JP2024027556A - マッサージ機 - Google Patents

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Abstract

【課題】被施療者に柔らかな体感を与えつつ、迅速に施療を開始するマッサージ機を提供する。【解決手段】マッサージ機は、第1エアバッグと、第2エアバッグと、を備える。第1エアバッグは、膨縮により被施療者の施療部位を施療する。第2エアバッグは、第1エアバッグを挟んで施療部位とは反対側に配置され、膨張により第1エアバッグを施療部位に向けて移動させる。第1エアバッグの第1給排気口の内径は、第2エアバッグの第2給排気口の内径よりも小さい。【選択図】図5A

Description

本発明は、マッサージ機に関する。
従来、エアバッグを用いて施療するマッサージ機が知られている。たとえば、特許文献1のマッサージ機では、互いにずれた状態で上下に重なって接合された一対のエアバッグが基台に設置される。利用者に接する上側のエアバッグには、エア注入排出管が接続される。上下のエアバッグの接合部分には、両者を連通する通孔が配置される。エア注入排出管から注入される空気は、上側のエアバッグを膨らませるとともに、通孔を通じて下側のエアバッグを膨らませる。接合部分における通孔の内径は、エア注入排出管の内径よりも小さい。下側のエアバッグは、徐々に膨張することにより、十分に膨らんだ上側のエアバッグを徐々に押し上げる。
特許第6340992号公報
しかしながら、特許文献1では、上側のエアバッグは、十分に膨らんだ状態で利用者の施療部位に押し付けられる。そのため、張り詰めたエアバッグでの押圧施療が利用者の嗜好に適合しない場合、利用者は、最初から固い感触のエアバッグで施療されることに違和感を覚える虞がある。
また、特許文献1では、上側のエアバッグは、徐々に押し上げられるので、押圧施療に適した位置まで迅速には移動できない。そのため、利用者は、押圧施療の開始が遅いと感じる虞がある。
本発明は、上記の状況を鑑みて、被施療者に柔らかな体感を与えつつ、迅速に施療を開始するマッサージ機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の一の態様によるマッサージ機は、マッサージ機は、第1エアバッグと、第2エアバッグと、を備える。前記第1エアバッグは、膨縮により被施療者の施療部位を施療する。前記第2エアバッグは、左右方向において前記第1エアバッグを挟んで前記施療部位とは反対側に配置され、膨張により前記第1エアバッグを前記施療部位に向けて移動させる。前記第1エアバッグの第1給排気口の内径は、前記第2エアバッグの第2給排気口の内径よりも小さい。
本発明の更なる特徴や利点は、以下に示す実施形態によって一層明らかにされる。
本発明によると、被施療者に柔らかな体感を与えつつ、迅速に施療を開始するマッサージ機を提供することができる。
第1実施形態に係る椅子式マッサージ機の構成例を示す概略的な斜視図 椅子式マッサージ機の動作を制御する制御系を示すブロック図 第1実施形態に係る側施療部の構成例を示す概略的な断面図 第1実施形態に係る側施療部のエアバッグの膨張した状態を示す概略的な断面図 第1実施形態に係る側施療部の他の構成例を示す概略的な断面図 第1実施形態に係る側施療部のエアバッグの接続例を示す概略図 第1実施形態に係る側施療部のエアバッグの接続例の第1変形例を示す概略図 第1実施形態に係る側施療部のエアバッグの接続例の第2変形例を示す概略図 給気時における急速排気弁の状態を示す断面図 排気時における急速排気弁の状態を示す断面図 第2実施形態に係る椅子式マッサージ機の構成例を示す概略的な斜視図 第2実施形態に係る側施療部の構成例を示す概略的な断面図 第2実施形態に係る側施療部のエアバッグの膨張した状態を示す概略的な断面図 第3実施形態に係る椅子式マッサージ機の構成例を示す概略的な斜視図 第3実施形態に係る側施療部の構成例を示す概略的な断面図 第3実施形態に係る側施療部のエアバッグの膨張した状態を示す概略的な断面図
以下に図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
<1.第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係る椅子式マッサージ機100の構成例を示す概略的な斜視図である。また、以下では、椅子式マッサージ機100を「マッサージ機100」と称することがある。
なお、以下の説明において、後述する背凭れ部102が倒れていない状態のマッサージ機100に着座した被施療者Uから見て前側(正面側)を「前側」といい、後側(背面側)を「後側」という。また、背凭れ部102が倒れていない状態のマッサージ機100に着座した被施療者Uから見て上側(頭側)を「上側」といい、下側(脚側)を「下側」という。また、背凭れ部102が倒れていない状態のマッサージ機100に着座した被施療者Uから見て右側を「右側」といい、左側を「左側」という。
<1-1.マッサージ機100>
マッサージ機100は、座部101と、背凭れ部102と、左右一対のベース部104と、左右一対の肘掛け部105と、オットマン106と、を備える。
座部101は、着座する被施療者Uの臀部及び大腿部を支持する。
背凭れ部102は、座部101の後端部に支持され、被施療者Uの頭、胴部(たとえば肩部Us、腰部、及び背中)及び首部などを支持する。背凭れ部102は、左右方向に沿って延びるリクライニング回動軸(図示省略)を中心にして回動可能である。背凭れ部102は、リクライニング回動軸を中心とする回動により、後側に倒したり前側に起き上がったりすることが可能である。
背凭れ部102には、施療ユニット1021と、左右一対のガイド部1022と、が配置される。施療ユニット1021及びガイド部1022は、背凭れ部102のクッション部分の内部に配置される。施療ユニット1021は、被施療者Uの背中を施療する。ガイド部1022は、背凭れ部102の長手方向に沿って延びて、施療ユニット1021を長手方向に移動可能に支持する。つまり、施療ユニット1021は、ガイド部1022によって案内されて、背凭れ部102の長手方向に昇降可能である。
また、背凭れ部102には、左右一対の側施療部1023がさらに配置される。側施療部1023は、背凭れ部102の前面の左端部及び右端部にそれぞれ配置され、背凭れ部102の前面から前側に突出する。
本実施形態では、側施療部1023は、着座する被施療者Uの左右方向の両側に配置され、被施療者Uの上半身の側部を施療する。側施療部1023は、背凭れ部102の長手方向において被施療者Uの肩部Usと同じ高さ位置に配置されて、後述する第1エアバッグ1により肩部Usを施療する。
但し、側施療部1023の施療部位は、この例示に限定されない。たとえば、側施療部1023は、背凭れ部102の長手方向において被施療者Uの腰部と同じ高さ位置に配置されて、第1エアバッグ1により腰部を施療してもよい。
或いは、左右一対の側施療部1023は、背凭れ部102の長手方向に昇降可能であってもよい。こうすれば、側施療部1023は、長手方向における昇降により、被施療者Uの上半身の側部において任意の部分を施療できる。この際、側施療部1023は、所定の施療プログラム、或いは、後述する操作部1071で受け付けた操作入力に応じて昇降できる。
ベース部104は、座部101の左右方向の両側に立設して設けられ、肘掛け部105を支持する。肘掛け部105は被施療者Uの前腕部及び手を支持する。左右一対の肘掛け部105は、互いに左右対称の形状である。
オットマン106は、座部101の前端部に回動可能に支持される。オットマン106は、被施療者Uの下腿部及び足部を収容する。なお、下腿部は、被施療者Uの脚部のうちの膝下から踝までの部分を指す。脚部は、股関節から下側の部分である。足部は、踝よりも下側の部分であり、たとえば踝から脚部の爪先までの部分である。オットマン106は、座部101の前端部の下側において左右方向に沿って延びる回動軸(図示省略)を中心にして回動可能である。オットマン106には、たとえば、膨縮により被施療者Uの下腿部を施療するエアバッグ(図示省略)が配置される。
<1-2,マッサージ機100の制御系>
次に、図2を参照して、マッサージ機100の制御系の構成例を説明する。図2は、マッサージ機100の動作を制御する制御系を示すブロック図である。
図2に示すように、マッサージ機100は、操作部1071と、記憶部1072と、制御部108と、アクチュエータ群1091と、ポンプ1092と、電磁弁群1093と、をさらに備える。
操作部1071は、被施療者Uが施療パターンの選択、施療の強弱調節などを行うための入力装置である。操作部1071はコード線を介して制御部108に接続される。操作部1071は、被施療者Uなどの操作入力を受け付け、操作入力に基づく信号を制御部108に出力する。操作部1071は、スタンド(符号省略)に対して装着及び取り外しが可能である。スタンドは、座部101の左側に配置された肘掛け部105に固定される。
記憶部1072は、電力供給が停止しても記憶した情報を保持する非一過性の記憶媒体である。記憶部1072は、たとえば、制御部108がマッサージ機100の動作を制御するために必要なプログラム及びデータを記憶している。
制御部108は、たとえば座部101の下側に配置され、操作部1071から出力される信号などに基づいて、マッサージ機100の各構成要素を制御する。たとえば、制御部108は、アクチュエータ群1091、ポンプ1092、及び電磁弁群1093を制御する。
アクチュエータ群1091は、複数のアクチュエータを含む。たとえば、アクチュエータ群1091は、背凭れ部102を回動させる背凭れ部用アクチュエータ、オットマン106を回動させるオットマン用アクチュエータなどを含む。
電磁弁群1093は、マッサージ機100に設けられるエアバッグ群に設けられる電磁弁を含む。ポンプ1092は、電磁弁群1093を介してエアバッグ群に給気する。なお、上述のエアバッグ群は、第1エアバッグ1及び後述する第2エアバッグ2を含む。また、上述の電磁弁は、第1エアバッグ1用及び第2エアバッグ2用の後述する電磁弁4を含む。
電磁弁は、エアバッグ群の膨張,膨縮状態の維持、収縮を切り替える。詳細には、電磁弁は、ポンプ1092とエアバッグ群との間の連通/遮断を切り替える。たとえば、電磁弁の動作によりポンプ1092とエアバッグとが連通すると、ポンプ1092から電磁弁を介してエアバッグに空気Fが供給される。これにより、エアバッグが膨張する。また、電磁弁は、エアバッグ群と外部との間の連通/遮断を切り替える。たとえば、電磁弁の動作により外部とエアバッグとが連通すると、エアバッグが電磁弁を介して外部に開放される。これにより、エアバッグ内の空気Fが排出され、エアバッグが収縮する。また、電磁弁の動作により、エアバッグがポンプ1092とも外部とも連通しなくなると、エアバッグ内の空気Fの量が保持され、つまり、エアバッグの膨縮状態が維持される。
<1-3,側施療部1023>
次に、図3A~図5Cを参照して、側施療部1023の構成例を説明する。図3Aは、第1実施形態に係る側施療部1023の構成例を示す概略的な断面図であり、右側の側施療部1023を示している。図3Bは、第1実施形態に係る側施療部1023のエアバッグ1,2の膨張した状態を示す概略的な断面図である。図4は、第1実施形態に係る側施療部1023の他の構成例を示す概略的な断面図である。図5Aは、第1実施形態に係る側施療部1023のエアバッグ1,2の接続例を示す概略図である。図5Bは、第1実施形態に係る側施療部1023のエアバッグ1,2の接続例の第1変形例を示す概略図である。図5Cは、第1実施形態に係る側施療部1023のエアバッグ1,2の接続例の第2変形例を示す概略図である。
なお、図3A~図4は、図1の一点鎖線IIIを含み且つ背凭れ部102の長手方向と垂直な仮想の平面で切断した右側の側施療部1023を上側から見た断面構造に対応する。被施療者Uの左側に配置された側施療部1023の構造は、図3A~図4の構成と左右対称であって、これ以外は同じである。また、図4は、側施療部1023のエアバッグ1,2の膨張した状態を示す。また、特に矛盾が生じない限りにおいて、図5A~図5Cは、互いに組み合わせ可能である。
図3A及び図3Bに示すように、マッサージ機100の各々の側施療部1023は、第1エアバッグ1と、第2エアバッグ2と、フレーム3と、を有する。側施療部1023の表面は、伸縮可能な布(図示省略)により覆われている。
なお、本実施形態では、各々の側施療部1023の第1エアバッグ1及び第2エアバッグ2は単数である。つまり、施療部位よりも左側及び右側の側施療部1023には、単数の第1エアバッグ1及び単数の第2エアバッグ2がそれぞれ配置される。このように構成すれば、被施療者Uの左右方向の両側に配置される第1エアバッグ1及び第2エアバッグ2をそれぞれ簡易に構成できる。また、構成要素の数を少なくできるので、マッサージ機100の製造コスト及び製造工程数を低減できる。但し、この例示は、各々の側施療部1023の第1エアバッグ1及び第2エアバッグ2の少なくともどちらかが複数である構成を排除しない。
フレーム3は、被施療者Uの施療部位よりも左右方向外側に配置される。本実施形態では、フレーム3は、背凭れ部102の左右方向端部から前側に延びる。図3A及び図3Bでは、右側の側施療部1023のフレーム3は、被施療者Uの肩部Usの右側に配置され、背凭れ部102の右端部から前側に延びる。好ましくは、フレーム3は、左右方向と交差する方向に広がる板状の部材である。但し、この例示に限定されず、フレーム3は枠体であってもよい。
第1エアバッグ1及び第2エアバッグ2は、左右方向におけるフレーム3の被施療者U側に配置される。第1エアバッグ1は、被施療者Uと左右方向に並び、左右方向においてフレーム3と施療部位との間に配置され、給排気に応じて膨縮可能である。第1エアバッグ1は、膨縮により被施療者Uの施療部位を施療する。たとえば、本実施形態では、第1エアバッグ1は、被施療者Uと左右方向に並ぶ。第1エアバッグ1は、膨縮により被施療者Uの肩部Usを施療する。マッサージ機100は、第1エアバッグ1の膨縮により、被施療者Uの背凭れ部102上に配される施療部位を左右方向から施療できる。
第2エアバッグ2は、左右方向においてフレーム3と第1エアバッグ1との間に配置され、給排気に応じて膨縮可能である。つまり、第2エアバッグ2は、第1エアバッグ1を挟んで施療部位とは反対側に配置される。すなわち、第2エアバッグ2は、第1エアバッグ1を挟んで被施療者Uの施療部位と左右方向に並ぶ。第2エアバッグ2は、被施療者Uに対して、第1エアバッグ1を移動させる。つまり、第2エアバッグ2は、左右方向において被施療者Uに向かって第1エアバッグ1を移動させることができる。たとえば、第2エアバッグ2は、膨張により第1エアバッグ1を施療部位に向けて移動させ、該施療部位に近付ける。また、第2エアバッグ2は、収縮により第1エアバッグ1を被施療者Uから後退させて、施療部位から離す。
好ましくは、第1エアバッグ1の外縁部の一部は、第2エアバッグ2に連結される。第1エアバッグ1は、第2エアバッグ2との連結箇所を中心にして、回動可能である。たとえば、第1エアバッグ1及び第2エアバッグ2において、左右方向と垂直な方向における一方端部は、フレーム3に固定される。第2エアバッグ2の他方端部は、図3Bに示すように、第2エアバッグ2の一方端部(つまり、上述の連結箇所)を中心に回動可能である。つまり、第1エアバッグ1及びフレーム3間に配置される第2エアバッグ2は、左右方向と垂直な方向において片持ち構造に形成される。
こうすれば、第1エアバッグ1は、第2エアバッグ2の膨張により上述の連結箇所を支点として回動し、施療部位に当接できる。たとえば、第2エアバッグ2は、膨張する際に左右方向におけるフレーム3側の側面の移動をフレーム3に規制される。そのため、第2エアバッグ2は、被施療者Uに向かう方向に膨張し、上述の連結箇所を中心に回動する。このとき、第1エアバッグ1は、第2エアバッグ2に押されて被施療者Uに近づく。これにより、第2エアバッグ2は、膨張により第1エアバッグ1を施療部位に向けて大きく移動させて、迅速に近付けることができる。
また、さらに好ましくは、第1エアバッグ1の上述の連結箇所は、被施療者Uの施療部位を含む部分が接するマッサージ機100の表面側である。マッサージ機100の表面は、図3A及び図3Bでは背凭れ部102の前面であり、以下では「接地面1020」と呼ぶ。たとえば、図3A及び図3Bのように、第2エアバッグ2の後端部は、第1エアバッグ1の後端部とともに、フレーム3に固定される。第1エアバッグ1及び第2エアバッグ2の前端部はそれぞれ、自由端であり、後端部を中心に回動可能である。
このように構成すれば、第1エアバッグ1は、第2エアバッグ2とともに第2エアバッグ2の後端部を中心に回動できる。そのため、マッサージ機100は、第1エアバッグ1で施療部位を背凭れ部102に向かって若干押しながら施療できる。従って、図3Bに示すように、第2エアバッグ2が膨張して回動する際、被施療者Uの接地面1020と第1エアバッグ1との間に被施療者Uが挟まれる。膨張する第1エアバッグ1が施療部位を逃がさないように回動するので、マッサージ機100は、施療部位を安定に且つ十分な強さで施療できる。
但し、図3A及び図3Bの例示は、第1エアバッグ1の前端部がフレーム3に固定される構成を排除しないし、第2エアバッグ2の前端部がフレーム3に固定される構成を排除しない。
次に、本実施形態では、第1エアバッグ1及び第2エアバッグ2はそれぞれ、重なる一対の基材11の外縁部が熱溶着された袋体である。たとえば、図5A~図5Cに示すように、第1エアバッグ1は、一対の基材11と、第1給排気口12と、を有する。また、第2エアバッグ2は、一対の基材21と、第2給排気口22と、を有する。本実施形態では、基材11,21には、熱可塑性ポリウレタンなどのウレタン系の樹脂シートが用いられる。特に、被施療者Uの施療部位を押圧する第1エアバッグ1の基材11に軟質な材料を用いることで、柔らかな体感のマッサージ効果を被施療者Uに提供できる。
第1給排気口12は、一対の基材11の内部(一対の基材11で形成される袋体の内部空間)と連通する。第1エアバッグ1は、第1給排気口12を介して給排気される。第2給排気口22は、一対の基材21の内部(一対の基材21で形成される袋体の内部空間)と連通する。第2エアバッグ2は、第2給排気口22を介して給排気される。
本実施形態では、第2エアバッグ2の給気速度は、第1エアバッグ1の給気速度よりも速い。すなわち、第2エアバッグ2の膨張速度は、第1エアバッグ1の膨張速度よりも速い。そのため、第1エアバッグ1及び第2エアバッグ2がともに膨張する際、第2エアバッグ2での給気が、第1エアバッグ1での給気よりも先に終了する。ここで、「ともに」とは、両者の膨張開始が同時であることを含む。但し、両者の膨張開始のタイミングが、本発明の主旨を逸脱しない程度のズレを有する場合を含む。これは、後述の収縮の場合も同様である。
また、第2エアバッグ2の排気速度は、第1エアバッグ1の排気速度よりも速い。すなわち、第2エアバッグ2の収縮速度は、第1エアバッグ1の収縮速度よりも速い。そのため、第1エアバッグ1及び第2エアバッグ2がともに収縮する際、第2エアバッグ2での排気が、第1エアバッグ1での排気よりも先に終了する。このように構成することで、第2エアバッグ2の収縮により、第1エアバッグ1が膨張した状態で施療部位から離れる。これにより、第1エアバッグ1が施療部位から離れるまでクッション性を保持するため、被施療者Uの体感の低下を防止することができる。また、第1エアバッグ1による押圧感が徐々に薄れていくので、第1エアバッグ1を施療部位に接触させる場合とは異なり、被施療者は、第1エアバッグ1の感触に違和感を覚えない。
なお、本実施形態では、第1エアバッグ1及び第2エアバッグ2は、同種のエアバッグである。但し、この例示は、第1エアバッグ1及び第2エアバッグ2が別種のエアバッグである構成を排除しない。たとえば、第2エアバッグ2は、第1エアバッグ1よりも硬質な材料で形成されてもよい。詳細には、図4に示すように、第2エアバッグ2は、基材21に代えて、中空の樹脂成型品23を有してもよい。樹脂成型品23は、たとえば、ポリエチレンなどの樹脂材料を用いて、ブロー成型により形成される。樹脂成型品23は、左右方向に伸縮可能な蛇腹部231を有する。蛇腹部231は、収縮時に折り畳まれ、給気されると階段状に配されて左右方向に膨張する。従って、第2エアバッグ2は、蛇腹部231の伸縮に応じて膨縮でき、第1エアバッグ1を施療部位に対して進退させることができる。
一般に、硬質のエアバッグの給排気性は、第1エアバッグ1のような軟質のエアバッグよりも良好になる。特に、空気Fを自然排出させる際、硬質のエアバッグの排気速度は速くなる。なお、自然排出とは、動力を用いることなく、内外の圧力差によって空気Fが排出されることを指す。そのため、硬質の第2エアバッグ2の収縮により、第1エアバッグ1は、施療部位に対して迅速に後退できる。従って、マッサージ機100は、施療部位に対して第1エアバッグ1を迅速に進退させて、第1エアバッグ1による施療部位の施療を素早く実施/解除できる。言い換えると、マッサージ機100は、施療部位に対する施療の応答速度を向上でき、特に、第1エアバッグ1の施療を迅速に解除できる。
また、第1エアバッグ1の第1給排気口12の内径は、第2エアバッグ2の第2給排気口22の内径よりも小さい。図5A~図5Cでは、たとえば第1給排気口12における第1エアバッグ1の内部側の口径は、第2給排気口22の内径よりも小さい。こうすれば、第1エアバッグ1及び第2エアバッグ2を同時に膨張させる際、給排気口12,22の内径の違いにより、第2エアバッグ2は、第1エアバッグ1よりも速く膨張する。また、第2エアバッグ2は、第1エアバッグ1よりも被施療者Uの施療部位から離れた位置にある。従って、第2エアバッグ2を第1エアバッグ1よりも速く膨張させることで、膨張中の第1エアバッグ1を左右方向の施療部位側に向けて迅速に移動させることができる。また、第1エアバッグ1の膨張を第2エアバッグ2よりも遅くすることで、施療部位に膨張中の第1エアバッグ1を柔軟に当接させることができる。一般に、膨張中(つまり最も膨張する前)のエアバッグの弾性は、最も膨張したエアバッグよりも高い。そのため、被施療者Uは、膨張中のエアバッグが当接する際、最も膨張したエアバッグが当接する場合よりも柔らかい体感を覚える。従って、マッサージ機100は、第1エアバッグ1で被施療者Uに柔らかな体感を与えつつ、迅速に施療を開始できる。なお、給排気口12,22が空気Fの流通方向に長さを有して内径が変化する場合は、第1給排気口12の最小の内径を第2給排気口22の最小の内径よりも小さくすればよい。
次に、図5A~図5Cに示すように、各々の側施療部1023の第1エアバッグ1及び第2エアバッグ2は、電磁弁4を介してポンプ1092と接続される。
たとえば、図5A及び図5Bでは、被施療者Uの左右方向の片側に配置される第1エアバッグ1の第1給排気経路411及び第2エアバッグ2の第2給排気経路412内の空気Fの流れ方向は、一の電磁弁4で切り替えられる。
電磁弁4は、3方向に空気Fの出入口を有する三方弁である。電磁弁4は、第1ポート41と、第2ポート42と、第3ポート43と、を有する。第1ポート41は、第1給排気経路411を介して第1エアバッグ1の第1給排気口12と接続される。さらに、第1ポート41は、第2給排気経路412を介して第2エアバッグ2の第2給排気口22と接続される。第2ポート42は、ポンプ1092と接続される。第3ポート43は、マッサージ機100の外部に開放される。電磁弁4は、制御部108の制御に応じて、第1,第2ポート41,42間の連通と第1,第3ポート41,43間の連通とのどちらかに切り替える。
たとえば、第1,第2ポート41,42間が連通すると、第1,第3ポート41,43間は遮断される。そのため、ポンプ1092から送出された空気Fは、電磁弁4を通じて第1エアバッグ1及び第2エアバッグ2に供給される。従って、第1エアバッグ1及び第2エアバッグ2は膨張する。第1エアバッグ1及び第2エアバッグ2が膨縮状態を維持する際、ポンプ1092が停止される。なお、ポンプ1092の停止とともに、第1,第2ポート41,42間が遮断されてもよい。
また、第1,第3ポート41,43間が連通すると、第1,第2ポート41,42間は遮断される。そのため、第1エアバッグ1及び第2エアバッグ2内の空気Fはそれぞれ、第1エアバッグ1及び第2エアバッグ2の内圧に応じて、電磁弁4を通じて外部に排出される。従って、第1エアバッグ1及び第2エアバッグ2は収縮する。
空気Fの流れ方向を一の電磁弁4で切り替えることにより、第1エアバッグ1及び第2エアバッグ2における給排気を簡易な構成で制御できる。また、第1エアバッグ1及び第2エアバッグ2に取り付ける電磁弁4の数を少なくできるので、マッサージ機100の製造コスト及び製造工程数を低減できる。
好ましくは図5Aに示すように、マッサージ機100の側施療部1023は、急速排気弁5を有する。急速排気弁5は、第1エアバッグ1の第1給排気経路411に配置され、第1エアバッグ1の排気速度を向上させる。つまり、急速排気弁5は、第1給排気口12から排気される空気Fの一部を直接に外部へ排気できる。こうすれば、第1エアバッグ1の排気速度を向上できる。従って、第1エアバッグ1の膨縮の周期を短くでき、各周期での排気量を向上できる。また、第1エアバッグ1の収縮速度を第2エアバッグ2の収縮速度に近付けることができる。或いは、第1エアバッグ1の収縮を第2エアバッグ2よりも先に完了させることができる。従って、たとえば施療終了時に、第2エアバッグ2とともに第1エアバッグ1を直ちに収縮できる。
図6A及び図6Bは、急速排気弁5の構成例を示す。図6Aは、給気時における急速排気弁5の状態を示す断面図である。図6Bは、排気時における急速排気弁5の状態を示す断面図である。なお、図6A及び図6Bは、図5Aの一点鎖線VIを含む平行な仮想の平面で切断した断面構造を示す。なお、仮想の平面は、急速排気弁5内における第1給排気口12及び第1給排気経路411間での空気Fの流通方向と平行である。
急速排気弁5は、シリンダ部51と、接続部52,53と、可動蓋部54と、を有する。
シリンダ部51は、円柱形状の中空部材であり、空気Fの流通方向と平行な中心軸50から径方向に広がる。シリンダ部51は、孔部511を有する。孔部511は、シリンダ部51の第1給排気口12側の端部に配置された貫通孔であり、シリンダ部51の内外を繋ぐ。孔部511は、単数であってもよいし、周方向に並ぶ複数であってもよい。
接続部52は、筒状であり、シリンダ部51の第1給排気口12側の端面から中心軸50に沿って延びる。接続部52は、第1給排気口12に接続される。接続部52の内部は、シリンダ部51の内部空間に繋がるとともに、第1給排気口12の内部を介して第1エアバッグ1の内部空間に繋がる。
接続部53は、筒状であり、シリンダ部51の第1給排気経路411側の端面から中心軸50に沿って延びる。接続部53は、第1給排気経路411に接続される。接続部53の内部は、シリンダ部51の内部空間に繋がるとともに、第1給排気経路411の内部を介して電磁弁4の第1ポート41に繋がる。
可動蓋部54は、円板形状であり、空気Fの流通方向と平行な中心軸50を基準とする径方向に広がる。可動蓋部54は、シリンダ部51の内部に配置され、中心軸50と平行な軸方向に移動可能である。シリンダ部51の中央には、開口541が形成される。開口541は、シリンダ部51の内部空間のうちの第1給排気口12側と第1給排気経路411側とを繋ぐ。
たとえば、第1エアバッグ1が給気により膨張する際、空気Fは、第1給排気経路411から第1給排気口12に向かって流れる。この際、図5Aに示すように、可動蓋部54の第1給排気経路411側の端面が空気Fに押されることにより、可動蓋部54は、軸方向の第1給排気口12側に移動する。ここで、孔部511は、開口541の外縁部よりも径方向外方に配置される。従って、この際、可動蓋部54は、孔部511を塞ぐ。つまり、空気Fは、孔部511を介してシリンダ部51の内部から外部に流通不能となる。従って、空気Fは、開口541を通じて第1給排気経路411から第1給排気口12に向かって流れ、第1エアバッグ1に給気される。
一方、第1エアバッグ1が排気により収縮する際、空気Fは、第1給排気口12から第1給排気経路411に向かって流れる。この際、図5Bに示すように、可動蓋部54の第1給排気口12側の端面が空気Fに押されることにより、可動蓋部54は、軸方向の第1給排気経路411側に移動する。そのため、孔部511が開放される。つまり、空気Fは、孔部511を介してシリンダ部51の内部から外部に流通可能となる。従って、第1エアバッグ1から排気される空気Fは、第1給排気経路411のほか、孔部511を通じてシリンダ部51の外部により多く排気される。従って、第1エアバッグ1の排気速度を向上できるので、第1エアバッグ1は迅速に収縮できる。
次に、側施療部1023におけるエアバッグ1,2の他の接続例を説明する。たとえば、図5Bに示すように、マッサージ機100の側施療部1023は、排気弁6をさらに有してもよい。第1エアバッグ1には、第1給排気口12とは別に、排気口13が配置される。排気弁6は、排気口13を開閉し、つまり、排気口13における空気Fの流通の可否を切り替える。排気弁6は、制御部108により制御される。このように構成しても、図5Aと同様に、第1エアバッグ1の排気速度を向上できる。また、第1エアバッグ1の収縮速度を第2エアバッグ2の収縮速度に近付けることができる。或いは、第1エアバッグ1の収縮を第2エアバッグ2よりも先に完了させることができる。
なお、上述の例示は、少なくともどちらかの側施療部1023において、第1エアバッグ1及び第2エアバッグ2の給排気が異なる電磁弁4で開閉される構成を排除しない。たとえば、図5Cのように、第1エアバッグ1の第1給排気口12には、異なる電磁弁4aが接続されてもよい。また、第2エアバッグ2の第2給排気口22には、電磁弁4aとは異なる電磁弁4bが接続されてもよい。
また、上述の例示は、少なくともどちらかの側施療部1023において、第1エアバッグ1及び第2エアバッグ2に給気される空気が異なるポンプ1092から供給される構成を排除しない。たとえば、図5Cのように、第1エアバッグ1には、ポンプ1092aから送出される空気Fが供給されてもよい。また、第2エアバッグ2の第2給排気口22には、ポンプ1092aとは異なるポンプ1092bから送出される空気Fが供給されてもよい。
また、電磁弁4は、三方弁でなくてもよい。たとえば、少なくともどちらかの側施療部1023において、第1エアバッグ1は、複数の第1給排気口12を有してもよい。この際、一部の第1給排気口12及びポンプ1092間の連通/遮断を切替可能に接続する電磁弁4は、他の一部の第1給排気口12及び外部間の連通/遮断を切替可能に接続する電磁弁4とは異なっていてもよい。また、第2エアバッグ2は、複数の第2給排気口22を有してもよい。この際、一部の第2給排気口22及びポンプ1092間の連通/遮断を切替可能に接続する電磁弁4は、他の一部の第2給排気口22及び外部間の連通/遮断を切替可能に接続する電磁弁4とは異なっていてもよい。
また、好ましくは、第1エアバッグ1の最大容積は、第2エアバッグ2の最大容積よりも小さい。なお、「最大容積」は、最も膨張した状態のエアバッグ内部の容積を指す。こうすれば、第1エアバッグ1の膨張速度及び収縮速度を第2エアバッグ2の膨張速度及び収縮速度よりも遅くすることができる。これは、エアバッグは最大容積が大きいほど給排気され易いためである。従って、第1エアバッグ1の膨張が完了する前に、第2エアバッグ2の膨張により第1エアバッグ1を施療部位に当接させることができる。但し、この例示は、第1エアバッグ1の最大容積が第2エアバッグ2の最大容積以上である構成を排除しない。
たとえば、被施療者Uが不在の状態において、最も膨張した状態の第2エアバッグ2は、最も膨張した状態の第1エアバッグ1よりも左右方向に厚い。ここでの「左右方向」は、図3Aなどに示すように、重なる一対の基材11の外縁部が熱溶着された袋体の厚さ方向を指す。この厚さ方向は、図3A~図4において一対の基材11が重なる方向であり、図4の第2エアバッグ2では蛇腹部231の伸縮方向と平行である。なお、以下では、左右方向において最も膨張した状態の第1エアバッグ1,第2エアバッグ2の厚さを単に「厚さ」と呼ぶことがある。エアバッグでは、厚さが大きいほど給排気され易い。従って、上述のように構成すれば、第2エアバッグ2は、迅速に膨縮できる。また、第2エアバッグ2の膨張に伴って進退する第1エアバッグ1の移動距離を長くできる。従って、マッサージ機100は、被施療者Uの体格が小柄であっても、施療部位に対して第1エアバッグ1を迅速かつ十分に当てて、施療を実施できる。ただし、この例示は、被施療者Uが不在の状態において最も膨張した状態の第2エアバッグ2が、最も膨張した状態の第1エアバッグ1よりも左右方向に厚くない構成を排除しない。
また、左右方向に垂直な面に投影して第2エアバッグ2の面積が第1エアバッグ1の面積よりも大きくしてもよい。なお、以下では、左右方向に垂直な面に投影した面積を「投影面積」と呼ぶことがある。このように構成すれば、第2エアバッグ2の排気速度を第1エアバッグ1の排気速度よりも速くできる。これにより、第1エアバッグ1が施療部位から離れるまでのクッション性を保持しつつ、第2エアバッグ2の収縮により、第1エアバッグ1を施療部位から迅速に離すことができる。また、第2エアバッグ2の給気速度を第1エアバッグ1の給気速度よりも速くできる。
但し、この例示に限定されず、左右方向に垂直な面に投影して第1エアバッグ1の面積が第2エアバッグ2の面積以上であってもよい。このように構成すれば、第1エアバッグ1によって施療部位を広範囲に施療できる。
なお、第2エアバッグ2の膨張速度及び収縮速度を第1エアバッグ1よりも大きくするため、好ましくは、厚さ及び投影面積の少なくともどちらかにおいて、第2エアバッグ2は、第1エアバッグ1よりも大きくされる。
<2.第2実施形態>
次に、第2実施形態を説明する。第2実施形態では、被施療者Uの大腿部Utを施療する側施療部1011が、座部101側に配置される。なお、「大腿部Ut」は、被施療者Uの股関節から膝までの部分を指す。側施療部1011は、被施療者Uの左右一対の大腿部Utの左右方向の両側にそれぞれ配置される。以下では、第2実施形態について、第1実施形態と異なる構成について説明する。また、第1実施形態と同様の構成部には同じ符号を付し、その説明を省略することがある。
図7は、第2実施形態に係るマッサージ機100の構成例を示す外観図である。図8Aは、第2実施形態に係る側施療部1011の構成例を示す概略的な断面図であり、右側の側施療部1011を示している。図8Bは、第2実施形態に係る側施療部1011のエアバッグ1,2の膨張した状態を示す概略的な断面図である。
なお、図8A及び図8Bは、図7の一点鎖線VIIIを含み且つ前後方向と垂直な仮想の平面で切断した側施療部1011を前側から見た断面構造を示す。そのため、図8A及び図8Bにおける左方及び右方の図示は、他の側施療部の断面図(たとえば図3A及び図3B、図4、図10A及び図10B)とは逆になっていることに注意されたい。また、被施療者Uの左側に配置された側施療部1011の構成は、図8A及び図8Bの構成と左右対称であって、これ以外は同じである。
第2実施形態では、側施療部1011のフレーム3は、座部101の左右方向の両側にそれぞれ立設される。フレーム3は、座部101の上面よりも上側に延びる。なお、側施療部1011の表面は、伸縮可能な布(図示省略)により覆われている。
図7~図8Bでは、フレーム3は、座部101の左右方向端部から上側に延びる。本実施形態では、フレーム3は、肘掛け部105の内壁1051である。内壁1051は、肘掛け部105の座部101側に配置される板状の部材である。側施療部1011の第1エアバッグ1及び第2エアバッグ2は、左右方向におけるフレーム3の被施療者U側に配置される。つまり、両者は、内壁1051の被施療者U側の側面に配置される。第1エアバッグ1は、膨縮により被施療者Uの大腿部Utを施療する。すなわち、マッサージ機100は、第1エアバッグ1の膨縮により、被施療者Uの大腿部Utを左右方向から施療できる。
なお、図7~図8Bの例示に限定されず、フレーム3は、内壁1051とは別の部材であってもよい。たとえば、フレーム3は、座部101の左右方向の両端部から上側に延びる部材であってもよい。また、フレーム3は、枠体であってもよい。
図8A及び図8Bでは、第2エアバッグ2の下端部は、第1エアバッグ1の下端部とともに、内壁1051(つまりフレーム3)に固定される。第1エアバッグ1及び第2エアバッグ2の上端部はそれぞれ、自由端であり、下端部を中心に回動可能である。このように構成すれば、第1エアバッグ1は、第2エアバッグ2とともに第2エアバッグ2の下端部を中心に回動できる。そのため、マッサージ機100は、第1エアバッグ1で施療部位を座部101に向かって若干に押しながら施療できる。従って、マッサージ機100は、座部101及び第1エアバッグ1で挟んだような状態で施療部位を安定に且つ十分な強さで施療できる。
つまり、図8Bに示すように、第2エアバッグ2が膨張して回動する際、被施療者Uの接地面1010と第1エアバッグ1との間に被施療者Uが挟まれる。なお、接地面1010は、図8Bでは座部101の上面である。これにより、膨張する第1エアバッグ1が施療部位を逃がさないように回動する。従って、マッサージ機100は、施療部位を安定に且つ十分な強さで施療できる。
但し、図8A及び図8Bの例示は、第2実施形態において、第1エアバッグ1の上端部がフレーム3に固定される構成を排除しないし、第2エアバッグ2の上端部がフレーム3に固定される構成を排除しない。
<3.第3実施形態>
次に、第3実施形態を説明する。第3実施形態では、被施療者Uの下腿部Ulを施療する側施療部1066が、オットマン106に配置される。なお、「下腿部Ul」は、被施療者Uの脚部のうちの膝下から踝までの部分を指す。側施療部1066は、被施療者Uの各々の下腿部Ulの左右方向の両側にそれぞれ配置される。以下では、第3実施形態について、第1及び第2実施形態と異なる構成を説明する。また、第1及び第2実施形態と同様の構成部には同じ符号を付し、その説明を省略することがある。
図9は、第3実施形態に係る椅子式マッサージ機100の構成例を示す外観図である。図10Aは、第3実施形態に係る側施療部1066の構成例を示す概略的な断面図であり、被施療者Uの右脚の右側の側施療部1066を示している。図10Bは、第3実施形態に係る側施療部1066のエアバッグ1,2の膨張した状態を示す概略的な断面図である。
なお、図10A及び図10Bは、図9の一点鎖線Xを含み且つ後壁部1062の上下方向と垂直な仮想の平面で切断した側施療部1066を上側から見た断面構造を示す。被施療者Uの左脚の下腿部Ulの右側に配置された側施療部1066の構成も、図10A及び図10Bの構成と同様である。被施療者Uの各々の下腿部Ulの左側に配置された側施療部1066の構成は、図10A及び図10Bの構成と左右対称であって、これ以外は同じである。
図9に示すように、オットマン106は、足支持部1061と、後壁部1062と、左右一対の側壁部1063と、中壁部1064と、を備える。足支持部1061は、被施療者Uの足部を支持する。後壁部1062は、足支持部1061の後端部から上側に延び、左右方向に広がる。側壁部1063は、後壁部1062の左端部及び右端部から前側に延び、上下方向に広がる。中壁部1064は、後壁部1062の中央部から前側に延び、上下方向に広がる。
着座する被施療者Uの各々の下腿部Ulは、後壁部1062、側壁部1063、及び中壁部1064で囲まれる凹部1065に収容される。後壁部1062は、着座する被施療者Uの下腿部Ulよりも後側に配置される。側壁部1063は、着座する被施療者Uの左右一対の下腿部Ulに対して左右方向の両側に配置される。中壁部1064は、左右方向において、着座する被施療者Uの左右一対の下腿部Ul間に配置される。
第3実施形態では、側施療部1066のフレーム3、第1エアバッグ1、及び第2エアバッグ2は、オットマン106に配置される。なお、側施療部1066の表面は、伸縮可能な布(図示省略)により覆われている。
フレーム3は、枠体である。但し、この例示に限定されず、少なくとも1つの側施療部1066において、フレーム3は板状であってもよい。
図10A及び図10Bでは、被施療者Uの右脚の下腿部Ulの右側に配置される側施療部1066のフレーム3が、右側の側壁部1063の内部に立設される。なお、被施療者Uの右脚の下腿部Ulよりも左側、及び、左脚の下腿部Ulの右側に配置される側施療部1066のフレーム3はそれぞれ、中壁部1064の内部に立設される。被施療者Uの左脚の下腿部Ulの左側に配置される側施療部1066のフレーム3は、左側の側壁部1063の内部に立設される。これらの側施療部1066のフレーム3は、同じ部材であってもよいし、異なる部材であってもよい。
側施療部1066の第1エアバッグ1及び第2エアバッグ2は、オットマン106に配置され、詳細にはフレーム3の被施療者Uの下腿部Ul側に配置される。第1エアバッグ1は、膨縮により被施療者Uの下腿部Ulを施療する。マッサージ機100は、第1エアバッグ1の膨縮により、被施療者Uの下腿部Ulを左右方向から施療できる。
また、図10A及び図10Bでは、第2エアバッグ2の後端部は、第1エアバッグ1の後端部とともに、フレーム3に固定される。第1エアバッグ1及び第2エアバッグ2の前端部はそれぞれ、自由端であり、後端部を中心に回動可能である。このように構成すれば、第1エアバッグ1は、第2エアバッグ2とともに第2エアバッグ2の後端部を中心に回動できる。そのため、マッサージ機100は、第1エアバッグ1で施療部位を後壁部1062に向かって若干に押しながら施療できる。従って、マッサージ機100は、後壁部1062及び第1エアバッグ1で挟んだような状態で施療部位を安定に且つ十分な強さで施療できる。
つまり、図10Bに示すように、第2エアバッグ2が膨張して回動する際、被施療者Uの接地面1060と第1エアバッグ1との間に被施療者Uが挟まれる。なお、接地面1060は、図10Bでは後壁部1062の前面である。これにより、膨張する第1エアバッグ1が施療部位を逃がさないように回動するので、マッサージ機100は、施療部位を安定に且つ十分な強さで施療できる。
但し、図10A及び図10Bの例示は、第3実施形態において、第1エアバッグ1の前端部がフレーム3に固定される構成を排除しないし、第2エアバッグ2の前端部がフレーム3に固定される構成を排除しない。
また、第3実施形態では、側施療部1066は、椅子式マッサージ機100に搭載される。但し、この例示に限定されず、側施療部1066は、被施療者Uの脚部を施療する脚用マッサージ機に搭載されてもよい。
<4.備考>
上記実施形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきであり、本発明の技術的範囲は、上記実施形態の説明ではなく、特許請求の範囲によって示されるものであり、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内に属する全ての変更が含まれると理解されるべきである。
たとえば、上述の第1~第3実施形態では、第1エアバッグ1及び第2エアバッグ2は、被施療者Uの施療部位と左右方向に並ぶ。これにより、マッサージ機100は、第1エアバッグ1で被施療者Uの左右方向における側部などを施療できる。但し、この例示に限定されず、第1エアバッグ1及び第2エアバッグ2は、被施療者Uの施療部位と前後方向又は上下方向に並んでもよい。
たとえば、第1エアバッグ1、第2エアバッグ2(、及びフレーム3)を有する側施療部は、肘掛け部105に配置され、被施療者Uの腕部(たとえば前腕部、手)を施療してもよい。この際、第1エアバッグ1及び第2エアバッグ2が、腕部と左右方向又は上下方向に並べて配置されてもよい。左右方向に並ぶことで、第1エアバッグ1と肘掛け部105の接地面との間に腕部を挟んで、腕部の左右方向における側部などを施療できる。
また、上述の側施療部を腕部よりも上方に配置して第1エアバッグ1及び第2エアバッグ2などを上下方向に並べもよい。こうすれば、上下方向に腕部を挟んで施療できる。
また、上述の側施療部を被施療者Uの手よりも前方に配置して第1エアバッグ1及び第2エアバッグ2などを前後方向に並べてもよい。こうすれば、第1エアバッグ1と肘掛け部105の接地面との間に手を挟んで、手を施療できる。
また、上述の側施療部を背凭れ部102の上端部に配置し、被施療者Uの肩部と上下方向に並べてもよい。こうすれば、第1エアバッグ1で肩部を上方から施療できる。さらに、第1エアバッグ1と肘掛け部105の接地面1020との間に肩部を挟んで施療できる。
また、上述の側施療部をオットマン106の前端部に配置し、被施療者Uの足部と前後方向に並べてもよい。こうすれば、オットマン106において被施療者Uの足裏が接する面と第1エアバッグ1との間に足部を挟んで施療できる。
また、上述の第1~第3実施形態では、第1エアバッグ1、第2エアバッグ2(、及びフレーム3)を有する側施療部は、椅子式マッサージ機100に搭載される。但し、この例示は、該側施療部が椅子式マッサージ機100以外のマッサージ装置に搭載される構成を排除しない。たとえば、該側施療部は、被施療者Uの手を施療するハンドマッサージャーに搭載されてもよいし、被施療者Uの手を施療するハンドマッサージャーに搭載されてもよいし、下腿部及び足部の少なくともどちらかを施療するフットマッサージャーに搭載されてもよい。
<5.まとめ>
以下では、これまでに説明した種々の実施形態について総括的に述べる。
たとえば本明細書に開示されているマッサージ機は、
膨縮により被施療者の施療部位を施療する第1エアバッグと、
前記第1エアバッグを挟んで前記施療部位とは反対側に配置され、膨張により前記第1エアバッグを前記施療部位に向けて移動させる第2エアバッグと、
を備え、
前記第1エアバッグの第1給排気口の内径は、前記第2エアバッグの第2給排気口の内径よりも小さい構成(第1の構成)とされる。
また、上述の第1の構成のマッサージ機は、
前記第2エアバッグは、前記第1エアバッグを挟んで被施療者の前記施療部位と左右方向に並ぶ構成(第2の構成)とされてもよい。
また、上述の第1又は第2の構成のマッサージ機は、
前記第1エアバッグの最大容積は、前記第2エアバッグの最大容積よりも小さい構成(第3の構成)とされてもよい。
上述の第1から第3のいずれかの構成のマッサージ機は、
前記第1エアバッグの外縁部の一部は、前記第2エアバッグに連結され、
前記第1エアバッグは、前記第2エアバッグとの連結箇所を中心にして、回動可能である構成(第4の構成)とされてもよい。
上述の第1~第4のいずれかの構成のマッサージ機は、
前記被施療者の胴部を支持する背凭れ部と、
前記背凭れ部の左右方向端部から前側に延びるフレームと、
をさらに有し、
前記第1エアバッグ及び前記第2エアバッグは、左右方向における前記フレームの前記被施療者側に配置され、
前記第1エアバッグは、膨縮により前記被施療者の肩部又は腰部を施療する構成(第5の構成)とされてもよい。
上述の第1~第4のいずれかの構成のマッサージ機は、
前記被施療者の大腿部を支持する座部と、
前記座部の左右方向端部から上側に延びるフレームと、
をさらに備え、
前記第1エアバッグ及び前記第2エアバッグは、左右方向における前記フレームの前記被施療者側に配置され、
前記第1エアバッグは、膨縮により前記被施療者の大腿部を施療する構成(第6の構成)とされてもよい。
上述の第1~第4のいずれかの構成のマッサージ機は、
前記被施療者の下腿部を収容するオットマンをさらに備え、
前記第1エアバッグ及び前記第2エアバッグは、前記オットマンに配置され、
前記第1エアバッグは、膨縮により前記下腿部を施療する構成(第7の構成)とされてもよい。
上述の第1~第7のいずれかの構成のマッサージ機は、
前記第1エアバッグの排気速度を向上させる急速排気弁をさらに備え、
前記急速排気弁は、前記第1エアバッグの給排気経路に配置される構成(第8の構成)とされてもよい。
上述の第1~第8のいずれかの構成のマッサージ機は、
前記第1給排気口とは別に前記第1エアバッグに配置される排気口を開閉する排気弁をさらに備える構成(第9の構成)とされてもよい。
100 (椅子式)マッサージ機
101 座部
1010 接地面
1011 側施療部
102 背凭れ部
1020 接地面
1021 施療ユニット
1022 ガイド部
1023 側施療部
104 ベース部
105 肘掛け部
1051 内壁部
106 オットマン
1060 接地面
1061 足支持部
1062 後壁部
1063 側壁部
1064 中壁部
1065 凹部
1066 側施療部
1071 操作部
1072 記憶部
108 制御部
1091 アクチュエータ群
1092,1092a,1092b ポンプ
1093 電磁弁群
1 第1エアバッグ
11 基材
12 第1給排口
13 排気口
2 第2エアバッグ
21 基材
22 第2給排口
23 樹脂成型品
231 蛇腹部
3 フレーム
4,4a,4b 電磁弁
41 第1ポート
411 第1給排気経路
412 第2給排気経路
42 第2ポート
43 第3ポート
5 急速排気弁
51 シリンダ部
511 孔部
52 接続部
53 接続部
54 移動蓋部
541 開口
6 排気弁
F 空気
U 被施療者
Us 肩部
Ut 大腿部
Ul 下腿部

Claims (9)

  1. 膨縮により被施療者の施療部位を施療する第1エアバッグと、
    前記第1エアバッグを挟んで前記施療部位とは反対側に配置され、膨張により前記第1エアバッグを前記施療部位に向けて移動させる第2エアバッグと、
    を備え、
    前記第1エアバッグの第1給排気口の内径は、前記第2エアバッグの第2給排気口の内径よりも小さい、マッサージ機。
  2. 前記第2エアバッグは、前記第1エアバッグを挟んで被施療者の前記施療部位と左右方向に並ぶ、請求項1に記載のマッサージ機。
  3. 前記第1エアバッグの最大容積は、前記第2エアバッグの最大容積よりも小さい、請求項1に記載のマッサージ機。
  4. 前記第1エアバッグの外縁部の一部は、前記第2エアバッグに連結され、
    前記第1エアバッグは、前記第2エアバッグとの連結箇所を中心にして、回動可能である、請求項1に記載のマッサージ機。
  5. 前記被施療者の胴部を支持する背凭れ部と、
    前記背凭れ部の左右方向端部から前側に延びるフレームと、
    をさらに有し、
    前記第1エアバッグ及び前記第2エアバッグは、左右方向における前記フレームの前記被施療者側に配置され、
    前記第1エアバッグは、膨縮により前記被施療者の肩部又は腰部を施療する、請求項1に記載のマッサージ機。
  6. 前記被施療者の大腿部を支持する座部と、
    前記座部の左右方向端部から上側に延びるフレームと、
    をさらに備え、
    前記第1エアバッグ及び前記第2エアバッグは、左右方向における前記フレームの前記被施療者側に配置され、
    前記第1エアバッグは、膨縮により前記被施療者の大腿部を施療する、請求項1に記載のマッサージ機。
  7. 前記被施療者の下腿部を収容するオットマンをさらに備え、
    前記第1エアバッグ及び前記第2エアバッグは、前記オットマンに配置され、
    前記第1エアバッグは、膨縮により前記下腿部を施療する、請求項1に記載のマッサージ機。
  8. 前記第1エアバッグの排気速度を向上させる急速排気弁をさらに備え、
    前記急速排気弁は、前記第1エアバッグの給排気経路に配置される、請求項1~請求項7のいずれかに記載のマッサージ機。
  9. 前記第1給排気口とは別に前記第1エアバッグに配置される排気口を開閉する排気弁をさらに備える、請求項1に記載のマッサージ機。
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