JP2024033570A - 基板処理方法及び基板処理装置 - Google Patents

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Junichi Ogawa
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Abstract

【課題】ガス流量制御器の誤検知を防止する基板処理方法及び基板処理装置を提供する。【解決手段】基板処理装置に備えられた処理チャンバの内部に配置された基板に処理を施す基板処理方法であって、前記処理チャンバは、第1処理ガスを第1処理ガス源から前記処理チャンバに供給する第1の流路と、前記処理チャンバ内を排気する排気部と、が接続され、前記第1の流路は、ガス流量検知部及びガス流量調整部を有するガス流量制御器と、前記ガス流量制御器の上流側に配置された上流バルブと、前記ガス流量制御器の下流側に配置された下流バルブと、を有し、前記第1処理ガスを前記処理チャンバに供給して前記基板に第1の処理を施す工程と、前記第1の処理の終了後、前記排気部によって前記処理チャンバ内を排気しながら、前記上流バルブを閉じる工程と、前記上流バルブを閉じる工程の後、予め設定された待機時間の経過後、前記ガス流量制御器及び前記下流バルブを閉じる工程と、を有する、基板処理方法。【選択図】図2

Description

本開示は、基板処理方法及び基板処理装置に関する。
特許文献1には、ガス供給系のストップバルブやガス供給管内のガスによる異物の飛散を防ぐことを目的として、真空処理室での被処理物の処理の後、ガス流量制御手段の下流側のストップバルブを閉止し、前記ガス流量制御手段と前記ストップバルブとの間の前記真空処理室に接続されたガス供給管に接続した第2のストップバルブを開いて前記ガス供給管のガスを排出すること、を特徴とする真空処理方法が開示されている。
特開平7-58044号公報
一の側面では、本開示は、ガス流量制御器の誤検知を防止する基板処理方法及び基板処理装置を提供する。
上記課題を解決するために、一の態様によれば、基板処理装置に備えられた処理チャンバの内部に配置された基板に処理を施す基板処理方法であって、前記処理チャンバは、第1処理ガスを第1処理ガス源から前記処理チャンバに供給する第1の流路と、前記処理チャンバ内を排気する排気部と、が接続され、前記第1の流路は、ガス流量検知部及びガス流量調整部を有するガス流量制御器と、前記ガス流量制御器の上流側に配置された上流バルブと、前記ガス流量制御器の下流側に配置された下流バルブと、を有し、前記第1処理ガスを前記処理チャンバに供給して前記基板に第1の処理を施す工程と、前記第1の処理の終了後、前記排気部によって前記処理チャンバ内を排気しながら、前記上流バルブを閉じる工程と、前記上流バルブを閉じる工程の後、予め設定された待機時間の経過後、前記ガス流量制御器及び前記下流バルブを閉じる工程と、を有する、基板処理方法が提供される。
一の側面によれば、ガス流量制御器の誤検知を防止する基板処理方法及び基板処理装置を提供することができる。
一実施形態に係る基板処理装置の構成を示す断面模式図の一例。 基板処理装置による基板の処理を示すタイムチャートの一例。 MFCのガス流量調整部432aの開度変化を示すグラフの一例。
以下、図面を参照して本開示を実施するための形態について説明する。各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
一実施形態に係る基板処理装置100について、図1を用いて説明する。図1は、一実施形態に係る基板処理装置100の構成を示す断面模式図の一例である。
基板処理装置100は、処理チャンバ1と、基板支持部2と、ガス吐出部3と、ガス供給部4と、排気部5と、制御部6と、を備える。基板処理装置100は、例えば、基板Gに後述する第1の処理及び第2の処理を施す基板処理装置である。
処理チャンバ1は、アルミニウム等の金属により構成され、略角筒状を有している。基板支持部2は、処理チャンバ1内に設けられている。基板支持部2は、処理チャンバ1内において基板Gを支持する。基板支持部2で基板Gを支持することにより、処理チャンバ1の内部に基板Gが配置される。
ガス吐出部3は、処理チャンバ1内に設けられている。ガス吐出部3は、ガス供給部4から供給された処理ガスを処理チャンバ1内に吐出する。ガス供給部4は、ガス吐出部3に処理ガスを供給する。即ち、ガス供給部4は、ガス吐出部3を介して、処理チャンバ1内に処理ガスを供給する。ガス吐出部3は、例えば、シャワーヘッド等の構造を有してガス供給部4から供給された処理ガスが処理チャンバ1内に均一にいきわたるようにしてもよい。
ガス供給部4は、少なくとも第1処理ガスを処理チャンバ1内に供給可能に構成されている。ここで、図1に示すガス供給部4は、第1処理ガス及び第2処理ガスを処理チャンバ1内に供給可能に構成されている。ガス供給部4は、第1処理ガス源41aと、第2処理ガス源41bと、を有する。
第1処理ガス源41aは、ガス供給流路(第1の流路)40aを介して第1処理ガスを処理チャンバ1内に供給する。第1処理ガスとして、ガス供給流路40a内の少なくとも一部(後述するMFC43aの流路内)において液化するおそれのあるガスが用いられる。なお、液化するおそれのあるガスは、例えばC、BCl等のうち少なくともいずれか1つであってもよい。また、液化するおそれのあるガスは、その他の分子量の大きなガスであってもよい。
ガス供給流路40aは、上流側が第1処理ガス源41aと接続され、下流側が処理チャンバ1のガス吐出部3と接続され、第1処理ガスを第1処理ガス源41aから処理チャンバ1に供給する流路である。ガス供給流路40aには、上流側(第1処理ガス源41aの側)から上流バルブ42a、マスフローコントローラー(MFC、ガス流量制御器)43a、下流バルブ44a介設されている。ガス供給流路40aの下流バルブ44aよりも下流側は、後述するガス供給流路40bと合流してガス吐出部3に接続される。ガス供給流路40aとガス供給流路40bの合流点からガス吐出部3までのガス流路は、ガス供給流路40aとガス供給流路40bとにより共有される。即ち、ガス供給流路40aであるとともにガス供給流路40bである。
上流バルブ42aは、第1処理ガス源41aとMFC43aとの間のガス供給流路40aに設けられる。上流バルブ42aは、制御部6からの制御指令によって流路を開閉する開閉弁である。例えば、上流バルブ42aは、常閉型の開閉弁であって、常時は流路を閉じ、制御部6からの開弁の制御指令によって流路を開く開閉弁である。
MFC43aは、上流バルブ42aと下流バルブ44aとの間のガス供給流路40aに設けられる。MFC43aは、制御部6からの制御指令によって弁の開度を調整してMFC43aを流れるガスの質量流量を調整する。なお、制御部6からの制御指令は、開閉の制御指令と、設定流量の制御指令と、を含む。MFC43aは、ガス流量検知部431aと、ガス流量調整部432aと、制御回路(図示せず)と、を有する。ガス流量調整部432aは、開度制御が可能なバルブである。ガス流量検知部431aは、ガス流量検知部431aを流れるガスの質量流量を検出する。なお、ガス流量検知部431aは、ガス流量調整部432aよりも上流側に設けられていてもよい。また、ガス流量検知部431aは、ガス流量調整部432aよりも下流側に設けられていてもよい。制御回路は、ガス流量検知部431aで検出した信号(検出した質量流量)と、制御部6から指令された設定流量の制御指令(設定された質量流量)に基づいて、ガス流量調整部432aの開度を制御する。また、制御回路は、制御部6から全閉の制御指令がなされると、ガス流量調整部432aを閉じる(全閉)。
下流バルブ44aは、MFC43aとガス吐出部3との間のガス供給流路40aに設けられる。下流バルブ44aは、制御部6からの制御指令によって流路を開閉する開閉弁である。例えば、下流バルブ44aは、常閉型の開閉弁であって、常時は流路を閉じ、制御部6からの開弁の制御指令によって流路を開く開閉弁である。
また、第2処理ガス源41bは、ガス供給流路(第2の流路)40bを介して第2処理ガスを処理チャンバ1内に供給する。第2処理ガスとして、第1処理ガスとは異なるガスが用いられる。
ガス供給流路40bは、上流側が第2処理ガス源41bと接続され、下流側が処理チャンバ1のガス吐出部3と接続され、第2処理ガスを第2処理ガス源41bから処理チャンバ1に供給する流路である。ガス供給流路40bには、上流側(第2処理ガス源41bの側)から上流バルブ42b、マスフローコントローラー(MFC、ガス流量制御器)43b、下流バルブ44b介設されている。ガス供給流路40bの下流バルブ44bよりも下流側は、ガス供給流路40aと合流してガス吐出部3に接続される。
上流バルブ42bは、第2処理ガス源41bとMFC43bとの間のガス供給流路40bに設けられる。上流バルブ42bは、制御部6からの制御指令によって流路を開閉する開閉弁である。例えば、上流バルブ42bは、常閉型の開閉弁であって、常時は流路を閉じ、制御部6からの開弁の制御指令によって流路を開く開閉弁である。
MFC43bは、上流バルブ42bと下流バルブ44bとの間のガス供給流路40bに設けられる。MFC43bは、制御部6からの制御指令によって弁の開度を調整してMFC43bを流れるガスの質量流量を調整する。なお、制御部6からの制御指令は、開閉の制御指令と、設定流量の制御指令と、を含む。MFC43bは、ガス流量検知部431bと、ガス流量調整部432bと、制御回路(図示せず)と、を有する。ガス流量調整部432bは、開度制御が可能なバルブである。ガス流量検知部431bは、ガス流量検知部431bを流れるガスの質量流量を検出する。なお、ガス流量検知部431bは、ガス流量調整部432bよりも上流側に設けられていてもよい。また、ガス流量検知部431bは、ガス流量調整部432bよりも下流側に設けられていてもよい。制御回路は、ガス流量検知部431bで検出した信号(検出した質量流量)と、制御部6から指令された設定流量の制御指令(設定された質量流量)に基づいて、ガス流量調整部432bの開度を制御する。また、制御回路は、制御部6から全閉の制御指令がなされると、ガス流量調整部432bを閉じる(全閉)。
下流バルブ44bは、MFC43bとガス吐出部3との間のガス供給流路40bに設けられる。下流バルブ44bは、制御部6からの制御指令によって流路を開閉する開閉弁である。例えば、下流バルブ44bは、常閉型の開閉弁であって、常時は流路を閉じ、制御部6からの開弁の制御指令によって流路を開く開閉弁である。
なお、ガス供給部4は、ガス供給流路40aの下流バルブ44aよりも下流側と、ガス供給流路40bの下流バルブ44bよりも下流側とが、合流してガス吐出部3に接続される構成を例に説明したが、これに限られるものではない。ガス供給部4は、ガス供給流路40aの下流バルブ44aよりも下流側と、ガス供給流路40bの下流バルブ44bよりも下流側とが、それぞれ個別にガス吐出部3に接続される構成であってもよい。また、ガス供給部4は、第1処理ガスと第2処理ガスとが、処理チャンバ1に供給される構成を例に説明したが、これに限られるものではない。ガス供給部4は、第1処理ガス源41aと、上流バルブ42a、MFC43a、下流バルブ44aを介設するガス供給流路40aと、を有する一つの処理ガスを供給する構成であってもよい。また、ガス供給部4は、3以上の複数の処理ガス源と、上流バルブ、MFC、下流バルブを介設する3以上の複数のガス供給流路と、を有する構成であってもよい。
また、ガス供給部4は、ガス吐出部3を介して処理チャンバ1内に処理ガスを供給する構成を例に説明したが、これに限られるものではない。ガス供給部4は、処理チャンバ1内に処理ガスを直接供給する構成であってもよい。
排気部5は、処理チャンバ1と接続される。排気部5は、処理チャンバ1内を排気する。排気部5は、いずれも不図示の真空ポンプ、APC(Adaptive Pressure Controller)バルブ、圧力センサ等を有する。圧力センサは、処理チャンバ1内に設けてもよい。真空ポンプは、排気流路を介して、処理チャンバ1の内部を排気する。処理チャンバ1と真空ポンプとの間の排気流路には、APCバルブが設けられる。APCバルブは、排気流路のコンダクタンスを調整して処理チャンバ1内の圧力を調整する。圧力センサは、排気流路内の圧力または処理チャンバ1内の圧力を検出する。なお、制御部6は、圧力センサで検出した圧力に基づいて、APCバルブの開度を制御することにより、処理チャンバ1内を所定の圧力に制御する。
制御部6は、基板処理装置100の各構成部を制御する。制御部6は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)を有する。CPUは、RAMやROMの記憶領域に格納されたプロセスレシピに従い、所定の処理を実行する。
例えば、制御部6は、上流バルブ42a及び下流バルブ44aを開くように制御(上流バルブ42a及び下流バルブ44aに開弁の制御指令を出力)し、MFC43aの質量流量を制御(MFC43aの制御回路に設定流量の制御指令を出力)する。これにより、第1処理ガス源41aからガス吐出部3を介して処理チャンバ1内に、所定の設定流量で第1処理ガスが供給される。
また、制御部6は、上流バルブ42a及び下流バルブ44aを閉じるように制御(上流バルブ42a及び下流バルブ44aに閉弁の制御指令を出力、または、開弁の制御指令を停止)し、MFC43aのガス流量調整部432aを閉じるように制御(MFC43aの制御回路に全閉の制御指令を出力)する。これにより、第1処理ガスの供給が停止される。
同様に、制御部6は、上流バルブ42b及び下流バルブ44bを開くように制御(上流バルブ42b及び下流バルブ44bに開弁の制御指令を出力)し、MFC43bの質量流量を制御(MFC43bの制御回路に設定流量の制御指令を出力)する。これにより、第2処理ガス源41bからガス吐出部3を介して処理チャンバ1内に、所定の設定流量で第2処理ガスが供給される。
また、制御部6は、上流バルブ42b及び下流バルブ44bを閉じるように制御(上流バルブ42b及び下流バルブ44bに閉弁の制御指令を出力、または、開弁の制御指令を停止)し、MFC43bのガス流量調整部432bを閉じるように制御(MFC43bの制御回路に全閉の制御指令を出力)する。これにより、第2処理ガスの供給が停止される。
また、制御部6は、MFC43aのガス流量検知部431aの出力情報に基づいて、基板処理装置100の異常の有無を判定する。例えば、制御部6は、上流バルブ42a、下流バルブ44a及びMFC43aのガス流量調整部432aを閉じるように制御した状態において、MFC43aのガス流量検知部431aで流量の発生を検出した場合、第1処理ガスの供給が停止されていないと判定する。即ち、制御部6は、ガス供給部4に異常が発生したと判定する。この場合、制御部6は、例えば基板処理装置100のプロセスを停止する。
同様に、制御部6は、MFC43bのガス流量検知部431bの出力情報に基づいて、基板処理装置100の異常の有無を判定する。例えば、制御部6は、上流バルブ42b、下流バルブ44b及びMFC43bのガス流量調整部432bを閉じるように制御した状態において、MFC43bのガス流量検知部431bで流量の発生を検出した場合、第2処理ガスの供給が停止されていないと判定する。即ち、制御部6は、ガス供給部4に異常が発生したと判定する。この場合、制御部6は、例えば基板処理装置100のプロセスを停止する。
ここで、第1処理ガスとして使用されるC、BCl等液化するおそれのあるガスは、具体的には、低温・高圧化において液化するおそれがある。上流バルブ42a、下流バルブ44a及びMFC43aのガス流量調整部432aを閉じた際、上流バルブ42aとMFC43aのガス流量調整部432aとの間の第1処理ガス、MFC43aのガス流量調整部432aと下流バルブ44aとの間の第1処理ガスは、ガス供給時の圧力を維持したまま封止される。そのため、封止された第1処理ガスは、例えば温度が下がった場合などにおいて、液化するおそれがある。第1処理ガスがMFC43aのガス流量検知部431aにおいて液化することで、ガス濃度にむらができて微小な範囲内にガスの移動が生じ、これをガス流量検知部431aが流量が発生していると誤検知するおそれがある。これにより、基板処理装置100のプロセスが停止するおそれがある。
次に、一実施形態に係る基板処理装置100による基板Gの処理の一例について、図2を用いて説明する。図2は、基板処理装置100による基板Gの処理を示すタイムチャートの一例である。
なお、図2に示すタイムチャートにおいて、横軸は時間を示す。また、各タイムチャートは、上段から、第1処理ガスの上流バルブ42aの開閉の制御指令、第1処理ガスのMFC43aの設定流量の制御指令、第1処理ガスのMFC43aの全閉の制御指令、第1処理ガスの下流バルブ44aの開閉の制御指令、第2処理ガスの上流バルブ42bの開閉の制御指令、第2処理ガスのMFC43bの設定流量の制御指令、第2処理ガスのMFC43bの全閉の制御指令、第2処理ガスの下流バルブ44bの開閉の制御指令を示す。
ステップS1において、制御部6は、基板Gに第1の処理を施す。第1の処理では、ガス供給部4から処理チャンバ1内に第1処理ガスを供給し、基板支持部2に支持された基板Gに第1の処理を施す。具体的には、制御部6は、上流バルブ42a及び下流バルブ44aを開くように制御し、MFC43aの質量流量を指定流量に制御する。また、制御部6は、上流バルブ42b及び下流バルブ44bを閉じるように制御し、MFC43bのガス流量調整部432bを閉じるように制御する。これにより、指定流量の第1処理ガスが処理チャンバ1内に供給される。なお、第1処理ガスによる第1の処理は、図示しないプラズマ生成手段によって第1処理ガスをプラズマ化し、第1処理ガスのプラズマにより基板Gに第1の処理を施してもよい。プラズマ生成手段としては、誘導結合型、容量結合型、マイクロ波放電等が挙げられる。
ステップS1に示す第1の処理の終了後、ステップS2において、制御部6は、基板Gに第2の処理を施す。第2の処理では、ガス供給部4から処理チャンバ1内に第2処理ガスを供給し、基板支持部2に支持された基板Gに第2の処理を施す。具体的には、制御部6は、上流バルブ42b及び下流バルブ44bを開くように制御し、MFC43bの質量流量を指定流量に制御する。また、制御部6は、上流バルブ42a及び下流バルブ44aを閉じるように制御し、MFC43aのガス流量調整部432aを閉じるように制御する。これにより、第1処理ガスの供給が停止される。これにより、指定流量の第2処理ガスが処理チャンバ1内に供給される。なお、第2処理ガスによる第2の処理は、図示しないプラズマ生成手段によって第2処理ガスをプラズマ化し、第2処理ガスのプラズマにより基板Gに第2の処理を施してもよい。
なお、図1及び図2において、ステップS2に示す第2の処理は、処理チャンバ1内に第2処理ガスを供給し、基板支持部2に支持された基板Gに第2の処理を施す場合を例に説明したが、これに限られるものではない。第2の処理は、その他の処理であってもよい。例えば、基板支持部2に設けられたヒータ(図示せず)を動作させて、基板Gを昇温する処理であってもよい。また、第2の処理は、基板Gに施す処理に限られない。例えば、処理チャンバ1にパージガスを供給して、余剰の第1処理ガスを処理チャンバ1内から排気する処理であってもよい。
ここで、第1の処理を終了して第2の処理を開始する際、制御部6は、上流バルブ42a、下流バルブ44a及びMFC43aのガス流量調整部432aを閉じるように制御する。この際における上流バルブ42a、下流バルブ44a及びMFC43aの制御について、図2を用いて更に説明する。
ステップS1に示す第1の処理の終了後、ステップS11において、制御部6は、上流バルブ42aを閉じる。ここで、排気部5によって処理チャンバ1内は排気されている。
具体的には、制御部6は、上流バルブ42aを閉じるように制御(上流バルブ42aに閉弁の制御指令を出力、または、開弁の制御指令を停止)する。これにより、ガス供給流路40aは、上流バルブ42aで閉塞され、第1処理ガスの供給が停止される。なお、ステップS2に示す第2の処理は、図2に示すように、上流バルブ42aを閉じる工程と同時に開始してもよい。また、ステップS2に示す第2の処理は、上流バルブ42aを閉じる工程の終了後に開始してもよい。
一方、制御部6は、ステップS1から引き続いて、下流バルブ44aを開いた状態に維持するように制御(下流バルブ44aの開弁の制御指令を維持)し、MFC43aの質量流量を指定流量に制御した状態を維持(MFC43aの制御回路に設定流量の制御指令を出力維持)する。これにより、上流バルブ42aよりも下流側のガス供給流路40a(MFC43aの内部の流路も含む)内の第1処理ガスは、排気部5によって排気される。即ち、上流バルブ42aよりも下流側のガス供給流路40a(MFC43aの内部の流路も含む)は、減圧される。
そして、上流バルブ42aを閉じてから予め設定された待機時間の経過後、制御部6の処理は、ステップS12に進む。
ステップS12において、制御部6は、MFC43a及び下流バルブ44aを閉じる。なお、ステップS12に示すMFC43a及び下流バルブ44aを閉じる工程は、図2に示すように、ステップS2に示す第2の処理中に行われる。あるいは、ステップS12に示すMFC43a及び下流バルブ44aを閉じる工程の終了後に、ステップS2に示す第2の処理を開始してもよい。
具体的には、制御部6は、ステップS11から引き続いて、上流バルブ42aを閉じた状態に維持するように制御(上流バルブ42aに閉弁の制御指令を出力、または、開弁の制御指令を停止)する。また、制御部6は、下流バルブ44aを閉じるように制御(下流バルブ44aに閉弁の制御指令を出力、または、開弁の制御指令を停止)し、MFC43aのガス流量調整部432aを閉じるように制御(MFC43aの制御回路に全閉の制御指令を出力)する。
なお、ステップS12において、制御部6は、MFC43aのガス流量調整部432aを閉じた後、下流バルブ44aを閉じるように制御してもよい。また、図2に示すように、制御部6は、下流バルブ44aとMFC43aのガス流量調整部432aを同時に閉じるように制御してもよい。また、制御部6は、下流バルブ44aを閉じた後、MFC43aのガス流量調整部432aを閉じるように制御してもよい。
なお、図2に示すように、ステップS2に示す第2の処理は、ステップS12に示すMFC43a及び下流バルブ44aを閉じる工程の後も行われる。即ち、少なくとも一部の第2の処理は、上流バルブ42a、MFC43aのガス流量調整部432a及び下流バルブ44aが閉じている間に行われる。
このように、本制御によれば、上流バルブ42aから下流バルブ44aまでの間を低圧化した状態で、上流バルブ42a、下流バルブ44a及びMFC43aのガス流量調整部432aを閉じることができる。これにより、上流バルブ42aとMFC43aのガス流量調整部432aとの間の第1処理ガス、及び、MFC43aのガス流量調整部432aと下流バルブ44aとの間の第1処理ガスが、液化することを防止することができる。即ち、第1処理ガスの液化によってガス流量検知部431aが誤検知することを防止することができる。これにより、基板処理装置100のプロセス(例えば、ステップS2に示す第2の処理、第2の処理以降に行われる処理等)が誤検知により停止することを防止することができる。
また、第1処理ガスの液化を防止するためのガス供給流路40a全体を加温するヒータ、ガス供給流路40a内の第1処理ガスの温度を検出する温度センサ、ヒータコントローラ等を用いることなく、ガス供給流路40a内の第1処理ガスが液化することを防止することができる。これにより、基板処理装置100のコストを低減することができる。また、ヒータの電力を削減することができ、基板処理装置100の運用コストを低減することができる。
図3は、MFC43aのガス流量調整部432aの開度変化を示すグラフの一例である。横軸は、時間を示す。縦軸は、MFC43aのガス流量調整部432aの開度を示す。
ステップS11において、制御部6は、MFC43aのガス流量調整部432aの開度を大きくするように制御する。
ステップS11において、上流バルブ42aを閉じると、ガス流量検知部431aで検出される流量は減少する。一方、ステップS1から引き続いて、設定流量の制御指令は維持されている。このため、ガス流量検知部431aで検出した質量流量と、制御部6から指令された設定流量(指定流量)との差が大きくなる。よって、制御回路は、ガス流量調整部432aの開度を大きくするように制御する。即ち、ガス流量調整部432aが全開(制御範囲内の最大開度)となる。これにより、MFC43aのガス流量調整部432aよりも上流側においても、好適に第1処理ガスが排気される。
これにより、ガス流量調整部432aよりも上流側にガス流量検知部431aを有するMFC43aにおいても、ガス流量検知部431aの位置において減圧されるため、MFC43aのガス流量検知部431aにおいて第1処理ガスが液化することを防止することができる。よって、ガス流量検知部431aの誤検知を防止することができる。また、基板処理装置100のプロセスが誤検知により停止することを防止することができる。
なお、制御部6は、設定流量の制御指令を維持することで、MFC43aのガス流量調整部432aの開度を大きくするように制御する場合を例に説明したが、これに限られるものではない。制御部6は、MFC43aのガス流量調整部432aの開度を直接指令してもよい。また、制御部6は、設定流量を大きくする制御指令を制御回路に出力することで、MFC43aのガス流量調整部432aの開度を大きくするように制御してもよい。
以上、基板処理装置100について説明したが、本開示は上記実施形態等に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本開示の要旨の範囲内において、種々の変形、改良が可能である。
G 基板
100 基板処理装置
1 処理チャンバ
2 基板支持部
3 ガス吐出部
4 ガス供給部
5 排気部
6 制御部
40a ガス供給流路(第1の流路)
41a 第1処理ガス源
42a 上流バルブ
43a マスフローコントローラー(MFC、ガス流量制御器)
431a ガス流量検知部
432a ガス流量調整部
44a 下流バルブ
40b ガス供給流路(第2の流路)
41b 第2処理ガス源
42b 上流バルブ
43b マスフローコントローラー(MFC、ガス流量制御器)
431b ガス流量検知部
432b ガス流量調整部
44b 下流バルブ

Claims (14)

  1. 基板処理装置に備えられた処理チャンバの内部に配置された基板に処理を施す基板処理方法であって、
    前記処理チャンバは、第1処理ガスを第1処理ガス源から前記処理チャンバに供給する第1の流路と、前記処理チャンバ内を排気する排気部と、が接続され、
    前記第1の流路は、ガス流量検知部及びガス流量調整部を有するガス流量制御器と、前記ガス流量制御器の上流側に配置された上流バルブと、前記ガス流量制御器の下流側に配置された下流バルブと、を有し、
    前記第1処理ガスを前記処理チャンバに供給して前記基板に第1の処理を施す工程と、
    前記第1の処理の終了後、前記排気部によって前記処理チャンバ内を排気しながら、前記上流バルブを閉じる工程と、
    前記上流バルブを閉じる工程の後、予め設定された待機時間の経過後、前記ガス流量制御器及び前記下流バルブを閉じる工程と、を有する、
    基板処理方法。
  2. 前記ガス流量制御器及び前記下流バルブを閉じる工程は、
    前記ガス流量制御器を閉じた後に、前記下流バルブを閉じる、
    請求項1に記載の基板処理方法。
  3. 前記第1の処理の終了後、前記基板に第2の処理を施す工程を、更に有する、
    請求項1または請求項2に記載の基板処理方法。
  4. 前記第2の処理は、前記上流バルブを閉じる工程と同時にまたは前記上流バルブを閉じる工程の終了後に開始される、
    請求項3に記載の基板処理方法。
  5. 前記ガス流量制御器及び前記下流バルブを閉じる工程は、
    前記第2の処理中に行われる、
    請求項4に記載の基板処理方法。
  6. 少なくとも一部の前記第2の処理は、前記上流バルブ、前記ガス流量制御器及び前記下流バルブが閉じている間に行われる、
    請求項5に記載の基板処理方法。
  7. 前記処理チャンバは、第2処理ガスを第2処理ガス源から前記処理チャンバに供給する第2の流路が更に接続され、
    前記第2の処理は、前記第2処理ガスを前記処理チャンバに供給して前記基板に施される処理である、
    請求項3に記載の基板処理方法。
  8. 前記ガス流量検知部の出力情報に基づいて前記基板処理装置における異常の有無を判定する工程と、
    異常と判定した場合、前記第2の処理を停止する工程と、を更に有する、
    請求項3に記載の基板処理方法。
  9. 前記上流バルブ、前記ガス流量制御器及び前記下流バルブが閉じている状態において、前記ガス流量検知部で流量の発生を検出した場合に異常と判定する、
    請求項8に記載の基板処理方法。
  10. 前記第1処理ガスは、CまたはBClである、
    請求項3に記載の基板処理方法。
  11. 内部に配置された基板に処理を施す処理チャンバと、
    前記処理チャンバに接続され、第1処理ガスを第1処理ガス源から前記処理チャンバに供給する第1の流路と、
    前記処理チャンバに接続され、前記処理チャンバ内を排気する排気部と、
    制御部と、を備え、
    前記第1の流路は、
    ガス流量検知部及びガス流量調整部を有するガス流量制御器と、
    前記ガス流量制御器の上流側に配置された上流バルブと、
    前記ガス流量制御器の下流側に配置された下流バルブと、を有し、
    前記制御部は、
    前記第1処理ガスを前記処理チャンバに供給して前記基板に第1の処理を施す工程と、
    前記第1の処理の終了後、前記排気部によって前記処理チャンバ内を排気しながら、前記上流バルブを閉じる工程と、
    前記上流バルブを閉じる工程の後、予め設定された待機時間の経過後、前記ガス流量制御器及び前記下流バルブを閉じる工程と、を制御可能に構成される、
    基板処理装置。
  12. 前記制御部は、
    前記第1の処理の終了後、前記基板に第2の処理を施す工程を制御可能に構成される、
    請求項11に記載の基板処理装置。
  13. 前記制御部は、
    前記ガス流量検知部の出力情報に基づいて前記基板処理装置における異常の有無を判定し、異常と判定した場合、前記第2の処理を停止する、
    請求項12に記載の基板処理装置。
  14. 前記第1処理ガスは、CまたはBClである、
    請求項11乃至請求項13のいずれか1項に記載の基板処理装置。
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