JP2024040631A - レーザー溶接方法 - Google Patents

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貴久 石山
Takahisa Ishiyama
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Abstract

【課題】より安定した溶接を行うことができるレーザー溶接方法を提供する。【解決手段】レーザー溶接方法は、複数本の素線11aによって構成される導体11を有した電線10をレーザー光の照射によって溶接する方法であって、複数本の素線11aに対して線条体を巻き付ける巻付工程と、巻付工程において線条体が巻き付けられた複数本の素線11aを電極20に接触させる接触工程と、接触工程において電極20に接触させられた複数本の素線11aに対してレーザー光を照射する照射工程とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、レーザー溶接方法に関する。
従来、導体を複数本の素線によって構成した電線が知られている。このような複数本の素線によって構成される導体を他部材と溶接する場合、素線間に隙間があることから、レーザー光を複数本の素線に照射しても複数本の素線全体に熱が伝わらず安定した溶接ができなくなる。
そこで、導体を抑え付けることで溶接の安定化を図るレーザー溶接方法が提案されている(例えば特許文献1参照)。このレーザー溶接方法は、導体と基板上の電極とを重ねると共に、透明性の押圧部材によって導体を電極側に抑え付ける。これにより、導体と電極とに隙間を発生させず、安定した溶接を行うようにしている。
特開2010-253500号公報
しかし、導体が複数本の素線によって構成される場合、特許文献1に記載のレーザー溶接方法を適用しても安定した溶接を行うことが困難である。すなわち、導体が複数本の素線で構成される場合、複数本の素線は導体を抑え付けた方向に圧縮されるものの、抑え付けた方向を直交する方向には隙間が広がってしまう。このため、特許文献1に記載のレーザー溶接方法を適用しても安定した溶接を行うことが困難となってしまう。
本発明はこのような従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、より安定した溶接を行うことができるレーザー溶接方法を提供することにある。
本発明に係るレーザー溶接方法は、複数本の素線によって構成される導体を有した電線をレーザー光の照射によって溶接するレーザー溶接方法であって、前記複数本の素線に対して線条体を巻き付ける第1工程と、前記第1工程において前記線条体が巻き付けられた前記複数本の素線を、溶接対象物に接触させる第2工程と、前記第2工程において前記溶接対象物に接触させられた前記複数本の素線に対してレーザー光を照射する第3工程と、を備える。
本発明によれば、より安定した溶接を行うことができるレーザー溶接方法を提供することができる。
本発明の実施形態に係るレーザー溶接方法によって溶接された溶接物を示す構成図である。 本実施形態に係るレーザー溶接方法の各工程を示す第1の工程図である。 本実施形態に係るレーザー溶接方法の各工程を示す第2の工程図である。 本実施形態に係るレーザー溶接方法の各工程を示す第3の工程図である。 本実施形態に係るレーザー溶接方法の各工程を示す第4の工程図である。 本実施形態に係るレーザー溶接方法を示すフローチャートである。
以下、本発明を好適な実施形態に沿って説明する。なお、本発明は以下に示す実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。また、以下に示す実施形態においては、一部構成の図示や説明を省略している箇所があるが、省略された技術の詳細については、以下に説明する内容と矛盾が発生しない範囲内において、適宜公知又は周知の技術が適用されていることはいうまでもない。
図1は、本発明の実施形態に係るレーザー溶接方法によって溶接された溶接物を示す構成図である。図1に示す溶接物1は、レーザー光の照射によって溶接されたものであって、電線10と、基板B上の電極(溶接対象物)20とを溶接により接合したものである。電線10は、複数本の素線11aが撚られた撚線によって導体11が構成されており、導体11の周囲を絶縁体12で被覆した構成となっている。
このような電線10と電極20とを溶接するにあたり、レーザー光は電線10の導体11に照射される。この照射によって導体11が一部溶解して溶解部13が形成され、この溶解部13が基板B上の電極20と溶接されることとなる。
ここで、本実施形態において電線10は複数本の素線11aが撚られた撚線によって構成されている。撚線は、素線11a間に隙間を有することからレーザー光を照射しても、熱の伝達が素線11a間の隙間によって阻害され、安定して溶接することが困難となる。
そこで、本実施形態においては以下のレーザー溶接方法により安定した溶接を可能としている。図2~図5は、本実施形態に係るレーザー溶接方法の各工程を示す工程図であり、図6は、本実施形態に係るレーザー溶接方法を示すフローチャートである。
まず、図2に示すように、電線10が用意され、作業者は複数本の素線11aによって構成される導体11を周方向に捻じる捻じり工程(第4工程)を実施する(図6:S1)。このとき、作業者は、撚線の撚り方向に複数本の素線11aを捻じる。すなわち、撚線は撚りが解ける方向ではなく、撚りが強固に締まる方向に捻じられる。
次に、図3に示すように、作業者は、複数本の素線11aに対して線条体Sを巻き付ける巻付工程(第1工程)を実施する(図6:S2)。この巻付工程によって複数本の素線11aが締め付けられることとなる。
ここで、線条体Sは、後のレーザー光の照射工程(図5及び図6:S4)において溶解する金属線等で構成されることが好ましい。特に線条体Sは、複数本の素線11aと同一素材で構成されることが好ましい。これにより、後のレーザー光の照射工程において線条体Sが複数本の素線11a間を埋めるように溶け出すことができ、複数本の素線11aを強固に一体化させることができるためである。
また、線条体Sは、金属線等に限らず、例えばレーザー光の照射によって発生する熱により焼失する繊維等であってもよい。これにより、溶接後の状態で線条体Sが残存し難く、残存した線条体Sによって溶接物1の導通性を阻害し難くすることができるためである。
次いで、図4に示すように、作業者は、線条体Sが巻き付けられた複数本の素線11aを電極20に接触させる接触工程(第2工程)を実施する(図6:S3)。この工程において、複数本の素線11aは押圧部材Pにより電極20に対して押圧されてもよいし、単に作業者の手作業により電極20に押し付けられてもよい。また、電線10側を電極20側に押し付ける場合に限らず、逆に電極20等の溶接対象物側を複数本の素線11aに押し付けるようにしてもよい。なお、両者は押し付けられる場合に限らず、単に一方の上に他方を載置するだけで接触関係となっていてもよい。
次に、図5に示すように、作業者は、電極20に接触状態とされている複数本の素線11aに対してレーザー光(破線参照)を照射する照射工程(第3工程)を実施する(図6:S4)。この照射工程により、複数本の素線11aが溶解して溶解部13が形成されて電極20と溶接されることとなる。また、この工程において線条体Sが複数本の素線11aよりも融点の低い金属線である場合、線条体Sが複数本の素線11aと共に溶解して溶解部13を形成することとなる。さらに、線条体Sが繊維等である場合には、線条体Sが焼失して残存し難くなくなる。
このようにして、本実施形態に係るレーザー溶接方法によれば、複数本の素線11aに対して線条体Sを巻き付け、電極20に接触させた後にレーザー光を照射する。このため、電極20への接触時に複数本の素線11aが広がり難くなり、レーザー光を照射した際の熱が複数本の素線11aに充分に伝わり易くなる。従って、より安定した溶接を行うことができる。
また、巻付工程(S2)に先立って、複数本の素線11aを周方向に捻じる捻じり工程(S1)をさらに備える。このため、捻じりによって複数本の素線11a同士を圧縮した後に線条体Sを巻き付けることとなり、より一層複数本の素線11aの広がりを抑制して、より一層安定した溶接を行うことができる。
また、複数本の素線11aと同一素材である線条体Sを巻き付ける場合には、複数本の素線11aが溶解する際に線条体Sも溶解して線条体Sを利用した強固な溶接に寄与することができる。
また、レーザー照射によって焼失する線条体Sを巻き付ける場合には、溶接後に線条体Sが残ることにより導通性が低下してしまう可能性を低減することができる。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変更を加えてもよいし、可能であれば公知又は周知の技術を組み合わせてもよい。
例えば、上記実施形態において複数本の素線11aは予め撚られた撚線であるが、特に撚線に限られるものではないし、絶縁体12を備えるものでなくともよい。加えて、導体11は撚線を複数本備え、複数本の撚線をさらに撚った複合撚線であってもよい。
さらに、上記実施形態において導体11は電極20と溶接されているが、特に電極20に限らず、他の電線や端子等と溶接されてもよい。
1 :溶接物
10 :電線
11 :導体
11a :素線
12 :絶縁体
13 :溶解部
20 :電極(溶接対象物)
B :基板
P :押圧部材
S :線条体

Claims (4)

  1. 複数本の素線によって構成される導体を有した電線をレーザー光の照射によって溶接するレーザー溶接方法であって、
    前記複数本の素線に対して線条体を巻き付ける第1工程と、
    前記第1工程において前記線条体が巻き付けられた前記複数本の素線を、溶接対象物に接触させる第2工程と、
    前記第2工程において前記溶接対象物に接触させられた前記複数本の素線に対してレーザー光を照射する第3工程と、
    を備えることを特徴とするレーザー溶接方法。
  2. 前記第1工程に先立って、前記複数本の素線を周方向に捻じる第4工程をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1に記載のレーザー溶接方法。
  3. 前記第1工程において巻き付けられる前記線条体は、前記複数本の素線と同一素材である
    ことを特徴とする請求項1に記載のレーザー溶接方法。
  4. 前記第1工程において巻き付けられる前記線条体は、前記第3工程における前記レーザー光の照射によって焼失するものである
    ことを特徴とする請求項1に記載のレーザー溶接方法。
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