JP2024041323A - 仮品番管理装置、仮品番管理方法および仮品番管理プログラム - Google Patents

仮品番管理装置、仮品番管理方法および仮品番管理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】メーカーの新商品を卸して顧客に納品する卸業者が、新商品に対する正式な品番の採番を自社内でまだ完了していない状態でも、顧客からの受注及びメーカーへの発注を先行してできるように、新商品に対する仮の品番を用いた受注及び発注をできるように管理する仮品番管理装置等の提供を課題とする。【解決手段】本実施形態では、(1)メーカー品番とメーカーコードと本品番とを含む品番マスタから、メーカー品番とメーカーコードとを有する受注明細データを含む受注データ中のメーカー品番及びメーカーコードと紐付く本品番を取得し、本品番を取得できない場合、仮品番マスタから仮品番を取得し、(2)取得した本品番又は仮品番を各々の受注明細データに格納する事で受注データを完成させ、(3)生成した受注データに基づいて、メーカー品番とメーカーコードと本品番又は仮品番とを有する発注明細データを含む発注データを生成する。【選択図】図6

Description

本発明は、仮品番管理装置、仮品番管理方法および仮品番管理プログラムに関する。
特許文献1には、定の車両の整備を依頼された整備業者が、その整備のために部品販売業者への注文を検討すべき交換用部品(整備のために交換の必要性が高い部品=交換の見込のある部品)を直感的に容易に把握することができる、或るいは、部品販売業者が、前記整備のために購入したらどうかと前記整備業者に提案すべき交換用部品(整備のために交換の必要性が高い部品=交換の見込のある部品)を直感的に容易に把握することができる、自動車部品スマートカタログシステムが開示されている(特許文献1の0006段落参照)。
特許第4486165号公報
上記特許文献1に記載のような部品を扱う業界において、図2に示すように、仕入先(メーカー)、卸業者および顧客の三者からなる商流が存在する場合、従来、以下の様な問題があった。
卸業者は、仕入先(メーカー)から毎月のように新商品登場の報告を受けるが、卸業者が、当該新商品を対象として顧客からの受注業務および仕入先(メーカー)への発注業務を行うためには、自社内の品番を採番する必要がある。なぜなら、仕入先(メーカー)が用いているメーカー品番は、通常、桁数が多いため、卸業者内での在庫管理上好ましくないからである。
しかしながら、卸業者が、自社内の品番を採番するにはある程度の時間(長いと2日程)を要するため、素早い納品を好む顧客は、他の卸業者に依頼をしてしまい、結果として、取引喪失に繋がってしまうという問題があった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、卸業者が、新商品に対する正式な品番の採番を自社内でまだ完了していない状態においても、顧客からの受注および仕入先(メーカー)への発注を先行してできるように、新商品に対する仮の品番を用いた前記受注および前記発注をできるように管理する仮品番管理装置、仮品番管理方法および仮品番管理プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る仮品番管理装置においては、仕入先であるメーカーの新商品を卸して顧客に納品する卸業者が、前記新商品に対する正式な品番の採番を自社内でまだ完了していない状態においても、前記顧客からの受注および前記メーカーへの発注を先行してできるように、前記新商品に対する仮の品番を用いた前記受注および前記発注をできるように管理する仮品番管理装置であって、前記記憶部には、前記メーカーの商品を識別するために前記メーカーが付与した品番であるメーカー品番と、前記メーカーを識別するためのコードであるメーカーコードと、前記卸業者が自社内で商品を識別するための正式な品番である本品番と、を含む品番マスタと、前記卸業者が自社内で商品を識別するためのたった一つの仮の品番であって前記本品番が採番されるまでの間に用いられる仮品番を含む仮品番マスタと、が格納されており、前記制御部は、前記品番マスタから、前記メーカー品番と前記メーカーコードとを有する受注明細データを含む、前記顧客からの受注に関する情報を管理する受注データ中の前記メーカー品番および前記メーカーコードと紐付く本品番を取得し、前記本品番を取得できない場合、前記仮品番マスタから前記仮品番を取得する品番取得手段と、前記品番取得手段で取得した前記本品番または前記仮品番を各々の前記受注明細データに格納することにより前記受注データを完成させる受注データ生成手段と、前記受注データ生成手段で生成した前記受注データに基づいて、前記メーカー品番と前記メーカーコードと前記本品番または前記仮品番とを有する発注明細データ含む、前記メーカーへの発注に関する情報を管理する発注データを生成する発注データ生成手段と、を備えること、を特徴とする。
また、本発明に係る仮品番管理装置においては、前記発注明細データは、前記商品の入荷予定日を更に有し、前記制御部は、前記仮品番が採番された商品について前記本品番を採番する作業を前記卸業者の担当者が行う際に、前記仮品番を有する前記発注明細データを前記入荷予定日がより早いものから順に表示する発注明細表示手段と、前記発注明細表示手段で表示した発注明細データ中の商品について前記担当者により前記本品番が採番されると、採番された前記本品番と、前記本品番の採番の対象となった前記発注明細データ中の前記メーカー品番と、前記本品番の採番の対象となった前記発注明細データ中の前記メーカーコードと、からなるレコードを前記品番マスタに新たに追加することにより、前記品番マスタを更新する品番マスタ更新手段と、を更に備えること、を特徴とする。
また、本発明に係る仮品番管理装置においては、前記制御部は、前記品番マスタ更新手段により更新された前記品番マスタから、前記仮品番を有する前記受注明細データ中の前記メーカー品番および前記メーカーコードと紐付く前記本品番を取得し、前記受注明細データ中の前記仮品番を当該取得した本品番に振替し、一方で、前記品番マスタ更新手段により更新された前記品番マスタから、前記仮品番を有する前記発注明細データ中の前記メーカー品番および前記メーカーコードと紐付く前記本品番を取得し、前記発注明細データ中の前記仮品番を当該取得した本品番に振替する仮品番振替手段を更に備えること、を特徴とする。
また、本発明に係る仮品番管理装置においては、前記制御部は、前記仮品番を有する前記発注明細データで特定される商品についての入荷入力が行われた場合に、エラーを表示するエラー表示手段を更に備えること、を特徴とする。
また、本発明に係る仮品番管理装置においては、前記商品が、機械部品または電子部品であり、前記メーカー品番の桁数が、前記本品番および前記仮品番の桁数より大きいこと、を特徴とする。
また、本発明に係る仮品番管理方法においては、仕入先であるメーカーの新商品を卸して顧客に納品する卸業者が、前記新商品に対する正式な品番の採番を自社内でまだ完了していない状態においても、前記顧客からの受注および前記メーカーへの発注を先行してできるように、前記新商品に対する仮の品番を用いた前記受注および前記発注をできるように管理することができる、制御部および記憶部を備える情報処理装置で実行される仮品番管理方法であって、前記記憶部には、前記メーカーの商品を識別するために前記メーカーが付与した品番であるメーカー品番と、前記メーカーを識別するためのコードであるメーカーコードと、前記卸業者が自社内で商品を識別するための正式な品番である本品番と、を含む品番マスタと、前記卸業者が自社内で商品を識別するためのたった一つの仮の品番であって前記本品番が採番されるまでの間に用いられる仮品番を含む仮品番マスタと、が格納されており、前記制御部で実行される、前記品番マスタから、前記メーカー品番と前記メーカーコードとを有する受注明細データを含む、前記顧客からの受注に関する情報を管理する受注データ中の前記メーカー品番および前記メーカーコードと紐付く本品番を取得し、前記本品番を取得できない場合、前記仮品番マスタから前記仮品番を取得する品番取得ステップと、前記品番取得ステップで取得した前記本品番または前記仮品番を各々の前記受注明細データに格納することにより前記受注データを完成させる受注データ生成ステップと、前記受注データ生成ステップで生成した前記受注データに基づいて、前記メーカー品番と前記メーカーコードと前記本品番または前記仮品番とを有する発注明細データ含む、前記メーカーへの発注に関する情報を管理する発注データを生成する発注データ生成ステップと、を含むこと、を特徴とする。
また、本発明に係る仮品番管理プログラムにおいては、仕入先であるメーカーの新商品を卸して顧客に納品する卸業者が、前記新商品に対する正式な品番の採番を自社内でまだ完了していない状態においても、前記顧客からの受注および前記メーカーへの発注を先行してできるように、前記新商品に対する仮の品番を用いた前記受注および前記発注をできるように管理することができる、制御部および記憶部を備える情報処理装置で実行される仮品番管理プログラムであって、前記記憶部には、前記メーカーの商品を識別するために前記メーカーが付与した品番であるメーカー品番と、前記メーカーを識別するためのコードであるメーカーコードと、前記卸業者が自社内で商品を識別するための正式な品番である本品番と、を含む品番マスタと、前記卸業者が自社内で商品を識別するためのたった一つの仮の品番であって前記本品番が採番されるまでの間に用いられる仮品番を含む仮品番マスタと、が格納されており、前記制御部に実行させるための、前記品番マスタから、前記メーカー品番と前記メーカーコードとを有する受注明細データを含む、前記顧客からの受注に関する情報を管理する受注データ中の前記メーカー品番および前記メーカーコードと紐付く本品番を取得し、前記本品番を取得できない場合、前記仮品番マスタから前記仮品番を取得する品番取得ステップと、前記品番取得ステップで取得した前記本品番または前記仮品番を各々の前記受注明細データに格納することにより前記受注データを完成させる受注データ生成ステップと、前記受注データ生成ステップで生成した前記受注データに基づいて、前記メーカー品番と前記メーカーコードと前記本品番または前記仮品番とを有する発注明細データ含む、前記メーカーへの発注に関する情報を管理する発注データを生成する発注データ生成ステップと、を含むこと、を特徴とする。
本発明によれば、卸業者が、新商品に対する正式な品番の採番を自社内でまだ完了していない状態においても、顧客からの受注および仕入先(メーカー)への発注を先行してできるように、新商品に対する仮の品番を用いた前記受注および前記発注をできるように管理することができるという効果を奏する。
図1は、仮品番管理装置の構成の一例を示すブロック図である。 図2は、仕入先(メーカー)、卸業者および顧客の三者からなる商流の一例を示すイメージ図である。 図3は、受注・発注入力時における品番の採番の仕方の一例を示す図である。 図4は、各マスタおよび各データが含む項目の一例を示す図である。 図5は、本実施形態に係る処理フローの一例を示す図である。 図6は、品番マスタ、仮品番マスタおよび自社品番格納前の受注データの一例を示す図である。 図7は、自社品番格納後の受注データおよび当該受注データに基づいて生成された発注データの一例を示す図である。 図8は、発注書発行の元になる発注データの一例を示す図である。 図9は、品番マスタへの本品番の登録の一例を示す図である。 図10は、仮品番から本品番への品番振替の一例を示す図である。
以下に、本発明に係る仮品番管理装置、仮品番管理方法および仮品番管理プログラムの実施形態を、図面に基づいて詳細に説明する。なお、本実施形態により本発明が限定されるものではない。
[1.概要]
機械部品や電子部品等の卸売を行う業界においては、メーカー品番と自社品番を異なるコード体系により管理していることが多い。このため、メーカーから新商品が登場した際に、卸業者は、自社品番を採番する必要があるが、この採番の作業に結構な時間(長いと2日程)を要してしまうという問題があった。
この結果、受注・発注処理が滞留してしまい、卸業者は、顧客からの注文に対して早期に納品することができず、結果として、取引喪失に繋がってしまうという問題があった。特に、前記業界においては、メーカーからの新商品は毎月のように登場するため、ほぼ毎日自社品番を採番する必要があり、この問題は顕著であった。このように、顧客からの注文受領から納品までのリードタイムを短くすることが重要である。
そこで、本実施形態においては、例えば、受注・発注時に本品番の登録がされていない商品については、仮品番で登録し、本品番が登録されるまでの間、先行して受注・発注業務に着手できるようにした。これにより、仮品番状態でも受注処理および発注処理をできるため、品番未登録期間に起因する業務滞留を防ぐことができる。なお、仮品番の登録時には、メーカーコードおよびメーカー品番も併せて登録しておくため、発注書にもメーカーコードおよびメーカー品番が印字され、結果として、卸業者は、仕入先であるメーカーに対して従来どおり問題なく発注を行うことができる。
つまり、本品番が未登録の状態であっても受注・発注処理をできるようにしたいという要求に応えるために、本実施形態においては、受注・発注登録時にメーカーコードおよびメーカー品番を卸業者の担当者が登録し、
(1)本品番がまだ品番マスタに登録されていない場合、図3の(1)に示すように、仮品番マスタに登録されている仮品番を自社品番としてセットできるようにし、
(2)本品番が品番マスタに既に登録されている場合、図3の(2)に示すように、本品番を自社品番としてセットできるようにした。
このように、仮品番を用いることで、本品番が未登録の状態であっても受注・発注処理を先行して進めることができるようになった。
また、本実施形態においては、例えば、入荷処理までに本品番の登録を行うようにし、仮品番で登録された伝票について品番振替処理を実施できるようにした。品番振替処理は、メーカーコードおよびメーカー品番をキー情報として用いて行う。
つまり、本実施形態においては、受注伝票および発注伝票中の仮品番を本品番に振替できるようにした。より具体的には、通常の受発注と直送の受発注のどちらであっても、受注データおよび発注データ中の仮品番を本品番に振替できるようにした。
以下、具体的な構成および動作について説明する。
[2.構成]
本実施形態に係る仮品番管理装置100の構成の一例について、図1を参照して説明する。図1は、仮品番管理装置100の構成の一例を示すブロック図である。
仮品番管理装置100は、市販のデスクトップ型パーソナルコンピュータである。なお、仮品番管理装置100は、デスクトップ型パーソナルコンピュータのような据置型情報処理装置に限らず、市販されているノート型パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistants)、スマートフォン、タブレット型パーソナルコンピュータなどの携帯型情報処理装置であってもよい。
仮品番管理装置100は、制御部102と通信インターフェース部104と記憶部106と入出力インターフェース部108と、を備えている。仮品番管理装置100が備えている各部は、任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
通信インターフェース部104は、ルータ等の通信装置および専用線等の有線または無線の通信回線を介して、仮品番管理装置100をネットワーク300に通信可能に接続する。通信インターフェース部104は、他の装置と通信回線を介してデータを通信する機能を有する。ここで、ネットワーク300は、仮品番管理装置100とサーバ200とを相互に通信可能に接続する機能を有し、例えばインターネットやLAN(Local Area Network)等である。なお、後述する各種マスタ等のデータは、例えばサーバ200に格納されてもよい。
入出力インターフェース部108には、入力装置112および出力装置114が接続されている。出力装置114には、モニタ(家庭用テレビを含む)の他、スピーカやプリンタを用いることができる。入力装置112には、キーボード、マウス、及びマイクの他、マウスと協働してポインティングデバイス機能を実現するモニタを用いることができる。なお、以下では、出力装置114をモニタ114とし、入力装置112をキーボード112またはマウス112として記載する場合がある。
記憶部106には、各種のデータベース、テーブルおよびファイルなどが格納される。記憶部106には、OS(Operating System)と協働してCPU(Central Processing Unit)に命令を与えて各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録される。記憶部106として、例えば、RAM(Random Access Memory)・ROM(Read Only Memory)等のメモリ装置、ハードディスクのような固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および光ディスク等を用いることができる。
記憶部106は、例えば、品番マスタ106aと、仮品番マスタ106bと、受注データ106cと、発注データ106dと、を備えている。各マスタおよび各データが含む項目は、図4に示すとおりであるが、以下、詳細に説明する。
品番マスタ106aは、図6等に示すように、メーカーの商品を識別するために前記メーカーが付与した品番であるメーカー品番と、前記メーカーを識別するためのコードであるメーカーコードと、卸業者が自社内で商品を識別するための正式な品番である本品番と、を含む。
仮品番マスタ106bは、図6等に示すように、前記卸業者が自社内で商品を識別するためのたった一つの仮の品番であって前記本品番が採番されるまでの間に用いられる仮品番を含む。
ここで、前記商品は、例えば、機械部品または電子部品である。機械部品または電子部品の場合、通常、前記メーカー品番の桁数は、前記本品番および前記仮品番の桁数より大きい。例えば、図6の例では、前記本品番が9桁、前記仮品番が10桁であるのに対して、前記メーカー品番は20桁である。桁数が大きいと前記卸業者内は自社内での在庫管理を行いにくいため、桁数の少ない前記本品番および前記仮品番の採番が必要となる。
受注データ106cは、顧客からの受注に関する情報を管理するデータである。受注データ106cは、受注明細データを含む。当該受注明細データは、図7等に示すように、例えば、受注番号と、受注行番号と、発注番号と、発注行番号と、前記メーカー品番と、前記メーカーコードと、自社品番と、等を有する。当該自社品番とは、前記本品番または前記仮品番を包含する概念である。
前記受注明細データが有する情報のうち、前記自社品番以外は、前記卸業者の担当者によって入力されるまたは自動採番される情報である。一方で、前記自社品番は、後述する品番取得部102aが取得して前記受注明細データに格納する情報である。
発注データ106dは、前記メーカーへの発注に関する情報を管理するデータである。発注データ106dは、発注明細データを含む。当該発注明細データは、図7等に示すように、例えば、前記発注番号と、前記発注行番号と、入荷予定日と、前記メーカー品番と、前記メーカーコードと、前記自社品番と、等を有する。
前記発注明細データが有する情報のうち、前記入荷予定日は、前記卸業者の担当者によって入力される情報である。一方で、前記入荷予定日以外の情報は、前記受注明細データから引き継がれる情報である。
制御部102は、仮品番管理装置100を統括的に制御するCPU等である。制御部102は、OS等の制御プログラム・各種の処理手順等を規定したプログラム・所要データなどを格納するための内部メモリを有し、格納されているこれらのプログラムに基づいて種々の情報処理を実行する。
制御部102は、機能概念的に、例えば、(1)前記品番マスタから、前記メーカー品番と前記メーカーコードとを有する受注明細データを含む、前記顧客からの受注に関する情報を管理する受注データ中の前記メーカー品番および前記メーカーコードと紐付く本品番を取得し、前記本品番を取得できない場合、前記仮品番マスタから前記仮品番を取得する品番取得手段としての品番取得部102aと、(2)前記品番取得手段で取得した前記本品番または前記仮品番を各々の前記受注明細データに格納することにより前記受注データを完成させる受注データ生成手段しての受注データ生成部102bと、(3)前記受注データ生成手段で生成した前記受注データに基づいて、前記メーカー品番と前記メーカーコードと前記本品番または前記仮品番とを有する発注明細データ含む、前記メーカーへの発注に関する情報を管理する発注データを生成する発注データ生成手段としての発注データ生成部102cと、(4)前記仮品番が採番された商品について前記本品番を採番する作業を前記卸業者の担当者が行う際に、前記仮品番を有する前記発注明細データを前記入荷予定日がより早いものから順に表示する発注明細表示手段としての発注明細表示部102dと、(5)前記発注明細表示手段で表示した発注明細データ中の商品について前記担当者により前記本品番が採番されると、採番された前記本品番と、前記本品番の採番の対象となった前記発注明細データ中の前記メーカー品番と、前記本品番の採番の対象となった前記発注明細データ中の前記メーカーコードと、からなるレコードを前記品番マスタに新たに追加することにより、前記品番マスタを更新する品番マスタ更新手段としての品番マスタ更新部102eと、(6)前記品番マスタ更新手段により更新された前記品番マスタから、前記仮品番を有する前記受注明細データ中の前記メーカー品番および前記メーカーコードと紐付く前記本品番を取得し、前記受注明細データ中の前記仮品番を当該取得した本品番に振替し、一方で、前記品番マスタ更新手段により更新された前記品番マスタから、前記仮品番を有する前記発注明細データ中の前記メーカー品番および前記メーカーコードと紐付く前記本品番を取得し、前記発注明細データ中の前記仮品番を当該取得した本品番に振替する仮品番振替手段としての仮品番振替部102fと、(7)前記仮品番を有する前記発注明細データで特定される商品についての入荷入力が行われた場合に、エラーを表示するエラー表示手段としてのエラー表示部102gと、を備えている。なお、各部が実行する処理の詳細については、以下の[4.処理の具体例]で説明する。
[3.処理フロー]
本項目では、本実施形態に係る処理フローの概要について、図5を参照して説明する。
まず、卸業者が顧客からの注文を受注すると、卸業者の担当者は、受注登録を開始する。図5に示すように、受注入力により、受注データ106cおよび発注データ106dが生成される。受注データ106cの生成の際には、メーカー品番およびメーカーコードをキー情報として用いて、品番マスタ106aを参照することで、本品番が受注データ106cに自社品番としてセットされる。本品番が品番マスタ106aに未登録の場合には、仮品番マスタ106bにおける仮品番が受注データ106cに自社品番としてセットされる。本段落で説明した受注データ106cおよび発注データ106dの生成の詳細については、以下の[4-1]で説明する。
続けて、図5に示すように、発注書が発行される。発注書の発行の詳細については、以下の[4-2]で説明する。
続けて、図5に示すように、受注データ106c中のすべての商品について、品番登録がされているか(本品番が登録されているか)否かが判定される。受注データ106c中のすべての商品について本品番が既に登録されている場合(図5の「登録あり」の場合)、図5に示すように、入荷処理および出荷処理が行われる。
これに対して、受注データ106c中の商品について1つでも本品番が未登録のものが存在する場合(図5の「登録なし」の場合)、図5に示すように、本品番未登録分について本品番の登録が行われて、品番マスタ106aが更新される。本段落で説明した本品番の登録の詳細については、以下の[4-3]で説明する。
続けて、図5に示すように、更新された品番マスタ106aを参照して仮品番振替処理が行われることで、受注データ106c中および発注データ106d中の仮品番が本品番に振替される。振替は、メーカー品番およびメーカーコードをキー情報として用いて行われる。本段落で説明した仮品番から本品番への振替の詳細については、以下の[4-4]で説明する。
そして、本品番への振替終了後に、入荷処理および出荷処理が行われる。なお、仮品番の状態では入荷処理が行えないように、制御(例えば、エラーの表示)が実施される。本段落で説明したエラーの表示の詳細については、以下の[4-5]で説明する。
[4.処理の具体例]
本項目では、本実施形態に係る処理の具体例について説明する。本項目で説明する入力の作業は、例えば、卸業者の担当者によって行われる。
[4-1.受注データおよび発注データの生成]
本項目では、受注入力時に行われる受注データ106cおよび発注データ106dの生成について説明する。なお、受注入力は、通常の受発注と直送の受発注のどちらであってもよい。
本項目における説明の前提として、品番マスタ106a、仮品番マスタ106bおよび受注データ106cは、卸業者の担当者によって、図6に示す内容で予め登録されているものとする。
(1)品番の取得
まず、品番取得部102aは、品番マスタ106aから、受注データ106c中のメーカー品番およびメーカーコードと紐付く本品番を取得し、前記本品番を取得できない場合、仮品番マスタ106bから前記仮品番を取得する。
具体的には、図6の受注データ106cの2行目の受注明細データ(受注行番号2)と3行目の受注明細データ(受注行番号3)については、図6の品番マスタ106aを参照すると、受注明細データが有するメーカー品番およびメーカーコードと紐付く本品番が存在する。このため、品番取得部102aは、2行目の受注明細データについては本品番「HON000001」を取得し、3行目の受注明細データについては本品番「HON000002」を取得する。
これに対して、図6の受注データ106cの1行目の受注明細データ(受注行番号1)と4行目の受注明細データ(受注行番号4)については、図6の品番マスタ106aを参照すると、受注明細データが有するメーカー品番およびメーカーコードと紐付く本品番が存在しない。この場合、品番取得部102aは、これら2つの受注明細データについては、図6の仮品番マスタ106bから、仮品番「KARI000001」を取得する。
(2)受注データの生成
次に、受注データ生成部102bは、品番取得部102aで取得した前記本品番または前記仮品番を各々の前記受注明細データに格納することにより受注データ106cを完成させる。
具体的には、受注データ生成部102bは、仮品番「KARI000001」を1行目の受注明細データに格納し、本品番「HON000001」を2行目の受注明細データに格納し、本品番「HON000002」を3行目の受注明細データに格納し、仮品番「KARI000001」を4行目の受注明細データに格納することにより、図7に示す受注データ106cを完成させる。なお、本品番または仮品番は、図7の受注データ106cにおける「自社品番」として格納される。
(3)発注データの生成
最後に、発注データ生成部102cは、受注データ生成部102bで生成した受注データ106cに基づいて、発注データ106dを生成する。
具体的には、発注データ生成部102cは、図7の受注データ106c中の発注番号、発注行番号、メーカー品番、メーカーコードおよび自社品番をそのまま引き継ぐことで、図7に示す発注データ106dを生成する。一方で、図7の発注データ106dにおける「入荷予定日」は、卸業者の担当者によって入力されたものである。
以上、本項目[4-1]で説明してきたように、本実施形態に係る仮品番管理装置100によれば、卸業者が、新商品(本例でいえば、1行目の受注明細データで特定される商品および4行目の受注明細データで特定される商品)に対する正式な品番の採番を自社内でまだ完了していない状態においても、顧客からの受注および仕入先(メーカー)への発注を先行してできるように、新商品に対する仮の品番を用いた前記受注および前記発注をできるように管理することができる。これにより、顧客に対して素早い納品を行うことが可能となる。
[4-2.発注書の発行]
次に、生成された図8の発注データ106dに基づいて、発行書(図示せず)が発行される。なお、1行目の発注明細および4行目の発注明細については、自社品番が本品番ではなく仮品番であるが、発注書はメーカー品番およびメーカーコードさえ含めば発注の業務に支障はないため、仮品番であっても問題はない。
このように、本実施形態に係る仮品番管理装置100によれば、本品番の採番を待たずして発行書の発行を行うことができる。
[4-3.本品番の登録]
本項目では、本品番の登録について説明する。仮品番のままでは卸業者内での在庫管理に不都合が生じることがある。例えば、図8に示す発注データ106dの例でいえば、仮品番を有する2明細(1行目の発注明細データと4行目の発注明細データ)の商品が、同じ仮品番で管理されてしまい、在庫管理上の不都合が生じる。このため、入荷処理を行うまでには本品番の登録を行う必要がある。
発注明細表示部102dは、前記仮品番が採番された商品について前記本品番を採番する作業を前記卸業者の担当者が行う際に、前記仮品番を有する前記発注明細データを前記入荷予定日がより早いものから順に表示する。
具体的には、図8に示す発注データ106dにおいて、仮品番を有する発注明細データは、1行目の発注明細データと4行目の発注明細データである。また、1行目の発注明細データの入荷予定日は8/15であり、4行目の発注明細データの入荷予定日は8/10である。このため、発注明細表示部102dは、図9の「仮品番を有する発注明細一覧(入荷予定日順)」の画面例に示すように、入荷予定日が早い4行目の発注明細データを上に表示し、入荷予定日が遅い1行目の発注明細データを下に表示する。
このように、本実施形態に係る仮品番管理装置100によれば、卸業者の担当者は、より早い入荷予定日を有する発注明細データを正確かつ容易に把握することができるため、入荷が差し迫っている商品についての本品番の採番を、入荷までに確実に間に合うように行うことが可能となる。
品番マスタ更新部102eは、発注明細表示部102dで表示した発注明細データ中の商品について前記担当者により前記本品番が採番されると、採番された前記本品番と、前記本品番の採番の対象となった前記発注明細データ中の前記メーカー品番と、前記本品番の採番の対象となった前記発注明細データ中の前記メーカーコードと、からなるレコードを品番マスタ106aに新たに追加することにより、品番マスタ106aを更新する。
具体的には、入荷予定日が早い4行目の発注明細データ(入荷予定日:8/10)について、本品番「HON000003」が卸業者の担当者によって採番されたとする。この場合、品番マスタ更新部102eは、当該採番された本品番「HON000003」と、4行目の発注明細データ中のメーカー品番と、4行目の発注明細データ中のメーカーコードと、からなるレコードを品番マスタ106aに新たに追加する。
また、入荷予定日が遅い1行目の発注明細データ(入荷予定日:8/15)について、本品番「HON000004」が卸業者の担当者によって採番されたとする。この場合、品番マスタ更新部102eは、当該採番された本品番「HON000004」と、1行目の発注明細データ中のメーカー品番と、1行目の発注明細データ中のメーカーコードと、からなるレコードを品番マスタ106aに新たに追加する。
このように追加した2レコードを、図9の品番マスタ106a(品番登録後)にハッチングで示す。品番マスタ更新部102eは、当該2レコードを追加することにより、品番マスタ106aを更新する。
[4-4.仮品番から本品番への振替]
本項目では、仮品番から本品番への振替について説明する。
(1)受注データ中の仮品番の振替
仮品番振替部102fは、品番マスタ更新部102eにより更新された品番マスタ106aから、前記仮品番を有する前記受注明細データ中の前記メーカー品番および前記メーカーコードと紐付く前記本品番を取得し、前記受注明細データ中の前記仮品番を当該取得した本品番に振替する。
具体的には、図10の(仮品番振替前)の受注データ106cにおいて、仮品番を有する受注明細データは、1行目の受注明細データ(受注行番号1)と4行目の受注明細データ(受注行番号4)である。このため、仮品番振替部102fは、図10の更新された品番マスタ106aから、1行目の受注明細データが有するメーカー品番およびメーカーコードと紐付く本品番として「HON000004」を取得し、4行目の受注明細データが有するメーカー品番およびメーカーコードと紐付く本品番として「HON000003」を取得する。
そして、仮品番振替部102fは、図10の(仮品番振替後)の受注データ106cに示すように、1行目の受注明細データ中の仮品番「KARI000001」を「HON000004」に振替し、4行目の受注明細データ中の仮品番「KARI000001」を「HON000003」に振替する。
(2)発注データ中の仮品番の振替
仮品番振替部102fは、品番マスタ更新部102eにより更新された品番マスタ106aから、前記仮品番を有する前記発注明細データ中の前記メーカー品番および前記メーカーコードと紐付く前記本品番を取得し、前記発注明細データ中の前記仮品番を当該取得した本品番に振替する。
具体的には、図10の(仮品番振替前)の発注データ106dにおいて、仮品番を有する発注明細データは、1行目の発注明細データ(発注番号H001)と4行目の発注明細データ(発注番号H004)である。このため、仮品番振替部102fは、図10の更新された品番マスタ106aから、1行目の発注明細データが有するメーカー品番およびメーカーコードと紐付く本品番として「HON000004」を取得し、4行目の発注明細データが有するメーカー品番およびメーカーコードと紐付く本品番として「HON000003」を取得する。
そして、仮品番振替部102fは、図10の(仮品番振替後)の発注データ106dに示すように、1行目の発注明細データ中の仮品番「KARI000001」を「HON000004」に振替し、4行目の発注明細データ中の仮品番「KARI000001」を「HON000003」に振替する。
このように、本実施形態に係る仮品番管理装置100によれば、卸業者の担当者が品番マスタ106aに本品番の登録さえしておけば、仮品番から本品番への振替を自動で行うことができるため、振替の作業に伴う入力ミスをなくし、担当者の作業負荷も軽減することができる。
[4-5.エラーの表示]
本項目では、仮品番状態の商品について入荷処理が行われようとした場合におけるエラー表示について説明する。[4-3]の冒頭で説明したように、同じ仮品番を有する商品が複数存在する状態で入荷処理を行うと、在庫管理上の不都合が生じる。
このため、エラー表示部102gは、前記仮品番を有する前記発注明細データで特定される商品についての入荷入力が行われた場合に、エラーを表示する。
このように、本実施形態に係る仮品番管理装置100によれば、仮品番状態の商品について入荷処理が行われようとした場合にエラーを表示することで、卸業者の担当者が仮品番から本品番への振替を忘れていた場合であっても、入荷処理前に気づかせることができる。
[5.国連が主導する持続可能な開発目標(SDGs)への貢献]
本実施形態により、業務効率化や企業の適切な経営判断を推進することに寄与することができるので、SDGsの目標8及び9に貢献することが可能となる。
また、本実施形態により、廃棄ロス削減や、ペーパレス・電子化を推進することに寄与することができるので、SDGsの目標12、13及び15に貢献することが可能となる。
また、本実施形態により、統制、ガバナンス強化に寄与することができるので、SDGsの目標16に貢献することが可能となる。
[6.他の実施形態]
本発明は、上述した実施形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施形態にて実施されてよいものである。
例えば、実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
また、本明細書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、仮品番管理装置100に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。
例えば、仮品番管理装置100が備える処理機能、特に制御部にて行われる各処理機能については、その全部または任意の一部を、CPUおよび当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。尚、プログラムは、本実施形態で説明した処理を情報処理装置に実行させるためのプログラム化された命令を含む一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されており、必要に応じて仮品番管理装置100に機械的に読み取られる。すなわち、ROMまたはHDD(Hard Disk Drive)などの記憶部などには、OSと協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、CPUと協働して制御部を構成する。
また、このコンピュータプログラムは、仮品番管理装置100に対して任意のネットワークを介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。
また、本実施形態で説明した処理を実行するためのプログラムを、一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SD(Secure Digital)カード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)、MO(Magneto-Optical disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、および、Blu-ray(登録商標) Disc等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。
また、「プログラム」とは、任意の言語または記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードまたはバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OSに代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、実施形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成および読み取り手順ならびに読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
記憶部に格納される各種のデータベース等は、RAM、ROM等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、および、ウェブページ用ファイル等を格納する。
また、仮品番管理装置100は、既知のパーソナルコンピュータまたはワークステーション等の情報処理装置として構成してもよく、また、任意の周辺装置が接続された当該情報処理装置として構成してもよい。また、仮品番管理装置100は、当該装置に本実施形態で説明した処理を実現させるソフトウェア(プログラムまたはデータ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
更に、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じてまたは機能負荷に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。
本発明は、例えば、桁数の大きいメーカー品番の管理が必要であり、かつ、自社品番の管理も別途必要である卸業界において有用であり、特に、機械卸、電材卸および電子部品卸等の業界においては極めて有用である。
100 仮品番管理装置
102 制御部
102a 品番取得部
102b 受注データ生成部
102c 発注データ生成部
102d 発注明細表示部
102e 品番マスタ更新部
102f 仮品番振替部
102g エラー表示部
104 通信インターフェース部
106 記憶部
106a 品番マスタ
106b 仮品番マスタ
106c 受注データ
106d 発注データ
108 入出力インターフェース部
112 入力装置
114 出力装置
200 サーバ
300 ネットワーク

Claims (7)

  1. 仕入先であるメーカーの新商品を卸して顧客に納品する卸業者が、前記新商品に対する正式な品番の採番を自社内でまだ完了していない状態においても、前記顧客からの受注および前記メーカーへの発注を先行してできるように、前記新商品に対する仮の品番を用いた前記受注および前記発注をできるように管理する仮品番管理装置であって、
    前記記憶部には、
    前記メーカーの商品を識別するために前記メーカーが付与した品番であるメーカー品番と、前記メーカーを識別するためのコードであるメーカーコードと、前記卸業者が自社内で商品を識別するための正式な品番である本品番と、を含む品番マスタと、
    前記卸業者が自社内で商品を識別するためのたった一つの仮の品番であって前記本品番が採番されるまでの間に用いられる仮品番を含む仮品番マスタと、
    が格納されており、
    前記制御部は、
    前記品番マスタから、前記メーカー品番と前記メーカーコードとを有する受注明細データを含む、前記顧客からの受注に関する情報を管理する受注データ中の前記メーカー品番および前記メーカーコードと紐付く本品番を取得し、前記本品番を取得できない場合、前記仮品番マスタから前記仮品番を取得する品番取得手段と、
    前記品番取得手段で取得した前記本品番または前記仮品番を各々の前記受注明細データに格納することにより前記受注データを完成させる受注データ生成手段と、
    前記受注データ生成手段で生成した前記受注データに基づいて、前記メーカー品番と前記メーカーコードと前記本品番または前記仮品番とを有する発注明細データ含む、前記メーカーへの発注に関する情報を管理する発注データを生成する発注データ生成手段と、
    を備えること、
    を特徴とする仮品番管理装置。
  2. 前記発注明細データは、前記商品の入荷予定日を更に有し、
    前記制御部は、
    前記仮品番が採番された商品について前記本品番を採番する作業を前記卸業者の担当者が行う際に、前記仮品番を有する前記発注明細データを前記入荷予定日がより早いものから順に表示する発注明細表示手段と、
    前記発注明細表示手段で表示した発注明細データ中の商品について前記担当者により前記本品番が採番されると、採番された前記本品番と、前記本品番の採番の対象となった前記発注明細データ中の前記メーカー品番と、前記本品番の採番の対象となった前記発注明細データ中の前記メーカーコードと、からなるレコードを前記品番マスタに新たに追加することにより、前記品番マスタを更新する品番マスタ更新手段と、
    を更に備えること、
    を特徴とする請求項1に記載の仮品番管理装置。
  3. 前記制御部は、
    前記品番マスタ更新手段により更新された前記品番マスタから、前記仮品番を有する前記受注明細データ中の前記メーカー品番および前記メーカーコードと紐付く前記本品番を取得し、前記受注明細データ中の前記仮品番を当該取得した本品番に振替し、一方で、前記品番マスタ更新手段により更新された前記品番マスタから、前記仮品番を有する前記発注明細データ中の前記メーカー品番および前記メーカーコードと紐付く前記本品番を取得し、前記発注明細データ中の前記仮品番を当該取得した本品番に振替する仮品番振替手段
    を更に備えること、
    を特徴とする請求項2に記載の仮品番管理装置。
  4. 前記制御部は、
    前記仮品番を有する前記発注明細データで特定される商品についての入荷入力が行われた場合に、エラーを表示するエラー表示手段
    を更に備えること、
    を特徴とする請求項1に記載の仮品番管理装置。
  5. 前記商品が、機械部品または電子部品であり、
    前記メーカー品番の桁数が、前記本品番および前記仮品番の桁数より大きいこと、
    を特徴とする請求項1から4のいずれか一つに記載の仮品番管理装置。
  6. 仕入先であるメーカーの新商品を卸して顧客に納品する卸業者が、前記新商品に対する正式な品番の採番を自社内でまだ完了していない状態においても、前記顧客からの受注および前記メーカーへの発注を先行してできるように、前記新商品に対する仮の品番を用いた前記受注および前記発注をできるように管理することができる、制御部および記憶部を備える情報処理装置で実行される仮品番管理方法であって、
    前記記憶部には、
    前記メーカーの商品を識別するために前記メーカーが付与した品番であるメーカー品番と、前記メーカーを識別するためのコードであるメーカーコードと、前記卸業者が自社内で商品を識別するための正式な品番である本品番と、を含む品番マスタと、
    前記卸業者が自社内で商品を識別するためのたった一つの仮の品番であって前記本品番が採番されるまでの間に用いられる仮品番を含む仮品番マスタと、
    が格納されており、
    前記制御部で実行される、
    前記品番マスタから、前記メーカー品番と前記メーカーコードとを有する受注明細データを含む、前記顧客からの受注に関する情報を管理する受注データ中の前記メーカー品番および前記メーカーコードと紐付く本品番を取得し、前記本品番を取得できない場合、前記仮品番マスタから前記仮品番を取得する品番取得ステップと、
    前記品番取得ステップで取得した前記本品番または前記仮品番を各々の前記受注明細データに格納することにより前記受注データを完成させる受注データ生成ステップと、
    前記受注データ生成ステップで生成した前記受注データに基づいて、前記メーカー品番と前記メーカーコードと前記本品番または前記仮品番とを有する発注明細データ含む、前記メーカーへの発注に関する情報を管理する発注データを生成する発注データ生成ステップと、
    を含むこと、
    を特徴とする仮品番管理方法。
  7. 仕入先であるメーカーの新商品を卸して顧客に納品する卸業者が、前記新商品に対する正式な品番の採番を自社内でまだ完了していない状態においても、前記顧客からの受注および前記メーカーへの発注を先行してできるように、前記新商品に対する仮の品番を用いた前記受注および前記発注をできるように管理することができる、制御部および記憶部を備える情報処理装置で実行される仮品番管理プログラムであって、
    前記記憶部には、
    前記メーカーの商品を識別するために前記メーカーが付与した品番であるメーカー品番と、前記メーカーを識別するためのコードであるメーカーコードと、前記卸業者が自社内で商品を識別するための正式な品番である本品番と、を含む品番マスタと、
    前記卸業者が自社内で商品を識別するためのたった一つの仮の品番であって前記本品番が採番されるまでの間に用いられる仮品番を含む仮品番マスタと、
    が格納されており、
    前記制御部に実行させるための、
    前記品番マスタから、前記メーカー品番と前記メーカーコードとを有する受注明細データを含む、前記顧客からの受注に関する情報を管理する受注データ中の前記メーカー品番および前記メーカーコードと紐付く本品番を取得し、前記本品番を取得できない場合、前記仮品番マスタから前記仮品番を取得する品番取得ステップと、
    前記品番取得ステップで取得した前記本品番または前記仮品番を各々の前記受注明細データに格納することにより前記受注データを完成させる受注データ生成ステップと、
    前記受注データ生成ステップで生成した前記受注データに基づいて、前記メーカー品番と前記メーカーコードと前記本品番または前記仮品番とを有する発注明細データ含む、前記メーカーへの発注に関する情報を管理する発注データを生成する発注データ生成ステップと、
    を含むこと、
    を特徴とする仮品番管理プログラム。
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