JP2024030892A - 電気接続箱 - Google Patents

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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02GINSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
    • H02G3/00Installations of electric cables or lines or protective tubing therefor in or on buildings, equivalent structures or vehicles
    • H02G3/02Details
    • H02G3/08Distribution boxes; Connection or junction boxes
    • H02G3/16Distribution boxes; Connection or junction boxes structurally associated with support for line-connecting terminals within the box
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K7/00Constructional details common to different types of electric apparatus

Abstract

【課題】電気接続箱の小型化を可能とする。【解決手段】電気接続箱は、ケースと、前記ケース内に設けられている回路部と、前記ケース外の別機器と前記回路部とを電気的に接続するためのワイヤハーネスと、前記回路部と電気的に接続される第一電線を支持する第一端子と、前記回路部と電気的に接続される第二電線を支持する第二端子と、を備える。前記ワイヤハーネスの一部、前記第一端子、及び、前記第二端子が、前記ケースの第一面側に配置されている。前記第一面の一辺に沿った方向を左右方向と定義し、前記第一面の他辺に沿った方向を上下方向と定義した場合に、前記第一端子及び前記第二端子は、前記ワイヤハーネスの前記一部を基準として、前記左右方向の一方である第一領域に位置していて、前記第一端子及び前記第二端子は、前記第一領域において、相互で前記上下方向について異なる位置にある。【選択図】 図2

Description

本開示は、電気接続箱に関する。
特許文献1に、入力電流を分配して外部の負荷装置へ出力する機能を備える電気接続箱が開示されている。その電気接続箱は、ケースと、そのケース内に設けられているバスバとを有する。そのバスバが分岐構造を有する。
特開2020-091261号公報
特許文献1に開示の電気接続箱は、ケースの第一面側に、電源側端部を有し、第一面側と反対側である第二面側に、負荷側端部を有する。電気接続箱によっては、ケースの第一面側に、電源側端部及び負荷側端部の双方が設けられる場合がある。つまり、電源装置と接続される入力用の電線、及び、負荷装置と接続される出力用の電線の双方が、ケースの第一面側を通過する場合がある。
図7は、従来の電気接続箱の内部構造を示す概略図である。電源装置と接続される入力用のワイヤハーネス92、及び、負荷装置と接続される出力用のワイヤハーネス95が、ケース90の第一面91側を通過する。さらに、電気接続箱100は、別である2つの負荷装置とそれぞれ接続される第一出力電線93及び第二出力電線94が、その第一面91側を通過するように構成されている。
電気接続箱100は、第一出力電線93を支持する第一端子96と、第二出力電線94を支持する第二端子97とを有する。前記第一面91の一辺に沿った方向を左右方向と定義した場合、左右方向の一方に向かって順に、第一端子96、入力用のワイヤハーネス92の一部92a、出力用のワイヤハーネス95の一部95a、及び、第二端子97が、一列に並んで配置される。この場合、電気接続箱100の左右方向の寸法Wが大きくなる。
そこで、本開示では、小型化が可能となる電気接続箱を提供することを目的とする。
本開示の電気接続箱は、ケースと、前記ケース内に設けられている回路部と、前記ケース外の別機器と前記回路部とを電気的に接続するためのワイヤハーネスと、前記回路部と電気的に接続される第一電線を支持する第一端子と、前記回路部と電気的に接続される第二電線を支持する第二端子と、を備え、
前記ワイヤハーネスの一部、前記第一端子、及び、前記第二端子が、前記ケースの第一面側に配置されている電気接続箱であって、
前記第一面の一辺に沿った方向を左右方向と定義し、前記第一面の他辺に沿った方向を上下方向と定義した場合に、
前記第一端子及び前記第二端子は、前記ワイヤハーネスの前記一部を基準として、前記左右方向の一方である第一領域に位置していて、
前記第一端子及び前記第二端子は、前記第一領域において、相互で前記上下方向について異なる位置にある。
本開示によれば、電気接続箱の小型化が可能となる。
図1は、電気接続箱の斜視図である。 図2は、電気接続箱(カバーを外した状態)の斜視図である。 図3は、図2に示す電気接続箱を異なる方向から見た場合の斜視図である。 図4は、カバーを外した状態の電気接続箱の正面図である。 図5は、カバーを外した状態の電気接続箱の平面図である。 図6は、第一端子及び第二端子の拡大斜視図である。 図7は、従来の電気接続箱の内部構造を示す概略図である。
<本開示の実施形態の概要>
以下、本開示の実施形態の概要を列記して説明する。
(1)本実施形態の電気接続箱は、ケースと、前記ケース内に設けられている回路部と、前記ケース外の別機器と前記回路部とを電気的に接続するためのワイヤハーネスと、前記回路部と電気的に接続される第一電線を支持する第一端子と、前記回路部と電気的に接続される第二電線を支持する第二端子と、を備え、
前記ワイヤハーネスの一部、前記第一端子、及び、前記第二端子が、前記ケースの第一面側に配置されている電気接続箱であって、
前記第一面の一辺に沿った方向を左右方向と定義し、前記第一面の他辺に沿った方向を上下方向と定義した場合に、
前記第一端子及び前記第二端子は、前記ワイヤハーネスの前記一部を基準として、前記左右方向の一方である第一領域に位置していて、
前記第一端子及び前記第二端子は、前記第一領域において、相互で前記上下方向について異なる位置にある。
前記電気接続箱によれば、第一端子及び第二端子は、ワイヤハーネスの一部を基準として、左右方向の一方である第一領域に集約されて位置する。このため、電気接続箱は左右方向に小型化される。第一端子及び第二端子が第一領域に集約されていても、第一端子及び第二端子は、上下方向について異なる位置にある。このため、第一電線と第二電線との干渉が防止される。
なお、「前記上下方向」及び「前記左右方向」は、電気接続箱の構成を説明するために定義する方向であり、実際に電気接続箱が例えば自動車等の車体(全体装置)に搭載された状態での「上下方向(鉛直上下方向)」及び「左右方向(水平左右方向)」を意味するものではない。
(2)前記(1)の電気接続箱において、好ましくは、前記第一端子は、前記第一電線を前記左右方向に並べて支持する第一支持部を有し、前記第二端子は、前記第二電線を前記上下方向に並べて支持する第二支持部を有し、前記第二支持部は、前記第一支持部よりも、前記ワイヤハーネスの前記一部に左右方向に接近して位置する。
前記構成によれば、第二支持部は、第二電線を上下方向に並べて支持するので、第二端子は、ワイヤハーネスの前記一部に左右方向について接近して位置しやすい。第一支持部は、第一電線を左右方向に並べて支持する。このため、第一電線を上下方向に並べる場合と比較して、第一領域の上下方向の寸法が小さくなる。
(3)前記(2)の電気接続箱において、好ましくは、前記第一端子は、前記ケースに前記第一支持部を固定する第一固定部を有し、前記第二端子は、前記ケースに前記第二支持部を固定する第二固定部を有し、前記第一固定部及び前記第二固定部は、前記第一領域において、相互で前記左右方向について異なる位置にある。
前記構成によれば、例えば、第一端子が第二端子よりも上下方向の一方に位置する場合、第二固定部の前記上下方向の一方のスペースを、第一電線が通り、そのスペースを有効に活用することが可能となる。
(4)前記(1)から(3)のいずれか一つに記載の電気接続箱において、好ましくは、前記左右方向及び前記上下方向に直交する方向を前後方向と定義した場合、前記第一端子及び前記第二端子は、前記第一領域において、相互で前記前後方向について異なる位置にある。
前記構成によれば、例えば、第一端子及び第二端子が、ケースに上下方向の一方から取り付けられる場合、第一端子が有する第一固定部と、第二端子が有する第二固定部とが、上下方向に重ならず、取り付けの作業が容易となる。
(5)前記(3)または(4)に記載の電気接続箱において、好ましくは、前記ケースは、前記上下方向のうちの一方に開口するトレイ形の第一ケースと、前記第一ケースから前記上下方向の前記一方に突出する第一ボルト及び第二ボルトと、前記第一ボルト及び前記第二ボルトと締結する第一ナット及び第二ナットと、を有し、前記第一端子および前記第二端子それぞれは、前記第一ナット及び前記第二ナットによって前記第一ケースに固定される。
前記構成によれば、第一端子及び第二端子が、第一ケースに取り付けられる場合、第一ナット及び第二ナットの締結作業が容易となる。
(6)好ましくは、前記(1)から(5)のいずれか一つに記載の電気接続箱は、前記第一電線及び前記第二電線のうちの少なくとも一方の電線を支えると共に前記一方の電線を前記ケースの壁に沿って配線させる取り付け部材を、備える。
前記構成によれば、ケース内において、第一電線と第二電線との干渉が防止される。
<本開示の実施形態の詳細>
以下、図面を参照して、本開示の実施形態の詳細を説明する。なお、以下に記載する実施形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
〔電気接続箱の全体構成〕
図1及び図2は、電気接続箱10の斜視図である。図2は、電気接続箱10が有するカバー15を外した状態を示す。図3は、図2に示す電気接続箱10を異なる方向から見た場合の斜視図である。図4は、カバー15を外した状態の電気接続箱10の正面図である。図5は、カバー15を外した状態の電気接続箱10の平面図である。
本実施形態の電気接続箱10は、入力電流を分配して外部の負荷装置へ出力する機能を備えており、分岐ボックスとも呼ばれる。電気接続箱10は、ケース11と、そのケース11内に設けられている回路部16とを有する。回路部16は、複数のバスバ12を有する。複数のバスバ12により導電経路についての分岐構造が構成される。電気接続箱10は、例えば、電気自動車またはハイブリッド車等の自動車に搭載され、バッテリの電力を複数の車載装置に分配する。
〔ケース11について〕
電気接続箱10の方向について後に定義するが、ケース11は、左右方向(X方向)及び前後方向(Y方向)と比べて上下方向(Z方向)に寸法の小さい扁平な箱形状を有する。ケース11は、第一ケース13と、第二ケース14と、カバー15(図1参照)とを有する。第一ケース13は、上に開口するトレイ形を有する。第一ケース13は、さらに、前に開口する形状を有する。第一ケース13は、金属部材(アルミ又は鋼材)により構成されている。第一ケース13は、下に位置する下ケースである。
第二ケース14は、第一ケース13に収容状態となり、第一ケース13の底板上に位置する上ケースとなる。第一ケース13と第二ケース14との間に、回路部16を収容する空間が設けられている。第二ケース14は絶縁性を有する部材(樹脂部材)により構成されている。
カバー15は、第一ケース13の上の開口を閉じる。カバー15は、金属部材(アルミ又は鋼材)により構成されている。
カバー15が第一ケース13に装着された状態で(図1参照)、ケース11は、前に開口する開口部40を有する。ケース11のうち、開口部40を有する面が「第一面41」と定義される。本実施形態では、第一面41は全体として開口するため、仮想の面である。なお、第一面41は、その全体が開口していなくてもよい。
〔電気接続箱10の方向について〕
ケース11の第一面41の一辺に沿った方向(幅が広い方向)が「左右方向」と定義される。第一面41の他辺に沿った方向(幅が狭い方向)が上下方向と定義される。左右方向及び上下方向に直交する方向が「前後方向」と定義される。
各図に、X方向、Y方向及びZ方向の直交座標を示す。左右方向がX方向と平行であり、前後方向がY方向に平行であり、上下方向がZ方向に平行である。第一面41は厳密な矩形でなくてよい。本実施形態では、第一面41は、凹凸部分を有するが一方向(左右方向)に沿って長い形状である。第一面41を仮想的に囲った最小の矩形の長手方向が「左右方向」となる。前記矩形の短い方向が「上下方向」となる。
なお、前記上下方向、前記左右方向及び前記上下方向は、電気接続箱10の構成を説明するために定義する方向であり、実際に電気接続箱10が自動車等の車体に搭載された状態での「上下方向(鉛直上下方向)」「左右方向(水平左右方向)」及び「前後方向(水平前後方向)」を意味するものではない。
〔回路部16について〕
図2において、ケース11内に、バスバ12を含む回路部16が設けられている。回路部16は、分岐回路を構成するための複数のバスバ12を含む他に、図示しないが、過電流遮断素子(ヒューズ)及び回路基板等を有する。回路部16は、第一ケース13と第二ケース14との間に設けられている。
〔ワイヤハーネスなどについて〕
電気接続箱10は、ケース11の外の別機器と回路部16とを電気的に接続するためのワイヤハーネスを備える。前記ワイヤハーネスとして、本実施形態の電気接続箱10は、第一ワイヤハーネス17と、第二ワイヤハーネス18とを有する。第一ワイヤハーネス17は、図外の電源装置(バッテリ)と電気的に接続される入力用のワイヤハーネスである。第二ワイヤハーネス18は、負荷装置(モータ)と電気的に接続される出力用のワイヤハーネスである。第一ワイヤハーネス17及び第二ワイヤハーネス18は、高電圧用である。
第一ワイヤハーネス17は、2本の正負の電線17a,17bと、第一コネクタ26と、金属製の第一シールドシェル31とを有する。電線17a,17bは、第一コネクタ26を通じて回路部16に接続される。第二ワイヤハーネス18は、2本の正負の電線18a,18bと、第二コネクタ27と、金属製の第二シールドシェル32とを有する。電線18a,18bは、第二コネクタ27を通じて回路部16に接続される。図3に示すように、第一シールドシェル31がケース11(第一ケース13)に固定ボルト56及びナットにより固定され、第一ワイヤハーネス17はケース11に固定される。第二シールドシェル32がケース11(第一ケース13)に固定ボルト57及びナットにより固定され、第二ワイヤハーネス18はケース11に固定される。
ケース11の外の前記別機器として、バッテリおよびモータ以外に、エアコン、ヒータ、制御ユニットなどの負荷装置が挙げられる。
電気接続箱10は、さらに、第三ワイヤハーネス19と、第四ワイヤハーネス20とを備える。第三ワイヤハーネス19及び第四ワイヤハーネス20それぞれは、ケース11の外の別の負荷装置(エアコン、ヒータなど)と繋がる。第三ワイヤハーネス19は、2本の正負の電線19a,19bと、第三コネクタ28とを有する。電線19a,19bは、第三コネクタ28により、ケース11(第一ケース13)に固定され、回路部16に電気的に接続される。第四ワイヤハーネス20は、2本の正負の電線20a,20bと、第四コネクタ29とを有する。電線20a,20bは、第四コネクタ29により、ケース11(第一ケース13)に固定され、回路部16に電気的に接続される。第三ワイヤハーネス19及び第四ワイヤハーネス20は、低電圧用である。
〔第一端子21及び第二端子22について〕
電気接続箱10は、第一端子21と第二端子22とを有する(図2及び図3参照)。第一端子21は、回路部16と電気的に接続される第一電線23を支持する。第二端子22は、回路部16と電気的に接続される第二電線24を支持する。
第一電線23は、回路部16からケース11の外のさらに別の負荷装置(第一の制御ユニットなど)へ電力を出力するための電線である。第一電線23は、2本の正負の電線23a,23bと、第五コネクタ35とを有する。第五コネクタ35は、第二ケース14に装着され、電線23a,23bは、回路部16に電気的に接続される。
第二電線24は、回路部16からケース11の外のさらに別の負荷装置(第二の制御ユニットなど)へ電力を出力するための電線である。第二電線24は、2本の正負の電線24a,24bと、第六コネクタ36とを有する。第六コネクタ36は、第二ケース14に装着され、電線24a,24bは、回路部16に電気的に接続される。
第一電線23及び第二電線24は、低電圧用である。
第一電線23は、ケース11の外の範囲に、図示しないが、2本の電線23a,23bを覆うシールドを有する。そのシールドは編組線により構成される。そのシールドは、第一端子21に電気的に接続され、第一端子21はアース端子としても機能する。
第二電線24は、ケース11の外の範囲に、図示しないが、2本の電線24a,24bを覆うシールドを有する。そのシールドは編組線により構成される。そのシールドは、第二端子22に電気的に接続され、第二端子22はアース端子としても機能する。
〔電気接続箱10について〕
以上の構成により、第一ワイヤハーネス17から電気接続箱10に入力された電流は、第二ワイヤハーネス18、第三ワイヤハーネス19、第四ワイヤハーネス20、第一電線23、及び、第二電線24それぞれを通じて分配され、複数の負荷装置に出力される。
第一シールドシェル31及び第二シールドシェル32が、ケース11の前側となる第一面41側に配置されている。第一ワイヤハーネス17及び第二ワイヤハーネス18は、ケース11の前側となる第一面41を前後方向に通過する。
第一端子21及び第二端子22が、ケース11の前側となる第一面41側に配置されている。第一電線23及び第二電線24は、ケース11の前側となる第一面41を前後方向に通過する。
本実施形態の電気接続箱10の場合(図2及び図5参照)、第一ワイヤハーネス17の一部である第一シールドシェル31、第二ワイヤハーネス18の一部である第二シールドシェル32、第一端子21、及び、第二端子22は、ケース11の第一面41側(つまり、前側)に寄って配置されている。
第一端子21及び第二端子22は、左右方向の一方側(図2及び図5において右側)である第一領域K1に集約されて配置されている。より具体的に説明すると、第一端子21及び第二端子22は、第一ワイヤハーネス17の一部(第一シールドシェル31)及び第二ワイヤハーネス17の一部(第二シールドシェル32)を基準として、左右方向の一方である第一領域K1に位置している。左右方向の他方側(図2及び図5において左側)に位置する第一シールドシェル31は、ケース11の一部(左側の側壁11L)と接近している。第一シールドシェル31と側壁11Lとの間に電線およびその電線を支持する端子は位置しない。
〔第一端子21及び第二端子22の配置について〕
図4に示すように、第一端子21は、第二端子22よりも上に位置する。図3に示すように、ケース11(第一ケース13)は、第一領域K1に、第一端子21を取り付けるための第一底部37と、第二端子22を取り付けるための第二底部38とを有する。第一底部37は、第二底部38よりも上に隆起する。第一底部37と第二底部38とは前後方向に別の領域として設けられている。第一端子21が取り付けられるスペース(第一底部37)と、第二端子22が取り付けられるスペース(第二底部38)とが、それぞれ確保される。
第二底部38は、回路部16が設けられる第一ケース13の底板13bよりも上に隆起する部分である。第二底部38は、第二ケース14よりも上に位置する。第一端子21が第一底部37に取り付けられ、第二端子22が第二底部38に取り付けられる。これにより、第一端子21及び第二端子22は、第一領域K1において、相互で上下方向について異なる位置にある。
図6は、第一端子21及び第二端子22の拡大斜視図である。ケース11は、第一領域K1に、上に突出して第一底部37に取り付けられている第一ボルト42を有する。ケース11は、上に突出して第二底部38に取り付けられている第二ボルト44を有する。ケース11は、第一ボルト42と締結する第一ナット43と、第二ボルト44と締結する第二ナット45とを有する。
第一端子21は旗端子である。第一端子21は、2つの第一支持部46と1つの第一固定部47とを有する。第二端子22は旗端子である。第二端子22は、2つの第二支持部48と1つの第二固定部49とを有する。第一端子21および第二端子22それぞれは、第一ナット43及び第二ナット45によって第一ケース13に固定される。その固定構造について次に説明する。
第一固定部47は、板片により構成されていて、第一ボルト42を貫通させる穴47aを有する。第一底部37に第一固定部47が載り、第一ボルト42が穴47aを貫通した状態で、第一ナット43が第一ボルト42に締め付けられる。これにより、第一固定部47が第一底部37に固定される。1つの第一固定部47と2つの第一支持部46とは一体であるため、第一固定部47によって、ケース11(第一底部37)に第一支持部46は固定される。
第一端子21は、ストッパ部59を有する。ストッパ部59は、第一固定部47の前部から下に向かって延びている部分である。ストッパ部59は、ケース11(第一ケース13)の一部である前面13a(図5参照)に後方に向かって接触可能である。ストッパ部59により、第一端子21の位置決めがされる。
図6において、第二固定部49は、板片により構成されていて、第二ボルト44を貫通させる穴49aを有する。第二底部38に第二固定部49が載り、第二ボルト44が穴49aを貫通した状態で、第二ナット45が第二ボルト44に締め付けられる。これにより、第二固定部49が第二底部38に固定される。1つの第二固定部49と2つの第二支持部48とは一体であるため、第二固定部49によって、ケース11(第二底部38)に第二支持部48は固定される。
図6に示すように、2つの第一支持部46は、第一電線23の2本の電線23a,23bを左右方向(X方向)に並べて支持する。これに対して、第二支持部48は、第二電線24の2本の電線24a,24bを上下方向(Z方向)に並べて支持する。第一支持部46は筒形状の部分を有し、その部分を第一電線23が通過する。第二支持部48は筒形状の部分を有し、その部分を第二電線24が通過する。図4に示すように、第二支持部48は、第一支持部46よりも、第二シールドシェル32に、左右方向に接近して位置する。
図5に示すように、第一固定部47及び第二固定部49は、第一領域K1において、相互で左右方向(X方向)について異なる位置にある。具体的に説明すると、第一固定部47は、第二固定部49よりも、第二シールドシェル32から離れる側となる左右方向の一方側(図5において右側)に位置する。
第一端子21及び第二端子22は、第一領域K1において、相互で前後方向(Y方向)について異なる位置にある。具体的に説明すると、第一端子21は、第二端子22よりも、開口部40側となる前側に位置する。
〔第一電線23及び第二電線24の配置について〕
図2、図3及び図5に示すように、第一電線23及び第二電線24は、ケース11の右側の側壁11Rに沿って設けられる。第一電線23は、側壁11Rに沿う範囲では、第二電線24よりも上に位置する。第一電線23が有する2本の電線23a,23bはテープ(図示せず)で束ねられている。第二電線24が有する2本の電線24a,24bはテープ(図示せず)で束ねられている。
ケース11内において、第一電線23と第二電線24との干渉を防止するため、電気接続箱10は取り付け部材50を備える。取り付け部材50は、側壁11Rに設けられていて、ケース11内に突出している。本実施形態では、取り付け部材50は、第一電線23(2本の電線23a,23b)を支える。取り付け部材50は、2本の電線23a,23bが上下方向及び左右方向に変位することを抑える。
本実施形態では、第二電線24(2本の電線24a,24b)は、取り付け部材によって支持されていない。しかし、図示しないが、第二電線24も、側壁11Rに設けられている取り付け部材によって支持されていてもよい。つまり、取り付け部材50は、第一電線23及び第二電線24のうちの少なくとも一方の電線を支えると共に、その一方の電線をケース11の壁(側壁11R)に沿って配線させればよい。
〔本実施形態の電気接続箱10について〕
以上のように、本実施形態の電気接続箱10は、ケース11と、ケース11内に設けられている回路部16と、ケース11外の別機器と回路部16とを電気的に接続するためのワイヤハーネス17,18と、第一端子21と、第二端子22とを備える。第一端子21は、回路部16と電気的に接続される第一電線23を支持する。第二端子22は、回路部16と電気的に接続される第二電線24を支持する。ワイヤハーネス17,18の一部であるシールドシェル31,32、第一端子21、及び、第二端子22が、ケース11の第一面41側に配置されている。
第一端子21及び第二端子22は、シールドシェル31,32を基準として、左右方向の一方(図2の場合、右側)である第一領域K1に位置している。第一端子21及び第二端子22は第一領域K1に集約されている。本実施形態の電気接続箱10によれば、図7に示す従来技術と比較して、電気接続箱10を左右方向に小型化することが可能である。しかも、第一端子21及び第二端子22は、第一領域K1において、相互で上下方向について異なる位置にある。このため、ケース11内において、第一電線23と第二電線24との干渉が防止される。
図6に示すように、第一端子21は第一支持部46を有し、第一支持部46は、第一電線23(電線23a,23b)を左右方向に並べて支持する。これに対して、第二端子22は、第二支持部48を有し、第二支持部48は、第二電線24(電線24a,24b)を上下方向に並べて支持する。図4に示すように、第二支持部48は、第一支持部46よりも、第二シールドシェル32に、左右方向に接近して位置する。
第二支持部48は、第二電線24(電線24a,24b)を上下方向に並べて支持するので、第二端子22は、第二シールドシェル32に左右方向について接近して位置しやすい。第一支持部46は、第一電線23(電線23a,23b)を左右方向に並べて支持する。このため、仮に、2本の電線23a,23bを上下方向に並べる場合と比較して、第一領域K1の上下方向の必要寸法が小さくなる。このため、電気接続箱10を上下方向に小型化することが可能となる。そして、第一支持部46と第二支持部48とは、上下方向について異なる位置にあり、第一電線23と第二電線24との干渉が防止される。
第一端子21は、ケース11に第一支持部46を固定する第一固定部47を有する。第二端子22は、ケース11に第二支持部48を固定する第二固定部49を有する。図5に示すように、第一固定部47及び第二固定部49は、第一領域K1において、相互で左右方向について異なる位置にある。本実施形態では、前記のとおり、第一端子21が第二端子22よりも上に位置する。これらの構成により、第二固定部49の上方のスペースを、第一電線23が通り、そのスペースを有効に活用することが可能となる。しかも、第一電線23(電線23a,23b)は、左右方向に並んで第一端子21によって支持されており、電気接続箱10の上下方向の小型化に貢献する。
特に本実施形態では、第一端子21および第二端子22それぞれは旗端子である。ケース11は、上に開口するトレイ形の第一ケース13を有する。ケース11は、上に突出する第一ボルト42及び第二ボルト44を有する。ケース11は、第一ボルト42及び第二ボルト44と締結する第一ナット43及び第二ナット45を有する。第一端子21(第一固定部47)および第二端子22(第二固定部49)それぞれは、第一ナット43及び第二ナット45によって第一ケース13に固定される。
本実施形態では、第一端子21及び第二端子22が、ケース11に上から取り付けられる。第一端子21及び第二端子22は、第一領域K1において、相互で前後方向について異なる位置にある。この構成により、第一端子21が取り付けられるスペース(第一底部37)と、第二端子22が取り付けられるスペース(第二底部38)とが、それぞれ確保される。第一固定部47と、第二固定部49とが、上下方向に重ならず、取り付けの作業が容易となる。
以上のように、本実施形態では、第一端子21及び第二端子22は第一領域K1に集約されている。第二シールドシェル32に近い第二支持部48は、第二電線24(2本の電線24a,24b)を上下方向に並べて支持する。これに対して、第二支持部48の上に位置する第一支持部46は、第一電線23(2本の電線23a,23b)を左右方向に並べて支持する。さらに、第一固定部47及び第二固定部49は、相互で左右方向及び上下方向について異なる位置にある。本実施形態によれば、電気接続箱10を左右方向及び上下方向に小型化することが可能であり、しかも、各部の干渉を防ぐと共に、第一端子21及び第二端子22のケース11への取り付け作業が容易となる。
〔その他〕
本実施形態では、電気接続箱10は第二ワイヤハーネス18を有するが、第二ワイヤハーネス18は省略されてもよい。この場合、第一端子21及び第二端子22は、第一ワイヤハーネス17の一部(第一シールドシェル31)を基準として、左右方向の一方である第一領域K1に位置する。第三ワイヤハーネス19及び第四ワイヤハーネス20の一方又は双方は省略されてもよい。
第一領域K1において、第一端子21が上位置にあり、第二端子22が下位置にある場合について説明したが、第一端子21が下位置にあり、第二端子22が上位置にあってもよい。つまり、第一端子21及び第二端子22は、相互で上下方向について異なる位置にあればよい。
本実施形態では、第一端子21と第二端子22とは、旗端子であるが、異なる形状を有する。第一端子21と第二端子22とは同じ形状を有していてもよい。第一端子21と第二端子22とは旗端子である場合について説明したが、その他の形状を有する端子であってもよい。
電気接続箱10は、その内部に、電線(第一電線23)を支持する取り付け部材50を有する場合について説明したが、取り付け部材50は省略されていてもよい。
前記実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の権利範囲は、前記実施形態ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲に記載された構成と均等の範囲内でのすべての変更を含む。
10 電気接続箱
11 ケース
11L 側壁
11R 側壁
12 バスバ
13 第一ケース
13a 前面
13b 底板
14 第二ケース
15 カバー
16 回路部
17 第一ワイヤハーネス
17a,17b 電線
18 第二ワイヤハーネス
18a,18b 電線
19 第三ワイヤハーネス
19a,19b 電線
20 第四ワイヤハーネス
20a,20b 電線
21 第一端子
22 第二端子
23 第一電線
23a,23b 電線
24 第二電線
24a,24b 電線
26 第一コネクタ
27 第二コネクタ
28 第三コネクタ
29 第四コネクタ
31 第一シールドシェル
32 第二シールドシェル
35 第五コネクタ
36 第六コネクタ
37 第一底部
38 第二底部
40 開口部
41 第一面
42 第一ボルト
43 第一ナット
44 第二ボルト
45 第二ナット
46 第一支持部
47 第一固定部
47a 穴
48 第二支持部
49 第二固定部
49a 穴
50 取り付け部材
56 固定ボルト
57 固定ボルト
59 ストッパ部
K1 第一領域

Claims (6)

  1. ケースと、
    前記ケース内に設けられている回路部と、
    前記ケース外の別機器と前記回路部とを電気的に接続するためのワイヤハーネスと、
    前記回路部と電気的に接続される第一電線を支持する第一端子と、
    前記回路部と電気的に接続される第二電線を支持する第二端子と、
    を備え、
    前記ワイヤハーネスの一部、前記第一端子、及び、前記第二端子が、前記ケースの第一面側に配置されている電気接続箱であって、
    前記第一面の一辺に沿った方向を左右方向と定義し、前記第一面の他辺に沿った方向を上下方向と定義した場合に、
    前記第一端子及び前記第二端子は、前記ワイヤハーネスの前記一部を基準として、前記左右方向の一方である第一領域に位置していて、
    前記第一端子及び前記第二端子は、前記第一領域において、相互で前記上下方向について異なる位置にある、
    電気接続箱。
  2. 前記第一端子は、前記第一電線を前記左右方向に並べて支持する第一支持部を有し、
    前記第二端子は、前記第二電線を前記上下方向に並べて支持する第二支持部を有し、
    前記第二支持部は、前記第一支持部よりも、前記ワイヤハーネスの前記一部に左右方向に接近して位置する、請求項1に記載の電気接続箱。
  3. 前記第一端子は、前記ケースに前記第一支持部を固定する第一固定部を有し、
    前記第二端子は、前記ケースに前記第二支持部を固定する第二固定部を有し、
    前記第一固定部及び前記第二固定部は、前記第一領域において、相互で前記左右方向について異なる位置にある、請求項2に記載の電気接続箱。
  4. 前記左右方向及び前記上下方向に直交する方向を前後方向と定義した場合、
    前記第一端子及び前記第二端子は、前記第一領域において、相互で前記前後方向について異なる位置にある、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の電気接続箱。
  5. 前記ケースは、前記上下方向のうちの一方に開口するトレイ形の第一ケースと、前記第一ケースから前記上下方向の前記一方に突出する第一ボルト及び第二ボルトと、前記第一ボルト及び前記第二ボルトと締結する第一ナット及び第二ナットと、を有し、
    前記第一端子および前記第二端子それぞれは、前記第一ナット及び前記第二ナットによって前記第一ケースに固定される、請求項4に記載の電気接続箱。
  6. 前記第一電線及び前記第二電線のうちの少なくとも一方の電線を支えると共に前記一方の電線を前記ケースの壁に沿って配線させる取り付け部材を、備える、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の電気接続箱。
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