JP2024032194A - 光検出素子及び電子機器 - Google Patents

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Ryosuke Nakamura
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Abstract

【課題】レイアウト効率を向上させる。【解決手段】光検出素子は、平面方向に配置された複数の画素と、複数の画素のうちの隣り合う画素どうしを分離するように、隣り合う画素どうしの間を平面方向と交差する方向に延在する分離部と、を備え、複数の画素それぞれは、光電変換素子と、複数のトランジスタと、を含み、平面視したときに、隣り合う画素それぞれの複数のトランジスタのうちの特定のトランジスタのゲート電極どうしは、分離部を挟んで互いに反対側に配置されるとともに、分離部を超えて互いに接続される。【選択図】図4

Description

本開示は、光検出素子及び電子機器に関する。
例えば特許文献1は、隣り合う画素どうしを分離する分離部を備える撮像装置を開示する。
特開2020-194912号公報
分離部が存在する分だけ、画素内の光電変換素子やトランンジスタの配置が制限され、レイアウト効率が低下する。
本開示の一側面は、レイアウト効率を向上させる。
本開示の一側面に係る光検出素子は、平面方向に配置された複数の画素と、複数の画素のうちの隣り合う画素どうしを分離するように、隣り合う画素どうしの間を平面方向と交差する方向に延在する分離部と、を備え、複数の画素それぞれは、光電変換素子と、複数のトランジスタと、を含み、平面視したときに、隣り合う画素それぞれの複数のトランジスタのうちの特定のトランジスタのゲート電極どうしは、分離部を挟んで互いに反対側に配置されるとともに、分離部を超えて互いに接続される。
本開示の一側面に係る電子機器は、光検出素子を備え、光検出素子は、平面方向に配置された複数の画素と、複数の画素のうちの隣り合う画素どうしを分離するように、隣り合う画素どうしの間を平面方向と交差する方向に延在する分離部と、を含み、複数の画素それぞれは、光電変換素子と、複数のトランジスタと、を含み、平面視したときに、隣り合う画素それぞれの複数のトランジスタのうちの特定のトランジスタのゲート電極どうしは、分離部を挟んで互いに反対側に配置されるとともに、分離部を超えて互いに接続される。
実施形態に係る光検出素子を含む電子機器の概略構成の例を示す図である。 画素の概略構成の例を示す回路図である。 画素の動作の例を示す図である。 光検出素子の第1の構成例を示す図である。 光検出素子の第1の構成例を示す図である。 光検出素子の第1の構成例を示す図である。 光検出素子の第2の構成例を示す図である。 光検出素子の第2の構成例を示す図である。 光検出素子の第3の構成例を示す図である。 光検出素子の第3の構成例を示す図である。 光検出素子の第4の構成例を示す図である。 光検出素子の第4の構成例を示す図である。 光検出素子の第5の構成例を示す図である。 光検出素子の第5の構成例を示す図である。 光検出素子の第6の構成例を示す図である。 光検出素子の第6の構成例を示す図である。 光検出素子の第7の構成例を示す図である。 光検出素子の第7の構成例を示す図である。 車両制御システムの概略的な構成の一例を示すブロック図である。 車外情報検出部及び撮像部の設置位置の一例を示す説明図である。
以下に、本開示の実施形態について図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の各実施形態において、同一の要素には同一の符号を付することにより重複する説明を省略する。
以下に示す項目順序に従って本開示を説明する。
0.序
1.実施形態
1.1 第1構成例
1.2 第2構成例
1.3 第3構成例
1.4 第4構成例
1.5 第5構成例
1.6 第6構成例
1.7 第7構成例
2.効果の例
3.移動体への応用例
0.序
光検出素子を含む装置や電子機器として、CMOSイメージセンサ(CMOS型の固体撮像装置)等が知られている。CMOSのプロセスに付随した微細化技術により、画素ごとに増幅機能をもつアクティブ型の構造を容易に作ることができる。また、画素アレイ部の各画素から出力される信号を処理する信号処理回路等の周辺回路部を、画素アレイ部と同一チップ(基板)上に集積することができる。CMOSイメージセンサに関する多くの技術が提案されている。
例えば、ダイナミックレンジを拡大するための各種の技術が提案されている。LOFIC(Lateral Overflow Integration Capacitor)等とも称される技術では、画素内にキャパシタを設けて取り扱い電荷量を直接増大させている。また、受光感度の異なる大小の光電変換素子を1つの画素に含める技術もある。特許文献1に示されるような、全画素同時に露光を開始し、全画素同時に露光を終了するグローバルシャッタ方式の技術も知られている。技術の高度化に伴い、画素アーキテクチャが複雑化し、画素内のトランジスタ等の素子数も増えてきている。
近年は、画素間の素子分離のために、DTI(Deep Trench Isolation)のような深堀の絶縁体を分離部として設けられることがある。画素を囲む分離部が存在する分だけ、光電変換素子やトランンジスッタの配置が制限され、レイアウト効率が低下する。ゲート電極は、ショートリスクを回避するために、分離部から離間して配置される。その分、トランジスタのサイズが小さくなる等して、飽和信号量の低下、転送不具合等が生じうる。このような問題は、画素の微細化、高機能化に伴うトランジスタ等の素子数の増加によりさらに顕在化する。
上述のような課題の少なくとも一部が、開示される技術によって対処される。隣り合う画素それぞれの素子が、分離部を挟んで例えば対称に配置される。隣り合う画素それぞれのトランジスタのうち、分離部の近くに位置するトランジスタどうしが、ゲート電極を共有する。その分、無駄なスペースがなくなり、レイアウト効率が向上する。
1.実施形態
図1は、実施形態に係る光検出素子を含む電子機器の概略構成の例を示す図である。例示される電子機器100は、CMOSイメージセンサであり、画素アレイ部1と、周辺部とを含む。これらの要素は、例えばシリコン等の半導体基板上に形成される。周辺部として、図1には、垂直駆動部5、カラム信号処理部6、水平駆動部7、信号処理部8及びシステム制御部9が例示される。
図1には、画素アレイ部1に対するXYZ座標系も示される。X軸方向を、水平方向(横方向)等とも称する。Y軸方向を、垂直方向(縦方向)等とも称する。Z軸方向は、XY平面方向と直交する方向であり、例えば半導体基板の厚さ方向に相当する。
画素アレイ部1は、複数の画素2を含む。複数の画素2は、X軸方向及びY軸方向に、2次元状に配置される。各画素2は、受光光量に応じた電圧信号を生成して出力する。この信号を、画素信号とも称する。
複数の画素2の少なくとも一部の画素2が、光検出素子3を構成する。光検出素子3は、複数の画素2のうち、少なくとも、隣り合う2つの画素を含む。矛盾の無い範囲において、光検出素子3及び複数の画素2は適宜読み替えられてよい。
垂直駆動部5は、画素アレイ部1の複数の画素2を、例えばすべて同時に或いは画素行ごとに駆動する。駆動は、画素信号を読み出すために複数の画素2を行単位で選択走査等を含む。選択走査された画素2の画素信号は、カラム信号処理部6に送られる。
垂直駆動部5は、例えば画素行ごとに、複数の制御線HLを介して、画素アレイ部1に接続される。各制御線HLは、行方向に延在し、対応する画素行のそれぞれの画素2と、垂直駆動部5とを接続する。垂直駆動部5は、例えば、シフトレジスタ、アドレスデコーダ等を含んで構成される。
なお、本開示において、接続されるとは、電気的に接続される意味に解されてよい。電気的に接続されるとは、接続される要素どうしの機能を妨げない範囲において、間に他の要素が介在して接続されることを含んでよい。
カラム信号処理部6は、画素列ごとに、垂直駆動部5によって選択された行の各画素2からの画素信号を処理する。例えば、カラム信号処理部6は、画素列に対応する複数の単位回路を含む。カラム信号処理部6による処理は、ノイズ除去処理、CDS(Correlated Double Sampling:相関二重サンプリング)処理、DDS(Double Data Sampling)処理、アナログ画素信号のA/D(Analog/Digital)変換処理等を含む。画素信号がディジタル化され、信号処理部8に送られる。
カラム信号処理部6は、複数の信号線VLを介して、画素アレイ部1に接続される。各信号線VLは、列方向に延在し、対応する画素列のそれぞれの画素2と、カラム信号処理部6とを接続する。カラム信号処理部6は、例えば、シフトレジスタ、アドレスデコーダ等を含んで構成される。
水平駆動部7は、カラム信号処理部6の単位回路を順番に選択する。この水平駆動部7による選択走査により、カラム信号処理部6によって処理された画素列ごとの画素信号が、信号処理部8に順番に出力される。水平駆動部7は、例えば、シフトレジスタ、アドレスデコーダ等を含んで構成される。
信号処理部8は、カラム信号処理部6からの画素信号を処理し、それらに基づく画像信号を生成して出力する。なお、処理の最に必要なデータ等は、例えば図示しない記憶部に一時的に記憶され得る。
システム制御部9は、垂直駆動部5、カラム信号処理部6及び水平駆動部7を制御する。例えば、システム制御部9は、各種のタイミング信号を生成し、対応する部分に供給するように、タイミングジェネレータ等を含んで構成される。
画素アレイ部1の画素2について、図2も参照して説明する。
図2は、画素の概略構成の例を示す回路図である。この例では、画素2は、光電変換素子PDと、フローティングディフュージョンFDと、キャパシタFCと、複数のトランジスタとを含む。複数のトランジスタとして、トランジスタTGL、トランジスタFDG、トランジスタFCG、トランジスタOFG、トランジスタRST、トランジスタAMP及びトランジスタSELが例示される。
例示されるトランジスタは、FETであり、電流端子であるドレイン及びソース、並びに、制御端子であるゲート電極を有する。とくに説明がある場合を除き、トランジスタが2つの要素どうしの間に接続されることは、一方の要素にトランジスタの一方の電流端子(ドレイン又はソース)が接続され、他方の要素にトランジスタの他方の電流端子が接続されることを意味するものとする。
トランジスタTGLのゲート電極を、ゲート電極TGLGと称し図示する。トランジスタFDGのゲート電極を、ゲート電極FDGGと称し図示する。トランジスタFCGのゲート電極を、ゲート電極FCGGと称し図示する。トランジスタOFGのゲート電極を、ゲート電極OFGGと称し図示する。トランジスタRSTのゲート電極を、ゲート電極RSTGと称し図示する。トランジスタAMPのゲート電極を、ゲート電極AMPGと称し図示する。トランジスタSELのゲート電極を、ゲート電極SELGと称し図示する。なお、トランジスタAMPのゲートは、フローティングディフュージョンFDに接続される。
1つの画素2に接続される複数の制御線HLのうち、トランジスタTGLのゲート電極TGLGに接続される制御線HLを、制御線HL_TGLと称し図示する。トランジスタFDGのゲート電極FDGGに接続される制御線HLを、制御線HL_FDGと称し図示する。トランジスタFCGのゲート電極FCGGに接続される制御線HLを、制御線HL_FCGと称し図示する。トランジスタOFGのゲート電極OFGGに接続される制御線HLを、制御線HL_OFGと称し図示する。トランジスタRSTのゲート電極RSTGに接続される制御線HLを、制御線HL_RSTと称し図示する。トランジスタSELのゲート電極SELGに接続される制御線HLを、制御線HL_SELと称し図示する。各トランジスタのオンオフ(導通状態非導状態)は、対応する制御線HLからの制御信号によって制御される。
光電変換素子PDは、受光光量に応じた電荷を生成し蓄積する。光電変換素子PDの例は、フォトダイオード等である。
トランジスタTGLは、光電変換素子PDの電荷をフローティングディフュージョンFDに転送するための転送トランジスタである。トランジスタTGLは、光電変換素子PDと、フローティングディフュージョンFDとの間に接続される。
フローティングディフュージョンFDは、転送トランジスタTGLを介して転送された光電変換素子PDからの電荷を蓄積して電圧に変換する。蓄積された電荷量に応じた電圧が生成される。フローティングディフュージョンFDは、少なくともトランジスタTGL、トランジスタAMP及びトランジスタFDGの間に浮遊拡散容量を有するように形成される。
トランジスタFDGは、フローティングディフュージョンFDにおける電荷から電圧への変換効率を切り替える変換効率切替トランジスタである。トランジスタFDGは、フローティングディフュージョンFDと、トランジスタRST及びトランジスタFCGとの間に接続される。トランジスタFDGがオンになると、フローティングディフュージョンFDの領域がFDGを挟んでフローティングディフュージョンFDとは反対側の領域まで広がり、その分、フローティングディフュージョンFDの容量が増加する。フローティングディフュージョンFDの容量が増加すると、その分、蓄積電荷量変化に対する電圧変化が緩やかになり、変換効率が低くなる。反対に、トランジスタFDGをオフにすると、フローティングディフュージョンFDの容量が減少し、その分、変換効率が高くなる。
トランジスタFCGは、キャパシタFCをフローティングディフュージョンFDに接続するための容量接続トランジスタである。トランジスタFCGは、トランジスタFDG及びトランジスタRSTと、キャパシタFC及びトランジスタOFGとの間に接続される。
トランジスタOFGは、光電変換素子PDから溢れた電荷をキャパシタFCに転送するためのオーバーフロートランジスタ(オーバーフローゲート)である。トランジスタOFGは、光電変換素子PDと、キャパシタFC及びトランジスタFCGとの間に接続される。
キャパシタFCは、光電変換素子PDから溢れた電荷を蓄積するために用いられる。キャパシタFCは、電源電圧FCVDD(のノード)と、トランジスタOFG及びトランジスタFCGとの間に接続される。キャパシタFCは、例えばMIM(Metal-Insulator-Metal)構造を有し、その場合のキャパシタFCはMIMキャパシタである。
トランジスタRSTは、フローティングディフュージョンFDに蓄積された電荷を排出するためのリセットトランジスタである。トランジスタRSTは、電源電圧VDD(のノード)と、トランジスタFDG及びトランジスタFCGとの間に接続される。
トランジスタAMPは、フローティングディフュージョンFDの電圧に応じた電圧信号を出力するアンプトランジスタである。トランジスタAMPは、電源電圧VDDと、トランジスタSELとの間に接続される。トランジスタAMPが出力する電圧信号が、画素信号に相当し得る。
トランジスタSELは、トランジスタAMPが出力する電圧信号を、選択的に信号線VLに出力するための選択トランジスタである。トランジスタSELは、トランジスタAMPと、信号線VLとの間に接続される。
上記の構成を備える画素2の動作の一例について、図3を参照して説明する。
図3は、画素の動作の例を示す図である。画素信号を読み出すときのタイミングチャートの一例が示される。電源電圧FCVDDは、2.4V及び3.3Vのいずれかに制御される。電源電圧FCVDDは一定でもよいが、電源電圧FCVDDが低い方が暗電流を抑制できる可能性が高まるので、この例では、後述のLOFIC期間以降にのみ電源電圧FCVDDが3.3Vに制御される。各ゲート電極(ゲート電極SELG等)は、対応するトランジスタをオフにするロー電圧及びトランジスタをオンにするハイ電圧のいずれかに制御される。
時刻t1~時刻t3は、フローティングディフュージョンFDをリセットしたときの画素信号(リセット電圧信号)を読み出す期間である。この期間を、P相(Precharge相)期間とも称する。ゲート電極SELGハイ電圧に維持される。ゲート電極RSTG及びゲート電極FDGGがハイ電圧になり、フローティングディフュージョンFDがリセットされる。時刻t1~時刻t2は、変換効率が低い期間(変換効率L)であり、ゲート電極FDGGがハイ電圧、すなわちトランジスタFDGがオンになる。フローティングディフュージョンFDの容量が拡大された状態での画素信号が、信号線VLを介してカラム信号処理部6に送られる。時刻t2~時刻t3は、変換効率が高い期間(変換効率H)であり、ゲート電極FDGGがロー電圧になり、トランジスタFDGがオフになる。フローティングディフュージョンFDの容量が拡大されていない状態での画素信号が、信号線VLを介してカラム信号処理部6に送られる。
時刻t3~時刻t5は、光電変換素子PDに蓄積された電荷に応じた画素信号を読み出す期間である。この期間を、D相(Data相)期間とも称する。時刻t3~時刻t4は、変換効率が高い期間(変換効率H)であり、ゲート電極FDGGがロー電圧に維持された状態で、ゲート電極TGLGがハイ電圧になる。光電変換素子PDに蓄積された電荷がフローティングディフュージョンFDに転送され、画素信号が、信号線VLを介してカラム信号処理部6に送られる。時刻t4~時刻t5は、変換効率が低い期間(変換効率L)であり、ゲート電極FDGGがハイ電圧に維持された状態で、ゲート電極TGLGがハイ電圧になる。光電変換素子PDに蓄積された電荷がフローティングディフュージョンFDに転送され、画素信号が、信号線VLを介してカラム信号処理部6に送られる。
先に述べたカラム信号処理部6のCDS処理により、P相期間に読み出された画素信号と、D相期間に読み出された画素信号とに基づいて、リセットノイズ等が除去される。
時刻t5~時刻t7は、キャパシタFCも用いて画素信号を読み出す期間である。この期間を、LOFIC(Lateral Overflow Integration Cpacitor)期間とも称する。ゲート電極FDGGがハイ電圧に維持された状態で、ゲート電極FCGGもハイ電圧になる。トランジスタFDGだけでなく、トランジスタFCGもオンになる。キャパシタFCがフローティングディフュージョンFDに接続された状態で、画素信号が、信号線VLを介してカラム信号処理部6に送られる。時刻t5~時刻t6は、D相期間であり、時刻t6~時刻t7は、P相期間である。P相期間のはじめに、ゲート電極RSTGがハイ電圧になり、フローティングディフュージョンFDがリセットされる。LOFIC期間の画素信号に対しては、例えば先に述べたカラム信号処理部6のDDS処理が実行される。
なお、図3に示される例では、時刻t7以降の短期間が、DOL(Digital Overlap)期間として設けられる。その期間だけゲート電極SELGの電圧がハイ電圧に維持され、画素信号が信号線VLを介して取り出される。受光光量が極端に多い場合等にも対応することができる。
例えば以上で説明したように各種のトランジスタのゲート電極の電圧を制御することで、複数の画素2が動作する。
本実施形態では、いくつかのゲート電極を共通化することで、レイアウト効率の向上が図られる。具体的な構成のいくつかの例について、図4以降を参照して説明する。
1.1 第1構成例
図4~図6は、光検出素子の第1の構成例を示す図である。X軸方向に並んで配置された3つの画素2が例示される。図4には、各電極の平面レイアウトが模式的に示される。図5には、図4のV-V線に沿ったみたときの断面が模式的に示される。図6には、図4のVI-VI線に沿ってみたときの断面が模式的に示される。なお、以降の説明において、平面視とは、光検出素子3すなわち複数の画素2を平面視する(Z軸方向にみる)ことを意味する。
光検出素子3は、分離部4を含む。分離部4は、隣り合う画素2どうしを分離する。分離部4による分離は、電気的な分離及び光学的な分離の少なくとも一方を含む。この例では、分離部4は、平面視したときに(Z軸方向にみたときに)各画素2を囲むように設けられる。分離部4は、隣り合う画素2どうしの間を、XY平面方向と交差する方向、この例ではZ軸方向に延在する。分離部4は、隣り合う画素2を仕切る壁部ともいえる。1つの画素2の各要素、例えば先に説明した光電変換素子PD、フローティングディフュージョンFD、各種のトランジスタ及びキャパシタFC等は、分離部4よって仕切られた1つの領域内に形成される。
分離部4は、例えば、酸化シリコン(SiO2)、酸化タンタル(Ta2O5)、酸化ハフニウム(HfO2)、酸化アルミニウム(Al2O3)等の絶縁体の単層膜又は多層膜で形成されてよい。分離部4は、酸化タンタル、酸化ハフニウム、酸化アルミニウム等の絶縁体の単層膜あるいは多層膜と、酸化シリコン膜との積層体で形成されてもよい。分離部4は、その内部に空隙を有してもよい。分離部4は、例えばタンタル(Ta)、アルミニウム(Al)、銀(Ag)、金(Au)、銅(Cu)等の遮光性の高い金属により形成されてもよい。分離部4の材料として、ポリシリコン(Polycrystalline Silicon)が用いられてもよい。
本実施形態では、平面視したときに、隣り合う画素2それぞれの複数のトランジスタのうちの特定のトランジスタのゲート電極どうしが、分離部4を挟んで互いに反対側に配置されるとともに、分離部4を超えて互いに接続される。具体的に、図4に示される例では、トランジスタFDGのゲート電極FDGG、トランジスタRSTのゲート電極RSTG、及び、トランジスタSELのゲート電極SELGが、特定のトランジスタのゲート電極である。このような特定のトランジスタのゲートは、例えばX軸方向(水平方向)に延在する金属配線で接続されるので、分離部4を超えて互いに接続することができる。
特定のトランジスタ以外のトランジスタのゲート電極は、隣り合う画素2それぞれの特定のトランジスタのゲート電極どうしの間の領域以外の領域に配置される。具体的に、図4に示される例では、トランジスタTGLのゲート電極TGLG、トランジスタFCGのゲート電極FCGG、トランジスタOFGのゲート電極OFGG、及び、トランジスタAMPのゲート電極AMPGが、特定のトランジスタ以外のトランジスタのゲート電極である。これらのゲート電極TGLG、ゲート電極FCGG、ゲート電極OFGG及びゲート電極AMPGは、隣り合う画素2それぞれのゲート電極FDGGどうしの間の領域以外、ゲート電極RSTGどうしの間の領域以外、且つ、ゲート電極SELGどうしの間の領域以外の領域に配置される。
また、図4に示される例では、隣り合う画素2それぞれの各トランジスタのゲート電極は、いずれも分離部4を挟んで互いに対称に配置される。この配置は、X軸方向におけるミラー配置(Y軸を挟んだミラー配置)ともいえる。レイアウト設計の容易化等が可能になる。ゲート電極だけでなく、トランジスタ自体、さらには他の回路の素子も、対称配置されてよい。なお、図示されない他のパターン、例えばグラウンド用のパターン等も設けられてよい。
図5には、分離部4を越えるゲート電極FDGG及びゲート電極SELGを含む部分の断面が模式的に示される。分離部4及びゲート電極以外の要素の図示は省略される。他の断面図においても同様である。
ゲート電極FDGGは、第1の部分P1と、第2の部分P2と、第3の部分P3とを含む。ゲート電極FDGGの第1の部分P1は、X軸方向に隣り合う画素2のうちの一方の画素(この例では、X軸負方向側の画素2)に位置する部分である。第2の部分P2は、他方の画素(この例では、X軸正方向側の画素2)に位置する部分である。第3の部分P3は、分離部4上に位置し、第1の部分P1と第2の部分P2との間に接続される部分である。
ゲート電極SELGの各部分も、第1の部分P1、第2の部分P2及び第3の部分P3と称し図示する。これらは上述のゲート電極FDGGの対応する部分と同様である。
図6には、ゲート電極RSTGを含む部分の断面が模式的に示される。ゲート電極RSTの各部分も、第1の部分P1、第2の部分P2及び第3の部分P3と称し図示する。これらも上述のゲート電極FDGGの対応する部分と同様である。
以上で説明した構成を備える光検出素子3によれば、隣り合う画素2どうしの間で共有化される特定のトランジスタのゲート電極は、光検出素子3から離間して配置する必要が無い。その分、レイアウト効率を向上させることができる。例えば、ゲート電極の面積を大きくすることで、動作を安定化させたり、転送性能を向上させたりすることができる。信号の飽和を抑制することもできる。光検出素子3を含む電子機器100においては、小型化、高性能化等のメリットが得られる。
1.2 第2構成例
図7及び図8は、光検出素子の第2の構成例を示す図である。ベイヤー配列に配置されたいくつかの画素2が例示される。この例では、1行飛ばしで同じ色(RED、GREEN等)に対応する画素2の画素信号が一緒に読み出されるものとする。図7には、各電極の平面レイアウトが模式的に示される。図8には、図7のVIII-VIII線に沿ってみたときの断面が模式的に示される。
この例では、トランジスタOFGのトランジスタOFGも、特定のトランジスタのゲート電極である。具体的に、Y軸方向に隣り合う画素2それぞれのトランジスタOFGのゲート電極OFGGが、分離部4を挟んで互いに反対側に配置されるとともに、分離部4を超えて互いに接続される。トランジスタTGLのゲート電極TGLG、トランジスタFCGのゲート電極FCGG、及び、トランジスタAMPのゲート電極AMPGが、特定のトランジスタ以外のトランジスタのゲート電極である。これらのゲート電極TGLG、ゲート電極FCGG及びゲート電極AMPGは、隣り合う画素2それぞれのゲート電極FDGGどうしの間の領域以外、ゲート電極RSTGどうしの間の領域以外、ゲート電極SELGどうしの間の領域以外、且つ、ゲート電極OFGGどうしの間の領域以外の領域に配置される。Y軸方向に隣り合う画素2それぞれの各トランジスタのゲート電極は、いずれも分離部4を挟んで互いに対称に配置されてよい(Y軸方向における(X軸を挟んだ)ミラー配置)。
図8には、分離部4を越えるゲート電極OFGGを含む部分の断面が模式的に示される。ゲート電極OFGGの各部分も、第1の部分P1、第2の部分P2及び第3の部分P3と称し図示する。ゲート電極OFGGの第1の部分P1は、Y軸方向に隣り合う画素2のうちの一方の画素(この例では、Y軸負方向側の画素2)に位置する部分である。第2の部分P2は、他方の画素(この例では、Y軸正方向側の画素2)に位置する部分である。第3の部分P3は、分離部4上に位置し、第1の部分P1と第2の部分P2との間に接続される部分である。
上記の構成においては、Y軸方向に隣り合う画素2それぞれのゲート電極OFGGに接続される制御線HL_OFG(図2)も共通化することができる。これにより、2つの画素に対する制御線HL_OFGの本数を、2本から1本に減らすことができる。制御線HLの数を減らすことで、配線レイアウトの自由度が向上する。例えば、RC時定数を改善したり、ダストによる歩留まり低下を低減したりできる可能性も高まる。なお、4画素同色同時読み出しの場合も同様であってよい。
1.3 第3構成例
図9及び図10は、光検出素子の第3の構成例を示す図である。画素配置は先に説明した図7及び図8と同様である。ただし、ここでは、Y軸方向に隣り合う異なる色に対応する画素2の画素信号が一緒に読み出されるものとする。この場合、Y軸方向に隣り合う画素2それぞれのゲート電極RSTGも共有化される。同時読み出しのため、同じタイミングでのリセットが可能だからである。図9には、各電極の平面レイアウトが模式的に示される。図10には、図9のX-X線に沿ってみたときの断面が模式的に示される。
図10には、Y軸方向において分離部4を越えるゲート電極RSTGを含む部分の断面が模式的に示される。このゲート電極RSTGの各部分も、第1の部分P1、第2の部分P2及び第3の部分P3と称し図示する。これらは上述のゲート電極OFGG(図8)の対応する部分と同様である。
上記の構成においては、Y軸方向に隣り合う画素2それぞれのゲート電極RSTGに接続される制御線HL_RST(図2)も共通化することができる。先にも述べたように、制御線HLの数を減らし、配線の自由度が向上することができる。
1.4 第4構成例
図11及び図12は、光検出素子の第4の構成例を示す図である。図11には、画素2の回路の例が示される。図12には、各電極の平面レイアウトが模式的に示される。トランジスタFDGは、フローティングディフュージョンFD及びトランジスタRSTと、トランジスタFCGとの間に接続される。トランジスタRSTに接続される電源電圧(のノード)を、電源電圧VDD1と称し図示する。トランジスタAMPは、電源電圧VDD1とは別の電源電圧VDD2と、信号線VLとの間に接続される。
電源電圧VDD1は、ハイ電圧及びロー電圧の間で切り替え可能に制御される。電源電圧VDD1を制御してトランジスタAMPの入力電圧を変化させることで、これまで説明したトランジスタSELの機能をトランジスタAMPに持たせることができる。例えば、トランジスタSELの制御信号によって、電源電圧VDD1がハイ電圧及びロー電圧の間で切り替えられる。画素2がトランジスタSELを含まない分、回路構成が簡素化され、レイアウト効率向上等のメリットが得られる。
トランジスタSELが無いので、ゲート電極SELGも平面レイアウトから除かれる。X軸方向に隣り合う画素2それぞれのゲート電極FDGG、ゲート電極FCGG及びゲート電極OFGGが共有される。これらのゲート電極は、例えばX軸方向(水平方向)に延在する金属配線で接続されるので、分離部4を超えて互いに接続することができる。
1.5 第5構成例
図13及び図14は、光検出素子の第5の構成例を示す図である。図13には、画素2の回路図が示される。例示される画素2は、これまで説明した構成と比較して、トランジスタFCG、キャパシタFC及びトランジスタOFGを含まない点において相違する。図14には、各電極の平面レイアウトが模式的に示される。ゲート電極FDGG、ゲート電極RSTG及びゲート電極SELGが、特定のトランジスタのゲート電極である。X軸方向に隣り合う画素2それぞれのゲート電極FDGGは、分離部4を挟んで互いに反対側に配置されるとともに、分離部4を超えて互いに接続される。ゲート電極RSTG及びゲート電極SELGについても同様である。
1.6 第6構成例
図15及び図16は、光検出素子の第6の構成例を示す図である。図15には、画素2の回路図が示される。例示される画素2は、上記の図13の構成と比較して、トランジスタFDGを含まない点において相違する。図16には、各電極の平面レイアウトが模式的に示される。ゲート電極RSTG及びゲート電極SELGが、特定のトランジスタのゲート電極である。
1.7 第7構成例
図17及び図18は、光検出素子の第7の構成例を示す図である。図17には、画素2の回路図が示される。例示される画素2は、先に説明した図2の構成と比較して、光電変換素子PD2、トランジスタTGL2及びフローティングディフュージョンFD2をさらに含む。トランジスタTGL2は、光電変換素子PD2の電荷をフローティングディフュージョンFD2に転送するための第2の転送トランジスタである。トランジスタFCGは、フローティングディフュージョンFD2と、トランジスタRST及びトランジスタFDGとの間に接続される。なお、トランジスタTGL2のゲート電極を、ゲート電極TGLG2と称し図示する。ゲート電極TGLG2に接続される制御線HLを、制御線HL_TGL2と称し図示する。
光電変換素子PD及び光電変換素子PD2は、互いに異なる受光感度を有する。光電変換素子PD2は、光電変換素子PDよりも小さく、より具体的には、光電変換素子PDの受光面積よりも小さい面積を有するように設計される。画素2は、光電変換素子PDを含む大画素、及び、光電変換素子PD2を含む小画素を含むともいえる。光電変換素子PD及び光電変換素子PD2の2つの受光素子を併用することで、幅広い受光光量に対応することができ、その分、ダイナミックレンジを拡大することができる。
光検出素子3を平面視したときに、光電変換素子PD2に接続されたトランジスタのゲート電極は、光電変換素子PDに接続されたトランジスタのゲート電極よりも、画素2の中心の近くに配置される。図18には、各電極の平面レイアウトが模式的に示される。画素2の中心部分の領域が、破線で示される。破線で示される領域の内側に、光電変換素子PD2、及び、これに接続されたトランジスタTGL2のゲート電極TGLG2、フローティングディフュージョンFD2及びトランジスタFCGのゲート電極FCGG等が配置される。破線で示される領域の外側に、光電変換素子PD、及び、これに接続されたトランジスタTGLのゲート電極TGLG、トランジスタFDGのゲート電極FDGG、トランジスタRSTのゲート電極RSTG、トランジスタAMPのトランジスタAMP及びトランジスタSELのゲート電極SELG等が配置される。ゲート電極FDGG、ゲート電極RSTG及びゲート電極SELGが、特定のトランジスタのゲート電極である。
2.効果の例
以上で説明した技術は、例えば次のように特定される。開示される技術の1つは、光検出素子3である。図1~図6等を参照して説明したように、光検出素子3は、XY平面方向に配置された複数の画素2と、複数の画素2のうちの隣り合う画素2どうしを分離するように、隣り合う画素2どうしの間をXY平面方向と交差する方向(例えばZ軸方向)に延在する分離部4と、を備える。複数の画素2それぞれは、光電変換素子PDと、複数のトランジスタと、を含む。平面視したときに(Z軸方向にみたときに)、隣り合う画素2それぞれの複数のトランジスタのうちの特定のトランジスタのゲート電極どうしは、分離部4を挟んで互いに反対側に配置されるとともに、分離部4を超えて互いに接続される。
上記の光検出素子3によれば、例えば特定のトランジスタのゲート電極を光検出素子3から離間して配置する必要が無くなる。その分、レイアウト効率を向上させることができる。
図5及び図6等を参照して説明したように、特定のトランジスタのゲート電極は、隣り合う画素2のうちの一方の画素2に位置する第1の部分P1と、隣り合う画素2のうちの他方の画素2に位置する第2の部分P2と、分離部4上に位置し、第1の部分P1及び第2の部分P2の間に接続された第3の部分P3と、を含む。例えばこのようにして、隣り合う画素2それぞれの特定のトランジスタのゲート電極どうしを、分離部4を超えて互いに接続することができる。
図4~図6等を参照して説明したように、複数のトランジスタのうちの特定のトランジスタ以外のトランジスタのゲート電極は、隣り合う画素2それぞれの特定のトランジスタのゲート電極どうしの間の領域以外の領域に配置されてよい。例えばこのようなに各トランジスタのゲート電極を配置することで、ゲート電極を共通化することができる。
図4等を参照して説明したように、平面視したとき(Z軸方向にみたとき)に、隣り合う画素2それぞれの複数のトランジスタのゲート電極は、分離部4を挟んで対称に配置されてよい。これにより、レイアウト設計の容易化等が可能になる。
図2及び図4~図6等を参照して説明したように、隣り合う画素2は、複数のトランジスタそれぞれの制御線HLの延在方向であるX軸方向(水平方向)に並んで配置された2つの画素2を含んでよい。特定のトランジスタのゲート電極は、トランジスタFDGのゲート電極FDGG、トランジスタRSTのゲート電極RSTG、及び、トランジスタSELのゲート電極SELG及びトランジスタRSTのゲート電極RSTGの少なくとも1つを含んでよい。トランジスタFDGは、光電変換素子PDで発生した電荷を蓄積して電圧に変換するフローティングディフュージョンFDの変換効率を切り替えるための変換効率切替トランジスタである。トランジスタRSTは、フローティングディフュージョンFDに蓄積された電荷を排出するためのリセットトランジスタである。トランジスタSELは、フローティングディフュージョンFDに蓄積された電荷に応じた電圧信号(画素信号)を選択的に出力するための選択トランジスタである。例えばこのような隣り合う画素2の特定のトランジスタのゲート電極を共通化することができる。
図2、図4及び図6~図10等を参照して説明したように、隣り合う画素2は、Y軸方向(垂直方向)に並んで配置された2つの画素2を含んでよい。特定のトランジスタのゲート電極は、トランジスタRSTのゲート電極RSTG、及び、トランジスタOFGのゲート電極OFGG、の少なくとも一方を含んでよい。トランジスタOFGは、光電変換素子PDで溢れた電荷を例えばMIM構造を有するキャパシタFDに転送するためのオーバーフロートランジスタである。例えばこのような隣り合う画素2の特定のトランジスタのゲート電極を共通化することができる。この場合、共通化されたゲート電極RSTGに接続される制御線HL_RSTの本数を、2本から1本に減らすことができる。同様に、共通化されたゲート電極OFGGに接続される制御線HL_OFGの本数を、2本から1本に減らすことができる。レイアウト効率をさらに向上させることができる。
図17及び図18等を参照して説明したように、複数の画素2それぞれは、光電変換素子PDよりも小さい光電変換素子PD2(第2の光電変換素子)を含み、平面視したときに(Z軸方向にみたときに)、複数の画素2それぞれの光電変換素子PD2に接続されたトランジスタのゲート電極(トランジスタTGL2のゲート電極TGLG2等)は、光電変換素子PDに接続されたトランジスタのゲート電極(トランジスタTGLのゲート電極TGLG等)よりも、画素2の中心の近くに配置されてよい。例えばこのようにして、光電変換素子PD1及び光電変換素子PD2を併用してダイナミックレンジ拡大に対応した構成でのレイアウト効率を向上させることもできる。
図1等を参照して説明した、光検出素子3を備える電子機器100も、開示される技術の1つである。レイアウト効率が向上された光検出素子3を備えることで、電子機器100の小型化、高性能化等が可能になる。
なお、本開示に記載された効果は、あくまで例示であって、開示された内容に限定されない。他の効果があってもよい。
3.移動体への応用例
本開示に係る技術(本技術)は、様々な製品へ応用することができる。例えば、本開示に係る技術は、自動車、電気自動車、ハイブリッド電気自動車、自動二輪車、自転車、パーソナルモビリティ、飛行機、ドローン、船舶、ロボット等のいずれかの種類の移動体に搭載される装置として実現されてもよい。
図19は、本開示に係る技術が適用され得る移動体制御システムの一例である車両制御システムの概略的な構成例を示すブロック図である。
車両制御システム12000は、通信ネットワーク12001を介して接続された複数の電子制御ユニットを備える。図19に示した例では、車両制御システム12000は、駆動系制御ユニット12010、ボディ系制御ユニット12020、車外情報検出ユニット12030、車内情報検出ユニット12040、及び統合制御ユニット12050を備える。また、統合制御ユニット12050の機能構成として、マイクロコンピュータ12051、音声画像出力部12052、及び車載ネットワークI/F(Interface)12053が図示されている。
駆動系制御ユニット12010は、各種プログラムにしたがって車両の駆動系に関連する装置の動作を制御する。例えば、駆動系制御ユニット12010は、内燃機関又は駆動用モータ等の車両の駆動力を発生させるための駆動力発生装置、駆動力を車輪に伝達するための駆動力伝達機構、車両の舵角を調節するステアリング機構、及び、車両の制動力を発生させる制動装置等の制御装置として機能する。
ボディ系制御ユニット12020は、各種プログラムにしたがって車体に装備された各種装置の動作を制御する。例えば、ボディ系制御ユニット12020は、キーレスエントリシステム、スマートキーシステム、パワーウィンドウ装置、あるいは、ヘッドランプ、バックランプ、ブレーキランプ、ウィンカー又はフォグランプ等の各種ランプの制御装置として機能する。この場合、ボディ系制御ユニット12020には、鍵を代替する携帯機から発信される電波又は各種スイッチの信号が入力され得る。ボディ系制御ユニット12020は、これらの電波又は信号の入力を受け付け、車両のドアロック装置、パワーウィンドウ装置、ランプ等を制御する。
車外情報検出ユニット12030は、車両制御システム12000を搭載した車両の外部の情報を検出する。例えば、車外情報検出ユニット12030には、撮像部12031が接続される。車外情報検出ユニット12030は、撮像部12031に車外の画像を撮像させるとともに、撮像された画像を受信する。車外情報検出ユニット12030は、受信した画像に基づいて、人、車、障害物、標識又は路面上の文字等の物体検出処理又は距離検出処理を行ってもよい。
撮像部12031は、光を受光し、その光の受光量に応じた電気信号を出力する光センサである。撮像部12031は、電気信号を画像として出力することもできるし、測距の情報として出力することもできる。また、撮像部12031が受光する光は、可視光であっても良いし、赤外線等の非可視光であっても良い。
車内情報検出ユニット12040は、車内の情報を検出する。車内情報検出ユニット12040には、例えば、運転者の状態を検出する運転者状態検出部12041が接続される。運転者状態検出部12041は、例えば運転者を撮像するカメラを含み、車内情報検出ユニット12040は、運転者状態検出部12041から入力される検出情報に基づいて、運転者の疲労度合い又は集中度合いを算出してもよいし、運転者が居眠りをしていないかを判別してもよい。
マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030又は車内情報検出ユニット12040で取得される車内外の情報に基づいて、駆動力発生装置、ステアリング機構又は制動装置の制御目標値を演算し、駆動系制御ユニット12010に対して制御指令を出力することができる。例えば、マイクロコンピュータ12051は、車両の衝突回避あるいは衝撃緩和、車間距離に基づく追従走行、車速維持走行、車両の衝突警告、又は車両のレーン逸脱警告等を含むADAS(Advanced Driver Assistance System)の機能実現を目的とした協調制御を行うことができる。
また、マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030又は車内情報検出ユニット12040で取得される車両の周囲の情報に基づいて駆動力発生装置、ステアリング機構又は制動装置等を制御することにより、運転者の操作に拠らずに自律的に走行する自動運転等を目的とした協調制御を行うことができる。
また、マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030で取得される車外の情報に基づいて、ボディ系制御ユニット12020に対して制御指令を出力することができる。例えば、マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030で検知した先行車又は対向車の位置に応じてヘッドランプを制御し、ハイビームをロービームに切り替える等の防眩を図ることを目的とした協調制御を行うことができる。
音声画像出力部12052は、車両の搭乗者又は車外に対して、視覚的又は聴覚的に情報を通知することが可能な出力装置へ音声及び画像のうちの少なくとも一方の出力信号を送信する。図19の例では、出力装置として、オーディオスピーカ12061、表示部12062及びインストルメントパネル12063が例示されている。表示部12062は、例えば、オンボードディスプレイ及びヘッドアップディスプレイの少なくとも一つを含んでいてもよい。
図20は、撮像部12031の設置位置の例を示す図である。
図20では、撮像部12031として、撮像部12101、12102、12103、12104、12105を有する。
撮像部12101、12102、12103、12104、12105は、例えば、車両12100のフロントノーズ、サイドミラー、リアバンパ、バックドア及び車室内のフロントガラスの上部等の位置に設けられる。フロントノーズに備えられる撮像部12101及び車室内のフロントガラスの上部に備えられる撮像部12105は、主として車両12100の前方の画像を取得する。サイドミラーに備えられる撮像部12102、12103は、主として車両12100の側方の画像を取得する。リアバンパ又はバックドアに備えられる撮像部12104は、主として車両12100の後方の画像を取得する。車室内のフロントガラスの上部に備えられる撮像部12105は、主として先行車両又は、歩行者、障害物、信号機、交通標識又は車線等の検出に用いられる。
なお、図20には、撮像部12101ないし12104の撮影範囲の一例が示されている。撮像範囲12111は、フロントノーズに設けられた撮像部12101の撮像範囲を示し、撮像範囲12112,12113は、それぞれサイドミラーに設けられた撮像部12102,12103の撮像範囲を示し、撮像範囲12114は、リアバンパ又はバックドアに設けられた撮像部12104の撮像範囲を示す。例えば、撮像部12101ないし12104で撮像された画像データが重ね合わせられることにより、車両12100を上方から見た俯瞰画像が得られる。
撮像部12101ないし12104の少なくとも1つは、距離情報を取得する機能を有していてもよい。例えば、撮像部12101ないし12104の少なくとも1つは、複数の撮像素子からなるステレオカメラであってもよいし、位相差検出用の画素を有する撮像素子であってもよい。
例えば、マイクロコンピュータ12051は、撮像部12101ないし12104から得られた距離情報を基に、撮像範囲12111ないし12114内における各立体物までの距離と、この距離の時間的変化(車両12100に対する相対速度)を求めることにより、特に車両12100の進行路上にある最も近い立体物で、車両12100と略同じ方向に所定の速度(例えば、0km/h以上)で走行する立体物を先行車として抽出することができる。さらに、マイクロコンピュータ12051は、先行車の手前に予め確保すべき車間距離を設定し、自動ブレーキ制御(追従停止制御も含む)や自動加速制御(追従発進制御も含む)等を行うことができる。このように運転者の操作に拠らずに自律的に走行する自動運転等を目的とした協調制御を行うことができる。
例えば、マイクロコンピュータ12051は、撮像部12101ないし12104から得られた距離情報を元に、立体物に関する立体物データを、2輪車、普通車両、大型車両、歩行者、電柱等その他の立体物に分類して抽出し、障害物の自動回避に用いることができる。例えば、マイクロコンピュータ12051は、車両12100の周辺の障害物を、車両12100のドライバが視認可能な障害物と視認困難な障害物とに識別する。そして、マイクロコンピュータ12051は、各障害物との衝突の危険度を示す衝突リスクを判断し、衝突リスクが設定値以上で衝突可能性がある状況であるときには、オーディオスピーカ12061や表示部12062を介してドライバに警報を出力することや、駆動系制御ユニット12010を介して強制減速や回避操舵を行うことで、衝突回避のための運転支援を行うことができる。
撮像部12101ないし12104の少なくとも1つは、赤外線を検出する赤外線カメラであってもよい。例えば、マイクロコンピュータ12051は、撮像部12101ないし12104の撮像画像中に歩行者が存在するか否かを判定することで歩行者を認識することができる。かかる歩行者の認識は、例えば赤外線カメラとしての撮像部12101ないし12104の撮像画像における特徴点を抽出する手順と、物体の輪郭を示す一連の特徴点にパターンマッチング処理を行って歩行者か否かを判別する手順によって行われる。マイクロコンピュータ12051が、撮像部12101ないし12104の撮像画像中に歩行者が存在すると判定し、歩行者を認識すると、音声画像出力部12052は、当該認識された歩行者に強調のための方形輪郭線を重畳表示するように、表示部12062を制御する。また、音声画像出力部12052は、歩行者を示すアイコン等を所望の位置に表示するように表示部12062を制御してもよい。
以上、本開示に係る技術が適用され得る車両制御システムの一例について説明した。本開示に係る技術は、以上説明した構成のうち、例えば、撮像部12031等に適用され得る。撮像部12031等に本開示に係る技術を適用することにより、撮像部12031の小型化、高性能化等が可能になる。
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示の技術的範囲は、上述の実施形態そのままに限定されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。また、異なる実施形態及び変形例にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
なお、本技術は以下のような構成も取ることができる。
(1)
平面方向に配置された複数の画素と、
前記複数の画素のうちの隣り合う画素どうしを分離するように、前記隣り合う画素どうしの間を前記平面方向と交差する方向に延在する分離部と、
を備え、
前記複数の画素それぞれは、
光電変換素子と、
複数のトランジスタと、
を含み、
平面視したときに、前記隣り合う画素それぞれの前記複数のトランジスタのうちの特定のトランジスタのゲート電極どうしは、前記分離部を挟んで互いに反対側に配置されるとともに、前記分離部を超えて互いに接続される、
光検出素子。
(2)
前記特定のトランジスタのゲート電極は、
前記隣り合う画素のうちの一方の画素に位置する第1の部分と、
前記隣り合う画素のうちの他方の画素に位置する第2の部分と、
前記分離部上に位置し、前記第1の部分及び前記第2の部分の間に接続された第3の部分と、
を含む、
(1)に記載の光検出素子。
(3)
前記複数のトランジスタのうちの前記特定のトランジスタ以外のトランジスタのゲート電極は、前記隣り合う画素それぞれの前記特定のトランジスタのゲート電極どうしの間の領域以外の領域に配置される、
(1)又は(2)に記載の光検出素子。
(4)
平面視したときに、前記隣り合う画素それぞれの前記複数のトランジスタのゲート電極は、前記分離部を挟んで対称に配置される、
(1)~(3)のいずれかに記載の光検出素子。
(5)
前記隣り合う画素は、前記複数のトランジスタそれぞれの制御線の延在方向である水平方向に並んで配置された2つの画素を含む、
(1)~(4)のいずれかに記載の光検出素子。
(6)
前記特定のトランジスタのゲート電極は、
前記光電変換素子で発生した電荷を蓄積して電圧に変換するフローティングディフュージョンの変換効率を切り替えるための変換効率切替トランジスタのゲート電極、
前記光電変換素子で発生した電荷を蓄積して電圧に変化するフローティングディフュージョンに蓄積された電荷を排出するためのリセットトランジスタのゲート電極、
及び、
前記光電変換素子で発生した電荷を蓄積して電圧に変化するフローティングディフュージョンに蓄積された電荷に応じた電圧信号を選択的に出力するための選択トランジスタのゲート電極、
の少なくとも1つを含む、
(5)に記載の光検出素子。
(7)
前記隣り合う画素は、前記複数のトランジスタそれぞれの制御線の延在方向である水平方向と直交する垂直方向に並んで配置された2つの画素を含む、
(1)~(6)のいずれかに記載の光検出素子。
(8)
前記特定のトランジスタのゲート電極は、
前記光電変換素子で発生した電荷を蓄積して電圧に変化するフローティングディフュージョンに蓄積された電荷を排出するためのリセットトランジスタのゲート電極、
及び、
前記光電変換素子で溢れた電荷をキャパシタに転送するためのオーバーフロートランジスタのゲート電極、
の少なくとも一方を含む、
(7)に記載の光検出素子。
(9)
前記キャパシタは、MIM(Metal-Insulator-Metal)構造を有する、
(8)に記載の光検出素子。
(10)
前記複数の画素それぞれは、前記光電変換素子よりも小さい第2の光電変換素子を含み、
平面視したときに、前記複数の画素それぞれの前記第2の光電変換素子に接続されたトランジスタのゲート電極は、前記光電変換素子に接続されたトランジスタのゲート電極よりも、画素の中心の近くに配置される、
(1)~(9)のいずれかに記載の光検出素子。
(11)
光検出素子を備え、
前記光検出素子は、
平面方向に配置された複数の画素と、
前記複数の画素のうちの隣り合う画素どうしを分離するように、前記隣り合う画素どうしの間を前記平面方向と交差する方向に延在する分離部と、
を含み、
前記複数の画素それぞれは、
光電変換素子と、
複数のトランジスタと、
を含み、
平面視したときに、前記隣り合う画素それぞれの前記複数のトランジスタのうちの特定のトランジスタのゲート電極どうしは、前記分離部を挟んで互いに反対側に配置されるとともに、前記分離部を超えて互いに接続される、
電子機器。
100 電子機器
1 画素アレイ部
2 画素
3 光検出素子
4 分離部
5 垂直駆動部
6 カラム信号処理部
7 水平駆動部
8 信号処理部
9 システム制御部
AMP トランジスタ
AMPG ゲート電極
FC キャパシタ
FCG トランジスタ
FCGG ゲート電極
FCVDD 電源電圧
FD フローティングディフュージョン
FD2 フローティングディフュージョン
FDG トランジスタ
FDGG ゲート電極
HL 制御線
HL_FCG 制御線
HL_FDG 制御線
HL_OFG 制御線
HL_RST 制御線
HL_SEL 制御線
HL_TGL 制御線
HL_TGL2 制御線
OFG トランジスタ
OFGG ゲート電極
P1 第1の部分
P2 第2の部分
P3 第3の部分
PD 光電変換素子
PD2 光電変換素子
RST トランジスタ
RSTG ゲート電極
SEL トランジスタ
SELG ゲート電極
TGL トランジスタ
TGL2 トランジスタ
VDD 電源電圧
VDD1 電源電圧
VDD2 電源電圧
VL 信号線

Claims (11)

  1. 平面方向に配置された複数の画素と、
    前記複数の画素のうちの隣り合う画素どうしを分離するように、前記隣り合う画素どうしの間を前記平面方向と交差する方向に延在する分離部と、
    を備え、
    前記複数の画素それぞれは、
    光電変換素子と、
    複数のトランジスタと、
    を含み、
    平面視したときに、前記隣り合う画素それぞれの前記複数のトランジスタのうちの特定のトランジスタのゲート電極どうしは、前記分離部を挟んで互いに反対側に配置されるとともに、前記分離部を超えて互いに接続される、
    光検出素子。
  2. 前記特定のトランジスタのゲート電極は、
    前記隣り合う画素のうちの一方の画素に位置する第1の部分と、
    前記隣り合う画素のうちの他方の画素に位置する第2の部分と、
    前記分離部上に位置し、前記第1の部分及び前記第2の部分の間に接続された第3の部分と、
    を含む、
    請求項1に記載の光検出素子。
  3. 前記複数のトランジスタのうちの前記特定のトランジスタ以外のトランジスタのゲート電極は、前記隣り合う画素それぞれの前記特定のトランジスタのゲート電極どうしの間の領域以外の領域に配置される、
    請求項1に記載の光検出素子。
  4. 平面視したときに、前記隣り合う画素それぞれの前記複数のトランジスタのゲート電極は、前記分離部を挟んで対称に配置される、
    請求項1に記載の光検出素子。
  5. 前記隣り合う画素は、前記複数のトランジスタそれぞれの制御線の延在方向である水平方向に並んで配置された2つの画素を含む、
    請求項1に記載の光検出素子。
  6. 前記特定のトランジスタのゲート電極は、
    前記光電変換素子で発生した電荷を蓄積して電圧に変換するフローティングディフュージョンの変換効率を切り替えるための変換効率切替トランジスタのゲート電極、
    前記光電変換素子で発生した電荷を蓄積して電圧に変化するフローティングディフュージョンに蓄積された電荷を排出するためのリセットトランジスタのゲート電極、
    及び、
    前記光電変換素子で発生した電荷を蓄積して電圧に変化するフローティングディフュージョンに蓄積された電荷に応じた電圧信号を選択的に出力するための選択トランジスタのゲート電極、
    の少なくとも1つを含む、
    請求項5に記載の光検出素子。
  7. 前記隣り合う画素は、前記複数のトランジスタそれぞれの制御線の延在方向である水平方向と直交する垂直方向に並んで配置された2つの画素を含む、
    請求項1に記載の光検出素子。
  8. 前記特定のトランジスタのゲート電極は、
    前記光電変換素子で発生した電荷を蓄積して電圧に変化するフローティングディフュージョンに蓄積された電荷を排出するためのリセットトランジスタのゲート電極、
    及び、
    前記光電変換素子で溢れた電荷をキャパシタに転送するためのオーバーフロートランジスタのゲート電極、
    の少なくとも一方を含む、
    請求項7に記載の光検出素子。
  9. 前記キャパシタは、MIM(Metal-Insulator-Metal)構造を有する、
    請求項8に記載の光検出素子。
  10. 前記複数の画素それぞれは、前記光電変換素子よりも小さい第2の光電変換素子を含み、
    平面視したときに、前記複数の画素それぞれの前記第2の光電変換素子に接続されたトランジスタのゲート電極は、前記光電変換素子に接続されたトランジスタのゲート電極よりも、画素の中心の近くに配置される、
    請求項1に記載の光検出素子。
  11. 光検出素子を備え、
    前記光検出素子は、
    平面方向に配置された複数の画素と、
    前記複数の画素のうちの隣り合う画素どうしを分離するように、前記隣り合う画素どうしの間を前記平面方向と交差する方向に延在する分離部と、
    を含み、
    前記複数の画素それぞれは、
    光電変換素子と、
    複数のトランジスタと、
    を含み、
    平面視したときに、前記隣り合う画素それぞれの前記複数のトランジスタのうちの特定のトランジスタのゲート電極どうしは、前記分離部を挟んで互いに反対側に配置されるとともに、前記分離部を超えて互いに接続される、
    電子機器。
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