JP2024031809A - フィルタデバイス - Google Patents

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朋佳 山本
Tomoka YAMAMOTO
孝志 近藤
Takashi Kondo
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Abstract

【課題】濾過の効率を向上させたフィルタデバイスを提供する。【解決手段】本発明のフィルタデバイス100は、濾過対象物を濾過するフィルタデバイスであって、複数の貫通孔を有する膜部12と、膜部12の周囲を囲む枠部13と、を有するフィルタ10と、筒形に形成され、内壁にフィルタ10の枠部13を保持するための環状の溝部21が形成された保持部20と、を備え、保持部20が延びる方向A1における溝部21の大きさH1は、フィルタ10の厚さT1よりも大きく、溝部21の凹面に接する内接円の直径D2は、フィルタ10の外周に接する内接円の直径D1よりも大きい。【選択図】図1

Description

本発明は、フィルタデバイスに関する。
特許文献1には、細胞培養液に含まれる細胞を濾過するためのフィルタユニットが開示されている。特許文献1に記載された細胞培養液回収フィルタユニットは、細胞培養液に含まれる細胞を濾過する金属製多孔膜と、金属製多孔膜の外周部を保持する保持部材と、保持部材に接続された管状部材と、を備える。
国際公開第2018/092513号
特許文献1に記載の細胞培養液回収フィルタユニットにおいては、フィルタへの負荷を低減させる点と濾過の効率を向上させる点で、未だ改善の余地がある。
本発明は、フィルタへの負荷を低減し、濾過の効率を向上させたフィルタデバイスを提供する。
本発明の一態様にかかるフィルタデバイスは、
濾過対象物を濾過するフィルタデバイスであって、
複数の貫通孔を有する膜部と、前記膜部の周囲を囲む枠部と、を有するフィルタと、
筒形に形成され、内壁に前記フィルタの前記枠部を保持するための環状の溝部が形成された保持部と、
を備え、
前記保持部が延びる方向における前記溝部の大きさは、前記フィルタの厚さよりも大きく、
前記溝部の凹面に接する内接円の直径は、前記フィルタの外周に接する内接円の直径よりも大きい。
本発明によると、フィルタへの負荷を低減させ、濾過の効率を向上させたフィルタデバイスを提供することができる。
本発明の実施の形態1にかかるフィルタデバイスを示す概略図 図1のフィルタデバイスを示すA-A断面図 図2Aの領域R1を拡大した図 フィルタの膜部の一部を示す概略構成図 図3の膜部の一部をZ方向から見た図 図1のフィルタデバイスの上面図 流体通過時のフィルタデバイスの動作を示す図 流体通過時のフィルタデバイスの動作を示す図 実施の形態1の変形例1にかかるフィルタデバイスの一部を示す概略図 実施の形態1の変形例2にかかるフィルタデバイスを示す概略図
(本発明に至った経緯)
特許文献1には、細胞を濾過する金属製多孔膜と、金属製多孔膜の外周部を保持する保持部材と、保持部材に接続された管状部材と、を備える細胞培養液回収フィルタユニットが開示されている。
特許文献1に記載の細胞培養液回収フィルタユニットでは、流路となる保持部材の中空部分において、保持部材の内壁の摩擦に起因して、中央部分よりも内壁に近い部分の方が細胞培養液の流速が低下する傾向にある。このため、細胞培養液を通過させるときの金属製多孔膜にかかる流速が均一にならず、比較的流速の速い金属製多孔膜の中央部に詰まりが発生してしまう。その結果、濾過の効率が下がってしまうという課題がある。なお、本明細書において「濾過の効率の向上」とは、濾過時間の短縮、およびフィルタの濾過処理量の増加を含む。
また、金属製多孔膜に詰まりが発生した結果、詰まった部分に対して過度な圧力がかかり、金属製多孔膜が破れやすくなるという問題もある。
そこで、本発明者(ら)は、これらの課題を解決すべく鋭意検討し、以下の発明に至った。
(実施の形態1)
[全体構成]
図1は、本発明の実施の形態1にかかるフィルタデバイス100を示す概略図である。図2Aは、図1のフィルタデバイス100を示すA-A断面図である。図2Bは、図2Aの領域R1を拡大した図である。図1~図2Bに示すように、フィルタデバイス100は、濾過対象物を濾過するフィルタ10と、フィルタ10を保持する保持部20と、を備える。フィルタ10は、複数の貫通孔11を有する膜部12と、膜部12の周囲を囲む枠部13と、を有する。実施の形態1において、フィルタ10の枠部13は、保持部20の溝部21によって保持されている。
フィルタデバイス100は、濾過対象物を含む流体を通過させることにより、流体中から濾過対象物を分離するものである。本明細書において、「濾過対象物」とは、フィルタ10によって濾過する対象物を意味する。実施の形態1においては、濾過対象物として生物由来物質を用い、流体として液体を用いて説明する。
なお、本明細書において、「生物由来物質」とは、細胞(真核生物)、細菌(真性細菌)、ウィルス等の生物に由来する物質を意味する。細胞(真核生物)としては、例えば、卵、精子、人工多能性幹細胞(iPS細胞)、ES細胞、幹細胞、間葉系幹細胞、単核球細胞、単細胞、細胞塊、浮遊性細胞、接着性細胞、神経細胞、白血球、リンパ球、再生医療用細胞、自己細胞、がん細胞、血中循環がん細胞(CTC)、HL-60、HELA、菌類を含む。細菌(真性細菌)としては、例えば、グラム陽性菌、グラム陰性菌、大腸菌、結核菌を含む。ウィルスとしては、例えば、DNAウィルス、RNAウィルス、ロタウィルス、(鳥)インフルエンザウィルス、黄熱病ウィルス、デング熱病ウィルス、脳炎ウィルス、出血熱ウィルス、免疫不全ウィルスを含む。実施の形態1においては、フィルタデバイス100は、特に、人工多能性幹細胞(iPS細胞)、ES細胞、幹細胞、血中循環がん細胞(CTC)、を液体中から分離するのに優れる。
<フィルタ>
フィルタ10は、生物由来物質を濾過する膜状のフィルタである。具体的には、フィルタ10は、複数の貫通孔11を有する膜部12と、膜部12の周囲を囲む枠部13と、を有する。図1に示すように、実施の形態1において、フィルタ10は、円形の金属メッシュであり、互いに対向する一対の第1主面10aおよび第2主面10bを有し、膜部12の両主面10a、10bを貫通する複数の貫通孔11を有する構造体である。なお、フィルタ10の形状は円形に限定されず、フィルタ10は楕円形の金属メッシュであってもよい。複数の貫通孔11は、膜部12の第1主面10a上の全体にわたって周期的に配置されている。フィルタ10は、例えば、金属により構成される。フィルタ10を構成する金属としては、金、銀、銅、白金、鉄、ニッケル、クロム、ステンレス鋼、パラジウム、チタン、またはこれらの合金などが挙げられる。特に、フィルタ10が生物由来物質を捕捉する場合、生物由来物質との生体親和性の観点から、フィルタ10の材料として金、ニッケル、ステンレス、チタン、ニッケル-パラジウム合金を採用することが好ましい。また、フィルタ10の材料は、ヤング率が1GPa以上の弾性体材料であってもよい。
図3は、フィルタ10の膜部12の一部を示す概略構成図である。図4は、図3の膜部12の一部を厚さ方向から見た図である。図3および図4のX、Y、Z方向は、それぞれのフィルタ10の縦方向、横方向、厚さ方向を示している。図3および図4に示すように、膜部12は、マトリクス状に一定の間隔で複数の貫通孔11が配置された板状構造体(格子状構造体)であってもよい。膜部12は、その主面側であるZ方向から見て正方形の貫通孔11が複数設けられた板状構造体である。複数の貫通孔11は、正方形の各辺と平行な2つの配列方向、すなわち、図3のX方向とY方向に等しい間隔で設けられている。貫通孔11が正方格子配列に設けられることで、フィルタ10の開口率を高め、流体に対するフィルタ10の負荷を軽減することができる。なお、貫通孔11は正方形に限定されず、例えば、長方形、円、または楕円などであってもよい。また、貫通孔の配列は、正方格子配列に限定されず、例えば、方形配列であれば2つの配列方向の間隔が等しくない長方形配列であってもよく、または、三角格子配列または準周期配列であってもよい。
フィルタ10の寸法は、濾過する生物由来物質の大きさおよび形状に応じて適宜設計される。例えば、生物由来物質の大きさおよび形状に応じて、貫通孔11の寸法および形状が規定される。
貫通孔11は、例えば、膜部12の主面側から見て、すなわちZ方向から見て正方形に形成され、一辺が0.01μm以上500μm以下に設計される。貫通孔11間の間隔は、例えば、貫通孔11の大きさの10倍以下であり、より好ましくは、貫通孔11の大きさの3倍以下である。
図5は、図1のフィルタデバイス100の上面図である。図2A、図2Bおよび図5に示すフィルタ10の厚さT1および外径D1は、貫通孔11の寸法に応じて決定される。貫通孔11の大きさが上述の通り、0.01μm以上500μm以下である場合、フィルタ10の厚さT1は、0.1μm以上500μm以下に規定される。これにより、貫通孔11の大きさとフィルタ10の厚さT1とのアスペクト比が1以下となり、高精度な貫通孔11を形成することができる。フィルタ10の外径D1は、5mm以上500mm以下に規定される。フィルタ10の外径D1を5mm以上とすることで、濾過対象物を含むフィルタ10に流体を通過させるときに、膜部12を十分に湾曲させることができる。また、フィルタの外径D1を500mm以下とすることで、濾過対象物を含むフィルタ10に流体を通過させるときに、膜部12を大きく湾曲させずにフィルタ10が枠部から脱落することを抑制することができる。
フィルタ10の空隙率は、10%以上90%以下であることが好ましい。より好ましくは、空隙率は20%以上50%以下であるとよい。このような構成により、濾過対象物を含む流体をフィルタ10に通過させたときに、フィルタ10を撓みやすくすることができる一方、流体をフィルタ10に通過させていないときには、フィルタ10を撓みにくくすることができる。また、流体に対するフィルタ10の抵抗を低減させることができる。そのため、処理時間が短くなり、細胞へのストレスを低減させることができる。
フィルタ10における枠部13の厚みは、膜部12の厚みより厚くてもよい。このような構成によりフィルタ10の強度を高めることができる。また、枠部13には図示省略の貫通孔が形成されていてもよい。枠部13に形成された貫通孔の数は膜部12に形成された貫通孔11の数より少なくてもよい。枠部13の貫通孔が枠部13の貫通孔11の大きさ以下の場合、濾過対象物を含んだ流体が隙間S1から枠部13の貫通孔へ流れ込むため、圧力の逃げ場となり、フィルタ10が破損しにくくなる。
<保持部>
保持部20は、フィルタ10の枠部13を保持するものである。保持部20は、図1に示すように円筒形に形成される。保持部20は、例えば、透過性を有する合成樹脂などの材料により形成することができる。保持部20が透過性を有する材料により形成されることで、保持部20に保持されたフィルタ10を、保持部20の外部から目視で確認することができる。
本実施の形態では、保持部20は、第1部材22および第2部材23により構成されている。図2Aに示すように、周方向において、第1部材22の外壁と第2部材23の内壁とが接触して配置されており、保持部20が延びる軸方向A1において第1部材22と第2部材23との間に空間が形成されている。したがって、フィルタ10は、第1部材22と第2部材23との間に形成された空間に配置される。
図2Aに示すように、保持部20の内壁20aには、フィルタ10の枠部13を保持するための溝部21が形成されている。溝部21は、軸方向A1から見たときに、保持部20の内壁20aに環状に形成されており、フィルタ10に向かって開口している。
溝部21は、図2Bに示すように、フィルタ10を保持しているときに、フィルタ10と溝部21の内壁21a、21bとの間に隙間S1、S2ができるよう形成される。具体的には、フィルタ10の一方の主面10aと主面10aに向き合う溝部21の内壁21aとの間に隙間S1が形成され、およびフィルタ10の端部10cと端部10cに向き合う溝部21の内壁21bとの間に隙間S2が形成される。言い換えると、矢印A1で示す保持部20が延びる軸方向A1における溝部21の大きさH1は、フィルタ10の厚さT1よりも大きい。さらに、図5に示すように、平面視において、保持部20の軸Cを通る溝部21の直径D2は、フィルタ10の外径D1よりも大きい。本実施の形態では、溝部21の直径D2は、軸方向A1に延びる溝部21の内壁21bの任意の一点から、軸Cを通って対向する内壁21bまでの距離を示す。なお、溝部21の内壁21bは、溝部21の凹面である。したがって、溝部21の直径D2は、溝部21の凹面に接する内接円の直径を示す。
溝部21とフィルタ10との間に隙間が形成されることにより、フィルタ10は、溝部21に固定されず、図2Aの上下方向および左右方向に動くことができる。また、フィルタ10に流体を通過させる際に、保持部20の内壁20a付近の流速の低下を抑制することができる。このため、膜部12の中央付近と内壁20a付近との流速の差を小さくすることができる。これにより、保持部20の内壁20a付近にも流体が流れやすくなり、濾過対象物が膜部12の全体に分散して、流体を流れやすくすることができる。図2Aに示す保持部20の内壁20aの付近では、内壁20aとの摩擦により、流体の流速が低下する。そのため、膜部12の中央部分により多くの流体が流れやすく、内壁20aに近い部分と比較して膜部12の中央部分の貫通孔11に詰まりが発生しやすい。隙間S1を設けることで、保持部20の内壁20a付近を通過する流体が隙間S1に流れ込み、内壁20a付近の流体の流速を上げて膜部12の全体で流体の流れを分散することができる。また、隙間S2を設けることで、隙間S1から隙間S2への流体の流れが発生して隙間S1に流入した流体が逆流しにくくなるため、膜部12の全体に流体を分散して通過させることができる。さらに、膜部12から隙間S1に向かっての流体の流れにより、膜部12の表面が洗われ、膜部12に挟まった濾過対象物を取り除くことができる。
なお、隙間S1は、流体を流す方向により形成される位置が異なる。具体的には、図2Aにおける上から下に流体を流す場合、隙間S1は、フィルタ10の上流側、すなわち図2Aにおけるフィルタ10の上側に形成される。一方で、図2Aにおける下から上に流体を流す場合、隙間S1は、フィルタ10の上流側、すなわち図2Aにおけるフィルタ10の下側に形成される。
軸方向A1における溝部21の大きさH1は、例えば、フィルタ10の厚さT1の1.1倍以上1.5倍以下である。これにより、隙間S1の大きさ、すなわち、溝部21の大きさH1とフィルタ10の厚さT1との差T2は、0.01μm以上250μm以下となり、フィルタ10が湾曲することによるフィルタの脱落が起きにくくなる。好ましくは、溝部21の大きさH1とフィルタ10の厚さT1との差T2は、0.5μm以上150μm以下であるとよい。また、隙間S1の大きさT2は貫通孔11の寸法の0.1倍以上1.5倍以下とすることができる。ただし、濾過対象物が貫通孔11より大きい場合には、隙間S1の大きさT2は濾過対象物より小さく形成され、濾過対象物が貫通孔11より小さい場合には、隙間S1の大きさT2は貫通孔11よりも小さく形成されるとよい。このような構成により、濾過対象物が貫通孔11よりも小さい場合には貫通孔11を通過させる対象物のみを含んだ流体を通液することができ、濾過対象物が貫通孔11よりも大きい場合には膜部12の目詰まりの発生を抑制することができる。なお、フィルタ10は軸方向A1に移動可能に溝部21に保持されているため、流体を通過させているときには隙間S1の大きさは一定にはならないが、本実施の形態では、溝部21の大きさH1とフィルタ10の厚さT1との差T2を隙間S1の大きさT2として説明する。
隙間S1の大きさT2が貫通孔11の大きさよりも大きい場合、すなわち、隙間S1の大きさT2が貫通孔11の寸法の1.0倍より大きく1.5倍以下である場合、貫通孔11よりも隙間S1に流体が流れやすくなり、膜部12の外周部分の流速が速くなる。また、膜部12から隙間S1に向かう流体の流れも発生する。隙間S1に流体が流れることで、流体を膜部12の全体に分散させて通過させることができる。このため、圧力が比較的膜部12の全体にかかりやすくなり、膜部12の破損を抑制することができる。さらに、内壁20aに近い部分の貫通孔11に濾過対象物が詰まった場合に、隙間S1に向かう流体の流れにより詰まった濾過対象物が貫通孔11から排出されて詰まりを解消することができる。また、隙間S1に向かう流体の流れにより、膜部12の目詰まりを遅らせることができる。
一方で、隙間S1の大きさT2が貫通孔11の大きさよりも小さい、または等しい場合、すなわち、隙間S1の大きさが貫通孔11の寸法の0.1倍以上1.0倍以下である場合、内壁20aに近い部分の貫通孔11が詰まり膜部12への圧力が所定の値を超えたときに、隙間S1に流体を流して圧力を逃がすことができる。このため、膜部12の破損を抑制することができる。また、隙間S1の大きさT2が0.01μm以上であり濾過対象物の大きさより小さい場合、流体のみを隙間S1に通過させることができる。そのため、濾過対象物が隙間S1に詰まることを抑制し、より継続して圧力を逃がすことができる。さらに、毛細管現象により、貫通孔11の大きさよりも小さい気泡を、隙間S1でトラップすることができる。
溝部21の直径D2は、例えば、フィルタ10の外径D1の1.002倍以上1.1倍以下である。また、溝部21の直径D2とフィルタ10の外径D1との差の1/2は、貫通孔11の大きさの0.2倍以上2倍以下であっても良い。ただし、隙間S2の大きさW1が貫通孔11の大きさより大きい場合は、保持部20からフィルタが脱落しやすくなるため、隙間2の大きさW1の大きさは貫通孔11の大きさより小さい値を採用するとよい。このような構成により、隙間S2の大きさW1、すなわち、溝部21の直径D2とフィルタ10の外径D1との差の1/2は、0.02μm以上500μm以下となる。好ましくは、隙間S2の大きさW1は0.05μm以上200μm以下であるとよい。隙間S1と同様に、隙間S2に関しても、流体を通過させているときには大きさW1が一定にはならないが、本実施の形態では、溝部21の直径D2とフィルタ10の外径D1との差の1/2を隙間S2の大きさW1として説明する。
隙間S2を設けることにより、隙間S1に流れ込んだ流体が逆流せずに隙間S2に向かって流れる。このため、隙間S1に流体が滞留しにくくなり、膜部12の全体に流体を分散させて流すことができる。さらに、フィルタ10が上下方向に動くことによって、この流れが促進され、流体の分散をより高めることができる。また、隙間S2を設けることにより、隙間S2にピンセット等の器具を挿入することができる。このため、保持部20に保持されたフィルタ10を傷つけることなく把持することができる。
隙間S2の大きさW1は、隙間S1の大きさT2以上の大きさである。すなわち、溝部21の直径D2とフィルタ10の外径D1との差の1/2、すなわち隙間S2の大きさW1は、軸方向A1における溝部21の大きさH1とフィルタ10の厚さT1との差T2以上の大きさである。隙間S2を隙間S1以上の大きさに形成することで、膜部12にかかる圧力をより逃がしやすくなり、隙間S1の効果を持続させることができる。
[フィルタデバイスの動作]
図6Aおよび図6Bは、流体通過時のフィルタデバイス100の動作を示す図である。図6Aおよび図6Bの矢印50は、上流側から下流側への流体の流れを示す。図6Aおよび図6Bに示すように、フィルタデバイス100において、濾過対象物を含む流体が矢印50の向きにフィルタを通過すると、フィルタ10において、膜部12の中央部分が保持部20の軸方向に上下に動く。言い換えると、フィルタ10が撓んで膜部12の中央部分が軸方向に振動する。このとき、溝部21に保持されている枠部13は、膜部12とは逆向きに軸方向に振動する。このように、流体が通過している間、フィルタ10は撓みながら流体の流れる方向に上下に動く。
枠部13が軸方向に動くことにより、隙間S1の大きさおよび形状が変化し、その結果、図6Aの矢印51に示す隙間S1から隙間S2に向かう流体の流れが発生し、隙間S1から流体が逆流することを抑制することができる。また、隙間S1の大きさおよび形状が変化することで、溝部21の開口部において、図6Bの矢印52に示すように対流が発生し、隙間S1に濾過対象物が出入りして、隙間S1および隙間S2における濾過対象物の詰まりを低減することができる。さらに、隙間S1が形成されていることにより、フィルタ10が撓んだ際に、枠部13が溝部21の内部で上下に動くことができ、枠部13が曲がることを抑制することができる。これにより、枠部13への負荷を軽減することができる。
本実施の形態では、上述したように保持部20が透過性を有する材料により形成されるため、保持部20の外からフィルタ10を目視で確認することができる。フィルタデバイス100に流体を流したときに、逆流または渦流が発生し、流体が所望の方向に流れないことがある。フィルタ10が溝部21に移動可能に保持されていることにより、保持部20の外からフィルタ10の動きを確認することで、流体がどちらの方向に流れているのかを把握することができる。
[効果]
実施の形態1にかかるフィルタデバイス100によれば、以下の効果を奏することができる。
濾過対象物を濾過するフィルタデバイス100は、フィルタ10と、保持部20と、を備る。フィルタ10は、複数の貫通孔11を有する膜部12と、膜部12の周囲を囲む枠部13と、を有する。保持部20は、円筒形に形成され、内壁20aにフィルタ10の枠部13を保持するための環状の溝部21が形成されている。保持部20が延びる軸方向A1における溝部21の大きさH1は、フィルタ10の厚さT1よりも大きい。溝部21の直径D2は、フィルタ10の外径D1よりも大きい。
このような構成により、フィルタ10への負荷を低減させて、濾過の効率を向上させることができる。なお、濾過の効率を向上させることは、例えば、濾過時間を短縮させること、およびフィルタの濾過処理量を増加させることを含む。フィルタ10の枠部13を溝部21に配置したときに、フィルタ10と溝部21との間に隙間S1、S2が形成される。この隙間S1、S2に流体が流れ込むことにより、膜部12において保持部20の内壁20aの付近と中央部とで流速の差が小さくなるため、フィルタ10の膜部12の全体に圧力を分散させることができる。その結果、フィルタ10への負荷を低減させて濾過の効率を向上させることができる。さらに、隙間S1、S2が形成されることで、フィルタ10を図2Aにおける上下方向および左右方向に移動させることができる。このため、膜部12にかかる負荷を分散させることができる。また、隙間S1、S2が形成されることで、フィルタ10を曲げることなく、すなわちフィルタ10に負荷をかけることなく、保持部20にフィルタ10を配置することができる。
フィルタ10の厚さT1は、0.1μm以上500μm以下であり、軸方向A1における溝部21の大きさH1は、フィルタ10の厚さT1の1.1倍以上1.5倍以下である。このような構成により、フィルタデバイス100に流体を流している間に、フィルタ10が撓みながら上下に振動する。このため、流体を流しつつ貫通孔11に詰まった濾過対象物などを除去することができる。
軸方向A1における溝部21の大きさH1とフィルタ10の厚さT1との差T2は、複数の貫通孔11の大きさの0.1倍以上1.5倍以下であってもよい。ただし、濾過対象物が貫通孔より大きいときに、隙間S1の大きさT2は濾過対象物より小さく、濾過対象物が貫通孔より小さいときに、隙間S1の大きさT2は貫通孔11よりも小さく形成されるとよい。このような構成により、隙間S1の大きさT2が貫通孔11の大きさよりも大きい場合には、隙間S1に流体を流して膜部12にかかる圧力を分散させることができる。また、隙間S1の大きさT2が貫通孔11の大きさよりも小さい場合、貫通孔11の大きさよりも小さい気泡をトラップすることができる。さらに、膜部12の貫通孔11が詰まる前は隙間S1が流路として機能しないが、貫通孔11が詰まった場合には流路としての機能を発揮するため、圧力の逃げ場となり膜部12が破損しにくくなる。
フィルタ10の外径D1は、5mm以上500mm以下であり、溝部21の直径D2は、フィルタ10の外径D1の1.002倍以上1.1倍以下であってもよい。ただし、保持部20からのフィルタの脱落を防ぐため、隙間S2の大きさW1は貫通孔11の大きさより小さい値を採用するとよい。このような構成により、隙間S1から隙間S2への流体の流れを発生させて、貫通孔11を詰まりにくくすることができる。その結果、濾過対象物を効率よく濾過することができる。
溝部21の直径D2とフィルタ10の外径D1との差の1/2は、複数の貫通孔11の大きさの0.2倍以上2倍以下であってもよい。このような構成により、隙間S1から隙間S2への流体の流れを発生させることができる。その結果、フィルタ10の膜部12にかかる圧力を分散させる効果を持続させることができる。
軸方向A1における溝部21の大きさH1とフィルタ10の厚さT1との差T2は、溝部21の直径D2とフィルタ10の外径D1との差の1/2よりも小さい。このような構成により、隙間S1から隙間S2への流体の流れを発生させて、膜部12にかかる圧力を逃がすことができる。
保持部20は、第1部材22と第2部材23とにより構成され、フィルタ10は、第1部材22と第2部材23との間に形成された空間に配置される。このような構成により、フィルタデバイス100を容易に組み立てることができる。
フィルタ10は、金属により構成される。このような構成により、フィルタ10の破損を抑制することができる。また、流体が膜部12を通過する際に、貫通孔11が変形しにくくなり、貫通孔11の変形により濾過対象物が膜部12を通過してしまうのを抑制することができる。
なお、上述した実施の形態では、保持部20が円筒形である例について説明したが、これに限定されない。保持部20は、円筒形以外の筒形であってもよい。例えば、保持部20は、多角形等の断面を有する筒形に形成されていてもよい。この場合、軸方向A1から見たときに、溝部の内周に接する内接円の直径が、フィルタの外周に接する内接円の直径よりも大きく形成される。この場合、保持部が延びる軸方向A1における溝部の大きさとフィルタの厚さとの差が、溝部の内接円の直径とフィルタの外周の内接円の直径との差の1/2よりも小さくてもよい。なお、フィルタの形状が円である場合、フィルタの外周の内接円の直径は、フィルタの外径を指す。
また、上述した実施の形態では、フィルタ10のうち枠部13が保持部20の溝部21に保持されている例について説明したが、これに限定されない。図7は、実施の形態1の変形例1にかかるフィルタデバイス100Aの一部を示す概略図である。図7に示すように、フィルタ110のうち、枠部113に加えて膜部112の一部が溝部21に保持されていてもよい。
膜部112の一部が溝部21に保持されることにより、隙間S11に流れた流体が、溝部21に保持されている膜部112に設けられた貫通孔に流入して流速が低下する。このため、内壁20aの付近の貫通孔は、膜部112の中央部分と比較して詰まりにくくなる。また、膜部112の中央部分に濾過対象物が詰まった場合に、溝部21に保持されている膜部112に設けられた貫通孔に圧力を逃がすことができる。
図8は、実施の形態1の変形例2にかかるフィルタデバイス100Bを示す概略図である。図8に示すように、フィルタ210の端部210cと端部210cに向き合う溝部221の内壁221bとの間に隙間が形成されていなくてもよい。言い換えると、フィルタ210の外径D3と溝部221の直径D4とが略同じ大きさに形成されていてもよい。この場合、フィルタ210の一方の主面210aと主面210aに向き合う溝部221の内壁221aとの間に隙間S21が形成される。枠部213は、溝部221に保持されている。
このような構成により、保持部220の内壁220aに沿って流れる流体が、隙間S21に流れ込みやすくなる。このため、内壁220aに沿って流れる流体の流速を上げることができ、膜部212にかかる圧力を分散させて膜部212の破損を抑制することができる。また、溝部221の内壁221bとフィルタ210の端部210cとの間に摩擦が起きることにより、フィルタ210の上下方向動きが抑制され、隙間S21の大きさを固定することができる。さらに、膜部212の軸方向A1の振動が抑制され、膜部212への負荷が少なくなるため、破損を防ぐことができる。
また、上述した実施の形態では、軸方向A1における溝部21の大きさH1とフィルタ10の厚さT1との差T2は、溝部21の直径D2とフィルタ10の外径D1との差の1/2よりも小さい例について説明したが、これに限定されない。軸方向A1における溝部21の大きさH1とフィルタ10の厚さT1との差T2は、溝部21の直径D2とフィルタ10の外径D1との差の1/2よりも大きくてもよい。言い換えると、保持部が延びる軸方向A1における溝部21の大きさH1とフィルタ10の厚さT1との差T2が、溝部21の内接円の直径とフィルタ10の外周の内接円の直径との差の1/2よりも大きくてもよい。
(実施の形態の概要)
(1)本発明のフィルタデバイスは、濾過対象物を濾過するフィルタデバイスであって、複数の貫通孔を有する膜部と、膜部の周囲を囲む枠部と、を有するフィルタと、円筒形に形成され、内壁にフィルタの枠部を保持するための環状の溝部が形成された保持部と、を備え、保持部が延びる方向における溝部の大きさは、フィルタの厚さよりも大きく、保持部の延びる方向から見たときに、溝部の凹面に接する内接円の直径は、前記フィルタの外周に接する内接円の直径よりも大きい。
(2)(1)のフィルタデバイスにおいて、保持部は円筒形に形成され、溝部は円環状に形成され、フィルタは円形に形成され、溝部の直径は、フィルタの外径よりも大きくてもよい。
(3)(1)または(2)のフィルタデバイスにおいて、フィルタの厚さは、0.1μm以上500μm以下であり、軸方向における溝部の大きさは、フィルタの厚さの1.1倍以上1.5倍以下であってもよい。このような構成により、膜部への圧力を分散させ、破損を抑制することができる。
(4)(1)から(3)のいずれか1つフィルタデバイスにおいて、保持部が延びる方向における溝部の大きさとフィルタの厚さとの差は、複数の貫通孔の大きさの0.1倍以上1.5倍以下であってもよい。このような構成により、保持部が延びる方向における溝部の大きさとフィルタの厚さとの差が貫通孔よりも大きい場合、膜部の破損を抑制し、内壁に近い貫通孔の詰まりを解消することができる。また、保持部が延びる方向における溝部の大きさとフィルタの厚さとの差が貫通孔よりも小さい場合、圧力を逃がし、貫通孔の大きさより小さい気泡をトラップすることができる。
(5)(2)から(4)のいずれか1つのフィルタデバイスにおいて、フィルタの外径は、5mm以上500mm以下であり、溝部の直径は、前記フィルタの外径の1.002倍以上1.1倍以下であってもよい。このような構成により、フィルタから隙間への流れを発生させ、貫通孔を詰まりにくくすることができる。
(6)(2)から(5)のいずれか1つのフィルタデバイスにおいて、溝部の直径とフィルタの外径との差の1/2は、複数の貫通孔の大きさの0.2倍以上2倍以下であってもよい。このような構成により、フィルタから隙間への流れを発生させ、膜部にかかる圧力を分散させる効果を持続できる。
(7)(2)から(6)のいずれか1つのフィルタデバイスにおいて、保持部が延びる方向における溝部の大きさとフィルタの厚さとの差は、溝部の凹面に接する内接円の直径とフィルタの外周に接する内接円の直径との差の1/2よりも小さくてもよい。このような構成により、フィルタから隙間への流れを発生させ、膜部にかかる圧力を逃がすことができる。
(8)(2)から(6)のいずれか1つのフィルタデバイスにおいて、保持部が延びる方向における溝部の大きさとフィルタの厚さとの差は、溝部の直径とフィルタの外径との差の1/2よりも小さくてもよい。
(9)(1)から(8)のいずれか1つのフィルタデバイスにおいて、膜部の一部が、溝部に配置されてもよい。このような構成により、膜部の中央部に濾過対象物が詰まった場合、溝部に保持されている膜部の貫通孔に圧力を逃がすことができる。
(10)(1)から(9)のいずれか1つのフィルタデバイスにおいて、保持部は、第1部材と第2部材とにより構成され、フィルタは、第1部材と第2部材との間に形成された空間に配置されてもよい。
(11)(1)から(10)のいずれか1つのフィルタデバイスにおいて、フィルタは、金属により構成されてもよい。このような構成により、フィルタの破損を抑制することができる。
本発明は、流体に含まれる濾過対象物を濾過するフィルタデバイスに関する発明であり、濾過の効率を向上させる点で優れている。例えば、生体検体中から細胞を取り出すことによって医療診断に役立てたり、空気中に存在するPM2.5を捕捉して環境対策に役立てたりすることができる。
10、110、210 フィルタ
10a、10b、210a 主面
10c、210c 端部
11 貫通孔
12、112、212 膜部
13、113、213 枠部
20、220 保持部
20a、220a 内壁
21、221 溝部
22 第1部材
23 第2部材
100、100A、100B フィルタデバイス
A1 軸方向

Claims (11)

  1. 濾過対象物を濾過するフィルタデバイスであって、
    複数の貫通孔を有する膜部と、前記膜部の周囲を囲む枠部と、を有するフィルタと、
    筒形に形成され、内壁に前記フィルタの前記枠部を保持する環状の溝部が形成された保持部と、
    を備え、
    前記保持部が延びる方向における前記溝部の大きさは、前記フィルタの厚さよりも大きく、
    前記保持部が延びる方向から見たときに、前記溝部の凹面に接する内接円の直径は、前記フィルタの外周に接する内接円の直径よりも大きい、
    フィルタデバイス。
  2. 前記保持部は円筒形に形成され、
    前記溝部は、円環状に形成され、
    前記フィルタは、円形に形成され、
    前記溝部の直径は、前記フィルタの外径よりも大きい、
    請求項1に記載のフィルタデバイス。
  3. 前記フィルタの厚さは、0.1μm以上500μm以下であり、
    前記保持部が延びる方向における前記溝部の大きさは、前記フィルタの厚さの1.1倍以上1.5倍以下である、
    請求項1に記載のフィルタデバイス。
  4. 前記保持部が延びる方向における前記溝部の大きさと前記フィルタの厚さとの差は、前記複数の貫通孔の大きさの0.1倍以上1.5倍以下である、
    請求項3に記載のフィルタデバイス。
  5. 前記フィルタの外径は、5mm以上500mm以下であり、
    前記溝部の直径は、前記フィルタの外径の1.002倍以上1.1倍以下である、
    請求項2に記載のフィルタデバイス。
  6. 前記溝部の直径と前記フィルタの外径との差の1/2は、前記複数の貫通孔の大きさの0.2倍以上2倍以下である、
    請求項5に記載のフィルタデバイス。
  7. 前記保持部が延びる方向における前記溝部の大きさと前記フィルタの厚さとの差は、前記溝部の凹面に接する内接円の直径と前記フィルタの外周に接する内接円の直径との差の1/2よりも小さい、
    請求項1に記載のフィルタデバイス。
  8. 前記保持部が延びる方向における前記溝部の大きさと前記フィルタの厚さとの差は、前記溝部の直径と前記フィルタの外径との差の1/2よりも小さい、
    請求項2に記載のフィルタデバイス。
  9. 前記膜部の一部が、前記溝部に配置される、
    請求項1に記載のフィルタデバイス。
  10. 前記保持部は、第1部材と第2部材とにより構成され、前記フィルタは、前記第1部材と前記第2部材との間に形成された空間に配置される、
    請求項1に記載のフィルタデバイス。
  11. 前記フィルタは、金属により構成される、
    請求項1から10のいずれか1項に記載のフィルタデバイス。
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