JP2024029498A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ショートカット登録された機能を実行する際のユーザの利便性を高めることができる画像形成装置を提供する。【解決手段】コントローラ11は、ショートカット情報を登録する際に、ショートカット画像に関連付けられたショートカット情報20に、優先設定項目を示す情報が含まれている場合は、優先設定項目に対応する設定値を指定する前記入力操作を受付けるための入力画面をユーザインタフェースに表示し、表示された入力画面を介して、優先設定項目に対応する設定値を指定する入力操作を受付ける。【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成処理を実行する装置に関する。
特許文献1には、画像形成処理をショートカット画像に関連付けて登録しておき、ショートカット画像に対する操作で、関連付けられた画像形成処理を実行することができる装置が記載されている。特許文献1に記載の装置では、登録された画像形成処理に関する全ての設定値を一括で登録しておく。以後、ユーザは、ショートカット画像を操作して、登録された画像形成処理を呼び出すだけで、予め登録された設定値を用いた画像形成処理を実行させることが可能になる。
特開2003-150009号公報
画像形成処理を実行する際に、保存済みの設定値を利用するだけではなく、実行のたびに個別の設定を容易に行えるほうがユーザにとって便利な場合がある、と出願人は気が付いた。特許文献1には、このような観点について何ら記載がされていない。
本発明は、上記課題に鑑みたものであり、ショートカット登録された機能を実行する際のユーザの利便性を高めることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本実施形態に開示された画像形成装置では、ユーザインタフェースと、画像形成部と、コントローラと、メモリと、を備え、ている。コントローラは、複数の設定項目それぞれに対応する設定値を用いて、画像形成部による画像形成処理を実行させることが可能であり、ユーザインタフェースを介して受付けた指示に応じて、ショートカット画像に関連付けて、画像形成処理の種類と、当該画像形成処理に用いられる設定値と、を示すショートカット情報としてメモリに登録する登録処理と、ショートカット画像に対する操作に応じて、画像形成部に、ショートカット画像に関連付けられたショートカット情報に示された種類の画像形成処理を、ショートカット画像に関連付けられたショートカット情報に示された設定値を用いて実行させるショートカット実行処理と、を実行させることが可能である。登録処理では、ショートカット情報を登録する際に、ユーザインタフェースを介して優先設定項目の指定を受付けた場合に、優先設定項目を示す情報をショートカット情報に含ませて、メモリに登録することが可能であり、優先設定項目は、ショートカット画像に関連付けられたショートカット情報に示された種類の画像形成処理に用いられる前記設定値のうち、入力操作を優先させる対象の設定値に対応する設定項目であり、ショートカット実行処理では、ショートカット画像に対する操作に応じて、当該ショートカット画像に関連付けられたショートカット情報に、優先設定項目を示す情報が含まれている場合は、前記優先設定項目に対応する設定値を指定する前記入力操作を受付けるための入力画面をユーザインタフェースに表示し、表示された入力画面を介して、優先設定項目に対応する設定値を指定する入力操作を受付け、優先設定項目については、対応する設定値が入力操作によって指定された場合には、指定された設定値を用い、優先設定項目以外の設定項目については、ショートカット情報に示されている設定値を用いて、画像形成部に画像形成処理を実行させる、ことが可能に構成されている。
上記構成では、ショートカット画像に対する操作により、登録された画像形成処理の実行指示を受付けたときに、ショートカット情報に優先設定項目を示す情報が含まれている場合は、入力画面を表示する。表示された入力画面を介して、設定値の入力操作を受付け、優先設定項目については、入力操作された設定値を用い、優先設定項目以外の設定項目については、ショートカット情報に含まれている設定値を用いて、画像形成部に画像形成処理を実行させる。これにより、ユーザは、ショートカット画像に関連付けられた画像形成処理を実行する際に、画像形成処理における設定項目のうち、優先設定項目ついては、設定値を都度変更することが可能になり、ユーザの利便性を高めることができる。
本発明によれば、ショートカット画像を操作して、特定の画像形成処理を実行する場合に、ユーザの利便性を高めた、画像形成装置を提供することができる。
MFPのブロック構成図である。 ショートカット画像を登録する際の画面遷移図である。 ショートカット情報を説明する図である。 ショートカット画像を登録する際の画面遷移図である。 ショートカット画像を登録する際の画面遷移図である。 ショートカット画像を登録する際の画面遷移図である。 ショートカット画像を登録する際の画面遷移図である。 ショートカット登録された機能の実行を説明する画面遷移図である。 ショートカット登録された機能の実行を説明する画面遷移図である。 第2実施形態に係るショートカット画像を登録する際の画面遷移図である。 ショートカット画像を登録する際の画面遷移図である。 ショートカット登録された機能を実行する際の画面遷移図である。 ショートカット登録された機能を実行する際の画面遷移図である。
(第1実施形態)
画像形成装置の実施形態をMFP(Multi Function Peripheralの略)を用いて説明する。図1に示すように、MFP10は、コントローラ11、メモリ12、プリンタ13、FAXIF14、スキャナ15、ユーザIF16、USBIF17、通信IF18を備えている。これらの構成要素は、バスを介して互いに通信可能に接続されている。
通信IF18は、MFP10をネットワークに接続する。これにより、MFP10は、ネットワークに接続された不図示のPCとの間で、所定のプロトコルに従い、ネットワークを介して通信を行うことができる。スキャナ15は、例えば、CCDやCISなどの読取センサを有し、原稿の読取りに応じた画像データを生成する。画像データの生成は、画像形成の一例である。プリンタ13は、シートやディスクなどの被記録媒体に画像を印刷する印刷動作を実行する。シートを用紙とも呼ぶ。印刷は画像形成の一例である。プリンタ13の記録方式としては、インクジェット方式や、電子写真方式などを採用することができる。
ユーザIF16は、ユーザによるMFP10に対する各種操作を受付可能なインタフェースである。ユーザIF16は、液晶ディスプレイを含むタッチパネルや各種スイッチ等を含んでいる。USBIF17は、着脱可能に接続されたUSB対応の記憶媒体に対して、USB規格に沿ったデータの読み出しおよび書き込みを行う。USB対応の記憶媒体とは、例えば、USBメモリなどである。通信IF18は、例えば無線LAN通信を行い、無線LANに接続されている不図示のPCおよびサーバなどと通信を行う。プリンタ13、FAXIF14、及びスキャナ15は、画像形成部の一例であり、コントローラ11からの指示に応じて、コピー処理、スキャン処理、FAX送信処理、及びFAX受信処理を実行する。
メモリ12は、RAMなどの揮発性メモリ、NVRAMなどの不揮発性メモリ、ROM等が組み合わされて構成されている。不揮発性のメモリとして、SSD、HDDなどを用いてもよい。各種プログラムの実行時に用いられる、コントローラ11が備えるバッファも、メモリ12の一部とみなしてよい。なお、メモリ12は、コントローラ11が読取り可能なストレージ媒体であってもよい。コントローラ11が読取り可能なストレージ媒体とは、non-transitoryな媒体である。non-transitoryな媒体には、上記の例の他に、CD-ROM、DVD-ROM等の記録媒体も含まれる。また、non-transitoryな媒体は、tangibleな媒体でもある。一方、インターネット上のサーバなどからダウンロードされるプログラムを搬送する電気信号は、コンピュータが読取り可能な媒体の一種であるコンピュータが読取り可能な信号媒体であるが、non-transitoryなコンピュータが読取り可能なストレージ媒体には含まれない。
コントローラ11は、CPUや、内部メモリが組み合わされて構成されている。本実施形態では、主に、プログラムに記述された命令に従ったコントローラ11の処理を示す。すなわち、以下の説明における「判断」、「抽出」、「選択」、「算出」、「決定」、「特定」、「取得」、「受付」、「制御」等の処理は、コントローラ11の処理を表している。なお「取得」は要求を必須とはしない概念で用いる。すなわち、コントローラ11が要求することなくデータを受信するという処理も、「コントローラ11がデータを取得する」という概念に含まれる。また、本明細書中の「データ」とは、コントローラに読取可能なビット列で表される。そして、実質的な意味内容が同じでフォーマットが異なるデータは、同一のデータとして扱われるものとする。本明細書中の「情報」についても同様である。なお、コントローラ11は、1つに限らず、複数のコントローラにより構成されていてもよい。この場合において、コントローラ11により実行される後述する各処理は、複数のコントローラにより分散されて実行されてもよい。
コントローラ11は、MFP10の電源がONされたことを契機に、図2(a)に示す待機画面40をユーザIF16に表示させる。待機画面40には、初期状態としてMFP10が実行可能な「FAX」、「コピー」、「スキャン」の各機能の実行指示を受付けるアイコン41A,41B,41Cが含まれている。待機画面40は、複数のページにより構成されており、本実施形態では、画面下部に表示されたタブ43A~43Cを操作することで、ユーザIF16に、操作されたタブ43に対応するページを表示させることができる。図2(a)は、タブ43Aに対応する「Basic1」のページを表示している。タブ43Bが操作されると、コントローラ11は、後述する図10(a)などに示す「Basic2」のページをユーザIF16に表示させる。
ユーザが、FAX機能に関するアイコン41Aを操作したことを契機に、コントローラ11は、FAXIF14を用いたFAX送信機能を実行する。FAX送信機能は、スキャナ15が読み取ることで生成されたスキャンデータ、通信IF18を介して例えばPCから送信された送信データ、USBIF17を介してUSBメモリなどから読み出した記録データを、FAXIF14を介して送信先の装置に送信する機能である。これ以外にも、ユーザがアイコン41Aを操作したことを契機に、FAXIF14を用いたFAX受信処理を行うことができる。FAX受信処理では、FAXIF14を介して受信したFAX受信データをプリンタ13によりシートに印刷する、通信IF18を介して他の外部装置に送信する、更には、USBIF17を介してUSBメモリへ書き込む機能である。
ユーザが、コピー機能に関するアイコン41Bを操作したことを契機に、コントローラ11は、プリンタ13、及びスキャナ15を用いたコピー機能を実行する。コピー機能は、スキャナ15が原稿を読み取ることで生成されたスキャンデータをプリンタ13により印刷させる機能である。ユーザがスキャン機能に関するアイコン41Cを操作したことを契機に、コントローラ11は、スキャナ15を用いたスキャン機能を実行する。スキャン機能は、スキャナ15が原稿を読み取ることで生成されたスキャンデータを、通信IF18を介して例えばPC又はサーバなどへ送信し、あるいは、USBIF17を介してUSBメモリへ書き込む機能である。プリンタ13及びスキャナ15が実行するコピー機能、スキャナ15が実行するスキャン機能、FAXIF14が実行するFAX送信処理、及びFAX受信処理は、画像形成処理の一例である。コントローラ11は、待機画面40に含まれるアイコン41A~41Cに対応する機能を実行する前に、後述するように実行対象となる機能に対応する確認画面107(図8(d))を表示することで、ユーザに現在の設定値を確認させ、設定値を変更する操作を受付けることが可能である。この場合において、コントローラ11は、確認画面107に含まれるスタートボタン103の操作を検出すると、機能を実行する。
待機画面40には、ショートカット画像を割り当てることが可能な未登録キー42A,42Bを含んでいる。ショートカット画像は、MFP10の機能、及び機能により用いられる各種の設定値を関連付ける画像である。コントローラ11は、ユーザIF16を介して受付けた指示に応じて、ショートカット画像に関連付けて、MFP10の機能や、この機能により使用される設定値を登録したショートカット情報20をメモリ12に記憶する登録処理を実行可能である。ユーザがショートカット画像を操作すると、コントローラ11は、操作されたショートカット画像に関連付けられたMFP10の機能及び各種設定を、一連の機能の選択操作及び各種設定の設定操作を省略して実行することができる。以下では、ショートカット画像に、MFP10の機能、及び機能により用いられる設定値を関連付けることを「ショートカット登録」とも記載する。
次に、待機画面40の未登録キー42Aに、ショートカット画像を追加登録して、ショートカット登録を行う場合の処理を説明する。ユーザが待機画面40上で、未登録キー42Aを操作すると、コントローラ11は、メモリ12のうち揮発性メモリに、レコードを一時記憶する。レコードは、ショートカット情報20における、ショートカット登録の対象となる機能に対応する情報である、ShortCut表示名21、登録位置番号22、機能23、初期値24、都度設定25、表示順序26、テキスト入力対象27、OneTouch28、テキスト最終入力値29、表示態様30の各設定項目を含んでいる。レコードに含まれる各情報は、図3に示すショートカット情報20に含まれるレコードに対応している。ショートカット情報20及びレコードについては後述する。また、コントローラ11は、操作された未登録キー42に対応する登録位置番号の値をレコードの登録位置番号22として書き込む。未登録キー42Aに対応する登録位置番号は「4」である。また、コントローラ11は、図2(b)で示す大区分選択画面50をユーザIF16に表示させる。大区分選択画面50は、ショートカット登録の対象となる機能を大まかに特定するための大区分の選択操作を受付ける画面である。図2(b)で示す大区分選択画面50では、大区分に対応する複数のボタン51である、「コピー機能」を示すボタン51A、「FAX機能」を示すボタン51B、「スキャン機能」を示すボタン51C、「ネットワーク接続」を示すボタン51D、「アプリケーションの実行」を示すボタン51Eを含んでいる。
コントローラ11は、大区分選択画面50におけるいずれかのボタン51が操作されたことを検出すると、小区分選択画面52をユーザIF16に表示させる。小区分選択画面52は、大区分選択画面50の操作により特定される機能をより詳細に特定するための小区分の指定を受付ける画面である。この例では、ユーザが、大区分として「スキャン機能」を示すボタン51Cを操作することで、コントローラ11は、図2(c)に示す、小区分であるスキャンデータの保存先の指定を受付ける小区分選択画面52をユーザIF16に表示させる。小区分選択画面52には、スキャンデータの保存先を示す複数のボタン53A~53Eを含んでおり、具体的には、USBメモリを指定するボタン53A、PCを指定するボタン53B、E―mailサーバを指定するボタン53C、FTPサーバ又はSFTPサーバを指定するボタン53D、ネットワーク上の接続された装置を指定するボタン53Eを含んでいる。なお、小区分選択画面52において、スクロールバーを操作することで、ボタン53A~53E以外の小区分に応じたボタンを表示させることができる。
ユーザが、小区分選択画面52において、いずれかのボタン53A~53Eを操作することで、コントローラ11は、各画面50,52において選択された区分により特定される機能を、一時記憶されたレコードの機能23として書き込む。ここで、機能23は、ショートカット登録の対象となる機能を示す情報である。この例では、大区分選択画面50で「スキャン処理」が選択され、小区分選択画面52で、「E―mailサーバへの保存」が選択されているため、コントローラ11は、一時記憶されたレコードの機能23に「スキャンto E-Mail Server」を書き込み、初期値24に、予め定められた「スキャンto E-Mail Server」に対応する各設定項目の初期値を書き込む。なお、「一時記憶」は、「登録」前の情報を、作業用に、メモリ12の揮発領域に記憶させることである。「一時記憶」には、レコードの一時記憶と、レコードとは別に、情報を一時記憶することと、がある。「登録」は、「一時記憶」された情報を、メモリ12の不揮発領域に記憶させることである。
コントローラ11は、一時記憶されたレコードにおいて、各設定項目に対応する都度設定25の値として「OFF」を書き込み、各設定項目に対応する表示順序26の値として、予め定められた順序を示す値を書き込む。なお、各設定項目のうち、テキスト入力対象の対象となる設定項目については、テキスト入力対象27の値として、空白を書き込み、テキスト最終入力値29の値として、空白を書き込む。OneTouch28の値として、「OFF」を書き込み、表示態様30の値として、空白を書き込む。
次に、コントローラ11は、図2(d)に示す設定内容選択画面55をユーザIFに表示させる。設定内容選択画面55には、第1ボタン56A、第2ボタン56B、第3ボタン56Cを含んでいる。設定内容選択画面55において、第1ボタン56Aが操作されると、図4(a)に示す優先項目設定画面60をユーザIF16に表示させる。優先項目設定画面60には、「スキャンto Email Server」の設定項目である、「明るさ」、「コントラスト」、「ファイルネーム」、「ファイルネーム形式」、「ファイルサイズ」に対応する各ボタン61A~61Eを含んでいる。なお、これ以外の設定項目に関するボタンは、スクロールバーを操作することで、優先項目設定画面60に表示させることができる。図4(a)では、優先項目設定画面60の各ボタン61A~61Eには、一時記憶されたレコードにおける各設定項目に対応する都度設定25の値に従い、全設定項目に優先設定項目に指定されていないことを示す「OFF」が表示されている。
ユーザが優先項目設定画面60において、ボタン61A~61Eのいずれかを操作すると、コントローラ11は、一時記憶されたレコードのうち、各設定項目に対応する都度設定25の値の変更操作を受付けるための詳細設定画面をユーザIF16に表示させる。例えば、ユーザがボタン61Cを操作すると、コントローラ11は、図4(b)に示す詳細設定画面63をユーザIF16に表示させる。詳細設定画面63において、有効ボタン64Aが操作された場合、設定項目「ファイルネーム」に対する、都度設定25の値「ON」を一時記憶する。一方、詳細設定画面63において、無効ボタン64Bが操作された場合、設定項目「ファイルネーム」に対する、都度設定25の値「OFF」を一時記憶する。有効ボタン64A、又は無効ボタン64Bが選択操作されると、コントローラ11は、ユーザIF16の表示を、図4(c)に示す優先項目設定画面60に戻す。ここでは、有効ボタン64Aが選択操作されたものとして、説明を続ける。
図4(c)に示す優先項目設定画面60では、図4(a)で示した優先項目設定画面60と異なり、設定項目「ファイルネーム」に対応するボタン61Cに、都度設定25が有効となったことを示す「ON」が表示されている。図4(c)に示された優先項目設定画面60において、他の設定項目に対応するボタン61が操作された場合、コントローラ11は、操作されたボタン61が示す設定項目に対して、図4(b)と同様の詳細設定画面をユーザIF16に表示させて、この設定項目に対応する都度設定25の値を変更するための操作を受付ける。コントローラ11は、優先項目設定画面60の確定ボタン62が操作されたことを検出すると、一時記憶されたレコードにおける都度設定25の値を、優先項目設定画面60に対する操作に応じて設定項目毎に一時記憶された「ON」、「OFF」の値になるよう書き換える。そして、コントローラ11は、ユーザIF16の表示を、図2(d)に示す設定内容選択画面55に戻す。なお、テキスト入力対象の設定項目について都度設定25を「ON」にする操作がされた場合、コントローラ11は、「ON」にした設定項目について、一時記憶されたレコードのテキスト入力対象27の値を「Preset」に書き換える。
図2(d)で示す設定内容選択画面55において、第2ボタン56Bが操作されたものとする。コントローラ11は、第2ボタン56Bが操作されたことを検出すると、図5(a)に示す順序設定画面65をユーザIF16に表示させる。順序設定画面65は、一時記憶されたレコードにおける、各設定項目に対応する表示順序26の値(即ち、表示される順序)の変更操作を受付ける画面である。順序設定画面65における各項目欄66の配列順序は、一時記憶されたレコードにおける、各設定項目に対応する表示順序26の値に従った順序で表示されている。ダウンボタン67が一度操作されると、該当する項目欄66の配列順序が一つ下がる。一方、アップボタン68が一度操作されると、該当する項目欄の配列順序が一つ上がる。図5(a),(b)の例では、項目欄66Bにおけるダウンボタン67、又は項目欄66Cにおけるアップボタン68が一度だけ操作されることで、項目欄66Bの配列順序が、項目欄66Cよりも後ろに変更されている。
コントローラ11は、順序設定画面65の確定ボタン62の操作を検出すると、一時記憶されたレコードにおける、各設定項目に対応する表示順序26の値を、順序設定画面65での順序に該当する値に書き換える。そして、コントローラ11は、ユーザIF16の表示を、図2(d)に示す設定内容選択画面55に戻す。
コントローラ11は、設定内容選択画面55において、第3ボタン56Cが操作されると、図6(a)に示す初期値設定画面70をユーザIF16に表示させる。初期値設定画面70には、一時記憶されたレコードにおける、機能23で示される機能の各設定項目に対応するボタン71A~71Eを含んでいる。図6(a)に例示する画面では、「スキャンto Email Server」の設定項目に対応するボタン71A~71Eを含んでいる。
ショートカット実行時に用いられる設定値は、ショートカット登録される機能によって異なる。例えば、機能がコピーに関するものであれば、設定項目「出力サイズ」、「品質」、「色」の設定値、設定項目「コピー枚数」、「両面印刷」などの設定値が用いられる。また、例えば、「機能」がスキャンに関するものであれば、設定項目「保存先」、「読取りサイズ」、「出力サイズ」、「品質」、「色」の設定値、設定項目「拡大縮小」の設定値などが用いられる。ここで、機能「スキャンto E-mail Server」は、スキャン機能の一種であるため、「保存先」の一種である「アドレス(Address)」、「読取りサイズ」「スキャンサイズ(ScanSize)」、「出力サイズ」の一種である「ファイルサイズ(File Size)」、「品質」の一種である、明るさを示す「ブライトネス(Brightness)」、コントラストの強さを示す「コントラスト(Contrast)」という各項目の設定値が用いられる。また、機能「スキャン to E-mail Server」では、保存ファイル名を示す「ファイルネーム(File Name)」、ファイル名のスタイルを示す「ファイルネームスタイル(File Name Style)」、白紙原稿のスキャンデータ保存対象から除外するか否かを示す「スキップブランクページ(Skip Blank Page)」という各項目の設定値が用いられる。機能「スキャン to E-mail Server」について、予め定められた設定値は、例えば、「アドレス」は空白、「スキャンサイズ」は「A4」、「ブライトネス」は「0」、「ファイルネーム」は「mail」、「コントラスト」は「0」、「ファイルネームスタイル」は「Name_Counter」、「ファイルサイズ」は、「Medium」、「スキップブランクページ」は「Of」である。
コントローラ11は、初期値設定画面70において、テキスト入力対象ではない設定項目に対応するボタン71、例えば、ボタン71A,71B、71D,71Eのいずれかが操作されたことを検出すると、対象となる設定項目に対応する初期値24の値の変更操作を受付ける詳細設定画面を、初期値24の値が設定されていることを示す態様で、ユーザIF16に表示させる。例えば、「ブライトネス」「コントラスト」に対応するボタン71A、71Bのいずれかが操作された場合、コントローラ11は、0~10のいずれかの設定値を入力するための詳細設定画面を表示させる。「ファイルネームスタイル」に対応するボタン71Dが操作された場合、コントローラ11は、保存するスキャンデータ個々のファイル名とするために、設定項目「ファイルネーム」の設定値である文字列に加える文字列を、通し番号を示す文字列にする「Name_Counter」、日時分秒を示す文字列にする「Name_Time」などから選択入力するための詳細設定画面を表示させる。また、図6(a)には示していないが、「スキップブランクページ」に対応するボタン71が操作された場合、コントローラ11は、後述する図8(c)に示す、「ON」「OFF」の選択入力をするための詳細設定画面を表示させる。「両面スキャン(2-sided Scan)」「色(Colour Setting)」「解像度(Resolution)」「ファイルタイプ(File type)」に対応するボタン71が操作された場合、コントローラ11は、後述する図12(b)、図12(c)、図12(d)に示す、それぞれの設定項目の設定値を選択入力するための詳細設定画面を表示させる。
各詳細設定画面での入力は、上述したように数値を入力するものでもよいし、選択肢を選択することで選択された値を入力するものでもよい。コントローラ11は、詳細設定画面で入力された値を揮発性メモリに一時記憶する。コントローラ11は、入力終了を示す操作を受付けると、一時記憶されたレコードにおける該当する設定項目に対応する初期値24の値を、メモリ12に一時記憶しておいた値で書き換える。そして、ユーザIF16の表示を、図6(a)に示す初期値設定画面70に戻す。
コントローラ11は、初期値設定画面70において、テキスト入力対象である設定項目に対応するボタン71、例えば、設定項目「ファイルネーム」に対応するボタン71Cが操作されたことを検出すると、図6(b)に示す、初期値態様設定画面72をユーザIF16に表示させる。コントローラ11は、初期値態様設定画面72において、ボタン73が操作されたことを検出すると、該当する設定項目について、テキスト入力対象27の値をメモリ12に一時記憶する。例えば、ボタン73A、73B、73Cが操作されたことを検出すると、テキスト入力対象27の値としてそれぞれ、「Blank」、「Last input value」、「Preset value」を一時記憶する。続いて、コントローラ11は、該当する設定項目の初期値として用いられる設定値を入力させるための、図6(c)に示す詳細設定画面74を、レコードに一時記憶されている初期値24を示す態様で表示させる。図6(c)に例示する画面は、設定項目「ファイルネーム」の初期値24である「mail」を示す態様である。また、該当する設定項目に対応する初期値24の設定値をメモリ12に一時記憶する。コントローラ11は、詳細設定画面74を介して設定値が入力されると、メモリ12に一時記憶されている設定値を、入力された設定値で書き換える。コントローラ11は、確定ボタン62に対する入力終了を示す操作を受付けると、レコードにおける、該当する設定項目に対応する、初期値24の値と、テキスト最終入力値29の値と、を一時記憶しておいた設定となるよう書き換える。そして、ユーザIF16の表示を、図6(a)に示す初期値設定画面70に戻す。
コントローラ11は、初期値設定画面70の確定ボタン62が操作されたことを検出すると、ユーザIF16の表示を、図2(d)に示す設定内容選択画面55に戻す。コントローラ11は、設定内容選択画面55の保存ボタン57が操作されたことを検出すると、図7(a)に示す名称設定画面77をユーザIF16に表示させる。名称設定画面77は、一時記憶されたレコードにおける、Short Cut表示名21の値に対する変更操作を受付ける画面である。名称設定画面77の表示欄78には、一時記憶されたレコードのうち、Short Cut表示名21として、予め定められた値を示す態様で表示されている。なお、本実施形態では、Short Cut表示名21に予め定められている値は、“Shortcut”と数字を組み合わせた文字列である。これ以外にも、Short Cut表示名21に予め定められている値は、空白であってもよい。ユーザは、入力キー79を操作して、表示欄78に表示された名称を変更する入力することができる。ユーザが確定ボタン62を操作すると、コントローラ11は、一時記憶されたレコードのうち、Short Cut表示名21で示される設定値を、表示欄78に入力されている名称に書き換える。そして、コントローラ11は、図7(b)に示すモード設定画面を表示させる。
図7(b)に示すモード設定画面80は、一時記憶されたレコードのうち、OneTouch28で示されるワンタッチショートカットの有効「ON」、無効「OFF」の変更操作を受付ける画面である。モード設定画面80において、説明表示欄81には、ワンタッチショートカットを有効にする場合に、モード選択ボタン82を操作することを示すテキストが表示される。モード選択ボタン82は、一時記憶されたレコードのうち、OneTouch28として予め定められた値を示す態様で表示されている。本実施形態では、OneTouch28として予め定められた値は、無効「OFF」である。
コントローラ11は、ユーザによりモード選択ボタン82が1回操作されたことを検出する都度、モード選択ボタン82のチェックありとなしとをトグル切替する。ユーザが確定ボタン62を操作すると、コントローラ11は、モード選択ボタン82にチェックありの場合は「ON」、なしの場合は「OFF」を、OneTouch28の値として、一時記憶する。
コントローラ11は、一時記憶されているレコードの値を、メモリ12に記憶されているショートカット情報20に登録する。コントローラ11は、待機画面に、機能「スキャン to E-mail Server」に関連付けられたショートカット画像を表示させる。具体的には、図7(c)に示す待機画面40には、図2(a)に示す待機画面40と比較して、未登録キー42Aが表示されていた箇所に、ショートカット登録された機能である「スキャ to E-mail Server」を呼び出すためのショートカット画像90が追加表示される。待機画面40に追加されるショートカット画像は、ショートカット情報20のうち、このショートカット画像90に関連付けられたレコードに含まれるShort Cut表示名21で指定される「Short Cut13」が表示されている。
図3は、機能「Short Cut13」に対応するレコードが登録されている状態のショートカット情報20を示している。図3に示すショートカット情報20において、Short Cut表示名21、登録位置番号22、機能23、初期値24、都度設定25、表示順序26、テキスト入力対象27、OneTouch28、テキスト最終入力値29、表示態様30の各情報は、上述したショートカット登録時において、一時記憶されたレコードの各設定項目に対応している。なお、図3に示すショートカット情報20には、「Short Cut15」のレコードも追加されている。ショートカット情報20に登録された各レコードの値は変更することができる。例えば、コントローラ11は、ショートカット画像90への長押し操作を受付けると、レコード内の各値の変更を受付けるための画面を表示し、値の変更を指示する入力を受付けたら、ショートカット情報20内の、ショートカット画像90に対応するレコードの値を変更することができる。また、コントローラ11は、テキスト入力対象である設定項目について、初期値24の値を変更したときは、変更後の初期値24と同じ値となるよう、テキスト最終入力値29の値も変更する。例えば、「ファイルネーム」の初期値24を「mail」から「jobdata」変更した場合、コントローラ11は、テキスト最終入力値29の値も「jobdata」に変更する。
また、ショートカットの実行について、詳しくは後述するが、ショートカット情報20に含まれるレコードに基づいてショートカットを実行するときに、レコード内の各値とは別の値の入力を受付けるための画面を表示し、受付けた値を、機能の実行に用いることがある。例えば、テキスト入力対象であり、初期値24が「mail」である設定項目「ファイルネーム」について、図8(b)に示す詳細設定画面100を表示し、「mail602」の入力を受付け、「mail602」を機能の実行に用いることがある。この場合、コントローラ11は、テキスト入力対象である設定項目「ファイルネーム」について、レコード内の初期値24の値は「mail」のままにして、レコード内のテキスト最終入力値29の値を「mail602」に変更する。
ショートカット情報20に対応する機能を実行する際に、レコード内の各値とは別の値の入力を受付けるための画面を表示し、この画面で受付けた値を、機能の実行に用いた場合にも、テキスト入力対象である設定項目について、レコード内の初期値24の値は変更せず、レコード内のテキスト最終入力値29の値を、受付けた値に変更するようにしてもよい。なお、ショートカット情報20には、図3で示すShort Cut表示名21である「Short Cut13」、「Short Cut15」以外のレコードが登録されていてもよい。この場合において、レコードは、MFP10の製造時に登録されたレコードがあってもよく、MFP10を販売するベンダー、MPF10の管理者、MFP10を含むシステムの管理者によって登録されたレコードがあってもよい。
次に、待機画面40に含まれるショートカット画像90を操作して、ショートカット登録された「スキャンto E-mail Server」の機能を実行するショートカット実行処理を説明する。コントローラ11は、図8(a)に示す待機画面40において、ショートカット画像90に対する操作を検出すると、ショートカット情報20のうち、登録位置番号22が「4」であるレコード、すなわち、Short Cut表示名21が「Short Cut13」であるレコードを読み出す。そして、コントローラ11は、読み出されたレコードの都度設定25に、値が有効「ON」に設定されている設定項目が含まれるか否かを判断する。図3で示すショートカット情報20において、Short Cut表示名21が「Short Cut13」であるレコードにおいて、都度設定25の値のうち、都度設定25が有効「ON」に設定されている設定項目は、「ファイルネーム」、「スキップブランクページ」である。
レコードに、都度設定25の値が有効「ON」に設定されている設定項目が含まれる場合、表示態様30の値が、ウィザード形式(Sequential display)を示しているか、一覧表示形式(Priority list display)を示しているか判断する。ウィザード形式では、複数の優先設定項目のうち、表示順序26で指定された最初の順序の優先設定項目に対応する詳細設定画面を表示した後に、次の順序の優先設定項目に対応する詳細設定画面を表示する態様である。一覧表示形式では、複数の優先設定項目それぞれの入力操作を受付けるための画像(具体的には、ボタン)を一覧で配置した画面を表示する態様である。本実施形態では、詳細設定画面をウィザード形式で表示する態様が、第1表示態様であり、詳細設定画面を表示するための画像を一覧表示する態様が第2表示態様である。表示態様30の値が、表示態様設定情報の一例である。以下では、レコードにおける表示態様30が、ウィザード形式を示している場合を説明する。
コントローラ11は、読み出されたレコードの表示順序26から、都度設定25の値が有効「ON」に設定されている優先設定項目の表示順序26の値を抽出し、表示される順序が最も早い設定項目に対応する詳細設定画面をユーザIF16に表示させる。ここでは、設定項目「ファイルネーム」に対応する詳細設定画面100をユーザIF16に表示する。コントローラ11は、詳細設定画面をユーザIF16に表示するとき、表示対象とする設定項目がテキスト入力対象であるか否かを判断し、例えば、レコードのテキスト入力対象27に示されている設定項目であるか否かを判断し、テキスト入力対象でない場合、設定項目に対応する初期値24の値が設定されている態様で、詳細設定画面を表示する。一方、コントローラ11は、表示対象とする設定項目がテキスト入力対象である場合、レコードのテキスト入力対象27の値を判断する。コントローラ11は、テキスト入力対象27の値が、「Blank」であれば、空白を示す値を一時記憶し、空白が設定されている態様で、詳細設定画面を表示する。コントローラ11は、「Last input value」であれば、テキスト最終入力値29の値を一時記憶し、テキスト最終入力値29の値が設定されている態様で、詳細設定画面を表示する。コントローラ11は、「Preset」であれば、初期値24の値を一時記憶し、初期値24の値が設定されている態様で、詳細設定画面を表示する。この例では、設定項目「ファイルネーム」はテキスト入力対象であり、テキスト入力対象27の値が「Preset」であるため、初期値24の値「mail」が設定されている態様で、図8(b)に示す詳細設定画面100を表示する。
コントローラ11は、テキスト入力対象ではない設定項目についても、テキスト入力対象27の値、テキスト最終入力値29の値をレコードに含ませることができる構成とし、テキスト入力対象27の値に基づいた態様、すなわち、空白が設定されている態様、テキスト最終入力値29の値が設定されている態様、初期値24の値が設定されている態様のいずれかの態様で、詳細設定画面を表示してもよい、
ユーザは、詳細設定画面100において入力キー102を操作して、表示欄101に表示された初期値24の値「mail」を、他の文字列、例えば、「mail 0602」に変更することが可能である。コントローラ11は、確定ボタン104の操作を検出すると、詳細設定画面100における表示欄101の表示内容に応じた値を一時記憶する。すなわち、コントローラ11は、詳細設定画面100において、「mail 0602」の入力を受付けていれば「mail 0602」という値を一時記憶する。なお、コントローラ11は、詳細設定画面100において、初期値24の値「mail」の値を変更する入力を受付けていなければ、一時記憶した値である「mail」を、そのまま一時記憶していることになる。
コントローラ11は、優先設定項目のうち表示される順序が次に早い項目に対応する詳細設定画面を、ユーザIF16に表示させる。この例では、次に表示される順序が次に早い優先設定項目は、「スキップブランクページ」であるため、コントローラ11は、図8(c)に示す、設定項目「スキップブランクページ」に対応する初期値24の値を一時記憶し、詳細設定画面105を、初期値24の値が設定されている態様でユーザIF16に表示させる。
コントローラ11は、有効ボタン106Aの操作を検出すると、設定項目「スキップブランクページ」に対応する設定値「On」を一時記憶する。一方、コントローラ11は、無効ボタン106Bの操作を検出すると、設定項目「スキップブランクページ」に対応する設定値「Off」を一時記憶する。
コントローラ11は、詳細設定画面100において、確定ボタン104の操作を検出すると、次に表示される順序が早い優先設定項目がある場合、次に表示順序が早い優先設定項目についての詳細画面を表示していく。本実施形態では、詳細設定画面が入力画面の一例である。コントローラ11は、レコードの表示順序26から、次に表示される順序が早い優先設定項目がない場合、OneTouch28で示される値が、有効「ON」であるか否かを判断する。
コントローラ11は、OneTouch28が無効「OFF」に設定されていれば、図8(d)に示す確認画面107をユーザIF16に表示させる。図8(d)に示す確認画面107では、図6(a)で示した初期値設定画面70と同じ構成の画面である。確認画面107において、ボタン108A~108Eは、初期値設定画面70におけるボタン71A~71Eと同様のボタンである。コントローラ11は、優先設定項目のうち、図8(b)、(c)などの詳細設定画面を表示した設定項目については、詳細設定画面での操作に応じて一時記憶された値を示す態様で、詳細設定画面を表示していない設定項目については、初期値24の値を示す態様で、表示を行う。これにより、ユーザは、ショートカット実行時に用いられる設定値を確認することができる。なお、ユーザが、ボタン108A~108Eをユーザが操作すれば、ボタン71A~71Eを操作した場合と同様に、対応する設定項目における詳細設定画面を表示させることができる。ただし、ボタン108Cが操作された場合は、ボタン71Cが操作された場合とは異なり、初期値態様設定画面を表示することなく、詳細設定画面を表示する。コントローラ11は、詳細設定画面を介して、設定値を変更する入力を受付けた場合、入力に従った設定値を一時記憶する。
コントローラ11は、確認画面107においてスタートボタン103の操作を検出すると、機能「スキャン to E-Mail Server」を、一時記憶された各値を用いて実行する。具体的には、コントローラ11は、ショートカット画像が操作された後に、詳細設定画面が表示され、設定値を変更する操作を受付けた設定項目については、変更後の設定値を用いて機能を実行する。一方、コントローラ11は、ショートカット画像が操作された後に、詳細設定画面が表示されたものの、設定値を変更する操作を受付けていない設定項目については、詳細設定画面を表示するときに一時記憶した設定値を用い、ショートカット画像が操作された後に、詳細設定画面を表示していない設定項目については、初期値24を用いて、機能を実行する、このとき、コントローラ11は、図8(e)に示す実行画面120をユーザIF16に表示させて、ショートカット登録された機能の実行中であることをユーザに示す。コントローラ11は、機能の実行後、図8(a)に示す待機画面40の表示に戻る。
一方、コントローラ11は、図8(c)に示す詳細設定画面105において、確定ボタン104の操作を検出し、次に表示される順序が早い優先設定項目がある場合おいて、OneTouch28で示される値が、無効「OFF」に設定されていれば、図8(d)に示す確認画面107をユーザIF16に表示させることなく、メモリ12に一時記憶された設定値を用いて、機能「スキャン to E-Mail Server」を実行する。なお、この場合においても、コントローラ11は、図8(e)に示す実行画面120をユーザIF16に表示させ、機能「」の実行後、図8(a)に示す待機画面40の表示に戻る。
また、コントローラ11は、ウィザード形式で、各詳細設定画面を表示しているときに、スタートボタン103の操作を検出した場合、次に表示される順序が早い優先設定項目以降の優先設定項目に対応する詳細設定画面を表示することなく、メモリ12に一時記憶された設定値を用いて機能「スキャン to E-Mail Server」を実行する。この場合においても、コントローラ11は、図8(e)に示す実行画面120をユーザIF16に表示させ、機能の実行後、図8(a)に示す待機画面40の表示に戻る。スタートボタン103が操作されたときに、OneTouch28の値が「OFF」であれば、図8(d)で示す確認画面107を表示してもよい。この場合において、確認画面107を表示した以降の処理は、前述したとおりである。なお、詳細設定画面107には、スタートボタン103を備えていなくともよい。
次に、読み出された「Short Cut13」に対応するレコードにおいて、都度設定25の値が有効「ON」である項目が含まれていなかった場合、OneTouch28が有効「ON」に設定されているか否かを判断する。コントローラ11は、OneTouch28が無効「OFF」に設定されていれば、図8(d)に示す確認画面107をユーザIF16に表示させる。なお、確認画面107を表示して、機能「スキャン to E-Mail Server」を実行するための処理は、前述した内容と同様である。一方、コントローラ11は、OneTouch28が有効「ON」に設定されていれば、図8(d)に示す確認画面107をユーザIF16に表示させることなく、メモリ12に一時記憶された設定値を用いて機能「スキャン to E-Mail Server」を開始する。
次に、読み出されたレコードにおいて、都度設定25の値が「ON」である設定項目が含まれており、かつ、表示態様30が一覧表示形式を示している場合を説明する。この例でも、ショートカット情報20において、「ファイルネーム」、「スキップブランクページ」の各項目が優先設定項目に設定されているものとして説明を行う。
コントローラ11は、図9(a)に示される待機画面40において、ショートカット画像90の操作を検出すると、ショートカット情報20のうち、ショートカット画像90に関連付けられたレコードを読み出す。コントローラ11は、読み出されたレコードにおける都度設定25に、有効「ON」が設定されている優先設定項目が存在するか否かを判断する。コントローラ11は、優先設定項目が存在することを判断すると、レコードにおける表示順序26の値から、各優先設定項目の表示される順序を抽出する。コントローラ11は、図9(b)に示す入力選択画面110をユーザIF16に表示させる。図9(b)で示す入力選択画面110には、都度設定25で指定された優先設定項目を示す入力画像である入力ボタン111A,111Bを含んでいる。各入力ボタン111の配列順序は、優先設定項目における表示順序26で示される順序に従って配列している。この例においもて、優先設定項目のうち、「ファイルネーム」の表示される順序が、「スキップブランクページ」の表示される順序よりも早いため、「ファイルネーム」に対応する入力ボタン111Aと、「スキップブランクページ」に対応する入力ボタン111Bとがこの順序で配列している。
コントローラ11は、入力ボタン111が操作され、その後に確定ボタン104が操作されたことを検出すると、操作された入力ボタン111に対応する詳細設定画面100をユーザIF16に表示させる。詳細設定画面100を表示する処理は、ウィザード形式での詳細設定画面を表示する処理と同様である。すなわち、コントローラ11は、詳細設定画面100をユーザIF16に表示するとき、表示対象とする設定項目がテキスト入力対象であるか否かを判断し、テキスト入力対象でない場合、コントローラ11は、初期値24の値が設定されている態様で、詳細設定画面を表示する。一方、コントローラ11は、テキスト入力対象である場合、レコードのテキスト入力対象27の値に従った態様で、詳細設定画面を表示する。ただし、一覧表示形式での詳細設定画面100には、スタートボタン103は含まれていない。例えば、入力ボタン111Aが操作された場合、コントローラ11は、図8(b)に示した詳細設定画面100を表示するための処理と同様の処理を行い、図9(c)に示す詳細設定画面100を表示させる。入力ボタン111Bが操作された場合、コントローラ11は、テキスト入力対象ではない設定項目に対応する処理を行い、図9(d)に示す詳細設定画面105を表示させる。表示させた詳細設定画面を介した操作に応じて設定値を一時記憶する、などの処理は、ウィザード形式での詳細設定画面を介した操作に対応する処理と同様である。コントローラ11は、確定ボタン104の操作を検出すると、図9(b)に示す入力選択画面110の表示に戻る。
コントローラ11は、入力選択画面110において、スタートボタン103が操作され、OneTouch28が無効「OFF」に設定されていれば、図9(e)に示す確認画面107をユーザIF16に表示させる。なお、確認画面107を表示して、機能「スキャン to E-Mail Server」を実行するための処理は、前述した内容と同様である。一方、コントローラ11は、OneTouch28が、有効「ON」に設定されていれば、図9(e)に示す確認画面107をユーザIF16に表示させることなく、メモリ12に一時記憶された設定値を用いて機能「スキャン to E-Mail Server」を実行する。
なお、図9(c),(d)で示す各詳細設定画面100,105に、スタートボタン103を備える構成でもよく、その場合、コントローラ11は、スタートボタン103を操作された時点での、メモリに一時記憶された設定値を用いて、機能「スキャン to E-Mail Server」を実行すればよい。
(第1実施形態の変形例)
上述の第1実施形態では、優先設定項目に対して設定値の変更操作を受付けるための詳細設定画面は、2つの表示態様に切換えることが可能であった。詳細設定画面の表示態様は、2つに限らず、2つ以上の表示態様であってもよいし、表示対象を変更できない構成であってもよい。
また、ショートカット情報20には、表示順序26を含んでいなくともよい。この場合において、各詳細設定画面は、ボタンの操作に応じて予め定められた順序で表示させればよい。また、ショートカット情報20には、テキスト入力対象27、及びテキスト最終入力値29の各情報を含んでおらず、前述したテキスト入力対象の設定項目についても、テキスト入力対象ではない設定項目と同様に、対応する詳細設定画面を表示するとき、レコードに一時記憶されている初期値24を示す態様で表示させるように構成してもよい。
(第2実施形態)
第2実施形態では、第1実施形態と異なる構成を主に説明を行う。第2実施形態において第1実施形態と同一の箇所については同じ符号を付し、その説明を繰り返さない。本実施形態では、第1実施形態と比べて、詳細設定画面の表示態様を、ワンタッチショートカットの有効・無効に応じて切換える構成が異なる。
図10(a)に示す待機画面40は、アイコンの数や種類が違うが、図2(a)で示す待機画面と同様の機能をもった画面であり、未登録キー42の機能も、基本的には同じである。なお、図10(a)に示す待機画面40において、図2(a)で示す待機画面40と異なる仕様は、後述する。
コントローラ11は、未登録キー42Cの操作を検出すると、未登録キー42Cの操作に応じて、図3で示すショートカット情報20に追加すべきレコードを一つ、揮発性メモリに一時記憶する。この例では、図10(b)で示した大区分選択画面130に対する操作により、大区分であるScan機能に対応するボタン131Cが操作され、次に、図10(c)で示した小区分選択画面132において、小区分である「to USB」に対応するボタン133Dが操作されたものとする。そのため、コントローラ11は、一時記憶されたレコードにおける機能23の値として「スキャン to USB」を書き込み、登録位置番号22として、未登録キー42Cに対応する番号20を書き込む。また、コントローラ11は、一時記憶されたレコードにおいて、「スキャン to USB」に対応する、初期値24、都度設定25、表示順序26、テキスト入力対象27、OneTouch28、テキスト最終入力値29、表示態様30の値として、予め定められた値を書き込む。
コントローラ11は、図10(d)に示す初期値設定画面134をユーザIF16に表示させる。図10(d)で示される初期値設定画面134は、図6(a)で示した初期値設定画面70と、基本的には同じ画面であり、図6(a)のボタン71に替えて、機能「スキャン to USB」の設定項目「両面スキャン」、「色」、「解像度」、「ファイルタイプ」に対応するボタン135A~135Dを含んでいる。
初期値設定画面134において、各設定項目に対応するボタンが操作されると、コントローラ11は、それぞれの設定項目の設定値を選択入力するための詳細設定画面を表示させる。詳細設定画面、及び詳細設定画面に係る処理は、第1実施形態での詳細設定画面、及び詳細設定画面に係る処理と、基本的には同様である。コントローラ11は、詳細設定画面で入力された設定値を一時記憶し、入力終了を示す操作を受付けると、該当する設定項目について、対応する初期値24の値を、一時記憶しておいた設定値で書き換え、初期値設定画面134の表示に戻る。
コントローラ11は、初期値設定画面134の確定ボタン136が操作されると、図10(e)に示す優先項目設定画面137をユーザIF16に表示させる。優先項目設定画面137には、図4(a)で示した優先項目設定画面60と同様、都度設定25の値である有効「ON」、無効「OFF」を設定するボタン138A~138Dを含んでいる。コントローラ11は、いずれかのボタン138が操作されると、図4(a)のボタン61が操作された場合と同様、操作されたボタンに対応する、図10(f)で示す詳細設定画面139を表示させる。コントローラ11は、この詳細設定画面139のボタン140A,140Bに対する操作により、都度設定25の値を指示する入力を受付け、受付けた値を一時記憶させ、図10(e)の表示に戻る。コントローラ11は、優先項目設定画面137において、送りボタン139が操作されたことを検出すると、図11(a)に示す、順序設定画面141をユーザIF16に表示させる。
図11(a)に示す順序設定画面141は、表示順序26の設定対応となる設定項目の数、種類、および、アップボタン・ダウンボタンの形状などが違うが、図5(a),(b)に示す順序設定画面65と同様の機能をもった画面である。コントローラ11は、図5(a),(b)に示す順序設定画面65に対する操作と同様、アップボタン・ダウンボタンの操作に応じて、表示順序を変更する。送りボタン143が操作されると、図5の確定ボタン62が操作された場合と同様、レコードの表示順序26の値を書き換える。
コントローラ11は、レコードの表示順序26を書き換えると、図11(b)に示す確認画面144をユーザIF16に表示させる。確認画面144の表示欄145には、一時記憶されたレコードにおける各設定値を示す態様でテキストが表示されている。
コントローラ11は、確認画面144において、確定ボタン146が操作されたことを検出すると、図11(c)に示す名称設定画面147をユーザIF16に表示させる。図11(c)で示す名称設定画面147は、図7(a)で示す名称設定画面77と同じ画面である。コントローラ11は、図7で説明したように、名称設定画面147によりShort Cut表示名21の値の変更操作を受付けると、不揮発性メモリに一時記憶する。コントローラ11は、名称設定画面147の確定ボタン146が操作されると、図11(d)に示すモード設定画面150を表示させる。図11(d)で示すモード設定画面150は、図7(b)で示すモード設定画面80と同様の画面である。モード設定画面150において、確定キー146が操作されると、一時記憶されたレコードをショートカット情報20に登録し、図11(e)のように、待機画面40にショートカット画像91を表示する。なお、待機画面40に表示されるショートカット画像91の詳細は図7で説明済なので省略する。
なお、本実施形態においても、各設定項目について、テキスト入力対象27、又はテキスト最終入力値29に指定されていれば、各詳細設定画面における設定値の表示は以下の態様になる。具体的には、各詳細設定画面には、テキスト入力対象27で指定された態様、例えば、空白が設定されている態様、テキスト最終入力値29で指定されている態様、例えば、初期値24の値が設定されている態様で、設定値が表示される。
次に、図12(a)で示された「Basic 2」に対応する待機画面40に表示されたショートカット画像91を操作して、ショートカット登録された機能「スキャン to USB」を実行する処理を説明する。まずは、ショートカット情報20における、機能「スキャン to USB」に対応するレコードにおいて、設定項目「色設定」、「解像度」、「ファイルタイプ」が優先設定項目として設定されている場合を例に説明する。
コントローラ11は、待機画面40においてショートカット画像91が操作されると、ショートカット情報20のうち、機能「スキャン to USB」に関連付けられたレコードを読み出す。そして、レコードに含まれるOneTouch28が有効「ON」に設定されているか否かを判断する。OneTouch28が有効「ON」に設定されていれば、読み出されたレコードの表示順序26から、優先設定項目の表示順序を抽出し、表示が最も早い項目に対応する詳細設定画面をユーザIF16に表示させる。
本実施形態では、コントローラ11は、レコードにおいて、OneTouch28が有効「ON」に設定されていれば、詳細設定画面をウィザード形式の表示態様で表示させていく。言い換えると、複数の優先設定項目に対して詳細設定画面を、順次表示していくことで、ユーザが、ユーザIF16を操作する負担を軽減している。ここでは、優先設定項目のうち、「色設定」の表示される順序が最も早い項目であるため、コントローラ11は、図12(b)に示す「色設定」に対応する詳細設定画面160をユーザIF16に表示する。図12(b)に示す詳細設定画面160を用いた設定値の変更は、第1実施形態で説明した詳細設定画面を用いた設定値の変更と同様である。即ち、コントローラ11は、図12(b)に示す詳細設定画面において、いずれかのボタン161A~161Cの操作を検出すると、操作されたボタン161で指定される設定値を不揮発性メモリに一時記憶する。
コントローラ11は、次に表示される順序が早い優先設定項目は、「解像度」であるため、図12(c)に示す、「解像度」の設定値の変更操作を受付ける詳細設定画面165をユーザIF16に表示させる。コントローラ11は、図12(c)に示す詳細設定画面165において、いずれかのボタン166A~166Cの操作を検出すると、操作されたボタンで指定される設定値を、メモリ12に一時記憶する。コントローラ11は、次に表示される順序が早い優先設定項目は、「ファイルタイプ」であるため、図12(d)に示す、「ファイルタイプ」の設定値の変更操作を受付ける詳細設定画面168をユーザIF16に表示させる。コントローラ11は、図12(d)に示す詳細設定画面168において、いずれかのボタン169A~169Dの操作を検出すると、操作されたボタンで指定される設定値をメモリ12に一時記憶する。
コントローラ11は、次に表示される順序が早い優先設定項目がなければ、機能「スキャン to USB」を、メモリ12に記憶されたレコードの各設定値を用いて実行する。本実施形態においても、コントローラ11は、機能「スキャン to USB」の実行の際に、図12(e)に示す実行画面170をユーザIF16に表示させる。また、コントローラ11は、各画面160,165において、スタートボタン103の操作を検出した場合は、次に表示対象となる詳細設定画面の表示をスキップし、機能「スキャン to USB」を実行する。
一方、コントローラ11は、図13(a)で示す待機画面40においてショートカット画像91が操作された場合において、メモリ12に読み出した機能「スキャン to USB」に対応するレコードのOneTouch28が無効「OFF」に設定されていると判断すると、表示順序26から、各優先設定項目の表示される順序を抽出する。本実施形態では、コントローラ11は、OneTouch28が無効「OFF」に設定されていれば、詳細設定画面を一覧表示形式の表示態様で表示させていく。コントローラ11は、図13(b)に示す入力選択画面180をユーザIF16に表示させる。入力選択画面180は、図9(b)で示した入力選択画面110と同様の画面である。
コントローラ11は、色設定に対応するボタン181Aの操作を検出すると、図12(b)で示したのと同様、図13(c)で示す詳細設定画面160をユーザIF16に表示させて、設定値の変更操作を受付ける。コントローラ11は、解像度に対応するボタン181Bの操作を検出すると、図12(c)で示したのと同様、図13(d)で示す詳細設定画面165をユーザIF16に表示させて、設定値の変更操作を受付ける。コントローラ11は、ファイルタイプに対応するボタン181Cの操作を検出すると、図12(d)で示したのと同様、図13(e)で示す詳細設定画面168をユーザIF16に表示させて、設定値の変更操作を受付ける。
いずれかの詳細設定画面160,165,168おいて、設定値の変更を指示する操作が行われると、コントローラ11は、メモリ12に変更後の設定値を一時記憶し、ユーザIF16の表示を、図13(b)に示す入力選択画面180に戻す。また、コントローラ11は、入力選択画面180において、スタートボタン104の操作を検出すると、図13(f)で示す実行画面170を表示させた状態で、一時記憶された設定値を用いて、機能「スキャン to USB」を実行する。なお、各入力画面160、165、168に確定ボタン143、及びスタートボタン104を備える構成でもよい。この場合、各入力画面160,165,168においてスタートボタンが操作されることで、他の入力画面の表示をスキップし、図13(f)に示す実行画面170をユーザIF16に表示させる。
以上説明した本実施形態では、ショートカット情報20の「OneTouch28」で指定される値に応じて、設定項目の設定値の変更操作を受付ける入力画面の表示態様を変更させることができる。これにより、入力画面の表示態様を、選択されたモードに応じた態様にすることができるため、ユーザの利便性を高めることができる。
以上説明した実施形態では、以下の効果を奏することができる。
コントローラ11は、待機画面に表示されたショートカット画像が操作されたときに、ショートカット画像に関連付けられたショートカット情報20に、優先設定項目が含まれている場合は、この優先設定項目に対応する詳細設定画面をユーザIF16に表示し、表示された詳細設定画面を介して設定値を変更する入力操作を受付ける。これにより、ユーザは、ショートカット画像に関連付けられた機能を実行する際に、優先設定項目に関する設定値を変更する機会を得ることができるため、ユーザの利便性を高めることができる。
コントローラ11は、設定項目に対して、ユーザIF16を介して初期値24の指定を受付けた場合に、ショートカット情報20に、詳細設定画面に表示する初期値を登録可能である。これにより、初期値24が登録されている優先設定項目には、入力画面に初期値を含むため、ユーザの入力操作の負担を軽減することができる。
コントローラ11は、ショートカット画像に対する操作に応じて、当該ショートカット画像に関連付けられたショートカット情報20に、優先設定項目に対応する表示順序26が含まれている場合は、この表示順序26で示される値に従って詳細設定画面を表示させる。これにより、例えば、入力が必須な優先設定項目の表示を早めることが可能になり、詳細設定画面に対する入力操作の利便性を高めることができる。
コントローラ11は、ショートカット画像に対する操作に応じて、当該ショートカット画像に関連付けられたショートカット情報20に、各優先設定項目の表示順序26が含まれている場合において、メモリ12にウィザード形式の表示態様が登録されていれば、詳細設定画面を、ウィザード形式で順次表示させていく。一方、メモリ12に一覧表示形式の表示態様が登録されていれば、表示順序26の値に従って配列された入力ボタンを含む入力選択画面を表示させる。これにより、優先設定項目の変更操作を受付ける入力画面を、ユーザの好みに応じた表示態様で表示させることができ、ユーザの利便性をいっそう高めることができる。
コントローラ11は、詳細設定画面の表示中に、スタートボタンの操作を検出した場合に、優先設定項目のうち、設定値の入力操作を受付けていない項目があれば、設定値の入力操作を受付済みの項目については、入力操作された設定値を用い、設定値の入力操作を受付けていない項目については、詳細設定画面の表示をスキップすることで、ショートカット登録された機能を実行する。これにより、優先設定項目に対して設定値の入力操作途中でも、ショートカット登録された機能を開始させることができる。
コントローラ11は、詳細設定画面において、設定値の入力が全て終了した場合に、確認画面をユーザIF16に表示する。コントローラ11は、確認画面に対して設定項目の変更操作を受付けた場合に、変更後の設定値を用いて、ショートカット登録された機能を実行する。これにより、優先設定項目に対する設定値の入力の後、改めて、設定値を変更することが可能になるため、設定値を柔軟に設定することが可能になる。
本明細書で開示される技術は、上述の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の形態に変形することができ、例えば次のような変形も可能である。
上述の実施形態では、待機画面40に含まれるショートカット画像が操作されたことを契機に、設定項目の変更操作を受付ける詳細設定画面をユーザIF16に表示させた。これに代えて、待機画面40に含まれる設定アイコンが操作され、ショートカット登録された機能における設定項目の設定変更を指示する操作が行われたことを契機に詳細設定画面をユーザIF16に表示させてもよい。
画像形成装置の説明として、MFPを用いたことは一例であり、画像形装置は、プリント動作又はスキャン動作といった単体の機能のみを有する装置であってもよい。
11…コントローラ、12…メモリ、13…FAXIF、14…プリンタ、15…スキャナ、20…ショートカット情報、40…待機画面、100,105,160,165,168…詳細設定画面、110,160…入力選択画面

Claims (9)

  1. ユーザインタフェースと、
    画像形成部と、
    コントローラと、
    メモリと、を備え、
    前記コントローラは、
    複数の設定項目それぞれに対応する設定値を用いて、前記画像形成部による画像形成処理を実行させることが可能であり、
    前記ユーザインタフェースを介して受付けた指示に応じて、ショートカット画像に関連付けて、前記画像形成処理の種類と、当該画像形成処理に用いられる前記設定値と、を示すショートカット情報として前記メモリに登録する登録処理と、
    前記ショートカット画像に対する操作に応じて、前記画像形成部に、前記ショートカット画像に関連付けられたショートカット情報に示された種類の画像形成処理を、前記ショートカット画像に関連付けられたショートカット情報に示された設定値を用いて実行させるショートカット実行処理と、
    を実行させることが可能であり、
    前記登録処理では、
    前記ショートカット情報を登録する際に、前記ユーザインタフェースを介して優先設定項目の指定を受付けた場合に、前記優先設定項目を示す情報を前記ショートカット情報に含ませて、前記メモリに登録することが可能であり、前記優先設定項目は、前記ショートカット画像に関連付けられた前記ショートカット情報に示された種類の画像形成処理に用いられる前記設定値のうち、入力操作を優先させる対象の設定値に対応する設定項目であり、
    前記ショートカット実行処理では、
    前記ショートカット画像に対する操作に応じて、当該ショートカット画像に関連付けられた前記ショートカット情報に、前記優先設定項目を示す情報が含まれている場合は、前記優先設定項目に対応する設定値を指定する前記入力操作を受付けるための入力画面を前記ユーザインタフェースに表示し、
    表示された前記入力画面を介して、前記優先設定項目に対応する前記設定値を指定する前記入力操作を受付け、
    前記優先設定項目については、対応する設定値が前記入力操作によって指定された場合には、指定された設定値を用い、前記優先設定項目以外の設定項目については、前記ショートカット情報に示されている前記設定値を用いて、前記画像形成部に前記画像形成処理を実行させる、ことが可能に構成されている画像形成装置。
  2. 前記登録処理では、
    前記ユーザインタフェースを介して初期値の指定を受付けた場合に、前記ショートカット情報として、前記入力画面における前記優先設定項目に対応する前記設定値の初期値を登録可能であり、
    前記ショートカット実行処理では、
    前記ショートカット画像に対する操作に応じて、当該ショートカット画像に関連付けられた前記ショートカット情報に、前記優先設定項目を示す情報と、当該優先設定項目に対応する前記設定値の初期値とが含まれている場合は、前記優先設定項目の表示欄に、前記優先設定項目に対応する前記設定値の初期値を含んだ前記入力画面を表示させる、ように構成されている請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記登録処理では、
    前記ユーザインタフェースを介して複数の前記優先設定項目の表示順序の指定を受付けた場合に、1つの前記ショートカット画像に関連付けて、複数の前記優先設定項目と、複数の前記優先設定項目の表示順序を示す情報とを前記ショートカット情報として登録可能であり、
    前記ショートカット実行処理では、
    前記ショートカット画像に対する操作に応じて、当該ショートカット画像に関連付けられた前記ショートカット情報に、前記優先設定項目に対応する設定値の表示順序を示す情報が含まれている場合は、前記優先設定項目の表示順序に従って前記入力画面を表示させる、ように構成されている請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記ショートカット実行処理では、
    前記ショートカット画像に対する操作に応じて、当該ショートカット画像に関連付けられた前記ショートカット情報に、前記優先設定項目の表示順序を示す情報が含まれている場合は、前記表示順序が最も早い前記優先設定項目に対応する前記設定値を入力するための前記入力画面を表示し、表示された前記入力画面に対して前記設定値の入力が完了したら、次に表示順序が早い前記優先設定項目に対応する前記設定値を入力するための前記入力画面を表示する、ように構成されている請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記ショートカット実行処理では、
    前記ショートカット画像に対する操作に応じて、当該ショートカット画像に関連付けられた前記ショートカット情報に、前記優先設定項目の表示順序を示す情報が含まれている場合は、複数の前記優先設定項目それぞれの入力操作を受付けるための入力画像を、前記表示順序に従って配列表示した前記入力画面を表示する、ように構成されている請求項3に記載の画像形成装置。
  6. 前記登録処理では、
    前記ユーザインタフェースを介して、前記優先設定項目の表示順序に従った前記入力画面の表示態様を、複数の表示態様から選択する指示を受付けた場合に、選択された前記表示態様を前記メモリに登録することが可能であり、
    前記ショートカット実行処理では、
    前記ショートカット画像に対する操作に応じて、当該ショートカット画像に関連付けられた前記ショートカット情報に、前記優先設定項目の表示順序を示す情報が含まれている場合は、前記優先設定項目の表示順序に従った前記入力画面を、登録された前記表示態様で表示させる、ように構成されている請求項3に記載の画像形成装置。
  7. 前記登録処理では、
    前記ユーザインタフェースを介して、前記優先設定項目の表示順序に従った前記入力画面の表示態様を、第1の表示態様と第2の表示態様から選択する指示を受付けた場合に、選択された前記第1の表示態様又は前記第2の表示態様のいずれかを前記メモリに登録することが可能であり、前記第1の表示態様は、複数の前記優先設定項目のうち、いずれかの優先設定項目に対応する前記設定値を入力するための前記入力画面を表示した後に、他のいずれかの前記優先設定項目に対応する前記設定値を入力するための前記入力画面を表示する態様であり、前記第2の表示態様は、複数の前記優先設定項目それぞれの入力操作を受付けるための入力画像を配置した前記入力画面を表示する態様であり、
    前記ショートカット実行処理では、
    前記ショートカット画像に対する操作に応じて、当該ショートカット画像に関連付けられた前記ショートカット情報に、前記優先設定項目の表示順序を示す情報が含まれている場合において、
    前記メモリに前記第1の表示態様が登録されていれば、前記優先設定項目の表示順序に従った前記入力画面を、登録された前記第1の表示態様で表示させ、
    前記メモリに前記第2の表示態様が登録されていれば、前記優先設定項目の表示順序に従った前記入力画面を、登録された前記第2の表示態様で表示させる、ように構成されている請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記ショートカット実行処理では、
    前記入力画面の表示中に、前記ショートカット画像に関連付けられた前記画像形成処理の実行を指示する操作を受付けることが可能であり、
    前記入力画面の表示中に、前記ショートカット画像に関連付けられた前記画像形成処理の実行を指示する操作を受付けたときに、前記優先設定項目のうち、前記設定値の入力操作を受付けていない項目があれば、前記設定値の入力操作を受付け済みの項目については、前記入力操作された設定値を用い、設定値の入力操作を受付けていない項目については、前記入力操作を受付けることなく、前記画像形成処理を実行する、ように構成されている請求項3に記載の画像形成装置。
  9. 前記ショートカット実行処理では、
    表示された前記入力画面において、前記優先設定項目の入力が全て終了した場合に、前記ショートカット画像に関連付けられた前記画像形成処理で用いられる前記設定値の確認画面を表示し、
    前記確認画面には、前記優先設定項目については、入力された設定値が表示され、前記優先設定項目以外の設定項目については、前記ショートカット情報に含まれている設定値が表示され、
    前記確認画面の表示中に、前記設定値を変更する変更操作を受付けることが可能であり、
    前記確認画面に対して前記設定項目の変更操作を受付けた場合に、変更後の設定値を用いて、前記画像形成部に前記画像形成処理を実行させる、ように構成されている請求項1又は2に記載の画像形成装置。
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