JP2007290235A - 切断機 - Google Patents

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Abstract

【課題】切断作業の終了後に切断機の掃除で付着した切断粉の吹き飛ばし作業を行っていたが、エアガン等を用意することなく、切断作業終了の掃除を簡単に行うことができる切断機を提供する。
【解決手段】操作部材35を手動により移動操作して、駆動ギヤ28が電動モータ12の出力軸12aに噛み合う第1動作モードと、噛み合わず鋸刃が回転しない第2動作モードに切り換える構成として、第2動作モードで電動モータで空転により吹き出されるモータ冷却風を切断粉の吹き飛ばしに用いることにより鋸刃の回転を気にすることなく掃除を行えるようにする。
【選択図】図2

Description

この発明は、木材等の切断材を固定するテーブルに対して、回転する円形の切断刃を備えた切断機本体を上下動させて切断作業を行う卓上丸鋸盤等の切断機に関する。
この種の切断機では、切断作業中に発生する切断粉(切り粉)の飛散を防止して作業環境を良好に維持するために集塵機を備えたものが提供されている。
また、従来、切断作業中に主として切断部位付近で発生する切断粉を例えば切断刃の回転により発生する風でブレードケース内に巻き上げて集塵機で強制的に集塵する技術が提供されている。従来、例えば特開2005−14309号公報あるいは特許第3445336号公報には、切断作業時に発生する切断粉の集塵に関する技術が開示されている。
特開2005−14309号公報 特許第3445336号公報
このように従来から、切断作業時に発生する切断粉の飛散等を防止するための工夫が種々なされており、これにより作業環境が良好に維持されている。
これに対して、切断作業終了後等であって切断機を動作させていない時に、テーブル上やその他の様々な部位に残った切断粉を除去する場合には、別途エアガン等を用いて圧縮空気で吹き飛ばす等していた。このため、切断作業終了後に当該切断機の清掃(切断粉の除去)を行うためにエアガン等を用意しなければならず、この点で面倒であった。
また、作業現場にエアガン及び圧縮空気供給設備等が整備されていない場合には、切断作業後における当該切断機の清掃を作業者が息を吹きかけて切断粉を吹き飛ばしたり、布きれを用いて拭き掃除する必要があり、この点で不便であった。
本発明は上記従来の問題に鑑みてなされたもので、切断作業時以外においても別途エアガン等を用いることなく切断粉を吹き飛ばして除去し、これにより当該切断機の清掃を手軽に行うことができる便利な機能を備えた切断機を提供することを目的とする。
このため、本発明は、特許請求の範囲の各請求項に記載した切断機とした。
請求項1記載の切断機によれば、第2動作モードに切り換えることにより鋸刃を回転させることなく電動モータを起動させてモータ冷却風が吹き出し口から吹き出される状態を実現することができる。このため、切断作業終了後において当該切断機の掃除(切断粉の除去)を行う場合に、鋸刃の回転を気にすることなく、吹き出されるモータ冷却風により切断粉を吹き飛ばして当該切断機の掃除を行うことができる。
請求項2記載の切断機によれば、操作部材を第1動作モード側に切り換えると、駆動ギヤが電動モータの出力軸に噛み合わされた状態となって電動モータの回転出力が駆動ギヤを経てスピンドルに伝達される。これに対して操作部材を第2動作モード側に切り換えると、駆動ギヤがスピンドルの軸方向に移動して電動モータの出力軸から離脱する。この状態では、電動モータの出力軸に駆動ギヤが噛み合わされていないので、その回転出力はスピンドルに伝達されず、従って鋸刃は回転しない。
このように操作部材の移動操作により駆動ギヤを移動させる簡易な構成で、電動モータが起動して鋸刃が回転する第1動作モードと、電動モータが起動しているが鋸刃が回転しない状態(電動モータの空転状態)となる第2動作モードとの切り換えを実現することができる。
請求項3記載の切断機によれば、操作部材を動力遮断位置に移動操作すると吹き出し口にフレキシブル管が位置して冷却風はこのフレキシブル管を経て吹き出される。このため、フレキシブル管の向きを任意に変化させることにより、冷却風を様々部位に向けて吹き付けることができ、これにより切断作業終了後における当該切断機の掃除(切断粉の吹き飛ばし作業)を効率よく行うことができる。
特に、鋸刃が回転していないことで作業の障害とはならないため、フレキシブル管をブレードケース内に向けてその内部及びその周辺に付着した切断粉を効率よく吹き飛ばすことができる。
次に、本発明の実施形態を図1〜図9に基づいて説明する。図1は、第1実施形態に係る動作モード切り換え機構40を備えた切断機1を示している。以下説明する切断機1は、動作モード切り換え機構40を備えた点に特徴を有するもので、その他この種の切断機に共通の基本的構成については本実施形態において特に変更を要しない。
図1及び図2に示すように切断機1は、いわゆる卓上型のスライド式丸鋸盤で、切断材を固定するためのテーブル2とこのテーブルに対して上下動可能に支持された切断機本体10を備えている。本実施形態の場合、切断機本体10は下側スライド機構3を介してテーブル面方向に移動可能に支持した支持アーム4を備えている。この支持アーム4の上部に上側スライド機構5を介して切断機本体10が、テーブル面方向に水平移動可能かつ支軸6を中心にして上下に傾動可能に支持されている。図2は、切断機本体10のみを示している。
切断機本体10は、本体ケース11の後部に電動モータ12を内蔵している。この電動モータ12の出力軸12aは、軸受け13,14を介して本体ケース11に軸回りに回転自在に支持されている。電動モータ12の出力軸12aには冷却ファン15が取り付けられている。このため、電動モータ12が起動するとこの冷却ファン15が回転する。冷却ファン15が回転すると、本体ケース11の後部に設けた吸気口11aから外気(冷却風)が内部に導入される。導入された外気は電動モータ12の整流子12b、巻き線部12c等を冷却しながら前方(図2において左側)へ流れる。電動モータ12を冷却した冷却風は、本体ケース11の側部に設けた吹き出し口11bから外部に排気される。図2において排気される冷却風の流れが白抜きの矢印で示されている。
本体ケース11の側部にはループ形状のハンドル部16が一体に設けられている。図1に示すようにこのハンドル部16の内周側にはトリガ形式のスイッチレバー17が設けられている。作業者はこのハンドル部16を把持したまま指先でこのスイッチレバー17を引き操作すると電動モータ12が起動して当該切断機10を作動させることができる。
図2に示すように本体ケース11の前部には、ギヤケース20が取り付けられている。電動モータ12の出力軸12aの先端側は軸受け13を経てこのギヤケース20内に突き出されている。この出力軸12aの先端部には、ギヤ部12dが形成されている。
ギヤケース20内には、スピンドル21が軸受け22,23を介して回転自在に支持されている。このスピンドル21は電動モータ12の出力軸12aと平行に配置されている。このスピンドル21の先端側は、軸受け22を経てブレードケース25内に突き出されている。このブレードケース25内に突き出されたスピンドル21の先端部に円形の鋸刃30が取り付けられている。
ブレードケース25は鋸刃30の上側ほぼ半分の範囲を覆う概ね半円形状のケース体で、ギヤケース20の先端に一体に設けられている。このブレードケース25には、支軸27を介してカバー26が支持されている。このカバー26は支軸27を中心にして鋸刃30の周囲を回転可能に設けられている。ブレードケース25から下方へ突き出された鋸刃30の下側ほぼ半分の範囲がこのカバー26によって覆われる。このカバー26は、当該切断機本体10の上下動作に連動して支軸27を中心にして回転し、これにより鋸刃30の下側ほぼ半分の範囲が自動的に開閉される。切断機本体10を下動させるとこのカバー26が開かれて鋸刃30の下部が露出されて切断作業を行うことができる。
スピンドル21にはスプライン軸部21aが設けられている。このスプライン軸部21aには駆動ギヤ28が支持されている。このため、駆動ギヤ28はスピンドル21に対して回転については一体化され、軸方向への移動については移動可能に支持されている。この駆動ギヤ28と受け座29との間には圧縮ばね31が介装されている。受け座29は、スピンドル21の後部側(図2において右端部寄り)に装着されている。この受け座29は圧縮ばね31により軸受け23の内輪の側部に押し当てられているため実質的に軸方向へは変位せず、スピンドル21と一体で回転する。この圧縮ばね31によって駆動ギヤ28は、図2中実線で示す動力伝達位置から図2中二点鎖線で示す動力遮断位置に向けて(図2において左方向に)付勢されている。
駆動ギヤ28が動力伝達位置に位置する状態では、この駆動ギヤ28は電動モータ12の出力軸12aのギヤ部12dに噛み合わされる。このため、駆動ギヤ28が動力伝達位置に位置する状態で、電動モータ12が起動するとその回転動力が駆動ギヤ28を経てスピンドル21に伝達され、これにより鋸刃30が回転する。この状態が第1動作モードに相当する。
駆動ギヤ28が動力遮断位置に位置する状態では、この駆動ギヤ28は電動モータ12の出力軸12aのギヤ部12dに噛み合わない状態となる。このため、駆動ギヤ28が動力遮断位置に位置する状態では、電動モータ12が起動してもその回転動力が駆動ギヤ28を経てスピンドル21に伝達されず、従って鋸刃30は回転しない(電動モータ12の空転状態)。
ギヤケース20の側部には、上記第1動作モードと第2動作モードを切り換えるための操作部材35が設けられている。この操作部材35、上記スピンドル21上に軸方向移動可能に支持された駆動ギヤ28及び圧縮ばね31等が動作モード切り換え機構40を構成している。この動作モード切り換え機構40の詳細が図3に示されている。
操作部材35は、円筒形状を有するギヤケース20の周面一定の範囲に沿って僅かに湾曲する矩形の平板形状を有している。この操作部材35を、図3中矢印(4)方向から見た状態が図4に示されている。また、図3中(6)-(6)線断面矢視図が図6に示されている。これら各図に示すように、操作部材35の内面(図3において上面)には、係合片部35aが一体に形成されている。この係合片部35aは、ギヤケース20の側部に設けた窓部20aを経て当該ギヤケース20の内部に張り出されている。この係合片部35aに対して駆動ギヤ28が圧縮ばね31により押し付けられている。このため、係合片部35aひいては操作部材35には常時圧縮ばね31の付勢力が間接的に作用している。また、この係合片部35aひいては当該操作部材35によって駆動ギヤ28の動力遮断位置側への移動が規制されている。一方、この係合片部35aは駆動ギヤ28の回転動作を阻害しない状態でその前面に摺接されている。
操作部材35は、ギヤケース20の外側面に沿って移動可能に支持されている。図4〜図6に示すように前記窓部20aの左右両側には、断面コ字形のガイドレール部20c,20dが相互に対向した状態に設けられている。両ガイドレール部20c,20dは、スピンドル21の軸線方向(前後方向)に沿って相互に平行に設けられている。また、両ガイドレール部20c,20dは、ギヤケース20の外側面と本体ケース11の外側面間に跨る範囲に延びている。操作部材35の左右側部35b,35c(図6において左右側部)がこのガイドレール部20c,20dに移動可能に保持されることにより当該操作部材35がギヤケース20の外側面及び本体ケース11の外側面に沿って前後方向に一定の範囲で移動可能に支持されている。
また、ガイドレール部20c,20dの左右間隔(図4,5において上下の間隔)は、操作部材35の左右幅に対して幅広に設定されている。このため、図4,5に示すように操作部材35は、左右方向(図4,5において上下方向、ギヤケース20の周面方向)に一定の範囲で移動操作可能に支持されている。これについては後述する。
このように操作部材35は、スピンドル21の軸方向に沿って前後方向へ一定の範囲で移動操作可能であり、かつスピンドル21の軸回り方向(左右方向)にも一定の範囲で移動操作可能に支持されている。
操作部材35の外側面には、つまみ部35fと吹き出し口35gと接続口35hが前後に並んで設けられている。作業者はつまみ部35fを指先で摘んで、当該操作部材35を前後方向及び左右方向に移動操作することができる。吹き出し口35gと接続口35hについては後述する。
操作部材35を前後方向に移動操作することにより、駆動ギヤ28を動力伝達位置と動力遮断位置との間で移動させ、これにより当該切断機1の動作モードを第1動作モードと第2動作モードに切り換えることができる。図4に示すように操作部材35を前側に移動操作すると当該切断機1の動作モードは第2動作モードに切り換わる。逆に、図5に示すように操作部材35を後側に移動操作すると当該切断機1の動作モードは第1動作モードに切り換わる。当該切断機1の動作モードが第1動作モードでは、図2において実線で示すように駆動ギヤ28が圧縮ばね31に抗して後側の動力伝達位置に移動して、電動モータ12の出力軸12aのギヤ部12dに噛み合わされた状態となる。このため、この第1動作モードでは、電動モータ12の回転出力が駆動ギヤ28を経てスピンドル21に伝達される。従って、第1動作モードでは、電動モータ12が起動すると鋸刃30が回転し、これにより切断作業を行うことができる。
逆に、切断機1の動作モードが第2動作モードでは、図2において二点鎖線で示すように駆動ギヤ28が圧縮ばね31の付勢力により前側の動力遮断位置に移動する。このため、この第2動作モードでは、電動モータ12の出力軸12aのギヤ部12dに対して駆動ギヤ28が噛み合わない状態となる。従って、この第2動作モードでは、電動モータ12の回転出力がスピンドル21に伝達されない状態となるため、電動モータ12が起動しても鋸刃30は回転しない。
次に、操作部材35を左右方向に移動操作することにより、当該操作部材35を第1動作モード側に保持し、逆にこの保持状態を解除することができる。図4に示すように操作部材35の左側部には、前後に一定に間隔をおいて二つの保持凹部35d,35eが設けられている。この2カ所の保持凹部35d,35eに対応して、左側のガイドレール部20cには二つの保持突部20e,20fが設けられている。
図5に示すように操作部材35を後側の第1動作モード側に移動操作し、さらに左側(図5において上側、図6において二点鎖線で示す位置)に移動操作することにより、両保持凹部35d,35e内にそれぞれ保持突部20e,20fが嵌り込む。
この嵌り込み状態でつまみ部35fから指先を離すと、当該操作部材35は圧縮ばね31の付勢力により前側に押されて、両保持凹部35d,35eに対する両保持突部20e,20fの嵌り込み状態が保持される。この嵌り込み状態が保持されることにより当該操作部材35が後側の第1動作モード側に保持されて駆動ギヤ28が動力伝達位置に保持され、従って当該切断機1が第1動作モードに保持される。図6では、この第1動作モード時における操作部材35が二点鎖線で示されている。
図示するようにこの保持状態では、両保持凹部35d,35eの後部に対して両保持突部20e,20fの後部が左右方向に噛み合い、この噛み合い状態が圧縮ばね31の付勢力により間接的に保持されるようになっている。このため、当該操作部材35が第1動作モード側の位置(図5に示す位置)に確実に保持され、ひいては切断機1の第1動作モード状態がその振動等によって不用意に解除されることがないようになっている。
操作部材35を第1動作モード側から第2動作モード側に移動操作するには、作業者はつまみ部35fを摘んで操作部材35を圧縮ばね31に抗して後側に僅かに移動操作して、両保持凹部35d,35eに対する両保持突部20e,20fの左右方向の噛み合い状態を解除する。この解除状態から当該操作部材35を右側に移動操作する。これにより操作部材35ひいては駆動ギヤ28が圧縮ばね31の付勢力により前側の動力遮断位置側に移動可能な状態となる。このため、この解除状態においてつまみ部35fから指先を離せば、駆動ギヤ28は圧縮ばね31の付勢力により操作部材35を前側へ押しつつ動力遮断位置側(図3において白抜きの矢印で示す方向)に移動する。以上で切断機本体10の動作モードを第1動作モードから第2動作モードに切り換えることができる。
逆に、切断機本体10の動作モードを第2動作モードから第1動作モードに切り換える場合には、上記とは逆に操作部材35を圧縮ばね31の付勢力に抗して後側の動力伝達位置側にスライド操作し、その後左側に移動操作して指先を離せば、保持凹部35d,35eに対してそれぞれ保持突部20e,20fが圧縮ばね31の間接作用により係合されて当該操作部材35が動力伝達位置に保持され、従って切断機本体10が第1動作モードに保持される。
次に、操作部材35には、上記した係合片部35aとつまみ部35fに加えて吹き出し口35g〜35g及び接続口35hが設けられている。図4,5に示すように吹き出し口35g〜35gは、当該操作部材35の長手方向(前後方向)ほぼ中央において幅方向に長い三本のスリットから構成されている。接続口35hは円筒形状をなし、外側(図2,3において下側)に突き出されている。この接続口35hは、操作部材35の板厚方向に貫通している。この接続口35hには、全長にわたって可撓性を有して任意の方向に指向させることができるフレキシブル管36が接続されている。このフレキシブル管36の先端側には、吹き出しノズル37が取り付けられている。
図2及び図5に示すように操作部材35を第1動作モード側に位置させた当該切断機1の第1動作モード状態では、操作部材35の吹き出し口35g〜35gが、本体ケース11の吹き出し口11bに位置する。このため、冷却ファン15により発生する冷却風は本体ケース11の吹き出し口11b及び当該操作部材35の吹き出し口35g〜35gを経て外部に排気される。また、図2に示すようにこの第1動作モード状態では、接続口35hは本体ケース11の側部に位置して塞がれた状態となっている。
これに対して、図3及び図4に示すように操作部材35を第2動作モード側に位置させた当該切断機1の第2動作モード状態では、操作部材35の吹き出し口35g〜35gがギヤケース20の側部に位置して塞がれた状態となる。また、この第2動作モード状態では、吹き出し口35g〜35gに代わって接続口35hが本体ケース11の吹き出し口11bに位置する。このため、この第2動作モード状態では、冷却ファン15により発生する冷却風は、吹き出し口11bを経てフレキシブル管36内に流れ込んで吹き出しノズル37から排気される。この第2動作モード状態において吹き出しノズル37から吹き出される冷却風を利用して切断粉を除去することができる。フレキシブル管36を任意の方向に指向させることにより当該切断機1及びその周辺の切り粉を吹き飛ばすことができる。
以上例示した実施形態によれば、操作部材35を手動操作することにより、当該切断機1の動作モードを第1動作モードと第2動作モードに切り換えることができる。図2及び図5に示す第1動作モードでは、駆動ギヤ28が出力軸12のギヤ部12dに噛み合って電動モータ12の回転動力がスピンドル21に伝達される状態となる。従って、この第1動作モードで切断作業を行うことができる。この第1動作モードでは、モータ冷却風は、本体ケース11の吹き出し口11b及び操作部材35の吹き出し口35g〜35gを経て切断機本体10の側部から外部に排気される。
これに対して、図3及び図4に示す第2動作モードでは、駆動ギヤ28が出力軸12aのギヤ部12dと噛み合わない状態となっている。このため、電動モータ12の回転出力はスピンドル21に伝達されない状態(電動モータ12の空転状態)であり、従って、鋸刃30が回転しない状態となっている。しかしながら、この第2動作モードにおいてハンドル部16のスイッチレバー17をオン操作すると電動モータ12が起動し、これにより本体ケース11の後部の吸気口11aから外気が導入される。本体ケース11内に導入された外気(モータ冷却風)は、冷却ファン15により吹き出し口11bを経てフレキシブル管36内に吹き込み、最終的に吹き出しノズル37から外部に吹き出される。この吹き出しノズル37から吹き出されるモータ冷却風を用いて当該切断機1の各部に付着、堆積した切断粉及び切断機1の周囲に飛散した切断粉を吹き飛ばすことができる。作業者は、フレキシブル管36を任意の方向に指向させることにより、切断粉の吹き飛ばし作業(当該切断機1の掃除)を効率よく行うことができる。
このことから、切断作業終了後に当該切断機1に付着等した切断粉を除去する場合に、従来のようにわざわざエアガン等の工具を用意する必要がないので、当該切断機1の掃除を手軽にかつ迅速に行うことができる。
以上説明した実施形態には種々変更を加えることができる。例えば、圧縮ばね31を用いて駆動ギヤ28を動力遮断位置側に付勢する構成とした動作モード切り換え機構40を例示したが、この圧縮ばね31を省略した構成によっても同様の作用効果を得ることができる。この第2実施形態に係る動作モード切り換え機構50を備えた切断機本体10が図7及び図8に示されている。第1実施形態に係る動作モード切り換え機構40と同様の部材及び構成については同位の符号を用いてその説明を省略する。
第2実施形態の動作モード切り換え機構50の操作部材51は、その外側面(図7,8において下面)につまみ部51aと吹き出し口51b〜51bと接続部51cを備えており、これらは前記第1実施形態と同様に構成されている。
図9に示すように操作部材51は、第1実施形態と同様ギヤケース20の側部に設けた断面コ字形のガイドレール部54,55を介して前後方向にスライド可能に支持されている。両ガイドレール部54,55は、ギヤケース20の側部に設けた窓部52の左右側部に沿って相互に平行に設けられている。この第2実施形態では、操作部材51は前後方向にのみ移動し、第1実施形態とは異なって左右方向には移動操作しない。
この操作部材51の内面(図7及び図8において上面)には、二つの係合片部51d,51eが相互に一定の間隔をおいて平行に設けられている。両係合片部51d,51eは、ギヤケース20の側部に設けた窓部52を経て当該ギヤケース20の内部に張り出している。窓部52は、前記第1実施形態における窓部20aよりも前後方向に大きく開口形成されている。両係合片部51d,51e間に駆動ギヤ53が挟まれている。すなわち、この駆動ギヤ53の前面に係合片部51dがその回転動作を阻害しない状態に摺接され、この駆動ギヤ53の後面に係合片部51eがその回転動作を阻害しない状態で摺接されている。なお、駆動ギヤ53は、第1実施形態と同様スプライン軸部21aを介してスピンドル21上に支持されている。従って、この駆動ギヤ53はスピンドル21に対して回転については一体化され、軸方向の移動については相対移動可能に支持されている。但し、この駆動ギヤ53は第1実施形態とは異なってスピンドル軸方向へばね付勢されていない。
この操作部材51は、第1実施形態と同様前後方向及び左右方向に手動操作により移動可能に支持されている。また、接続部51cにはフレキシブル管36が接続され、このフレキシブル管36の先端には吹き出しノズル37が取り付けられている。
なお、図示は省略されているが、操作部材51とガイドレール部54,55との間には、当該操作部材51を前側の動力遮断位置と後側の動力伝達位置で位置保持するための機構が組み込まれている。この位置保持機構は、例えばリーフスプリングあるいはばね付勢された鋼球等を当該操作部材52に押し当ててその位置を保持する構成とすることができる。
このように構成した第2実施形態に係る動作モード切り換え機構50によれば、つまみ部51aを摘んで操作部材51前後方向に移動させると、両係合片部51d,51eに挟まれた駆動ギヤ53がスピンドル21の軸方向両方向について当該操作部材51と一体で移動する。
操作部材51を後側(図7及び図8において右側)の第1動作モード側に移動させると、駆動ギヤ53が前側の係合片部51dにより押されて動力伝達位置に移動する。この動力伝達位置に移動すると駆動ギヤ53は電動モータ12の出力軸12aのギヤ部12dに噛み合わされるため、当該切断機1を第1動作モードに切り換えることができる。一方、操作部材51を前側(図7及び図8において左側)の第2動作モード側に移動させると、駆動ギヤ53が後側の係合片部51eにより押されて動力遮断位置に移動する。動力遮断位置に移動すると、駆動ギヤ53は、電動モータ12の出力軸12aのギヤ部12dから外れて噛み合わない状態となるため、当該切断機1を第2動作モードに切り換えることができる。
第1動作モードでは、電動モータ12を起動すると、駆動ギヤ53を介してスピンドル21が回転し、従って鋸刃35が回転するため、切断作業を行うことができる。第2動作モードでは、電動モータ12を起動しても、スピンドル21が回転しないため鋸刃35が回転しない。しかしながら、この第2動作モードにおいても電動モータ12が回転して本体ケース11内に冷却風が導入されるため、吹き出し口11bを経て冷却風がフレキシブル管36内に吹き込まれ、これが吹き出しノズル37を経て吹き出される。作業者はフレキシブル管36を任意の方向に指向させて吹き出しノズル37から吹き出されるモータ冷却風を利用して切断粉を吹き飛ばすことができる。しかも、第2動作モードでは鋸刃35が回転しないので切断作業後の掃除を効率よく行うことができる。
このことから、第2実施形態に係る動作モード切り換え機構50によっても、操作部材51を手動操作により移動させて当該切断機1を第2動作モードに切り換えることにより、従来のように別途エアガン等を用意することなく簡易かつ迅速に切断粉の除去作業を行うことができる。
以上説明した第1、第2実施形態にはさらに変更を加えることができる。例えば、切断機1として卓上型のスライド丸鋸盤を例示したが、スライド機構を有しない卓上型丸鋸盤あるいは据え付け型の丸鋸盤にも同様に適用することができる。
また、操作部材35(51)に吹き出し口35g(51b)を設け、また接続口35h(51c)を設けてフレキシブル管36を接続することにより、当該操作部材35(51)の移動操作によりこれらが一体で移動する構成を例示したが、これらを備えない操作部材として、操作部材の移動操作とは別に本体ケース11の吹き出し口にフレキシブル管を接続してこれから吹き出される冷却風を切断粉の吹き飛ばしに用いる構成としてもよい。
本発明の実施形態を示す図であり、卓上型スライド丸鋸盤の全体斜視図である。 第1実施形態に係る動作モード切り換え機構を備えた切断機本体の内部構造を示す縦断面図である。本図では、動力伝達位置に位置する駆動ギヤが実線で示され、動力遮断位置に位置する駆動ギヤが二点鎖線で示されている。 第1実施形態に係る動作モード切り換え機構の縦断面図である。本図は、駆動ギヤが動力遮断位置に位置する状態を示している。 第1実施形態に係る動作モード切り換え機構を図3中矢印(4)方向から見た図である。本図は、操作部材が動力遮断側(第2動作モード側)に移動操作された状態を示している。 第1実施形態に係る動作モード切り換え機構を図3中矢印(4)方向から見た図である。本図は、操作部材が動力伝達側(第1動作モード側)に移動操作された状態を示している。 図3中(6)-(6)線断面矢視図であって、操作部材を後側から見た図である。 本発明の第2実施形態に係る動作モード切り換え機構を備えた切断機本体の内部構造を示す縦断面図である。本図では、動力伝達位置に位置する駆動ギヤが実線で示され、動力遮断位置に位置する駆動ギヤが二点鎖線で示されている。 第2実施形態に係る動作モード切り換え機構の縦断面図である。本図は、駆動ギヤが動力遮断位置に位置する状態を示している。 図8中(9)-(9)線断面矢視図であって、操作部材を後側から見た図である。
符号の説明
1…切断機(卓上型スライド丸鋸盤)
2…テーブル
3…下側スライド機構
4…支持アーム
5…上側スライド機構
6…支軸
10…切断機本体
11…本体ケース、11a…吸気口、11b…吹き出し口
12…電動モータ
12a…出力軸、12b…整流子、12c…巻き線部、12d…ギヤ部
13,14…軸受け
15…冷却ファン
16…ハンドル部
17…スイッチレバー
20…ギヤケース
20a…窓部、20c,20d…ガイドレール部、20e,20f…保持突部
21…スピンドル、21a…スプライン軸部
22,23…軸受け
25…ブレードケース
26…カバー
27…支軸
28…駆動ギヤ
29…受け座
30…鋸刃
31…圧縮ばね
35…操作部材
35a…係合片部、35d,35e…保持凹部、35f…つまみ部、35g…吹き出し口
35h…接続口
36…フレキシブル管
37…吹き出しノズル
40…動作モード切り換え機構(第1実施形態)
50…動作モード切り換え機構(第2実施形態)
51…操作部材
51a…つまみ部、51b…吹き出し口、51c…接続口、51d,51e…係合片部
53…駆動ギヤ

Claims (3)

  1. 切断機本体に内蔵した電動モータと、該電動モータにより回転する鋸刃を備え、前記電動モータが起動すると冷却ファンが回転して前記切断機本体内に該電動モータを冷却するための冷却風が発生して吹き出し口から吹き出される切断機であって、
    前記鋸刃と前記電動モータとの間に、前記電動モータの回転出力を前記鋸刃に伝達する第1動作モードと、前記電動モータの回転出力を前記鋸刃に伝達しないで該電動モータが空転する第2動作モードに切り換える動作モード切り換え機構を備え、
    該動作モード切り換え機構は手動操作する操作部材を備えており、該操作部材を前記第2動作モードに切り換えて、前記電動モータの空転により前記吹き出し口から吹き出される冷却風を切断粉の吹き飛ばしに用いる構成とした切断機。
  2. 請求項1記載の切断機であって、前記電動モータの出力軸と、前記鋸刃を取り付けたスピンドルとの間に駆動ギヤが噛み合わされて前記電動モータの回転出力が前記スピンドルに伝達され、前記駆動ギヤは、前記スピンドルに対して回転について一体化された状態でその軸方向へ変位可能に支持されており、該駆動ギヤを前記操作部材の移動操作により前記スピンドルの軸方向に移動させて、前記電動モータの出力軸に噛み合わせた動力伝達位置と噛み合わない動力遮断位置とに切り換えることにより前記第1動作モードと前記第2動作モードとの切り換えを行う構成とした切断機。
  3. 請求項1記載の切断機であって、前記操作部材は、任意の方向に指向可能なフレキシブル管を備えており、該操作部材を前記動力遮断位置に位置させると該フレキシブル管が前記吹き出し口に位置して、該吹き出し口から吹き出される冷却風を任意の方向に吹き出し可能な構成とした切断機。

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