JP2024033694A - 視線誘導標 - Google Patents

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Mitsuhiro Miyashita
一誠 高木
Kazumasa Takagi
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尚悟 新宮
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Abstract

【課題】点灯部における前方からの視認性が良い視線誘導標を提供すること。【解決手段】表示ハウジング本体12と、表示ハウジング本体12の前面側を覆うカバーレンズ部14と、カバーレンズ部14の内側に取り付けられたLED基板18とを備えた視線誘導標。LED基板18には複数のLED16a,16bが実装され、カバーレンズ部14には放物線状反射部32a,32bが設けられ、表示ハウジング本体12には傾斜反射部28a,28bが設けられ、またカバーレンズ部14には透過レンズ部36a,36bが設けられている。複数のLED16a,16bからの光は、放物線状反射部(放物線状反射面)32a,32bにより平行光となるように反射され、更に傾斜反射部(傾斜反射面)28a,28bより平行光の状態で前方に向けて反射され、透過レンズ部36a,36bを通して投射されることにより照射光の拡散角度が調整される。【選択図】図4

Description

本発明は、車両運転手等に対して視線誘導や注意喚起をするために道路などに設置される視線誘導標に関する。
道路の中央分離帯やカーブ地点などにおいては、運転者の視線誘導や注意喚起をするために視線誘導標が設置されている(例えば、特許文献1参照)。この視線誘導標は、地面に略等間隔に立設された柱状物に固定された標示部に、反射体と自発光体とが取着され、この自発光体の出射する光の光軸方向が水平方向または垂直方向または斜め方向に可変可能になされている。
特開2006-97400号公報
特許文献1に記載される視線誘導標は、自発光体の出射する光の光軸方向を可変可能とすることで、様々な線形の道路において自発光体の視認性を最適な状態に確保することができるように設けたものであるが、特に前方からの視認性が良い視線誘導標が望まれていた。
本発明の目的は、点灯部における前方からの視認性が良い視線誘導標を提供することである。
本発明の請求項1に記載の視線誘導標は、表示ハウジング本体と、前記表示ハウジング本体の前面側を覆うカバーレンズ部と、前記カバーレンズ部の内側に取り付けられたLED基板とを備えた視線誘導標であって、
前記LED基板には、所定方向に間隔をおいて複数のLEDが実装されており、
前記カバーレンズ部には、前記複数のLEDの各々に対応して放物線状反射部が設けられ、前記放物線状反射部は、対応するLEDからの光を反射する放物線状反射面を有しており、
前記表示ハウジング本体は、前記放物線状反射部の開口側に対向して配置された傾斜反射部を備え、前記傾斜反射部は、前記放物線状反射部からの光を前方側に反射する傾斜反射面を有し、前記傾斜反射面は、前記複数のLEDの配設方向に延びており、
前記カバーレンズ部には、更に、前記傾斜反射部の前面側に透過レンズ部が設けられ、前記透過レンズ部は、前記透過レンズ部を通してして前方側に投射される照射光を拡散調整することを特徴とする。
この視線誘導標においては、LED基板の複数の第1LEDをカバーレンズ部の片側に配置し、その複数の第2LEDをカバーレンズの他側に配置し、このことに関連して、カバーレンズ部の片側に複数の第1LEDの各々に対応して第1放物線状反射部を設け、その他側に複数の第2LEDの各々に対応して第2放物線状反射部を設け、また表示ハウジング本体の片側部に第1放物線状反射部の開口側に対向して第1傾斜反射部を設け、その他側部に第2放物線状反射部の開口側に対向して第2傾斜反射部を設け、更にカバーレンズ部の片側に表示ハウジング本体の第1傾斜反射部に対応して第1透過レンズ部を設け、その他側に表示ハウジング本体の第2傾斜反射部に対応して第2透過レンズ部を設けるのが好ましい。
このように構成することによって、複数の第1LEDからの光は、第1放物線状反射部により横方向片側に平行光となるように反射され、更に第1傾斜反射部により平行光の状態で前方側に反射され、また複数の第2LEDからの光は、第2放射物状反射部により横方向他側に平行光となるように反射され、更に第2傾斜反射部により平行光の状態で前方側に反射され、かくして視線誘導標の横方向両側の点灯部から前方に照射して運転者に対する視線誘導や注意喚起をすることができる。また、第1及び第2傾斜反射部からの平行光は第1及び第2透過レンズ部を通して照射され、この第1及び第2透過レンズ部を通過する際に横方向の拡散が調整されるので、斜め前方からも光表示を視認することができる。
また、第1放物線状反射部及び第2放物線状反射部の前面側に、光を再帰反射する再帰反射部材を設けるのが好ましく、このように構成することにより、第1及び第2放物線状反射部の前面側を再帰反射部材の取付部として用い、視線誘導標全体の厚みを薄くすることができる。
更に、第1及び前記第2透過レンズ部は第1及び第2レンチキュラーレンズ部を含み、第1及び第2レンチキュラーレンズ部は前方側に投射される照射光の幅方向の広がり角度を6~12度となるように拡散調整するので、昼間においても100m前方から視線誘導標の点灯部を面光源状の発光状態として視認することができ、また真正面方向及び斜め前方向からもこの光標示部を視認することができる。尚、第1及び第2レンチキュラーレンズ部から前方側に投射される照射光の幅方向の拡がり角度を8~10度の角度範囲となるように拡散調整するのが更に好ましい。
本発明の視線誘導標によれば、カバーレンズ部には、LED基板の複数のLEDの各々に対応して放物線状反射部が設けられ、表示ハウジング本体には、放物線状反射部からの光を前方側に反射するための傾斜反射部が設けられているので、複数のLEDからの光は、放物線状反射部の放物線状反射面によって平行光となるように傾斜反射部に向けて反射され、更に傾斜反射部の傾斜反射面により平行光の状態で前方側に向けて反射される。複数のLEDからの光がこのように導かれるので、この傾斜反射面の前面側が視線誘導標の点灯部(所謂、光標示部)となり、この点灯部を面発光状に点灯させることができ、離れた位置からでもこの光標識部を視認することができる。
また、カバーレンズ部に透過レンズ部が設けられ、透過レンズ部は、この透過レンズ部を通してして前方側に投射される照射光の幅方向の拡がり角度を拡散調整するので、真正面以外の斜め方向からもこの光標示部を視認することができる。更に、複数のLEDが実装されたLED基板がカバーレンズ部に取り付けられるので、複数のLEDとこれに対応する放物線状反射部(放物線状反射面)とを所定の位置関係に位置付けることができる。
本発明に従う視線誘導標の一実施形態を簡略的に示す斜視図。 図1の視線誘導標の表示本体のII-II線(図1)による断面図。 図2の表示本体を分解して示す分解断面図。 図2の表示本体において、放物線状反射部及び傾斜反射部における光の反射方向を示す説明図。 図2の表示本体において、放物線状反射部における光の反射方向を前面側から見て示す説明図。 本発明に従う視線誘導標の点灯状態を示す図。
以下、図1~図5を参照して、本発明に従う視線誘導標の一実施形態について説明する。図1~図3において、図示の視線誘導標1は、点灯表示するための表示本体2と、この表示本体2を取り付ける取付ボックス4と、この取付ボックス4を設置するための設置ポール6とを備えている。取付ボックス4は箱状であり、その前面側に表示本体2が取り付けられる。この取付ボックス4の底部には、挿入凹部(図示せず)を備えた取付部8が設けられており、例えば地面などに設置した設置ポール6の上端部を取付部8の挿入凹部に挿入することによって、この取付ボックス4が設置ポール6に取り付けられる。
この取付ボックス4の上面には太陽光発電パネル体10が取り付けられ、太陽光発電パネル体10により発電された発電電力は、取付ボックス4内に内蔵された蓄電池(図示せず)に蓄電され、この蓄電池に蓄えられた電力が表示本体2の点灯制御に用いられる。
次に、視線誘導標1の表示本体2について説明すると、図示の表示本体2は、取付ボックス4の前面に取り付けられる表示ハウジング本体12と、この表示ハウジング本体12の前面側を覆うカバーレンズ部14と、光源としてのLED16(16a,16b)が実装されたLED基板18とを備えている。
主として図2及び図3を参照して、表示ハウジング本体12は、矩形状の本体部20と、この本体部20の一側端部から前面側に傾斜して延びる第1傾斜反射部22aと、この本体部20の他側端部から前面側に傾斜して延びる第2傾斜反射部22bとを有している。本体部20は、表示ハウジング本体12の幅方向中央部に設けられ、第1及び第2傾斜反射部22a,22bは、この本体部20の両側に設けられている。また、これら本体部20及びその両側の一対の傾斜反射部22(第1及び第2傾斜反射部22a,22b)の一端(上端)側を接続するように一端壁24(上端壁)が設けられ、それらの他端(下端)側を接続するように他端壁(下端壁)(図示せず)が設けられている。
一対の傾斜反射部22(第1及び第2傾斜反射部22a,22b)並びに一対の端壁24(上端壁及び下端壁)の開口27側には外側に延びるフランジ部26a~26d(図5参照)が設けられ、これら表示ハウジング本体12のフランジ部26a~26dは、開口27の周囲を囲む環状フランジ26を構成する。
第1傾斜反射部22aの表面には第1傾斜反射面28aが設けられている。この第1傾斜反射面28aの傾斜角度α1(図3参照)は、本体部20の表面(換言すると、LED基板18の表面)に対して45度の角度で外側に傾斜して延びており、このように傾斜させることにより、この第1傾斜反射面28aは、第1LED16aからの光を後述するように前方側に反射する。また、第2傾斜反射部22bの表面には第2傾斜反射面28bが設けられている。この第2傾斜反射面28bの傾斜角度α2(図3参照)は、本体部20の表面(換言すると、LED基板18の表面)に対して45度の角度で外側に傾斜して延びており、このように傾斜させることにより、この第2傾斜反射面28bは第2LED16bからの光を後述するように前方側に反射する。
この実施形態では、第1及び第2傾斜反射部22a,22b(第1及び第2傾斜反射面28a,28b)は、複数の第1及び第2LED16a,16bの配設方向に第1及び第2表示ハウジング本体12の一端(上端)から他端(下端)まで延びている。第1及び第2傾斜反射面28a,28bは、例えばアルミニウム蒸着を施すことにより形成される。また、表示ハウジング本体12の一端壁24及び他端壁(図示せず)の内面にも、例えばアルミニウム蒸着を施すことにより反射面が形成される。
LED基板18は、矩形プレート状の回路基板から形成され、このLED基板18の片側部(図2及び図3において左側部)に、所定方向(この形態では上下方向)(図2~図4において紙面に垂直な方向、図5において上下方向)に間隔をおいて複数(この形態では、3つ)の第1LED16aが配設されている。また、このLED基板18の他側部(図2及び図3において右側部)に、上記所定方向に間隔をおいて複数(この形態では、3つ)の第2LED16bが配設されている。このLED基板18は、後述するようにしてカバーレンズ部14に取り付けられる。
このLED基板18からのリード線(図示せず)は、表示ハウジング本体12から取付ボックス4に導かれ、この取付ボック4内の制御回路(図示せず)が実装された制御基板(図示せず)に電気的に接続され、蓄電池(図示せず)からの点灯電流が制御回路にて所定の通りに制御されてLED基板18に供給される。
この形態では、第1及び第2LED16a,16bを所定方向(上下方向)に間隔をおいて3つ設けているが、表示ハウジング本体12の上下方向の長さを短くするときは2つ設けるようにしてもよく、またその上下方向の長さを長くするときは4つ以上設けるようにすることもできる。尚、このLED基板18の表面には、第1及び第2LED16a,16bを点灯するための回路素子などが実装される。
次に、表示本体2のカバーレンズ部14について説明すると、図示のカバーレンズ部14は、複数(3つ)の第1LED16aの各々に対応して配設された第1放物線状反射部32aと複数(3つ)の第2LED16bの各々に対応して配設された第2放物線状反射部32bとを備えている。複数の第1放物線状反射部32aと複数の第2放物線状反射部32bとは背中合わせに対応して配設され、相互に対応する第1放物線状反射部32aの閉じ側(即ち、第2放物線状反射部32bと接する中央側)と第2放物線状反射部32bの閉じ側(即ち、第1放物線状反射部32aと接する中央側)とは一体的に接合されている。
各第1放物線状反射部32aは、その内面に第1放物線状反射面34aを有し、また各第2放物線状反射部32bは、その内面に第2放物線状反射面34bを有しており、カバーレンズ部14にLED基板18を取り付けた状態においては、各第1放射線状反射面34aの焦点位置に対応する第1LED16aが配置され、また各第2放射線状反射面34bの焦点位置に対応する第2LED16bが配置される。第1及び第2放物線状反射面34a,34bは、第1及び第2放物線状反射部32a,32bの内面に例えばアルミニウム蒸着を施すことにより形成される。
第1放物線状反射部32a(第1放射線状反射面34a)は、表示ハウジング本体12の第1傾斜反射部22a(第1傾斜反射面28a)側に開放され、第1放物線状反射部32の内面(第1放物線状反射面28a)は、第1LED16aからの光を平行な照射光となるように第1傾斜反射部22aに向けて反射する。また、第2放物線状反射部32b(第2放射線状反射面34b)は、表示ハウジング本体12の第2傾斜反射部22b(第2傾斜反射面28b)側に開放され、第2放物線状反射部22bの内面(第2放物線状反射面28b)は、第2LED16bからの光を平行な照射光となるように第2傾斜反射部22bに向けて反射する。
このカバーレンズ部14では、複数の第1及び第2放物線状反射部32a,32bの幅方向外側であって、表示ハウジング本体12の第1及び第2傾斜反射部22a,22b(第1及び第2傾斜反射面28a,28b)の前方側に第1及び第2透過レンズ部36a,36bが設けられている。第1及び第2透過レンズ部36a,36bは、第1及び第2傾斜反射部22a,22bに対応してこのカバーレンズ部14の上下方向(図2~図4において紙面に対して垂直な方向、図5において上下方向)に一端部(上端部)から他端部(下端部)まで設けられている。
第1及び第2透過レンズ部36a,36bは、例えば、レンチキュラーレンズから構成され、第1透過レンズ部36aは、第1傾斜反射部22a(第1傾斜反射面28a)により前方に向けて反射されて透過する照射光の幅方向の拡散角度を調整し、第2透過レンズ部36bは、第2傾斜反射部22b(第2傾斜反射面28b)により前方に向けて反射されて透過する照射光の幅方向の拡散角度を調整する。
第1及び第2透過レンズ部36a,36bによる拡散角度は、幅方向の拡がり角度α3(図4参照)が6~12度の角度範囲となるように、好ましくは8~10度の角度範囲となるようにすることができ、このように構成することにより、昼間において例えば100mの前方からでも表示本体4の点灯状態(発光状態)を目視確認することができ、車両の運転者に対する視線誘導や注意喚起を行って運転の安全性を確保することができる。
この実施形態では、第1及び第2透過レンズ部36a,36b間の矩形状開口37側(第1及び第2放物線状反射部32a,32bの前面側)を覆うように再帰反射部材38が取り付けられる。再帰反射部材38は、光を再帰反射するように表面に加工が施された再帰反射部42を有し、この再帰反射部42は、前方から車両の前照灯の光が照射されると運転者側に反射して注意を喚起する。この再帰反射部材38の再帰反射部42の表面には一対の反射突条40が設けられ、これら反射突条40は、その断面が三角形状であり、反射プレート38の一端から他端まで直線状に延びている。これら反射突条40は、斜め前方から前照灯の光が照射されると運転者側に反射して注意喚起する。
この形態では、図示していないが、一対の反射突条40は、上下方向に間隔をおいて設けられた3つの突条片から構成されているが、1つ又は2つ、或いは4つ以上の突条片から構成するようにしてもよい。また、この反射突条40は反射プレート38の表面に2つ設けられているが、このような構成に限定されず、1つ又は3つ以上設けるようにしてもよく、或いは省略するようにしてもよい。
この実施形態では、カバーレンズ部14の矩形状開口37付近に取付壁部41が配設され、再帰反射部材38は、この取付壁部41の表面に接着剤などにより固定される。具体的には、複数の第1放物線状反射部32aの囲むように第1支持リブ43aが設けられているとともに、複数の第2放物線状反射部32bを囲むように第2支持リブ43bが設けられ、第1放物線状反射部32aと第2放物線状反射部32bの接続部では第1支持リブ43aと第2支持リブ43bとが一体的に接合した接合支持リブ44を構成している。第1及び第2支持リブ43a,43b並びに接合支持リブ44は前方側に延びており、これらの支持リブ43a,43b,44の先端部に、隣接する第1放物線状反射部32a間の空間及び隣接する第2放物線状反射部32b間の空間を塞ぐように取付壁部41が設けられている。この取付壁部41の内側には、図示していないが、表示ハウジング本体12側に突出する複数の取付柱状部(図示せず)が設けられており、LED基板18は、これら取付柱状部の先端部に取付ねじ(図示せず)により取り付けられる。
このカバーレンズ部14では、その一端部(上端部)には、一端側の第1及び第2放物線状反射部32a,32bを接続する一端壁48(上端壁)が設けられ、その他端部(下端部)には、他端側の第1及び第2放物線状反射部32a,32bを接続する他端壁50(下端壁)が設けられている(図5参照)。カバーレンズ部14の複数の第1及び第2放物線状反射部32a,32bは、表示ハウジング本体12内に収容されるように取り付けられ、この取付状態においては、図5から理解されるように、カバーレンズ部14の一端壁48は、表示ハウジング本体12の一端壁24の内側に位置し、その他端壁50は、表示ハウジング本体12の他端壁(図示せず)の内側に位置する。
この実施形態では、カバーレンズ部14の周囲には、表示ハウジング本体12側の環状フランジ26(フランジ部26a~26d)に対応して環状フランジ52が設けられている。この形態では、図1及び図2に示すように、第1及び第2透過レンズ部36a,36bには、横方向外側に延びるフランジ部52a,52bが設けられ、またカバーレンズ部14の両端壁部48,50には、上下方向外側に延びるフランジ部52c,52dが設けられ、これらフランジ部52a~52dが、表示ハウジング本体12側の環状フランジ26の表面側を覆う環状フランジ52を構成する。
この実施形態では、図2~図4に示すように、表示ハウジング本体12の環状フランジ26(フランジ部26a~26d)の表側に環状に嵌込み凹部54が設けられ、この嵌込み凹部54に対応して、カバーレンズ部14の環状フランジ52(フランジ部52a~52d)の裏側に環状の嵌込み突部56が設けられ、カバーレンズ部14側の嵌込み突部56が表示ハウジング本体12側の嵌込み凹部54に嵌め込まれ、このように嵌め込んだ後に固定ねじ58を螺着することによって、カバーレンズ部14が表示ハウジング本体12に取外し可能に取り付けられる。
この表示ハウジング本体12の環状フランジ26(嵌込み凹部54)とカバーレンズ部14の環状フランジ52(嵌込み突部56)との間に、図示していないが、シール部材を介在させるのが好ましく、このように構成することにより、表示本体2に防水機能を持たせることができる。尚、この実施形態では、表示ハウジング本体12側に嵌込み凹部54を設け、カバーレンズ部14側に嵌込み突部56を設けているが、これとは反対に、表示ハウジング本体12側に嵌込み突部を設け、カバーレンズ部14側に嵌込み凹部を設けるようにしてもよい。
この視線誘導標1においては、図2に示すように表示ハウジング本体12にカバーレンズ部14を組み付けた状態では、上述した記載から理解される如く、表示本体2の幅方向中央部に再帰反射部材38が位置し、この表示本体2の片側に第1LED16a、第1放物線状反射部32a(第1放物線状反射面34a)、第1傾斜反射部22a(第1傾斜反射面28a)及び第1透過レンズ部36aが配置され、その片側に第2LED16b、第2放物線状反射部32b(第2放物線状反射面34b)、第2傾斜反射部22b(第2傾斜反射面28b)及び第2透過レンズ部36bが配置される。そして、表示本体2の再帰反射部材38が、前方からの光を再帰反射する反射部として機能し、この反射部(再帰反射部材38)の両側に配設された第1及び第2透過レンズ部36a,36bが、第1及び第2LED16a,16bからの光を前方に照射する点灯部として機能する。
主として図4及び図5を参照して、複数の第1LED16aからの光は、第1放物線状反射部32aの内面(第1放物線状反射面34a)により反射されて外側(図4及び図5において左側)への平行光となって第1傾斜反射部22aに向けて導かれ、その後この第1傾斜反射部22aの表面(第1傾斜反射面28a)により平行光の状態で反射されて前方に第1透過レンズ部36a(例えば、レンチキュラーレンズ)に向けて導かれる。そして、この第1透過レンズ部36aを通して照射される際に、これら第1LED16aからの光の幅方向の拡がり角度が調整され、このように幅方向の拡散角度を調整する(例えば、6~12度の角度範囲に調整する)ことによって、第1透過レンズ部36aの発光状態を真正面から視認することができるとともに、斜め前方からも視認することができる。
また、複数の第2LED16bからの光は、上述したと同様に、第2放物線状反射32b(第2放物線状反射面34b)により反射されて平行光となって第2傾斜反射部22bに向けて導かれ、その後この第2傾斜反射部22bの表面(第2傾斜反射面28b)により平行光の状態で反射されて前方に第2透過レンズ部36b(レンチキュラーレンズ)に向けて導かれ、この第2透過レンズ部36bを通して照射される際に、これら第2LED16bからの光の幅方向の拡散角度が調整され、このように幅方向の拡散角度を調整することによって、第1透過レンズ部36aと同様に、第2透過レンズ部36bの発光状態を真正面に加えて斜め前方からも視認することができる。
従って、図4から理解されるように、表示本体2の両側部(即ち、再帰反射部材38の両側)から複数の第1及び第2LED16a,16b)からの光が照射光として投射され、この照射光は、面発光のような光となって投射され、昼間において例えば100m前方からでも目視でもって良好に視認することができ、運転者に対して安全性の高い、即ち視線誘導や注意喚起の優れた視線誘導標1を提供することができる。
以上、視線誘導標の一実施形態について図面を参照して説明したが、視線誘導標としてはこのような実施形態に限定されず、種々の変更乃至修正が可能である。
例えば、上述した実施形態では、再帰反射部材38の両側に点灯部(第1及び第2透過レンズ部36a,36b並びにこれらに関連する部材)を設けているが、これら点灯部のいずれか一方を省略し、点灯部を一つにするようにしてもよい。
この視線誘導標による視認性を確認するために、次の通りの実験をした。上述した構成の視線誘導標を用い、この視線誘導標を点灯させ、1m前方からその点灯状態を写真に撮った。この視線誘導標では、図6に示す通りとなって視認され、片側3つの第1LED及び他側3つの第2LEDからの光は、面発光のような点灯状態となり、反射プレートの両側に2つの面発光状の点灯部(第1及び第2点灯部)が存在するような発光状態となり、良好な視認性が得られることが確認できた。
1 視線誘導標
2 表示本体
12 表示ハウジング本体
14 カバーレンズ部
16,16a,16b LED
18 LED基板
22,22a,22b 傾斜反射部
28,28a,28b 傾斜反射面
32,32a,32b 放物線状反射部
34,34a,34b 放物線状反射面
36,36a,36b 透過レンズ部
38 再帰反射部材


Claims (4)

  1. 表示ハウジング本体と、前記表示ハウジング本体の前面側を覆うカバーレンズ部と、前記カバーレンズ部の内側に取り付けられたLED基板とを備えた視線誘導標であって、
    前記LED基板には、所定方向に間隔をおいて複数のLEDが実装されており、
    前記カバーレンズ部には、前記複数のLEDの各々に対応して放物線状反射部が設けられ、前記放物線状反射部は、対応するLEDからの光を反射する放物線状反射面を有しており、
    前記表示ハウジング本体は、前記放物線状反射部の開口側に対向して配置された傾斜反射部を備え、前記傾斜反射部は、前記放物線状反射部からの光を前方側に反射する傾斜反射面を有し、前記傾斜反射面は、前記複数のLEDの配設方向に延びており、
    前記カバーレンズ部には、更に、前記傾斜反射部の前面側に透過レンズ部が設けられ、前記透過レンズ部は、前記透過レンズ部を通してして前方側に投射される照射光を拡散調整することを特徴とする視線誘導標。
  2. 前記LED基板の複数の第1LEDは前記カバーレンズ部の片側に配置され、その複数の第2LEDは前記カバーレンズの他側に配置され、また前記カバーレンズ部の片側には、前記複数の第1LEDの各々に対応して第1放物線状反射部が設けられ、その他側には、前記複数の第2LEDの各々に対応して第2放物線状反射部が設けられ、また前記表示ハウジング本体の片側部には、前記第1放物線状反射部の開口側に対向して第1傾斜反射部が設けられ、その他側部には、前記第2放物線状反射部の開口側に対向して第2傾斜反射部が設けられ、更に前記カバーレンズ部の片側には、前記表示ハウジング本体の前記第1傾斜反射部の前面側に第1透過レンズ部が設けられ、その他側には、前記表示ハウジング本体の前記第2傾斜反射部の前面側に第2透過レンズ部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の視線誘導標。
  3. 前記第1放物線状反射部及び前記第2放物線状反射部の前面側には、光を再帰反射する再帰反射部材が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の視線誘導標。
  4. 前記第1及び前記第2透過レンズ部は、前記複数の第1及び第2LEDの配設方向に延びる第1及び第2レンチキュラーレンズ部を含み、前記第1及び第2レンチキュラーレンズ部は、前記第1及び第2レンチキュラーレンズ部を通してして前方側に投射される照射光の幅方向の広がり角度が6~12度となるように拡散調整することを特徴とする請求項2に記載の視線誘導標。

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