JP2024032278A - 化粧シート及び化粧材 - Google Patents

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Abstract

【課題】洗剤や薬品への耐性に優れ、かつ意匠性を維持可能な化粧シート及び化粧材を提供する。【解決手段】化粧シート10は、原反層11と、絵柄模様層12と、透明樹脂層13と、表面保護層14と、がこの順に積層されており、原反層11は、ポリ塩化ビニルで形成され、透明樹脂層13は、アクリル系樹脂組成物で形成され、表面保護層14は、ウレタン系樹脂組成物で形成されている。【選択図】図1

Description

本開示は、化粧シート及び化粧材に関する。
従来、外装材等を加飾するときに用いられる化粧シートとして、耐候性を有するアクリル系樹脂による透明シート(アクリルフィルム)を表面に形成した化粧シートが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2012-051218号公報
近年、衛生面への関心の高まりから、建物外装(エクステリア)や多少とも風雨の影響を受ける準外装においても表面を清潔に保つことが求められている。このため、建物外装や準外装の床や扉、窓枠等の表面に対して洗剤や薬品を用いた洗浄が行われる機会が増加している。
しかしながら、従来の外装・準外装用途の化粧シートにおいて表面を形成するアクリルフィルムは、洗剤や薬品への耐性が十分でなかった。このため、洗剤や薬品を用いて外装や準外装の表面を洗浄した際に、化粧シート表面において物性の変化が生じて意匠性が低減するという問題点があった。
本開示は、上記事情に鑑みてなされたものであり、洗剤や薬品への耐性に優れ、かつ意匠性を維持可能な化粧シート及び化粧材を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本開示の一態様は、原反層と、絵柄模様層と、透明樹脂層と、表面保護層と、がこの順に積層されており、前記原反層は、ポリ塩化ビニルで形成され、前記透明樹脂層は、アクリル系樹脂組成物で形成され、前記表面保護層は、ウレタン系樹脂組成物で形成されている化粧シートであることを特徴とする。
また、本開示の他の態様は、化粧材用基材と、前記化粧材用基材に貼り合わされた前記化粧シートと、を備える化粧材であることを特徴とする。
本開示の一態様によれば、洗剤や薬品への耐性に優れ、かつ意匠性を維持可能な化粧シート及び化粧材を提供することができる。
本開示の第一実施形態に係る化粧シートを表す断面図である。 本開示の第二実施形態に係る化粧材を表す断面図である。
以下、本開示の実施形態に係る化粧シート及び化粧部材について、図面を参照しつつ説明する。ここで、図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係、各層の厚みの比率等は現実のものとは異なる。また、以下に示す実施形態は、本開示の技術的思想を具体化するための構成を例示するものであって、本開示の技術的思想は、構成部品の材質、形状、及び構造等が下記のものに特定するものでない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された請求項が規定する技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
<第一実施形態>
(化粧シート)
図1に示すように、本開示の第一実施形態に係る化粧シート10は、原反層(下台)11と、絵柄模様層12と、透明樹脂層(上台)13と、表面保護層14と、がこの順で積層されている。具体的には、化粧シート10は、原反層11と、原反層11の表面11a側に設けられた絵柄模様層12と、絵柄模様層12の表面12a側に設けられた透明樹脂層13と、透明樹脂層13の表面13a側に設けられた表面保護層14と、を備える。
なお図示は省略するが、化粧シート10は、原反層11の裏面11b側にプライマー層を設けてもよい。化粧シート10の厚さは40μm以上300μm以下が好ましい。
また、表面保護層14の表面14a側には、エンボス部24が設けられていることが好ましい。これにより、化粧シート10に優れた意匠性(意匠感)を付与することができる。エンボス部24は、例えばエンボス加工により形成された凹凸模様である。図1に示すように、本実施形態においてエンボス部24は、表面保護層14の表面14a側から透明樹脂層13に亘って形成されている。つまり、エンボス部24は、表面保護層14および透明樹脂層13に設けられている。なお、本開示はこれに限られず、表面保護層14のみにエンボス部24を形成してもよい。
エンボス部24は、例えば透明樹脂層13の表面13a側にエンボス加工を施し、エンボス加工後の透明樹脂層13上に表面保護層14を形成して設けられてもよい。またエンボス部24は、透明樹脂層13上に表面保護層14を形成した後に賦形加工で設けられてもよい。エンボス部24の凹凸模様としては、例えば、絵柄模様層12の絵柄と同調した模様を用いてもよいし、当該絵柄と非同調の模様を用いてもよい。エンボス部24の凹凸模様の凹凸の深さは、耐汚染性能や触感性能等の面から、10μm以下が好ましい。
(原反層)
原反層11は、化粧シート10の支持体となる構成である。原反層11の材料としては、柔軟性があり、熱可塑性で成形性が良く、印刷適性のあるポリ塩化ビニル(PVC)樹脂フィルムを用いる。つまり、本実施形態に係る化粧シート10において、原反層11はポリ塩化ビニルで形成される。
なお、原反層11の材料として、ポリ塩化ビニルと従来の化粧シートで基材に使用されている熱可塑性樹脂との混合物を用いてもよい。熱可塑性樹脂としては、例えばポリオレフィン系樹脂、ポリアミド系樹脂、スチレン系樹脂、ビニル系樹脂、フッ素系樹脂等が挙げられる。また、原反層11は、ポリ塩化ビニルとこれらの熱可塑性樹脂との共重合体、複合体、積層体等を使用してもよい。この場合、原反層11の樹脂材料100質量部のうち、ポリ塩化ビニルの含有量が60質量部以上であればよい。
また、本実施形態における原反層11は、不透明に着色されたポリ塩化ビニル製の着色シート(着色フィルム)であって隠蔽性を有することが好ましい。これにより、原反層11は、例えば化粧シート10と所定の基板とを貼り合わせて化粧部材を形成する際に、基板表面の色のばらつきや欠陥等を隠蔽することができる。また、着色フィルムとしての原反層11は、絵柄模様層12の下地色として色相を適宜、選択することができる。また、基板表面の質感を活かす場合、原反層11は、基板表面を透視可能な程度の透明性を有する着色ポリ塩化ビニル樹脂層であることが好ましい。
例えば、原反層11を構成する樹脂材料(ポリ塩化ビニル)に顔料などの着色剤を混合、練りこむなどしておくことで、原反層11を着色することができる。着色剤としては、有機、無機顔料(酸化チタンを含む)が使用できる。またあるいは、絵柄模様層12を設ける前のベタインキ層として、コーティングあるいは印刷の手法を用いて絵柄模様層12の下に着色層(図示せず)を設けてもよい。
(絵柄インキ層)
絵柄模様層(柄インキ層)12は、化粧シート10に絵柄による意匠性を付与するための層である。
絵柄模様層12は、印刷インキやコーティング剤等を用いて形成される。印刷インキ等としては、特に制限はなく、従来の化粧シートで絵柄インキ層に使用されている印刷インキ等と同様のものを使用できる。例えば、アクリル系インキを用いることができる。アクリル系インキとしては、例えば、アクリルポリオール系ビヒクルにイソシアネート硬化剤を配合してなる2液硬化型ウレタン樹脂をバインダ樹脂に用いたインキを使用することができる。また、絵柄模様層12には、その他の樹脂成分を必要に応じ添加してもよい。絵柄模様層12のバインダ樹脂以外の成分としては、例えば、顔料、染料等の着色剤、体質顔料、溶剤、光安定剤など各種添加剤などを用いることができる。顔料としては、例えば、縮合アゾ、不溶性アゾ、キナクリドン、イソインドリン、アンスラキノン、イミダゾロン、コバルト、フタロシアニン、カーボン、酸化チタン、酸化鉄、雲母等のパール顔料等が挙げられる。
絵柄模様層12を設ける方法は、特に限定されるものではなく、例えば、グラビア印刷、オフセット印刷、スクリーン印刷、フレキソ印刷、インキジェット印刷など通常の印刷方法を用いることができる。また、絵柄模様層12の絵柄としては、任意の絵柄を用いることができ、例えば、木目柄、石目柄、布目柄、抽象柄、幾何学模様等、或いはこれらの2種類以上の組み合わせ等を用いることできる。
(透明樹脂層)
透明樹脂層13は、化粧シート10の耐候性を向上させるための層である。透明樹脂層13は、透明アクリル樹脂を用いて形成される。透明アクリル樹脂としては、特に制限はなく、従来の化粧シートで透明アクリル樹脂層に使用されている透明アクリル樹脂と同様のものを使用できる。例えば、透明アクリル樹脂フィルムを用いることができる。
また、透明アクリル系樹脂フィルムを構成するアクリル系樹脂としては、例えば、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸エステル又はメタクリル酸エステル等のアクリル酸誘導体を主成分として単独又は共重合して得られるものが使用可能である。特に、メチルメタクリレート等のメタクリル酸エステルを主成分とする樹脂であって、例えば、メタクリル酸ブチル等のメタクリル酸の長鎖アルキルエステルや、アクリル酸メチル等のアクリル酸エステル、メタクリル酸又はアクリル酸等から選ばれる単量体を共重合成分として添加したり、スチレン-ブタジエンゴム又はメタクリル酸メチル-ブタジエンゴム等のゴム成分をグラフト共重合、ブロック共重合若しくはブレンドして、柔軟性や熱成形性を改善してなる樹脂等を好適に使用することができる。
また、熱による光沢変化(耐熱性)の観点から、透明樹脂層13には、アクリル系樹脂とフッ素樹脂とが共押出し法にて積層されての最表層側にフッ素樹脂が配置された透明フッ素アクリル共押出しフィルムを用いてもよい。
フッ素樹脂と透明アクリル樹脂との厚さの比率は、物性(耐熱性等)やコストを考慮した場合、フッ素樹脂:透明アクリル樹脂=5:43~47が好ましい。特に、フッ素樹脂:透明アクリル樹脂=5:44~46がより好ましい。なお、透明樹脂層15は、透明樹脂層15の裏面15b側に配置されているシート等を透視可能な程度の透明性を有するものが好ましい。例えば、無色透明、有色透明、半透明とする。
(表面保護層)
表面保護層14は、透明樹脂層13上、すなわち透明樹脂層13の表面13a側に形成される層である。表面保護層14は、化粧シート10に耐候性、耐傷性、耐汚染性、意匠性などの機能を付与するために設けられた層である。表面保護層14は、絵柄模様層12の絵柄を透視可能な程度に透明または半透明な材料(樹脂)で形成されている。本実施形態において、表面保護層14の材料として、ウレタン系樹脂を用いる。つまり、本実施形態に係る化粧シート10において、表面保護層14はウレタン系樹脂組成物で形成されている。
本実施形態に係る化粧シート10は、用途の一例として、建物外装や準外装の床や扉、窓枠等の表面化粧材が想定されており、洗剤や薬品を用いて外装や準外装の表面を洗浄した際に物性の変化を抑制して、意匠性を維持することが求められる。例えば、洗剤や薬剤にはアルコール等の溶剤が含まれているが、従来の化粧シートにおいて表面に用いられたアクリルフィルムは耐溶剤性が十分でなく、当該溶剤によって化粧シートの表面の物性(例えば艶性)が変化し、意匠性が低減する場合があった。
そこで、本実施形態では、化粧シート10の表面に耐溶剤性を付与した表面保護層14を設けることにより、化粧シート表面における物性の変化を抑制することを実現している。具体的には、本実施形態に係る化粧シート10は、アクリル系樹脂で形成された透明樹脂層13上に、耐溶剤性に優れたウレタン系樹脂組成物で形成された表面保護層14を備えている。これにより、化粧シート10には洗剤や薬品への優れた耐性が付与されて表面の物性変化を抑制することができ、且つ意匠性を維持することができる。
〔ウレタン系樹脂〕
表面保護層14を形成するウレタン系樹脂組成物としては、例えば、ポリオールとイソシアネートとの反応物を用いることができる。具体的には、ポリオールを主体とし、イソシアネートを架橋剤(硬化剤)とするウレタン系樹脂を用いることができる。表面保護層14の樹脂材料となるウレタン系樹脂の硬化法については1液タイプ、2液タイプ、電離放射線(例えば紫外線)硬化法、熱硬化法、光硬化型など適宜選択して行うことができる。例えば、表面保護層14に2液硬化型ウレタン樹脂を用いることで、追従性、耐擦傷性等も向上することができる。
上述のウレタン系樹脂の主剤となるポリオールとしては、例えば、分子中に2個以上の水酸基を有するものを用いることが可能である。したがって、ポリオールとしては、例えば、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、アクリルポリオール、ポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオール、ポリカーボネートポリオール、ポリウレタンポリオールを用いることが可能である。
本実施形態においては、ウレタン系樹脂組成物の主剤として、ポリオールのうちアクリルポリオール化合物を採用することが好ましい。つまり、本実施形態に係る化粧シート10において、表面保護層14を形成するウレタン系樹脂は、アクリルポリオールとイソシアネートとの反応物であることが好ましい。これにより、表面保護層14における耐溶剤性がさらに向上し、化粧シート10において洗剤や薬品への耐性をより向上することができる。
より詳細には、化粧シート10における洗剤や薬品への耐性を向上する観点から、表面保護層14を形成するウレタン系樹脂には、疎水性モノマーを用いたアクリルポリオールを用いることが好ましい。疎水性モノマーとしては、例えば、側鎖にアルキル基等の脂肪族炭化水素を有するモノマーを用いることができる。
また、イソシアネートとしては、分子中に2個以上のイソシアネート基を有する多価イソシアネートを用いることが可能である。したがって、イソシアネートとしては、例えば、芳香族イソシアネート、または、脂肪族や脂環式イソシアネートを用いることが可能である。
芳香族イソシアネートとしては、例えば、2,4-トリレンジイソシアネート、キシレンジイソシアネート、4,4′-ジフェニルメタンジイソシアネート等を用いることが可能である。脂肪族や脂環式イソシアネートとしては、例えば、1,6-ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、水素添加トリレンジイソシアネート、水素添加ジフェニルメタンジイソシアネート等を用いることが可能である。
本実施形態に係る化粧シート10において、透明樹脂層13上における表面保護層14の塗布量は、0.5g/mを超過し11g/m以下の範囲内であることが好ましい。つまり、本実施形態において当該範囲内のウレタン系樹脂を透明樹脂層13上塗布して表面保護層14とすることが好ましい。表面保護層14の塗布量が0.5g/m未満の場合、洗浄に用いる洗剤や薬剤が含有する溶剤による化粧シート10の表面の物性変化が十分に抑制できず、ツヤの変化(低減)等によって意匠性が低下し得る。また、表面保護層14の塗布量が11g/mを超えると、濁り等により透明性が低減して化粧シート10の表面が白く見える場合があり、これによって絵柄模様層12の視認性も低減する。つまり、意匠性が低下し得る。表面保護層14の塗布量を上記範囲内とすることで、化粧シート10において洗剤や薬品への耐性をより確実に向上し、且つ意匠性を維持することができる。
〔紫外線吸収剤〕
また、本実施形態において表面保護層14に紫外線吸収剤を含有することが好ましい。より具体的には、表面保護層14は、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤又はトリアジン系紫外線吸収剤のうち少なくとも一方の紫外線吸収剤を含むことが好ましい。これにより、耐候性をより向上させることができる。また、耐候性が向上することで、表面保護層14の褪色、変色の発生を抑制することができる。
表面保護層14における紫外線吸収剤の添加量は所望の耐候性に応じて添加すればよいが、紫外線吸収剤の経時でのブリードアウト等による表面白濁化を防止する観点では、表面保護層14を構成するウレタン系樹脂組成物100質量部に対して1質量部以上30質量部以下の範囲内であることが好ましく、1質量部以上20質量部以下の範囲内であることがより好ましい。これにより、意匠性を維持しつつ、化粧シート10に優れた耐候性を付与することができる。
(ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤)
「ベンゾトリアゾール系」の紫外線吸収剤としては、例えば、2-(2-ヒドロキシ-5-t-ブチルフェニル)-2H-ベンゾトリアゾール、2-(5-メチル-2-ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2-[2-ヒドロキシ-3,5-ビス(α,α-ジメチルベンジル)フェニル]-2H-ベンゾトリアゾール,2-(3,5-ジ-t-ブチル-2-ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2-(3-t-ブチル-5-メチル-2-ヒドロキシフェニル)-5-クロロベンゾトリアゾール、2-(3,5-ジ-t-ブチル-2-ヒドロキシフェニル)-5-クロロベンゾトリアゾール,2-(3,5-ジ-t-アミル-2-ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール,2-(2’-ヒドロキシ-5’-t-オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール等やこれらの混合物、変性物、重合物、誘導体が挙げられる。
(トリアジン系の紫外線吸収剤)
「トリアジン系」の紫外線吸収剤としては、例えば、2-(4,6-ジフェニル-1,3,5-トリアジン-2-イル)-5-[(ヘキシル)オキシ]-フェノール、2-[4-[(2-ヒドロキシ-3-ドデシルオキシプロピル)オキシ]-2-ヒドロキシフェニル]-4,6-ビス(2,4-ジメチルフェニル)-1,3,5-トリアジン、2-[4-[(2-ヒドロキシ-3-トリデシルオキシプロピル)オキシ]-2-ヒドロキシフェニル]-4,6-ビス(2,4ジメチルフェニル)-1,3,5-トリアジン、2,4-ビス(2,4-ジメチルフェニル)-6-(2-ヒドロキシ-4-イソ-オクチルオキシフェニル)-s-トリアジン等やこれらの混合物、変性物、重合物、誘導体が挙げられる。
(エンボス部)
エンボス部24は、化粧シート10の表面に立体的な意匠感を付与するためのものである。エンボス部24の凹凸模様としては、任意の凹凸形状を用いることができる。例えば、木目導管状、石目状、布目状、抽象柄状、和紙状、スウェード状、皮革状、梨地状、砂目状、ヘアーライン状、平行直線群、或いはこれらの組み合わせ等を用いることができる。エンボス部24の形成方法としては、例えば、原反層11の表面11aに対する表面保護層14の積層前、積層後又は積層と同時に行われる、ダブリングエンボス法、押出ラミネート同時エンボス法等を採用することができる。
(本実施形態の効果)
以上説明したように、本実施形態に係る化粧シート10は、原反層11と、絵柄模様層12と、透明樹脂層13と、表面保護層14と、がこの順に積層されており、原反層11は、ポリ塩化ビニルで形成され、透明樹脂層13は、アクリル系樹脂組成物で形成され、表面保護層14は、ウレタン系樹脂組成物で形成されている。
化粧シート10は、アクリル系樹脂で形成された透明樹脂層13上に、耐溶剤性に優れたウレタン系樹脂組成物で形成された表面保護層14を備えている 。したがって、化粧シート10において、洗浄時に用いられる洗剤や薬剤が含有する溶剤による表面の物性変化(例えばツヤ変化等)を抑制することができる。これにより、洗剤や薬品への耐性に優れ、かつ意匠性を維持可能な化粧シート及び化粧材を提供することができる。
また本実施形態において、表面保護層14の塗布量は、0.5g/mを超過し11g/m以下の範囲内としてもよい。これにより、表面保護層14により確実に耐溶剤性が付与され、洗剤や薬品への耐性が確実に向上し、かつ意匠性を確実に維持可能な化粧シート及び化粧材を提供することができる。
また、本実施形態において、表面保護層14を形成するウレタン系樹脂組成物は、アクリルポリオールとイソシアネートとの反応物であってもよい。これにより、表面保護層14における耐溶剤性がさらに向上し、洗剤や薬品への耐性がさらに確実に向上し、かつ意匠性をより確実に維持可能な化粧シート及び化粧材を提供することができる。
また本実施形態において、表面保護層14は、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤又はトリアジン系紫外線吸収剤のうち少なくとも一方の紫外線吸収剤を含んでいてもよい。これにより、耐候性および洗剤や薬品への耐性に優れ、かつ意匠性を維持可能な化粧シート及び化粧材を提供することができる。
また本実施形態において、表面保護層14における紫外線吸収剤の含有量は、表面保護層14を形成するウレタン系樹脂組成物100質量部に対して1質量部以上30質量部以下であってもよい。これにより、意匠性を維持しつつ、化粧シート10に優れた耐候性を確実に付与することができる。
また本実施形態において、表面保護層14の表面側に、エンボス部が形成されていてもよい。これにより、化粧シート10に優れた意匠性を付与することができる。
<第二実施形態>
本開示の第二実施形態に係る化粧板について、図2を用いて説明する。図2は、本開示の第二実施形態に係る化粧材100の一構成例を説明するための断面図である。
(化粧板)
図2に示すように、本開示の第二実施形態に係る化粧材100は、化粧材用基材である基材9と、基材9に貼り合わされた化粧シート10とを備える。つまり、化粧材100は、上述した化粧シート10の原反層11の他方の面(絵柄模様層12と反対側の面)を、化粧材用基材である基材9に貼り合わせてなる。これにより、洗剤や薬品への耐性に優れ、かつ意匠性を維持可能な化粧材を提供することが可能となる。
具体的には図2に示すように、本実施形態に係る化粧材100は、原反層11の一方の面(表面11a)側に、絵柄模様層12、透明樹脂層13、表面保護層14がこの順に積層されており、原反層11の他方の面(裏面11b)側に、基材9が設けられている。言い換えれば、本実施形態に係る化粧材100において、基材9の一方の面(図2では上側の面)には、化粧シート10が積層されている。なお、化粧材100の構成は、図2に示す例に限定するものではない。例えば、化粧材100の構成を、基材9の一方の面に加え、基材9の他方の面(図2では、下側の面)に積層された化粧シート10を備える構成としてもよい。つまり、化粧材100は、基材9と、基材9の少なくとも一方の面に積層された化粧シート10と、を備えていればよい。
(基材)
化粧材100を構成する基材9としては、南洋材合板、パーティクルボード、中密度繊維板(以後MDF)、日本農林規格に規定される普通合板等の木質系基材が使用可能である。また、木紛添加オレフィン系樹脂からなる基材も使用可能である。基材9の厚さは3mm以上25mm以下程度が好適である。なお基材9は木質系基材に限られず、アルミなどの金属を材料とする金属板であってもよいし、プラスチックなどの樹脂、またはそれらの複合材料であっても良い。また、例えば不燃仕様の鋼板又は建設省告示1400号で定められた不燃材料から構成しても良い。
<第二実施形態の効果>
本実施形態に係る化粧材100は、第一実施形態の効果に加えて以下の効果を有する。
本実施形態に係る化粧材100は、化粧材用基材である基材9と、基材9に貼り合わされた上述の化粧シート10と、を備える。この構成によれば、化粧材100は、洗剤や薬品への耐性に優れ、かつ意匠性を維持可能となる。
[実施例]
以下、実施例及び比較例を示して本開示を詳細に説明するが、本開示は下記例に制限されるものではない。
(実施例1)
着色したポリ塩化ビニル樹脂で形成した原反層(厚さ70μm)に、絵柄インキ(VKNT;東洋インキ(株)製)を用い木目柄をグラビア印刷して絵柄模様層(厚さ3μm)を設けた。さらに、絵柄模様層上に透明アクリル樹脂(三菱レイヨン(株)製「HBS-027」)によるアクリルフィルムを熱ラミネートして透明樹脂層とした。また、アクリルフィルムによる透明樹脂層を形成するのと同時にエンボス加工を行い、凹凸模様を形成した。凹凸模様を形成した透明樹脂層の表面に耐溶剤性を有するコート剤を塗布して、表面保護層を形成した。表面保護層の塗布量は、0.6g/mとした。
ここで、表面保護層を形成するコート剤の詳細を説明する。本実施例では、耐溶剤性を有するコート剤として、トリアジン系紫外線吸収剤を添加したウレタン系樹脂を用いた。当該紫外線吸収剤の添加量は、ウレタン系樹脂組成物100質量部に対して9質量部とした。ウレタン系樹脂としては、疎水性モノマーを用いたアクリルポリオール(後述する表1でポリオール(A)と表記)とイソシアネートとの反応物であるウレタン系樹脂を用いた。組成としてはメチルメタクリレート/2ヒドロキシエチルメタクリレート=95/5 共重合体となっており、樹脂組成物100質量部に対して90質量部含有されている。これにより、実施例1による化粧シートを得た。
(実施例2)
表面保護層の塗布量を1g/mとした。それ以外は実施例1と同様にして、実施例2による化粧シートを得た。
(実施例3)
表面保護層の塗布量を2g/mとした。それ以外は実施例1と同様にして、実施例3による化粧シートを得た。
(実施例4)
表面保護層の塗布量を5g/mとした。それ以外は実施例1と同様にして、実施例4による化粧シートを得た。
(実施例5)
表面保護層の塗布量を10g/mとした。それ以外は実施例1と同様にして、実施例5による化粧シートを得た。
(実施例6)
表面保護層の塗布量を11g/mとした。それ以外は実施例1と同様にして、実施例6による化粧シートを得た。
(実施例7)
表面保護層に添加する紫外線吸収剤をベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤に変更した。それ以外は実施例2と同様にして、実施例7による化粧シートを得た。
(実施例8)
表面保護層に紫外線吸収剤を添加しなかった。それ以外は実施例2と同様にして、実施例8による化粧シートを得た。
(実施例9)
表面保護層を形成するウレタン系樹脂が含有するアクリルポリオールを、疎水性モノマーを用いないアクリルポリオール(表1のポリオール(B))とした。それ以外は実施例1と同様にして、実施例9の化粧シートを得た。
(実施例10)
表面保護層の塗布量を1g/mとした。それ以外は実施例9と同様にして、実施例10による化粧シートを得た。
(実施例11)
表面保護層の塗布量を2g/mとした。それ以外は実施例9と同様にして、実施例11による化粧シートを得た。
(実施例12)
表面保護層の塗布量を5g/mとした。それ以外は実施例9と同様にして、実施例12による化粧シートを得た。
(実施例13)
表面保護層の塗布量を10g/mとした。それ以外は実施例9と同様にして、実施例13による化粧シートを得た。
(実施例14)
表面保護層の塗布量を11g/mとした。それ以外は実施例9と同様にして、実施例14による化粧シートを得た。
(実施例15)
表面保護層に添加する紫外線吸収剤を実施例1と同様のトリアジン系紫外線吸収剤とした。それ以外は実施例10と同様にして、実施例15による化粧シートを得た。
(実施例16)
表面保護層に紫外線吸収剤を添加しなかった。それ以外は実施例10と同様にして、実施例16による化粧シートを得た。
(比較例1)
透明樹脂層の上に表面保護層を設けなかった。それ以外は実施例1と同様にして、比較例1による化粧シートを得た。
(比較例2)
表面保護層のコート剤として上記トリアジン系紫外線吸収剤を添加したフッ素系樹脂を用いた。それ以外は実施例2と同様にして、比較例2による化粧シートを得た。
(比較例3)
表面保護層の塗布量を0.5g/mとした。それ以外は実施例1と同様にして、比較例3による化粧シートを得た。
(比較例4)
表面保護層の塗布量を12g/mとした。それ以外は実施例1と同様にして、比較例4による化粧シートを得た。
(比較例5)
表面保護層の塗布量を0.5g/mとした。それ以外は実施例9と同様にして、比較例5による化粧シートを得た。
(比較例6)
表面保護層の塗布量を12g/mとした。それ以外は実施例9と同様にして、比較例6による化粧シートを得た。
<評価>
上記実施例及び比較例で得られた化粧シートについて、以下の方法で洗剤及び薬剤への耐性と意匠性と耐候性とを評価した。評価結果を表1に示す。
(耐洗剤試験)
上記実施例及び比較例で得られた化粧シート表面に酸性洗剤、中性洗剤、アルカリ性洗剤のそれぞれを塗布して6時間に拭き取り、化粧シート表面に変化(艶変化)が生じていないかを目視で確認した。
〇:化粧シート表面に変化が見られなかった
△:化粧シート表面に意匠性を低減しない程度のわずかな変化が見られた
×:化粧シート表面に顕著な変化が見られた
なお、評価結果が「〇」、「△」であれば合格とした。
(溶剤ラビング試験)
有機溶剤であるアルコール(エタノール)、石油ベンジン、トルエン、酢酸エチルのそれぞれを浸した布で、上記実施例及び比較例で得られた化粧シートの表面を軽くラビングし、表面における艶変化が生じないかを目視にて確認して耐溶剤性を評価した。
〇:艶変化が生じなかった
△:意匠性を低減しない程度のわずかな艶変化が生じた
×:顕著な艶変化が生じた
なお、評価結果が「〇」、「△」であれば合格とした。
(耐薬品試験)
酸性溶液(10%塩酸)、アルカリ性溶液(10%水酸化ナトリウム)、有機溶剤(石油ベンジン)、オイル(マシン油、灯油)を、上記実施例及び比較例で得られた化粧シートの表面に滴下して2時間後に洗浄し、洗浄前後で表面における差が生じないかを目視にて確認して耐薬品性を評価した。
〇:洗浄前後で差が見られなかった
△:洗浄前後で意匠性が低減しない程度のわずかな差がみられた
×:洗浄前後で顕著な差が見られた
なお、評価結果が「〇」、「△」であれば合格とした。
(意匠性(透明性)試験)
上記実施例及び比較例で得られた化粧シートの表面について、目視で透明性を確認した。
〇:濁りがなく透明であり、絵柄模様層の模様を明確に視認できた
△:わずかな濁りがあるものの透明性があり、絵柄模様層の模様を十分に視認できる
×:濁りで表面が白く見えており、絵柄模様層の模様の視認性が低い
なお、評価結果が「〇」、「△」であれば合格とした。
(耐候性試験)
耐候性試験は、次の通り実施した。
(a)試験機:ダイプラ・メタルウェザー(型式:KU-R5DCI-A ダイプラ
・ウィンテス(株)製)
(b)試験条件:1サイクル=Light(照度70mW/cm2、温度63℃、湿
度50%RH、)20時間+Dew(温度30℃、湿度95%RH)4時間(前後にシャ
ワー30秒)のサイクル試験を実施。
上記(a)試験機及び(b)試験条件で上記実施例及び比較例で得られた化粧シートに耐候性試験を行い、試験実施後の化粧シート表面を目視で確認して耐候性を評価した。
明らかに退色、白濁した場合を「×」とし、わずかに退色、白濁が生じた場合を「△」とし、それ以外(退色、白濁が生じていない場合)を「〇」とした。
上記の各評価結果を、表面保護層の組成とともに表1に示す。なお、表1には上記5試験の結果に基づく総合評価を記載した。総合評価では、5試験の結果全てが「〇」の場合を「〇」、5試験の結果に一つでも「×」があれば「×」、そのほかは「△」とした。なお、総合評価結果が「〇」、「△」であれば合格とした。
Figure 2024032278000002
表1中に表されるように、実施例1から16の評価結果から、透明樹脂層上にウレタン系樹脂による表面保護層が形成されている場合には、比較例1、2のように透明樹脂層上にウレタン系樹脂による表面保護層が形成されていない場合と比べて、耐洗剤・薬品性に優れ、意匠性が維持されることが分かった。つまり、実施例1から16による化粧シートは、洗剤や薬品への耐性に優れ、かつ意匠性を維持可能であることが分かった。
また、実施例1-16および比較例3-6の評価結果から、表面保護層の塗布量が0.5g/mを超過し11g/m以下の範囲内である場合には、塗布量が0.5g/m以下である比較例3、5と比較して耐洗剤・薬品性に優れ、さらに塗布量が12g/m以上である比較例4、6と比較して意匠性に優れていることが分かった。
また、実施例1-16の結果から、透明樹脂層上にウレタン系樹脂による表面保護層が形成されている場合には耐候性も合格(「△」以上)であり、また、紫外線吸収剤を含有する場合(実施例1-7、9-15)にはさらに耐候性が良好(「〇」)となることが分かった。
なお、比較例3、5は表面保護層の塗布量が少ない(0.5g/m以下である)ことから、紫外線吸収剤を含有しているものの耐候性が「△」であった。
なお、本開示の化粧シート及び化粧材は、上記の実施形態及び実施例に限定されるものではなく、発明の特徴を損なわない範囲において種々の変更が可能である。
また、例えば、本開示は以下のような構成を取ることができる。
(1)
原反層と、絵柄模様層と、透明樹脂層と、表面保護層と、がこの順に積層されており、
前記原反層は、ポリ塩化ビニルで形成され、
前記透明樹脂層は、アクリル系樹脂組成物で形成され、
前記表面保護層は、ウレタン系樹脂組成物で形成されていること
を特徴とする化粧シート。
(2)
前記表面保護層の塗布量は、0.5g/mを超過し11g/m未満以下の範囲内である
ことを特徴とする上記(1)に記載の化粧シート。
(3)
前記ウレタン系樹脂組成物は、アクリルポリオールとイソシアネートとの反応物である
ことを特徴とする上記(1)又は(2)に記載の化粧シート。
(4)
前記表面保護層は、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤又はトリアジン系紫外線吸収剤のうち少なくとも一方の紫外線吸収剤を含む
ことを特徴とする上記(1)から(3)のいずれか1項に記載の化粧シート。
(5)
前記表面保護層における前記紫外線吸収剤の含有量は、前記ウレタン系樹脂組成物100質量部に対して1質量部以上30質量部以下である
ことを特徴する上記(4)に記載の化粧シート。
(6)
前記表面保護層の表面側に、エンボス部が形成されている
ことを特徴とする上記(1)から(5)のいずれか1項に記載の化粧シート。
(7)
化粧材用基材と、
前記化粧材用基材に貼り合わされた上記(1)から(6)のいずれか1項に記載の化粧シートと、
を備えることを特徴とする化粧材。
本開示は、建物外装や建築準外装すなわち玄関ドア、同枠材、窓枠及び出窓カウンター等の表面化粧材などに好適な技術である。
9 基材
10 化粧シート
11 原反層
12 絵柄模様層
13 透明樹脂層
14 表面保護層
24 エンボス部
100 化粧材

Claims (7)

  1. 原反層と、絵柄模様層と、透明樹脂層と、表面保護層と、がこの順に積層されており、
    前記原反層は、ポリ塩化ビニルで形成され、
    前記透明樹脂層は、アクリル系樹脂組成物で形成され、
    前記表面保護層は、ウレタン系樹脂組成物で形成されていること
    を特徴とする化粧シート。
  2. 前記表面保護層の塗布量は、0.5g/mを超過し11g/m以下の範囲内である
    ことを特徴とする請求項1に記載の化粧シート。
  3. 前記ウレタン系樹脂組成物は、アクリルポリオールとイソシアネートとの反応物である
    ことを特徴とする請求項2に記載の化粧シート。
  4. 前記表面保護層は、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤又はトリアジン系紫外線吸収剤のうち少なくとも一方の紫外線吸収剤を含む
    ことを特徴とする請求項3に記載の化粧シート。
  5. 前記表面保護層における前記紫外線吸収剤の含有量は、前記ウレタン系樹脂組成物100質量部に対して1質量部以上30質量部以下である
    ことを特徴する請求項4に記載の化粧シート。
  6. 前記表面保護層の表面側に、エンボス部が形成されている
    ことを特徴とする請求項5に記載の化粧シート。
  7. 化粧材用基材と、
    前記化粧材用基材に貼り合わされた請求項1から6のいずれか1項に記載の化粧シートと、
    を備えることを特徴とする化粧材。
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