JP2024034402A - 作業機 - Google Patents

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JP2024034402A
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Yusuke Funabiki
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Abstract

【課題】排出機構を小型化する。【解決手段】排出機構50では、開閉カバー54が、排出本体部24Bの取付用開口部24Cを開閉可能にソーカバー24に設けられている。開閉カバー54を閉状態では、排出部52の出口開口部24Dが右側へ開口され、加工片を出口開口部24Dから排出する。一方、開閉カバー54を開状態にして、ダストアダプタ60を排出本体部24Bに取付けることで、ソーカバー24の入口開口部24Eからダストアダプタ60内に入り込む加工片を、アダプタ排出部62から後側へ排出する。以上により、丸鋸10では、加工片の排出方向を切替る排出機構50がソーカバー24の後部に集約されているため、排出機構50を小型化することができると共に、ひいては丸鋸10の体格の小型化に寄与することができる。【選択図】図6

Description

本発明は、作業機に関するものである。
下記特許文献1に記載の作業機では、筒状の連結管状部が、丸鋸刃を覆うソーカバーの前部に設けられている。連結管状部には、アタッチメントが着脱可能に取付けられており、集塵機接続用のホース部材がアタッチメントに接続される。また、ソーカバーの後部には、後排出口が設けられている。さらに、ソーカバーには、開閉部材が設けられており、開閉部材によって、連結管状部の開口部である前排出口が開閉される。
集塵機接続用のホース部材がアタッチメントに接続される場合には、開閉部材を開状態にすることで、切断加工時に生じる加工片を前排出口から排出して集塵機等に集塵することができる。一方、集塵機接続用のホース部材がアタッチメントに接続されていない場合には、開閉部材を閉状態にすることで、切断加工時に生じる加工片を後排出口から排出することができる。
特開2021-107100号公報
しかしながら、上記作業機では、以下に示す点において改善の余地がある。すなわち、上記作業機では、ソーカバーに前排出口(連結管状部)及び後排出口が設けられ、連結管状部にアタッチメントが固定される。すなわち、ソーカバーにおいて、2箇所の排出部を設ける必要があり、加工片を排出するための排出機構が大型化する。したがって、作業機では、加工片を排出するための排出機構の小型化を図ることが望ましい。
本発明は、上記事実を考慮して、加工片の排出機構を小型化できる作業機を提供することを目的とする。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、モータと、前記モータによって駆動すると共に、先端工具が取付けられる出力軸と、前記モータを収容するハウジングと、前記ハウジングに設けられ、加工時に生じる加工片を前記ハウジングの内部から外部へ排出する排出部と、操作されることで前記排出部の一部を閉塞する閉状態、または前記排出部の一部を開放する開状態となるカバーと、前記開状態において前記排出部に接続され、前記排出部からの加工片を排出または収集するアタッチメント部材と、前記カバー及び前記アタッチメント部材と前記ハウジングとの一方に設けられ、前記閉状態時に前記カバーと前記ハウジングとの他方に係合することで前記カバーを前記ハウジングに固定し、前記アタッチメント部材の取付時に前記アタッチメント部材と前記ハウジングとの他方に係合することで前記アタッチメント部材を前記ハウジングに固定する固定部と、を備えた作業機である。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記固定部は、前記ハウジングに移動可能に設けられ、前記カバー及び前記アタッチメント部材には、前記固定部に係合される被係合部が一体に形成されており、操作されることで、前記固定部が、前記被係合部と係合する固定位置、又は前記被係合部との係合が解除される固定解除位置に移動する作業機である。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記ハウジングの外周部には、前記ハウジングから第1方向の一方側へ突出し且つ前記第1方向に直交する第2方向に対向して配置された一対の取付片が設けられており、前記固定部は、一対の前記取付片の間に配置され、前記第2方向を軸方向として前記取付片に回動可能に支持されると共に、前記被係合部と係合される係合部と、前記係合部に対して前記第1方向及び前記第2方向に直交する第3方向の一方側に配置された操作部と、を含んで構成され、前記操作部が前記第1方向の一方側へ引き操作されることで、前記固定部が前記固定位置から前記固定解除位置へ回動する作業機である。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記被係合部が、一対の前記取付片の間で且つ前記係合部の第1方向の一方側に配置されている作業機である。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記カバーの閉状態では、前記カバーの一部によって前記係合部が前記第3方向の他方側から覆われている作業機である。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記アタッチメント部材の取付状態では、前記アタッチメント部材の一部によって前記係合部が前記第3方向の他方側から覆われている作業機である。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記ハウジングは、前記カバーを回動可能に支持し且つ前記第2方向に離間した配置された一対の支持部と、前記アタッチメント部材を係止する係止部と、を有しており、前記係止部が、一対の前記支持部の間に配置されている作業機である。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記固定部は、軸方向に移動可能に前記ハウジングに連結された軸部と、前記軸部の一端部に設けられた操作部と、を含んで構成され、前記固定位置では、前記操作部及び前記ハウジングによって前記被係合部が前記軸方向に挟持され、前記固定解除位置では、前記操作部及び前記ハウジングによる前記被係合部への挟持状態が解除される作業機である。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記軸部と前記ハウジングとがネジ結合されている作業機である。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記先端工具は、前記モータの駆動力によって回動する丸鋸刃であり、前記排出部は、前記丸鋸刃の外周接線方向に開口される入口開口部と、前記丸鋸刃の板厚方向一方側へ開口される出口開口部を有し、前記アタッチメント部材の取付状態では、前記アタッチメント部材が前記入口開口部に対して前記丸鋸刃の回動方向に配置される作業機である。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記カバーは、前記ハウジングに設けられた支持部を支点として回動可能であり、前記固定部は、前記支持部よりも加工片の流れる方向で下流側に位置する作業機である。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記先端工具は、前記モータの駆動力によって回動する丸鋸刃であり、前記ハウジングは、前記丸鋸刃の上側一部を覆うソーカバーを有し、前記ソーカバーの上側に前記支持部が設けられる作業機である。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、回転する前記丸鋸刃を前方に進めることで切断作業を行うことが可能であり、前記丸鋸刃の回転中心よりも後方に前記支持部が位置する作業機である。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記先端工具は、前記モータの駆動力によって回動する丸鋸刃であり、回転する前記丸鋸刃を前方に進めることで切断作業を行うことが可能であり、前記ハウジングは、前記丸鋸刃の上側一部を覆うソーカバーを有し、前記排出部は、前記カバーが前記開状態の場合に、加工片を前記丸鋸刃の接線方向に沿って排出するように構成され、前記固定部は、前記丸鋸刃の上端よりも下方の位置、または前記排出部よりも下方の位置で前記ハウジングに支持される作業機である。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記カバーは前記閉状態において、前方から後方にかけて下がるような姿勢となって前記排出部の一部を覆うように構成される記載の作業機である。
本発明の1又はそれ以上の実施形態によれば、加工片の排出機構を小型化できる。
第1実施形態に係る丸鋸を示す右側から見た側面図ある。 図1に示される丸鋸の右斜め後方から見た斜視図である。 図1に示される排出機構の右側から見た断面図である。 図1に示される排出機構の開閉カバーを閉位置にした状態を示す一部破断した側面図である。 図1に示される排出機構においてダストアダプタを装着した状態を示す側面図である。 図5に示される排出機構の右側から見た断面図である。 図5に示される排出機構の前側から見た断面図(図5の7-7線断面図)である。 第2実施形態に係る丸鋸の排出機構におけるダストアダプタを取外した状態を示す左斜め後方から見た斜視図である。 図8に示される排出機構の開閉カバーを閉位置にした状態を示す斜視図である。 図8に示される排出機構のダストアダプタを装着した状態を示す斜視図である。 第3実施形態に係る丸鋸の排出機構におけるダストアダプタを取外した状態を示す左斜め後方から見た斜視図である。 図11に示される排出機構の開閉カバーを閉位置にした状態を示す斜視図である。 図11に示される排出機構のダストアダプタを装着した状態を示す斜視図である。
(第1実施形態)
以下、図1~図7を用いて、第1実施形態に係る作業機としての丸鋸10について説明する。なお、図面において適宜示される矢印UP、矢印FR、及び矢印RHは、それぞれ丸鋸10の上側、前側、及び右側を示している。以下の説明において、上下、前後、左右の方向を用いて説明するときには、特に断りのない限り、丸鋸10の上下方向、前後方向、左右方向を示すものとする。なお、前後方向が本発明の第1方向に対応し、左右方向が本発明の第2方向に対応し、上下方向が本発明の第3方向に対応している。
図1及び図2に示されるように、丸鋸10は、加工材を切断する電動工具として構成されている。丸鋸10は、ベース12と、丸鋸本体20と、を含んで構成されている。また、丸鋸10は、切断加工時に生じる加工片を丸鋸本体20の外部へ排出するための排出機構50を有している。以下、丸鋸10の各構成について説明する。
(ベース12について)
ベース12は、金属製であり、上下方向を板厚方向とし且つ前後方向を長手方向とする略矩形プレート状に形成されている。丸鋸10の切断加工時には、ベース12を加工材上に載置して、ベース12を前側へ移動させる。ベース12の右部には、先端工具としての丸鋸刃14を配置するための挿通部12Aが貫通形成されている。挿通部12Aは、前後方向を長手方向とする略矩形状に形成されている。ここで、丸鋸刃14は、左右方向を板厚方向とする略円板状に形成されており、丸鋸刃14の中心部が、後述する駆動機構40の出力軸44に一体回動可能に固定されている。丸鋸刃14は、挿通部12A内に配置されており、丸鋸刃14の上部がベース12から上側へ突出し、丸鋸刃14の下端側部分がベース12から下側へ突出している。
(丸鋸本体20について)
丸鋸本体20は、ハウジング22と、バッテリ30と、駆動機構40と、を含んで構成されている。
(ハウジング22について)
ハウジング22は、複数のハウジング部材によって構成され、丸鋸本体20の外郭を構成すると共に、ベース12の上側に配置されている。ハウジング22は、丸鋸刃14を覆うソーカバー24(広義には、工具カバーとして把握される要素である)と、後述する駆動機構40を収容するモータハウジング26と、バッテリ30が装着されるバッテリホルダ28と、を含んで構成されている。
ソーカバー24は、ハウジング22の右端部を構成している。ソーカバー24は、左右方向を厚み方向とし且つ上側へ凸となる略半円板状に形成さると共に、下側へ開放された凹状に形成されている。そして、丸鋸刃14の上部が、ソーカバー24内に収容されて、ソーカバー24によって覆われている。これにより、切断加工時には、丸鋸刃14の前端部から巻き上げられた加工片が、ソーカバー24の内部において、ソーカバー24の上端部に沿って後側へ流れるようになっている。ソーカバー24の前端部は、前側連結機構16によってベース12に連結されており、ソーカバー24の後端部が、後側連結機構18によってベース12に接続されている。詳細には、周知の切り込み深さ調整機構が有するリンク部材を介してソーカバー24とベース12が接続されている。これにより、丸鋸本体20がベース12に連結されている。
ソーカバー24は、左右方向に2分割されており、ソーカバー24の左側部分を構成するソーカバー部材24Lが、金属製とされ、ソーカバー24の右側部分を構成するソーカバー部材24Rは、樹脂製とされている。
図3及び図4にも示されるように、ソーカバー24の後部における上端部の外周部には、排出本体部24Bが形成されている。排出本体部24Bは、下側へ一段下がった(径方向内方に凹んだ)構造を有している。排出本体部24Bは、後述する開閉カバー54と共に、排出機構50の排出部52を構成しており、切断加工時に生じた加工片を、排出部52によってソーカバー24の外部へ排出する。排出本体部24Bは、上側(上方かつ後方)及び右側へ開放された凹状に形成される。排出本体部24Bは、図1の向きでみたとき(左右方向から見ると)紙面左上方向に開放されるとともに、紙面手前側にも開放されている。排出本体部24Bは、左右方向から見て、ソーカバー24の外周部に沿って、後側へ向かうに従い下側へ傾斜している。すなわち、排出本体部24Bは、上側(かつ後側)へ開口する取付用開口部24Cと、右側へ開口する出口開口部24Dと、を有している。換言すると、排出本体部24Bはソーカバー24に設けられた切欠き部分であり、上方かつ後方へ開放される領域(取付用開口部24C)と、右側へ開放される領域(出口開口部24D)を有する。排出本体部24Bの前端部には、前後方向(丸鋸刃14の上端部接線方向)に貫通した入口開口部24E(図3参照)が形成されており、入口開口部24Eによって、排出本体部24Bの内部とソーカバー24の内部とが連通している。換言すると、ソーカバー24の上端部には、後側へ開口する入口開口部24Eが形成されており、入口開口部24Eが排出本体部24B(ソーカバー24の切欠き部)の前端部を構成している。入口開口部24Eは連通部とも言い換えられる。排出本体部24Bはソーカバー24の外周部の一部であり、ソーカバー24の内部から入口開口部24Eを介してソーカバー24の外部へ排出される加工片が到達する部分である。
ソーカバー24における入口開口部24Eを構成する左右の側壁には、後述する開閉カバー54を支持するための左右一対の支持部としての支持ボス24Fが設けられており、支持ボス24Fは、左右方向を軸方向とする略円柱状に形成されて、ソーカバー24(の外表面)から左右方向外側へ突出している。また、入口開口部24Eを構成する上壁の内周部には、左右方向中間部において、後述するダストアダプタ60の前端部を係止するための係止部としての係止凹部24G(図3参照)が形成されており、係止凹部24Gは下側及び後側へ開放された凹状に形成されている。係止凹部24Gの前端部には、上側へ抉られたフック用凹部24G1が形成されている。係止凹部24Gは、左右方向から見て、左右一対の支持ボス24Fの間に配置され、支持ボス24Fの一部と重なっている。すなわち、係止凹部24Gと支持ボス24Fは、少なくとも一部が左右方向視で相互に重なっている。換言すれば、係止凹部24Gと支持ボス24Fは、少なくとも一部が前後方向で同様の位置にある。また、係止凹部24Gと支持ボス24Fは、少なくとも一部が上下方向で同様の位置にある。
ソーカバー24の外周部には、排出本体部24Bの後側において、後述する固定レバー56を取付けるための左右一対の取付片24Hが設けられている。取付片24Hは、左右方向を板厚方向としてソーカバー24の外周部から後側(径方向外方)へ突出している。図3に示されるように、一対の取付片24Hの間には、ソーカバー部材24L及びソーカバー部材24Rを互いに締結固定するための取付ボス24Jが設けられており、取付ボス24Jは、左右方向を軸方向とする略円筒状に形成されている。取付ボス24Jの外周部には、上斜め後方側へ突出した規制突起24Kが一体に設けられている。つまり、取付ボス24Jの外周部から規制突起24Kが突出している。また、一対の取付片24Hの間には、取付ボス24Jの上側において、後述するレバースプリング58の一端部を収容するためのバネ収容部24Mが設けられており、バネ収容部24Mは、左右方向から見て、後斜め上方側へ開放された凹状に形成されている。詳細は後述するが、固定レバー56の支持部(取付片24H)の配置によって、集塵効率(加工片の円滑な移動)の低下を抑制しつつ、大型化の抑制が図られている。
図2に示されるように、モータハウジング26は、全体として右側へ開放された略箱状に形成されている。モータハウジング26は、ソーカバー24の左側に配置されて、図示しない位置で、ソーカバー部材24Lに締結固定されている。
バッテリホルダ28は、モータハウジング26の上部から後側へ延出している。バッテリホルダ28には、バッテリ30が後側から装着されて、バッテリ30がバッテリホルダ28の下側で且つモータハウジング26の後側に配置されている。バッテリ30は、コントローラ(図示省略)及び後述する駆動機構40のモータ42に電気的に接続されている。
バッテリホルダ28の上側には、ハンドル部28Aが設けられている。ハンドル部28Aは、左側から見て、下斜め前方へ開放された略U字形状に形成されており、ハンドル部28Aの前端部がモータハウジング26に接続され、ハンドル部28Aの後端部がバッテリホルダ28に接続されている。ハンドル部28Aには、トリガ32が引き操作可能に設けられている。トリガ32を引き操作(押圧操作)することで、ハンドル部28Aの内部に収容された不図示のスイッチが押圧される。このスイッチは、コントローラと電気的に接続されており、トリガ32の操作に応じて、後述する駆動機構40が作動する。
(駆動機構40について)
図1に示されるように、駆動機構40は、モータ42と、出力軸44と、を含んで構成されている。モータ42は、ブラシレスモータとして構成され、モータハウジング26内に収容されると共に、コントローラに電気的に接続されている。モータ42は、左右方向を軸方向とする回動軸42Aを有しており、回動軸42Aが、モータハウジング26に固定されたモータ軸受(図示省略)によって回動可能に支持されている。回動軸42Aの右端部には、ピニオンギヤが形成されている。
出力軸44は、左右方向を軸方向とし、回動軸42Aの右端部の下側に配置されると共に、ソーカバー24のソーカバー部材24Lに回動可能に支持されている。出力軸44の左端部には、出力ギヤ45が一体回動可能に設けられており、出力ギヤ45が、回動軸42Aのピニオンギヤに、伝達機構部46によって連結されている。そして、丸鋸刃14の中心部が、出力軸44の右端部に固定ボルト47によって固定されている。これにより、モータ42の駆動時には、出力軸44及び丸鋸刃14が、出力軸44の軸回り一方側(図1の矢印C方向側)に回動するように構成されている。
なお、丸鋸刃14の下部は、保護カバー48によって覆われている。保護カバー48は、右側から見て下側へ凸となる略半円状に形成されると共に、上側へ開放された凹状に形成されている。また、保護カバー48は、出力軸44の軸回りに回動可能に出力軸44に連結されている。さらに、保護カバー48は、図示しない付勢バネによって出力軸44の軸回りに付勢されて、図1に示される位置に保持されている。そして、丸鋸10による切断加工時には、加工材によって保護カバー48が付勢バネの付勢力に抗して出力軸44の軸回り他方側へ回動して、丸鋸刃14の刃部が露出される構成になっている。
(排出機構50について)
図1~図7に示されるように、排出機構50は、切断加工時にソーカバー24内において丸鋸刃14によって巻き上げられた加工片をソーカバー24の外部に排出する機構部として構成されている。排出機構50は、ソーカバー24に設けられた排出部52と、固定部としての固定レバー56と、を含んで構成されている。排出機構50はさらに、ソーカバー24に着脱可能に構成されたアタッチメント部材としてのダストアダプタ60または開閉カバー54を含んで構成されている。なお、作業機(丸鋸10)の状態によっては、ダストアダプタ60または開閉カバー54が排出機構50に含まれない(加工片の排出に寄与しない)場合がある。例えば、ダストアダプタ60または開閉カバー54が加工片の通路の一部とならない位置に移動されたり、丸鋸10から取り外されて加工片の排出に関与しなったりする場合がある。
排出部52は、前述したソーカバー24の排出本体部24Bと、カバーとしての開閉カバー54と、を含んで構成されており、排出部52によって、切断加工時に生じる加工片をソーカバー24の外部へ排出する。開閉カバー54は、ソーカバー24に取付けられて、排出本体部24Bの取付用開口部24Cを開閉可能に構成されている。開閉カバー54の閉状態では、開閉カバー54によって排出本体部24Bの取付用開口部24C(上方及び後方への開放領域)を閉塞して、入口開口部24Eから後方へ向かって排出される加工片を(上方向及び後方向へ行かないように)ガイドすることで排出本体部24Bの出口開口部24Dから右側へ排出させるようになっている(図4の矢印A参照)。すなわち、開閉カバー54を閉状態とすると、排出本体部24Bは右側のみに開放されるようになるため、加工片は右側からのみ排出される。なお、加工片の後方移動の指向性を減衰しすぎる(移動する加工片の勢いを失くしすぎる)と排出が円滑に行われなく恐れがあるため、開閉カバー54の後部内面は右方向への緩やかなスロープ形状を成している。従って、開閉カバー54の閉状態では加工片は右方向かつ後方向に排出される。一方、開閉カバー54の開状態にすることで、排出本体部24Bの取付用開口部24Cを開口させる(上方を開放させる)と、開閉カバー54による加工片に対する移動の規制が行われなくなる。従って、入口開口部24Eから後方へ向かって排出される加工片は、そのまま主として後方へ移動する。従って、閉状態と開状態とでは加工片の排出方向が変更される。具体的には、開閉カバー54の開状態では加工片は後方へ向けて排出される。また、開閉カバー54の取付用開口部24Cを開口させるとともに、ダストアダプタ60を排出本体部24Bに取り付けることで、ソーカバー24の入口開口部24Eからダストアダプタ60内に入り込む加工片を、ダストアダプタ60によって後側へ排出するように構成することもできる(図6の矢印B参照)。すなわち、排出機構50では、ダストアダプタ60を用いずに加工片を丸鋸10の右側または後側へ排出する方法と、ダストアダプタ60を用いて加工片を丸鋸10の後側へ排出する方法と、の2通りの排出方法を切替可能に構成されている。以下、排出機構50の各構成について説明する。
(開閉カバー54について)
図1~図3に示されるように、開閉カバー54は、上下方向を板厚方向とし且つ前後方向に延在された略長尺板状に形成されている。開閉カバー54の前端部における左右方向両側部には、下側へ突出した左右一対の被支持部54Aが設けられており、被支持部54Aが、ソーカバー24の支持ボス24Fに回動可能に支持されている。これにより、開閉カバー54の前端部が、左右方向を軸方向としてソーカバー24に回動可能に連結されている。そして、開閉カバー54の閉状態では、開閉カバー54によって排出本体部24Bの取付用開口部24Cを上側から覆って(閉塞して)、排出部52において出口開口部24Dのみが開放されるようになっている(図4に示される状態であり、以下、この開閉カバー54の位置を閉位置と称す)。なお、閉状態の開閉カバー54は、前方から後方に向かうにつれて、下側へ向かうような状態となる。左右方向から見て、ソーカバー24の外周部に沿って、後側へ向かうに従い下側へ傾斜している排出本体部24Bを、同方向に傾斜する開閉カバー54で覆うことによって、排出本体部24Bは上側と後側で開閉カバー54に覆われる。また、右側から見て、開閉カバー54を閉位置から支持ボス24Fを中心として時計回りに回動させることで、開閉カバー54の閉状態が解除されて、開閉カバー54が開状態に切替わるようになっている(図1~図3に示される状態であり、以下、この開閉カバー54の位置を開位置と称す)。なお、開閉カバー54では、左壁54Bが、左側の被支持部54Aから後側へ延出されており、閉位置では、左壁54Bによって、排出本体部24Bの全体を左側から覆っている。開閉カバー54の後端部には、被係合部としてのカバー側フック54Cが設けられている。開閉カバー54の閉状態において、カバー側フック54Cが、開閉カバー54の後端部から下側へ延出しており、カバー側フック54Cの下端部には、前側へ突出したカバーフック部54Dが設けられている。また、図面には表れないが、開閉カバー54は開状態においてソーカバー24の上側外面(係止凹部24Gの上方部分)と係合することで、所定の操作力を受けない限り開状態で維持されるように構成されている。
(固定レバー56について)
図2~図4に示されるように、固定レバー56は、前後方向を板厚方向とし且つ上下方向を長手方向とする略矩形プレート状に形成されている。固定レバー56の下部は、操作部56Aとして構成され、固定レバー56の上部は、係合部としてのレバー側フック56Bとして構成されており、固定レバー56の上下方向中間部が略クランク状に屈曲されて、操作部56Aがレバー側フック56Bよりも後側に配置されている。レバー側フック56Bの下端部には、レバー軸56C(広義には、連結軸として把握される要素である)が一体に設けられている。すなわち、操作部56A、レバー側フック56B、レバー軸56Cは、それぞれ単一部材となる固定レバー56の一部である。レバー軸56Cは、左右方向を軸方向とする略円柱状に形成されており、レバー軸56Cの左右方向両端部が、レバー側フック56Bから左右方向外側に突出している。レバー側フック56Bは、ソーカバー24における一対の取付片24Hの間に配置されており、レバー軸56Cの長手方向両端部が、取付片24Hに回動可能に支持されている。これにより、固定レバー56が、ソーカバー24に左右方向を軸方向として回動可能に連結されている。具体的には、作業者の操作によって、固定レバー56が、固定位置(図4において実線にて示される位置)と、右側から見て時計回りに回動した固定解除位置(図4において2点鎖線にて示される位置)と、の間を回動するように構成されている。
操作部56Aは、右側から見て、取付片24Hから下側へ操作可能に突出している。固定レバー56の上下方向中間部の屈曲部には、下側に突出したストッパ部56Dが設けられており、ストッパ部56Dは、ソーカバー24の規制突起24Kの後側に隣接配置されている。これにより、固定レバー56の固定位置では、ストッパ部56Dが規制突起24Kに当接して、固定レバー56の固定解除位置とは反対側への回動が規制されている。
レバー側フック56Bの後側には、付勢部材としてのレバースプリング58が設けられている。レバースプリング58は、圧縮コイルスプリングとして構成され、略前後方向に延在されている。レバースプリング58の後端部は、レバー側フック56Bに係止され、レバースプリング58の前端部は、ソーカバー24のバネ収容部24M内に配置されて、レバースプリング58がレバー側フック56Bを後側へ付勢している。これにより、レバースプリング58の付勢力によって固定レバー56が固定位置に保持されている。
レバー側フック56Bの上端部には、後側に突出したレバーフック部56Eが形成されている。そして、開閉カバー54の閉状態では、開閉カバー54のカバー側フック54Cが、レバーフック部56Eの後側に隣接配置され、カバーフック部54Dがレバーフック部56Eの下側に隣接配置して、カバーフック部54D及びレバーフック部56Eが上下方向に係合している。これにより、開閉カバー54の閉位置から開位置への回動が、固定レバー56により阻止されて、開閉カバー54が固定レバー56によってソーカバー24に固定される構成になっている。一方、作業者の操作部56Aに対する後側への引き操作によって、レバースプリング58の付勢力に抗して固定レバー56を固定位置から固定解除位置へ回動させることで、開閉カバー54と固定レバー56との係合状態が解除される。すなわち、開閉カバー54の閉位置から開位置への回動が許可された状態になる。
なお、開閉カバー54の閉状態では、開閉カバー54のカバー側フック54Cは、一対の取付片24Hの間に配置されており、開閉カバー54の後端部が、固定レバー56のレバー側フック56Bの上側に配置されている。すなわち、開閉カバー54の閉状態では、一対の取付片24H及び開閉カバー54によって、固定レバー56のレバー側フック56Bが視認不能に覆われている。また、カバー側フック54Cが一対の取付片24Hの間に配置されることで、開閉カバー54の後端部における左右方向の移動が、一対の取付片24Hによって制限されている。
(ダストアダプタ60について)
図5~図7に示されるように、ダストアダプタ60は、ダストアダプタ60の前部を構成するアダプタ本体61と、ダストアダプタ60の後部を構成するアダプタ排出部62と、を含んで構成されている。アダプタ本体61は、前後方向を軸方向とする略矩形筒状に形成されている。アダプタ本体61の後端部には、アダプタ排出部62を連結するための連結筒部61Aが形成されており、連結筒部61Aは、前後方向を軸方向とする略円筒状に形成されている。連結筒部61Aは、アダプタ本体61よりも右側へ若干オフセットした位置に配置されて、アダプタ本体61と滑らかに接続されている。アダプタ本体61の前端部は、ソーカバー24の入口開口部24Eに対応する形状に形成されている。
そして、アダプタ本体61のソーカバー24への取付状態では、アダプタ本体61の下部がソーカバー24の排出本体部24B内に配置される。また、この状態では、アダプタ本体61の前端部が入口開口部24Eの後側に隣接配置され、アダプタ本体61内とソーカバー24(入口開口部24E)内とが前後方向に連通している(図6参照)。すなわち、アダプタ本体61のソーカバー24への取付状態では、アダプタ本体61が、排出部52の入口開口部24Eに接続されて、入口開口部24Eから後側へ流れる加工片がアダプタ本体61内に入り込むようになっている。アダプタ本体61の右壁部には、下側へ延出された延出壁部61Bが形成されており、延出壁部61Bは、ソーカバー24の上端部の右側に隣接配置されている。また、アダプタ本体61の左壁には、ソーカバー24の排出本体部24Bの左壁の一部を配置するための切欠部61C(図7参照)が形成されている。
アダプタ本体61に前端部の外周部には、上側へ突出した係止フック61Dが設けられており、係止フック61Dの前端部には、上側へ突出したフック部61D1が形成されている。係止フック61Dがソーカバー24の係止凹部24G内に挿入され、フック部61D1がフック用凹部24G1内に挿入されて、アダプタ本体61がソーカバー24に係止されている。これにより、ダストアダプタ60の前端部の移動が制限されている。アダプタ本体61の下壁の後端部は、被係合部としてのアダプタ側フック61Eが設けられている。アダプタ側フック61Eは、アダプタ本体61の後端部から下側へ延出されており、アダプタ本体61の下端部には、前側へ突出したアダプタフック部61Fが設けられている。
ダストアダプタ60の組付状態では、ダストアダプタ60のアダプタ側フック61Eが、固定レバー56のレバーフック部56Eの後側に隣接配置され、アダプタフック部61Fがレバーフック部56Eの下側に隣接配置して、アダプタフック部61F及びレバーフック部56Eが上下方向に係合している。これにより、アダプタ本体61の後端部における上側への移動が、固定レバー56により阻止されて、ダストアダプタ60が固定レバー56によってソーカバー24に固定される構成になっている。取り付けの際には、フック部61D1と係止凹部24Gと係合させた状態で、ダストアダプタ60の後端を下方に移動させるようにしてアダプタ側フック61Eとレバーフック部56E係合させることでダストアダプタ60をソーカバー24に取り付けることができる。そして、開閉カバー54の場合と同様に、操作部56Aに対する引き操作によって、レバースプリング58の付勢力に抗して固定レバー56を固定位置から固定解除位置へ回動させることで、固定レバー56とダストアダプタ60(アダプタフック部61F)との係合状態が解除される。ダストアダプタ60をソーカバー24から取り外すには、固定レバー56を固定位置から固定解除位置へ回動させた状態で、ダストアダプタ60の後端部を上方へ移動させることで、フック部61D1を支点とするように回転させ、フック部61D1と係止凹部24Gとの係合を解除することで取り外すことができる。固定レバー56への操作と、開閉カバー54を開く操作と、ダストアダプタ60を取り外す操作は、いずれも右から見て時計回り方向となる。
また、ダストアダプタ60の組付状態では、アダプタ本体61のアダプタ側フック61Eは、一対の取付片24Hの間に配置されており、アダプタ本体61の後端部が、レバー側フック56Bの上側に配置されている。すなわち、ダストアダプタ60の組付状態では、一対の取付片24H及びアダプタ本体61によって、固定レバー56のレバー側フック56Bが視認不能に覆われている。また、アダプタ側フック61Eが一対の取付片24Hの間に配置されることで、アダプタ本体61における後端部の左右方向の移動が、一対の取付片24Hによって制限されている。
アダプタ排出部62は、前後方向に延在された略円筒状に形成されており、アダプタ排出部62の長手方向中間部が後斜め下方側へ屈曲している。アダプタ排出部62の前端部が、アダプタ本体61の連結筒部61A内に挿入され、連結筒部61Aに前後方向を軸として回動可能に且つ前後方向に移動不能に連結されている。これにより、入口開口部24Eからアダプタ本体61内に後側へ流入された加工片をアダプタ排出部62の後端開口部から後側へ排出するようになっている。また、アダプタ排出部62を回転させることで、アダプタ排出部62の延在方向を変更することができる。アダプタ排出部62は連結筒部61Aとは接触しており、相互間の摩擦力によってアダプタ排出部62は連結筒部61Aに対して容易に回転(相対移動)できないように構成されている。また、アダプタ排出部62の後部は、図示しないダストボックスや集塵機に接続可能に構成されており、アダプタ排出部62から排出される加工片をダストボックスや集塵機に集塵するようになっている。
(作用効果)
次に、本実施の形態の作用及び効果について説明する。
上記のように構成された丸鋸10の切断加工では、作業者が、丸鋸10の後側に位置し、ハンドル部28Aを把持する。作業者によってトリガ32が操作されると、モータ42の駆動力によって丸鋸刃14が出力軸44と共に回動して、加工材に対して切断加工が施される。丸鋸10の切断加工時には、丸鋸刃14の前端部によって巻き上げられた加工片が、ソーカバー24の上端部の内周部に沿って後方側へ流れる。後方側へ流れる加工片は、入口開口部24Eから排出本体部24B内に入り込む。
排出機構50のダストアダプタ60を用いない切断加工時には、開閉カバー54を閉位置に配置して(閉状態として)、排出本体部24Bの取付用開口部24Cを開閉カバー54によって塞ぐ。このため、ソーカバー24から排出本体部24Bに流れた加工片が、排出本体部24Bの出口開口部24Dから右側へ排出される。これにより、丸鋸10の後側に位置する作業者に対して、加工片が右側へ排出される。よって、加工片が作業者側への排出されることを抑制しつつ、切断加工を施すことができる。また、後方への加工片排出を行いたい場合には、開閉カバー54を開状態とすることで加工片の排出方向を変更することができる。
一方、排出機構50のダストアダプタ60を用いる切断加工時には、開閉カバー54を開いて、排出本体部24Bの取付用開口部24Cを開口させると共に、ダストアダプタ60を、排出本体部24Bに取付けて、ソーカバー24の入口開口部24Eに接続させる。これにより、入口開口部24Eからダストアダプタ60内に入り込む加工片が、アダプタ排出部62から後側へ排出されて、ダストボックスや集塵機に集塵される。よって、ソーカバー24内を後側へ流れる加工片を、ダストアダプタ60によって後側へ効率よく排出して、ダストボックスや集塵機に集塵できる。特に、入口開口部24E(連通部)は前後方向に沿った方向に貫通する穴となっており、丸鋸刃14(の上端)の接線方向と平行な方向に貫通している。これによって、加工片の勢いを保ったまま加工片を排出本体部24Bまで移動させることができるため、集塵効率を向上させることができる。すなわち、加工片は丸鋸刃14の回転力によって移動されるところ、その移動方向は丸鋸刃14の接線方向に指向されやすいため、入口開口部24E(連通部)を前後方向に沿った方向に貫通する穴として構成することで、加工片に対する移動の阻害を抑制しながら集塵することが可能となる。また、ダストアダプタ60はアダプタ排出部62の回転位置を変更することで加工片の排出方向を変更できるように構成されているため、ダストボックスや集塵機を使用しない場合でも、加工片の排出方向をフレキシブルに変更可能という点で作業性を向上させることができる。また、アダプタ本体61の内部空間(集塵通路)は入口開口部24E(連通部)と接続されるとともに丸鋸刃14(の上端)の接線方向と平行な方向(前後方向)に延びる空間となっており、これによっても集塵効率を向上させることができる。また、入口開口部24E(連通部)は前後方向に沿った方向に貫通する穴となっているため、ダストアダプタ60も前後方向に延びるような構成となっている。こうすることで、上下方向に作業機が大型化することを抑制している。例えば、入口開口部24E(連通部)は前後方向に沿った貫通穴とした場合、そこに接続されるダストアダプタ60は上下方向に延びるような様態となる。この場合、上下方向の大型化を招く恐れがあるが、本実施の形態ではこういった大型化を抑制できる。
以上説明したように、排出機構50では、開閉カバー54が、排出本体部24Bの取付用開口部24Cを開閉可能にソーカバー24に設けられている。開閉カバー54の閉状態では、排出部52の出口開口部24Dが右側へ開口され、加工片を出口開口部24Dから排出する。一方、開閉カバー54を開状態にして、ダストアダプタ60を排出本体部24Bに取付けることで、ソーカバー24の入口開口部24Eからダストアダプタ60内に入り込む加工片を、アダプタ排出部62から後側へ排出する。以上により、丸鋸10では、加工片の排出方向を切替る排出機構50がソーカバー24の後部に集約されているため、排出機構50を小型化することができると共に、ひいては丸鋸10の体格の小型化に寄与することができる。
しかも、排出機構50では、固定レバー56が、ソーカバー24に設けられている。そして、ダストアダプタ60の非取付状態では、閉位置の開閉カバー54に固定レバー56が係合することで、開閉カバー54がソーカバー24に固定される。一方、ダストアダプタ60のソーカバー24への取付状態では、固定レバー56がダストアダプタ60に係合することで、ダストアダプタ60がソーカバー24に固定される。すなわち、固定レバー56が、開閉カバー54及びダストアダプタ60の共通の固定部材として機能する。これにより、仮に、開閉カバー54及びダストアダプタ60に対して、別々の固定部材をソーカバー24に設ける構成と比べて、排出機構50を小型化することができる。したがって、排出機構50を一層小型化することができる。さらに、固定レバー56の支持部(取付片24H)は、排出本体部24Bよりも下方に位置している。より詳細には、固定レバー56は、丸鋸刃14の上端位置よりも下方に位置している。上述したように、入口開口部24E(連通部)を前後方向に沿った方向に貫通する穴として構成することで集塵効率等を向上させることができるが、そこにダストアダプタ60を接続した際、排出本体部24B(ダストアダプタ60)の下方がデッドスペースとなるが、このデッドスペースを固定レバー56の支持箇所として利用することで大型化を抑制している。つまり、固定レバー56の支持部(取付片24H)を、排出本体部24Bよりも下方に位置させることで、このデッドスペースを有効活用し、丸鋸10の大型化を抑制している。より具体的には、開閉カバー54及びダストアダプタ60は、いずれもソーカバー24の2箇所で支持されるところ、前方(加工片の流れにおける上流側)の支持箇所(支持ボス24F、フック用凹部24G1)では回転可能に支持されながら、後方(加工片の流れにおける下流側)では支持スペースが必要となる可動式の支持部(固定レバー56)で支持されるように構成されることで、大型化を抑制している。例えば、係止凹部24Gの上方あたりで固定レバー56を支持させるように構成することもできるが、そうした場合、ソーカバー24の上方から固定レバー56の支持構造が上に出張ってしまい、上下方向の大型化を招くほか、ソーカバー24の左側にはハンドル部28Aが位置するため、ハンドル部28A操作しようとした際、または操作中に作業者の手が固定レバー56の支持構造と接触する可能性があり、これによってハンドル部28Aに対する操作性が低下する恐れがある。本実施の形態では、このような操作性の低下を抑制することができる。
また、上述のように、固定レバー56が、ソーカバー24に設けられている。さらに、固定レバー56は、開閉カバー54のカバー側フック54C及びダストアダプタ60のアダプタ側フック61Eと係合する固定位置と、カバー側フック54C及びアダプタ側フック61Eとの係合が解除される固定解除位置と、の間を回動(移動)可能にソーカバー24に連結されている。これにより、ソーカバー24、開閉カバー54、及びダストアダプタ60とは別部材で構成された固定レバー56を、ソーカバー24に設ければ足りる。このため、例えば、固定レバー56を、開閉カバー54及びダストアダプタ60に設ける構成と比べて、丸鋸10の部品点数の削減に寄与することができる。
また、ソーカバー24の外周部には、排出本体部24Bの後側において、後側へ突出した左右一対の取付片24Hが設けられている。そして、固定レバー56のレバー側フック56Bが一対の取付片24Hの間に配置されて、レバー側フック56Bのレバー軸56Cが取付片24Hに回動可能に連結されている。また、固定レバー56の操作部56Aが、レバー側フック56Bよりも下側に配置されており、操作部56Aが後側または上側へ引き操作されることで、固定レバー56が固定位置から固定解除位置へ回動する。すなわち、操作部56Aが取付片24Hのソーカバー24からの突出方向と同一方向に引き操作されることで、固定レバー56が固定解除位置へ回動する。換言すると、固定レバー56を固定解除位置へ回動させるには、操作部56Aをソーカバー24とは反対側へ引き操作する(すなわち右側から見たときでの時計回り方向に移動するように操作する)必要がある。この操作部56Aに対する操作が、開閉カバー54を閉状態から開状態とする際の操作方向と、ダストアダプタ60をソーカバー24から取り外す際の操作方向と同方向となるため、操作部56Aを操作したその動きのまま開閉カバー54を開く操作、またはダストアダプタ60を取り外す操作に移行できるため、操作性がよい。また、操作部56Aをソーカバー24側へ押圧操作して、固定レバー56の固定状態を解除する構成と比べて、切断加工時等における固定レバー56の固定解除位置への誤操作を抑制できる。したがって、丸鋸10の作業性を向上することができる。
また、開閉カバー54の閉状態では、カバー側フック54Cが、一対の取付片24Hの間で且つレバー側フック56Bの後側に配置される。このため、取付片24H及びカバー側フック54Cによって、レバー側フック56Bが後側及び左右方向両側から覆われる。また、ダストアダプタ60の取付状態では、アダプタ側フック61Eが、一対の取付片24Hの間で且つレバー側フック56Bの後側に配置される。このため、取付片24H及びアダプタ側フック61Eによって、レバー側フック56Bが後側及び左右方向両側から覆われる。これにより、切断加工時等において、作業者がレバー側フック56Bに直接接触することを抑制できる。その結果、固定レバー56が不用意に固定解除位置へ回動されることを抑制できる。
また、開閉カバー54の閉状態では、開閉カバー54によって、レバー側フック56Bが上側から覆われ、ダストアダプタ60の取付状態では、ダストアダプタ60によって、レバー側フック56Bが上側から覆われる。これにより、切断加工時等において、作業者がレバー側フック56Bに直接接触することを一層抑制できる。その結果、固定レバー56が不用意に固定解除位置へ回動されることを一層抑制できる。
また、ソーカバー24では、ダストアダプタ60を係止するための係止凹部24Gが、開閉カバー54を支持する左右一対の支持ボス24Fの間に配置されている。このため、上下方向及び前後方向における、開閉カバー54の前端部とダストアダプタ60の前端部とのソーカバー24への取付位置を略一致させることができる。これにより、開閉カバー54をソーカバー24に取付けた状態を維持しつつ、固定レバー56を開閉カバー54及びダストアダプタ60の固定部品として共通化させることができる。
また、ソーカバー24における排出本体部24Bの入口開口部24Eは、後側(丸鋸刃14の回動方向側)に開口され、出口開口部24Dは、右側(丸鋸刃14の板厚方向一方側)に開口されている。これにより、開閉カバー54の閉状態では、丸鋸刃14の回動方向に巻き上げられる加工片の向きを変更して、加工片をソーカバー24の外部へ排出することができる。また、ダストアダプタ60の取付状態では、ダストアダプタ60が入口開口部24Eの後側(丸鋸刃14の回動方向側)に配置される。これにより、ダストアダプタ60を用いた排出では、丸鋸刃14の回動方向に巻き上げられる加工片を、効率よくダストアダプタ60内に入り込ませて、ダストアダプタ60から集塵機等に排出することができる。
(第2実施形態)
以下、図8~図10を用いて第2実施形態に係る作業機としての丸鋸100について説明する。第2実施形態の丸鋸100は、以下に示す点を除いて、第1実施形態の丸鋸10と同様に構成されている。なお、図8~図10では、第1実施形態の丸鋸10と同様に構成された部分については、同一の符号を付している。
丸鋸100では、排出機構50の開閉カバー54において、カバー側フック54Cの代わりに、被係合部としてのカバー側係合片54Eが設けられている。カバー側係合片54Eは、開閉カバー54の左壁54Bにおける後端部を構成しており、カバー側係合片54Eには、下側へ開放されたカバー側係合溝54Fが、左右方向に貫通形成されている。
また、第2実施形態の排出機構50では、固定レバー56の代わりに、固定部としての固定ボルト102がソーカバー24に設けられている。固定ボルト102は、軸部102Aと、軸部102Aの左端部に設けられた操作部としてのノブ部102Bと、を含んで構成されている。軸部102Aは、左右方向を軸方向とする略円柱状に形成されており、軸部102Aの外周部には、雄ネジが形成されている。そして、固定ボルト102が、ソーカバー24における排出本体部24Bの後側の部位に、左側から螺合されて、ソーカバー24にねじ結合している。また、開閉カバー54の閉位置では、固定ボルト102の軸部102Aが、開閉カバー54のカバー側係合溝54F内に挿入され、固定ボルト102を締め付けることで、カバー側係合片54Eがノブ部102B及びソーカバー24によって左右方向に挟み込まれて、開閉カバー54がソーカバー24に固定されるようになっている(図9参照)。
また、ダストアダプタ60では、開閉カバー54と同様に、アダプタ側フック61Eの代わりに、被係合部としてのアダプタ側係合片61Gが設けられている。アダプタ側係合片61Gは、アダプタ本体61の後端部における左端部から下側へ延出しており、アダプタ側係合片61Gには、下側へ開放されたアダプタ側係合溝61Hが、左右方向に貫通形成されている。そして、ダストアダプタ60の取付状態では、固定ボルト102の軸部102Aが、アダプタ側係合溝61H内に挿入され、固定ボルト102を締め付けることで、アダプタ側係合片61Gがノブ部102B及びソーカバー24によって左右方向に挟み込まれて、ダストアダプタ60がソーカバー24に固定されるようになっている(図10参照)。
以上により、第2実施形態の丸鋸100においても、加工片の排出方向を切替る排出機構50がソーカバー24の後部に集約されているため、排出機構50を小型化することができると共に、ひいては丸鋸100の体格の小型化に寄与することができる。また、第2実施形態の排出機構50においても、ダストアダプタ60の非取付時には、閉位置の開閉カバー54のカバー側係合片54Eを固定ボルト102のノブ部102Bによって締結することで、固定ボルト102及び開閉カバー54が係合して、開閉カバー54がソーカバー24に固定される。一方、ダストアダプタ60の取付状態では、排出本体部24Bに取付けられたダストアダプタ60のアダプタ側係合片61Gを固定ボルト102のノブ部102Bによって締結することで、固定ボルト102及びダストアダプタ60が係合して、ダストアダプタ60がソーカバー24に固定される。これにより、第2実施形態においても、固定ボルト102が、開閉カバー54及びダストアダプタ60の共通の固定部材として機能する。よって、排出機構50を一層小型化することができる。
なお、第1実施形態では、固定レバー56がソーカバー24に設けられ、固定レバー56に係合する被係合部が、開閉カバー34及びダストアダプタ60に形成されている。また、第2実施形態では、固定ボルト102がソーカバー24に設けられ、固定ボルト102に係合する被係合部が、開閉カバー34及びダストアダプタ60に形成されている。これに代えて、第1実施形態において、固定レバー56を開閉カバー34及びダストアダプタ60に設けると共に、固定レバー56に係合する被係合部をソーカバー24に形成してもよい。同様に、第2実施形態において、固定ボルト102を開閉カバー34及びダストアダプタ60に設けると共に、固定ボルト102に係合する被係合部を、ソーカバー24に形成してもよい。そのような変形例となる第3実施例を以下に説明する。
(第3実施形態)
以下、図11~図13を用いて第3実施形態に係る作業機としての丸鋸200について説明する。第3実施形態の丸鋸200は、以下に示す点を除いて、第2実施形態の丸鋸100と同様に構成されている。なお、図11~図13では、第2実施形態の丸鋸100と同様に構成された部分については、同一の符号を付している。
丸鋸200においては、固定部としての固定ボルトが、ソーカバー24側ではなく、開閉カバー54及びダストアダプタ60側に設けられる点で先に説明した実施の形態と異なる。
ソーカバー24には、板部201が設けられ、板部201には下方に凹む凹部201Aが設けられる。また、開閉カバー54には固定ボルト154と、板状となる左右一対の挟持部154E、154Fが設けられる。固定ボルト154には軸部154Aが設けられている。軸部154Aは、左右方向を軸方向とする略円柱状に形成されており、軸部154Aの外周部には、雄ネジが形成されている。挟持部154Eは軸部154Aが挿通される貫通穴を有し、挟持部154Fには軸部154Aの雄ネジ部分と螺合する雌ネジ穴が形成されている。従って、軸部154Aは挟持部154Eに対しては遊嵌されており、挟持部154Fに対しては螺合している。軸部154Aを回転させることで固定ボルト154が挟持部154Eを右方向に押圧し、挟持部154Eと挟持部154Fが左右方向で近接するように構成されている。
ダストアダプタ60には、固定ボルト161と、板状となる左右一対の挟持部161G、161Hが設けられる。固定ボルト161には軸部161Aが設けられている。軸部161Aは、左右方向を軸方向とする略円柱状に形成されており、軸部161Aの外周部には、雄ネジが形成されている。挟持部161Gは軸部161Aが挿通される貫通穴を有し、挟持部161Hには軸部161Aの雄ネジ部分と螺合する雌ネジ穴が形成されている。従って、軸部161Aは挟持部161Gに対しては遊嵌されており、挟持部161Hに対しては螺合している。軸部161Aを回転させることで固定ボルト161が挟持部161Gを右方向に押圧し、挟持部161Gと挟持部161Hが左右方向で近接するように構成されている。
次に、開閉カバー54のソーカバー24に対する固定方法を説明する。図12の状態においては、開閉カバー54は閉状態となっている。開閉カバー54を閉状態とすると、軸部154Aが凹部201Aに位置するとともに、挟持部154Eが板部201の左側に、挟持部154Fが板部201の右側に位置する。この状態で固定ボルト154を回転させ、挟持部154Eを右方向に押圧し、挟持部154Eと挟持部154Fを左右方向で近接させると、挟持部154Eと挟持部154Fによって板部201が挟み込まれ、開閉カバー54の開状態への移行が阻害される。つまり、開閉カバー54がソーカバー24に固定される。
次に、ダストアダプタ60のソーカバー24に対する固定方法を説明する。図13の状態においては、ダストアダプタ60がソーカバー24に取り付けられている状態となっている。ダストアダプタ60がソーカバー24に取り付けると、軸部161Aが凹部201Aに位置するとともに、挟持部161Gが板部201の左側に、挟持部161Hが板部201の右側に位置する。この状態で固定ボルト161を回転させ、挟持部161Gを右方向に押圧し、挟持部161Gと挟持部161Hを左右方向で近接させると、挟持部161Gと挟持部161Hによって板部201が挟み込まれ、ダストアダプタ60のソーカバー24からの取り外しが阻害される。つまり、ダストアダプタ60がソーカバー24に固定される。
以上のように、第3実施形態では固定部としての固定ボルトが、ソーカバー24側ではなく、開閉カバー54及びダストアダプタ60側に設けられる構成を説明したが、固定部は第1実施形態のような固定レバーでもよい。
上記した実施の形態では、開閉カバー54は開状態となる場合において、一端がソーカバー24に支持されて丸鋸10から取り外されないような構成を説明した。このように構成することで、開閉カバー54の紛失を抑制することができるが、開閉カバー54は取り外せるように構成してもよい。すなわち、本発明における開閉カバーの開状態とは、作業機から取り外された状態も含む。また、ダストアダプタ60は丸鋸10から取り外された状態では丸鋸10によって支持されない状態となっているが、排出部を覆わないような位置に移動されて、一部が丸鋸10に支持されるように構成してもよい。しかし、ダストアダプタは大きいため、常時、丸鋸10に支持されていると作業性に影響を来しかねない。従って、上記した実施の形態が作業性の面では好ましい。
10 丸鋸(作業機)
14 丸鋸刃(先端工具)
22 ハウジング
24D 出口開口部
24E 入口開口部
24F 支持ボス(支持部)
24G 係止凹部(係止部)
24H 取付片
42 モータ
44 出力軸
52 排出部
54 開閉カバー(カバー)
54C カバー側フック(被係合部)
54E カバー側係合片(被係合部)
56 固定レバー(固定部)
56A 操作部
56B レバー側フック(係合部)
60 ダストアダプタ(アタッチメント部材)
61E アダプタ側フック(被係合部)
61G アダプタ側係合片(被係合部)
100 丸鋸(作業機)
102 固定ボルト(固定部)
102A 軸部
102B ノブ部(操作部)

Claims (15)

  1. モータと、
    前記モータによって駆動すると共に、先端工具が取付けられる出力軸と、
    前記モータを収容するハウジングと、
    前記ハウジングに設けられ、加工時に生じる加工片を前記ハウジングの内部から外部へ排出する排出部と、
    操作されることで前記排出部の一部を閉塞する閉状態、または前記排出部の一部を開放する開状態となるカバーと、
    前記開状態において前記排出部に接続され、前記排出部からの加工片を排出または収集するアタッチメント部材と、
    前記カバー及び前記アタッチメント部材と前記ハウジングとの一方に設けられ、前記閉状態時に前記カバーと前記ハウジングとの他方に係合することで前記カバーを前記ハウジングに固定し、前記アタッチメント部材の取付時に前記アタッチメント部材と前記ハウジングとの他方に係合することで前記アタッチメント部材を前記ハウジングに固定する固定部と、
    を備えた作業機。
  2. 前記固定部は、前記ハウジングに移動可能に設けられ、
    前記カバー及び前記アタッチメント部材には、前記固定部に係合される被係合部が一体に形成されており、
    操作されることで、前記固定部が、前記被係合部と係合する固定位置、又は前記被係合部との係合が解除される固定解除位置に移動する請求項1に記載の作業機。
  3. 前記ハウジングの外周部には、前記ハウジングから第1方向の一方側へ突出し且つ前記第1方向に直交する第2方向に対向して配置された一対の取付片が設けられており、
    前記固定部は、
    一対の前記取付片の間に配置され、前記第2方向を軸方向として前記取付片に回動可能に支持されると共に、前記被係合部と係合される係合部と、
    前記係合部に対して前記第1方向及び前記第2方向に直交する第3方向の一方側に配置された操作部と、
    を含んで構成され、
    前記操作部が前記第1方向の一方側へ引き操作されることで、前記固定部が前記固定位置から前記固定解除位置へ回動する請求項2に記載の作業機。
  4. 前記被係合部が、一対の前記取付片の間で且つ前記係合部の第1方向の一方側に配置されている請求項3に記載の作業機。
  5. 前記カバーの閉状態では、前記カバーの一部によって前記係合部が前記第3方向の他方側から覆われている請求項3又は請求項4に記載の作業機。
  6. 前記アタッチメント部材の取付状態では、前記アタッチメント部材の一部によって前記係合部が前記第3方向の他方側から覆われている請求項3又は請求項4に記載の作業機。
  7. 前記ハウジングは、前記カバーを回動可能に支持し且つ前記第2方向に離間した配置された一対の支持部と、前記アタッチメント部材を係止する係止部と、を有しており、
    前記係止部が、一対の前記支持部の間に配置されている請求項3に記載の作業機。
  8. 前記固定部は、
    軸方向に移動可能に前記ハウジングに連結された軸部と、
    前記軸部の一端部に設けられた操作部と、
    を含んで構成され、
    前記固定位置では、前記操作部及び前記ハウジングによって前記被係合部が前記軸方向に挟持され、
    前記固定解除位置では、前記操作部及び前記ハウジングによる前記被係合部への挟持状態が解除される請求項2に記載の作業機。
  9. 前記軸部と前記ハウジングとがネジ結合されている請求項8に記載の作業機。
  10. 前記先端工具は、前記モータの駆動力によって回動する丸鋸刃であり、
    前記排出部は、前記丸鋸刃の外周接線方向に開口される入口開口部と、前記丸鋸刃の板厚方向一方側へ開口される出口開口部を有し、
    前記アタッチメント部材の取付状態では、前記アタッチメント部材が前記入口開口部に対して前記丸鋸刃の回動方向に配置される請求項1に記載の作業機。
  11. 前記カバーは、前記ハウジングに設けられた支持部を支点として回動可能であり、
    前記固定部は、前記支持部よりも加工片の流れる方向で下流側に位置する請求項1に記載の作業機。
  12. 前記先端工具は、前記モータの駆動力によって回動する丸鋸刃であり、
    前記ハウジングは、前記丸鋸刃の上側一部を覆うソーカバーを有し、
    前記ソーカバーの上側に前記支持部が設けられる請求項11に記載の作業機。
  13. 回転する前記丸鋸刃を前方に進めることで切断作業を行うことが可能であり、
    前記丸鋸刃の回転中心よりも後方に前記支持部が位置する請求項12に記載の作業機。
  14. 前記先端工具は、前記モータの駆動力によって回動する丸鋸刃であり、
    回転する前記丸鋸刃を前方に進めることで切断作業を行うことが可能であり、
    前記ハウジングは、前記丸鋸刃の上側一部を覆うソーカバーを有し、
    前記排出部は、前記カバーが前記開状態の場合に、加工片を前記丸鋸刃の接線方向に沿って排出するように構成され、
    前記固定部は、前記丸鋸刃の上端よりも下方の位置、または前記排出部よりも下方の位置で前記ハウジングに支持される請求項1に記載の作業機。
  15. 前記カバーは前記閉状態において、前方から後方にかけて下がるような姿勢となって前記排出部の一部を覆うように構成される請求項14に記載の作業機。
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