JP2024035928A - 光源装置およびプロジェクター - Google Patents
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Abstract
【課題】小型化を実現した、光源装置およびプロジェクターを提供する。
【解決手段】本発明の光源装置は、第1波長帯を有し第1偏光方向に偏光する第1光を第1方向に射出する第1光源と、第1波長帯を有し第2偏光方向に偏光する第2光を第2方向に射出する第2光源と、第2波長帯を有する第3光を第3方向に射出する第3光源と、第3波長帯を有する第4光を第4方向に射出する第4光源と、偏光特性に基づいて、第1光および第2光を合成する第1光合成部材と、偏光特性および波長特性のうち少なくとも一方に基づいて、第1光および第2光の少なくとも一方に対して第3光を合成する第2光合成部材と、偏光特性および波長特性のうち少なくとも一方に基づいて、第1光、第2光、および第3光の少なくとも1つの光に対して、第4光を合成する第3光合成部材と、第1光、第2光、第3光、および第4光を合成した合成光が入射する集光光学素子と、を備える。
【選択図】図2
【解決手段】本発明の光源装置は、第1波長帯を有し第1偏光方向に偏光する第1光を第1方向に射出する第1光源と、第1波長帯を有し第2偏光方向に偏光する第2光を第2方向に射出する第2光源と、第2波長帯を有する第3光を第3方向に射出する第3光源と、第3波長帯を有する第4光を第4方向に射出する第4光源と、偏光特性に基づいて、第1光および第2光を合成する第1光合成部材と、偏光特性および波長特性のうち少なくとも一方に基づいて、第1光および第2光の少なくとも一方に対して第3光を合成する第2光合成部材と、偏光特性および波長特性のうち少なくとも一方に基づいて、第1光、第2光、および第3光の少なくとも1つの光に対して、第4光を合成する第3光合成部材と、第1光、第2光、第3光、および第4光を合成した合成光が入射する集光光学素子と、を備える。
【選択図】図2
Description
本発明は、光源装置およびプロジェクターに関する。
下記特許文献1には、2つの光源から射出した光束を偏光素子で合成することで合成光を生成する光源装置が開示されている。この光源装置において、各光源は、光軸に交差する面内に異なる色を発光する発光素子を並べて構成されている。
上記光源装置では、各発光素子から射出された色光同士の間隔が合成の前後で変わらないため、合成光の光束幅を十分に狭めることができていなかった。このため、合成光が入射する後段の光学系のサイズが大型化することで光源装置を小型化することが難しかった。
上記の課題を解決するために、本発明の一つの態様によれば、第1波長帯を有し第1偏光方向に偏光する第1光束を第1方向に沿って射出する第1光源と、前記第1波長帯を有し前記第1偏光方向とは異なる第2偏光方向に偏光する第2光束を、前記第1方向に交差する第2方向に沿って射出する第2光源と、前記第1波長帯とは異なる第2波長帯を有し第3偏光方向に偏光する第3光束を第3方向に沿って射出する第3光源と、前記第1波長帯とは異なる第3波長帯を有する第4光束を第4方向に沿って射出する第4光源と、偏光特性に基づいて、前記第1光束に前記第2光束を重ね合わせて合成する第1光合成部材と、波長特性に基づいて、前記第1光束および前記第2光束の少なくとも一方の光束に前記第3光束を重ね合わせて合成する第2光合成部材と、前記偏光特性および前記波長特性の少なくとも一方に基づいて、前記第1光束、前記第2光束、および前記第3光束の少なくとも1つの光束に前記第4光束を重ね合わせて合成する第3光合成部材と、前記第1光束、前記第2光束、前記第3光束および前記第4光束を合成した合成光が入射する集光光学素子と、を備える、光源装置が提供される。
本発明の一つの態様によれば、上記態様の光源装置と、前記光源装置からの光を変調する光変調装置と、前記光変調装置により変調された光を投射する投射光学装置と、を備えた、プロジェクターが提供される。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明で用いる図面は、特徴をわかりやすくするために、便宜上特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らない。
本実施形態に係るプロジェクターの一例について説明する。
本実施形態のプロジェクターは、スクリーン(被投射面)上にフルカラーの画像を表示する投射型画像表示装置である。プロジェクターは、赤色光、緑色光、青色光の各色光を変調する液晶ライトバルブからなる3つの光変調装置を備えている。
本実施形態のプロジェクターは、スクリーン(被投射面)上にフルカラーの画像を表示する投射型画像表示装置である。プロジェクターは、赤色光、緑色光、青色光の各色光を変調する液晶ライトバルブからなる3つの光変調装置を備えている。
図1は本実施形態のプロジェクターの構成を示す図である。
図1に示すように、本実施形態のプロジェクター1は、スクリーンSCR上にカラー映像を表示する投射型画像表示装置である。プロジェクター1は、色分離光学系3と、光変調装置4R,光変調装置4G,光変調装置4Bと、合成光学系5と、投射光学装置6と、第1の光源装置20と、第2の光源装置80と、を備えている。なお、第1の光源装置20が本発明の光源装置の一実施形態に相当する。以下、第1の光源装置20および第2の光源装置80をそれぞれ光源装置20および光源装置80と省略して呼ぶ場合もある。
図1に示すように、本実施形態のプロジェクター1は、スクリーンSCR上にカラー映像を表示する投射型画像表示装置である。プロジェクター1は、色分離光学系3と、光変調装置4R,光変調装置4G,光変調装置4Bと、合成光学系5と、投射光学装置6と、第1の光源装置20と、第2の光源装置80と、を備えている。なお、第1の光源装置20が本発明の光源装置の一実施形態に相当する。以下、第1の光源装置20および第2の光源装置80をそれぞれ光源装置20および光源装置80と省略して呼ぶ場合もある。
色分離光学系3は、色分離ミラー7と、第1反射ミラー8aと、第2反射ミラー8bと、を備えている。
色分離ミラー7は、光源装置20からのマゼンダ色の照明光WLを赤色光LRと青色光LBとに分離するダイクロイックミラーで構成される。色分離ミラー7は、照明光WLのうち、赤色光LRを透過するとともに、青色光LBを反射する。第2反射ミラー8bは青色光LBを光変調装置4Bに向けて反射する。第1反射ミラー8aは、赤色光LRの光路中に配置され、色分離ミラー7を透過した赤色光LRを光変調装置4Rに向けて反射する。
色分離ミラー7は、光源装置20からのマゼンダ色の照明光WLを赤色光LRと青色光LBとに分離するダイクロイックミラーで構成される。色分離ミラー7は、照明光WLのうち、赤色光LRを透過するとともに、青色光LBを反射する。第2反射ミラー8bは青色光LBを光変調装置4Bに向けて反射する。第1反射ミラー8aは、赤色光LRの光路中に配置され、色分離ミラー7を透過した赤色光LRを光変調装置4Rに向けて反射する。
一方、光源装置80からの緑色光LGは反射ミラー9で光変調装置4Gに向けて反射される。
ここで、第2の光源装置80の構成について説明する。
光源装置80は、第2光源81と、集光レンズ82と、拡散板83と、ロッドレンズ84と、リレーレンズ85と、を有する。第2光源81は、少なくとも一つの半導体レーザーで構成され、レーザー光からなる緑色光LGを射出する。なお、第2光源81は、半導体レーザーに限らずLEDでもよい。
光源装置80は、第2光源81と、集光レンズ82と、拡散板83と、ロッドレンズ84と、リレーレンズ85と、を有する。第2光源81は、少なくとも一つの半導体レーザーで構成され、レーザー光からなる緑色光LGを射出する。なお、第2光源81は、半導体レーザーに限らずLEDでもよい。
集光レンズ82は凸レンズからなり、緑色光LGを略集光した状態で拡散板83に入射させる。拡散板83は、第2光源81からの緑色光LGを所定の拡散度で拡散させて、光源装置20から射出される照明光WLに近い均一な配光分布を有する緑色光LGを生成する。拡散板83としては、例えば、光学ガラスからなる磨りガラスを用いることができる。
拡散板83で拡散された緑色光LGはロッドレンズ84に入射する。ロッドレンズ84は光源装置80の照明光軸ax2方向に沿って延びる角柱状であり、一端に設けられた入射端面84aと、他端に設けられた射出端面84bと、を有する。拡散板83は、ロッドレンズ84の入射端面84aに図示しない光学接着剤を介して固定されている。拡散板83の屈折率とロッドレンズ84の屈折率とはできるだけ一致させることが望ましい。
緑色光LGはロッドレンズ84内を全反射で伝播することで照度分布の均一性が向上した状態で射出端面84bから射出される。ロッドレンズ84から射出された緑色光LGはリレーレンズ85に入射する。リレーレンズ85はロッドレンズ84によって照度分布の均一性が向上した緑色光LGを反射ミラー9に入射させる。
ロッドレンズ84の射出端面84bの形状は光変調装置4Gの画像形成領域の形状と略相似形の矩形状である。これにより、ロッドレンズ84から射出された緑色光LGは光変調装置4Gの画像形成領域に効率良く入射する。
光変調装置4Rは、赤色光LRを画像情報に応じて変調し、赤色光LRに対応した画像光を形成する。光変調装置4Gは、緑色光LGを画像情報に応じて変調し、緑色光LGに対応した画像光を形成する。光変調装置4Bは、青色光LBを画像情報に応じて変調し、青色光LBに対応した画像光を形成する。
光変調装置4R、光変調装置4G、及び光変調装置4Bには、例えば透過型の液晶パネルが用いられている。また、液晶パネルの入射側及び射出側には、図示しない偏光板がそれぞれ配置され、特定の方向の直線偏光のみを通過させる構成となっている。
光変調装置4R、光変調装置4G、及び光変調装置4Bの入射側には、それぞれフィールドレンズ10R、フィールドレンズ10G、フィールドレンズ10Bが配置されている。フィールドレンズ10R、フィールドレンズ10G、及びフィールドレンズ10Bは、それぞれの光変調装置4R、光変調装置4G、光変調装置4Bに入射する赤色光LR、緑色光LG、青色光LBの主光線を平行化する。
合成光学系5は、光変調装置4R、光変調装置4G、及び光変調装置4Bから射出された画像光が入射することにより、赤色光LR,緑色光LG,青色光LBに対応した画像光を合成し、合成された画像光を投射光学装置6に向けて射出する。合成光学系5には、例えばクロスダイクロイックプリズムが用いられる。
投射光学装置6は、複数のレンズから構成されている。投射光学装置6は、合成光学系5により合成された画像光をスクリーンSCRに向けて拡大投射する。これにより、スクリーンSCR上に画像が表示される。
図2は、光源装置20の概略構成図である。
以下では、XYZ直交座標系を用いて、光源装置20の各構成の配置などを説明する。本実施形態において、光源装置20の照明光軸である第1光軸AX1に沿う方向をX軸方向、光源装置20の第2光軸AX2に沿う方向をY軸方向、X軸およびY軸に垂直な方向をZ軸方向と定義する。照明光軸ax1および第1光軸AX1は一致している。
以下では、XYZ直交座標系を用いて、光源装置20の各構成の配置などを説明する。本実施形態において、光源装置20の照明光軸である第1光軸AX1に沿う方向をX軸方向、光源装置20の第2光軸AX2に沿う方向をY軸方向、X軸およびY軸に垂直な方向をZ軸方向と定義する。照明光軸ax1および第1光軸AX1は一致している。
図2に示すように、光源装置20は、第1光源21と、第2光源22と、第3光源23と、第4光源24と、第1偏光合成部材(第1光合成部材)25と、第2偏光合成板(第3光合成部材)26と、ダイクロイックミラー(第2光合成部材)27と、集光光学素子28aと、拡散板(拡散光学素子)29と、光学素子28bと、位相差素子12と、均一化照明光学系30と、を備えている。
本実施形態の場合、第1光源21、第1偏光合成部材25と、第2偏光合成部材26と、集光光学素子28a、拡散板29、光学素子28b、位相差素子12および均一化照明光学系30が第1光軸AX1上に配置されている。また、第3光源23、ダイクロイックミラー27および第2偏光合成部材26が第2光軸AX2上に配置されている。なお、第2光源22は第1偏光合成部材25の+Y方向に配置され、第4光源24はダイクロイックミラー27の+X方向に配置されている。
第1光源21は第1発光素子21aと、第1発光素子21aを実装する第1基板21bと、を含む。第1発光素子21aは、青色光を射出する青色半導体レーザーから構成されている。青色半導体レーザーは、例えば、380nm~495nmの青色波長帯(第1波長帯)を有する青色光を射出する。第1基板21bは、例えばアルミニウム、銅などの放熱性に優れた金属材料から構成されている。
第1光源21は青色レーザー光からなる第1光束LS1を+X方向(第1方向)に沿って射出する。
第1光源21は青色レーザー光からなる第1光束LS1を+X方向(第1方向)に沿って射出する。
第2光源22は第1光源21と同一構成を有する。第2光源22は第2発光素子22aと、第2発光素子22aを実装する第2基板22bと、を含む。
第2光源22は青色レーザー光からなる第2光束LS2を-Y方向(第1方向に交差する第2方向)に沿って射出する。
第2光源22は青色レーザー光からなる第2光束LS2を-Y方向(第1方向に交差する第2方向)に沿って射出する。
なお、第1光源21および第2光源22の少なくとも一方は複数の発光素子で構成されていてもよく、この場合、第1光束LS1および第2光束LS2は複数の青色レーザー光線束で構成される。
本実施形態において、第1光源21から射出される第1光束LS1は、後述する第1偏光合成部材25に対するP偏光の光(第1偏光方向に偏光する光)である。一方、第2光源22から射出される第2光束LS2は、後述する第2偏光合成部材26に対するS偏光の光(第1偏光方向とは異なる第2偏光方向に偏光する光)である。
第1偏光合成部材25は、青色光に対する偏光分離機能を有する偏光ビームスプリッターで構成される。第1偏光合成部材25は、青色光に対してS偏光成分を反射し、P偏光成分を透過させる偏光分離機能を有する。第1偏光合成部材25は、第1光源21に対向する表面25aと、第2光源22に対向する裏面25bと、を有する。
第1偏光合成部材25は、第1光束LS1の主光線および第2光束LS2の主光線に対して45°の角度をなすように配置されている。
第1偏光合成部材25は、第1光束LS1の主光線および第2光束LS2の主光線に対して45°の角度をなすように配置されている。
本実施形態において、第1光源21から射出された第1光束LS1は、第1偏光合成部材25に対してP偏光として入射する。このため、第1光束LS1は第1偏光合成部材25を透過して+X方向に射出される。一方、第2光源22から射出された第2光束LS2は、第1偏光合成部材25に対してS偏光として入射する。このため、第2光束LS2は第1偏光合成部材25で反射されて+X方向に射出される。
第1偏光合成部材25は、第1光束LS1の主光線および第2光束LS2の主光線が交差する第1交点P1の近傍に配置される。第1交点P1の近傍に位置する第1偏光合成部材25によれば、第1偏光合成部材25を透過した第1光束LS1の主光線と第1偏光合成部材25で反射された第2光束LS2の主光線とを近づけた状態で第1光束LS1および第2光束LS2を合成することができる。これにより、第1偏光合成部材25は、偏光特性に基づいて、第1光束LS1に第2光束LS2を重ね合わせて合成することができる。
ここで、第1光束LS1に第2光束LS2を重ね合わせて合成するとは、例えば、第1光束LS1および第2光束LS2の光束幅が異なる場合において光束幅が大きい一方の光束から光束幅が小さい他方の光束がはみ出さないように重なった状態、あるいは、第1光束LS1および第2光束LS2の光束幅が同じ場合において2つの光束の主光線(光軸)が一致するように重なった状態、を意味する。なお、第1光束LS1および第2光束LS2の光束幅が異なる場合、第1光束LS1および第2光束LSの主光線(光軸)は必ず一致する必要はなく、ずれていてもよい。
ここで、第1光束LS1に第2光束LS2を重ね合わせて合成するとは、例えば、第1光束LS1および第2光束LS2の光束幅が異なる場合において光束幅が大きい一方の光束から光束幅が小さい他方の光束がはみ出さないように重なった状態、あるいは、第1光束LS1および第2光束LS2の光束幅が同じ場合において2つの光束の主光線(光軸)が一致するように重なった状態、を意味する。なお、第1光束LS1および第2光束LS2の光束幅が異なる場合、第1光束LS1および第2光束LSの主光線(光軸)は必ず一致する必要はなく、ずれていてもよい。
以下、第1偏光合成部材25において第1光束LS1および第2光束LS2を重ね合わせて合成した光を合成光束(第1合成光束)L1と称す。合成光束L1は青色光である。
このように合成光束L1は、第1光束LS1および第2光束LS2が重ね合わされるので、第1光束LS1および第2光束LS2が重ならない場合に比べて、合成光束L1の光束幅を小さく抑えることができる。
このように合成光束L1は、第1光束LS1および第2光束LS2が重ね合わされるので、第1光束LS1および第2光束LS2が重ならない場合に比べて、合成光束L1の光束幅を小さく抑えることができる。
本実施形態の場合、第1偏光合成部材25の裏面25b上に第1交点P1を位置させるようにした。この場合、第1光束LS1の主光線と第2光束LS2の主光線とが概ね一致させることができる。
また、第3光源23は第3発光素子23aと、第3発光素子23aを実装する第3基板23bと、を含む。第3発光素子23aは、赤色光を射出する赤色半導体レーザーから構成されている。赤色半導体レーザーは、例えば、620~645nmの赤色波長帯を有する赤色光を射出する。第3基板23bは、例えばアルミニウム、銅などの放熱性に優れた金属材料から構成されている。
第3光源23は赤色レーザー光からなる第3光束LS3を+Y方向(第3方向)に沿って射出する。
第3光源23は赤色レーザー光からなる第3光束LS3を+Y方向(第3方向)に沿って射出する。
第4光源24は第3光源23と同一構成を有する。第4光源24は第4発光素子24aと、第4発光素子24aを実装する第4基板24bと、を含む。
第4光源24は赤色レーザー光からなる第4光束LS4を-X方向(第4方向)に沿って射出する。
第4光源24は赤色レーザー光からなる第4光束LS4を-X方向(第4方向)に沿って射出する。
なお、第3光源23および第4光源24の少なくとも一方は複数の発光素子で構成されていてもよく、この場合、第3光束LS3および第4光束LS4は複数の赤色レーザー光線束で構成される。
本実施形態において、第3光源23から射出される第3光束LS3は、後述するダイクロイックミラー27に対するP偏光の光(第3偏光方向に偏光する光)である。一方、第4光源24から射出される第4光束LS4は、後述するダイクロイックミラー27に対するS偏光の光(第4偏光方向に偏光する光)である。つまり、第3光束LS3および第4光束LS4は同じ波長帯を有するとともに、互いに異なる方向に偏光する光である。
第2偏光合成部材26は、赤色光に対する偏光分離機能を有する偏光ビームスプリッターで構成される。第2偏光合成部材26は、赤色光に対してS偏光成分を反射し、P偏光成分を透過させる偏光分離機能を有する。第2偏光合成部材26は、第3光源23に対向する表面26aと、第4光源24に対向する裏面26bと、を有する。
第2偏光合成部材26は、第3光束LS3の主光線および第4光束LS4の主光線に対して45°の角度をなすように配置されている。
第2偏光合成部材26は、第3光束LS3の主光線および第4光束LS4の主光線に対して45°の角度をなすように配置されている。
本実施形態において、第3光源23から射出された第3光束LS3は、第2偏光合成部材26に対してP偏光として入射する。このため、第3光束LS3は第2偏光合成部材26を透過して+Y方向に射出される。一方、第4光源24から射出された第4光束LS4は、第2偏光合成部材26に対してS偏光として入射する。このため、第4光束LS4は第2偏光合成部材26で反射されて+Y方向に射出される。
第2偏光合成部材26は、第3光束LS3の主光線および第4光束LS4の主光線が交差する第2交点P2の近傍に配置される。第2交点P2の近傍に位置する第2偏光合成部材26によれば、第2偏光合成部材26を透過した第3光束LS3の主光線と第2偏光合成部材26で反射された第4光束LS4の主光線とを近づけた状態で第3光束LS3および第4光束LS4を合成することができる。第2偏光合成部材26は、偏光特性に基づいて、第3光束LS3に第4光束LS4を重ね合わせて合成することができる。
なお、第3光束LS3に第4光束LS4を重ね合わせて合成するとは、上述した第1光束LS1および第4光束LS4の重ね合わせと同様、例えば、第3光束LS3および第4光束LS4の光束幅が異なる場合において光束幅が大きい一方の光束から光束幅が小さい他方の光束がはみ出さないように重なった状態、あるいは、第3光束LS3および第4光束LS4の光束幅が同じ場合において2つの光束の主光線(光軸)が一致するように重なった状態、を意味する。
以下、第2偏光合成部材26において第3光束LS3および第4光束LS4を合成した光を合成光束L2と称す。合成光束L2は赤色光である。
このように合成光束L2は、第3光束LS3および第4光束LS4が重ね合わされるので、第3光束LS3および第4光束LS4が重ならない場合に比べて、合成光束L2の光束幅を小さく抑えることができる。
このように合成光束L2は、第3光束LS3および第4光束LS4が重ね合わされるので、第3光束LS3および第4光束LS4が重ならない場合に比べて、合成光束L2の光束幅を小さく抑えることができる。
本実施形態の場合、第2偏光合成部材26の裏面26b上に第2交点P2を位置させるようにした。この場合、第3光束LS3の主光線と第4光束LS4の主光線とが概ね一致させることができる。
本実施形態の場合、ダイクロイックミラー27には、第1偏光合成部材25で合成された合成光束L1と第2偏光合成部材26で合成された合成光束L2とが入射する。ダイクロイックミラー27は、青色波長帯(第1波長帯)を有する青色光を透過し、赤色波長帯(第2波長帯)を有する赤色光を反射する波長特性を有している。ダイクロイックミラー27は、例えば、誘電体多層膜で構成される。
ダイクロイックミラー27は、合成光束L1が入射する表面27aと、合成光束L2を反射して射出する裏面27bと、を有する。ダイクロイックミラー27は、光源装置20の第1光軸AX1および第2光軸AX2に対して45°の角度をなすように配置されている。
青色光である合成光束L1はダイクロイックミラー27を透過して+X方向に射出され、赤色光である合成光束L2は、ダイクロイックミラー27で反射されて+X方向に射出される。
ダイクロイックミラー27は、波長特性に基づいて、第1光束LS1および第2光束LS2各々の光束に第3光束LS3を重ね合わせて合成する。より具体的にダイクロイックミラー27は、波長特性に基づいて、第1光束LS1および第2光束LS2を合成した合成光束L1に第3光束LS3および第4光束LS4を合成した合成光束L2を重ね合わせて合成する。
ダイクロイックミラー27は、合成光束L1の主光線および合成光束L2の主光線が交差する第3交点P3の近傍に配置される。このため、ダイクロイックミラー27は、ダイクロイックミラー27を透過した合成光束L1の主光線とダイクロイックミラー27で反射された合成光束L2の主光線とを近づけた状態で合成することができる。ダイクロイックミラー27は、波長特性に基づいて、合成光束L1および合成光束L2同士を重ね合わせて合成することができる。
以下、ダイクロイックミラー27において合成光束L1および合成光束L2を合成した光を合成光LLと称す。
このように合成光LLは、合成光束L1および合成光束L2が重ね合わせされるため、光束幅が小さく抑えられている。
このように合成光LLは、合成光束L1および合成光束L2が重ね合わせされるため、光束幅が小さく抑えられている。
本実施形態の場合、ダイクロイックミラー27の裏面27b上に第3交点P3を位置させるようにした。この場合、合成光束L1の主光線と合成光束L2の主光線とが概ね一致させることができる。
合成光LLは、集光光学素子28aに入射する。本実施形態の場合、集光光学素子28aは1つの凸レンズで構成されるが、集光光学素子28aを構成するレンズの数、種類はこれに限られない。
集光光学素子28aは、合成光LLを集光して拡散板29に入射させる。拡散板29は、合成光LLを所定の拡散度で拡散させることで照度分布を均一化させる。拡散板29としては、例えば、光学ガラスからなる磨りガラスを用いることができる。
拡散板29で拡散された合成光LLは光学素子28bに入射する。光学素子28bは拡散板29から射出される合成光LLをピックアップして平行化する機能を有する。本実施形態の場合、光学素子28bは1つの凸レンズで構成されるが、光学素子28bを構成するレンズの数、種類はこれに限られない。
光学素子28bで平行化された合成光LLは、位相差素子12に入射する。位相差素子12は1/4波長板で構成される。本実施形態の場合、第1光束LS1、第2光束LS2、第3光束LS3および第4光束LS4は直線偏光であるため、合成光LLは直線偏光を主とした光で構成される。このため、合成光LLは位相差素子12を透過することで直線偏光から円偏光に変換される。
円偏光に変換された合成光LLは均一化照明光学系30に入射する。均一化照明光学系30は、合成光LLの照度分布を均一化することでマゼンダ色の照明光WLを生成する。
均一化照明光学系30は、インテグレーター光学系31と、偏光変換素子32と、重畳光学系33と、を含む。インテグレーター光学系31は、第1マルチレンズアレイ31aと、第2マルチレンズアレイ31bと、を備えている。
偏光変換素子32は、偏光分離膜と位相差板とをアレイ状に並べて構成されている。偏光変換素子32は、光源装置20から射出される照明光WLの偏光方向を所定の方向に揃える。具体的には、偏光変換素子32は、照明光WLの偏光方向を光変調装置4R,4G,4Bの入射側偏光板の透過軸の方向に揃える。
これにより、照明光WLを分離して得られる赤色光LRおよび青色光LBの偏光方向は、各光変調装置4R,4Bの入射側偏光板の透過軸方向に一致する。よって、赤色光LRおよび青色光LBは、入射側偏光板でそれぞれ遮光されることなく、光変調装置4R,4Bの画像形成領域にそれぞれ入射する。
重畳光学系33は、第2マルチレンズアレイ31bとともに、第1マルチレンズアレイ31aの各小レンズの像を各光変調装置4R,4Bの各々の画像形成領域の近傍に結像させる。
ここで、偏光変換素子32に入射する合成光LLの偏光状態が乱れ、P偏光およびS偏光を含む割合に差が生じていたとする。この場合、偏光変換素子32を透過した合成光LLが場所毎に光量差が生じてしまい、色ムラ等の不具合を生じさせるおそれがある。
これに対して、本実施形態の光源装置20では、P偏光およびS偏光を略50%ずつ含む円偏光に合成光LLを位相差素子12によって変換しておくことで、偏光変換素子32を透過した際に合成光LLに生じる光量差による色ムラ等の不具合の発生を抑制できる。
以下のように、本実施形態の光源装置20は、青色光波長帯を有するP偏光の第1光束LS1を+X方向に沿って射出する第1光源21と、青色波長帯を有しS偏光の第2光束LS2を、-Y方向に沿って射出する第2光源22と、赤色波長帯を有しP偏光の第3光束LS3を+Y方向に沿って射出する第3光源23と、赤色波長帯を有する第4光束LS4を-X方向に沿って射出する第4光源24と、偏光特性に基づいて、第1光束LS1に第2光束LS2を重ね合わせ合成する第1偏光合成部材25と、波長特性に基づいて、第1光束LS1および第2光束LS2に第3光束LS3を重ね合わせて合成するダイクロイックミラー27と、偏光特性に基づいて、第3光束LS3に第4光束LS4を重ね合わせて合成する第2偏光合成部材26と、第1光束LS1、第2光束LS2、第3光束LS3および第4光束LS4を合成した合成光LLが入射する集光光学素子28aと、を備えている。
本実施形態の光源装置20によれば、第1偏光合成部材25によって第1光束LS1および第2光束LS2を重ね合わせることで光束幅を抑えた合成光束L1が合成される。第2偏光合成部材26によって第3光束LS3および第4光束LS4各々の光束同士を重ね合わせることで光束幅を抑えた合成光束L2が合成される。よって、ダイクロイックミラー27によって合成光束L1および合成光束L2各々の光束同士を重ね合わせることで光束幅を抑えた合成光LLが生成される。
従って、本実施形態の光源装置20によれば、合成光LL1が入射する集光光学素子28aの外径が小さくなることで、光源装置20自体を小型化することができる。
従って、本実施形態の光源装置20によれば、合成光LL1が入射する集光光学素子28aの外径が小さくなることで、光源装置20自体を小型化することができる。
本実施形態のプロジェクター1は、照明光WLを射出する光源装置20と、緑色光LGを射出する光源装置80と、光源装置20および光源装置80からの光を変調する光変調装置4R,4G,4Bと、光変調装置4R,4G,4Bにより変調された光を投射する投射光学装置6と、を備える。
本実施形態のプロジェクター1によれば、小型の光源装置20を備えるため、プロジェクター1自体を小型化することができる。
(第2実施形態)
続いて、第2実施形態の光源装置について説明する。なお、上記実施形態と共通の部材については同じ符号を付し、詳細については説明を省略する。本実施形態の光源装置は、第1実施形態の光源装置2と置き換え可能である。
続いて、第2実施形態の光源装置について説明する。なお、上記実施形態と共通の部材については同じ符号を付し、詳細については説明を省略する。本実施形態の光源装置は、第1実施形態の光源装置2と置き換え可能である。
図3は本実施形態の光源装置120の全体構成を+Z側から-Z側に向かって視た平面図である。
図3に示すように、本実施形態の光源装置120は、第1光源21と、第2光源22と、第3光源23と、第4光源24と、偏光合成部材(第1光合成部材)125と、第1ダイクロイックミラー(第2光合成部材)126と、第2ダイクロイックミラー(第3光合成部材)127と、集光光学素子28aと、拡散板29と、光学素子28bと、位相差素子12と、均一化照明光学系30と、を備えている。
図3に示すように、本実施形態の光源装置120は、第1光源21と、第2光源22と、第3光源23と、第4光源24と、偏光合成部材(第1光合成部材)125と、第1ダイクロイックミラー(第2光合成部材)126と、第2ダイクロイックミラー(第3光合成部材)127と、集光光学素子28aと、拡散板29と、光学素子28bと、位相差素子12と、均一化照明光学系30と、を備えている。
本実施形態の場合、第1光源21、第1ダイクロイックミラー126、偏光合成部材125、集光光学素子28a、拡散板29、光学素子28b、位相差素子12および均一化照明光学系30が第1光軸AX1上に配置されている。また、第2光源22、第2ダイクロイックミラー127および偏光合成部材125が第2光軸AX2上に配置されている。なお、第3光源23は第1ダイクロイックミラー126の+Y方向に配置され、第4光源24は第2ダイクロイックミラー127の+X方向に配置されている。
第1光源21は青色レーザー光からなる第1光束LS1を+X方向(第1方向)に沿って射出する。第2光源22は青色レーザー光からなる第2光束LS2を+Y方向(第2方向)に沿って射出する。第3光源23は赤色レーザー光からなる第3光束LS3を-Y方向(第3方向)に沿って射出する。第4光源24は赤色レーザー光からなる第4光束LS4を-X方向(第4方向)に沿って射出する。
本実施形態において、第1光束LS1は偏光合成部材125に対するP偏光の光(第1偏光方向に偏光する光)であり、第2光束LS2は偏光合成部材125に対するS偏光の光(第1偏光方向とは異なる第2偏光方向に偏光する光)である。第3光束LS3は偏光合成部材125に対するP偏光の光(第3偏光方向に偏光する光)であり、第4光束LS4は偏光合成部材125に対するS偏光の光(第3偏光方向と異なる第4偏光方向に偏光する光)である。
第1ダイクロイックミラー126は、青色波長帯(第1波長帯)を有する青色光を透過し、赤色波長帯(第2波長帯)を有する赤色光を反射する波長特性を有している。第1ダイクロイックミラー126は、例えば、誘電体多層膜で構成される。
第1ダイクロイックミラー126は、第1光束LS1が入射する表面126aと、第3光束LS3が入射する裏面126bと、を有する。第1ダイクロイックミラー126は、第1光束LS1の主光線および第3光束LS3の主光線に対して45°の角度をなすように配置されている。
青色光である第1光束LS1は第1ダイクロイックミラー126を透過して+X方向に射出され、赤色光である第3光束LS3は第1ダイクロイックミラー126で反射されて+X方向に射出される。
第1ダイクロイックミラー126は、第1光束LS1の主光線および第3光束LS3の主光線が交差する第1交点P11の近傍に配置される。第1交点P11の近傍に位置する第1ダイクロイックミラー126によれば、第1光束LS1の主光線と第3光束LS3の主光線とを近づけた状態で第1光束LS1および第3光束LS3を合成することができる。第1ダイクロイックミラー126は、波長特性に基づいて、第1光束LS1に第3光束LS3を重ね合わせて合成することができる。
以下、第1ダイクロイックミラー126において第1光束LS1および第3光束LS3を合成した光を合成光束(第5合成光束)L11と称す。
このように合成光束L11は、第1光束LS1および第3光束LS3を重ね合わされるため、光束幅が小さく抑えられている。
本実施形態の場合、第1ダイクロイックミラー126の裏面126b上に第1交点P11を位置させるようにすることで第1光束LS1および第3光束LS3の主光線を一致させることができる。
このように合成光束L11は、第1光束LS1および第3光束LS3を重ね合わされるため、光束幅が小さく抑えられている。
本実施形態の場合、第1ダイクロイックミラー126の裏面126b上に第1交点P11を位置させるようにすることで第1光束LS1および第3光束LS3の主光線を一致させることができる。
第2ダイクロイックミラー127は、第1ダイクロイックミラー126と同様の波長特性を有する。第2ダイクロイックミラー127は、第2光束LS2が入射する表面127aと、第4光束LS4が入射する裏面127bと、を有する。第2ダイクロイックミラー127は、第2光束LS2の主光線および第4光束LS4の主光線に対して45°の角度をなすように配置されている。
青色光である第2光束LS2は第2ダイクロイックミラー127を透過して+Y方向に射出され、赤色光である第4光束LS4は第2ダイクロイックミラー127で反射されて+Y方向に射出される。
第2ダイクロイックミラー127は、第2光束LS2の主光線および第4光束LS4の主光線が交差する第2交点P12の近傍に配置される。第2交点P12の近傍に位置する第2ダイクロイックミラー127によれば、波長特性に基づいて、第2光束LS2に第4光束LS4を重ね合わせて合成することができる。
以下、第2ダイクロイックミラー127において第2光束LS2および第4光束LS4を合成した光を合成光束(第6合成光束)L12と称す。
このように合成光束L12は、第2光束LS2および第4光束LS4の光束同士が重ね合わされるため、光束幅が小さく抑えられている。
本実施形態の場合、第2ダイクロイックミラー127の裏面127b上に第2交点P12を位置させるようにした。この場合、第2光束LS2の主光線と第4光束LS4の主光線とが概ね一致させることができる。
このように合成光束L12は、第2光束LS2および第4光束LS4の光束同士が重ね合わされるため、光束幅が小さく抑えられている。
本実施形態の場合、第2ダイクロイックミラー127の裏面127b上に第2交点P12を位置させるようにした。この場合、第2光束LS2の主光線と第4光束LS4の主光線とが概ね一致させることができる。
偏光合成部材125は、P偏光成分を透過させ、S偏光成分を反射させる偏光分離機能を有する偏光ビームスプリッターで構成される。偏光合成部材125は、第1ダイクロイックミラー126に対向する表面125aと、第2ダイクロイックミラー127に対向する裏面127bと、を有する。偏光合成部材125は、合成光束L11の主光線および合成光束L12の主光線に対して45°の角度をなすように配置されている。
偏光合成部材125には、第1ダイクロイックミラー126で合成された合成光束L11と第2ダイクロイックミラー127で合成された合成光束L12とが入射する。合成光束L11はP偏光として入射する偏光合成部材125を透過して+X方向に射出され、合成光束L12はS偏光として入射する偏光合成部材125で反射されて+X方向に射出される。
偏光合成部材125は、合成光束L11の主光線および合成光束L12の主光線が交差する第3交点P13の近傍に配置される。第3交点P13の近傍に位置する偏光合成部材125は、偏光特性に基づいて、合成光束L11に合成光束L12を重ね合わせて合成することができる。
以下、偏光合成部材125において合成光束L11および合成光束L12を合成した光を合成光LL1と称す。
このように合成光LL1は、合成光束L11および合成光束L12同士が重ね合わされるため、光束幅が小さく抑えられている。
このように合成光LL1は、合成光束L11および合成光束L12同士が重ね合わされるため、光束幅が小さく抑えられている。
本実施形態の光源装置120においても光束幅を小さく抑えた合成光LL1を生成するため、合成光LL1が入射する集光光学素子28aのサイズを小型化できる。よって、光源装置120自体を小型化することができる。
(第3実施形態)
続いて、第3実施形態の光源装置について説明する。なお、上記実施形態と共通の部材については同じ符号を付し、詳細については説明を省略する。本実施形態の光源装置は、第1実施形態の光源装置2と置き換え可能である。
続いて、第3実施形態の光源装置について説明する。なお、上記実施形態と共通の部材については同じ符号を付し、詳細については説明を省略する。本実施形態の光源装置は、第1実施形態の光源装置2と置き換え可能である。
図4は本実施形態の光源装置220の全体構成を+Z側から-Z側に向かって視た平面図である。
図4に示すように、本実施形態の光源装置220は、第1光源21と、第2光源22と、第3光源23と、第4光源24と、第1偏光合成部材(第1光合成部材)25と、ダイクロイックミラー(第2光合成部材)226と、第2偏光合成部材(第3光合成部材)227と、集光光学素子28aと、拡散板29と、光学素子28bと、位相差素子12と、均一化照明光学系30と、を備えている。
図4に示すように、本実施形態の光源装置220は、第1光源21と、第2光源22と、第3光源23と、第4光源24と、第1偏光合成部材(第1光合成部材)25と、ダイクロイックミラー(第2光合成部材)226と、第2偏光合成部材(第3光合成部材)227と、集光光学素子28aと、拡散板29と、光学素子28bと、位相差素子12と、均一化照明光学系30と、を備えている。
本実施形態の場合、第1光源21、第1偏光合成部材25、ダイクロイックミラー226、第2偏光合成部材227、集光光学素子28a、拡散板29、光学素子28b、位相差素子12および均一化照明光学系30が第1光軸AX1上に配置されている。また、第4光源24および第2偏光合成部材227が第2光軸AX2上に配置されている。なお、第2光源22は第1偏光合成部材225の+Y方向に配置され、第3光源23はダイクロイックミラー226の+Y方向に配置されている。
第1光源21は青色レーザー光からなる第1光束LS1を+X方向(第1方向)に沿って射出する。第2光源22は青色レーザー光からなる第2光束LS2を-Y方向(第2方向)に沿って射出する。第3光源23は赤色レーザー光からなる第3光束LS3を-Y方向(第3方向)に沿って射出する。第4光源24は赤色レーザー光からなる第4光束LS4を+Y方向(第4方向)に沿って射出する。本実施形態において、第2光束LS2の射出方向である第2方向と第3光束LS3の射出方向である第3方向とは等しく、第3光束LS3の第2波長帯と第4光束LS4の第3波長帯とは同じ波長帯である。
本実施形態において、第3光束LS3は第2偏光合成部材227に対するP偏光の光(第3偏光方向に偏光する光)であり、第4光束LS4は第2偏光合成部材227に対するS偏光の光(第3偏光方向とは異なる方向に偏光する光)である。
第1偏光合成部材25は、第1光束LS1の主光線および第3光束LS3の主光線が交差する第1交点P1の近傍に配置されることで、第1光束LS1に第3光束LS3を重ね合わせて合成する。第1偏光合成部材25は、第1光束LS1および第3光束LS3を合成した合成光束(第1合成光)L1の光束幅を小さく抑えることができる。なお、本実施形態において、第1偏光合成部材25の裏面25b上に第1交点P1を位置させることで第1光束LS1および第3光束LS3の主光線を一致させることができる。
ダイクロイックミラー226は、青色波長帯(第1波長帯)を有する青色光を透過し、赤色波長帯(第2波長帯)を有する赤色光を反射する波長特性を有している。ダイクロイックミラー226は、例えば、誘電体多層膜からなるダイクロイックミラーで構成される。
ダイクロイックミラー226は、第1偏光合成部材25からの合成光束L1が入射する表面226aと、第3光束LS3が入射する裏面226bと、を有する。ダイクロイックミラー226は、合成光束L1の主光線および第3光束LS3の主光線に対して45°の角度をなすように配置されている。
青色光である合成光束L1はダイクロイックミラー226を透過して+X方向に射出され、赤色光である第3光束LS3はダイクロイックミラー226で反射されて+X方向に射出される。
ダイクロイックミラー226は、合成光束L1の主光線および第3光束LS3の主光線が交差する第2交点P22の近傍に配置される。第2交点P22の近傍に位置するダイクロイックミラー226によれば、合成光束L1の主光線と第3光束LS3の主光線とを近づけた状態で合成することができる。ダイクロイックミラー226は、波長特性に基づいて、合成光束L1に第3光束LS3を重ね合わせて合成することができる。
以下、ダイクロイックミラー226において合成光束L1および第3光束LS3を合成した光を合成光束(第2合成光束)L22と称す。
このように合成光束L22は、合成光束L1および第3光束LS3が重ね合わされるため、光束幅が小さく抑えられている。
本実施形態の場合、ダイクロイックミラー226の裏面226b上に第2交点P22を位置させるようにすることで合成光束L1および第3光束LS3の主光線を一致させることができる。
このように合成光束L22は、合成光束L1および第3光束LS3が重ね合わされるため、光束幅が小さく抑えられている。
本実施形態の場合、ダイクロイックミラー226の裏面226b上に第2交点P22を位置させるようにすることで合成光束L1および第3光束LS3の主光線を一致させることができる。
第2偏光合成部材227は、赤色光に対する偏光分離機能を有するとともに、青色光に対しては偏光状態によらず透過させる光学特性を有する偏光ビームスプリッターで構成される。第2偏光合成部材227は、ダイクロイックミラー226に対向する表面227aと、第4光源24に対向する裏面227bと、を有する。第2偏光合成部材227は、合成光束L22の主光線および第4光束LS4の主光線に対して45°の角度をなすように配置されている。
第3光束LS3はP偏光として入射する第2偏光合成部材227を透過して+X方向に射出され、第4光束LS4はS偏光として入射する第2偏光合成部材227で反射されて+X方向に射出される。合成光束L22のうちの青色光である合成光束L1は第2偏光合成部材227を透過して+X方向に射出される。
第2偏光合成部材227は、合成光束L22の主光線および第4光束LS4の主光線が交差する第3交点P23の近傍に配置される。第3交点P23の近傍に位置する第2偏光合成部材227は、偏光特性に基づいて、合成光束L22に第4光束LS4を重ね合わせて合成することができる。
以下、第2偏光合成部材227において合成光束L22および第4光束LS4を合成した光を合成光LL2と称す。
このように合成光LL2は、合成光束L22および第4光束LS4各々が重なり合うため、光束幅が小さく抑えられている。本実施形態の場合、第2偏光合成部材227の裏面227b上に第3交点P23を位置させることで合成光束L22および第4光束LS4の主光線を一致させることができる。
このように合成光LL2は、合成光束L22および第4光束LS4各々が重なり合うため、光束幅が小さく抑えられている。本実施形態の場合、第2偏光合成部材227の裏面227b上に第3交点P23を位置させることで合成光束L22および第4光束LS4の主光線を一致させることができる。
本実施形態の光源装置220においても光束幅を小さく抑えた合成光LL2を生成するため、合成光LL2が入射する集光光学素子28aのサイズを小型化できる。よって、光源装置220自体を小型化することができる。
(第4実施形態)
続いて、第4実施形態の光源装置について説明する。なお、上記実施形態と共通の部材については同じ符号を付し、詳細については説明を省略する。
図5は本実施形態の光源装置320の全体構成を+Z側から-Z側に向かって視た平面図である。
図5に示すように、本実施形態の光源装置320は、第1光源21と、第2光源22と、第3光源23と、第4光源324と、第5光源350と、第6光源360と、偏光合成部材(第1光合成部材)325と、第1ダイクロイックミラー(第2光合成部材)126と、第2ダイクロイックミラー(第3光合成部材)327と、第3ダイクロイックミラー(第4光合成部材)328と、第4ダイクロイックミラー(第5光合成部材)329と、集光光学素子28aと、拡散板29と、光学素子28bと、位相差素子12と、均一化照明光学系30と、を備えている。
本実施形態の光源装置320は、第1実施形態から第3実施形態の光源装置と異なり、白色の照明光WLを射出するようになっている。
続いて、第4実施形態の光源装置について説明する。なお、上記実施形態と共通の部材については同じ符号を付し、詳細については説明を省略する。
図5は本実施形態の光源装置320の全体構成を+Z側から-Z側に向かって視た平面図である。
図5に示すように、本実施形態の光源装置320は、第1光源21と、第2光源22と、第3光源23と、第4光源324と、第5光源350と、第6光源360と、偏光合成部材(第1光合成部材)325と、第1ダイクロイックミラー(第2光合成部材)126と、第2ダイクロイックミラー(第3光合成部材)327と、第3ダイクロイックミラー(第4光合成部材)328と、第4ダイクロイックミラー(第5光合成部材)329と、集光光学素子28aと、拡散板29と、光学素子28bと、位相差素子12と、均一化照明光学系30と、を備えている。
本実施形態の光源装置320は、第1実施形態から第3実施形態の光源装置と異なり、白色の照明光WLを射出するようになっている。
本実施形態の場合、第1光源21、第1ダイクロイックミラー126、第2ダイクロイックミラー327、偏光合成部材325、集光光学素子28a、拡散板29、光学素子28b、位相差素子12および均一化照明光学系30が第1光軸AX1上に配置されている。また、第2光源22、第3ダイクロイックミラー328および第4ダイクロイックミラー329が第2光軸AX2上に配置されている。なお、第3光源23は第1ダイクロイックミラー126の+Y方向に配置され、第4光源24は第2ダイクロイックミラー327の+Y方向に配置され、第5光源350は第4ダイクロイックミラー329の+X方向に配置され、第6光源360は第3ダイクロイックミラー328の+X方向に配置されている。
本実施形態において、第4光源324は第4発光素子324aと、第4発光素子324aを実装する第4基板324bと、を含む。第4発光素子324aは、緑色光を射出する緑色半導体レーザーから構成されている。緑色半導体レーザーは、例えば、例えば500~570nmの緑色波長帯(第3波長帯)を有する緑色光を射出する。第4基板324bは、例えばアルミニウム、銅などの放熱性に優れた金属材料から構成されている。
第4光源324は緑色レーザー光からなる第4光束LS4を-Y方向(第4方向)に沿って射出する。
本実施形態の場合、第3光束LS3の赤色波長帯(第2波長帯)と第4光束LS4の緑色波長帯(第3波長帯)とは異なる。
第4光源324は緑色レーザー光からなる第4光束LS4を-Y方向(第4方向)に沿って射出する。
本実施形態の場合、第3光束LS3の赤色波長帯(第2波長帯)と第4光束LS4の緑色波長帯(第3波長帯)とは異なる。
第5光源350は第3光源23と同一構成を有する。第5光源350は第5発光素子320aと、第5発光素子320aを実装する第5基板320bと、を含む。
第5光源350は赤色波長帯(第2波長帯)を有する赤色光からなる第5光束LS5を-Y方向(第3方向)に交差する-X方向(第5方向)に沿って射出する。
第5光源350は赤色波長帯(第2波長帯)を有する赤色光からなる第5光束LS5を-Y方向(第3方向)に交差する-X方向(第5方向)に沿って射出する。
第6光源360は第4光源24と同一構成を有する。第6光源360は第6発光素子321aと、第6発光素子321aを実装する第6基板321bと、を含む。
第6光源360は緑色波長帯(第3波長帯)を有する緑色光からなる第6光束LS6を-Y方向(第4方向)に交差する-X方向(第6方向)に沿って射出する。
第6光源360は緑色波長帯(第3波長帯)を有する緑色光からなる第6光束LS6を-Y方向(第4方向)に交差する-X方向(第6方向)に沿って射出する。
本実施形態において、第3光束LS3の射出方向である第3方向と第4光束LS4の射出方向である第4方向とは等しい。また、第5光束LS5の射出方向である第5方向と第6光束LS6の射出方向である第6方向とは等しい。
なお、第5光源350および第6光源360は複数の発光素子で構成されていてもよく、この場合、第5光束LS5および第6光束LS6は複数の赤色レーザー光線束で構成される。
本実施形態において、第1光束LS1は偏光合成部材325に対するP偏光の光(第1偏光方向に偏光する光)である。第2光束LS2は偏光合成部材325に対するS偏光の光(第1偏光方向とは異なる第2偏光方向に偏光する光)である。第3光束LS3および第4光束LS4は偏光合成部材325に対するP偏光の光(第2偏光方向に偏光する光)である。また、第5光束LS5および第6光束LS6は偏光合成部材325に対するS偏光の光(第2偏光方向に偏光する光)である。本実施形態において、第3光束LS3の第3偏光方向と第5光束LS5の第5偏光方向とは互いに異なり、第4光束LS4の第4偏光方向と第6光束LS6の第6偏光方向とは互いに異なる。
第1ダイクロイックミラー126は、第1光束LS1の主光線および第3光束LS3の主光線が交差する第1交点P11の近傍に配置されることで、第1光束LS1の光束に第3光束LS3を重ね合わせて合成する。第1ダイクロイックミラー126は、第1光束LS1および第3光束LS3を合成した合成光束(第5合成光束)L11の光束幅を小さく抑えることができる。なお、本実施形態において、第1ダイクロイックミラー126の裏面126b上に第1交点P11を位置させることで第1光束LS1および第3光束LS3の主光線を一致させることができる。
第2ダイクロイックミラー327は、青色波長帯(第1波長帯)を有する青色光および赤色波長帯(第2波長帯)を有する赤色光を透過し、緑色波長帯(第3波長帯)を有する緑色光を反射する波長特性を有している。
第2ダイクロイックミラー327は、第1ダイクロイックミラー126から射出される合成光束L11が入射する表面327aと、第4光束LS4が入射する裏面327bと、を有する。第2ダイクロイックミラー327は、合成光束L11の主光線および第4光束LS4の主光線に対して45°の角度をなすように配置されている。
青色光および赤色光を含む合成光束L11は第2ダイクロイックミラー327を透過して+X方向に射出され、緑色光である第4光束LS4は第2ダイクロイックミラー327で反射されて+X方向に射出される。
第2ダイクロイックミラー327は、第1ダイクロイックミラー126から射出される合成光束L11が入射する表面327aと、第4光束LS4が入射する裏面327bと、を有する。第2ダイクロイックミラー327は、合成光束L11の主光線および第4光束LS4の主光線に対して45°の角度をなすように配置されている。
青色光および赤色光を含む合成光束L11は第2ダイクロイックミラー327を透過して+X方向に射出され、緑色光である第4光束LS4は第2ダイクロイックミラー327で反射されて+X方向に射出される。
第2ダイクロイックミラー327は、合成光束L11の主光線および第4光束LS4の主光線が交差する第2交点P32の近傍に配置される。第2交点P32の近傍に位置する第2ダイクロイックミラー327によれば、合成光束L11の主光線と第4光束LS4の主光線とを近づけた状態で合成することができる。第2ダイクロイックミラー327は、波長特性に基づいて、合成光束L11に第4光束LS4を重ね合わせて合成することができる。
第2ダイクロイックミラー327は、合成光束L11および第4光束LS4を合成した合成光束(第7合成光束)L32の光束幅を小さく抑えることができる。本実施形態の場合、第2ダイクロイックミラー327の裏面327b上に第2交点P32を位置させるようにすることで合成光束L11および第3光束LS3の主光線を一致させることができる。
第3ダイクロイックミラー328は、青色波長帯(第1波長帯)を有する青色光を透過し、緑色波長帯(第3波長帯)を有する緑色光を反射する波長特性を有している。
第3ダイクロイックミラー328は、第2光束LS2が入射する表面328aと、第6光束LS6が入射する裏面328bと、を有する。第3ダイクロイックミラー328は、第2光束LS2の主光線および第6光束LS6の主光線に対して45°の角度をなすように配置されている。
青色光である合成光束L2は第3ダイクロイックミラー328を透過して+Y方向に射出され、緑色光である第6光束LS6は第3ダイクロイックミラー328で反射されて+Y方向に射出される。
第3ダイクロイックミラー328は、第2光束LS2が入射する表面328aと、第6光束LS6が入射する裏面328bと、を有する。第3ダイクロイックミラー328は、第2光束LS2の主光線および第6光束LS6の主光線に対して45°の角度をなすように配置されている。
青色光である合成光束L2は第3ダイクロイックミラー328を透過して+Y方向に射出され、緑色光である第6光束LS6は第3ダイクロイックミラー328で反射されて+Y方向に射出される。
第3ダイクロイックミラー328は、第2光束LS2の主光線および第6光束LS6の主光線が交差する第3交点P33の近傍に配置される。第3交点P33の近傍に位置する第3ダイクロイックミラー328によれば、第2光束LS2および第6光束LS6を重ね合わせて合成することができる。
第3ダイクロイックミラー328は、第2光束LS2および第6光束LS6を合成した合成光束(第8合成光束)LS33の光束幅を小さく抑えることができる。本実施形態の場合、第3ダイクロイックミラー328の裏面328b上に第3交点P33を位置させるようにすることで第2光束LS2および第6光束LS6の主光線を一致させることができる。
第4ダイクロイックミラー329は、青色波長帯(第1波長帯)を有する青色光および緑色波長帯(第3波長帯)を有する緑色光を透過し、赤色波長帯(第2波長帯)を有する赤色光を反射する波長特性を有している。
第4ダイクロイックミラー329は、合成光束LS33が入射する表面329aと、第5光束LS5が入射する裏面329bと、を有する。第4ダイクロイックミラー329は、合成光束LS33の主光線および第5光束LS5の主光線に対して45°の角度をなすように配置されている。
赤色光である第5光束LS5は第4ダイクロイックミラー329で反射されて+Y方向に射出され、青色光および緑色光を含む合成光束LS33は第4ダイクロイックミラー329を透過して+Y方向に射出される。
第4ダイクロイックミラー329は、合成光束LS33が入射する表面329aと、第5光束LS5が入射する裏面329bと、を有する。第4ダイクロイックミラー329は、合成光束LS33の主光線および第5光束LS5の主光線に対して45°の角度をなすように配置されている。
赤色光である第5光束LS5は第4ダイクロイックミラー329で反射されて+Y方向に射出され、青色光および緑色光を含む合成光束LS33は第4ダイクロイックミラー329を透過して+Y方向に射出される。
第4ダイクロイックミラー329は、合成光束LS33の主光線および第5光束LS5の主光線が交差する第4交点P34の近傍に配置される。第4交点P34の近傍に位置する第4ダイクロイックミラー329によれば、合成光束LS33および第5光束LS5を重ね合わせて合成することができる。
第4ダイクロイックミラー329は、合成光束LS33および第5光束LS5を合成した合成光束(第9合成光束)L34の光束幅を小さく抑えることができる。本実施形態の場合、第4ダイクロイックミラー329の裏面329b上に第4交点P34を位置させるようにすることで合成光束LS33および第5光束LS5の主光線を一致させることができる。
偏光合成部材325は、P偏光成分を透過させ、S偏光成分を反射させる偏光分離機能を有する偏光ビームスプリッターで構成される。偏光合成部材325は、第2ダイクロイックミラー327に対向する表面325aと、第4ダイクロイックミラー329に対向する裏面325bと、を有する。偏光合成部材325は、合成光束L32の主光線および合成光束LS34の主光線に対して45°の角度をなすように配置されている。
合成光束L32はP偏光として入射した偏光合成部材325を透過して+X方向に射出され、合成光束LS34はS偏光として入射した偏光合成部材325で反射されて+X方向に射出される。
偏光合成部材325は、合成光束L32の主光線および合成光束LS34の主光線が交差する第5交点P35の近傍に配置される。第5交点P35の近傍に位置する偏光合成部材325によれば、合成光束L32および合成光束LS34を重ね合わせて合成することができる。
偏光合成部材325は、合成光束L32および合成光束LS34を合成した合成光LL3の光束幅を小さく抑えることができる。本実施形態の場合、偏光合成部材325の裏面325b上に第5交点P35を位置させるようにすることで合成光束L32および合成光束LS34の主光線を一致させることができる。
このように本実施形態の光源装置320においても光束幅を小さく抑えた合成光LL3を生成するため、合成光LL3が入射する集光光学素子28aのサイズを小型化できる。よって、光源装置320自体を小型化することができる。
(第5実施形態)
続いて、第5実施形態の光源装置について説明する。なお、上記実施形態と共通の部材については同じ符号を付し、詳細については説明を省略する。
図6は本実施形態の光源装置420の全体構成を+Z側から-Z側に向かって視た平面図である。
図6に示すように、本実施形態の光源装置420は、第1光源21と、第2光源22と、第3光源23と、第4光源324と、第5光源350と、第6光源360と、第1偏光合成部材(第1光合成部材)25と、ダイクロイックミラー(第2光合成部材)226と、第2偏光合成部材(第3光合成部材)427と、第3偏光合成部材(第4光合成部材)428と、ダイクロイックミラー(第5光合成部材)429と、集光光学素子28aと、拡散板29と、光学素子28bと、位相差素子12と、均一化照明光学系30と、を備えている。
本実施形態の光源装置420は、第4実施形態の光源装置320と同様、白色の照明光WLを射出するようになっている。
続いて、第5実施形態の光源装置について説明する。なお、上記実施形態と共通の部材については同じ符号を付し、詳細については説明を省略する。
図6は本実施形態の光源装置420の全体構成を+Z側から-Z側に向かって視た平面図である。
図6に示すように、本実施形態の光源装置420は、第1光源21と、第2光源22と、第3光源23と、第4光源324と、第5光源350と、第6光源360と、第1偏光合成部材(第1光合成部材)25と、ダイクロイックミラー(第2光合成部材)226と、第2偏光合成部材(第3光合成部材)427と、第3偏光合成部材(第4光合成部材)428と、ダイクロイックミラー(第5光合成部材)429と、集光光学素子28aと、拡散板29と、光学素子28bと、位相差素子12と、均一化照明光学系30と、を備えている。
本実施形態の光源装置420は、第4実施形態の光源装置320と同様、白色の照明光WLを射出するようになっている。
本実施形態の場合、第1光源21、第1偏光合成部材25と、ダイクロイックミラー226、第2偏光合成部材427、集光光学素子28a、拡散板29、光学素子28b、位相差素子12および均一化照明光学系30が第1光軸AX1上に配置されている。また、第4光源324、第3偏光合成部材428、ダイクロイックミラー429および第2偏光合成部材427が第2光軸AX2上に配置されている。なお、第5光源350はダイクロイックミラー429の+X方向に配置され、第6光源360は第3偏光合成部材428の+X方向に配置されている。
第1光源21は青色レーザー光からなる第1光束LS1を+X方向(第1方向)に沿って射出する。第2光源22は青色レーザー光からなる第2光束LS2を+Y方向(第2方向)に沿って射出する。第3光源23は赤色レーザー光からなる第3光束LS3を-Y方向(第3方向)に沿って射出する。第4光源24は緑色レーザー光からなる第4光束LS4を+Y方向(第4方向)に沿って射出する。第5光源350は赤色レーザー光からなる第5光束LS5を-X方向(第5方向)に沿って射出する。第6光源360は緑色レーザー光からなる第6光束LS6を-X方向(第6方向)に沿って射出する。
本実施形態において、第2光束LS2の射出方向である第2方向と第3光束LS3の射出方向である第3方向とは等しい。
第1光束LS1は第1偏光合成部材25および第2偏光合成部材427に対するP偏光の光(第1偏光方向に偏光する光)である。第2光束LS2は第1偏光合成部材25および第2偏光合成部材427に対するS偏光の光(第1偏光方向とは異なる第2偏光方向に偏光する光)である。第3光束LS3は第2偏光合成部材427に対するP偏光の光(第3偏光方向に偏光する光)である。第4光束LS4は第3偏光合成部材428に対するP偏光の光(第4偏光方向に偏光する光)である。第5光束LS5は第2偏光合成部材427に対するS偏光の光(第5偏光方向に偏光する光)である。第6光束LS6は第3偏光合成部材428に対するS偏光の光(第6偏光方向に偏光する光)である。
本実施形態において、第3光束LS3の第3偏光方向と第5光束LS5の第5偏光方向とは互いに異なり、第4光束LS4の第4偏光方向と第6光束LS6の第6偏光方向とは互いに異なる。
本実施形態において、第3光束LS3の第3偏光方向と第5光束LS5の第5偏光方向とは互いに異なり、第4光束LS4の第4偏光方向と第6光束LS6の第6偏光方向とは互いに異なる。
第1偏光合成部材25は、第1光束LS1の主光線および第2光束LS2の主光線が交差する第1交点P1の近傍に配置されることで、第1光束LS1の光束に対して第2光束LS2の光束を重ね合わせて合成する。第1偏光合成部材25は、第1光束LS1および第2光束LS2を合成した合成光束(第2合成光束)L1の光束幅を小さく抑えることができる。なお、本実施形態において、第1偏光合成部材25の裏面25b上に第1交点P1を位置させることで第1光束LS1および第2光束LS2の主光線を一致させることができる。
ダイクロイックミラー226は、合成光束L1の主光線および第3光束LS3の主光線が交差する第2交点P22の近傍に配置されることで、合成光束L1および第3光束LS3を合成した合成光束L22の光束幅を小さく抑えることができる。なお、本実施形態において、ダイクロイックミラー226の裏面226b上に第2交点P22を位置させることで合成光束L1および第3光束LS3の主光線を一致させることができる。
第3偏光合成部材428は、P偏光成分を透過させ、S偏光成分を反射させる偏光分離機能を有する偏光ビームスプリッターで構成される。第3偏光合成部材428は、第4光源24に対向する表面428aと、第6光源360に対向する裏面428bと、を有する。第3偏光合成部材428は、第4光束LS4の主光線および第6光束LS6の主光線に対して45°の角度をなすように配置されている。
第4光束LS4はP偏光として入射する第3偏光合成部材428を透過して+Y方向に射出され、第6光束LS6はS偏光として入射する第3偏光合成部材428で反射されて+Y方向に射出される。
第4光束LS4はP偏光として入射する第3偏光合成部材428を透過して+Y方向に射出され、第6光束LS6はS偏光として入射する第3偏光合成部材428で反射されて+Y方向に射出される。
第3偏光合成部材428は、第4光束LS4の主光線および第6光束LS6の主光線が交差する第3交点P43の近傍に配置される。第3交点P43の近傍に位置する第3偏光合成部材428によれば、第4光束LS4および第6光束LS6を重ね合わせて合成することができる。
第3偏光合成部材428は、第2光束LS2および第6光束LS6を合成した合成光束(第3合成光束)L43の光束幅を小さく抑えることができる。本実施形態の場合、第3偏光合成部材428の裏面428b上に第3交点P43を位置させるようにすることで第2光束LS2および第6光束LS6の主光線を一致させることができる。
ダイクロイックミラー429は、緑色波長帯(第3波長帯)を有する緑色光を透過し、赤色波長帯(第2波長帯)を有する赤色光を反射する波長特性を有している。
ダイクロイックミラー429は、第3偏光合成部材428から射出される合成光束L43が入射する表面429aと、第5光束LS5が入射する裏面429bと、を有する。ダイクロイックミラー429は、合成光束L43の主光線および第5光束LS5の主光線に対して45°の角度をなすように配置されている。
緑色光である合成光束L44はダイクロイックミラー429を透過して+Y方向に射出され、赤色光である第5光束LS5はダイクロイックミラー429で反射されて+Y方向に射出される。
ダイクロイックミラー429は、第3偏光合成部材428から射出される合成光束L43が入射する表面429aと、第5光束LS5が入射する裏面429bと、を有する。ダイクロイックミラー429は、合成光束L43の主光線および第5光束LS5の主光線に対して45°の角度をなすように配置されている。
緑色光である合成光束L44はダイクロイックミラー429を透過して+Y方向に射出され、赤色光である第5光束LS5はダイクロイックミラー429で反射されて+Y方向に射出される。
ダイクロイックミラー429は、合成光束L43の主光線および第5光束LS5の主光線が交差する第4交点P44の近傍に配置される。第4交点P44の近傍に位置するダイクロイックミラー429によれば、合成光束L43および第5光束LS5を重ね合わせて合成することができる。
ダイクロイックミラー429は、合成光束L43および第5光束LS5を合成した合成光束L44の光束幅を小さく抑えることができる。本実施形態の場合、ダイクロイックミラー429の裏面429b上に第4交点P44を位置させるようにすることで合成光束L43および第5光束LS5の主光線を一致させることができる。
第2偏光合成部材427は、赤色光に対する偏光分離機能を有するとともに、青色光を透過、緑色光を反射する波長特性を有する光学素子で構成される。第2偏光合成部材427は、ダイクロイックミラー226に対向する表面427aと、ダイクロイックミラー429に対向する裏面427bと、を有する。第2偏光合成部材427は、合成光束L22の主光線および合成光束L44の主光線に対して45°の角度をなすように配置されている。
第3光束LS3はP偏光として入射する第2偏光合成部材427を透過して+X方向に射出され、合成光束L44のうちの赤色成分である第5光束LS5はS偏光として入射する第2偏光合成部材427で反射されて+X方向に射出される。合成光束L22のうちの青色成分(合成光束L1)は第2偏光合成部材427を透過して+X方向に射出される。合成光束L44のうちの緑色成分(合成光束L43)は第2偏光合成部材427で反射されて+X方向に射出される。
第2偏光合成部材427は、合成光束L22の主光線および合成光束L44の主光線が交差する第5交点P45の近傍に配置される。第5交点P45の近傍に位置する第2偏光合成部材427によれば、合成光束L22および合成光束L44を重ね合わせて合成することができる。
第2偏光合成部材427は、合成光束L22および合成光束L44を合成した合成光LL4の光束幅を小さく抑えることができる。本実施形態の場合、第2偏光合成部材427の裏面427b上に第5交点P45を位置させるようにすることで合成光束L22および合成光束L44の主光線を一致させることができる。
このように本実施形態の光源装置420においても光束幅を小さく抑えた合成光LL4を生成するため、合成光LL4が入射する集光光学素子28aのサイズを小型化できる。よって、光源装置420自体を小型化することができる。
本実施形態の第2偏光合成部材427は、波長特性に基づいて合成光束L1と第4光束LS4と第6光束LS6とを合成するとともに、偏光分離特性に基づいて第3光束LS3と第5光束LS5とを合成して合成光LL4を生成することができる。
本実施形態の第2偏光合成部材427は、波長特性に基づいて合成光束L1と第4光束LS4と第6光束LS6とを合成するとともに、偏光分離特性に基づいて第3光束LS3と第5光束LS5とを合成して合成光LL4を生成することができる。
なお、本実施形態において、第4光源324と第6光源360との位置を入れ替えてもよい。この場合、第4光源324は第4光束LS4として第3偏光合成部材428に対するS偏光の光を射出し、第6光源360は第6光束LS6として第3偏光合成部材428に対するP偏光の光を射出すればよい。この場合において、第3光束LS3および第4光束LS4は異なる偏光方向に偏光する光となる。
(第6実施形態)
続いて、第6実施形態の光源装置について説明する。なお、上記実施形態と共通の部材については同じ符号を付し、詳細については説明を省略する。
図7は本実施形態の光源装置520の全体構成を+Z側から-Z側に向かって視た平面図である。
図7に示すように、本実施形態の光源装置520は、第1光源21と、第2光源22と、第3光源23と、第4光源324と、第5光源350と、第6光源360と、第1偏光合成部材(第1光合成部材)525と、第1ダイクロイックミラー(第2光合成部材)126と、第2偏光合成部材(第3光合成部材)427と、第2ダイクロイックミラー(第4光合成部材)528と、第3偏光合成部材(第5光合成部材)529と、集光光学素子28aと、拡散板29と、光学素子28bと、位相差素子12と、均一化照明光学系30と、を備えている。
本実施形態の光源装置520は、第4実施形態の光源装置320と同様、白色の照明光WLを射出するようになっている。
続いて、第6実施形態の光源装置について説明する。なお、上記実施形態と共通の部材については同じ符号を付し、詳細については説明を省略する。
図7は本実施形態の光源装置520の全体構成を+Z側から-Z側に向かって視た平面図である。
図7に示すように、本実施形態の光源装置520は、第1光源21と、第2光源22と、第3光源23と、第4光源324と、第5光源350と、第6光源360と、第1偏光合成部材(第1光合成部材)525と、第1ダイクロイックミラー(第2光合成部材)126と、第2偏光合成部材(第3光合成部材)427と、第2ダイクロイックミラー(第4光合成部材)528と、第3偏光合成部材(第5光合成部材)529と、集光光学素子28aと、拡散板29と、光学素子28bと、位相差素子12と、均一化照明光学系30と、を備えている。
本実施形態の光源装置520は、第4実施形態の光源装置320と同様、白色の照明光WLを射出するようになっている。
本実施形態の場合、第1光源21、第1ダイクロイックミラー126、第1偏光合成部材525、第2偏光合成部材427、集光光学素子28a、拡散板29、光学素子28b、位相差素子12および均一化照明光学系30が第1光軸AX1上に配置されている。また、第2光源22、第2ダイクロイックミラー528、第3偏光合成部材529および第2偏光合成部材427が第2光軸AX2上に配置されている。なお、第2光源22は第1偏光合成部材525の+Y方向に配置され、第5光源350は第2ダイクロイックミラー528の+X方向に配置され、第6光源360は第3偏光合成部材529の+X方向に配置されている。
第1ダイクロイックミラー126は、第1光束LS1の主光線および第3光束LS3の主光線が交差する第1交点P11の近傍に配置されることで、第1光束LS1に第3光束LS3を重ね合わせて合成する。第1ダイクロイックミラー126は、第1光束LS1および第3光束LS3を合成した合成光束(第5合成光束)L11の光束幅を小さく抑えることができる。なお、本実施形態において、第1ダイクロイックミラー126の裏面126b上に第1交点P11を位置させることで第1光束LS1および第3光束LS3の主光線を一致させることができる。
第1偏光合成部材525は、青色光に対する偏光分離機能を有するとともに、赤色光を透過する光学特性を有する光学素子で構成される。このため、合成光束L11のうちの赤色光である第3光束LS3は第1偏光合成部材525を透過して+X方向に射出され、合成光束L11のうちの青色光かつP偏光として入射する第1光束LS1は第1偏光合成部材525を透過して+X方向に射出され、S偏光として入射する第2光束LS2は第1偏光合成部材525で反射されて+X方向に射出される。
第1偏光合成部材525は、合成光束L11の主光線および第2光束LS2の主光線が交差する第2交点P52の近傍に配置されることで、合成光束L11に第2光束LS2を重ね合わせて合成する。第1偏光合成部材525は、合成光束L11および第2光束LS2を合成した合成光束L52の光束幅を小さく抑えることができる。なお、本実施形態において、第1偏光合成部材525の裏面525b上に第2交点P52を位置させることで合成光束L11および第2光束LS2の主光線を一致させることができる。
第2ダイクロイックミラー528は、緑色波長帯(第3波長帯)を有する緑色光を透過し、赤色波長帯(第2波長帯)を有する赤色光を反射する波長特性を有している。
第2ダイクロイックミラー528は、第4光束LS4の主光線および第5光束LS5の主光線が交差する第3交点P53の近傍に配置されることで第4光束LS4および第5光束LS5を合成した合成光束(第11合成光束)L53の光束幅を小さく抑えることができる。なお、本実施形態において、第2ダイクロイックミラー528の裏面528b上に第3交点P53を位置させることで第4光束LS4および第5光束LS5の主光線を一致させることができる。
第2ダイクロイックミラー528は、第4光束LS4の主光線および第5光束LS5の主光線が交差する第3交点P53の近傍に配置されることで第4光束LS4および第5光束LS5を合成した合成光束(第11合成光束)L53の光束幅を小さく抑えることができる。なお、本実施形態において、第2ダイクロイックミラー528の裏面528b上に第3交点P53を位置させることで第4光束LS4および第5光束LS5の主光線を一致させることができる。
第3偏光合成部材529は、緑色光に対する偏光分離機能を有するとともに、赤色光を透過する光学特性を有する光学素子で構成される。このため、合成光束L53のうちの赤色光である第5光束LS5は第3偏光合成部材529を透過して+Y方向に射出され、合成光束L53のうちの緑色光かつP偏光として入射する第4光束LS4は第3偏光合成部材529を透過して+X方向に射出される。また、S偏光として入射する第6光束LS6は第3偏光合成部材529で反射されて+X方向に射出される。
第3偏光合成部材529は、合成光束L53の主光線および第6光束LS6の主光線が交差する第4交点P54の近傍に配置されることで、合成光束L53および第6光束LS6を合成した合成光束L54の光束幅を小さく抑えることができる。なお、本実施形態において、第3偏光合成部材529の裏面529b上に第4交点P54を位置させることで合成光束L53および第6光束LS6の主光線を一致させることができる。
第2偏光合成部材427は、赤色光に対する偏光分離機能を有するとともに、青色光を透過、緑色光を反射する波長特性を有する光学素子で構成される。
このため、第1光束LS1、第2光束LS2および第3光束LS3を含む合成光束L52は第2偏光合成部材427を透過して+X方向に射出され、第4光束LS4、第5光束LS5および第6光束LS6を含む合成光束L54は第2偏光合成部材427で反射されて+X方向に射出される。
このため、第1光束LS1、第2光束LS2および第3光束LS3を含む合成光束L52は第2偏光合成部材427を透過して+X方向に射出され、第4光束LS4、第5光束LS5および第6光束LS6を含む合成光束L54は第2偏光合成部材427で反射されて+X方向に射出される。
第2偏光合成部材427は、合成光束L52の主光線および合成光束L54の主光線が交差する第5交点P55の近傍に配置されることで、合成光束L52および合成光束L54を重ね合わせて合成できる。これにより、光束幅を抑えた合成光LL5を生成できる。なお、本実施形態において、第2偏光合成部材427の裏面427b上に第5交点P55を位置させることで合成光束L52および合成光束L54の主光線を一致させることができる。
本実施形態の第2偏光合成部材427によれば、偏光特性および波長特性の両方に基づいて、第1ダイクロイックミラー126で合成された合成光束(第5合成光束)L1および第2光束LS2を含む合成光(第10合成光束)L52と第4光束LS4を含む合成光束L54とを合成することができる。第2偏光合成部材427は、波長特性に基づいて第1光束LS1および第2光束LS2と第4光束LS4および第6光束LS6とを合成するとともに、偏光特性に基づいて第3光束LS3と第5光束LS5とを合成して合成光LL5を生成する。
本実施形態の第2偏光合成部材427によれば、偏光特性および波長特性の両方に基づいて、第1ダイクロイックミラー126で合成された合成光束(第5合成光束)L1および第2光束LS2を含む合成光(第10合成光束)L52と第4光束LS4を含む合成光束L54とを合成することができる。第2偏光合成部材427は、波長特性に基づいて第1光束LS1および第2光束LS2と第4光束LS4および第6光束LS6とを合成するとともに、偏光特性に基づいて第3光束LS3と第5光束LS5とを合成して合成光LL5を生成する。
このように本実施形態の光源装置520においても光束幅を小さく抑えた合成光LL5を生成するため、合成光LL5が入射する集光光学素子28aのサイズを小型化できる。よって、光源装置520自体を小型化することができる。
なお、本実施形態において、第4光源324と第5光源350との位置を入れ替えてもよい。この場合、第2ダイクロイックミラー528は、緑色波長帯(第3波長帯)を有する緑色光を反射し、赤色波長帯(第2波長帯)を有する赤色光を透過する波長特性を有していればよい。
(第7実施形態)
続いて、第7実施形態の光源装置について説明する。なお、上記実施形態と共通の部材については同じ符号を付し、詳細については説明を省略する。
図8は本実施形態の光源装置620の全体構成を+Z側から-Z側に向かって視た平面図である。
図8に示すように、本実施形態の光源装置620は、第1光源21と、第2光源22と、第3光源23と、第4光源324と、第1ダイクロイックミラー(第2光合成部材)126と、第2ダイクロイックミラー(第3光合成部材)627と、偏光合成部材(第1光合成部材)628と、集光光学素子28aと、拡散板29と、光学素子28bと、位相差素子12と、均一化照明光学系30と、を備えている。
本実施形態の光源装置620は、第4実施形態の光源装置320と同様、白色の照明光WLを射出するようになっている。
続いて、第7実施形態の光源装置について説明する。なお、上記実施形態と共通の部材については同じ符号を付し、詳細については説明を省略する。
図8は本実施形態の光源装置620の全体構成を+Z側から-Z側に向かって視た平面図である。
図8に示すように、本実施形態の光源装置620は、第1光源21と、第2光源22と、第3光源23と、第4光源324と、第1ダイクロイックミラー(第2光合成部材)126と、第2ダイクロイックミラー(第3光合成部材)627と、偏光合成部材(第1光合成部材)628と、集光光学素子28aと、拡散板29と、光学素子28bと、位相差素子12と、均一化照明光学系30と、を備えている。
本実施形態の光源装置620は、第4実施形態の光源装置320と同様、白色の照明光WLを射出するようになっている。
本実施形態の場合、第1光源21、第1ダイクロイックミラー126、第2ダイクロイックミラー627、偏光合成部材628、集光光学素子28a、拡散板29、光学素子28b、位相差素子12および均一化照明光学系30が第1光軸AX1上に配置されている。また、第2光源22および偏光合成部材628が第2光軸AX2上に配置されている。なお、第4光源324は第2ダイクロイックミラー627の+Y方向に配置されている。
第1ダイクロイックミラー126は、第1光束LS1の主光線および第3光束LS3の主光線が交差する第1交点P11の近傍に配置されることで、第1光束LS1に第3光束LS3を重ね合わせて合成する。第1ダイクロイックミラー126は、第1光束LS1および第3光束LS3を合成した合成光束L11の光束幅を小さく抑えることができる。なお、本実施形態において、第1ダイクロイックミラー126の裏面126b上に第1交点P11を位置させることで第1光束LS1および第3光束LS3の主光線を一致させることができる。
第2ダイクロイックミラー627は、緑色波長帯(第3波長帯)を有する緑色光を反射し、赤色波長帯(第2波長帯)を有する赤色光および青色波長帯(第1波長帯)を有する青色光を透過する波長特性を有している。
第2ダイクロイックミラー627は、合成光束L11の主光線および第4光束LS4の主光線が交差する第2交点P62の近傍に配置されることで、合成光束L11に第4光束LS4を重ね合わせて合成する。第2ダイクロイックミラー627は、合成光束L11および第4光束LS4を合成した合成光束L62の光束幅を小さく抑えることができる。なお、本実施形態において、第2ダイクロイックミラー627の裏面627b上に第2交点P62を位置させることで合成光束L11および第4光束LS4の主光線を一致させることができる。
偏光合成部材628は、青色光に対する偏光分離機能を有するとともに、赤色光および緑色光を透過する光学特性を有する光学素子で構成される。このため、合成光束L62のうちの赤色光である第3光束LS3および緑色光である第4光束LS4は偏光合成部材628を透過して+X方向に射出され、合成光束L62のうちの青色光かつP偏光として入射する第1光束LS1は偏光合成部材628を透過して+X方向に射出され、青色光かつS偏光として入射する第2光束LS2は偏光合成部材628で反射されて+X方向に射出される。
偏光合成部材628は、合成光束L62の主光線および第2光束LS2の主光線が交差する第3交点P63の近傍に配置されることで、合成光束L62および第2光束LS2を重ね合わせて合成できる。これにより、合成光束L62および第2光束LS2を合成した合成光LL6の光束幅を抑えることができる。なお、本実施形態において、偏光合成部材628の裏面628b上に第3交点P63を位置させることで合成光束L62および第2光束LS2の主光線を一致させることができる。
このように本実施形態の光源装置620においても光束幅を小さく抑えた合成光LL6を生成するため、合成光LL6が入射する集光光学素子28aのサイズを小型化できる。よって、光源装置620自体を小型化することができる。
なお、本実施形態において、第1光束LS1および第3光束LS3を第1ダイクロイックミラー126で合成する場合を例に挙げたが、第1光束LS1および第3光束LS3を偏光成分に基づいて合成してもよい。この構成は、第1ダイクロイックミラー126に代えて、第3光源23からS偏光として射出された第3光束LS3を反射し、第1光源21からP偏光として射出された第1光束LS1を透過させる偏光ビームスプリッターを用いることで実現できる。
また、本実施形態において、合成光束L11および第4光束LS4を第2ダイクロイックミラー627で合成する場合を例に挙げたが、合成光束L11および第4光束LS4を偏光成分に基づいて合成してもよい。この構成は、第2ダイクロイックミラー627に代えて、第4光源324からS偏光として射出された第4光束LS4を反射し、第1ダイクロイックミラー326からP偏光として射出された合成光束L11を透過させる偏光ビームスプリッターを用いることで実現できる。
(第8実施形態)
続いて、第8実施形態の光源装置について説明する。なお、上記実施形態と共通の部材については同じ符号を付し、詳細については説明を省略する。
図9は本実施形態の光源装置720の全体構成を+Z側から-Z側に向かって視た平面図である。
図9に示すように、本実施形態の光源装置720は、第3実施形態の光源装置220の第4光源24を第4光束LS4として緑色光を射出する第4光源324に置き換え、第2偏光合成部材227をダイクロイックミラー(第3光合成部材)727に置き換えた構成を有する。本実施形態の光源装置720は、第4実施形態の光源装置320と同様、白色の照明光WLを射出するようになっている。
続いて、第8実施形態の光源装置について説明する。なお、上記実施形態と共通の部材については同じ符号を付し、詳細については説明を省略する。
図9は本実施形態の光源装置720の全体構成を+Z側から-Z側に向かって視た平面図である。
図9に示すように、本実施形態の光源装置720は、第3実施形態の光源装置220の第4光源24を第4光束LS4として緑色光を射出する第4光源324に置き換え、第2偏光合成部材227をダイクロイックミラー(第3光合成部材)727に置き換えた構成を有する。本実施形態の光源装置720は、第4実施形態の光源装置320と同様、白色の照明光WLを射出するようになっている。
本実施形態において、ダイクロイックミラー727は、青色波長帯(第1波長帯)を有する青色光および赤色波長帯(第2波長帯)を有する赤色光を透過し、緑色波長帯(第3波長帯)を有する緑色光を反射する波長特性を有している。
ダイクロイックミラー727は、合成光束L22の主光線および第4光束LS4の主光線が交差する第3交点P73の近傍に配置されることで、合成光束L22に第4光束LS4を重ね合わせて合成する。ダイクロイックミラー727は、合成光束L22および第4光束LS4を合成した合成光LL7の光束幅を小さく抑えることができる。なお、本実施形態において、ダイクロイックミラー727の裏面727b上に第3交点P73を位置させることで合成光束L22および第4光束LS4の主光線を一致させることができる。
このように本実施形態の光源装置720においても光束幅を小さく抑えた合成光LL7を生成するため、合成光LL7が入射する集光光学素子28aのサイズを小型化できる。よって、光源装置720自体を小型化することができる。
(第9実施形態)
続いて、第9実施形態の光源装置について説明する。なお、上記実施形態と共通の部材については同じ符号を付し、詳細については説明を省略する。
図10は本実施形態の光源装置820の全体構成を+Z側から-Z側に向かって視た平面図である。
図10に示すように、本実施形態の光源装置820は、第1光源21と、第2光源22と、第3光源23と、第4光源324と、第1ダイクロイックミラー(第2光合成部材)126と、第2ダイクロイックミラー(第3光合成部材)827と、偏光合成部材(第1光合成部材)828と、集光光学素子28aと、拡散板29と、光学素子28bと、位相差素子12と、均一化照明光学系30と、を備えている。
本実施形態の光源装置820は、第4実施形態の光源装置320と同様、白色の照明光WLを射出するようになっている。
続いて、第9実施形態の光源装置について説明する。なお、上記実施形態と共通の部材については同じ符号を付し、詳細については説明を省略する。
図10は本実施形態の光源装置820の全体構成を+Z側から-Z側に向かって視た平面図である。
図10に示すように、本実施形態の光源装置820は、第1光源21と、第2光源22と、第3光源23と、第4光源324と、第1ダイクロイックミラー(第2光合成部材)126と、第2ダイクロイックミラー(第3光合成部材)827と、偏光合成部材(第1光合成部材)828と、集光光学素子28aと、拡散板29と、光学素子28bと、位相差素子12と、均一化照明光学系30と、を備えている。
本実施形態の光源装置820は、第4実施形態の光源装置320と同様、白色の照明光WLを射出するようになっている。
本実施形態の場合、第1光源21、第1ダイクロイックミラー126、偏光合成部材828、集光光学素子28a、拡散板29、光学素子28b、位相差素子12および均一化照明光学系30が第1光軸AX1上に配置されている。また、第2光源22、第2ダイクロイックミラー827および偏光合成部材828が第2光軸AX2上に配置されている。なお、第4光源324は第2ダイクロイックミラー827の+X方向に配置されている。
第1ダイクロイックミラー126は、第1光束LS1の主光線および第3光束LS3の主光線が交差する第1交点P11の近傍に配置されることで、第1光束LS1に第3光束LS3を重ね合わせて合成する。第1ダイクロイックミラー126は、第1光束LS1および第3光束LS3を合成した合成光束L11の光束幅を小さく抑えることができる。なお、本実施形態において、第1ダイクロイックミラー126の裏面126b上に第1交点P11を位置させることで第1光束LS1および第3光束LS3の主光線を一致させることができる。
第2ダイクロイックミラー827は、青色波長帯(第1波長帯)を有する青色光を透過し、緑色波長帯(第3波長帯)を有する緑色光を反射する波長特性を有している。
第2ダイクロイックミラー827は、第2光束LS2の主光線および第4光束LS4の主光線が交差する第2交点P82の近傍に配置されることで第2光束LS2および第4光束LS4を合成した合成光束(第12合成光束)L82の光束幅を小さく抑えることができる。なお、本実施形態において、第2ダイクロイックミラー827の裏面827b上に第2交点P82を位置させることで第2光束LS2および第4光束LS4の主光線を一致させることができる。本実施形態の第2ダイクロイックミラー827は、波長特性に基づいて、第2光束LS2と第4光束LS4とを合成する。
第2ダイクロイックミラー827は、第2光束LS2の主光線および第4光束LS4の主光線が交差する第2交点P82の近傍に配置されることで第2光束LS2および第4光束LS4を合成した合成光束(第12合成光束)L82の光束幅を小さく抑えることができる。なお、本実施形態において、第2ダイクロイックミラー827の裏面827b上に第2交点P82を位置させることで第2光束LS2および第4光束LS4の主光線を一致させることができる。本実施形態の第2ダイクロイックミラー827は、波長特性に基づいて、第2光束LS2と第4光束LS4とを合成する。
偏光合成部材828は、青色光に対する偏光分離機能を有するとともに、赤色光および緑色光を透過する光学特性を有する。
偏光合成部材828は、赤色光である第3光束LS3と青色光かつP偏光として入射する第1光束LS1とを含む合成光束L11を透過させて+X方向に射出し、緑色光である第4光束LS4と青色光かつS偏光として入射する第2光束LS2とを含む合成光束L82を反射して+X方向に射出する。
偏光合成部材828は、赤色光である第3光束LS3と青色光かつP偏光として入射する第1光束LS1とを含む合成光束L11を透過させて+X方向に射出し、緑色光である第4光束LS4と青色光かつS偏光として入射する第2光束LS2とを含む合成光束L82を反射して+X方向に射出する。
偏光合成部材828は、合成光束L11の主光線および合成光束L82の主光線が交差する第3交点P83の近傍に配置されることで、合成光束L11と、第2ダイクロイックミラー827で合成された合成光束L82と、を合成して生成した合成光LL8の光束幅を抑えることができる。なお、本実施形態において、偏光合成部材828の裏面828b上に第3交点P83を位置させることで合成光束L11および合成光束L82の主光線を一致させることができる。
このように本実施形態の光源装置820においても光束幅を小さく抑えた合成光LL8を生成するため、合成光LL8が入射する集光光学素子28aのサイズを小型化できる。よって、光源装置820自体を小型化することができる。
なお、本実施形態において、第1光束LS1および第3光束LS3を第1ダイクロイックミラー126で合成する場合を例に挙げたが、第1光束LS1および第3光束LS3を偏光成分に基づいて合成してもよい。この構成は、第1ダイクロイックミラー126に代えて、第3光源23からS偏光として射出された第3光束LS3を反射し、第1光源21からP偏光として射出された第1光束LS1を透過させる偏光ビームスプリッターを用いることで実現できる。
また、本実施形態において、第2光束LS2および第4光束LS4を第2ダイクロイックミラー827で合成する場合を例に挙げたが、第2光束LS2および第4光束LS4を偏光成分に基づいて合成してもよい。つまり、第2ダイクロイックミラー827に代えて、第4光源24からP偏光として射出された緑色光の第4光束LS4を反射し、第2光源22から射出された青色光の第2光束LS2を透過させる波長特性を有する偏光ビームスプリッターを第3光合成部材として用いることで実現できる。
(第10実施形態)
続いて、第10実施形態の光源装置について説明する。なお、上記実施形態と共通の部材については同じ符号を付し、詳細については説明を省略する。
図11は本実施形態の光源装置920の全体構成を+Z側から-Z側に向かって視た平面図である。
図11に示すように、本実施形態の光源装置920は、第1光源21と、第2光源22と、第3光源23と、第4光源324と、第1偏光合成部材(第1光合成部材)25と、第1ダイクロイックミラー(第2光合成部材)921と、第2ダイクロイックミラー(第3光合成部材)922と、集光光学素子28aと、拡散板29と、光学素子28bと、位相差素子12と、均一化照明光学系30と、を備えている。
本実施形態の光源装置920は、第4実施形態の光源装置320と同様、白色の照明光WLを射出するようになっている。
続いて、第10実施形態の光源装置について説明する。なお、上記実施形態と共通の部材については同じ符号を付し、詳細については説明を省略する。
図11は本実施形態の光源装置920の全体構成を+Z側から-Z側に向かって視た平面図である。
図11に示すように、本実施形態の光源装置920は、第1光源21と、第2光源22と、第3光源23と、第4光源324と、第1偏光合成部材(第1光合成部材)25と、第1ダイクロイックミラー(第2光合成部材)921と、第2ダイクロイックミラー(第3光合成部材)922と、集光光学素子28aと、拡散板29と、光学素子28bと、位相差素子12と、均一化照明光学系30と、を備えている。
本実施形態の光源装置920は、第4実施形態の光源装置320と同様、白色の照明光WLを射出するようになっている。
本実施形態の場合、第1光源21、第1偏光合成部材25、第1ダイクロイックミラー921、集光光学素子28a、拡散板29、光学素子28b、位相差素子12および均一化照明光学系30が第1光軸AX1上に配置されている。また、第2光源22、第2ダイクロイックミラー922および第1ダイクロイックミラー921が第2光軸AX2上に配置されている。なお、第4光源324は第2ダイクロイックミラー922の+X方向に配置されている。
第1偏光合成部材25は、第1光束LS1の主光線および第3光束LS3の主光線が交差する第1交点P1の近傍に配置されることで、第1光束LS1に第3光束LS3を重ね合わせて合成する。第1偏光合成部材25は、第1光束LS1および第3光束LS3を合成した合成光束L1の光束幅を小さく抑えることができる。なお、本実施形態において、第1偏光合成部材25の裏面25b上に第1交点P1を位置させることで第1光束LS1および第3光束LS3の主光線を一致させることができる。
第2ダイクロイックミラー922は、赤色波長帯(第2波長帯)を有する赤色光を透過し、緑色波長帯(第3波長帯)を有する緑色光を反射する波長特性を有している。
第2ダイクロイックミラー922は、第3光束LS3の主光線および第4光束LS4の主光線が交差する第2交点P92の近傍に配置されることで第3光束LS3および第4光束LS4を合成した合成光束(第4合成光束)L92の光束幅を小さく抑えることができる。なお、本実施形態において、第2ダイクロイックミラー922の裏面922b上に第2交点P92を位置させることで第3光束LS3および第4光束LS4の主光線を一致させることができる。本実施形態の第2ダイクロイックミラー922は、波長特性に基づいて、第3光束LS3と第4光束LS4とを合成する。
第2ダイクロイックミラー922は、第3光束LS3の主光線および第4光束LS4の主光線が交差する第2交点P92の近傍に配置されることで第3光束LS3および第4光束LS4を合成した合成光束(第4合成光束)L92の光束幅を小さく抑えることができる。なお、本実施形態において、第2ダイクロイックミラー922の裏面922b上に第2交点P92を位置させることで第3光束LS3および第4光束LS4の主光線を一致させることができる。本実施形態の第2ダイクロイックミラー922は、波長特性に基づいて、第3光束LS3と第4光束LS4とを合成する。
第1ダイクロイックミラー921は、青色波長帯(第1波長帯)を有する青色光を透過し、赤色波長帯(第2波長帯)を有する赤色光および緑色波長帯(第3波長帯)を有する緑色光を反射する波長特性を有している。
第1ダイクロイックミラー921は、青色光である第1光束LS1を透過させ、赤色光および緑色光を含む合成光束L92を反射する。
第1ダイクロイックミラー921は、青色光である第1光束LS1を透過させ、赤色光および緑色光を含む合成光束L92を反射する。
第1ダイクロイックミラー921は、合成光束L1の主光線および合成光束L92の主光線が交差する第3交点P93の近傍に配置されることで合成光束L1および合成光束L92を合成した合成光LL9の光束幅を小さく抑えることができる。なお、本実施形態において、第1ダイクロイックミラー921の裏面921b上に第3交点P93を位置させることで合成光束L1および合成光束L92の主光線を一致させることができる。本実施形態の第1ダイクロイックミラー921は、合成光束L1と、第2ダイクロイックミラー922により合成された第3光束LS3および第4光束LS4を含む合成光束L92と、を合成することができる。
このように本実施形態の光源装置920においても光束幅を小さく抑えた合成光LL9を生成するため、合成光LL9が入射する集光光学素子28aのサイズを小型化できる。よって、光源装置920自体を小型化することができる。
なお、本実施形態において、第3光束LS3および第4光束LS4を第2ダイクロイックミラー922で合成する場合を例に挙げたが、第3光束LS3および第4光束LS4を偏光成分に基づいて合成してもよい。この構成は、第2ダイクロイックミラー922に代えて、第4光源24からS偏光として射出された第4光束LS4を反射し、第2光源22から射出された赤色光の第2光束LS2を透過させる波長特性を有する偏光ビームスプリッターを用いることで実現できる。
(第11実施形態)
続いて、第11実施形態として第1実施形態とは異なる形態のプロジェクターについて説明する。
図12は本実施形態のプロジェクターの構成を示す図である。
図12に示す本実施形態のプロジェクター100は、光源装置2と、色分離光学系3Aと、光変調装置4Rと、光変調装置4Gと、光変調装置4Bと、合成光学系5と、投射光学装置6と、を備えている。本実施形態の光源装置2は、白色の照明光WLを射出する第4実施形態から第10実施形態の光源装置のいずれかで構成される。
続いて、第11実施形態として第1実施形態とは異なる形態のプロジェクターについて説明する。
図12は本実施形態のプロジェクターの構成を示す図である。
図12に示す本実施形態のプロジェクター100は、光源装置2と、色分離光学系3Aと、光変調装置4Rと、光変調装置4Gと、光変調装置4Bと、合成光学系5と、投射光学装置6と、を備えている。本実施形態の光源装置2は、白色の照明光WLを射出する第4実施形態から第10実施形態の光源装置のいずれかで構成される。
光源装置2は、白色の照明光WLを色分離光学系3に向けて射出する。色分離光学系3は、白色の照明光WLを赤色光LRと緑色光LGと青色光LBとに分離する。色分離光学系3は、第1ダイクロイックミラー7aと、第2ダイクロイックミラー7bと、第1反射ミラー8aと、第2反射ミラー8bと、第3反射ミラー8cと、第1リレーレンズ9aと、第2リレーレンズ9bと、を備えている。
第1ダイクロイックミラー7aは、光源装置2からの照明光WLを赤色光LRと、その他の光(緑色光LGおよび青色光LB)とに分離する。第1ダイクロイックミラー7aは、分離された赤色光LRを透過するとともに、その他の光(緑色光LGおよび青色光LB)を反射する。一方、第2ダイクロイックミラー7bは、その他の光を緑色光LGと青色光LBとに分離する。第2ダイクロイックミラー7bは、分離された緑色光LGを反射し、青色光LBを透過する。
第1反射ミラー8aは、赤色光LRの光路中に配置され、第1ダイクロイックミラー7aを透過した赤色光LRを光変調装置4Rに向けて反射する。一方、第2反射ミラー8bおよび第3反射ミラー8cは、青色光LBの光路中に配置され、第2ダイクロイックミラー7bを透過した青色光LBを光変調装置4Bに向けて反射する。また、緑色光LGは、第2ダイクロイックミラー7bによって光変調装置4Gに向けて反射される。
第1リレーレンズ9aおよび第2リレーレンズ9bは、青色光LBの光路中における第2ダイクロイックミラー7bの光射出側に配置されている。第1リレーレンズ9aおよび第2リレーレンズ9bは、青色光LBの光路長が赤色光LRや緑色光LGの光路長よりも長いことに起因した青色光LBの照明分布の違いを修正する。
本実施形態のプロジェクター100によれば、白色の照明光WLを射出する第4実施形態から第10実施形態のいずれかの光源装置で構成された光源装置2を備えるため、プロジェクター自体のさらなる小型化を実現できる。
なお、本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
その他、光源装置を構成する各種構成要素の数、配置、形状および材料等の具体的な構成は、上記実施形態に限らず、適宜変更が可能である。
その他、光源装置を構成する各種構成要素の数、配置、形状および材料等の具体的な構成は、上記実施形態に限らず、適宜変更が可能である。
例えば、第1~第3実施形態の光源装置において、拡散光学素子としての拡散板29を蛍光体に置き換えてもよい。蛍光体としては、黄色蛍光を発光する黄色蛍光体や緑色蛍光を発光する緑色蛍光体を用いることができる。
例えば、第1実施形態の光源装置20において、拡散板29を緑色蛍光体に置き換えると、集光光学素子28aから蛍光体に入射する合成光LLのうちの青色光の一部が励起光として作用し、緑色蛍光体は緑色光を発光する。緑色蛍光体は、緑色光と合成光LLの赤色光および青色光とを含む白色光を射出する。よって、第1実施形態の光源装置20は、拡散板29を蛍光体に置き換えることで白色の照明光WLを生成することができる。
また、白色の照明光WLを射出する第4~第10実施形態の光源装置において、拡散板29を蛍光体に置き換えてもよい。蛍光体としては、例えば、黄色蛍光を発光する黄色蛍光体、緑色蛍光を発光する緑色蛍光体あるいは赤色蛍光を発光する赤色蛍光体を用いることができる。
例えば、第4実施形態の光源装置320において、拡散板29を赤色蛍光体に置き換えると、集光光学素子28aから蛍光体に入射する合成光LL3のうちの青色光の一部が励起光として作用し、赤色蛍光体は赤色光を発光する。よって、第4実施形態の光源装置320は、拡散板29を蛍光体に置き換えることで照明光WLにおける赤色光の色純度を高めることができる。
また、上記実施形態の光源装置では、光源部が位相差素子12を有する場合を例に挙げたが、光源部の光射部において照明光WLの偏光状態がS偏光およびP偏光の割合がほぼ等しい場合には位相差素子12をガラス板に変更してもよい。
また、光変調装置4R,4G,4Bは透過型の液晶パネルに限定されない。光変調装置4R,4G,4Bとして、反射型の液晶パネルなどの反射型の光変調装置が採用されてもよい。また、入射した光の射出方向を、画素としてのマイクロミラー毎に制御することにより光を変調するデジタルマイクロミラーデバイスなどが採用されてもよい。さらに、複数の色光毎にそれぞれ光変調装置を備える構成に限定されず、1つの光変調装置によって複数の色光を時分割して変調する構成が採用されてもよい。
また、上記実施形態では、本発明による光源装置をプロジェクターに応用する例を示したが、これに限られない。本発明による光源装置を自動車用ヘッドライトなどの照明器具にも適用することができる。
以下、本開示のまとめを付記する。
(付記1)
第1波長帯を有し第1偏光方向に偏光する第1光束を第1方向に沿って射出する第1光源と、
前記第1波長帯を有し前記第1偏光方向とは異なる第2偏光方向に偏光する第2光束を、前記第1方向に交差する第2方向に沿って射出する第2光源と、
前記第1波長帯とは異なる第2波長帯を有し第3偏光方向に偏光する第3光束を第3方向に沿って射出する第3光源と、
前記第1波長帯とは異なる第3波長帯を有する第4光束を第4方向に沿って射出する第4光源と、
偏光特性に基づいて、前記第1光束に前記第2光束を重ね合わせて合成する第1光合成部材と、
波長特性に基づいて、前記第1光束および前記第2光束のうち少なくとも一方の光束に前記第3光束を重ね合わせて合成する第2光合成部材と、
前記偏光特性および前記波長特性のうち少なくとも一方に基づいて、前記第1光束、前記第2光束、および前記第3光束の少なくとも1つの光束に前記第4光束を重ね合わせて合成する第3光合成部材と、
前記第1光束、前記第2光束、前記第3光束および前記第4光束を合成した合成光が入射する集光光学素子と、を備える、
ことを特徴とする光源装置。
第1波長帯を有し第1偏光方向に偏光する第1光束を第1方向に沿って射出する第1光源と、
前記第1波長帯を有し前記第1偏光方向とは異なる第2偏光方向に偏光する第2光束を、前記第1方向に交差する第2方向に沿って射出する第2光源と、
前記第1波長帯とは異なる第2波長帯を有し第3偏光方向に偏光する第3光束を第3方向に沿って射出する第3光源と、
前記第1波長帯とは異なる第3波長帯を有する第4光束を第4方向に沿って射出する第4光源と、
偏光特性に基づいて、前記第1光束に前記第2光束を重ね合わせて合成する第1光合成部材と、
波長特性に基づいて、前記第1光束および前記第2光束のうち少なくとも一方の光束に前記第3光束を重ね合わせて合成する第2光合成部材と、
前記偏光特性および前記波長特性のうち少なくとも一方に基づいて、前記第1光束、前記第2光束、および前記第3光束の少なくとも1つの光束に前記第4光束を重ね合わせて合成する第3光合成部材と、
前記第1光束、前記第2光束、前記第3光束および前記第4光束を合成した合成光が入射する集光光学素子と、を備える、
ことを特徴とする光源装置。
この構成の光源装置によれば、第1光合成部材によって第1光および第2光各々の光束同士を重ねることで光束幅を抑えた第1光束が合成される。第2光合成部材によって各光束同士を重ねることで光束幅を抑えた第2光束が合成される。よって、第3光合成部材によって第1光束および第2光束各々の光束同士を重ねることで光束幅を抑えた合成光が生成される。
従って、この構成の光源装置によれば、合成光が入射する集光光学素子の外径が小さくなることで光源装置自体を小型化することができる。
従って、この構成の光源装置によれば、合成光が入射する集光光学素子の外径が小さくなることで光源装置自体を小型化することができる。
(付記2)
前記第2光合成部材は、前記第1光合成部材により合成された前記第1光束および前記第2光束を含む第1合成光束と、前記第3光束と、を合成する、
ことを特徴とする付記1に記載の光源装置。
前記第2光合成部材は、前記第1光合成部材により合成された前記第1光束および前記第2光束を含む第1合成光束と、前記第3光束と、を合成する、
ことを特徴とする付記1に記載の光源装置。
この構成によれば、第1合成光束と第3光束とを重ね合わせて合成することで光束幅を抑えた合成光を生成することができる。
(付記3)
前記第3波長帯は、前記第2波長帯と同じ波長帯であり、
前記第4光束は、前記第3光束の前記第3偏光方向とは異なる第4偏光方向に偏光し、
前記第3光合成部材は、前記偏光特性に基づいて、前記第2光合成部材により合成された前記第1合成光束および前記第3光束を含む第2合成光束と、前記第4光束と、を合成して前記合成光を生成する、
ことを特徴とする付記2に記載の光源装置。
前記第3波長帯は、前記第2波長帯と同じ波長帯であり、
前記第4光束は、前記第3光束の前記第3偏光方向とは異なる第4偏光方向に偏光し、
前記第3光合成部材は、前記偏光特性に基づいて、前記第2光合成部材により合成された前記第1合成光束および前記第3光束を含む第2合成光束と、前記第4光束と、を合成して前記合成光を生成する、
ことを特徴とする付記2に記載の光源装置。
この構成によれば、第2合成光束と第4光束とを重ね合わせて合成することで光束幅を抑えた2色の色光を含む合成光を生成することができる。
(付記4)
前記第3波長帯は、前記第2波長帯と異なる波長帯であり、
前記第3光合成部材は、前記偏光特性および前記波長特性のうち少なくとも一方の特性に基づいて、前記第2光合成部材により合成された前記第1合成光束および前記第3光束を含む第2合成光束と、前記第4光束と、を合成する、
ことを特徴とする付記2に記載の光源装置。
前記第3波長帯は、前記第2波長帯と異なる波長帯であり、
前記第3光合成部材は、前記偏光特性および前記波長特性のうち少なくとも一方の特性に基づいて、前記第2光合成部材により合成された前記第1合成光束および前記第3光束を含む第2合成光束と、前記第4光束と、を合成する、
ことを特徴とする付記2に記載の光源装置。
この構成によれば、第2合成光束と第4光束とを重ね合わせて合成することで光束幅を抑えた3色の色光を含む合成光を生成することができる。
(付記5)
前記第2波長帯を有し前記第3光束の前記第3偏光方向とは異なる第5偏光方向に偏光された第5光束を前記第3方向に交差する第5方向に沿って射出する第5光源と、
前記第3波長帯を有し前記第4光束の第4偏光方向とは異なる第6偏光方向に偏光された第6光束を前記第4方向に交差する第6方向に沿って射出する第6光源と、
前記偏光特性に基づいて、前記第4光束と前記第6光束とを重ね合わせて合成する第4光合成部材と、
前記波長特性に基づいて、前記第4光合成部材により合成された前記第4光束および前記第6光束を含む第3合成光束と前記第5光束とを重ね合わせて合成する第5光合成部材と、をさらに備え、
前記第3光合成部材は、前記波長特性に基づいて前記第1合成光束と前記第4光束と前記第6光束とを合成するとともに、前記偏光特性に基づいて前記第3光束と前記第5光束とを合成して前記合成光を生成する、
ことを特徴とする付記4に記載の光源装置。
前記第2波長帯を有し前記第3光束の前記第3偏光方向とは異なる第5偏光方向に偏光された第5光束を前記第3方向に交差する第5方向に沿って射出する第5光源と、
前記第3波長帯を有し前記第4光束の第4偏光方向とは異なる第6偏光方向に偏光された第6光束を前記第4方向に交差する第6方向に沿って射出する第6光源と、
前記偏光特性に基づいて、前記第4光束と前記第6光束とを重ね合わせて合成する第4光合成部材と、
前記波長特性に基づいて、前記第4光合成部材により合成された前記第4光束および前記第6光束を含む第3合成光束と前記第5光束とを重ね合わせて合成する第5光合成部材と、をさらに備え、
前記第3光合成部材は、前記波長特性に基づいて前記第1合成光束と前記第4光束と前記第6光束とを合成するとともに、前記偏光特性に基づいて前記第3光束と前記第5光束とを合成して前記合成光を生成する、
ことを特徴とする付記4に記載の光源装置。
この構成によれば、第1から第6光束を重ね合わせて合成することで光束幅を抑えた3色の色光を含む合成光を生成することができる。
(付記6)
前記第3波長帯は、前記第2波長帯と異なる波長帯であり、
前記第3光合成部材は、前記偏光特性および前記波長特性のうち少なくとも一方に基づいて、前記第3光束と前記第4光束とを合成し、
前記第2光合成部材は、前記第1合成光束と、前記第3光合成部材により合成された前記第3光束および前記第4光束を含む第4合成光束と、を合成して前記合成光を生成する、
ことを特徴とする請求項2に記載の光源装置。
前記第3波長帯は、前記第2波長帯と異なる波長帯であり、
前記第3光合成部材は、前記偏光特性および前記波長特性のうち少なくとも一方に基づいて、前記第3光束と前記第4光束とを合成し、
前記第2光合成部材は、前記第1合成光束と、前記第3光合成部材により合成された前記第3光束および前記第4光束を含む第4合成光束と、を合成して前記合成光を生成する、
ことを特徴とする請求項2に記載の光源装置。
この構成によれば、第1合成光束と第4合成光束とを重ね合わせて合成することで光束幅を抑えた3色の色光を含む合成光を生成することができる。
(付記7)
前記第1光合成部材は、前記第2光合成部材により合成された前記第1光束および前記第3光束を含む第5合成光束と、前記第2光束と、を合成して前記合成光を生成する、
ことを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
前記第1光合成部材は、前記第2光合成部材により合成された前記第1光束および前記第3光束を含む第5合成光束と、前記第2光束と、を合成して前記合成光を生成する、
ことを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
この構成によれば、第5合成光束と第2光束とを重ね合わせて合成することで光束幅を抑えた合成光を生成することができる。
(付記8)
前記第3波長帯は、前記第2波長帯と同じ波長であり、
前記第4光束は、前記第3光束の前記第3偏光方向と異なる第4偏光方向に偏光し、
前記第3光合成部材は、前記波長特性に基づいて、前記第2光束と前記第4光束とを合成し、
前記第1光合成部材は、前記偏光特性に基づいて、前記第5合成光束と、前記第3光合成部材により合成された前記第2光束および前記第4光束を含む第6合成光束と、を合成して前記合成光を生成する、
ことを特徴とする付記7に記載の光源装置。
前記第3波長帯は、前記第2波長帯と同じ波長であり、
前記第4光束は、前記第3光束の前記第3偏光方向と異なる第4偏光方向に偏光し、
前記第3光合成部材は、前記波長特性に基づいて、前記第2光束と前記第4光束とを合成し、
前記第1光合成部材は、前記偏光特性に基づいて、前記第5合成光束と、前記第3光合成部材により合成された前記第2光束および前記第4光束を含む第6合成光束と、を合成して前記合成光を生成する、
ことを特徴とする付記7に記載の光源装置。
この構成によれば、第5合成光束と第6合成光束とを合成することで光束幅を抑えた2色の色光を含む合成光を生成することができる。
(付記9)
前記第3波長帯は、前記第2波長帯と異なる波長帯であり、
前記第3光合成部材は、前記波長特性に基づいて、前記第5合成光束と前記第4光束とを合成し、
前記第1光合成部材は、前記第3光合成部材により合成された前記第5合成光束および前記第4光束を含む第7合成光束と、前記第2光束と、を合成する、
ことを特徴とする付記7に記載の光源装置。
前記第3波長帯は、前記第2波長帯と異なる波長帯であり、
前記第3光合成部材は、前記波長特性に基づいて、前記第5合成光束と前記第4光束とを合成し、
前記第1光合成部材は、前記第3光合成部材により合成された前記第5合成光束および前記第4光束を含む第7合成光束と、前記第2光束と、を合成する、
ことを特徴とする付記7に記載の光源装置。
この構成によれば、第5合成光束と第2合成光束とを重ね合わせて合成することで光束幅を抑えた3色の色光を含む合成光を生成することができる。
(付記10)
前記第2波長帯を有し前記第3光束の前記第3偏光方向とは異なる第5偏光方向に偏光された第5光束を前記第3方向に交差する第5方向に沿って射出する第5光源と、
前記第3波長帯を有し前記第4光束の第4偏光方向とは異なる第6偏光方向に偏光された第6光束を前記第4方向に交差する第6方向に沿って射出する第6光源と、
前記波長特性に基づいて、前記第2光束および前記第6光束を重ね合わせて合成する第4光合成部材と、
前記波長特性に基づいて、前記第4光合成部材により合成された前記第2光束および前記第6光束を含む第8合成光束と前記第5光束とを重ね合わせて合成する第5光合成部材と、をさらに備え、
前記第1光合成部材は、前記第3光合成部材により合成された前記第7合成光束と、前記第5光合成部材により合成された前記第8合成光束および前記第5光束を含む第9合成光束と、を合成して前記合成光を生成する、
ことを特徴とする付記9に記載の光源装置。
前記第2波長帯を有し前記第3光束の前記第3偏光方向とは異なる第5偏光方向に偏光された第5光束を前記第3方向に交差する第5方向に沿って射出する第5光源と、
前記第3波長帯を有し前記第4光束の第4偏光方向とは異なる第6偏光方向に偏光された第6光束を前記第4方向に交差する第6方向に沿って射出する第6光源と、
前記波長特性に基づいて、前記第2光束および前記第6光束を重ね合わせて合成する第4光合成部材と、
前記波長特性に基づいて、前記第4光合成部材により合成された前記第2光束および前記第6光束を含む第8合成光束と前記第5光束とを重ね合わせて合成する第5光合成部材と、をさらに備え、
前記第1光合成部材は、前記第3光合成部材により合成された前記第7合成光束と、前記第5光合成部材により合成された前記第8合成光束および前記第5光束を含む第9合成光束と、を合成して前記合成光を生成する、
ことを特徴とする付記9に記載の光源装置。
この構成によれば、第7合成光束と第9合成光束とを重ね合わせて合成することで光束幅を抑えた3色の色光を含む合成光を生成することができる。
(付記11)
前記第3波長帯は、前記第2波長帯と異なる波長帯であり、
前記第3光合成部材は、前記偏光特性および前記波長特性の両方に基づいて、前記第1光合成部材で合成された前記第5合成光束および前記第2光束を含む第10合成光束と前記第4光束とを合成する、
ことを特徴とする付記7に記載の光源装置。
前記第3波長帯は、前記第2波長帯と異なる波長帯であり、
前記第3光合成部材は、前記偏光特性および前記波長特性の両方に基づいて、前記第1光合成部材で合成された前記第5合成光束および前記第2光束を含む第10合成光束と前記第4光束とを合成する、
ことを特徴とする付記7に記載の光源装置。
この構成によれば、第10合成光束と第4光束とを重ね合わせて合成することで光束幅を抑えた3つの色光を含む合成光を生成することができる。
(付記12)
前記第2波長帯を有し前記第3光束の前記第3偏光方向とは異なる第5偏光方向に偏光された第5光束を前記第3方向に交差する第5方向に沿って射出する第5光源と、
前記第3波長帯を有し前記第4光束の第4偏光方向とは異なる第6偏光方向に偏光された第6光束を前記第4方向に交差する第6方向に沿って射出する第6光源と、
前記波長特性に基づいて、前記第4光束および前記第5光束を重ね合わせて合成する第4光合成部材と、
前記偏光特性に基づいて、前記第4光合成部材により合成された前記第4光束および前記第5光束を含む第11合成光束に前記第6光束を重ね合わせて合成する第5光合成部材と、をさらに備え、
前記第3光合成部材は、前記波長特性に基づいて前記第1光束および前記第2光束と前記第4光束および前記第6光束とを合成するとともに、前記偏光特性に基づいて前記第3光束と前記第5光束とを合成して前記合成光を生成する、
ことを特徴とする付記11に記載の光源装置。
前記第2波長帯を有し前記第3光束の前記第3偏光方向とは異なる第5偏光方向に偏光された第5光束を前記第3方向に交差する第5方向に沿って射出する第5光源と、
前記第3波長帯を有し前記第4光束の第4偏光方向とは異なる第6偏光方向に偏光された第6光束を前記第4方向に交差する第6方向に沿って射出する第6光源と、
前記波長特性に基づいて、前記第4光束および前記第5光束を重ね合わせて合成する第4光合成部材と、
前記偏光特性に基づいて、前記第4光合成部材により合成された前記第4光束および前記第5光束を含む第11合成光束に前記第6光束を重ね合わせて合成する第5光合成部材と、をさらに備え、
前記第3光合成部材は、前記波長特性に基づいて前記第1光束および前記第2光束と前記第4光束および前記第6光束とを合成するとともに、前記偏光特性に基づいて前記第3光束と前記第5光束とを合成して前記合成光を生成する、
ことを特徴とする付記11に記載の光源装置。
この構成によれば、第1から第6光を重ね合わせて合成することで光束幅を抑えた3つの色光を含む合成光を生成することができる。
(付記13)
前記第3波長帯は、前記第2波長帯と異なる波長帯であり、
前記第3光合成部材は、前記偏光特性および前記波長特性のうちの少なくとも一方に基づいて、前記第2光束と前記第4光束とを合成し、
前記第1光合成部材は、前記第5合成光束と、前記第3光合成部材で合成された前記第2光束および前記第4光束を含む第12合成光束と、を合成して前記合成光を生成する、
ことを特徴とする付記7に記載の光源装置。
前記第3波長帯は、前記第2波長帯と異なる波長帯であり、
前記第3光合成部材は、前記偏光特性および前記波長特性のうちの少なくとも一方に基づいて、前記第2光束と前記第4光束とを合成し、
前記第1光合成部材は、前記第5合成光束と、前記第3光合成部材で合成された前記第2光束および前記第4光束を含む第12合成光束と、を合成して前記合成光を生成する、
ことを特徴とする付記7に記載の光源装置。
この構成によれば、第5合成光束と第11合成光束とを重ね合わせて合成することで光束幅を抑えた3つの色光を含む合成光を生成することができる。
(付記14)
前記集光光学素子の後段に設けられ、前記集光光学素子から射出された前記合成光が入射する拡散光学素子をさらに備える、
ことを特徴とする付記1から付記13のうちのいずれか一項に記載の光源装置。
前記集光光学素子の後段に設けられ、前記集光光学素子から射出された前記合成光が入射する拡散光学素子をさらに備える、
ことを特徴とする付記1から付記13のうちのいずれか一項に記載の光源装置。
この構成によれば、拡散光学素子によって合成光を拡散させることができる。
(付記15)
前記拡散光学素子が拡散板である、
ことを特徴とする付記14に記載の光源装置。
前記拡散光学素子が拡散板である、
ことを特徴とする付記14に記載の光源装置。
この構成によれば、拡散板によって合成光を拡散させることができる。
(付記16)
前記拡散光学素子が蛍光体である、
ことを特徴とする付記14に記載の光源装置。
前記拡散光学素子が蛍光体である、
ことを特徴とする付記14に記載の光源装置。
この構成によれば、合成光の一部を波長変換して蛍光を含む照明光を生成できる。
(付記17)
前記集光光学素子の後段に設けられ、前記集光光学素子から射出された前記合成光が入射する位相差素子をさらに備える、
ことを特徴とする付記1から付記16のうちのいずれか一項に記載の光源装置。
前記集光光学素子の後段に設けられ、前記集光光学素子から射出された前記合成光が入射する位相差素子をさらに備える、
ことを特徴とする付記1から付記16のうちのいずれか一項に記載の光源装置。
この構成によれば、位相差素子によって、例えば、合成光をP偏光およびS偏光を略50%ずつ含む円偏光に変換することができる。これにより、例えば、後段に配置された偏光変換素子を透過した際に合成光に生じる光量差による色ムラ等の不具合の発生を抑制できる。
(付記18)
付記1から付記17のうちのいずれか一項に記載の光源装置と、
前記光源装置からの光を変調する光変調装置と、
前記光変調装置により変調された光を投射する投射光学装置と、を備えた、
ことを特徴とするプロジェクター。
付記1から付記17のうちのいずれか一項に記載の光源装置と、
前記光源装置からの光を変調する光変調装置と、
前記光変調装置により変調された光を投射する投射光学装置と、を備えた、
ことを特徴とするプロジェクター。
この構成のプロジェクターによれば、小型の光源装置を備えるため、プロジェクター自体を小型化することができる。
1,4,5,6,7,8,11-1,1-12,12-1,3-5…パターン、1,100…プロジェクター、2,20,80,120,220,320,420,520,620,720,820,920…光源装置、4B,4G,4R…光変調装置、6…投射光学装置、12…位相差素子、21…第1光源、22,81…第2光源、23…第3光源、24,324…第4光源、25,525…第1偏光合成部材(第1光合成部材)、26…第2偏光合成板(第3光合成部材)、27,226…ダイクロイックミラー(第2光合成部材)、28a…集光光学素子、28b…光学素子、29…拡散板(拡散光学素子)、125,325,628,828…偏光合成部材(第1光合成部材)、126,921…第1ダイクロイックミラー(第2光合成部材)、127,327,627,827,922…第2ダイクロイックミラー(第3光合成部材)、227,427…第2偏光合成部材(第3光合成部材)、328…第3ダイクロイックミラー(第4光合成部材)、329…第4ダイクロイックミラー(第5光合成部材)、350…第5光源、360…第6光源、428…第3偏光合成部材(第4光合成部材)、429…ダイクロイックミラー(第5光合成部材)、528…第2ダイクロイックミラー(第4光合成部材)、529…第3偏光合成部材(第5光合成部材)、727…ダイクロイックミラー(第3光合成部材)、L1…合成光束(第1合成光束)、L22…合成光束(第2合成光束)、L11…合成光束(第5合成光束)、L12…合成光束(第6合成光束)、L32…合成光束(第7合成光束)、L34…合成光束(第9合成光束)、L43…合成光束(第3合成光束)、L52…合成光(第10合成光束)、L53…合成光束(第11合成光束)、L82…合成光束(第12合成光束)、L92…合成光束(第4合成光束)、LS33…合成光束(第8合成光束)、LL,LL1,LL2,LL3,LL4,LL5,LL6,LL7,LL8,LL9…合成光、LS1…第1光束、LS2…第2光束、LS3…第3光束、LS4…第4光束、LS5…第5光束、LS6…第6光束。
Claims (18)
- 第1波長帯を有し第1偏光方向に偏光する第1光束を第1方向に沿って射出する第1光源と、
前記第1波長帯を有し前記第1偏光方向とは異なる第2偏光方向に偏光する第2光束を、前記第1方向に交差する第2方向に沿って射出する第2光源と、
前記第1波長帯とは異なる第2波長帯を有し第3偏光方向に偏光する第3光束を第3方向に沿って射出する第3光源と、
前記第1波長帯とは異なる第3波長帯を有する第4光束を第4方向に沿って射出する第4光源と、
偏光特性に基づいて、前記第1光束に前記第2光束を重ね合わせて合成する第1光合成部材と、
波長特性に基づいて、前記第1光束および前記第2光束のうち少なくとも一方の光束に前記第3光束を重ね合わせて合成する第2光合成部材と、
前記偏光特性および前記波長特性のうち少なくとも一方に基づいて、前記第1光束、前記第2光束、および前記第3光束の少なくとも1つの光束に前記第4光束を重ね合わせて合成する第3光合成部材と、
前記第1光束、前記第2光束、前記第3光束および前記第4光束を合成した合成光が入射する集光光学素子と、を備える、
ことを特徴とする光源装置。 - 前記第2光合成部材は、前記第1光合成部材により合成された前記第1光束および前記第2光束を含む第1合成光束と、前記第3光束と、を合成する、
ことを特徴とする請求項1に記載の光源装置。 - 前記第3波長帯は、前記第2波長帯と同じ波長帯であり、
前記第4光束は、前記第3光束の前記第3偏光方向とは異なる第4偏光方向に偏光し、
前記第3光合成部材は、前記偏光特性に基づいて、前記第2光合成部材により合成された前記第1合成光束および前記第3光束を含む第2合成光束と、前記第4光束と、を合成して前記合成光を生成する、
ことを特徴とする請求項2に記載の光源装置。 - 前記第3波長帯は、前記第2波長帯と異なる波長帯であり、
前記第3光合成部材は、前記偏光特性および前記波長特性のうち少なくとも一方の特性に基づいて、前記第2光合成部材により合成された前記第1合成光束および前記第3光束を含む第2合成光束と、前記第4光束と、を合成する、
ことを特徴とする請求項2に記載の光源装置。 - 前記第2波長帯を有し前記第3光束の前記第3偏光方向とは異なる第5偏光方向に偏光された第5光束を前記第3方向に交差する第5方向に沿って射出する第5光源と、
前記第3波長帯を有し前記第4光束の第4偏光方向とは異なる第6偏光方向に偏光された第6光束を前記第4方向に交差する第6方向に沿って射出する第6光源と、
前記偏光特性に基づいて、前記第4光束と前記第6光束とを重ね合わせて合成する第4光合成部材と、
前記波長特性に基づいて、前記第4光合成部材により合成された前記第4光束および前記第6光束を含む第3合成光束と前記第5光束とを重ね合わせて合成する第5光合成部材と、をさらに備え、
前記第3光合成部材は、前記波長特性に基づいて前記第1合成光束と前記第4光束と前記第6光束とを合成するとともに、前記偏光特性に基づいて前記第3光束と前記第5光束とを合成して前記合成光を生成する、
ことを特徴とする請求項4に記載の光源装置。 - 前記第3波長帯は、前記第2波長帯と異なる波長帯であり、
前記第3光合成部材は、前記偏光特性および前記波長特性のうち少なくとも一方に基づいて、前記第3光束と前記第4光束とを合成し、
前記第2光合成部材は、前記第1合成光束と、前記第3光合成部材により合成された前記第3光束および前記第4光束を含む第4合成光束と、を合成して前記合成光を生成する、
ことを特徴とする請求項2に記載の光源装置。 - 前記第1光合成部材は、前記第2光合成部材により合成された前記第1光束および前記第3光束を含む第5合成光束と、前記第2光束と、を合成して前記合成光を生成する、
ことを特徴とする請求項1に記載の光源装置。 - 前記第3波長帯は、前記第2波長帯と同じ波長であり、
前記第4光束は、前記第3光束の前記第3偏光方向と異なる第4偏光方向に偏光し、
前記第3光合成部材は、前記波長特性に基づいて、前記第2光束と前記第4光束とを合成し、
前記第1光合成部材は、前記偏光特性に基づいて、前記第5合成光束と、前記第3光合成部材により合成された前記第2光束および前記第4光束を含む第6合成光束と、を合成して前記合成光を生成する、
ことを特徴とする請求項7に記載の光源装置。 - 前記第3波長帯は、前記第2波長帯と異なる波長であり、
前記第3光合成部材は、前記波長特性に基づいて、前記第5合成光束と前記第4光束とを合成し、
前記第1光合成部材は、前記第3光合成部材により合成された前記第5合成光束および前記第4光束を含む第7合成光束と、前記第2光束と、を合成する、
ことを特徴とする請求項7に記載の光源装置。 - 前記第2波長帯を有し前記第3光束の前記第3偏光方向とは異なる第5偏光方向に偏光された第5光束を前記第3方向に交差する第5方向に沿って射出する第5光源と、
前記第3波長帯を有し前記第4光束の第4偏光方向とは異なる第6偏光方向に偏光された第6光束を前記第4方向に交差する第6方向に沿って射出する第6光源と、
前記波長特性に基づいて、前記第2光束および前記第6光束を重ね合わせて合成する第4光合成部材と、
前記波長特性に基づいて、前記第4光合成部材により合成された前記第2光束および前記第6光束を含む第8合成光束と前記第5光束とを重ね合わせて合成する第5光合成部材と、をさらに備え、
前記第1光合成部材は、前記第3光合成部材により合成された前記第7合成光束と、前記第5光合成部材により合成された前記第8合成光束および前記第5光束を含む第9合成光束と、を合成して前記合成光を生成する、
ことを特徴とする請求項9に記載の光源装置。 - 前記第3波長帯は、前記第2波長帯と異なる波長帯であり、
前記第3光合成部材は、前記偏光特性および前記波長特性の両方に基づいて、前記第1光合成部材で合成された前記第5合成光束および前記第2光束を含む第10合成光束と前記第4光束とを合成する、
ことを特徴とする請求項7に記載の光源装置。 - 前記第2波長帯を有し前記第3光束の前記第3偏光方向とは異なる第5偏光方向に偏光された第5光束を前記第3方向に交差する第5方向に沿って射出する第5光源と、
前記第3波長帯を有し前記第4光束の第4偏光方向とは異なる第6偏光方向に偏光された第6光束を前記第4方向に交差する第6方向に沿って射出する第6光源と、
前記波長特性に基づいて、前記第4光束および前記第5光束を重ね合わせて合成する第4光合成部材と、
前記偏光特性に基づいて、前記第4光合成部材により合成された前記第4光束および前記第5光束を含む第11合成光束に前記第6光束を重ね合わせて合成する第5光合成部材と、をさらに備え、
前記第3光合成部材は、前記波長特性に基づいて前記第1光束および前記第2光束と前記第4光束および前記第6光束とを合成するとともに、前記偏光特性に基づいて前記第3光束と前記第5光束とを合成して前記合成光を生成する、
ことを特徴とする請求項11に記載の光源装置。 - 前記第3波長帯は、前記第2波長帯と異なる波長帯であり、
前記第3光合成部材は、前記偏光特性および前記波長特性のうちの少なくとも一方に基づいて、前記第2光束と前記第4光束とを合成し、
前記第1光合成部材は、前記第5合成光束と、前記第3光合成部材で合成された前記第2光束および前記第4光束を含む第12合成光束と、を合成して前記合成光を生成する、
ことを特徴とする請求項7に記載の光源装置。 - 前記集光光学素子の後段に設けられ、前記集光光学素子から射出された前記合成光が入射する拡散光学素子をさらに備える、
ことを特徴とする請求項1から請求項13のうちのいずれか一項に記載の光源装置。 - 前記拡散光学素子が拡散板である、
ことを特徴とする請求項14に記載の光源装置。 - 前記拡散光学素子が蛍光体である、
ことを特徴とする請求項14に記載の光源装置。 - 前記集光光学素子の後段に設けられ、前記集光光学素子から射出された前記合成光が入射する位相差素子をさらに備える、
ことを特徴とする請求項1から請求項13のうちのいずれか一項に記載の光源装置。 - 請求項1から請求項13のうちのいずれか一項に記載の光源装置と、
前記光源装置からの光を変調する光変調装置と、
前記光変調装置により変調された光を投射する投射光学装置と、を備えた、
ことを特徴とするプロジェクター。
Priority Applications (1)
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JP2022140562A JP2024035928A (ja) | 2022-09-05 | 2022-09-05 | 光源装置およびプロジェクター |
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JP2022140562A JP2024035928A (ja) | 2022-09-05 | 2022-09-05 | 光源装置およびプロジェクター |
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