JP2024041099A - 羽根開閉装置及び電子機器 - Google Patents

羽根開閉装置及び電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP2024041099A
JP2024041099A JP2022145736A JP2022145736A JP2024041099A JP 2024041099 A JP2024041099 A JP 2024041099A JP 2022145736 A JP2022145736 A JP 2022145736A JP 2022145736 A JP2022145736 A JP 2022145736A JP 2024041099 A JP2024041099 A JP 2024041099A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
opening
blade
magnet
detected
closing device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022145736A
Other languages
English (en)
Inventor
孝司 澤登
Koji Sawanobori
亮佐 潮
Riyousuke Ushio
謙三 今井
Kenzo Imai
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Precision Corp
Original Assignee
Nidec Precision Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nidec Precision Corp filed Critical Nidec Precision Corp
Priority to JP2022145736A priority Critical patent/JP2024041099A/ja
Priority to US18/463,295 priority patent/US20240085761A1/en
Publication of JP2024041099A publication Critical patent/JP2024041099A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B11/00Filters or other obturators specially adapted for photographic purposes
    • G03B11/04Hoods or caps for eliminating unwanted light from lenses, viewfinders or focusing aids
    • G03B11/043Protective lens closures or lens caps built into cameras

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Shutters For Cameras (AREA)
  • Blocking Light For Cameras (AREA)
  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • Cameras In General (AREA)
  • Diaphragms For Cameras (AREA)

Abstract

【課題】羽根部材の位置を検知する場合において、駆動部において必要とされるトルクが増えることを抑制した羽根開閉装置及び電子機器を提供すること【解決手段】羽根開閉装置30は、ベース部材32と、羽根部材94と、アクチュエータユニット110と、被検知部材132と、検知部152とを備える。ベース部材32は、光軸K1上に位置する開口部44を有する。羽根部材94は、交差方向に移動可能であり開口部44を開閉させる。アクチュエータユニット110は、開口部44が閉じられるときの閉位置と、開口部44が開放されるときの開位置とのいずれか一方に羽根部材94を移動させる。被検知部材132は、移動中の羽根部材94が接触した場合、第1マグネット135の位置及び第2マグネット136の位置が変わる。検知部152は、羽根部材94が開位置にある場合、第1マグネット135を検知し、閉位置にある場合、第2マグネット136を検知する。【選択図】図3

Description

本発明は、羽根開閉装置及び電子機器に関する。
特許文献1に示された羽根開閉装置では、アクチュエータのコイルに電流を通電すると、ロータマグネットが回転する。このとき、レバー部材の係合部が羽根部材のカム溝に係合して、羽根部材が移動する。羽根部材は、閉位置と開位置との間で移動する。
特開2022-035773号公報
特許文献1のように駆動部が羽根部材を駆動する羽根開閉装置において、羽根部材の位置を検知する場合、羽根部材に設けた被検知部材を検知することで、羽根部材の位置を検知する方式が考えられる。しかし、この方式を用いた場合、単体の羽根部材に比べて羽根部材の重量が増えるため、駆動部において必要とされるトルクが増えることになる。
本発明の目的は、羽根部材の位置を検知する場合において、駆動部において必要とされるトルクが増えることを抑制した羽根開閉装置及び電子機器を提供することにある。
一実施形態の羽根開閉装置は、本体部と、羽根部材と、駆動部と、被検知部材と、検知部とを備える。本体部は、光学部の光軸上に位置する開口部を有する。羽根部材は、前記光学部の光軸方向と交差する交差方向に移動可能であり前記開口部を開閉させる。駆動部は、前記開口部が閉じられるときの閉位置と前記開口部が開放されるときの開位置とのいずれか一方に前記羽根部材を移動させる。被検知部材は、第1被検知部及び第2被検知部を備える。被検知部材は、移動中の前記羽根部材が接触した場合、前記第1被検知部の位置及び前記第2被検知部の位置が変わる。検知部は、前記羽根部材が前記開位置にある場合、前記第1被検知部を検知し、前記羽根部材が前記閉位置にある場合、前記第2被検知部を検知する。
一実施形態の電子機器は、上記の羽根開閉装置を備える。
本発明によれば、羽根部材の位置を検知する場合において、駆動部において必要とされるトルクが増えることを抑制することができる。
図1は、第1実施形態における羽根開閉装置を組み込んだノートパソコンを示す全体構成図である。 図2は、第1実施形態における羽根開閉装置を示す斜視図である。 図3は、第1実施形態の羽根開閉装置の分解斜視図である。 図4は、第1実施形態の羽根部材を示す平面図である。 図5は、第1実施形態の羽根開閉装置においてカバー部材及び羽根部材を除いた状態の平面図である。 図6は、第1実施形態の第2ハウジングの各部材を示す斜視図である。 図7は、第1実施形態の被検知部材を示す斜視図である。 図8は、第1実施形態のヨーク部材を示す斜視図である。 図9は、第1実施形態の被検知部材が検知される状態を示す斜視図である。 図10は、第1実施形態の羽根部材が開口部を開放させた状態を示す平面図である。 図11は、第1実施形態の羽根部材が開口部を閉じた状態を示す平面図である。 図12は、第1実施形態の羽根開閉装置のホールICにおける磁極の検知状態、アクチュエータユニットへの通電状態及び開口波形の状態を示すタイミングチャートである。 図13は、第2実施形態の羽根開閉装置におけるロータマグネット及びホールICの配置を示す斜視図である。 図14は、第3実施形態の羽根開閉装置を示す斜視図である。 図15は、第3実施形態の羽根開閉装置においてカバー部材及びレンズユニットを除いた状態の斜視図である。 図16は、第3実施形態の羽根開閉装置において第2ハウジングに設けられた各部材を示す斜視図である。 図17は、第3実施形態の羽根開閉装置において第2ハウジングに設けられた各部材の縦断面図(図16の17-17線断面図)である。 図18は、第1実施形態の変形例に係る羽根開閉装置の一部を示す平面図である。
〔第1実施形態〕
以下、本発明に係る電子機器及び羽根開閉装置の第1実施形態について、図1から図12までを参照して詳細に説明する。なお、図1から図12までにおいて、同一又は同様の構成要素には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。また、図1から図12までにおいては、各構成要素の縮尺や寸法が誇張されて示されている場合や、一部の構成要素が省略されている場合がある。以下の説明では、特に言及がない場合、「第1」、「第2」などの用語は、構成要素を互いに区別するために使用されているだけであり、特定の順位や順番を表すものではない。
<ノートパソコン>
図1には、電子機器の一例としてのノートパソコン10が示されている。ノートパソコン10は、入力操作が行われる入力部12と、情報が表示されるディスプレイ部14とを有する。ディスプレイ部14は、フレーム16を有する。フレーム16には、2つの孔部17A、17Bが形成されている。また、フレーム16には、カメラユニット18と、後述する羽根開閉装置30とが組み込まれている。換言すると、ノートパソコン10は、羽根開閉装置30を備える。羽根開閉装置30は、カメラユニット18に取り付けられる形でノートパソコン10内に組み込まれている。これにより、カメラ機能を有するノートパソコン10が実現されている。
図2に示されるように、カメラユニット18は、光学部20を含む。光学部20は、レンズユニット22及びレンズユニット26を有する。レンズユニット22は、孔部17A(図1)の位置に合わせてフレーム16(図1)に取り付けられている。レンズユニット22は、レンズ24を有する。レンズ24は、光軸K1を有する。光軸K1が延びる方向を光軸方向として矢印Zで表す。レンズユニット26は、孔部17B(図1)の位置に合わせてフレーム16に取り付けられている。レンズユニット26は、レンズ28を有する。レンズ28は、光軸K2を有する。光軸K2は、光軸方向がZ方向となっている。外部からの光は、レンズ24及びレンズ28に対して、矢印Zの先端側から基端側へ向けて入射するようになっている。後述する羽根開閉装置30は、一方向に長い直方体状に形成されている。羽根開閉装置30は、レンズユニット22及びレンズユニット26が設けられた不図示のモジュール基板に実装されている。
矢印Zと直交する方向でありかつ羽根開閉装置30が延びる方向を矢印Xで表す。X方向は、光軸方向としてのZ方向と交差する交差方向の一例である。また、X方向は、羽根開閉装置30を光軸方向から見た場合の長手方向に相当する。矢印Z及び矢印Xのそれぞれと直交する方向を矢印Yで表す。Y方向は、羽根開閉装置30を光軸方向から見た場合の短手方向に相当する。なお、本実施形態では、便宜的に、図2における+Z方向を「上方」といい、-Z方向を「下方」という。また、+X方向を「右方」といい、-X方向を「左方」という。さらに、+Y方向を「前方」といい、-Y方向を「後方」という。
<羽根開閉装置>
図3に示されるように、羽根開閉装置30は、ベース部材32と、羽根部材94と、アクチュエータユニット110と、被検知部材132と、ヨーク部材146と、検知部152とを備える。さらに、羽根開閉装置30には、仕切板72とカバー部材82とが設けられている。
(ベース部材)
ベース部材32は、本体部の一例である。ベース部材32は、不図示のモジュール基板に取り付けられている。ベース部材32は、第1ハウジング33と、第2ハウジング51とを有する。なお、第1ハウジング33と第2ハウジング51は、一体成形されたもの、別々に成形されたもののいずれであってもよい。第1ハウジング33では、アクチュエータユニット110が収容される。第2ハウジング51では、被検知部材132、ヨーク部材146及び検知部152が収容される。
第1ハウジング33は、第1収容部34と、板部35とを有する。第1収容部34は、上方に向けて開口する部位である。第1収容部34は、アクチュエータユニット110を収容する。第1収容部34には、支軸36、支軸37、円柱部38、ボス39A、ボス39B及びボス39Cが設けられている。支軸36、支軸37及び円柱部38は、第1収容部34の下部から上方へ、それぞれ光軸方向に直立している。支軸36は、円柱部36Aと、円柱部36Aの上端から径方向の外側へ張り出された抜止部36Bとを有する。なお、図3では、円柱部36Aと抜止部36Bが一体で示されているが、抜止部36Bは、後述するアクチュエータユニット110が第1収容部34に収容された後で、円柱部36Aに取り付けられる。ボス39A、ボス39B及びボス39Cは、第1収容部34の上端部から上方に突出されている。また、第1ハウジング33には、前方に突出する突起41が設けられている。なお、第1ハウジング33には、突起41と同様の突起が後面及び左側面にも設けられているが、図示を省略する。
板部35は、第1収容部34の右端における上端部から右方に延びる。板部35は、光軸方向に所定の厚さを有する部位である。板部35は、光軸方向から見た場合、交差方向の長さが前後方向の長さに比べて長い矩形状の外形を有する。板部35よりも下方には、第1空間部42が形成されている。第1空間部42には、レンズユニット22(図2)が収容される。板部35には、板部35を光軸方向に貫通する開口45が形成されている。なお、開口45と、後述する開口78、開口84及び開口85とをまとめて開口部44と称する。このように、ベース部材32と、後述する仕切板72及びカバー部材82とは、開口部44を有する。開口部44は、レンズユニット22の位置及びレンズユニット26(図2)の位置に合わせて形成されている。換言すると、開口部44は、レンズユニット22及びレンズユニット26に応じて、開口45、開口78、開口84及び開口85を有する。光軸方向から見た場合、開口部44は、光軸K1上又は光軸K2上に位置している。このため、開口部44を通った光は、レンズ24又はレンズ28(図2)に入射するようになっている。
第2ハウジング51は、第2収容部52と、連結部64と、フランジ部66と、案内ピン67とを有する。第2収容部52は、上方に向けて開口する部位である。第2収容部52は、被検知部材132、ヨーク部材146及び検知部152を収容する。具体的には、第2収容部52は、一例として、取付部54と、窪み部58と、支軸部62とを含む。
取付部54は、前後方向に間隔をあけて並ぶ縦壁55A及び縦壁55Bを有する。縦壁55Bは、縦壁55Aに対する前方に位置する。縦壁55A及び縦壁55Bは、第2収容部52の底部からそれぞれ光軸方向に直立されている。換言すると、取付部54は、光軸方向から見た場合に交差方向に延びるスリット状に形成されている。取付部54では、縦壁55Aと縦壁55Bとの間に後述する検知部152が差し込まれることで、検知部152が取り付けられている。なお、縦壁55A及び縦壁55Bには、前方から見た場合に四角形状の切欠部56が形成されている。
窪み部58は、直方体から円柱を取り除いた有底の部位である。窪み部58は、切欠部56を介して取付部54と連通している。支軸部62は、窪み部58の底部から上方へ直立している。支軸部62は、円柱状に形成されている。連結部64は、第2収容部52の左端における上端部から左方に張り出されている。連結部64は、板部35の右端部と第2収容部52とを連結している。つまり、第1ハウジング33と第2ハウジング51が一体となっている。なお、ベース部材32は、第1ハウジング33と第2ハウジング51を接着等により一体化することで形成されてもよく、あるいは、一体成形されたものであってもよい。
フランジ部66は、第2収容部52の右端における上端部から右方に張り出されている。フランジ部66よりも下方であり、かつ後述するカバー部材82の右端部よりも下方には、第2空間部43が形成されている。つまり、第2空間部43は、第2ハウジング51とカバー部材82とにより囲まれることで形成されている。第2空間部43には、レンズユニット26(図2)が収容されている。
第2ハウジング51の前面には、前方に突出する突起57A及び突起57Bが設けられている。なお、第2ハウジング51には、突起57A及び突起57Bと同様の突起が後面にも設けられているが、図示を省略する。案内ピン67は、第2収容部52の上面の一部から上方に突出されている。
(仕切板)
仕切板72は、ベース部材32上に載置される。仕切板72は、本体部の一例に含まれる。仕切板72は、光軸方向に所定の厚さを有しており、交差方向に延びている。仕切板72の交差方向の長さは、第1ハウジング33の左端部から第2ハウジング51の右端部までの長さとほぼ等しい。仕切板72には、取付孔73、取付孔74及び取付孔75と、案内孔76及び案内孔77と、開口78とが形成されている。取付孔73には、ボス39Aが挿通される。取付孔74には、ボス39Bが挿通される。取付孔75には、ボス39Cが挿通される。
案内孔76は、光軸方向から見た場合、交差方向に延びる直線状の第1孔部76Aと、第1孔部76Aから分岐された円弧状の第2孔部76Bとを有する。第1孔部76Aは、後述する挿通部98Bを交差方向に案内する。第2孔部76Bは、後述する連結部118を案内する。案内孔77は、光軸方向から見た場合、円弧状に形成されている。案内孔77は、後述するフック部141を案内する。開口78は、交差方向において案内孔76と案内孔77との間に位置する。開口78は、仕切板72を光軸方向に貫通している。開口78は、レンズ24(図2)に入射する光の量を決める絞り(口径)として機能する。このため、仕切板72は、口径板と言われることもある。
(カバー部材)
カバー部材82は、羽根開閉装置30を構成する各部材を上方から覆っている。カバー部材82は、本体部の一例に含まれる。カバー部材82は、羽根開閉装置30の上端部分を構成する上板部83を有する。上板部83は、光軸方向に所定の厚さを有しており、交差方向に延びている。上板部83は、光軸方向から見た場合、交差方向の長さが前後方向の長さに比べて長い矩形状の外形を有する。上板部83の交差方向の長さは、第1ハウジング33の左端部から第2ハウジング51の右端部までの長さよりも長い。上板部83の右端部よりも下方には、既述の第2空間部43が形成されている。
上板部83には、上板部83を光軸方向に貫通する開口84及び開口85が形成されている。光軸方向から見た場合、開口84の中央部は、光軸K1上に位置している。開口85の中央部は、光軸K2上に位置している。さらに、上板部83には、取付孔86及び取付孔87と、案内孔88及び案内孔89とが形成されている。取付孔86には、ボス39Aが挿通される。取付孔87には、ボス39Cが挿通されている。案内孔88は、光軸方向から見た場合、交差方向に直線状に延びる。案内孔88は、後述する頭部98Aを交差方向に案内する。案内孔89は、光軸方向から見た場合、円弧状に形成されている。案内孔89は、後述するフック部141を案内する。
上板部83の前端部、後端部及び左端部には、下方へ延びる複数の係合部91が設けられている。なお、後端部の係合部91の図示は省略している。それぞれの係合部91は、前後方向又は左右方向から見た場合、四角形の枠状に形成されている。複数の係合部91が突起41、突起57A、突起57Bと係合されることで、カバー部材82がベース部材32に取り付けられている。なお、上板部83の右端部には、下方へ延びる側板部92が設けられている。側板部92は、第2空間部43に対する右側の壁を構成している。側板部92は、羽根部材94の右方への移動を規制するストッパーとして機能する。
(羽根部材)
図3及び図4に示されるように、羽根部材94は、光軸方向に所定の厚さを有する板状に形成されている。羽根部材94は、光軸方向から見た場合、交差方向の長さが前後方向の長さよりも長い矩形状に形成されている。羽根部材94の交差方向の中央部には、羽根部材94を光軸方向に貫通する開口96が形成されている。羽根部材94は、開口45、開口78、開口84及び開口85を開閉させる。
開口部44が羽根部材94によって閉じられるときの羽根部材94の位置を、閉位置とする。また、開口部44が開放されるときの羽根部材94の位置を、開位置とする。羽根部材94は、閉位置、開位置へ交差方向に移動可能に設けられている。羽根部材94が開位置にある場合、開口96の中央部は、光軸K1上に位置する。羽根部材94の右端部には、円弧状に切り欠かれた円弧部97が形成されている。円弧部97は、左側に向けて窪むように形成されている。羽根部材94が開位置にある場合、円弧部97は、交差方向において開口85の左縁部よりも左側に位置する。
羽根部材94の左端部には、不図示の貫通孔が形成されている。当該貫通孔には、係合部材98が取り付けられている。係合部材98は、羽根部材94に対して上方に位置する頭部98Aと、頭部98Aから当該貫通孔を通って下方へ延び、かつ後述する第2係合孔124Cと係合可能な挿通部98B(図3)とを有する。羽根部材94における係合部材98に対する右側には、交差方向に延びる長孔99Aが形成されている。羽根部材94における開口96に対する右側には、交差方向に延びる案内孔99Bが形成されている。案内孔99Bには、案内ピン67(図3)が挿通されている。
羽根部材94における長孔99Aに対する前側の部位には、案内孔101が形成されている。案内孔101は、羽根部材94を光軸方向に貫通しており、交差方向に延びている。案内孔101には、ボス39C(図3)が挿通されている。案内孔101の縁部とボス39Cとが接触し、案内孔99Bの縁部と案内ピン67とが接触することで、羽根部材94が交差方向に案内されるようになっている。換言すると、羽根部材94は、交差方向に移動可能にベース部材32(図3)に設けられている。
羽根部材94における案内孔99Bに対する後側の部位には、長孔103が形成されている。換言すると、羽根部材94は、長孔103を有する。長孔103は、溝部の一例であり、羽根部材94を光軸方向に貫通している。また、長孔103は、光軸方向から見た場合、交差方向に延びている。なお、本実施形態において、溝部とは、底部を有する窪んだ部位に限らず、長孔103のように部材を貫通したスリット状の部位も含んでいる。長孔103には、後述する柱部142(図7)が挿通されている。長孔103の縁部のうち左端に位置する第1縁部103Aと、右端に位置する第2縁部103Bとは、羽根部材94が交差方向に移動された場合、柱部142と接触可能な位置にある。
羽根部材94おける開口96よりも左側の部位で、かつ長孔99A及び案内孔101よりも右側の部位を第1遮光部102とする。第1遮光部102は、貫通孔が形成されておらず、光を遮る部位である。羽根部材94が閉位置にある場合、第1遮光部102は、開口84を通り羽根部材94に向かう光を遮る。これにより、光が開口45及び開口78に入射されないため、レンズユニット22(図2)には、光が入射されない。
羽根部材94おける案内孔99B及び長孔103よりも右側の部位で、かつ円弧部97よりも左側の部位を第2遮光部104とする。第2遮光部104は、貫通孔が形成されておらず、光を遮る部位である。羽根部材94が閉位置にある場合、第2遮光部104は、開口85を通りレンズユニット26(図2)に向かう光を遮る。これにより、レンズユニット26(図2)には、光が入射されない。
羽根部材94が開位置にある場合、開口45、開口78、開口96及び開口84が光軸方向に並ぶため、光がレンズユニット22に入射可能となる。さらに、開口85も開放されることで、光がレンズユニット26に入射可能となる。このように、羽根部材94は、交差方向の移動に伴って、開口45、開口78、開口84、開口85、開口96を開閉させることが可能となっている。
(アクチュエータユニット)
図3に示されるように、アクチュエータユニット110は、羽根部材94を駆動する駆動部の一例である。アクチュエータユニット110は、閉位置と開位置とのいずれか一方に羽根部材94を移動させる。具体的には、アクチュエータユニット110は、取付ベース112と、コイル113と、端子板114と、ヨーク115と、ロータマグネット116と、レバー部材117と、連結部118と、仕切部材122と、カム板124とを有する。
取付ベース112は、第1収容部34に取り付けられる。取付ベース112には、突起部112Aが設けられている。突起部112Aは、取付ベース112から上方に突出されている。突起部112Aは、羽根部材94の左方への移動を規制するストッパーとして機能する。コイル113は、取付ベース112の一部と、後述するヨーク115の一部とに巻き付けられている。
端子板114は、取付ベース112に取り付けられており、不図示の電源部と電気的に接続されている。また、端子板114は、コイル113と電気的に接続されている。これにより、コイル113への通電が可能となっている。コイル113の一部は、ヨーク115に接続されている。ヨーク115は、磁性体から成り、アーム部115A及びアーム部115Bを有する。アーム部115A及びアーム部115Bは、コイル113への通電に伴い、互いに異なる極性に着磁される。
ロータマグネット116は、アーム部115Aとアーム部115Bとの間に配置されている。ロータマグネット116は、周方向に沿って異なる磁極を有するマグネットから成る。ここで、アーム部115A及びアーム部115Bが互いに異なる極性に着磁されることで、ロータマグネット116の各マグネットに対して反発力又は引付力が作用する。これにより、ロータマグネット116は回転される。なお、コイル113へ流す電流の方向を変えることで、ロータマグネット116の回転方向を変更できる。レバー部材117は、ロータマグネット116の上端部に取り付けられている。また、レバー部材117は、ロータマグネット116の半径方向の外側に延びている。レバー部材117には、フック状の連結部118が設けられている。
仕切部材122は、取付ベース112の上端部に取り付けられている。仕切部材122は、取付ベース112が位置する空間部と、カム板124が位置する空間部とを仕切っている。仕切部材122には、案内孔123が形成されている。案内孔123には、連結部118が挿通されている。これにより、連結部118が案内孔123に沿って案内されるようになっている。
図5に示されるように、カム板124は、仕切部材122に対する上方に位置する。カム板124には、軸孔124A、第1係合孔124B及び第2係合孔124Cが形成されている。軸孔124Aには、ボス39Bが挿通されている。これにより、カム板124は、ボス39Bの周りに回転可能となっている。第1係合孔124Bには、連結部118が挿通されている。第2係合孔124Cには、挿通部98Bが挿通されている。
ここで、羽根部材94(図4)が開位置にある状態において、ロータマグネット116(図3)及び連結部118が図示の反時計回り方向に回転を開始したとする。この場合、カム板124は、第1係合孔124Bの縁部と連結部118とが係合することにより、図示の時計回り方向に回転を開始する。これにより、第2係合孔124Cの縁部と挿通部98Bとが係合すると共に、挿通部98Bが右側へ移動することで、羽根部材94が交差方向の右側へ移動するようになっている。
一方、羽根部材94が閉位置にある状態において、ロータマグネット116及び連結部118が図示の時計回り方向に移動を開始したとする。この場合、カム板124は、第1係合孔124Bの縁部と連結部118とが係合することにより、図示の反時計回り方向に回転を開始する。これにより、第2係合孔124Cの縁部と挿通部98Bとが係合すると共に、挿通部98Bが左側へ移動することで、羽根部材94が交差方向の左側へ移動するようになっている。
図6に示されるように、第2収容部52には、被検知部材132と、ヨーク部材146と、検知部152とが収容されている。被検知部材132及びヨーク部材146は、一体化されている。また、被検知部材132及びヨーク部材146は、ベース部材32において、支軸部62(中心軸C)の周りに回転可能に設けられている。検知部152は、第2ハウジング51に固定されている。
(被検知部材)
図7に示されるように、被検知部材132は、ロータマグネット134と、伝達部材138とを備える。ロータマグネット134は、後述する検知部152(図6)によって検知される被検知部材の一例である。ロータマグネット134は、光軸方向に延びる中心軸Cを有する円筒状に形成されており、中心軸Cを中心とする円形の孔部134Aを有する。ロータマグネット134は、第1マグネット135及び第2マグネット136を備える。なお、被検知部材132の外周面133は、第1マグネット135の外周部を構成する外周面133Aと、第2マグネット136の外周部を構成する外周面133Bとから成る。
第1マグネット135は、第1被検知部の一例である。第1マグネット135は、光軸方向から見た場合、半円環形状に形成されている。第1マグネット135は、一例として、磁極がN極である。第1マグネット135は、大径部135Aと、小径部135Bと、拡径部135Cとを備える。大径部135Aは、半円環状に形成されている。小径部135Bは、大径部135Aよりも半径が小さい部位であり、大径部135Aの上面から上方へ直立されている。拡径部135Cは、小径部135Bから上方に延びると共に、小径部135Bよりも半径が拡大された部位である。
第2マグネット136は、第2被検知部の一例である。第2マグネット136は、光軸方向から見た場合、半円環形状に形成されている。第2マグネット136は、一例として、磁極がS極である。第2マグネット136は、大径部136Aと、小径部136Bと、拡径部136Cとを備える。大径部136Aは、半円環状に形成されている。小径部136Bは、大径部136Aよりも半径が小さい部位であり、大径部136Aの上面から上方へ直立されている。拡径部136Cは、小径部136Bから上方に延びると共に、小径部136Bよりも半径が拡大された部位である。第2マグネット136の周方向の両端面と、第1マグネット135の周方向の両端面とは接着されている。このように、第1マグネット135及び第2マグネット136は、被検知部材132の回転方向(周方向)に並びかつ極性が異なる。
伝達部材138は、長孔103(図4)の縁部との接触によって羽根部材94から力(回転力)が伝達される伝達部の一例である。伝達部材138は、取付部139と、フック部141とを備える。取付部139は、光軸方向から見た場合に円環形状の板部であり、孔部139Aを有する。取付部139は、孔部139Aの縁部が小径部135B、小径部136B、拡径部135C及び拡径部136Cに嵌め込まれることで、ロータマグネット134に取り付けられている。取付部139の外径と、大径部135A及び大径部136Aの外径とは、ほぼ同じ大きさである。
フック部141は、柱部142と、張出部143とを備える。柱部142は、取付部139の周方向の一部から径方向に突出すると共に上方へ直立されている。張出部143は、柱部142の上端部から取付部139の径方向の外側へ張り出されている。柱部142の外周面及び張出部143の外周面は、それぞれR面取りされている。
図8に示されるように、ヨーク部材146は、ヨーク本体部147と、窓部151とを有する。ヨーク本体部147は、底壁148と、周壁149とを備えており、光軸方向の上方及び径方向に開口されている。底壁148は、光軸方向から見た場合、円環形状に形成されている。底壁148の中央部には、中心軸Cを中心とする貫通孔148Aが形成されている。貫通孔148Aは、光軸方向から見た場合、円形状に形成されている。なお、ヨーク部材146は、磁性体から成る。
周壁149は、底壁148の外縁部から光軸方向に直立された側壁である。周壁149は、光軸方向から見た場合、C字状に形成されている。周壁149の内径の大きさは、ロータマグネット134(図7)の外径の大きさと同程度である。ヨーク本体部147は、第1マグネット135及び第2マグネット136(図7)を収容する。なお、ヨーク本体部147は、第1マグネット135及び第2マグネット136に接着されている。
窓部151は、ヨーク本体部147に設けられている。窓部151は、周壁149の周方向における一端面147Aから他端面147Bまでの空間を含む部位であり、かつ径方向に開口された部位である。換言すると、窓部151は、周壁149を円筒と見なした場合、周壁149の周方向の一部が切り欠かれることで形成された部位である。窓部151は、光軸方向から見た場合、一例として、円の中心角が120°程度の範囲内で開口されている。なお、窓部151の開口範囲は、円の中心角で120°以外の大きさの角度に対応する範囲であってもよい。
図6に示されるように、支軸部62は、孔部134Aに挿通されている。これにより、被検知部材132は、ベース部材32において、光軸方向に沿った中心軸Cの周りに回転可能となっている。そして、被検知部材132は、交差方向に移動中の羽根部材94(図3)がフック部141に接触した場合、支軸部62の周りに回転されることで、周方向における第1マグネット135の位置及び第2マグネット136の位置が変わるようになっている。
図9に示されるように、窓部151は、第1マグネット135及び第2マグネット136を、周壁149よりも外側へ露出させている。また、窓部151は、ヨーク部材146の径方向において、後述する検知部152と対向している。これにより、検知部152は、窓部151を通して外周面133と対向している。
図3に示されるように、羽根部材94の交差方向の移動範囲は、突起部112Aと側板部92との間に制限されている。このため、図9に示される被検知部材132が回転(揺動)可能となる範囲も制限されている。具体的には、被検知部材132が回転可能な範囲内において、第1マグネット135と第2マグネット136とのうち一方が必ず検知部152と対向するように、各部材が配置されている。
(検知部)
図6に示されるように、検知部152は、基板154と、基板154に実装されたホールIC(Integrated Circuit)156とを備えている。ホールIC156は、電流の向きと磁界の向きとに対して直交方向の電圧の向きが変わる特性を利用して、マグネットの極性(磁極)を検知する。これにより、検知部152は、第1マグネット135と第2マグネット136とのいずれか一方を検知する。具体的には、検知部152は、第1マグネット135の磁極であるN極と、第2マグネット136の磁極であるS極とのいずれか一方を検知することで、磁極の切り替わりを検知可能である。なお、検知部152では、羽根部材94(図3)が開位置にある場合、第1マグネット135が検知される。検知部152では、羽根部材94が閉位置にある場合、第2マグネット136が検知される。
〔第1実施形態の作用〕
図10には、羽根部材94が開位置にある状態が示されている。図11には、羽根部材94が閉位置にある状態が示されている。アクチュエータユニット110は、羽根部材94を閉位置と開位置とのいずれか一方へ移動させる。なお、図10及び図11では、主としてカバー部材82、羽根部材94、アクチュエータユニット110(カム板124)、被検知部材132、ホールIC156が示されており、他の部材については図示が省略されている。
図10に示されるように、羽根部材94が開位置にある状態において、検知部152は、第1マグネット135を検知している。ここで、アクチュエータユニット110の動作が開始された場合、カム板124がボス39Bを中心として図示の時計回り方向に回転される。このとき、カム板124は、係合部材98を交差方向の右側へ移動させる。つまり、羽根部材94が交差方向の右側へ移動する。そして、移動中の羽根部材94の第1縁部103Aが柱部142と接触することで、被検知部材132が図示の時計回り方向に回転される。これにより、第1マグネット135及び第2マグネット136の周方向の位置が変わる。そして、検知部152が第2マグネット136を検知することで、羽根部材94が、閉位置において開口部44を閉じていることが検知される。
図11に示されるように、羽根部材94が閉位置にある状態において、検知部152は、第2マグネット136を検知している。ここで、アクチュエータユニット110の動作が開始された場合、カム板124がボス39Bを中心として図示の反時計回り方向に回転される。このとき、カム板124は、係合部材98を交差方向の左側へ移動させる。つまり、羽根部材94が交差方向の左側へ移動する。そして、移動中の羽根部材94の第2縁部103Bが柱部142と接触することで、被検知部材132が図示の反時計回り方向に回転される。これにより、第1マグネット135及び第2マグネット136の周方向の位置が変わる。そして、検知部152が第1マグネット135を検知することで、羽根部材94が、開位置において開口部44を開放させていることが検知される。
図12には、羽根開閉装置30に関するタイミングチャートが示されている。なお、羽根開閉装置30の各部については、図3、図6、図9を参照して説明する。図12では、ホールIC156における磁極の検知状態と、アクチュエータユニット110への通電状態と、羽根部材94の開閉状態を表す開口波形とが示されている。なお、時点t1から時点t8までの各時点は、絶対的な時点及び時間を表すものではなく、一例として示されたものである。
アクチュエータユニット110では、時点t1から時点t3まで及び時点t7以降において、羽根部材94を閉位置へ移動させるためにコイル113への通電が行われる。また、時点t4から時点t6までにおいて、羽根部材94を開位置へ移動させるために、コイル113への通電が行われる。なお、図12では、アクチュエータユニット110におけるリセットのための通電について、表示を省略している。開口波形は、開口部44の開閉状態を表している。開は、開口部44が100%開放されていることを表している。閉は、開口部44が100%閉じられていることを表している。閉と開との間は、開口部44の一部が閉じられ、開口部44の残りの部分が開放されている状態を表す。
ホールIC156について、Hは出力が高いことを表し、Lは出力が低いことを表す。また、N極は第1マグネット135の磁極であり、S極は第2マグネット136の磁極である。ホールIC156において、時点t1、時点t6、時点t7では、N極が検知されている。時点t2及び時点t8では、N極からS極への切り替わりが検知されている。時点t3、時点t4では、S極が検知されている。時点t5では、S極からN極への切り替わりが検知されている。ここで、コイル113への通電が開始された後の時点で、かつ開口波形が変化を開始した後の時点において、検知された磁極が変わっている。このことから、羽根部材94の移動中において、羽根部材94と被検知部材132とが接触していることが分かる。
以上、説明した通り、羽根開閉装置30では、アクチュエータユニット110が羽根部材94を閉位置と開位置とのいずれか一方に移動させる場合、羽根部材94の移動中(加速中)に羽根部材94と被検知部材132とが接触する。ここで、比較例として、羽根部材94にマグネットが固定されている構成では、羽根部材94の移動開始時点(加速前)から、マグネットの重量に相当するトルクがアクチュエータユニット110に作用することになる。
一方、羽根開閉装置30では、羽根部材94の移動中に羽根部材94が被検知部材132と接触するので、羽根部材94の移動開始時点では、アクチュエータユニット110に対して被検知部材132からトルクが作用しにくい。このため、アクチュエータユニット110に作用するトルクは、羽根開閉装置30の方が、上記の比較例に比べて小さくなる。つまり、羽根部材94の位置を検知する場合において、アクチュエータユニット110において必要とされるトルクが増えることを抑制することができる。
図6に示されるように、羽根開閉装置30では、被検知部材132が回転する構造を有する。このため、被検知部材132が交差方向に延びている構成に比べて、被検知部材132が設けられるスペースを交差方向に小さくすることが可能となるので、羽根開閉装置30を小型化することができる。さらに、図10及び図11に示されるように、被検知部材132が円形状に形成されている。このため、伝達部材138が長孔103の第1縁部103A又は第2縁部103Bと接触し、羽根部材94から伝達部材138へ力が伝達される際に、長方形状の被検知部材をスライドさせる構成に比べて少ない力で簡単に被検知部材を移動(回転)させやすくなる。
図6、図10、図11に示されるように、羽根開閉装置30では、羽根部材94が交差方向に移動している場合、伝達部材138が長孔103の第1縁部103A又は第2縁部103Bと接触することで、羽根部材94から伝達部材138へ力が伝達される。これにより、被検知部材132が回転されることで、第1マグネット135と第2マグネット136との位置が切り替わる。このように、伝達部材138を有する簡単な構成で、被検知部材132を回転させることができる。
図9に示されるように、羽根開閉装置30では、磁性体から成るヨーク部材146を有することで、第1マグネット135及び第2マグネット136の磁力を高めることができる。また、ヨーク部材146を有することで、第1マグネット135及び第2マグネット136からの磁気漏れを抑制することができる。さらに、ヨーク部材146に窓部151が形成されていることで、第1マグネット135の一部及び第2マグネット136の一部が露出されるので、検知部152が、高い磁力に基づいて検知を行える。このため、羽根部材94の交差方向の位置を検知する場合において、誤検知が生じることを抑制できる。
図10及び図11に示されるように、羽根開閉装置30において、検知部152は、被検知部材132の外周面133(図7)と対向している。ここで、羽根部材94は、光軸方向から見た場合、交差方向に移動されることで開口部44を開閉する。さらに、羽根部材94は、外周面133と対向する位置には移動しない。このように、検知部152が、羽根部材94の移動領域の内側に存在していないので、検知部152が羽根部材94の移動の邪魔になることを抑制できる。
図3、図10、図11に示されるように、羽根開閉装置30において、羽根部材94は、開口45、開口78、開口84、開口85を開閉させる。つまり、羽根開閉装置30は、1つの羽根部材94が複数の開口を開閉させる構成を有する。これにより、開口ごとに羽根部材94及びアクチュエータユニット110を設けなくて済むので、羽根開閉装置30が大型化することを抑制できる。
図1に示されるノートパソコン10では、羽根開閉装置30を備えることで、上記の羽根開閉装置30と同様の効果を得ることができる。さらに、ノートパソコン10では、羽根開閉装置30において必要とされるトルクが抑制されることで、アクチュエータユニット110の大型化が抑制されるので、ノートパソコン10の大型化を抑制することができる。
〔第2実施形態〕
以下、本発明に係る電子機器及び羽根開閉装置の第2実施形態について、図13を参照して説明する。なお、第1実施形態の構成要素と同一又は同様の構成要素には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。
図13には、第2実施形態の羽根開閉装置160の一部が示されている。羽根開閉装置160は、検知部152及びヨーク部材146(図3)に替えて、検知部162及びヨーク部材164を備える点が、羽根開閉装置30(図3)とは異なる。検知部162及びヨーク部材164以外の構成については、羽根開閉装置30の構成と同様である。
検知部162は、不図示の基板と、当該基板に実装されたホールIC163とを備える。なお、ホールIC163の光軸方向の上面を検知面163Aとする。検知部162は、光軸方向において、被検知部材132の羽根部材94と対向する側とは反対側の部位と対向している。具体的には、羽根部材94は、被検知部材132の光軸方向の中央よりも上側の部分と光軸方向に対向している。検知部162は、被検知部材132の光軸方向の中央よりも下側の部分と光軸方向に対向している。
ヨーク部材164は、ヨーク本体部165と、窓部167とを有する。ヨーク本体部165は、底壁166と、周壁168とを備えている。底壁166は、光軸方向から見た場合、C字形状に形成されている。底壁166の中央部には、中心軸Cを中心とする不図示の貫通孔が形成されている。なお、ヨーク部材164は、磁性体から成る。周壁168は、底壁166の外縁部から光軸方向に直立された側壁である。周壁168は、光軸方向から見た場合、C字状に形成されている。周壁168の内径の大きさは、ロータマグネット134の外径の大きさと同程度である。ヨーク本体部165は、第1マグネット135及び第2マグネット136を収容する。ヨーク本体部165は、第1マグネット135及び第2マグネット136に接着されている。
窓部167は、ヨーク本体部165に設けられている。窓部167は、一例として、底壁166に形成された切欠部であり、径方向かつ光軸方向に開口された部位である。ここで、被検知部材132の光軸方向の中央よりも下部において、第1マグネット135と第2マグネット136との境界を含む一部は、窓部167を通して下方に露出されている。そして、ホールIC163の一部は、窓部167の内側に挿入されている。これにより、検知面163Aは、第1マグネット135の下面及び第2マグネット136の下面と光軸方向に対向している。なお、ホールIC163は、被検知部材132の回転の有無にかかわらず、支軸部62(図3)及び被検知部材132と接触しないように配置されている。周壁168は、外周面133の全体を覆っていてもよい。
〔第2実施形態の作用〕
被検知部材132が中心軸Cを中心として回転(揺動)された場合、ホールIC163がN極又はS極を検知することで、検知部162が磁極の切り替わりを検知する。検知部162は、羽根部材94が開位置にある場合、第1マグネット135(N極)を検知する。検知部162は、羽根部材94が閉位置にある場合、第2マグネット136(S極)を検知する。このように、検知部162が被検知部材132に対して下方に位置することで、検知部162と羽根部材94が接触しないので、検知部162が羽根部材94の移動範囲を制限することを抑制できる。
〔第3実施形態〕
以下、本発明に係る電子機器及び羽根開閉装置の第3実施形態について、図14から図17までを参照して説明する。なお、第1、第2実施形態の構成要素と同一又は同様の構成要素には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。
図14、図15及び図17には、第3実施形態の羽根開閉装置170が示されている。羽根開閉装置170は、ベース部材172と、羽根部材182と、アクチュエータユニット110と、被検知部材186と、ヨーク部材196と、検知部202とを備えている。さらに、羽根開閉装置170には、仕切板206とカバー部材208とが設けられている。
ベース部材172は、本体部の一例である。ベース部材172は、不図示のモジュール基板に取り付けられている。ベース部材172は、第1ハウジング33と、第2ハウジング173とを有する。なお、第1ハウジング33と第2ハウジング173は、一体成形されたもの、別々に成形されたもののいずれであってもよい。
図16に示されるように、第2ハウジング173は、第2収容部174と、連結部64と、フランジ部66とを有する。第2収容部174は、上方に向けて開口する部位である。第2収容部174の内側の空間には、後述するホルダー176と、被検知部材186と、ヨーク部材196及び検知部202(図17)とが収容されている。なお、第2ハウジング173には、後述する基板203(図17)の一部を前側に露出させるための不図示の貫通孔が形成されている。
図17に示されるように、ホルダー176は、交差方向に延びる直方体状に形成されている。ホルダー176の上面176Aの高さは、第2ハウジング173の上面173Aの高さと揃えられている。ホルダー176の上部中央には、上方に向けて開口する第1窪み部177が形成されている。第1窪み部177は、上方から見た場合、交差方向の寸法が前後方向の寸法よりも長い矩形状に形成されている。第1窪み部177の内側には、後述する被検知部材186と、ヨーク部材196とが収容されている。ホルダー176の下部中央には、下方に向けて開口する第2窪み部178が形成されている。第2窪み部178の内側には、ホールIC156が収容されている。第2窪み部178の周縁部179には、後述する基板203が取り付けられている。
図15に示されるように、羽根部材182は、羽根部材94(図4)において、案内孔99B及び長孔103(図4)に替えて、長孔184が形成された部材である。長孔184は、開口96に対して交差方向の右側に位置する。長孔184は、溝部の一例であり、羽根部材182を光軸方向に貫通している。また、長孔184は、光軸方向から見た場合、交差方向に延びている。長孔184には、後述する柱部194が挿通されている。長孔184の縁部のうち左端に位置する第1縁部184Aと、右端に位置する第2縁部184Bとは、羽根部材182が交差方向に移動された場合、柱部194と接触するように配置されている。
図17に示されるように、被検知部材186は、マグネット187と、伝達部材192とを備える。マグネット187は、後述する検知部202によって検知される被検知部材の一例である。マグネット187は、光軸方向に所定の厚さを有しかつ交差方向に延びる板状に形成されている。マグネット187は、第1マグネット188と第2マグネット189とを備える。第1マグネット188と第2マグネット189は、交差方向に並べられている。
第1マグネット188は、第1被検知部の一例である。第1マグネット188は、光軸方向から見た場合、前後方向に比べて交差方向に長い矩形状に形成されている。第1マグネット188は、一例として、磁極がN極のマグネットである。
第2マグネット189は、第2被検知部の一例である。第2マグネット189は、光軸方向から見た場合、前後方向に比べて交差方向に長い矩形状に形成されている。第2マグネット189は、一例として、磁極がS極のマグネットである。第2マグネット189は、第1マグネット188に対して交差方向の右側に位置する。
伝達部材192は、長孔184の第1縁部184A、第2縁部184B(図15)との接触によって羽根部材182から力が伝達される。伝達部材192は、基部193と、柱部194とを有する。基部193は、交差方向に延びる直方体状に形成されている。基部193は、第1窪み部177に収容されている。基部193は、第1窪み部177の内壁面と接触することで、交差方向に案内される。このように、被検知部材186は、交差方向の往復移動が可能となっている。基部193の上端には、上面193Aが形成されている。上面193Aの高さは、上面176Aの高さと揃えられている。基部193の下部中央には、下方に向けて開口する窪み部193Bが形成されている。柱部194は、上面193Aの交差方向の中央部から上方に直立している。柱部194は、円柱状に形成されている。柱部194は、長孔184に挿通されている。
ヨーク部材196は、光軸方向に所定の厚さを有する板状に形成されている。ヨーク部材196は、前後方向に比べて交差方向に長い矩形状に形成されている。ヨーク部材196は、窪み部193Bの内側に収容され、かつ窪み部193Bの天井部分に固定されている。窪み部193Bの内側でかつヨーク部材196に対する下側には、マグネット187が固定されている。
検知部202は、基板203と、基板203に実装されたホールIC156とを備えている。基板203は、FPC(Flexible printed circuits)として構成されている。基板203は、交差方向から見た場合にL字形状に屈曲されている。基板203の前側部分は、第2ハウジング173の外側へ延出されると共に屈曲されている。ホールIC156は、光軸方向においてマグネット187と並ぶように配置されている。検知部202は、第1マグネット188の磁極であるN極と、第2マグネット189の磁極であるS極とを検知することで、磁極の切り替わりを検知可能である。なお、検知部202は、羽根部材182が開位置にある場合、第2マグネット189を検知するように構成されている。検知部202は、羽根部材182が閉位置にある場合、第1マグネット188を検知するように構成されている。
図15に示されるように、仕切板206は、仕切板72(図3)において、案内孔77(図3)に替えて、案内孔207が形成された部材である。仕切板206において、案内孔207以外の構成は、仕切板72の構成と同様である。案内孔207は、長孔184と連通されており、柱部194を交差方向に案内する。
図14に示されるように、カバー部材208は、カバー部材82(図2)において、案内孔89(図2)に替えて、案内孔209が形成された部材である。カバー部材208において、案内孔209以外の構成は、カバー部材82の構成と同様である。案内孔209は、長孔184(図15)と連通されており、柱部194を交差方向に案内する。
〔第3実施形態の作用〕
図14から図17までを参照して、羽根開閉装置170の作用について説明する。羽根部材182が開位置にある状態において、検知部202は、第2マグネット189を検知している。ここで、アクチュエータユニット110の動作が開始された場合、羽根部材182が交差方向の右側へ移動する。移動中の羽根部材182の第1縁部184Aが、柱部194と接触することで、被検知部材186が交差方向の右側へ移動される。これにより、マグネット187の交差方向の位置が変わる。そして、検知部202が第1マグネット188を検知することで、羽根部材182が、閉位置において開口部44を閉じていることが検知される。
一方、羽根部材182が閉位置にある状態において、検知部202は、第1マグネット188を検知している。ここで、アクチュエータユニット110の動作が開始された場合、羽根部材182が交差方向の左側へ移動する。移動中の羽根部材182の第2縁部184Bが、柱部194と接触することで、被検知部材186が交差方向の左側へ移動される。これにより、マグネット187の交差方向の位置が変わる。そして、検知部202が第2マグネット189を検知することで、羽根部材182が、開位置において開口部44を開放させていることが検知される。
羽根開閉装置170では、羽根部材182の移動中(加速中)に羽根部材182が被検知部材186と接触するので、羽根部材182の移動開始時点では、アクチュエータユニット110に対して被検知部材186からトルクが作用しにくい。このため、アクチュエータユニット110に作用するトルクは、羽根開閉装置170の方が、既述の比較例に比べて小さくなる。つまり、羽根部材182の位置を検知する場合において、アクチュエータユニット110において必要とされるトルクが増えることを抑制することができる。
〔変形例〕
以下、本発明に係る電子機器及び羽根開閉装置の第1、第2、第3実施形態とは異なる変形例について説明する。なお、第1、第2、第3実施形態の構成要素と同一又は同様の構成要素には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。
図18には、変形例の羽根開閉装置210の一部が示されている。羽根開閉装置210は、羽根開閉装置30(図3)において、第2ハウジング51及び検知部152(図3)に替えて、第2ハウジング212及び検知部218を備える。
第2ハウジング212は、第2収容部214と、連結部64と、フランジ部66と、案内ピン67とを有する。第2収容部214は、上方に向けて開口する部位である。第2収容部214は、被検知部材132、ヨーク部材146及び検知部218を収容する。具体的には、第2収容部214は、一例として、取付部216と、窪み部58と、支軸部62とを含む。
取付部216は、前後方向に間隔をあけて並ぶ縦壁216A及び縦壁216Bと、窪み部58に対して交差方向の右側に位置する支柱217とを有する。支柱217は、第2収容部214の底部から光軸方向に直立している。支柱217は、角部がR面加工された四角柱状に形成されている。支柱217の側面は、交差方向又は前後方向に沿って配置されている。なお、支柱217の周辺部と窪み部58の内側とは、貫通部213を介して繋がっている。取付部216では、後述する基板219が縦壁216Aと縦壁216Bとの間に差し込まれ、かつ基板219の一部が支柱217に巻き掛けられながら固定されることで、検知部218が取り付けられている。
検知部218は、基板219と、基板219に実装されたホールIC156とを備えている。基板219は、FPCとして構成されている。基板219は、光軸方向から見た場合に、一部が支柱217に巻き掛けられ、残りの部分が縦壁216Aと縦壁216Bとの間で交差方向に延びている。ホールIC156は、交差方向において第1マグネット135又は第2マグネット136と並ぶように配置されている。検知部218は、第1マグネット135又は第2マグネット136を検知することで、磁極の切り替わりを検知可能である。なお、検知部218は、羽根部材94が開位置にある場合、第1マグネット135を検知する。また、検知部218は、羽根部材94が閉位置にある場合、第2マグネット136を検知する。このように、被検知部材132とホールIC156を交差方向に並べてもよい。
〔他の変形例〕
羽根開閉装置30、160、170、210を組み込んだ電子機器は、ノートパソコン10に限らず、スマートスピーカーやホームセキュリティカメラ等、カメラ機能を備えた他の電子機器であってもよい。
羽根開閉装置30、170において、溝部は長孔103、184のような貫通孔に限らず、有底の溝部であってもよい。また、羽根開閉装置30、170において、磁極の検知が可能な構成であれば、ヨーク部材146、196が設けられていなくてもよい。光学部が有するレンズユニットの数は、レンズユニット22、26のように2つに限らず、1つ又は3つ以上の複数であってもよい。さらに、羽根開閉装置30、170において、アクチュエータユニット110に替えて、駆動部としてリニアスライダー等を用いてもよい。
羽根開閉装置では、第1被検知部及び第2被検知部が、光の反射率が異なる反射部材から成り、検知部が、反射部材で反射された光の受光量に基づいて第1被検知部又は第2被検知部を検知することで、羽根部材の開位置、閉位置を検知してもよい。羽根開閉装置において、ホールICは、羽根部材の移動を規制しないように、被検知部材の上側に配置されてもよい。
なお、本技術は、以下のような構成をとることが可能である。
(1)
光学部の光軸上に位置する開口部を有する本体部と、
前記光学部の光軸方向と交差する交差方向に移動可能であり前記開口部を開閉させる羽根部材と、
前記開口部が閉じられるときの閉位置と前記開口部が開放されるときの開位置とのいずれか一方に前記羽根部材を移動させる駆動部と、
第1被検知部及び第2被検知部を備える被検知部材であって、移動中の前記羽根部材が接触した場合、前記第1被検知部の位置及び前記第2被検知部の位置が変わる前記被検知部材と、
前記羽根部材が前記開位置にある場合、前記第1被検知部を検知し、前記羽根部材が前記閉位置にある場合、前記第2被検知部を検知する検知部と、
を備える、羽根開閉装置。
(2)
前記被検知部材は、前記本体部において前記光軸方向に沿った中心軸の周りに回転可能であり、
前記第1被検知部及び前記第2被検知部は、前記被検知部材の回転方向に並びかつ極性が異なる第1マグネット及び第2マグネットであり、
前記検知部は、前記第1マグネットと前記第2マグネットとのいずれか一方を検知する、
前記(1)に記載の羽根開閉装置。
(3)
前記第1マグネット及び前記第2マグネットを収容するヨーク本体部と、前記ヨーク本体部に設けられ前記第1マグネット及び前記第2マグネットを露出させる窓部とを有するヨーク部材を備え、
前記検知部は、前記窓部を通して前記第1マグネット及び前記第2マグネットと対向する、
前記(2)に記載の羽根開閉装置。
(4)
前記検知部は、前記被検知部材の外周面と対向する、
前記(2)または前記(3)に記載の羽根開閉装置。
(5)
前記検知部は、前記光軸方向において、前記被検知部材の前記羽根部材と対向する側とは反対側の部位と対向する、
前記(2)または前記(3)に記載の羽根開閉装置。
(6)
前記羽根部材は、前記光軸方向から見た場合、前記交差方向に延びる溝部を有し、
前記被検知部材は、前記溝部の縁部との接触によって前記羽根部材から力が伝達される伝達部を備える、
前記(1)から前記(5)のいずれかに記載の羽根開閉装置。
(7)
前記光学部は、複数のレンズユニットを有し、
前記開口部は、前記複数のレンズユニットに応じて複数の開口を有し、
前記羽根部材は、前記複数の開口を開閉させる、
前記(1)から前記(6)のいずれかに記載の羽根開閉装置。
(8)
前記(1)から前記(7)のいずれかに記載の羽根開閉装置を備える、電子機器。
10 ノートパソコン(電子機器の一例)、20 光学部、22 レンズユニット、
26 レンズユニット、30 羽根開閉装置、32 ベース部材(本体部の一例)、
44 開口部、45 開口、72 仕切板(本体部の一例)、78 開口、
82 カバー部材(本体部の一例)、84 開口、85 開口、94 羽根部材、
103 長孔(溝部の一例)、110 アクチュエータユニット(駆動部の一例)、
132 被検知部材、133 外周面、135 第1マグネット(第1被検知部の一例)、
136 第2マグネット(第2被検知部の一例)、138 伝達部材(伝達部の一例)、
146 ヨーク部材、147 ヨーク本体部、151 窓部、152 検知部、
160 羽根開閉装置、162 検知部、164 ヨーク部材、165 ヨーク本体部、
167 窓部、170 羽根開閉装置、182 羽根部材、
184 長孔(溝部の一例)、186 被検知部材、
188 第1マグネット(第1被検知部の一例)、
189 第2マグネット(第2被検知部の一例)、196 ヨーク部材、202 検知部、
210 羽根開閉装置、218 検知部、K1 光軸、K2 光軸

Claims (8)

  1. 光学部の光軸上に位置する開口部を有する本体部と、
    前記光学部の光軸方向と交差する交差方向に移動可能であり前記開口部を開閉させる羽根部材と、
    前記開口部が閉じられるときの閉位置と前記開口部が開放されるときの開位置とのいずれか一方に前記羽根部材を移動させる駆動部と、
    第1被検知部及び第2被検知部を備える被検知部材であって、移動中の前記羽根部材が接触した場合、前記第1被検知部の位置及び前記第2被検知部の位置が変わる前記被検知部材と、
    前記羽根部材が前記開位置にある場合、前記第1被検知部を検知し、前記羽根部材が前記閉位置にある場合、前記第2被検知部を検知する検知部と、
    を備える、羽根開閉装置。
  2. 前記被検知部材は、前記本体部において前記光軸方向に沿った中心軸の周りに回転可能であり、
    前記第1被検知部及び前記第2被検知部は、前記被検知部材の回転方向に並びかつ極性が異なる第1マグネット及び第2マグネットであり、
    前記検知部は、前記第1マグネットと前記第2マグネットとのいずれか一方を検知する、
    請求項1に記載の羽根開閉装置。
  3. 前記羽根部材は、前記光軸方向から見た場合、前記交差方向に延びる溝部を有し、
    前記被検知部材は、前記溝部の縁部との接触によって前記羽根部材から力が伝達される伝達部を備える、
    請求項2に記載の羽根開閉装置。
  4. 前記第1マグネット及び前記第2マグネットを収容するヨーク本体部と、前記ヨーク本体部に設けられ前記第1マグネット及び前記第2マグネットを露出させる窓部とを有するヨーク部材を備え、
    前記検知部は、前記窓部を通して前記第1マグネット及び前記第2マグネットと対向する、
    請求項3に記載の羽根開閉装置。
  5. 前記検知部は、前記被検知部材の外周面と対向する、
    請求項3に記載の羽根開閉装置。
  6. 前記検知部は、前記光軸方向において、前記被検知部材の前記羽根部材と対向する側とは反対側の部位と対向する、
    請求項3に記載の羽根開閉装置。
  7. 前記光学部は、複数のレンズユニットを有し、
    前記開口部は、前記複数のレンズユニットに応じて複数の開口を有し、
    前記羽根部材は、前記複数の開口を開閉させる、
    請求項1に記載の羽根開閉装置。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の羽根開閉装置を備える、電子機器。
JP2022145736A 2022-09-14 2022-09-14 羽根開閉装置及び電子機器 Pending JP2024041099A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022145736A JP2024041099A (ja) 2022-09-14 2022-09-14 羽根開閉装置及び電子機器
US18/463,295 US20240085761A1 (en) 2022-09-14 2023-09-08 Blade open-close device and electronic device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022145736A JP2024041099A (ja) 2022-09-14 2022-09-14 羽根開閉装置及び電子機器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2024041099A true JP2024041099A (ja) 2024-03-27

Family

ID=90142078

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022145736A Pending JP2024041099A (ja) 2022-09-14 2022-09-14 羽根開閉装置及び電子機器

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20240085761A1 (ja)
JP (1) JP2024041099A (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
US20240085761A1 (en) 2024-03-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8118503B2 (en) Blade driving device for cameras
KR20080106098A (ko) 다방향 입력 장치
US11082595B2 (en) Optical element driving device, camera device and electronic apparatus
JP2012215605A (ja) 像振れ補正装置
US8337102B2 (en) Shutter device for camera
US20220291474A1 (en) Lens barrel and imaging device
CN110869231B (zh) 换档装置
JP2024041099A (ja) 羽根開閉装置及び電子機器
JP2015056497A (ja) 挿抜ユニットの収容装置及び挿抜ユニット
US5956205A (en) Disk holding mechanism capable of preventing a disk from undesirable vibration within a disk holder unit
US10898066B2 (en) Light adjustment apparatus and optical equipment mounting light adjustment apparatus thereon
CN217606152U (zh) 驱动机构
JP4906296B2 (ja) 光量調整装置
JP4329545B2 (ja) 開閉装置及びその装着方法
CN114296296A (zh) 叶片开闭装置和电子设备
JP2006018144A (ja) レンズカバーユニット及び撮像装置
WO2018110339A1 (ja) 操作装置
JP2013140657A (ja) カートリッジテープとそのドライブ装置
JP7557358B2 (ja) 羽根駆動装置、撮像装置、及び電子機器
US11991436B2 (en) Driving mechanism
JP4628001B2 (ja) 光量調整装置
US20240297560A1 (en) Driving mechanism
JP2023016235A (ja) 羽根駆動装置
JP2005351394A (ja) 回転台駆動装置
US6442121B1 (en) Optical pickup dust-proofing structure