面が劣化している地点であると判定する。」と記載されている(要約参照)。
特許文献1に記載の技術は、簡易装置を搭載した専用のパトロール車や、デジタルタコグラフを搭載した業務車両等の特定の車両の走行データを用いて、路面劣化を判定する。つまり、特許文献1に記載の技術においては、一般車両を含む多くの車両の走行データを統合した分析による路面劣化の判定をすることは困難である。
そこで本発明の一態様は、専用の装置を車両に導入することなく、多くの車両による計測値を用いて、インフラに発生した異常及び劣化を高精度に検出する。
上記課題を解決するために、本発明の一態様は以下の構成を採用する。インフラ更新判定装置は、プロセッサとメモリとを含み、前記メモリは、インフラを含む区間における複数の車両の3軸加速度値と、前記3軸加速度値の計測時刻と、の履歴を保持し、前記プロセッサは、前記履歴を参照して、第1期間における前記複数の車両の3軸加速度値の所定の統計量を算出し、前記算出した所定の統計値と、所定の閾値と、に基づいて、インフラ更新判定を実行し、前記インフラ更新判定の判定結果を出力するためのデータを生成する。
本発明の一態様によれば、専用の装置を車両に導入することなく、多くの車両による計測値を用いて、インフラに発生した異常及び劣化を高精度に検出することができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。本実施形態において、同一の構成には原則として同一の符号を付け、繰り返しの説明は省略する。なお、本実施形態は本発明を実現するための一例に過ぎず、本発明の技術的範囲を限定するものではないことに注意すべきである。
図1は、インフラ更新判定システムが実現するソリューションのコンセプトの一例を示す説明図である。情報管理サーバ103(インフラ更新判定装置の一例)は、複数の車両それぞれに搭載された車載カメラ、車載センサ(例えば加速度センサ)及びGPS(Grobal Positioning System)などが取得した車両取得情報101を、ネットワーク102(例えば、キャリア通信網)を介して、収集する。
情報管理サーバ103は、車両取得情報101と併せて、車両取得情報101に含まれる車載カメラによって撮影された動画像、車載センサによって取得された3軸加速度(x軸方向、y軸方向、及びz軸方向それぞれの加速度)、及びGPSによって測位された位置等それぞれが取得された時刻を記録する。
情報管理サーバ103は、3軸加速度が示す車両の動き及び振動、並びに道路(インフラの一例)の路面の起伏等に基づいて、インフラ更新判定を実行し、判定結果を、観測時刻及GPSによる測位情報とともに監視者端末104に通知する。
情報管理サーバ103から、通知を受けた監視者端末104のユーザである監視者は、通知された情報から、道路の路面の点検又は補修の必要性を判断し、監視者端末104を介して点検補修者端末105に通知する。
また、監視者端末104は、監視者が道路路面及び施設壁面等の亀裂等を目視確認するために、情報管理サーバ103を介して、特定時間の動画像を送信するよう車両に指示することが可能である。通知を受けた点検補修者端末105のユーザである点検補修者は、インフラ更新判定において更新の必要性が指摘された場所に赴き、保守点検又は補修作業を行う。
以下、本実施例では、更新判定の対象のインフラが道路である例を主に説明する。なお、本実施形態において、道路に発生した異常とは、道路に事故車両がある、及びトラック等の積載物が道路に散乱した等のような、道路において突発的に発生し、かつ即座に対処が必要な致命的な欠陥を示す。また、本実施形態において、道路の劣化とは、長期的に多くの車両が道路を通過する及び道路が風雨に長期間晒される等によって発生した道路の路面の凹みや亀裂等のような、長期的な要因によって発生し、かつ必ずしも即座に対処する必要はない(つまり致命的ではない)道路の性能又は品質の低下を示す。
図2は、インフラ更新判定システムの構成例を示すブロック図である。インフラ更新判定システムは、例えば、情報管理サーバ103、監視者端末104、点検補修者端末105、及び複数の車両201を含む。
複数の車両201それぞれは、例えば、車載装置、車載カメラ、車載センサ、及び測位装置等を搭載する。車載装置は、車載カメラ、車載センサ、及び測位装置が取得した情報をキャリア通信網等のネットワーク102を介して、情報管理サーバ103に送信する。
情報管理サーバ103は、監視者端末104、及び点検補修者端末105と、ネットワークを介して接続されている。情報管理サーバ103は、受信した情報に基づいてインフラ更新判定を実行し、判定結果を監視者端末104に送信する。監視者端末104から点検補修者端末105への保守点検及び補修作業の通知は、情報管理サーバ103を介して送信される。
なお、監視者端末104及び点検補修者端末105は、例えば、いずれもCPU(Central Processing Unit)、メモリ、補助記憶装置、通信装置、入力装置、及び表示装置を有する計算機によって構成される(図示省略)。
図3は、情報管理サーバ103の構成例を示すブロック図である。情報管理サーバ103は、例えば、CPU301、メモリ302、補助記憶装置303、通信装置304、入力装置305、及び表示装置306を有する計算機によって構成される。
CPU301は、プロセッサを含み、メモリ302に格納されたプログラムを実行する。メモリ302は、不揮発性の記憶素子であるROM(Read Only Memory)及び揮発性の記憶素子であるRAM(Random Access Memory)を含む。ROMは、不変のプログラム(例えば、BIOS(Basic Input/Output System))などを格納する。RAMは、DRAM(Dynamic Random Access Memory)のような高速かつ揮発性の記憶素子であり、CPU301が実行するプログラム及びプログラムの実行時に使用されるデータを一時的に格納する。
補助記憶装置303は、例えば、磁気記憶装置(HDD(Hard Disk Drive))、フラッシュメモリ(SSD(Solid State Drive))等の大容量かつ不揮発性の記憶装置であり、CPU301が実行するプログラム及びプログラムの実行時に使用されるデータを格納する。すなわち、プログラムは、補助記憶装置303から読み出されて、メモリ302にロードされて、CPU301によって実行される。
入力装置305は、キーボードやマウスなどの、オペレータからの入力を受ける装置である。表示装置306は、ディスプレイ装置やプリンタなどの、プログラムの実行結果をオペレータが視認可能な形式で出力する装置である。
通信装置304は、所定のプロトコルに従って、他の装置との通信を制御するネットワークインターフェース装置である。また、通信装置304は、例えば、USB(Universal Serial Bus)等のシリアルインターフェースを含んでもよい。
CPU301が実行するプログラムの一部またはすべては、非一時的記憶媒体であるリムーバブルメディア(CD-ROM、フラッシュメモリなど)又は、非一時的記憶装置を備える外部計算機からネットワークを介して情報管理サーバ103に提供され、非一時的記憶媒体である不揮発性の補助記憶装置303に格納されてもよい。このため、情報管理サーバ103は、リムーバブルメディアからデータを読み込むインターフェースを有するとよい。これは、後述する車載装置400についても同様である。
情報管理サーバ103は、物理的に一つの計算機上で、又は、論理的又は物理的に構成された複数の計算機上で構成される計算機システムであり、同一の計算機上で別個のスレッドで動作してもよく、複数の物理的計算機資源上に構築された仮想計算機上で動作してもよい。これは後述する車載装置400についても同様である。
CPU301は、例えば、いずれも機能部である、情報集約部311、統計情報出力部312、情報表示部313、範囲指定指示部314、閾値設定部315、画像解析部316、異常・劣化判定部317、及び異常・劣化通知部318を含む。補助記憶装置303は、例えば、車両情報321、撮影動画情報322、計測情報323、統計情報324、及び区間情報325を保持する。
情報集約部311は、車両取得情報101を集約し、撮影動画情報322及び計測情報323に格納する。統計情報出力部312は、計測情報323に格納された計測値に対する統計処理を実行し、統計処理によって得られた値を統計情報324に格納する。
情報表示部313は、監視者端末104に統計情報324を送信して表示させることで、監視者端末104のユーザが統計情報324を視覚的に確認できるようにする。範囲指定指示部314は、車載装置400に対して、特定範囲の車両取得情報101のみを送信するよう指示する。
閾値設定部315は、監視者端末104からの指示に基づいて、後述する各種閾値を設定する。画像解析部316は、撮影動画情報322を解析して、道路路面及び施設壁面等の亀裂及び異常な起伏等を検知する。画像解析部316が、亀裂や異常な起伏を検知した場合、検知した内容を監視者端末104に通知するよう、異常・劣化通知部318に対して指示する。
異常・劣化判定部317は、統計情報324と、閾値設定部315が設定した閾値と、に基づいて、道路の異常及び劣化が発生しているかを判定する。異常・劣化判定部317は、道路の異常及び/又は劣化が発生していると判定した場合、判定結果を監視者端末104に通知するよう、異常・劣化通知部318に対して指示する。異常・劣化通知部318は、道路に異常及び/又は劣化が発生している場合に、監視者端末104に対して、異常及び/又は劣化に関する情報を送信する。
車両情報321は、車両201に関する情報(例えば、各車両201を識別する車両IDを含む情報)である。撮影動画情報421は、車両201の車載カメラが撮影した動画を、車両ID及び撮影時刻と紐づけて保持する。
計測情報323は、各車両201に搭載された測位装置433が測位した位置情報と、各車両201に搭載された3軸加速度センサが取得した加速度情報と、を車両ID及び測位時刻と紐づけて保持する。
統計情報324は、統計情報出力部312による統計処理によって得られた値を保持する。また、詳細は後述するが、統計情報324は、車両単位統計情報及び区間統計情報を含む。
区間情報325において、区間を識別する区間IDと、区間の領域(位置、形状、及び面積)を示す情報と、が区間ごとに定義されている。なお、区間は、道路(インフラの一例)を含む領域であって、道路の異常及び劣化を検知するための最小単位である。各区間に含まれる道路の長さは、当該道路を制限速度で走行し、かつ定期的に3軸加速度値や位置情報を取得する車両201が、3軸加速度値や位置情報を複数回取得できる程度の長さである(例えば10m~100m程度である)ことが望ましい。
例えば、CPU301は、メモリ302にロードされた情報集約プログラムに従って動作することで、情報集約部311として機能し、メモリ302にロードされた統計情報出力プログラムに従って動作することで、統計情報出力部312として機能する。CPU301に含まれる他の機能部についても、プログラムと機能部の関係は同様である。また、後述する車載装置400のCPU401に含まれる後述する機能部についても、プログラムと機能部の関係は同様である。
なお、CPU301及び後述する車載装置400のCPU401に含まれる機能部による機能の一部又は全部が、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field-Programmable Gate Array)等のハードウェアによって実現されてもよい。
なお、補助記憶装置303及び後述する車載装置400の補助記憶装置403に格納されている一部又は全部の情報は、それぞれ、メモリ302及びメモリ402に格納されていてもよいし、外部のデータベースに格納されていてもよい。
なお、本実施形態において、インフラ更新判定システムが使用する情報は、データ構造に依存せずどのようなデータ構造で表現されていてもよい。例えば、テーブル、リスト、データベース、又はキューから適切に選択したデータ構造体が、情報を格納することができる。
図4は、車両201が搭載する車載装置の構成例を示すブロック図である。車載装置400は、例えば、CPU401、メモリ402、補助記憶装置403、及び通信装置404を含む。また、車載装置400は、車両201に搭載された車載カメラ431、加速度センサ432、及び測位装置433に接続されている。
CPU401、メモリ402、補助記憶装置403、及び通信装置404のハードウェアとしての説明は、CPU301、メモリ302、補助記憶装置303、及び通信装置304のハードウェアとしての説明と同様であるため省略する。但し、通信装置404は、ネットワーク102を介した情報管理サーバ103との間の情報の送受信に加えて、車載カメラ431、加速度センサ432、及び測位装置433との近距離通信を用いた情報の送受信を実行可能であってもよい。
車載カメラ431は、車両201外部の環境を動画で撮影する。加速度センサ432は、車両201の3軸加速度を定期的に計測する。測位装置433は、車両201の位置を定期的に計測する。以下、測位装置433による測位時刻に、加速度センサ432による3軸加速度の計測も行われるものとする。
なお、車載カメラ431、加速度センサ432、及び測位装置433それぞれは、専用の装置で実現されてもよいし、車両201に持ち込まれたスマートフォン等の携帯端末にインストールされたアプリケーションによる機能として実現されてもよいし、車両201に搭載されたカーナビげーションシステムやドライブレコーダに含まれる機能として実現されてもよい。
CPU401は、いずれも機能部である、送信情報限定部411及び情報送信部412を含む。補助記憶装置403は、例えば、撮影動画情報421、位置履歴情報422、及び3軸加速度履歴情報423を保持する。
送信情報限定部411は、範囲指定指示部314からの指示に従って、車載カメラ431、加速度センサ432、及び測位装置433が取得した情報を限定する。情報送信部412は、送信情報限定部411が情報を限定していれば限定した情報を、限定していなければ車載カメラ431、加速度センサ432、及び測位装置433が取得した情報を、情報管理サーバ103に送信する。
撮影動画情報421には、車載カメラ431による撮影動画が、撮影時刻と紐づけられて格納されている。位置履歴情報422には、測位装置433が測位した位置が、測位時刻と紐づけられて格納されている。3軸加速度履歴情報423には、加速度センサ432が計測した3軸加速度が、測位時刻と紐づけられて格納されている。
図5は、計測情報323のデータ構成例を示す図である。計測情報323は、例えば、番号欄501、車両ID欄502、測位時刻欄503、測位地点欄504、及び3軸加速度値欄505を含む。
番号欄501は、計測情報323のレコードを一意に識別する番号を保持する。車両ID欄502は、車両201を識別する車両IDを保持する。測位時刻欄503は、測位装置433による測位が行われた時刻(加速度センサ432による3軸加速度の計測が行われた時刻)を示す情報を保持する。
測位地点欄504は、測位装置433によって計測された位置を示す情報を保持する。3軸加速度値欄505は、加速度センサ432によって計測された3軸加速度を示す情報を保持する。
図6は、統計情報324に含まれる車両単位統計情報のデータ構成例を示す図である。車両単位統計情報3241は、例えば、番号欄601、車両ID欄602、区間ID欄603、時刻欄604、及び車両平均3軸加速度値欄605を含む。
番号欄601は、車両単位統計情報3241のレコードを一意に識別する番号を保持する。車両ID欄602は、車両IDを保持する。区間ID欄603は、区間を識別する区間IDを保持する。時刻欄604は、当該車両IDに対応する車両201に搭載された測位装置433が、当該区間IDに対応する区間内の最初の測位時刻を示す情報を保持する。車両平均3軸加速度値欄605は、当該車両IDに対応する車両201に搭載された加速度センサ432が、当該区間IDに対応する区間で計測した3軸加速度値の平均値(例えば、x軸方向の加速度の平均値、y軸方向の加速度の平均値、及びz軸方向の加速度の平均値からなるベクトル)を示す情報を保持する。
図7は、統計情報324に含まれる区間統計情報のデータ構成例を示す図である。区間統計情報3242は、例えば、番号欄701、区間ID欄702、統計期間欄703、車両数欄704、及び区間平均3軸加速度値欄705を含む。
番号欄701は、区間統計情報3242のレコードを一意に識別する番号を保持する。区間ID欄702は、区間IDを保持する。統計期間欄703は、統計処理の対象となった期間を示す情報を保持する。
車両数欄704は、当該統計期間に当該区間を通過した(当該区間における測位装置433及び加速度センサ432の計測値を送信した)車両数を示す情報を保持する。区間平均3軸加速度値欄705は、当該統計期間に当該区間を通過した車両の3軸加速度値の平均値を示す情報を保持する。
図8は、区間情報325において定義される区間の例を示す説明図である。区間は、道路の異常及び劣化を判定するための最小単位である。各区間は、例えば、監視者端末104のユーザである監視者によって設定可能である。
各区間には、当該区間を識別する区間IDが付与される。なお、区間の形状及び面積は、区間ごとに異なってもよいし、同じであってもよい。図8の例では、区間A~区間Fは道路に沿って設定され、その形状及び面積は互いに異なる。区間情報325において、例えば、区間IDと、区間の領域(位置、形状、及び面積)を示す情報と、が区間ごとに定義されている。
図9は、情報集約処理の一例を示すシーケンス図である。図9の例では、情報管理サーバ103は、収集範囲を指定することなく情報を収集する。各車両201に搭載された車載装置400の送信情報限定部411は、当該車載装置400に接続された車載カメラ431が撮影した撮影動画、及び加速度センサ432及び測位装置433が取得した計測情報(3軸加速度値及び測位地点)を限定し、情報送信部412は限定された情報及び測位装置433による測位時刻を情報管理サーバ103に送信する(S901)。
なお、送信情報限定部411は、例えば、車載カメラ431が撮影した撮影動画、及び加速度センサ432及び測位装置433が取得した計測情報を、予め定められた時間間隔の撮影動画及び計測情報に限定してもよいし、限定処理を実行しなくてもよい(つまり、全ての撮影動画及び計測情報が情報管理サーバ103に送信されてもよい)。ステップS901の処理は、例えば、定期的に実行される。
情報管理サーバ103の情報集約部311は、車載装置400それぞれから受信した情報を撮影動画情報322及び計測情報323に格納する(S902)。具体的には、例えば、情報集約部311は、車載装置400からそれぞれから受信した測位装置433による測位地点を特定する。
さらに、例えば、情報集約部311は、車載装置400それぞれから受信した撮影動画を、当該車載装置400に対応する車両ID、測位地点(又は測位地点に対応する区間ID)、及び測位時刻と紐づけて撮影動画情報322に格納する。さらに、例えば、情報集約部311は、車載装置400それぞれから受信した加速度センサ432による3軸加速度値を、当該車載装置400に対応する車両ID、測位地点、及び測位時刻と紐づけて計測情報323に格納する。
統計情報出力部312は、計測情報323に基づいて統計情報を生成して、車両単位統計情報3241及び区間統計情報3242に格納する(S903)。具体的には、例えば、統計情報出力部312は、計測情報323と区間情報325を参照して、各車両が滞在していた区間、及び各車両の測位装置433が当該区間において最初に測位した時刻を特定する。統計情報出力部312は、車両と区間の組み合わせごとに、当該区間における当該車両の平均3軸加速度値を算出し、算出した平均3軸加速度値を、当該車両の車両ID、当該区間の区間ID、及び当該最初の測位時刻と紐づけて車両単位統計情報3241に格納する。
また、例えば、統計情報出力部312は、計測情報323と区間情報325を参照して、各統計期間において各区間を通過した車両及び車両数を特定する。統計情報出力部312は、区間と統計期間の組み合わせごとに、特定した車両の当該統計期間の当該区間における平均3軸加速度値を算出し、算出した平均3軸加速度値を、当該区間の区間ID、当該統計期間、及び特定した車両数と紐づけて区間統計情報3242に格納する。なお、統計期間は、例えば、監視者端末104のユーザの入力等に従って、予め定められている。
なお、上記した例では、車両平均3軸加速度値及び区間平均3軸加速度値のような平均値が算出されているが、平均値に代えて、中央値や最頻値などの所定の統計量が用いられてもよい。
監視者端末104は、例えば、ユーザからの入力に従って、統計情報表示リクエストを情報管理サーバ103に送信する(S904)。統計情報表示リクエストは、例えば、車両単位統計情報3241及び/又は区間統計情報3242の指定を含む。統計情報表示リクエストが、車両単位統計情報3241の指定を含む場合、例えば、車両ID、区間ID、及び/又は時刻の範囲の指定をさらに含んでもよい。また、統計情報表示リクエストが、区間統計情報3242の指定を含む場合、例えば、区間ID、統計期間の範囲、及び/又は車両数の範囲の指定をさらに含んでもよい。
情報管理サーバ103の情報表示部313は、受信した統計情報表示リクエストによって指定された統計情報を車両単位統計情報3241及び/又は区間統計情報3242から取得し、監視者端末104に送信する(S905)。監視者端末104は、受信した統計情報を、監視者端末104の表示装置に表示する(S906)。
図10は、情報集約処理の別例を示すシーケンス図である。図10の例では、情報管理サーバ103は、収集範囲を指定した上で情報を収集する。監視者端末104は、例えば、ユーザからの入力に従って、範囲指定指示リクエストを情報管理サーバ103に送信する(S1001)。範囲指定指示リクエストは、例えば、測位地点の範囲の指定、区間IDの指定、時刻の範囲の指定、及び/又は車両IDの指定等を含む。
情報管理サーバ103の範囲指定指示部314は、受信した範囲指定指示リクエストに従った範囲指定指示(但し、範囲指定指示リクエストが区間IDの指定を含む場合には、区間情報325を参照して、当該区間IDの指定を当該区間IDに対応する位置の範囲の指定に変更する)を、各車両201に搭載された車載装置400に送信する(S1002)。
各車両201に搭載された車載装置400の送信情報限定部411は、当該車載装置400に接続された車載カメラ431が撮影した撮影動画、及び加速度センサ432及び測位装置433が取得した計測情報(3軸加速度値及び測位地点)を範囲指定指示によって指定された範囲に限定し、情報送信部412は限定された情報及び測位装置433による測位時刻を情報管理サーバ103に送信する(S1003)。
例えば、範囲指定指示において、測位地点の範囲が指定されている場合、情報送信部412は、測位装置433による測位地点が当該範囲に属するときにのみ、撮影動画、測位地点、測位時刻、及び撮影動画を情報管理サーバ103に送信する。また、例えば、範囲指定指示において、時刻の範囲が指定されている場合、情報送信部412は、当該範囲に含まれる測位時刻のみにおける、撮影動画、測位地点、測位時刻、及び撮影動画を情報管理サーバ103に送信する。また、例えば、範囲指定指示において、車両IDが指定されている場合、当該指定された車両IDの車両に搭載された車載装置400の情報送信部412のみが、撮影動画、測位地点、測位時刻、及び撮影動画を情報管理サーバ103に送信する。
ステップS1003の処理に続いて、ステップS902~ステップS906の処理が実行される。図10の例のように、範囲指定が行われることにより、車載装置400と情報管理サーバ103との通信量、並びに情報管理サーバ103の補助記憶装置303に格納されるデータ量及び情報管理サーバ103による統計処理の処理量を低減させ、かつ監視者が必要とする範囲の情報を情報管理サーバ103が取得することができる。
図11は、異常・劣化検知処理の一例を示すシーケンス図である。監視者端末104は、例えば、ユーザからの入力に従って、閾値設定リクエストを情報管理サーバ103に送信する(S1101)。閾値設定リクエストは、例えば、後述する異常カウント用閾値、区間異常判定閾値、及び劣化判定閾値を含む。情報管理サーバ103の閾値設定部315は、閾値設定リクエストが示す各閾値を設定する(S1102)。
異常・劣化判定部317は、設定された閾値、及び統計情報324等に基づいて、道路の路面に異常及び/又は劣化が発生しているかを判定する(S1103)。また、ステップS1103において、異常・劣化判定部317が、道路の路面に異常及び/又は劣化が発生していると判定した場合、異常・劣化通知部318は、当該発生している異常及び/又は劣化に関する情報を、監視者端末104に送信する。
ステップS1103の異常・劣化判定処理は、異常判定処理と劣化判定処理とを含む。異常判定処理の詳細は、図12を用いて、劣化判定処理の詳細は図13を用いて後述する。また、ステップS1103の異常・劣化判定処理は、異常及び/又は劣化による当該インフラの更新の必要性を判定するインフラ更新判定処理の一例でもある。
監視者端末104は、受信した異常及び/又は劣化に関する情報を、監視者端末104の表示装置に表示する(S1104)。なお、監視者端末104の表示装置に表示される異常及び/又は劣化に関する情報は、例えば、異常及び/又は劣化が発生した区間の区間ID、並びに当該区間の撮影動画等を含む。異常及び/又は劣化に関する情報が、監視者端末104に表示されることに加えて又は代えて、監視者端末104のスピーカ等から音声として出力されてもよい。
図12は、ステップS1103における異常・劣化判定処理に含まれる異常判定処理の一例を示すフローチャートである。異常・劣化判定部317は、車両単位統計情報3241に未判定の車両単位統計(車両単位統計情報3241の未判定のレコード)があるかを判定する(S1201)。
異常・劣化判定部317は、車両単位統計情報3241に未判定の車両単位統計がないと判定した場合(S1201:NO)、予め設定された時間であるm秒待機して(S1208)、ステップS1201に戻る。異常・劣化判定部317は、車両単位統計情報3241に未判定の車両単位統計があると判定した場合(S1201:YES)、未判定の車両単位統計(車両単位統計情報3241の未判定のレコード)を1つ選択する(S1202)。なお、異常判定処理が行われている間にも、図9及び図10に示した情報集約処理が並行して実行されている。つまり、異常判定処理が行われている間にも、未判定の車両単位統計が追加される可能性がある。
異常・劣化判定部317は、選択中のレコードにおける車両平均3軸加速度値を、当該選択中のレコードに対応する区間における区間統計情報3242が示す(例えば最新の統計期間の)区間平均3軸加速度値で割った商(但し、当該車両平均3軸加速度値と当該区間平均3軸加速度値とについて、絶対値をとったうえで当該商が算出される)、が、異常カウント用閾値aより大きいかを判定する(S1203)。
異常・劣化判定部317は、当該商が異常カウント用閾値a以下であると判定した場合(S1203:NO)、ステップS1208に遷移する。異常・劣化判定部317は、当該商が異常カウント用閾値aより大きいと判定した場合(S1203:YES)、当該区間(当該選択中のレコードに対応する区間)に対応する異常カウントをインクリメントする(S1204)。なお、各区間の異常カウントの初期値は0である。
なお、例えば、選択中のレコードにおける車両平均3軸加速度値が(x1,y1,z1)であり、当該選択中のレコードに対応する区間における区間統計情報3242が示す区間平均3軸加速度値が(x2,y2,z2)であるとき、ステップS1203において、異常・劣化判定部317は、例えば、上記した商として(|x1|/|x2|,|y1|/|y2|,|z1|/|z2|)を算出する(但し、||は絶対値を示す)。
異常・劣化判定部317は、(|x1|/|x2|,|y1|/|y2|,|z1|/|z2|)の3つの要素のうち所定個数以上の要素(例えば少なくとも1つの要素)が異常カウント用閾値a(>0)よりも大きいと判定したときに、ステップS1204の処理に遷移する。なお、上記した例では、(|x1|/|x2|,|y1|/|y2|,|z1|/|z2|)の要素それぞれとの比較対象となる異常カウント用閾値が全て同じ値(a)であるが、互いに異なる値であってもよい。また、3軸加速度のうち所定の要素のみ(例えば、z軸方向の加速度のみ)を閾値と比較してもよい。
異常・劣化判定部317は、当該区間における異常カウントが区間異常判定閾値bより大きいかを判定する(S1205)。異常・劣化判定部317は、当該区間における異常カウントが区間異常判定閾値b以下であると判定した場合(S1205:NO)、ステップS1208に遷移する。
異常・劣化判定部317は、当該区間における異常カウントが区間異常判定閾値bより大きいと判定した場合(S1205:YES)、当該区間に異常が発生したと判定し、異常・劣化通知部318は、監視者端末104に、当該異常に関する情報を送信する(S1206)。異常・劣化判定部317は、当該区間における異常カウントを0にリセットし(S1207)、ステップS1208に遷移する。
なお、異常・劣化判定部317は、ステップS1207の処理以外の所定のタイミングにおいても、異常カウントを0にリセットする処理を実行することが望ましい。具体的には、例えば、異常・劣化判定部317は、各区間について、ステップS1204における異常カウント時から(例えば、初回の異常カウント時からであってもよいし、最後の異常カウント時からであってもよい)所定時間(例えば、監視者端末104のユーザによって予め設定される時間)、インクリメントが発生しなかった場合は、当該区間における異常カウントを0にリセットするとよい。
なお、車両が大きく振動したり、急停止したり、急加速すると、当該車両の車両平均3軸加速度が上昇する。従って、ステップS1203~ステップS1204の処理においては、区間平均3軸加速度値よりも所定割合以上大きい車両平均3軸加速度を記録した車両201の台数がカウントすることにより、大きく振動したり、急停止したり、急加速した車両の台数を推測することができる。さらに、ステップS1205において、このような車両の台数が多いと判定されれば、当該区間に異常が発生したと推測することができる。また、前述したように異常とは、道路において突発的に発生し、かつ即座に対処が必要な致命的な欠陥である。そこで、図12の例では、車両単位の統計が得られるたびにステップS1203の判定を行うことで、早期に異常を検出することができる。
図13は、ステップS1103における異常・劣化判定処理に含まれる劣化判定処理の一例を示すフローチャートである。異常・劣化判定部317は、区間統計情報3242を参照して、各区間について、直近区間平均3軸加速度を過去区間平均3軸加速度で割った商が区間劣化判定閾値cよりも大きいかを判定する(S1301)。
なお、例えば、直近区間平均3軸加速度は、統計期間が直近1日分の当該区間の平均3軸加速度値であり、過去区間平均3軸加速度は、統計期間が直近1年分(直近区間平均3軸加速度の統計期間よりも古い期間を含み、直近区間平均3軸加速度の統計期間よりも長い期間である)の当該区間の平均3軸加速度である。直近区間平均3軸加速度における統計期間及び過去区間平均3軸加速度における統計期間は、例えば、監視者端末104のユーザによって予め自由に設定可能である。
なお、直近区間平均3軸加速度における統計期間及び過去区間平均3軸加速度における統計期間は区間ごとに異なってもよい。また、区間劣化判定閾値cも区間ごとに異なる値が設定されてもよいし、同じ値が設定されてもよい。
また、直近区間平均3軸加速度を過去区間平均3軸加速度で割った商の算出方法や、当該商と区間劣化判定閾値cとの比較方法は、例えば、ステップS1204で説明した方法と同様である。
異常・劣化判定部317は、全ての区間について、直近区間平均3軸加速度を過去区間平均3軸加速度で割った商(但し、当該直近区間平均3軸加速度と当該過去区間平均3軸加速度とについて、絶対値をとったうえで当該商が算出される)が区間劣化判定閾値c以下であると判定した場合(S1301:NO)、予め設定された時間であるp時間待機して(S1303)、ステップS1301に戻る。なお、劣化判定処理が行われている間にも、図9及び図10に示した情報集約処理が並行して実行されている。つまり、異常判定処理が行われている間にも、直近区間平均3軸加速度及び過去区間平均3軸加速度が変化する可能性がある。
異常・劣化判定部317は、直近区間平均3軸加速度を過去区間平均3軸加速度で割った商が区間劣化判定閾値cより大きい区間があると判定した場合(S1301:YES)、当該区間に劣化が発生したと判定し、異常・劣化通知部318は、監視者端末104に、当該劣化に関する情報を送信し(S1302)、ステップS1303に遷移する。
なお、車両が大きく振動したり、急停止したり、急加速すると、当該車両の車両平均3軸加速度が上昇する。従って、ステップS1203~ステップS1204の処理においては、区間平均3軸加速度値よりも所定割合以上大きい車両平均3軸加速度を記録した車両201の台数がカウントすることにより、大きく振動したり、急停止したり、急加速した車両の台数を推測することができる。さらに、ステップS1205において、このような車両の台数が多いと判定されれば、当該区間に異常が発生したと推測することができる。また、前述したように劣化とは、長期的な要因によって発生し、かつ必ずしも即座に対処する必要はない(つまり致命的ではない)道路の性能又は品質の低下を示す。そこで、図13の例では、複数の車両の直近の統計を用いた判定を実行することで、劣化を高精度に検出することができる。
以上、本実施例の情報管理サーバ103は複数の車両201の3軸加速度の統計量を用いた前述した判定を実行することにより、インフラに発生した異常を早期に検出でき、かつインフラに発生した劣化を高精度に検出することができる。
さらに、車両201の位置を取得する測位装置433や3軸加速度値を取得する加速度センサ432は、カーナビゲーションシステム、ドライブレコーダ、及びスマートフォン等の汎用的な装置によって実現可能である。さらに車両201の位置や3軸加速度値は、キャリア通信網等を介して送信可能である。つまり、本実施例のインフラ更新判定システムは、専用の装置及び専用のネットワーク等を導入することなく、乗用車、公共交通機関の車両、及びタクシー等の任意の種類の多くの車両による計測値を分析することができ、ひいてはインフラに発生した異常及び劣化を早期かつ高精度に検出することができる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることも可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、または、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
103 情報管理サーバ、104 監視者端末、201 車両、301 CPU301、302 メモリ、303 補助記憶装置、304 通信装置、311 情報集約部、312 統計情報出力部、314 範囲指定指示部、317 異常・劣化判定部、318 異常・劣化通知部、324 統計情報、325 区間情報、400 車載装置、431 車載カメラ、432 加速度センサ、433 測位装置
Claims (8)
- インフラ更新判定装置であって、
プロセッサとメモリとを含み、
前記メモリは、インフラを含む区間における複数の車両の3軸加速度値と、前記3軸加速度値の計測時刻と、の履歴を保持し、
前記プロセッサは、
前記履歴を参照して、第1期間における前記複数の車両の3軸加速度値の所定の統計量を算出し、
前記算出した所定の統計値と、所定の閾値と、に基づいて、インフラ更新判定を実行し、
前記インフラ更新判定の判定結果を出力するためのデータを生成する、インフラ更新判定装置。 - 請求項1に記載のインフラ更新判定装置であって、
前記所定の統計量は、平均値であり、
前記所定の閾値は第1閾値及び第2閾値を含み、
前記プロセッサは、
前記インフラ更新判定において、
前記履歴を参照して、前記複数の車両に含まれる車両のうち、当該車両の前記区間を通過したときの3軸加速度値の平均値を、前記第1期間における前記複数の車両の3軸加速度値の平均値で割った商が、前記第1閾値より大きい車両数のカウントを実行し、
前記カウントが前記第2閾値を超えたと判定した場合、前記区間のインフラに異常が発生したと判定する、インフラ更新判定装置。 - 請求項1に記載のインフラ更新判定装置であって、
前記所定の統計量は、平均値であり、
前記所定の閾値は第3閾値を含み、
前記プロセッサは、前記インフラ更新判定において、前記第1期間における前記複数の車両の3軸加速度値の平均値を、前記第1期間よりも古い期間を含みかつ前記第1期間よりも長い第2期間における前記複数の車両の3軸加速度値の平均値で割った商が前記第3閾値よりも大きいと判定した場合、前記区間のインフラに劣化が発生したと判定する、インフラ更新判定装置。 - 請求項1に記載のインフラ更新判定装置であって、
前記複数の車両それぞれに搭載され、当該車両の3軸加速度値と当該3軸加速度値の計測時刻とを取得して、前記インフラ更新判定装置に送信する、車載装置に接続され、
前記プロセッサは、前記車載装置それぞれから受信した、3軸加速度値と当該3軸加速度値の計測時刻とを前記履歴に格納する、インフラ更新判定装置。 - 請求項4に記載のインフラ更新判定装置であって、
前記車載装置それぞれは、自身を搭載する車両の位置を取得し、
前記プロセッサは、
前記車載装置それぞれに対して、当該車載装置を搭載する車両が特定範囲の位置における及び/又は特定範囲の時刻における3軸加速度値を送信するよう指示し、
前記車載装置それぞれから受信した前記特定範囲の位置における及び/又は前記特定範囲の時刻における3軸加速度値及び計測時刻を前記履歴に格納する、インフラ更新判定装置。 - 請求項4に記載のインフラ更新判定装置であって、
前記複数の車両それぞれに搭載された車載装置に接続され、
前記車載装置は、自身を搭載する車両に搭載されたカーナビゲーションシステム、ドライブレコーダ、又は携帯端末から当該車両の3軸加速度値と当該3軸加速度値の計測時刻とを取得する、インフラ更新判定装置。 - 請求項1に記載のインフラ更新判定装置であって、
前記プロセッサは、前記第1期間における前記複数の車両の3軸加速度値の所定の統計量を出力するためのデータを生成する、インフラ更新判定装置。 - インフラ更新判定装置によるインフラ更新判定方法であって、
前記インフラ更新判定装置は、プロセッサとメモリとを含み、
前記メモリは、インフラを含む区間における複数の車両の3軸加速度値と、前記3軸加速度値の計測時刻と、の履歴を保持し、
前記インフラ更新判定方法は、
前記プロセッサが、前記履歴を参照して、第1期間における前記複数の車両の3軸加速度値の所定の統計量を算出し、
前記プロセッサが、前記算出した所定の統計値と、所定の閾値と、に基づいて、インフラ更新判定を実行し、
前記プロセッサが、前記インフラ更新判定の判定結果を出力するためのデータを生成する、インフラ更新判定方法。
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JP2022147119A JP2024042422A (ja) | 2022-09-15 | 2022-09-15 | インフラ更新判定装置及びインフラ更新判定方法 |
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