JP2024031076A - 情報処理システム、取引装置、プログラム、および情報処理方法 - Google Patents

情報処理システム、取引装置、プログラム、および情報処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】金融機関での取引における顧客の利便性をさらに向上させることが可能な技術を提供する。【解決手段】顧客の入金の処理の履歴を記憶する記憶装置と、現金処理装置と、前記記憶装置および前記現金処理装置に接続される取引装置とを有する現金処理システムであって、前記現金処理装置は、伝票の情報コードを読み取る第1の読み取り部により取得される取引情報に基づいて現金の入金の処理を行う現金処理部を備え、前記記憶装置は、前記現金処理部による入金の処理が完了すると、前記取引情報に含まれる伝票識別情報を記憶し、前記取引装置は、前記伝票の前記情報コードを読み取る第2の読み取り部と、前記第2の読み取り部により取得される前記伝票識別情報に基づいて、前記伝票に係る入出金取引の入金の完了を特定する特定部と、入金の完了が特定された入出金取引について金融取引を実施する取引実行部と、を備える、情報処理システム。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理システム、取引装置、プログラム、および情報処理方法に関する。
従来、金融機関では、現金処理装置およびオペレータが操作する窓口端末が設置されている。上記現金処理装置への操作はオペレータにより行われていたが、顧客自身が操作することにより現金の入金を行うセルフ型の現金処理装置も提供されている。
例えば、特許文献1には、顧客が店頭に設置された現金処理装置を操作して現金を入金し、入金完了後に発行される入金受付票に基づいて、オペレータが窓口端末機で元帳更新を行い、顧客の通帳に入金額を記帳して返却する取引処理システムが開示されている。
特開2004-021568号公報
しかし、金融機関での取引における顧客の利便性のさらなる向上が望まれる。
そこで、本発明の目的とするところは、金融機関での取引における顧客の利便性をさらに向上させることが可能な、新規かつ改良された技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、顧客の入金の処理の履歴を記憶する記憶装置と、現金の処理を行う現金処理装置と、前記記憶装置および前記現金処理装置に通信可能に構成される取引装置とを有する現金処理システムであって、前記現金処理装置は、伝票の情報コードを読み取る第1の読み取り部により取得される取引情報に基づいて現金の入金の処理を行う現金処理部を備え、前記記憶装置は、前記現金処理部による入金の処理が完了すると、前記取引情報に含まれる伝票識別情報を記憶し、前記取引装置は、前記伝票の前記情報コードを読み取る第2の読み取り部と、前記第2の読み取り部により取得される前記伝票識別情報に基づいて、前記記憶装置を参照することにより前記伝票に係る入出金取引の入金の完了を特定する特定部と、入金の完了が特定された入出金取引について、入金された現金を原資として金融取引を実施する取引実行部と、を備える、情報処理システムが提供される。
前記情報処理システムは、前記顧客の受付番号を出力する受付端末をさらに備えてもよく、前記現金処理装置は、前記顧客による入力操作に基づいて前記受付番号を取得し、前記記憶装置は、前記現金処理装置による入金の処理が完了した前記伝票識別情報と、前記受付番号を関連付けて記憶してもよい。
前記情報処理システムは、前記記憶装置を制御する制御部をさらに備えてもよく、前記制御部は、前記第1の読み取り部により、同一の前記受付番号に対応する複数の伝票の情報コードの読み取りが行われた場合、当該複数の伝票に係る複数の取引情報に基づいて入金必要金額を算出し、前記現金処理装置による前記入金必要金額分の入金の処理が完了すると、同一の前記受付番号と、前記複数の伝票識別情報を関連付けて記憶部に記憶させてもよい。
前記制御部は、前記取引装置による金融取引が実施された入出金取引に係る前記伝票識別情報に基づいて、前記記憶装置を参照することにより、前記伝票識別情報に関連付けられた前記受付番号を特定し、前記取引装置は、前記記憶装置において、前記制御部により特定された前記受付番号に関連付けられた他の前記伝票識別情報がある場合、前記他の伝票識別情報に係る入出金取引について金融取引を実施してもよい。
前記情報コードが示す前記取引情報は、入金金額、振込金額、または振込手数料の少なくともいずれか1つ以上に関する情報を含んでもよい。
前記情報コードが示す取引情報は、少なくとも振込手数料に関する情報を含んでもよい。
前記伝票は、インターネットを介して金融機関の顧客に提供される電子帳票作成機能を用いて顧客により作成される電子帳票であってもよい。
また、上記課題を解決するために本発明の別の観点によれば、伝票の情報コードを読み取る読み取り部と、前記読み取り部により取得される伝票識別情報に基づいて、現金処理装置による入金の処理が完了した入出金取引に係る伝票識別情報が保持されている記憶装置を参照することにより前記伝票に係る入出金取引の入金の完了を特定する特定部と、入金の完了が特定された前記入出金取引について、入金された現金を原資として金融取引を実施する取引実行部と、を備える、取引装置が提供される。
また、上記課題を解決するために本発明の別の観点によれば、コンピュータを、伝票の情報コードを読み取る読み取り部と、前記読み取り部により取得される伝票識別情報に基づいて、現金処理装置による入金の処理が完了した入出金取引に係る伝票識別情報が保持されている記憶装置を参照することにより前記伝票に係る入出金取引の入金の完了を特定する特定部と、入金の完了が特定された前記入出金取引について、入金された現金を原資として金融取引を実施する取引実行部と、として機能させるための、プログラムが提供される。
また、上記課題を解決するために本発明の別の観点によれば、伝票の情報コードを読み取ることと、前記情報コードを読み取ることにより取得される伝票識別情報に基づいて、現金処理装置による入金の処理が完了した入出金取引に係る伝票識別情報が保持されている記憶装置を参照することにより前記伝票に係る入出金取引の入金の完了を特定することと、入金の完了が特定された前記入出金取引について、入金された現金を原資として金融取引を実施することと、を含む、コンピュータにより実行される情報処理方法が提供される。
以上説明したように本発明によれば、金融機関での取引における顧客の利便性をさらに向上させることが可能な、新規かつ改良された技術が提供される。
本発明の一実施形態による情報処理システムの概要を説明するための説明図である。 本実施形態による顧客端末20の機能構成例を説明するためのブロック図である。 本実施形態による制御サーバ40の機能構成例を説明するためのブロック図である。 現金収支計算部421による現金収支の計算について説明するための説明図である。 履歴管理部423により記憶部430に記憶される現金処理履歴テーブルT2の一例を説明するための説明図である。 本実施形態による現金処理装置50の機能構成例を示すブロック図である。 本実施形態による取引装置60の機能構成例を示すブロック図である。 本実施形態による情報処理システムの動作処理例を説明する第一のシーケンス図である。 本実施形態による情報処理システムの動作処理例を説明する第二のシーケンス図である。 本実施形態による現金処理装置50が表示する画面の一例を示す説明図である。 本実施形態による現金処理装置50が表示する画面の他の一例を示す説明図である。 本実施形態による現金処理装置50が表示する画面の他の一例を示す説明図である。 本実施形態による現金処理装置50が表示する画面の他の一例を示す説明図である。 本実施形態による情報処理システムの動作処理例を説明する第三のシーケンス図である。 本実施形態による取引装置60のハードウェア構成例を示す図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素を、同一の符号の後に異なる数字を付して区別する場合もある。ただし、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素の各々を特に区別する必要がない場合、複数の構成要素の各々に同一符号のみを付する。
<1.本発明の一実施形態による情報処理システムの概要>
本発明の一実施形態は、金融機関において、現金の入金を伴う入出金取引を行う情報処理システムに関する。より詳細には、顧客が自宅または事業所等で事前に作成した、金融取引の取引内容に係る電子帳票(以下伝票、またはWeb伝票とも称する)を用いて、現金の入金を伴う入出金取引を行うことが可能な情報処理システムに関する。本情報処理システムによれば、事前に作成された上記伝票を用いて、オペレータによる金融取引の実施、および、顧客自身がセルフ型現金処理装置を操作することによる現金の入金の受付が可能である。
(課題の整理)
従来、顧客が記入済みの帳票を持ち込んで金融機関での取引を実施しようとすると、当該帳票に記載の取引に必要な金額が確定していないために、オペレータのいる窓口で手数料を確認した上で、現金処理装置を利用する必要があった。取引に必要な金額とは、取引金額に加え、当該取引で発生する金融機関での手数料を含んだ金額を指す。
また特に、複数の帳票に関する取引を一括で行いたい顧客は、一度、窓口に赴き、手数料および全ての取引を通算した入出金額の計算を行う必要があった。
結果として、来店した顧客の多くがオペレータのいる窓口に集中してしまうといった問題があった。
本発明の一側面として、多種の金融取引を目的として来店する多くの顧客が、オペレータのいる窓口での計算処理を行うことなく、直接入出金装置へ向かうことのできるシステムが提供される。
まず、図1を参照して、本発明の一実施形態による情報処理システムの概要を説明する。
図1は、本発明の一実施形態による情報処理システムの概要を説明するための説明図である。本実施形態による情報処理システムは、例えば図1に示すように、管理センタサーバ10、顧客端末20、受付番号発券機30、制御サーバ40、現金処理装置50、および、取引装置60を含む。
図1においては1台の現金処理装置50および1台の取引装置60が示されているが、本実施形態による情報処理システムは、2台以上の現金処理装置50、および、2台上以上の取引装置60を有してもよい。また、図1においては1台の顧客端末20が示されているが、本実施形態による情報処理システムは複数の顧客端末20を有してもよい。
(管理センタサーバ10)
管理センタサーバ10は、顧客が顧客端末20上でブラウザから利用可能な、Web伝票を作成するためのWebアプリケーションを提供する機能を有する。Web伝票とは、入出金取引に係る取引情報を示す電子帳票である。取引情報は、顧客により上記Webアプリケーションを用いて入力される。また、Web伝票は、上記取引情報を示す情報コードを含む。情報コードは、例えば、QRコード(登録商標)等の2次元コードであってよい。管理センタサーバ10と顧客端末20とは、ネットワーク5を介して互いに通信可能に構成されている。
取引情報は、顧客による入金、出金、または振込等の、入出金取引に必要な各種情報を示す。例えば、取引情報は、各取引の入出金金額の情報、または、振込金額および振込手数料の情報を含む。さらに、取引情報は、各Web伝票を一意に識別可能とする、伝票識別情報を含む。本明細書では、管理センタサーバ10によって提供される上記Webアプリケーションを、以下Web伝票システムと称する。
このような管理センタサーバ10は、顧客端末20がWeb伝票システムにアクセスして入力する取引情報に基づき、Web伝票の印刷イメージを生成する機能を有する。また、管理センタサーバ10は、取引情報を示す情報コードC(例えばQRコード)を生成する機能を有する。また、上記情報コードCは、さらに伝票識別情報を示す情報コードであってもよい。上記Web伝票の印刷イメージには、情報コードCが含まれる。管理センタサーバ10は、情報コードCを含む、生成したWeb伝票の印刷イメージを、顧客端末20に送信する。または、管理センタサーバ10は、Web伝票の印刷イメージとは別のイメージデータとして、情報コードCのみの画像イメージを、Web伝票の印刷イメージとともに顧客端末20に送信してもよい。
(顧客端末20)
顧客端末20は、金融機関の顧客等の利用者が利用する端末である。顧客端末20は、例えば、PC(Personal Computer)、スマートフォン、または、タブレット型端末等により実現される。顧客は、自宅またはオフィス等の任意の場所で、顧客端末20を利用してWeb伝票システムに接続し、Web伝票の作成を行うことが出来る。また、顧客は、顧客端末20に接続されているプリンタ2を用いて、Web伝票Rを印刷することが出来る。このとき、Web伝票R上には、情報コードCが印刷される。または、Web伝票Rは、顧客端末20上で表示可能な画面データとして顧客端末20内に保存されてもよい。この場合、顧客は、顧客端末20の画面上で情報コードCを表示することが出来る。なお、顧客端末20とプリンタ2とは、有線により接続されていてもよいし、無線により接続されていてもよい。
顧客は、事前に作成し印刷したWeb伝票Rを、金融機関の営業店店頭に持ち込むことが出来る。また、顧客は、営業店店頭で、Web伝票Rに印刷された情報コードCを現金処理装置50に読み取らせることにより、当該Web伝票に係る入出金取引のための、現金の入金手続を行うことが出来る。このとき、現金処理装置50は、上記情報コードCを読み取ることにより、顧客がWeb伝票システムで事前に入力した取引情報を取得する。これにより、顧客が店頭で取引情報に含まれる全ての情報を再入力する手間が省かれ、顧客の待ち時間が短縮され得る。
(受付番号発券機30)
受付番号発券機30は、店頭に来店した顧客に受付番号を発券する端末である。例えば、受付番号発券機30は、顧客または金融機関の店頭スタッフの操作に応じて、顧客に受付番号を割り振り、当該受付番号をレシート(紙媒体)に印字出力する。
または、受付番号発券機30は、例えばICカードの挿入口を備え、所定のIC(Integrated Circuit)カードに受付番号を書き込んで排出してもよいし、顧客が携帯する個人端末(スマートフォン等)に受付番号を示す情報の表示画面情報を送信してもよい。例えば、受付番号発券機30は、顧客が挿入したキャッシュカードのICの記憶部に電気的に受付番号の情報を書き込んで排出してもよい。
(現金処理装置50)
現金処理装置50は、金融機関の顧客等の顧客が操作するセルフ型現金処理装置である。例えば、図1に示した現金処理装置50は、紙幣処理部542および硬貨処理部544からなる現金処理部540を有する。紙幣処理部542は紙幣の入出金を行い、硬貨処理部544は硬貨の入出金を行う。
また、現金処理装置50の上面には、操作入力および表示の機能を有する操作表示部510と、バーコードまたはQRコード等の情報コードを光学的に読み取る読み取り部520が設けられる。現金処理装置50は、読み取り部520によりWeb伝票に印字されたQRコードを読み取ることにより、当該Web伝票に係る取引情報および伝票識別情報を取得する。
また、図1に示すように、現金処理装置50の紙幣処理部542には、紙幣の入金および出金を行う紙幣入出金口11が設けられる。硬貨処理部544には、硬貨の入出金を行う硬貨投入出金口19と、異物の返却を行う返却口24が設けられる。
このような現金処理装置50は、読み取り部520によりQRコードの読み取りを行い、取引情報および伝票識別情報を取得する。また、現金処理装置50は、操作表示部510において、受付番号の入力を受け付ける。現金処理装置50は、上記取引情報、伝票識別情報、および、受付番号を、制御サーバ40に送信する。また、現金処理装置50は、制御サーバ40による制御に基づいて、上記取引情報に係る現金の入金処理を行う。
現金処理装置50によれば、従来、金融機関の店頭において窓口のオペレータが行っていた現金処理を、顧客自身が現金処理装置50を操作し行うことが可能である。これにより、オペレータによる現金取扱業務を縮小することが出来る。
(制御サーバ40)
制御サーバ40は、現金処理装置50とネットワーク6を介して通信接続する。また、制御サーバ40は、現金処理装置50に対して動作の指示を行い得る。例えば制御サーバ40は、現金処理装置50から受信した取引情報に係る現金の入金処理が現金処理装置50において完了すると、上記取引情報に係る伝票識別情報と受付番号を関連付けて記憶する。このような制御サーバ40は、記憶装置および当該記憶装置を制御する制御部の一例である。
(取引装置60)
取引装置60は、例えば金融機関の窓口に配置され、金融機関の職員等のオペレータにより操作される。取引装置60は、ネットワーク7を介して制御サーバ40と接続される。取引装置60は、QRコード等の情報コード、および、伝票に記入された文字情報等を光学的に読み取り可能な読み取り部640を備える。また、取引装置60は、通帳または伝票に印刷を行うことが可能なプリンタ630を備えていてもよい。このような取引装置60は、勘定系サーバ70および営業店サーバ80と、それぞれ、ネットワーク8およびネットワーク9を介して通信を行い、預貯金、融資、および為替等の、金融機関における基幹業務の取引を実行する機能を有する。
取引装置60は、オペレータによる操作に基づき、入金または振込等の金融取引を実行することが出来る。取引装置60による金融取引の実行操作により、直接もしくは営業店サーバ80を経由して、勘定系サーバ70において、元帳の更新が行われる。このような、取引装置60、勘定系サーバ70、および営業店サーバ80が連携することにより行われる、取引装置60での金融取引の実行操作、および、勘定系サーバ70への元帳の更新の依頼の処理を、以下、勘定処理とも称する。
また、本実施形態による取引装置60は、読み取り部640において、顧客により持ち込まれるWeb伝票に印字された情報コードを読み取ることにより、当該Web伝票に係る取引情報、および伝票識別情報を取得する。取引装置60は、取得された取引情報に基づいて、金融取引を実行することが出来る。これにより、顧客が予めWeb伝票作成時に入力した取引情報をオペレータが取引装置60で再入力する手間が省かれる。従って、オペレータの業務負荷が軽減する。さらに、顧客の待ち時間が短縮され得るので、顧客の利便性が向上する。
また、取引装置60は、制御サーバ40に記憶されている、現金処理装置50において入金処理が完了した取引に係る伝票識別情報と受付番号を参照し、Web伝票に係る取引の入金の完了を特定する。取引装置60は、入金の完了が特定された取引について、入金された現金を原資として金融取引を実施する。これにより、現金処理装置50における現金の入金処理が完了した取引に係る取引情報と、勘定系サーバ70または営業店サーバ80に保持される取引情報の同期がシステム上即時に行われない場合であっても、取引装置60は、現金の入金が完了した取引を特定することが出来る。
(勘定系サーバ70、営業店サーバ80)
勘定系サーバ70は、取引の勘定系の処理を行う。例えば、勘定系サーバ70は、入金取引の実行を依頼された場合には顧客の口座残高に入金金額を加算し、出金取引の実行を依頼された場合には顧客の口座残高から出金金額を減算する。あるいは、勘定系サーバ70は、振込先に指定されている口座の口座残高に入金金額を加算する。あるいは、勘定系サーバ70は、他行口座宛の金融取引の実行を依頼された場合には、当該取引を行うための取引電文を他行の為替取引サーバに発信する。また、勘定系サーバ70は、顧客の個人情報(氏名、ID、電話番号、住所、口座番号、取引履歴、勤務先、および家族構成等)の管理と、各店舗の情報(現金処理装置50の有高を含む)の管理等を行う。営業店サーバ80は、取引装置60が金融取引のための処理を実行するためのデータを格納するデータベースを有する。
(ネットワーク)
ネットワーク5~9の各々は、IEEE等によって制定された任意の通信規格に準拠したネットワークである。また、特にネットワーク6~9は、例えば広域インターネット回線又は金融機関独自の専用回線により構成され得る。これらの回線は、イーサネットケーブル等の有線通信路、及びWiFi(登録商標)等により提供される無線通信路の少なくともいずれか1つを含んでいてよい。
以上、図1を参照して、本実施形態による情報処理システムの概要を説明した。続いて、図2を参照し、本実施形態による顧客端末20の機能構成例を説明する。
<2.機能構成例>
<2-1.顧客端末20>
図2は、本実施形態による顧客端末20の機能構成例を説明するためのブロック図である。図2に示したように、顧客端末20は、通信部210、制御部220、操作入力部230、表示部240、および、記憶部250を有する。
(通信部210)
通信部210は、有線または無線によりネットワーク5と接続し、ネットワーク5を介して管理センタサーバ10とデータの送受信を行い得る。例えば、通信部210は、管理センタサーバ10から、Web伝票作成用の画面(伝票作成のための入力画面)を受信する。
また、通信部210は、プリンタ2と有線または無線により接続し、プリンタ2に印刷データを出力し得る。
(制御部220)
制御部220は、顧客端末20の動作全般を制御する。例えば、制御部220は、管理センタサーバ10から受信するWeb伝票の伝票作成画面を表示部240に表示する。制御部220は、伝票作成画面への取引情報の入力を操作入力部230から受け付けてもよい。伝票作成画面には、例えば、顧客(取引者)の氏名、会社名、連絡先、取引金額、取引口座番号等、顧客が選択した取引内容に応じて所定の必要事項の入力欄が表示され、これらの情報入力が行われてもよい。
また、作成した伝票には、伝票識別情報が付与される。伝票識別情報は、例えばWeb伝票システムを提供する管理センタサーバ10により、重複がないように採番され得る。また、伝票識別情報には、例えば規則性のない乱数(例えば10桁の数値)のうち重複していない数が用いられる。
制御部220は、顧客による操作に基づいて、伝票作成画面において入力された取引情報を、管理センタサーバ10へ送信する。管理センタサーバ10は、顧客端末20から受信した取引情報に基づいて、Web伝票の印刷イメージを生成する。また、管理センタサーバ10は、受信した取引情報と、採番した伝票識別情報を示す情報コード(以下、QRコードを生成する例を説明する)を生成する。管理センタサーバ10は、生成されたQRコードを含んで、Web伝票の印刷イメージを生成する。管理センタサーバ10は、生成したWeb伝票の印刷イメージを顧客端末20に送信する。
そして、制御部220は、顧客による印刷指示に従い、管理センタサーバ10から受信したWeb伝票の印刷イメージを印字した伝票(用紙)を、プリンタ2から印刷出力する。なおプリンタ2は、顧客端末20と別体であってもよいし、顧客端末20と一体化した構成であってもよい。
なお、以上説明した管理センタサーバによるWeb伝票の印刷イメージの生成、および、QRコードの生成は、顧客端末20の制御部220により行われてもよい。
また、制御部220は、顧客による操作に基づき、伝票作成画面において入力された取引情報またはその一部を記憶部250に記憶させる制御を行ってもよい。さらに、制御部220は、Web伝票の伝票作成画面において、顧客による操作に基づき、記憶部250に記憶された取引情報を読み込んで表示してもよい。これにより、顧客は、過去に作成したWeb伝票の情報を用いて、新たなWeb伝票の作成を行うことが出来る。
(操作入力部230および表示部240)
操作入力部230は、顧客による顧客端末20に対する操作入力を受け付ける機能を有する。操作入力部230は、例えば、キーボード、マウス、またはタッチパッド等により実現され得る。
表示部240は、制御部220の制御に従って、例えば伝票作成画面を表示する機能を有する。表示部240は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ装置、液晶ディスプレイ(LCD)装置、OLED(Organic Light Emitting Diode)装置により実現される。
なお、操作入力部230および表示部240の機能は分離して構成されていてもよいし、顧客端末20において一体的に構成されていてもよい。
(記憶部250)
記憶部250は、制御部220を動作させるためのプログラムおよびデータを記憶することが可能な記憶装置である。また、記憶部250は、制御部220の動作の過程で必要となる各種データを一時的に記憶することもできる。例えば、記憶装置は、不揮発性の記憶装置であってもよい。
以上、図2を参照して、本実施形態による顧客端末20の機能構成例を説明した。続いて、図3を参照して、本実施形態による制御サーバ40の機能構成例を説明する。
<2-2.制御サーバ40>
図3は、本実施形態による制御サーバ40の機能構成例を説明するためのブロック図である。図3に示したように、制御サーバ40は、通信部410、制御部420、および、記憶部430を有する。
(通信部410)
通信部410は、制御部420の制御に従って、現金処理装置50、または取引装置60等の他の装置と通信を行う機能を有する。例えば、通信部410は、現金処理装置50から、現金処理装置50の読み取り部520がWeb伝票の情報コードを読み取ることにより取得された取引情報、伝票識別情報、および、受付番号を受信する。また、通信部410は、記憶部430に記憶されている、伝票識別情報と、当該伝票識別情報に関連付けられた受付番号とを、取引装置60に送信する。
(制御部420)
制御部420は、制御サーバ40の動作全般を制御する機能を有する。また、制御部420は、現金処理装置50を制御して、現金の入金または出金処理等の動作を行わせる機能を有する。このような制御部420は、現金収支計算部421、履歴管理部423、および、履歴消込部425としての機能を有する。
現金収支計算部421は、現金処理装置50から受信した取引情報に基づいて、現金収支を計算し、入金必要金額(以下、入金金額)を計算する機能を有する。
現金収支計算部421は、例えば、ある受付番号を付与されている顧客が、複数のWeb伝票を店頭に持ち込み、現金処理装置50の読み取り部に、当該複数のWeb伝票の各々の情報コードを読み取らせた場合に、現金収支の計算を行う。
このように複数のWeb伝票がある場合、各々のWeb伝票に係る取引には、現金の出金が必要な引き出し取引等の出金取引と、現金の入金が必要な預入れまたは振込の取引等の、入出金の種別が異なる複数の取引が含まれ得る。このような場合に、現金収支計算部421は、情報コードの読み取りが行われた複数のWeb伝票に係る全ての取引の入出金金額を相殺し、最終的な入金または出金の必要金額を算出する。
これにより、現金処理装置50は、同一の受付番号が入力された状態で複数のWeb伝票の情報コードを読み取った場合でも、各Web伝票に係る取引ごとに都度現金の入金処理または出金処理を行うのではなく、全ての取引に係る入出金処理を一度で行うことが可能となる。従って、顧客が現金処理装置50を利用して現金を入金または出金する際に、何度も現金の入金または出金を行う無用な手間が発生しない。ここで、図4を参照して、現金収支計算部421による現金収支の計算についてより具体的に説明する。
図4は、現金収支計算部421による現金収支の計算について説明するための説明図である。図4に示した表T1は、現金収支計算部421による現金収支の計算例を3つ示す表である。表T1は、図4に示したように、No.、現金収支、および、ケース例を含む。
No.列は、現金処理装置50により取得された複数の取引情報に係る取引の各々を示すための番号である。図4に示した例では、No.は、1~3を含む。各行のNo.1~3は、3つの取引内容のケース例のそれぞれを示している。
ケース例は、現金処理装置50により取得された複数の取引情報に係る取引の内容と、各取引での現金の出金額および入金額を合計し相殺した最終的な現金の入金必要金額または出金必要金額を示す。現金収支は、現金収支計算部421による計算に基づく、現金の入金または出金が必要か不要かの計算結果を示す。
まず、1行目のNo.1の例について説明する。No.1のケース例は、現金を1,000円引き出す出金取引と、現金を2,000円預入れる入金取引と、3,000円の振込の取引との、3つの取引を含むことが理解される。この場合、現金収支計算部421は、引き出し取引による現金の出金額1,000円と、預入取引および振込取引による現金の入金額5,000円を相殺し、4,000円の現金の入金が必要であると算出する。この場合、制御部420は、現金処理装置50に、4,000円の入金処理を行わせる。
次に、2行目のNo.2の例について説明する。No.2のケース例は、現金を6,000円引き出す出金取引と、現金を2,000円預入れる入金取引と、3,000円の振込の取引との、3つの取引を含むことが理解される。この場合、現金収支計算部421は、引き出し取引による現金の出金額6,000円と、預入取引および振込取引による現金の入金額5,000円を相殺し、1,000円の現金の出金が必要であると算出する。この場合、制御部420は、現金処理装置50に、1,000円の出金処理を行わせる。
次に、3行目のNo.3の例について説明する。No.3のケース例は、現金を5,000円引き出す出金取引と、現金を2,000円預入れる入金取引と、3,000円の振込の取引との、3つの取引を含むことが理解される。この場合、現金収支計算部421は、引き出し取引による現金の出金額5,000円と、預入取引および振込取引による現金の入金額5,000円を相殺し、収支が0円である、すなわち、現金の入出金の処理が不要であると算出する。この場合、制御部420は、現金処理装置50に、入金または出金のいずれの処理も行わせない。さらに、制御部420は、全ての取引に係る金額の現金収支の計算結果が0円であるため、現金の入金処理および出金処理が不要である旨を顧客に通知する案内画面を現金処理装置50に表示させてもよい。
図3に戻って、制御サーバ40の機能構成例の説明を続ける。履歴管理部423は、現金処理装置50による入金の処理が完了すると、現金処理装置50から完了した入金の処理に係る取引の取引情報に含まれる伝票識別情報と受付番号とを取得する。さらに、履歴管理部423は、上記伝票識別情報と受付番号とを関連付けて、記憶部430に記憶させる制御を行う。
図5は、履歴管理部423により記憶部430に記憶される現金処理履歴テーブルT2の一例を説明するための説明図である。図5に示したように、現金処理履歴テーブルT2は、受付番号、入金、出金、伝票識別情報、および、ステータスを含む。図5に示した現金処理履歴テーブルT2は、1行ごとに、1のWeb伝票に係る取引について記憶される情報を示す。
現金処理履歴テーブルT2の一列目の受付番号は、受付番号発券機30により顧客に発行され、現金処理装置50に入力された受付番号を示す。また、現金処理履歴テーブルT2の4列目の伝票識別情報は、現金処理装置50がQRコードを読み取ることにより取得された、各取引の伝票識別情報を示す。
現金処理履歴テーブルT2の2列目の入金は、現金処理装置50がQRコードを読み取ることにより取得された取引情報に係る取引が入金取引である場合に記憶される、当該取引の入金額の情報である。例えば、現金処理履歴テーブルT2の一行目に示した取引は、入金額が1,000円の入金取引である事が理解される。
また、現金処理履歴テーブルT2の3列目の出金は、現金処理装置50がQRコードを読み取ることにより取得された取引情報に係る取引が出金取引である場合に記憶される、当該取引の出金額の情報である。例えば、現金処理履歴テーブルT2の二行目に示した取引は、出金額が2,000円の出金取引であることが理解される。
ステータスは、各行に示される取引の勘定処理が未処理であるか、または、処理済であるかを示す情報である。図5に示した例では、いずれの取引についてもステータスは未処理である。この場合、いずれの取引についても、取引装置60による勘定処理が行われていない状態であることが理解される。
また、図5に示した例では、現金処理履歴テーブルT2の1行目および2行目の取引は、いずれも受付番号が1である。一方で、一行目の伝票識別情報は11111111であり、二行目の伝票識別情報は22222222であり、1行目と2行目の伝票識別情報は異なる。これは、受付番号1を付与された顧客が持ち込んで現金処理装置50に情報コードを読み取らせたWeb伝票が2枚あり、1行目と2行目の取引は、それぞれ別のWeb伝票に係る取引の取引情報であることを示す。さらに、一方のWeb伝票に係る取引は、1,000円の入金取引であり、他方のWeb伝票に係る取引は、2,000円の出金取引であることが理解される。
図3に戻って、制御サーバ40の機能構成例の説明を続ける。履歴消込部425は、記憶部430に記憶された現金処理履歴テーブルに含まれるステータスの情報を更新する機能を有する。より詳細には、履歴消込部425は、通信部410が取引装置60から現金処理履歴テーブルに記憶された各取引のいずれかの勘定処理が完了したことの通知を受信すると、当該取引のステータスを、処理済に更新する。このとき、履歴消込部425は、取引装置60から上記通知とともに当該取引の伝票識別情報を取得することにより、勘定処理が完了した取引を識別してもよい。
(記憶部430)
記憶部430は、制御部420を動作させるためのプログラムおよびデータを記憶することが可能な記憶装置である。また、記憶部430は、制御部420の動作の過程で必要となる各種データを一時的に記憶することもできる。例えば、記憶装置は、不揮発性の記憶装置であってもよい。
このような記憶部430は、例えば、制御部420の制御に従って、上述した現金処理履歴テーブルに、現金処理装置50による入金処理が完了した取引に係る伝票識別情報と、受付番号を関連付けて記憶する。
以上、図3を参照して、本実施形態による制御サーバ40の機能構成例を説明した。続いて、図6を参照して、本実施形態による現金処理装置50の機能構成例を説明する。
<2-3.現金処理装置50>
図6は、本実施形態による現金処理装置50の機能構成例を示すブロック図である。図6に示すように、現金処理装置50は、操作表示部510、読み取り部520、通信部530、現金処理部540、記憶部560、および、制御部570を有する。
制御部570は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等を中心に構成されており、現金処理装置50の各機能部を制御して、各種の取引を実行する。
各取引は、現金処理部540が実行する複数の処理により実現され得る。制御部570は、複数の処理の各々の実行指示を順次に現金処理部540に出力し、現金処理部540が当該実行指示に従って複数の処理を順次に実行する。また、制御部570は、取引の処理結果を示す情報を通信部530に制御サーバ40へ送信させる制御を行う。また、制御部570は、読み取り部520により受付番号が読み取られた場合には、当該受付番号を通信部530に制御サーバ40へ送信させる。
操作表示部510は、操作の誘導画面および処理状況を示す画面などを表示する表示部および顧客が操作入力を行うための入力部としての機能を包含する。表示部としての機能は、例えば、CRTディスプレイ装置、液晶ディスプレイ装置、OLED装置により実現される。また、入力部としての機能は例えばタッチパネルにより実現される。なお、表示部および操作入力部の機能は分離して構成されてもよい。
読み取り部520は、一次元バーコードまたはQRコードといった符号化された情報を光学的に読み取る機能を有する。読み取り部520は、例えばカメラまたはバーコードリーダにより実現されてもよい。また、受付番号の読み取りをICカードから行う場合、読み取り部520はカードリーダにより実現されてもよい。
通信部530は、ネットワーク6を介して制御サーバ40に接続される。通信部530は、制御サーバ40から現金取引に関する取引情報を受信したり、取引の処理結果を制御サーバ40に送信したりする。通信部530が用いる通信方式は、有線通信方式であってもよいし、無線通信方式であってもよい。有線通信方式としては、IEEE規格に則ったイーサネットケーブルを用いる通信方式が挙げられ、無線通信方式としては、IEEE規格に則ったWiFiを用いる通信方式が挙げられる。通信部530が用いる通信方式、すなわち、通信インターフェースは、現金処理装置50によって異なり得る。
現金処理部540は、紙幣および硬貨などの現金の入金処理、および出金処理を行う。入金処理においては、顧客により投入された現金を計数する計数処理、および現金を収納部に収納する収納処理などが行われる。出金処理では、収納部からの現金の繰り出し処理、および繰り出された現金を出金口に搬送する搬送処理などが行われる。
記憶部560は、ROM(Read Only Memory)およびRAM(Random Access Memory)等から実現され、現金処理装置50の動作を制御するための制御プログラム、現金処理装置50の取引時における入力データ、および、表示画面等を格納する。例えば、記憶部560は、現金処理装置50における取引の実行のためのAPIを記憶し、制御部570は当該APIを制御サーバ40に提供する。当該APIは、現金処理装置50によって異なり得る。
以上、本実施形態による現金処理装置50の機能構成例を説明した。続いて、図7を参照して、本実施形態による取引装置60の機能構成例を説明する。
<2-4.取引装置60>
図7は、本実施形態による取引装置60の機能構成例を示すブロック図である。図7に示したように、本実施形態による取引装置60は、通信部610、操作表示部620、プリンタ630、読み取り部640、記憶部650、および、制御部660を有する。
通信部610は、ネットワーク7を介して制御サーバ40に接続される。また、通信部610は、ネットワーク8およびネットワーク9のそれぞれを介して、勘定系サーバ70および営業店サーバ80の各々に接続される。通信部610が用いる通信方式は、有線通信方式であってもよいし、無線通信方式であってもよい。有線通信方式としては、IEEE規格に則ったイーサネットケーブルを用いる通信方式が挙げられ、無線通信方式としては、IEEE規格に則ったWiFiを用いる通信方式が挙げられる。
このような通信部610は、例えば、現金処理装置50において入金処理が完了した入出金取引に係る伝票識別情報および受付番号の情報を、制御サーバ40から取得する。
操作表示部620は、オペレータに情報を通知するための画面などを表示する表示部およびオペレータが操作入力を行うための入力部としての機能を包含する。表示部としての機能は、例えば、CRTディスプレイ装置、液晶ディスプレイ装置、OLED装置により実現される。また、入力部としての機能は例えばタッチパネルにより実現される。なお、表示部および操作入力部の機能は分離して構成されてもよい。その際、入力部はキーボードであってもよい。
プリンタ630は、制御部660の制御に従い、通帳または伝票等の媒体に印刷を行い出力する機能を有する。なお、プリンタ630は、取引装置60と一体化した構成であってもよいし、別体であってもよい。例えば、プリンタ630は、後述する取引実行部665による処理に伴って発生する、各取引の入金金額または出金金額等の情報を通帳に印刷出力する。
読み取り部640は、一次元バーコードまたはQRコードといった符号化された情報を光学的に読み取る機能を有する。読み取り部640は、例えばカメラ、または、バーコードリーダにより実現されてもよい。例えば、読み取り部640は、窓口に案内された顧客のWeb伝票の情報コードを読み取り、当該Web伝票の伝票識別情報、および、当該情報コードが示す取引情報を取得する。
また、読み取り部640は、印刷または手書きされた文字情報を光学的に読み取るOCR(Optical Character Recognition)スキャナにより実現されてもよい。例えば、読み取り部640は、営業店の窓口で顧客による記入済みの紙伝票から、取引情報を読み取ってもよい。
記憶部650は、ROMおよびRAM等から実現される。記憶部650は、例えば、取引装置60の動作を制御するための制御プログラム、および表示する画面のレイアウトに関する情報等を格納する。
制御部660は、例えば、CPU等の電子回路を中心に構成されており、取引装置60の各機能部を制御して、オペレータの業務を支援する。このような制御部660は、特定部663、および取引実行部665としての機能を有する。
特定部663は、読み取り部640がWeb伝票の情報コードを読み取ることにより取得される伝票識別情報に基づいて、制御サーバ40の記憶部430を参照することにより、当該伝票識別情報が示すWeb伝票に係る入出金取引の入金の完了を特定する機能を有する。より詳細には、特定部663は、読み取り部640により取得される伝票識別情報が、制御サーバ40の記憶部430に記憶されているかを、制御サーバ40に照会する。制御サーバ40において上記伝票識別情報が記憶されていることの照会結果を通信部610が制御サーバ40から受信すると、特定部663は、当該伝票識別情報が示すWeb伝票に係る入出金取引の入金が完了したと特定する。
これにより、現金処理装置50における現金の入金処理が完了している取引の情報が、リアルタイムに取引装置60と同期されていない場合であっても、取引装置60は現金処理装置50での現金の入金が完了している取引を特定することが出来る。従って、例えば、現金処理装置50のようなセルフ型現金処理装置と、勘定処理を行う取引装置60との間でリアルタイムに取引状況の同期を行うことが困難な場合であっても、現金の入金が完了していない取引について、原資が確保されていないにもかかわらず当該取引の金融取引が実行されてしまうことを防ぐことが出来る。
取引実行部665は、特定部663により入金の完了が特定された入出金取引について、入金された現金を原資として金融取引を実施する機能を有する。また、取引実行部665による金融取引の実施と連携して、勘定系サーバ70および営業店サーバ80において、元帳の更新が行われる。以上、図7を参照して、本実施形態による取引装置60の機能構成例を説明した。
<3.動作処理例>
続いて、図8、図9、および図14を参照して、本実施形態による情報処理システムの動作例を説明する。
(Web伝票作成までの動作処理例)
図8は、本実施形態による情報処理システムの動作処理例を説明する第一のシーケンス図である。図8のシーケンス図は、顧客が金融機関の営業店に来店する前に、顧客端末20を利用してWeb伝票を作成する際の、顧客端末20および管理センタサーバ10の動作処理の流れを示している。
まず、顧客が顧客端末20を操作し、任意のWebブラウザからWeb伝票システムにアクセスする(S101)。管理センタサーバ10は、顧客端末20にWeb伝票システム画面のデータを送信する(S103)。顧客端末20の表示部240は、Web伝票システム画面を表示する(S105)。
顧客は、顧客端末20の操作入力部230を操作し、Web伝票システム画面で取引情報を入力する(S107)。顧客端末20の通信部210は、管理センタサーバ10へ入力された取引情報を送信する(S109)。管理センタサーバ10は、受信した取引情報を基に、取引情報の入力結果を含む入力結果画面を生成して顧客端末20に送信する(S111)。顧客端末20の表示部240は、上記入力結果画面を表示し、取引情報の入力結果を表示する(S113)。
次いで、管理センタサーバ10は、顧客端末20から受信した取引情報を基に、QRコードを含むWeb伝票の印刷イメージを生成する(S115)。管理センタサーバ10は、生成したWeb伝票の印刷イメージを顧客端末20へ送信する(S117)。
顧客端末20の制御部220は、管理センタサーバ10から受信したWeb伝票の印刷イメージを、プリンタ2から印刷出力させる(S119)。また、制御部220は、顧客が入力した取引情報を記憶部250に記憶させ、保存する(S121)。続いて、顧客が作成したいWeb伝票の枚数に応じて、S107~S121の処理が繰り返される。
以上、図8を参照して、本実施形態による情報処理システムの、Web伝票の作成までの動作処理例を説明した。続いて、図9および図14を参照して、本実施形態による情報処理システムの、営業店店頭への顧客の来店以降の動作処理例を説明する。
(営業店店頭への顧客来店以降の動作処理例)
図9は、本実施形態による情報処理システムの動作処理例を説明する第二のシーケンス図である。顧客が営業店店頭に来店すると、受付番号発券機30は、顧客自身または金融機関の職員等の操作に基づいて、受付番号を発行する(S201)。顧客は、受付番号が印字されたレシートを持って、現金処理装置50へ移動する。
次いで、現金処理装置50の操作表示部510は、来店した顧客による受付番号の入力を受け付ける(S203)。このとき、現金処理装置50の操作表示部510は、制御サーバ40の制御に従い、例えば図10に示すような受付番号の入力を受け付ける画面を表示してもよい。
図10は、本実施形態による現金処理装置50が表示する画面の一例を示す説明図である。図10に示したように、例えば画面D1は、案内文言M1のような、顧客に受付番号の入力を促す表示を含んでいてもよい。顧客は、案内文言M1に従って、操作表示部510において入力操作を行うことにより、受付番号を入力することができる。また、画面D1は、顧客により入力された番号を入力表示欄B1に表示してもよい。
次いで、現金処理装置50の読み取り部520は、顧客により読み取り部520にかざされたWeb伝票のQRコードを読み取り、取引情報を取得する(S205)。このとき、現金処理装置50の操作表示部510は、制御サーバ40の制御に従い、例えば図11に示すような、QRコードの読み取りを顧客に案内する画面を表示してもよい。
図11は、本実施形態による現金処理装置50が表示する画面の他の一例を示す説明図である。図11に示したように、例えば画面D2は、QRコードを読み取り部520に読み取らせるよう顧客に案内する案内文言M2の表示を含んでいてもよい。さらに、画面D2は、現金処理装置50の読み取り部520の位置を顧客に伝えるための現金処理装置イメージB2の表示を含んでいてもよい。
また、現金処理装置50は、顧客が持ち込んだWeb伝票が複数ある場合には、複数のWeb伝票の各々に印字されたQRコードの読み取りを行い、複数のWeb伝票の各々に係る複数の取引情報を取得する。
さらに、現金処理装置50の操作表示部510は、S205において、制御サーバ40の制御に従い、読み取り部520がQRコードを読み込むことにより取得された取引情報の確認画面を操作表示部510に表示してもよい。
次いで、現金処理装置50は、取得された取引情報と受付番号を制御サーバ40へ送信する(S207)。制御サーバ40の現金収支計算部421は、現金処理装置50から受信した取引情報に基づき、現金収支を計算する(S209)。
現金収支計算部421による現金収支の計算結果が、現金処理装置50による現金の出金あり、または、現金の入出金不要のいずれかである場合には、制御サーバ40は、顧客を窓口へ案内する案内画面を生成する(S211)。上記案内画面には、例えば、現金処理装置50での現金の入出金が不要である旨の案内文言が含まれていてもよい。制御サーバ40は、生成した窓口への案内画面を現金処理装置50に表示させる制御を行う(S213)。
次いで、現金処理装置50に表示された窓口への案内文言に従って、顧客が、Web伝票を持って窓口に移動する。窓口で取引装置60を操作するオペレータは、顧客が持ち込んだWeb伝票を受け取り、取引装置60の読み取り部640に読み取らせる操作を行う。読み取り部640は、Web伝票のQRコードを読み取って、取引情報を取得する(S215)。取引装置60の取引実行部665は、取得された取引情報に基づいて、勘定処理を実行する(S217)。次いで、図14に示したシーケンス図のS247に進む。
図14は、本実施形態による情報処理システムの動作処理例を説明する第三のシーケンス図である。図9に示したシーケンス図のS217において勘定処理が完了すると、取引装置60は、取引が完了した旨を示す、手続の終了通知画面を表示し(S247)、一連の処理を終了する。
図9に戻って、S209における現金収支の計算結果が、現金の入金ありの場合であった場合の動作処理例の説明を続ける。制御サーバ40の制御部420は、現金収支計算部421による現金収支の計算結果に基づいて、入金金額と現金入金案内画面を現金処理装置50の操作表示部510に表示させる制御を行う(S219)。このとき、制御部420は、例えば図12および図13に示すような画面を、順次、操作表示部510に表示させてもよい。
図12は、本実施形態による現金処理装置50が表示する画面の他の一例を示す説明図である。図12に示したように、画面D3は、現金処理装置50により取得された取引情報の内容の確認を促す案内文言M3を含んでいてよい。また、画面D3は、取得された複数の取引情報の各々に基づく取引内容を示す、入金取引表示B3、および、振込取引表示B4を含んでいてもよい。
さらに、図12に示したように、画面D3は、追加ボタンB5および確認ボタンB6を含んでいてもよい。追加ボタンB5が押下される操作が行われた場合、読み取り部520は、S205~S207の処理を再度実行し、追加でWeb伝票のQRコードの読み取りおよび取引情報の取得を行ってもよい。操作表示部510は、追加で取得された取引情報に基づく取引内容を、入金取引表示B3および振込取引表示B4の下部に表示してもよい。
また、制御サーバ40は、画面D3において確認ボタンB6が押下された場合に、現金処理装置50に表示される画面を、図13に示す入金金額の表示画面に遷移させてもよい。
図13は、本実施形態による現金処理装置50が表示する画面の他の一例を示す説明図である。図13に示したように、画面D4は、入金取引表示B3、振込取引表示B4、入金金額表示B7、追加ボタンB5、および、確認ボタンB6を含む。なお、入金取引表示B3、振込取引表示B4、追加ボタンB5、および、確認ボタンB6は、図12を参照して説明した通りであるので、ここでの詳細な説明を省略する。
画面D4では、画面D3と比較して、入金金額表示B7が新たに表示されている。顧客は、入金金額表示B7を確認し、現金をいくら投入する必要が有るかを確認することが出来る。
制御サーバ40は、画面D4において確認ボタンB6が押下されると、現金処理装置50に現金の入金の処理を実行させる制御を行う。現金処理装置50は、現金の入金処理を行う(S221)。続けて、図14のシーケンス図へ進む。
現金処理装置50において現金の入金の処理が行われると、制御サーバ40は、釣銭の有無を計算する(S223)。釣銭が有る場合、制御サーバ40は、現金処理装置50に釣銭を払い出させる制御を行う(S225)。現金処理装置50は、制御サーバ40の制御に従って釣銭を払い出す(S227)。
現金処理装置50において、入金必要金額分の入金の処理が完了すると、制御サーバ40の履歴管理部423は、入金の処理が完了した取引の取引情報に含まれる伝票識別情報と受付番号とを関連付けて、記憶部430に記憶させる制御を行う(S229)。
次いで、制御サーバ40は、顧客を窓口へ誘導する案内画面を生成する。このとき、案内画面は、例えば、入金の処理が完了した旨の案内文言を含んでいてよい(S231)。制御サーバ40は、生成した案内画面を現金処理装置50に表示させる(S233)。入金の処理が完了した顧客は、案内画面の指示に従って、窓口へ移動する。または、顧客は、窓口での自身の手続の順番を待つ。
窓口で取引装置60を操作するオペレータは、顧客が持ち込んだWeb伝票を受け取り、取引装置60の読み取り部640に読み取らせる操作を行う。読み取り部640は、Web伝票のQRコードを読み取って、取引情報を取得する(S235)。取引装置60の特定部663は、制御サーバ40と通信を行うことにより、制御サーバ40の記憶部430に、上記取引情報に含まれる伝票識別情報が記憶されているか否かを参照する(S237)。
記憶部430に上記伝票識別情報が記憶されている場合、特定部663は、上記Web伝票に係る入出金取引の入金の完了を特定する(S239)。このとき、特定部663は、記憶部430において上記伝票識別情報に関連付けられている勘定処理のステータスが未処理であるか否かをさらに特定してもよい。
取引実行部665は、特定部663により入金の完了が特定された入出金取引の勘定処理を実行する(S241)。このとき、取引実行部665は、特定部663により入金の完了が特定された入出金取引のうち、当該入出金取引に係る伝票識別情報に関連付けられた上記ステータスが未処理である場合にのみ、当該入出金取引の勘定処理を行ってもよい。
入出金取引の勘定処理が完了すると、取引装置60は、制御サーバ40に通知を行う。制御サーバ40が上記通知を受信すると、履歴消込部425は、記憶部430に記憶されている上記入出金取引の伝票識別情報に関連付けられたステータスを、処理済みに更新する。さらに、制御サーバ40の制御部420は、記憶部430において、勘定処理が完了した入出金取引の伝票識別情報に関連付けられた受付番号を特定する(S243)。
取引装置60は、制御サーバ40に、制御部420により特定された上記受付番号と同一の受付番号に関連付けられた伝票識別情報の有無を特定させる(S245)。制御サーバ40および取引装置60は、制御部420により特定された、同一の受付番号に関連付けられた伝票識別情報が示すWeb伝票に係る入出金取引の全てについて、S235~S245の処理を繰り返す。これにより、制御サーバ40において、ある顧客に付与された受付番号に関連付けられている伝票識別情報に係る全ての入出金取引について、勘定処理が行われる。
上記入出金取引の全てについて勘定処理が完了すると、取引装置60は、取引が完了した旨を示す、手続の終了通知画面を表示し(S247)、一連の処理を終了する。
以上、図9、および図14を参照して、本実施形態による情報処理システムの、営業店店頭への顧客来店以降の動作処理例を説明した。
<4.ハードウェア構成例>
以上、本発明の一実施形態を説明した。上述した、取引装置60による、伝票識別情報に基づく入金が完了した取引の特定、および、情報コードにより取得された取引情報に基づく勘定取引の実行等の処理は、ソフトウェアと、取引装置60のハードウェアとの協働により実現される。以下では、本発明の実施形態による取引装置60のハードウェア構成例について説明する。
なお、以下に説明する取引装置60のハードウェア構成例は、取引装置60のハードウェア構成の一例に過ぎない。したがって、取引装置60のハードウェア構成は、以下に説明する取引装置60のハードウェア構成から不要な構成が削除されてもよいし、新たな構成が追加されてもよい。また、以下に説明するハードウェア構成例は、管理センタサーバ10、顧客端末20、および制御サーバ40にも適用可能である。
図15は、本実施形態による取引装置60のハードウェア構成例を示す図である。取引装置60は、CPU1001と、ROM1002と、RAM1003と、内部バス1004と、入出力インターフェース1010と、表示装置1011と、入力装置1012と、音声出力部1013と、記憶装置1014と、ドライブ1015と、ネットワークインターフェース1016と、外部インターフェース1017と、を備えることができる。
CPU1001は、演算処理装置および制御装置として機能し、各種プログラムに従って取引装置60内の動作全般を制御する。CPU1001が後述するROM1002、RAM1003およびソフトウェアと協働することにより、例えば、制御部660の機能が実現され得る。
ROM1002は、CPU1001が使用するプログラムおよび演算パラメータ等を記憶する。RAM1003は、CPU1001の実行において使用するプログラム、およびその実行において適宜変化するパラメータ等を一時記憶する。
CPU1001、ROM1002、RAM1003は、内部バス1004によって相互に接続され、さらに入出力インターフェース1010を介して後述する表示装置1011、入力装置1012、音声出力部1013、記憶装置1014、ドライブ1015、ネットワークインターフェース1016および外部インターフェース1017と接続される。
表示装置1011は、例えば、CRTディスプレイ装置、液晶ディスプレイ、OLED装置などの表示装置であり、映像データを映像に変換して出力する。また、入力装置1012は、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、マイクロフォン、センサ、スイッチおよび制御回路などから構成され得る。また、音声出力部1013は、スピーカおよびヘッドフォンなどの音声出力装置であり、音声データなどを音声に変換して出力する。
記憶装置1014は、本実施形態による記憶部650の一例として構成されたデータ記憶用の装置である。記憶装置1014は、記憶媒体、記憶媒体にデータを記録する記録装置、記憶媒体からデータを読み出す読出し装置および記憶媒体に記録されたデータを削除する削除装置などを含んでいてもよい。記憶装置1014は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)またはSSD(Solid State Drive)、あるいは同等の機能を有するメモリ等で構成される。この記憶装置1014は、ストレージを駆動し、CPU1001が実行するプログラムまたは各種データを記憶する。
ドライブ1015は、記憶媒体用リーダライタであり、取引装置60に内蔵、または外付けされる。ドライブ1015は、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリなどのリムーバブル記憶媒体に記憶されている情報を読み出して、RAM1003に出力する。また、ドライブ1015は、リムーバブル記憶媒体に情報を書き込むことも可能である。
ネットワークインターフェース1016は、例えば、インターネットなどの通信網に接続するためのデバイス等で構成された通信インターフェースである。また、ネットワークインターフェース1016は、無線LAN(Local Area Network)対応通信装置であってもよいし、有線LANによる通信を行うワイヤー通信装置であってもよい。
外部インターフェース1017は、例えばUSB(Universal Serial Bus)ポート、IEEE1394ポート、SCSI(Small Computer System Interface)ポート、RS-232Cポートまたは光オーディオ端子などのような外部接続機器を接続するための接続ポートで構成された接続インターフェースである。なお、外部インターフェース1017は、BluetoothまたはIrDA(Infrared Data Association)などの近距離無線通信に対応し、無線通信により外部接続機器を接続する接続ポートであってもよい。
<5.補足>
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、本実施形態による管理センタサーバ10、顧客端末20、受付番号発券機30、制御サーバ40、現金処理装置50、および取引装置60の動作の処理におけるステップは、必ずしも説明図として記載された順序に沿って時系列に処理する必要はない。例えば、管理センタサーバ10、顧客端末20、受付番号発券機30、制御サーバ40、現金処理装置50、および取引装置60の動作の処理における各ステップは、説明図として記載した順序と異なる順序で処理されてもよく、並列的に処理されてもよい。
また、上述した管理センタサーバ10、顧客端末20、制御サーバ40、および取引装置60に内蔵されるCPU、ROMおよびRAMなどのハードウェアに、本実施形態による情報処理システムの機能を発揮させるための1以上のコンピュータプログラムも作成可能である。また、当該1以上のコンピュータプログラムを記憶させたコンピュータにより読み取り可能な記憶媒体も提供される。
また、本明細書においてネットワークは2以上の情報処理装置を通信可能とする通信路をいう。すなわち、本明細書では、ネットワークの語はルータ等の上位装置の存在を前提とする狭義のコンピュータネットワークに限定されない。
また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的または例示的なものであって限定的ではない。つまり、本発明に係る技術は、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏しうる。
10 管理センタサーバ
20 顧客端末
210 通信部
220 制御部
230 操作入力部
240 表示部
250 記憶部
30 受付番号発券機
40 制御サーバ
410 通信部
420 制御部
421 現金収支計算部
423 履歴管理部
425 履歴消込部
430 記憶部
50 現金処理装置
510 操作表示部
520 読み取り部
530 通信部
540 現金処理部
542 紙幣処理部
544 硬貨処理部
560 記憶部
570 制御部
60 取引装置
610 通信部
620 操作表示部
630 プリンタ
640 読み取り部
650 記憶部
660 制御部
663 特定部
665 取引実行部
70 勘定系サーバ
80 営業店サーバ

Claims (10)

  1. 顧客の入金の処理の履歴を記憶する記憶装置と、現金の処理を行う現金処理装置と、前記記憶装置および前記現金処理装置に通信可能に構成される取引装置とを有する現金処理システムであって、
    前記現金処理装置は、
    伝票の情報コードを読み取る第1の読み取り部により取得される取引情報に基づいて現金の入金の処理を行う現金処理部を備え、
    前記記憶装置は、
    前記現金処理部による入金の処理が完了すると、前記取引情報に含まれる伝票識別情報を記憶し、
    前記取引装置は、
    前記伝票の前記情報コードを読み取る第2の読み取り部と、
    前記第2の読み取り部により取得される前記伝票識別情報に基づいて、前記記憶装置を参照することにより前記伝票に係る入出金取引の入金の完了を特定する特定部と、
    入金の完了が特定された入出金取引について、入金された現金を原資として金融取引を実施する取引実行部と、
    を備える、情報処理システム。
  2. 前記情報処理システムは、
    前記顧客の受付番号を出力する受付端末をさらに備え、
    前記現金処理装置は、
    前記顧客による入力操作に基づいて前記受付番号を取得し、
    前記記憶装置は、
    前記現金処理装置による入金の処理が完了した前記伝票識別情報と、前記受付番号を関連付けて記憶する、
    請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記情報処理システムは、前記記憶装置を制御する制御部をさらに備え、
    前記制御部は、前記第1の読み取り部により、同一の前記受付番号に対応する複数の伝票の情報コードの読み取りが行われた場合、当該複数の伝票に係る複数の取引情報に基づいて入金必要金額を算出し、
    前記現金処理装置による前記入金必要金額分の入金の処理が完了すると、同一の前記受付番号と、前記複数の伝票識別情報を関連付けて記憶部に記憶させる、
    請求項2に記載の情報処理システム。
  4. 前記制御部は、
    前記取引装置による金融取引が実施された入出金取引に係る前記伝票識別情報に基づいて、前記記憶装置を参照することにより、前記伝票識別情報に関連付けられた前記受付番号を特定し、
    前記取引装置は、
    前記記憶装置において、前記制御部により特定された前記受付番号に関連付けられた他の前記伝票識別情報がある場合、前記他の伝票識別情報に係る入出金取引について金融取引を実施する、
    請求項3に記載の情報処理システム。
  5. 前記情報コードが示す前記取引情報は、入金金額、振込金額、または振込手数料の少なくともいずれか1つ以上に関する情報を含む、
    請求項1に記載の情報処理システム。
  6. 前記情報コードが示す取引情報は、少なくとも振込手数料に関する情報を含む、
    請求項5に記載の情報処理システム。
  7. 前記伝票は、インターネットを介して金融機関の顧客に提供される電子帳票作成機能を用いて顧客により作成される電子帳票である、
    請求項1に記載の情報処理システム。
  8. 伝票の情報コードを読み取る読み取り部と、
    前記読み取り部により取得される伝票識別情報に基づいて、現金処理装置による入金の処理が完了した入出金取引に係る伝票識別情報が保持されている記憶装置を参照することにより前記伝票に係る入出金取引の入金の完了を特定する特定部と、
    入金の完了が特定された前記入出金取引について、入金された現金を原資として金融取引を実施する取引実行部と、
    を備える、取引装置。
  9. コンピュータを、
    伝票の情報コードを読み取る読み取り部と、
    前記読み取り部により取得される伝票識別情報に基づいて、現金処理装置による入金の処理が完了した入出金取引に係る伝票識別情報が保持されている記憶装置を参照することにより前記伝票に係る入出金取引の入金の完了を特定する特定部と、
    入金の完了が特定された前記入出金取引について、入金された現金を原資として金融取引を実施する取引実行部と、
    として機能させるための、プログラム。
  10. 伝票の情報コードを読み取ることと、
    前記情報コードを読み取ることにより取得される伝票識別情報に基づいて、現金処理装置による入金の処理が完了した入出金取引に係る伝票識別情報が保持されている記憶装置を参照することにより前記伝票に係る入出金取引の入金の完了を特定することと、
    入金の完了が特定された前記入出金取引について、入金された現金を原資として金融取引を実施することと、
    を含む、コンピュータにより実行される情報処理方法。
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