JP2024034737A - プラズマ処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】基板面内に印加される電磁界強度分布を調整することが可能なプラズマ処理装置を提供する。【解決手段】処理容器と、前記処理容器に挿入され、多数枚の基板を多段に載置する基板保持具と、前記基板保持具を回転可能な回転軸と、前記処理容器内に処理ガスを供給するガス供給部と、前記処理容器内を排気する排気部と、前記処理容器の外側に配置され、前記処理容器の周方向に配置される複数の電極と、前記複数の電極に高周波電力を印加して前記処理容器内に容量結合プラズマを生成する高周波電源と、を備える、プラズマ処理装置。【選択図】図2
Description
本開示は、プラズマ処理装置に関する。
特許文献1には、基板を処理する処理室を形成する反応管と、前記反応管の外側に設置され前記処理室内にプラズマを形成する電極を固定する電極固定治具と、前記電極固定治具の外側に設けられ、前記反応管を加熱する加熱装置を有し、前記電極は、任意の電位が印加される電極と、基準電位が与えられる電極と、を有し、前記任意の電位が印加される電極の表面積は、前記基準電位が与えられる電極の表面積の2倍以上である基板処理装置が開示されている。
一の側面では、本開示は、基板面内に印加される電磁界強度分布を調整することが可能なプラズマ処理装置を提供する。
上記課題を解決するために、一の態様によれば、処理容器と、前記処理容器に挿入され、多数枚の基板を多段に載置する基板保持具と、前記基板保持具を回転可能な回転軸と、前記処理容器内に処理ガスを供給するガス供給部と、前記処理容器内を排気する排気部と、前記処理容器の外側に配置され、前記処理容器の周方向に配置される複数の電極と、前記複数の電極に高周波電力を印加して前記処理容器内に容量結合プラズマを生成する高周波電源と、を備える、プラズマ処理装置が提供される。
一の側面によれば、基板面内に印加される電磁界強度分布を調整することが可能なプラズマ処理装置を提供することができる。
以下、図面を参照して本開示を実施するための形態について説明する。各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
〔プラズマ処理装置〕
本実施形態に係るプラズマ処理装置(基板処理装置)について、図1及び図2を用いて説明する。図1は、プラズマ処理装置の構成例を示す概略図である。図2は、処理容器1を水平に切断したプラズマ処理装置の構成例を示す概略図である。なお、図2(及び後述する図3,図4)において、ロッド4及びガス供給管24を省略して図示している。
本実施形態に係るプラズマ処理装置(基板処理装置)について、図1及び図2を用いて説明する。図1は、プラズマ処理装置の構成例を示す概略図である。図2は、処理容器1を水平に切断したプラズマ処理装置の構成例を示す概略図である。なお、図2(及び後述する図3,図4)において、ロッド4及びガス供給管24を省略して図示している。
プラズマ処理装置は、下端が開口された有天井の円筒体状の処理容器1を有する。処理容器1の全体は、例えば石英により形成されている。処理容器1内の上端近傍には、石英により形成された天井板2が設けられており、天井板2の下側の領域が封止されている。
処理容器1の下方は開口しており、処理容器1の下方から基板として多数枚(例えば25~150枚)の半導体ウエハ(以下「基板W」という。)を多段に載置したウエハボート(基板保持具)3が処理容器1内に挿入される。このように処理容器1内には、上下方向に沿って間隔を有して多数枚の基板Wが略水平に収容される。ウエハボート3は、例えば石英により形成されている。ウエハボート3は、3本のロッド4を有し(図1では2本を図示する。)、ロッド4に形成された溝(図示せず)により多数枚の基板Wが支持される。
ウエハボート3は、石英により形成された保温筒5を介してテーブル6上に載置されている。テーブル6は、処理容器1の下端の開口を開閉する金属(ステンレス)製の蓋体7を貫通する回転軸8上に支持される。
回転軸8の貫通部には、磁性流体シール9が設けられており、回転軸8を気密に封止し、且つ回転可能に支持している。蓋体7の周辺部と処理容器1の下端との間には、処理容器1内の気密性を保持するためのシール部材10が設けられている。
回転軸8は、例えばボートエレベータ等の昇降機構(図示せず)に支持されたアーム11の先端に取り付けられており、ウエハボート3と蓋体7とは一体として昇降し、処理容器1内に対して挿脱される。なお、テーブル6を蓋体7側へ固定して設け、ウエハボート3を回転させることなく基板Wの処理を行うようにしてもよい。
また、プラズマ処理装置は、処理容器1内へ処理ガス、パージガス等の所定のガスを供給するガス供給部を有する。
ガス供給部は、ガス供給管24を有する。ガス供給管24は、例えば石英により形成されており、処理容器1の側壁を内側へ貫通して上方へ屈曲されて垂直に延びる。ガス供給管24の垂直部分には、ウエハボート3のウエハ支持範囲に対応する上下方向の長さに亘って、複数のガス孔24gが所定間隔で形成されている。各ガス孔24gは、水平方向にガスを吐出する。ガス供給管24には、ガス配管を介してガス供給源21から処理ガスが供給される。ガス配管には、流量制御器22及び開閉弁23が設けられている。これにより、ガス供給源21からの処理ガスは、ガス配管及びガス供給管24を介して処理容器1内に供給される。流量制御器22は、ガス供給管24から処理容器1内に供給されるガスの流量を制御可能に構成されている。開閉弁23は、ガス供給管24から処理容器1内に供給されるガスの供給・停止を制御可能に構成されている。
処理容器1の外側には、複数の電極31(31A~31C)が設けられている。図1及び図2に示す例において、電極(第1の電極)31A、電極(第2の電極)31B及び電極(第3の電極)31Cの3本の電極を有する。また、電極31(31A~31C)は、処理容器1の周方向に等間隔(120°ピッチ)に配置されている。電極31(31A~31C)は、金属等の良導体により形成される。各電極31(31A~31C)には、高周波電源32(32A~32C)に接続され、各電極31(31A~31C)ごとに印加する高周波電力の電圧及び位相を可変可能に構成されている。即ち、電極31(31A~31C)ごとに印加される高周波電力の電圧と位相を可変することができる。
処理容器1の内側は、後述する排気装置42によって排気され、減圧(真空雰囲気)されている。また、処理容器1の内側には、ガス供給管24から処理ガスが供給される。一方、処理容器1の外側は、大気雰囲気となっている。電極31(31A~31C)は、処理容器1の外側の大気雰囲気の空間に配置されている。
各高周波電源32(32A~32C)から各電極31(31A~31C)に高周波電力を印加することにより、処理容器1内に電場を形成し、処理容器1内に容量結合プラズマ(CCP:Capacitively Coupled Plasma)を生成する。
図1に示すように、電極31(31A~31C)は、高さ方向において、ウエハボート3に載置される多数枚の基板Wの高さ方向の範囲よりも広い範囲に配置される。即ち、ウエハボート3に載置される最上段の基板Wよりも高い位置まで電極31(31A~31C)が形成され、ウエハボート3に載置される最下段の基板Wよりも低い位置まで電極31(31A~31C)が形成されている。
処理容器1の側壁部分には、処理容器1内を真空排気するための排気口12が設けられている。排気口12には、処理容器1内の圧力を制御する圧力制御バルブ41及び真空ポンプ等を含む排気装置(排気部)42が接続されており、排気装置42により排気管を介して処理容器1内が排気される。
処理容器1の周囲には、円筒体状の加熱機構50が設けられている。加熱機構50は、処理容器1及び複数の電極31(31A~31C)を囲むように配置される。なお、加熱機構50と処理容器1との間の空間は、大気雰囲気となっており、この空間に複数の電極31(31A~31C)が配置される。加熱機構50は、処理容器1及びその内部の基板Wを加熱する。加熱機構50は、処理容器1の温度が所望の温度(例えば600℃)となるように制御する。これにより、処理容器1内の基板Wは、処理容器1の壁面からの輻射熱等で加熱される。
また、加熱機構50の外側には、シールド60が設けられている。即ち、シールド60は、処理容器1、複数の電極31(31A~31C)及び加熱機構50を囲むように配置される。シールド60は、例えば金属等の良導体により形成され、接地される。
また、プラズマ処理装置は、制御部70を有する。制御部70は、例えばプラズマ処理装置の各部の動作の制御、例えば開閉弁23の開閉による各ガスの供給・停止、流量制御器22によるガス流量の制御、排気装置42による排気制御を行う。また、制御部70は、例えば高周波電源32(32A~32C)による高周波電力のオン・オフ制御、加熱機構50による処理容器1及びその内部の基板Wの温度の制御を行う。
制御部70は、例えばコンピュータ等であってよい。また、プラズマ処理装置の各部の動作を行うコンピュータのプログラムは、記憶媒体に記憶されている。記憶媒体は、例えばフレキシブルディスク、コンパクトディスク、ハードディスク、フラッシュメモリ、DVD等であってよい。
このような構成により、プラズマ処理装置は、排気装置42によって処理容器1内を減圧し、ガス供給管24から処理容器1内に処理ガスを供給し、電極31(31A~31C)に高周波電力を印加することにより、処理容器1内に容量結合プラズマ(CCP)を生成し、基板Wに処理(エッチング処理、成膜処理等)を施すことができる。また、基板Wにプラズマ処理を施す際、ウエハボート3を回転軸8で回転させることにより、基板Wの周方向におけるプラズマ処理の均一性を向上させることができる。
なお、図1及び図2に示す例において、プラズマ処理装置は、処理容器1の外側に3本の電極31(31A~31C)が配置され、各電極31(31A~31C)に接続される3つの高周波電源32(32A~32C)を有するものとして説明したが、これに限られるものではない。
図3は、処理容器1を水平に切断したプラズマ処理装置の他の構成例を示す概略図である。図3に示すように、プラズマ処理装置は、処理容器1の外側に2本の電極31(31A,31B)が等間隔(180°ピッチ)に配置され、各電極31(31A,31B)に接続される2つの高周波電源32(32A,32B)を有する構成であってもよい。
図4は、処理容器1を水平に切断したプラズマ処理装置の更に他の構成例を示す概略図である。図4に示すように、プラズマ処理装置は、処理容器1の外側に4本の電極31(31A~31D)が等間隔(90°ピッチ)に配置され、各電極31(31A~31D)に接続される4つの高周波電源32(32A~32D)を有する構成であってもよい。また、プラズマ処理装置は、電極31及び高周波電源32を、それぞれ5つ以上有する構成であってもよい。
また、図2から図4では、複数の電極31は、処理容器1の周方向に等間隔に設けられるものとして説明したが、これに限られるものではない。複数の電極31は、等間隔に配置されていなくてもよい。
また、電極31の数と高周波電源32の数は、等しいものとして説明したがこれに限られるものではなく、異なっていてもよい。例えば、1つの高周波電源32に対して、2以上の電極31が接続される構成であってもよい。
図5は、Y軸方向における電界強度を示すグラフの一例である。図6は、X軸方向における電界強度を示すグラフの一例である。ここで、電極31Aと基板Wの中心を結ぶ軸をY軸(図2から図4において紙面の上下方向)とし、Y軸と直交する方向をX軸(図2から図4において紙面の左右方向)とする。図5の横軸は、基板Wの中心をY軸方向の0[mm]とし、電極31Aの側をY軸のプラスとして、基板Wの中心からの距離を示す。図5の縦軸は、その電界強度を示す。図6の横軸は、基板Wの中心をX軸方向の0[mm]とし、基板Wの中心からの距離を示す。図6の縦軸は、その電界強度を示す。
実線で示すグラフ(2Pole)は、図3に示す2本の電極31A,31Bに0°、180°の位相差で同じ電圧の高周波電力を印加した場合の電界強度を示す。破線で示すグラフ(3Pole)は、図2に示す3本の電極31A~31Cに0°、120°、240°の位相差で同じ電圧の高周波電力を印加した場合の電界強度を示す。一点鎖線で示すグラフ(4Pole)は、図4に示す4本の電極31A~31Dに0°、90°、180°、270°の位相差で同じ電圧の高周波電力を印加した場合の電界強度を示す。
図5及び図6に示すように、電極31の数及び配置を変更することにより、基板Wの面内に印加される電界強度の分布を調整することができる。よって、基板Wに施されるプラズマ処理の面内均一性を制御することができる。
例えば、一点鎖線で示すグラフ(4Pole)に示すように、電界強度を基板Wの中心から径方向外側に向かって、平坦にすることができる。これにより、基板Wにプラズマ処理を施す際、ウエハボート3を回転軸8で回転させることにより、基板Wの径方向におけるプラズマ処理の均一性を向上させることができる。
図7は、各電極31A~31Cに印加する高周波電力を示すグラフの一例である。ここでは、電極31Aに印加する高周波電力と電極31Bに印加する高周波電力の位相差と、電極31Bに印加する高周波電力と電極31Cに印加する高周波電力の位相差とが等しい。具体的には、電極31A~31Cに0°、120°、240°の位相差で同じ電圧の高周波電力を印加した場合を示す。図8は、Y軸方向における電界強度を示すグラフの一例である。図9は、周方向における電界強度を示すグラフの一例である。図8の横軸は、基板Wの中心をY軸方向の0[mm]とし、電極31Aの側をY軸のプラスとして、基板Wの中心からの距離を示す。図8の縦軸は、その電界強度を示す。図9の横軸は、基板Wの中心から150mm離れた位置における周方向の電界強度を示す。図9の縦軸は、その電界強度を示す。
実線で示すグラフ(0,0,0)は、図2に示す3本の電極31A~31Cに0°、0°、0°の位相差で同じ電圧の高周波電力を印加した場合の電界強度を示す。破線で示すグラフ(0,30,60)は、図3に示す3本の電極31A~31Cに0°、30°、60°の位相差で同じ電圧の高周波電力を印加した場合の電界強度を示す。一点鎖線で示すグラフ(0,60,120)は、図3に示す3本の電極31A~31Cに0°、60°、120°の位相差で同じ電圧の高周波電力を印加した場合の電界強度を示す。二点鎖線で示すグラフ(0,90,180)は、図3に示す3本の電極31A~31Cに0°、90°、180°の位相差で同じ電圧の高周波電力を印加した場合の電界強度を示す。点線で示すグラフ(0,120,240)は、図3に示す3本の電極31A~31Cに0°、120°、240°の位相差で同じ電圧の高周波電力を印加した場合の電界強度を示す。なお、図7は、点線で示すグラフ(0,120,240)に対応する。
図8及び図9に示すように、各電極31に印加する高周波電力の位相を変更することにより、基板Wの面内における電界強度の分布を可変することができる。よって、基板Wに施されるプラズマ処理の面内均一性を制御することができる。
図10は、各電極31A~31Cに印加する高周波電力を示すグラフの他の一例である。複数の電極31のうち、いずれかの電極には、高周波電力を印加せず、他の電極に高周波電力を印加してもよい。例えば、図10に示す例において、高周波電源32は、電極31A及び電極31Bに高周波電力を印加し、電極31Cに高周波電力を印加しない制御であってもよい。また、電極31Aに印加する高周波電力と電極31Bに印加する高周波電力との位相差は、180°である制御であってもよい。
図11は、各電極31A~31Cに印加する高周波電力を示すグラフの更に他の一例である。複数の電極31のうち、いずれかの電極に印加する高周波電力の位相を同じにしてもよい。これにより、基板Wの面内における電界強度の分布を可変することができる。例えば、図11に示す例において、電極31Bに印加する高周波電力と電極31Cに印加する高周波電力とは、位相が等しい制御であってもよい。また、電極31Aに印加する高周波電力と電極31Bに印加する高周波電力との位相差は、180°である制御であってもよい。
以上のように、各電極31A~31Cに印加する高周波電力の電圧及び位相を可変することができる。これにより、基板Wの半径方向における電界強度を調整することができる。これにより、例えば、基板Wの中心部と基板Wの外周部における電界強度の平均値を等しくすることができる。これにより、基板処理の面内均一性を向上させることができる。
なお、上記実施形態に挙げた構成等に、その他の要素との組み合わせ等、ここで示した構成に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更することが可能であり、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
W 基板
1 処理容器
2 天井板
3 ウエハボート(基板保持具)
4 ロッド
5 保温筒
6 テーブル
7 蓋体
8 回転軸
9 磁性流体シール
10 シール部材
11 アーム
12 排気口
21 ガス供給源
22 流量制御器
23 開閉弁
24 ガス供給管
24g ガス孔
31,31A~31D 電極
32,32A~32D 高周波電源
41 圧力制御バルブ
42 排気装置
42 排気装置(排気部)
50 加熱機構
60 シールド
70 制御部
1 処理容器
2 天井板
3 ウエハボート(基板保持具)
4 ロッド
5 保温筒
6 テーブル
7 蓋体
8 回転軸
9 磁性流体シール
10 シール部材
11 アーム
12 排気口
21 ガス供給源
22 流量制御器
23 開閉弁
24 ガス供給管
24g ガス孔
31,31A~31D 電極
32,32A~32D 高周波電源
41 圧力制御バルブ
42 排気装置
42 排気装置(排気部)
50 加熱機構
60 シールド
70 制御部
Claims (13)
- 処理容器と、
前記処理容器に挿入され、多数枚の基板を多段に載置する基板保持具と、
前記基板保持具を回転可能な回転軸と、
前記処理容器内に処理ガスを供給するガス供給部と、
前記処理容器内を排気する排気部と、
前記処理容器の外側に配置され、前記処理容器の周方向に配置される複数の電極と、
前記複数の電極に高周波電力を印加して前記処理容器内に容量結合プラズマを生成する高周波電源と、を備える、
プラズマ処理装置。 - 前記高周波電源は、
前記複数の電極ごとに印加する高周波電力の電圧及び位相を可変可能に構成される、
請求項1に記載のプラズマ処理装置。 - 前記複数の電極は、前記基板保持具に載置される多数枚の前記基板の高さ方向の範囲よりも広い範囲に配置される、
請求項1に記載のプラズマ処理装置。 - 前記複数の電極は、
前記処理容器の周方向に等間隔に配置される、
請求項1に記載のプラズマ処理装置。 - 前記処理容器及び前記複数の電極を囲む加熱機構をさらに有する、
請求項1に記載のプラズマ処理装置。 - 前記処理容器、前記複数の電極及び前記加熱機構を囲むシールドをさらに有する、
請求項5に記載のプラズマ処理装置。 - 前記シールドは接地される、
請求項6に記載のプラズマ処理装置。 - 前記複数の電極は、第1の電極、第2の電極及び第3の電極を有する、
請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載のプラズマ処理装置。 - 前記高周波電源は、
前記第1の電極に印加する高周波電力と前記第2の電極に印加する高周波電力の位相差と、前記第2の電極に印加する高周波電力と前記第3の電極に印加する高周波電力の位相差とが等しい、
請求項8に記載のプラズマ処理装置。 - 前記高周波電源は、
前記第1の電極及び前記第2の電極に高周波電力を印加し、
前記第3の電極に高周波電力を印加しない、
請求項8に記載のプラズマ処理装置。 - 前記第1の電極に印加する高周波電力と前記第2の電極に印加する高周波電力との位相差は、180°である、
請求項8に記載のプラズマ処理装置。 - 前記第2の電極に印加する高周波電力と前記第3の電極に印加する高周波電力とは、位相が等しい、
請求項8に記載のプラズマ処理装置。 - 前記第1の電極に印加する高周波電力と前記第2の電極に印加する高周波電力との位相差は、180°である、
請求項12に記載のプラズマ処理装置。
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