JP2024034859A - 駆動機構、射出装置および射出成形機 - Google Patents

駆動機構、射出装置および射出成形機 Download PDF

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Abstract

【課題】射出装置や射出成形機の小型化を実現する。【解決手段】 一実施形態の射出装置3は、シリンダ20と、シリンダ20内に設けられたスクリュ21と、スクリュ21を回転,前進および後進させる駆動機構22と、を備える。駆動機構22は、中空のピストンロッド42を含むピストン40と、一端側がピストンロッド42に挿入され、ピストン40に対して回転可能であり、かつ、ピストン40と一体的にピストンロッド42の中心軸方向に移動可能な連結ロッド70と、連結ロッド70の周囲に配置され、連結ロッド70の中心軸を回転軸として回転駆動される回転体50と、を有する。連結ロッド70に、当該連結ロッド70の中心軸方向に延びる複数の外歯75が設けられ、回転体50に、外歯75と噛み合う複数の内歯51が設けられる。また、ピストンロッド42から突出している連結ロッド70の他端側にスクリュ21が回転不能に連結される。【選択図】図2

Description

本発明は、射出成形機に関する。
所望形状の樹脂部材や金属部材を製造する射出成形機が知られている。一般的な射出成形機は、型締装置と射出装置とから構成される。型締装置は、金型を保持し、保持している金型を開閉させる。射出装置は、樹脂材料や金属材料を溶融させ、溶融した材料を型締装置に供給する。
特開2019-171784号公報
射出装置は、シリンダ,スクリュ,駆動機構などを備えている。駆動機構は、スクリュをシリンダ内で回転,前進および後進させる。射出装置や射出成形機の小型化のために、射出装置が備える駆動機構の小型化が求められる。
その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
一実施形態の射出装置は、シリンダと、前記シリンダ内に設けられたスクリュと、前記スクリュを回転,前進および後進させる駆動機構と、を備える。前記駆動機構は、中空のピストンロッドを含むピストンと、一端側が前記ピストンロッドに挿入され、前記ピストンに対して回転可能であり、かつ、前記ピストンと一体的に前記ピストンロッドの中心軸方向に移動する連結ロッドと、前記連結ロッドの周囲に配置され、前記連結ロッドの中心軸を回転軸として回転駆動される回転体と、を有する。前記連結ロッドには、当該連結ロッドの中心軸方向に延びる複数の外歯が設けられ、前記回転体には、前記外歯と噛み合う複数の内歯が設けられる。また、前記ピストンロッドから突出している前記連結ロッドの他端側に前記スクリュが回転不能に連結される。
一実施形態によれば、射出装置や射出成形機の小型化が実現される。
一実施形態の射出成形機を模式的に示す説明図である。 一実施形態の射出装置を模式的に示す説明図である。
以下、一実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施形態を説明するための全図において、同一または実質的に同一の機能を有する部材や機器には同一の符号を用いる。また、一度説明した部材や機器については、原則として繰り返しの説明は行わない。
<射出成形機>
図1は、本実施形態に係る射出成形機1を模式的に示す説明図である。射出成形機1は、型締装置2と射出装置3とから構成されている。型締装置2には金型11,12が取り付けられる。型締装置2は、取り付けられた金型11,12を開閉させる。射出装置3は、材料(例えば、マグネシウムやマグネシウム合金などの金属材料)を加熱して溶融状態または半溶融状態にする。さらに、射出装置3は、溶融状態または半溶融状態の金属材料(溶融金属)を型締装置2に供給する。より特定的には、射出装置3は、溶融金属を金型11,12のキャビティー内に注入する。つまり、本実施形態に係る射出成形機1は、金属射出成形機である。
<型締装置>
型締装置2は、ベッド4の上に設けられた固定盤13,型締ハウジング14及び可動盤15を備えている。固定盤13は、ベッド4に固定されている。一方、型締ハウジング14及び可動盤15は、ベッド4上をスライド可能である。
固定盤13と型締ハウジング14とは、可動盤15を貫通する複数本のタイバー16によって互いに連結されている。より特定的には、4本のタイバー16によって、固定盤13と型締ハウジング14とが連結されている。可動盤15は、固定盤13と型締ハウジング14との間で、これらの対向方向にスライド可能である。
型締ハウジング14と可動盤15との間に、型締機構17が設けられている。より特定的には、型締ハウジング14と可動盤15との間に、リンク式の型締機構17が設けられている。別の見方をすると、型締ハウジング14と可動盤15との間に、トグル機構が設けられている。なお、型締機構17は、直圧式に置換することができる。
型締機構17は、可動盤15に取り付けられている金型11を固定盤13に取り付けられている金型12に対して進退させる。金型11が金型12に接すると、金型11,12が閉じられる。一方、金型11が金型12から離れると、金型11,12が開かれる。型締機構17は、金型11,12を閉じている間、金型11,12が開かないように、金型11を金型12に押し付けることができる。
<射出装置>
射出装置3は、シリンダ20,スクリュ21,駆動機構22,ホッパ23等から構成されている。ホッパ23は、シリンダ20に金属材料を供給するための供給口であって、シリンダ20の後部に設けられている。スクリュ21は、シリンダ20の内部に設けられており、シリンダ20に対して回転および移動する。より特定的には、スクリュ21は、シリンダ20の中心軸を回転軸として回転駆動される。また、スクリュ21は、シリンダ20の中心軸の方向に直線駆動される。別の見方をすると、スクリュ21は、シリンダ20内で、型締装置2に近接する方向(前方)と、型締装置2から離反する方向(後方)とに直線的に駆動される。
上記のようなスクリュ21の動作(回転,前進,後進)は、駆動機構22によって実現される。駆動機構22の詳細については、後に改めて説明する。
ホッパ23を介してシリンダ20に供給された金属材料は、加熱されて溶融する。シリンダ20の周囲には、シリンダ20を加熱するためのヒータが設けられる。本実施形態では、複数のヒータ24がシリンダ20の外周面に巻かれている。シリンダ20に供給された金属材料は、ヒータ24から発せられる熱や、スクリュ21の回転によって生じるせん断発熱によって加熱され、溶融する。
<成形品の製造方法>
図1に示されている射出成形機1を用いて金属部材などの成形品を製造する工程は、既に知られている工程と同一または実質的に同一である。よって、製造工程の詳細な説明は省略するが、製造工程には、例えば次の工程の1つ又は2つ以上が含まれる。
(工程1)シリンダ20に供給された金属材料(例えば、粉状またはペレット状に加工されたマグネシウムやマグネシウム合金)を加熱して溶融状態または半溶融状態にする工程
(工程2)スクリュ21を回転させて、溶融状態または半溶融状態の金属材料をシリンダ20の先端側に送る工程
(工程3)スクリュ21を前進させて、射出ノズルから金型11,12のキャビティー内に金属材料を注入(射出)する工程
(工程4)スクリュ21を後進させて、射出ノズル内の金属材料の圧力を緩和させる工程
上記工程の1つ又は2つ以上を含むプロセスを繰り返すことにより、連続して同一形状の金属部材(成形品)が製造される。つまり、所望形状の金属部材(成形品)が量産される。
<駆動機構>
図2は、射出装置3を模式的に示す説明図である。既述のとおり、射出装置3は、スクリュ21を回転,前進および後進させる駆動機構22を備えている。駆動機構22は、ピストン40,回転体50及び連結ロッド70を有する。
<ピストン>
ピストン40は、一体のピストンヘッド41及びピストンロッド42を含んでおり、油圧によってピストンロッド42の中心軸方向に移動される。つまり、ピストン40は、油圧ピストンである。なお、図2中のX-X線は、ピストンロッド42及び連結ロッド70の中心軸を示す仮想線である。
別の見方をすると、ピストン40は、図1に示される型締装置2に近接する方向(前方)と、型締装置2から離反する方向(後方)とに移動する。スクリュ21は、連結ロッド70を介してピストン40と接続されている。したがって、ピストン40が前後に移動すると、スクリュ21も前後に移動する。より特定的には、ピストン40が前方に移動すると、スクリュ21が前進する。一方、ピストン40が後方に移動すると、スクリュ21が後進する。
ピストン40は、例えば、上記工程3を実行する際に前方に移動される。つまり、上記工程3では、ピストン40を前方に移動させることにより、スクリュ21を前進させ、射出ノズルから金属材料を射出させる。
ピストン40は、例えば、上記工程4を実行する際に後方に移動される。つまり、上記工程4では、ピストン40を後方に移動させることにより、スクリュ21を後進させ、射出ノズル内の金属材料の圧力を緩和する。射出ノズル内の金属材料の圧力を緩和することにより、金属材料の漏出が防止される。金属材料の漏出を防止するためにスクリュ21を後進させる上記工程4は“サックバック”と呼ばれることがある。
<ピストンヘッド>
ピストンヘッド41は、前壁60a,後壁60b及び側壁60cによって囲まれた油圧室60に収容されている。ピストンヘッド41は、油圧室60内で、前後に移動可能であり、かつ、回転可能である。
油圧室60は、ピストンヘッド41により、上室61と下室62とに区画されている。別の見方をすると、ピストンヘッド41よりも後方(右側)の空間が上室61であり、ピストンヘッド41よりも前方(左側)の空間が下室62である。なお、上室61及び下室62の容積は、ピストンヘッド41の移動に伴って増減する。
油圧室60は、2つのポート63,64を介して油圧系と繋がっている。ポート63から上室61に作動油が供給されると、ピストンヘッド41の上面41aに圧力が加わり、ピストン40が前進する(ピストン40が押し出される。)。このとき、下室62内の作動油は、ポート64を通して下室62から排出される。
一方、ポート64から下室62に作動油が供給されると、ピストンヘッド41の下面41bに圧力が加わり、ピストン40が後進する(ピストン40が押し戻される。)。このとき、上室61内の作動油は、ポート63を通して上室61から排出される。
<ピストンロッド>
ピストンロッド42は中空である。より特定的には、ピストンロッド42は、一端側(基端側)がピストンヘッド41によって閉塞された円筒形状を有する。別の見方をすると、ピストンロッド42は、ピストンヘッド41の下面41bから前方に向かって延びている。また、ピストンロッド42の内側には、中心軸方向に延びる挿入穴45が設けられており、挿入穴45の底はピストンヘッド41によって閉塞されている。
言い換えれば、ピストンヘッド41は、ピストンロッド42の基端側に設けられている。つまり、ピストンヘッド41が設けられている側がピストンロッド42の基端側である。また、ピストンヘッド41が設けられている側と反対側がピストンロッド42の先端側である。なお、ピストンヘッド41とピストンロッド42とは同軸である。
ピストンロッド42は、前壁60aを貫通して前壁60aの前方に突出している。前壁60aとピストンロッド42との間には、作動油の漏れを防止するシール部材65が配置されている。
<連結ロッド>
連結ロッド70は円柱状である。連結ロッド70の一端側(基端側)は、ピストンロッド42の挿入穴45に挿入され、連結ロッド70の他端側(先端側)は、ピストンロッド42から突出している。以下の説明では、ピストンロッド42に挿入されている連結ロッド70の基端側を“挿入部71”と呼び、ピストンロッド42から突出している連結ロッド70の先端側を“突出部72”と呼んで区別する場合がある。
連結ロッド70の挿入部71の外径は、突出部72よりも大きい。この結果、挿入部71と突出部72との間には段差がある。つまり、連結ロッド70は、段付きロッドである。別の見方をすると、挿入部71の先端面は、突出部72の径方向外側に拡がっており、フランジ部73を形成している。
連結ロッド70は、ピストンロッド42に対して回転可能である。より特定的には、連結ロッド70の挿入部71は、ピストンロッド42の挿入穴45に回転可能に挿入されている。なお、挿入穴45の内周面と挿入部71の外周面との間には、軸受46が配置されている。軸受46は、連結ロッド70を回転可能に支持するとともに、ピストンロッド42と連結ロッド70との中心軸を一致させている。言い換えれば、軸受46は、連結ロッド70の芯出しを行っている。軸受46は、滑り軸受であっても転がり軸受であってもよいが、芯出しの精度の観点からは滑り軸受の方が好ましい。
一方、連結ロッド70は、ピストンロッド42に対して進退不能である。より特定的には、ピストンロッド42の先端面と連結ロッド70のフランジ部73とに跨る抜け止めリング74がピストンロッド42にボルト留めされている。また、連結ロッド70の後端面は、挿入穴45の底に突き当たっている。
つまり、ピストン40と連結ロッド70とは相対回転可能であるが、一体的に前後方向(中心軸方向)に移動する。
連結ロッド70の外周面には複数の外歯75が設けられている。より特定的には、ピストンロッド42から突出している連結ロッド70の突出部72の外周面に、複数の外歯75が設けられている。
それぞれの外歯75は、連結ロッド70の中心軸方向に延びている。また、複数の外歯75は、連結ロッド70の周方向で隣接しており、かつ、互いに平行である。
<回転体>
回転体50は、連結ロッド70の周囲に配置されており、連結ロッド70を取り囲んでいる。より特定的には、回転体50は、突出部72の周囲に配置されており、突出部72を取り囲んでいる。つまり、回転体50は、連結ロッド70の突出部72が挿通可能な内径を有する環状または円筒状の部材である。
回転体50は、射出装置3の前方に配置されている。より特定的には、回転体50は、連結ロッド70の中心軸方向において、当該連結ロッド70の基端と先端との間に配置されている。別の見方をすると、回転体50は、ピストン40よりも前方であって、スクリュ21よりも後方に配置されている。
連結ロッド70の外周面と対向する回転体50の内周面に、複数の内歯51が設けられている。それぞれの内歯51は、外歯75と同方向に延びている。また、複数の内歯51は、回転体50の周方向(回転方向)で隣接しており、かつ、互いに平行である。
回転体50に設けられている内歯51は、連結ロッド70に設けられている外歯75と噛み合っている。つまり、回転体50と連結ロッド70とは、スプライン嵌合している。別の見方をすると、連結ロッド70は、外周面にキーが形成されたスプラインシャフトであり、回転体50は、内周面にキー溝が形成されたスプラインボスまたはスリーブである。
連結ロッド70に設けられている外歯75及び回転体50に設けられている内歯51は、連結ロッド70の中心軸方向に延びており、かつ、互いに噛み合っている。したがって、連結ロッド70と回転体50とは相対回転不能である一方、連結ロッド70は、回転体50に対して中心軸方向に移動可能である。つまり、連結ロッド70は、回転体50と一体的に回転可能である一方、回転体50から独立して進退可能である。
さらに、既述のとおり、ピストン40と連結ロッド70とは相対回転可能である一方、連結ロッド70は、ピストン40と一体的に中心軸方向に移動可能である。この結果、回転体50及び連結ロッド70は、ピストン40から独立して一体的に回転可能である。一方、ピストン40及び連結ロッド70は、回転体50から独立して一体的に進退可能である。
回転体50は、前壁60aの前面から突出している支持部52に、軸受53を介して回転自在に取り付けられている。回転体50は、モータにより、連結ロッド70の中心軸を回転軸として回転駆動される。例えば、電動モータから出力されるトルクがベルト,プーリ,ギヤ等から構成される伝達手段や減速手段を介して回転体50に入力される。回転体50に入力されたトルクは、連結ロッド70に伝達され、当該連結ロッド70を回転させる。このとき、ピストン40は回転しない。なお、モータは電動モータに限られず、例えば油圧モータであってもよい。
既述のとおり、スクリュ21は、連結ロッド70を介してピストン40と接続されている。より特定的には、スクリュ21は、連結ロッド70の突出部72の先端に回転不能に連結されている。したがって、連結ロッド70が回転すると、スクリュ21も回転する。より特定的には、連結ロッド70が時計回りに回転すると、スクリュ21も時計回りに回転する。一方、連結ロッド70が反時計回りに回転すると、スクリュ21も反時計回りに回転する。連結ロッド70の回転方向の切り替えは、回転体50の回転方向の切り替えによって実現され、回転体50の回転方向の切り替えは、モータの回転方向の切り替えによって実現される。
連結ロッド70は、例えば、上記工程1や上記工程2を実行する際に回転される。つまり、上記工程1では、連結ロッド70を回転させることにより、スクリュ21を回転させ、金属材料にせん断応力を与える。また、上記工程2では、連結ロッド70を回転させることにより、スクリュ21を回転させ、金属材料をシリンダ20の先端側に送る。
上記のように、本実施形態の射出装置3では、連結ロッド70を回転させるための回転体50が装置前方に配置されており、回転体50の内歯51と噛み合う外歯75が連結ロッド70の先端側に設けられている。一方、回転体50が装置後方に配置されている場合、連結ロッド70やピストン40を後方に延長し、外歯75を連結ロッド70の基端側やピストンヘッド41の後方に設ける必要がある。この場合、射出装置3の全長が延び、射出装置3が大型化する。さらに、射出装置3の大型化は、射出装置3を含む射出成形機1の大型化を招く。つまり、本実施形態では、射出装置3および射出成形機1の小型化が実現されている。
また、本実施形態の射出装置3では、スクリュ21が前後進する際に移動する部材は、当該スクリュ21,ピストン40及び連結ロッド70だけである。別の見方をすると、スクリュ21が前後進する際に回転体50は移動しない。よって、前後に移動する重量が少なく、スクリュ21のブレーキ性能が向上する。つまり、スクリュ21の制動距離が短縮されるとともに、スクリュ21を所望の位置で正確に停止させることができる。
さらに、ピストン40は、前後に移動するが回転はしない。したがって、ピストン40上に設けられるシール部材は、前後方向にのみ摺動される。この結果、ピストン40が回転する場合に比べて、ピストン40上に設けられているシール部材の破損や劣化が防止または抑制される。例えば、ピストンロッド42と前壁60aとの間に配置されているシール部材65の破損や劣化が防止または抑制される。
以上、本発明者によってなされた発明を実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、射出装置3は、型締装置2に取り付けられている金型11,12に溶融樹脂を注入する射出装置(樹脂射出装置)に置換することができる。
1 射出成形機
2 型締装置
3 射出装置
4 ベッド
11,12 金型
13 固定盤
14 型締ハウジング
15 可動盤
16 タイバー
17 型締機構
20 シリンダ
21 スクリュ
22 駆動機構
23 ホッパ
24 ヒータ
40 ピストン
41 ピストンヘッド
41a 上面
41b 下面
42 ピストンロッド
45 挿入穴
46 軸受
50 回転体
51 内歯
52 支持部
53 軸受
60 油圧室
60a 前壁
60b 後壁
60c 側壁
61 上室
62 下室
63,64 ポート
65 シール部材
70 連結ロッド
71 挿入部
72 突出部
73 フランジ部
74 抜け止めリング
75 外歯
X-X 仮想線

Claims (6)

  1. 射出装置のスクリュを駆動する駆動機構であって、
    中空のピストンロッドと、前記ピストンロッドの基端側に設けられたピストンヘッドとを含み、油圧によって前記ピストンロッドの中心軸方向に移動されるピストンと、
    一端側が前記ピストンロッドに挿入され、前記ピストンに対して回転可能であり、かつ、前記ピストンと一体的に前記ピストンロッドの中心軸方向に移動する連結ロッドと、
    前記連結ロッドの周囲に配置され、前記連結ロッドの中心軸を回転軸として回転駆動される回転体と、を有し、
    前記連結ロッドに、当該連結ロッドの中心軸方向に延びる複数の外歯が設けられ、
    前記回転体に、前記外歯と噛み合う複数の内歯が設けられ、
    前記ピストンロッドから突出している前記連結ロッドの他端側に前記スクリュが回転不能に連結される、駆動機構。
  2. 請求項1に記載の駆動機構において、
    前記連結ロッドは、円柱状であり、
    前記回転体は、前記連結ロッドを取り囲む環状または円筒状であり、
    前記外歯は、前記連結ロッドの外周面に設けられ、
    前記内歯は、前記連結ロッドの前記外周面と対向する前記回転体の内周面に設けられている、駆動機構。
  3. 請求項2に記載の駆動機構において、
    複数の前記外歯は、前記連結ロッドの周方向で隣接しており、かつ、互いに平行であり、
    複数の前記内歯は、前記回転体の周方向で隣接しており、かつ、互いに平行である、駆動機構。
  4. 請求項1に記載の駆動機構において、
    前記回転体は、前記連結ロッドの中心軸方向において、前記連結ロッドの一端と他端との間に配置されている、駆動機構。
  5. 材料を溶融させて射出する射出装置であって、
    シリンダと、
    前記シリンダ内に設けられたスクリュと、
    前記スクリュを回転,前進および後進させる駆動機構と、を備え、
    前記駆動機構は、
    中空のピストンロッドと、前記ピストンロッドの基端側に設けられたピストンヘッドとを含み、油圧によって前記ピストンロッドの中心軸方向に移動されるピストンと、
    一端側が前記ピストンロッドの内側に挿入され、前記ピストンに対して回転可能であり、かつ、前記ピストンと一体的に前記ピストンロッドの中心軸方向に移動する連結ロッドと、
    前記連結ロッドの周囲に配置され、前記連結ロッドの中心軸を回転軸として回転駆動される回転体と、を有し、
    前記連結ロッドに、当該連結ロッドの中心軸方向に延びる複数の外歯が設けられ、
    前記回転体に、前記外歯と噛み合う複数の内歯が設けられ、
    前記ピストンロッドから突出している前記連結ロッドの他端側に前記スクリュが回転不能に連結されている、射出装置。
  6. 金型が取り付けられる型締装置と、前記金型に溶融金属または溶融樹脂を注入する射出装置と、から構成される射出成形機であって、
    前記射出装置は、
    シリンダと、
    前記シリンダ内に設けられたスクリュと、
    前記スクリュを回転,前進および後進させる駆動機構と、を備え、
    前記駆動機構は、
    中空のピストンロッドと、前記ピストンロッドの基端側に設けられたピストンヘッドとを含み、油圧によって前記ピストンロッドの中心軸方向に移動されるピストンと、
    一端側が前記ピストンロッドの内側に挿入され、前記ピストンに対して回転可能であり、かつ、前記ピストンと一体的に前記ピストンロッドの中心軸方向に移動する連結ロッドと、
    前記連結ロッドの周囲に配置され、前記連結ロッドの中心軸を回転軸として回転駆動される回転体と、を有し、
    前記連結ロッドに、当該連結ロッドの中心軸方向に延びる複数の外歯が設けられ、
    前記回転体に、前記外歯と噛み合う複数の内歯が設けられ、
    前記ピストンロッドから突出している前記連結ロッドの他端側に前記スクリュが回転不能に連結されている、射出成形機。
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