JP2024035392A - 内燃機関の制御装置および内燃機関の制御方法 - Google Patents

内燃機関の制御装置および内燃機関の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】酸化触媒のカーボン被毒が進行することを抑止する。【解決手段】内燃機関の排気通路に設けた酸化触媒(DOC)の温度が、活性化温度より低い状態のとき(S10で肯定判定)、HC吸着量Csofが所定値M1以上であれば(S12で肯定判定)、HC吸着量Csofが少ないほど、触媒床温が高くなるよう、DOC70の昇温し、吸着したHCを脱離する。この際、酸化触媒(DOC)の昇温は、活性化温度より高くならないよう実行する。【選択図】図5

Description

本開示は、内燃機関の制御装置および内燃機関の制御方法に関する。
特開2016-205341号公報(特許文献1)には、内燃機関の排気通路に設けた酸化触媒のHC(炭化水素)被毒を回復するため、酸化触媒のHC付着量を推定し、推定されたHC付着量が閾値を超えた場合に、酸化触媒に流入する排気中の酸素濃度を低下するとともに排気の温度を上昇させるHC被毒回復制御を行うことが開示されている。
特開2016-205341号公報
特許文献1に開示された技術では、HC被毒回復制御時に、酸化触媒の急激な温度上昇を抑制し、触媒床温が過度に高い温度まで上昇しないようにするため、排気中の酸素濃度を低下している。
しかし、酸化触媒の温度が活性化温度以上であり、酸化触媒が活性化していると、付着していたHCの燃焼が促進され、触媒床温が上昇する。この際、触媒床温がHCの脱水素化反応が生じる温度まで上昇し、かつ、触媒表面部分において酸素濃度が不足するほどHC付着量が多いと、付着したHCの脱水素化反応によって、触媒表面にカーボンが生成され、酸化触媒のカーボン被毒が進行する。
本開示の目的は、内燃機関の排気通路に設けた酸化触媒のカーボン被毒が進行することを抑止することである。
本開示の内燃機関の制御装置は、排気通路に酸化触媒を備えた内燃機関の制御装置である。制御装置は、酸化触媒の温度が活性化温度より低い状態において、酸化触媒に吸着された炭化水素の量であるHC吸着量が所定値以上になったとき、酸化触媒を昇温する昇温制御を実行する。
この構成によれば、酸化触媒の温度が活性化温度より低い状態において、酸化触媒に吸着された炭化水素の量であるHC吸着量が所定値以上になったとき、酸化触媒が昇温され、吸着されていた炭化水素(HC)が脱離する。酸化触媒の温度が活性化温度より低い状態におけるHC吸着量が多い場合であっても、HCが触媒から脱離し、かつ、活性化温度より低い温度まで、酸化触媒を昇温すれば、吸着していたHCを脱離でき、HC吸着量を減少できるので、カーボン被毒を抑制できる。また、酸化触媒の温度が活性化温度より低い状態におけるHC吸着量が少ない場合には、酸化触媒の温度が、HCの脱水素化反応が生じる温度まで上昇しても、触媒表面において酸素濃度が不足することがないので、カーボンが生成されることなく、カーボン被毒を抑制することができる。
好ましくは、所定値は、酸化触媒が活性化温度を超え、酸化触媒に吸着されていた炭化水素が燃焼すると、酸化触媒の温度が、炭化水素が脱水素化反応を開始する温度以上になる、HC吸着量に相当する値である。昇温制御では、酸化触媒を、活性化温度より低い温度に昇温する。
この構成によれば、HC吸着量が所定値以上になり、酸化触媒が活性化温度を超えて活性化したとき、酸化触媒に吸着されていたHC(炭化水素)の燃焼が促進され、酸化触媒の温度が、HCが脱水素化反応を開始する温度以上になる可能性がある場合、酸化触媒が、活性化温度より低い温度まで昇温される。これにより、吸着されていたHCが、触媒から脱離し、HC吸着量が減少する。その後、酸化触媒の温度が活性化温度を超えても、HC吸着量が少ないので、HCが脱水素化反応を開始する温度以上になり難い。また、脱水素化反応を開始する温度以上になっても、HC吸着量が少ないので、触媒表面において酸素濃度が不足することがなく、カーボンが生成されないので、カーボン被毒を抑制することができる。
好ましくは、昇温制御において、HC吸着量が少ないほど、酸化触媒の温度が高くなるよう制御するようにしてよい。
吸着されていたHCが脱離し、HC吸着量が小さくなると、HCの燃焼によって酸化触媒の温度が急激に上昇し難くなる。また、酸化触媒の温度が高いほど、HCの脱離速度が速くなる。したがって、昇温制御において、HC吸着量が少ないほど、酸化触媒の温度が高くなるよう制御することにより、触媒表面にカーボンが生成されることなく、HCの脱離を早めることが可能になる。
好ましくは、所定値は、酸化触媒が活性化温度を超え、酸化触媒に吸着されていた炭化水素が燃焼した際、酸化触媒の温度が、炭化水素が脱水素化反応を開始する温度を超えない、HC吸着量に相当する値である。
この構成によれば、HC吸着量が所定値以上になり、昇温制御によって酸化触媒を昇温したとき、酸化触媒が活性化温度を超えて活性化し、酸化触媒に吸着されていたHCの燃焼が促進されても、酸化触媒の温度が、脱水素化反応を開始する温度を超えることなく、吸着されていたHCが脱離する。この際、脱水素化反応を開始する温度を超えないので、触媒表面にカーボンが生成されない。したがって、HC吸着量が、HCの脱水素化反応によってカーボンを生成する量を上回ることがないので、カーボン被毒を抑制することができる。また、昇温制御では、酸化触媒を、活性化温度より高い温度に昇温するようにしてもよい。これにより、カーボン被毒の進行を抑制しつつ、吸着されていたHCを早期に除去できる。
本開示の内燃機関の制御方法は、排気通路に酸化触媒を備えた内燃機関の制御方法であって、酸化触媒の温度が活性化温度より低い状態において、酸化触媒に吸着された炭化水素の量であるHC吸着量が所定値以上になったとき、酸化触媒の温度を昇温し、酸化触媒に吸着された炭化水素を脱離させる。
この方法によれば、酸化触媒の温度が活性化温度より低い状態において、酸化触媒に吸着された炭化水素の量であるHC吸着量が所定値以上になったとき、酸化触媒を昇温し、酸化触媒に吸着された炭化水素を脱離させる。酸化触媒の温度が活性化温度より低い状態におけるHC吸着量が多い場合であっても、HCが触媒から脱離し、かつ、活性化温度より低い温度まで、酸化触媒を昇温すれば、吸着していたHCを脱離でき、HC吸着量を減少できるので、カーボン被毒を抑制できる。また、酸化触媒の温度が活性化温度より低い状態におけるHC吸着量が少ない場合には、酸化触媒の温度が、HCの脱水素化反応が生じる温度まで上昇しても、触媒表面において酸素濃度が不足することがないので、カーボンが生成されることなく、カーボン被毒を抑制することができる。
好ましくは、所定値は、酸化触媒が前記活性化温度を超え、酸化触媒に吸着されていた炭化水素が燃焼すると、酸化触媒の温度が、炭化水素が脱水素化反応を開始する温度以上になる、HC吸着量に相当する値であってよく、酸化触媒を、活性化温度より低い温度へ昇温し、酸化触媒に吸着された炭化水素を脱離させるようにしてもよい。
この方法によれば、HC吸着量が所定値以上になり、酸化触媒が活性化温度を超えて活性化したとき、酸化触媒に吸着されていたHCの燃焼が促進され、酸化触媒の温度が、HCが脱水素化反応を開始する温度以上になる可能性がある場合、酸化触媒が、活性化温度より低い温度まで昇温される。これにより、吸着されていたHCが、触媒から脱離し、HC吸着量が減少する。その後、酸化触媒の温度が活性化温度を超えても、HC吸着量が少ないので、HCが脱水素化反応を開始する温度以上になり難い。また、脱水素化反応を開始する温度以上になっても、HC吸着量が少ないので、触媒表面において酸素濃度が不足することがなく、カーボンが生成されないので、カーボン被毒を抑制することができる。
好ましくは、所定値は、酸化触媒が前記活性化温度を超え、酸化触媒に吸着されていた炭化水素が燃焼した際、酸化触媒の温度が、炭化水素が脱水素化反応を開始する温度を超えない、HC吸着量に相当する値であってよく、酸化触媒を、活性化温度より高い温度へ昇温し、酸化触媒に吸着された炭化水素を脱離させるようにしてもよい。
この方法によれば、HC吸着量が所定値以上になり、酸化触媒を活性化温度より高い温度へ昇温して、酸化触媒に吸着されていたHCの燃焼が促進されても、酸化触媒の温度が、脱水素化反応を開始する温度を超えることなく、吸着されていたHCが脱離し、触媒表面にカーボンが生成されない。したがって、HC吸着量が、HCの脱水素化反応によってカーボンを生成する量を上回ることがないので、カーボン被毒を抑制することができる。
本開示によれば、内燃機関の排気通路に設けた酸化触媒のカーボン被毒が進行することを抑止することができる。
本実施の形態に係る内燃機関の全体構成図である。 DOCに吸着されたHCの量(HC吸着量)とDOCの温度(触媒床温)の関係を示した図である。 本実施の形態において、E/G-ECUに構成される機能ブロックを示す図である。 HC吸着量とDOCの温度の関係を示した図である。 内燃機関が車両の動力源として用いられているとき、E/G-ECUで実行されるHC脱離制御の処理を説明するフローチャートである。 E/G-ECUで実行される、HC吸着量Csof算出ルーチンの一例を示すフローチャートである。 本実施の形態の効果を説明する図である。 実施の形態2において、E/G-ECUで実行されるHC脱離制御の処理を説明するフローチャートである。 実施の形態2において、E/G-ECUで実行されるHC吸着量Csof算出ルーチンを示すフローチャートである。
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態(実施の形態1)に係る内燃機関の全体構成図である。内燃機関1は、圧縮自己着火式内燃機関(ディーゼルエンジン)であり、内燃機関本体10のシリンダ(気筒)12に形成された燃焼室に、燃料噴射弁(インジェクター)14から燃料を噴射し、圧縮自己着火を行う内燃機関である。燃料噴射弁14から噴射される燃料は、軽油であってよく、菜種油や廃食用油等の生物由来油を原料としたバイオディーゼル燃料であってもよい。また、バイオディーゼル燃料を軽油に混合した、バイオ燃料混合軽油を燃料として用いてもよい。
内燃機関1の吸気通路20には、エアクリーナ22、インタークーラ24、および吸気絞り弁(電子制御スロットル)26が設けられており、エアクリーナ22で異物が除去された新気(空気)は、ターボ過給機30のコンプレッサ32で過給(圧縮)され、インタークーラ24で冷却されて、吸気マニホールド28に供給され、吸気ポートから各燃焼室に供給される。
燃焼室から排出される排気(排気ガス)は、排気マニホールド40に集められ、排気通路42を介して、外気に放出される。また、排気の一部は、排気再循環通路(EGR(Exhaust Gas Recirculation)通路)50に設けられたEGRクーラ51、EGR弁52を介して、吸気マニホールド(吸気通路)28に還流される。
排気通路42には、上流側から、ターボ過給機30のタービン34、酸化触媒70、DPF(Diesel Particulate Filter)72、選択還元触媒74、酸化触媒76が設けられている。酸化触媒70は、排気中の一酸化炭素(CO)を二酸化炭素(CO2)に酸化し、排気中の炭化水素(HC)を水(H2O)とCO2に酸化する。また、排気中の一酸化窒素(NO)を二酸化窒素(NO2)に酸化する。これは、窒素酸化物(NOx)の還元反応は、NOとNO2が1:1の比率のとき、反応速度が速いため、ディーゼル内燃機関の排気中にはNOが多く含まれているため、排気中のNOをNO2に酸化して、NOとNO2の比を1:1に近づけるためである。
DPF72は、排気中の微粒子を捕集し、捕集した微粒子を適宜燃焼除去することにより、浄化する。選択還元触媒74は、排気中のNOxを還元浄化する触媒であり、たとえば、セラミック担体に銅(Cu)イオン交換ゼオライトを触媒として担持し、アンモニア(NH3)を還元剤として用いることにより、高い浄化率を示すものである。還元剤として利用するアンモニアは、選択還元触媒74の上流の排気通路42に供給した尿素水を加水分解することにより生成する。選択還元触媒74の上流の排気通路には、尿素添加弁(尿素水噴射インジェクター)80が設けられ、尿素水タンク82から図示しないポンプによって圧送される尿素水を、尿素添加弁80から、選択還元触媒74の上流の排気通路42に噴射する。
内燃機関1は、制御装置として、E/G-ECU(Electronic Control Unit)100を備える。E/G-ECU100は、CPU(Central Processing Unit)101、処理プログラム等を記憶するROM(Read Only Memory)、データを一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)等からなるメモリ102、各種信号を入出力するための入出力ポート(図示せず)等を含み、メモリ102に記憶された情報、各種センサからの情報に基づいて、所定の演算処理を実行する。そして、E/G-ECU100は、演算処理の結果に基づいて、内燃機関1を制御する。たとえば、内燃機関1を車両の動力源として用いる場合には、アクセル開度センサ151で検出したアクセル開度APと車速センサ152で検出した車速SPDとから要求トルクを算出し、要求トルクに見合うトルクが内燃機関1から出力される燃料噴射量Qfと燃料噴射時期を求め、燃料噴射量と燃料噴射時期を制御する。
また、各種センサとして、本実施の形態では、内燃機関1には、エンジン回転速度NEを検出する回転数センサ153、冷却水温THWを検出する水温センサ154、酸化触媒70の触媒温度(触媒床温)Tcを検出する温度センサ155、等が設けられている。
酸化触媒(以下、DOC(Diesel Oxidation Catalyst)とも称する)70は、たとえば、セラミック製のモノリス担体に、白金やパラジウム等の貴金属を触媒として担持したものである。DOC70の触媒活性化は、DOC70の温度(触媒温度)に依存する。本実施の形態において、DOC70の浄化率(HCの浄化率)が、50%となる触媒温度は、たとえば、250℃である。本実施の形態では、浄化率が50%になる温度を活性化温度と称するが、触媒が触媒作用を開始する温度を活性化温度としてもよい。
たとえば、内燃機関1が車両の動力源として用いられる場合、停車等によってアイドリング運転が長時間継続している場合や、渋滞等で極低速運転が継続している場合等、DOC70の温度が活性化温度以下に低下する場合がある。この場合、排気中のHC(炭化水素)の多くは浄化されず、排気中のHCがDOC70に吸着し、DOC70の表面がHCで覆われる。この状態で、車両が加速を行うと、排気温度が上昇し、DOC70の温度も上昇する。図2は、DOC70に吸着されたHCの量(HC吸着量)とDOC70の温度(触媒床温)の関係を示した図である。図2において、縦軸は触媒床温であり、横軸は、車両が加速を開始した時点からの時間(経過時間)を示している。本実施の形態において、DOC70の活性化温度は、約250℃であり、HCの脱水素化反応の開始温度は、約400℃である。
図2において、実線は、DOC70のHC吸着量Csofが少ないとき(Csof=α)の触媒床温の推移であり、二点鎖線は、HC吸着量Csofが多いとき(Csof=δ)の触媒床温の推移を示している。HC吸着量Csofが少ないとき(Csof=α)には、実線で示すように、車両の加速の開始とともに触媒床温が上昇し、活性化温度を超えるが、吸着されているHCが少ないので、HCが燃焼しても触媒床温が急激に上昇することなく、触媒昇温が脱水素化反応の開始温度まで上昇することはない。
HC吸着量Csofが多いとき(Csof=δ)には、二点鎖線で示すように、車両の加速の開始とともに触媒床温が上昇し活性化温度を超えると、吸着されているHCが多いため、HCの燃焼により触媒床温が急激に上昇するとともに、触媒昇温が脱水素化反応の開始温度を超えて上昇する。HC吸着量Csofが多いので、DOC70の表面部分において酸素不足が発生し易く、吸着しているHCの脱水素化反応によって、DOC70の表面にカーボンが生成し、DOC70のカーボン被毒が進行する。
本実施の形態では、DOC70の温度が活性化温度より低い状態で、HC吸着量Csofが所定値以上になったとき、DCO70を活性化温度を超えない範囲で昇温し、DOC70に吸着されているHCを脱離して、HC吸着量Csofを小さくする。これにより、車両の加速等によって、DOC70の温度が上昇しても、カーボンが生成されないようにし、DOC70のカーボン被毒を抑制する。
図3は、本実施の形態において、E/G-ECU100に構成される機能ブロックを示す図である。図3において、触媒低温状態検出部110は、DCO70の温度が、活性化温度より低い状態を検出または推定する。たとえば、温度センサ155で検出した触媒温度Tcに基づいて、DCO70の温度が、活性化温度より低い状態を検出してもよい。また、エンジン回転速度NE、燃料噴射量Qfおよび冷却水温THWに基づいて、排気温度を算出し、算出した排気温度から、DOC70の温度が活性化温度より低い状態を推定してもよい。あるいは、内燃機関1のアイドリング状態が所定時間以上継続した場合に、DOC70の温度が活性化温度より低い状態であると推定してもよい。
HC吸着量推定部120は、DOC70に吸着されているHCの量(HC吸着量Csof)を推定する。たとえば、予め実験等によって、冷却水温THW、エンジン回転速度NEおよび燃料噴射量Qfをパラメータとした吸着量算出用マップを作成しておく。そして、冷却水温THW、エンジン回転速度NEおよび燃料噴射量Qfを用いて、吸着量算出用マップからHC吸着量加減算値を求め、HC吸着量加減算値により、HC吸着量Csofを更新することにより、HC吸着量Csofを推定する。
触媒昇温制御部130は、触媒低温状態検出部110で、DCO70の温度が活性化温度より低い状態であることを検出しているとき、HC吸着量推定部120で推定したHC吸着量Csofが所定値M1以上になると、DOC70を昇温する。所定値M1は、DOC70が昇温されて活性化温度を超え、DOC70に吸着されていたHCが燃焼すると、DOC70の温度が脱水素化反応を開始する温度以上になるHC吸着量Csofに相当する値である。たとえば、図2の一点鎖線に示すように、HC吸着量Csofが、γ(α<γ<δ)であるとき、触媒床温が上昇し活性化温度を超えると、吸着されているHCの燃焼により触媒床温が上昇し、触媒床温が脱水素化反応の開始温度を超えて上昇する。本実施の形態では、このγに相当するHC吸着量Csofを、所定値M1に設定している。
触媒昇温制御部130によるDOC70の昇温は、排気温度を上昇することによって行う。たとえば、内燃機関1がアイドリング状態であれば、アイドリング回転速度を上昇すするアイドルアップを実行して(エンジン回転速度を上昇して)、排気温度を上昇させてよい。また、電子制御スロットル26の開度を絞るとともに燃料噴射量Qfを増量して、排気温度を上昇するようにしてもよい。触媒昇温制御部130は、DOC70の温度が活性化温度より高くならないよう、DOC70の温度を、活性化温度より低い温度に昇温する。
触媒昇温制御部130は、HC吸着量Csofに応じて、DOC70の温度を制御するようにしてもよい。図4は、HC吸着量CsofとDOC70の温度の関係を示した図である。図4において、縦軸は触媒床温であり、横軸はHC吸着量Csofである。触媒昇温制御部130は、図4の実線に示すよう、HC吸着量Csofが小さくなるほど、触媒床温が高くなるよう、DOC70の昇温を行う。DCO70に吸着されていたHCが脱離し、HC吸着量Csofが小さくなると、HCの燃焼によってDOC70の温度が急激に上昇し難くなる。また、DOC70の温度が高いほど、HCの脱離速度が速くなる。したがって、HC吸着量Csofが少ないほど、DOC70の温度が高くなるよう制御することにより、触媒表面にカーボンが生成されることなく、HCの脱離を早めることが可能になる。
触媒昇温制御部130によって、DOC70が昇温されると、DOC70に吸着されていたHCが脱離するので、HC吸着量Csofが少なくなる。HCの脱離により、HC吸着量Csofが所定値M2以下になると、触媒昇温制御部130は、DOC70の昇温を停止する。所定値M2は、(車両の加速等によって)DOC70の温度(触媒床温)が活性化温度を超え、HCが燃焼しても、触媒床温が脱水素化反応の開始温度を超えない値であり、たとえば、図2におけるαに相当する値であってよい。
このように、本実施の形態では、触媒昇温制御部130は、触媒低温状態検出部110で、DCO70の温度が活性化温度より低い状態であることを検出しているとき、HC吸着量推定部120で推定したHC吸着量Csofが所定値M1以上になると、DOC70を昇温する。触媒昇温制御部130は、DOC70の温度が活性化温度より高くならないよう、DOC70の温度を、活性化温度より低い温度に昇温する。DOC70が昇温されると、DOC70に吸着されていたHCが脱離し、HC吸着量Csofが所定値M2以下になると、触媒昇温制御部130は、昇温を停止する。その後、車両の加速等によって、DOC70の温度(触媒床温)が活性化温度を超え、HCが燃焼しても、触媒床温が脱水素化反応の開始温度を超えないので、カーボンが生成されず、DOC70のカーボン被毒を抑制することができる。また、車両の加速等によって、DOC70の温度が活性化温度を超え、触媒床温が脱水素化反応の開始温度を超えた場合であっても、HC吸着量Csofが少ないので、触媒表面において酸素濃度が不足することがなく、カーボンが生成されないので、DOC70のカーボン被毒を抑制することができる。
図5は、内燃機関1が車両の動力源として用いられているとき、E/G-ECU100で実行されるHC脱離制御の処理を説明するフローチャートである。このフローチャートは、内燃機関1の作動中に、所定期間毎に繰り返し処理される。
まず、ステップ(以下、ステップを「S」と略す)10では、触媒低温走行状態であるか否かを判定する。触媒低温走行状態とは、DOC70の温度が、活性化温度より低い状態で車両が走行(停車も含む)している状態である。たとえば、触媒温度Tcが活性化温度より低いとき、あるいは、エンジン回転速度NE、燃料噴射量Qfおよび冷却水温THWから算出した排気温度から、DOC70の温度が活性化温度より低い状態であると推定されるとき、あるいは、内燃機関1のアイドリング状態が所定時間以上継続した場合に、触媒低温走行状態であると判定してよい。触媒低温走行状態であると、S10において、肯定判定されS11へ進む。DOC70が活性化温度より高い場合は、触媒低温走行状態でなく、否定判定され、今回のルーチンを終了する。
S11では、フラグFが1であるか否かを判定する。フラグFの初期値(デフォルト)は0であり、HC吸着量Csofが所定値M1以上になり、DOC70が昇温制御されているとき、フラグFが1に設定される。フラグFが0のときには、否定判定されS12へ進み、フラグFが1のときには、肯定判定されS14へ進む。
S12では、HC吸着量Csofが、所定値M1以上か否かを判定する。図6は、E/G-ECU100で実行される、HC吸着量Csof算出ルーチンの一例を示すフローチャートである。このフローチャートは、内燃機関1の作動中に、所定期間毎に繰り返し処理される。まず、S20では、フラグFが1であるか否かを判定する。フラグFが0であるときは、否定判定されS21へ進み、フラグFが1であるときは、肯定判定されS22へ進む。
S21では、HC吸着量Csofの加減算値±cを算出する。加減算値±cは、たとえば、冷却水温THW、燃料噴射量Qfおよびエンジン回転速度NEをパラメータとした三次元マップを用いて算出する。三次元マップは、予め実験等により、単位時間当たりに、DOC70に吸着するHC量(*c)/DOC70から脱離するHC量(*c)を求め作成され、メモリ102に格納されている。この三次元マップは、排気温度が低い運転領域では、HCがDOC70に吸着されるので、加減算値は、正(+*c)の値になり、排気温度が高い運転領域では、HCがDOC70から脱離するので、加減算値は、負(-*c)の値になる。S21では、冷却水温THW、燃料噴射量Qfおよびエンジン回転速度NEに基づいて、三次元マップから加減算値(±*c)を求め、本ルーチンの演算周期を乗算して、加減算値±cとして算出し、S23へ進む。
S22では、HC吸着量Csofの減算値-cを算出する。S22が処理されるのは、DOC70が昇温制御されているとき(S14(図5参照)が処理されているとき)である。減算値-cは、たとえば、DOC70の温度Tcを用いて算出される。メモリ102には、DOC70の温度Tcをパラメータとして、単位時間当たりにDOC70から脱離するHC量(*c)のマップが格納されている。このマップは、予め実験等により作成され、一般的に、温度Tcが高いほど、脱離するHC量(*c)が大きな値になる。S22では、DOC70の温度Tcに基づいて、マップから脱離するHC量(*c)を求め、本ルーチンの演算周期を乗算して、減算値-cとして算出し、S23へ進む。
S23では、メモリ102から、HC吸着量Csofの前回値Csof(n)を読み出し、前回値Csof(n)に、S22で算出した加減算値±c、あるいは、S23で算出した減算値-cを加算することにより、HC吸着量Csofを算出する。そして、算出したHC吸着量Csofを、前回値Csof(n)としてメモリに記憶する(書き換える)。なお、前回値Csof(n)に「-c」を加算するとは、Csof(n)から「c」を減算することである。
続くS24では、HC吸着量Csofが、0より小さいか否かを判定する。HC吸着量Csofが0より小さいとき(Csof<0)、肯定判定されS25へ進む。HC吸着量Csofが0以上である場合(Csof≧0)には、否定判定され、今回のルーチンを終了する。S25では、HC吸着量Csofを0に設定し、今回のルーチンを終了する。
図5を参照して、HC吸着量Csofが所定値M1以上のとき(Csof≧M1)、S12で肯定判定されS13へ進む。HC吸着量Csofが所定値M1より小さいとき(Csof<M1)、否定判定され、今回のルーチンを終了する。
S13では、フラグFを1に設定したあと、S14へ進む。S14では、HC吸着量Csofに応じて、図4に示すように、HC吸着量Csofが少ないほど、触媒床温が高くなるよう、DOC70の昇温を行う。本実施の形態では、DOC70の昇温動作は、排気温度の上昇である。たとえば、内燃機関1がアイドリング状態であれば、アイドルアップを実行して、排気温度を上昇させてよい。また、電子制御スロットル26の開度を絞るとともに燃料噴射量Qfを増量して、排気温度を上昇するようにしてもよい。なお、DOC70の昇温は、DOC70の温度が活性化温度より高くならないよう実行される。
続くS15では、HC吸着量Csofが、所定値M2以下であるか否かを判定する。HC吸着量Csofが所定値M2以下である場合(Csof≦M2)、肯定判定されS16へ進む。HC吸着量Csofが所定値M2より大きいとき(Csof>M2)、否定判定され、今回のルーチンを終了する。S16では、DOC70の昇温動作を停止して、DOC70の昇温を停止するとともに、フラグFを0に設定したあと、今回のルーチンを終了する。
本実施の形態よれば、DOC70の温度が活性化温度より低い状態であることを検出しているとき、HC吸着量Csofが所定値M1以上になると、DOC70を昇温する。DOC70の昇温動作は、DOC70の温度が活性化温度より高くならないよう、DOC70の温度を、活性化温度より低い温度に昇温する。DOC70が昇温されると、DOC70に吸着されていたHCが脱離し、HC吸着量Csofが所定値M2以下になると、昇温を停止する。したがって、DOC70の温度が活性化温度より低い状態のときに、HC吸着量Csofが所定値M1以上になると、DOC70の温度を、活性化温度より低い温度に昇温し、HCを脱離する。これにより、車両の加速等によって、DOC70の温度(触媒床温)が活性化温度を超え、HCが燃焼しても、触媒床温が脱水素化反応の開始温度を超えないので、カーボンが生成されず、DOC70のカーボン被毒を抑制することができる。
図7は、本実施の形態の効果を説明する図である。図7において、縦軸はDOC70の浄化性能であり、横軸はDOC70の使用時間である。なお、図7は、内燃機関1を車両の動力源に用いた場合の例であり、使用時間は、車両の運転時間に相当する。また、浄化性能は、DOC70が新品のときの浄化性能を100としている。図7において、実線は、図5に示した、HC脱離制御を実行した場合の浄化性能の推移を示しており、一点鎖線は、HC脱離制御を実行しない場合の浄化性能の推移を示している。HC脱離制御を実行しない場合、DOC70のカーボン被毒が進行するため、一点鎖線で示すように、使用時間の経過とともに、浄化性能が低下する。HC脱離制御を実行すると、DOC70のカーボン被毒を抑制できるため、実線に示すよう、使用時間が経過しても、浄化性能を維持することが可能になる。
(実施の形態2)
上記実施の形態(実施の形態1)では、DOC70の温度を、活性化温度より低い温度に昇温し、HCの脱離を行っている。実施の形態2では、DOC70の温度を、活性化温度より高い温度へ昇温する。図8は、実施の形態2において、E/G-ECU100で実行されるHC脱離制御の処理を説明するフローチャートである。実施の形態2においても、内燃機関1は車両の動力源として用いられている。このフローチャートは、図5のフローチャートのS12、S14、S15を、S31、S32、S33に置き換えたものである。図8において、図5と同じ処理については、その説明を省略する。
S31では、HC吸着量Csofが所定値R1以上か否かを判定する。図9は、実施の形態2において、E/G-ECU100で実行されるHC吸着量Csof算出ルーチンを示すフローチャートである。図9は、図6のフローチャートにおいて、S20およびS22を廃止したものであり、他の処理は、図6の処理と同じであるので、その説明を省略する。
S31において、HC吸着量Csofが所定値R1以上のとき(Csof≧R1)、S31で肯定判定されS13へ進む。HC吸着量Csofが所定値R1より小さいとき(Csof<R1)、否定判定され、今回のルーチンを終了する。所定値R1は、DOC70が活性化温度を超えるよう昇温され、吸着していたHCが燃焼したときに、DOC70の温度Tc(触媒床温)が、HCの脱水素化反応を開始する温度を超えない、HC吸着量Csofに相当する値である。たとえば、図2の破線に示すように、HC吸着量Csofが、β(α<β<γ)であるとき、触媒床温が上昇し活性化温度を超え、吸着していたHCが燃焼しても、触媒床温は脱水素化反応の開始温度を上回ることがない。実施の形態2では、このβに相当するHC吸着量Csofを、所定値R1に設定している。
S32では、DOC70の昇温を行う。実施の形態2においても、DOC70の昇温動作は、排気温度を上昇することである。内燃機関1がアイドリング状態であれば、アイドルアップを実行して、排気温度を上昇させてよい。また、電子制御スロットル26の開度を絞るとともに燃料噴射量Qfを増量して、排気温度を上昇するようにしてもよい。S32では、DOC70の温度が活性化温度より高くなるよう、排気温度を上昇させる。
続くS33では、HC吸着量Csofが、所定値R2以下であるか否かを判定する。HC吸着量Csofが所定値R2以下である場合(Csof≦R2)、肯定判定されS16へ進む。HC吸着量Csofが所定値R2より大きいとき(Csof>R2)、否定判定され、今回のルーチンを終了する。所定値R2は、実施の形態1における所定値M1と同じ値であってよく、たとえば、図2におけるαに相当する値であってよい。
この実施の形態2によれば、HC吸着量Csofが所定値R1以上になると、DOC70が活性化温度より高い温度へ昇温され、吸着されていたHCの燃焼が促進され、HCが脱離する。この際、DOC70の温度が、脱水素化反応を開始する温度を超えないので、触媒表面にカーボンが生成されない。したがって、HC吸着量Csofは、HCの脱水素化反応によってカーボンが生成される量を上回ることがなく、カーボン被毒を抑制することができる。
上記実施の形態では、DOC70の昇温は、排気温度を上昇することによって行っていたが、DOC70の昇温は、これに限られない。たとえば、電気ヒータを用いて、DOC70の昇温を行ってもよい。
本開示における実施態様を例示すると、次のような態様を例示できる。
1)排気通路に酸化触媒を備えた内燃機関の制御装置であって、内燃機関は車両の動力源であり、制御装置は、内燃機関のアイドリング状態が所定時間以上継続したとき、酸化触媒に吸着された炭化水素の量であるHC吸着量が所定値以上の場合、酸化触媒を活性化温度より低い温度へ昇温する昇温制御を実行する。
2)上記1において、所定値は、酸化触媒が活性化温度を超え、酸化触媒に吸着されていた炭化水素が燃焼すると、酸化触媒の温度が、炭化水素が脱水素化反応を開始する温度以上になる、HC吸着量に相当する値である。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 内燃機関、10 内燃機関本体、12 シリンダ(気筒)、14 燃料噴射弁、20 吸気通路、22 エアクリーナ、24 インタークーラ、26 吸気絞り弁(電子制御スロットル)、28 給気マニホールド、30 ターボ過給機、32 コンプレッサ、34 タービン、40 排気マニホールド、42 排気通路、50 EGR通路、51 EGRクーラ、52 EGR弁、70 酸化触媒(DOC)、72 DPF、74 選択還元触媒、76 酸化触媒、80 尿素添加弁、82 尿素水タンク、100 E/G-ECU、101 CPU。102 メモリ、110 触媒低温状態検出部、120 HC吸着量推定部、130 触媒昇温制御部、151 アクセル開度センサ、152 車速センサ、153 エンジン回転速度センサ、154 水温センサ、155 温度センサ。

Claims (8)

  1. 排気通路に酸化触媒を備えた内燃機関の制御装置であって、
    前記酸化触媒の温度が活性化温度より低い状態において、前記酸化触媒に吸着された炭化水素の量であるHC吸着量が所定値以上になったとき、
    前記酸化触媒を昇温する昇温制御を実行する、内燃機関の制御装置。
  2. 前記所定値は、前記酸化触媒が前記活性化温度を超え、前記酸化触媒に吸着されていた前記炭化水素が燃焼すると、前記酸化触媒の温度が、前記炭化水素が脱水素化反応を開始する温度以上になる、HC吸着量に相当する値であり、
    前記昇温制御では、前記酸化触媒を、前記活性化温度より低い温度に昇温する、請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
  3. 前記昇温制御において、前記HC吸着量が少ないほど、前記酸化触媒の温度が高くなるよう制御する、請求項2に記載の内燃機関の制御装置。
  4. 前記所定値は、前記酸化触媒が前記活性化温度を超え、前記酸化触媒に吸着されていた前記炭化水素が燃焼した際、前記酸化触媒の温度が、前記炭化水素が脱水素化反応を開始する温度を超えない、HC吸着量に相当する値である、請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
  5. 前記昇温制御では、前記酸化触媒を、前記活性化温度より高い温度に昇温する、請求項4に記載の内燃機関の制御装置。
  6. 排気通路に酸化触媒を備えた内燃機関の制御方法であって、
    前記酸化触媒の温度が活性化温度より低い状態において、前記酸化触媒に吸着された炭化水素の量であるHC吸着量が所定値以上になったとき、前記酸化触媒を昇温し、前記酸化触媒に吸着された前記炭化水素を脱離させる、内燃機関の制御方法。
  7. 前記所定値は、前記酸化触媒が前記活性化温度を超え、前記酸化触媒に吸着されていた前記炭化水素が燃焼すると、前記酸化触媒の温度が、前記炭化水素が脱水素化反応を開始する温度以上になる、HC吸着量に相当する値であり、
    前記酸化触媒を、前記活性化温度より低い温度へ昇温し、前記酸化触媒に吸着された前記炭化水素を脱離させる、請求項6に記載の内燃機関の制御方法。
  8. 前記所定値は、前記酸化触媒が前記活性化温度を超え、前記酸化触媒に吸着されていた前記炭化水素が燃焼した際、前記酸化触媒の温度が、前記炭化水素が脱水素化反応を開始する温度を超えない、HC吸着量に相当する値であり、
    前記酸化触媒を、前記活性化温度より高い温度へ昇温し、前記酸化触媒に吸着された前記炭化水素を脱離させる、請求項6に記載の内燃機関の制御方法。
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