JP2024039430A - 医療機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】異物を引っ掛けて異物を異なる径を有する気管支内で移動させる場合、手間を要しない医療機器を提供する。【解決手段】医療機器はシース52の延在方向に進退可能に摺動自在に設けられた可撓性を有する摺動部材54を備える。摺動部材54先端の把持部60は、複数の有弾性の把持要素62を備える。把持要素62は摺動部材54の軸心に沿って延びる接続部62aと、接続部62aの先端から軸心と直交する径方向に向かって湾曲する湾曲部62bを介して反転する反転部62dを備える。把持要素62は把持部60がシース52内に位置すると弾性に抗して反転部62dと接続部62aの距離が短くなる第1状態に保持される。把持要素62は、把持部60がシース52外に位置する際は、弾性により反転部62dと接続部62aの距離が長くなる第2状態に遷移する。【選択図】図11

Description

本発明は、医療機器に関する。
気道異物は、気道内に留まっている外来性異物のことである。気道異物(以下、単に異物という)には、誤って吸い込んだ歯、義歯、ピーナツ、小石等がある。異物は、気道を閉塞し、窒息を来す可能性や重傷肺炎を引き起こすこともあるため、迅速かつ、確実な摘出が要求される。
異物の除去方法は、種々あるが、気管支鏡の作業チャンネルに把持鉗子を挿通して異物を除去する気管支鏡下治療がある。
把持鉗子には、W字型把持鉗子、V字型把持鉗子、ゴム付き把持鉗子、鰐口型把持鉗子、バスケット型把持鉗子等がある。これらの把持鉗子は、外来性の異物に合わせて使い分けしている。W字型把持鉗子は、コインやボタン電池など、異物が平ら状になっているものを強く挟むように設計されている。V字型把持鉗子は爪が付いているため、柔らかい異物向きとなっている。針やピンのように滑り易い異物には、ゴム付き把持鉗子が適している。鰐口型把持鉗子は、鉗子の内側に凹凸が形成されているため、複雑な形状の異物に利用されている。
なお、特許文献1、特許文献2、特許文献3及び特許文献4には、本願出願時のW字型等の把持鉗子バスケット型把持鉗子、バスケット型把持鉗子の例が開示されている。
上記に挙げた把持鉗子では、異物が位置する気管支の場所によっては、把持がし難い異物もある。非特許文献1及び非特許文献2では、上記した把持鉗子ではなく、Forgartyバルーンカテーテルで異物である犬歯、小石の除去を引き上げる例が示されている。
バルーンカテーテルでは、気管支鏡下でバルーンを異物と気管支壁の隙間へ挿入して、前記異物よりも奥へ位置させる。この後、バルーンを膨らませて拡径する。この状態で、バルーンカテーテルを引いて拡径したバルーンに前記異物を引っ掛ける形で移動させることにより、異物を除去するようにしている。
なお、バルーンカテーテルでは、バルーンの膨らませ方が不十分の場合、気管支壁に対して部分的に接触ができない場合が生ずる。この場合、バルーンカテーテルを引いてもバルーンと異物との引っ掛けが十分とならず、バルーンが、異物と気管支壁の隙間から抜け出てしまい、異物の移動ができないものとなる。このため、バルーンの周面全体が気管支壁との接触ができるまで、バルーンを膨らませる必要がある。
また、従来はバルーンカテーテルを引いて拡径したバルーンに前記異物を引っ掛ける形で移動する。そして、気管支壁の径が以前よりも広がってきている箇所にバルーンが位置した場合、バルーンが異物と気管支壁の隙間から抜け出てしまわないように、バルーン内にガス等を充填操作することが行われている。
そして、移動させてきた異物が、他の把持鉗子でも除去可能な気管支の部位に移動できた場合、例えば前記他の把持鉗子等で異物を除去することが行われる。
特開2019-017522号公報 特開2018-187109号公報 特表2016-056558号公報 特開2015-123230号公報
昭和医会誌 第72巻 第4号(428~434頁,2012),「特集 呼吸器疾患の診断・治療における低侵襲性手術の現況 気道異物の治療 -下気道の異物を中心に-」,山本滋,氷室直哉,門倉光隆 耳鼻臨床 74:増2;1372~1376,1981,「Fogarty catherを用いた気管支異物除去の一方法」,庄司邦夫,副生治城,坂倉康夫,三好康郎
上記のようにバルーンカテーテルでは、膨らませたバルーンで異物を引っ掛けて移動中に、気管支壁の径が広がった場合、バルーン内にガス等を充填して、さらに、バルーンを拡径する作業が必要となる。
このため、異物を引っ掛けて異物を異なる径を有する気管支内で移動させる態様の医療機器としては、異物除去に手間がかかる問題がある。
本発明の目的は、上記課題を解決して、異物を引っ掛けて異物を異なる径を有する気管支内で移動させる場合、手間を要しない医療機器を提供することにある。
上記問題点を解決するために、本発明は、気管支鏡の作業チャンネルに挿通される医療機器であって、前記作業チャンネルに対して摺動自在に挿通されるシースと、前記シースに対して、前記シースの延在方向に進退可能に摺動自在に設けられた可撓性を有する摺動部材と、前記摺動部材の先端に一体に連結された把持部を含み、前記把持部は、複数の有弾性の把持要素を含み、前記把持要素は、前記摺動部材の軸心に沿って遠位側へ延びる接続部と、前記接続部の先端から前記軸心と直交する径方向に向かって湾曲する湾曲部を介して反転する反転部を含み、前記反転部の先端が自由端となっており、前記把持部が前記シース内に位置する際は、前記把持要素は、弾性に抗して前記反転部と前記接続部の距離が短くなる第1状態に保持され、前記把持部が前記シース外に位置する際は、前記把持要素は、前記弾性により前記反転部と前記接続部の距離が長くなる第2状態に遷移するものである。なお、遠位側とは、医療機器において術者側に近い側を近位側としたとき、遠い側をいう。
上記構成の医療機器の使用方法では、異物が留まっている気管支の部位の手前で気管支鏡の先端を位置させて、この状態でその作業チャンネルに対して把持部が第1状態で保持されているシースが挿通される。
そして、前記異物の手前で、シースが気管支鏡の作業チャンネルから出されて、異物と気管支壁の隙間へ挿入されて、シース先端を前記異物よりも奥へ位置させる。
シース先端が前記異物よりも奥へ位置した後、摺動部材がシース先端から出して、把持部をシース外に位置させる。これにより、把持部の複数の把持要素は、弾性により反転部と接続部の距離が長くなる第2状態となる。
この状態で、複数の把持要素の反転部は、気管支壁に接触可能となる。従って、この医療機器を引いて広がった各把持要素の反転部に前記異物を引っ掛ける形で移動させることにより、異物の除去が可能となる。また、この把持要素の反転部の気管支壁との接触は、反転部の弾性力が解除されるまで許容される。従って、この弾性力の範囲で、気管支壁の径の大きさが異なっていても、気管支壁に接触可能となる。
また、前記把持要素の前記反転部の一部は、前記第2状態に遷移した際に、前記気管支鏡が挿入された気管支の内面に接触することが好ましい(請求項2)。
上記構成により、気管支に留まった異物の奥側から、医療機器が手前に引かれると、反転部の一部が気管支壁に接触しながら手前に移動することにより、確実に異物が反転部に引っ掛けることができて、異物の除去が可能となる。
また、前記複数の前記把持要素の前記接続部は束状にまとめられており、
前記複数の前記把持要素の前記反転部は、前記束状の前記接続部を囲むように配置されていることが好ましい(請求項3)。
上記構成により、束状の接続部を囲むように配置された複数の反転部の一部が気管支壁に接触しながら手前に移動することにより、確実に異物が反転部に引っ掛けることができて、異物の除去が可能となる。
また、反異物側の前記把持要素及び前記摺動部材は、気管支内に留まる異物を取り去る際に前記異物により押し潰され可能に形成されていることが好ましい(請求項4)。
上記構成により、反異物側の前記把持要素及び前記摺動部材は、気管支内に留まる異物を取り去る際に前記異物により押し潰される。
また、前記把持要素が前記第2状態であって、前記自由端が前記接続部側に向かって指向している当該把持要素が、当該気管支鏡が挿入された気管支に対して前記気管支鏡とともに抜く方向へ移動中に、前記自由端は、気管支壁と気管支内に存する異物間に挿入されることが好ましい(請求項5)。
上記構成により、自由端が気管支壁と気管支内に存する異物との間に挿入されると、把持要素は、確実に異物の除去が可能となる。
また、前記把持要素は、プラスチックで形成されていることが好ましい。
上記構成により、把持要素に好適に弾性をもたらすことが可能となる。
また、前記摺動部材は、プラスチックで形成されていてもよい。
上記構成により、摺動部材は、プラスチックで容易に構成することが可能となる。
また、前記把持要素は、前記摺動部材に対して、接着剤、または溶着により一体に形成されていることが好ましい。
上記構成により、把持要素と摺動部材とが好適に一体化できる。
また、前記シースは、プラスチックで形成されていることが好ましい。
上記構成により、シースは、プラスチックで容易に構成することが可能となる。
また、前記摺動部材の基端は、操作端となっており、前記操作端を先端側へ押し出す押出方向としたとき、前記操作端は前記押出方向及び反押出方向に操作可能にされている。
上記構成により、操作端が先端側へ押出方向へ押し出されると、摺動部材がシース先端から延出して、把持部をシース外に位置させる。この結果、把持部の複数の把持要素が、弾性により反転部と接続部の距離が長くなる第2状態となる。この状態で、複数の把持要素の反転部は、気管支壁に接触可能となる。従って、この医療機器を引いて広がった各把持要素の反転部に前記異物を引っ掛ける形で移動させることにより、異物の除去が可能となる。
本発明によれば、異物を引っ掛けて異物を異なる径を有する気管支内で移動させる場合、手間を要しない効果がある。
気管支鏡の斜視図である。 気管支鏡と一実施形態の医療機器との組合せの要部斜視図である。 一実施形態の医療機器における把持部の把持要素の第1状態を示す一部省略端面図である。 一実施形態の医療機器における把持部の把持要素の第2状態を示す一部省略端面図である。 一実施形態の医療機器における把持部の把持要素の第2状態を示す要部斜視図である。 把持部の把持要素が第2状態のときに、摺動部の先端側から見た側面図である。 呼吸器系の解剖学的部位の図である。 気管支鏡の先端を、気管支壁に留まった異物の手前に配置し、医療機器のシースを延ばした状態の説明図である。 気管支鏡から延ばした医療機器のシースを、気管支壁に留まった異物と気管支壁の間に介在した状態の説明図である。 医療機器のシースから、摺動部材を延ばして把持部の把持要素を第2状態にした説明図である。 第2状態の把持要素に異物を引っ掛けて異物を小径の気管支壁内を移動させている状態の説明図である。 第2状態の把持要素に異物を引っ掛けて異物を大径の気管支壁内を移動させている状態の説明図である。
(実施形態)
本発明を具体化した実施形態の医療機器50を図1~図12を参照して説明する。
(気管支鏡10)
まず、医療機器50と合わせて使用する気管支鏡10を図1を参照して説明する。図1に示すように、気管支鏡10は、操作ヘッド12と、操作ヘッド12に連設された挿入部14と、操作ヘッド12に対してユニバーサルコード15を介して接続されたコネクタ16を有する。挿入部14は、気管支内に挿入される。
ユニバーサルコード15は、各種管路及び信号ケーブルが内包されている。コネクタ16は、図示しない制御装置に着脱自在に連結されている。前記制御装置は図示しない光源部を有している。前記光源部からの出射光は、コネクタ16とユニバーサルコード15を通じて気管支鏡10に供給され、挿入部14の先端に設けられた照明系の導光管28(図2参照)に照明光として伝送される。
操作ヘッド12には、送気・送水ボタン、吸引ボタン、シャッターボタン、機能切替ボタン等の各種ボタン13が並設されている。また、操作ヘッド12には気管支鏡10の先端部側を湾曲操作させる上下アングルノブ17a及び左右アングルノブ17dが設けられている。
挿入部14は、操作ヘッド12側から順に軟性部14a、カーブ形成部14b、気管支鏡先端部18で構成されている。軟性部14aは可撓性を有していて、カーブ形成部14bの基端側に連設されている。
カーブ形成部14bは、操作ヘッド12の上下アングルノブ17aが回動操作されることで挿入部14内に挿設されたワイヤ(図視しない)が牽引されて上下に湾曲動作するようになっている。また、カーブ形成部14bは、操作ヘッド12の左右アングルノブ17dが回動操作されることで挿入部14内に挿設されたワイヤ(図視しない)が牽引されて左右に湾曲動作するようになっている。これにより、気管支鏡先端部18を所望の方向に向けることができる。
操作ヘッド12と挿入部14との間の連設部19には、鉗子等の処置具が挿入される鉗子挿入部20が設けられている。図2に示すように鉗子挿入部20から挿入された処置具は、挿入部14内に形成された作業チャンネル22に挿通されて気管支鏡先端部18の端面の鉗子口24から導出可能となっている。
図2に示すように気管支鏡先端部18の端面には、鉗子口24の他に、対物レンズ26、一対の導光管28等が設けられている。対物レンズ26は、撮像光学系の一部を構成する。撮像光学系は、導光管28で照明された観察部位を撮像する撮像素子(図示しない)を気管支鏡先端部18内に有する。
撮像素子から得られる観察像の撮像信号は挿入部14、連設部19、ユニバーサルコード15、及びコネクタ16内に内包された図示しない光ファイバを介して前記制御装置(図示しない)に出力される。前記制御装置は出力された撮像信号に基づいて、図示しないモニターに画像を映し出す。なお、撮像素子としてはCCDイメージセンサや、CMOSイメージセンサを挙げることができる。
図示はしないが、気管支鏡先端部18の端面には、臓器内部の粘液や血液で対物レンズ26が汚れたときに水や空気を噴出して洗い流すノズルが設けられている。
(医療機器50)
次に、医療機器50について説明する。
医療機器50は、図1に示すシース52と、シース52の延在方向へ進退可能にかつ摺動自在に挿入された図2に示す摺動部材54と、摺動部材54の先端に設けられた把持部60を有している。
(シース52)
図1、図2に示すようにシース52は、摺動部材54の長さ方向に沿って長軸方向に延びるように形成されている。シース52の長さは、挿入部14の作業チャンネル22の長さよりも長く設定されていて、気管支鏡先端部18から延伸が可能となっている。
シース52で使用される材質として、プラスチックは、下記のものを挙げることができる。
<ナイロン>
ナイロン12、ナイロン11、ナイロン6/12、ナイロン6、ナイロン66等
<ポリエステル>
ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリトリメチレンテレフタレート
<その他>
ポリエーテル、ポリウレタン、ポリビニル、ポリアクリル酸、フッ化重合体、ポリエーテル及びポリアミドからなるブロック共重合体等の共重合体、及びそれらの混合物
シース52は、挿入部14との摺動性及び摺動部材54との摺動性を上げるために外側表面及び内側表面に、疎水性または親水性のコーティング剤をコーティングすることが好ましい。これにより、挿入部14との摺動性及び摺動部材54との摺動性を上げることができる。
(摺動部材54)
図2、図3に示すように、摺動部材54は、シース52内に対して進退移動が可能に挿入されている。摺動部材54は、長尺状に形成されている。摺動部材54は、患者の体内の生体構造の標的となる部位に限定されず、さまざまな長さに設定されることが好ましい。摺動部材54は後述する操作部56から操作されて、先端がシース52の先端を超えて突出する長さに設定されている。
摺動部材54は、ネジレに対して耐性を有する材質で形成されていることが好ましい。この材質の代表例としては、上記したシース52で挙げたプラスチックがある。これらのプラスチック以外の材質では、ニッケル・チタン合金(例えばニチノール)、チタン、ステンレス鋼、タングステン、ニッケル、プラチナ等がある。前記ニチノールは、ネジレに抵抗し、大きなトルク性を有しているため、操縦性が高いものとなる。
本実施形態では、摺動部材54は、操作部56側の端部を除いて全体が、略一定の外径を有するが、この形状に限定するものでない。
例えば、摺動部材54の外径は、小径の部位と大径の部位とを適宜設ける。このように構成すれば、摺動部材54において、小径の部位では、可動性が高くなる。また、摺動部材54において、大径の部位では、可撓性が低くなる。このように、小径の部位、大径の部位を適宜配置することにより、摺動部材54の異なる部位にさまざまな可撓性を得ることができる。摺動部材54の操作に要求される可撓性を適宜にすることも可能である。
(操作部56)
図1に示すように操作部56は、シース操作部53及び摺動部材操作部55を備えている。シース操作部53は、シース52の基端に一体に連結されている。摺動部材操作部55は、摺動部材54の操作端としての基端に一体に連結されている。シース操作部53を鉗子挿入部20に対して挿入操作または反挿入操作することにより、シース52の挿入部14に対する進退が可能となっている。摺動部材操作部55を、シース52に対して挿入または反挿入操作することにより、摺動部材54のシース52に対する進退が可能となっている。ここで、摺動部材操作部55を、シース52に対する挿入方向は、操作端(基端)を先端側へ押し出す押出方向に相当する。また、摺動部材操作部55を、シース52に対する反挿入方向は、操作端(基端)の反押出方向に相当する。
(把持部60)
図3、図4に示すように、把持部60は、摺動部材54の先端に取付られている。把持部60は、複数の有弾性の把持要素62を備えている。把持要素62の数は、単数では、異物の除去が難しいため、3個以上あることが好ましく、数が多いほどよい。また、これらの把持要素62は、摺動部材54の軸心を中心にして、360度を等角度に分配するように配置されることが好ましい。本実施形態では、把持要素62の数は偶数個の16個としている。また、各把持要素62は、180度反対方向に位置する一対を一組としていて、等角度となるように配置されている。
把持要素62の材質は、プラスチックを挙げることができる。
プラスチックは、下記のものを挙げることができる。
<ナイロン>
ナイロン12、ナイロン11、ナイロン6/12、ナイロン6、ナイロン66等
<ポリエステル>
ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリトリメチレンテレフタレート
<その他>
ポリエーテル、ポリウレタン、ポリビニル、ポリアクリル酸、フッ化重合体、ポリエーテル及びポリアミドからなるブロック共重合体等の共重合体、及びそれらの混合物
また、把持要素62の材質は、プラスチックに限定するものではなく、ニッケル・チタン合金(例えばニチノール)、チタン、ステンレス鋼、タングステン、ニッケル、プラチナ等であってもよい。
(第2状態)
図4及び図5は、把持部60が、シース52外に位置していて、後述する第2状態を図示している。説明の便宜上、図4の第2状態で、把持部60及び把持要素62の構成を説明する。なお、図3及び図4では、一対の把持要素62のみを図示している。
図4に示すように、把持要素62は、接続部62aと、湾曲部62bと、反転部62dを有する。接続部62aは、摺動部材54の軸心に沿って遠位側へ直線状に延びて形成されている。湾曲部62bは、接続部62aの先端から前記軸心と直交する径方向に向かって湾曲する。湾曲部62bは、湾曲されていることにより、湾曲部頂点62cを有する。
図4に示すように、反転部62dは、湾曲部62bを介して近位側へ反転するように形成されている。さらに反転部62dは、自由端側に行くほど接続部62aとの距離が小さくなるように湾曲形成されている。これにより、自由端62fが、接続部62a側へ指向するようにされている。
反転部62dは、湾曲していることにより、反転部頂点62eを有する。
そして、気管支鏡10が挿入された気管支に対して第2状態の把持部60が異物よりも奥側に位置した状態で異物側へ移動させるとする。すると、自由端62fに気管支内に存する前記異物が当たることにより、反異物側の把持要素62及び摺動部材54は、気管支内に留まる異物を取り去る際に異物により押し潰され可能に形成されている。これにより、異物側の把持要素62は、気管支壁と異物間に向くように形成されている。
図5に示すように、複数の把持要素62の接続部62aは、束状に纏められていて、摺動部材54の端部に対して一体に取り付けられている。接続部62aの摺動部材54に対する取付け方法は、利用者の材質に応じて採用すればよい。プラスチック同士であれば、溶着、接着剤による接着で行えばよい。また、プラスチックと金属間であれば、接着剤による接着等で行えばよい。
これにより、図6に示すように、複数の把持要素62は、シース52から露出した第2状態では、一対の組同士が180度反対側に位置することにより、摺動部材54の軸心を中心にして等角度を成すように放射状に配置される。この第2状態では、一対の組同士が180度反対側に位置することにより、それぞれの反転部62dの反転部頂点62e間が後述する第1状態のときよりも最大径を有するように配置されるようになっている。そして、反転部62dは、束状の接続部62aを囲むように配置される。
これにより、把持要素62の反転部62dの反転部頂点62eは、後述する第1状態から第2状態に遷移した際に、気管支鏡10が挿入された気管支の内面に接触することが可能となる。
そして、後述する第1状態では、湾曲部頂点62c及び反転部62dが接続部62aに対して近づくように拘束された状態となっている。第2状態では、この拘束が解除されるため、把持要素62の弾性により、反転部62dと接続部62aの距離が第1状態よりも長くなるように反転部62dが移動する。
(第1状態)
図3は、把持部60の把持要素62の第1状態を示している。
第1状態は、把持部60が、図3に示すようにシース52内に配置された状態であって、図4に示す湾曲部62b及び反転部62dが、接続部62aに対して略平行に配置された状態となるように保持される。すなわち、湾曲部62b及び反転部62dは自身の弾性に抗して、シース52の内側表面に規制されて上記した状態に配置されている。
(実施形態の作用)
次に、上記のように構成された医療機器50の使用方法を図7~図12を参照して説明する。
まず、医療機器50が使用される身体の呼吸系30について説明する。呼吸系30は、空気を、鼻31または口32から右主気管支33及び左主気管支34内に導入する気管35を含む。空気は右主気管支33から右肺36に入る。また、空気は左主気管支34から左肺37に入る。右肺36及び左肺37により肺42が構成される。左肺37は、2つの肺葉部のみからなる一方、右肺36は、3つの肺葉部からなる。
左肺37では、肺内に達する左主気管支34は、二次的気管支に分岐し、次に三次的的気管支内に更に分岐するようにして、以下分岐を繰り返して末端気管支を介して胸膜に達する。右肺36においても、同様に複数回分岐を繰り返して末端気管支を介して胸膜に達する。このように分岐すると、分岐後の気管支は、分岐前の気管支よりも内径が小径となる。
図10に示すように、呼吸系30において、異物Bが例えば左主気管支34から分岐した二次的気管支40に留まっているものとする。二次的気管支40の内径は、左主気管支34の内径よりも小径となっている。
ここで、W字型把持鉗子、V字型把持鉗子、ゴム付き把持鉗子、鰐口型把持鉗子、バスケット型把持鉗子では、この異物の除去ができないものとする。従来であれば、このような場合、バルーンカテーテルでの除去が選択されるものである。本実施形態では、バルーンカテーテルの代わりに、上記の医療機器50が選択される。
この場合、医療機器50には種々の把持部60の大きさのものが用意されているものとする。そして、術者は、医療機器50を選択するに当たり、把持部60が、第2状態において、二次的気管支40及び左主気管支34の内側面に自由端62fの反転部62dがともに接触可能な大きさのものを選択するものとする。
術者は、気管支鏡10の挿入部14を口32または鼻31を介して左主気管支34に挿入する。そして、術者は挿入部14の挿入操作、及び、上下アングルノブ17a及び左右アングルノブ17dの操作による気管支鏡先端部18の姿勢制御により、気管支鏡先端部18を、二次的気管支40内の異物Bの直前位置まで位置させる(図8参照)。
この状態で、術者は鉗子挿入部20から医療機器50のシース52を作業チャンネル22に挿入する。ここでシース52内の把持部60は第1状態に保持されているものとする。なお、作業チャンネル22内への医療機器50のシース52は、予め作業チャンネル22に挿入しておいてもよい。
図8に示すように術者はシース操作部53を操作して、シース52を気管支鏡先端部18の先端から突出させるとともに図9に示すように異物Bと二次的気管支40の壁面間に挿入する。このシース52の異物Bと二次的気管支40の壁面間の挿入により、図9に示すようにシース52の先端を異物Bが留まっている位置よりも、奥に位置させる。
図10に示すように、この状態で、術者は摺動部材操作部55を操作して、摺動部材54を押出して、把持部60をシース52先端から突出させる。これにより、シース52内で第1状態に保持されていた把持部60の把持要素62が自身の弾性により第2状態に遷移する。
なお、図10~図12において、説明の便宜上、相互に180度反対に位置する一対の把持要素62のみを図示しているが、実際には、全ての把持要素62が第2状態になっているものと理解されたい。
この第2状態への遷移により、図10に示すように、各把持要素62の反転部62dが、二次的気管支40の気管支壁に対して弾性的に接触する。この状態で、術者は、挿入部14と、シース52をともに気管支に対して抜く方向へ移動させる。このとき、図11に示すように摺動部材54及び反異物側の把持要素62は、異物Bにより押し潰される。このため、異物側の把持要素62の反転部62dの自由端62fは、異物Bと気管支壁間に入る。
この結果、図11に示すように、異物Bは、摺動部材54に載った状態で、かつ、自由端62fが、異物Bと気管支壁間に介在した状態で把持要素62の反転部62dの自由端62fと摺動部材54とにより挟持される。なお、異物Bの大きさにもよるが、異物が小さい場合は、把持要素62の反転部62dの自由端62fと束状の接続部62aとの間で把持される場合もある。これらのいずれかの状態でさらに術者が、挿入部14と、シース52をともに気管支に対して抜く方向へ移動させることにより、異物Bを抜く方向へ移動させる。この移動中に、反転部側の部位(62e、62f)は、抜く方向へ移動する力が湾曲部62bを介して伝達されるため、異物Bからの反力により自身の弾性に抗して湾曲する。
そして、図12に示すように、挿入部14と、シース52がともに抜く方向へ移動して、把持部60が左主気管支34内に位置する。すると、左主気管支34の径が二次的気管支40の径よりも大きいため、把持要素62は自身の弾性により、拡がり、反転部62dが左主気管支34の気管支壁に接触する。従って、異物Bは、図12に示すように、さらに反転部62dの自由端62fと接続部62aとの間で把持された状態が保持される。この状態で、さらに、挿入部14と、シース52をともに抜く方向へ移動させれば、異物Bを移動させて除去することができる。
本実施形態では、下記の特徴を有する。
(1)本実施形態の医療機器50は、気管支鏡10の作業チャンネル22に対して摺動自在に挿通されるシース52と、シース52に対して、シース52の延在方向に進退可能に摺動自在に設けられた可撓性を有する摺動部材54を備える。
医療機器50は、摺動部材54の先端に一体に連結された把持部60を備える。把持部60は、複数の有弾性の把持要素62を備える。把持要素62は、摺動部材54の軸心に沿って遠位側へ延びる接続部62aと、接続部62aの先端から前記軸心と直交する径方向に向かって湾曲する湾曲部62bを介して反転する反転部62dを備える。
反転部62dの先端が自由端62fとなっている。把持要素62は、把持部60がシース内に位置する際は、弾性に抗して反転部62dと接続部62aの距離が短くなる第1状態に保持される。把持要素62は、把持部60がシース52外に位置する際は、弾性により反転部62dと接続部62aの距離が長くなる第2状態に遷移する。
この結果、第1状態で把持要素62を保持するシース52を気管支に留まっている異物の奥に移動させた後、摺動部材54を操作して、押し出すことにより、把持要素62が第2状態となって広がることになる。これにより、各把持要素62の反転部62dが、気管支壁に対して弾性的に接触する。この状態で把持要素62の反転部62dに異物Bを引っ掛ける形で移動させることにより、異物Bの除去が可能となる。
また、この把持要素62の反転部62dの気管支壁との接触は、反転部62dの弾性力が解除されるまで許容される。従って、この弾性力の範囲で、気管支壁の径の大きさが異なっていても、気管支壁に接触可能となる。この状態で、抜く方向へ移動させることにより、径が異なる気管支内を異物Bを把持した状態で移動させることができる。
従来のバルーンカテーテルでは、膨らませたバルーンで異物引っ掛けて移動中に、気管支壁の径が広がった場合、バルーン内にガス等を充填して、さらに、バルーンを拡径する作業が必要となる。しかし、本実施形態によれば、気管支壁の径が広がった場合、バルーン内にガス等を充填する等の作業が必要なくなるため、異物除去に手間がかかる問題はない。
(2)本実施形態の医療機器50では、把持要素62の反転部62dの一部は、第2状態に遷移した際に、気管支鏡10が挿入された気管支の内面に接触する。
この結果、本実施形態によれば、気管支に留まった異物の奥側から、医療機器が手前に引かれると、反転部の一部が気管支壁に接触しながら手前に移動することにより、確実に異物を反転部に引っ掛けることができて、異物の除去が可能となる。
(3)本実施形態の医療機器50では、複数の把持要素62の接続部62aは束状にまとめられている。複数の把持要素62の反転部62dは、束状の接続部62aを囲むように配置されている。
この結果、束状の接続部を囲むように配置された複数の反転部62dの一部が気管支壁に接触しながら手前に移動することにより、確実に異物が反転部62dに引っ掛けることができて、異物の除去が可能となる。
(4)本実施形態の医療機器50では、反異物側の前記把持要素及び前記摺動部材は、気管支内に留まる異物を取り去る際に前記異物により押し潰され可能に形成されている。
この結果、反異物側の前記把持要素及び前記摺動部材は、気管支内に留まる異物を取り去る際に前記異物により押し潰される。
(5)本実施形態の医療機器50では、自由端62fが接続部62a側に向かって指向している第2状態の把持要素62が、気管支鏡とともに抜く方向へ移動中に、自由端62fは気管支内に存する異物と気管支壁間に挿入される。
この結果、把持要素は、確実に異物の除去が可能となる。
(6)本実施形態の医療機器50では、把持要素62は、プラスチックで形成されている。この結果、把持要素に好適に弾性をもたらすことが可能となる。
(7)本実施形態の医療機器50では、摺動部材54は、プラスチックで形成されている。この結果、摺動部材を容易に構成することが可能となる。
(8)本実施形態の医療機器50では、把持要素62は、摺動部材54に対して、接着剤、または溶着により一体に形成されている。この結果、把持要素と摺動部材とが好適に一体化できる。
(9)本実施形態の医療機器50では、シース52は、プラスチックで形成されている。この結果、シースは、プラスチックで容易に構成することが可能となる。
(10)本実施形態の医療機器50では、摺動部材54の基端は、操作端となっている。この操作端を先端側へ押し出す押出方向としたとき、操作端は押出方向及び反押出方向に操作可能にされている。
従って、操作端が先端側へ押出方向へ押し出されると、摺動部材54がシース52先端から延出して、把持部60をシース52外に位置させる。この結果、把持部の複数の把持要素が、弾性により反転部と接続部の距離が長くなる第2状態となる。この状態で、複数の把持要素の反転部は、気管支壁に接触可能となる。このため、この医療機器を引いて広がった各把持要素の反転部に前記異物を引っ掛ける形で移動させることにより、異物の除去が可能となる。
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。
本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・前記実施形態では、把持要素62が第2状態のときに、自由端62fは接続部62a側へ指向させたが、自由端62fの指向方向は、これに限定するものではない。第2状態では、反転部62dを接続部62aと平行となるように配置して、自由端62fの指向方向を、摺動部材54の基端側へ向けてもよい。
・前記実施形態では、二次的気管支40に異物Bが留まっている場合について説明したが、これは、例示である。例えば三次的気管支等に異物が留まっている場合においても、医療機器50として種々の把持部60の大きさのものが用意されているものとする。術者は、これらのうち、三次的気管支から、二次的気管支に異物Bを介して左主気管支34に異物Bを把持して、移動する場合において、把持部60が対応できる大きさのものを選択すればよい。右肺36についても同様である。
10…気管支鏡
12…操作ヘッド
14…挿入部
14a…軟性部
14b…カーブ形成部
15…ユニバーサルコード
16…コネクタ
17a…上下アングルノブ
17d…左右アングルノブ
18…気管支鏡先端部
19…連設部
20子挿入部
22…作業チャンネル
24…鉗子口
26…対物レンズ
28…導光管
30…呼吸系
31…鼻
32…口
33…右主気管支
34…左主気管支
35…気管
36…右肺
37…左肺
40…二次的気管支
50…医療機器
52…シース
53…シース操作部
54…摺動部材
55…摺動部材操作部
56…操作部
60…把持部
62…把持要素
62a…接続部
62b…湾曲部
62c…湾曲部頂点
62d…反転部
62e…反転部頂点
62f…自由端
B…異物

Claims (10)

  1. 気管支鏡の作業チャンネルに挿通される医療機器であって、
    前記作業チャンネルに対して摺動自在に挿通されるシースと、
    前記シースに対して、前記シースの延在方向に進退可能に摺動自在に設けられた可撓性を有する摺動部材と、
    前記摺動部材の先端に一体に連結された把持部を含み、
    前記把持部は、複数の有弾性の把持要素を含み、
    前記把持要素は、前記摺動部材の軸心に沿って遠位側へ延びる接続部と、前記接続部の先端から前記軸心と直交する径方向に向かって湾曲する湾曲部を介して反転する反転部を含み、
    前記反転部の先端が自由端となっており、
    前記把持部が前記シース内に位置する際は、前記把持要素は、弾性に抗して前記反転部と前記接続部の距離が短くなる第1状態に保持され、
    前記把持部が前記シース外に位置する際は、前記把持要素は、前記弾性により前記反転部と前記接続部の距離が長くなる第2状態に遷移する医療機器。
  2. 前記把持要素の前記反転部の一部は、前記第2状態に遷移した際に、前記気管支鏡が挿入された気管支の内面に接触するものである請求項1に記載の医療機器。
  3. 前記複数の前記把持要素の前記接続部は束状にまとめられており、
    前記複数の前記把持要素の前記反転部は、前記束状の前記接続部を囲むように配置されている請求項2に記載の医療機器。
  4. 反異物側の前記把持要素及び前記摺動部材は、気管支内に留まる異物を取り去る際に前記異物により押し潰され可能に形成されている請求項3に記載の医療機器。
  5. 前記把持要素が前記第2状態であって、前記自由端が前記接続部側に向かって指向している当該把持要素が、当該気管支鏡が挿入された気管支に対して前記気管支鏡とともに抜く方向へ移動中に、異物側の前記自由端が、気管支壁と気管支内に存する異物間に挿入されるものである請求項4に記載の医療機器。
  6. 前記把持要素は、プラスチックで形成されている請求項1乃至請求項5のうちいずれか1項に記載の医療機器。
  7. 前記摺動部材は、プラスチックで形成されている請求項6に記載の医療機器。
  8. 前記把持要素は、前記摺動部材に対して、接着剤、または溶着により一体に形成されている請求項7に記載の医療機器。
  9. 前記シースは、プラスチックで形成されている請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の医療機器。
  10. 前記摺動部材の基端は、操作端となっており、前記操作端を先端側へ押し出す押出方向としたとき、前記操作端は前記押出方向及び反押出方向に操作可能にされている請求項9に記載の医療機器。
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